JP7190459B2 - 情報提供制御装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報提供制御装置及びコンピュータプログラムに関する。
近年、一個人に関するデータであるパーソナルデータを活用した様々なサービスが提供されるようになってきている。一方、パーソナルデータを活用する際には、個人のプライバシーに配慮する必要がある。例えば、ユーザから収集されたパーソナルデータは、当該ユーザから同意を得ている利用目的以外の目的で利用されてはならない等である。従来の個人情報保護技術として、例えば特許文献1,2が知られている。特許文献1に記載の従来技術では、ユーザのリソースへのアクセスを検出したときに、ユーザのアクセスポリシを参照して、ユーザのリソースに対するアクセスを許可するか否かの判断処理を割り込み処理として行う。特許文献2に記載の従来技術では、所定数の設定項目の設定値から残りの設定項目の設定値を推測するための分類器を、該残りの設定項目毎に生成する。
特許第6124627号公報 特許第6355554号公報
Article 29 Working Party、"Guidelines on consent under Regulation 2016/679"、3.4.Unambiguous indication of wishes、17ページ、第5~第6パラグラフ、As last Revised and Adopted on 10 April 2018
しかし、従来の個人情報保護技術では、パーソナルデータの情報項目や同意が求められる件数が増えると、ユーザが情報の提供の可否を判断したり、その判断結果を設定するために入力操作したりする作業が負担となる可能性があった。また、非特許文献1に記載されるように、GDPR(General Data Protection Regulation、一般データ保護規則)の同意ガイドラインには、情報の提供の可否をクリック操作等により多数設定する場合、ユーザの注意力や警戒感が低下することによりユーザ自身の意思とは異なる許可を与えてしまうことについて、事業者が適切な対策を講じる義務があるとされており、このような課題への対策も求められる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、パーソナルデータの提供の承諾に係るユーザの負担の軽減や設定誤りの防止を図ることにある。
本発明の一態様は、ユーザのパーソナルデータの提供を制御する情報提供制御装置において、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果に基づいて、前記ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストの生成に使用されるデフォルト選好条件を生成する学習部と、前記デフォルト選好条件に基づいて、前記ユーザのデフォルト選好リストを生成するデフォルト選好生成部と、前記ユーザのデフォルト選好リストに基づいて、前記ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目について前記ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報を生成する情報提供可否第一次判定部と、前記情報提供可否第一次判定情報に対する前記ユーザの確認結果に基づいて前記提供要求情報項目の提供の可否を判断し、当該判断の結果に基づく前記ユーザのパーソナルデータの提供の認可情報を出力する情報提供可否判断実行部と、前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果を記録し、当該記録を前記学習部へ提供する判断記録部と、を備え、前記情報提供可否判断実行部は、前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果とは無関係の、情報提供強制発動部から通知された強制提供項目に関する認可情報の記録を、学習対象から除外する、情報提供制御装置である。
本発明の一態様は、ユーザのパーソナルデータの提供を制御する情報提供制御装置において、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果に基づいて、前記ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストの生成に使用されるデフォルト選好条件を生成する学習部と、前記デフォルト選好条件に基づいて、前記ユーザのデフォルト選好リストを生成するデフォルト選好生成部と、前記ユーザのデフォルト選好リストに基づいて、前記ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目について前記ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報を生成する情報提供可否第一次判定部と、前記情報提供可否第一次判定情報に対する前記ユーザの確認結果に基づいて前記提供要求情報項目の提供の可否を判断し、当該判断の結果に基づく前記ユーザのパーソナルデータの提供の認可情報を出力する情報提供可否判断実行部と、前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果を記録し、当該記録を前記学習部へ提供する判断記録部と、パーソナルデータの提供についてのユーザ選好条件の登録を受け付ける登録部と、を備え、前記ユーザのユーザ選好条件は、前記ユーザのデフォルト選好リストに反映される、情報提供制御装置であって、前記情報提供可否第一次判定情報は、前記ユーザのユーザ選好条件において提供不可に設定されている提供要求情報項目についてユーザに対して注意を喚起する表示を行うものである、情報提供制御装置である。
本発明の一態様は、ユーザのパーソナルデータの提供を制御する情報提供制御装置において、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果に基づいて、前記ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストの生成に使用されるデフォルト選好条件を生成する学習部と、前記デフォルト選好条件に基づいて、前記ユーザのデフォルト選好リストを生成するデフォルト選好生成部と、前記ユーザのデフォルト選好リストに基づいて、前記ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目について前記ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報を生成する情報提供可否第一次判定部と、前記情報提供可否第一次判定情報に対する前記ユーザの確認結果に基づいて前記提供要求情報項目の提供の可否を判断し、当該判断の結果に基づく前記ユーザのパーソナルデータの提供の認可情報を出力する情報提供可否判断実行部と、前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果を記録し、当該記録を前記学習部へ提供する判断記録部と、を備え、前記情報提供可否第一次判定部は、提供要求情報項目毎にデフォルト選好リストと情報提供可否の最終判断結果とが頻繁に異なる情報項目か否かを判定し、前記情報提供可否第一次判定情報は、デフォルト選好リストと情報提供可否の最終判断結果とが頻繁に異なると判定された情報項目についてユーザに対して注意を喚起する表示を行うものである、情報提供制御装置である。
