JP7178765B1 - カトラリー用スタンド - Google Patents
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Abstract
Description
そして、カトラリー用スタンドは通常の箸置きやカトラリーレストと同等程度な幅や大きさに形成することも可能なため、持ち運びしやすいという利点も有する。
本発明のカトラリー用スタンド1は、挟持部2と支持部3を備えるものである。なお、本明細書において、カトラリー用スタンド1の支持部3を下側、挟持部2を上側と称することがある。
また、本明細書において、「カトラリー」とは、箸、スプーン、フォーク、ナイフ等の、料理を取り分け、口に入る大きさに切り分け、あるいは掬い、皿等の食器から口に運ぶために使用する食事用具をいう。
挟持部2は、上段面部4、下段面部5、及び、上段面部4と下段面部5を段面垂直方向に連結する上下段面連結部6を含み、カトラリーを挟み込むことが可能な形状を有する。
上段面部4と下段面部5は略平行に配置され、かつ、上段面部4と下段面部5の距離である挟持部距離dは、挟持するカトラリーの把持部分の厚みと略同じ、又は、挟持するカトラリーの把持部分の厚みよりわずかに大きく、あるいは、わずかに小さく設定される。かかる厚みに設定することにより、挟持したカトラリーの落下を抑制しつつ、挟持されたカトラリーをカトラリー用スタンド1から外しやすくすることができる。
上下段面連結部6は、挟持部距離dとなるように固定されていてもよいし、様々な大きさの把持部分に対応可能なように、ネジ止めやバネ等で挟持部距離dを調整可能なものであってもよい。また、上下段面連結部6は、上段面部4より上方まで突き抜ける構造であってもよい。
上面視において、上段連結部4a及び下段連結部5aは重なっており、かつ、上段先端部4b及び下段先端部5bは、上段連結部4a及び下段連結部5aに対して同じ側に位置する。すなわち、上段連結部4aから上段先端部4bへの方向は、下段連結部5aから下段連結部5bへの方向と同じ側である。
図1、図2の場合、上面視において、下段連結部5aの線がその延長線と一致するため、下段連結部5aと下段先端部5bの間の下段面エリア内部に、上段面エリア全体が重なって配置される。この場合、上段連結部4aから上段先端部4bまでの長さが、下段連結部5aから下段先端部5bまでの長さより小さい。
本発明の他の一例の図5、図6の場合、上面視において、上下段面連結部6は下段面部5の内部に位置し、下段連結部5aの線の延長線と下段先端部5bの間の、斜線で示した下段面エリアが、上段面部4全体が重なって配置される。
このような形状を有するため、カトラリー挟持時には、上段先端部4bから下段先端部5bの間にカトラリーを一旦静置させたり、カトラリーを下段面部5に沿わせるようにスライドさせてカトラリー用スタンド1に挟み込むことも可能となり、安定してカトラリーを挟持させることができる。
なお、上面視において、上段連結部4a及び下段連結部5aの線は、直線が好ましいが、曲線でもよい。曲線の場合、その延長線は、線形近似で表された線の延長線である。
図3の場合、上段連結部4aの線がその延長線と一致するため、上段連結部4aと上段先端部4bの間の上段面エリア内部に、下段面エリア全体が重なって配置される。この場合、上段連結部4aから上段先端部4bまでの長さが、下段連結部5aから下段先端部5bまでの長さより大きい。
このような形状を有するため、カトラリー挟持時には、カトラリーを上段面部4に沿わせるようにスライドさせてカトラリー用スタンド1に挟み込むことも可能となり、安定してカトラリーを挟持させることができる。
なお、上面視において、上段連結部4a及び下段連結部5aの線は、直線が好ましいが、曲線でもよい。曲線の場合、その延長線は、線形近似で表された線の延長線である。
図2(a)の例は、上段面部4が略矩形であり、下段面部5が略円形である。図2(b)の例は、上段面部4が略矩形で上段先端部4bが円弧状であり、下段面部5が略円形である。図2(c)の例は、上段面部4も下段面部5も略矩形である。図2(d)の例は、上段面部4が略矩形で上段先端部4bが円弧状であり、下段面部5が丸みを帯びた略逆三角形である。
