JP7177790B2 - ユーザ機器に対するバッテリー回復時間期間を構成するための技法および装置 - Google Patents

ユーザ機器に対するバッテリー回復時間期間を構成するための技法および装置 Download PDF

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Description

[0001]本開示の態様は、一般に、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、ユーザ機器に対するバッテリー回復時間期間を構成するための技法および装置に関する。
[0002]ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなどの様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力など)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を採用し得る。そのような多元接続技術の例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)システム、時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)システム、およびロングタームエボリューション(LTE(登録商標))を含む。LTE/LTEアドバンストは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって公表されたユニバーサル移動電気通信システム(UMTS)モバイル規格の拡張のセットである。
[0003]ワイヤレス通信ネットワークは、いくつかのユーザ機器(UE)のための通信をサポートできるいくつかの基地局(BS)を含んでよい。UEは、ダウンリンクおよびアップリンクを介してBSと通信し得る。ダウンリンク(または、順方向リンク)はBSからUEへの通信リンクを指し、アップリンク(または、逆方向リンク)はUEからBSへの通信リンクを指す。本明細書でより詳細に説明するように、BSは、ノードB、gNB、アクセスポイント(AP)、ラジオヘッド、送信受信ポイント(TRP)、5G BS、5GノードBなどと呼ばれることがある。
[0004]上記の多元接続技術は、異なるワイヤレス通信デバイスが都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されている。ニューラジオ(NR:New radio)と呼ばれることもある5Gは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって公表されたLTEモバイル規格の拡張のセットである。5Gは、スペクトル効率を改善すること、コストを下げること、サービスを改善すること、新たなスペクトルを利用すること、ならびにダウンリンク(DL)上でサイクリックプレフィックス(CP)を伴うOFDM(CP-OFDM)を使用して、アップリンク(UL)上でCP-OFDMおよび/またはSC-FDM(たとえば、離散フーリエ変換拡散ODFM(DFT-s-OFDM)とも呼ばれる)を使用して、またビームフォーミング、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術、およびキャリアアグリゲーションをサポートして、他のオープン規格とよりよく統合することによって、モバイルブロードバンドインターネットアクセスをよりよくサポートするように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が高まり続けるにつれて、LTE技術および5G技術におけるさらなる改善に対する必要性が存在する。好ましくは、これらの改善は、これらの技術を採用する他の多元接続技術および電気通信規格に適用可能であるべきである。
[0005]NB-IoT UEなどのUEは、バッテリーにかかる負荷がアクティブであるとき、UEのバッテリーの中で電圧ドループを受けることがある。いくつかの態様では、バッテリーはボタン電池であってよく、ボタン電池は、非ボタン電池と比較してボタン電池を電圧ドループにより敏感にさせる特性を有することがある。たとえば、ボタン電池は、50ミリアンペアのピーク電流などの、限定されたピーク電流能力しか有しないことがある。バッテリー負荷がアクティブであるとき(たとえば、UEが通信を送信または受信しているとき)、バッテリーは、引かれる電流の量に比例する電圧降下を受けることがある。バッテリーにかかる負荷のアクティブ化に起因するこの初期電圧降下の後、バッテリーは、負荷がアクティブのままである間、電圧ドループを受けることがある。場合によっては、電圧ドループは、バッテリーの電圧を、バッテリー性能および/またはUE性能がそれを越えると悪化することがある限界しきい値を下回らせることがある。
[0006]本明細書で説明するいくつかの態様は、UEバッテリーの電圧ドループに関連する性能悪影響を低減する。たとえば、本明細書で説明する態様は、UEのバッテリー電圧が限界しきい値を下回ることを防止し、および/またはバッテリー電圧が限界しきい値を下回る可能性を低減する、バッテリー回復時間期間を含むパターンを用いてUEを構成するために使用され得る。このようにして、UE性能が改善される、バッテリー性能が改善される、バッテリー寿命が延ばされるなどしてよい。
[0007]本開示の一態様では、方法、UE、装置、およびコンピュータプログラム製品が提供される。
[0008]いくつかの態様では、方法は、UEの少なくとも1つのバッテリーの電圧が電圧ドループから回復するバッテリー回復時間期間を識別するパターンをUEによって識別することと、パターンに少なくとも部分的に基づいてUEによってバッテリー回復時間期間を構成することと、パターンに少なくとも部分的に基づいてUEによって基地局と通信することとを含んでよい。
[0009]いくつかの態様では、方法は、UEの少なくとも1つのバッテリーの特性をUEによって識別することと、特性、および1つまたは複数の通信のためにUEによって使用されるべき送信電力に少なくとも部分的に基づいて、UEによって半二重モードまたは全二重モードを構成することと、半二重モードまたは全二重モードを構成することに少なくとも部分的に基づいて、UEによって半二重モードまたは全二重モードを使用して1つまたは複数の通信を送信することとを含んでよい。
[0010]いくつかの態様では、UEは、メモリと、メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含んでよい。少なくとも1つのプロセッサは、UEの少なくとも1つのバッテリーの電圧が電圧ドループから回復するバッテリー回復時間期間を識別するパターンを識別し、パターンに少なくとも部分的に基づいてバッテリー回復時間期間を構成し、パターンに少なくとも部分的に基づいて基地局と通信するように構成されてよい。
[0011]いくつかの態様では、UEは、メモリと、メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含んでよい。少なくとも1つのプロセッサは、UEの少なくとも1つのバッテリーの特性を識別し、特性、および1つまたは複数の通信のためにUEによって使用されるべき送信電力に少なくとも部分的に基づいて、半二重モードまたは全二重モードを構成し、半二重モードまたは全二重モードを構成することに少なくとも部分的に基づいて、半二重モードまたは全二重モードを使用して1つまたは複数の通信を送信するように構成されてよい。
[0012]いくつかの態様では、装置は、装置の少なくとも1つのバッテリーの電圧が電圧ドループから回復するバッテリー回復時間期間を識別するパターンを識別するための手段と、パターンに少なくとも部分的に基づいてバッテリー回復時間期間を構成するための手段と、パターンに少なくとも部分的に基づいて基地局と通信するための手段とを含んでよい。
[0013]いくつかの態様では、装置は、装置の少なくとも1つのバッテリーの特性を識別するための手段と、特性、および1つまたは複数の通信のために装置によって使用されるべき送信電力に少なくとも部分的に基づいて、半二重モードまたは全二重モードを構成するための手段と、半二重モードまたは全二重モードを構成することに少なくとも部分的に基づいて、半二重モードまたは全二重モードを使用して1つまたは複数の通信を送信するための手段とを含んでよい。
[0014]いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含んでよい。1つまたは複数の命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、UEの少なくとも1つのバッテリーの電圧が電圧ドループから回復するバッテリー回復時間期間を識別するパターンを識別させてよく、パターンに少なくとも部分的に基づいてバッテリー回復時間期間を構成させてよく、パターンに少なくとも部分的に基づいて基地局と通信させてよい。
[0015]いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含んでよい。1つまたは複数の命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、UEの少なくとも1つのバッテリーの特性を識別させてよく、特性、および1つまたは複数の通信のためにUEによって使用されるべき送信電力に少なくとも部分的に基づいて、半二重モードまたは全二重モードを構成させてよく、半二重モードまたは全二重モードを構成することに少なくとも部分的に基づいて、半二重モードまたは全二重モードを使用して1つまたは複数の通信を送信させてよい。
[0016]態様は、概して、添付の図面および明細書に関して本明細書で実質的に説明され、添付の図面および明細書によって示されるように、方法と、装置と、システムと、コンピュータプログラム製品と、非一時的コンピュータ可読媒体と、ユーザ機器と、ワイヤレス通信デバイスと、処理システムとを含む。
[0017]上記は、以下の発明を実施するための形態がよりよく理解され得るように、本開示による例の特徴および技術的利点をかなり広く概説している。追加の特徴および利点が以下で説明される。開示される概念および具体例は、本開示の同じ目的を実行するための他の構造を修正または設計するための基礎として容易に利用され得る。そのような等価な構成は、添付の特許請求の範囲から逸脱しない。本明細書で開示される概念の特性、それらの編成と動作方法の両方は、関連する利点とともに、添付図に関して検討すると以下の説明からよりよく理解されよう。図の各々は、例示および説明のために提供され、特許請求の範囲の限定の定義として提供されるものではない。
[0018]ワイヤレス通信ネットワークの一例を示す図。 [0019]ワイヤレス通信ネットワークにおいて基地局がユーザ機器(UE)と通信している一例を示す図。 [0020]UEに対するバッテリー回復時間期間を構成する例を示す図。 UEに対するバッテリー回復時間期間を構成する例を示す図。 UEに対するバッテリー回復時間期間を構成する例を示す図。 UEに対するバッテリー回復時間期間を構成する例を示す図。 UEに対するバッテリー回復時間期間を構成する例を示す図。 [0021]ワイヤレス通信の方法のフローチャート。 ワイヤレス通信の方法のフローチャート。 [0022]例示的な装置における異なるモジュール/手段/構成要素の間のデータフローを示す概念データフロー図。 [0023]処理システムを採用する装置のためのハードウェア実装形態の一例を示す図。
[0024]添付の図面に関して以下に記載する詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されており、本明細書で説明する概念が実践され得る構成を表すことを意図しない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を与える目的で具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実践され得ることが当業者には明らかであろう。いくつかの事例では、そのような概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形態で示される。
[0025]ここで、様々な装置および方法を参照しながら、電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および方法は、以下の発明を実施するための形態において説明され、(「要素」と総称される)様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるのかそれともソフトウェアとして実装されるのかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
[0026]例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装され得る。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能を実行するように構成された他の好適なハードウェアを含む。処理システムの中の1つまたは複数のプロセッサはソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはその他の名称で呼ばれるかどうかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味するものと広く解釈されるものとする。