本発明の一態様は、ユーザのパーソナルデータの提供を制御する情報提供制御装置において、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果に基づいて、前記ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストの生成に使用されるデフォルト選好条件を生成する学習部と、前記デフォルト選好条件に基づいて、前記ユーザのデフォルト選好リストを生成するデフォルト選好生成部と、前記ユーザのデフォルト選好リストに基づいて、前記ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目について前記ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報を生成する情報提供可否第一次判定部と、前記情報提供可否第一次判定情報に対する前記ユーザの確認結果に基づいて前記提供要求情報項目の提供の可否を判断し、当該判断の結果に基づく前記ユーザのパーソナルデータの提供の認可情報を出力する情報提供可否判断実行部と、前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果を記録し、当該記録を前記学習部へ提供する判断記録部と、パーソナルデータの提供についてのユーザ選好条件の登録を受け付ける登録部と、を備え、前記ユーザのユーザ選好条件は、前記ユーザのデフォルト選好リストに反映される、情報提供制御装置であって、前記ユーザ選好条件の設定項目は、パーソナルデータの情報項目毎にユーザが提供の可否を設定することができるように構成され、且つ大小関係にある分類グループの単位でパーソナルデータの提供を許可するか否かを設定することができるように構成された、情報提供制御装置である。
本発明の一態様は、ユーザのパーソナルデータの提供を制御する情報提供制御装置において、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果に基づいて、前記ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストの生成に使用されるデフォルト選好条件を生成する学習部と、前記デフォルト選好条件に基づいて、前記ユーザのデフォルト選好リストを生成するデフォルト選好生成部と、前記ユーザのデフォルト選好リストに基づいて、前記ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目について前記ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報を生成する情報提供可否第一次判定部と、前記情報提供可否第一次判定情報に対する前記ユーザの確認結果に基づいて前記提供要求情報項目の提供の可否を判断し、当該判断の結果に基づく前記ユーザのパーソナルデータの提供の認可情報を出力する情報提供可否判断実行部と、前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果を記録し、当該記録を前記学習部へ提供する判断記録部と、パーソナルデータの提供についてのユーザ選好条件の登録を受け付ける登録部と、を備え、前記ユーザのユーザ選好条件は、前記ユーザのデフォルト選好リストに反映される、情報提供制御装置であって、前記ユーザ選好条件の設定項目は、パーソナルデータの利用目的毎に且つ情報提供先の属性毎にユーザが提供の可否を設定することができるように構成された、情報提供制御装置である。
本発明の一態様は、上記の情報提供制御装置において、前記ユーザのユーザ選好条件は、前記ユーザのデフォルト選好条件の初期値に使用される、情報提供制御装置である。
本発明の一態様は、上記の情報提供制御装置において、前記ユーザのユーザ選好条件は、前記学習部が生成したデフォルト選好条件を修正する修正値に使用される、情報提供制御装置である。
(8)本発明の一態様は、ユーザのパーソナルデータの提供を制御する情報提供制御方法であって、情報提供制御装置が、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果に基づいて、前記ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストの生成に使用されるデフォルト選好条件を生成する学習ステップと、前記情報提供制御装置が、前記デフォルト選好条件に基づいて、前記ユーザのデフォルト選好リストを生成するデフォルト選好生成ステップと、前記情報提供制御装置が、前記ユーザのデフォルト選好リストに基づいて、前記ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目について前記ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報を生成する情報提供可否第一次判定ステップと、前記情報提供制御装置が、前記情報提供可否第一次判定情報に対する前記ユーザの確認結果に基づいて前記提供要求情報項目の提供の可否を判断し、当該判断の結果に基づく前記ユーザのパーソナルデータの提供の認可情報を出力する情報提供可否判断実行ステップと、前記情報提供制御装置が、前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果を記録し、当該記録を前記学習ステップへ提供する判断記録ステップと、を含む情報提供制御方法である。
本発明の一態様は、ユーザのパーソナルデータの提供を制御する情報提供制御装置のコンピュータに、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果に基づいて、前記ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストの生成に使用されるデフォルト選好条件を生成する学習ステップと、前記デフォルト選好条件に基づいて、前記ユーザのデフォルト選好リストを生成するデフォルト選好生成ステップと、前記ユーザのデフォルト選好リストに基づいて、前記ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目について前記ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報を生成する情報提供可否第一次判定ステップと、前記情報提供可否第一次判定情報に対する前記ユーザの確認結果に基づいて前記提供要求情報項目の提供の可否を判断し、当該判断の結果に基づく前記ユーザのパーソナルデータの提供の認可情報を出力する情報提供可否判断実行ステップと、前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果を記録し、当該記録を前記学習ステップへ提供する判断記録ステップと、を実行させるためのコンピュータプログラムであって、前記情報提供可否判断実行ステップは、前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果とは無関係の、情報提供強制発動部から通知された強制提供項目に関する認可情報の記録を、学習対象から除外する、コンピュータプログラムである。
