JP7176345B2 - 閉塞検知装置及びクランプユニット - Google Patents

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    • G01L7/00Measuring the steady or quasi-steady pressure of a fluid or a fluent solid material by mechanical or fluid pressure-sensitive elements

Description

本発明は、閉塞検知装置及びクランプユニットに関する。
従来、ユニット本体と、ユニット本体を開閉する蓋部と、チューブからの圧力による荷重を検出する荷重検出センサと、を備える閉塞検知装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014-83091号公報
荷重検出センサは、一定以上の荷重が掛かると破損してしまう。そのため、荷重検出センサに所定値以上の荷重が掛かることを抑制できることが望まれる。
本発明は、チューブからの圧力による荷重を検出する荷重検出センサに所定値以上の荷重が掛かることを抑制できる閉塞検知装置及びクランプユニットを提供することを目的とする。
本発明は、ユニット本体と、前記ユニット本体に取り付けられた基板と、前記基板に配置され、チューブからの圧力による荷重を検出する荷重検出センサと、前記ユニット本体を開閉する蓋部と、前記蓋部により前記ユニット本体を閉じて前記蓋部と前記荷重検出センサとの間に前記チューブが配置された状態において、前記荷重検出センサに所定値以上の荷重が掛かった場合に、荷重検出センサを介して前記基板に掛かった荷重を吸収する荷重吸収部と、を備える閉塞検知装置に関する。
また、前記荷重吸収部は、前記基板を厚さ方向に貫通して配置され前記基板を厚さ方向に移動可能に支持する棒状のガイド部材と、前記荷重検出センサに所定値以上の荷重が掛かった場合に前記荷重検出センサに掛かった荷重を吸収する側への前記基板の移動を許容しつつ、前記荷重検出センサに所定値未満の荷重が掛かった場合に前記荷重検出センサが検出位置に位置するように前記基板を付勢する付勢部材と、を有することが好ましい。
また、前記付勢部材は、2つのバネ部材で構成され、前記ガイド部材は、2つ設けられ、前記バネ部材及び前記ガイド部材を1組として、2組の前記バネ部材及び前記ガイド部材は、前記基板の面方向における前記荷重検出センサが配置された部分を挟んだ2箇所に配置されることが好ましい。
また、前記荷重吸収部は、前記2つのガイド部材を接続する接続部材を更に有することが好ましい。
また、本発明は、前記の閉塞検知装置を備え、前記ユニット本体と前記蓋部との間にチューブを配置することでチューブをクランプするクランプユニットに関する。
本発明によれば、チューブからの圧力による荷重を検出する荷重検出センサに所定値以上の荷重が掛かることを抑制できる閉塞検知装置及びクランプユニットを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る血液透析装置の全体構成を示す図である。 クランプユニットの構成を示す正面図である。 クランプユニットの開状態を示す図である。 クランプユニットの閉鎖状態を示す斜視図である。 クランプユニットを下方側から視た斜視図である。 図4におけるA-A線断面図である。 図4におけるB-B線断面図である。 荷重検出部の構成を示す断面図である。
以下、本発明のクランプユニット60を含む血液透析装置の好ましい一実施形態について、図面を参照しながら説明する。本発明の血液透析装置は、腎不全患者や薬物中毒患者の血液を浄化すると共に、血液中の余分な水分を除去し、必要に応じて血液中に水分を補充(補液)する。
まず、本実施形態の血液透析装置1の全体構成につき、図1を参照しながら説明する。透析装置としての血液透析装置1は、血液透析器としてのダイアライザ10と、血液回路20と、透析液回路30と、補充液ライン38と、コンソール100と、を備える。コンソール100には、操作パネル70、クランプユニット60、血液回路20の一部、透析液回路30の一部、温度調節部としてのヒータ40、薬液ポンプ231、補液ポンプ39、及び制御装置50が配置されている。
