JP7183217B2 - プログラム、情報処理方法、端末 - Google Patents

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Description

本開示は、プログラム、情報処理方法、端末に関する。
昨今、スマートフォン等の端末で実行可能なアプリケーションによって、端末、または端末のユーザの電子貨幣(電子マネー)の管理や、送金/受金等を実現するサービスが普及しつつある。例えば特許文献1には、商品の購買金額の決済を行う技術が開示されている。
特開2002-176671号公報
本発明の第1の態様によると、端末によって実行されるプログラムは、第1ユーザから端末のユーザへの送金依頼、または端末のユーザから第1ユーザへの送金依頼に関する第1情報に基づく第1表示と、第2ユーザから端末のユーザへの送金依頼、または端末のユーザから第2ユーザへの送金依頼に関する第2情報に基づく第2表示とを少なくとも端末の表示部に表示することと、第1表示と第2表示とが表示された端末に対する入力に基づいて、第1情報と、第2情報とに基づく第1処理を端末の制御部によって行うこととが端末によって実行される。
本発明の第2の態様によると、端末の情報処理方法は、第1ユーザから端末のユーザへの送金依頼、または端末のユーザから第1ユーザへの送金依頼に関する第1情報に基づく第1表示と、第2ユーザから端末のユーザへの送金依頼、または端末のユーザから第2ユーザへの送金依頼に関する第2情報に基づく第2表示とを少なくとも端末の表示部に表示することと、第1表示と第2表示とが表示された端末に対する入力に基づいて、第1情報と、第2情報とに基づく第1処理を端末の制御部によって行うこととを含む。
本発明の第3の態様によると、端末は、第1ユーザから端末のユーザへの送金依頼、または端末のユーザから第1ユーザへの送金依頼に関する第1情報に基づく第1表示と、第2ユーザから端末のユーザへの送金依頼、または端末のユーザから第2ユーザへの送金依頼に関する第2情報に基づく第2表示とを少なくとも表示する表示部と、第1表示と第2表示とが表示された端末に対する入力に基づいて、第1情報と、第2情報とに基づく第1処理を行う制御部とを備える。
本発明の第4の態様によると、端末は、メモリに記憶されたプログラムを読み出し、プログラムに基づいて処理を実行するプロセッサーを備え、プロセッサーは、第1ユーザから端末のユーザへの送金依頼、または端末のユーザから第1ユーザへの送金依頼に関する第1情報に基づく第1表示と、第2ユーザから端末のユーザへの送金依頼、または端末のユーザから第2ユーザへの送金依頼に関する第2情報に基づく第2表示とを少なくとも端末の表示部に表示することと、第1表示と第2表示とが表示された端末に対する入力に基づいて、第1情報と、第2情報とに基づく第1処理を行うこととを実行する。
実施形態の一態様における通信システムの構成の一例を示す図。 第1実施例に係るサーバの制御部により実現される機能の一例を示す図。 第1実施例に係るサーバの記憶部に記憶される情報の一例を示す図。 第1実施例に係るユーザ登録データの一例を示す図。 第1実施例に係るユーザ管理データベースの一例を示す図。 第1実施例に係る送金リクエスト管理データの一例を示す図。 第1実施例に係る端末の制御部により実現される機能の一例を示す図。 第1実施例に係る端末の記憶部に記憶される情報の一例を示す図。 第1実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第1実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第1実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第1実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第1実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第1実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第1実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第1実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第1実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第1実施例に係る端末、サーバの処理の流れの一例を示すフローチャート。 第1実施例に係る精算処理の流れの一例を示すフローチャート。 第1実施例に係る一括精算を説明するためのテーブルの一例を示す図。 第1実施例に係る端末、サーバの処理の流れの一例を示すフローチャート。 第1実施例に係る精算処理の流れの一例を示すフローチャート。 第1変形例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第1変形例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第2実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第2実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第2実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第2実施例に係る端末、サーバの処理の流れの一例を示すフローチャート。 第2実施例に係る端末、サーバの処理の流れの一例を示すフローチャート。 第3実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第3実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第4実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第4実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第5実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第5実施例に係る端末、サーバの処理の流れの一例を示すフローチャート。 第6実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第6実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第6実施例に係る一括送金リクエスト作成処理の流れの一例を示すフローチャート。 第7実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第7実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第7実施例に係る精算処理の流れの一例を示すフローチャート。 第7実施例に係る精算処理の流れの一例を示すフローチャート。 第8実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第8実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第8実施例に係る端末、サーバの処理の流れの一例を示すフローチャート。 第8変形例に係る端末、サーバの処理の流れの一例を示すフローチャート。 第9実施例に係る処理方法を説明するためのテーブルの一例を示す図。 第9実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第9実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第9実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第9実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第9実施例に係る端末、サーバの処理の流れの一例を示すフローチャート。 第10実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第10実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第10実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第10実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第10実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第10実施例に係る端末、サーバの処理の流れの一例を示すフローチャート。 第11実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第11実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第11実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第11実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第11実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第11実施例に係る端末、サーバの処理の流れの一例を示すフローチャート。 第12実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第12実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第12実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第12実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第13実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第13実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第13実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第16実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第16実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第16実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第17実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第17実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第17実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第17実施例に係る端末、サーバの処理の流れの一例を示すフローチャート。 第17実施例に係る端末、サーバの処理の流れの一例を示すフローチャート。 第17変形例に係る端末、サーバの処理の流れの一例を示すフローチャート。 第18実施例に係る処理方法を説明するためのテーブルの一例を示す図。 第18実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第18実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第18実施例に係る端末、サーバの処理の流れの一例を示すフローチャート。 第19実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第19実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第20実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第20実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第20実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第20実施例に係る端末、サーバの処理の流れの一例を示すフローチャート。 第21実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第21実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第21実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第21実施例に係る端末、サーバの処理の流れの一例を示すフローチャート。 第22実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第22実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第22実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第22実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第26実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第26実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第27実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第27実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第27実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。 第27実施例に係る端末の表示画面の一例を示す図。
<法的事項の遵守>
本明細書に記載の開示は、通信の秘密など、本開示の実施に必要な実施国の法的事項遵守を前提とすることに留意されたい。
本開示に係るプログラム等を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。
本明細書では、適宜「通信I/Fによって」という表現を使用する。これは、装置が、限定ではなく例として、制御部(プロセッサー等)の制御に基づいて、通信I/Fを介して(通信部を介して)、各種の情報やデータを送受信することを示す。
<システム構成>
図1-1は、本実施例における通信システム1のシステム構成の一例を示す図である。
通信システム1では、限定ではなく例として、ネットワーク30を介して、サーバ10と、複数の端末20(端末20A,端末20B,端末20C,・・・)とが接続される。
サーバ10は、ネットワーク30を介して、ユーザが所有する端末20に支払いサービスやメッセージングサービスを提供する機能を有する。サーバ10は、支払い管理サーバや支払いサービスサーバ、メッセージングサーバ、メッセージングサービスサーバ等のように表現することもできる。本実施形態では、限定ではなく例として、サーバ10のユーザを、支払いサービスの事業者やメッセージングサービスの事業者とする。
端末20(端末20A,端末20B,端末20C、・・・)は、各実施例において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。端末20は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA・(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、VR(Virtual Reality)端末、スマートスピーカ(音声認識用デバイス)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、端末20は情報処理端末と表現されてもよい。
端末20A、端末20Bおよび端末20Cの構成は基本的には同一である。また、必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末20Xと表現し、ユーザXまたは端末20Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現してもよい。
なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよいし、そうでなくてもよい。
ネットワーク30は、1以上の端末20と、1以上のサーバ10とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク30は、上記の各種の装置が接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
なお、ネットワーク30に接続されるサーバ10の数や端末20の数は限定されない。
ネットワーク30のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク30は、限定ではなく例として、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:LAN)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDN(integrated service digital networks)、無線LAN、LTE(long term evolution)、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク30は、1つまたは複数のネットワーク30を含むことができる。
サーバ10(限定ではなく、サーバ、情報処理装置、情報管理装置の一例)は、端末20に対して、所定のサービス(本実施例では支払いサービスやメッセージングサービス等)を提供する機能を備える。サーバ10は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。サーバ10は、限定ではなく例として、サーバ装置、コンピュータ(限定ではなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定ではなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定ではなく例として、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、サーバ10は情報処理装置と表現されてもよい。サーバ10と端末20とを区別する必要がない場合は、サーバ10と端末20とは、それぞれ情報処理装置と表現されてもよいし、されなくてもよい。
[各装置のハードウェア(HW)構成]
通信システム1に含まれる各装置のHW構成について説明する。
(1)端末のHW構成
図1-1には、端末20のHW構成の一例を示している。
端末20は、制御部21(CPU:central processing unit(中央処理装置))、記憶部28、通信I/F22(インタフェース)、入出力部23、時計部29A、位置算出用情報検出部29Bを備える。端末20のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、端末20のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、端末20は、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
通信I/F22は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F22は、ネットワーク30を介して、サーバ10等の各種装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F22は、各種データを制御部21からの指示に従って、サーバ10等の各種装置に送信する。また、通信I/F22は、サーバ10等の各種装置から送信された各種データを受信し、制御部21に伝達する。また、通信I/F22を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F22が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
入出力部23は、端末20に対する各種操作を入力する装置、および、端末20で処理された処理結果を出力する装置を含む。入出力部23は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部21に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
出力部は、制御部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定ではなく例として、 タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定ではなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
一実施形態として、入出力部23は、限定ではなく例として、表示部24、音入力部25、音出力部26、撮像部27を備える。
表示部24は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部24は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定ではなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部24は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
音入力部25は、音データ(音声データを含む。以下同様。)の入力に利用される。音入力部25は、マイクなどを含む。
音出力部26は、音データの出力に利用される。音出力部26は、スピーカなどを含む。
撮像部27は、動画像データの取得に利用される。撮像部27は、カメラなどを含む。
入出力部23がタッチパネルの場合、入出力部23と表示部24とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよい。
時計部29Aは、端末20の内蔵時計であり、時刻情報(計時情報)を出力する。時計部29Aは、限定ではなく例として、水晶発振器を利用したクロック等を有して構成される。時計部29Aは、限定ではなく例として、計時部や時刻情報検出部と表現することもできる。
なお、時計部29Aは、NITZ(Network Identity and Time Zone)規格等を適用したクロックを有していてもよいし、有していなくてもよい。
位置算出用情報検出部29Bは、制御部21が自己の端末20の位置を算出(測定)するために必要な情報(以下、「位置算出用情報」と称する。)を検出(計測)する機能部である。位置算出用情報検出部29Bは、限定ではなく例として、位置算出用センサ部と表現することもできる。
位置算出用情報検出部29Bは、限定ではなく例として、GPS(Global Positioning System)等の衛星測位システムを利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットである衛星測位センサ(衛星測位ユニット)や、慣性航法システムを利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットである慣性計測センサ(慣性計測ユニット(IMU(Inertial Measurement Unit)))、UWB(超広帯域無線:Ultra Wide Band)を利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットであるUWB測位センサ(UWB測位ユニット)等を含む。
衛星測位ユニットは、限定ではなく例として、不図示のアンテナで受信される測位用衛星から発信されている測位用衛星信号を含むRF(Radio Frequency)信号をデジタル信号に変換するRF受信回路や、RF受信回路から出力されるデジタル信号に対して相関演算処理等を行って測位用衛星信号を捕捉し、測位用衛星信号から取り出した衛星軌道データや時刻データ等の情報を、位置算出用情報として出力するベースバンド処理回路等を有する。
慣性計測ユニットは、慣性航法演算によって端末20の位置を算出するために必要な情報を検出するセンサである慣性センサを有する。慣性センサには、限定ではなく例として、3軸の加速度センサや3軸のジャイロセンサが含まれ、加速度センサによって検出された加速度と、ジャイロセンサによって検出された角速度とを、位置算出用情報として出力する。
UWB測位ユニットは、限定ではなく例として、不図示のアンテナで受信される測位用ビーコンから発信されている測位用超広帯域パルス信号を含む超広帯域RF(Radio Frequency)信号をデジタル信号に変換する超広帯域RF受信回路や、超広帯域RF受信回路から出力されるデジタル信号に基づいて端末20と測位用ビーコンとの相対位置を算出する相対位置算出処理回路等を有する。
なお、限定ではなく例として、UWB測位ユニットは、不図示のアンテナから測位用超広帯域パルス信号を含む超広帯域RF信号を送信することで、端末20を測位用ビーコンとして機能させてもよいし、そうしなくてもよい。
制御部21は、限定ではなく例として、位置算出用情報検出部29Bによって検出された位置算出用情報に基づいて、定期的なタイミングや特定のタイミングで、自己の端末20の位置を算出する。端末の位置を「端末位置」と称し、算出された端末位置を「算出端末位置」と称する。そして、制御部21は、算出端末位置を、その算出端末位置を算出した日時と関連付けて、算出端末位置履歴データとして記憶部28に記憶させる。
制御部21は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
制御部21は、限定ではなく例として、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)を含む。
記憶部28は、端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部28は、限定ではなく例として、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶部28は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
端末20は、プログラムPを記憶部28に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部21が、制御部21に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部28に記憶されるプログラムPは、端末20に、制御部21が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
(2)サーバのHW構成
図1-1には、サーバ10のHW構成の一例を示している。
サーバ10は、制御部11(CPU)、記憶部15、通信I/F14(インタフェース)、入出力部12、時計部19を備える。サーバ10のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、サーバ10のHWは、サーバ10のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、サーバ10のHWは、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
制御部11は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
制御部11は、代表的には中央処理装置(CPU)、であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、制御部11は、これらに限定されない。
記憶部15は、サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部15は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、記憶部15は、これらに限定されない。また、記憶部15は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
通信I/F14は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F14は、ネットワーク30を介して、端末20等の各種装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F14は、各種データを制御部11からの指示に従って、端末20等の各種装置に送信する。また、通信I/F14は、端末20等の各種装置から送信された各種データを受信し、制御部11に伝達する。また、通信I/F14を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F14が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
入出力部12は、サーバ10に対する各種操作を入力する装置により実現される。
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部11に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入力部は、限定ではなく例として、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。
出力部は、制御部11で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定ではなく例として、 タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定ではなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
一次実施形態として、入出力部12は、表示部13を備える。
表示部13は、代表的にはモニタ(限定ではなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。なお、表示部13は、ヘッドマウントディスプレイ(HDM)などであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらの表示部13は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、表示部13は、これらに限定されない。
時計部19は、サーバ10の内蔵時計であり、時刻情報(計時情報)を出力する。時計部19は、限定ではなく例として、ハードウェアクロックとしてのRTC(Real Time Clock)やシステムクロック等を有して構成される。時計部19は、限定ではなく例として、計時部や時刻情報検出部と表現することもできる。
(3)その他
サーバ10は、プログラムPを記憶部15に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部11が、制御部11に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部15に記憶されるプログラムPは、サーバ10に、制御部11が実行する各機能を実現させる。このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
他の装置についても同様である。
本開示の各実施形態においては、端末20および/またはサーバ10のCPUがプログラムPを実行することにより、実現するものとして説明する。
他の装置についても同様である。
なお、端末20の制御部21、および/または、サーバ10の制御部11は、制御回路を有するCPUだけでなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよいし、そうでなくてもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよいし、そうでなくてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
他の装置についても同様である。
また、本開示の各実施形態のプログラムP(限定ではなく例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。 記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムPを記憶可能である。また、プログラムPは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、本開示の各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムPとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定ではなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、またはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムPを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体をメモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
サーバ10および/または端末20は、記憶媒体に記憶されたプログラムPを読み出し、読み出したプログラムPを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
他の装置についても同様である。
また、本開示のプログラムPは、プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ10および/または端末20に提供されてもよいし、されなくてもよい。サーバ10および/または端末20は、限定ではなく例として、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムPを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
他の装置についても同様である。
また、本開示の各実施形態は、プログラムPが電子的な伝送によって具現化されたデータ信号の形態でも実現され得る。
サーバ10および/または端末20における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
端末20における処理の少なくとも一部、または全部を、サーバ10により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、端末20の制御部21の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理、または全部の処理を、サーバ10で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
サーバ10における処理の少なくとも一部、または全部を、端末20により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、サーバ10の制御部11の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理、または全部の処理を、端末20で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
なお、本開示のプログラムは、限定ではなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのコンパイラ言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装される。
以下では、本発明をサーバクライアントシステムによって実現する実施例について説明する。
ただし、サーバクライアントシステムに限らず、サーバを含まないシステムによって本発明を実現することも可能である。これは、限定ではなく例として、以下のようなシステムである。
・サーバの機能を端末20に持たせるシステム(分散システム)。これは、限定ではなく例として、ブロックチェーン(チェイン)の技術を用いて実現することが可能である。
・端末20同士が無線通信を行うシステム。これは、限定ではなく例として、ブルートゥース等の近距離無線通信技術を用いてP2P(ピアツーピア)方式等で通信を行うことで実現可能である。
また、以下では、適宜「通信I/Fによって」という表現を使用する。これは、装置が、限定ではなく例として、制御部(プロセッサー等)の制御に基づいて、通信I/Fを介して(通信部を介して)、各種の情報やデータを送受信することを示す。
<概要>
近年、ネットワークサービスに関連するアプリケーション(アプリケーションソフトウェア)として、電子貨幣による支払いを行うためのアプリケーション(支払いアプリケーション)、電子貨幣による決済を行うためのアプリケーション(決済アプリケーション)、電子貨幣による送金/受取を行うためのアプリケーション(送金アプリケーション)といったアプリケーションや、これらのアプリケーションの一部の機能または全部の機能を集約したアプリケーションが普及しつつあり、端末20のユーザが、これらのアプリケーションを用いて、電子貨幣(電子マネー)を用いた各種のサービスを受けることが可能になってきている。
「電子貨幣」とは、物理的貨幣と区別される電子的な貨幣であって、上記の各種のアプリケーションにおいて管理される端末20、または端末20のユーザが所有する電子的な貨幣を意味する。
なお、電子貨幣は、「電子マネー」や「デジタル通貨(デジタル貨幣)」と表現してもよいし、そのようにしなくてもよい。
また、「電子貨幣(電子マネー)」や「デジタル通貨(デジタル貨幣)」として、法定通貨を用いてもよいし、仮想通貨を用いてもよい。
また、「電子貨幣(電子マネー)」や「デジタル通貨(デジタル貨幣)」には、暗号通貨(暗号資産)を含めてもよい。
また、仮想通貨には、クーポンなどの物的貨幣を含めてもよい。
本明細書では、一例として「電子マネー」の用語を用いることとし、限定ではなく例として、端末20のユーザの電子マネーの口座の残高のことを「電子マネー口座残高」と称する。
また、以下では、端末20のユーザから異なる端末20のユーザ(相手のユーザ)に対して送金を行うように依頼することを「送金リクエスト」(送金依頼と同義。)と称する。そして、この送金リクエストに関する情報を「送金リクエスト情報」と称する。
送金を依頼することを「送金リクエストする」、「送金リクエストを行う」等のように表現する場合がある。
また、送金を依頼されることを「送金リクエストされる」、「送金リクエストが行われる」、等のように表現する場合がある。
また、送金リクエストを送ることを「送金リクエストを送信する」、「送金リクエストを送付する」等のように表現するが、これらは実質的に同義である。
また逆に、送金リクエストを受け取ることを「送金リクエストを受信する」、「送金リクエストを受け取る」等のように表現するが、これらは実質的に同義である。
また、以下では、送金リクエストの内容を相手のユーザに思い出させること、想起させること、再確認させること等を意味する用語を「送金リマインド」と称し、この送金リマインドに関する情報を「送金リマインド情報」と称する。
送金をリマインドすることを「送金リマインドする」、「送金リマインドを行う」等のように表現する場合がある。
また、送金をリマインドされることを「送金リマインドされる」、「送金リマインドが行われる」等のように表現する場合がある。
また、送金リクエスト情報(送金リマインド情報も同様。)には、少なくとも、送金が依頼されたことを示す情報、送金依頼主(送金依頼元)のユーザの情報、送金依頼先のユーザの情報が含まれればよい。
なお、後述するが、送金を依頼する金額(以下、「送金リクエスト金額」と称する。)、送金を行う事由、送金による支払いの期限(以下、「支払い期限」と称する。)等の情報を、送金リクエスト情報に含めることもできる。
また、以下では、端末20にインストールされたアプリケーション(支払いアプリケーションやメッセージングアプリケーション)によって、本発明に係る各種の処理が実行されることとして説明する。
なお、支払いアプリケーションの一機能としてチャットサービス(限定ではなく例として、メッセージングサービス)の機能を持たせる、またはチャットアプリケーション(限定ではなく例として、メッセージングアプリケーション)の一機能として支払いサービスの機能を持たせるようにすることもできる。
メッセージングサービスでは、ユーザが、チャットルームを利用してチャットを行うことができるように構成されている。
以下の説明では、適宜、複数のユーザの端末間で送受信されるコンテンツを各々のユーザが閲覧できるUI(User Interface)やGUI(Graphical User Interface)を「トークルーム」と称する。また、トークルームをチャットルームと称してもよい。
なお、トークルームには、限定ではなく例として、一対一のユーザのトークルームの他、複数のユーザを含むグループのトークルーム(グループトークルーム)を含めることができる。この場合におけるトークルームは、複数のユーザを含むグループの各端末間で送受信されるコンテンツをグループに含まれるユーザが閲覧できるUIやGUIのことを意味する。
また、メッセージングサービスには、端末20間での簡単なメッセージ等のコンテンツの送受信を可能とするインスタントメッセージングサービス(IMS:Instant Messaging Service)を含めてもよいし、含めなくてもよい。
なお、メッセージングサービス:MS(IMSを含む。)を、ソーシャルネットワーキングサービス:SNSの1つの形態(一形態)と捉える考え方もある。
このため、メッセージングサービス:MSと、ソーシャルネットワーキングサービス:SNSとは区別してもよいし、区別しなくてもよい。
<実施例>
以下、本発明を適用した実施例について説明する。
相手のユーザ(第1ユーザ)から自分(端末のユーザ)への送金依頼(送金リクエスト)や、自分から相手のユーザへの送金依頼(送金リクエスト)が処理されずに、複数の送金リクエストが端末20に蓄積していく場合がある。限定ではなく例として、送金リクエストを処理することをうっかり忘れてしまったような場合である。
この場合、未処理の送金リクエストを一つ一つ処理していこうとすると、時間がかかってしまい、不便である。また、未処理の送金リクエストを一つ一つ処理していこうとすると、ユーザの残高が足りなくなってしまうような場合もあり得る。
そこで、複数の送金リクエスト(ここでは、未処理の複数の送金リクエスト)を一括的に処理する手法について説明する。この一括的な処理のことを「一括処理」と称する。
一括処理には、大きく分けて、少なくとも以下の処理を含めることができる。
(1)一括的な精算(以下、「一括精算」と称する。)に関する処理
(2)送金リクエストの相殺(以下、「リクエスト相殺」と称する。)に関する処理
(3)一括的な送金リクエスト(以下、「一括送金リクエスト」と称する。)の作成に関する処理
(4)特殊な一括精算(以下、「特殊一括精算」と称する。)に関する処理・特殊な一括送金リクエスト(以下、「特殊一括送金リクエスト」と称する。)の作成に関する処理
また、以下説明する実施例では、相手のユーザを一人のユーザとする場合、つまり、第2ユーザは第1ユーザである(または第1ユーザは第2ユーザである)場合を例示する。
なお、変形例等でも説明するが、相手のユーザを異なる複数のユーザとする場合、つまり、第1ユーザは第2ユーザとは異なるユーザである(第2ユーザは第1ユーザとは異なるユーザである)場合についても、以下説明する手法を同様に適用することができる。
<第1実施例>
第1実施例は、上記の一括処理のうちの一括精算に関する実施例である。
第1実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
<機能構成>
(1)サーバ
図1-2は、本実施例においてサーバ10の制御部11によって実現される機能の一例を示す図である。
サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、記憶部15に記憶されている支払いアプリケーション管理処理プログラム151に従って、支払いアプリケーションによる各種の支払いサービスを端末20、または端末20のユーザに提供するための処理を行う支払いアプリケーション管理処理部111を機能部として含む。
図1-3は、本実施例においてサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部15には、限定ではなく例として、制御部11によって読み出され、支払いアプリケーション管理処理として実行される支払いアプリケーション管理処理プログラム151と、ユーザ登録データ153と、ユーザ管理データベース155と、送金リクエスト管理データ157とが記憶される。
ユーザ登録データ153は、支払いアプリケーションを利用する端末20、またはその端末20のユーザに関する登録データであり、そのデータ構成の一例を図1-4に示す。