また、図3(a)の例は、上段面部4が略円形であり、下段面部5が略矩形である。図3(b)の例は、上段面部4が略円形であり、下段面部5が略矩形で下段先端部5bが円弧状である。図3(c)の例は、上段面部4も下段面部5も略矩形である。図3(d)の例は、上段面部4が丸みを帯びた略逆三角形であり、下段面部5が略矩形で下段先端部5bが円弧状である。
この他、上記構成要件を満たす限りにおいて、上段面部4も下段面部5も、水滴型、星型、花の形状等であってもよい。
この他、挟持時にカトラリーが下段面部5をスムーズにスライドできる範囲において、上段面部4及び下段面部5の内面が僅かに波状になっていてもよい。カトラリーが抜け落ちにくく、安定した挟持が可能となる。
支持部3は、下段面部5に連結され、カトラリー挟持時に挟持部2やカトラリー用スタンド1が動きにくいように支持するものである。
また、図1の例においては、支持部3の支持台の空間部に、任意の装飾をすることも可能である。キャラクターや人形、各種ミニチュアを支持台に接着し、あるいは、ネジ止め、一体成形等で取り付けることもできる。なお、後述する指支え部となる、上下段面連結部6又は支持部3の一部を用いたカトラリーの着脱に支障のない場所に装飾することに留意する。
指支え部は、カトラリー挟持時に主に親指で支える部分であり、上下段面連結部6、又は、支持部3の一部が、指支え部となる。
指支え部は、挟持するカトラリーを下段面部5の下段先端部5b、又は、上段面部4の上段先端部4bに軽く押し付けてスライドさせる際に、親指等を添えて支えることにより、スムーズにカトラリーを挟持することができる。これにより、挟持部2が安定し、カトラリー用スタンド1がテーブル面等に対し動きにくくすることができる。
なお、片手でカトラリーを挟持するときは指支え部の手前側(挟持部2とは反対側)に同じ手の親指を掛けることを想定しているが、両手を使える場合は、別の指や掌で押さえてもよい。
本発明のカトラリー用スタンド1は、プラスチックで成形したものでもよく、また、金属、木材、その他の部材をネジ止めする等で組み立ててもよい。上段面部4、下段面部5、上下段面連結部6、支持部3の部材のうち、一部又は全部を一体的に形成してもよいし、それぞれ部材を用意して組み立ててもよい。部材の材料は同じでもよいし、異なってもよい。
本発明のカトラリー用スタンド1は、以下の例のように使用することができる。
カトラリー用スタンド1の指支え部(上下段面連結部6、又は、支持部3の一部)を手前に配置し、カトラリー8を、右手又は左手の人差し指、中指、薬指、小指のいずれか1本以上の指で把持し、同じ手の親指を指支え部の手前側に掛ける。
上段連結部4aから上段先端部4bまでの長さが下段連結部5aからの下段先端部5bまでの長さより小さい場合は、下段面部5の下段先端部5b付近にカトラリー8を上面に押し付けながら指支え部側にスライドさせ、上段面部4及び下段面部5の間に挟持させる。
一方、上段連結部4aから上段先端部4bまでの長さが下段連結部5aから下段先端部5bまでの長さより大きい場合は、カトラリー8を、上段面部4の上段先端部4bの下面に押し付けながら指支え部側にスライドさせ、上段面部4及び下段面部5の間に挟持させる。
このような使用方法により、片手でもスムーズにカトラリー8をカトラリー用スタンド1に挟持させることができる。(図8参照。なお、図8には支持部3を図示せず。)
カトラリー用スタンド1には、1種類のカトラリーを挟持する例を示したが、2種類以上のカトラリーを挟持させてもよい。
また、カトラリー用スタンド1は、食事中のカトラリーレストとしての使用の他、祭事用の飾り、お守り、土産品、グッズ(小物、装飾品、キーホルダー等を含む雑貨)等の用途を兼ね備えることが可能である。たとえば、キーホルダーは、カトラリー用スタンド1の支持部3や挟持部2の、カトラリー挟持の邪魔にならない部分にチェーンを接続すること等によって、キーホルダー用途を兼ね備えることができる。
さらには、カトラリー用スタンド1の1つの支持部3に対し、2つ以上の挟持部2を設けてもよい。
2 挟持部
3 支持部
4 上段面部
4a 上段連結部
4b 上段先端部
5 下段面部
5a 下段連結部