ダイアライザ10は、筒状に形成された容器本体11と、この容器本体11の内部に収容された透析膜(図示せず)と、を備え、容器本体11の内部は、透析膜により血液側流路と透析液側流路とに区画される(いずれも図示せず)。容器本体11には、血液側流路に連通する血液導入口111及び血液導出口112と、透析液側流路に連通する透析液導入口113及び透析液導出口114と、が形成される。
血液回路20は、動脈側ライン21と、静脈側ライン22と、薬剤ライン23と、オーバーフローライン24と、を備える。動脈側ライン21、静脈側ライン22、薬剤ライン23及びオーバーフローライン24は、いずれも液体が流通可能な可撓性を有するチューブを主体として構成される。
本実施形態においては、動脈側ライン21、静脈側ライン22、薬剤ライン23及びオーバーフローライン24を構成するチューブは、例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)、シリコン(Si)等の可撓性のチューブで形成される。チューブとしては、例えば、外径が5.5mm、内径が3.3mmのものなどが用いられる。チューブの硬度は、例えば、50~85程度(JIS K7215)のものなどが用いられる。
動脈側ライン21は、一端側が対象者(透析患者)の動脈に接続され、他端側がダイアライザ10の血液導入口111に接続される。動脈側ライン21の途中には、コンソール100が配置される。コンソール100において、動脈側ライン21が通る部分には、クランプユニット60及び血液ポンプ212が配置される。クランプユニット60における動脈側ライン21が通る部分には、動脈側クランプ部(クランプ部)65、荷重検出部66、及び動脈側気泡センサ(気泡検知部)67が配置される。クランプユニット60の詳細については後述する。
血液ポンプ212は、動脈側ライン21におけるクランプユニット60よりも下流側に配置される。血液ポンプ212は、動脈側ライン21を構成するチューブをローラでしごくことにより、動脈側ライン21の内部の血液やプライミング液等の液体を送り出す。
静脈側ライン22は、一端側がダイアライザ10の血液導出口112に接続され、他端側が対象者(透析患者)の静脈に接続される。静脈側ライン22の途中には、静脈側チャンバ222及びコンソール100が配置される。コンソール100において、静脈側ライン22が通る部分には、クランプユニット60が配置される。クランプユニット60における静脈側ライン22が通る部分には、静脈側クランプ部69及び静脈側気泡センサ68が配置される。クランプユニット60の詳細については後述する。
静脈側チャンバ222は、静脈側ライン22におけるダイアライザ10とコンソール100との間に配置される。静脈側チャンバ222は、所定量(例えば、20ml)の血液を貯留する。
薬剤ライン23は、血液透析中に必要な薬剤を動脈側ライン21に供給する。薬剤ライン23は、一端側(基端側)が薬剤を送り出す薬液ポンプ231に接続され、他端側(先端側)が動脈側ライン21における血液ポンプ212とダイアライザ10との間に接続される。
オーバーフローライン24は、一端側(基端側)が静脈側チャンバ222に接続される。オーバーフローライン24は、プライミング工程において静脈側ライン22を流通する生理食塩液、空気等を外部に排出する。オーバーフローライン24には、オーバーフロークランプ241が配置される。オーバーフロークランプ241は、オーバーフローライン24の流路を開閉する。
以上の血液回路20によれば、対象者(透析患者)の動脈から取り出された血液は、血液ポンプ212により動脈側ライン21を流通してダイアライザ10の血液側流路に導入される。ダイアライザ10に導入された血液は、透析膜を介して後述する透析液回路30を流通する透析液により浄化される。ダイアライザ10において浄化された血液は、静脈側ライン22を流通して対象者の静脈に返血される。
