JP7193843B2 - 土木機械のロッド交換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、掘削を行う掘削装置のボーリングロッド、地盤改良機のロッド等のための土木機械のロッド交換装置に関する。更に詳しくは、自動運転等での掘削作業時に、掘削ヘッドから単位ロッドの回収や接続を確実に行うことができる土木機械のロッド交換装置に関する。
ボーリングロッドは、掘削長さが深くなると、単位ロッドを順次ねじ込んで継ぎ足す締結作業を行う、逆に単位ロッドを回収するとき、単位ロッドを逆転させてねじを切り離すねじ切りという作業を行う。これらのねじ込み作業、ねじ切り作業では、単位ロッドを回転駆動する必要があるが、この回転駆動は掘削作業のための駆動装置である掘削ヘッドで行われる。一方、ボーリング等の掘削作業には熟練度が求められるが、作業員の高齢化・後継者不足が問題になっており、近年これらの作業を自動的に行う自動掘削制御装置が導入されている。しかしながら、ねじ込み作業、ねじ切り作業は、熟練した作業員が目視で作業の開始、完了を判断している。
掘削装置の手動式のロッドチェンジャーにおいて、単位ロッド交換のために、筒状のホルダーを揺動可能に設け、これに単位ロッドを挿入して縦方向に保持した状態で、掘削ヘッドも揺動自在に設け、単位ロッドと掘削ヘッドの軸心を一致させて、単位ロッドの継ぎ足し、又は回収作業を行うものが提案されている(特許文献1)。他方、さく孔機にロッド交換装置を別途配置して、単位ロッドの継ぎ足しや回収作業を行うロッド交換装置も提案されている(特許文献2)。これはロッド交換を行うとき、ロッド交換装置で単位ロッドを固定した状態で、さく孔機の回転駆動装置であるドリフタで回転駆動させて、単位ロッドの継ぎ足しや回収作業を行うものである。
特開2005-48475号公報 特開2009-185578号公報
特許文献1に記載されたロッドチェンジャーは、掘削ヘッドを傾けるために特別な揺動機構が必要となる。手動式のために、ねじ込み作業、ねじ切り作業は、熟練した作業員が目視で作業の開始、完了を判断しているが、近年は熟練作業者の確保が困難である。また、特許文献2に記載されたように、掘削ヘッドの駆動モータで単位ロッドの継ぎ足し、又は回収作業を行う場合、ねじ込み、ねじ切りの完了位置を掘削ヘッド自体の移動距離で計測する必要がある。このために、ロッド交換装置に把持されている単位ロッドのみが移動する、又はロッド交換装置と単位ロッドが共に移動して、ねじ込み、ねじ切りが完了していないにも拘らず、ねじ切り又はねじ込み完了の判断を行う誤動作が発生する。
本発明は、以上の課題を解決するために以下の目的を達成するものである。
本発明の目的は、ロッド交換装置側に単位ロッドを回転駆動する駆動ローラを別途設置し、単位ロッドの軸線方向の上下動を検知することにより、確実にねじ込み、ねじ切りの完了の判定ができるようにした土木機械のロッド交換装置を提供するものである。
本発明は、前記課題を解決するために、次の手段を採る。
即ち、本発明1の土木機械のロッド交換装置は、地盤掘削、地盤改良を行うために複数個の単位ロッドをねじによる締結により、相互に連結して使用されるロッドを回転駆動する掘削ヘッドを有した土木機械に
前記掘削ヘッドの回転出力軸に、前記単位ロッドを前記ねじの締結、又はねじ切りにより着脱するためのロッド交換装置を備えた土木機械のロッド交換装置において、
前記ロッド交換装置に搭載され、出力軸に駆動ローラを有し、前記単位ロッドの軸線と前記掘削ヘッドの前記回転出力軸の軸線が一致する位置で、前記駆動ローラが前記単位ロッドの外周面に摩擦接触して、前記単位ロッドを回転駆動するロッド回転駆動手段を有し、
前記ロッド交換装置は、
前記ロッド交換装置の本体と、
前記本体に、退避位置と前記単位ロッドの軸線と前記回転出力軸の軸線が一致する交換位置の間を揺動可能に軸支された揺動本体と、
前記揺動本体を前記退避位置と前記交換位置の間を揺動させるための揺動本体駆動手段とからなり、
前記ロッド回転駆動手段は、前記揺動本体に配置されており、