5b 下段先端部
6 上下段面連結部
8 カトラリー
d 挟持部距離
Claims (9)
- カトラリー用スタンドであって、該カトラリー用スタンドは、
カトラリーを挟持する挟持部と、
前記挟持部を支持する支持部と、を備え、
前記挟持部は、上段面部、下段面部、及び、前記上段面部と前記下段面部を段面垂直方向に連結する上下段面連結部を含み、
前記上段面部及び前記下段面部は略平行に配置され、前記上段面部と前記下段面部の間の距離は挟持するカトラリーの把持部分の厚みと略同じ、又は、挟持するカトラリーの把持部分の厚みよりわずかに大きく、あるいは、わずかに小さく設定され、
前記上段面部は、上段連結部及び上段先端部を有し、
前記下段面部は、下段連結部及び下段先端部を有し、
上面視において、前記上段連結部及び前記下段連結部は重なっており、かつ、上段先端部及び下段先端部は、前記上段連結部及び前記下段連結部に対して同じ側に位置し、
上面視において、前記下段連結部の線の延長線と前記下段先端部の間の下段面エリア内部に前記上段連結部の線と前記上段先端部の間の上段面エリア全体が重なって配置され、前記上段連結部から前記上段先端部までの長さは前記下段連結部から前記下段先端部までの長さより小さく、前記上段先端部が、前記上段面部に対して上方に角度をつけて形成され、又は、前記上段連結部の線の延長線と前記上段先端部の間の上段面エリア内部に前記下段連結部の線と前記下段先端部の間の下段面エリア全体が重なって配置され、前記上段連結部から前記上段先端部までの長さは前記下段連結部から前記下段先端部までの長さより大きく、前記下段先端部が、前記下段面部に対して下方に角度をつけて形成され、
前記支持部は、前記下段面部に連結され、カトラリー挟持時に前記挟持部が動きにくいように支持し、
前記上下段面連結部、又は、前記支持部の一部は、カトラリー挟持時に指支え部となる、カトラリー用スタンド。 - 前記上段面部は略矩形であり、前記下段面部は略円形である、請求項1に記載のカトラリー用スタンド。
- 前記支持部は前記下段面部と一体的に形成された、請求項1に記載のカトラリー用スタンド。
- 前記支持部の底部は摩擦係数の高い材料で形成される、又は、前記支持部は挟持時に前記指支え部の方向へかかる力より大きい反力を備える、請求項1に記載のカトラリー用スタンド。
- 前記上段面部の上段面エリア内部に孔を有する、及び/又は、前記下段面部の下段面エリア内部に孔を有する、請求項1に記載のカトラリー用スタンド。
- 前記カトラリーは、箸、スプーン、フォーク、又は、ナイフである、請求項1に記載のカトラリー用スタンド。
- 前記上段連結部から前記上段先端部までの長さが前記下段連結部から前記下段先端部までの長さより小さい場合、前記下段面部の上面は、前記下段先端部から前記下段連結部に向かって前記カトラリーをスライド可能に構成された、請求項1に記載のカトラリー用スタンド。
- 前記上段連結部から前記上段先端部までの長さが前記下段連結部から前記下段先端部までの長さより大きい場合、前記上段面部の下面は、前記上段先端部から前記上段連結部に向かって前記カトラリーをスライド可能に構成された、請求項1に記載のカトラリー用スタンド。
- 用途として、カトラリーレスト、お守り、土産品、グッズ、小物、装飾品、キーホルダー、又は、雑貨を兼ねる、請求項1に記載のカトラリー用スタンド。
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JP2017121470A (ja) * | 2016-01-06 | 2017-07-13 | かがり 岡見 | カトラリースタンド |
CN113197478A (zh) * | 2021-05-28 | 2021-08-03 | 聂其勇 | 一种利于推广公筷的筷子架 |
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2022
- 2022-04-22 JP JP2022070511A patent/JP7178765B1/ja active Active
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