透析液回路30は、本実施形態では、いわゆる密閉容量制御方式の透析液回路30により構成される。この透析液回路30は、透析液チャンバ31と、透析液供給ライン32と、透析液導入ライン33と、透析液導出ライン34と、排液ライン35と、バイパスライン36と、除水/逆ろ過ポンプ37と、を備える。
透析液チャンバ31は、一定容量(例えば、300ml~500ml)の透析液を収容可能な硬質の容器311と、この容器311の内部を区画する軟質の隔膜(ダイアフラム)312と、を備える。透析液チャンバ31の内部は、隔膜312により送液収容部313及び排液収容部314に区画される。
透析液供給ライン32は、基端側が透析液供給装置(図示せず)に接続され、先端側が透析液チャンバ31に接続される。透析液供給ライン32は、透析液チャンバ31の送液収容部313に透析液を供給する。
透析液導入ライン33は、透析液チャンバ31とダイアライザ10の透析液導入口113とを接続し、透析液チャンバ31の送液収容部313に収容された透析液をダイアライザ10の透析液側流路に導入する。
透析液導出ライン34は、ダイアライザ10の透析液導出口114と透析液チャンバ31とを接続し、ダイアライザ10から排出された透析液を透析液チャンバ31の排液収容部314に導出する。
排液ライン35は、基端側が透析液チャンバ31に接続され、排液収容部314に収容された透析液の排液を排出する。
バイパスライン36は、透析液導出ライン34と排液ライン35とを接続する。
除水/逆ろ過ポンプ37は、バイパスライン36に配置される。除水/逆ろ過ポンプ37は、バイパスライン36の内部の透析液を排液ライン35側に流通させる方向(除水方向)及び透析液導出ライン34側に流通させる方向(逆ろ過方向)に送液可能に駆動するポンプにより構成される。
ヒータ40は、透析液回路30を流通する透析液を所定の温度に加温する。
補充液ライン38は、透析液を血液回路20に直接供給するためのラインである。図1に示すように、補充液ライン38の上流側は、透析液回路30の透析液導入ライン33における透析液チャンバ31とダイアライザ10の透析液導入口113との間に接続されている。補充液ライン38には、補充液用クランプ381が設けられている。図1の実線で示すように、補充液ライン38の下流側が、動脈側ライン21における血液ポンプ212とダイアライザ10との間に接続される場合は、前希釈方式の血液濾過透析となる。また、図1の破線で示すように、補充液ライン38の下流側が、静脈側ライン22における静脈側チャンバ222に接続される場合は、後希釈方式の血液濾過透析となる。
クランプユニット60について説明する。
クランプユニット60は、図1に示すように、ユニット化されて構成されており、コンソール100に取り付けられる。クランプユニット60は、動脈側ライン21を構成するチューブ、及び静脈側ライン22を構成するチューブをクランプして保持する。クランプユニット60には、幅方向Hの一方側において、動脈側ライン21を構成するチューブが上下方向に亘って配置され、幅方向Hの他方側において、静脈側ライン22を構成するチューブが上下方向に亘って配置される。
クランプユニット60は、図2~図5に示すように、ユニット本体61と、ユニット本体61を開閉する蓋部62と、ヒンジ部63と、開閉レバー641と、開閉係合部642と、基板664(図5参照)と、荷重検出部66と、を備える。クランプユニット60は、ユニット本体61と蓋部62との間にチューブを配置することでチューブを固定する。クランプユニット60は、ユニット本体61の内面に動脈側ライン21を構成するチューブ及び静脈側ライン22を構成するチューブを配置した状態で、ユニット本体61の内面側に蓋部62の内面を押し付けることで、動脈側ライン21を構成するチューブ及び静脈側ライン22を構成するチューブを固定する。