前記揺動本体に配置され、鉛直方向に配置された前記単位ロッドの下端を回転自在に支持するロッドホルダーと、
前記ロッドホルダーに連結された流体圧で駆動される流体圧シリンダーのピストンロッドとからなることを特徴とする。
本発明2の土木機械のロッド交換装置は、本発明1において、前記ロッド回転駆動手段の前記駆動ローラの軸線と、前記掘削ヘッドの前記回転出力軸の軸線とが成す角度が調整可能であることを特徴とする。
本発明の土木機械のロッド交換装置は、単位ロッドを回転駆動する駆動ローラを設置し、回転出力軸から着脱された単位ロッドの軸線方向の上下動を検知するため、ねじ込み、ねじ切りの完了の判定が確実に出来るようになった。
図1は、本発明の実施の形態のロッド交換装置を備えた掘削装置の要部の斜視図である。 図2は、図1のロッド交換装置の揺動本体が退避位置に揺動した状態を示す正面図である。 図3は、図1のロッド交換装置の揺動本体が交換位置に揺動した状態を示す正面図である。 図4は、図1のロッド回転駆動手段の要部を示す拡大斜視図である。 図5は、図4のロッド回転駆動手段の駆動ローラと把持ローラで単位ロッドを把持した状態を示す正面図である。 図6は、図4のロッド回転駆動手段の駆動ローラと把持ローラが単位ロッドの把持を解除した状態を示す正面図である。 図7は、図1のロッドホルダーに連結されたロッドホルダー用油圧シリンダーの油圧回路図である。 図8は、本発明の実施の形態のロッド交換装置の単位ロッド交換動作を示す説明図であり、ロッド交換装置の揺動本体が退避位置に揺動した状態を示す。 図9は、図8の後工程を示す説明図であり、ロッド交換装置の揺動本体が交換位置に揺動した状態を示す。 図10は、図9の後工程を示す説明図であり、掘削ヘッドの回転出力軸から単位ロッドが切り離されてロッドホルダーが下降した状態を示す。 図11は、図10の後工程を示す説明図であり、ロッド交換装置の揺動本体が退避位置に揺動した状態を示す。 図12は、図11の後工程を示す説明図であり、ピストンロッドが下降して単位ロッドがロッド交換装置から取り外し可能な位置に下降した状態を示す。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態のロッド交換装置を備えた掘削装置の要部の斜視図、図2は図1のロッド交換装置の揺動本体が退避位置に揺動した状態を示す正面図、図3は図1のロッド交換装置の揺動本体が交換位置に揺動した状態を示す正面図である。図1から図3に示すように、本発明の実施の形態の掘削装置1の鉛直に立設された柱状のフレーム11には、掘削ヘッド12が上下方向に移動可能に取り付けられ、掘削ヘッド12の下端には回転駆動される回転出力軸13が取り付けられている。回転出力軸13には単位ロッド14上端の雄ねじ(右ねじ)141がねじ込まれて固定される。回転出力軸13に固定された単位ロッド14下端の雌ねじ(図示せず)には、複数個の単位ロッド14をねじによる締結により相互に連結し、最下端の単位ロッド14の先端に取り付けられたビットで地盤を掘削する。
フレーム11の右側面には、掘削ヘッド12の回転出力軸13に、単位ロッド14を着脱するためのロッド交換装置2が取り付けられている。ロッド交換装置2は、その本体21がフレーム11の右側面に固定されている。本体21には鉛直方向に延びる揺動中心軸22が取り付けられ、この揺動中心軸22に水平面内で揺動可能に揺動本体3が軸支されている。揺動本体3は、揺動用油圧モータ(揺動本体駆動手段)31によって、図1、図2の退避位置と図3の交換位置の間で揺動する。揺動本体3は、上揺動本体32、下揺動本体33、連結板34で構成されている。上揺動本体32は揺動中心軸22の上部に軸支され、下揺動本体33は揺動中心軸22の下部に軸支され、連結板34は鉛直方向に延びて、上揺動本体32と下揺動本体33を連結している。
