JP7181475B2 - 加湿装置 - Google Patents
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Description
実施形態に係る加湿装置(30)は、空気処理装置としての空気調和装置(10)に設けられる。本実施形態の加湿装置(30)は、出荷前の空気調和装置(10)に予め設けられる。加湿装置(30)は、既設の空気調和装置(10)に後から取り付け可能な付加ユニットであってもよい。
図1に示す空気調和装置(10)は、いわゆるエアハンドリングユニットである。空気調和装置(10)は、空調した空気を、ダクトを介して対象空間へ供給する。
加湿装置(30)は、給水部(32)、吸水部材(31)、ドレンパン(33)、および排水管(34)を有する。ドレンパン(33)および排水管(34)は、吸水部材(31)からの排水が流れる排水経路(35)を構成する。
空気調和装置(10)の運転動作について説明する。空気調和装置(10)は、少なくとも、送風運転、冷房運転、および暖房運転を切り換えて行う。これらの運転は、ユーザの操作に伴い実行される。具体的には、ユーザが冷房運転、暖房運転、送風運転のいずれかを実行させる操作を行うと、制御部(50)にこれらの運転を実行するための指令(以下、これらの指令を総称して運転指令という)が入力される。制御部(50)は、この運転指令を受けてファン(24)、第1弁(22c)、第2弁(23c)を制御する。運転指令は、接点信号に基づいてもよいし、デジタル信号に基づいてもよい。なお、各運転を実行するためのユーザの操作は、タイマなどによりこれらの運転を自動的に開始させる時間を設定する操作も含む。
送風運転では、制御部(50)がファン(24)を運転させ、第1弁(22c)および第2弁(23c)を閉じる。吸込口(12)からケーシング(11)内に取り込まれた空気は、フィルタ(21)を通過した後、冷却および加熱されることなく吹出口(13)を流出し、対象空間へ供給される。
冷房運転では、制御部(50)がファン(24)を運転させ、第1弁(22c)を開け、第2弁(23c)を閉じる。第1コイル(22)には冷水が供給される。吸込口(12)からケーシング(11)内に取り込まれた空気は、フィルタ(21)を通過した後、第1コイル(22)で冷却される。冷却された空気は吹出口(13)を流出し、対象空間へ供給される。
暖房運転では、制御部(50)がファン(24)を運転させ、第1弁(22c)を閉じ、第2弁(23c)を開ける。第2コイル(23)には温水が供給される。吸込口(12)からケーシング(11)内に取り込まれた空気は、フィルタ(21)を通過した後、第2コイル(23)で加熱される。加熱された空気は吹出口(13)を流出し、対象空間へ供給される。
加湿装置(30)は、加湿運転モードが実行されているときに給水動作を行う。加えて、加湿装置(30)は、加湿運転モードが実行されていないときにも、吸水部材(31)の湿り度合いに応じて給水動作を行う。加湿装置(30)に関する動作の詳細について図3~図7を参照しながら詳細に説明する。
図4に示すように、加湿運転モードでは、ステップST11において、推定部(51)が第2絶対湿度(A2)と第1絶対湿度(A1)との差(湿度差ΔA=A2-A1)を算出する。ステップST12において、推定部(51)は、湿度差ΔAに基づいて吸水部材(31)の湿り度合いを推定する。
図5に示すように、非加湿運転モードでは、ステップST21において、推定部(51)が第2絶対湿度(A2)と第1絶対湿度(A1)との差(湿度差ΔA=A2-A1)を算出する。ステップST22において、推定部(51)は、湿度差ΔAに基づいて吸水部材(31)の湿り度合いを推定する。
制御部(50)に停止指令が入力されると、図6に示す終了時制御が実行される。終了時制御では、加湿運転モードおよび非加湿運転モードの終了直後において、吸水部材(31)の乾燥を抑制するための制御である。終了時制御の開始時には、未だファン(24)が運転中である。
図7に示す停止時制御は、空気調和装置(10)の停止中に実行される。言い換えると、制御部(50)に運転指令および加湿指令が入力されていないときに、停止時制御が実行される。
実施形態では、加湿運転モードが実行されていないときに、制御部(50)が吸水部材(31)の湿り度合いに応じて給水部(32)に給水動作を実行させる。具体的には、吸水部材(31)の湿り度合いが所定値以下になると、制御部(50)が給水部(32)に給水動作を実行させる。このため、加湿運転モードが実行されていないときに、吸水部材(31)が乾燥することを抑制でき、吸水部材(31)でスケールが発生することを抑制できる。
(A)実施形態の停止時制御(図7)において、ファン(24)を運転させずに推定部(51)が湿り度合いを推定してもよい。空気調和装置(10)の吸込口(12)は室外と連通するため、室外空気が吸込口(12)を介して空気通路(15)に流れ込みやすい。また、給気ダクトに他の換気装置や空気調和装置が接続されることもある。このため、ファン(24)の停止時であっても、空気が空気通路(15)を流れやすい。よって、湿度差ΔAを用いることで、推定部(51)は吸水部材(31)の湿り度合いを推定できる。
上記実施形態については、以下のような変形例の構成としてもよい。