本発明の一態様は、ユーザのパーソナルデータの提供を制御する情報提供制御装置のコンピュータに、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果に基づいて、前記ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストの生成に使用されるデフォルト選好条件を生成する学習ステップと、前記デフォルト選好条件に基づいて、前記ユーザのデフォルト選好リストを生成するデフォルト選好生成ステップと、前記ユーザのデフォルト選好リストに基づいて、前記ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目について前記ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報を生成する情報提供可否第一次判定ステップと、前記情報提供可否第一次判定情報に対する前記ユーザの確認結果に基づいて前記提供要求情報項目の提供の可否を判断し、当該判断の結果に基づく前記ユーザのパーソナルデータの提供の認可情報を出力する情報提供可否判断実行ステップと、前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果を記録し、当該記録を前記学習ステップへ提供する判断記録ステップと、パーソナルデータの提供についてのユーザ選好条件の登録を受け付ける登録ステップと、を実行させるためのコンピュータプログラムであって、前記ユーザのユーザ選好条件は、前記ユーザのデフォルト選好リストに反映されるものであり、前記情報提供可否第一次判定情報は、前記ユーザのユーザ選好条件において提供不可に設定されている提供要求情報項目についてユーザに対して注意を喚起する表示を行うものである、コンピュータプログラムである。
本発明の一態様は、ユーザのパーソナルデータの提供を制御する情報提供制御装置のコンピュータに、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果に基づいて、前記ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストの生成に使用されるデフォルト選好条件を生成する学習ステップと、前記デフォルト選好条件に基づいて、前記ユーザのデフォルト選好リストを生成するデフォルト選好生成ステップと、前記ユーザのデフォルト選好リストに基づいて、前記ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目について前記ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報を生成する情報提供可否第一次判定ステップと、前記情報提供可否第一次判定情報に対する前記ユーザの確認結果に基づいて前記提供要求情報項目の提供の可否を判断し、当該判断の結果に基づく前記ユーザのパーソナルデータの提供の認可情報を出力する情報提供可否判断実行ステップと、前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果を記録し、当該記録を前記学習ステップへ提供する判断記録ステップと、を実行させるためのコンピュータプログラムであって、前記情報提供可否第一次判定ステップは、提供要求情報項目毎にデフォルト選好リストと情報提供可否の最終判断結果とが頻繁に異なる情報項目か否かを判定し、前記情報提供可否第一次判定情報は、デフォルト選好リストと情報提供可否の最終判断結果とが頻繁に異なると判定された情報項目についてユーザに対して注意を喚起する表示を行うものである、コンピュータプログラムである。
本発明の一態様は、ユーザのパーソナルデータの提供を制御する情報提供制御装置のコンピュータに、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果に基づいて、前記ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストの生成に使用されるデフォルト選好条件を生成する学習ステップと、前記デフォルト選好条件に基づいて、前記ユーザのデフォルト選好リストを生成するデフォルト選好生成ステップと、前記ユーザのデフォルト選好リストに基づいて、前記ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目について前記ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報を生成する情報提供可否第一次判定ステップと、前記情報提供可否第一次判定情報に対する前記ユーザの確認結果に基づいて前記提供要求情報項目の提供の可否を判断し、当該判断の結果に基づく前記ユーザのパーソナルデータの提供の認可情報を出力する情報提供可否判断実行ステップと、前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果を記録し、当該記録を前記学習ステップへ提供する判断記録ステップと、パーソナルデータの提供についてのユーザ選好条件の登録を受け付ける登録ステップと、を実行させるためのコンピュータプログラムであって、前記ユーザのユーザ選好条件は、前記ユーザのデフォルト選好リストに反映されるものであり、前記ユーザ選好条件の設定項目は、パーソナルデータの情報項目毎にユーザが提供の可否を設定することができるように構成され、且つ大小関係にある分類グループの単位でパーソナルデータの提供を許可するか否かを設定することができるように構成された、コンピュータプログラムである。
本発明の一態様は、ユーザのパーソナルデータの提供を制御する情報提供制御装置のコンピュータに、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果に基づいて、前記ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストの生成に使用されるデフォルト選好条件を生成する学習ステップと、前記デフォルト選好条件に基づいて、前記ユーザのデフォルト選好リストを生成するデフォルト選好生成ステップと、前記ユーザのデフォルト選好リストに基づいて、前記ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目について前記ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報を生成する情報提供可否第一次判定ステップと、前記情報提供可否第一次判定情報に対する前記ユーザの確認結果に基づいて前記提供要求情報項目の提供の可否を判断し、当該判断の結果に基づく前記ユーザのパーソナルデータの提供の認可情報を出力する情報提供可否判断実行ステップと、前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果を記録し、当該記録を前記学習ステップへ提供する判断記録ステップと、パーソナルデータの提供についてのユーザ選好条件の登録を受け付ける登録ステップと、を実行させるためのコンピュータプログラムであって、前記ユーザのユーザ選好条件は、前記ユーザのデフォルト選好リストに反映されるものであり、前記ユーザ選好条件の設定項目は、パーソナルデータの利用目的毎に且つ情報提供先の属性毎にユーザが提供の可否を設定することができるように構成された、コンピュータプログラムである。
本発明によれば、パーソナルデータの提供の承諾に係るユーザの負担の軽減や設定誤りの防止を図ることができるという効果が得られる。
一実施形態に係る情報提供制御装置の構成例を示すブロック図である。 一実施形態に係るユーザ選好条件の設定項目の例を示す図である。 一実施形態に係るユーザ選好条件の設定項目の例を示す図である。 一実施形態に係る情報提供制御方法の手順の例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、一実施形態に係る情報提供制御装置の構成例を示すブロック図である。図1において、PPM(Privacy Policy Manager、プライバシーポリシマネージャー)1は、一個人であるユーザに関するデータ(パーソナルデータ)の提供を制御する情報提供制御装置の機能を備える。図1に示される例では、PPM1は、ユーザのパーソナルデータが転送先54へ転送されるパーソナルデータ転送システムを制御する。