[0027]したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明する機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されてよく、またはコンピュータ可読媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして符号化されてもよい。コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、コンパクトディスクROM(CD-ROM)もしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気記憶デバイス、上述のタイプのコンピュータ可読媒体の組合せ、またはコンピュータによってアクセスされ得る命令もしくはデータ構造の形態のコンピュータ実行可能コードを記憶するために使用され得る任意の他の媒体を備えることができる。
[0028]アクセスポイント(「AP」)は、ノードB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、eノードB(eNB)、基地局コントローラ(「BSC」)、トランシーバ基地局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、基本サービスセット(「BSS」)、拡張サービスセット(「ESS」)、無線基地局(「RBS」)、ノードB(NB)、gNB、5G NB、5G BS、送信受信ポイント(TRP)、または他の用語を備えてよく、それらとして実装されてよく、またはそのように呼ばれることがある。
[0029]アクセス端末(「AT」)は、アクセス端末、加入者局、加入者ユニット、移動局、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器(UE)、ユーザ局、ワイヤレスノード、または他の用語を備えてよく、それらとして実装されてよく、またはそのように呼ばれることがある。いくつかの態様では、アクセス端末は、セルラー電話、スマートフォン、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)フォン、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、タブレット、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、ワイヤレス接続能力を有するハンドヘルドデバイス、局(「STA」)、またはワイヤレスモデムに接続されたいくつかの他の好適な処理デバイスを備えてよい。したがって、本明細書で教示する1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラーフォン、スマートフォン)、コンピュータ(たとえば、デスクトップ)、ポータブル通信デバイス、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、ラップトップ、携帯情報端末、タブレット、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック)、ウェアラブルデバイス(たとえば、スマートウォッチ、スマートグラス、スマートブレスレット、スマートリストバンド、スマートリング、スマート衣類など)、医療デバイスもしくは医療機器、生体センサー/生体デバイス、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽デバイス、ビデオデバイス、衛星ラジオ、ゲームデバイスなど)、車両構成要素もしくは車両センサー、スマートメーター/スマートセンサー、工業用製造機器、全地球測位システムデバイス、またはワイヤレス媒体もしくは有線媒体を介して通信するように構成されている任意の他の好適なデバイスの中に組み込まれてよい。いくつかの態様では、ノードはワイヤレスノードである。ワイヤレスノードは、たとえば、有線通信リンクまたはワイヤレス通信リンクを介した、ネットワーク(たとえば、インターネットまたはセルラーネットワークなどのワイドエリアネットワーク)のための、またはネットワークへの接続性を提供し得る。
[0030]いくつかのUEは、マシンタイプ通信(MTC:machine-type communication)UEと見なされてよく、マシンタイプ通信UEは、基地局、別のリモートデバイス、または他のエンティティと通信し得るリモートデバイスを含んでよい。マシンタイプ通信(MTC)は、通信の少なくとも1つの端部上の少なくとも1つのリモートデバイスに関与する通信を指すことがあり、必ずしも人間の対話を必要とするとは限らない1つまたは複数のエンティティを伴うデータ通信の形態を含んでよい。MTC UEは、たとえば、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)を通じたMTCサーバおよび/または他のMTCデバイスとのMTC通信が可能であるUEを含んでよい。MTCデバイスの例は、センサー、メーター、ロケーションタグ、モニタ、ドローン、ロボット/ロボティックデバイスなどを含む。いくつかの態様では、MTCデバイスは、拡張MTC(eMTC)デバイス、LTEカテゴリーM1(LTE-M)デバイス、マシンツーマシン(M2M:machine to machine)デバイスなどと呼ばれることがある。追加または代替として、いくつかのUEは、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)デバイスであってよい。
[0031]3Gおよび/または4Gのワイヤレス技術に共通に関連する用語を使用して本明細書で諸態様が説明されることがあるが、本開示の態様が、5G技術を含む、5G以降などの他世代ベースの通信システムにおいて適用され得ることに留意されたい。
[0032]図1は、本開示の態様が実践され得るネットワーク100を示す図である。ネットワーク100は、LTEネットワーク、または5Gネットワークなどのいくつかの他のワイヤレスネットワークであってよい。ワイヤレスネットワーク100は、いくつかのBS110(BS110a、BS110b、BS110c、およびBS110dとして示す)と他のネットワークエンティティとを含んでよい。BSは、ユーザ機器(UE)と通信するエンティティであり、基地局、5G BS、ノードB、gNB、5G NB、アクセスポイント、TRPなどと呼ばれることもある。各BSは、特定の地理的エリアに通信カバレージを提供し得る。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用されるコンテキストに応じて、このカバレージエリアをサービスするBSおよび/またはBSサブシステムのカバレージエリアを指すことができる。
[0033]BSは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または別のタイプのセルのための通信カバレージを提供し得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーしてよく、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーしてよく、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーしてよく、フェムトセルとの関連付けを有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG:Closed Subscriber Group)の中のUE)による制限付きアクセスを可能にし得る。マクロセル用のBSはマクロBSと呼ばれることがある。ピコセル用のBSはピコBSと呼ばれることがある。フェムトセル用のBSは、フェムトBSまたはホームBSと呼ばれることがある。図1に示す例では、BS110aはマクロセル102a用のマクロBSであってよく、BS110bはピコセル102b用のピコBSであってよく、BS110cはフェムトセル102c用のフェムトBSであってよい。BSは、1つまたは複数の(たとえば、3つの)セルをサポートし得る。「eNB」、「基地局」、「5G BS」、「gNB」、「TRP」、「AP」、「ノードB」、「5G NB」、および「セル」という用語は、本明細書で互換的に使用され得る。
[0034]いくつかの例では、セルは必ずしも固定であるとは限らない場合があり、セルの地理的エリアはモバイルBSのロケーションに従って移動することがある。いくつかの例では、BSは、任意の好適なトランスポートネットワークを使用して、直接物理接続、仮想ネットワークなどの様々なタイプのバックホールインターフェースを通じて、互いに、および/またはアクセスネットワーク100の中の1つもしくは複数の他のBSもしくはネットワークノード(図示せず)に相互接続され得る。
[0035]ワイヤレスネットワーク100はまた、中継局を含んでよい。中継局とは、上流局(たとえば、BSまたはUE)からのデータの送信を受信でき、そのデータの送信を下流局(たとえば、UEまたはBS)へ送ることができるエンティティである。中継局はまた、他のUEのための送信を中継できるUEであってよい。図1に示す例では、中継局110dは、BS110aとUE120dとの間の通信を容易にするためにマクロBS110aおよびUE120dと通信し得る。中継局は、中継BS、中継基地局、リレーなどと呼ばれることもある。
[0036]ワイヤレスネットワーク100は、異なるタイプのBS、たとえば、マクロBS、ピコBS、フェムトBS、中継BSなどを含む異種ネットワークであってよい。これらの様々なタイプのBSは、様々な送信電力レベル、様々なカバレージエリア、およびワイヤレスネットワーク100における干渉に対する様々な影響を有し得る。たとえば、マクロBSは、高い送信電力レベル(たとえば、5~40ワット)を有してよく、ピコBS、フェムトBS、および中継BSは、もっと低い送信電力レベル(たとえば、0.1~2ワット)を有してよい。
[0037]ネットワークコントローラ130は、1組のBSに結合してよく、これらのBSのための協調と制御とを提供し得る。ネットワークコントローラ130は、バックホールを経由してBSと通信し得る。BSはまた、たとえば、ワイヤレスまたはワイヤラインのバックホールを経由して互いに直接または間接的に通信し得る。
[0038]UE120(たとえば、120a、120b、120c)はワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散されてよく、各UEは固定またはモバイルであってよい。UEは、アクセス端末、端末、移動局、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。UEは、セルラーフォン(たとえば、スマートフォン)、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、タブレット、カメラ、ゲームデバイス、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、医療デバイスもしくは医療機器、生体センサー/生体デバイス、ウェアラブルデバイス(スマートウォッチ、スマート衣類、スマートグラス、スマートリストバンド、スマートジュエリー(たとえば、スマートリング、スマートブレスレット))、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽デバイスもしくはビデオデバイス、または衛星ラジオ)、車両構成要素もしくは車両センサー、スマートメーター/スマートセンサー、工業用製造機器、全地球測位システムデバイス、またはワイヤレス媒体もしくは有線媒体を介して通信するように構成されている任意の他の好適なデバイスであってよい。いくつかのUEは、発展型または拡張マシンタイプ通信(eMTC)UEと見なされてよい。MTC UEおよびeMTC UEは、たとえば、基地局、別のデバイス(たとえば、リモートデバイス)、または他のエンティティと通信し得る、センサー、メーター、モニタ、ロケーションタグなどの、ロボット、ドローン、リモートデバイスを含む。ワイヤレスノードは、たとえば、有線通信リンクまたはワイヤレス通信リンクを介した、ネットワーク(たとえば、インターネットまたはセルラーネットワークなどのワイドエリアネットワーク)のための、またはネットワークへの接続性を提供し得る。いくつかのUEは、モノのインターネット(IoT)デバイスと見なされてよい。いくつかのUEは、顧客構内機器(CPE:Customer Premises Equipment)と見なされてよい。いくつかの態様では、UE120は、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)デバイスであってよく、および/またはボタン電池などのバッテリーを含んでよい。UE120は、パターンを識別することであって、パターンが、バッテリーの電圧が電圧ドループから回復するバッテリー回復時間期間を識別することと、パターンに少なくとも部分的に基づいてバッテリー回復時間期間を構成することとを行うように構成され得る。追加または代替として、使用120は、バッテリーの特性を識別し、特性、および1つまたは複数の通信のためにUEによって使用されるべき送信電力に少なくとも部分的に基づいて、半二重モードまたは全二重モードを構成するように構成され得る。