図8に示す変形例1の加湿装置(30)は、撮像装置(45)を備える。撮像装置(45)は、カメラ(46)と、光源(47)とを含む。カメラ(46)と光源(47)は一体であってもよいし、別体であってもよい。カメラ(46)のレンズは、図8の破線矢印で示すように、斜め下方を向いている。本例のカメラ(46)のレンズは、空気流れの上流側を向いているが、空気流れの下流側を向いてもよい。カメラ(46)は、風があたりにくいように、空気通路(15)の下部に配置される。
(1-A)推定モデル(M)は、「教師なし学習」により生成することもできる。この場合、ニューラルネットワークは、クラスタリングにより、互いに類似する入力データ(画像データ)が同じ分類となるように、複数の入力データを複数の分類にグループ化する学習動作を繰り返す。これにより、教師データを用いることなく、推定モデル(M)を生成することも可能である。
変形例2の加湿装置では、推定部(51)が、給水動作の終了時点からの経過時間に基づいて、吸水部材(31)の湿り度合いを推定する。
(2-A)変形例2に係る湿り度合いの推定方法を、非加湿運転モードおよび終了時制御の少なくとも一方に適用してもよい。
図11に示す変形例3の加湿装置(30)は、冷却部である冷却管(48)を有している。冷却管(48)は、給水動作において吸水部材(31)へ供給される水を冷却する。冷却管(48)には、第4弁(48a)が接続される。第4弁(48a)は電磁開閉弁である。冷却管(48)は、吸水部材(31)の側面に沿うように配置される。冷却管(48)は、第1コイル(22)または第1配管(22a)から分岐する配管であってもよい。
(3-A)冷却部(48)は、吸水部材(31)に供給される水を冷却することで、間接的に吸水部材(31)を冷却するものであってもよい。この場合、冷却部(48)は、給水管(32a)を流れる水を冷却してもよい。
図12に示す変形例4の加湿装置(30)は、殺菌成分生成部(60)を備えている。殺菌成分生成部(60)は、給水管(32a)に接続される。殺菌成分生成部(60)は、水中で放電を行うことで水酸ラジカルを生成する。水酸ラジカルは、菌の繁殖を抑制する成分となる。なお、殺菌成分生成部(60)は、電気分解により菌の繁殖を抑制する成分を生成してもよい。
上述した各実施形態、および各変形例においては、適用可能な範囲において以下の構成としてもよい。
加湿装置(30)は、換気装置や空気清浄機などの他の空気処理装置に設けられてもよい。
31 吸水部材
31a 除菌部
32 給水部
35 排水経路
45 撮像装置
48 冷却管(冷却部)
50 制御部
51 推定部
Claims (7)
- 吸水部材(31)と、前記吸水部材(31)に水を供給する給水動作を行う給水部(32) とを備え、ユーザの操作に伴い加湿運転モードが実行されるときに前記吸水部材(31)によって空気を加湿する加湿装置であって、
前記吸水部材(31)の湿り度合いを推定する推定部(51)と、
前記加湿運転モードが実行されていないときに、前記推定部(51)で推定した前記湿り度合いに応じて、前記給水部(32)に前記給水動作を実行させる制御部(50)と、
前記吸水部材(31)が配置されるとともに、空気が流れる空気通路(15)とを備え、
前記推定部(51)は、前記空気通路(15)における前記吸水部材(31)の空気流れの下流側の空気の湿度と、前記空気通路(15)における前記吸水部材(31)の空気流れの上流側の空気の湿度との差に基づいて前記湿り度合いを推定する加湿装置。 - 吸水部材(31)と、前記吸水部材(31)に水を供給する給水動作を行う給水部(32) とを備え、ユーザの操作に伴い加湿運転モードが実行されるときに前記吸水部材(31)によって空気を加湿する加湿装置であって、
前記吸水部材(31)の湿り度合いを推定する推定部(51)と、
前記加湿運転モードが実行されていないときに、前記推定部(51)で推定した前記湿り度合いに応じて、前記給水部(32)に前記給水動作を実行させる制御部(50)と、
前記吸水部材(31)からの排水が流れる排水経路(35)と、
前記排水経路(35)を撮像する撮像装置(45)とを備え、
前記推定部(51)は、前記撮像装置(45)が取得した画像データに基づき、前記湿り度合いを推定する加湿装置。 - 吸水部材(31)と、前記吸水部材(31)に水を供給する給水動作を行う給水部(32) とを備え、ユーザの操作に伴い加湿運転モードが実行されるときに前記吸水部材(31)によって空気を加湿する加湿装置であって、
前記吸水部材(31)の湿り度合いを推定する推定部(51)と、
前記加湿運転モードが実行されていないときに、前記推定部(51)で推定した前記湿り度合いに応じて、前記給水部(32)に前記給水動作を実行させる制御部(50)とを備え、
前記推定部(51)は、前記給水動作の終了時点からの経過時間に基づいて、前記湿り度合いを推定する加湿装置。 - 請求項1~3のいずれか1つにおいて、
前記吸水部材(31)に供給される水は、水道水である加湿装置。 - 請求項1~4のいずれか1つにおいて、
前記吸水部材(31)に供給される水は、菌の繁殖を抑制する成分を含む加湿装置。 - 請求項1~5のいずれか1つにおいて、
前記吸水部材(31)は、前記水が付着することで除菌機能を発揮する除菌部(31a)を含む加湿装置。 - 請求項1~6のいずれか1つにおいて、
前記給水動作において、前記吸水部材(31)を冷却する冷却部(48)をさらに備える加湿装置。
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