JP7179069B2 - 洗浄槽の昇降が可能なモップ洗浄装置 - Google Patents

Description

本発明は、清掃用具技術分野に属し、洗浄槽の昇降が可能なモップ洗浄装置に関する。

中国特許公開（公告）番号第ＣＮ１０７４５６１８０Ａ号のフラットモップを圧迫する清掃用具は、バケツと、フラットモップと、を含み、前記フラットモップがモップハンドルと、前記モップハンドル上に枢結されるフラットモップヘッドと、を含み、前記フラットモップヘッド上に拭布が設けられ、前記バケツは独立した脱水エリアと、独立した洗浄 エリアと、を備え、前記脱水エリアと洗浄エリアはそれぞれ２つの異なる位置にあり；前記バケツ上にモップリンガーが取り付けられ、洗浄及び脱水する際は、前記フラットモップヘッドを回転させて、洗浄及び脱水ができる状態にし、かつ前記フラットモップヘッドとモップハンドルとの間が位置決め装置により前記フラットモップヘッドを洗浄及び脱水 ができる状態に維持させることができ；床を拭く時前記フラットモップヘッドは前記位置決め装置のから外れて回転して床を拭ける状態になる。

上記技術構成でモップを洗浄する際、モップを洗浄エリアから脱水エリアに移動させる必要があり、移動させる際にモップに含まれる液体はバケツの外部に非常に飛び散りやす く、そのため床の二次汚染を引き起こしていた。

本発明の目的は、従来技術に存在する上記の欠陥や不足を克服するため、構造設計が合理的で、洗いと水切りを実現できる洗浄槽の昇降が可能なモップ洗浄装置を提供することである。

本発明は、上記課題を解決するために、次の技術構成を用いた。洗浄槽の昇降が可能なモップ洗浄装置であって、水切りワイパーと、大容器と、小容器と、大容器と小容器との間に設けられた昇降機構と、を含み、小容器は昇降機構を介して大容器に対して相対的に昇降し；前記小容器が低位置にある時、大容器の水位は小容器の注水口よりも高く；前記小容器が高位置にある時、大容器の水位は小容器の注水口よりも低く；前記水切りワイパーは、大容器又は／及び小容器に設けられる。

さらに言えば、前記小容器は、大容器内に設けられる。

さらに言えば、前記小容器は、ホースを介して大容器に連通される。

さらに言えば、前記昇降機構は、大容器に対して固設された傾斜路と、小容器に設けられたスプールと、を含み、スプールは傾斜路に配置される。

さらに言えば、前記小容器の開口端に水切りワイパー及び水流出口が設けられ、水切りワイパーと水平線とのなす角は、鈍角であり、水切りワイパーが水流出口部に配置される。

さらに言えば、前記小容器に摺動溝が設けられ、前記水切りワイパーの両端は摺動溝に設けられ、摺動溝の傾斜方向は、前記モップが摺動溝の低位置側に近接するように配置さ れる。

さらに言えば、前記小容器の開口端にはテーパー状に広がるフレア部を有し、水流出口が前記フレア部に設けられ、水切りワイパーが水流出口部の上方に配置される。

さらに言えば、前記傾斜路は、大容器を一周するよう波状に設けられる。

さらに言えば、前記傾斜路は、傾斜溝である。

本発明は、従来技術に対比すると、以下の利点を有する。本発明の技術構成を採用した 場合、モップを移動させることなく、同一のエリアで洗浄と脱水を実現することができ、従来技術に比べて、モップを移動させる必要がないため、操作が便利で、清潔性が高く、 効率的である等の利点を有する。

本実施例の構造を示す図である。 図１に示すＡ－Ａ線断面図である。 図１に示すＢ－Ｂ線断面図である。 本実施例の小容器が低位置にある場合の構造を示す図である。 本実施例の小容器が高位置にある場合の構造を示す図である。 本実施例のスプール及び傾斜路での移動トラックの構造を示す図である。

以下、添付図面を基に、実施例を通じて本発明を詳細に説明する。下記実施例は、あくまでも本発明の技術内容を明らかにするものであって、本発明が下記実施例に限定されるものではない。

図１乃至図６に示すように、本実施例に係る洗浄槽の昇降が可能なモップ洗浄装置は、大容器１と、小容器２と、水切りワイパー３と、大容器１と小容器２との間に設けられた昇降機構と、を含み、小容器２が昇降機構を介して大容器１に対して昇降し；前記小容器２に注水口２０が設けられ、前記小容器２が低位置にある時、大容器１の水位は、小容器２の注水口２０よりも高く、この場合大容器１から小容器２へ注水され；前記小容器２が高位置にある時、大容器１の水位は小容器２の注水口２０よりも低く、この場合大容器１から小容器２への注入が停止され；この時の小容器２は、洗浄槽であり、モップヘッド４を小容器２に浸して洗い、その後モップヘッド４を水切りワイパー３で水を切るとモップヘッド４の液体を掻き取り、前記水切りワイパー３が大容器１又は小容器２に設けられる。

本実施例の前記小容器２は、大容器１内に設けられることが好ましい。小容器２が低位置にある時、大容器１の水は、注水口２０を経由して小容器２に直接注がれる。

本実施例の前記昇降機構は、大容器１に対して固設された傾斜路１１と、小容器２に設けられたスプール２２と、を含み、スプール２２が傾斜路１１に配置され、傾斜路１１のトラックに沿って移動し、前記小容器２が回転するとスプール２２がフレア部に沿って摺動して昇降する。使用者は、モップヘッド４を小容器２に入れ、モップハンドルを操作することによって小容器２を回転させることで、小容器２の昇降を実現する。