[0039]図1において、両矢印付きの実線は、UEと、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でそのUEをサービスするように指定されたBSであるサービングBSとの間の所望の送信を示す。両矢印付きの破線は、UEとBSとの間の潜在的に干渉する送信を示す。
[0040]概して、任意の数のワイヤレスネットワークが所与の地理的エリアの中に展開され得る。各ワイヤレスネットワークは、特定のRATをサポートしてよく、1つまたは複数の周波数上で動作してよい。RATは、無線技術、エアインターフェースなどと呼ばれることもある。周波数は、キャリア、周波数チャネルなどと呼ばれることもある。各周波数は、異なるRATのワイヤレスネットワーク間の干渉を回避するために、所与の地理的エリアの中で単一のRATをサポートし得る。場合によっては、5G RATネットワークが展開され得る。
[0041]いくつかの例では、エアインターフェースへのアクセスがスケジュールされてよく、スケジューリングエンティティ(たとえば、基地局)が、スケジューリングエンティティのサービスエリアすなわちセル内の一部または全部のデバイスおよび機器の間での通信のためのリソースを割り振る。本開示内では、以下でさらに説明するように、スケジューリングエンティティは、1つまたは複数の従属エンティティのためのリソースをスケジュールすること、割り当てること、再構成すること、および解放することを担当し得る。すなわち、スケジュールされた通信のために、従属エンティティは、スケジューリングエンティティによって割り振られたリソースを利用する。
[0042]基地局は、スケジューリングエンティティとして機能し得る唯一のエンティティではない。すなわち、いくつかの例では、UEが、1つまたは複数の従属エンティティ(たとえば、1つまたは複数の他のUE)のためのリソースをスケジュールする、スケジューリングエンティティとして機能し得る。この例では、UEは、スケジューリングエンティティとして機能しており、他のUEは、ワイヤレス通信のためにUEによってスケジュールされたリソースを利用する。UEは、ピアツーピア(P2P)ネットワークの中で、および/またはメッシュネットワークの中で、スケジューリングエンティティとして機能し得る。メッシュネットワーク例では、UEは、スケジューリングエンティティと通信することに加えて、随意に互いに直接通信し得る。
[0043]したがって、時間周波数リソースへのスケジュール型アクセスを伴い、セルラー構成と、P2P構成と、メッシュ構成とを有するワイヤレス通信ネットワークでは、スケジューリングエンティティおよび1つまたは複数の従属エンティティは、スケジュールされたリソースを利用して通信し得る。
[0044]上記のように、図1は一例として提供されるにすぎない。他の例が可能であり、図1に関して説明されたものと異なってよい。
[0045]図2は、図1における基地局のうちの1つおよびUEのうちの1つであってよい基地局110およびUE120の設計のブロック図200を示す。基地局110は、T個のアンテナ234a~234tを装備してよく、UE120はR個のアンテナ252a~252rを装備してよく、ただし、一般にT≧1およびR≧1である。
[0046]基地局110において、送信プロセッサ220は、1つまたは複数のUEのためにデータソース212からデータを受け取ってよく、UEから受信されたチャネル品質インジケータ(CQI:channel quality indicator)に少なくとも部分的に基づいてUEごとに1つまたは複数の変調およびコーディング方式(MCS:modulation and coding scheme)を選択してよく、そのUEのために選択されたMCSに少なくとも部分的に基づいてUEごとにデータを処理(たとえば、符号化および変調)してよく、すべてのUEのためのデータシンボルを提供してよい。送信プロセッサ220はまた、(たとえば、準静的リソース区分情報(SRPI:semi-static resource partitioning information)などのための)システム情報と、制御情報(たとえば、CQI要求、許可、上位レイヤシグナリングなど)とを処理してよく、オーバーヘッドシンボルと制御シンボルとを提供してよい。送信プロセッサ220はまた、基準信号(たとえば、CRS)および同期信号(たとえば、1次同期信号(PSS:primary synchronization signal)および2次同期信号(SSS:secondary synchronization signal))のための基準シンボルを生成してよい。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、オーバーヘッドシンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行してよく、T個の出力シンボルストリームをT個の変調器(MOD)232a~232tに提供してよい。各変調器232は、出力サンプルストリームを取得するためにそれぞれの出力シンボルストリームを(たとえば、OFDMなどのために)処理してよい。各変調器232は、ダウンリンク信号を取得するために出力サンプルストリームをさらに処理(たとえば、アナログに変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)してよい。変調器232a~232tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれ、T個のアンテナ234a~234tを介して送信されてよい。以下でより詳細に説明するいくつかの態様によれば、同期信号は、追加情報を伝達するためにロケーション符号化を用いて生成され得る。
[0047]UE120において、アンテナ252a~252rは、基地局110および/または他の基地局からダウンリンク信号を受信してよく、それぞれ、受信信号を復調器(DEMOD)254a~254rに提供してよい。各復調器254は、入力サンプルを取得するために受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)してよい。各復調器254は、受信シンボルを取得するために入力サンプルを(たとえば、OFDMなどのために)さらに処理してよい。MIMO検出器256は、すべてのR個の復調器254a~254rから受信シンボルを取得してよく、適用可能な場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実行してよく、検出されたシンボルを提供してよい。受信プロセッサ(RX)258は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調および復号)してよく、UE120のための復号データをデータシンク260に提供してよく、復号された制御信号とシステム情報とをコントローラ/プロセッサ280に提供してよい。チャネルプロセッサは、RSRP、RSSI、RSRQ、CQIなどを決定してよい。
[0048]アップリンク上では、UE120において、送信プロセッサ264は、データソース262からデータを、またコントローラ/プロセッサ280から(たとえば、RSRP、RSSI、RSRQ、CQIなどを備える報告のための)制御情報を、受け取ってよく処理してよい。送信プロセッサ264はまた、1つまたは複数の基準信号のための基準シンボルを生成してよい。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能な場合、TX MIMOプロセッサ266によってプリコーディングされてよく、変調器254a~254rによって(たとえば、DFT-s-OFDM、CP-OFDMなどのために)さらに処理されてよく、基地局110へ送信されてよい。基地局110において、UE120および他のUEからのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信されてよく、復調器232によって処理されてよく、適用可能な場合、MIMO検出器236によって検出されてよく、UE120によって送られた復号データと制御情報とを取得するために、受信プロセッサ238によってさらに処理されてよい。受信プロセッサ238は、復号データをデータシンク239に、また復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に提供してよい。基地局110は、通信ユニット244を含んでよく、通信ユニット244を介してネットワークコントローラ130に通信し得る。ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294と、コントローラ/プロセッサ290と、メモリ292とを含んでよい。
[0049]コントローラ/プロセッサ240および280、ならびに/または図2における任意の他の構成要素は、UE120に対するバッテリー回復時間期間を構成するために、それぞれ、基地局110およびUE120における動作を指示してよい。たとえば、コントローラ/プロセッサ280、ならびに/またはUE120における他のプロセッサおよびモジュールは、バッテリー回復時間期間の構成を実行するためにUE120の動作を実行または指示し得る。たとえば、コントローラ/プロセッサ280、ならびに/またはUE120における他のコントローラ/プロセッサおよびモジュールは、たとえば、図8の方法800、図9の方法900、および/または本明細書で説明するような他のプロセスの動作を実行または指示し得る。いくつかの態様では、図8の例示的な方法800、図9の方法900、および/または本明細書で説明する技法のための他のプロセスを実行するために、図2に示す構成要素のうちの1つまたは複数が採用され得る。メモリ242および282は、それぞれ、BS110およびUE120のためのデータとプログラムコードとを記憶し得る。スケジューラ246は、ダウンリンク上および/またはアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジュールし得る。
[0050]上記のように、図2は一例として提供されるにすぎない。他の例が可能であり、図2に関して説明されたものと異なってよい。
[0051]図3は、ユーザ機器に対するバッテリー回復時間期間を構成する例300を示す図である。図3に示すように、NB-IoT UEなどのUEは、バッテリーにかかる負荷がアクティブであるとき、UEのバッテリーの中の電圧ドループ310を受けることがある。いくつかの態様では、バッテリーはボタン電池であってよく、ボタン電池は、非ボタン電池と比較してボタン電池を電圧ドループ310により敏感にさせる特性を有することがある。たとえば、ボタン電池は、50ミリアンペアのピーク電流などの、限定されたピーク電流能力しか有しないことがある。バッテリー負荷がアクティブであるとき(たとえば、UEが通信を送信または受信しているとき)、バッテリーは、引かれる電流の量に比例する電圧降下320を受けることがある。バッテリーにかかる負荷のアクティブ化に起因するこの初期電圧降下320の後、バッテリーは、負荷がアクティブのままである間、電圧ドループ310を受けることがある。電圧ドループ310は、電圧降下320と比較して相対的に小さい電圧低減であってよく、電圧ドループ310は、電圧降下320と比較して相対的に長い時間期間にわたって発生することがある。追加または代替として、電圧ドループ310は、電圧降下320の後に(たとえば、負荷が最初にアクティブ化された後に)発生することがある。
[0052]場合によっては、電圧ドループ310は、バッテリーの電圧を、バッテリー性能および/またはUE性能がそれを越えると悪化することがある限界しきい値を下回らせることがある。たとえば、3ボルトのボタン電池は、限界しきい値が2.5ボルト、2ボルト、1.5ボルトなどであってよい。本明細書で説明するいくつかの態様は、電圧ドループ310に関連する性能悪影響を低減する。たとえば、本明細書で説明する態様は、UEのバッテリー電圧が限界しきい値を下回ることを防止し、および/またはバッテリー電圧が限界しきい値を下回る可能性を低減する、バッテリー回復時間期間を含むパターンを用いてUEを構成するために使用され得る。このようにして、UE性能が改善される、バッテリー性能が改善される、バッテリー寿命が延ばされるなどしてよい。
[0053]例300は、バッテリーにかかる負荷がアクティブでないバッテリー回復時間期間とともに点在された、UEのバッテリーにかかる負荷がアクティブであるアクティブ負荷時間期間のパターン330を示す。参照番号340によって示されるように、バッテリー負荷が継続的にアクティブでないので、そのようなパターンはバッテリーの電圧ドループを低減し得る。このようにして、UEは、バッテリー電圧が限界しきい値を下回る可能性を防止または低減し得、それによって、性能を改善するとともにバッテリー寿命を延ばす。
[0054]上記のように、図3は一例として提供されるにすぎない。他の例が可能であり、図3に関して説明されたものと異なってよい。
