JP6667858B2 - 資産管理システム及び資産管理方法 - Google Patents

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本発明は、資産管理システム及び資産管理方法に関する。
インターネットの普及に伴って電子商取引が盛んにおこなわれている。個人が保有する資産を管理するサービスが提供されている。例えば、個人が保有する資産について、生前から相続の準備をしたい人のために、銀行口座の預貯金、保険や不動産など個人が保有する資産の情報と、遺言状や遺言の執行に必要な戸籍謄本などの原本情報とを関連付けて管理するシステムが提案されている(例えば、特許文献1)。
このような相続の準備を行うサービスにおいては、原本情報の取り扱いについては、情報が流出しないように細心の注意を払う必要がある。その一方で、資産の情報については、互いに取引を行う機関(以下、ステークホルダとも称する)において常に最新の情報に更新される必要がある。また、資産の情報は悪意ある第三者に改ざんされることがないように管理されることが望ましい。すなわち、相続に関連して資産管理を行う場合においては、原本情報などの個人情報が流出しないように、尚且つ資産の情報が取引に関係する全てのステークホルダにおいて正確かつ安全に管理されることが求められている。
特開2018−18266号公報
しかしながら、特許文献1に記載の管理システムにおいては、資産の情報と原本情報とが同一のシステム内で管理されている。同一のシステム内に資産の情報と原本情報とが管理されていると、例えばIDとパスワードが正しく入力できてしまえば、誰でも情報を改ざんしたり、閲覧したりすることができてしまう。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、資産の情報をより安全に管理することができる資産管理システム及び資産管理方法を提供する。
発明の上述した課題を解決するために、本発明は、ユーザにより登録された資産の取引を行う複数のステークホルダのそれぞれのコンピュータが接続されたブロックチェーンに接続される取引管理サーバと、前記取引管理サーバに接続される原本管理サーバと、前記原本管理サーバに接続される原本データ記憶サーバと、を有する資産管理システムであって、前記原本管理サーバは、前記ユーザにより登録された資産に関する資産情報のうち、当該資産に対して行われた取引のうちの特定の取引に用いられる公的書類の情報を前記原本データ記憶サーバに記憶させ前記取引管理サーバは、前記資産情報のうち、当該資産に対して行われた取引に関する情報と、前回の取引に対応する一つ前のブロックのハッシュ値とを含めたブロックを生成し、前記生成したブロックを、前記ブロックチェーンに接続され前記ステークホルダの各コンピュータ記憶させる、資産管理システムである。
また、本発明は、上述の資産管理システムにおいて、前記公的書類は、前記特定の取引に応じて変更され、前記特定の手続きとは異なる取引によっては変更されず、前記取引に関する情報は、前記特定の取引、及び前記特定の取引とは異なる取引の少なくともいずれか一方の取引に応じて変わる情報である、である。
また、本発明は、上述の資産管理システムにおいて、前記原本管理サーバは、資産の相続の手続きに用いられる公的書類の情報を前記原本データ記憶サーバに記憶させ、前記相続が執行される執行条件が満たされた旨の情報を受信した場合、前記相続の執行に用いられる公的書類の情報を、前記原本データ記憶サーバから読み出して、前記相続の執行に伴う取引を行う前記ステークホルダのコンピュータに送信し、前記取引管理サーバは、前記相続の執行に伴う資産の取引が実行された場合、前記ステークホルダのコンピュータから当該相続に伴う資産の取引を示す情報を受信し、当該受信した情報と、前回の取引に対応する一つ前のブロックのハッシュ値とを含めたブロックを生成し、前記生成したブロックを、前記ブロックチェーンに接続され前記ステークホルダの各コンピュータ記憶させ、前記相続に伴う資産の取引が完了した旨を前記原本管理サーバに送信する。
また、本発明は、上述の資産管理システムにおいて、前記取引管理サーバは、相続する対象となる資産に対して行われた取引に関する情報と、前回の取引に対応する一つ前のブロックのハッシュ値とを含めたブロックを生成し、前記生成したブロックを、前記ブロックチェーンに接続される前記ステークホルダのコンピュータに記憶させ、前記相続が執行される執行条件が満たされた旨の情報を受信した場合、前記原本管理サーバを介して前記原本データ記憶サーバに記憶された前記相続の執行に用いられる公的書類の情報を取得する。
また、本発明は、ユーザにより登録された資産の取引を行う複数のステークホルダのそれぞれのコンピュータが接続されたブロックチェーンに接続される取引管理サーバと、前記取引管理サーバに接続される原本管理サーバと、前記原本管理サーバに接続される原本データ記憶サーバと、を有する資産管理システムにおける資産管理方法であって、前記原本管理サーバが、前記ユーザにより登録された資産に関する資産情報のうち、当該資産に対して行われた取引のうちの特定の取引に用いられる公的書類の情報を前記原本データ記憶サーバに記憶させ、前記取引管理サーバが、前記資産情報のうち、当該資産に対して行われた取引に関する情報と、前回の取引に対応する一つ前のブロックのハッシュ値とを含めたブロックを生成し、前記生成したブロックを、前記ブロックチェーンに接続され前記ステークホルダの各コンピュータ記憶させる、資産管理方法である。
また、本発明は、ユーザにより登録された資産の取引を行う複数のステークホルダのそれぞれのコンピュータが接続されたブロックチェーンに接続される資産情報識別子管理サーバと、前記資産情報識別子管理サーバに接続される資産情報管理サーバと、前記資産情報管理サーバに接続される資産情報記憶サーバと、を有する資産管理システムであって、前記資産情報管理サーバは、前記ユーザにより登録された資産に関する資産情報を、前記資産情報記憶サーバに記憶させ前記資産情報識別子管理サーバは、前記資産情報が記憶されているメモリ領域の所在を示す参照先情報を一つの取引として、前記参照先情報と、前回の取引に対応する一つ前のブロックのハッシュ値とを含めたブロックを生成し、前記生成したブロックを、前記ブロックチェーンに接続され前記ステークホルダの各コンピュータ記憶させる、資産管理システムである。
