JP7182667B1 - 情報提供装置、情報提供方法及びコンピュータープログラム - Google Patents

情報提供装置、情報提供方法及びコンピュータープログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザーに対して更新後の情報をより適切に提供する情報提供装置、情報提供方法及びプログラムを提供する。【解決手段】複数のユーザー端末、情報通知装置及び情報提供装置が、ネットワークを介して通信する情報提供システムにおいて、情報提供装置30は、ユーザーの現在の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部331と、同種の情報がまだ提供されていない、事象の発生に関する領域内に位置するユーザーを判定する提供対象判定部335と、提供対象判定部335によって判定されたユーザーに対し情報を提供する情報提供部336と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザーに対して有用な情報を提供するための技術に関する。
従来、災害時に緊急情報を迅速かつ容易に送信することで、災害エリアにおいて災害状況を速やかに報知することができる災害状況報知システムが提案されている(例えば特許文献1参照)。このようなシステムでは、エリア毎に設けられたエリア通信手段を用いることによって、災害に関する情報をより迅速に通知することが可能となっている。
特開2009-258915号公報
しかしながら、従来のシステムでは、災害に関する情報に更新があった場合に、適切に情報を通知することが難しかった。例えば、災害に関する警報が通知された後に解除された場合に、警報が通知された時点で特定のエリアに位置していた各ユーザーは、その後に移動する可能性があるため、同じエリアにおいて解除の通知をしたとしても、警報が通知された全てのユーザーに対して適切に解除の通知をすることが難しい場合があった。このような課題は、災害の警報や注意報に限られた課題ではなく、情報を提供する場合全般に共通する課題である。
上記事情に鑑み、本発明は、ユーザーに対して更新後の情報をより適切に提供することを可能にする技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、ユーザーの現在の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、事象の発生に関する領域内に位置するユーザーであって、同種の情報がまだ提供されていないユーザーを判定する提供対象判定部と、前記提供対象判定部によって判定されたユーザーに対し情報を提供する情報提供部と、を備える情報提供装置である。
本発明の一態様は、上記の情報提供装置であって、事象の発生に関する領域内に位置しているユーザーを含むグループを判定するグループ判定部をさらに備え、前記提供対象判定部は、前記領域内に位置するユーザーであって、既に同種の情報が提供されているグループに属していないユーザーを判定する。
本発明の一態様は、上記の情報提供装置であって、事象の発生に関する更新後の領域と、更新前の領域と、の差分に基づいて、既に同種の情報が提供されているグループに属していないユーザーを判定する。
本発明の一態様は、ユーザーの現在の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、事象の発生に関する領域内に位置するユーザーであって、同種の情報がまだ提供されていないユーザーを判定する提供対象判定ステップと、前記提供対象判定ステップにおいて判定されたユーザーに対し情報を提供する情報提供ステップと、を有する備える情報提供方法である。
本発明の一態様は、上記の情報提供装置としてコンピューターを機能させるためのコンピュータープログラムである。
本発明により、ユーザーに対して更新後の情報をより適切に提供することが可能となる。
本発明の情報提供システム100のシステム構成を示す概略ブロック図である。 情報提供装置30の機能構成を示す概略ブロック図である。 提供対象ユーザーの概略を示す図である。 提供対象ユーザーの概略を示す図である。 提供対象ユーザーの概略を示す図である。 情報提供システム100の処理の流れの具体例を示すシーケンスチャートである。 情報提供システム100の処理の流れの具体例を示すシーケンスチャートである。
以下、本発明の具体的な構成例について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の情報提供システム100のシステム構成を示す概略ブロック図である。情報提供システム100は、複数のユーザー端末10、情報通知装置20及び情報提供装置30を備える。各装置は、ネットワーク90を介して通信する。ネットワーク90は、無線通信を用いたネットワークであってもよいし、有線通信を用いたネットワークであってもよい。ネットワーク90は、複数のネットワークが組み合わされて構成されてもよい。