[0055]図4は、ユーザ機器に対するバッテリー回復時間期間を構成する例400を示す図である。図4に示すように、UE410は基地局420と通信し得る。いくつかの態様では、UE410は、UE120などの、本明細書における他の場所で説明される1つまたは複数のUEに相当し得る。いくつかの態様では、基地局420は、基地局110などの、本明細書における他の場所で説明される1つまたは複数の基地局に相当し得る。
[0056]参照番号430によって示されるように、UE410は、UE410に対するバッテリー回復時間期間を識別するパターンを識別し得る。いくつかの態様では、UE410のバッテリーの電圧は、バッテリー回復時間期間中に電圧ドループおよび/または電圧降下から回復する。たとえば、UE410は、(たとえば、1つまたは複数のUE構成要素および/またはUEプロセスを非アクティブ化することによって)バッテリー回復時間期間中にバッテリーにかかるアクティブな負荷を低減するように構成され得る。
[0057]いくつかの態様では、UE410は、バッテリー回復時間期間中、スリープモード440にあってよい。スリープモードは、より多数のUE構成要素が非アクティブ化されているディープスリープモード(deep sleep mode)であってよく、またはより少数のUE構成要素が非アクティブ化されているライトスリープモード(light sleep mode)であってもよい。いくつかの態様では、UE410は、UE410が再送信許可を待っているときにUE410がスリープモード440にないように構成され得る。たとえば、再送信は、UEバッテリーのバッテリー電圧が限界しきい値を上回る(および、たとえば、UE410がスリープモード440にない)時間中に行われるように構成されてよい。追加または代替として、UE410は、異なるセル間での移動を処理するために、接続モード間欠受信(C-DRX)サイクルにあるように構成され得る。
[0058]追加または代替として、バッテリー回復時間期間中、UE410は、UE410が通信を受信することが許容されるが通信を送信することは許容されない受信専用時間期間450を用いて構成され得る。いくつかの態様では、UE410が通信を送信することが許容される送信時間期間460よりもバッテリーにかかるアクティブな負荷(および、ピーク電流)が小さいので、受信専用時間期間450はバッテリー回復時間期間と見なされてよい。
[0059]図示のように、パターンは、長さがt2のスリープモード440と、それに後続する長さがt3の受信専用時間期間450と、それに後続する長さがt1の送信時間期間460などの、対応する時間期間を有するUEモードのシーケンスを含んでよい。図示のように、このパターンは、次いで、パターンの構成に従って反復され得る。
[0060]いくつかの態様では、パターンは、異なるバッテリー回復時間期間(たとえば、バッテリー回復時間期間に対する異なるUEモード、異なる長さのバッテリー回復時間期間など)、異なる数のUEモード、異なるシーケンスのUEモード、UEモードに対する異なる時間期間などを含む、複数のパターンから選択される。たとえば、パターンは、UE410が通信を受信することが許容されるが通信を送信することは許容されない第1の時間期間(たとえば、受信専用半二重モード)、UE410が通信を送信することが許容されるが通信を受信することは許容されない第2の時間期間(たとえば、送信専用半二重モード)、UE410が通信を送信および受信することが許容される第3の時間期間(たとえば、全二重モード)、UE410がセル探索を実行することが許容される第4の時間期間、UE410のウェイク期間に対応する第5の時間期間、UE410のスリープ期間に対応する第6の時間期間など(たとえば、UE410の性能を改善することに関するアクティビティに対応する時間期間)を含んでよい。
[0061]いくつかの態様では、UE410は、(たとえば、以下でより詳細に説明するように、UE410に関連する1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて)複数のパターンからパターンを選択する。いくつかの態様では、基地局420は、(たとえば、1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて)複数のパターンからパターンを選択する。たとえば、UE410は、(たとえば、バッテリー電圧がしきい値を下回ること、電圧降下および/または電圧ドループが条件を満足すること、送信が条件を満足すること、UE410に関連する1つまたは複数のパラメータが条件を満足することなどの、要求を求めるトリガを検出することに少なくとも部分的に基づいて)パターンを要求してよい。追加または代替として、基地局420は、UE410にパターンを示してよい。たとえば、基地局420は、システム情報ブロック(SIB)、無線リソース制御(RRC)シグナリングメッセージ、帯域内シグナリング、媒体アクセス制御(MAC)制御要素、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)制御プロトコルデータユニット(PDU)、ダウンリンク制御情報(DCI)などの中でパターンを示してよい。このようにして、1つまたは複数のパターンが、(たとえば、SIBを使用して)UE410のグループに、または(たとえば、RRCシグナリングを使用して)単一のUE410に示されてよい。いくつかの態様では、パターンは、インデックス値を使用して示されてよい。いくつかの態様では、複数のパターンが、第1の通信(たとえば、SIB)の中で、対応するインデックスを用いて示されてよく、特定のパターンが、第2の通信(たとえば、RRCシグナリングメッセージ、制御メッセージ、DCIなど)の中で通信されるインデックスを使用して示されてよい。
[0062]いくつかの態様では、UE410および/または基地局420は、UE410に関連する1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいてパターンを識別および/または選択し得る。1つまたは複数のパラメータは、たとえば、UE410に関連する送信電力(たとえば、1つまたは複数の通信が送信されるべき送信電力)、UE410によって送信されるべき1つまたは複数の通信に関連するペイロードサイズ、1つまたは複数の通信の送信の長さ、UE410に関連する反復の回数(たとえば、UE410が送信を反復する反復レベル)、UE410のバッテリーの特性、1つまたは複数の測定値に少なくとも部分的に基づいて決定される、バッテリーのパラメータ、UEのモビリティ特性、UEの能力、UEのカテゴリーなどを含んでよい。
[0063]UE410および/または基地局420がUE410のバッテリーの特性に少なくとも部分的に基づいてパターンを識別および/または選択するとき、特性は、バッテリーのピーク電流、バッテリーに関連する電圧ドループ、バッテリーに関連する電圧降下、バッテリーの残り容量、UE410の中に含まれるバッテリーの個数、バッテリーが非充電式バッテリー(たとえば、1次バッテリー)であるのかそれとも充電式バッテリー(たとえば、2次バッテリー)であるのか、バッテリーの回復負荷に関するバッテリー回復特性(たとえば、バッテリー回復時間期間中のアクティブな負荷)などを含んでよい。いくつかの態様では、UE410は、残り容量(たとえば、パーセンテージとして、電圧としてなど)を基地局420に示してよく、この値はパターンを識別するために使用され得る。追加または代替として、UE410は、残り容量を1つまたは複数のしきい値と比較することによるバッテリー容量インジケータ(たとえば、高、中、低など)を使用してよく、バッテリー容量インジケータを基地局420に報告してよい。いくつかの態様では、UE410および/または基地局420は、パターンを識別するためにバッテリー容量インジケータを使用し得る。
[0064]いくつかの態様では、UE410は、1つまたは複数のパラメータを基地局420に報告してよい。追加または代替として、基地局420は、(たとえば、報告の中で受信される)1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、パターンをUE410に示してよい。たとえば、UE410は、電力ヘッドルーム報告の中で1つまたは複数のパラメータを基地局420に報告してよい。いくつかの態様では、UE410は、すべての電力ヘッドルーム報告の中で1つまたは複数のパラメータを報告してよく、そのことは、より信頼できるパターンの選択をもたらし得る。いくつかの態様では、UE410は、電力ヘッドルーム報告のサブセットの中で1つまたは複数のパラメータを報告する、異なる電力ヘッドルーム報告の中で1つまたは複数のパラメータの異なるサブセットおよび/または異なる組合せを報告するなどしてよく、そのことは、すべての電力ヘッドルーム報告の中で1つまたは複数のパラメータを報告することと比較してネットワークリソースを温存し得る。いくつかの態様では、UE410は、パターンが要求されるべきであることを(たとえば、上記で説明したように、トリガを検出することに少なくとも部分的に基づいて)決定してよく、パターンが要求されるべきであることを決定することに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のパラメータを報告してよい。追加または代替として、基地局420は、UE410がパターンを用いて構成されるべきであることを決定してよく、決定に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のパラメータをUE410に要求してよい。このようにして、ネットワークリソースおよび処理リソースは、必要に応じて1つまたは複数のパラメータを要求および/または報告することによって温存され得る。
[0065]参照番号470によって示されるように、UE410は、パターンを使用してバッテリー回復時間期間(および/または1つもしくは複数の他の時間期間)を構成してよい。たとえば、UE410は、パターンに少なくとも部分的に基づいて、異なるUEモードを構成する、1つまたは複数のUE構成要素をアクティブ化または非アクティブ化するなどしてよい。例400では、UE410は、時間の長さt2にわたってスリープモード440を構成してよく、次いで、時間の長さt3にわたって受信専用時間期間450を構成してよく、次いで、時間の長さt1にわたって送信時間期間460を構成してよく、以下同様である。
[0066]いくつかの態様では、UEが半二重モード(たとえば、送信専用モードまたは受信専用モード)で通信するように構成された後、UE410がパターンを使用して構成されてよい。たとえば、UE410は、(たとえば、バッテリー回復がトリガされるべきであることを示す)電圧ドループおよび/または電圧降下がしきい値を満足するという決定に少なくとも部分的に基づいて、半二重モードで通信するように(たとえば、全二重モードから半二重モードに切り替えるように)構成されてよい。UE410が半二重モードで動作している間、UE410は、さらなるバッテリー回復が必要とされることを(たとえば、電圧ドループおよび/または電圧降下がしきい値を満足することに少なくとも部分的に基づいて)決定してよい。この場合、UE410は、半二重モードで動作するように構成された後にさらなるバッテリー回復を可能にするために、バッテリー回復時間期間を含むパターンを適用してよい。
[0067]参照番号480によって示されるように、UE410は、パターンおよび/またはバッテリー回復時間期間に少なくとも部分的に基づいて通信してよい。たとえば、UE410は、スリープモード440中に通信を防止する、受信専用時間期間450中に通信の受信のみを許容する、送信時間期間460中に通信の受信と送信とを許容するなどしてよい。このようにして、UE410のバッテリーは、電圧降下および/または電圧ドループから回復することが可能にされてよく、それによって、性能を高めるとともにバッテリー寿命を延ばす。
[0068]上記のように、図4は一例として提供されるにすぎない。他の例が可能であり、図4に関して説明されたものと異なってよい。
[0069]図5は、ユーザ機器に対するバッテリー回復時間期間を構成する別の例500を示す図である。図5は、異なる時間期間中にUEバッテリーにかかる異なる負荷をもたらす(「イベント」として示す)UEモードの例示的なパターンを示す。上記のように、例示的なUEモードは、UEが通信を受信することが許容されるが通信を送信することは許容されないモード(たとえば、受信専用半二重モード)、UEが通信を送信することが許容されるが通信を受信することは許容されないモード(たとえば、送信専用半二重モード)、UEが通信を送信および受信することが許容されるモード(たとえば、全二重モード)、UEがセル探索を実行することが許容されるモード、UEのアウェイクモード(たとえば、間欠受信(DRX)サイクルのオン持続時間)、UEのスリープモード(たとえば、DRXサイクルのオフ持続時間)などを含む。
[0070]いくつかの態様では、異なるパターンは、受信専用半二重モード、送信専用半二重モード、スリープモードなどの、バッテリー回復時間期間に対する異なるUEモードおよび/またはUEモードの組合せを含んでよい。追加または代替として、異なるパターンは、バッテリー回復時間期間中にアクティブである1つまたは複数のUEモードに対する異なる時間期間(たとえば、図5に示すような、異なる長さの時間t1および/または時間t2)などの、バッテリー回復時間期間に対する異なる時間期間(たとえば、UEバッテリーにおける電流がピーク電流よりも小さい時間期間)を含んでよい。