原データ101は、ユーザのパーソナルデータが転送先54へ転送される提供データに加工される前の元のデータである。原データ101は、例えばセンサーデバイスが検知したデータである。データ生成部51は、所定の加工ルールに従って、原データ101を提供データに加工する。データ送出部52は、PPM1から受信した認可情報Hに従って、データ生成部51から受信した提供データの中から提供が許可された情報項目のデータのみを通信部53へ送信する。認可情報Hは、パーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示す情報である。通信部53は、データ送出部52から受信した提供データを転送先54へ送信する。
PPM1は、学習部11と、デフォルト選好生成部12と、要求対象情報抽出部13と、情報提供可否第一次判定部14と、情報提供可否判断・実行部15と、情報提供強制発動部16と、判断記録部17と、登録部18と、を備える。
PPM1(情報提供制御装置)の各機能は、PPM1がCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)及びメモリ等のコンピュータハードウェアを備え、CPUがメモリに格納されたコンピュータプログラムを実行することにより実現される。なお、PPM1として、汎用のコンピュータ装置を使用して構成してもよく、又は、専用のハードウェア装置として構成してもよい。例えば、PPM1は、インターネット等の通信ネットワークに接続されるサーバコンピュータを使用して構成されてもよい。また、PPM1の各機能はクラウドコンピューティングにより実現されてもよい。また、PPM1として、例えばWWWシステム等を利用してウェブサイトを開設するように構成してもよい。
学習部11は、ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果(提供可否判断結果)Jに基づいて、当該ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、当該ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストBとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストBの生成に使用されるデフォルト選好条件Aを生成する。
デフォルト選好生成部12は、ユーザのデフォルト選好条件Aに基づいて、当該ユーザのデフォルト選好リストBを生成する。デフォルト選好リストBは、パーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すリストである。
なお、デフォルト選好リストBは、ユーザがユーザの端末3により手入力で修正可能としてもよい。また、デフォルト選好リストBにおいて、学習部11による学習結果の部分と、ユーザの手入力で修正した部分とを識別することができるように、例えば色分けしたり、フォントを変えたり、手入力による修正部分であることを示す注記(例えば「修正年月日」)を追加したりしてもよい。
要求対象情報抽出部13は、サービス事業者60から受信したサービス提供条件Cに基づいて、パーソナルデータの情報項目の中から、サービス事業者60によるサービスの提供のために要求されるパーソナルデータの情報項目(提供要求情報項目)を抽出する。要求対象情報抽出部13は、当該抽出した提供要求情報項目のリスト(提供要求情報項目リスト)Dを生成する。
情報提供可否第一次判定部14は、ユーザのデフォルト選好リストBに基づいて、当該ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目リストD内の提供要求情報項目について当該ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報Eを生成する。PPM1は、ユーザに確認を求める情報提供可否第一次判定情報Eを当該ユーザの端末3へ送信し、その確認結果(第一次判定情報確認結果)Fを当該ユーザの端末3から受信する。PPM1とユーザの端末3とは、無線通信ネットワークやインターネット等の通信ネットワークを介して通信を行う。
情報提供可否判断・実行部15は、情報提供可否第一次判定情報Eに対するユーザの確認結果(第一次判定情報確認結果)Fに基づいて提供要求情報項目リストD内の各提供要求情報項目の提供の可否を判断する。また、情報提供可否判断・実行部15は、情報提供強制発動部16から通知された強制提供項目Gがある場合には、第一次判定情報確認結果Fにかかわらず、強制提供項目Gを強制的に提供可とする。強制提供項目Gは、パーソナルデータの情報項目のうち、国等の公的機関などからの適法な情報提供要請102によって提供が強制される情報項目である。情報提供可否判断・実行部15は、提供可の情報項目について当該ユーザのパーソナルデータの提供を認可する認可情報Hを生成し、生成した認可情報Hを出力する。認可情報Hは、パーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示す情報である。PPM1は、当該認可情報Hをデータ送出部52へ送信する。
情報提供強制発動部16は、情報提供要請102に従って、強制提供項目Gを情報提供可否判断・実行部15へ通知する。
判断記録部17は、情報提供可否判断・実行部15による提供要求情報項目の提供の可否の最終判断結果Iを記録する。判断記録部17は、自己に記録している提供可否判断結果Jを学習部11へ提供する。提供可否判断結果Jは、最終判断結果Iの全て又は一部である。
なお、情報提供可否判断・実行部15は、提供要求情報項目の提供の可否の判断結果とは無関係の、情報提供強制発動部16から通知された強制提供項目Gに関する認可情報の記録を、学習対象から除外することが好ましい。強制提供項目Gは、情報提供可否判断・実行部15により提供可とされたとしても、ユーザ自身の意思「提供不可」とは異なる可能性がある。このようなユーザ自身の意思とは異なる認可情報の記録を学習対象外にして提供可否判断結果Jに含めないことにより、学習部11における学習の精度の劣化を防止する。
登録部18は、パーソナルデータの提供についてのユーザ選好条件Kの登録を受け付ける。ユーザのユーザ選好条件Kは、当該ユーザのデフォルト選好リストBに反映される。ユーザのユーザ選好条件Kは、当該ユーザのデフォルト選好条件Aの初期値に使用されてもよく、又は、学習部11が生成したデフォルト選好条件Aを修正する修正値に使用されてもよい。
図2及び図3は、本実施形態に係るユーザ選好条件の設定項目の例を示す図である。
図2に示されるユーザ選好条件Kの設定項目は、パーソナルデータの情報項目毎に、ユーザが提供の可否を設定する登録モード(情報項目別特性登録モード)の設定項目の例である。情報項目別特性登録モードによれば、サービス事業者60が提供するサービスの種別や事業者属性とは関係なく、ユーザが自身のパーソナルデータをサービス事業者60に提供することについて許可するか否かを情報項目ごとに回答を得て、情報項目別のユーザの選好特性を登録することができる。なお、情報項目量が多い場合には、図2に示されるように大分類、中分類の単位で提供を許可するか否かを登録可能にしてもよい。また、情報項目別特性登録モードにおいて、情報項目を使った論理式により提供を許可するか否かを設定してもよい。論理式の一例として、「平時のロードサービスには現在位置の提供を許可しないが、エアバッグ展開時のロードサービスには現在位置の提供を許可する」の場合の論理式は、「“現在位置”情報提供=“現在位置”・“エアバック オン”」と表される。