ユーザ登録データ153には、限定ではなく例として、ユーザ名と、アプリケーションIDと、端末電話番号と、その他登録情報とが関連付けて記憶される。
ユーザ名は、支払いアプリケーションを利用する端末20のユーザの名称であり、限定ではなく例として、端末20のユーザが支払いアプリケーションを利用する際に登録する名称が記憶される。
アプリケーションIDは、支払いアプリケーションのアカウントを識別するために用いられる情報、またはアカウントそのものである。
このアプリケーションIDは、好ましくはアカウントごとに一意な値であり、限定ではなく例として、サーバ10によってアカウントごとに一意な値(固有の値)が設定されて記憶される。
アプリケーションIDは、端末20、またはその端末20のユーザに関連付けられた情報であり、端末に関する情報、または端末のユーザに関する情報の一例である。
端末電話番号は、このユーザ名のユーザの端末20の電話番号であり、限定ではなく例として、端末20のユーザが支払いアプリケーションを利用する際に登録する端末20の電話番号が記憶される。
その他登録情報には、限定ではなく例として、端末20のID:端末ID(限定ではなく例として、IMEI(International Mobile Equipment Identity))、このユーザ名のユーザの端末20のメールアドレス(端末メールアドレス)、支払いアプリケーションにおける各種の認証に利用されるパスワード(ログインパスワード、認証パスワードを)等の認証情報等の情報を含めるようにすることができる。
端末20を識別するための識別情報は、限定ではなく例として、端末IDとすることができる。
また、端末20のユーザを識別するための識別情報は、限定ではなく例として、アプリケーションIDとすることができる。なお、これを「ユーザID」としてもよいし、しなくてもよい。
また、1つの端末20につき1つのアカウントしか登録することのできないアプリケーションであれば、限定ではなく例として、「端末20を識別するための識別情報=端末20のユーザを識別するための識別情報=アプリケーションID」とすることができる。
また、限定ではなく例として、1つのユーザIDに、複数の端末IDを割り当てることを可能としてもよいし、そのようにしなくてもよい。
なお、端末電話番号の登録は必須ではなく、端末電話番号をユーザ登録データ153に記憶させないようにしてもよい。
また、アプリケーションID等の各種のIDに代えて、端末電話番号によってアカウントを管理する手法を適用することも可能である。この場合、アプリケーションID等のIDをユーザ登録データ153に記憶させるのに代えて、端末電話番号をユーザ登録データ153に記憶させるようにすることができる。
ユーザ管理データベース155は、支払いアプリケーションを利用する端末20、またはそのユーザに関する情報を管理するためのデータを蓄積的に記憶したデータベースであり、その一例である第1のユーザ管理データベース155Aの構成一例を図1-5に示す。
第1のユーザ管理データベース155Aには、アプリケーションIDごとの管理データとして、ユーザ管理データが記憶される。
各々のユーザ管理データには、限定ではなく例として、アプリケーションIDと、そのアプリケーションIDによって識別されるユーザの電子マネー口座残高と、送金履歴データと、受金履歴データとが記憶される。
送金履歴データは、このアプリケーションIDのユーザから他のアプリケーションIDのユーザへの送金の履歴の情報(送金履歴情報)が記憶されたデータである。
受金履歴データは、このアプリケーションIDのユーザの他のアプリケーションIDのユーザからの受金の履歴の情報(受金履歴情報)が記憶されたデータである。
送金リクエスト管理データ157は、送金リクエストに関する情報を管理するためのデータを蓄積的に記憶したデータベースであり、その一例である第1の送金リクエスト管理データ157Aの構成例を図1-6に示す。
第1の送金リクエスト管理データ157Aには、限定ではなく例として、日時と、送金リクエスト管理IDと、送金マスターIDと、送金リクエスト先IDと、送金リクエスト金額と、送金済みフラグとが関連付けて記憶される。
日時には、限定ではなく例として、対応する送金リクエストの送金リクエスト情報がサーバ10から送金リクエスト先ユーザの端末20に送信された日時が記憶される。
送金リクエスト管理IDには、送金リクエストごとにサーバ10によって一意に設定されるIDが記憶される。
送金マスターIDには、送金を依頼したユーザ(送金マスターユーザとも言う。)のアプリケーションIDが記憶される。
送金リクエスト先IDには、送金を依頼されたユーザ(送金リクエスト先ユーザとも言う。)のアプリケーションIDが記憶される。
送金リクエスト金額には、その送金リクエストによって送金マスターユーザから送金リクエスト先ユーザに送金が依頼された金額が記憶される。
送金済みフラグは、制御部11によって精算処理が実行されることで、その送金リクエストに対応する送金が完了したか否かを示すフラグであり、デフォルトは「OFF」とされ、送金が完了することで「ON」に設定される。
サーバ10が送金リクエストを管理する手法としては、以下の2つのパターンが考えられる。
(1)パターンA:送金を実行した送金リクエストを削除せずに残す。
(2)パターンB:送金を実行した送金リクエストを削除する。
このどちらのパターンを適用することもできるが、パターンAを適用する場合は、送金済みフラグを「ON」とした送金リクエストのデータは削除せずに残す。
一方、パターンBを適用する場合は、送金を実行した送金リクエストのデータのレコードを削除する。
(2)端末
図1-7は、本実施例において端末20の制御部21によって実現される機能の一例を示す図である。
制御部21は、限定ではなく例として、記憶部28に記憶されている支払いアプリケーション処理プログラム281に従って、支払いアプリケーション処理を実行する支払いアプリケーション処理部211を機能部として含む。
図1-8は、本実施例において端末20の記憶部28に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部28には、限定ではなく例として、制御部21によって読み出され、支払いアプリケーション処理として実行される支払いアプリケーション処理プログラム281と、自己の端末20またはそのユーザに関連付けられたアプリケーションID283とが記憶される。
<表示画面>
以下では、限定ではなく例として、端末20が、縦長のディスプレイの表示部24を備えるスマートフォンである場合を例示する。
スマートフォンには、限定ではなく例として、入力部として機能するタッチパネルが、そのディスプレイと対向して配置され、これによってタッチスクリーンが構成される。アイコン、ボタン、アイテムまたは入力領域などの要素がディスプレイに表示された場合において、タッチパネルの一部の領域であって、その要素が表示された領域と対向する領域がユーザによって操作された場合、その要素と関連付けられたプログラムまたはそのプログラムのサブルーチンが実行される。
以下では、ユーザによる操作を、限定ではなく例として、タップ(タップ操作)として説明する。
タップ(タップ操作)とは、限定ではなく例として、ユーザが、タッチパネルが一体的に構成された表示部24(タッチスクリーン)を指やペン先などで軽く叩くように触れる動作、触れてから離す動作である。
なお、以下説明する表示画面の遷移は、本開示の手法を実現するための表示画面の遷移の一例に過ぎない。以下に例示する表示画面の遷移について、一部の表示画面の表示を省略してもよいし、別の表示画面を追加してもよい。
図1-9は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の一例を示す図である。この画面は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される支払いアプリケーションのメインメニュー画面である。
メニュー画面最上部中央には、支払いアプリケーションの名称として「Payment App」の文字が表示されている。また、画面最上部右方には、この端末20のユーザの支払いアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名(この例ではユーザA.A)が表示されている。
また、その下には、支払いアプリケーションにおける現在位置を示す現在位置表示領域CLR1が構成されており、この例では、現在位置が支払いアプリケーションのメインメニューであることを示す「ウォレットメインメニュー」の文字が、現在位置表示領域内に表示されている。
メインメニュー画面の下部に表示された送金リクエスト一覧アイコンIC1がタップされると、端末20Aからサーバ10に対して、送金リクエスト一覧情報を要求する情報が送信され、サーバ10から端末20Aに対して、送金リクエスト一覧情報が送信される。その結果、限定ではなく例として、図1-10に示すような送金リクエスト一覧画面が表示される。
現在位置表示領域CLR1には、送金リクエスト一覧情報を表示していることを示す「送金リクエスト一覧」の文字が表示されている。
この送金リクエスト一覧画面は、自己の端末20のユーザ(ユーザA.A)に関する送金リクエストとして、異なる端末20のユーザとの間の未処理の送金リクエスト(以下、「未処理リクエスト」と称する。)が、異なる端末20のユーザ別に表示されている。
以下では、一括処理を行うことを提案するユーザのことを、適宜「提案者のユーザ」と称する。
また、提案者のユーザによって一括処理が提案されるユーザのことを、適宜「相手のユーザ」と称する。
具体的には、相手として、ユーザB.B、ユーザC.C、ユーザD.D、ユーザE.E等の複数のユーザについて、各々のユーザのアイコン画像およびユーザ名と関連付けて、そのユーザとの間の未処理リクエストの件数と、そのユーザとの間の未処理リクエストを一括して処理した場合における精算金額(以下、「一括精算金額」と称する。)とが表示されている。
ここで、相手から自分に依頼された送金リクエストによって自分が相手に支払うことになる金額を適宜「支払い金額」と称し、自分から相手に依頼した送金リクエストによって自分が相手から受け取る金額を適宜「受取金額」と称する。
この場合、「一括精算金額」は、未処理リクエストの全部を一括して処理した場合の、各々の未処理リクエストに対応する支払い金額、受取金額を正負の符号を逆転させて合算した金額となる。この一括精算金額は、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11が実行する精算処理において算出される。
また、この表示画面例では、一括精算金額の横には、自分が相手に対してその一括精算金額を支払う場合には「支払い」であることを示す支払いマークが関連付けて表示され、自分が相手からその一括精算金額を受け取る場合には「受取」であることを示す受取マークが関連付けて表示される。
限定ではなく例として、ユーザA.A(自分)はユーザB.B(相手)との間で4件の未処理リクエストがあり、これら4件の未処理リクエストを一括して処理した場合、ユーザA.AはユーザB.Bに対して一括精算金額として「1,000円」を支払うことになることが示されている。
同様に、限定ではなく例として、ユーザA.A(自分)はユーザC.C(相手)との間で4件の未処理リクエストがあり、これら4件の未処理リクエストを一括して処理した場合、ユーザA.AはユーザC.Cから一括精算金額として「4,000円」を受け取ることになることが示されている。
また、画面下部には、全ての未処理リクエストの一括精算をサーバ10に要求するための精算ボタンBT1が表示されている。
この画面において、限定ではなく例として、ユーザC.Cの表示領域WR1がタップされると、図1-11に示す送金リクエスト詳細画面が表示される。この送金リクエスト詳細画面には、ユーザC.Cとの間の未処理リクエストの詳細が表示されている。
一括精算とは、複数の未処理リクエストに基づき一括して精算を行うことであり、限定ではなく例として、未処理リクエストの全部を一括して精算する「全選択一括精算」と、未処理リクエストの一部かつ複数を一括して精算する「一部選択一括精算」とが含まれる。
画面上部の現在位置表示領域CLR1には、ユーザC.Cとの間の未処理リクエストを表示していることを示す「C.Cとの送金リクエスト」の文字が表示されている。
また、現在位置表示領域CLR1の下には、ユーザC.Cのアイコン画像およびユーザ名と関連付けて、全選択一括精算を行うと仮定した場合の一括精算金額(この例では「4,000円」)およびマーク(この例では「受取マーク」)が表示されている。
ユーザC.Cのアイコン画像の横には、タップによってチェックの「ON/OFF」を切替可能に構成されたチェック領域ASR1が設けられており、チェックを「ON」とすることでチェック領域にチェックマークが表示され、全ての未処理リクエストを一括精算することが可能に構成されている。
その下には、相手をユーザC.Cとする送金リクエストが一覧表示されている。この例では、相手をユーザC.Cとする未処理リクエストが上から古い順に時系列で一覧表示され、未処理リクエストの一覧表示の下に、処理済みのリクエスト(以下、「処理済みリクエスト」と称する。)が上から古い順に時系列で一覧表示されている。また、処理済みリクエストについては、未処理リクエストと区別するため、異なる表示態様(この例ではグレーアウト)で表示されている。
以下では、自分から相手に送信済みの送金リクエストを「送信済み送金リクエスト」と称し、自分が相手から受信済みの送金リクエストを「受信済み送金リクエスト」と称する。
この場合、未処理リクエストのうちの送信済み送金リクエストについては「リクエスト送信」と示されたリクエスト送信マークが表示され、未処理リクエストのうちの受信済み送金リクエストについては「リクエスト受信」と示されたリクエスト受信マークが表示される。
また、各々の未処理リクエストには、送信済み送金リクエストについては、そのリクエストを自己の端末20から相手のユーザの端末20に送信した日時が、受信済み送金リクエストについては、そのリクエストを自己の端末20が相手のユーザの端末20から受信した日時が、それぞれ関連付けて表示されている。
また、各々の未処理リクエストには、限定ではなく例として、その未処理リクエストによって送金を行う事由が関連付けて表示されている。
なお、送金リクエスト金額の情報を送金リクエスト情報に含めず、送金リクエスト金額の情報を表示しないようにしてもよい。この場合、限定ではなく例として、提案者のユーザが、送金リクエスト金額の情報を、サーバ10に問い合わせる、または相手のユーザに問い合わせるようにすることができる。
また、送金リクエスト金額の情報を送金リクエスト情報に含めるが、送金リクエストの一覧画面や送金リクエストの個別画面には表示しないようにしてもよい。また、この場合、限定ではなく例として、送金リクエストの個別画面において、送金リクエストの詳細内容を確認するための入力がなされたことに基づいて、送金リクエスト金額の情報を含む送金リクエストの詳細画面を表示するようにしてもよい。
なお、これらは、送金を行う事由の情報など、送金リクエストに関する他の情報についても同様である。
また、各々の未処理リクエストには、限定ではなく例として、送信済み送金リクエストについては、その送信済み送金リクエストを処理することによって自分が相手から受け取ることになる受取金額と受取マークとが関連付けて表示され、受信済み送金リクエストについては、その受信済み送金リクエストを処理することによって自分が相手に支払うことになる支払い金額と支払いマークとが関連付けて表示される。
また、各々の未処理リクエストの横には、タップによってチェックの「ON/OFF」を切替可能に構成されたチェック領域SR1が設けられており、チェックを「ON」とすることでチェック領域SR1にチェックマークが表示され、その未処理リクエストを一括精算の対象として選択することができるように構成されている。
また、画面下部には、選択された未処理リクエストの一括精算をサーバ10に要求するための精算ボタンBT2が表示されている。
なお、図1-11では、未処理リクエストとともに処理済みリクエストも表示させることとしたが、処理済みリクエストは表示させないようにしてもよい。
限定ではなく例として、3つ目の送信済み送金リクエスト(受取 10,000円)と、4つ目の受信済み送金リクエスト(支払い 3,000円)との2つのリクエストのチェックが「ON」とされて選択され、精算ボタンBT2がタップされると、図1-12に示すような表示が表示される。
図1-12では、図1-11の画面下部に、一括精算の内容をユーザに確認させるための一括精算確認情報が表示される。この例では、「ウォレット残高」のテキストを含む電子マネー口座残高表示領域WBR1内に、自分の現在の電子マネー口座残高が一括精算によってどのように変化するかを示す精算内容確認領域ACR1が設けられている。
精算内容確認領域ACR1には、限定ではなく例として、左側に自分(ユーザA.A)の現在の電子マネー口座残高が、右側に精算後の自分の電子マネー口座残高がそれぞれ表示される。
また、その下には、「この内容で精算を提案しますか?」のテキストとともに、精算を提案するための「提案」と示された提案ボタンBT3と、精算をキャンセルするための「キャンセル」と示されたキャンセルボタンとが表示されている。
この例では、ユーザA.Aの現在の電子マネー口座残高は「500円」である。
そして、上記で選択された2つのリクエストが一括精算されると、ユーザA.Aにとっては、「受取 10,000円」と「支払い 3,000円」とで「受取 7,000円」となる。よって、現在の電子マネー口座残高「500円」に一括精算金額「7,000円」が加算されることで、精算後の電子マネー口座残高が「7,500円」となることが示されている。
図1-13は、上記の画面において提案ボタンBT3がタップされたことに基づいて表示される支払いアプリケーションのおしらせ画面の一例を示す図である。このおしらせ画面は、ユーザA.Aの相手方であるユーザC.Cの端末20Cの表示部24に表示される画面の一例である。
図1-12の端末20Aの表示部24に表示される画面において提案ボタンBT3がタップされることで、端末20Aからサーバ10に対して一括精算の実行が依頼される。すると、サーバ10から相手方であるユーザC.Cの端末20Cに対して、一括精算に承認するか否かの意思確認を行うための一括精算承認確認情報が送信されて、端末20Cの表示部24に表示される。
このおしらせ画面の上部には、現在位置表示領域CLR2が構成されており、支払いアプリケーションに関するおしらせを表示していることを示す「おしらせ」の文字が表示されている。
現在位置表示領域CLR2の下には、サーバ10を介してユーザA.Aの端末20Aから送金リクエストの精算提案を受けたことを示す通知として、ベルのマークとともに、「送金リクエストの精算提案が届きました。」の文字を含む通知NT1が表示されている。
また、その下には、おしらせ情報を表示するためのおしらせ情報表示領域NTR1が構成されており、このおしらせ情報表示領域NTR1に、上記の通知NT1に対応する情報が表示される。
この例では、一括精算承認確認情報として、「精算提案」のテキストとともに、相手であるユーザA.Aのアイコン画像と、一括精算金額とが表示されている。この例では、一括精算金額として、ユーザC.CはユーザA.Aに対して「7,000円」を支払う必要があることが表示されている。
また、一括精算承認確認情報には、一括精算の詳細内容を確認するための「詳細を確認」のテキストが示されたリンクLK1が形成されており、このリンクLK1をタップすると、一括精算の詳細内容(限定ではなく例として、内訳)を確認することができるように構成されている。
なお、「詳細を確認」のリンクLK1から一括精算の詳細内容を表示させるようにするのではなく、限定ではなく例として、一括精算の詳細内容を、左右方向や奥行き方向に切替可能に表示させるようにしてもよい。この一例としては、限定ではなく例として、カルーセル表示が挙げられる。
この手法は、いずれの実施例についても同様に適用可能である。
また、一括精算承認確認情報には、上記の内容で精算を承認するための「精算する」と示された精算ボタンと、上記の内容で精算を承認せずに断るための「断る」と示された拒否ボタンとが表示されている。
上記のリンクLK1がタップされると、限定ではなく例として、図1-14に示すような画面が表示される。
この画面は、端末20Cの表示部24に表示される送金リクエスト一覧画面のうち、相手であるユーザA.Aとの間の未処理リクエストの一覧が表示される画面である。この画面は、図1-12に示した端末20Aの表示部24に表示される画面に対応する画面である。
現在位置表示領域CLR2には、ユーザA.Aとの間の未処理リクエストを表示していることを示す「A.Aとの送金リクエスト」の文字が表示されている。
画面下部の精算内容確認領域ACR2には、限定ではなく例として、左側に自分(ユーザC.C)の現在の電子マネー口座残高が、右側に精算後の自分の電子マネー口座残高がそれぞれ表示される。
また、その下には、「この内容で精算しますか?」のテキストとともに、精算を承認するための「精算」と示された精算ボタンBT4と、精算を承認せずに精算の修正提案を行うための「修正提案」と示された修正提案ボタンとが表示されている。
この例では、ユーザC.Cの現在の電子マネー口座残高は「11,000円」である。
そして、ユーザA.Aから提案された2つのリクエストが一括精算されると、ユーザC.Cにとっては、「支払い 10,000円」と「受取 3,000円」とで「支払い 7,000円」となる。よって、現在の電子マネー口座残高「11,000円」から一括精算金額「7,000円」が減算されることで、精算後の電子マネー口座残高が「4,000円」となることが示されている。
図1-15は、上記の精算ボタンBT4がタップされたことに基づいて端末20Aの表示部24に表示されるおしらせ画面の一例を示す図である。
この例では、おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR2には、ユーザC.Cとの間で一括精算が行われたことで、その一括精算の内容として、2件の精算結果情報が表示されている。
具体的には、限定ではなく例として、図1-11、図1-12で選択した3件目の送金リクエストと4件目の送金リクエストのそれぞれに対応する精算結果情報が表示されている。
各々の精算結果情報には、「リクエスト精算」および相手のユーザのアイコン画像とともに、個別の金額が表示されている。
なお、選択された送金リクエストのそれぞれに対応する精算結果情報を表示するのではなく、限定ではなく例として、図1-16に示すように、一括精算の結果として1つにまとめて精算結果情報が表示されるようにすることもできる。
限定ではなく例として、図1-16の精算結果情報に含まれる詳細確認のリンクLK2がタップされると、図1-17に示すような画面が表示される。
この画面の現在位置表示領域CLR1には、一括精算の結果を表示していることを示す「リクエスト精算」の文字が表示されている。
現在位置表示領域CLR1の下には、ユーザC.Cのアイコン画像およびユーザ名と関連付けて、実行された一括精算の一括精算金額(この例では「7,000円」)およびマーク(この例では「受取マーク」)が表示されている。
その下には、一括精算で処理された送金リクエストが一覧表示されている。
また、画面下部には、電子マネー口座残高表示領域WBR1が表示されている。
この電子マネー口座残高表示領域WBR1には、「ウォレット残高」の文字が表示され、その下には、一括精算によって自分の電子マネー口座残高がどのように変化したかを示す精算結果残高表示領域ARR1が表示されている。
精算結果残高表示領域ARR1には、限定ではなく例として、左側に自分(ユーザA.A)の現在の電子マネー口座残高が、右側に一括精算結果の自分の電子マネー口座残高がそれぞれ表示される。
また、その下には、一括精算を行ったことを示すテキストとして「2件のリクエストを精算しました。」のテキストが表示されている。
この例では、ユーザA.Aの電子マネー口座残高が、一括精算が行われたことによって、「500円」から「7,500円」に変化したことが示されている。
<処理>
(1)処理の一例
まず、本実施例における処理の一例について説明する。
以下説明する処理は、あくまでも本開示の手法を実現するための処理の一例に過ぎず、これらの処理に限定されるものではない。
また、以下説明する処理に、別のステップを追加してもよいし、一部のステップを省略(削除)してもよい。
これは、以下説明する各フローチャート(処理)について同様である。
図1-18は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
左側から順に、端末20Aの制御部21が実行する処理、端末20Bの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理をそれぞれ示している。
限定ではなく例として、端末20AのユーザA.Aが、端末20BのユーザB.Bとの間で行われる送金リクエストを一括して処理することを要求する場合を例示する。
この処理では、簡明化のため、処理の終了判定を省略する。
まず、端末20Aの制御部21は、入力部に対する入力に基づいて、限定ではなく例として、送金リクエストの一覧を要求するための送金リクエスト一覧要求情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A110)。
これを受けて、サーバ10の制御部11は、第1の送金リクエスト管理データ157Aを参照し、ユーザA.Aに関する送金リクエスト一覧情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S120)。
通信I/F22によって送金リクエスト一覧情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信した送金リクエスト一覧情報を表示部24に表示させる(A120)。
その後、端末20Aの制御部21は、1以上の送金リクエストが選択されたか否かを判定し(A130)、選択されたと判定したならば(A130:YES)、選択された送金リクエストに関するリクエスト選択情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A140)。
サーバ10の制御部11は、通信I/F14によって端末20Aからリクエスト選択情報を受信したか否かを判定し(S140)、受信したと判定したならば、精算処理を実行する(S150)。
図1-19は、精算処理の一例である第1の精算処理の流れの一例を示すフローチャートである。
サーバ10の制御部11は、端末20Aから受信したリクエスト選択情報に基づき、精算対象が一括精算対象であるか否かを判定する(S1510)。具体的には、選択された送金リクエストが2以上(複数)の送金リクエストであるか否かを判定する。
一括精算対象であると判定したならば(S1510:YES)、サーバ10の制御部11は、選択された送金リクエストの送金リクエスト金額と、選択された各々の送金リクエストの種別(受信済み送金リクエスト(支払い)/送信済み送金リクエスト(受取))とに基づいて、一括精算金額を算出する(S1515)。
その後、サーバ10の制御部11は、算出した一括精算金額に基づいて、提案者のユーザと、相手のユーザとの少なくともいずれか一方の電子マネー口座残高がマイナスになるか否かを判定する(S1520)。
マイナスになると判定したならば(S1520:YES)、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、一括精算ができないことを示す一括精算NG情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S1523)。
そして、サーバ10の制御部11は、第1の精算処理を終了する。
一方、電子マネー口座残高がマイナスにならないと判定したならば(S1520:NO)、サーバ10の制御部11は、算出した一括精算金額の情報である一括精算金額情報を含む精算確認情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S1525)。
通信I/F22によってサーバ10から精算確認情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信した精算確認情報を表示部24に表示させる(A150)。
その後、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、表示部24に表示された精算確認情報に対する入力がなされたか否かに基づいて、精算の実行をサーバ10に要求するか否かを判定する(A160)。そして、精算の実行を要求すると判定したならば(A160:YES)、端末20Aの制御部21は、精算実行要求情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A170)。
サーバ10の制御部11は、通信I/F14によって端末20Aから精算実行要求情報を受信したか否かに基づいて、精算を実行するか否かを判定する(S1530)。そして、精算を実行すると判定したならば(S1530:YES)、サーバ10の制御部11は、一括精算を実行する(S1540)。
図1-20は、一括精算を説明するためのテーブルの一例を示す図である。
このテーブルでは、一括精算の提案者のユーザ(本処理例ではユーザA.A)の未処理リクエストの種類を縦と横に示し、相手のユーザ(本処理例ではユーザB.B)を1人のユーザとする場合に、提案者のユーザによる提案に基づいて、2つの未処理リクエストを一括精算する場合の処理を示している。
縦と横の未処理リクエストには、それぞれ受信済み送金リクエストと、送信済み送金リクエストとが含まれる。
(1-1)受信済み送金リクエストと受信済み送金リクエストとの組合せ
この組合せでは、提案者のユーザ(ユーザA.A)が、相手のユーザ(ユーザB.B)から受信済みの未処理の2つの送金リクエストに基づいて、相手のユーザに対して送金を行う。
この場合、サーバ10の制御部11は、一括精算において、提案者のユーザから相手のユーザに対して、2つの受信済み送金リクエストの送金リクエスト金額を加算した金額を一括精算金額として送金する処理を実行する。具体的には、サーバ10の制御部11は、提案者のユーザの電子マネー口座残高から一括精算金額を減算して更新し、相手のユーザの電子マネー口座残高に一括精算金額を加算して更新する。
(1-2)受信済み送金リクエストと送信済み送金リクエストとの組合せ・(1-3)送信済み送金リクエストと受信済み送金リクエストとの組合せ
この組合せでは、提案者のユーザが、相手のユーザから受信済みの未処理の送金リクエストと、相手のユーザに送信済みの未処理の送金リクエストとに基づいて、相手のユーザへの送金/相手のユーザからの受金を行う。この場合、支払いと受取の関係になるため、受信済み送金リクエストの送金リクエスト金額と、送信済み送金リクエストの送金リクエスト金額との差額分の金額が、一括精算金額となる。
以下では、この送金リクエスト金額の差額をとること(金額を差し引くこと)を「金額差し引き」と称する。
なお、金額差し引きには、金額の相殺(以下、「金額相殺」と称する。)が含まれる。
金額相殺とは、限定ではなく例として、処理対象として選択された送金リクエスト同士の金額差し引きによって、金額が互いに消し合ってゼロとなることを意味する。
金額差し引きのうちの差し引きゼロとなる場合が金額相殺である。
この例では、受信済み送金リクエストの送金リクエスト金額(送金することになる金額)と、送信済み送金リクエストの送金リクエスト金額(受金することになる金額)とが同じ金額である場合に、金額相殺されることになる。
この場合、サーバ10の制御部11は、受信済み送金リクエストの送金リクエスト金額(第2金額)が送信済み送金リクエストの送金リクエスト金額(第1金額)よりも大きい場合、受信済み送金リクエストの送金リクエスト金額から、送信済み送金リクエストの送金リクエスト金額を差し引いた金額(第3金額)を一括精算金額として算出する。そして、提案者のユーザの電子マネー口座残高から一括精算金額を減算して更新し、相手のユーザの電子マネー口座残高に一括精算金額を加算して更新する。
また、逆の場合は、相手のユーザの電子マネー口座残高から一括精算金額を減算して更新し、提案者のユーザの電子マネー口座残高に一括精算金額を加算して更新する。
また、受信済み送金リクエストの送金リクエスト金額(第2金額)と送信済み送金リクエストの送金リクエスト金額(第1金額)とが同じ金額である場合は、金額相殺されるため、送金は行われない。
なお、後の実施例で詳細に説明するが、受信済み送金リクエストと送信済み送金リクエストの組合せにおいて、限定ではなく例として、「送金+送金リマインド(または新規の送金リクエスト)」の処理を行うようにすることも可能である。
つまり、受信済み送金リクエストに基づいて相手のユーザに送金するとともに、送信済み送金リクエストに基づいて相手のユーザに送金リマインド(または新規の送金リクエスト)を行うようにすることも可能である。
(1-4)送信済み送金リクエストと送信済み送金リクエストとの組合せ
この組合せでは、一括精算の提案者のユーザが、相手のユーザ宛の未処理の2つの送金リクエスト(送信済み送金リクエスト)に基づいて、これらを1つにまとめた新たな送金リクエストを相手のユーザに送付する。
この送金リクエストは、複数の送金リクエストをまとめた送金リクエスト(以下、「一括送金リクエスト」と称する。)の一種であって、送金依頼済みの金額をまとめて送金するように促すなどの目的で利用されるものである。
便宜的に、この送金リクエストを「確認用一括送金リクエスト」と称する。
この場合、サーバ10の制御部11は、提案者の端末20からの要求に基づいて、確認用一括送金リクエストを作成する。そして、サーバ10の制御部11は、作成した確認用一括送金リクエストに対応する確認用一括送金リクエスト情報を、相手のユーザの端末20に送信する。
なお、この(1-4)の組合せにおいて、サーバ10の制御部11は、確認用一括送金リクエスト情報を相手のユーザの端末20に送信するのに代えて、選択された複数の送信済み送金リクエストの各々に対応する送金リマインド情報を、相手のユーザの端末20に送信するようにしてもよいし、しなくてもよい。
また、(1-4)の組合せにおいて、一括精算の提案者のユーザ(この処理例ではユーザA.A)が、相手のユーザ(この処理例ではユーザB.B)に依頼した未処理の2つの送金リクエストに基づいて、相手のユーザから受金するようにしてもよいし、しなくてもよい。
この場合、サーバ10の制御部11は、一括精算において、相手のユーザから提案者のユーザに対して、選択された送信済み送金リクエストの送金リクエスト金額を合算した金額を一括精算金額として送金する処理を実行する。具体的には、サーバ10の制御部11は、相手のユーザの電子マネー口座残高から一括精算金額を減算して更新し、提案者のユーザの電子マネー口座残高に一括精算金額を加算して更新する。
確認用一括送金リクエストを行うこと(確認用一括送金リクエスト情報の送信)や、送金リマインドを行うこと(送金リマインド情報の送信)は、厳密には「精算」とは意味合い・概念が異なると考えることもできる。
しかし、本明細書では簡明化のため、これらも精算に含まれる(精算の一種である)こととして図示・説明する。
図1-19に戻り、S1540において一括精算を実行した後、サーバ10の制御部11は、第1の精算処理を終了する。
一方、精算対象が一括精算対象ではない、つまり、選択された送金リクエストが1つであると判定したならば(S1510:NO)、サーバ10の制御部11は、提案者のユーザの電子マネー口座残高がマイナスになるか否かを判定する(S1570)。そして、マイナスになると判定したならば(S1570:YES)、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、精算ができないことを示す精算NG情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S1573)。
そして、サーバ10の制御部11は、第1の精算処理を終了する。
一方、電子マネー口座残高がマイナスにならないと判定したならば(S1570:NO)、サーバ10の制御部11は、精算金額(選択された受信済み送金リクエストの送金リクエスト金額)を含む精算確認情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S1575)。
通信I/F22によってサーバ10から精算確認情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信した精算確認情報を表示部24に表示させる(A150)。
その後、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、表示部24に表示された精算確認情報に対する入力がなされたか否かに基づいて、精算の実行を要求するか否かを判定する(A160)。そして、精算の実行を要求すると判定したならば(A160:YES)、端末20Aの制御部21は、精算実行要求情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A170)。
サーバ10の制御部11は、通信I/F14によって端末20Aから精算実行要求情報を受信したか否かに基づいて、精算を実行するか否かを判定する(S1580)。そして、実行すると判定したならば(S1580:YES)、サーバ10の制御部11は、精算を実行する(S1590)。
そして、サーバ10の制御部11は、第1の精算処理を終了する。
図1-18に戻り、精算処理を実行したならば、サーバ10の制御部11は、精算結果が「OK」であったか否かを判定する(S170)。そして、「OK」であったと判定したならば(S170:YES)、サーバ10の制御部11は、精算結果情報を、通信I/F14によって端末20Aおよび端末20Bにそれぞれ送信する(S190)。そして、サーバ10の制御部11は、処理を終了する。
通信I/F22によってサーバ10から精算結果情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信した精算結果情報を表示部24に表示させる(A190)。
そして、端末20Aの制御部21は、処理を終了する。
同様に、通信I/F22によってサーバ10から精算結果情報を受信すると、端末20Bの制御部21は、受信した精算結果情報を表示部24に表示させる(B190)。
そして、端末20Bの制御部21は、処理を終了する。
(2)処理の別例
次に、本実施例における処理の別例について説明する。
一括精算を行う場合に、相手のユーザの承認を必要とすることもできる。これは、以下のようなケースが考えられるためである。
(A)悪意のあるユーザが一括精算によって得をしようと考えるケース
これは、送金リクエストをユーザの操作によって作成することのできるシステムでは避けることのできない問題とも言える。
限定ではなく例として、悪意のあるユーザによって、虚偽の送金リクエストが相手のユーザに送付されることが考えられる。具体的には、悪意のあるユーザが、虚偽の送金リクエストを作成して相手のユーザに送付した上で、一括精算によって金額相殺を行うことが想定される。より具体的には、限定ではなく例として、ユーザA.AがユーザB.Bから所定の送金リクエスト金額(例えば「3,000円」)の送金リクエストを受け取った場合に、ユーザA.Aが、これと同じ金額を送金リクエスト金額(例えば「3,000円」)とする送金リクエストを作成してユーザB.Bに送り返した後に、ユーザA.Aによって一括精算が行われるような場合である。
また、この他にも、悪意のあるユーザが、送金リクエストの中に虚偽の送金リクエストを紛れ込ませることも考えられる。具体的には、相手のユーザが気付かぬうちに虚偽の送金リクエストをいくつか作成して送付しておき、この虚偽の送金リクエストを用いて一括精算を行うような場合である。
これらのケースでは、相手のユーザの承認を必要としなければ、相手のユーザは騙されてしまうことになる。
(B)相手の意に沿わない一括精算が行われるケース
これは、限定ではなく例として、相手のユーザに送付済みの送金リクエストのうちの少なくとも1つの送金リクエストを対象に含めて一括精算が行われることで、相手のユーザにとっては送金(支払い)の立場となる送金リクエストが一括精算対象に含まれるため、相手のユーザが損をしたと感じる可能性がある。
ただし、全ての送金リクエストが処理されれば、正当な送金リクエストが処理される限り、最終的な結果は同じである。
上記のいずれのケースでも、一括精算の対象とされた送金リクエストが、正当な送金リクエストであるかどうか(本当に正しいかどうか)を相手のユーザに確認させる意味においても、相手のユーザの承認を必要とすることができる。
図1-21は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの別例を示すフローチャートである。図の見方は、図1-18と同様である。
この処理では、サーバ10の制御部11は、S150において第2の精算処理を実行する。
図1-22は、第2の精算処理の流れの一例を示すフローチャートである。
S1530において一括精算実行要求がなされたと判定したならば(S1530:YES)、サーバ10の制御部11は、相手のユーザの承認が必要であるか否かを判定する(S1531)。具体的には、限定ではなく例として、選択された2以上の送金リクエストの送金リクエスト管理IDの中に、関連付けられた送金マスターIDがユーザA.AのアプリケーションIDであり、関連付けられた送金リクエスト先IDがユーザA.A以外のユーザのアプリケーションIDである送金リクエスト管理IDが含まれるか否か、つまり、相手(ユーザB.B)から提案者のユーザ(ユーザA.A)への送金リクエストが含まれるか否かを判定する。
相手のユーザの承認が必要であると判定したならば(S1531:YES)、サーバ10の制御部11は、一括精算することに承認するか否かを相手のユーザ(この例ではユーザB.B)に確認するための情報として、一括精算金額情報を含む一括精算承認確認情報を、通信I/F14によって端末20Bに送信する(S1533)。
端末20Bの制御部21は、通信I/F22によってサーバ10から一括精算承認確認情報を受信したか否かを判定し(B150)、受信したと判定したならば(B150:YES)、受信した一括精算承認確認情報を表示部24に表示させる(B160)。
その後、端末20Bの制御部21は、入力部に対して一括精算を承認する入力がなされたか否かに基づいて、一括精算を承認するか否かを判定する(B170)。そして、承認すると判定したならば(B170:YES)、端末20Bの制御部21は、一括精算を承認することを示す一括精算承認情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(B180)。
S1533の後、サーバ10の制御部11は、通信I/F14によって端末20Bから一括精算承認情報を受信したか否かに基づいて、相手のユーザによって一括精算が承認されたか否かを判定する(S1535)。そして、承認されたと判定したならば(S1535:YES)、S1540に処理を移す。
<端末による第1処理)>
端末が制御部によって実行する処理であって、第1情報と第2情報とに基づく第1処理には、限定ではなく例として、提案者のユーザ(端末のユーザ)から相手のユーザ(第1ユーザ、第2ユーザ)への送金に何らかの形で関連する処理、提案者のユーザが相手のユーザから送金された金額を受け取ること(受金すること)に何らかの形で関連する処理を含めることができる。送金や受金に直接的に関連する処理のみならず、送金や受金に間接的に関連する処理も、第1処理に含めることができる。
限定ではなく例として、少なくとも以下の処理が第1処理に含まれる。
・送金リクエストを選択する処理
・選択した送金リクエストをサーバ10に通知する処理
・精算確認情報をサーバ10から取得する処理、これを表示部24に表示する処理
・精算の実行をサーバ10に要求する処理
・精算結果情報をサーバ10から取得する処理、これを表示部24に表示する処理
・金額差し引き(金額相殺を含む)をサーバ10に要求する処理
・確認用一括送金リクエストの作成をサーバ10に要求する処理
<端末に対する入力等>
上記の処理では、端末に対する入力または端末のユーザによる入力を、入力部(操作部)に対する操作入力としたが、これに限定されない。
限定ではなく例として、入力部(操作部)に対する操作入力に代えて、またはこれに加えて、入力部(音入力部25)に対する音(音声を含む。)入力を可能としてもよいし、しなくてもよい。
これは、端末に対する他の入力や端末のユーザによる他の入力についても同様である。
<第1実施例の効果>
本実施例によれば、限定ではなく例として、複数の送金リクエストを一括して処理することができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、限定ではなく例として、ユーザの残高を超えない範囲で送金や受金を行うことができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
より具体的には、本実施例は、端末20が、自己の端末20とは異なる第1ユーザの端末20の第1ユーザ(限定ではなく、第1ユーザの一例)から自己の端末20のユーザ(限定ではなく、端末のユーザの一例)への送金リクエストに関する送金リクエスト情報(限定ではなく、第1情報の一例)、または自己の端末20のユーザから第1ユーザへの送金リクエストに関する第1送金リクエスト情報(限定ではなく、第1情報の一例)に基づく表示(限定ではなく、第1表示の一例)と、上記の第1ユーザ(限定ではなく、第2ユーザの一例)との間の第2送金リクエスト情報に基づく表示(限定ではなく、第2表示の一例)とを少なくとも表示部24に表示する。