[0071]追加または代替として、異なるパターンは、異なる数のUEモードを含んでよい。たとえば、例500はパターンの中に3つのUEモードを示すが、パターンは、2つのUEモード、4つのUEモード、5つのUEモードなどを含んでよい。追加または代替として、異なるパターンは、異なるシーケンスのUEモード、シーケンスの中に含まれる1つまたは複数のUEモードに対する異なる時間期間などを含んでよい。
[0072]いくつかの態様では、パターンの第1の繰返しは、パターンの第2の繰返しと比較してUEモードに対する異なる時間期間を含んでよい。たとえば、図5に示すパターンの第1の繰返し510では、t1、t2、および/またはt3という値のうちの1つまたは複数は、パターンの第2の繰返し520中のt1、t2、および/またはt3の対応する値とは異なってよい。いくつかの態様では、パターンは、経時的に動的に調整され得る。たとえば、パターンは、同じシーケンスのUEモードを含んでよいが、それらのUEモードのうちの1つまたは複数に関連する時間期間は、図4に関して上記で説明したような、UEに関連する1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて動的に更新され得る。いくつかの態様では、基地局は、パターンを調整するために(たとえば、UEモードに対する時間期間を調整するために)、UEから受信された直近の電力ヘッドルーム報告、および/またはUEに関連する直近のパラメータを使用してパターンを選択するなどしてよい。このようにして、パターンは、UE性能を改善するように動的に調整されてよく、UEバッテリーの電圧が限界しきい値を下回る可能性を防止または低減し得る。
[0073]上記のように、図5は一例として提供されるにすぎない。他の例が可能であり、図5に関して説明されたものと異なってよい。
[0074]図6は、ユーザ機器に対するバッテリー回復時間期間を構成する別の例600を示す図である。図6は、スリープモードと送信モードとを含む2つのUEモードの例示的なパターンを示す。例600では、パターンは、(たとえば、長さがt2の)スリープモードおよび(たとえば、長さがt1の)送信モードという、交互のUEモードを含む。この場合、UEは、図5に関して上記で説明したように受信専用モードを用いて構成されない(たとえば、受信専用モードは長さが0である)。受信専用モードがセル探索を実行中のUEに対応する場合には、受信専用モード(または、セル探索モード)はパターンから除外されてよい。たとえば、UEが、セル探索を実行する必要がない(または、セル探索をまれにしか実行する必要がない)固定のUEであるとき、受信専用モードはパターンから除外されてよい。バッテリー回復時間期間を含む追加の例示的なパターン、およびUEに関連する1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいてそのようなパターンを用いてUEを構成する例が、次に説明される。
[0075]いくつかの態様では、パターンおよび/またはバッテリー回復時間期間は、UEに関連する送信電力に依存し得る。たとえば、UEがより大きい送信電力(たとえば、最大送信電力、しきい値を満足する送信電力など)を使用して1つまたは複数の通信を送信すべきである場合、パターンは、UEがより小さい送信電力(たとえば、しきい値を満足しない送信電力)を使用して1つまたは複数の通信を送信すべきであるときよりも長いバッテリー回復時間期間を含んでよい。いくつかの態様では、送信電力がしきい値を満足しない(たとえば、しきい値よりも小さいかまたはそれに等しい)とき、パターンはバッテリー回復時間期間を除外してよい。このようにして、バッテリー回復時間期間が不必要であるときに送信の中断を防止することによって、レイテンシが低減され得る。
[0076]いくつかの態様では、パターンおよび/またはバッテリー回復時間期間は、UEのモビリティ特性に依存し得る。たとえば、UEが固定であるか、またはしきい値を満足しない速度を伴って移動している場合、パターンは(たとえば、スリープモードの後の)セル探索モードを除外してよい。反対に、UEがモバイルであるか、またはしきい値を満足する速度を伴って移動している場合、パターンは、(たとえば、スリープモードの後に)セル探索モードを含んでよい。このようにして、UEの処理リソースは、セル探索が不必要であるときにセル探索をスキップすることによって温存され得る。
[0077]いくつかの態様では、パターンおよび/またはバッテリー回復時間期間は、UEバッテリーに関連するバッテリー回復特性に依存し得る。たとえば、UEバッテリーが小さい負荷(たとえば、しきい値よりも小さいかまたはそれに等しい)またはゼロ負荷のみを伴って電圧を回復することが可能な場合、バッテリー回復時間期間はスリープモードを含んでよく、および/またはより長い時間期間にわたって構成されてよい。反対に、UEバッテリーが、電流がピーク電流よりも小さいがしきい値よりも大きいときに電圧を回復することが可能な場合、バッテリー回復時間期間はスリープモード(たとえば、受信専用モード)以外のモードを含んでよく、および/またはより短い時間期間にわたって構成されてよい。このようにして、パターンは、性能を改善または最適化するためにUEバッテリーに少なくとも部分的に基づいてカスタマイズされ得る。いくつかの態様では、UEは、バッテリー回復特性を示す情報(たとえば、UEの中でハードコーディングされ得る)を記憶し得る。追加または代替として、UEは、1つまたは複数のバッテリーパラメータ(たとえば、負荷、電流、電圧など)を測定してよく、バッテリー回復特性を決定するためにそのような測定値を使用してよい。いくつかの態様では、バッテリー回復特性は、UEバッテリーに関連する電圧ドループ、UEバッテリーに関連する電圧降下などを含んでよい。
[0078]いくつかの態様では、パターンおよび/またはバッテリー回復時間期間は、UEに関連する反復の回数に依存し得る。たとえば、UEがより多数の反復される通信を送信または受信するように構成される場合、パターンは、基地局との同時性を維持するための測定値を取得するために、より多くのおよび/またはより長い受信時間期間を含んでよい。UEがより少数の反復される通信を送信または受信するように構成される場合、パターンは、より少ないおよび/またはより短い受信時間期間を含んでよい。いくつかの態様では、パターンおよび/またはバッテリー回復時間期間は、UEのカテゴリーに依存し得る。いくつかの態様では、UEのカテゴリーは、UEによって使用される反復の回数、UEに関連する最大送信電力、UEに関連するピーク電流などを規定し得る。
[0079]いくつかの態様では、パターンおよび/またはバッテリー回復時間期間は、UEに関連するピーク電流および/または最大送信電力に依存し得る。たとえば、UEがより大きいピーク電流および/またはより大きい最大送信電力をサポートする場合、UEが電圧降下および/または電圧ドループから急速に回復することが可能であり得るので、パターンは、より短いバッテリー回復時間期間および/またはより少ないバッテリー回復時間期間を含んでよい。反対に、UEがより小さいピーク電流および/またはより小さい最大送信電力しかサポートしない場合、パターンは、より長いバッテリー回復時間期間および/またはより多くのバッテリー回復時間期間を含んでよい。
[0080]いくつかの態様では、パターンおよび/またはバッテリー回復時間期間は、UEバッテリーが非充電式バッテリー(たとえば、1次バッテリー)であるのかそれとも充電式バッテリー(たとえば、2次バッテリー)であるのかに依存し得る。たとえば、UEバッテリーが充電式バッテリーである場合、充電式バッテリーがより大きい電流処理能力および/またはより速い回復時間を有してよいので、パターンは、より短いバッテリー回復時間期間および/またはより少ないバッテリー回復時間期間を含んでよい。反対に、UEバッテリーが非充電式バッテリーである場合、パターンは、より長いバッテリー回復時間期間および/またはより多くのバッテリー回復時間期間を含んでよい。
[0081]いくつかの態様では、パターンおよび/またはバッテリー回復時間期間は、UEバッテリーの残り容量に依存し得る。たとえば、UEバッテリーが(たとえば、経時的な使用量に起因して)より少量のまたはより小さいパーセンテージの残り容量しか有しない場合、パターンは、より長いバッテリー回復時間期間および/またはより多くのバッテリー回復時間期間を含んでよい。反対に、UEバッテリーがより大量またはより大きいパーセンテージの残り容量を有する場合、パターンは、より短いバッテリー回復時間期間および/またはより少ないバッテリー回復時間期間を含んでよい。このようにして、パターンは、UEバッテリー容量が減少するにつれて増大するUEバッテリーの内部抵抗値を考慮してよく、そうした内部抵抗値は、ピーク電流においてUEバッテリーのより大きい電圧降下につながることがあり、したがって、より多くのおよび/またはより長いバッテリー回復時間期間を必要とすることがある。
[0082]いくつかの態様では、パターンおよび/またはバッテリー回復時間期間は、送信のペイロードサイズおよび/または送信の長さに依存し得る。たとえば、ペイロードサイズがより大きいかまたは送信長がより長い1つまたは複数の通信をUEが送信している場合、パターンは、バッテリー電圧を限界しきい値を上回って維持もしながら、そのような送信に対応するように構成されてよい。たとえば、パターンは、バッテリー電圧を限界しきい値を上回って維持しながら、送信時間期間中に発生するバッテリー回復時間期間の数を最小化するように構成されてよい。このようにして、レイテンシが低減され得る。いくつかの態様では、パターンは、送信のペイロードサイズ および/または長さに少なくとも部分的に基づいて時間的に離間されている複数のバッテリー回復時間期間を含んでよい。
[0083]いくつかの態様では、パターンおよび/またはバッテリー回復時間期間は、UEの中に含まれるバッテリーの個数に依存し得る。たとえば、UEがより多くのバッテリー(たとえば、複数のバッテリー、しきい値よりも大きい個数のバッテリーなど)を含む場合、UEが電力を供給するために別のバッテリーを使用することが可能であり得るので、パターンは、より短いバッテリー回復時間期間および/またはより少ないバッテリー回復時間期間を含んでよい。UEがより少ないバッテリー(たとえば、単一のバッテリー、しきい値よりも小さい個数のバッテリーなど)しか含まない場合、UEが電力を供給するために別のバッテリーを使用することが可能でないことがあるので、パターンは、より長いバッテリー回復時間期間および/またはより多くのバッテリー回復時間期間を含んでよい。
[0084]いくつかの態様では、パターンおよび/またはバッテリー回復時間期間は、UEの能力に依存し得る。たとえば、異なるUEは、異なるパターンを処理することが可能であり得る。この場合、UEは、UEが処理することが可能なパターンを基地局にシグナリングしてよい。そのようなシグナリングは、たとえば、RRCシグナリング中に、(たとえば、電力ヘッドルーム報告の中での)1つまたは複数のパラメータの報告に関連して、パターンを要求することに関連してなどで、行われてよい。このようにして、ネットワークリソースおよび処理リソースは、UEが処理することが可能なパターンを使用するようにUEが命令されることのみを確実にすることによって温存され得る。
[0085]上記で説明した異なるパターンおよびパターン調整は例として提供され、UEに対するバッテリー回復時間期間を構成するために他のパターンおよびパターン調整が使用されてよい。
[0086]上記のように、図6は一例として提供されるにすぎない。他の例が可能であり、図6に関して説明されたものと異なってよい。
[0087]図7は、ユーザ機器に対するバッテリー回復時間期間を構成する例700を示す図である。図7に示すように、UE710は基地局720と通信し得る。いくつかの態様では、UE710は、UE120、UE410などの、本明細書における他の場所で説明される1つまたは複数のUEに相当し得る。いくつかの態様では、基地局720は、基地局110、基地局420などの、本明細書における他の場所で説明される1つまたは複数の基地局に相当し得る。
[0088]参照番号730によって示されるように、UE710は、UE710の少なくとも1つのバッテリーのバッテリー特性を識別し得る。本明細書における他の場所で説明されるように、バッテリー特性は、たとえば、少なくとも1つのバッテリーのピーク電流、少なくとも1つのバッテリーに関連する電圧ドループ、少なくとも1つのバッテリーに関連する電圧降下、少なくとも1つのバッテリーの残り容量、UE710の中に含まれるバッテリーの個数、少なくとも1つのバッテリーが非充電式バッテリーであるのかそれとも充電式バッテリーであるのか、少なくとも1つのバッテリーの回復負荷に関するバッテリー回復特性などを含んでよい。
[0089]さらに図示するように、UE710は、バッテリー特性に少なくとも部分的に基づいて半二重モードまたは全二重モードを構成してよい。追加または代替として、UE710は、1つまたは複数の通信のためにUE710によって使用されるべき送信電力に少なくとも部分的に基づいて、半二重モードまたは全二重モードを構成してよい。追加または代替として、本明細書における他の場所で説明されるように、UE710は、1つまたは複数の通信に関連するペイロードサイズ、1つまたは複数の通信の送信の長さ、UE710に関連する反復の回数、少なくとも1つのバッテリーの特性、少なくとも1つのバッテリーに関連する1つまたは複数の測定値に少なくとも部分的に基づいて決定される、少なくとも1つのバッテリーのバッテリーパラメータ、UE710のモビリティ特性、UE710の能力、UE710のカテゴリーなどの、UE710に関連する1つまたは複数の他のパラメータに少なくとも部分的に基づいて半二重モードまたは全二重モードを構成してよい。