ユーザー端末10は、ユーザーによって携帯される情報処理装置である。ユーザー端末10は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末等の装置である。ユーザー端末10は、自装置の位置情報を取得する。位置情報は、位置を示す情報であればどのように定義されてもよい。例えば、位置情報は、緯度及び軽度を示す情報として定義されてもよい。例えば、位置情報は、予め所定の地表を複数に分割することによって得られる領域を示す識別情報として定義されてもよい。
ユーザー端末10は、例えばGPS(Global Positioning System)等の衛星測位システムを利用することによって自装置の位置情報を取得してもよい。ユーザー端末10は、例えば1又は複数の基地局装置やアクセスポイントと無線通信することによって、自装置の位置情報を取得してもよい。ユーザー端末10が自装置の位置情報を取得するための仕組みは、どのようなものが使用されてもよい。ユーザー端末10は、自装置の位置情報を所定のタイミングで情報提供装置30に送信する。所定のタイミングは、例えば予め定められた周期(例えば1分ごと、10分ごと、1時間ごと)であってもよいし、位置が変化したタイミングであってもよいし、どのようなタイミングであってもよい。
ユーザー端末10は、情報提供装置30から提供情報を受信する。ユーザー端末10は、受信された提供情報をユーザーに対して出力する。提供情報の出力は、例えば文字や画像が表示装置に表示されることによって行われてもよいし、例えば音声がスピーカーから出力されることによって行われてもよいし、どのような態様で行われてもよい。
情報通知装置20は、所定の出来事の発生を他の装置に通知する情報処理装置である。情報通知装置20は、例えば、所定の大きさ以上の地震が発生した場合には、発生した地震に関する情報を他の装置に通知する。より具体的には、情報通知装置20は、緊急地震速報(予報)や緊急地震速報(警報)を通知してもよい。例えば、情報通知装置20が送信する情報には、地震の発生時刻、揺れの大きさを表す値(例えば震度)、その震度の揺れが予想される領域を示す情報が含まれていてもよい。領域を示す情報は、例えば予め陸地や海などを複数の領域に分割しておき、分割されたどの領域であるかを示す識別情報として定義されてもよい。
情報通知装置20は、例えば、所定の条件を満たす自然現象(例えば、気象に関する現象)が生じた場合には、防災に関する情報を他の装置に通知する。より具体的には、情報通知装置20は、防災気象情報を通知してもよい。情報通知装置20は、気象に関する特別警報、警報、注意報又は早期注意情報を通知してもよい。例えば、情報通知装置20が送信する情報には、発生しうる自然現象の種別又は規模を示す情報と、そのような自然現象が生じうる地域を示す情報が含まれていてもよい。
情報提供装置30は、パーソナルコンピューターやサーバー装置等の情報処理装置を用いて構成される。図2は、情報提供装置30の機能構成を示す概略ブロック図である。情報提供装置30は、通信部31、記憶部32及び制御部33を備える。
通信部31は、通信インターフェースを用いて構成される。通信部31は、無線通信又は有線通信でネットワーク90に接続し、他の装置との間でデータ通信する。
記憶部32は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。記憶部32は、制御部33によって記録されるデータを記憶する。記憶部32に記憶されているデータは、制御部33によって読み出される。記憶部32は、例えば位置情報記憶部321、領域情報記憶部322及びグループ情報記憶部323として機能する。
位置情報記憶部321は、各ユーザー端末10から送信された位置情報を記憶する。領域情報記憶部322は、制御部33によって判定された領域を示す情報(以下「領域情報」という。)を記憶する。グループ情報記憶部323は、制御部33によって判定されたグループに関する情報(以下「グループ情報」という。)を記憶する。
制御部33は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーとメモリとを用いて構成される。制御部33は、CPUがプログラムを実行することによって、位置情報取得部331、条件判定部332、対象領域判定部333、グループ情報判定部334、提供対象判定部335及び情報提供部336として機能する。なお、制御部33の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されても良い。プログラムは、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されても良い。コンピューター読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM、半導体記憶装置(例えばSSD:Solid State Drive)等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスクや半導体記憶装置等の記憶装置である。プログラムは、電気通信回線を介して送信されても良い。