そして、端末20は、上記の第1表示と第2表示とが表示された自己の端末20に対する入力に基づいて、第1送金リクエスト情報と、第2送金リクエスト情報とに基づく第1処理(限定ではなく、第1情報と、第2情報とに基づく第1処理の一例)を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1ユーザから端末のユーザへの送金依頼、または端末のユーザから第1ユーザへの送金依頼に関する第1情報に基づく第1表示と、第2ユーザから端末のユーザへの送金依頼、または端末のユーザから第2ユーザへの送金依頼に関する第2情報に基づく第2表示とが表示された端末に対する入力に基づいて、送金依頼に関する複数の情報を一括して処理することが可能となり、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、本実施例は、第1送金リクエスト情報は、相手のユーザから自己の端末20のユーザへの送金依頼に関する情報(限定ではなく、第1ユーザから端末のユーザへの送金依頼に関する情報の一例)を含み、第2送金リクエスト情報は、自己の端末20のユーザから相手のユーザへの送金依頼に関する情報(限定ではなく、端末のユーザから第2ユーザへの送金依頼に関する情報の一例)を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、上記の一括の処理によって、限定ではなく例として、端末のユーザが第1ユーザに送金する金額(端末のユーザが支払う金額)と、端末のユーザが第2ユーザから送金される金額(端末のユーザが受け取る金額)との差額の金額を、第1ユーザに送金する、または第2ユーザから送金されるようにすることができる。この場合、送金する金額、または送金される金額は、送金依頼に関する複数の情報を1つずつ処理する場合と比べて小さくなる(差額の金額の絶対値が小さくなる)。このため、限定ではなく1つの効果として、ユーザの残高の範囲内で処理できる可能性が高くなり、ユーザが送金を行うためにチャージやローンといった面倒な手間をかけずに済む。また、限定ではなく1つの効果として、複数の情報を一括して処理可能となるため、処理される件数の増加が見込める。
また、本実施例は、第1送金リクエスト情報は、第1送金リクエスト金額(限定ではなく、送金に関する第1金額の一例)の情報を含み、第2送金リクエスト情報は、第2送金リクエスト金額(限定ではなく、送金に関する第2金額の一例)の情報を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1表示と第2表示とによって、送金に関する第1金額と送金に関する第2金額とを端末のユーザに知らせることができる。
また、本実施例は、第1処理は、第1送金リクエスト金額と第2送金リクエスト金額とに基づく処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、限定ではなく例として、第1金額と第2金額との差額分の金額に基づいて、一括精算等の処理を行うことが可能となる。
また、本実施例は、端末20が、第2送金リクエスト情報に基づく一括精算確認情報を、サーバ10を介して第1ユーザの端末20(限定ではなく、第2ユーザの端末の一例)に通信I/F22によって送信する。この場合、第1処理は、一括精算確認情報に基づく、第1ユーザによる第1処理の実行の承認に基づいて、制御部21によって処理が実行される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、相手によって承認された場合に、第1処理を実行することができる。また、限定ではなく例として、相手によって承認されなかった場合は、第1処理を実行しないようにすることもできる。
また、本実施例は、第2ユーザは、第1ユーザである構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、自己の端末20のユーザとは異なる1人のユーザ(第1ユーザ)との間の複数の送金依頼に関する情報に基づいて、第1処理を実行することができる。
また、本実施例は、第1処理は、第2送金リクエスト金額が第1送金リクエスト金額よりも大きい場合、第2送金リクエスト金額から第1送金リクエスト金額を差し引いた金額(限定ではなく、第3金額の一例)を第1ユーザに送金する処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2金額と第1金額との差額分の金額を第1ユーザに送金することができるため、1つの情報に基づいて送金を行う場合と比べて支払う金額が小さくすることが可能となり、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、本実施例は、第1送金リクエスト情報(限定ではなく、第1情報の一例)は、第1送金リクエスト金額(限定ではなく、第1金額の一例)の情報を含み、第2送金リクエスト情報(限定ではなく、第2情報の一例)は、第2送金リクエスト金額(限定ではなく、第2金額の一例)の情報を含み、第1処理は、第1送金リクエスト金額と、第2送金リクエスト金額と、自己の端末20のユーザの電子マネー口座残高(限定ではなく、端末のユーザの残高の一例)とに基づいて制御部21によって行われる構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザの残高を考慮して、第1金額と、第2金額とに基づく第1処理が実行されるようにすることができる。これにより、限定ではなく例として、端末のユーザの残高が足りる場合は第1処理が実行されるが、端末のユーザの残高が足りない場合は第1処理が実行されないようにすることができる。
また、本実施例は、第1処理は、自己の端末20のユーザによる、提案ボタンに対する操作(限定ではなく、第5表示に対する入力の一例)と、一括精算に関する相手のユーザの承認(限定ではなく、第1処理の実行に関する第1ユーザ、または第2ユーザの承認の一例)とに基づいて実行される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザによる第5表示に対する入力ばかりでなく、第1処理の実行に関する第1ユーザ、または第2ユーザの承認もなければ、第1処理が実行されないようにすることができる。
また、本実施例は、第1処理は、提案者のユーザの電子マネー口座残高(限定ではなく、端末のユーザの残高の一例)と、相手のユーザの電子マネー口座残高(限定ではなく、第1ユーザ、または第2ユーザの残高の一例)とに基づいて実行される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザの残高ばかりでなく、第1ユーザ、または第2ユーザの残高も考慮して、第1処理が実行されるようにすることができる。これにより、限定ではなく例として、第1ユーザ、または第2ユーザの残高が足りる場合は第1処理が実行されるが、第1ユーザ、または第2ユーザの残高が足りない場合は第1処理が実行されないようにすることができる。
また、本実施例は、第1処理は、第1送金リクエスト情報と第2送金リクエスト情報とを含む、提案者のユーザに関する複数の送金リクエスト情報(限定ではなく、第1情報と第2情報とを少なくとも含む、端末のユーザへの送金依頼、または端末のユーザによる送金依頼に関する複数の情報の一例)のうち、提案者のユーザによる端末20に対する入力に基づいて、第1送金リクエスト情報と第2送金リクエスト情報とに基づく処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1情報と第2情報とを少なくとも含む、端末のユーザへの送金依頼、または端末のユーザによる送金依頼に関する複数の情報のうち、端末のユーザによる端末に対する入力に基づいて、第1情報と第2情報とを適切に処理することができる。
また、本実施例は、相手のユーザは一人のユーザであり(限定ではなく、第2ユーザは第1ユーザであることの一例)、第1処理は、相手のユーザから提案者のユーザへの送金に関する処理、または提案者のユーザから相手のユーザへの送金に関する処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、同じ一人のユーザ(第1ユーザ=第2ユーザ)を相手のユーザとして、送金依頼に関する複数の情報に基づいて、第1ユーザから端末のユーザへの送金、または端末のユーザから第1ユーザへの送金を実現することができる。
また、本実施例は、上記の送金に関する処理は、一括精算確認情報や一括精算結果情報(限定ではなく、第1情報に基づく送金依頼の処理と、第2情報に基づく送金依頼の処理とが実行されたことを示す情報の一例)を表示部24に表示する処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1情報に基づく送金依頼の処理と、第2情報に基づく送金依頼の処理とが実行されたことを、端末のユーザに知らせることができる。
<第1変形例(1)>
前述したように、相手のユーザが異なる複数のユーザである場合についても、上記の実施例の手法を同様に適用可能である。
図1-23は、本変形例において端末20の表示部24に表示される送金リクエスト一覧画面の一例を示す図である。この画面は、端末20Aの表示部24に表示される送金リクエスト一覧画面の一例であり、限定ではなく例として、図1-9のメインメニュー画面において送金リクエスト一覧アイコンがタップされたことに基づいて表示される画面の一例である。
現在位置表示領域CLR1には、送金リクエスト一覧情報を表示していることを示す「送金リクエスト一覧」の文字が表示されている。
現在位置表示領域CLR1の下には、異なる複数の端末20のユーザとの間で送受信された未処理リクエストが、限定ではなく例として、上から日付が古い順に時系列で表示されている。この例では、上から順に、ユーザB.Bからの受信済み送金リクエスト、ユーザC.Cからの受信済み送金リクエスト、ユーザB.Bからの受信済み送金リクエスト、ユーザC.Cからの受信済み送金リクエスト、ユーザD.Dからの受信済み送金リクエスト、ユーザC.Cへの送信済み送金リクエスト、・・・、が表示されている。
各々の送金リクエストの横には、タップによってチェックの「ON/OFF」を切替可能に構成されたチェック領域SR2が設けられており、チェックを「ON」とすることでチェック領域SR2にチェックマークが表示され、そのユーザとの間のその送金リクエストを、一括精算の対象として選択することができるように構成されている。
この例では、1番目のユーザB.Bからの受信済み送金リクエスト(支払い 2,000円)と、4番目のユーザC.Cからの受信済み送金リクエスト(支払い 1,000円)とが選択された状態が示されている。この状態で画面下部の精算ボタンBT5がタップされると、この選択された2つの送金リクエストの一括精算を要求するための精算要求情報が、端末20Aからサーバ10に送信される。
この例では、ユーザA.AからユーザB.Bへの送金(支払い)、および、ユーザC.CからユーザC.Cへの送金(支払い)であり、相手のユーザからの送金(受取)はないため、相手のユーザの承認は不要とすることができる。
そして、サーバ10によって一括精算が実行されて、ユーザA.AからユーザB.Bへの「2,000円」の送金(支払い)と、ユーザA.AからユーザC.Cへの「1,000円」の送金(支払い)とが実現される。
本変形例は、第1ユーザは、第2ユーザとは異なるユーザである構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、自己の端末20のユーザとは異なる少なくとも2人のユーザ(第2ユーザとは異なる第1ユーザ、第2ユーザ)との間の複数の送金依頼に関する情報に基づいて、第1処理を実行することができる。
<第1変形例(2)>
第1実施例では、提案者のユーザが、一括精算対象とする送金リクエストを手動で選択することとしたが、これに限定されない。
提案者のユーザの端末20が、またはサーバ10が、一括精算対象とする送金リクエストを自動で選択するようにしてもよいし、しなくてもよい。
この提案者のユーザの端末20、またはサーバ10による一括精算対象とする送金リクエストの自動選択には、選択した送金リクエストを提案者のユーザに提案(サジェスト)する意味も含まれる。
具体的には、提案者の端末20の制御部21は、提案者のユーザの現在の電子マネー口座残高をサーバ10に問い合わせる処理を行う。そして、提案者の端末20の制御部21は、サーバ10から受信した送金リクエスト一覧情報に含まれる送金リクエストの中から、各々の送金リクエスト金額と、各々の送金リクエストの種別(受信済み送金リクエスト(支払い)/送信済み送金リクエスト(受取))とに基づいて、限定ではなく例として、提案者のユーザの現在の電子マネー口座残高が支払い金額の上限となるように、1または複数の送金リクエストを選択する。つまり、提案者のユーザの現在の電子マネー口座残高がマイナスとならない範囲で、1または複数の送金リクエストを選択する。
なお、サーバ10の制御部11が送金リクエストを選択する場合は、第1の送金リクエスト管理データ157Aに記憶されている送金リクエストのデータに基づいて同様の処理を行えばよい。
本変形例は、第1処理は、提案者のユーザの電子マネー口座残高(限定ではなく、端末のユーザの残高の一例)に基づいて、複数の送金リクエスト情報(限定ではなく、複数の情報の一例)のうち、少なくとも第1送金リクエスト情報と第2送金リクエスト情報とが選択され、この第1送金リクエスト情報と第2送金リクエスト情報とに少なくとも基づく処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザの残高を考慮して、複数の情報のうちの少なくとも第1情報と第2情報とが自動で選択されて、精算が行われるようにすることができる。この場合、端末のユーザが情報を手動で選択せずに済むため、ユーザの利便性を向上させることができる。
<第1変形例(3)>
第1実施例の<表示画面>で示した表示画面のユーザインタフェイスは、あくまでも一例であり、これらに限定されるものではない。
図1-24は、端末20の表示部24に表示される表示画面のUI(ユーザインタフェイス)の別例を示す図である。この表示画面は、端末20Aの表示部24に表示される送金リクエスト一覧画面の一例であり、図1-12に対応する送金リクエスト一覧画面の別例を示す図である。
この表示画面では、ユーザC.Cとの送金リクエストの一覧として、受信済み送金リクエストと、送信済み送金リクエストとが、テーブル形式で表示されている。この例では、テーブルの左欄には受信済み送金リクエストの一覧が、テーブルの右欄には送信済み送金リクエストの一覧がそれぞれ表示されている。
受信済み送金リクエストの一覧と、送信済み送金リクエストの一覧とのそれぞれについて、各々の送金リクエストの表示欄には、その送金リクエストの受信日時/送信日時、支払い事由、リクエスト種別「支払い/受取」、送金リクエスト金額等の情報が表示されている。
このような表示を行うことで、受信済み送金リクエストと送信済み送金リクエストとを対比しながら確認することが可能となり、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、上記の実施例では、未処理の送金リクエストが送金リクエスト一覧画面に表示されることとしたが、これに限定されない。
この他にも、限定ではなく例として、支払いアプリケーションのおしらせ画面や、支払いアプリケーションのプロフィール画面、支払いアプリケーションのトップ画面等の画面から、未処理の送金リクエストの一覧を確認することができるようにしてもよいし、しなくてもよい。
<第1変形例(4)>
上記の実施例では、一括精算において相手のユーザの承認を必要とするケースについて説明した。しかし、送金リクエストをユーザの操作に基づいて作成することができないように構成されたシステムであれば、相手のユーザの承認を不要とすることもできる。
このようなシステムとしては、限定ではなく例として、ユーザの電子マネーや電子決済と、送金リクエストとを紐づけて管理するシステムが考えられる。より具体的には、一のユーザによって電子マネーによる電子決済が行われた後、その決済金額のうちの少なくとも一部の金額を立て替えた金額(立替金額)として、送金リクエストによって別のユーザに請求することのできるシステムが考えられる。このシステムの用途としては、限定ではなく例として、複数のユーザで割り勘を行うような場合である。
この場合、サーバ10は、電子決済を行った後、ユーザ操作に従って立替金額を送金リクエスト金額とする送金リクエストを作成して、別のユーザの端末20に送信するようにすることができる。
かかるシステムでは、一括精算を行おうとするユーザは、一度は自分の電子マネー口座残高を消費して電子決済を行う必要があるため、上記の一括処理が悪用されるリスクを限りなく低減させることができる。
<第1変形例(5)>
一括精算を行うにあたり、一のユーザが相手のユーザから支払いを行うように提案された精算提案(一のユーザが相手のユーザに支払う必要のある精算提案)を、相手のユーザから送金を依頼された新規の送金リクエストとし、この新規の送金リクエストが、一のユーザの未処理の受信済み送金リクエストとして、サーバ10側で管理されるようにしてもよい。
具体的には、限定ではなく例として、図1-13の例において、ユーザC.C(一のユーザ)がユーザA.A(相手のユーザ)から「7,000円」の支払いを行うように提案された精算提案を、ユーザA.Aから「7,000円」の送金を依頼された新規の送金リクエストとし、この送金リクエストが、ユーザC.Cの「支払い 7,000円」の未処理の受信済み送金リクエストとしてサーバ10側で管理されるようにしてもよい。
また、限定ではなく例として、端末20が表示部24に表示する送金リクエスト一覧画面等において、上記のようにして新規に作成された受信済み送金リクエストがタップされることに基づいて、その受信済み送金リクエストの作成に寄与した送金リクエスト(その受信済み送金リクエストが作成される要因となった送金リクエスト)に関する情報(限定ではなく例として、送金リクエストの種別、送金リクエスト金額、日時、事由等の詳細情報)を、時間軸方向に階層的に表示させることを可能にするなどして、一の送金リクエストに関する履歴をユーザが辿れるようにすることもできる。
具体的には、上記のユーザC.Cの「支払い 7,000円」の未処理の受信済み送金リクエストがタップされると、この受信済み送金リクエストの作成に寄与した送金リクエスト、限定ではなく例として、図1-14の例における3番目の受信済み送金リクエスト「支払い 10,000円」と4番目の送信済み送金リクエスト「受取 3,000円」との各々の送金リクエストに関する情報が表示されるようにしてもよい。
なお、この手法は、送信済み送金リクエストについても同様に適用可能である。
<第1変形例(6)>
第1実施例では、第1ユーザおよび第2ユーザを、一般ユーザである端末20のユーザとして説明したが、これに限定されない。
第1ユーザおよび第2ユーザのうちの少なくともいずれか一方のユーザを、一般ユーザではなく、店舗等の事業者のユーザとしてもよいし、しなくてもよい。この場合における事業者には、限定ではなく例として、商品の販売(サービスの提供を含む。)を行う事業者や貸金業を営む事業者など、送金依頼によって端末20のユーザに対して金銭の請求を行うことが想定される事業者(店舗)が含まれる。
この場合、上記の実施例において、これらの事業者が、支払いサービス(支払いアプリケーション)のアカウントを取得する。そして、このアカウントを用いて、サーバ10を介して、金銭の請求先のユーザ(送金リクエスト先ユーザ)の端末20に対して、送金リクエスト情報や送金リマインド情報を送信するようにすることができる。
なお、上記の事業者(店舗)が取得するアカウントは、端末20のユーザ用のアカウントである一般アカウントとしてもよいし、事業者用のアカウントとしてもよい。
本変形例は、第1ユーザおよび第2ユーザのうちの少なくともいずれか一方のユーザは、送金リクエストに関する商品の販売を行う店舗である構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、一般のユーザばかりでなく、店舗のユーザも、端末のユーザに対して送金依頼を行うことのできるユーザとすることができる。
<第1変形例(7)>
端末20のユーザによっては、相手のユーザに対して一括精算を提案することに気まずさを感じ、躊躇してしまう場合が想定される。限定ではなく例として、相手のユーザが自分よりも目上の人であったり、相手のユーザが親友など特に親しい関係にある人であるような場合である。
そこで、一括提案の提案元のユーザを、端末20のユーザに代えて、業務用アカウントを利用するユーザとすることも可能である。
業務用アカウントは、限定ではなく例として、そのサービス(上記の例では支払いサービス)において公式のアカウント(以下、「公式アカウント」と称し、適宜「OA:Official Account」と表現する。)を有するユーザである。
一例として、公式アカウントを有するユーザは、限定ではなく例として、支払いサービスの事業者やメッセージングサービスの事業者とすることができる。
この場合、サーバ10は、一括精算の提案元のユーザを、支払いサービスの事業者やメッセージングサービスの事業者として、相手のユーザの端末20に一括精算承認確認情報を送信するようにすることができる。
本変形例は、一括精算の提案者のユーザを、公式アカウント(限定ではなく、業務用アカウントの一例)を利用するユーザとする構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、一括精算を希望するユーザ本人に代わって、業務用アカウントを利用するユーザに一括精算の要求を行わせることができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
<第2実施例>
第2実施例は、第1実施例で説明した一括精算においてユーザの残高が不足している場合の処理に関する実施例である。
第2実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
<表示画面>
図2-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される送金リクエスト一覧画面の一例を示す図である。
この送金リクエスト一覧画面は、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される画面であり、相手をユーザB.Bとする送金リクエストの一覧画面である。
画面上部の現在位置表示領域CLR1には、ユーザB.Bとの間の未処理リクエストを表示していることを示す「B.Bとの送金リクエスト」の文字が表示されている。
現在位置表示領域CLR1の下には、相手をユーザB.Bとする送金リクエストが一覧表示されている。この例では、1番目の受信済み送金リクエストと、2番目の受信済み送金リクエストと、4番目の送信済み送金リクエストとが選択され、画面下部の電子マネー口座残高表示領域WBR2内の精算内容確認領域ACR3に、自分(ユーザA.A)の電子マネー口座残高の変化が示されている。この例では、自分の現在の電子マネー口座残高が「500円」であり、一括精算によって、自分の電子マネー口座残高が「0円」となることが示されている。この場合は、残高が足りるため、一括精算することが可能である。
また、電子マネー口座残高表示領域WBR2の、「ウォレット残高」の文字の右側には、丸にプラスのアイコンで示される、ウォレット残高にチャージを実行するためのチャージボタンが加えて表示されている。
図2-2は、図2-1の画面と同様の送金リクエスト一覧画面を示す図であるが、選択された送金リクエストが異なっている。
この例では、1番目の受信済み送金リクエストと、2番目の受信済み送金リクエストと、4番目の送信済み送金リクエストとに加えて、3番目の受信済み送金リクエストが選択され、画面下部の電子マネー口座残高表示領域WBR2内の精算内容確認領域ACR4に、自分(ユーザA.A)の電子マネー口座残高の変化が示されている。この例では、自分の現在の電子マネー口座残高が「500円」であり、一括精算によって、自分の電子マネー口座残高が「-500円」となることが示されている。この例では、「支払い 1000円」であるのに対し、自分の現在の電子マネー口座残高が「500円」であるため、「500円」不足していることになり、一括精算することができない。
この場合、精算内容確認領域ACR4内には、電子マネー口座残高が不足していることを示す残高不足情報として、限定ではなく例として、警告マークとともに、「残高不足です!」のテキストが表示されている。この状態で、提案ボタンBT6がタップされると、図2-3に示すような表示がなされる。
図2-3では、図2-2の送金リクエスト一覧画面の画面中央部に、電子マネー口座残高へのチャージを行うか否かをユーザに確認するための情報として、チャージ確認情報CG1がポップアップ表示されている。具体的には、「不足額500円をチャージしますか?」というテキストとともに、チャージすることに承認するためのOKボタンと、チャージをキャンセルするためのキャンセルボタンとが表示されている。
この状態でOKボタンがタップされると、サーバ10によって、ユーザA.Aの電子マネー口座残高に「500円」をチャージするチャージ処理が実行される。そして、その後、一括精算が行われる。
<処理>
図2-4~図2-5は、本実施例においてサーバ10の制御部11が実行する精算処理の一例である第3の精算処理の流れの一例を示すフローチャートである。
S1520においていずれかのユーザの電子マネー口座残高がマイナスになると判定したならば(S1520:YES)、サーバ10の制御部11は、電子マネー口座残高がマイナスになるユーザは提案者のユーザであるか否かを判定する(S1550)。そして、提案者のユーザであると判定したならば(S1550:YES)、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、一括精算金額情報と、残高不足情報とを含む一括精算確認情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S1551)。
その後、サーバ10の制御部11は、通信I/F14によって端末20Aから精算実行要求情報を受信したか否かに基づいて、一括精算の実行が要求されたか否かを判定する(S1553)。そして、要求されたと判定したならば(S1553:YES)、サーバ10の制御部11は、ユーザA.Aの電子マネー口座残高にチャージを行うか否かを判定する(S1555)。具体的には、限定ではなく例として、前述したチャージ確認情報を端末20Aに送信して表示部24に表示させ、端末20Aからチャージを承認するための情報を受信したか否かを判定する。
チャージを行うと判定したならば(S1555:YES)、サーバ10の制御部11は、チャージ処理を実行する(S1557)。具体的には、あらかじめ登録されたユーザA.Aの銀行口座やクレジットカードによって、一括精算の不足分の金額を、ユーザA.Aの電子マネー口座残高に補充する処理を実行する。そして、サーバ10の制御部11は、S1531に処理を移す。
一方、電子マネー口座残高がマイナスになるユーザが提案者のユーザではない、つまり、電子マネー口座残高がマイナスになるユーザが相手のユーザであると判定したならば、(S1550:NO)サーバ10の制御部11は、一括精算金額情報を含む一括精算確認情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S1559)。
その後、端末20Aから一括精算の実行が要求されたと判定したならば(S1561:YES)、サーバ10の制御部11は、一括精算金額情報と残高不足情報とを含む一括精算承認確認情報を、通信I/F14によって端末20Bに送信する(S1563)。
その後、サーバ10の制御部11は、通信I/F14によって端末20Bから一括精算承認情報を受信したか否かに基づいて、一括精算が承認されたか否かを判定する(S1565)。
一括精算が承認されたと判定したならば(S1565:YES)、サーバ10の制御部11は、ユーザB.Bの電子マネー口座残高にチャージを行うか否かを判定する(S1567)。具体的には、限定ではなく例として、前述したチャージ確認情報を端末20Bに送信して表示部24に表示させ、端末20Bからチャージを承認するための情報を受信したか否かを判定する。
チャージを行うと判定したならば(S1567:YES)、サーバ10の制御部11は、チャージ処理を実行する(S1569)。具体的には、あらかじめ登録されたユーザB.Bの銀行口座やクレジットカードによって、一括精算の不足分の金額を、ユーザB.Bの電子マネー口座残高に補充する処理を実行する。
そして、サーバ10の制御部11は、S1540に処理を移す。
S1553において一括精算の実行が要求されなかったと判定した場合(S1553:NO)、またはS1555においてチャージを行わないと判定した場合(S1555:NO)、サーバ10の制御部11は、第3の精算処理を終了する。
また、S1561において一括精算の実行が要求されなかったと判定した場合(S1561:NO)、S1565において一括精算が承認されなかったと判定した場合(S1565:NO)、またはS1567においてチャージを行わないと判定した場合(S1567:NO)、サーバ10の制御部11は、第3の精算処理を終了する。
なお、S1540の処理を実行する前に、再度S1520と同様の処理を実行し、いずれかのユーザの電子マネー口座残高がマイナスになると判定したならば、S1540の処理を保留するようにしてもよいし、そうしなくてもよい。
<第2実施例の効果>
本実施例は、第1送金リクエスト情報(限定ではなく、第1情報の一例)は、第1送金リクエスト金額(限定ではなく、第1金額の一例)の情報を含み、第2送金リクエスト情報(限定ではなく、第2情報の一例)は、第2送金リクエスト金額(限定ではなく、第2金額の一例)の情報を含み、第1処理は、第1送金リクエスト金額と、第2送金リクエスト金額と、自己の端末20のユーザの電子マネー口座残高(限定ではなく、端末のユーザの残高の一例)とに基づいて制御部21によって行われる構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザの残高を考慮して、第1金額と、第2金額とに基づき第1処理を適切に実行することができる。
また、本実施例は、第1送金リクエスト金額と第2送金リクエスト金額との合計が、自己の端末20のユーザの電子マネー口座残高を超え、自己の端末20のユーザから送金を行う場合、残高不足情報の表示(限定ではなく、第1処理が実行できないことを示す第3表示の一例)が自己の端末20の表示部24に表示される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1金額と第2金額との合計が端末のユーザの残高を超えているにも関わらず、端末のユーザから送金を行うことになるような場合に、第1処理を実行できないことを端末のユーザに知らせることができる。
また、本実施例は、第1送金リクエスト金額と第2送金リクエスト金額との合計が、自己の端末20のユーザの電子マネー口座残高を超え、自己の端末20のユーザから送金を行う場合、自己の端末20のユーザの電子マネー口座残高へのチャージ確認情報の表示(限定ではなく、残高にチャージすることを示す第4表示の一例)が自己の端末20の表示部24に表示される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1金額と第2金額との合計が端末のユーザの残高を超えているにも関わらず、端末のユーザから送金を行うことになるような場合に、残高にチャージして不足分の金額を補うことが可能であることを端末のユーザに知らせることができる。
<第2変形例>
第2実施例において、端末20が、限定ではなく例として、送金リクエスト一覧画面を表示部24に表示する際に、自分の電子マネー口座残高にチャージを行うことができることを示す情報(チャージ情報)や、ローン(融資)を行うことができることを示す情報(ローン情報)を、表示部24に併せて表示させるようにしてもよいし、しなくてもよい。
ローンを行う事業者としては、限定ではなく例として、支払いサービスの事業者(支払いアプリケーションの事業者)/メッセージングサービスの事業者(メッセージングアプリケーションの事業者)や、銀行等の金融機関とすることができる。
この場合、ユーザによってローンを依頼する入力がなされたことに基づいて、サーバ10が、一定の融資額の範囲内で、電子マネーの形で(電子マネーを手段として)、金銭を融資することができる。または、サーバ10が、提携している金融機関のサーバと通信を行って融資を依頼して、融資を認可してもらうようにすることができる。
なお、この場合、電子マネー口座残高をマイナスとして扱ってもよいし、プラスとして扱ってもよい。
ローンによって精算を行ったならば、限定ではなく例として、定められた返済期限までに、ユーザに融資額の返済を行わせるようにすることができる。
なお、この場合における返済の方法としては、一般的なローンと同様の返済の方法を適用するなどすることができる。
本変形例は、端末20が、第1送金リクエスト情報に基づく表示(限定ではなく、第1表示の一例)と、第2送金リクエスト情報に基づく表示(限定ではなく、第2表示の一例)と、チャージ情報の表示(限定ではなく、残高のチャージに関する表示の一例)、またはローン情報(限定ではなく、ローンを行うことに関する表示の一例)とを、表示部24に表示する構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第1情報に基づく第1表示と、第2情報に基づく第2表示とを表示する際に、残高のチャージに関する表示、またはローンを行うことに関する表示を併せて表示することで、ユーザが残高のチャージやローンを容易に行うことを可能とすることができる。
<第3実施例>
第3実施例は、第2実施例に関連して、一括精算の実行に関連する表示の表示態様を変更する実施例である。
第3実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
<表示画面>
図3-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される送金リクエスト一覧画面の一例を示す図である。
この送金リクエスト一覧画面は、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される図2-1の画面に対応する画面であり、ユーザA.Aの電子マネー口座残高が足りている場合に表示される画面である。
画面下部の精算内容確認領域ACR5には、一括精算によって、自分の電子マネー口座残高が「0円」となるが、一括精算は可能なことが示されている。
この場合、提案ボタンBT7に対する操作(タップ)が行われると、端末20Aはその一括精算を提案する操作を受け付ける。
図3-2は、本実施例において端末20の表示部24に表示される送金リクエスト一覧画面の別例を示す図である。
この送金リクエスト一覧画面は、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される図2-2の画面に対応する画面であり、ユーザA.Aの電子マネー口座残高が不足している場合に表示される画面である。
この画面では、ユーザA.Aの電子マネー口座残高が不足していることに基づき、画面下部の精算内容確認領域ACR5内に表示される提案ボタンBT7が、図3-1とは異なる表示態様で表示されている。具体的には、限定ではなく例として、提案ボタンBT7がグレーアウトして表示されており、提案ボタンBT7に対する操作(タップ)を行っても、端末20Aがその操作を受け付けないようになっている。
なお、図3-2において、電子マネー口座残高表示領域WBR1に電子マネー口座へのチャージボタンを表示させ、ユーザにチャージを促すようにしてもよいし、しなくてもよい。
また、支払いサービスを運営する事業者が金融機関と提携している場合、その金融機関からの融資を受け、電子マネー口座へチャージするためのローン機能ボタンを表示するようにしてもよいし、しなくてもよい。
<第3実施例の効果>
本実施例は、端末20が、提案ボタンの表示(限定ではなく、第1処理の実行に関する第5表示の一例)を表示部24に表示する。この場合、提案ボタンの表示は、第1送金リクエスト金額と、第2送金リクエスト金額と、自分の電子マネー口座残高とに基づいて、表示態様が変更される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1金額と、第2金額と、端末のユーザの残高とに基づいて、第1処理の実行に関する第5表示の表示態様が変更されるため、限定ではなく例として、端末のユーザの残高を考慮して、第1処理が実行できないことを端末のユーザに簡易かつ適切に知らせることができる。
また、本実施例は、提案ボタンの表示は、第1送金リクエスト金額と第2送金リクエスト金額との合計が、自己の端末20のユーザの電子マネー口座残高を超え、自己の端末20のユーザから送金を行う場合、操作を受け付けないことを示す表示態様(限定ではなく、第1処理が実行できないことを示す表示態様の一例)で自己の端末20の表示部24に表示される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1金額と第2金額との合計が端末のユーザの残高を超えているにも関わらず、端末のユーザから送金を行うことになるような場合に、第1処理が実行できないことを端末のユーザに知らせることができる。
<第4実施例>
第4実施例は、一括精算の処理の方式(アルゴリズム)に関する実施例である。
第4実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
<処理>
サーバ10が実行する一括精算には、限定ではなく例として、以下の2つの方式を含めることができる。
(1)回分精算(バッチ精算)
(2)逐次精算(シーケンシャル精算)
(1)の回分精算は、限定ではなく例として、選択された2以上の送金リクエストを一度に処理する一括精算の方式である。
この手法では、サーバ10の制御部11は、選択された各々の送金リクエストの送金リクエスト金額と、その種別(受信済み送金リクエスト/送信済み送金リクエスト)とに基づいて、最終的な一括精算金額を算出する。
この場合、算出した一括精算金額に基づいて精算を行っても、提案者の端末20のユーザの電子マネー口座残高と、相手のユーザの電子マネー口座残高とが両方ともマイナスとならない場合は、精算OKとする。
一方、算出した一括精算金額に基づいて精算を行うと、提案者の端末20のユーザの電子マネー口座残高と、相手のユーザの電子マネー口座残高とのいずれか一方がマイナスとなる場合は、精算NGとする。
(2)の逐次精算は、限定ではなく例として、選択された2以上の送金リクエストを逐次的に処理していく一括精算の方式である。
この手法では、サーバ10の制御部11は、選択された2以上の送金リクエストについて、各々の送金リクエスト金額と、その種別(受信済み送金リクエスト/送信済み送金リクエスト)とに基づいて、精算金額の算出と、提案者のユーザの電子マネー口座残高および相手のユーザの電子マネー口座残高の更新とを含む逐次処理を繰り返す。
逐次処理の途中で、提案者の端末20のユーザの電子マネー口座残高と、相手のユーザの電子マネー口座残高とのいずれか一方がマイナスとなる場合は、その順序での精算をNGとする。そして、送金リクエストを処理する順序を異ならせて再度逐次処理を頭から行う。
一方、最後の送金リクエストまで逐次処理を行った結果、提案者の端末20のユーザの電子マネー口座残高と、相手のユーザの電子マネー口座残高とのうちの少なくともいずれか一方がマイナスとならない場合は、精算OKとし、その順序で精算を行う。
なお、送金リクエストを処理する順序を異ならせて総当りしても、逐次処理の途中で、提案者の端末20のユーザの電子マネー口座残高と、相手のユーザの電子マネー口座残高とのいずれか一方がマイナスとなる場合、逐次精算は実行できないため、精算NGとすることができる。
<表示画面>
前述した図3-1の例を参照して、回分精算と逐次精算との違いについて説明する。
ここでは、以下の2つのケースで考える。
(ケース1)ユーザA.Aの現在の電子マネー口座残高=500円、ユーザB.Bの現在の電子マネー口座残高=1,500円
(ケース2)ユーザA.Aの現在の電子マネー口座残高=500円、ユーザB.Bの現在の電子マネー口座残高=1,000円
まず、(ケース1)について説明する。
(1)回分精算を適用する場合
回分精算を適用する場合は、図3-1で選択された、1番目の受信済み送金リクエストと、2番目の受信済み送金リクエストと、4番目の送信済み送金リクエストとを同時に処理することになる。
この場合、一括精算は、「支払い 2,000円」と、「支払い 500円」と、「受取 2,000円」とで「支払い 500円」(ユーザA.AからユーザB.Bに500円の支払い)となる。
ユーザA.Aの現在の電子マネー口座残高は「500円」であり、ユーザA.Aの残高はマイナスとならないため、回分精算を行えば、ユーザB.Bの電子マネー口座残高に関わらず、精算が可能となる。
(2)逐次精算を適用する場合
逐次精算を適用する場合は、図3-1で選択された、1番目の受信済み送金リクエストと、2番目の受信済み送金リクエストと、4番目の送信済み送金リクエストとを、1つずつ処理していくことになる。
限定ではなく例として、2番目の受信済み送金リクエスト→4番目の送信済み送金リクエスト→1番目の受信済み送金リクエストの順序で処理する場合を考える。
まず、2番目の受信済み送金リクエストは、ユーザA.AからユーザB.Bへの「500円」の支払いであるため、この精算が行われると、ユーザA.Aの電子マネー口座残高は「500円→0円」となり、ユーザB.Bの電子マネー口座残高は「1,500円→2,000円」となる。
次に、4番目の送信済み送金リクエストは、ユーザA.AがユーザB.Bから「2,000円」の受取であるため、この精算が行われると、ユーザA.Aの電子マネー口座残高は「0円→2,000円」となり、ユーザB.Bの電子マネー口座残高は「2,000円→0円」となる。
最後に、1番目の受信済み送金リクエストは、ユーザA.AからユーザB.Bへの「2,000円」の支払いであるため、この精算が行われると、ユーザA.Aの電子マネー口座残高は「2,000円→0円」となり、ユーザB.Bの電子マネー口座残高は「0円→2,000円」となる。
ユーザB.Bの現在の電子マネー口座残高は「1,500円」であるため、上記の精算によって、結果的に、ユーザB.BはユーザA.Aから「500円」を受け取ることになる。
この例では、ユーザA.Aの電子マネー口座残高と、ユーザB.Bとの電子マネー口座残高とがいずれもマイナスとならないため、逐次精算によっても、精算が可能となる。
次に、(ケース2)について説明する。
(1)回分精算を適用する場合
回分精算を適用する場合は、(ケース1)と同じである。
つまり、ユーザA.Aの現在の電子マネー口座残高は「500円」であり、ユーザA.Aの残高はマイナスとならないため、回分精算を行えば、ユーザB.Bの電子マネー口座残高に関わらず、精算が可能となる。
(2)逐次精算を適用する場合
逐次精算を適用する場合は、(ケース2)と同様に、図3-1で選択された、1番目の受信済み送金リクエストと、2番目の受信済み送金リクエストと、4番目の送信済み送金リクエストとを、1つずつ処理していくことになる。
しかしながら、(ケース2)では、(ケース1)とは異なり、ユーザB.Bの現在の電子マネー口座残高が「1,000円」であることに起因して、図3-1で選択された、1番目の受信済み送金リクエスト、2番目の受信済み送金リクエスト、4番目の送信済み送金リクエストをどのような順序で処理したとしても、ユーザA.Aの電子マネー口座残高と、ユーザB.Bとの電子マネー口座残高とのいずれもマイナスとならないように精算することはできない。
以上のことから、(ケース1)では、回分精算、逐次精算のいずれによっても精算が可能であるが、(ケース2)では、回分精算による精算は可能であるが、逐次精算による精算はできないことになる。
なお、上記の両方のケースにおいて、限定ではなく例として、支払いサービスを運営する事業者が金融機関と提携している場合、一時的にユーザの電子マネー口座の残高不足を口座残高のマイナス値として許容することで、精算を可能にしてもよいし、そうしなくてもよい。
図4-1は、上記の(ケース1)で逐次精算を適用した場合に端末20Bの表示部24に表示されるおしらせ画面の一例を示す図である。
おしらせ画面の上部には、現在位置表示領域CLR3が構成されており、支払いアプリケーションに関するおしらせを表示していることを示す「おしらせ」の文字が表示されている。
現在位置表示領域CLR3の下のおしらせ情報表示領域NTR3には、ユーザA.Aからの提案に基づきサーバ10から端末20Bに送信された一括精算承認確認情報が表示されている。
(ケース1)では逐次精算による精算が可能であるため、一括精算承認確認情報に含まれる精算ボタンBT8が、操作を受付可能な状態で表示されている。
それに対し、図4-2は、上記の(ケース2)で逐次精算を適用した場合に端末20Bの表示部24に表示されるおしらせ画面の一例を示す図である。
このおしらせ画面に表示される情報は、図4-1と同様であるが、(ケース2)では逐次精算による精算ができないため、一括精算承認確認情報に含まれる精算ボタンBT8がグレーアウトして表示されており、精算ボタンに対する操作(タップ)を行っても、端末20Bがその操作を受け付けないようになっている。
<第5実施例>
第5実施例は、前述した一括処理のうちの「リクエスト相殺」に関する実施例である。
第5実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
前述したように、選択された受信済み送金リクエストの送金リクエスト金額(送金することになる金額)と、選択された送信済み送金リクエストの送金リクエスト金額(受金することになる金額)とが同じ金額である場合は、一括精算によって金額を相殺させることが可能である。