[0090]参照番号740によって示されるように、UE710は、半二重モードまたは全二重モードを使用して基地局720と通信してよい。たとえば、UE710は、半二重モードまたは全二重モードを構成することに少なくとも部分的に基づいて、半二重モードまたは全二重モードを使用して1つまたは複数の通信を送信してよい。
[0091]いくつかの態様では、UE710は、送信電力がしきい値を満足する(たとえば、しきい値よりも大きいかまたはそれに等しい)ときに半二重モードを構成してよい。いくつかの態様では、UE710は、送信電力がしきい値を満足しない(たとえば、しきい値よりも小さいかまたはそれに等しい)ときに全二重モードを構成してよい。このようにして、UE710は、たとえば、バッテリーにかかるアクティブな負荷を低減するために半二重モードに切り替えることによって、バッテリー電力を温存してよく、バッテリー電圧が限界しきい値を下回る可能性を防止または低減し得る。いくつかの態様では、しきい値は、(たとえば、UE710によって基地局720へ送信される電力ヘッドルーム報告に応答して、パターンを求めるUE710による要求に応答してなどで)基地局720によってUE710に示されてよい。いくつかの態様では、しきい値は、少なくとも1つのバッテリーの特性に少なくとも部分的に基づいてUE710によって決定されてよい。
[0092]いくつかの態様では、UE710は、UE条件(たとえば、UE710によって使用されるべき送信電力、UE710に関連する1つまたは複数のパラメータ、UE710に関連する1つまたは複数のバッテリー特性など)に少なくとも部分的に基づいて半二重モードと全二重モードとの間で動的に切り替えてよい。このようにして、UE710は、バッテリー電圧が限界しきい値を下回りそうにないときに全二重モードを使用することによって性能を改善し得、切り替えないとバッテリー電圧が限界しきい値を下回りそうなときに半二重モードに切り替えることによってバッテリー電圧を限界しきい値のあたりに維持し得る。
[0093]上記のように、図7は一例として提供されるにすぎない。他の例が可能であり、図7に関して説明されたものと異なってよい。
[0094]図8は、ワイヤレス通信の方法800のフローチャートである。方法は、UE(たとえば、UE120、UE410、UE710、装置1002/1002’など)によって実行され得る。
[0095]810において、UEは、バッテリー回復時間期間を識別するパターンを識別してよい。たとえば、図3~図7に関して上記で説明したように、UEは、(たとえば、コントローラ/プロセッサ280などを使用して)パターンを識別してよく、パターンは、UEの少なくとも1つのバッテリーの電圧が電圧ドループから回復するバッテリー回復時間期間を識別する。
[0096]いくつかの態様では、パターンは、異なるバッテリー回復時間期間を含む複数のパターンから選択される。いくつかの態様では、パターンはUEによって要求される。いくつかの態様では、パターンは基地局によってUEに示される。いくつかの態様では、パターンは、システム情報ブロック、無線リソース制御シグナリングメッセージ、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つの中でUEに示される。
[0097]いくつかの態様では、パターンは、UEに関連する1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて識別される。いくつかの態様では、1つまたは複数のパラメータは、UEに関連する送信電力、1つまたは複数の通信に関連するペイロードサイズ、1つまたは複数の通信の送信の長さ、UEに関連する反復の回数、少なくとも1つのバッテリーの特性、少なくとも1つのバッテリーに関連する1つまたは複数の測定値に少なくとも部分的に基づいて決定される、少なくとも1つのバッテリーのバッテリーパラメータ、UEのモビリティ特性、UEの能力、UEのカテゴリー、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを含む。いくつかの態様では、少なくとも1つのバッテリーの特性は、少なくとも1つのバッテリーのピーク電流、少なくとも1つのバッテリーに関連する電圧ドループ、少なくとも1つのバッテリーに関連する電圧降下、少なくとも1つのバッテリーの残り容量、UEの中に含まれるバッテリーの個数、少なくとも1つのバッテリーが非充電式バッテリーであるのかそれとも充電式バッテリーであるのか、少なくとも1つのバッテリーの回復負荷に関するバッテリー回復特性、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを含む。
[0098]いくつかの態様では、1つまたは複数のパラメータは、電力ヘッドルーム報告または帯域内シグナリングに関連して基地局に報告される。いくつかの態様では、パターンは、1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて基地局によってUEに示される。いくつかの態様では、パターンは、UEが通信を受信することが許容されるが通信を送信することは許容されない第1の時間期間、UEが通信を送信することが許容されるが通信を受信することは許容されない第2の時間期間、UEが通信を送信および受信することが許容される第3の時間期間、UEがセル探索を実行することが許容される第4の時間期間、UEのウェイク期間に対応する第5の時間期間、UEのスリープ期間に対応する第6の時間期間、UEの性能を改善することに関連するアクティビティに対応する第7の時間期間、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを示す。
[0099]820において、UEは、パターンに少なくとも部分的に基づいてバッテリー回復時間期間を構成してよい。たとえば、図3~図7に関して上記で説明したように、UEは、パターンに少なくとも部分的に基づいてバッテリー回復時間期間を(たとえば、コントローラ/プロセッサ280などを使用して)構成してよい。
[00100]いくつかの態様では、UEが半二重モードで通信するように構成された後、バッテリー回復時間期間がパターンを使用して構成される。いくつかの態様では、電圧ドループがしきい値を満足するという決定に少なくとも部分的に基づいて、UEは半二重モードで通信するように構成される。
[00101]830において、UEは、パターンに少なくとも部分的に基づいて基地局と通信してよい。たとえば、図3~図7に関して上記で説明したように、UEは、バッテリー回復時間期間を構成することに少なくとも部分的に基づいて、および/またはパターンに少なくとも部分的に基づいて、基地局と通信してよい(たとえば、アンテナ252、DEMOD254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、コントローラ/プロセッサ280、送信プロセッサ264、TX MIMOプロセッサ266、MOD254などを使用することなどによって、送信および/または受信してよい)。
[00102]図8はワイヤレス通信の方法の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、方法は、追加のブロック、もっと少ないブロック、異なるブロック、または図8に示すものとは異なって構成されたブロックを含んでよい。追加または代替として、図8に示す2つ以上のブロックが並行して実行されてよい。
[00103]図9は、ワイヤレス通信の方法900のフローチャートである。方法は、UE(たとえば、UE120、UE410、UE710、装置1002/1002’など)によって実行され得る。
[00104]910において、UEは、UEの少なくとも1つのバッテリーの特性を識別してよい。たとえば、図3~図7に関して上記で説明したように、UEは、UEの少なくとも1つのバッテリーの特性を(たとえば、コントローラ/プロセッサ280などを使用して)識別してよい。いくつかの態様では、少なくとも1つのバッテリーの特性は、少なくとも1つのバッテリーのピーク電流、少なくとも1つのバッテリーに関連する電圧ドループ、少なくとも1つのバッテリーに関連する電圧降下、少なくとも1つのバッテリーの残り容量、UEの中に含まれるバッテリーの個数、少なくとも1つのバッテリーが非充電式バッテリーであるのかそれとも充電式バッテリーであるのか、少なくとも1つのバッテリーの回復負荷に関するバッテリー回復特性、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを含む。
[00105]920において、UEは、特性に少なくとも部分的に基づいて半二重モードまたは全二重モードを構成してよい。たとえば、図3~図7に関して上記で説明したように、UEは、特性、および/または1つもしくは複数の通信のためにUEによって使用されるべき送信電力に少なくとも部分的に基づいて、半二重モードまたは全二重モードを(たとえば、コントローラ/プロセッサ280などを使用して)構成してよい。
[00106]いくつかの態様では、送信電力がしきい値を満足するときに半二重モードが構成され、または送信電力がしきい値を満足しないときに全二重モードが構成される。いくつかの態様では、しきい値は、基地局によってUEに示されるか、または少なくとも1つのバッテリーの特性に少なくとも部分的に基づいてUEによって決定される。
[00107]930において、UEは、半二重モードまたは全二重モードを使用して1つまたは複数の通信を送信してよい。たとえば、図3~図7に関して上記で説明したように、UEは、半二重モードまたは全二重モードを構成することに少なくとも部分的に基づいて、半二重モードまたは全二重モードを使用して1つまたは複数の通信を(たとえば、コントローラ/プロセッサ280、送信プロセッサ264、TX MIMOプロセッサ266、MOD254、アンテナ252などを使用して)送信してよい。
[00108]図9はワイヤレス通信の方法の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、方法は、追加のブロック、もっと少ないブロック、異なるブロック、または図9に示すものとは異なって構成されたブロックを含んでよい。追加または代替として、図9に示す2つ以上のブロックが並行して実行されてよい。
[00109]図10は、例示的な装置1002における異なるモジュール/手段/構成要素の間のデータフローを示す概念データフロー図1000である。装置1002はUEであってよい。いくつかの態様では、装置1002は、受信モジュール1004、識別モジュール1006、構成モジュール1008、送信モジュール1010などを含む。
[00110]いくつかの態様では、受信モジュール1004は、基地局1050からデータ1012を受信し得る。データ1012は、バッテリー回復時間期間を識別するパターンを示してよく、および/またはパターンを決定するために使用されるべき情報を含んでよい。受信モジュール1004は、パターンおよび/または情報をデータ1014として識別モジュール1006に提供し得る。識別モジュール1006は、パターンを識別し得、パターンをデータ1016として構成モジュール1008に示し得る。構成モジュール1008は、データ1018(たとえば、命令)および/またはデータ1020(たとえば、命令)を受信モジュール1004および/または送信モジュール1010に提供して、バッテリー回復時間期間に対して1つまたは複数のUE構成要素をアクティブ化および/または非アクティブ化することなどによって、パターンに少なくとも部分的に基づいてバッテリー回復時間期間を構成し得る。構成に少なくとも部分的に基づいて、受信モジュール1004は(たとえば、基地局1050から)追加データ1012を受信し得、および/または送信モジュール1010はデータ1022を(たとえば、基地局1050へ)送信し得る。
[00111]追加または代替として、識別モジュール1006は、装置1002の少なくとも1つのバッテリーの特性を識別し得、特性に関する情報をデータ1016として構成モジュール1008に提供し得る。構成モジュール1008は、特性、および/または1つもしくは複数の通信のために装置1002によって使用されるべき送信電力に少なくとも部分的に基づいて、半二重モードまたは全二重モードを構成し得る。たとえば、構成モジュール1008は、データ1018(たとえば、命令)および/またはデータ1020(たとえば、命令)を受信モジュール1004および/または送信モジュール1010に提供して、半二重モードまたは全二重モードに対して1つまたは複数のUE構成要素をアクティブ化および/または非アクティブ化することによって、全二重モードの半二重モードを構成し得る。構成に少なくとも部分的に基づいて、受信モジュール1004は(たとえば、基地局1050から)追加データ1012を受信し得、および/または送信モジュール1010はデータ1022を(たとえば、基地局1050へ)送信し得る。