蓋部62の内面は、動脈側ライン21を構成するチューブ及び静脈側ライン22を構成するチューブを一定の力で固定するチューブ固定部を構成する。蓋部62の内面を構成する部材において、少なくともチューブを押圧する部分の材料としては、例えば、樹脂材料が用いられ、ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)、ASA樹脂(ABS樹脂のブタジエンに代替し、アクリルゴムを重合させたもの)、ポリプロピレン等の合成樹脂などが用いられる。これにより、蓋部62の内面は、動脈側ライン21を構成するチューブ及び静脈側ライン22を構成するチューブを、十分に保持すると共につぶし過ぎないような適切な保持力で固定できる。
ヒンジ部63は、図2に示すように、蓋部62の閉鎖時に、クランプユニット60の幅方向Hの他方側の端部に配置され、蓋部62をユニット本体61に対して回動可能に接続する。
開閉レバー641は、蓋部62の閉鎖時に、蓋部62の幅方向Hの一方側の端部に設けられる。開閉係合部642は、図3に示すように、蓋部62の閉鎖時に、開閉レバー641に係合可能に、ユニット本体61の内面の幅方向Hの一方側の端部に設けられる。開閉レバー641を操作することで、ユニット本体61と蓋部62との開閉が行われる。
ユニット本体61の内面には、図3に示すように、本体側動脈側チューブ配置部611(チューブ配置部)と、本体側静脈側チューブ配置部612(チューブ配置部)と、が形成されている。本体側動脈側チューブ配置部611及び本体側静脈側チューブ配置部612は、ユニット本体61の内面において、ユニット本体61の幅方向Hに離間して配置され、直線状に延びる。本体側静脈側チューブ配置部612は、本体側動脈側チューブ配置部611よりも幅方向Hにおけるヒンジ部63側に配置される。
図5に示すように、ユニット本体61の外面613(図8参照)には、基板664が取り付けられている。基板664のユニット本体61側の第1面664a(図8参照)には、荷重検出部66のフォースセンサ665(荷重検出センサ)が実装(配置)されている(後述、図8参照)。
蓋部62の内面には、図3に示すように、蓋部62の閉鎖時に、本体側動脈側チューブ配置部611に対向して配置される蓋部側動脈側チューブ配置部621と、本体側静脈側チューブ配置部612に対向して配置される蓋部側静脈側チューブ配置部622と、が形成されている。蓋部側動脈側チューブ配置部621及び蓋部側静脈側チューブ配置部622は、蓋部62の内面において、蓋部62の幅方向Hに離間して配置され、直線状に延びる。蓋部側静脈側チューブ配置部622は、蓋部側動脈側チューブ配置部621よりも幅方向Hのヒンジ部63側に配置される。
蓋部62の閉鎖時において、本体側動脈側チューブ配置部611と蓋部側動脈側チューブ配置部621との間には、動脈側ライン21を構成するチューブが配置され、本体側静脈側チューブ配置部612と蓋部側静脈側チューブ配置部622との間には、静脈側ライン22を構成するチューブが配置される。
ここで、まず、本体側動脈側チューブ配置部611及び蓋部側動脈側チューブ配置部621に設けられる構成について説明する。
図3及び図6に示すように、蓋部62の閉鎖時において、本体側動脈側チューブ配置部611及び蓋部側動脈側チューブ配置部621に沿って、動脈側上流チューブ押さえ部601、動脈側クランプ部65、荷重検出部66、動脈側気泡センサ67及び動脈側下流チューブ押さえ部602が配置される。本実施形態においては、動脈側上流チューブ押さえ部601、動脈側クランプ部65、荷重検出部66、動脈側気泡センサ67及び動脈側下流チューブ押さえ部602は、クランプユニット60において、上流側から下流側(図1及び図3における下方側から上方側)に向かって、この順に並んで配置されている。
本体側動脈側チューブ配置部611は、図3に示すように、ユニット本体61の内面に配置される。本体側動脈側チューブ配置部611には、動脈側ライン21を構成するチューブを流通する液体の上流側から下流側(図3の下方側から上方側)に向かって順に、動脈側上流チューブ押さえ部601の収容凹部601a、動脈側クランプ部65の動脈側可動クランプ部651、荷重検出部66の荷重受け部662、動脈側気泡センサ67の超音波発振部671が内部に収容された動脈側気泡センサ受け部材672、動脈側下流チューブ押さえ部602の収容凹部602aが並んで配置される。