また、本発明は、上述の資産管理システムにおいて、前記資産情報識別子管理サーバは、前記参照先情報と前記資産情報にアクセスする権限を示すアクセス権情報とを一つの取引として、前記参照先情報及び前記アクセス権情報と、前回の取引に対応する一つ前のブロックのハッシュ値とを含めたブロックを生成し、当該生成したブロックを、前記ブロックチェーンに接続される前記ステークホルダの各コンピュータ記憶させ
また、本発明は、ユーザにより登録された資産の取引を行う複数のステークホルダのそれぞれのコンピュータが接続されたブロックチェーンに接続される資産情報識別子管理サーバと、前記資産情報識別子管理サーバに接続される資産情報管理サーバと、前記資産情報管理サーバに接続される資産情報記憶サーバと、を有する資産管理システムの管理方法であって、前記資産情報管理サーバが、前記ユーザにより登録された資産に関する資産情報を、前記資産情報記憶サーバに記憶させ前記資産情報識別子管理サーバが、前記資産情報が記憶されているメモリ領域の所在を示す参照先情報を一つの取引として、前記参照先情報と前回の取引に対応する一つ前のブロックのハッシュ値とを含めたブロックを生成し、前記生成したブロックを、前記ブロックチェーンに接続され前記ステークホルダの各コンピュータ記憶させる、資産管理方法である。
本発明によれば、資産の情報のうち、原本の情報と、取引に関する情報とを分離して管理し、更に、取引に関する情報をブロックチェーンに参加する複数のステークホルダに共有させることにより管理する。このため、複数のステークホルダにおいて常に取引が行われ、日々状況が変化する取引に関する情報を改ざんが困難なブロックチェーンを利用して安全に管理できる。また、原本の情報のような、日々刻々と状況が変化するものとは異なる性質の情報について、ネットワークから切り離して安全に管理することができる。つまり、資産の情報をより安全に管理することができる。
第1の実施形態に係る資産管理システム1の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る原本管理サーバ20の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る原本データ記憶サーバ21の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る取引管理サーバ40の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る取引管理サーバ40が行う処理を説明する図である。 第1の実施形態に係る資産管理システム1の動作例を示すシーケンスチャートである。 第2の実施形態に係る資産管理システム1Aの構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る取引管理サーバ40Aが行う処理を説明する図である。 第2の実施形態に係る資産管理システム1Aの動作例を示すシーケンスチャートである。
以下、発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
実施形態では、資産が金融機関を介して取引される預貯金である場合を例示して説明する。しかしながら、これに限定されることはない。資産は、不動産等の固定資産、保険、証券等の流動資産に加え、ソフトウェアや音源、映像等の著作物のマスターとなる物理データやデジタルデータ等の無形固定資産であってもよい。
また、実施形態における資産には、ユーザが保有する預貯金等のプラス資産だけでなく、融資、ローン等のマイナス資産(負債)が含まれる。つまり、実施形態に係る資産情報には、プラス資産に関する情報だけでなく、ローン等のマイナス資産(負債)の情報が含まれる。また、資産情報には、資産そのものの情報だけではなく、資産の登記、移転、譲渡、売却、レンタルに加え、口座の解約や税金の支払い等の取引情報や、資産の数値が管理されているサーバのアドレス等、資産の管理に間接的に必要となる情報も含むものとする。
また、以下では、資産の手続として、相続が執行される場合、及び融資を受けるための手続きが行われる場合を例示して説明するが、これに限定されることはない。資産の手続は、所有権の登記、移転、譲渡、売却、レンタルに加え、口座の解約や税金の支払い等であってもよい。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る資産管理システム1の構成例を示すブロック図である。資産管理システム1は、例えば、ユーザ端末10、原本管理サーバ20、原本データ記憶サーバ21、通信ネットワーク30、取引管理サーバ40及び金融機関サーバ50(金融機関サーバ50−1、50−2、…、50−N)を備える。
この例では、原本管理サーバ20と原本データ記憶サーバ21とは、通信ネットワーク30とはことなる専用回線にて通信可能に接続されている。
また、ユーザ端末10、原本管理サーバ20、原本データ記憶サーバ21、取引管理サーバ40及び金融機関サーバ50は、通信ネットワーク30を介して通信可能に接続されている。取引管理サーバ40及び金融機関サーバ50は、通信ネットワーク30においてVPN(Virtual Private Network)等、アクセス制限が行われた環境下において通信可能に接続されている。
ユーザ端末10は、例えば、スマートフォン、携帯電話等であり、資産管理システム1を利用するユーザによって携帯される。ユーザ端末10には、ユーザの資産を管理するアプリケーションプログラム(以下、アプリと称する)がインストールされている。当該アプリは、例えば、ユーザが、資産や遺言状、及びその他の相続の手続に必要な情報を事前に登録しておくことで、相続が執行される条件が成立した際、その遺言に従った相続の手続に係る種々の申請を、ユーザやユーザの相続人に代わって行うものである。
ユーザ端末10では、ユーザの操作により、当該アプリを介してアカウントが作成され、例えば、本人確認として免許証等の書類を登録される。その上で、遺言、相続内容、及び相続の執行に必要な各種書類が登録される。また、当該アプリでは、その後のユーザの操作により、登録した相続内容を追加変更又は削除したり、登録内容が閲覧可能なアクセス権を設定したり、書類を追加したり更新したりすることが可能である。また、当該アプリでは、ユーザの操作により、登録済みの情報を参照することが可能である。
原本管理サーバ20は、相続の手続に必要な書面の情報(以下、原本データという)を管理する。原本管理サーバ20は、ユーザ端末10からの、登録の依頼に応じて、相続の手続に必要な情報を管理する。相続の手続に必要な情報は、例えば、遺言状、印鑑証明書、移転登録申請書、戸籍謄本、契約書、資産データ等である。資産データは、ユーザが所有する資産に関する情報であり、例えば、ユーザが所有している銀行口座の口座番号などの情報である。