[00112]装置は、図8および/または図9の上述のフローチャートにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加のモジュールを含んでよい。したがって、図8および/または図9の上述のフローチャートにおける各ブロックはモジュールによって実行されてよく、装置は、それらのモジュールのうちの1つまたは複数を含んでよい。モジュールは、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように特に構成された1つまたは複数のハードウェア構成要素であってよく、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実施されてよく、プロセッサによる実施のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されてよく、またはそれらの組合せであってよい。
[00113]図10に示すモジュールの数および構成は一例として提供される。実際には、追加のモジュール、もっと少ないモジュール、異なるモジュール、または図10に示すものとは異なって構成されたモジュールがあってよい。さらに、図10に示す2つ以上のモジュールが、単一のモジュール内に実装されてよく、または図10に示す単一のモジュールが、複数の分散されたモジュールとして実装されてもよい。追加または代替として、図10に示すモジュールのセット(たとえば、1つまたは複数のモジュール)は、図10に示すモジュールの別のセットによって実行されるものとして説明される1つまたは複数の機能を実行してよい。
[00114]図11は、処理システム1102を採用する装置1002’のためのハードウェア実装形態の一例を示す図1100である。装置1002’はUEであってよい。
[00115]処理システム1102は、バス1104によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス1104は、処理システム1102の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含んでよい。バス1104は、プロセッサ1106によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールと、モジュール1004、1006、1008、および/または1010と、コンピュータ可読媒体/メモリ1108とを含む、様々な回路を互いにリンクする。バス1104はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調節器、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクしてよく、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがって、これ以上説明しない。
[00116]処理システム1102は、トランシーバ1110に結合され得る。トランシーバ1110は、1つまたは複数のアンテナ1112に結合される。トランシーバ1110は、伝送媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ1110は、1つまたは複数のアンテナ1112から信号を受け取り、受け取られた信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1102、特に受信モジュール1004に提供する。加えて、トランシーバ1110は、処理システム1102、特に送信モジュール1010から情報を受け取り、受け取られた情報に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1112に印加されるべき信号を生成する。処理システム1102は、コンピュータ可読媒体/メモリ1108に結合されたプロセッサ1106を含む。プロセッサ1106は、コンピュータ可読媒体/メモリ1108上に記憶されたソフトウェアの実行を含む、全体的な処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ1106によって実行されたとき、任意の特定の装置に対して上記で説明した様々な機能を処理システム1102に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1108はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1106によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システムは、モジュール1004、1006、1008、および/または1010のうちの少なくとも1つをさらに含む。モジュールは、コンピュータ可読媒体/メモリ1108の中に常駐する/記憶された、プロセッサ1106の中で動作するソフトウェアモジュール、プロセッサ1106に結合された1つまたは複数のハードウェアモジュール、またはそれらの組合せであってよい。処理システム1102は、UE120の構成要素であってよく、メモリ282、ならびに/またはTX MIMOプロセッサ266、RXプロセッサ258、および/もしくはコントローラ/プロセッサ280のうちの少なくとも1つを含んでよい。
[00117]いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置1002/1002’は、装置の少なくとも1つのバッテリーの電圧が電圧ドループから回復するバッテリー回復時間期間を識別するパターンを識別するための手段、パターンに少なくとも部分的に基づいてバッテリー回復時間期間を構成するための手段、パターンに少なくとも部分的に基づいて基地局と通信するための手段などを含む。追加または代替として、ワイヤレス通信のための装置1002/1002’は、装置の少なくとも1つのバッテリーの特性を識別するための手段、特性、および1つまたは複数の通信のためにUEによって使用されるべき送信電力に少なくとも部分的に基づいて、半二重モードまたは全二重モードを構成するための手段、半二重モードまたは全二重モードを構成することに少なくとも部分的に基づいて、半二重モードまたは全二重モードを使用して1つまたは複数の通信を送信するための手段などを含む。上述の手段は、上述の手段によって記載された機能を実行するように構成された装置1002、および/または装置1002’の処理システム1102の、上述のモジュールのうちの1つまたは複数であってよい。上記で説明したように、処理システム1102は、TX MIMOプロセッサ266、RXプロセッサ258、および/またはコントローラ/プロセッサ280を含んでよい。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって記載された機能を実行するように構成されたTX MIMOプロセッサ266、RXプロセッサ258、および/またはコントローラ/プロセッサ280であってよい。
[00118]図11は一例として提供される。他の例が可能であり、図11に関して説明したものとは異なってよい。
[00119]開示するプロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層が例示的な手法の例示であることを理解されたい。設計選好に基づいて、プロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層が並べ替えられてよいことを理解されたい。さらに、いくつかのブロックは組み合わせられてよく、または省かれてもよい。添付の方法クレームは、様々なブロックの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
[00120]以上の説明は、本明細書で説明した様々な態様を当業者が実践することが可能となるように提供される。これらの態様の様々な修正が当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義する一般原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書で示した態様に限定されるものではなく、クレーム文言に一致する最大の範囲が与えられるべきであり、単数形での要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。「例示的」という語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために本明細書で使用される。「例示的」として本明細書で説明したいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好適または有利なものと解釈すべきではない。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、A、B、および/またはCの任意の組合せを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含んでよい。詳細には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはAおよびBおよびCであってよく、ここで、任意のそのような組合せは、A、B、またはCのうちの1つまたは複数のメンバを含んでよい。当業者に知られているかまたは後で知られることになる、本開示全体にわたって説明した様々な態様の要素に対するすべての構造的および機能的な均等物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることを意図する。その上、本明細書で開示するいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。いかなるクレーム要素も、その要素が「のための手段」という句を使用して明確に記載されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] ワイヤレス通信の方法であって、
ユーザ機器(UE)によってパターンを識別することと、前記パターンが、前記UEの少なくとも1つのバッテリーの電圧が電圧ドループから回復するバッテリー回復時間期間を識別する、
前記パターンに少なくとも部分的に基づいて前記UEによって前記バッテリー回復時間期間を構成することと、
前記パターンに少なくとも部分的に基づいて前記UEによって基地局と通信することと を備える方法。
[C2] 前記パターンが、異なるバッテリー回復時間期間を含む複数のパターンから選択される、C1に記載の方法。
[C3] 前記パターンが前記UEによって要求される、C1に記載の方法。
[C4] 前記パターンが前記基地局によって前記UEに示される、C1に記載の方法。
[C5] 前記パターンが、
システム情報ブロック、
無線リソース制御シグナリングメッセージ、または
それらの組合せのうちの少なくとも1つの中で前記UEに示される、
C1に記載の方法。
[C6] 前記パターンが、前記UEに関連する1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて識別される、C1に記載の方法。
[C7] 前記1つまたは複数のパラメータが、
前記UEに関連する送信電力、
前記UEの1つまたは複数の通信に関連するペイロードサイズ、
前記UEの1つまたは複数の通信の送信の長さ、
前記UEに関連する反復の回数、
前記少なくとも1つのバッテリーの特性、
前記少なくとも1つのバッテリーに関連する1つまたは複数の測定値に少なくとも部分的に基づいて決定される、前記少なくとも1つのバッテリーのバッテリーパラメータ、 前記UEのモビリティ特性、
前記UEの能力、
前記UEのカテゴリー、または
それらの組合せのうちの少なくとも1つを含む、
C6に記載の方法。
[C8] 前記少なくとも1つのバッテリーの前記特性が、
前記少なくとも1つのバッテリーのピーク電流、
前記少なくとも1つのバッテリーに関連する前記電圧ドループ、
前記少なくとも1つのバッテリーに関連する電圧降下、
前記少なくとも1つのバッテリーの残り容量、
前記UEの中に含まれるバッテリーの個数、
前記少なくとも1つのバッテリーが非充電式バッテリーであるのかそれとも充電式バッテリーであるのか、
前記少なくとも1つのバッテリーの回復負荷に関するバッテリー回復特性、または
それらの組合せのうちの少なくとも1つを含む、
C7に記載の方法。
[C9] 前記1つまたは複数のパラメータが、電力ヘッドルーム報告または帯域内シグナリングに関連して前記基地局に報告される、C6に記載の方法。
[C10] 前記パターンが、前記1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて前記基地局によって前記UEに示される、C6に記載の方法。
[C11] 前記パターンが、
前記UEが通信を受信することが許容されるが通信を送信することは許容されない第1の時間期間、
前記UEが通信を送信することが許容されるが通信を受信することは許容されない第2の時間期間、
前記UEが通信を送信および受信することが許容される第3の時間期間、
前記UEがセル探索を実行することが許容される第4の時間期間、
前記UEのウェイク期間に対応する第5の時間期間、
前記UEのスリープ期間に対応する第6の時間期間、
前記UEの性能を改善することに関連するアクティビティに対応する第7の時間期間、または
それらの組合せのうちの少なくとも1つを示す、
C1に記載の方法。
[C12] 前記UEが半二重モードで通信するように構成された後、前記バッテリー回復時間期間が前記パターンを使用して構成される、C1に記載の方法。