上揺動本体32には単位ロッド14を回転駆動するためのロッド回転駆動手段4の枠体41が固定されている。図4は図1のロッド回転駆動手段4の要部を示す拡大斜視図、図5は図4のロッド回転駆動手段4の駆動ローラと把持ローラで単位ロッド14を把持した状態を示す正面図、図6は図4のロッド回転駆動手段4の駆動ローラと把持ローラが単位ロッド14の把持を解除した状態を示す正面図である。図4から図6に示すように、ローラ駆動用油圧モータ42の出力軸には円筒形の駆動ローラ43が取り付けられ、この駆動ローラ43が単位ロッド14の外周面に摩擦接触して、単位ロッド14を回転駆動する。ねじ軸44を調節して、駆動ローラ43の軸線と単位ロッド14の軸線とが成す角度が調整可能である。駆動ローラ43の軸線と単位ロッド14の軸線とが成す角度(図3の角度β)は、単位ロッド14に形成された雄ねじ141のリード角と同一に設定する。駆動ローラ43の軸線と単位ロッド14の軸線とが成す角度βを雄ねじ141のリード角よりも大きく設定すれば、単位ロッド14は上方向または下方向により早い速度で移動するため、単位ロッド14の交換時間を短縮できるため、好ましい。
駆動ローラ43に対向した位置に、把持ローラ45、45が取り付けられている。把持ローラ45、45はローラ支持板451に回転可能に軸支され、ローラ支持板451はレバー46の一端にピン452で連結されている。レバー46は枠体41にピン461で揺動可能に軸支され、レバー46の他端が把持用油圧シリンダー47のピストンロッド471に連結されている。レバー46とローラ支持板451との間には、圧縮コイルばね462、462が挿入され、把持ローラ45、45が単位ロッド14を把持する方向に常時付勢している。把持用油圧シリンダー47のピストンロッド471を前進させると、レバー46が時計方向に揺動し、図5に示すように、駆動ローラ43と把持ローラ45、45で単位ロッド14を把持し、単位ロッド14を回転駆動することが可能になる。把持用油圧シリンダー47のピストンロッド471を後退させると、レバー46が反時計方向に揺動し、図6に示すように、駆動ローラ43と把持ローラ45、45が単位ロッド14の把持を解除する。
図1から図3に示すように、連結板34には、単位ロッド14の下端を回転自在に支持する円筒状のロッドホルダー5が鉛直方向に移動可能に支持されている。ロッドホルダー5の側面には鉛直方向に延びる案内板51が固定され、この案内板51が連結板34に案内されて鉛直方向に移動する。下揺動本体33、連結板34の下端には、鉛直方向に延びるロッドホルダー用油圧シリンダー(流体圧シリンダー)6が固定されている。案内板51の下端にはブラケット52が固定され、このブラケット52に、ロッドホルダー用油圧シリンダー6のピストンロッド61の下端が連結されている。ロッドホルダー用油圧シリンダー6には、ピストンロッド61の移動位置を検知するためのリードスイッチ(ピストンロッド位置検知手段)が内蔵されている。
図7は図1のロッドホルダー5に連結されたロッドホルダー用油圧シリンダー6の油圧回路図である。方向制御弁(4ポート3位置)62のソレノイドを励磁すると、圧油がチェック弁(パイロット操作ダブルチェック弁)63を経由してロッドホルダー用油圧シリンダー6に供給され、ピストンロッド61が上昇または下降し、ロッドホルダー5が上昇または下降する。方向制御弁62のソレノイドを切ると、Aポート及びBポートがタンク側に接続され、チェック弁63でロッドホルダー用油圧シリンダー6の油路が遮断されるため、ピストンロッド61は停止する。この状態で方向制御弁(2ポート2位置)64、64のソレノイドを励磁すると、ロッドホルダー用油圧シリンダー6の油路がタンク側に接続されるため、ロッドホルダー5に下方向へ押す力が働くと、ピストンロッド61は下降する。
次に、本発明の実施の形態のロッド交換装置2の単位ロッド14の交換動作を説明する。図8から図12が単位ロッド14の交換動作を説明する説明図である。最初に、掘削ヘッド12の回転出力軸13から単位ロッド14を取り外す動作について説明する。柱状のフレーム11の下端にはチャック(図示せず)が取り付けられ、単位ロッド14を相互に連結したり連結を外す時に単位ロッド14をクランプするために使用される。回転出力軸13に連結された複数個の単位ロッド14の内の上から二番目の単位ロッド14をこのチャックでクランプした後、図8に示すように、回転出力軸13を上から見て反時計方向に回転しながら掘削ヘッド12を上方向に移動すれば、上から一番目の単位ロッド14が上から二番目の単位ロッド14から切り離される。