原本データ記憶サーバ21は、原本管理サーバ20の指示に従い、原本データを記憶する。原本データ記憶サーバ21は、原本管理サーバ20から指定されたユーザ毎の暗号鍵を用いて原本データを暗号化し、暗号化した原本データを記憶する。
通信ネットワーク30は、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、プロバイダ装置、無線基地局、専用回線などのうちの一部または全部を含む通信網である。
取引管理サーバ40は、ユーザの資産の取引の情報(以下、取引データという)を、ブロックチェーンに参加する複数のステークホルダに共有させることにより、管理する。
ここで、ブロックチェーンは、システムに参加する複数のステークホルダ(例えば、金融機関サーバ50等のコンピュータ)で共有される分散型のデータ記録台帳技術である。ブロックチェーンでは、取引の記録が一つのブロックとして記録される。また、ブロックチェーンでは、取引の履歴がブロックをチェーンのようにつなげて保存し、一つ前のブロックのハッシュ値を次のブロックの中に含めるようにする。これにより、チェーンでつながれたブロックの内容が改ざんされると、改ざん後のブロックのハッシュ値と、次のブロックに含まれる前のブロックのハッシュ値との整合性がなくなるため、改ざんされたことが明確となる。つまり、取引管理サーバ40は、取引データを、ブロックチェーンに参加する複数のステークホルダに共有させることにより管理する。これにより、取引記録の改ざんを抑制する。
また、取引データは、例えば、資産の移転、譲渡、修正、増加、減少等の取引の内容を、その取引が行われた日付及び順序を示す情報と対応付けたものである。また、取引データには、取引の過程で用いられた情報の属性情報(メタデータ)が含まれてよい。例えば、取引データには、取引の過程で行われた手続の種別や、申請の際に添付された書類の属性を示す情報、取引の対象となった資産の識別情報、その資産の保有者の識別情報、申請が承認されたか否かを示す情報等が含まれる。また、取引が遺言に基づくものである場合には、取引の対象となった遺言の内容又は概要や、相続人であることを証明する書面、及び遺言の執行にあたり認証された内容等の情報が含まれてよい。
金融機関サーバ50は、ユーザの資産を預かる金融機関のサーバ装置である。金融機関サーバ50は、金融機関において実行されたユーザの資産の取引の内容を記録する。この金融機関サーバ50は、取引管理サーバ40が利用するブロックチェーンに参加しており、当該ブロックチェーンを用いてユーザの資産の取引の内容を記録する。
図2は、第1の実施形態に係る原本管理サーバ20の構成例を示すブロック図である。原本管理サーバ20は、API(Application Programming Interface)接続管理部201、ID発行部202、認証部203、データ管理制御部204、制御部205及び通信部206を備える。
API接続管理部201は、種々の処理を外部のプログラムを呼び出すことにより行う場合に、その外部のプログラムとの接続を管理する機能部である。ID発行部202は、ユーザを一意に特定する個人識別IDを発行する。認証部203は、ユーザから送信された登録の内容(例えば本人確認等)が通信途中で改ざんされていないことを認証する。認証部203は、外部の公的な認証機関(例えば、公的個人認証サービス)と連携して、登録の内容が改ざんされていないことを認証する。データ管理制御部204は、ユーザからの登録の内容を管理する。制御部205は原本管理サーバ20を統括的に制御する。通信部206は、ユーザ端末10、取引管理サーバ40及び金融機関サーバ50と、通信ネットワーク30を介して通信する。
データ管理制御部204は、個人識別IDに対応した個人キーペア(公開鍵と秘密鍵の組合せ)を作成し、作成した個人キーペアの公開鍵を個人識別IDと共に取引管理サーバ40に通知する。また、データ管理制御部204は、事前に、データ管理制御部204のデータ管理制御キーペア(公開鍵と秘密鍵の組合せ)を作成する。その一方で、金融機関サーバ50においても、事前に金融機関キーペア(公開鍵と秘密鍵の組合せ)が作成される。
データ管理制御部204は、データ管理制御キーペアの公開鍵を、金融機関サーバ50に通知すると共に、金融機関サーバ50が作成した金融機関キーペアの公開鍵を取得する。
データ管理制御部204は、個人識別IDに対応した個人共通鍵を金融機関ごとに作成し、作成した個人共通鍵を対応する金融機関サーバ50に通知する。この際、データ管理制御部204は、個人共通鍵をデータ管理制御キーペアの秘密鍵で暗号化し、暗号化した個人共通鍵を、更に、金融機関の公開鍵で暗号化したものを対応する金融機関サーバ50に通知する。
データ管理制御部204は、相続が執行される条件が成立した場合等、特定の条件を充足する場合に、金融機関サーバ50に原本データを送信する。この場合、データ管理制御部204は、個人共通鍵で暗号化した原本データを金融機関サーバ50に送信する。
また、データ管理制御部204は、原本データを個人共通鍵と共に原本データ記憶サーバ21に送信する。
図3は、第1の実施形態に係る原本データ記憶サーバ21の構成例を示すブロック図である。原本データ記憶サーバ21は、入出力部211、暗号化部212及び原本データ記憶部213を備える。
入出力部211は、データ管理制御部204から原本データと個人共通鍵とを受信する。また、入出力部211は、データ管理制御部204からの指示に応じて原本データ記憶部213に記憶された原本データを原本管理サーバ20に送信する。暗号化部212は、原本データ記憶部213に保管されるデータ全てを暗号化する。
ここで、金融機関サーバ50が、データ管理制御部204から原本データを受信した場合の処理について説明する。
金融機関サーバ50は、データ管理制御部204から受信した原本データを復号する。金融機関サーバ50は、データ管理制御部204から通知された個人共通鍵を、金融機関の公開鍵で復号し、公開鍵で復号した個人共通鍵を、更に、データ管理制御キーペアの公開鍵で復号し、秘密鍵で復号した個人共通鍵を用いて、原本データを復号する。
図4は、第1の実施形態に係る取引管理サーバ40の構成例を示すブロック図である。取引管理サーバ40は、認証部401、データ管理部402、取引データ管理・連携部403、制御部405、通信部406及び取引データ記憶部407を備える。