しかし、このような場合に、一括精算を行う代わりに、リクエスト相殺を行うようにすることも可能である。
リクエスト相殺とは、限定ではなく例として、処理対象として選択された送金リクエスト同士を互いに消し合って、それらの送金リクエストをなくすこと、それらの送金リクエストのデータを削除すること、を意味する。
<表示画面>
図5-1は、本実施例においてユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される送金リクエスト一覧画面の一例を示す図である。この送金リクエスト一覧画面は、相手のユーザをユーザB.Bとする画面である。
この送金リクエスト一覧画面では、1番目の受信済み送金リクエスト(支払い 2,000円)と、4番目の送信済み送金リクエスト(受取 2,000円)とが選択された状態が示されている。
画面下部の精算内容確認領域ACR6内には、ユーザA.Aの現在の電子マネー口座残高と、ユーザA.Aの精算後の電子マネー口座残高とが表示されている。選択された上記の2つの送金リクエストに基づき一括精算が行われると、金額相殺される。このため、この例では、ユーザA.Aの現在の電子マネー口座残高と、ユーザA.Aの精算後の電子マネー口座残高とが同じ金額(500円)となっている。
また、その下には、「リクエストの相殺を提案しますか?」のテキストとともに、提案ボタンと、キャンセルボタンとが表示されている。
限定ではなく例として、提案ボタンがタップされると、リクエスト相殺を要求するための情報が端末20Aからサーバ10に送信される。そして、サーバ10によってリクエスト相殺処理が実行されて、選択された2つの送金リクエストのデータは削除される。
<処理>
(1)処理の一例
図5-2は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
S140において端末20Aからリクエスト選択情報を受信したと判定したならば(S140:YES)、サーバ10の制御部11は、リクエスト相殺処理を実行する(S350)。
リクエスト相殺処理では、サーバ10の制御部11は、端末20Aによって選択された送金リクエストに基づいて一括精算金額を算出し、算出した一括精算金額に基づいて、送金リクエストを相殺できるか否かを判定する。そして、相殺できると判定したならば、サーバ10の制御部11は、端末20Aにリクエスト相殺確認情報を送信する。
端末20Aでは、リクエスト相殺確認情報が表示部24に表示され(A350)、この表示に対する入力に基づいてリクエスト相殺実行要求を行うと判定されると(A360:YES)、端末20Aからサーバ10に対してリクエスト相殺実行要求情報が送信される(A370)。
サーバ10の制御部11は、端末20Aからリクエスト相殺実行要求情報を受信したことに基づいて、リクエスト相殺を実行する。具体的には、相殺の対象とする送金リクエストのデータを、第1の送金リクエスト管理データ157Aから削除する。
なお、送金リクエストのデータを削除せずに、相殺の対象とする送金リクエストの送金済みフラグを「ON」にしてもよい。
そして、サーバ10の制御部11は、リクエスト相殺処理を終了する。
その後、サーバ10の制御部11は、リクエスト相殺結果が「OK」であったか否かを判定する(S370)。そして、「OK」であったと判定したならば(S370:YES)、サーバ10の制御部11は、リクエスト相殺結果情報を、通信I/F14によって端末20Aおよび端末20Bにそれぞれ送信する(S390)。そして、サーバ10の制御部11は、処理を終了する。
通信I/F22によってサーバ10からリクエスト相殺結果情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信したリクエスト相殺結果情報を表示部24に表示させる(A390)。
そして、端末20Aの制御部21は、処理を終了する。
同様に、通信I/F22によってサーバ10からリクエスト相殺結果情報を受信すると、端末20Bの制御部21は、受信したリクエスト相殺結果情報を表示部24に表示させる(B390)。
そして、端末20Bの制御部21は、処理を終了する。
(2)処理の別例
上記のリクエスト相殺を行う場合に、相手のユーザの承認を必要とすることもできる。相手のユーザの承認を必要とするケースは、一括精算で説明したケースと同様である。
この場合の処理は、一括精算において相手のユーザの承認を必要とする場合の処理(限定ではなく例として、図1-21~図1-22の処理)に倣って同様に構成することができるため、図示および詳細な説明を省略する。
<第5実施例の効果>
本実施例は、第1処理は、第1送金リクエスト情報と第2送金リクエスト情報とを含む、提案者のユーザに関する複数の送金リクエスト情報(限定ではなく、第1情報と第2情報とを少なくとも含む、端末のユーザへの送金依頼、または端末のユーザによる送金依頼に関する複数の情報の一例)のうち、提案者のユーザによる端末20に対する入力に基づいて、第1送金リクエスト情報と第2送金リクエスト情報とに基づく処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1情報と第2情報とを少なくとも含む、端末のユーザへの送金依頼、または端末のユーザによる送金依頼に関する複数の情報のうち、端末のユーザによる端末に対する入力に基づいて、第1情報と第2情報とを適切に処理することができる。
また、本実施例は、第1送金リクエスト情報と第2送金リクエスト情報とは、同じ送金リクエスト金額の情報であり、第1処理は、第1送金リクエスト情報と第2送金リクエスト情報とに基づき、第1送金リクエスト情報と第2送金リクエスト情報とをリクエスト相殺(限定ではなく、第1情報と第2情報との相殺の一例)する処理である構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1情報と第2情報とが同じ金額の情報である場合に、これらの情報を相殺することができる。その結果、第1情報による送金依頼元のユーザと、第2情報による送金依頼元のユーザとの両者の利便性を向上させることができる。
<第5変形例>
第5実施例において、処理対象として選択された送金リクエストの送金リクエスト金額が相殺されない場合に、差額分の金額を送金リクエスト金額とする、金額差し引きの結果の正負の符号によって種別(支払い/受け取り)が定まる新たな送金リクエストを作成するようにしてもよいし、しなくてもよい。
<第6実施例>
第6実施例は、前述した一括処理のうちの「一括送金リクエストの作成」に関する実施例である。
第6実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
<表示画面>
図6-1は、本実施例において端末20Aの表示部24に表示される送金リクエスト一覧画面の一例を示す図である。
この画面上部の現在位置表示領域CLR1には、ユーザD.Dとの間の未処理リクエストを表示していることを示す「D.Dとの送金リクエスト」の文字が表示されている。
また、現在位置表示領域CLR1には、ユーザD.Dとの間の未処理リクエストのうち、1番目~4番目の送金リクエストが選択された状態が示されている。
選択された1番目~4番目の送金リクエストを一括精算する場合、一括精算は「支払い 1,100円」となり、ユーザA.AからユーザD.Dに対して「1,100円」を支払うことになる。しかし、この例では、ユーザA.Aの現在の電子マネー口座残高は「500円」であるため、支払い金額が「600円」不足することになる。
そこで、本実施例では、サーバ10が、一括精算を行った場合の支払いの不足分の金額に基づいて、一括送金リクエストを作成する。
ただし、本実施例では、一括送金リクエストは作成されるが、一括精算は行われない。
具体的には、画面下部の精算内容確認領域ACR7には、自分の現在の電子マネー口座残高、および、精算を行った場合の自分の電子マネー口座残高として「500円」がそれぞれ表示されている。
また、その下には、「リクエストをまとめる提案をしますか?」のテキストとともに、提案ボタンBT9と、キャンセルボタンとが表示されている。
この状態で提案ボタンBT9がタップされると、支払いの不足分の金額である「1,100円」に基づいて、新たな送金リクエストが作成される。その結果、図6-2に示すような画面が表示される。
図6-2では、新たに作成された送金リクエストとして、受信済み送金リクエストであって、4件分の送金リクエストをまとめた、支払い金額を「1,100円」とする一括送金リクエストが表示されている。
この表示画面例では、一括送金リクエストには、図6-1で選択された4件分の送金リクエスト、つまり、その一括送金リクエストの作成に用いられた送金リクエスト(まとめられた送金リクエスト)がぶら下がる形式で表示されている。また、ユーザが認識し易いように、これらの送金リクエストは、それ以外の送金リクエストとは異なる表示態様(この例ではグレーアウト)で表示されている。
なお、この表示画面例とは異なり、一括送金リクエストの作成に用いられた送金リクエストを表示させないようにしてもよい。
また、一括送金リクエストがタップされたことに基づいて、その一括送金リクエストの作成に用いられた送金リクエストを表示させるようにしてもよい。
<処理>
図6-3は、本実施例においてサーバ10の制御部11が実行する一括送金リクエスト作成処理の流れの一例を示すフローチャートである。
サーバ10の制御部11は、端末20から一括送金リクエスト作成要求情報を受信したか否かに基づいて、端末20から一括送金リクエストの作成が要求されたか否かを判定する(S510)。
一括送金リクエスト作成要求情報には、限定ではなく例として、一括送金リクエストの作成対象とする送金リクエストの選択情報を含めることができる。
要求されたと判定したならば(S510:YES)、サーバ10の制御部11は、送金リクエスト管理データ157を参照し、選択された各々の送金リクエストの送金リクエスト金額と、その種別(受信済み送金リクエスト(支払い)/送信済み送金リクエスト(受取))とに基づいて、作成する一括送金リクエストの送金リクエスト金額(以下、「一括送金リクエスト金額」と称する。)を算出する(S530)。
その後、サーバ10の制御部11は、算出した一括送金リクエスト金額に基づいて、一括送金リクエストを作成し、作成した一括送金リクエストのデータを、送金リクエスト管理データ157に記憶させる(S550)。
次いで、サーバ10の制御部11は、一括送金リクエストの作成結果に関する一括送金リクエスト作成結果情報を、通信I/F14によって、要求元の端末20に送信する(S570)。
そして、サーバ10の制御部11は、一括送金リクエスト作成処理を終了する。
この処理を行った後、端末20では、表示部24に表示される送金リクエスト一覧画面等において、一括送金リクエストに対応する一括送金リクエスト情報が表示される。そして、この一括送金リクエストに基づいて、一括精算を実行することが可能となる。
なお、S510において端末20から一括送金リクエストの作成が要求されなかったと判定した場合(S510:NO)、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、端末20からの要求に基づいて、前述した一括精算や、前述したリクエスト相殺といった他の一括処理を行うようにすることもできる。
なお、悪意のあるユーザが、前述した虚偽の送金リクエストを作成した上で、その送金リクエストを含む一括送金リクエストを作成するおそれもある。
そこで、一括送金リクエストの作成に相手の承認を必要とするようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
<第6実施例の効果>
本実施例は、相手のユーザは一人のユーザであり(限定ではなく、第2ユーザは第1ユーザであることの一例)、第1処理は、第1送金リクエスト情報と第2送金リクエスト情報との送金リクエスト金額が合計された送金リクエスト情報(限定ではなく、第1ユーザから端末のユーザへの送金依頼、または端末のユーザから相手のユーザへの送金依頼に関する第3情報の一例)に基づく一括送金リクエストの表示(限定ではなく、第6表示の一例)を表示部24に表示する処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、相手のユーザを一人のユーザとする場合に、複数の送金依頼に関する情報をまとめた第3情報に基づく第6表示を表示して、第3情報を端末のユーザに知らせることができる。また、限定ではなく例として、複数の送金依頼に関する情報をまとめた第3情報に基づいて包括的な精算を行うことが可能となるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
<第7実施例>
第7実施例は、前述した一括処理のうちの「特殊一括精算・特殊一括送金リクエストの作成」に関する実施例である。
第7実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
<表示画面>
図7-1は、本実施例において端末20Aの表示部24に表示される送金リクエスト一覧画面の一例を示す図であり、図6-1と同様に、ユーザD.Dとの間の送金リクエストの一覧が表示される画面を示している。ここでは、図6-1と同様に、1番目~4番目の送金リクエストが選択された状態が示されている。
選択された1番目~4番目の送金リクエストを一括精算する場合、一括精算は「支払い 1,100円」となり、ユーザA.AからユーザD.Dに対して「1,100円」を支払うことになる。しかし、この例では、ユーザA.Aの現在の電子マネー口座残高は「500円」であるため、支払い金額が「600円」不足することになる。
この場合、本実施例では、サーバ10の制御部11は、ユーザA.Aの現在の電子マネー口座残高の全ての金額をユーザD.Dに送金して精算する一括精算を行う。
また、サーバ10の制御部11は、一括精算での支払いの不足分の金額を送金リクエスト金額とする新たな送金リクエストを作成する。
つまり、本実施例では、第6実施例とは異なり、提案者のユーザの残高で支払えるところまで支払いを行った上で、支払いを行うことができない金額を送金リクエスト金額とする新たな送金リクエストを作成する。
便宜的に、複数の送金リクエストに基づいて、可能なところまでの支払いを行う一括精算を「特殊一括精算」と称し、特殊一括精算を行った後に新たに作成される一括送金リクエストを「特殊一括送金リクエスト」と称する。
具体的には、画面下部の精算内容確認領域ACR8には、自分の現在の電子マネー口座残高として「500円」が、精算を行った場合の自分の電子マネー口座残高として「0円」がそれぞれ表示されている。そして、この状態で提案ボタンがタップされると、ユーザA.Aの現在の電子マネー口座残高の全ての金額である「500円」がユーザA.AからユーザD.Dに送金されて支払われる特殊一括精算が実行される。その後、支払いの不足分の金額である「600円」に基づいて、特殊一括送金リクエストが作成される。その結果、図7-2に示すような画面が表示される。
図7-2では、特殊一括送金リクエストとして、支払い金額を「600円」とする特殊一括送金リクエストが表示されている。
この表示画面例では、特殊一括送金リクエストには、図7-1で選択された4件分の送金リクエスト、つまり、その特殊一括送金リクエストの作成に用いられた送金リクエスト(まとめられた送金リクエスト)がぶら下がる形式で表示されている。また、ユーザにとって分かり易いように、これらの送金リクエストは、通常の送金リクエストとは異なる表示態様(この例ではグレーアウト)で表示されている。
なお、この表示画面例とは異なり、特殊一括送金リクエストの作成に用いられた送金リクエストを表示させないようにしてもよい。
また、特殊一括送金リクエストがタップされたことに基づいて、その特殊一括送金リクエストの作成に用いられた送金リクエストを表示させるようにしてもよい。
<処理>
図7-3~図7-4は、本実施例においてサーバ10の制御部21が実行する第4の精算処理の一例を示す図である。
S1515の後、サーバ10の制御部11は、いずれかのユーザの電子マネー口座残高がマイナスになるか否かを判定し(S1520)、マイナスになると判定したならば(S1520:YES)、電子マネー口座残高がマイナスになるのは提案者のユーザであるか否かを判定する(S1570)。
電子マネー口座残高がマイナスになるのは提案者のユーザであると判定したならば(S1570:YES)、サーバ10の制御部11は、一括精算金額を含む、実行する一括精算の種別(通常の一括精算/特殊一括精算)を確認するための一括精算種別確認情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S1571)。
なお、この場合に、前述した残高不足情報を一括精算種別確認情報に含めて送信するようにしてもよいし、しなくてもよい。
その後、サーバ10の制御部11は、実行を要求する一括精算の種別の情報を含む精算実行要求情報を端末20Aから受信したことに基づいて、特殊一括精算の実行が要求されたか否かを判定する(S1574)。特殊一括精算ではなく、前述した通常の一括精算の実行が要求されたと判定した場合(S1574:NO)、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、図2-5のS1555に処理を移す。
一方、特殊一括精算の実行が要求されたと判定したならば(S1574:YES)、サーバ10の制御部11は、相手のユーザの承認が必要であるか否かを判定する(S1575)。
相手のユーザの承認が必要であると判定したならば(S1575:YES)、サーバ10の制御部11は、特殊一括精算による精算金額(以下、「特殊一括精算金額」と称する。)の情報である特殊一括精算金額情報を含む特殊一括精算承認確認情報を、通信I/F14によって端末20Bに送信する(S1577)。
特殊一括精算金額は、限定ではなく例として、提案者のユーザの現在の電子マネー口座残高に相当する金額とすることができる。
なお、これに限定されず、特殊一括精算金額は、「0」より大きく、提案者のユーザの現在の電子マネー口座残高以下であれば、任意の金額とすることもできる。
その後、サーバ10の制御部11は、特殊一括精算を承認することを示す特殊一括精算承認情報を端末20Bから受信したか否かを判定することによって、特殊一括精算が承認されたか否かを判定する(S1579)。
そして、承認されたと判定したならば(S1579:YES)、サーバ10の制御部11は、特殊一括精算を実行する(S1581)。具体的には、サーバ10の制御部11は、提案者のユーザ(この例ではユーザA.A)の電子マネー口座残高をゼロに更新し、特殊一括精算金額を、相手のユーザ(この例ではユーザB.B)の電子マネー口座残高に加算して更新する。
その後、サーバ10の制御部11は、特殊一括送金リクエストを作成する(S1583)。具体的には、サーバ10の制御部11は、一括精算金額から特殊一括精算金額を減算した金額を送金リクエスト金額とする、相手のユーザから提案者のユーザに対する送金リクエストを特殊一括送金リクエストとして作成する。
そして、サーバ10の制御部11は、第4の精算処理を終了する。
なお、上記のように、提案者のユーザの残高で支払えるところまで支払いを行う手法は、上記のように複数の送金リクエストが選択される場合に限らず、1つの送金リクエストが選択される場合にも適用可能である。
つまり、提案者のユーザの現在の電子マネー口座残高の金額よりも送金リクエスト金額の方が大きい受信済み送金リクエストが1つ選択された場合、サーバ10の制御部11は、その送金リクエスト金額から電子マネー口座残高の金額を減算した金額(不足分の金額)を送金リクエスト金額とする送金リクエストを作成する。
<端末による第2処理)>
本実施例では、端末20の制御部21は、前述した第1処理に加えて、端末20のユーザの電子マネー口座残高(端末のユーザの残高)に基づいて、少なくとも一つの情報を処理する第2処理を実行するようにすることができる。
限定ではなく例として、少なくとも以下の処理が第2処理に含まれる。
・リクエスト選択情報をサーバ10に送信する処理
・一括精算確認情報をサーバ10から受信する処理
・一括精算確認情報を表示する処理
・一括精算結果情報をサーバ10から受信する処理
・一括精算結果情報を表示する処理
・金額差し引き(金額相殺を含む)をサーバ10に要求する処理
・特殊一括精算の実行をサーバ10に要求する処理
・特殊一括送金リクエストの作成をサーバ10に要求する処理
<第7実施例の効果>
本実施例は、一括精算の提案者のユーザ(限定ではなく、端末のユーザの一例)への送金リクエスト、または一括精算の提案者のユーザによる送金リクエストに関する複数の送金リクエスト情報のうち、一括精算の提案者のユーザの電子マネー口座残高(限定ではなく、端末のユーザの残高の一例)に基づいて、少なくとも一つの送金リクエスト情報に対する一括精算のための第2処理(限定ではなく、少なくとも一つの情報を処理する第2処理の一例)が、一括精算の提案者のユーザの端末20によって実行される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザの残高を考慮して、端末のユーザへの送金依頼、または端末のユーザによる送金依頼に関する複数の情報のうちの少なくとも一つの情報を第2処理によって処理することができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
<第7変形例>
第1変形例(3)と関連するが、第7実施例において、提案者の端末20、またはサーバ10が、提案者のユーザの現在の電子マネー口座残高に基づいて、送金リクエストを自動で選択(サジェストを含む。)するようにしてもよいし、しなくてもよい。
具体的には、提案者の端末20の制御部21は、提案者のユーザの現在の電子マネー口座残高をサーバ10に問い合わせる処理を行う。そして、提案者の端末20の制御部21は、サーバ10から受信した送金リクエスト一覧情報に含まれる送金リクエストの中から、各々の送金リクエスト金額と、各々の送金リクエストの種別(受信済み送金リクエスト(支払い)/送信済み送金リクエスト(受取))とに基づいて、限定ではなく例として、提案者のユーザの現在の電子マネー口座残高を超えた支払いが生ずる送金リクエストの組合せを特定して選択する。
この場合、限定ではなく例として、図7-1において、ユーザD.Dとの間の未処理リクエストのうち、限定ではなく例として、過去の送金リクエストから順に、自動的に一括精算の処理対象リクエストとして選択され、残高不足となる送金リクエスト(この例では4件目)まで選択された状態をユーザに提案するようにしてもよいし、しなくてもよい。
なお、サーバ10の制御部11が送金リクエストを選択する場合は、送金リクエスト管理データ157に記憶されている送金リクエストのデータに基づいて同様の処理を行えばよい。
本変形例は、第2処理は、複数の送金リクエスト情報のうち、提案者のユーザの電子マネー口座残高(限定ではなく、端末のユーザの残高の一例)で処理可能な送金リクエスト情報を選択する処理を含み、選択された情報を処理する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザの残高で処理可能な情報が選択されて処理されるため、限定ではなく例として、端末のユーザの残高がマイナスとならない範囲で情報が処理されるようにすることができるため、ユーザの利便性をより一層向上させることができる。
<第8実施例>
第8実施例は、端末20のユーザが、相手のユーザに送金を行ったり、相手のユーザに送金リクエストを行う際に、未処理リクエストを表示する実施例である。
第8実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
<表示画面>
図8-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の一例を示す図である。この画面は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される支払いアプリケーションの送金画面である。
支払いアプリケーションにおける現在位置を示す現在位置表示領域CLR1には、現在位置が支払いアプリケーションの送金機能であることを示す「送金」の文字が表示されている。
現在位置表示領域CLR1の下には、送金先として選択されたユーザの支払いアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名(この例ではユーザE.E)が表示されている。また、その下には、送金先として選択されたユーザへの送金金額(この例では、「500円」)と、送金金額を一定額増額させるための機能ボタンとが表示されている。
さらにその下には、送金先として選択されたユーザ(この例ではユーザE.E)と、送金を行うユーザ(この例ではユーザA.A)との未処理リクエストを確認可能にするために構成された未処理リクエスト確認領域URR1が表示されている。
未処理リクエスト確認領域URR1最上部には、ユーザE.Eとの間の未処理リクエストを表示していることを示す「E.Eとの未精算リクエスト」の文字が表示されている。
また、その下には、全選択一括精算を行うと仮定した場合の一括精算金額(この例では「1,500円」)およびマーク(この例では「支払いマーク」)が表示されている。
なお、この全選択一括精算を行うと仮定した場合の表示欄はなくてもよい。
その下には、相手をユーザE.Eとする送金リクエストが一覧表示されている。この例では、相手をユーザE.Eとする未処理リクエストが上から古い順に時系列で一覧表示されている。
また、未処理リクエスト確認領域URR1の下には、送金(送金処理)を実行させるための、「送金する」と示された送金ボタンが表示されている。
送金ボタンがタップされると、送金処理(ユーザA.AからユーザE.Eに対する送金)がサーバ10によって実行される。
なお、送金ボタンは、限定ではなく例として、送金金額を一定額増額させるための機能ボタンの表示領域の下で、未処理リクエスト確認領域URR1の上の領域等に表示させてもよい。
このように、本実施例では、送金用の情報とともに、未処理リクエストを表示することで、ユーザが送金を行う際に、未処理リクエストを併せて確認することができるように構成されている。
図8-2は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の別例を示す図である。この画面は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される支払いアプリケーションの送金リクエスト画面である。
支払いアプリケーションにおける現在位置を示す現在位置表示領域CLR1には、現在位置が支払いアプリケーションの送金リクエスト機能であることを示す「送金リクエスト」の文字が表示されている。
現在位置表示領域CLR1の下には、送金リクエストの送信先として選択されたユーザの支払いアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名(この例ではユーザE.E)が表示されている。また、その下には、送金リクエストの送信先として選択されたユーザに対する送金リクエスト金額(この例では、「500円」)と、送金リクエスト金額を一定額増額させるための機能ボタンとが表示されている。
なお、送金リクエストの送信先として選択されたユーザが送金リクエストを受け入れる場合、送金リクエストの送信先として選択されたユーザの電子マネー口座から送金リクエストを行った(送信した)ユーザの電子マネー口座に対して、送金リクエスト金額分の送金が実行される。
また、その下には、図8-1と同様に、未処理リクエスト確認領域URR1が表示されている。そして、その下には、送金リクエストの送信(送金リクエスト送信処理)を実行させるための、「送金リクエストする」と示された送金リクエストボタンが表示されている。
送金リクエストボタンがタップされると、送金リクエスト送信処理(ユーザA.AからユーザE.Eに対する送金リクエスト情報の送信)がサーバ10によって実行される。
なお、送金リクエストボタンは、限定ではなく例として、送金リクエスト金額を一定額増額させるための機能ボタンの表示領域の下で、未処理リクエスト確認領域URR1の上の領域等に表示させてもよい。
このように、本実施例では、送金リクエスト送信用の情報とともに、未処理リクエストを表示することで、ユーザが送金リクエストを行う際に、未処理リクエストを併せて確認することができるように構成されている。
<処理>
図8-3は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。ここでは、一例として、図8-1で説明した、ユーザが送金を行う際に未処理リクエストを表示する処理について説明する。
最初に、端末20Aの制御部21は、入力部に対して送金画面を表示するための入力がなされたか否かを判定する(A105)。
入力がなされたと判定したならば(A105:YES)、端末20Aの制御部21は、A110の処理を行い、通信I/F22によってサーバ10から送金リクエスト一覧情報を受信したことに基づいて、その送金リクエスト一覧情報を含む送金画面(送金用の画面)を表示部24に表示させる(A125)。
その後、端末20Aの制御部21は、送金を実行するための入力(限定ではなく例として、送金ボタンの操作)がなされたか否かを判定する(A630)。
送金を実行するための入力がなされなかったと判定したならば(A630:NO)、端末20Aの制御部21は、処理を終了する。
一方、送金を実行するための入力がなされたと判定したならば(A630:YES)、端末20Aの制御部21は、送金を要求するための送金要求情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A640)。
S120の後、サーバ10の制御部11は、通信I/F14によって端末20Aから送金要求情報を受信したか否かを判定する(S640)。
送金要求情報を受信しなかったと判定したならば(S640:NO)、サーバ10の制御部11は、処理を終了する。
一方、送金要求情報を受信したと判定したならば(S640:YES)、サーバ10の制御部11は、送金処理を実行する(S650)。具体的には、限定ではなく例として、送金内容を確認するための送金確認情報を通信I/F14によって端末20Aに送信し、通信I/F14によって端末20Aから送金実行要求情報を受信したことに基づいて、ユーザA.AからユーザB.Bへの送金を実行する。
この場合、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、A650~A670の処理を実行する。
その後、サーバ10の制御部11は、送金結果が「OK」であったか否かを判定する(S670)。そして、「OK」であったと判定したならば(S670:YES)、サーバ10の制御部11は、送金結果情報を、通信I/F14によって端末20Aおよび端末20Bにそれぞれ送信する(S690)。
そして、サーバ10の制御部11は、処理を終了する。
通信I/F22によってサーバ10から送金結果情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信した送金結果情報を表示部24に表示させる(A690)。
そして、端末20Aの制御部21は、処理を終了する。
同様に、通信I/F22によってサーバ10から送金結果情報を受信すると、端末20Bの制御部21は、受信した送金結果情報を表示部24に表示させる(B690)。
そして、端末20Bの制御部21は、処理を終了する。
なお、図8-2で説明した、ユーザが送金リクエストを行う際に未処理リクエストを表示する処理については、図8-3の処理における「送金」を「送金リクエスト送信」に置き換えることで同様に構成可能であるため、図示・説明を省略する。
具体的には、端末20Aの処理において、A105で送金リクエスト送信画面を表示するための入力がなされたか否かを判定し、A125で送金リクエスト一覧情報を含む送金リクエスト送信画面を表示し、A630で送金リクエスト送信を実行するか否かを判定し、A640で送金リクエスト送信要求情報を送信し、A650で送金リクエスト送信確認情報を表示し、A660で送金リクエスト送信実行要求がなされたか否かを判定し、A670で送金リクエスト送信実行要求情報を送信し、A690で送金リクエスト送信結果情報を表示する。
また、端末20Bの処理において、B690で送金リクエスト送信結果情報を表示する。
また、サーバ10の処理において、S640で送金リクエスト送信要求情報を受信したか否かを判定し、S650で送金リクエスト送信処理を実行し、S670で送金リクエスト送信結果がOKであるか否かを判定し、S690で送金リクエスト送信結果情報を送信する。
<未処理リクエストの表示>
端末20の表示部24に表示する未処理リクエストは、限定ではなく例として、以下のいずれか一方、または両方とすることができる。
・送金する相手のユーザ(送金先ユーザ)、または送金リクエストを送信する相手のユーザ(送金リクエスト先ユーザ)に対応する未処理リクエスト
・送金する相手のユーザ(送金先ユーザ)、または送金リクエストを送信する相手のユーザ(送金リクエスト先ユーザ)とは異なるユーザに対応する未処理リクエスト
相手のユーザに対応する未処理リクエストを表示するようにすることができる。限定ではなく例として、図8-1に示すようにユーザA.AがユーザE.Eを送金先ユーザとして送金する場合や、図8-2に示すようにユーザA.AがユーザE.Eを送金リクエスト先ユーザとして送金リクエストを送信する場合は、ユーザE.Eに対応する未処理リクエストを表示することができる。
しかし、ユーザによっては、相手のユーザとは異なるユーザに対応する未処理リクエストを確認したいと思うことも考えられる。
そこで、限定ではなく例として、図8-1や図8-2において、ユーザE.Eに対応する未処理リクエストに加えて、限定ではなく例として、ユーザB.BやユーザC.Cに対応する未処理リクエストを表示するようにすることもできる。
なお、この場合に、ユーザE.Eに対応する未処理リクエストを表示せず、限定ではなく例として、ユーザB.BやユーザC.Cに対応する未処理リクエストを表示するようにすることもできる。
つまり、未処理リクエストを表示するパターンとしては、限定ではなく例として、以下の3つのパターンが考えられる。
(パターン1)相手のユーザに対応する未処理リクエスト
(パターン2)相手のユーザに対応する未処理リクエスト+相手のユーザとは異なるユーザに対応する未処理リクエスト
(パターン3)相手のユーザとは異なるユーザに対応する未処理リクエスト
また、上記のいずれのパターンを適用する場合も、各々のユーザについて、そのユーザに対応する全部の未処理リクエストを表示するようにしてもよいし、そのユーザに対応する一部の未処理リクエストを表示するようにしてもよい。
つまり、未処理リクエストを表示するユーザ(相手のユーザ/相手のユーザとは異なるユーザ)と、表示する未処理リクエストの範囲(全部/一部)とは、任意に組み合わせることができる。限定ではなく例として(パターン2)において、相手のユーザに対応する未処理リクエストは全部の未処理リクエストを表示するが、相手のユーザとは異なるユーザに対応する未処理リクエストは一部の未処理リクエストを表示するなどしてもよい。
また、一部の未処理リクエストを表示する場合、各種の情報(条件)に基づいて、表示する未処理リクエストを決定することもできる。
この場合、後述する第16実施例の内容を組み合わせることができる。第16実施例でも説明するが、各種の情報としては、限定ではなく例として、以下の情報が挙げられる。
・送金リクエストを送信/受信した日付や日時
・送金リクエスト金額
・送金リクエストの支払い期限
・送金リクエストしたユーザおよび送金リクエストされたユーザ以外の他のユーザが送金リクエスト金額や事由に関わっている送金リクエスト
なお、これらの情報はあくまでも一例であり、これらに限定されるものではない。
また、これらの情報のうちの複数の情報を組み合わせて適用することもできる。
日付や日時が一定以上古い未処理リクエストは、ユーザが忘れている場合がある。このため、たとえ相手のユーザとは異なるユーザに対応する未処理リクエストであっても、表示するように決定することができる。
送金リクエスト金額が一定以上大きい未処理リクエストは、重要性が高い場合がある。このため、たとえ相手のユーザとは異なるユーザに対応する未処理リクエストであっても、表示するように決定することができる。
送金リクエストしたユーザおよび送金リクエストされたユーザ以外の他のユーザが送金リクエスト金額や事由に関わっている送金リクエストも、重要性が高い場合がある。このため、たとえ相手のユーザとは異なるユーザに対応する未処理リクエストであっても、表示するように決定することができる。
支払い期限が一定期間内に迫っている未処理リクエストは、早急の処理を要する場合がある。このため、たとえ相手のユーザとは異なるユーザに対応する未処理リクエストであっても、表示するように決定することができる。
また、第16実施例でも説明するが、未処理リクエストを、上記の各種の情報(条件)に基づいて昇順/降順に並び替えて表示するようにすることもできる。一例としては、重要性が高い未処理リクエストほど、上位に表示されるようにすることができる。
これらの他にも、端末20の表示部24に表示する未処理リクエストを、限定ではなく例として、入力部に対する端末20のユーザの入力に基づいて非表示にすることができる。
この場合、限定ではなく例として、一部のユーザに対応する未処理リクエストを非表示としてもよいし、全てのユーザに対応する未処理リクエストを非表示としてもよい。
また、ユーザによっては、未処理リクエストが表示されることに煩わしさを感じる場合もあると考えられる。
そこで、未処理リクエストの表示/非表示の設定を、不図示の設定画面等において行うことを可能としてもよい。
具体的には、アプリケーションの設定画面において、未処理リクエストの表示に関する設定用情報として、限定ではなく例として、未処理リクエストの表示/非表示を切替可能なスライドボタンやチェックボックスを表示させる。そして、このスライドボタンやチェックボックスに対する操作に基づいて、表示/非表示の設定を端末20またはサーバ10に行わせるようにすることができる。
この場合、全部のユーザについて一括的に未処理リクエストの表示/非表示を設定可能としてもよいし、ユーザごとに個別に未処理リクエストの表示/非表示を設定可能としてもよい。
また、全部の未処理リクエストの表示/非表示を設定可能としてもよいし、一部の未処理リクエストの表示/非表示を設定可能としてもよい。
なお、これらの内容は、以下の実施例についても同様である。
<第8実施例の効果>
本実施例は、提案者のユーザの端末20が、提案者のユーザ(限定ではなく、端末のユーザの一例)から相手のユーザ(限定ではなく、第1ユーザの一例)への送金用の情報(限定ではなく、端末のユーザから第1ユーザへの送金に関する第1情報の一例)、または提案者のユーザから相手のユーザへの送金リクエスト送信用の情報(限定ではなく、端末のユーザから第1ユーザへ送信する送金依頼に関する第1情報の一例)に基づく第1表示と、提案者のユーザが相手のユーザから受信済みの受信済み送金リクエストに関する送金リクエスト情報(限定ではなく、第2ユーザから端末のユーザに送信された送金依頼に関する第2情報の一例)、または提案者のユーザが相手のユーザに送信済みの送信済み送金リクエストに関する送金リクエスト情報(限定ではなく、端末のユーザから第2ユーザへ送信された送金依頼に関する第2情報の一例)に基づく第2表示とを表示部24に表示する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザが第1情報を確認する際に、第2情報を併せて確認できるようにすることができる。
また、本実施例は、提案者のユーザの端末20は、提案者のユーザによる、第1表示が表示された端末20に対する入力に基づいて、送金するための処理(限定ではなく、送金に関する処理の一例)を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1表示が表示された端末に対する入力に基づいて、相手のユーザへの送金を簡単に実現することができる。
<第8変形例>
上記の実施例において、相手のユーザへの送金用の情報や相手のユーザへの送金リクエスト送信用の情報とともに表示される未処理リクエストの情報に対する入力に基づいて、精算(未処理リクエストの一括精算を含む。)が実行されるようにすることもできる。
具体的には、限定ではなく図8-1の画面例において、送金ボタンに加えて、選択された未処理リクエストの精算(複数選択された場合は一括精算)を実行させるための精算ボタンを表示させる。
そして、精算ボタンがタップされると、選択された未処理リクエストの精算処理がサーバ10によって実行されるようにすることができる。
同様に、限定ではなく図8-2の画面例において、送金リクエストボタンに加えて、選択された未処理リクエストの精算(複数選択された場合は一括精算)を実行させるための精算ボタンを表示させる。
そして、精算ボタンがタップされると、選択された未処理リクエストの精算処理がサーバ10によって実行されるようにすることができる。
なお、未処理リクエストの精算処理については、前述した通りであるため、再度の説明を省略する。
図8-4は、本変形例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。ここでは、一例として、図8-3に示したユーザが送金を行う際に未処理リクエストを表示する処理において、送金と、未処理リクエストの精算とのいずれか一方を行う処理について説明する。
A125の後、端末20Aの制御部21は、入力部に対する入力に基づいて、実行対象を判定する(A631)。
実行対象が未処理リクエストの精算(複数選択された場合は一括精算)であると判定したならば(A631:未処理リクエストの精算)、端末20Aの制御部21は、選択された未処理リクエストを示す未処理リクエスト選択情報を含むリクエスト選択情報を設定する(A632)。
一方、実行対象が送金であると判定したならば(A631:送金)、端末20Aの制御部21は、実行する送金に関する送金情報を含むリクエスト選択情報を設定する(A133)。
A632またはA133の後、端末20Aの制御部21は、設定されたリクエスト選択情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A140)。
そして、端末20Aの制御部21は、A150に処理を移す。
S120の後、端末20Aからリクエスト選択情報を受信したと判定した場合(S140:YES)、サーバ10の制御部11は、受信したリクエスト選択情報に基づいて、処理対象を判定する(S641)。
処理対象が「未処理リクエストの精算」であると判定したならば、サーバ10の制御部11は、選択された未処理リクエストを精算対象(複数選択された場合は一括精算対象)として設定する(S642)。
一方、処理対象が「送金」であると判定したならば、サーバ10の制御部11は、送金を精算対象として設定する(S143)。
S642またはS143の後、サーバ10の制御部11は、S150の精算処理を実行する。
限定ではなく例として図1-19で説明した第1の精算処理を適用する場合、
S642の設定がなされた場合であって、処理対象の未処理リクエストが複数である場合は、S1510における精算対象が一括精算対象であるか否かの判定結果は「YES」となる。その結果、この複数の未処理リクエストを一括精算対象として、S1515以降の処理が実行される。また、S642の設定がなされた場合であって、処理対象の未処理リクエストが1つである場合は、S1510における精算対象が一括精算対象であるか否かの判定結果は「NO」となる。その結果、この1つの未処理リクエストを精算対象として、S1570以降の処理が実行される。
一方、S143の設定がなされた場合、S1510における精算対象が一括精算対象であるか否かの判定結果は「NO」となる。その結果、送金を精算対象として、S1570以降の処理が実行される。
なお、ユーザが送金リクエストを行う際に未処理リクエストを表示し、送金リクエストの送信と、未処理リクエストの精算とのいずれか一方を行う処理については、図8-4の処理における「送金」を「送金リクエスト送信」に置き換えることで同様に構成可能であるため、図示・説明を省略する。
具体的には、端末20Aの処理において、A105で送金リクエスト送信画面を表示するための入力がなされたか否かを判定し、A125で送金リクエスト一覧情報を含む送金リクエスト送信画面を表示し、A631で実行対象が未処理リクエストの精算と送金リクエスト送信とのいずれであるかを判定し、A133で送金リクエスト送信情報を含むリクエスト選択情報を設定する。
また、サーバ10の処理において、S641で処理対象が未処理リクエストの精算と送金リクエスト送信とのいずれであるかを判定し、S143で送金リクエスト送信を精算対象として設定する。
本変形例は、提案者のユーザの端末20が、提案者のユーザ(限定ではなく、端末のユーザの一例)から相手のユーザ(限定ではなく、第1ユーザの一例)への送金用の情報(限定ではなく、端末のユーザから第1ユーザへの送金に関する第1情報の一例)、または提案者のユーザから相手のユーザへの送金リクエスト送信用の情報(限定ではなく、端末のユーザから第1ユーザへ送信する送金依頼に関する第1情報の一例)に基づく第1表示と、提案者のユーザが相手のユーザから受信済みの受信済み送金リクエストに関する送金リクエスト情報(限定ではなく、第2ユーザから端末のユーザに送信された送金依頼に関する第2情報の一例)、または提案者のユーザが相手のユーザに送信済みの送信済み送金リクエストに関する送金リクエスト情報(限定ではなく、端末のユーザから第2ユーザへ送信された送金依頼に関する第2情報の一例)に基づく第2表示とを表示部24に表示する。