図3に示されるユーザ選好条件Kの設定項目は、パーソナルデータの利用目的毎に且つ情報提供先の属性毎に、ユーザが提供の可否を設定する登録モード(サービス属性別特性登録モード)の設定項目の例である。サービス属性別特性登録モードによれば、ユーザがパーソナルデータの利用目的及び情報提供先の属性に応じてユーザ自身のパーソナルデータをサービス事業者60に提供することについて許可するか否かの回答を得て、サービス属性(パーソナルデータの利用目的及び情報提供先の属性)別のユーザの選好特性を登録することができる。なお、サービス属性別特性登録モードにおいて、サービス属性項目を使った論理式により提供を許可するか否かを設定してもよい。論理式の一例として、「パーソナルデータの利用目的が健康管理であり且つ情報提供先が病院であるならば要求どおりに情報提供する」の場合の論理式は、「“ヘルスケア”情報提供=“ヘルスケア”・“(利用目的)健康管理”・“(情報提供先)病院”」と表される。
上述した情報項目別特性登録モード若しくはサービス属性別特性登録モードのいずれか一方のみを適用してもよく、又は情報項目別特性登録モードとサービス属性別特性登録モードの両方を適用してもよい。情報項目別特性登録モードとサービス属性別特性登録モードの両方を適用する場合、各登録モードによる提供の可否の不一致を防ぐために、いずれか一方の登録モードで論理式を設定してもよい。例えば、「利用目的がかかりつけ医サービスであっても現在位置は提供しない」の場合の論理式は、「“(利用目的)かかりつけ医サービス”情報提供=“ヘルスケア”・“(情報提供先)〇〇病院”・-“現在位置”」と表される。また、論理式が未設定の場合には提供不可を優先する。
次に、図4を参照して、本実施形態に係る情報提供制御方法を説明する。図4は、本実施形態に係る情報提供制御方法の手順の例を示すフローチャートである。
(ステップS1) PPM1の登録部18は、ユーザの端末(ユーザ端末)3からユーザ選好条件Kの登録を受け付ける。ユーザ選好条件Kの登録モードは、情報項目別特性登録モード若しくはサービス属性別特性登録モードのいずれか一方のみを適用してもよく、又は情報項目別特性登録モードとサービス属性別特性登録モードの両方を適用してもよい。ユーザ選好条件Kの登録モードは、ユーザが指定してもよい。情報項目別特性登録モードの場合、登録部18は、図2に例示されるユーザ選好条件Kの設定項目をユーザ端末3へ提示し、各情報項目について提供の可否の設定を受付ける。サービス属性別特性登録モードの場合、登録部18は、図3に例示されるユーザ選好条件Kの設定項目をユーザ端末3へ提示し、各利用目的及び各情報提供先について提供の可否の設定を受付ける。情報項目別特性登録モード及びサービス属性別特性登録モードが適用される場合、上記した情報項目別特性登録モードとサービス属性別特性登録モードの両方について提供の可否の設定を受付ける。
(ステップS2) デフォルト選好生成部12は、ユーザのデフォルト選好条件Aに基づいて、当該ユーザのデフォルト選好リストBを生成する。ユーザのデフォルト選好条件Aの初期値は、デフォルト値であってもよく、又は、当該ユーザのユーザ選好条件Kであってもよい。デフォルト選好条件Aのデフォルト値は、例えば、全ての情報項目が提供可又は提供不可である。
(ステップS3) 情報提供可否第一次判定部14は、ユーザのデフォルト選好リストBに基づいて、当該ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目リストD内の提供要求情報項目について当該ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報Eを生成する。具体的には、情報提供可否第一次判定部14は、ユーザのデフォルト選好リストBと提供要求情報項目リストDとを突合せし、提供要求情報項目リストD内の提供要求情報項目毎に、デフォルト選好リストBにおける提供の可否と、デフォルト選好リストBに存在しない情報項目であるか否かとを判定する。デフォルト選好リストBに存在する提供要求情報項目については、デフォルト選好リストBにおける提供の可否を情報提供可否第一次判定情報Eに記載する。このとき、ユーザ選好条件Kにおいて提供不可に設定されている提供要求情報項目については、ユーザに対して注意を喚起するために、点滅表示や感嘆符を付ける等の注意喚起表示を情報提供可否第一次判定情報Eにより行ってもよい。この注意喚起表示は、GDPRの同意ガイドラインの遵守に資するものとして好ましい。
なお、情報提供可否第一次判定部14は、提供要求情報項目毎にデフォルト選好リストBと情報提供可否の最終判断結果Iとが頻繁に異なる情報項目か否かを判定し、デフォルト選好リストBと情報提供可否の最終判断結果Iとが頻繁に異なる情報項目については注意喚起表示を情報提供可否第一次判定情報Eにより行ってもよい。
(ステップS4) PPM1は、ユーザに確認を求める情報提供可否第一次判定情報Eをユーザ端末3へ送信し、その確認結果(第一次判定情報確認結果)Fをユーザ端末3から受信する。
(ステップS5) 情報提供可否判断・実行部15は、情報提供可否第一次判定情報Eに対するユーザの確認結果(第一次判定情報確認結果)Fに基づいて提供要求情報項目リストD内の各提供要求情報項目の提供の可否を判断する。また、情報提供可否判断・実行部15は、情報提供強制発動部16から通知された強制提供項目Gがある場合には、第一次判定情報確認結果Fにかかわらず、強制提供項目Gを強制的に提供可とする。
(ステップS6) 情報提供可否判断・実行部15は、ステップS5の結果に基づいて、提供可の情報項目について当該ユーザのパーソナルデータの提供を認可する認可情報Hを生成し、生成した認可情報Hを出力する。認可情報Hは、パーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示す情報である。PPM1は、当該認可情報Hをデータ送出部52へ送信する。
データ送出部52は、PPM1から受信した認可情報Hに従って、データ生成部51から受信した提供データの中から提供が許可された情報項目のデータのみを通信部53へ送信する。通信部53は、データ送出部52から受信した提供データを転送先54へ送信する。これにより、サービス事業者60のサービス提供条件Cに基づいた提供要求情報項目について、ユーザのパーソナルデータの提供の制御が行われる。
(ステップS7) 判断記録部17は、情報提供可否判断・実行部15による提供要求情報項目の提供の可否の最終判断結果Iを記録する。なお、情報提供可否判断・実行部15は、提供要求情報項目の提供の可否の判断結果とは無関係の、情報提供強制発動部16から通知された強制提供項目Gに関する認可情報の記録を、学習対象から除外することが好ましい。
(ステップS8) 学習部11は、ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果(提供可否判断結果)Jに基づいて、当該ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、当該ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストBとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストBの生成に使用されるデフォルト選好条件Aを生成する。