認証部401は、ユーザ端末10から送信された書類等のデータが通信途中で改ざんされていないことを認証する。認証部401は、外部の公的な認証機関と連携して認証を行うようにしてよい。データ管理部402は、ユーザの情報とそのユーザの取引データとを管理する。取引データ管理・連携部403は、データ管理部402により暗号化された情報を、ブロックチェーンに参加する複数のステークホルダに共有させることにより管理する。このブロックチェーンを用いて管理される情報には、ユーザの資産の取引記録(アセット)を含む。制御部405は取引管理サーバ40を統括的に制御する。通信部406は、ユーザ端末10、原本管理サーバ20及び金融機関サーバ50と、通信ネットワーク30を介して通知する。取引データ記憶部407は、データ管理部402により暗号化された情報を記憶する。
データ管理部402は、ユーザごとに共通鍵を生成し、生成した共通鍵でユーザの情報とそのユーザの取引データとを暗号化する。また、データ管理部402は、生成した共通鍵を、データ管理制御部204から通知されたユーザの公開鍵で暗号化する。
取引データ管理・連携部403は、データ管理部402により暗号化された情報の全部又は一部を、一つの取引の履歴としてブロックを生成し、ブロックチェーンに参加しているコンピュータに分散して保存させる。取引データ管理・連携部403は、ブロックを生成する際、前回のブロックのハッシュ値を含めるようにする。また、取引データ管理・連携部403は、生成したブロックに、当該ブロックを識別するためのトランザクションIDを付与する。取引データ管理・連携部403は、生成したブロックを取引データ記憶部407に記憶させる。
また、データ管理部402は、ユーザ端末10から情報を参照する旨の要求があった場合、要求に応じた情報をユーザ端末10に送信する。データ管理部402は、要求に対応する情報のトランザクションIDを用いて取引データ記憶部407及びブロックチェーンに参加しているコンピュータを参照し、分散して保存されたブロックの全部又は一部を取得する。データ管理部402は、取得したブロックに記述されている情報を復号する。データ管理部402は、暗号化された共通鍵を、データ管理制御部204から通知された秘密鍵で復号し、秘密鍵で復号した共通鍵を用いてブロックに記述されている情報を復号する。データ管理部402は、復号したブロックからユーザ端末10から要求された情報を抽出し、抽出した情報をユーザ端末10に送信する。
図5は、第1の実施形態に係る取引管理サーバ40が行う処理を説明する図である。図5には、ブロックチェーン100に参加する複数のステークホルダにより取引データが分散して保存される状態を模式的に示している。図5に示すように、ブロックチェーン100では、ブロックチェーン100のネットワークに参加しているコンピュータ(この例では、取引管理サーバ40、及び金融機関サーバ50−1〜50−3、…、50−N)が相互に取引記録の送受信を行い、それぞれ同じ取引記録を保存する。
図6は、第1の実施形態に係る資産管理システム1の動作を示すシーケンスチャートである。
まず、ユーザ端末10から、アプリを介してユーザの個人情報を登録する申請がなされると、当該ユーザの個人情報が、原本管理サーバ20に送信される(ステップS101)。また、ユーザ端末10から、遺言の執行に必要な書類の情報(例えば、画像データ)を添付して当該書類を登録する申請がなされると、当該書類の情報が原本管理サーバ20に送信される(ステップS102)。また、ユーザ端末10から、ユーザの資産の情報を登録する申請がなされると、当該情報が金融機関サーバ50に送信される(ステップS103)。また、ユーザ端末10から、ユーザの資産の情報を登録する申請がなされると、当該情報が原本管理サーバ20及び取引管理サーバ40に送信される(ステップS104)。
金融機関サーバ50は、ステップS103でユーザ端末10から受信したユーザの資産の情報を用いて、金融機関サーバ50又は外部にある口座情報の認証を行うAPIを参照し、ユーザの資産として登録の申請がなされた口座が、ユーザ名義の口座として確かに存在しているか否かの確認(認証)を行う(ステップS501)。金融機関サーバ50は、認証されたユーザの資産の情報を、原本管理サーバ20及び取引管理サーバ40に送信する。また、金融機関サーバ50は、ユーザの資産が取引された場合、取引された記録を取引管理サーバ40に送信する。
原本管理サーバ20は、ステップS101、S102、及びS104でユーザ端末10から受信した情報、及びステップS103で金融機関サーバ50から受信した情報の全部又は一部を原本データとして暗号化し、暗号化した原本データを原本データ記憶サーバ21に記憶させて管理する(ステップS201)。
取引管理サーバ40は、ステップS104でユーザ端末10から受信した情報、及びステップS103で金融機関サーバ50から受信した情報の全部又は一部を取引データとして暗号化し、暗号化した取引データを、ブロックチェーンに参加する複数のステークホルダに共有させることにより管理する(ステップS401)。
一方、相続が執行される条件が成立した場合、ユーザ端末10から相続を執行する依頼がなされると、その依頼が原本管理サーバ20に送信される(ステップS105)。
原本管理サーバ20は、ユーザ端末10から相続を執行する依頼を受信した場合、原本データ記憶サーバ21を参照し、依頼された相続に関連する原本データを抽出する(ステップS202)。原本管理サーバ20は、抽出した原本データを金融機関サーバ50に送信する。
金融機関サーバ50は、原本管理サーバ20から受信した原本データを復号する(ステップS502)。金融機関サーバ50は、復号した原本データを用いて、相続に伴う資産の移転について審査を行い、資産の移転を承認するか否かを判定する(ステップS503)。金融機関サーバ50は、資産の移転を承認する場合、金融機関サーバ50又は外部にある資産の移転を行うAPIを起動し(ステップS504)、相続に伴う資産の移転が承認され、移転を行う旨を取引管理サーバ40に通知する(ステップS505)。
取引管理サーバ40は、金融機関サーバ50から受信した相続に伴う資産の移転が承認された旨の情報を取引データとして暗号化し、暗号化した取引データを、ブロックチェーンに参加する複数のステークホルダに共有させることにより管理する(ステップS403)。また、取引管理サーバ40は、相続の執行に関連する取引データを復号し(ステップS404)、復号した取引データを用いて、ユーザの資産の移転に伴い、資産の情報を更新するAPIを実行し(ステップS405)、ユーザの資産が更新される旨を、原本管理サーバ20及び金融機関サーバ50に通知する。