蓋部側動脈側チューブ配置部621は、蓋部62の内面に配置され、蓋部62の閉鎖時に本体側動脈側チューブ配置部611に対向して配置される。蓋部側動脈側チューブ配置部621には、動脈側ライン21を構成するチューブを流通する液体の上流側から下流側(図3の下方側から上方側)に向かって順に、動脈側上流チューブ押さえ部601の押さえ凸部601b、動脈側クランプ部65の動脈側クランプ受け部652、荷重検出部66の荷重押さえ部663、動脈側気泡センサ67の超音波受信部673が内部に収容された動脈側気泡センサ押さえ部材674、動脈側下流チューブ押さえ部602の押さえ凸部602bが並んで配置されている。
動脈側上流チューブ押さえ部601の押さえ凸部601bは、蓋部62の閉鎖時に、ユニット本体61に配置される収容凹部601aに対向して配置され、クランプユニット60における動脈側ライン21を流通する液体の上流側(図3における下方側)において、動脈側ライン21を構成するチューブを押さえる。
動脈側クランプ受け部652は、蓋部62の閉鎖時において、ユニット本体61に配置される動脈側可動クランプ部651に対向して配置される。動脈側クランプ受け部652及び動脈側可動クランプ部651は、動脈側クランプ部65を構成し、動脈側ライン21を構成するチューブを挟んで保持する。
動脈側クランプ部65は、図3及び図6に示すように、ユニット本体61に配置される動脈側可動クランプ部651と、ユニット本体61に配置され動脈側可動クランプ部651を駆動するソレノイド653と、蓋部62に配置される動脈側クランプ受け部652と、を有する。動脈側クランプ受け部652は、蓋部62の内面から突出して形成され、幅方向Hに延びる。
動脈側可動クランプ部651は、図6に示すように、先端が幅方向Hに延びる平面状に形成されると共にチューブ配置部が延びる方向に切断した断面において先端側の幅が狭い台形状に形成される。動脈側可動クランプ部651の後端には、ソレノイド653の出力軸653aが、進退可能に接続されている。動脈側可動クランプ部651は、ソレノイド653の出力軸653aの進退により、動脈側ライン21を構成するチューブを、動脈側可動クランプ部651の先端及び動脈側クランプ受け部652の先端で挟み込んでクランプし、又は、動脈側ライン21を開閉する。
以上のように構成される動脈側クランプ部65は、血液透析装置1の通常動作時に、動脈側可動クランプ部651及び動脈側クランプ受け部652により、ユニット本体61と蓋部62との間に配置される動脈側ライン21を構成するチューブをクランプする。
また、動脈側クランプ部65は、生理食塩水を用いたプライミング及び返血工程で開閉される。動脈側クランプ部65は、動脈側可動クランプ部651を進退させて、動脈側ライン21を構成するチューブを押し潰したり開放し、動脈側ライン21の流路を開閉することで、動脈側気泡センサ67よりも上流側において、チューブの内部を流通する液体の送液を流通/停止させる。
荷重検出部66は、動脈側ライン21を構成するチューブからの圧力による荷重を検出し、電圧値として出力可能である。つまり、チューブが閉塞するとチューブ内の圧力が陽圧または陰圧となり、チューブの径方向が変化し、それと共に荷重が変化し、結果として電圧値の変化として検出される。荷重検出部66は、図7に示すように、荷重押さえ部663と、荷重受け部662と、基板664に配置されたフォースセンサ665と、荷重吸収部80と、を有する。荷重検出部66は閉塞検知装置を構成する。
荷重押さえ部663は、図3、図6及び図7に示すように、蓋部62の閉鎖時に、ユニット本体61に配置される荷重受け部662に対向して配置され、動脈側ライン21を構成するチューブを押さえる。なお、荷重押さえ部663は、チューブの径を変更した場合に、荷重検出部66から出力される電圧値が同程度の電圧値を得られるように、高さ調整を可能な構成としてもよいし、高さが異なる荷重押さえ部に交換可能な構成としてもよい。