位置情報取得部331は、ユーザー端末10から、ユーザー識別情報と位置情報とを取得する。ユーザー識別情報は、例えば送信元のユーザー端末10を示す識別情報であってもよいし、ユーザーそのものを示す識別情報であってもよい。ユーザー識別情報は、例えばユーザー端末10が備えるハードウェア(例えばSIMカードや端末装置)に予め付与されている識別情報であってもよい。ユーザー識別情報は、ユーザー端末10にインストールされているアプリケーションにおいて付与されている識別情報であってもよい。ユーザー識別情報は、ユーザーに付与されている識別情報(例えばユーザーID、電話番号、メールアドレス)であってもよい。位置情報取得部331は、取得されたユーザー識別情報及び位置情報を、それらの情報が取得された日時を示す情報と対応づけて位置情報記憶部321に記録する。
条件判定部332は、ユーザーに対して情報を提供することを示す所定の条件(以下「提供条件」という。)が満たされたか否か判定する。提供条件は、例えば情報通知装置20から情報が通知されたことであってもよい。提供条件は、例えば所定の震度以上を示す地震に関する情報が情報通知装置20から通知されたことであってもよい。提供条件は、例えば所定の規模以上の災害に関する情報が情報通知装置20から通知されたことであってもよい。このほか、提供条件はどのように定義されてもよい。
対象領域判定部333は、提供条件を満たした事象(例えば地震、や気象などの自然現象)が影響を及ぼす領域(以下「対象領域」という。)を判定する。例えば、対象領域判定部333は、提供条件が満たされた際に情報通知装置20から通知された情報に含まれる情報に基づいて対象領域を判定してもよい。例えば、情報通知装置20から通知される情報に、地震等の自然現象が生じうる領域を示す情報が含まれている場合には、その領域が対象領域として判定されてもよい。対象領域判定部333は、判定された対象領域を示す情報(以下「領域情報」という。)を領域情報記憶部322に記録する。
グループ情報判定部334は、同種の情報が提供されるユーザーが含まれるグループを示す情報(以下「グループ情報」という。)を判定する。例えば、河川の氾濫の警報が出された場合、その警報の対象となっている領域(対象領域)に位置しているユーザーには、警報を示す情報が提供される。その際に、同じタイミングで警報が提供されたユーザーを含むグループの情報が、一つのグループ情報として判定される。グループ情報判定部334は、判定したグループを、そのグループに関連する事象(地震等の自然現象)を示す情報と対応付けてグループ情報記憶部323に記録する。事象を示す情報には、例えば事象の種別(例えば、地震、津波、大雨など)と、その事象に関する情報が通知された日時(例えば、警報が発令された日時、緊急地震速報が通知された日時など)とを含んでもよい。また、所定の出来事の規模(例えば震度、警戒レベル)毎にグループが分けられてもよい。例えば、所定の出来事が台風である場合には、その到達予想日時毎(例えば1時間毎)にグループが分けられてもよい。
提供対象判定部335は、情報が提供される対象となるユーザー(以下「提供対象ユーザー」という。)を判定する。図3~図5は、提供対象ユーザーの概略を示す図である。図3~図5において、内側にa~gのアルファベットを有する丸は、ユーザーの位置を示している。なお、以下の説明では、説明の簡便のために大雨警報の発令を例にとって説明するが、当然ながら提供される情報は大雨警報に限定される必要は無いし、事象も大雨に限定される必要は無い。
図3において、領域91が対象領域である。例えば、対象領域91が、大雨警報発令の領域として判定されたとする。この場合、対象領域91内に位置するユーザーc及びユーザーdが提供対象ユーザーとして判定される。そして、ユーザーc及びユーザーdには、発令された大雨警報に関する情報が提供される。
図4において、新たに対象領域92が判定されている。対象領域92は、対象領域91に対して大雨警報が発令された後にその対象領域が更新(この場合は拡大)された領域を示す。従来技術であれば、対象領域92内に位置する全てのユーザー(c,d,e,g)に対して大雨警報に関する情報が提供されたが、本実施形態では大雨警報に関する情報が提供されるユーザーは従来とは異なる。本実施形態には、二つの実装態様がある。
(第1実装態様)
既に対象領域として判定されて情報が提供されている領域91と、更新後の対象領域92との差分の領域に含まれるユーザーに対して情報が提供される。差分の領域に位置するユーザーが、まだ情報の提供を受けていないユーザーである場合には、それらのユーザーに対して情報が提供される。逆に、既に対象領域として判定されて情報が提供されている領域91のユーザーに対しては情報が提供されない。そのため、図4の例では、ユーザーd、e及びgに対して情報が提供される。