金融機関サーバ50は、取引管理サーバ40からの通知を受けて、ユーザの資産を、その相続人の口座に送金する等して相続に伴う資産の移転を行う。これにより、相続に伴う手続きが実行される(ステップS505)。
原本管理サーバ20は、取引管理サーバ40からの通知を受けて、原本データを更新し、相続に伴う資産の移転された後の内容とする。そして、原本管理サーバ20は、相続に伴う手続が完了した旨をユーザ端末10に通知する(ステップS203)。また、原本管理サーバ20は、更新後の原本データを暗号化し、暗号化した原本データを原本データ記憶サーバ21に記憶させて管理する(ステップS204)。
なお、上記フローチャートでは、ステップS105において、相続が執行される執行条件が満たされた場合、相続を執行する依頼が原本管理サーバ20に送信される場合を例示して説明したが、これに限定されない。ステップS105において、相続が執行される執行条件が満たされた場合、その相続を執行する依頼が、取引管理サーバ40に送信されてもよい。この場合、取引管理サーバ40は、当該依頼の内容に基づいて原本管理サーバ20を参照し、相続の執行に必要な原本の情報を取得する。
以上説明したように、第1の実施形態の資産管理システム1は、ユーザにより登録された資産に関する資産情報を管理する資産管理システム1であって、資産情報のうち資産の手続きに用いられる原本の情報を管理する原本管理サーバ20と、資産情報のうち資産に対して行われた取引に関する情報を、ブロックチェーンに参加する複数のステークホルダに共有させることにより管理する取引管理サーバ40とを有する。
取引管理サーバ40が、取引に関する情報をブロックチェーンにより管理するため、取引の履歴がブロックチェーンに参加しているコンピュータに分散して保存される。ブロックチェーンでは、取引の記録が一つのブロックとして記録され、取引の履歴がブロックをチェーンのようにつなげて保存され、一つ前のブロックのハッシュ値を次のブロックの中に含めることで、取引の記録の改ざん防止を図っている。これにより、資産管理システム1は、資産の情報が改ざんされてしまうことを抑制でき、資産の情報をより安全に管理することができる。
更に、原本管理サーバ20が資産情報のうち資産の手続きに用いられる原本の情報を管理するため、資産の相続や解約等の手続きの際に、原本管理サーバ20から手続きに必要な書類を取得することができ、当該手続をスムーズに行うことができる。
ここで、比較例として、取引の情報と原本の情報とを、共にブロックチェーンにより管理する構成を考える。この比較例においては、原本の情報がブロックチェーンに参加しているコンピュータに分散して保存されるため、原本の情報が改ざんされることはない。しかしながら、原本の情報が大容量である場合にはネットワークに負荷がかかってしまう。また、原本の情報は、個人情報であることから、複数のコンピュータに保存されることに抵抗を感じるユーザが少なくない。
これに対し、第1の実施形態の資産管理システム1では、原本管理サーバ20が、原本の情報をブロックチェーンと切り離して管理する。このため、ブロックチェーンのネットワークに負荷をかけることがない。また、原本管理サーバ20が、原本の情報を一元して管理するため、個人情報が複数のコンピュータに保存されることがない。
また、第1の実施形態の資産管理システム1では、原本管理サーバ20は、資産の相続の手続きに用いられる原本の情報を管理し、相続が執行される執行条件が満たされた場合、取引管理サーバ40に前記相続の執行に必要な原本の情報を提供し、取引管理サーバ40は、原本管理サーバ20により提供された原本の情報に基づいて相続の内容に応じた資産の取引が実行された場合、実行された取引の情報を、ブロックチェーンに参加する複数のステークホルダに共有させることにより管理する。
これにより、第1の実施形態の資産管理システム1では、取引管理サーバ40が、相続が執行される際に、相続に必要な原本の情報を取得することができ、相続に関する資産を扱う機関(例えば、金融機関サーバ50)に提供することで、手続をスムーズに行うことができる。また、資産を扱う機関が複数である場合であっても、取引管理サーバ40が各々に相続に必要な原本の情報を提供できるため、ユーザが個別に資産を扱う機関に出向かなくとも、一括して相続に関する手続きを行うことが可能となる。
なお、上述した実施形態では、取引管理サーバ40と金融機関サーバ50とがブロックチェーンに参加している場合を例示して説明したが、これに限定することはない。ブロックチェーンには、相続に関してステークホルダとなり得る様々な機関、例えば、生命保険会社、損害保険、税理士法人、会計事務所、或いは自治体等の業務を扱うサーバ装置等が参加してもよい。これにより、相続に伴う保険金や税金の還付や支払い、或いは確定申告、所有権の登記、移転、譲渡、売却、レンタル、口座の解約などの種々の手続を資産管理システム1により完了させることが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
本実施形態では、資産管理システム101が、融資の審査に関する手続きが行われる際に登録されるユーザの資産情報を管理する。融資の対象は、住宅などの不動産、車などの高額物品、学費や生活費など如何なるものであってもよい。
本実施形態における資産情報は、融資の審査において提出され得るユーザの資産を示す情報であり、例えば、銀行口座における預貯金の残高、クレジットカードや電子マネーの明細、源泉徴収票、所得証明書、税額通知書、確定申告書、給与明細などである。また、資産情報は、上述した実施形態と同様に、流動資産と無形固定資産とを含んでもよい。或いは資産情報は、流動資産に代えて無形固定資産であってもよい。
以下の説明では、主に上述した実施形態と異なる構成について説明する。上述した実施形態と同等の構成については同じ符号を付し、上述した実施形態と異なる作用を除きその説明を省略する。
図7は、第2の実施形態に係る資産管理システム101の構成例を示すブロック図である。資産管理システム101は、例えば、ユーザ端末10、通信ネットワーク30、資産情報管理サーバ200、資産情報記憶サーバ300、資産情報識別子管理サーバ400、AI審査サーバ500、複数の金融機関サーバ600(金融機関サーバ600−1、600−2、…600−N)、及び資産情報取得サーバ700を備える。