そして、提案者のユーザの端末20は、提案者のユーザによる、第1表示または第2表示が表示された端末20に対する入力に基づいて、送金するための処理、または送金された金額を受け取るための処理、または送金リクエスト(送金リマインド)の送信/受信を行うための処理(限定ではなく、送金に関する、または送金の受け取りに関する、または送金の依頼に関する第1処理の一例)を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1表示または第2表示が表示された端末に対する入力に基づいて、相手のユーザへの送金や、相手のユーザからの送金の受け取り、相手のユーザへの送金依頼の送信/受信を簡単に実現することができる。
次に、第8実施例に関連する実施例として、端末20のユーザが、相手のユーザに送金したり、相手のユーザに送金リクエストを送信する場合に、表示された未処理リクエストの中から選択された未処理リクエストも併せて処理する実施例について説明する。
以下の実施例では、大きく分けて下記の5つのパターンについて説明する。
(A)送金+受信済み送金リクエストを処理するパターン
(B)送金+送信済み送金リクエストを処理するパターン
(C)送金リクエストを送信+受信済み送金リクエストを処理するパターン
(D)送金リクエストを送信+送信済み送金リクエストを処理するパターン
(E)送金リクエスト+受信済み送金リクエスト+送信済み送金リクエストを処理するパターン
各々のパターンについて、実施例を分けて説明する。
第8変形例にも示したが、端末20が制御部21によって実行する処理(第1処理等)には、限定ではなく例として、送金を行うための処理(限定ではなく、送金に関する処理の一例)、送金の受け取り(受金)を行うための処理(限定ではなく、送金の受け取りに関する処理の一例)、送金リクエストを送信/受信するための処理(限定ではなく、送金の依頼に関する処理の一例)等の処理が含まれる。
なお、以下ではサーバクライアントシステムを例示し、送金や送金リクエストの送信等は、サーバ10を介して行われるものとする。
また、以下では、前述したように、相手のユーザを一人のユーザとする場合、つまり、第2ユーザは第1ユーザである(または第1ユーザは第2ユーザである)場合を例示する。
なお、前述したように、相手のユーザを異なる複数のユーザとする場合、つまり、第1ユーザは第2ユーザとは異なるユーザである(第2ユーザは第1ユーザとは異なるユーザである)場合についても、以下説明する手法を同様に適用することができる。
<第9実施例>
第9実施例は、上記(A)のパターンの処理に関する実施例である。
第9実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
本実施例では、未処理リクエストのうちの「受信済み送金リクエスト」を一括精算対象に含めるのに加えて、「送金」を一括精算対象に含めて一括精算を行う。
図9-1は、各々のパターンそれぞれに対応する処理方法を説明するためのテーブルの一例を示す図である。
テーブルの縦方向には項目として今から新規に実行しようとする処理の対象(新規処理対象)を、テーブルの横方向には項目として未処理リクエストの種別をそれぞれ示している。そして、縦の項目と横の項目とが交差する欄には、その新規処理対象とその種別の未処理リクエストとの組合せによって実現される処理の一例を示している。
本実施例では、(A)送金+受信済み送金リクエスト、のパターンの処理について説明する。このパターンでは、(A1)送金[送金+送金]、の処理を行うことができる。
つまり、相手のユーザへの新規の送金を行う際に、相手のユーザからの受信済みの送金リクエストに基づいて相手に対する送金を併せて行う。より具体的には、新規の送金によって相手のユーザに送金する金額と、受信済み送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額(相手のユーザから送金を依頼された金額)とを合算した金額を、相手のユーザに送金する。
<表示画面>
上記(A1)の処理を行う場合の表示画面例について説明する。
図9-2は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の一例を示す図である。この画面は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される支払いアプリケーションの送金画面である。
支払いアプリケーションにおける現在位置を示す現在位置表示領域CLR1には、現在位置が支払いアプリケーションの送金機能であることを示す「送金」の文字が表示されている。
現在位置表示領域CLR1の下には、送金先として選択されたユーザの支払いアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名(この例ではユーザE.E)が表示されている。また、その下には、送金先として選択されたユーザへの送金金額(この例では、「500円」)と、送金金額を一定額増額させるための機能ボタンとが表示されている。
さらにその下には、送金先として選択されたユーザ(この例ではユーザE.E)と、送金を行うユーザ(この例ではユーザA.A)との未処理リクエストを確認可能にするために構成された未処理リクエスト確認領域URR1が表示されている。
未処理リクエスト確認領域URR1最上部には、ユーザE.Eとの間の未処理リクエストを表示していることを示す「E.Eとの未精算リクエスト」の文字が表示されている。
また、その下に、全選択一括精算を行うと仮定した場合の一括精算金額(この例では「1,500円」)およびマーク(この例では「支払いマーク」)が表示されている。
その下には、相手をユーザE.Eとする送金リクエストが一覧表示されている。この例では、相手をユーザE.Eとする未処理リクエストが上から古い順に時系列で一覧表示されている。各々の未処理リクエストの表示態様については、限定ではなく例として、図1-11と同様に構成可能なため、再度の説明は省略する。
未処理リクエスト確認領域URR1の下には、送金処理と全選択一括精算とを実行させるための、「すべて精算して送金」と示された送金全選択一括精算ボタンが表示されている。その下には、送金処理と、未処理リクエスト確認領域URR1で選択された未処理リクエストの一部選択一括精算とを実行させるための、「1件の精算と送信」と示された送金一括精算ボタンBT11が表示されている。さらにその下には、送金処理のみを実行させるための、「送金だけする」と示された送金ボタンが表示されている。
限定ではなく例として、未処理リクエスト確認領域URR1において、1つ目の受信済み送金リクエスト(支払い 2,500円)のリクエストのチェックが「ON」とされて選択され、送金一括精算ボタンBT11がタップされると、端末20Aからサーバ10に対して、送金と、選択された未処理リクエストの一括精算との実行が依頼される。すると、サーバ10から相手方であるユーザE.Eの端末20Eに対して、その実行結果に関する精算結果情報が送信される。
図9-3は、上記の送金一括精算ボタンBT11がタップされたことに基づいて端末20Eの表示部24に表示されるおしらせ画面の一例を示す図である。
この例では、おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR4には、送金と一括精算の内容として、2件の精算結果情報が表示されている。
具体的には、限定ではなく例として、ユーザA.AがユーザE.Eに送金した送金金額「500円」の受け取りと、図9-2で選択された1件目の送金リクエストによる、ユーザA.AがユーザE.Eから受信した送金リクエストによる送金リクエスト金額「2,500円」に基づいて送金した送金金額「2,500円」の受け取りとのそれぞれに対応する精算結果情報が表示されている。
なお、図9-4で示すように、2件の精算結果情報をまとめて、1つの精算結果情報としておしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR4に表示させるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
限定ではなく例として、図9-4では、精算結果情報として、ユーザE.Eは、ユーザA.Aからの送金の受け取りによる送金金額「500円」と、ユーザA.Aへの送金リクエストによる送金リクエスト金額「2,500円」の受け取りによる送金金額「2,500円」とを加算した「3,000円」を受け取ることに関する情報が表示されている。
図9-2では、未処理リクエスト確認領域URR1には、送金先として選択されたユーザと、送金を行うユーザとの未処理リクエストを表示するとしたが、これに限定されない。
図9-5に、送金を行うユーザの全ての未処理リクエストを表示する場合の表示画面の一例を示す。図9-5は、図9-2の送金画面の別例である。
図9-5では、未処理リクエスト確認領域URR2には、送金を行うユーザの全ての未処理リクエストが上から古い順に時系列で一覧表示されている。また、未処理リクエスト確認領域URR2の下には、送金一括精算ボタンBT11と、送金ボタンとが表示されている。限定ではなく例として、未処理リクエスト確認領域URR2において、4つ目のユーザE.Eからの受信済み送金リクエスト(支払い 2,500円)のリクエストのチェックが「ON」とされて選択され、送金一括精算ボタンBT11がタップされると、図9-3の表示画面が端末20Eの表示部24に表示される。
<処理>
図9-6は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
このフローチャートは、図1-18のフローチャートを、新規処理対象を「送金」とする処理に書き換えたフローチャートである。
本実施例における(A)送金+受信済み送金リクエスト、のパターンの処理では、相手のユーザに対して一方的に送金を行うため、一括精算を行う際に、相手のユーザの承認は不要とすることができる。そこで、ここでは、相手のユーザの承認を不要とする処理として図示・説明する。
なお、これに限定されるわけではなく、相手のユーザの承認を必要としてもよい。
A125の後、端末20Aの制御部21は、送金リクエスト一覧情報の中から未処理リクエストが選択されたか否かを判定する(A131)。
未処理リクエストが選択された場合、つまり、送金+未処理リクエストの処理の実行を要求すると判定したならば(A131:YES)、端末20Aの制御部21は、実行する送金に関する送金情報と、選択された未処理リクエストを示す未処理リクエスト選択情報とを含むリクエスト選択情報を設定する(A132)。
一方、送金リクエスト一覧情報の中から未処理リクエストが選択されなかった場合、つまり、送金のみを実行すると判定した場合(A131:NO)、端末20Aの制御部21は、実行する送金に関する送金情報を含むリクエスト選択情報を設定する(A133)。
なお、この処理では、送金を行うことを前提として説明する。
実際には、送金を行わずに未処理リクエストのみを処理することが選択される場合もあり得るが、この場合の処理は、前述した未処理リクエストの一括精算の処理と同様となるため、図示・再度の説明を省略する、
A132またはA133の後、端末20Aの制御部21は、設定されたリクエスト選択情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A140)。
そして、端末20Aの制御部21は、A150に処理を移す。
S140において端末20Aからリクエスト選択情報を受信したと判定したならば(S140:YES)、サーバ10の制御部11は、受信したリクエスト選択情報に含まれる情報に基づいて、送金+未処理リクエスト、を処理するか否かを判定する(S141)。そして、処理すると判定したならば(S141:YES)、サーバ10の制御部11は、送金+選択された未処理リクエストの精算(複数選択された場合は一括精算)、を一括精算対象として設定する(S142)。
一方、送金+未処理リクエストの処理ではない、つまり、送金のみを実行すると判定したならば(S141:NO)、サーバ10の制御部11は、送金を精算対象として設定する(S143)。
S142またはS143の後、サーバ10の制御部11は、S150の精算処理を実行する。
限定ではなく例として図1-19で説明した第1の精算処理を適用する場合、
S142の設定がなされた場合、S1510における精算対象が一括精算対象であるか否かの判定結果は「YES」となる。その結果、送金+選択された未処理リクエストの精算を一括精算対象として、S1515以降の処理が実行される。
一方、S143の設定がなされた場合、S1510における精算対象が一括精算対象であるか否かの判定結果は「NO」となる。その結果、送金を精算対象として、S1570以降の処理が実行される。
<第9実施例の効果>
本実施例は、提案者のユーザの端末20が、提案者のユーザ(限定ではなく、端末のユーザの一例)から相手のユーザ(限定ではなく、第1ユーザの一例)への送金情報(限定ではなく、端末のユーザから第1ユーザへの送金に関する第1情報の一例)、または提案者のユーザから相手のユーザへ送信する送金リクエストに関する送金リクエスト情報(限定ではなく、端末のユーザから第1ユーザへ送信する送金依頼に関する第1情報の一例)に基づく第1表示と、提案者のユーザが相手のユーザから受信済みの受信済み送金リクエストに関する送金リクエスト情報(限定ではなく、第2ユーザから端末のユーザに送信された送金依頼に関する第2情報の一例)、または提案者のユーザが相手のユーザに送信済みの送信済み送金リクエストに関する送金リクエスト情報(限定ではなく、端末のユーザから第2ユーザへ送信された送金依頼に関する第2情報の一例)に基づく第2表示とを表示部24に表示する。
そして、提案者のユーザの端末20は、提案者のユーザによる、第1表示または第2表示が表示された端末20に対する入力に基づいて、送金するための処理、または送金された金額を受け取るための処理、または送金リクエスト(送金リマインド)の送信/受信を行うための処理(限定ではなく、送金に関する、または送金の受け取りに関する、または送金の依頼に関する第1処理の一例)を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1表示または第2表示が表示された端末に対する入力に基づいて、相手のユーザへの送金や、相手のユーザからの送金の受け取り(受金)、相手のユーザへの送金依頼の送信、相手のユーザからの送金依頼の受信等を簡単に実現することができる。
また、本実施例は、第1処理は、第1表示と第2表示とに対する入力に基づいて、第1情報と第2情報とに基づく処理が制御部21によって行なわれる構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1表示と第2表示とに対する入力に基づいて、第1情報と第2情報とに基づく処理が簡単に行われるようにすることができる。
また、本実施例は、第1情報は、提案者のユーザから相手のユーザへの送金情報(限定ではなく、端末のユーザから第1ユーザへの送金に関する情報の一例)であり、第2情報は、相手のユーザからの受信済みの送金リクエストに関する受信済み送金リクエスト情報(限定ではなく、第2ユーザから端末のユーザに送信された送金依頼に関する情報の一例)であり、第1処理は、送金情報と受信済み送金リクエスト情報とに基づいて、相手のユーザに送金する処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1表示と第2表示とに対する入力に基づいて、端末のユーザから第1ユーザへの送金に関する情報と第2ユーザから端末のユーザに送信された送金依頼に関する情報とに基づく、第1ユーザと第2ユーザとの送金を簡単に実現することができる。
また、この場合に、相手のユーザは一人のユーザであり(限定ではなく、第2ユーザは第1ユーザであることの一例)、第1処理は、提案者のユーザから相手のユーザに送金する金額と、相手のユーザからの受信済み送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額とを合算した金額(限定ではなく、第1情報と第2情報とに基づく金額の一例)を相手のユーザに送金する処理を含むようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、一人の同じユーザを相手として、第1情報と第2情報とに基づく金額を送金することができる。
<第9変形例>
上記の実施例では、第1情報と第2情報とに基づく金額の一例として、提案者のユーザから相手のユーザに送金する金額と、相手のユーザからの受信済み送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額とを合算した金額を、相手のユーザに送金する場合を例示したが、これに限定されない。
提案者のユーザが、相手のユーザからお金を借りているような場合が想定される。このような場合に、限定ではなく例として、提案者のユーザから相手のユーザに利子をつけて送金するようにすることもできる。
具体的には、限定ではなく例として、提案者のユーザの端末20側で、またはサーバ10側で、上記の金額を合算した金額に、あらかじめ設定された割合の利子(限定ではなく例として、5%の利子)を自動的に付加する処理を行い、利子が付加された金額を送金金額として、提案者のユーザから相手のユーザに送金するようにすることができる。
なお、この手法は、第1情報と第2情報とに基づく金額を相手のユーザから送金される場合についても同様である。
<第10実施例>
第10実施例は、前述した(B)のパターンの処理に関する実施例である。
第10実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
本実施例では、未処理リクエストのうちの「送信済み送金リクエスト」を一括精算対象に含めるのに加えて、「送金」を一括精算対象に含めて一括精算を行う。
図9-6のテーブルを再び参照して説明する。
本実施例では、(B)送金+送信済み送金リクエスト、のパターンの処理を行う。
このパターンでは、(B1)送金+送金リマインド、(B2)[送金+受金](金額差し引き可)、のいずれかの処理を行うことができる。
(B1)の処理では、相手のユーザへの新規の送金を行う際に、相手のユーザへの送信済み送金リクエストに基づいて相手のユーザへの送金リマインドを併せて行う。
なお、送金リマインドに代えて、新規の送金リクエストを併せて行うようにしてもよいし、しなくてもよい。
(B2)の処理では、相手のユーザへの新規の送金を行う際に、相手のユーザへの送信済み送金リクエストに基づいて相手のユーザから送金してもらって受金する。
この場合、金銭の支払いと受取との相反する関係になるため、送金リクエスト金額の差額分の金額を送金する/受金することができる。
また、送金リクエスト金額が同じ金額であれば、金額相殺させることが可能である。
具体的には、提案者のユーザから相手のユーザに送金する金額から、送信済み送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額を差し引いた金額を相手のユーザに送金する。
または、これとは逆に、送信済み送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額から、提案者のユーザから相手のユーザに送金する金額を差し引いた金額を、相手のユーザから受金する。
<表示画面>
最初に、上記(B1)の処理を行う場合の表示画面例について説明する。
図10-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の一例を示す図である。この画面は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される支払いアプリケーションの送金画面である。画面構成の詳細については、限定ではなく例として、図9-2と同様に構成することが可能なため、詳細については説明を省略する。
限定ではなく例として、未処理リクエスト確認領域URR1において、2つ目の送信済み送金リクエスト(受取 1,000円)のリクエストのチェックが「ON」とされて選択され、送金一括精算ボタンBT11がタップされると、端末20Aからサーバ10に対して、送金と、選択された未処理リクエストの一括精算との実行が依頼される。すると、サーバ10から相手方であるユーザE.Eの端末20Eに対して、その実行結果に関する精算結果情報が送信される。
図10-2は、上記の送金一括精算ボタンBT11がタップされたことに基づいて端末20Eの表示部24に表示されるおしらせ画面の一例を示す図である。
この例では、おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR4には、送金と一括精算の内容として、2件の精算結果情報が表示されている。
具体的には、限定ではなく例として、ユーザA.AがユーザE.Eに送金した送金金額「500円」の受け取りに対応する精算結果情報と、図10-1で選択された2件目の送金リクエスト(ユーザA.AがユーザE.Eに送信した送金リクエスト金額「1,000円」の送金リクエスト)に対応するリマインドとが表示されている。
次に、上記(B2)の処理を行う場合の表示画面例について説明する。
図10-3は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の一例を示す図である。この画面は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される支払いアプリケーションの送金画面である。画面構成の詳細については、限定ではなく例として、図9-2と同様に構成することが可能なため、詳細については説明を省略する。なお、図10-3では、限定ではなく例として、送金先として選択されたユーザへの送金金額を「1,500円」とする。
限定ではなく例として、未処理リクエスト確認領域URR1において、2つ目の送信済み送金リクエスト(受取 1,000円)のリクエストのチェックが「ON」とされて選択され、送金一括精算ボタンBT11がタップされると、端末20Aからサーバ10に対して、送金と、選択された未処理リクエストの一括精算との実行が依頼される。すると、サーバ10から相手方であるユーザE.Eの端末20Eに対して、一括精算に承認するか否かの意思確認を行うための一括精算承認確認情報が送信されて、端末20Eの表示部24に表示される。
図10-4は、送金一括精算ボタンBT11がタップされたことに基づいて表示されるおしらせ画面の一例を示す図である。
おしらせ情報表示領域NTR4には、一括精算承認確認情報として、「精算提案」の相手であるユーザA.Aのアイコン画像と、一括精算金額とが表示されている。
一括精算承認確認情報には、一括精算の内容として、ユーザE.Eは、ユーザA.AからユーザE.Eに送金される今回の送金によって「1,500円」を受け取り、ユーザA.Aからの過去の送金リクエストの受信に基づいて送金リクエスト金額「1,000円」を支払うことが表示されている。
なお、一括精算の内容は、限定ではなく例として、一括精算承認確認情報の「とじる」アイコンをタップすることで格納可能であり、格納された状態から「概要」アイコンをタップすることで伸長させることが可能である。
また、一括精算承認確認情報には、一括精算金額として、ユーザE.EはユーザA.Aから、送金による受け取り金額「1,500円」から送金リクエストによる送金リクエスト金額「1000円」を減算した「500円」を受け取ることが表示されている。
一括精算承認確認情報の下部には、上記の内容で精算を承認するための「精算する」と示された精算ボタンBT12と、上記の内容で精算を承認せずに断るための「断る」と示された拒否ボタンとが表示されている。
図10-5は、上記の精算ボタンBT12がタップされたことに基づいて端末20Aの表示部24に表示されるおしらせ画面の一例を示す図である。
現在位置表示領域CLR1の下には、サーバ10を介してユーザE.Eの端末20Eから送金リクエストの一括精算が承認され、その結果送金が行われた通知として、ベルのマークとともに、「500円を送金しました。」の文字を含む通知NT2が表示されている。
また、おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR2には、上記の通知NT2に対応する情報が表示される。
この例では、おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR2には、ユーザE.Eとの間で一括精算が行われたことで、その一括精算の内容として、精算結果情報(この例では、ユーザA.AがユーザE.Eに送金した送金金額「500円」の支払い)が表示されている。
なお、図10-3において、送金一括精算ボタンBT11がタップされる場合、端末20Aの表示部24に、精算が行われる場合にはユーザA.Aは一括精算金額「500円」を支払うことになる旨の確認用画面を表示させ、ユーザA.Aの承認に基づいて送金と選択された未処理リクエストの一括精算との実行が依頼されるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
<処理>
本実施例において各装置が実行する処理は、図9-6の処理に倣って同様に実現することができる。
ただし、(B2)[送金+受金](金額差し引き可)、の処理を実行する場合は、相手のユーザによって送金される処理が含まれる。このため、前述したように、一括精算を行うにあたり、相手のユーザの承認を必要とすることもできる。
図10-6は、この場合に各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
このフローチャートは、限定ではなく例として、図1-21の処理を図9-6の処理に適用したフローチャートである。
図9-6の処理と異なるのは、端末20Bの制御部21が実行する処理として、B150~B190のステップが追加されている点である。
<第10実施例の効果>
本実施例は、前述した第1情報は、提案者のユーザから相手のユーザへの送金情報(限定ではなく、端末のユーザから第1ユーザへの送金に関する情報の一例)であり、第2情報は、提案者のユーザから相手のユーザへ送信済みの送金リクエストに関する送信済み送金リクエスト情報(限定ではなく、端末のユーザから第2ユーザに送信された送金依頼に関する情報の一例)である構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザから第1ユーザへの送金と、端末のユーザから第2ユーザに送信された送金依頼とを、併せて処理することができる。
また、この場合に、第1処理は、送金情報に基づいて相手のユーザに送金し、送信済み送金リクエスト情報に基づいて相手のユーザに送金リマインドを送信する処理を含むようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1ユーザへの送金と、第第2ユーザへの送金依頼とを、併せて行うことができる。
また、本実施例は、相手のユーザは一人のユーザであり(限定ではなく、第2ユーザは第1ユーザであることの一例)、第1処理は、提案者のユーザから相手のユーザに送金する金額と、送信済み送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額とに基づく金額(限定ではなく、第1情報と第2情報とに基づく金額の一例)を、相手のユーザに送金する処理(限定ではなく、第1ユーザに送金する処理の一例)、または第1ユーザから受金する処理(限定ではなく、第1ユーザから送金される処理の一例)を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、一人の同じユーザを相手として、第1情報と第2情報とに基づく金額を送金する、または第1情報と第2情報とに基づく金額を送金してもらって受け取ることができる。
また、この場合に、第1処理は、提案者のユーザから相手のユーザに送金する金額(限定ではなく、第1金額の一例)から、送信済み送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額(限定ではなく、第2金額の一例)を差し引いた金額を相手のユーザに送金する処理(限定ではなく、第1ユーザに送金する処理の一例)、または送信済み送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額(第2金額)から、提案者のユーザから相手のユーザに送金する金額(第1金額)を差し引いた金額を、相手のユーザから受金する処理(限定ではなく、第1ユーザから送金される処理の一例)を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、一人の同じユーザを相手として、第1金額と第2金額との差額分の金額を送金する、または第1金額と第2金額との差額分の金額を送金してもらって受け取ることができる。
また、本実施例は、第1処理は、相手のユーザの端末に対する入力に基づく、相手のユーザによる承認に基づいて実行される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1ユーザの端末に対する入力に基づく、第1ユーザによる承認に基づいて、第1処理が実行されるようにすることができる。これにより、限定ではなく例として、第1ユーザの意に沿わずに第1処理が実行されることを防止することができる。
<第11実施例>
第11実施例は、前述した(C)のパターンの処理に関する実施例である。
第11実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
本実施例では、未処理リクエストのうちの「受信済み送金リクエスト」を一括精算対象に含めるのに加えて、「送金リクエストの送信」を一括精算対象に含めて一括精算を行う。
図9-6のテーブルを再び参照して説明する。
本実施例では、(C)送金リクエストを送信+受信済み送金リクエスト、のパターンの処理を行う。
このパターンでは、(C1)送金リクエスト+送金、(C2)[受金+送金](金額差し引き可)、のいずれかの処理を行うことができる。
(C1)の処理では、相手のユーザへの新規の送金リクエストを行う際に、相手のユーザからの受信済み送金リクエストに基づいて相手のユーザへの送金を併せて行う。
(C2)の処理では、相手のユーザへの新規の送金リクエストを行う際に、この新規の送金リクエストに基づいて相手のユーザから送金してもらって受金するとともに、相手のユーザからの受信済み送金リクエストに基づいて相手のユーザへの送金を併せて行う。
この場合、送金リクエスト金額の差額分の金額を受金する/送金することができる。
また、送金リクエスト金額が同じ金額であれば、金額相殺させることが可能である。
<表示画面>
最初に、上記(C1)の処理を行う場合の表示画面例について説明する。
図11-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の一例を示す図である。この画面は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される支払いアプリケーションの送金リクエスト画面である。
支払いアプリケーションにおける現在位置を示す現在位置表示領域CLR1には、現在位置が支払いアプリケーションの送金リクエスト機能であることを示す「送金リクエスト」の文字が表示されている。
現在位置表示領域CLR1の下には、送金リクエストの送信先として選択されたユーザの支払いアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名(この例ではユーザE.E)が表示されている。また、その下には、送金リクエストの送信先として選択されたユーザに対する送金リクエスト金額(この例では、「500円」)と、送金リクエスト金額を一定額増額させるための機能ボタンとが表示されている。送金リクエストの送信先として選択されたユーザが送金リクエストを受け入れる場合、送金リクエストの送信先として選択されたユーザの電子マネー口座から送金リクエストを行った(送信した)ユーザの電子マネー口座に対して、送金リクエスト金額分の送金が実行される。
さらにその下には、未処理リクエスト確認領域URR1が表示されている。未処理リクエスト確認領域URR1については、限定ではなく例として、図9-2と同様に構成可能であるため説明を省略する。
未処理リクエスト確認領域URR1の下には、送金リクエストの送信処理と全選択一括精算とを実行させるための、「すべて精算して送金リクエスト」と示された送金リクエスト送信全選択一括精算ボタンが表示されている。その下には、送金リクエストの送信処理と、未処理リクエスト確認領域URR1で選択された未処理リクエストの一部選択一括精算とを実行させるための、「1件の精算と送金リクエスト」と示された送金リクエスト送信一括精算ボタンBT13が表示されている。さらにその下には、送金リクエスト送信処理のみを実行させるための、「送金リクエストだけする」と示された送金リクエスト送信ボタンが表示されている。
限定ではなく例として、未処理リクエスト確認領域URR1において、1つ目の受信済み送金リクエスト(支払い 2,500円)のリクエストのチェックが「ON」とされて選択され、送金リクエスト送信一括精算ボタンBT13がタップされると、端末20Aからサーバ10に対して、新規の送金リクエスト送信と、選択された未処理リクエストの一括精算との実行が依頼される。すると、サーバ10から相手方であるユーザE.Eの端末20Eに対して、送金リクエスト情報と、一括精算の実行結果に関する精算結果情報とが送信される。
図11-2は、上記の送金リクエスト送信一括精算ボタンBT13がタップされたことに基づいて端末20Eの表示部24に表示されるおしらせ画面の一例を示す図である。
この例では、おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR4には、図11-1において選択された1件の送金リクエストに関する精算結果情報と、新規の送金リクエスト情報とが表示されている。
精算結果情報には、ユーザE.Eは、ユーザA.Aに対する送金リクエストによる送金リクエスト金額「2,500円」を受け取ったことに関する情報が表示されている。
送金リクエスト情報には、限定ではなく例として、ユーザA.AがユーザE.Eに送信した送金リクエスト金額「500円」の送金リクエストと、この送金リクエストを了承し、送金リクエストに基づいて送金するための「送金する」と示された送金リクエスト送金ボタンと、この送金リクエストを承認せずに断るための「断る」と示された送金リクエスト拒否ボタンとが表示されている。
次に、(C2)の処理を行う場合の表示画面例について説明する。
図11-3は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の一例を示す図である。この画面は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される支払いアプリケーションの送金リクエスト画面である。画面構成の詳細については、限定ではなく例として、図11-1と同様に構成することが可能なため、詳細については説明を省略する。なお、図11-3では、限定ではなく例として、送金リクエストの送信先として選択されたユーザ(この例ではユーザE.E)への送金リクエスト金額を「1,000円」とする。
限定ではなく例として、未処理リクエスト確認領域URR1において、1つ目の受信済み送金リクエスト(支払い 2,500円)のリクエストのチェックが「ON」とされて選択され、送金リクエスト送信一括精算ボタンBT13がタップされると、端末20Aからサーバ10に対して、新規の送金リクエスト送信と、選択された未処理リクエストの一括精算との実行が依頼される。すると、サーバ10から相手方であるユーザE.Eの端末20Eに対して、一括精算に承認するか否かの意思確認を行うための一括精算承認確認情報が送信されて、端末20Eの表示部24に表示される。
図11-4は、送金リクエスト送信一括精算ボタンBT13がタップされたことに基づいて表示されるおしらせ画面の一例を示す図である。
おしらせ情報表示領域NTR4には、一括精算承認確認情報として、「リクエスト精算と送金リクエスト」の相手であるユーザA.Aのアイコン画像と、一括精算金額とが表示されている。
この例では、一括精算承認確認情報には、一括精算の内容として、ユーザE.Eは、ユーザA.Aに送信した送金リクエストに基づいて送金リクエスト金額「2,500円」を受け取り、ユーザA.Aからの今回の送金リクエストの受信に基づいて送金リクエスト金額「1,000円」を支払うこととが表示されている。
また、一括精算承認確認情報には、一括精算金額として、ユーザE.EはユーザA.Aから、受け取りの送金リクエスト金額「2,500円」から支払いの送金リクエスト金額「1,000円」を減算した「1,500円」を受け取ることが表示されている。
一括精算承認確認情報の下部には、上記の内容で精算を承認するための「精算する」と示された精算ボタンBT14と、上記の内容で精算を承認せずに断るための「断る」と示された拒否ボタンとが表示されている。
図11-5は、上記の精算ボタンBT14がタップされたことに基づいて端末20Aの表示部24に表示されるおしらせ画面の一例を示す図である。
現在位置表示領域CLR1の下には、サーバ10を介してユーザE.Eの端末20Eから送金リクエストの一括精算が承認され、その結果送金が行われた通知として、ベルのマークとともに、「1,500円を送金しました。」の文字を含む通知NT3が表示されている。
また、おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR2には、上記の通知NT3に対応する情報が表示される。
具体例には、ユーザE.Eとの間で一括精算が行われたことで精算結果情報が表示されている。精算結果情報には、この例では、一括精算金額として、ユーザA.AからユーザE.Eへ「1,500円」の送金が行われたことが表示されている。
また、精算結果情報には、一括精算の内容として、過去の送金リクエストの受信に基づいて「2,500円」を支払い、今回の送金リクエストの送信に基づいて「1,000円」を受け取ることが表示されている。
なお、図11-3において、送金リクエスト送信一括精算ボタンBT13がタップされる場合、端末20Aの表示部24に、精算が行われる場合、ユーザA.Aは「1,000円」を受け取ることになる旨の確認用画面を表示させ、ユーザA.Aの承認に基づいて送金リクエストの送信と選択された未処理リクエストの一括精算との実行が依頼されるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
<処理>
図11-6は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
このフローチャートは、図1-18のフローチャートを、新規処理対象を「送金リクエストを送信」とする処理に書き換えたフローチャートである。
送金リクエストを行うこと(送金リクエストの送信)は、厳密には、精算(一括精算を含む。)とは意味合い・概念が異なると考えることもできる。しかし、ここでは簡明化のため、送金リクエストを行うこと(送金リクエストの送信)も精算の一種であるものとして、処理(フローチャート)を図示・説明する。
なお、これとは異なり、送金リクエストを行うこと(送金リクエストの送信)を精算とは別の処理として、フローチャートを構成することもできる。
また、本実施例における(C)のパターンの処理では、限定ではなく例として、(C1)の処理を行う場合は相手のユーザの承認を不要とし、(C2)の処理を行う場合は相手のユーザの承認を必要とすることができる。
ここでは、簡単のため、相手のユーザの承認を不要とする場合の処理(フローチャート)を例示する。
最初に、端末20Aの制御部21は、入力部に対して送金リクエストの送信を実行するための入力がなされたか否かに基づいて、送金リクエストの送信を行うか否かを判定する(A107)。
送金リクエストの送信を行うと判定したならば(A107:YES)、端末20Aの制御部21は、A110の処理を実行する。その後、通信I/F22によってサーバ10から送金リクエスト一覧情報を受信したことに基づいて、端末20Aの制御部21は、受信した送金リクエスト一覧情報を含む送金リクエスト送信画面(送金リクエスト送信用の画面)を表示部24に表示させる(A127)。
その後、端末20Aの制御部21は、送金リクエスト一覧情報の中から未処理リクエストが選択されたか否かを判定する(A135)。
未処理リクエストが選択された場合、つまり、送金リクエストの送信+未処理リクエストの処理の実行を要求すると判定したならば(A135:YES)、端末20Aの制御部21は、実行する送金リクエストの送信に関する送金リクエスト送信情報と、選択された未処理リクエストを示す未処理リクエスト選択情報とを含むリクエスト選択情報を設定する(A136)。
一方、送金リクエスト一覧情報の中から未処理リクエストが選択されなかった場合、つまり、送金リクエストの送信のみを実行すると判定した場合(A135:NO)、端末20Aの制御部21は、送金リクエスト送信情報を含むリクエスト選択情報を設定する(A137)。
なお、この処理では、送金リクエストの送信を行うことを前提として説明する。
実際には、送金リクエストの送信を行わずに、未処理リクエストのみを処理することが選択される場合もあり得るが、この場合の処理は、前述した未処理リクエストの一括精算の処理と同様となるため、図示・再度の説明を省略する。
A136またはA137の後、端末20Aの制御部21は、設定されたリクエスト選択情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A140)。
そして、端末20Aの制御部21は、A150に処理を移す。
S140において端末20Aからリクエスト選択情報を受信したと判定したならば(S140:YES)、サーバ10の制御部11は、受信したリクエスト選択情報に含まれる情報に基づいて、送金リクエスト送信+未処理リクエスト、を処理するか否かを判定する(S144)。そして、処理すると判定したならば(S145:YES)、サーバ10の制御部11は、送金リクエスト送信+選択された未処理リクエストの精算(複数選択された場合は一括精算)、を一括精算対象として設定する(S146)。
一方、送金リクエスト送信+未処理リクエスト、の処理ではない、つまり、送金リクエスト送信のみを実行すると判定したならば(S145:NO)、サーバ10の制御部11は、送金リクエスト送信を精算対象として設定する(S147)。
S146またはS147の後、サーバ10の制御部11は、S150の精算処理を実行する。
限定ではなく例として図1-19で説明した第1の精算処理を適用する場合、
S146の設定がなされた場合、S1510における精算対象が一括精算対象であるか否かの判定結果は「YES」となる。その結果、送金リクエスト送信+選択された未処理リクエストの精算、を一括精算対象として、S1515以降の処理が実行される。
一方、S147の設定がなされた場合、S1510における精算対象が一括精算対象であるか否かの判定結果は「NO」となる。その結果、送金リクエスト送信を精算対象として、S1570以降の処理が実行される。
<第11実施例の効果>
本実施例は、第1情報は、提案者のユーザから相手のユーザに送金リクエストを送信するための送金リクエスト送信情報(限定ではなく、端末のユーザから第1ユーザへ送信する送金依頼に関する情報の一例)であり、第2情報は、相手のユーザから受信済みの送金リクエストに関する受信済み送金リクエスト情報(限定ではなく、第2ユーザから端末のユーザに送信された送金依頼に関する情報の一例)である構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザから第1ユーザへ送信する送金依頼と、第2ユーザから端末のユーザに送信された送金依頼とを、併せて処理することができる。
また、この場合に、第1処理は、送金リクエスト送信情報に基づいて相手のユーザに送金リクエスト情報を送信し、受信済み送金リクエスト情報に基づいて相手のユーザに送金する処理を含むようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1ユーザへの送金依頼と、第2ユーザへの送金とを、併せて行うことができる。
また、本実施例は、相手のユーザは一人のユーザであり(限定ではなく、第2ユーザは第1ユーザであることの一例)、第1処理は、相手のユーザに送信する送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額と、相手のユーザからの受信済み送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額とに基づく金額を、相手のユーザに送金する、または相手のユーザから受金する処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1情報と第2情報とに基づく金額を第1ユーザに送金する、または第1ユーザから送金してもらって受け取ることができる。
また、この場合に、第1処理は、相手のユーザからの受信済み送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額(第2金額)から、相手のユーザに送信する送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額(第1金額)を差し引いた金額を、相手のユーザに送金する処理、または相手のユーザに送信する送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額(第1金額)から、相手のユーザからの受信済み送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額(第2金額)を差し引いた金額を、相手のユーザから受金する処理を含むようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、一人の同じユーザを相手として、第1金額と第2金額との差額分の金額を送金する、または第1金額と第2金額との差額分の金額を送金してもらって受け取ることができる。