例えば、学習部11の構成として、AI(Artificial Intelligence)機能を実現するための構成を適用してもよい。具体的には、学習部11は、サポートベクタマシン(SVM)やニューラルネットワーク等の学習モデルを備え、ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の提供可否判断結果Jに基づいて、当該ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、当該ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストBとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストBの生成に使用されるデフォルト選好条件Aを生成するための学習を行う。
なお、判断記録部17の初期状態では提供可否判断結果Jがまだ無いので、ユーザのデフォルト選好条件Aの初期値には、デフォルト値、又は当該ユーザのユーザ選好条件Kを使用する。デフォルト選好条件Aのデフォルト値は、例えば、全ての情報項目が提供可又は提供不可である。
(ステップS9) デフォルト選好生成部12は、学習部11が生成したデフォルト選好条件Aにより、デフォルト選好リストBの生成に使用するデフォルト選好条件Aを更新する。なお、デフォルト選好生成部12は、ユーザのユーザ選好条件Kに基づいて、学習部11が生成したデフォルト選好条件Aを修正してもよい。
なお、ユーザがパーソナルデータの各情報項目について情報提供の可否をいつでも変更することができるようにしてもよい。情報提供の可否が変更された場合、情報提供可否判断・実行部15は、情報提供の可否が変更された情報項目について当該変更内容を反映した認可情報Hをデータ送出部52へ送信し、データ送出部52に対するデータ送出認可内容を更新させる。
本実施形態によれば、パーソナルデータの提供の承諾に係るユーザの負担の軽減や設定誤りの防止を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、デフォルト選好条件の学習は、基本的には図2に例示される「情報項目別特性」と図3に例示される「サービス属性別特性」との組合せを使用して適切な許諾条件を導出するようにし、さらには、これらの特性とは異なる、サービスの利用に必要となる条件(例えば、公共交通機関の運行状況、保護や介護対象者の体調など)を追加してもよい。
また、例えば“エアバッグ・オン”等の特定の状況においてのみ、例えば“現在位置”等の特定の情報項目を提供するなど、情報項目を複数用いる論理式をデフォルト選好条件に使用する場合、論理式により必要となる情報項目をPPMが収集してもよく、又は当該情報を取り扱うデータ送出部が認可情報に基づいて論理式を実現する制御を行ってもよい。ただし、PPMが情報項目を収集する場合には、PPMとして個人ユーザから情報収集の同意を得るようにする。
また、上述した各装置の機能を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…PPM(情報提供制御装置)、11…学習部、12…デフォルト選好生成部、13…要求対象情報抽出部、14…情報提供可否第一次判定部、15…情報提供可否判断・実行部、16…情報提供強制発動部、17…判断記録部、18…登録部

Claims (12)

  1. ユーザのパーソナルデータの提供を制御する情報提供制御装置において、
    前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果に基づいて、前記ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストの生成に使用されるデフォルト選好条件を生成する学習部と、
    前記デフォルト選好条件に基づいて、前記ユーザのデフォルト選好リストを生成するデフォルト選好生成部と、
    前記ユーザのデフォルト選好リストに基づいて、前記ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目について前記ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報を生成する情報提供可否第一次判定部と、
    前記情報提供可否第一次判定情報に対する前記ユーザの確認結果に基づいて前記提供要求情報項目の提供の可否を判断し、当該判断の結果に基づく前記ユーザのパーソナルデータの提供の認可情報を出力する情報提供可否判断実行部と、
    前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果を記録し、当該記録を前記学習部へ提供する判断記録部と、
    を備え
    前記情報提供可否判断実行部は、前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果とは無関係の、情報提供強制発動部から通知された強制提供項目に関する認可情報の記録を、学習対象から除外する、
    情報提供制御装置。
  2. ユーザのパーソナルデータの提供を制御する情報提供制御装置において、
    前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果に基づいて、前記ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストの生成に使用されるデフォルト選好条件を生成する学習部と、
    前記デフォルト選好条件に基づいて、前記ユーザのデフォルト選好リストを生成するデフォルト選好生成部と、
    前記ユーザのデフォルト選好リストに基づいて、前記ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目について前記ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報を生成する情報提供可否第一次判定部と、
    前記情報提供可否第一次判定情報に対する前記ユーザの確認結果に基づいて前記提供要求情報項目の提供の可否を判断し、当該判断の結果に基づく前記ユーザのパーソナルデータの提供の認可情報を出力する情報提供可否判断実行部と、
    前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果を記録し、当該記録を前記学習部へ提供する判断記録部と、
    パーソナルデータの提供についてのユーザ選好条件の登録を受け付ける登録部と、を備え、
    前記ユーザのユーザ選好条件は、前記ユーザのデフォルト選好リストに反映される、
    情報提供制御装置であって、
    前記情報提供可否第一次判定情報は、前記ユーザのユーザ選好条件において提供不可に設定されている提供要求情報項目についてユーザに対して注意を喚起する表示を行うものである、
    情報提供制御装置。
  3. ユーザのパーソナルデータの提供を制御する情報提供制御装置において、
    前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果に基づいて、前記ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストの生成に使用されるデフォルト選好条件を生成する学習部と、
    前記デフォルト選好条件に基づいて、前記ユーザのデフォルト選好リストを生成するデフォルト選好生成部と、