[C13] 前記電圧ドループがしきい値を満足するという決定に少なくとも部分的に基づいて、前記UEが前記半二重モードで通信するように構成される、C12に記載の方法。
[C14] ワイヤレス通信の方法であって、
ユーザ機器(UE)の少なくとも1つのバッテリーの特性を前記UEによって識別することと、
前記特性、および1つまたは複数の通信のために前記UEによって使用されるべき送信電力に少なくとも部分的に基づいて、前記UEによって半二重モードまたは全二重モードを構成することと、
前記半二重モードまたは前記全二重モードを構成することに少なくとも部分的に基づいて、前記UEによって前記半二重モードまたは前記全二重モードを使用して前記1つまたは複数の通信を送信することと
を備える方法。
[C15] 前記送信電力がしきい値を満足するときに前記半二重モードが構成され、または前記送信電力が前記しきい値を満足しないときに前記全二重モードが構成される、C14に記載の方法。
[C16] 前記しきい値が、基地局によって前記UEに示されるか、または前記少なくとも1つのバッテリーの前記特性に少なくとも部分的に基づいて前記UEによって決定される、C15に記載の方法。
[C17] 前記少なくとも1つのバッテリーの前記特性が、
前記少なくとも1つのバッテリーのピーク電流、
前記少なくとも1つのバッテリーに関連する電圧ドループ、
前記少なくとも1つのバッテリーに関連する電圧降下、
前記少なくとも1つのバッテリーの残り容量、
前記UEの中に含まれるバッテリーの個数、
前記少なくとも1つのバッテリーが非充電式バッテリーであるのかそれとも充電式バッテリーであるのか、
前記少なくとも1つのバッテリーの回復負荷に関するバッテリー回復特性、または
それらの組合せのうちの少なくとも1つを含む、
C14に記載の方法。
[C18] ワイヤレス通信のためのユーザ機器(UE)であって、
メモリと、
前記メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサとを備え、前記メモリおよび前記1つまたは複数のプロセッサが、
パターンを識別し、ここにおいて、前記パターンが、前記UEの少なくとも1つのバッテリーの電圧が電圧ドループから回復するバッテリー回復時間期間を識別する、
前記パターンに少なくとも部分的に基づいて前記バッテリー回復時間期間を構成し、 前記パターンに少なくとも部分的に基づいて基地局と通信するように構成される、 ユーザ機器。
[C19] 前記パターンが、
異なるバッテリー回復時間期間を含む複数のパターンからの選択、
前記UEによる要求、
前記基地局から前記UEによって受信される表示、または
それらの組合せのうちの1つまたは複数に少なくとも部分的に基づいて識別される、 C18に記載のUE。
[C20] 前記パターンが、
システム情報ブロック、
無線リソース制御シグナリングメッセージ、または
それらの組合せのうちの少なくとも1つの中で前記UEに示される、
C18に記載のUE。
[C21] 前記パターンが、1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて識別され、ここにおいて、前記1つまたは複数のパラメータが、
前記UEに関連する送信電力、
前記UEの1つまたは複数の通信に関連するペイロードサイズ、
前記UEの1つまたは複数の通信の送信の長さ、
前記UEに関連する反復の回数、
前記少なくとも1つのバッテリーに関連する1つまたは複数の測定値に少なくとも部分的に基づいて決定される、前記少なくとも1つのバッテリーのバッテリーパラメータ、 前記UEのモビリティ特性、
前記UEの能力、
前記UEのカテゴリー、
前記少なくとも1つのバッテリーのピーク電流、
前記少なくとも1つのバッテリーに関連する前記電圧ドループ、
前記少なくとも1つのバッテリーに関連する電圧降下、
前記少なくとも1つのバッテリーの残り容量、
前記UEの中に含まれるバッテリーの個数、
前記少なくとも1つのバッテリーが非充電式バッテリーであるのかそれとも充電式バッテリーであるのか、
前記少なくとも1つのバッテリーの回復負荷に関するバッテリー回復特性、または
それらの組合せのうちの少なくとも1つを含む、
C18に記載のUE。
[C22] 前記1つまたは複数のパラメータが、電力ヘッドルーム報告または帯域内シグナリングに関連して前記基地局に報告される、C21に記載のUE。
[C23] 前記パターンが、前記1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて前記基地局によって前記UEに示される、C21に記載のUE。
[C24] 前記パターンが、
前記UEが通信を受信することが許容されるが通信を送信することは許容されない第1の時間期間、
前記UEが通信を送信することが許容されるが通信を受信することは許容されない第2の時間期間、
前記UEが通信を送信および受信することが許容される第3の時間期間、
前記UEがセル探索を実行することが許容される第4の時間期間、
前記UEのウェイク期間に対応する第5の時間期間、
前記UEのスリープ期間に対応する第6の時間期間、
前記UEの性能を改善することに関連するアクティビティに対応する第7の時間期間、または
それらの組合せのうちの少なくとも1つを示す、
C18に記載のUE。
[C25] 前記UEが半二重モードで通信するように構成された後、前記バッテリー回復時間期間が前記パターンを使用して構成される、C18に記載のUE。
[C26] 前記電圧ドループがしきい値を満足するという決定に少なくとも部分的に基づいて、前記UEが前記半二重モードで通信するように構成される、C25に記載のUE。
[C27] ワイヤレス通信のためのユーザ機器(UE)であって、
メモリと、
前記メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサとを備え、前記メモリおよび前記1つまたは複数のプロセッサが、
前記UEの少なくとも1つのバッテリーの特性を識別し、
前記特性、および1つまたは複数の通信のために前記UEによって使用されるべき送信電力に少なくとも部分的に基づいて、半二重モードまたは全二重モードを構成し、
前記半二重モードまたは前記全二重モードを構成することに少なくとも部分的に基づいて、前記半二重モードまたは前記全二重モードを使用して前記1つまたは複数の通信を送信するように構成される、
ユーザ機器。
[C28] 前記送信電力がしきい値を満足するときに前記半二重モードが構成され、または前記送信電力が前記しきい値を満足しないときに前記全二重モードが構成される、C27に記載のUE。
[C29] 前記しきい値が、基地局によって前記UEに示されるか、または前記少なくとも1つのバッテリーの前記特性に少なくとも部分的に基づいて前記UEによって決定される、C28に記載のUE。
[C30] 前記少なくとも1つのバッテリーの前記特性が、
前記少なくとも1つのバッテリーのピーク電流、
前記少なくとも1つのバッテリーに関連する電圧ドループ、
前記少なくとも1つのバッテリーに関連する電圧降下、
前記少なくとも1つのバッテリーの残り容量、
前記UEの中に含まれるバッテリーの個数、
前記少なくとも1つのバッテリーが非充電式バッテリーであるのかそれとも充電式バッテリーであるのか、
前記少なくとも1つのバッテリーの回復負荷に関するバッテリー回復特性、または
それらの組合せのうちの少なくとも1つを含む、
C27に記載のUE。

Claims (15)

  1. ワイヤレス通信の方法であって、
    ユーザ機器(UE)によってパターンを識別することと、前記パターンが、前記UEの少なくとも1つのバッテリーの電圧が電圧ドループから回復するバッテリー回復時間期間を識別し、前記パターンが、各UEモードに対応する時間期間を有するUEモードのシーケンスを含み、UEモードの前記シーケンスが、前記UEモードの個々の時間期間中に前記少なくとも1つのバッテリーに異なる負荷を生じさせる、
    少なくとも前記パターンに基づいて前記UEによって前記バッテリー回復時間期間を構成することと、
    少なくとも前記パターンに基づいて前記UEによって基地局と通信することと
    を備える方法。
  2. 前記パターンが、異なるバッテリー回復時間期間を含む複数のパターンから選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記パターンが前記UEによって要求される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記パターンが前記基地局によって前記UEに示される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記パターンが、
    システム情報ブロック、
    無線リソース制御シグナリングメッセージ、または
    それらの組合せのうちの少なくとも1つの中で前記UEに示される、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記パターンが、少なくとも前記UEに関連する1つまたは複数のパラメータに基づいて識別される、請求項1に記載の方法。
  7. 前記1つまたは複数のパラメータが、
    前記UEに関連する送信電力、
    前記UEの1つまたは複数の通信に関連するペイロードサイズ、
    前記UEの1つまたは複数の通信の送信の長さ、
    前記UEに関連する反復の回数、
    前記少なくとも1つのバッテリーの特性、
    前記少なくとも1つのバッテリーに関連する、少なくとも1つまたは複数の測定値に基づいて決定される、前記少なくとも1つのバッテリーのバッテリーパラメータ、
    前記UEのモビリティ特性、
    前記UEの能力、
    前記UEのカテゴリー、または
    それらの組合せのうちの少なくとも1つを含む、
    請求項6に記載の方法。
  8. 前記少なくとも1つのバッテリーの前記特性が、
    前記少なくとも1つのバッテリーのピーク電流、
    前記少なくとも1つのバッテリーに関連する前記電圧ドループ、
    前記少なくとも1つのバッテリーに関連する電圧降下、
    前記少なくとも1つのバッテリーの残り容量、
    前記UEの中に含まれるバッテリーの個数、
    前記少なくとも1つのバッテリーが非充電式バッテリーであるのかそれとも充電式バッテリーであるのか、
    前記少なくとも1つのバッテリーの回復負荷に関するバッテリー回復特性、または
    それらの組合せのうちの少なくとも1つを含む、
    請求項7に記載の方法。
  9. 前記1つまたは複数のパラメータが、電力ヘッドルーム報告または帯域内シグナリングに関連して前記基地局に報告される、請求項6に記載の方法。
  10. 前記パターンが、少なくとも前記1つまたは複数のパラメータに基づいて前記基地局によって前記UEに示される、請求項6に記載の方法。
  11. 前記パターンが、
    前記UEが通信を受信することが許容されるが通信を送信することは許容されない第1の時間期間、
    前記UEが通信を送信することが許容されるが通信を受信することは許容されない第2の時間期間、
    前記UEが通信を送信および受信することが許容される第3の時間期間、
    前記UEがセル探索を実行することが許容される第4の時間期間、
    前記UEのウェイク期間に対応する第5の時間期間、
    前記UEのスリープ期間に対応する第6の時間期間、
    前記UEの性能を改善することに関連するアクティビティに対応する第7の時間期間、または
    それらの組合せのうちの少なくとも1つを示す、
    請求項1に記載の方法。
  12. 前記UEが半二重モードで通信するように構成された後、前記バッテリー回復時間期間が前記パターンを使用して構成される、請求項1に記載の方法。
  13. 少なくとも前記電圧ドループがしきい値を満足するという決定に基づいて、前記UEが前記半二重モードで通信するように構成される、請求項12に記載の方法。
  14. ワイヤレス通信のためのユーザ機器(UE)であって、
    メモリと、
    前記メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサとを備え、前記メモリおよび前記1つまたは複数のプロセッサが、
    パターンを識別し、ここにおいて、前記パターンが、前記UEの少なくとも1つのバッテリーの電圧が電圧ドループから回復するバッテリー回復時間期間を識別し、前記パターンが、各UEモードに対応する時間期間を有するUEモードのシーケンスを含み、UEモードの前記シーケンスが、前記UEモードの個々の時間期間中に前記少なくとも1つのバッテリーに異なる負荷を生じさせる、
    少なくとも前記パターンに基づいて前記バッテリー回復時間期間を構成し、
    少なくとも前記パターンに基づいて基地局と通信するように構成される、
    ユーザ機器。
  15. 前記パターンが、
    異なるバッテリー回復時間期間を含む複数のパターンからの選択、
    前記UEによる要求、
    前記基地局から前記UEによって受信される表示、または
    少なくともそれらの組合せのうちの1つまたは複数に基づいて識別される、
    請求項14に記載のUE。
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