また、本実施例は、第1処理は、相手のユーザの端末に対する入力に基づく、相手のユーザによる承認に基づいて実行される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1ユーザの端末に対する入力に基づく、第1ユーザによる承認に基づいて、第1処理が実行されるようにすることができる。これにより、限定ではなく例として、第1ユーザの意に沿わずに第1処理が実行されることを防止することができる。
<第12実施例>
第12実施例は、前述した(D)のパターンの処理に関する実施例である。
第12実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
本実施例では、未処理リクエストのうちの「送信済み送金リクエスト」を一括精算対象に含めるのに加えて、「送金リクエストの送信」を一括精算対象に含めて一括精算を行う。
図9-6のテーブルを再び参照して説明する。
本実施例では、(D)送金リクエストを送信+送信済み送金リクエスト、のパターンの処理を行う。
このパターンでは、(D1)送金リクエスト+[送金リクエストor送金リマインド]、(D2)統合送金リクエスト、のいずれかの処理を行うことができる。
(D1)の処理では、相手のユーザへの新規の送金リクエストを行う際に、相手のユーザへの送信済み送金リクエストに基づいて、相手のユーザへの送金リクエスト、または相手のユーザへの送金リマインドを併せて行う。
なお、この場合に、送信済み送金リクエストに基づく送金リクエストを送信済み送金リクエストと同じ送金リクエストとして、新規の送金リクエストと送信済み送金リクエストとの異なる2つの送金リクエストを相手のユーザに送付するようにしてもよいし、送信済み送金リクエストに基づく送金リクエストを送金リマインドとして、新規の送金リクエストと送金リマインドとを相手のユーザに送付するようにしてもよい。
(D2)の処理では、相手のユーザへの新規の送金リクエストを行う際に、この新規の送金リクエストと、相手のユーザへの送信済み送金リクエストに基づく送金リクエストとをまとめた(統合した)リクエストとして、統合送金リクエストを相手のユーザに送信する。
<表示画面>
上記(D1)、(D2)それぞれの処理を行う場合の表示画面例について説明する。
図12-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の一例を示す図である。この画面は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される支払いアプリケーションの送金リクエスト画面である。画面構成の詳細については、限定ではなく例として、図11-3と同様に構成することが可能なため、詳細については説明を省略する。
限定ではなく例として、未処理リクエスト確認領域URR1において、2つ目の送信済み送金リクエスト(受取 1,000円)のリクエストのチェックが「ON」とされて選択され、送金リクエスト送信一括精算ボタンBT13がタップされると、端末20Aからサーバ10に対して、新規の送金リクエスト送信と、選択された未処理リクエストの一括精算との実行が依頼される。すると、サーバ10から相手方であるユーザE.Eの端末20Eに対して、新規の送金リクエスト情報と、過去の送金リクエスト送信に基づく送金リマインド情報とが送信され、端末20Eの表示部24に表示される。
図12-2は、上記の送金リクエスト送信一括精算ボタンBT13がタップされたことに基づいて端末20Eの表示部24に表示されるおしらせ画面の一例を示す図である。
この例では、おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR4には、図12-1において選択された1件の送金リクエストに関するリマインド情報(この例では、ユーザA.AからユーザE.Eへの送金リクエスト金額「1,000円」の送金リクエストに関するリマインド)と、新規の送金リクエスト情報(この例では、ユーザA.AからユーザE.Eへの送金リクエスト金額「1,500円」の送金リクエスト)とが表示されている。
また、一括精算処理において、新規の送金リクエストと、過去の送金リクエストとを統合することもできる。
図12-3は、この場合の端末20Eの表示部24に表示されるおしらせ画面の一例を示す図である。
おしらせ情報表示領域NTR4には、一括精算承認確認情報として、「送金リクエスト」の相手であるユーザA.Aのアイコン画像と、一括精算金額とが表示されている。この例では、一括精算金額として、ユーザE.Eは、ユーザA.Aに送金リクエスト金額「1,000円」と送金リクエスト金額「1,500円」とを加算した「2,500円」を支払うことが表示されている。
また、一括精算承認確認情報には、一括精算の内容として、ユーザE.Eは、ユーザA.AがユーザE.Eに送信した過去の送金リクエストに基づいて送金リクエスト金額「1,000円」を支払い、今回の送金リクエストに基づいて送金リクエスト金額「1,500円」を支払うこととが表示されている。
一括精算承認確認情報の下部には、上記の内容で精算を承認するための「精算する」と示された精算ボタンBT15と、上記の内容で精算を承認せずに断るための「断る」と示された拒否ボタンとが表示されている。
図12-4は、上記の精算ボタンBT15がタップされたことに基づいて端末20Aの表示部24に表示されるおしらせ画面の一例を示す図である。
現在位置表示領域CLR1の下には、サーバ10を介してユーザE.Eの端末20Eから送金リクエストの一括精算が承認され、その結果ユーザE.Eから送金を受けた通知として、ベルのマークとともに、「送金がありました。」の文字を含む通知NT4が表示されている。
また、おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR2には、上記の通知NT4に対応する情報が表示される。
具体例には、ユーザE.Eとの間で一括精算が行われたことで精算結果情報が表示されている。精算結果情報には、この例では、ユーザA.Aは、ユーザE.Eへの送金リクエスト金額「1,000円」と送金リクエスト金額「1,500」とを加算した一括精算金額「2,500円」の送金を受け取ったことが表示されている。
また、精算結果情報には、一括精算の内容として、ユーザA.Aは、ユーザE.Eへの過去の送金リクエストの送信に基づいて送金リクエスト金額「1,000円」を受け取り、今回の送金リクエストの送信に基づいて送金リクエスト金額「1,500円」を受け取ったことが表示されている。
<処理>
本実施例において各装置が実行する処理は、図11-6の処理に倣って同様に実現することができるため、図示および詳細な説明を省略する。
<第12実施例の効果>
本実施例は、第1情報は、提案者のユーザから相手のユーザに送金リクエストを送信するための送金リクエスト送信情報(限定ではなく、端末のユーザから第1ユーザへ送信する送金依頼に関する情報の一例)であり、第2情報は、提案者のユーザから相手のユーザに送信済みの送金リクエストに関する送信済み送金リクエスト情報(限定ではなく、端末のユーザから第2端末のユーザに送信された送金依頼に関する情報の一例)である構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザから第1ユーザへの送金依頼と、端末のユーザから第2端末のユーザへの送金依頼とを、併せて処理することができる。
また、上記において、相手のユーザは一人のユーザであり(限定ではなく、第2ユーザは第1ユーザであることの一例)、第1処理は、送金リクエスト送信情報に基づいて相手のユーザに送金リクエスト(限定ではなく、第1送金依頼の一例)を送信し、送信済み送金リクエスト情報に基づいて相手のユーザに送金リクエストまたは送金リマインド(限定ではなく、第2送金依頼の一例)を送信する処理を含むようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1ユーザへの第1送金依頼と、第1ユーザへの第2送金依頼とを、併せて行うことができる。
また、上記において、相手のユーザは一人のユーザであり(限定ではなく、第2ユーザは第1ユーザであることの一例)、第1処理は、相手のユーザに送る送金リクエストの送金リクエスト金額と、送信済み送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額とを合算した金額を送金リクエスト金額とする統合送金リクエスト(限定ではなく、第3送金依頼の一例)を第1ユーザに送信する処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1金額と第2金額との合計である第3金額に基づく、まとまった第3送金依頼を第1ユーザに送信することで、端末のユーザへの送金を行うように第1ユーザに効果的に促すことができる。
<第13実施例>
第13実施例は、前述した(E)のパターンの処理に関する実施例である。
第13実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
本実施例では、未処理リクエストのうちの「受信済み送金リクエスト」および「送信済み送金リクエスト」を一括精算対象に含めるのに加えて、「送金リクエストの送信」を一括精算対象に含めて一括精算を行う。
図9-6のテーブルを再び参照して説明する。
このパターンでは、(E1)送金リクエスト+[送金+受金](金額差し引き可)、(E2)[受金+送金](金額差し引き可)+[送金リクエストor送金リマインド]、(E3)[受金+送金](金額差し引き可)+[送金+受金](金額差し引き可)、のいずれかの処理を行うことができる。
(E1)の処理では、相手のユーザへの新規の送金リクエストを行う際に、相手のユーザからの受信済み送金リクエストと相手のユーザへの送信済み送金リクエストとに基づいて送金と受金とを併せて行う。この場合、送金リクエスト金額の差額分の金額を送金する/受金することができる。また、送金リクエスト金額が同じ金額であれば、金額相殺させることが可能である。
(E2)の処理では、相手のユーザへの新規の送金リクエストを行う際に、この新規の送金リクエストに基づいて相手のユーザから送金してもらって受金するとともに、相手のユーザからの受信済み送金リクエストに基づいて相手のユーザへの送金を併せて行う。この場合、送金リクエスト金額の差額分の金額を受金する/送金することができる。また、送金リクエスト金額が同じ金額であれば、金額相殺させることが可能である。
また、相手のユーザへの送信済み送金リクエストに基づいて、同じ送金リクエストを相手のユーザに行う、または送金リマインドを相手のユーザに行う。
(E3)の処理では、相手のユーザへの新規の送金リクエストを行う際に、この新規の送金リクエストに基づいて相手のユーザから送金してもらって受金するとともに、相手のユーザからの受信済み送金リクエストに基づいて相手のユーザへの送金を併せて行う。この場合、送金リクエスト金額の差額分の金額を受金する/送金することができる。また、送金リクエスト金額が同じ金額であれば、金額相殺させることが可能である。
また、相手のユーザからの受信済み送金リクエストに基づいて相手のユーザに送金するとともに、相手のユーザへの送信済み送金リクエストに基づいて相手のユーザから送金してもらって受金する。この場合、送金リクエスト金額の差額分の金額を送金する/受金することができる。また、送金リクエスト金額が同じ金額であれば、金額相殺させることが可能である。
<表示画面>
図13-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の一例を示す図である。この画面は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される支払いアプリケーションの送金リクエスト画面である。画面構成の詳細については、限定ではなく例として、図11-1と同様に構成することが可能なため、詳細については説明を省略する。なお、図13-1では、限定ではなく例として、送金リクエストの送信先として選択されたユーザ(この例では、ユーザE.E)への送金リクエスト金額を「1,200円」とする。
限定ではなく例として、未処理リクエスト確認領域URR1において、1つ目の受信済み送金リクエスト(支払い 2,500円)と、2つ目の送信済み送金リクエスト(受取 1,000円)との両リクエストのチェックが「ON」とされて選択され、送金リクエスト送信一括精算ボタンBT13がタップされると、端末20Aからサーバ10に対して、新規の送金リクエスト送信と、選択された未処理リクエストの一括精算との実行が依頼される。すると、サーバ10から相手方であるユーザE.Eの端末20Eに対して、一括精算に承認するか否かの意思確認を行うための一括精算承認確認情報が送信されて、端末20Eの表示部24に表示される。
図13-2は、送金リクエスト送信一括精算ボタンBT13がタップされたことに基づいて表示されるおしらせ画面の一例を示す図である。
おしらせ情報表示領域NTR4には、一括精算承認確認情報として、「リクエスト精算と送金リクエスト」の相手であるユーザA.Aのアイコン画像と、一括精算金額とが表示されている。
この例では、一括精算承認確認情報には、一括精算の内容として、ユーザE.Eは、ユーザA.Aへの過去の送金リクエストの送信に基づいて送金リクエスト金額「2,500円」を受け取り、ユーザA.Aからの過去の送金リクエストの受信に基づいて送金リクエスト金額「1,000円」を支払い、ユーザA.Aからの今回の送金リクエストの受信に基づいて送金リクエスト金額「1,200円」を支払うこととが表示されている。
また、一括精算承認確認情報には、一括精算金額として、ユーザE.Eは、ユーザA.Aから受け取る送金リクエスト金額「2,500円」からユーザA.Aへ支払う送金リクエスト金額「1,000円」と送金リクエスト金額「1,200円」とを減算した「300円」を受け取ることが表示されている。
一括精算承認確認情報の下部には、上記の内容で精算を承認するための「精算する」と示された精算ボタンBT16と、上記の内容で精算を承認せずに断るための「断る」と示された拒否ボタンとが表示されている。
図13-3は、上記の精算ボタンBT16がタップされたことに基づいて端末20Aの表示部24に表示されるおしらせ画面の一例を示す図である。
現在位置表示領域CLR1の下には、サーバ10を介してユーザE.Eの端末20Eから送金リクエストの一括精算が承認され、その結果送金が行われた通知として、ベルのマークとともに、「300円を送金しました。」の文字を含む通知NT5が表示されている。
また、おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR2には、上記の通知NT5に対応する情報が表示される。
具体例には、ユーザE.Eとの間で一括精算が行われたことで精算結果情報が表示されている。精算結果情報には、この例では、一括精算金額として、ユーザA.AはユーザE.Eへ「300円」を支払ったことが表示されている。
また、精算結果情報には、一括精算の内容として、ユーザA.Aは、ユーザE.Eからの過去の送金リクエストの受信に基づいて送金リクエスト金額「2,500円」を支払い、ユーザE.Eへの過去の送金リクエストの送信に基づいて送金リクエスト金額「1,000円」を受け取り、ユーザE.Eへの今回の送金リクエストの送信に基づいて送金リクエスト金額「1,200円」を受け取ったことが表示されている。
<処理>
上記(E1)~(E3)に関する処理は、先の実施例で説明した処理に基づき同様に構成可能であり、自明であるため、図示および詳細な説明は省略する。
<第14実施例>
第14実施例は、前述したパターンとは異なるパターンの処理に関する実施例である。
第14実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
前述したパターンの他にも、限定ではなく例として、図9-6のテーブルにおける新規処理対象同士の組合せのパターン、つまり、
・送金+送金リクエストを送信
のパターンの処理を行うようにすることも可能である。
このパターンの処理は、パターン(C)の処理と同様となる。
つまり、「送金+送金リクエストを送信」、「送金+受金(金額差し引き可)」のいずれかの処理を行うことができる。
なお、「送金+受金(金額差し引き可)」の処理を行う場合に、相手のユーザの承認を必要として、相手のユーザの承認を得るようにしてもよいし、しなくてもよい。
<第14実施例の効果>
本実施例は、第1情報は、提案者のユーザから相手のユーザへの送金リクエスト情報であり、提案者のユーザの端末20は、提案者のユーザから相手のユーザへ送信する送金リクエスト情報(限定ではなく、第3情報の一例)に基づく第3表示を表示部24に表示する。そして、提案者のユーザの端末20は、提案者のユーザによる、提案者のユーザから相手のユーザへの送金表示(限定ではなく第1表示の一例)と、上記の第3表示とが表示された端末20に対する入力に基づいて、送金、または受金、または送金リクエストに関する第2処理を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、送金、または送金の受け取り、または送金の依頼を併せて行うことができる。
また、上記において、第2処理は、送金情報(限定ではなく、第1情報の一例)に基づいて相手のユーザに送金し、提案者のユーザから相手のユーザへ送信する送金リクエスト情報に基づいて相手のユーザに送金リクエストを送信する処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1情報に基づく第1ユーザへの送金と、第3情報に基づく第1ユーザへの送金依頼の送信とを併せて行うことができる。
また、上記において、第2処理は、提案者のユーザが相手のユーザに送金する金額と、提案者のユーザが相手のユーザに依頼する送金リクエスト金額とに基づく金額(限定ではなく、第1情報と第3情報とに基づく金額の一例)を相手のユーザに送金する、または相手のユーザから受金する処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1情報と第3情報とに基づく金額を第1ユーザに支払う、または第1ユーザから受け取ることができる。
また、この場合、第2処理は、提案者のユーザが相手のユーザに送金する金額から、提案者のユーザが相手のユーザに依頼する送金リクエスト金額を差し引いた金額を相手のユーザに送金する、または提案者のユーザが相手のユーザに依頼する送金リクエスト金額から、提案者のユーザが相手のユーザに送金する金額を差し引いた金額を相手のユーザから受金する処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1金額と第3金額との差額分の金額を第1ユーザに支払う、または第1ユーザから受け取ることができる。
また、この場合、第2処理は、相手のユーザ(限定ではなく、第1ユーザの一例)の端末20に対する入力に基づく、相手のユーザによる承認に基づいて実行されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1ユーザの端末に対する入力に基づく、第1ユーザによる承認に基づいて、第2処理が実行されるようにすることができる。これにより、限定ではなく例として、第1ユーザの意に沿わずに第2処理が実行されることを防止することができる。
<第15実施例>
第15実施例は、第14実施例と同様に、前述したパターンとは異なるパターンの処理に関する実施例である。
第15実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
前述したパターンの他にも、限定ではなく例として、図9-6のテーブルの横方向に示した、未処理リクエスト同士の組合せのパターン、つまり、
・受信済み送金リクエスト+送信済みリクエスト
のパターンの処理を行うようにすることも可能である。
このパターンの処理は、パターン(B)の処理と同様となる。
つまり、「送金+受金(金額差し引き可)」、「送金+送金リクエストを送信」のいずれかの処理を行うことができる。
なお、「送金+受金(金額差し引き可)」の処理を行う場合に、相手のユーザの承認を必要として、相手のユーザの承認を得るようにしてもよいし、しなくてもよい。
<第15実施例の効果>
本実施例は、第2情報は、相手のユーザから提案者のユーザへの送金リクエスト情報であり、提案者のユーザの端末20は、提案者のユーザから相手のユーザへ送信された送信済み送金リクエスト情報(限定ではなく、第4情報の一例)に基づく第4表示を表示部24に表示する。そして、提案者のユーザの端末20は、提案者のユーザが相手のユーザから受信済みの受信済み送金リクエストに関する受信済み送金リクエスト情報(限定ではなく、第2情報の一例)に基づく第2表示と、上記の第4表示とが表示された端末20に対する入力に基づいて、送金、または受金、または送金リクエストに関する第3処理を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、送金、または送金の受け取り、または送金の依頼を併せて行うことができる。
また、上記の第3処理は、受信済み送金リクエスト情報に基づいて相手のユーザに送金し、送信済み送金リクエスト情報に基づいて相手のユーザに送金リクエストを送信する処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2情報に基づく第2ユーザへの送金と、第4情報に基づく第2ユーザへの送金依頼の送信とを併せて行うことができる。
また、上記の第3処理は、受信済み送金リクエスト情報と送信済み送金リクエスト情報とに基づく金額を相手のユーザに送金する、または相手のユーザから受金する処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2情報と第4情報とに基づく金額を第2ユーザに支払う、または第1ユーザから受け取ることができる。
また、上記の第3処理は、受信済み送金リクエスト情報の送金リクエスト金額から送信済み送金リクエスト情報の送金リクエスト金額を差し引いた金額を相手のユーザに送金する、または送信済み送金リクエスト情報の送金リクエスト金額から受信済み送金リクエスト情報の送金リクエスト金額を差し引いた金額を相手のユーザから受金する処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の金額として、第2金額と第4金額との差額分の金額を第2ユーザに支払う、または第2ユーザから受け取ることができる。
また、この場合、第3処理は、相手のユーザ(限定ではなく、第2ユーザの一例)の端末20に対する入力に基づく、相手のユーザによる承認に基づいて実行されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2ユーザの端末に対する入力に基づく、第2ユーザによる承認に基づいて、第3処理が実行されるようにすることができる。これにより、限定ではなく例として、第2ユーザの意に沿わずに第3処理が実行されることを防止することができる。
<第16実施例>
第16実施例は、送金リクエスト情報の表示手法に関する実施例である。
第16実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
<表示画面>
図14-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の一例を示す図である。この画面は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される支払いアプリケーションの送金画面である。
現在位置表示領域CLR1の下には、送金先として選択されたユーザの支払いアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名(この例ではユーザC.C)が表示されている。
送金金額を一定額増額させるための機能ボタンの下には、送金先として選択されたユーザ(この例ではユーザC.C)と、送金を行うユーザ(この例ではユーザA.A)との未処理リクエストを確認可能にするために構成された未処理リクエスト確認領域URR3が表示されている。
未処理リクエスト確認領域URR3最上部には、ユーザC.Cとの間の未処理リクエストを表示していることを示す「C.Cとの未精算リクエスト」の文字が表示されている。
その右側には、未処理の送金リクエストの表示順を変更させるための送金リクエスト履歴ソートボタンSTB1が表示されている。他の表示態様は未処理リクエスト確認領域URR1と同様である。
送金リクエスト履歴ソートボタンSTB1がタッチされると、限定ではなく例として、画面下部からソート順を選択するためのソート選択領域がせり上がり表示される。
ソート選択領域に対するユーザ操作に基づいて、未処理の送金リクエストの表示順を、限定ではなく例として、送金リクエストを送信/受信した日付順や、送金リクエストの送金リクエスト金額等によって、昇/降順に並び変え、表示させることができる。
なお、送金リクエストを送信/受信した日付順に代えて、送金リクエストを送信/受信した日時順で、未処理の送金リクエストの表示順を並び替え、表示させるようにすることもできる。
図14-2は、限定ではなく例として、ソート選択領域に対するユーザ操作に基づいて、未処理リクエスト確認領域URR3の送金リクエストを、送金リクエスト金額で降順に並び替えた場合における表示画面の一例を示す図である。
図14-1では、未処理リクエスト確認領域URR3の送金リクエストは、日付に関する昇順で並んでいるが、図14-2では、送金リクエスト金額に関する降順に並び替えられている。
なお、送金リクエストに対して支払い期限が設定される場合、限定ではなく例として、その支払い期限が迫る順に送金リクエストを表示させるようにしてもよいし、そうしなくてもよい。支払い期限を設定するのは、一般ユーザ間(CtoC)での支払いの他、限定ではなく例として、金融機関等の事業者からの融資・ローン(CtoB)の返済期限を設定することも含まれる。
また、送金リクエストしたユーザおよび送金リクエストされたユーザ以外の他のユーザが送金リクエスト金額や事由に関わっている送金リクエストを、優先的に表示させるようにしてもよい。限定ではなく例として、他のユーザが割り勘のメンバーとして含まれているような場合である。
また、未処理リクエスト確認領域URR3には、未処理の送金リクエストが表示されることとしたが、これに限定されない。
図14-3は、未処理リクエスト確認領域URR3に処理済みの送金リクエストを混在させた場合の表示画面の一例である。
図14-3では、限定ではなく例として、未処理リクエスト確認領域URR3の1つ目の送金リクエストには、送金リクエスト金額「1,000円」の支払いに関する送金リクエストを受信したことが、処理済みの送金リクエストであることを表すグレーアウトの表示態様で表示されている。処理済みの送金リクエストは一括精算対象として選択されないため、チェック領域は存在しない。
<第16実施例の効果>
本実施例は、提案者のユーザの端末20は、提案者のユーザが相手のユーザから受信済みの受信済み送金リクエストに関する送金リクエスト情報(限定ではなく、第2ユーザから端末のユーザに送信された送金依頼に関する第4情報の一例)、または提案者のユーザが相手のユーザに送信済みの送信済み送金リクエストに関する送金リクエスト情報(限定ではなく、端末のユーザから第2ユーザへ送信された送金依頼に関する第4情報の一例)に基づく第4表示を表示部24に表示する。そして、提案者のユーザの端末20は、前述した第2情報と上記の第4情報とに基づく順序で、第2表示と第4表示とを表示部24に表示する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2情報と第4情報とに基づく適切な順序で、第2表示と第4表示とを表示することができる。
また、本実施例は、上記の第2情報と第4情報とは、送金リクエストを送信/受信した日付に関する情報(限定ではなく、日付に関する情報の一例)、または送金リクエストを送信/受信した日時に関する情報(限定ではなく、日時に関する情報の一例)を含み、第2表示と第4表示を表示する順序は、この日付または日時に関する情報に基づき決定される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、日時または日付に関する情報に基づく順序で第2表示と第4表示とを表示させることで、ユーザにとって直感的に分かり易い表示を実現することができる。
また、本実施例は、上記の第2情報と第4情報とは、送金依頼する金額に関する情報(限定ではなく、金額に関する情報の一例)を含み、第2表示と第4表示を表示する順序は、この金額に関する情報に基づき決定される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、金額に関する情報に基づく順序で第2表示と第4表示とを表示させることで、ユーザにとって直感的に分かり易い表示を実現することができる。
また、この場合、送金依頼する金額に関する情報には、送金リクエスト金額の他、限定ではなく例として、支払い期限に関する情報を含めることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、支払い期限に関する情報に基づく順序で第2表示と第4表示とを表示させることで、ユーザにとって直感的に分かり易い表示を実現することができる。
次に、第9実施例~第16実施例とは逆の考え方として、端末20のユーザが、相手のユーザから送金された金額を受け取ったり(受金したり)、相手のユーザから送金リクエストを受信する場合の処理に関する実施例について説明する。
<第17実施例>
第17実施例は、端末20のユーザが、相手のユーザから送金された金額を受け取ったり、相手のユーザから送金リクエストを受信する際に、未処理リクエストを表示する実施例である。
第17実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
図15-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の一例を示す図である。この画面は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される支払いアプリケーションのおしらせ画面である。
支払いアプリケーションにおける現在位置を示す現在位置表示領域CLR1には、現在位置が支払いアプリケーションのおしらせ機能であることを示す「おしらせ」の文字が表示されている。
おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR2には、送金の受け取り(受金)に関する内容として、送金結果情報NC1が表示されている。
なお、サーバ10にとっては送金処理を行った結果であるため送金結果情報であり、相手のユーザ(この例ではユーザB.B)にとっても送金結果情報であるが、自分(この例ではユーザA.A)にとっては受金の結果であるため受金結果情報であるとも言える。
この送金結果情報NC1には、限定ではなく例として、ユーザA.AがユーザB.Bから送金された(受金した)送金金額「500円」の受け取りに対応する内容が表示されている。
その下には、送金を受け取った時点で受金したユーザ(この例ではユーザA.A)の未処理である送金リクエストが一覧表示されている。この例では、4件の未処理リクエストが古い順に時系列で一覧表示されている。各々の未処理リクエストの表示態様については、限定ではなく例として、図1-23と同様に構成可能なため、再度の説明は省略する。
なお、未処理リクエストとして、送金されたユーザ(この例ではユーザA.A)と、送金を行ったユーザ(この例ではユーザB.B)との未処理リクエストのみを表示するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
このように、本実施例では、送金結果(受金結果)の情報とともに、未処理リクエストを表示することで、送金された金額をユーザが受け取ったことを確認する場合に、未処理リクエストを併せて確認することができるように構成されている。
図15-2は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の別例を示す図である。この画面は、図15-1に対応するが、その表示内容が一部異なっている。
具体的には、限定ではなく例として、送金結果情報NC1内に、送金を承諾して受け取るための、「送金受け取り」と示された送金受け取りボタンが表示されている。
ユーザA.Aによって送金受け取りボタンがタップされるまでは、送金処理は完了しておらず、送金受け取りボタンがタップされると、送金されたユーザ(この例ではユーザA.A)の電子マネー口座残高に送金金額(この例では「500円」)が加算される。
この例では、相手のユーザ(第1ユーザや第2ユーザ)から提案者のユーザ(端末のユーザ)に送金される場合に、提案者のユーザ側で、送金される金額の受け取り(受金)をとめることが可能に構成されている。
詳細は後述するが、これを「送金の受け取りの保留」や「受金の保留」と称する。
なお、送金が未完了となるため、これを「送金の保留」と捉えることもできる。
このように、本実施例では、送金の受け取りが保留される送金結果(受金結果)の情報とともに、未処理リクエストを表示することで、送金された金額をユーザが受け取るか否かを判断する場合に、未処理リクエストを併せて確認することができるように構成されている。
図15-3は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の別例を示す図である。この画面は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される支払いアプリケーションのおしらせ画面である。
おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR2には、送金リクエストの受信に関する内容として、送金リクエスト情報NC7が表示されている。
送金リクエスト情報NC7には、限定ではなく例として、ユーザA.AがユーザB.Bから受信した送金リクエスト金額「500円」の送金リクエストに対応する内容が表示されている。また、送金リクエスト情報NC7には、この送金リクエストに承諾して送金を行うための、「送金する」と示された送金リクエスト送金ボタンと、この送金リクエストを拒否するための、「断る」と示された送金リクエスト拒否ボタンとが表示されている。
その下には、送金リクエストを受信した時点で送金リクエストを受け取ったユーザ(この例ではユーザA.A)が未処理である送金リクエストが一覧表示されている。
なお、未処理リクエストとして、送金リクエストを受信したユーザ(この例ではユーザA.A)と、送金リクエストを送信したユーザ(この例ではユーザB.B)との未処理リクエストのみを表示するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
このように、本実施例では、送金リクエストの受信結果の情報とともに、未処理リクエストを表示することで、送金リクエストを受信したことをユーザが確認する場合に未処理リクエストを併せて確認することができるように構成されている。
<処理>
図15-4は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。ここでは、一例として、図15-1で説明した、ユーザが送金の受け取り(受金)を行う際に未処理リクエストを表示する処理について説明する。
サーバ10の制御部11は、不図示の端末20Bからの要求に基づいて、端末20AのユーザA.Aに対する送金処理を実行する(S210)。具体的には、限定ではなく例として、ユーザB.Bの電子マネー口座残高から送金金額を減算して更新するとともに、ユーザA.Aの電子マネー口座残高に送金金額を加算して更新する。
そして、サーバ10の制御部11は、送金結果情報と送金リクエスト一覧情報とを、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S220)。
そして、サーバ10の制御部11は、処理を終了する。
なお、この場合に、サーバ10の制御部11が、送金結果情報を端末20Bに送信するようにしてもよいし、しなくてもよい。
端末20Aの制御部21は、通信I/F22によってサーバ10から送金結果情報と送金リクエスト一覧情報とを受信したか否かを判定し(A205)、受信したと判定したならば(A205:YES)、送金結果情報と送金リクエスト一覧情報とを含む一括精算画面を表示部24に表示させる(A225)。
一括精算画面は、限定ではなく例として、表示画面例に示したおしらせ画面である。
そして、端末20Aの制御部21は、処理を終了する。
図15-5は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの別例を示すフローチャートである。ここでは、一例として、図15-2で説明した、送金の受け取りの保留(受金の保留)を適用する場合の処理について説明する。
サーバ10の制御部11は、不図示の端末20Bからの要求に基づいて、端末20AのユーザA.Aに対する第1送金処理を実行する(S310a)。具体的には、限定ではなく例として、ユーザB.Bの電子マネー口座残高から送金金額を減算して更新する。
第1送金処理では、図15-4の送金処理(S210)とは異なり、送金元のユーザの電子マネー口座残高から送金金額を減算するが、送金先ユーザの電子マネー口座残高には送金金額を加算しない。この状態は、送金が未完了の状態である。
その後、サーバ10の制御部11は、第1送金処理の送金結果情報と、送金リクエスト一覧情報とを、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S320)。
なお、この場合に、サーバ10の制御部11が、第1送金処理の送金結果情報を端末20Bに送信するようにしてもよいし、しなくてもよい。
A225の後、端末20Aの制御部21は、入力部に対して送金受け取りの入力がなされたか否かを判定し(A730)、なされたと判定したならば(A730:YES)、送金受取を要求するための送金受取情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A740)。
S320の後、サーバ10の制御部11は、通信I/F14によって端末20Aから送金受取情報を受信したか否かを判定し(S740)、受信したと判定したならば(S740:YES)、第2送金処理を実行する(S310b)。具体的には、限定ではなく例として、第1送金処理の結果に基づき、ユーザA.Aの電子マネー口座残高に送金金額を加算して更新する。つまり、送金の受け取り(受金)が保留された状態が解除され、完全に送金された状態となる。
その後、サーバ10の制御部11は、第2送金処理の送金結果情報を、通信I/F14によって端末20Aおよび端末20Bにそれぞれ送信する(S790)。
そして、サーバ10の制御部11は、処理を終了する。
通信I/F22によってサーバ10から送金結果情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信した送金結果情報を表示部24に表示させる(A790)。
そして、端末20Aの制御部21は、処理を終了する。
同様に、通信I/F22によってサーバ10から送金結果情報を受信すると、端末20Bの制御部21は、受信した送金結果情報を表示部24に表示させる(B790)。
そして、端末20Bの制御部21は、処理を終了する。
なお、図15-3で説明した、ユーザが送金リクエストを受信する際に未処理リクエストを表示する処理については、図15-4の処理における「送金」(ユーザA.Aにとっては受金)を「送金リクエスト受信」に置き換えることで同様に構成可能であるため、図示・説明を省略する。
具体的には、端末20Aの処理において、A205で送金リクエスト送信結果情報と送金リクエスト一覧情報とを受信したか否かを判定し、A225でこれらの情報を含む一括精算画面を表示する。
また、サーバ10の処理において、S210で送金リクエスト送信処理を実行し、S220で送金リクエスト送信結果情報と送金リクエスト一覧情報とを送信する。
<未処理リクエストの表示>
端末20の表示部24に表示する未処理リクエストは、限定ではなく例として、以下のいずれか一方、または両方とすることができる。
・自分に対して送金する相手のユーザ(送金元ユーザ)、または自分に対して送金リクエストを送信する相手のユーザ(送金リクエスト元ユーザ)に対応する未処理リクエスト
・自分に対して送金する相手のユーザ(送金元ユーザ)、または自分に対して送金リクエストを送信する相手のユーザ(送金リクエスト元ユーザ)とは異なるユーザに対応する未処理リクエスト
相手のユーザに対応する未処理リクエストを表示するようにすることができる。限定ではなく例として、ユーザA.AがユーザB.Bを送金元ユーザとして送金受け取りを行う場合や、ユーザA.AがユーザB.Bを送金リクエスト元ユーザとして送金リクエストを受信する場合は、ユーザB.Bに対応する未処理リクエストを表示することができる。
しかし、ユーザによっては、相手のユーザとは異なるユーザに対応する未処理リクエストを確認したいと思うことも考えられる。
そこで、図15-1~図15-3に例示したように、ユーザB.Bに対応する未処理リクエストに加えて、限定ではなく例として、ユーザC.Cに対応する未処理リクエストを表示するようにすることもできる。
なお、この場合に、ユーザB.Bに対応する未処理リクエストを表示せず、限定ではなく例として、ユーザC.Cに対応する未処理リクエストを表示するようにすることもできる。
つまり、第8実施例と同様に、未処理リクエストを表示するパターンとしては、限定ではなく例として、以下の3つのパターンが考えられる。
(パターン1)相手のユーザに対応する未処理リクエスト
(パターン2)相手のユーザに対応する未処理リクエスト+相手のユーザとは異なるユーザに対応する未処理リクエスト
(パターン3)相手のユーザとは異なるユーザに対応する未処理リクエスト
また、上記のいずれのパターンを適用する場合も、各々のユーザについて、そのユーザに対応する全部の未処理リクエストを表示するようにしてもよいし、そのユーザに対応する一部の未処理リクエストを表示するようにしてもよい。
つまり、未処理リクエストを表示するユーザ(相手のユーザ/相手のユーザとは異なるユーザ)と、表示する未処理リクエストの範囲(全部/一部)とは、任意に組み合わせることができる。限定ではなく例として(パターン2)において、相手のユーザに対応する未処理リクエストは全部の未処理リクエストを表示するが、相手のユーザとは異なるユーザに対応する未処理リクエストは一部の未処理リクエストを表示するなどしてもよい。
また、一部の未処理リクエストを表示する場合、各種の情報(条件)に基づいて、表示する未処理リクエストを決定することもできる。
この場合、後述する第26実施例の内容を組み合わせることができる。第26実施例でも説明するが、各種の情報としては、限定ではなく例として、以下の情報が挙げられる。
・送金リクエストを送信/受信した日付や日時
・送金リクエスト金額
・送金リクエストの支払い期限
・送金リクエストしたユーザおよび送金リクエストされたユーザ以外の他のユーザが送金リクエスト金額や事由に関わっている送金リクエスト
なお、これらの情報はあくまでも一例であり、これらに限定されるものではない。
また、これらの情報のうちの複数の情報を組み合わせて適用することもできる。
日付や日時が一定以上古い未処理リクエストは、ユーザが忘れている場合がある。このため、たとえ相手のユーザとは異なるユーザに対応する未処理リクエストであっても、表示するように決定することができる。
送金リクエスト金額が一定以上大きい未処理リクエストは、重要性が高い場合がある。このため、たとえ相手のユーザとは異なるユーザに対応する未処理リクエストであっても、表示するように決定することができる。
送金リクエストしたユーザおよび送金リクエストされたユーザ以外の他のユーザが送金リクエスト金額や事由に関わっている送金リクエストも、重要性が高い場合がある。このため、たとえ相手のユーザとは異なるユーザに対応する未処理リクエストであっても、表示するように決定することができる。
支払い期限が一定期間内に迫っている未処理リクエストは、早急の処理を要する場合がある。このため、たとえ相手のユーザとは異なるユーザに対応する未処理リクエストであっても、表示するように決定することができる。
また、第26実施例でも説明するが、未処理リクエストを、上記の各種の情報(条件)に基づいて昇順/降順に並び替えて表示するようにすることもできる。一例としては、重要性が高い未処理リクエストほど、上位に表示されるようにすることができる。
これらの他にも、端末20の表示部24に表示する未処理リクエストを、限定ではなく例として、入力部に対する端末20のユーザの入力に基づいて非表示にすることができる。
この場合、限定ではなく例として、一部のユーザに対応する未処理リクエストを非表示としてもよいし、全てのユーザに対応する未処理リクエストを非表示としてもよい。
また、ユーザによっては、未処理リクエストが表示されることに煩わしさを感じる場合もあると考えられる。
そこで、未処理リクエストの表示/非表示の設定を、不図示の設定画面等において行うことを可能としてもよい。
具体的には、アプリケーションの設定画面において、未処理リクエストの表示に関する設定用情報として、限定ではなく例として、未処理リクエストの表示/非表示を切替可能なスライドボタンやチェックボックスを表示させる。そして、このスライドボタンやチェックボックスに対する操作に基づいて、表示/非表示の設定を端末20またはサーバ10に行わせるようにすることができる。
この場合、全部のユーザについて一括的に未処理リクエストの表示/非表示を設定可能としてもよいし、ユーザごとに個別に未処理リクエストの表示/非表示を設定可能としてもよい。
また、全部の未処理リクエストの表示/非表示を設定可能としてもよいし、一部の未処理リクエストの表示/非表示を設定可能としてもよい。
なお、これらの内容は、以下の実施例についても同様である。