    前記ユーザのデフォルト選好リストに基づいて、前記ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目について前記ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報を生成する情報提供可否第一次判定部と、
    前記情報提供可否第一次判定情報に対する前記ユーザの確認結果に基づいて前記提供要求情報項目の提供の可否を判断し、当該判断の結果に基づく前記ユーザのパーソナルデータの提供の認可情報を出力する情報提供可否判断実行部と、
    前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果を記録し、当該記録を前記学習部へ提供する判断記録部と、
    を備え
    前記情報提供可否第一次判定部は、提供要求情報項目毎にデフォルト選好リストと情報提供可否の最終判断結果とが頻繁に異なる情報項目か否かを判定し、
    前記情報提供可否第一次判定情報は、デフォルト選好リストと情報提供可否の最終判断結果とが頻繁に異なると判定された情報項目についてユーザに対して注意を喚起する表示を行うものである、
    情報提供制御装置。
  4. ユーザのパーソナルデータの提供を制御する情報提供制御装置において、
    前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果に基づいて、前記ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストの生成に使用されるデフォルト選好条件を生成する学習部と、
    前記デフォルト選好条件に基づいて、前記ユーザのデフォルト選好リストを生成するデフォルト選好生成部と、
    前記ユーザのデフォルト選好リストに基づいて、前記ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目について前記ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報を生成する情報提供可否第一次判定部と、
    前記情報提供可否第一次判定情報に対する前記ユーザの確認結果に基づいて前記提供要求情報項目の提供の可否を判断し、当該判断の結果に基づく前記ユーザのパーソナルデータの提供の認可情報を出力する情報提供可否判断実行部と、
    前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果を記録し、当該記録を前記学習部へ提供する判断記録部と、
    パーソナルデータの提供についてのユーザ選好条件の登録を受け付ける登録部と、を備え、
    前記ユーザのユーザ選好条件は、前記ユーザのデフォルト選好リストに反映される、
    情報提供制御装置であって、
    前記ユーザ選好条件の設定項目は、パーソナルデータの情報項目毎にユーザが提供の可否を設定することができるように構成され、且つ大小関係にある分類グループの単位でパーソナルデータの提供を許可するか否かを設定することができるように構成された、
    情報提供制御装置。
  5. ユーザのパーソナルデータの提供を制御する情報提供制御装置において、
    前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果に基づいて、前記ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストの生成に使用されるデフォルト選好条件を生成する学習部と、
    前記デフォルト選好条件に基づいて、前記ユーザのデフォルト選好リストを生成するデフォルト選好生成部と、
    前記ユーザのデフォルト選好リストに基づいて、前記ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目について前記ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報を生成する情報提供可否第一次判定部と、
    前記情報提供可否第一次判定情報に対する前記ユーザの確認結果に基づいて前記提供要求情報項目の提供の可否を判断し、当該判断の結果に基づく前記ユーザのパーソナルデータの提供の認可情報を出力する情報提供可否判断実行部と、
    前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果を記録し、当該記録を前記学習部へ提供する判断記録部と、
    パーソナルデータの提供についてのユーザ選好条件の登録を受け付ける登録部と、を備え、
    前記ユーザのユーザ選好条件は、前記ユーザのデフォルト選好リストに反映される、
    情報提供制御装置であって、
    前記ユーザ選好条件の設定項目は、パーソナルデータの利用目的毎に且つ情報提供先の属性毎にユーザが提供の可否を設定することができるように構成された、
    情報提供制御装置。
  6. 前記ユーザのユーザ選好条件は、前記ユーザのデフォルト選好条件の初期値に使用される、
    請求項4又は5のいずれか1項に記載の情報提供制御装置。
  7. 前記ユーザのユーザ選好条件は、前記学習部が生成したデフォルト選好条件を修正する修正値に使用される、
    請求項4又は5のいずれか1項に記載の情報提供制御装置。
  8. ユーザのパーソナルデータの提供を制御する情報提供制御装置のコンピュータに、
    前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果に基づいて、前記ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストの生成に使用されるデフォルト選好条件を生成する学習ステップと、
    前記デフォルト選好条件に基づいて、前記ユーザのデフォルト選好リストを生成するデフォルト選好生成ステップと、
    前記ユーザのデフォルト選好リストに基づいて、前記ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目について前記ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報を生成する情報提供可否第一次判定ステップと、
    前記情報提供可否第一次判定情報に対する前記ユーザの確認結果に基づいて前記提供要求情報項目の提供の可否を判断し、当該判断の結果に基づく前記ユーザのパーソナルデータの提供の認可情報を出力する情報提供可否判断実行ステップと、
    前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果を記録し、当該記録を前記学習ステップへ提供する判断記録ステップと、
    を実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記情報提供可否判断実行ステップは、前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果とは無関係の、情報提供強制発動部から通知された強制提供項目に関する認可情報の記録を、学習対象から除外する、
    コンピュータプログラム。
  9. ユーザのパーソナルデータの提供を制御する情報提供制御装置のコンピュータに、
    前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果に基づいて、前記ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストの生成に使用されるデフォルト選好条件を生成する学習ステップと、