このように構成されることによって、既に同種の情報(この場合は大雨警報)の通知を受けているユーザーcには、重複して情報が提供されることを防止できる。そのため、ユーザーcにおいて、何度も同じような情報が通知されてしまうことを防止できる。このことにより、異なる情報が届く場合にはユーザーcの目に届きやすくなる。すなわち、同種の情報が幾度となく繰り返されて通知されると、そのような情報の通知に慣れてしまって関心が低下してしまうことがあり、重要な新たな情報が通知された際に気がつきにくくなってしまうという問題がある。上述した動作が行われることでこのような問題を解決することが可能となる。以上で、図4における第1実装態様の説明を終える。
(第2実装態様)
更新後の対象領域92に含まれるユーザーであって、且つ、既に情報が提供されているグループには含まれていないユーザーに対して情報が提供される。更新後の対象領域92に含まれるユーザーが、まだ情報の提供を受けていないユーザー(過去にグループに属していないユーザー)である場合には、それらのユーザーに対して情報が提供される。逆に、既にグループに属するユーザーとして判定されて情報が提供されているユーザーに対しては情報が提供されない。そのため、図4の例では、ユーザーe及びgに対して情報が提供される。
このように構成されることによって、既に同種の情報(この場合は大雨警報)の通知を受けているユーザーc及びユーザーdには、重複して情報が提供されることを防止できる。そのため、ユーザーc及びユーザーdにおいて、何度も同じような情報が通知されてしまうことを防止できる。このことにより、異なる情報が届く場合にはユーザーc及びユーザーdの目に届きやすくなる。すなわち、同種の情報が幾度となく繰り返されて通知されると、そのような情報の通知に慣れてしまって関心が低下してしまうことがあり、重要な新たな情報が通知された際に気がつきにくくなってしまうという問題がある。上述した動作が行われることでこのような問題を解決することが可能となる。以上で、図4における第2実装態様の説明を終える。
次に図5を用いて説明する。図5において、新たに対象領域93が判定されている。対象領域93は、対象領域91及び対象領域92に対して大雨警報が発令された後にその対象領域が更新(この場合は縮小)された領域を示す。従来技術であれば、対象領域93内に位置する全てのユーザー(c及びe)に対して大雨警報に関する情報が提供されたが、本実施形態では大雨警報及び解除に関する情報が提供されるユーザーは従来とは異なる。上述したように二つの実装態様について説明する。
(第1実装態様)
既に対象領域として判定されて情報が提供されている領域91及び領域92と、更新後の対象領域93との差分の領域に含まれるユーザーに対して情報が提供される。差分の領域に位置するユーザーが、既に情報の提供を受けているユーザーである場合には、それらのユーザーに対して対象領域から外れた旨の情報(例えば大雨警報が解除された旨の情報)が提供される。逆に、既に対象領域として判定されて情報が提供されている領域93のユーザーに対しては情報が提供されない。そのため、図5の例では、ユーザーdに対して解除された旨の情報が提供される。以上で、図5における第1実装態様の説明を終える。
(第2実装態様)
更新後の対象領域93に含まれるユーザーであって、且つ、既に情報が提供されているグループには含まれていないユーザーに対して情報が提供される。図5の場合は、ユーザーaが移動することによって領域91及び領域93の両方に属しており、ユーザーaはまだ情報の提供を受けていないユーザー(過去にグループに属していないユーザー)であるため、ユーザーaに対して情報が提供される。一方で、領域91~93のいずれにも属していないが、ユーザーgは情報の提供を受けたユーザー(過去にグループに属していたユーザー)であり、情報の提供を受けた時点に位置していた場所は領域93から外れているため、解除された旨の情報が提供される。以上で、図5における第2実装態様の説明を終える。
情報提供部336は、提供対象判定部335によって判定された提供対象ユーザーに対し、情報を提供する。情報提供部336によって提供される情報は、例えば条件判定部332によって判定された条件に関連する事象の情報である。言い換えれば、情報提供部336によって提供される情報は、例えば対象領域判定部333によって判定された領域に関する事象の情報である。例えば、地震速報や警報や注意報などの情報が提供対象ユーザーに提供される。
情報提供部336は、情報通知装置20から通知される情報のうち、提供対象ユーザーの位置に関連する情報を、提供対象ユーザーに対して提供してもよい。例えば、緊急地震速報(予報)や緊急地震速報(警報)が提供されてもよい。例えば、地震の発生時刻、提供対象ユーザーの位置における揺れの大きさを表す値(例えば震度)が提供されてもよい。