本実施例の前記小容器２の開口端に水切りワイパー３及び水流出口２０’が設けられ、水切りワイパー３と水平線とのなす角αは鈍角であり、すなわち、水切りワイパー３は水平方向に対して傾斜し、モップヘッド４が下に移動すると、水切りワイパー３の上側にお いて、水が水切りワイパー３の上側に沿って水流出口２０’部に流れ、排水を加速させることができる。

本実施例の前記小容器２に摺動溝２１が設けられ、前記水切りワイパー３の両端は摺動溝２１が設けられ、摺動溝２１の傾斜方向は、前記モップが摺動溝２１の低位置側に近接 するように配置される。モップヘッド４が下に移動すると、水切りワイパー３は摺動溝２１に沿って下に移動して、モップヘッド４を押し付けて脱水させる；モップヘッド４は上に移動した時、水切りワイパー３は、モップヘッド４によって摩擦駆動されて摺動溝２１に沿って上がり、モップヘッド４を洗って引き上げることができる。

本実施例の前記小容器２の開口端にはテーパー状に広がるフレア部を有し、注水口２０が前記フレア部に配置され、水切りワイパー３が水流出口２０’部の上方に配置される。フレア部が設けられた後、水切りワイパー３と水流出口２０’とが鉛直方向に積層され、水切りワイパー３を流れる水が上から下へ水流出口２０’に流入する。また言及すべき点は、本実施例における前記水流出口２０’及び注水口２０は異なる部位にあり、必要な場 合は同じ部位に設けてもよい。

本実施例の前記傾斜路１１は、大容器１を一周するよう波状に設けられる。この場合、 小容器２が回転する際、前記小容器２は前記傾斜路１１に沿って波状に循環的に昇降することができる。

本実施例の前記傾斜路１１は、傾斜溝である。前記傾斜溝は、上下２つのガードを有し、上方のガードがスプール２２に対し位置規制作用を有する。

本実施例の使用時、小容器２が低位置にある時、大容器１から小容器２へ注水し、その後モップハンドルを操作して小容器２を回転させ、小容器２を高位置まで上昇させ、モップヘッド４が小容器２内の水を吸い込み、モップヘッド４と水切りワイパー３とが相対的に移動し、水切りワイパー３がモップヘッド４の液体を掻き取ることで、水切り（脱水）を実現する。

本発明の別の実施形態は、小容器２がホースを介して大容器１の注水口２０に連通することである。小容器２が低位置にある時、大容器１の水はホースを通じて小容器２に注ぎ、その構造を採用した場合、小容器２を大容器１の横に配置することができる。

本明細書内で記載されている具体的実施例は、あくまでも本発明の技術内容を明らかにするものである。当業者であれば、本発明の具体的実施例に様々な修正又は補足を加え或いは類似した方式で置換することができ、かつかかる変更や修正が本発明の明細書内容から逸脱することがない場合、若しくは本願の特許請求の範囲で定義される範囲を超えない場合、本発明の保護範囲に網羅される。

Claims (9)

1. 水切りワイパーと、大容器と、小容器と、前記大容器と前記小容器との間に設けられた昇降機構と、を含み、前記小容器は前記昇降機構を介して前記大容器に対して相対的に昇降し；
   前記小容器が低位置にある時、前記大容器の水位は、前記小容器の注水口よりも高く；前記小容器が高位置にある時、前記大容器の水位は、前記小容器の注水口よりも低く；
   前記水切りワイパーは、前記大容器又は／及び前記小容器に設けられる、洗浄槽の昇降が可能なモップ洗浄装置。
2. 前記小容器は、前記大容器内に設けられることを特徴とする、請求項１に記載の洗浄槽の昇降が可能なモップ洗浄装置。
3. 前記小容器は、ホースを介して前記大容器に連通されることを特徴とする、請求項１に記載の洗浄槽の昇降が可能なモップ洗浄装置。
4. 前記昇降機構は、前記大容器に対して固設された傾斜路と、前記小容器に設けられたス プールと、を含み、前記スプールが前記傾斜路に配置されることを特徴とする、請求項１に記載の洗浄槽の昇降が可能なモップ洗浄装置。
5. 前記小容器の開口端に前記水切りワイパー及び水流出口が設けられ、前記水切りワイパーと水平線とのなす角は、鈍角であり、前記水切りワイパーが前記水流出口部に配置されることを特徴とする、請求項１に記載の洗浄槽の昇降が可能なモップ洗浄装置。
6. 前記小容器に摺動溝が設けられ、前記水切りワイパーの両端は前記摺動溝に設けられ、前記摺動溝の傾斜方向は、前記モップが前記摺動溝の低位置側に近接するように配置され ることを特徴とする、請求項５に記載の洗浄槽の昇降が可能なモップ洗浄装置。
7. 前記小容器の開口端にはテーパー状に広がるフレア部を有し、前記水流出口が前記フレア部に設けられ、前記水切りワイパーが前記水流出口部の上方に配置されることを特徴とする、請求項５に記載の洗浄槽の昇降が可能なモップ洗浄装置。
8. 前記傾斜路は、大容器を一周するよう波状に設けられることを特徴とする、請求項４に記載の洗浄槽の昇降が可能なモップ洗浄装置。
9. 前記傾斜路は、傾斜溝であることを特徴とする、請求項４又は８に記載の洗浄槽の昇降が可能なモップ洗浄装置。
   

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