次に、揺動用油圧モータ31を駆動して、揺動中心軸22を中心にして、揺動本体3を図8の退避位置から図9の交換位置に揺動する。この時、把持用油圧シリンダー47のピストンロッド471は後退位置にあり、図6に示すように、駆動ローラ43と把持ローラ45、45が単位ロッド14の把持を解除した状態にある。次に、図5に示すように、把持用油圧シリンダー47のピストンロッド471を前進させ、駆動ローラ43と把持ローラ45、45で単位ロッド14を把持する。次に、ローラ駆動用油圧モータ42を駆動し、図9に示すように、上から見て反時計方向に駆動ローラ43を回転すれば、単位ロッド14が上から見て時計方向に回転し、回転出力軸13から単位ロッド14の雄ねじ(右ねじ)141が緩み始める。駆動ローラ43の軸線と単位ロッド14の軸線(回転出力軸13の軸線)とが成す角度(図9の角度β)は、単位ロッド14に形成された雄ねじ141のリード角に設定されている。従って、単位ロッド14には下方向に力が作用し、回転出力軸13から雄ねじ141が切り離された後も、駆動ローラ43を回転駆動して、単位ロッド14は上から見て時計方向に回転しながら下方向に移動する。
この時、図7の方向制御弁62のソレノイドを切り、方向制御弁64、64のソレノイドを励磁して、ロッドホルダー用油圧シリンダー6の油路をタンク側に接続しておく。図10に示すように、単位ロッド14の下端がロッドホルダー5に挿入され、更に単位ロッド14が下方向に移動してピストンロッド61が所定距離だけ下方向に移動すると、ロッドホルダー用油圧シリンダー6に内蔵されたリードスイッチがピストンロッド61の移動距離を検知し、回転出力軸13から単位ロッド14が切り離されたことを検知できる。
図7の方向制御弁64、64のソレノイドを切り、チェック弁63でロッドホルダー用油圧シリンダー6の油路を遮断し、ピストンロッド61を停止する。この状態で、揺動用油圧モータ31を駆動して、揺動中心軸22を中心にして、揺動本体3を図10の交換位置から図11の退避位置に揺動する。次に、図6の把持用油圧シリンダー47のピストンロッド471を後退させ、駆動ローラ43と把持ローラ45、45による単位ロッド14の把持を解除する。続いて、図7の向制御弁62のソレノイドを励磁し、圧油をチェック弁63を経由してロッドホルダー用油圧シリンダー6に供給し、図12に示すように、ピストンロッド61、ロッドホルダー5を下降して、単位ロッド14の上端をロッド回転駆動手段4から離脱させる。単位ロッド14を手で掴んで持ち上げロッドホルダー5から取り外せば、回転出力軸13からの単位ロッド14の取り外しが完了する。
次に回転出力軸13に単位ロッド14をねじ込んで取り付ける動作について説明する。図12の退避位置で、新しい単位ロッド14をロッドホルダー5に挿入した後、図7の向制御弁62のソレノイドを励磁して圧油をロッドホルダー用油圧シリンダー6に供給し、図11に示すように、ピストンロッド61、ロッドホルダー5を上昇して、新しい単位ロッド14の上端をロッド回転駆動手段4に挿入する。ピストンロッド61が所定距離だけ上方向に移動すると、ロッドホルダー用油圧シリンダー6に内蔵されたリードスイッチがピストンロッド61の移動距離を検知し、図7の方向制御弁62のソレノイドを切り、ピストンロッド61を停止する。次に、揺動用油圧モータ31を駆動して、揺動中心軸22を中心にして、揺動本体3を図11の退避位置から図10の交換位置に揺動する。