また、提供対象ユーザーの位置に応じて避難経路に関する情報が提供されてもよい。例えば、地震が発生して津波警報が通知されている場合には、各提供対象ユーザーの位置から、所定の高さ以上の場所のうちユーザーが津波到来の前に到達可能な場所を示す情報や、その場所へ至るための避難経路を示す情報が通知されてもよい。このような場合には、予め各地における津波の避難場所を示す情報が情報提供装置30に予め記憶されていてもよいし、他の装置から避難場所を示す情報が情報提供装置30へ提供されてもよい。
また、垂直方向へ避難すべきか、水平方向へ避難すべきかを示す情報が通知されてもよい。どちらの方向へ避難すべきかについては、例えば提供対象ユーザーの現在位置(特に、現在位置の建物)や、生じた災害の種別に応じて情報提供部336によって判定されてもよい。
また、情報提供部336は、提供対象ユーザーに対して単に情報通知装置20から通知された情報をそのまま提供するのではなく、提供対象ユーザーの位置に応じて情報を加工して提供してもよい。例えば、情報通知装置20から通知された出来事の危険の程度を示す情報について、提供対象ユーザーの位置の標高(海抜)が所定の高さよりも低い場合や、河川又は海からの距離が所定の長さよりも短い場合には、危険の程度をさらに上げて提供対象ユーザーに対して提供されてもよい。
また、情報提供部336は、提供対象ユーザーに対して単に情報通知装置20から通知された情報をそのまま提供するのではなく、提供対象ユーザーの避難経路における交通の状況や、提供ユーザーが利用している移動手段に応じて情報を加工して提供してもよい。例えば、情報通知装置20から通知された出来事の危険の程度を示す情報について、提供対象ユーザーの避難経路における交通が所定の閾値を超えて混雑している場合や、利用している移動手段が停止しており復旧の目処を示す情報が提供されていない場合には、危険の程度をさらに上げて提供対象ユーザーに対して提供されてもよい。
また、情報提供部336は、提供対象ユーザーに対して単に情報通知装置20から通知された情報をそのまま提供するのではなく、提供対象ユーザーの属性情報に応じて情報を加工して提供してもよい。例えば、情報通知装置20から通知された出来事の危険の程度を示す情報について、提供対象ユーザーの属性情報が、ユーザーが迅速に移動することができないことを示す所定の条件を満たす場合(例えば、高齢者、車椅子利用者、歩行困難者、などの条件)には、危険の程度をさらに上げて提供対象ユーザーに対して提供されてもよい。
図6は、情報提供システム100の処理の流れの具体例を示すシーケンスチャートである。まず、ユーザー端末10は、自装置の位置情報を取得する(ステップS101)。その後、ユーザー端末10は、取得された自装置の位置情報を情報提供装置30に送信する。情報提供装置30は、ユーザー端末10から位置情報を取得すると、取得された位置情報を、ユーザー識別情報と対応付けて記録する(ステップS102)。
図7は、情報提供システム100の処理の流れの具体例を示すシーケンスチャートである。まず、情報提供装置30は、所定のタイミングで提供条件が満たされたか否か判定する(ステップS201)。提供条件が満たされていない場合には(ステップS201-NO)、情報提供装置30は、次のタイミングまで待機する。一方、提供条件が満たされた場合には(ステップS201-YES)、情報提供装置30は、満たされた提供条件に関する事象について対象領域を判定し(ステップS202)、判定された対象領域を記録する(ステップS203)。
次に、情報提供装置30は、満たされた提供条件に関する事象について対象領域に基づいてグループ情報を判定し(ステップS204)、判定されたグループ情報を記録する(ステップS205)。
次に、情報提供装置30は、満たされた提供条件に関する事象について提供対象ユーザーを判定し(ステップS206)、判定された提供対象ユーザーに対して提供情報を送信する(ステップS207)。ユーザー端末10は、提供情報を受信すると、受信された提供情報を出力する(ステップS208)。
このように構成された情報提供システム100では、ユーザーに対して更新後の情報をより適切に提供することが可能となる。具体的には以下の通りである。情報提供システム100では、ユーザーについてグループが判定され、たとえ対象領域内に位置しているユーザーであったとしても、過去に同種の情報が提供されたグループに属しているユーザーに対しては、情報が提供されない。そのため、同一のユーザーに対して同種の情報が繰り返し提供されてしまうことを防止できる。そのため、ユーザーには、新たな更新後の情報が届いた際にその情報に気づきやすい環境が提供される。
(変形例)