<第17実施例の効果>
本実施例は、提案者のユーザの端末20が、相手のユーザからの送金結果情報(限定ではなく、第1ユーザから端末のユーザへの送金に関する第1情報の一例)、または相手のユーザから送信された送金リクエスト情報(限定ではなく、第1ユーザから端末のユーザへ送信された送金依頼に関する第1情報の一例)を通信I/F22によってサーバ10から受信する。
そして、提案者のユーザの端末20は、受信した情報に基づく第1表示を表示部24に表示し、第1情報の受信に基づいて、相手のユーザからの受信済み送金リクエストに関する受信済み送金リクエスト情報(限定ではなく、第2ユーザから端末のユーザに送信された送金依頼に関する第2情報の一例)や、相手のユーザへの送信済み送金リクエストに関する送信済み送金リクエスト情報(限定ではなく、端末のユーザから第2ユーザへ送信された送金依頼に関する第2情報の一例)に基づく第2表示を表示部24に表示する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザが第1情報を確認する際に、第2情報を併せて確認できるようにすることができる。
また、本実施例は、提案者のユーザの端末20は、提案者のユーザによる、第1表示と第2表示とが表示された端末20に対する入力に基づいて、送金された金額を受け取るための処理(限定ではなく、送金の受け取りに関する第1処理の一例)を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1表示と第2表示とが表示された端末に対する入力に基づいて、相手のユーザからの送金の受け取りを簡単に実現することができる。
<第17変形例(1)>
第17実施例において、相手のユーザからの送金結果情報や相手のユーザから送信された送金リクエスト情報とともに表示される未処理リクエストの情報に対する入力に基づいて、精算(未処理リクエストの一括精算を含む。)が実行されるようにしてもよい。
具体的には、限定ではなく図15-1~図15-3の画面例において、選択された未処理リクエストの精算(複数選択された場合は一括精算)を実行させるための精算ボタンを表示させる。
そして、精算ボタンがタップされると、選択された未処理リクエストの精算処理がサーバ10によって実行されるようにすることができる。
なお、未処理リクエストの精算処理については、前述した通りであるため、再度の説明を省略する。
図15-6は、本変形例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。ここでは、一例として、図15-5に示した送金の受け取り保留(受金保留)の処理において、送金受け取りと、未処理リクエストの精算とのいずれか一方を行う場合の処理について説明する。
A225の後、端末20Aの制御部21は、入力部に対する入力に基づいて、実行対象を判定する(A831)。
実行対象が未処理リクエストの精算(複数選択された場合は一括精算)であると判定したならば(A831:未処理リクエストの精算)、端末20Aの制御部21は、A632に処理を移す。つまり、選択された未処理リクエストを示す未処理リクエスト選択情報を含むリクエスト選択情報を設定する。
一方、実行対象が送金の受け取りであると判定したならば(A831:送金受取)、端末20Aの制御部21は、送金受取情報を含むリクエスト選択情報を設定する(A333)。
A632またはA333の後、端末20Aの制御部21は、設定されたリクエスト選択情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A140)。
そして、端末20Aの制御部21は、A150に処理を移す。
S140において端末20Aからリクエスト選択情報を受信したと判定した場合(S140:YES)、サーバ10の制御部11は、受信したリクエスト選択情報に基づいて、処理対象を判定する(S841)。
処理対象が未処理リクエストの精算であると判定したならば(S841:未処理リクエストの精算)、サーバ10の制御部11は、S642に処理を移す。つまり、選択された未処理リクエストを精算対象(複数選択された場合は一括精算対象)として設定する。そして、サーバ10の制御部11は、S150の精算処理を実行する。
一方、処理対象が送金の受け取りであると判定したならば(S841:送金受取)、サーバ10の制御部11は、S310bに処理を移す。つまり、第2送金処理を実行する。
そして、サーバ10の制御部11は、S170に処理を移す。
限定ではなく例として図1-19で説明した第1の精算処理を適用する場合、
S642の設定がなされた場合であって、処理対象の未処理リクエストが複数である場合は、S1510における精算対象が一括精算対象であるか否かの判定結果は「YES」となる。その結果、この複数の未処理リクエストを一括精算対象として、S1515以降の処理が実行される。
また、S642の設定がなされた場合であって、処理対象の未処理リクエストが1つである場合は、S1510における精算対象が一括精算対象であるか否かの判定結果は「NO」となる。その結果、この1つの未処理リクエストを精算対象として、S1570以降の処理が実行される。
なお、ユーザが送金受け取りを保留することなく、送金された金額を受け取る際に未処理リクエストを表示し、未処理リクエストの精算を行う処理については、図15-6に倣って同様に構成可能であるため、図示・説明を省略する。
また、ユーザが送金リクエストを受信する際に未処理リクエストを表示し、送金と、未処理リクエストの精算とのいずれか一方を行う処理についても、図15-6に倣って同様に構成可能であるため、図示・説明を省略する。
本変形例は、提案者のユーザの端末20が、相手のユーザからの送金結果情報(限定ではなく、第1ユーザから端末のユーザへの送金に関する第1情報の一例)、または相手のユーザから送信された送金リクエスト情報(限定ではなく、第1ユーザから端末のユーザへ送信された送金依頼に関する第1情報の一例)を通信I/F22によってサーバ10から受信する。
また、提案者のユーザの端末20は、受信した情報に基づく第1表示を表示部24に表示し、第1情報の受信に基づいて、相手のユーザからの受信済み送金リクエストに関する受信済み送金リクエスト情報(限定ではなく、第2ユーザから端末のユーザに送信された送金依頼に関する第2情報の一例)や、相手のユーザへの送信済み送金リクエストに関する送信済み送金リクエスト情報(限定ではなく、端末のユーザから第2ユーザへ送信された送金依頼に関する第2情報の一例)に基づく第2表示を表示部24に表示する。
そして、提案者のユーザの端末20は、提案者のユーザによる、第1表示と第2表示とが表示された端末20に対する入力に基づいて、送金するための処理、または送金された金額を受け取るための処理、または送金リクエストを送信するための処理、または送金リクエストを受信するための処理(限定ではなく、送金に関する、または送金の受け取りに関する、または送金の依頼に関する第1処理の一例)を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1表示と第2表示とが表示された端末に対する入力に基づいて、相手のユーザへの送金や、相手のユーザからの送金の受け取り、相手のユーザへの送金依頼の送信/受信を簡単に実現することができる。
<第17変形例(2)>
上記の実施例では、第1情報に基づいて表示画面中の精算結果情報がレンダリングされ、表示されている。すなわち、第1表示と第2表示とは、実質的には同時に表示されている。
しかし、上記の実施例において、第1表示および第2表示の表示には、以下の2つのケースが含まれる。
(1)第1情報の受信→第1表示→第2表示
(2)第1情報の受信→第1表示、第1情報の受信→第2表示
(1)は、受信された第1情報に基づいて第1表示を表示し、表示した第1表示に基づいて第2表示を表示するケースである。
(2)は、受信された第1情報に基づいて第1表示を表示し、受信された第1情報に基づいて第2表示を表示するケースである。
いずれにせよ、第1情報の受信が契機となっていることに変わりはない。
また、第1表示および第2表示を表示する順序は、順不同とすることができる。
つまり、上記の(1)のケースを「第1情報の受信→第2表示→第1表示」としたり、上記の(2)のケースを「第1情報の受信→第2表示、第1情報の受信→第1表示」とすることもできる。
なお、このことは、以下説明する実施例についても同様である。
次に、第17実施例に関連する実施例として、端末20のユーザが、相手のユーザから送金された金額を受け取ったり(受金したり)、相手のユーザから送金リクエストを受信する場合に、表示された未処理リクエストの中から選択された未処理リクエストも併せて処理する実施例について説明する。
以下の実施例では、大きく分けて下記の5つのパターンについて説明する。
(a)受金+受信済み送金リクエストを処理するパターン
(b)受金+送信済み送金リクエストを処理するパターン
(c)受金+受信済み送金リクエストを処理する+送信済み送金リクエストを処理するパターン
(d)送金リクエストを受信+受信済み送金リクエストを処理するパターン
(e)送金リクエストを受信+送信済み送金リクエストを処理するパターン
各々のパターンについて、実施例を分けて説明する。
第17変形例にも示したが、端末20が制御部21によって実行する処理(第1処理等)には、限定ではなく例として、送金を行うための処理(限定ではなく、送金に関する処理の一例)、送金の受け取り(受金)を行うための処理(限定ではなく、送金の受け取りに関する処理の一例)、送金リクエストを送信/受信するための処理(限定ではなく、送金の依頼に関する処理の一例)等の処理が含まれる。
なお、以下ではサーバクライアントシステムを例示し、送金や送金リクエストの送信等は、サーバ10を介して行われるものとする。
また、以下では、前述したように、相手のユーザを一人のユーザとする場合、つまり、第2ユーザは第1ユーザである(または第1ユーザは第2ユーザである)場合を例示する。
なお、前述したように、相手のユーザを異なる複数のユーザとする場合、つまり、第1ユーザは第2ユーザとは異なるユーザである(第2ユーザは第1ユーザとは異なるユーザである)場合についても、以下説明する手法を同様に適用することができる。
<第18実施例>
本実施例は、上記(a)のパターンの処理に関する実施例である。
第18実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
図16-1は、上記のパターンそれぞれに対応する処理方法を説明するためのテーブルの一例を示す図である。
テーブルの縦方向には項目として今から新規に実行しようとする処理の対象(新規処理対象)を、テーブルの横方向には項目として未処理リクエストの種別をそれぞれ示している。そして、縦の項目と横の項目とが交差する欄には、その新規処理対象と未処理リクエストの種別との組合せによって実現される処理の一例を示している。
順番に説明する。
(a)受金+受信済み送金リクエスト、のパターンでは、(a1)受金+送金、の処理を行うことができる。つまり、相手のユーザから受金を行う際に、相手のユーザからの受信済みの送金リクエストに基づいて、相手のユーザに対する送金も併せて行う。
<表示画面>
図16-2は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の一例を示す図である。この画面は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される支払いアプリケーションのおしらせ画面である。
支払いアプリケーションにおける現在位置を示す現在位置表示領域CLR1には、現在位置が支払いアプリケーションのおしらせ機能であることを示す「おしらせ」の文字が表示されている。
おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR2には、送金の受け取り(受金)に関する内容として、送金結果情報NC1が表示されている。
以下では、便宜的に、送金結果情報の中に送金リクエスト一覧情報を含めて図示する場合がある。この場合、送金結果情報は一括精算情報と言ってもよい。
また、サーバ10にとっては送金処理を行った結果であるため送金結果情報であり、相手のユーザ(この例ではユーザB.B)にとっても送金結果情報であるが、自分(この例ではユーザA.A)にとっては受金の結果であるため受金結果情報であるとも言える。
この送金結果情報NC1には、限定ではなく例として、ユーザA.AがユーザB.Bから送金された(受金した)送金金額「500円」の受け取りに対応する内容が表示されている。
その下には、送金を受け取った時点で受金したユーザ(この例ではユーザA.A)の未処理である送金リクエストが一覧表示されている。この例では、4件の未処理リクエストが古い順に時系列で一覧表示されている。各々の未処理リクエストの表示態様については、限定ではなく例として、図1-23と同様に構成可能なため、再度の説明は省略する。
なお、未処理リクエストとして、送金されたユーザ(この例ではユーザA.A)と、送金を行ったユーザ(この例ではユーザB.B)との未処理リクエストのみを表示するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。この場合、各々の未処理リクエストの表示態様については、限定ではなく例として、図1-11と同様に構成可能である。
送金結果情報NC1の最下部には、全選択一括精算を実行させるための、「すべて精算」と示された全選択一括精算ボタンが表示されている。また、全選択一括精算ボタンの横には、送金結果情報NC1に表示される未処理リクエストのうち、ユーザによって選択された未処理リクエストの一部選択一括精算を実行させるための、「1件の精算」と示された一部選択一括精算ボタンBT17とが表示されている。
限定ではなく例として、送金結果情報NC1において、1つ目の受信済み送金リクエスト(ユーザC.Cへの支払い 2,000円)のリクエストのチェックが「ON」とされて選択され、一部選択一括精算ボタンBT17がタップされると、端末20Aからサーバ10に対して、選択された未処理リクエストの一括精算の実行が依頼される。すると、サーバ10から相手方であるユーザC.Cの端末20Cと、当方であるユーザA.Aの端末20Aとに対して、その実行結果に関する精算結果情報が送信される。
図16-3は、上記の一部選択一括精算ボタンBT17がタップされたことに基づいて端末20Aの表示部24に表示されるおしらせ画面の一例を示す図である。
この例では、おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR2には、送金結果情報NC1の下に、一括精算の内容として、精算結果情報NC2が表示されている。
精算結果情報NC2には、限定ではなく例として、ユーザA.Aは、ユーザC.Cからの送金リクエストによる送金リクエスト金額「2,000円」の支払いに関する精算によって、ユーザC.Cへ送金金額「2,000円」の送金を実行したことに関する情報が表示されている。
なお、ユーザC.Cの端末20Cに表示される精算結果情報には、ユーザA.Aからの送金金額「2,000円」の受け取りの表示の他、送金結果情報NC1の表示態様に従って、ユーザC.Cの未処理リクエストの一覧が付加されて表示される。
<処理>
図16-4は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
サーバ10の制御部11は、端末20Bからの要求に基づいて、端末20AのユーザA.Aに対する送金処理を実行する(S210)。具体的には、限定ではなく例として、ユーザB.Bの電子マネー口座残高から送金金額を減算して更新するとともに、ユーザA.Aの電子マネー口座残高に送金金額を加算して更新する。
そして、サーバ10の制御部11は、送金結果情報と送金リクエスト一覧情報とを、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S220)。
端末20Aの制御部21は、通信I/F22によってサーバ10から送金結果情報と送金リクエスト一覧情報とを受信したか否かを判定し(A205)、受信したと判定したならば(A205:YES)、送金結果情報と送金リクエスト一覧情報とを含む一括精算画面を表示部24に表示させる(A225)。
A131において未処理リクエストが選択されたと判定したならば(A131:YES)、端末20Aの制御部21は、未処理リクエスト選択情報をリクエスト選択情報として設定する(A232)。そして、端末20Aの制御部21は、A140に処理を移す。
一方、未処理リクエストが選択されなかったと判定したならば(A131:NO)、端末20Aの制御部21は、処理を終了する。
S141において未処理リクエストを処理すると判定したならば(S141:YES)、サーバ10の制御部11は、選択された未処理リクエストの一括精算を一括精算対象として設定する(S242)。そして、サーバ10の制御部11は、S150に処理を移す。
また、未処理リクエストの処理ではないと判定したならば(S141:NO)、サーバ10の制御部11は、処理を終了する。
<第18実施例の効果>
本実施例は、提案者のユーザの端末20が、相手のユーザからの送金結果情報(限定ではなく、第1ユーザから端末のユーザへの送金に関する第1情報の一例)を通信I/F22によってサーバ10から受信する。
また、提案者のユーザの端末20は、受信した送金結果情報に基づく第1表示(限定ではなく、第1表示の一例)を表示部24に表示し、送金結果情報の受信に基づいて、相手のユーザからの受信済み送金リクエストに関する受信済み送金リクエスト情報(限定ではなく、第2ユーザから端末のユーザに送信された送金依頼に関する第2情報の一例)に基づく第2表示(限定ではなく、第2表示の一例)を表示部24に表示する。
そして、提案者のユーザの端末20が、提案者のユーザによる、第1表示と第2表示とが表示された端末20に対する入力に基づいて、送金に関する、または受金(限定ではなく、送金の受け取りの一例)に関する第1処理を制御部21によって実行する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1表示と第2表示とが表示された端末に対する入力に基づいて、送金に関する、または送金の受け取りに関する第1処理を簡易かつ適切に行うことができる。
また、本実施例は、第2情報は、送金結果情報(限定ではなく、第1ユーザからの端末のユーザへの送金に関する情報の一例)であり、第2情報は、受信済み送金リクエスト情報(限定ではなく、第2ユーザから端末のユーザに送信された送金依頼に関する情報の一例)であり、第1処理は、第2表示が表示された端末20への入力に基づいて、相手のユーザ(限定ではなく、第2ユーザの一例)に送金する処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1ユーザから端末のユーザへ送金が行われる予定であることを端末のユーザに知らせるとともに、第2表示が表示された端末への入力に基づいて、第2ユーザに送金することができる。
また、本実施例は、第1表示と第2表示とは、提案者のユーザの端末20にインストールされた支払いアプリケーションによって表示部24に表示され、支払いアプリケーションは、本開示に係るプログラムに含まれる構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末にインストールされたアプリケーションによって、第1表示と第2表示とが端末の表示部に表示されるようにすることができる。
<第18変形例>
上記の実施例では、提案者のユーザの端末20で送金結果情報を受信した時点で相手のユーザからの送金が完了しているものとしたが、これに限定されない。
具体的には、前述した送金の受け取りの保留(受金の保留)の手法を適用し、第2表示が表示された状態で、送金受け取りの入力(操作等)がなされたことに基づいて、相手のユーザからの送金が完了するようにしてもよいし、しなくてもよい。
なお、このことは、他の実施例についても同様である。
<第19実施例>
第19実施例は、前述した(b)のパターンの処理に関する実施例である。
第19実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
(b)受金+送信済み送金リクエスト、のパターンでは、(b1)受金+送金リマインド、の処理を行うことができる。つまり、相手のユーザから受金を行う際に、相手のユーザへの送信済み送金リクエストに基づいて、この送金リクエストに対する送金リマインドを行う。
なお、この場合に、送金リマインドではなく、新規の送金リクエストを行うようにしてもよいし、しなくてもよい。
<表示画面>
図17-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の一例を示す図である。この画面は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される支払いアプリケーションのおしらせ画面である。画面構成の詳細については、限定ではなく例として、図16-2と同様に構成することが可能なため、詳細については説明を省略する。
限定ではなく例として、送金結果情報NC1において、3つ目の受信済み送金リクエスト(ユーザC.Cからの受取 1,000円)のリクエストのチェックが「ON」とされて選択され、一部選択一括精算ボタンBT17がタップされると、端末20Aからサーバ10に対して選択された未処理リクエストの一括精算の実行が依頼される。すると、サーバ10から相手方であるユーザC.Cの端末20Cに対して、その実行結果に関する精算結果情報が送信される。
図17-2は、上記の一部選択一括精算ボタンBT17がタップされたことに基づいて端末20Cの表示部24に表示されるおしらせ画面の一例を示す図である。
この例では、おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR1には、一括精算の内容として、精算結果情報NC3が表示されている。
精算結果情報NC3には、限定ではなく例として、図17-1で選択された3件目の送金リクエスト(ユーザA.AがユーザC.Cに送信した送金リクエスト金額「1,000円」の送金リクエスト)に対応するリマインドが表示されている。
なお、上記の一部選択一括精算ボタンBT17がタップされると、端末20Aのおしらせ情報表示領域NTR2に、ユーザC.Cに対して送金リマインドを送信したことを示す、「ユーザC.Cにリマインドを送信しました」の文字で示されるような情報を表示するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
<処理>
本実施例において各装置が実行する処理は、図16-4の処理に倣って同様に実現することができるため、図示および詳細な説明を省略する。
<第19実施例の効果>
本実施例は、提案者のユーザの端末20が、相手のユーザからの送金結果情報(限定ではなく、第1ユーザから端末のユーザへの送金に関する第1情報の一例)を通信I/F22によってサーバ10から受信する。
また、提案者のユーザの端末20は、受信した送金結果情報に基づく第1表示(限定ではなく、第1表示の一例)を表示部24に表示し、送金結果情報の受信に基づいて、相手のユーザへの送信済み送金リクエストに関する送信済み送金リクエスト情報(限定ではなく、端末のユーザから第2ユーザへ送信された送金依頼に関する第2情報の一例)に基づく表示(限定ではなく、第2表示の一例)を表示部24に表示する。
そして、提案者のユーザの端末20が、提案者のユーザによる、第1表示と第2表示とが表示された端末20に対する入力に基づいて、受金(限定ではなく、送金の受け取りの一例)に関する、または送金リマインドや新規の送金リクエスト(限定ではなく、送金の依頼の一例)に関する第1処理を制御部21によって実行する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1表示と第2表示とが表示された端末に対する入力に基づいて、送金の受け取りに関する、または送金の依頼に関する第1処理を簡易かつ適切に行うことができる。
また、本実施例は、第1情報は、相手のユーザからの送金結果情報(限定ではなく、第1ユーザからの端末のユーザへの送金に関する情報の一例)であり、第2情報は、提案者のユーザから相手のユーザへの送信済みの送金リクエストに関する送信済み送金リクエスト情報(限定ではなく、端末のユーザから第2ユーザに送信された送金依頼に関する情報の一例)である構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果として、第1ユーザからの端末のユーザへの送金と、端末のユーザから第2ユーザに送信された送金依頼とに基づく処理を一括して行うことができる。
また、この場合、第1処理は、第2表示が表示された端末20に対する入力に基づいて、相手のユーザ(限定ではなく、第2ユーザの一例)に送金リマインドや新規の送金リクエストを送信する処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2表示が表示された端末に対する入力に基づいて、第2ユーザに簡単に送金依頼することができる。
<第20実施例>
第20実施例は、前述した(c)のパターンの処理に関する実施例である。
第20実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
(c)受金+受信済み送金リクエスト+送信済み送金リクエスト、のパターンでは、(c1)[受金+送金](金額差し引き可)+[送金+受金](金額差し引き可)、の処理を行うことができる。
この処理では、相手のユーザから受金する際に、相手のユーザからの受信済み送金リクエストに基づいて相手のユーザへの送金を併せて行う。この場合、送金リクエスト金額の差額分の金額を受金する/送金することができる。また、送金リクエスト金額が同じ金額であれば、金額相殺させることが可能である。
また、相手のユーザからの受信済み送金リクエストに基づいて相手のユーザに送金するとともに、相手のユーザへの送信済み送金リクエストに基づいて相手のユーザから送金してもらって受金する。この場合、送金リクエスト金額の差額分の金額を送金する/受金することができる。また、送金リクエスト金額が同じ金額であれば、金額相殺させることが可能である。
<表示画面>
ここでは、一例として、前述した送金の受け取りの保留(受金の保留)を適用する場合の表示画面例について説明する。
図18-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の一例を示す図である。この画面は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される支払いアプリケーションのおしらせ画面である。
おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR2には、送金の受け取り(受金)に関する内容として、送金結果情報NC4が表示されている。
送金結果情報NC4には、限定ではなく例として、ユーザA.AがユーザC.Cから送金された送金金額「500円」の受け取りに対応する内容が表示されている。
送金結果情報NC4には、送金を承諾して受け取るための、「送金受け取り」と示された送金受け取りボタンが表示されている。すなわち、ユーザA.Aによって送金受け取りボタンがタップされるまでは、送金処理は完了しておらず、送金受け取りボタンがタップされると、送金されたユーザ(この例ではユーザA.A)の電子マネー口座残高に送金金額(この例では「500円」)が加算される。
また、送金結果情報NC4には、送金結果情報NC1と同様に、送金を受け取った時点で送金されたユーザ(この例ではユーザA.A)が未処理である送金リクエストが一覧表示されている。
送金結果情報NC4の最下部には、送金を承諾したと仮定し全選択一括精算を実行させるための、「すべて精算して送金受け取り」と示された受金全選択一括精算ボタンが表示されている。また、受金全選択一括精算ボタンの横には、送金を承諾したと仮定し、送金結果情報NC4に表示される未処理リクエストのうち、ユーザによって選択された未処理リクエストの一部選択一括精算を実行させるための、「1件の精算」と示された受金一括精算ボタンBT18とが表示されている。
送金結果情報NC4の送金受け取りボタンがユーザA.Aによってタップされる場合、限定ではなく例として、送金結果情報NC4の表示態様は、送金を行ったユーザをユーザC.Cとした場合の送金結果情報NC1と同様に変化する。
限定ではなく例として、送金結果情報NC4において、1つ目の受信済み送金リクエスト(ユーザC.Cへの支払い 2,000円)のリクエストと、3つ目の送信済み送金リクエスト(ユーザC.Cからの受取 1,000円)とのリクエストのチェックが「ON」とされて選択され、受金一括精算ボタンBT18がタップされると、端末20Aからサーバ10に対して、送金(ユーザC.CからユーザA.Aへの送金)と、選択された未処理リクエストの一括精算との実行が依頼される。この送金は、ユーザA.Aにとっては、送金の受け取り(受金)である。
すると、サーバ10から相手方であるユーザC.Cの端末20Cに対して、一括精算に承認するか否かの意思確認を行うための一括精算承認確認情報が送信されて、端末20Cの表示部24に表示される。
図18-2は、受金一括精算ボタンBT18がタップされたことに基づいて表示されるおしらせ画面の一例を示す図である。
おしらせ情報表示領域NTR1には、一括精算承認確認情報NC5として、「精算提案」の相手であるユーザA.Aのアイコン画像と、一括精算金額とが表示されている。
一括精算承認確認情報NC5には、一括精算の内容として、ユーザC.Cは、ユーザA.Aへの過去の送金リクエストの送信に基づいて送金リクエスト金額「2,000円」を受け取り、ユーザA.Aからの過去の送金リクエストの受信に基づいて送金リクエスト金額「1,000円」を支払い、ユーザA.Aへの今回の送金によって「500円」を支払うこととが表示されている。
また、一括精算承認確認情報NC5には、一括精算金額として、ユーザC.CはユーザA.Aから、送金リクエストの送信による受け取り金額「2,000円」から、送金リクエストの受信による送金リクエスト金額「1000円」と今回の送金金額「500円」とを減算した「500円」を受け取ることが表示されている。
一括精算承認確認情報NC5の下部には、上記の内容で精算を承認するための「精算する」と示された精算ボタンBT19と、上記の内容で精算を承認せずに断るための「断る」と示された拒否ボタンとが表示されている。
図18-3は、上記の精算ボタンBT19がタップされたことに基づいて端末20Aの表示部24に表示されるおしらせ画面の一例を示す図である。
この例では、おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR2には、送金結果情報NC4の下に、一括精算の内容として、精算結果情報NC6が表示されている。
精算結果情報NC6には、限定ではなく例として、ユーザA.AとユーザC.Cとの間で一括精算が行われたことで、その一括精算の内容として、精算結果の金額(この例では、ユーザA.AがユーザC.Cに送金した送金金額「500円」の支払い)が表示されている。
すなわち、本実施例では、送金結果情報NC4において、受金全選択一括精算ボタンや受金一括精算ボタンBT18がタップされても、その送金の受け取りが即座に実行される訳ではない。送金された金額について一度受け取りを保留し(送金の受け取りの保留、受金保留)、一括精算の内容に含めることで、まとめて精算を実行している。
なお、サーバ10によって送金結果情報が送信されてから一定時間が経過すると、送金がキャンセルされるようにしてもよい。また、逆に、強制的に送金が完了するようにしてもよい。
なお、図18-1において、受金一括精算ボタンBT18がタップされる場合、端末20Aの表示部24に、精算が行われる場合にはユーザA.Aは一括精算金額「500円」を支払うことになる旨の確認用画面を表示させ、ユーザA.Aの承認に基づいて送金の受け取りと選択された未処理リクエストの一括精算との実行が依頼されるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
<処理>
図18-4は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
A131において未処理リクエストが選択されたと判定したならば(A131:YES)、端末20Aの制御部21は、第1送金処理での送金の受け取りに関する送金受取情報と、未処理リクエスト選択情報とをリクエスト選択情報として設定する(A332)。
一方、未処理リクエストが選択されなかったと判定したならば(A131:NO)、端末20Aの制御部21は、送金受取情報をリクエスト選択情報として設定する(A333)。
なお、A131において、明示的に送金の受け取りが選択された場合にのみ、A333の処理を実行し、選択されない場合には、端末20Aの制御部21は処理を終了させるようにしてもよいし、しなくてもよい。
A332またはA333の後、端末20Aの制御部21は、A140に処理を移す。
S141において未処理リクエストを処理すると判定したならば(S141:YES)、サーバ10の制御部11は、送金(ユーザB.BからユーザA.Aへの送金)と、未処理リクエストの一括精算とを一括精算対象として設定する(S342)。そして、サーバ10の制御部11は、S150に処理を移す。
一方、未処理リクエストを処理しないと判定したならば(S141:NO)、サーバ10の制御部11は、S310bに処理を移す。つまり、第2送金処理を実行する。
そして、サーバ10の制御部11は、S170に処理を移す。
端末20Bの制御部21は、B150~B190の処理を実行する。
そして、端末20Bの制御部21は、処理を終了する。
<第20実施例の効果>
本実施例は、提案者のユーザの端末20が、相手のユーザからの未完了の送金結果情報(限定ではなく、第1ユーザから端末のユーザへの送金に関する第1情報の一例)を通信I/F22によってサーバ10から受信する。
また、提案者のユーザの端末20は、受信した未完了の送金結果情報に基づく第1表示(限定ではなく、第1表示の一例)を表示部24に表示し、送金結果情報の受信に基づいて、受信済み送金リクエスト情報(限定ではなく、第2ユーザから端末のユーザに送信された送金依頼に関する第2情報の一例)、または送信済み送金リクエスト情報(限定ではなく、端末のユーザから第2ユーザへ送信された送金依頼に関する第2情報の一例)に基づく第2表示(限定ではなく、第2表示の一例)を表示部24に表示する。
そして、提案者のユーザの端末20が、提案者のユーザによる、第1表示と第2表示とが表示された端末20に対する入力に基づいて、送金、または受金(限定ではなく、送金の受け取りの一例)に関する第1処理を制御部21によって実行する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1表示と第2表示とが表示された端末に対する入力に基づいて、送金に関する、または送金の受け取りに関する第1処理を簡易かつ適切に行うことができる。
また、この場合、第1処理は、第1表示が表示部24に表示された後、送金受け取りの操作(限定ではなく、第1表示が表示された端末への入力の一例)に基づいて、相手のユーザから送金された金額を受け取る処理(限定ではなく、第1ユーザから端末のユーザへ送金された金額を受け取る処理の一例)を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1表示が表示された端末への入力に基づいて、第1ユーザから送金された金額を受け取ることができる。
また、本実施例は、相手のユーザは一人のユーザであり(限定ではなく、第2ユーザは第1ユーザであることの一例)、第1処理は、受信済み送金リクエスト情報と送信済み送金リクエスト情報とに基づく金額を相手のユーザに送金する、または相手のユーザから送金される処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1情報と第2情報とに基づく金額を第1ユーザに送金する、または第1ユーザから送金してもらって受金することができる。
また、この場合、第1処理は、受信済み送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額から送信済み送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額を差し引いた金額を相手のユーザに送金する、または送信済み送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額から受信済み送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額を差し引いた金額を相手のユーザから送金される処理を含むようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、差額分の金額を第1ユーザに送金する、または第1ユーザから送金してもらって受金することができる。
また、この場合、第1処理は、相手のユーザの端末20に対する入力に基づく、相手のユーザによる承認に基づいて実行されるようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1ユーザの端末に対する入力に基づく、第1ユーザによる承認に基づいて、第1処理が実行されるようにすることができる。これにより、限定ではなく例として、第1ユーザの意に沿わずに第1処理が実行されることを防止することができる。
<第20変形例>
上記の実施例に関連するが、図16-1のテーブルにおける新規処理対象のうちの「受金」を「受金保留」とすることもできる。
この場合、
・受金保留+受信済み送金リクエスト
・受金保留+送信済み送金リクエスト
・受金保留+受信済み送金リクエスト+送信済み送金リクエスト
のいずれかのパターンの処理を行うようにすることができる。
これらのパターンの処理は、それぞれパターン(a)~パターン(c)の処理と同様となる。送金された金額をすぐに受け取るか、時間を置いて後から受け取るかの相違に過ぎないためである。
<第21実施例>
第21実施例は、前述した(d)のパターンの処理に関する実施例である。
第21実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
(d)送金リクエストを受信+受信済み送金リクエスト、のパターンでは、(d1)送金[送金+送金]、の処理を行うことができる。つまり、相手のユーザから送金リクエストを受け取ったことに基づいて相手のユーザへの送金を行うとともに、相手のユーザからの受信済みの送金リクエストに基づいて相手のユーザに対する送金を行う。
<表示画面>
図19-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の一例を示す図である。この画面は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される支払いアプリケーションのおしらせ画面である。
おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR2には、リクエスト送金の受信に関する内容として、送金リクエスト情報NC7が表示されている。
送金リクエスト情報NC7には、限定ではなく例として、ユーザA.AがユーザB.Bから受信した送金リクエスト金額「500円」の送金リクエストに対応する内容が表示されている。また、送金リクエスト情報NC7には、この送金リクエストに承諾して送金を行うための、「送金する」と示された送金リクエスト送金ボタンと、この送金リクエストを拒否するための、「断る」と示された送金リクエスト拒否ボタンとが表示されている。
その下には、送金リクエストを受信した時点で送金リクエストを受け取ったユーザ(この例ではユーザA.A)が未処理である送金リクエストが一覧表示されている。未処理リクエストの表示態様については、限定ではなく例として、図16-2と同様に構成可能なため、詳細な説明を省略する。
なお、未処理リクエストとして、送金リクエストを受信したユーザ(この例ではユーザA.A)と、送金リクエストを送信したユーザ(この例ではユーザB.B)との未処理リクエストのみを表示するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
送金リクエスト情報NC7の最下部には、この送金リクエストによる送金と全選択一括精算とを実行させるための、「すべて精算して送金」と示された送金リクエスト送金全選択一括精算ボタンが表示されている。また、送金リクエスト送金全選択一括精算ボタンの横には、この送金リクエストによる送金と、送金リクエスト情報NC7に表示される未処理リクエストのうち、ユーザによって選択された未処理リクエストの一部選択一括精算を実行させるための、「1件の精算と送金」と示された送金リクエスト送金一部選択一括精算ボタンBT20とが表示されている。
限定ではなく例として、送金リクエスト情報NC7において、2つ目の受信済み送金リクエスト(ユーザB.Bへの支払い 3,500円)のリクエストのチェックが「ON」とされて選択され、送金リクエスト送金一部選択一括精算ボタンBT20がタップされると、端末20Aからサーバ10に対して選択された未処理リクエストの一括精算の実行が依頼される。すると、サーバ10から相手方であるユーザB.Bの端末20Bと、当方であるユーザA.Aの端末20Aとに対して、その実行結果に関する精算結果情報が送信される。
図19-2は、上記の送金リクエスト送金一部選択一括精算ボタンBT20がタップされたことに基づいて端末20Aの表示部24に表示されるおしらせ画面の一例を示す図である。
この例では、おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR2には、送金リクエスト情報NC7の下に、一括精算の内容として、精算結果情報NC8と精算結果情報NC9とが表示されている。
精算結果情報NC8には、限定ではなく例として、ユーザA.Aは、ユーザB.Bからの過去の送金リクエストによる送金リクエスト金額「3,500円」の支払いに関する精算によって、ユーザB.Bへ送金金額「3,500円」の送金を実行したことに関する情報が表示されている。
精算結果情報NC9には、限定ではなく例として、ユーザA.Aは、ユーザB.Bからの今回の送金リクエストによる送金リクエスト金額「500円」の支払いに関する精算によって、ユーザB.Bへ送金金額「500円」の送金を実行したことに関する情報が表示されている。
なお、ユーザB.Bの端末20Bに表示される精算結果情報には、ユーザA.Aからの送金受け取りの表示の他、送金結果情報NC1の表示態様に従って、ユーザB.Bの未処理リクエストの一覧が付加されて表示される。
図19-3は、図19-2の表示画面の別例である。
この例では、おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR2には、送金リクエスト情報NC7の下に、一括精算の内容として、精算結果情報NC10が表示されている。
精算結果情報NC10には、限定ではなく例として、ユーザA.AとユーザB.Bとの間で一括精算が行われたことで、一括精算金額として、ユーザA.AはユーザB.Bへ、過去の送金リクエストの受信による送金リクエスト金額「3,500円」と、今回の送金リクエストの受信による送金リクエスト金額「500円」とを加算した、「1,000円」を支払った(送金した)ことが表示されている。
なお、ユーザB.Bの端末20Bに表示される精算結果情報においても、一括精算の内容をまとめて一つの精算結果情報として表示させるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
<処理>
図19-4は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
サーバ10の制御部11は、端末20Bからの要求に基づいて、ユーザB.Bからの送金リクエスト情報と、送金リクエスト一覧情報とを、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S420)。
そして、サーバ10の制御部11は、S140に処理を移す。
端末20Aの制御部21は、通信I/F22によってサーバ10から送金リクエスト情報と送金リクエスト一覧情報とを受信したか否かを判定し(A405)、受信したと判定したならば(A405:YES)、これらの情報を含む一括精算画面を表示部24に表示させる(A425)。
A131において未処理リクエストが選択されたと判定した場合(A131:YES)、端末20Aの制御部21は、A132に処理を移す。つまり、受信した送金リクエスト情報に基づく送金に関する送金情報と、選択された未処理リクエストを示す未処理リクエスト選択情報とを含むリクエスト選択情報を設定する。
一方、A131において未処理リクエストが選択されなかったと判定した場合(A131:NO)、端末20Aの制御部21は、A133に処理を移す。つまり、受信した送金リクエスト情報に基づく送金に関する送金情報を含むリクエスト選択情報を設定する。
なお、この処理では、受信した送金リクエスト情報に基づく送金を行うことを前提として説明する。
実際には、受信した送金リクエスト情報に基づく送金を行わずに未処理リクエストのみを処理することが選択される場合もあり得るが、この場合の処理は、前述した未処理リクエストの一括精算の処理と同様となるため、図示・再度の説明を省略する。
S141において未処理リクエストの処理を行うと判定した場合(S141:YES)、サーバ10の制御部11は、S142に処理を移す。
一方、S141において未処理リクエストの処理を行わないと判定した場合(S141:NO)、サーバ10の制御部11は、S143に処理を移す。
<第21実施例の効果>