    前記デフォルト選好条件に基づいて、前記ユーザのデフォルト選好リストを生成するデフォルト選好生成ステップと、
    前記ユーザのデフォルト選好リストに基づいて、前記ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目について前記ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報を生成する情報提供可否第一次判定ステップと、
    前記情報提供可否第一次判定情報に対する前記ユーザの確認結果に基づいて前記提供要求情報項目の提供の可否を判断し、当該判断の結果に基づく前記ユーザのパーソナルデータの提供の認可情報を出力する情報提供可否判断実行ステップと、
    前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果を記録し、当該記録を前記学習ステップへ提供する判断記録ステップと、
    パーソナルデータの提供についてのユーザ選好条件の登録を受け付ける登録ステップと、
    を実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記ユーザのユーザ選好条件は、前記ユーザのデフォルト選好リストに反映されるものであり、
    前記情報提供可否第一次判定情報は、前記ユーザのユーザ選好条件において提供不可に設定されている提供要求情報項目についてユーザに対して注意を喚起する表示を行うものである、
    コンピュータプログラム。
  10. ユーザのパーソナルデータの提供を制御する情報提供制御装置のコンピュータに、
    前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果に基づいて、前記ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストの生成に使用されるデフォルト選好条件を生成する学習ステップと、
    前記デフォルト選好条件に基づいて、前記ユーザのデフォルト選好リストを生成するデフォルト選好生成ステップと、
    前記ユーザのデフォルト選好リストに基づいて、前記ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目について前記ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報を生成する情報提供可否第一次判定ステップと、
    前記情報提供可否第一次判定情報に対する前記ユーザの確認結果に基づいて前記提供要求情報項目の提供の可否を判断し、当該判断の結果に基づく前記ユーザのパーソナルデータの提供の認可情報を出力する情報提供可否判断実行ステップと、
    前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果を記録し、当該記録を前記学習ステップへ提供する判断記録ステップと、
    を実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記情報提供可否第一次判定ステップは、提供要求情報項目毎にデフォルト選好リストと情報提供可否の最終判断結果とが頻繁に異なる情報項目か否かを判定し、
    前記情報提供可否第一次判定情報は、デフォルト選好リストと情報提供可否の最終判断結果とが頻繁に異なると判定された情報項目についてユーザに対して注意を喚起する表示を行うものである、
    コンピュータプログラム。
  11. ユーザのパーソナルデータの提供を制御する情報提供制御装置のコンピュータに、
    前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果に基づいて、前記ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストの生成に使用されるデフォルト選好条件を生成する学習ステップと、
    前記デフォルト選好条件に基づいて、前記ユーザのデフォルト選好リストを生成するデフォルト選好生成ステップと、
    前記ユーザのデフォルト選好リストに基づいて、前記ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目について前記ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報を生成する情報提供可否第一次判定ステップと、
    前記情報提供可否第一次判定情報に対する前記ユーザの確認結果に基づいて前記提供要求情報項目の提供の可否を判断し、当該判断の結果に基づく前記ユーザのパーソナルデータの提供の認可情報を出力する情報提供可否判断実行ステップと、
    前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果を記録し、当該記録を前記学習ステップへ提供する判断記録ステップと、
    パーソナルデータの提供についてのユーザ選好条件の登録を受け付ける登録ステップと、
    を実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記ユーザのユーザ選好条件は、前記ユーザのデフォルト選好リストに反映されるものであり、
    前記ユーザ選好条件の設定項目は、パーソナルデータの情報項目毎にユーザが提供の可否を設定することができるように構成され、且つ大小関係にある分類グループの単位でパーソナルデータの提供を許可するか否かを設定することができるように構成された、
    コンピュータプログラム。
  12. ユーザのパーソナルデータの提供を制御する情報提供制御装置のコンピュータに、
    前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の判断結果に基づいて、前記ユーザによるパーソナルデータの各情報項目の提供の可否の承諾内容と、前記ユーザのパーソナルデータの各情報項目の提供の可否を示すデフォルト選好リストとの違いが小さくなるように、デフォルト選好リストの生成に使用されるデフォルト選好条件を生成する学習ステップと、
    前記デフォルト選好条件に基づいて、前記ユーザのデフォルト選好リストを生成するデフォルト選好生成ステップと、
    前記ユーザのデフォルト選好リストに基づいて、前記ユーザのパーソナルデータのうち提供要求情報項目について前記ユーザに提供の可否の確認を求める情報提供可否第一次判定情報を生成する情報提供可否第一次判定ステップと、
    前記情報提供可否第一次判定情報に対する前記ユーザの確認結果に基づいて前記提供要求情報項目の提供の可否を判断し、当該判断の結果に基づく前記ユーザのパーソナルデータの提供の認可情報を出力する情報提供可否判断実行ステップと、
    前記提供要求情報項目の提供の可否の判断結果を記録し、当該記録を前記学習ステップへ提供する判断記録ステップと、
    パーソナルデータの提供についてのユーザ選好条件の登録を受け付ける登録ステップと、
    を実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記ユーザのユーザ選好条件は、前記ユーザのデフォルト選好リストに反映されるものであり、
    前記ユーザ選好条件の設定項目は、パーソナルデータの利用目的毎に且つ情報提供先の属性毎にユーザが提供の可否を設定することができるように構成された、
    コンピュータプログラム。
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