ユーザ端末10、資産情報管理サーバ200、資産情報識別子管理サーバ400、AI審査サーバ500、複数の金融機関サーバ600、及び資産情報取得サーバ700は、通信ネットワーク30のアクセス制限が行われた環境下において通信可能に接続する。資産情報管理サーバ200と資産情報記憶サーバ300とは、通信ネットワーク30とは異なる専用回線にて通信可能に接続されている。
ユーザ端末10には、融資の審査を行うアプリがインストールされている。当該アプリは、例えば、ユーザが必要事項を記入して審査の申し込みを行うと、その申し込みの内容に基づいて、審査結果をユーザに通知するものである。審査結果は、例えば、融資を行う業者ごとに、ユーザが希望する内容の融資が認められる可能性を示したものである。ユーザ端末10は、審査結果を基に融資を受ける業者を選択し、選択した業者に融資を申し込む旨の通知を行う。
資産情報管理サーバ200は、ユーザ端末10からの審査の申し込みに伴い、ユーザの資産情報を管理する。資産情報管理サーバ200は、資産情報取得サーバ700を介してユーザの資産情報を取得する。資産情報管理サーバ200は、取得した資産情報を、資産情報記憶サーバ300に記憶させる。
なお、資産情報管理サーバ200が資産情報を、資産情報記憶サーバ300に記憶させる方法は、上述した実施形態の原本管理サーバ20が原本データを原本データ記憶サーバ21に記憶させる方法と同様であるため、その説明を省略する。
資産情報管理サーバ200は、ユーザの資産情報の所在を示す情報(資産情報識別子)を、資産情報識別子管理サーバ400に通知する。資産情報識別子は、例えば、資産情報記憶サーバ300において、ユーザの資産情報を検索する際に用いられる、インデックスIDである。
なお、資産情報識別子が、上述したインデックスIDに限定されることはない。資産情報識別子は、例えば、資産情報記憶サーバ300においてユーザの資産情報が記憶されるメモリ領域のアドレスを示す情報であってもよいし、アドレスに対応付けて記憶されるデータ識別情報であってもよい。この場合、資産情報管理サーバ200は、アドレスとデータ識別情報とを対応付けたテーブルを備える。或いは、資産管理システム101において、資産情報記憶サーバ300が複数ある場合には、資産情報識別子は、ユーザの資産情報が記憶される資産情報記憶サーバ300が属するグループや、ユーザの資産情報が記憶される資産情報記憶サーバ300を識別する情報が含まれていてもよい。資産情報記憶サーバ300が属するグループを識別する情報は、資産情報記憶サーバ300を運用する業者を示す情報であってもよいし、資産情報記憶サーバ300が設置される国や地域を示す情報であってもよい。
資産情報記憶サーバ300は、資産情報管理サーバ200の指示に従い、ユーザの資産情報を記憶する。資産情報記憶サーバ300は、資産情報管理サーバ200から指定されたユーザ毎の暗号鍵を用いてユーザの資産情報を暗号化し、暗号化した資産情報を記憶する。
なお資産情報記憶サーバ300が、暗号化した資産情報を記憶する方法については、上述した実施形態の原本データ記憶サーバ21が、暗号化した原本データを記憶する方法と同様であるため、その説明を省略する。
資産情報識別子管理サーバ400は、ユーザの資産情報識別子を、ブロックチェーンに参加する複数のステークホルダに共有させることにより、管理する。こうすることで、資産情報識別子管理サーバ400は、ステークホルダによりユーザの資産情報識別子が参照されるが、資産情報の内容が参照されることがないようにする。これにより、資産情報識別子管理サーバ400は、ユーザの資産情報そのものをステークホルダに共有させる場合と比較して、ユーザの個人情報をより強固に保護することができる。
なお、資産情報識別子管理サーバ400が資産情報識別子を管理する方法については、上述した実施形態の取引管理サーバ40が取引データを管理する方法と同様であるため、その説明を省略する。
資産情報識別子管理サーバ400は、資産情報識別子と共に、資産情報識別子に対応する資産情報にアクセスすることができる権限(以下、アクセス権という)を示す情報を管理するようにしてもよい。これにより、特定のステークホルダに資産情報へのアクセス権を設定することが可能となる。例えば、資産情報識別子管理サーバ400は、ユーザから審査が申し込まれた場合、AI審査サーバ500に資産情報へのアクセス権を設定する。これにより、AI審査サーバ500が審査結果を推定するために必要な資産情報を取得できるようにする。また、資産情報識別子管理サーバ400は、ユーザからの融資が申し込まれた場合、金融機関サーバ600に資産情報へのアクセス権を設定する。これにより、金融機関サーバ600が融資を行うか否かを決定するために必要な資産情報を取得できるようにする。
AI審査サーバ500は、機械学習の手法を用いて融資の審査を行う。AI審査サーバ500は、例えば、資産情報に基づいて審査の結果(審査結果)を推定する推定モデルを備える。推定モデルは、例えば過去における融資の実績などを基に、ユーザの資産情報と審査結果との対応関係を学習したモデルである。推定モデルは、学習の過程において、有用な規則、ルール、知識表現、判断基準などを抽出する等して、審査結果に影響する因子を特定し、新規(未学習)のユーザの資産情報に対し、その審査結果を推定するアルゴリズムを構築する。
なお、機械学習の手法は、ディープラーニング、リカレントニューラルネットワーク、畳み込みニューラルネットワーク、サポートベクタマシン(SVM)、決定木学習、遺伝的プログラミング、隠れマルコフモデル(HMM)などの一般的に用いられている技法のいずれが用いられてもよい。
AI審査サーバ500は、資産情報識別子管理サーバ400により運用されるブロックチェーンのステークホルダである。AI審査サーバ500は、ユーザ端末10からの審査の申し込みに応じて、当該ユーザの資産情報識別子を取得する。AI審査サーバ500は、取得したユーザの資産情報識別子を用いて、資産情報管理サーバ200を介してユーザの資産情報を取得する。AI審査サーバ500は、取得したユーザの資産情報を推定モデルに入力させることにより審査結果を推定する。AI審査サーバ500は、推定した審査結果を、ユーザ端末10に通知する。
金融機関サーバ600は、ユーザに融資を行う金融機関のサーバ装置である。金融機関サーバ600は、資産情報識別子管理サーバ400により運用されるブロックチェーンのステークホルダである。金融機関サーバ600は、ユーザ端末10からの融資の申し込みに応じて、当該ユーザの資産情報識別子を取得する。金融機関サーバ600は、取得したユーザの資産情報識別子を用いて、資産情報管理サーバ200を介してユーザの資産情報を取得する。金融機関サーバ600は、取得したユーザの資産情報を基にユーザに油脂を行うか否かを決定する。金融機関サーバ600は、融資を行うか否かを、ユーザ端末10に通知する。