本実施例は、第1情報は、相手のユーザから受信する送金リクエストに関する送金リクエスト情報であり、第2情報は、相手のユーザから受信済みの送金リクエストの関する受信済み送金リクエスト情報であり、第1処理は、第1表示と第2表示とを表示する端末20に対する入力に基づいて、相手のユーザに送金する処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1表示と第2表示とを表示する端末に対する入力に基づいて、第1ユーザと第2ユーザとに簡単に送金することができる。
また、この場合、相手のユーザは一人のユーザであり、第1処理は、第1表示と第2表示とを表示する端末20に対する入力に基づいて、相手のユーザに送金する処理を含むようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1表示と第2表示とを表示する端末に対する入力に基づいて、一人のユーザ(第1ユーザ)を相手のユーザとして簡単に送金することができる。
<第22実施例>
第22実施例は、前述した(e)のパターンの処理に関する実施例である。
第22実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
(e)送金リクエストを受信+送信済み送金リクエスト、のパターンでは、(e1)送金+送金リマインド、(e2)[送金+受金](金額差し引き可)、のいずれかの処理を行うことができる。
(e1)の処理では、相手のユーザから送金リクエストを受け取ったことに基づいて相手のユーザへの送金を行うとともに、相手のユーザへの送信済み送金リクエストに基づいて送金リマインドを併せて行う。
なお、この場合に、送金リマインドではなく、新規の送金リクエストを行うようにしてもよいし、しなくてもよい。
(e2)の処理では、相手のユーザから送金リクエストを受け取ったことに基づいて相手のユーザへの送金を行うとともに、相手のユーザへの送信済み送金リクエストに基づいて相手のユーザから送金してもらって受金する。この場合、送金リクエスト金額の差額分の金額を送金する/受金することができる。また、送金リクエスト金額が同じ金額であれば、金額相殺させることが可能である。
なお、この場合に、相手のユーザの承認を必要として、相手のユーザの承認を得るようにしてもよいし、しなくてもよい。
<表示画面>
図20-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の一例を示す図である。この画面は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される支払いアプリケーションのおしらせ画面である。画面構成の詳細については、限定ではなく例として、送金リクエストの送信者をユーザC.Cとした場合の図19-1と同様に構成することが可能なため、詳細については説明を省略する。
なお、送金リクエストの送信者をユーザC.Cとした場合の送金リクエスト情報を、ここでは送金リクエスト情報NC11とする。
限定ではなく例として、送金リクエスト情報NC11において、3つ目の送信済み送金リクエスト(ユーザC.Cからの受取 1,000円)のリクエストのチェックが「ON」とされて選択され、送金リクエスト送金一部選択一括精算ボタンBT21がタップされると、端末20Aからサーバ10に対して選択された未処理リクエストの一括精算の実行が依頼される。すると、サーバ10から相手方であるユーザC.Cの端末20Cと、当方であるユーザA.Aの端末20Aとに対して、その実行結果に関する精算結果情報が送信される。
図20-2は、上記の送金リクエスト送金一部選択一括精算ボタンBT21がタップされたことに基づいて端末20Eの表示部24に表示されるおしらせ画面の一例を示す図である。
この例では、おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR1には、一括精算の内容として、精算結果情報NC12と精算結果情報NC13とが表示されている。
精算結果情報NC12には、限定ではなく例として、今回の送金リクエストに基づいて、ユーザC.Cは、ユーザA.Aへの送金リクエストによる送金リクエスト金額「500円」を受け取ったことが表示されている。その下には、ユーザC.Cの未処理リクエストが、限定ではなく例として、2件存在することが表示されている。
精算結果情報NC13には、限定ではなく例として、図20-1で選択された3件目の送金リクエスト(ユーザA.AがユーザC.Cに送信した送金リクエスト金額「1,000円」の送金リクエスト)に対応するリマインドが表示されている。
図20-3は、図20-2の表示画面の別例である。
図20-3では、送金リクエスト情報NC11において、3つ目の送信済み送金リクエスト(ユーザC.Cからの受取 1,000円)のリクエストが選択され、送金リクエスト送金一部選択一括精算ボタンBT21がタップされると、端末20Aからサーバ10に対して、選択された未処理リクエストの一括精算の実行が依頼される。すると、サーバ10から相手方であるユーザC.Cの端末20Cに対して、一括精算に承認するか否かの意思確認を行うための一括精算承認確認情報が送信されて、端末20Cの表示部24に表示される。
図20-3では、おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR1には、精算結果情報NC12と精算結果情報NC13との代わりに、一括精算承認確認情報NC14が表示されている。
一括精算承認確認情報NC14には、一括精算の内容として、ユーザC.Cは、ユーザA.Aからの過去の送金リクエストの受信に基づいて送金リクエスト金額「1,000円」を支払い、ユーザA.Aへの今回の送金リクエストの送信に基づいて送金リクエスト金額「500円」を受け取ることとが表示されている。
また、一括精算承認確認情報NC14には、一括精算金額として、ユーザC.CはユーザA.Aから、送金リクエストの受信による送金リクエスト金額「1,000円」から今回の送金リクエストの送信による送金リクエスト金額「500円」を減算した「500円」を支払うことが表示されている。
図20-4は、図20-3の精算ボタンBT22がタップされたことに基づいて端末20Aの表示部24に表示されるおしらせ画面の一例を示す図である。
この例では、おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR2には、送金リクエスト情報NC11の下に、一括精算の内容として、精算結果情報NC15が表示されている。
精算結果情報NC15には、限定ではなく例として、ユーザA.AとユーザC.Cとの間で一括精算が行われたことで、その一括精算の内容として、精算結果の金額(この例では、ユーザA.AがユーザC.Cから送金された送金金額「500円」の受取)が表示されている。
また、一括精算の内容の下には、ユーザA.Aの未処理リクエストが表示されており、その下には、全選択一括精算ボタンと一部選択一括精算ボタンとが表示されている。
限定ではなく例として、精算結果情報NC15に表示される未処理リクエストは、送金リクエスト情報NC11に表示された未処理リクエストのうち、今回処理を行った3つ目の送信済み送金リクエストを外した(消した)3件の送金リクエストとなる。
<処理>
本実施例において各装置が実行する処理は、図19-4の処理に倣って同様に実現することができるため、図示および詳細な説明を省略する。
<第22実施例の効果>
本実施例は、第1情報は、相手のユーザから提案者のユーザに送信された送金リクエストに関する送金リクエスト情報であり、第2情報は、提案者のユーザから相手のユーザに送信済みの送金リクエストに関する送信済み送金リクエスト情報である構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1ユーザから端末のユーザへの送金依頼と、端末のユーザから第2ユーザに送信された送金依頼とに基づく処理を一括して行うことができる。
また、この場合、第1処理は、第1表示と第2表示とが表示された端末20に対する入力に基づいて、相手のユーザに送金し、相手のユーザに送金リマインドまたは新規の送金リクエストを送信する処理を含むようにすることができる。
また、相手のユーザは一人のユーザであり、第1処理は、相手のユーザから提案者のユーザに送信された送金リクエストに関する送金リクエスト情報と、提案者のユーザから相手のユーザに送信済みの送金リクエストに関する送信済み送金リクエスト情報とに基づく金額を相手のユーザに送金する、または相手のユーザから送金される処理を含むようにすることもできる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1情報と第2情報とに基づく金額を第1ユーザに送金する、または第1ユーザから送金してもらって受金することができる。
また、この場合、第1処理は、相手のユーザから提案者のユーザに送信された送金リクエストに関する送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額から、提案者のユーザから相手のユーザに送信済みの送金リクエストに関する送信済み送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額を差し引いた金額を相手のユーザに送金する、または提案者のユーザから相手のユーザに送信済みの送金リクエストに関する送信済み送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額から、相手のユーザから提案者のユーザに送信された送金リクエストに関する送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額を差し引いた金額を相手のユーザから受金する処理を含むようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、差額分の金額を第1ユーザに送金する、または第1ユーザから送金してもらって受金することができる。
また、この場合、第1処理は、相手のユーザの端末20に対する入力に基づく、相手のユーザの承認に基づいて実行されるようにすることもできる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1ユーザの端末に対する入力に基づく、第1ユーザによる承認に基づいて、第1処理が実行されるようにすることができる。これにより、限定ではなく例として、第1ユーザの意に沿わずに第1処理が実行されることを防止することができる。
<第23実施例>
第23実施例は、前述したパターンとは異なるパターンの処理に関する実施例である。
第23実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
前述したパターンの他にも、限定ではなく例として、図16-1のテーブルにおける新規処理対象同士の組合せのパターン、つまり、
・受金+送金リクエストを受信
のパターンの処理を行うようにすることも可能である。
このパターンの処理は、パターン(a)の処理と同様となる。つまり、「受金+送金」の処理を行うことができる。
<第23実施例の効果>
本実施例は、第1情報は、相手のユーザからの送金結果情報(限定ではなく、第1ユーザからの端末のユーザへの送金に関する情報の一例)であり、提案者のユーザの端末20は、相手のユーザから提案者のユーザへ送信された送金リクエストに関する送金リクエスト情報を通信I/F22によって受信し、受信した送金リクエスト情報に基づく第3表示を表示部24に表示する。そして、提案者のユーザの端末20は、提案者のユーザによる、第3表示を表示する端末20に対する入力に基づいて、送金処理(限定ではなく、第2処理の一例)を制御部21によって実行する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザによる、第3表示を表示する端末に対する入力に基づいて、送金に関する第2処理を行うことができる。
<第24実施例>
第24実施例は、前述したパターンとは異なるパターンの処理に関する実施例である。
第24実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
前述したパターンの他にも、限定ではなく例として、図16-1のテーブルにおける未処理リクエスト同士の組合せのパターン、つまり、
・受信済み送金リクエスト+送信済み送金リクエスト
のパターンの処理を行うようにすることも可能である。
このパターンの処理は、パターン(e)の処理と同様となる。つまり、「送金+送金リマインド」、「[送金+受金](金額差し引き可)」、のいずれかの処理を行うことができる。
なお、「[送金+受金](金額差し引き可)」の処理を行う場合に、相手のユーザの承認を必要とすることとし、相手のユーザの承認を得るようにしてもよいし、しなくてもよい。
<第24実施例の効果>
本実施例は、第2情報は、相手のユーザから受信済みの送金リクエストに関する受信済み送金リクエスト情報であり、相手のユーザから送金リクエストを受信したことに基づいて、提案者のユーザから相手のユーザに送信済みの送金リクエストに関する送信済み送金リクエスト情報に基づく第4表示を表示部24に表示する。そして、提案者のユーザによる、第2表示と第4表示とが表示された端末20に対する入力に基づいて、送金、または受金、または送金リクエスト(送金リマインド)に関する第3処理を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザによる、第2表示と第4表示とが表示された端末に対する入力に基づいて、送金に関する、または送金の受け取りに関する、または送金の依頼に関する第3処理を制御部によって行うことができる。
また、この場合、第3処理は、第2表示と第4表示とに対する入力に基づいて、相手のユーザに送金し、相手のユーザに送金リクエストまたは送金リマインドを送信する処理を含むようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2ユーザへの送金と、第2ユーザへの送金依頼とを併せて行うことができる。
また、本実施例は、相手のユーザは一人のユーザであり、第3処理は、受信済み送金リクエスト情報と送信済み送金リクエスト情報とに基づく金額を相手のユーザに送金する、または相手のユーザから送金される処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2情報と第4情報とに基づく金額を第2ユーザに送金する、または第2ユーザから送金してもらって受け取ることができる。
また、この場合、第3処理は、受信済み送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額から、送信済み送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額を差し引いた金額を相手のユーザに送金する、または送信済み送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額から、受信済み送金リクエスト情報に含まれる送金リクエスト金額を差し引いた金額を相手のユーザから送金される処理を含むようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、差額分の金額を第2ユーザに送金する、または第2ユーザから送金してもらって受け取ることができる。
また、この場合、第3処理は、相手のユーザの端末20に対する入力に基づく、相手のユーザによる承認に基づいて実行されるようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2ユーザの端末に対する入力に基づく、第2ユーザによる承認に基づいて、第3処理が実行されるようにすることができる。これにより、限定ではなく例として、第2ユーザの意に沿わずに第3処理が実行されることを防止することができる。
<第25実施例>
第25実施例は、前述したパターンとは異なるパターンの処理に関する実施例である。
第25実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
限定ではなく例として、図16-1のテーブルにおける新規処理対象のうちの「受金」を「受金拒否」とすることもできる。
「受金拒否」とは、送金先ユーザが、送金された金額を受け取らないようにすることである。
この場合、
・受金拒否+受信済み送金リクエスト
・受金拒否+送信済み送金リクエスト
・受金拒否+受信済み送金リクエスト+送信済み送金リクエスト
のいずれかのパターンの処理を行うようにすることができる。
受金拒否+受信済み送金リクエスト、のパターンでは、送金の処理のみを行うことができる。
受金拒否+送信済み送金リクエスト、のパターンでは、送金リマインド(または新規の送金リクエスト)の送信の処理のみを行うことができる。
受金拒否+受信済み送金リクエスト+送信済み送金リクエスト、のパターンでは、[送金+受金](金額差し引き可)の処理を行うことができる。
<第26実施例>
第26実施例は、送金リクエスト情報の表示手法に関する実施例である。
第26実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
<表示画面>
図21-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の一例を示す図である。この画面は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示される支払いアプリケーションのおしらせ画面である。
おしらせ画面のおしらせ情報表示領域NTR2には、送金の受け取り(受金)に関する内容として、送金結果情報NC16が表示されている。
送金結果情報NC16には、限定ではなく例として、ユーザA.AがユーザB.Bから送金された(受金した)送金金額「1,000円」の受け取りに対応する内容が表示されている。
その下には、送金を受け取った時点で送金されたユーザ(この例ではユーザA.A)が未処理である送金リクエストが一覧表示されている。送金リクエストの一覧表示の右上方には、未処理の送金リクエストの表示順を変更させるための送金リクエスト履歴ソートボタンSTB2が表示されている。他の表示態様は送金結果情報NC1と同様である。
送金リクエスト履歴ソートボタンSTB2がタッチされると、限定ではなく例として、画面下部からソート順を選択するためのソート選択領域がせり上がり表示される。
ソート選択領域に対するユーザ操作に基づいて、未処理の送金リクエストの表示順を、限定ではなく例として、送金リクエストを送信/受信した日付順や、送金リクエストの送金リクエスト金額等によって、昇/降順に並び変え、表示させることができる。
なお、送金リクエストを送信/受信した日付順に代えて、送金リクエストを送信/受信した日時順で、未処理の送金リクエストの表示順を並び替え、表示させるようにすることもできる。
図21-2は、限定ではなく例として、ソート選択領域に対するユーザ操作に基づいて、送金結果情報NC16の未処理の送金リクエストを、送金リクエスト金額で降順に並び替えた場合における表示画面の一例を示す図である。
図21-1では、送金結果情報NC16の未処理の送金リクエストは、日付に関する昇順で並んでいるが、図21-2では、送金リクエスト金額に関する降順に並び替えられている。
なお、送金リクエストに対して支払い期限が設定される場合、限定ではなく例として、その支払い期限が迫る順に送金リクエストを表示させるようにしてもよいし、そうしなくてもよい。支払い期限を設定するのは、個人間(CtoC)での支払いの他、限定ではなく例として、金融機関からの融資・ローン(CtoB)の返済期限を設定することも含まれる。
また、送金リクエストしたユーザおよび送金リクエストされたユーザ以外の他のユーザが送金リクエスト金額や事由に関わっている送金リクエストを、優先的に表示させるようにしてもよい。限定ではなく例として、他のユーザが割り勘のメンバーとして含まれているような場合である。
また、送金結果情報や送金リクエスト情報には、未処理の送金リクエストが表示されるとしてきたが、これに限定されない。限定ではなく例として、処理済みの送金リクエストについても、グレーアウト等、異なる表示態様で、未処理の送金リクエストと混在させて表示させるようにしてもよいし、そうしなくてもよい。
<第26実施例の効果>
本実施例は、提案者のユーザの端末20は、提案者のユーザが相手のユーザから受信済みの受信済み送金リクエストに関する送金リクエスト情報(限定ではなく、第2ユーザから端末のユーザに送信された送金依頼に関する第4情報の一例)、または提案者のユーザが相手のユーザに送信済みの送信済み送金リクエストに関する送金リクエスト情報(限定ではなく、端末のユーザから第2ユーザへ送信された送金依頼に関する第4情報の一例)に基づく第4表示を表示部24に表示する。そして、提案者のユーザの端末20は、前述した第2情報と上記の第4情報とに基づく順序で、第2表示と第4表示とを表示部24に表示する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2情報と第4情報とに基づく適切な順序で、第2表示と第4表示とを表示することができる。
また、本実施例は、上記の第2情報と第4情報とは、送金リクエストを送信/受信した日付に関する情報(限定ではなく、日付に関する情報の一例)、または送金リクエストを送信/受信した日時に関する情報(限定ではなく、日時に関する情報の一例)を含み、第2表示と第4表示を表示する順序は、この日付または日時に関する情報に基づき決定される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、日時または日付に関する情報に基づく順序で第2表示と第4表示とを表示させることで、ユーザにとって直感的に分かり易い表示を実現することができる。
また、本実施例は、上記の第2情報と第4情報とは、送金依頼する金額に関する情報(限定ではなく、金額に関する情報の一例)を含み、第2表示と第4表示を表示する順序は、この金額に関する情報に基づき決定される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、金額に関する情報に基づく順序で第2表示と第4表示とを表示させることで、ユーザにとって直感的に分かり易い表示を実現することができる。
また、この場合、送金依頼する金額に関する情報には、送金リクエスト金額の他、限定ではなく例として、支払い期限に関する情報を含めることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、支払い期限に関する情報に基づく順序で第2表示と第4表示とを表示させることで、ユーザにとって直感的に分かり易い表示を実現することができる。
<第27実施例>
第27実施例は、チャットサービス(チャットアプリケーション)を適用する場合の実施例である。
第27実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
<表示画面>
以下では、メッセージングアプリケーションのユーザであるとともに支払いアプリケーションのユーザでもあるユーザA.Aと、ユーザB.Bと、ユーザC.Cとが、何れもグループXに属しており、友だち登録されているものとする。
図22-1は、本実施例において端末20A~端末20Cの表示部24に表示される画面の一例を示す図である。この画面は、限定ではなく例として、各ユーザの端末20の表示部24に表示されるメッセージングアプリケーションのグループチャット(この例では、「グループX」のチャット)画面である。
画面最上部中央には、メッセージングアプリケーションの名称として「Messaging App」の文字が表示されている。また、画面最上部右には、端末20のユーザのメッセージングアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名が表示されている。
また、その下には、メッセージングアプリケーションにおける現在位置を示す現在位置表示領域が構成されており、この例では、現在位置がメッセージングアプリケーションの「グループX」のグループチャットであることを示す「グループX」の文字が、現在位置表示領域内に表示されている。
現在位置表示領域の下には、グループチャットのメッセージ(コンテンツ)の表示領域である、メッセージ表示領域が表示されている。端末20A~端末20Cの表示部24におけるメッセージ表示領域を、それぞれメッセージ表示領域MSG1~メッセージ表示領域MSG3とする。
メッセージ表示領域において、自端末から送信されたメッセージは右側からの吹き出しで、自端末以外から送信されたメッセージは送信者のアイコンと共に左側からの吹き出しで、それぞれ表示される。
限定ではなく例として、ユーザB.Bが、ユーザA.Aに対して、限定ではなく例として、メッセージングアプリケーション内の送金リクエスト送信機能によって、送金リクエスト金額「1,000円」の送金リクエストを行う場合を考える。
すると、端末20Aのメッセージ表示領域MSG1には、送金リクエスト情報MC1が表示される。
送金リクエスト情報MC1には、限定ではなく例として、ユーザA.AがユーザB.Bから受信した送金リクエスト金額「1,000円」の送金リクエストに対応する内容が表示されている。また、その下には、送金リクエスト送金ボタンと、送金リクエスト拒否ボタンとが表示されている。
その下には、送金リクエストを受信した時点での、送金リクエストを送ったユーザ(この例ではユーザB.B)と送金リクエストを受け取ったユーザ(この例ではユーザA.A)との間で未処理である送金リクエストが一覧表示されている。
また、送金リクエスト情報MC1の最下部には、この送金リクエストによる送金と全選択一括精算とを実行させるための、「すべての精算と送金」と示された送金リクエスト送金全選択一括精算ボタンが表示されている。
また、端末20Bのメッセージ表示領域MSG2には、送金リクエスト情報MC2が表示される。
送金リクエスト情報MC2には、限定ではなく例として、ユーザB.BがユーザA.Aに送信した送金リクエスト金額「1,000円」の送金リクエストに対応する内容が表示されている。また、その下には、送金リクエスト送金ボタンと、送金リクエスト拒否ボタンとはグレーアウトの表示態様で無効化され、表示されている。
その下には、送金リクエストを受信した時点での、送金リクエストを送ったユーザ(この例ではユーザB.B)と送金リクエストを受け取ったユーザ(この例ではユーザA.A)との間で未処理である送金リクエストが一覧表示されている。
また、送金リクエスト情報MC2の最下部には、全選択一括精算を実行させるための、「すべて精算する」と示された全選択一括精算ボタンが表示されている。
端末20Cのメッセージ表示領域MSG3には、送金リクエスト情報MC3が表示される。
送金リクエスト情報MC3には、限定ではなく例として、ユーザB.BがユーザA.Aに送信した送金リクエスト金額「1,000円」の送金リクエストに対応する内容が表示されている。また、その下には、送金リクエスト送金ボタンと、送金リクエスト拒否ボタンとはグレーアウトの表示態様で無効化され、表示されている。
また、その下には、送金リクエストを送ったユーザ(この例ではユーザB.B)と送金リクエストを受け取ったユーザ(この例ではユーザA.A)との間で未処理である送金リクエストの一覧表示は、これらの送金リクエストの当事者ではないため表示されない。
なお、当事者以外の未処理の送金リクエストについて、送金リクエスト情報に表示するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
図22-2は、限定ではなく例として、ユーザ操作によって、送金リクエスト情報MC1が右から左にスワイプ(スワイプ操作)(画面に指を触れたまま、その指を滑らせる操作)されたことに基づいて端末20Aの表示部24に表示される画面の一例を示す図である。
図22-2では、限定ではなく例として、図22-1の端末20Aの表示部24の下部から、精算内容確認領域ACR9がせり上がり表示される。
精算内容確認領域ACR9の上部には、ユーザA.Aは、ユーザB.Bから送金リクエストを受信し、また、ユーザB.Bとの間で2件の未処理の送金リクエスト(未精算リクエスト)が残っていることを示す表示が表示されている。
また、精算内容確認領域ACR9の下部には、ユーザA.Aは、ユーザB.Bとの間で送金リクエスト送金全選択一括精算を行う場合、一括精算の金額として、今回受信した送金リクエスト金額「1,000円」と、以前受信した送金リクエスト金額「3,500円」と「500円」とを加算した「5,000円」を支払うことになる確認用表示が表示されている。また、その下には、送金リクエスト送金全選択一括精算を実行させるための「OK」と示された送金リクエスト送金全選択一括精算ボタンBT23と、送金リクエスト送金全選択一括精算をとりやめるための「キャンセル」と示された取り消しボタンとが表示されている。
なお、送金リクエスト情報MC1の送金リクエスト送金全選択一括精算ボタンがタップされる場合においても、精算内容確認領域ACR9が表示されるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
図22-3は、図22-2の精算内容確認領域ACR9において、送金リクエスト送金全選択一括精算ボタンBT23がタップされた場合における端末20Aの表示部24に表示される画面の一例を示す図である。
図22-3では、メッセージ表示領域MSG1には、送金リクエスト情報MC1の下に、送金リクエストによる送金処理と、全選択一括精算による送金処理との送金結果に基づいて、送金結果情報MC4が表示されている。
送金結果情報MC4の上部には、精算を行った内容として、ユーザA.AがユーザB.Bに送金リクエスト金額「1,000円」を支払い(送金し)、未処理の送金リクエストの一括精算の金額として「4,000円」を支払った(送金した)ことが表示されている。
送金結果情報MC4の下部には、ユーザA.Aは、精算を行った金額として、送金リクエスト金額「1,000円」と一括精算の金額「4,000円」とを加算した「5,000円」を送金したことが表示されている。
なお、送金結果情報MC4に相当する表示を、端末20Aと端末20B以外の端末20には表示させないようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
また、当事者である端末20Aと端末20B以外の端末20には、送金結果情報MC4の下部にあたる送金結果のみを表示させるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
図22-4は、送金リクエスト情報MC1において、未処理の送金リクエストを非表示にする場合の画面の一例を示す図である。
限定ではなく例として、送金リクエスト情報MC1内の×印で示される未処理リクエスト非表示ボタンBT24がユーザによってタップされると、メッセージ表示領域MSG1の下部から、未処理リクエスト表示取消確認領域DRR1がせり上がり表示される。
未処理リクエスト表示取消確認領域DRR1には、送金や送金リクエストが行われた場合、送金リクエスト情報や送金結果情報に、送金リクエスト(送金)を行ったユーザ(例えばユーザB.B)との間の未処理の送金リクエストの一覧表示を行わないための「OK」で示される未処理リクエスト表示取消ボタンと、一覧表示を続けるための「キャンセル」で示される未処理リクエスト表示承認ボタンとが表示されている。
限定ではなく例として、未処理リクエスト表示取消確認領域DRR1の未処理リクエスト表示取消ボタンがユーザによってタップされる場合、それ以降受信した送金リクエスト情報や送金結果情報には、このユーザ(例えばユーザB.B)との未処理の送金リクエストの一覧は表示されなくなる。
同様に、送金リクエスト情報MC2の未処理リクエスト非表示ボタンがユーザB.Bによってタップされ、未処理リクエスト表示取消確認領域の未処理リクエスト表示取消ボタンが続いてタップされる場合、それ以降受信した送金リクエスト情報や送金結果情報にはユーザA.Aとの未処理の送金リクエストの一覧は表示されなくなる。
なお、未処理リクエスト表示取消確認領域の未処理リクエスト表示取消ボタンがタップされる場合、全てのユーザとの間で、それ以降受信した送金リクエスト情報や送金結果情報には未処理の送金リクエストの一覧は表示されなくなるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
つまり、本実施例では、未処理リクエストを、入力部に対する端末20のユーザの入力に基づいて、非表示にすることができるように構成されている。
なお、上記のようにするのではなく、前述したように、未処理リクエストの表示/非表示の設定を、不図示の設定画面等において行うことができるようにしてもよいし、しなくてもよい。
<第27実施例の効果>
本実施例は、提案者のユーザの端末20は、提案者のユーザ(限定ではなく、端末のユーザの一例と、相手のユーザ(限定ではなく、第1ユーザの一例)とを少なくとも含むトークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)を表示部24に表示する。そして、第1表示と第2表示とは、このトークルームに表示される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、チャットルームへの表示という分かり易い形で、第1情報と第2情報とを端末のユーザに知らせることができる。
また、この場合、トークルームに表示された第2表示を、提案者のユーザによる端末20に対する入力に基づいて非表示とすることもできる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、表示領域のスペースを広く確保することが可能となる。
また、この場合、トークルームは、当事者以外のユーザ(限定ではなく、第3ユーザの一例)を含み、第2表示は、当事者以外のユーザの端末20に表示されるトークルームには表示されるようにすることもできる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2ユーザから端末のユーザに送信された送金依頼に関する、または端末のユーザから第2ユーザへ送信された送金依頼に関する第2情報に基づく第2表示、つまり、送金の当事者のユーザに関する情報を、当事者以外のユーザである第3ユーザが閲覧できないようにすることができる。
また、この場合、当事者以外のユーザの端末20に表示されるトークルームは、第2表示とは異なる、この当事者以外のユーザから送信された送金リクエストに関する送金リクエスト情報、またはこの当事者以外のユーザに送信された送金リクエストに関する送金リクエスト情報に基づく第5表示を含む。そして、第5表示は、提案者のユーザの端末20に表示されるトークルームに表示されないようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2表示とは異なる、第3ユーザから送信された送金依頼に関する、または第3ユーザに送信された送金依頼に関する第5情報に基づく第5表示、つまり、第3ユーザが送金の当事者となる情報を、端末のユーザが閲覧できないようにすることができる。
また、この場合、第1表示は、当事者以外のユーザの端末20に表示されるトークルームに表示されないようにすることができる。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1ユーザから端末のユーザへの送金に関する、または第1ユーザから端末のユーザへ送信された送金依頼に関する第1情報に基づく第1表示、つまり、送金の当事者のユーザに関する情報を、第3ユーザが閲覧できないようにすることができる。
また、本実施例は、第1表示と第2表示とは、提案者のユーザの端末20にインストールされたメッセージングアプリケーションによって表示部24に表示され、メッセージングアプリケーションは、本開示に係るプログラムに含まれる構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末にインストールされたアプリケーションによって、第1表示と第2表示とが端末の表示部に表示されるようにすることができる。
<その他>
上記の実施例では、送金依頼に関する未処理の情報として、受信済み送金リクエスト情報と、送信済み送金リクエスト情報とを例示した。
しかし、これらの情報を送金リマインド情報に置き換えても、上記の実施例と同様の処理を適用可能である。つまり、送金リクエストと送金リマインドとを区別せず、送金依頼に関する未処理の情報として、受信済み送金リマインド情報と、送信済み送金リマインド情報とをそれぞれ適用することもできる。
送金リクエストと送金リマインドとは、同義として取り扱うこともできるためである。
また、送金リクエスト情報と送金リマインド情報とを任意に組み合わせることもできる。つまり、受信済みの情報と送信済みの情報との組合せとして、以下の4通りの組合せを適用可能である。
(1)第1の組合せ
・受信済み:送金リクエスト情報
・送信済み:送金リクエスト情報
この組合せは、上記の実施例で説明した組合せである。
(2)第2の組合せ
・受信済み:送金リクエスト情報
・送信済み:送金リマインド情報
(3)第3の組合せ
・受信済み:送金リマインド情報
・送信済み:送金リクエスト情報
(4)第4の組合せ
・受信済み:送金リマインド情報
・送信済み:送金リマインド情報
1 通信システム
10 サーバ
20 端末
30 ネットワーク

Claims (22)

  1. 端末によって実行されるプログラムであって、
    第1ユーザから前記端末のユーザへの送金依頼、または前記端末のユーザから第1ユーザへの送金依頼に関する第1情報に基づく第1表示と、前記ユーザから前記端末のユーザへの送金依頼、または前記端末のユーザから前記ユーザへの送金依頼に関する第2情報に基づく第2表示とを少なくとも前記端末の表示部に表示することと、
    前記第1表示と前記第2表示とが表示された前記端末に対する入力が行われた場合、前記第1情報と、前記第2情報とに基づく、前記端末のユーザの残高から前記第1ユーザに対して第1金額を送金することに関する、または前記第1ユーザに対して第2金額の送金を依頼することに関する第1処理を前記端末の制御部によって行うことと、
    前記第1処理に基づいて、前記端末のユーザの前記残高から前記第1ユーザに対して送金された前記第1金額の情報、または前記端末のユーザから前記第1ユーザに対して依頼された前記第2金額の情報を前記表示部に表示することとが前記端末によって実行される。
  2. 請求項1に記載のプログラムであって、
    前記第1情報は、前記第1ユーザから前記端末のユーザへの送金依頼に関する情報を含み、
    前記第2情報は、前記端末のユーザから前記第ユーザへの送金依頼に関する情報を含む。
  3. 請求項2に記載のプログラムであって、
    前記第1情報は、送金依頼に関する第金額の情報を含み、
    前記第2情報は、送金依頼に関する第金額の情報を含む。
  4. 請求項3に記載のプログラムであって、
    前記第1処理は、前記第金額と前記第金額とに基づく処理を含む。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のプログラムであって、
    前記第1処理の実行の承認に関する情報を前記端末の通信部によって前記第ユーザの端末に送信することが前記端末によって実行され、
    前記第1処理は、前記承認に関する情報に基づく、前記第ユーザによる前記第1処理の実行の承認に基づいて、前記制御部によって処理が実行される。
  6. 請求項に記載のプログラムであって、
    前記第1情報は、前記端末のユーザから前記第1ユーザへの送金依頼に関する情報を含み、
    前記第2情報は、前記第1ユーザから前記端末のユーザへの送金依頼に関する情報を含み、
    前記第1処理は、前記第金額が前記第金額よりも大きい場合、前記第金額から前記第金額を差し引いた前記金額を前記第1ユーザに送金する処理を含む。
  7. 請求項1に記載のプログラムであって、
    前記第1情報は、送金依頼に関する第金額の情報を含み、
    前記第2情報は、送金依頼に関する第金額の情報を含み、
    前記第1処理は、前記第金額と、前記第金額と、前記端末のユーザの残高とに基づいて前記制御部によって行われる。
  8. 請求項に記載のプログラムであって、
    前記第金額と前記第金額との合計が、前記残高を超え、前記端末のユーザから送金を行う場合、前記第1処理が実行できないことを示す第3表示を前記表示部に表示することが前記端末によって実行される。
  9. 請求項に記載のプログラムであって、
    前記第金額と前記第金額との合計が、前記残高を超え、前記端末のユーザから送金を行う場合、前記残高にチャージすることを示す第4表示を前記表示部に表示することが前記端末によって実行される。
  10. 請求項7から請求項9のいずれか一項に記載のプログラムであって、
    前記第1表示と、前記第2表示と、前記残高のチャージに関する表示、またはローンを行うことに関する表示とを前記表示部に表示することが前記端末によって実行される。
  11. 請求項に記載のプログラムであって、
    前記第1処理の実行に関する第5表示を前記表示部に表示することが前記端末によって実行され、
    前記第5表示は、前記第金額と、前記第金額と、前記残高とに基づいて、表示態様が変更される。
  12. 請求項1に記載のプログラムであって、
    前記第5表示は、前記第金額と前記第金額との合計が、前記残高を超え、前記端末のユーザから送金を行う場合、前記第1処理が実行できないことを示す表示態様で前記表示部に表示される。
  13. 請求項1または請求項1に記載のプログラムであって、
    前記第1処理は、前記端末のユーザによる、前記第5表示に対する入力と、前記第1処理の実行に関する前記第1ユーザの承認に基づいて実行される。
  14. 請求項1から請求項1のいずれか一項に記載のプログラムであって、
    前記第1処理は、前記端末のユーザの残高と、前記第1ユーザの残高とに基づいて処理が実行される。
  15. 請求項1から請求項1のいずれか一項に記載のプログラムであって、
    前記第1処理は、前記第1情報と前記第2情報とを少なくとも含む、前記端末のユーザへの送金依頼、または前記端末のユーザによる送金依頼に関する複数の情報のうち、前記端末のユーザによる前記端末に対する入力に基づいて、前記第1情報と前記第2情報とに基づく処理が実行される。
  16. 請求項1に記載のプログラムであって、
    前記第1処理は、前記端末のユーザの残高に基づいて、前記複数の情報のうち、少なくとも前記第1情報と前記第2情報とが選択され、前記第1情報と前記第2情報とに少なくとも基づく処理を含む。
  17. 請求項1に記載のプログラムであって、
    前記第1処理は、前記第1情報と前記第2情報との金額が合計された、前記第1ユーザから前記端末のユーザへの送金依頼、または前記端末のユーザから前記第1ユーザへの送金依頼に関する第3情報に基づく第6表示を前記表示部に表示する処理を含む。
  18. 請求項1から請求項1のいずれか一項に記載のプログラムであって、
    前記端末のユーザへの送金依頼、または前記端末のユーザによる送金依頼に関する複数の情報のうち、前記端末のユーザの残高に基づいて、少なくとも一つの情報を処理する第2処理を行うことが前記端末によって実行される。
  19. 請求項18に記載のプログラムであって、
    前記第2処理は、前記複数の情報のうち、前記端末のユーザの残高で処理可能な情報を選択する処理を含み、前記選択された情報が処理される。
  20. 請求項1から請求項19のいずれか一項に記載のプログラムであって、
    前記第1処理は、前記第1情報に基づく送金依頼の処理と、前記第2情報に基づく送金依頼の処理とが実行されたことを示す情報を前記表示部に表示することを含む。
  21. 端末の情報処理方法であって、
    第1ユーザから前記端末のユーザへの送金依頼、または前記端末のユーザから第1ユーザへの送金依頼に関する第1情報に基づく第1表示と、前記ユーザから前記端末のユーザへの送金依頼、または前記端末のユーザから前記ユーザへの送金依頼に関する第2情報に基づく第2表示とを少なくとも前記端末の表示部に表示することと、
    前記第1表示と前記第2表示とが表示された前記端末に対する入力が行われた場合、前記第1情報と、前記第2情報とに基づく、前記端末のユーザの残高から前記第1ユーザに対して第1金額を送金することに関する、または前記第1ユーザに対して第2金額の送金を依頼することに関する第1処理を前記端末の制御部によって行うことと、
    前記第1処理に基づいて、前記端末のユーザの前記残高から前記第1ユーザに対して送金された前記第1金額の情報、または前記端末のユーザから前記第1ユーザに対して依頼された前記第2金額の情報を前記表示部に表示することとを含む。
  22. 端末であって、
    第1ユーザから前記端末のユーザへの送金依頼、または前記端末のユーザから第1ユーザへの送金依頼に関する第1情報に基づく第1表示と、前記ユーザから前記端末のユーザへの送金依頼、または前記端末のユーザから前記ユーザへの送金依頼に関する第2情報に基づく第2表示とを少なくとも表示する表示部と、
    前記第1表示と前記第2表示とが表示された前記端末に対する入力が行われた場合、前記第1情報と、前記第2情報とに基づく、前記端末のユーザの残高から前記第1ユーザに対して第1金額を送金することに関する、または前記第1ユーザに対して第2金額の送金を依頼することに関する第1処理を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、前記第1処理に基づいて、前記端末のユーザの前記残高から前記第1ユーザに対して送金された前記第1金額の情報、または前記端末のユーザから前記第1ユーザに対して依頼された前記第2金額の情報を前記表示部に表示する制御を行う。
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