次に、上から見て時計方向に駆動ローラ43を回転し、新しい単位ロッド14を上から見て反時計方向に回転すれば、新しい単位ロッド14は回転出力軸13にねじ込まれる方向に回転するとともに、新しい単位ロッド14には上方向に力が作用する。同時に、図7の向制御弁62のソレノイドを励磁し、圧油をロッドホルダー用油圧シリンダー6に供給し、ピストンロッド61、ロッドホルダー5を上昇させる。同時に、方向制御弁(2ポート2位置)65のソレノイドを励磁すると、ロッドホルダー用油圧シリンダー6の油路が可変絞り弁(チェック弁付き)66を経由してタンク側に接続されるため、ピストンロッド61、ロッドホルダー5の上昇速度が減速される。回転出力軸13に対して新しい単位ロッド14のねじ込みが完了し、ピストンロッド61、ロッドホルダー5が上昇して、ロッドホルダー用油圧シリンダー6に内蔵されたリードスイッチがピストンロッド61の移動距離を検知すると、ねじ込みの完了が判定される。本発明の実施の形態のロッド交換装置は、単位ロッド14を回転駆動する駆動ローラ43を別途設置し、回転出力軸13から着脱された単位ロッド14の軸線方向の上下動をロッドホルダー用油圧シリンダー6に内蔵されたリードスイッチで検知するため、ねじ込み、ねじ切りの完了の判定が確実に出来るようになった。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されることはない。例えば、前述した実施の形態では、回転出力軸13に対する単位ロッドのねじ込み作業とねじ切り作業の両方を駆動ローラ43の回転で行っているが、回転出力軸13からの単位ロッドのねじ切り作業を駆動ローラ43の回転で行い、回転出力軸13に対する単位ロッドのねじ込み作業は回転出力軸13の回転で行ってもよい。
1…掘削装置
11…フレーム
12…掘削ヘッド
13…回転出力軸
14…単位ロッド
141…雄ねじ
2…ロッド交換装置
21…本体
22…揺動中心軸
3…揺動本体
31…揺動用油圧モータ(揺動本体駆動手段)
32…上揺動本体
33…下揺動本体
34…連結板
4…ロッド回転駆動手段
41…枠体
42…ローラ駆動用油圧モータ
43…駆動ローラ
44…ねじ軸
45…把持ローラ
451…ローラ支持板
452…ピン
46…レバー
461…ピン
462…圧縮コイルばね
47…把持用油圧シリンダー
471…ピストンロッド
5…ロッドホルダー
51…案内板
52…ブラケット
6…ロッドホルダー用油圧シリンダー
61…ピストンロッド
62…方向制御弁
63…チェック弁
64…方向制御弁
65…方向制御弁
66…可変絞り弁

Claims (2)

  1. 地盤掘削、地盤改良を行うために複数個の単位ロッドをねじによる締結により、相互に連結して使用されるロッドを回転駆動する掘削ヘッドを有した土木機械に
    前記掘削ヘッドの回転出力軸に、前記単位ロッドを前記ねじの締結、又はねじ切りにより着脱するためのロッド交換装置を備えた土木機械のロッド交換装置において、
    前記ロッド交換装置に搭載され、出力軸に駆動ローラを有し、前記単位ロッドの軸線と前記掘削ヘッドの前記回転出力軸の軸線が一致する位置で、前記駆動ローラが前記単位ロッドの外周面に摩擦接触して、前記単位ロッドを回転駆動するロッド回転駆動手段を有し、
    前記ロッド交換装置は、
    前記ロッド交換装置の本体と、
    前記本体に、退避位置と前記単位ロッドの軸線と前記回転出力軸の軸線が一致する交換位置の間を揺動可能に軸支された揺動本体と、
    前記揺動本体を前記退避位置と前記交換位置の間を揺動させるための揺動本体駆動手段とからなり、
    前記ロッド回転駆動手段は、前記揺動本体に配置されており、
    前記揺動本体に配置され、鉛直方向に配置された前記単位ロッドの下端を回転自在に支持するロッドホルダーと、
    前記ロッドホルダーに連結された流体圧で駆動される流体圧シリンダーのピストンロッドと
    からなることを特徴とする土木機械のロッド交換装置。
  2. 請求項1に記載の土木機械のロッド交換装置において、
    前記ロッド回転駆動手段の前記駆動ローラの軸線と、前記掘削ヘッドの前記回転出力軸の軸線とが成す角度が調整可能である
    ことを特徴とする土木機械のロッド交換装置。
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