資産情報取得サーバ700は、ユーザ端末10からの審査の申し込みに応じて、ユーザの資産情報を取得する。資産情報取得サーバ700は、例えば、ユーザにより予め登録された、インタネットバンキングの銀行口座を示す情報(「資産情報」の一例)を記憶する。資産情報取得サーバ700は、ユーザの銀行口座を参照し、審査の申し込みが行われた時点における銀行口座の残高を取得する。
図8は、第2の実施形態に係る資産情報識別子管理サーバ400が行う処理を説明する図である。図8に示すように、本実施形態では、資産情報識別子管理サーバ400により、ブロックチェーン100に参加する複数のステークホルダ(AI審査サーバ500、金融機関サーバ600−1、600−2、600−3、…600−N)により、資産情報識別子が分散して保存され、それぞれのステークホルダが同じ情報を保存する。
図9は、第2の実施形態に係る資産管理システム101の動作例を示すシーケンスチャートである。
まず、ユーザ端末10から、アプリを介して、資産情報取得サーバ700に審査の申し込みが行われる(ステップS601)。資産情報取得サーバ700は、ユーザの資産情報を取得し、取得した旨をユーザ端末10に通知すると共に、ユーザの資産情報のリンク先を示す情報などを通知して、資産情報管理サーバ200にユーザの資産情報を登録するように通知する(ステップS602)。ユーザ端末10は、資産情報管理サーバ200に、ユーザの資産情報のリンク先を通知する等して、資産情報管理サーバ200にユーザの資産情報を登録する(ステップS603)。これにより、ユーザの資産情報が、資産情報管理サーバ200を介して、資産情報記憶サーバ300に記憶される。また、ユーザの資産情報識別子が、資産情報識別子管理サーバ400を介して、ブロックチェーンのステークホルダ(AI審査サーバ500、及び金融機関サーバ600)に共有される。
ユーザ端末10は、資産情報識別子管理サーバ400を介して、AI審査サーバ500に審査の申し込み(図9では「ローン審査請求」と記載)を行う(ステップS603)。資産情報識別子管理サーバ400は、資産情報取得サーバ700にユーザの資産情報識別子を通知(図9では「アドレス通知」と記載)すると共に、ユーザの資産情報のアクセス権を付与する(ステップS605)。
AI審査サーバ500は、資産情報識別子管理サーバ400から通知された資産情報識別子に基づいて、資産情報管理サーバ200にユーザの資産情報を要求する(ステップS606)。資産情報管理サーバ200は、AI審査サーバ500からの要求に応じて、ユーザの資産情報を通知する(ステップS607)。
AI審査サーバ500は、資産情報管理サーバ200から取得したユーザの資産情報を推定モデルに入力させることにより審査結果を推定し、ユーザ端末10に推定結果を通知(図9では「ローン審査結果通知」と記載)する(ステップS608)。
ユーザ端末10は、通知された審査結果に応じて、融資を申し込む業者を選択する。例えば、金融機関サーバ600−1が選択された場合、ユーザ端末10は、資産情報識別子管理サーバ400を介して金融機関サーバ600−1に融資の申し込み(図9では「融資請求」と記載)を行う(ステップS609)。資産情報識別子管理サーバ400は、金融機関サーバ600−1にユーザの資産情報識別子を通知(図9では「アドレス通知」と記載)すると共に、ユーザの資産情報のアクセス権を付与する(ステップS610)。
金融機関サーバ600−1は、資産情報識別子管理サーバ400から通知された資産情報識別子に基づいて、資産情報管理サーバ200にユーザの資産情報を要求する(ステップS611)。資産情報管理サーバ200は、金融機関サーバ600−1からの要求に応じて、ユーザの資産情報を通知する(ステップS612)。
金融機関サーバ600−1は、資産情報管理サーバ200から取得したユーザの資産情報に基づいて、融資を行うか否かを決定し、ユーザ端末10に結果を通知(図9では「融資結果通知」と記載)する(ステップS613)。
以上、説明した通り、第2の実施形態の資産管理システム101は、資産情報を管理する資産情報管理サーバ200と、資産情報の所在を示す資産情報識別子情報を、ブロックチェーンに参加する複数のステークホルダに共有させることにより管理する資産情報識別子管理サーバ400とを有する。これにより、第2の実施形態の資産管理システム101は、資産情報の内容が参照されることがないようにして、ステークホルダによりユーザの資産情報の所在を示すことができ、ユーザの資産情報そのものをステークホルダに共有させる場合と比較して、ユーザの個人情報をより強固に保護することができる。
また、第2の実施形態の資産管理システム101では、資産情報識別子管理サーバ400は、資産情報識別子と共に、資産情報にアクセスする権限を示す情報を、前記複数のステークホルダに共有させる。これにより、第2の実施形態の資産管理システム101は、特定のステークホルダに対して、ユーザの資産情報にアクセス可能に設定することができ、審査や融資などの過程において、特定のステークホルダが審査や融資などを行うために必要な情報を取得することができ、資産情報を安全に管理すると共に、必要である場合に資産情報にアクセスできるようにして、審査や融資の処理をスムーズに行うことが可能となる。
このように、資産管理システム101は、ユーザにより登録された資産に関する資産情報を管理する資産管理システムであって、資産情報を記憶させて管理すると共に、資産情報の一部を、ブロックチェーンに参加する複数のステークホルダに共有させることにより管理する。これにより、資産情報の性質に応じた管理を行うことができ、例えば、個人情報など流出さえたくない情報をブロックチェーンから切り離して管理し、その一方で、必要な時に資産情報を取得できるように資産情報識別子をブロックチェーンにより管理することができる。つまり、資産情報をより安全に管理するとともに、資産情報を利用した処理がスムーズに行われるように管理することができる。
上述した実施形態における資産管理システム1(101)の全部または一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1(101)…資産管理システム
10…ユーザ端末
20…原本管理サーバ
201…API接続管理部
202…ID発行部
203…認証部