提供される情報は、上述したようなものに限定される必要は無い。例えば、花粉、黄砂、PM2.5等の空中の浮遊物に関する情報が提供されてもよいし、熱中症や降雨に関する情報が提供されてもよい。花粉に関する情報が提供される場合には、提供対象ユーザーの症状に関連する種別の花粉に関する情報のみが、そのユーザーに対して提供されてもよい。また、熱中症に関する情報が提供される場合には、提供対象ユーザーの年齢、身体状況等に応じて、所定の条件における閾値が変更されてもよい。また、熱中症に関する情報が提供される場合には、提供される情報が熱中症対策に関連する商品又はサービスに利用可能なクーポンのデータを含んでもよい。
情報提供部336は、ユーザー端末10を有しているユーザーとは異なるユーザーに対し、ユーザー端末10有しているユーザーの位置に応じた情報を提供してもよい。例えば、ユーザー端末10を有しているユーザーが子供である場合には、その保護者に対して情報が提供されてもよい。例えば、ユーザー端末10を有しているユーザーが高齢者であり場合うには、所定の家族の者やケアマネージャー等の所定の者に対して情報が提供されてもよい。情報提供部336は、ユーザー端末10を有しているユーザーではなく、他のシステムに対して、ユーザー端末10有しているユーザーの位置に応じた情報を提供してもよい。このように構成されることで、他のシステムにおいて災害の状況などを示す情報を生成することが可能となる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
100…情報提供システム, 10…ユーザー端末, 20…情報通知装置, 30…情報提供装置, 31…通信部, 32…記憶部, 321…位置情報記憶部, 322…領域情報記憶部, 323…グループ情報記憶部, 33…制御部, 331…位置情報取得部, 332…条件判定部, 333…対象領域判定部, 334…グループ情報判定部, 335…提供対象判定部, 336…情報提供部

Claims (5)

  1. ユーザーの現在の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、
    事象の発生に関する領域内に位置するユーザーであって、同種の情報がまだ提供されていないユーザーを判定する提供対象判定部と、
    前記提供対象判定部によって判定されたユーザーに対し情報を提供する情報提供部と、を備え
    前記提供対象判定部は、事象の発生に関する更新後の領域と、更新前の領域と、の差分に基づいて、既に同種の情報が提供されているグループに属していないユーザーを判定する、情報提供装置。
  2. ユーザーの現在の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、
    事象の発生に関する領域内に位置するユーザーであって、同種の情報がまだ提供されていないユーザーを判定する提供対象判定部と、
    前記提供対象判定部によって判定されたユーザーに対し情報を提供する情報提供部と、
    事象の発生に関する領域内に位置しているユーザーを含むグループを判定するグループ判定部と、を備え、
    前記提供対象判定部は、前記領域内に位置するユーザーであって、既に同種の情報が提供されているグループに属していないユーザーを判定し、
    前記情報提供部は、提供対象のユーザーの属性情報に応じて前記情報を加工して提供する、情報提供装置。
  3. ユーザーの現在の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    事象の発生に関する領域内に位置するユーザーであって、同種の情報がまだ提供されていないユーザーを判定する提供対象判定ステップと、
    前記提供対象判定ステップにおいて判定されたユーザーに対し情報を提供する情報提供ステップと、を有し、
    前記提供対象判定ステップにおいて、事象の発生に関する更新後の領域と、更新前の領域と、の差分に基づいて、既に同種の情報が提供されているグループに属していないユーザーを判定する、情報提供方法。
  4. ユーザーの現在の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    事象の発生に関する領域内に位置するユーザーであって、同種の情報がまだ提供されていないユーザーを判定する提供対象判定ステップと、
    前記提供対象判定ステップにおいて判定されたユーザーに対し情報を提供する情報提供ステップと、
    事象の発生に関する領域内に位置しているユーザーを含むグループを判定するグループ判定ステップと、を有し、
    前記提供対象判定ステップにおいて、前記領域内に位置するユーザーであって、既に同種の情報が提供されているグループに属していないユーザーを判定し、
    前記情報提供ステップにおいて、提供対象のユーザーの属性情報に応じて前記情報を加工して提供する、情報提供方法。
  5. 請求項1又は2に記載の情報提供装置としてコンピューターを機能させるためのコンピュータープログラム。
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