204…データ管理制御部
205…制御部
206…通信部
21…原本データ記憶サーバ
30…通信ネットワーク
40…取引管理サーバ
401…認証部
402…データ管理部
403…取引データ管理・連携部
405…制御部
406…通信部
407…取引データ記憶部
50…金融機関サーバ
200…資産情報管理サーバ
300…資産情報記憶サーバ
400…資産情報識別子管理サーバ
500…AI審査サーバ
600…金融機関サーバ
700…資産情報取得サーバ

Claims (8)

  1. ユーザにより登録された資産の取引を行う複数のステークホルダのそれぞれのコンピュータが接続されたブロックチェーンに接続される取引管理サーバと、前記取引管理サーバに接続される原本管理サーバと、前記原本管理サーバに接続される原本データ記憶サーバと、を有する資産管理システムであって、
    前記原本管理サーバは、前記ユーザにより登録された資産に関する資産情報のうち、当該資産に対して行われた取引のうちの特定の取引に用いられる公的書類の情報を前記原本データ記憶サーバに記憶させ
    前記取引管理サーバは、前記資産情報のうち、当該資産に対して行われた取引に関する情報と、前回の取引に対応する一つ前のブロックのハッシュ値とを含めたブロックを生成し、前記生成したブロックを、前記ブロックチェーンに接続され前記ステークホルダの各コンピュータ記憶させる、
    資産管理システム。
  2. 前記公的書類は、前記特定の取引に応じて変更され、前記特定の手続きとは異なる取引によっては変更されず、
    前記取引に関する情報は、前記特定の取引、及び前記特定の取引とは異なる取引の少なくともいずれか一方の取引に応じて変わる情報である、
    請求項1に記載の資産管理システム。
  3. 前記原本管理サーバは、資産の相続の手続きに用いられる公的書類の情報を前記原本データ記憶サーバに記憶させ、前記相続が執行される執行条件が満たされた旨の情報を受信した場合、前記相続の執行に用いられる公的書類の情報を、前記原本データ記憶サーバから読み出して、前記相続の執行に伴う取引を行う前記ステークホルダのコンピュータに送信し、
    前記取引管理サーバは、前記相続の執行に伴う資産の取引が実行された場合、前記ステークホルダのコンピュータから当該相続に伴う資産の取引を示す情報を受信し、当該受信した情報と、前回の取引に対応する一つ前のブロックのハッシュ値とを含めたブロックを生成し、前記生成したブロックを、前記ブロックチェーンに接続され前記ステークホルダの各コンピュータ記憶させ、前記相続に伴う資産の取引が完了した旨を前記原本管理サーバに送信する、
    請求項1又は請求項2に記載の資産管理システム。
  4. 前記取引管理サーバは、相続する対象となる資産に対して行われた取引に関する情報と、前回の取引に対応する一つ前のブロックのハッシュ値とを含めたブロックを生成し、前記生成したブロックを、前記ブロックチェーンに接続される前記ステークホルダのコンピュータに記憶させ、前記相続が執行される執行条件が満たされた旨の情報を受信した場合、前記原本管理サーバを介して前記原本データ記憶サーバに記憶された前記相続の執行に用いられる公的書類の情報を取得する、
    請求項1又は請求項2に記載の資産管理システム。
  5. ユーザにより登録された資産の取引を行う複数のステークホルダのそれぞれのコンピュータが接続されたブロックチェーンに接続される取引管理サーバと、前記取引管理サーバに接続される原本管理サーバと、前記原本管理サーバに接続される原本データ記憶サーバと、を有する資産管理システムにおける資産管理方法であって、
    前記原本管理サーバが、前記ユーザにより登録された資産に関する資産情報のうち、当該資産に対して行われた取引のうちの特定の取引に用いられる公的書類の情報を前記原本データ記憶サーバに記憶させ、
    前記取引管理サーバが、前記資産情報のうち、当該資産に対して行われた取引に関する情報と、前回の取引に対応する一つ前のブロックのハッシュ値とを含めたブロックを生成し、前記生成したブロックを、前記ブロックチェーンに接続され前記ステークホルダの各コンピュータ記憶させる、
    資産管理方法。
  6. ユーザにより登録された資産の取引を行う複数のステークホルダのそれぞれのコンピュータが接続されたブロックチェーンに接続される資産情報識別子管理サーバと、前記資産情報識別子管理サーバに接続される資産情報管理サーバと、前記資産情報管理サーバに接続される資産情報記憶サーバと、を有する資産管理システムであって、
    前記資産情報管理サーバは、前記ユーザにより登録された資産に関する資産情報を、前記資産情報記憶サーバに記憶させ
    前記資産情報識別子管理サーバは、前記資産情報が記憶されているメモリ領域の所在を示す参照先情報を一つの取引として、前記参照先情報と、前回の取引に対応する一つ前のブロックのハッシュ値とを含めたブロックを生成し、前記生成したブロックを、前記ブロックチェーンに接続され前記ステークホルダの各コンピュータ記憶させる、
    資産管理システム。
  7. 前記資産情報識別子管理サーバは、前記参照先情報と前記資産情報にアクセスする権限を示すアクセス権情報とを一つの取引として、前記参照先情報及び前記アクセス権情報と、前回の取引に対応する一つ前のブロックのハッシュ値とを含めたブロックを生成し、当該生成したブロックを、前記ブロックチェーンに接続される前記ステークホルダの各コンピュータ記憶させる、
    請求項6に記載の資産管理システム。
  8. ユーザにより登録された資産の取引を行う複数のステークホルダのそれぞれのコンピュータが接続されたブロックチェーンに接続される資産情報識別子管理サーバと、前記資産情報識別子管理サーバに接続される資産情報管理サーバと、前記資産情報管理サーバに接続される資産情報記憶サーバと、を有する資産管理システムの管理方法であって、
    前記資産情報管理サーバが、前記ユーザにより登録された資産に関する資産情報を、前記資産情報記憶サーバに記憶させ
    前記資産情報識別子管理サーバが、前記資産情報が記憶されているメモリ領域の所在を示す参照先情報を一つの取引として、前記参照先情報と前回の取引に対応する一つ前のブロックのハッシュ値とを含めたブロックを生成し、前記生成したブロックを、前記ブロックチェーンに接続され前記ステークホルダの各コンピュータ記憶させる、
    資産管理方法。
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