荷重受け部662は、蓋部62の閉鎖時に、荷重押さえ部663に押さえられた動脈側ライン21を構成するチューブからの圧力により荷重を受ける。荷重受け部662は、基板664に配置されたフォースセンサ665へ荷重を伝達する。荷重受け部662は、図8に示すように、表面シート部662aと、押圧部662bと、伝達軸部662cと、を有する。表面シート部662aは、チューブ側に配置され、蓋部62の閉鎖時に、動脈側ライン21を構成するチューブに当接される。押圧部662b及び伝達軸部662cは、ユニット本体61の連通穴615に配置される。連通穴615は、ユニット本体61の内面と外面613とを連通して形成されている。表面シート部662a、押圧部662b及び伝達軸部662cは、ユニット本体61の内面側から外面613側に向けてこの順で配置される。
フォースセンサ665は、図8に示すように、基板664におけるユニット本体61側に形成される第1面664aに実装(配置)されている。基板664は、ユニット本体61の外面613に取り付けられる。基板664は、連通穴615を塞ぐように、連通穴615が延びる方向に交差するように配置されている。基板664は、ユニット本体61側の第1面664aが、ユニット本体61の外面613に当接され、第1面664aと反対側の第2面664bが、後述する2つのバネ部材82,82によりユニット本体61側に向けて押圧されている。
フォースセンサ665は、ユニット本体61の外面613側において連通穴615の延長線上に配置されている。連通穴615には、前述の通り、荷重受け部662が配置されている。
蓋部62によりユニット本体61を閉じた場合に、蓋部62の荷重押さえ部663とフォースセンサ665との間には、荷重押さえ部663側からフォースセンサ665側に向けて、動脈側ライン21を構成するチューブ及び荷重受け部662がこの順に配置される。
以上のように構成されるフォースセンサ665は、荷重受け部662に作用するチューブからの圧力により、チューブの径方向に荷重受け部662が移動することで、荷重受け部662を介して、チューブからの圧力による荷重を検出する。これにより、フォースセンサ665は、動脈側ライン21を構成するチューブの圧力による荷重を電圧として出力する。
荷重吸収部80は、図8に示すように、基板664に配置される。荷重吸収部80は、蓋部62によりユニット本体61を閉じて蓋部62とフォースセンサ665との間にチューブが配置された状態において、フォースセンサ665に許容荷重以上(所定値以上)の荷重が掛かった場合に、フォースセンサ665を介して基板664に掛かった荷重を吸収する。荷重吸収部80は、2つのガイドポスト81,81(ガイド部材)と、2つのバネ部材82,82(付勢部材)と、バネ部材82,82を接続する接続部材83と、を有する。
ガイドポスト81及びバネ部材82は、ガイドポスト81及びバネ部材82を1組として構成され、本実施形態においては、2組のガイドポスト81及びバネ部材82が備えられている。2組のガイドポスト81及びバネ部材82は、基板664の面方向において、フォースセンサ665が配置された部分を挟んだ2箇所に離間して配置される。
2つのガイドポスト81,81は、それぞれ、円柱の棒状に形成され、基板664の厚さ方向に延びる。ガイドポスト81は、基板664を厚さ方向に貫通して配置され、基板664を厚さ方向に移動可能に支持する。2つのガイドポスト81,81は、クランプユニット60の幅方向Hに離間して配置される。2つのガイドポスト81,81は、それぞれ、一端側が、ユニット本体61の外面613に形成された取付穴616に挿入されて固定され、他端側が、ユニット本体61の外面613から突出する。2つの取付穴616は、連通穴615と平行に延びて形成され、基板664の面方向において、連通穴615を挟んでクランプユニット60の幅方向Hに離間して配置される。
接続部材83は、クランプユニット60の幅方向Hに延びる板状に形成される。接続部材83は、2つのガイドポスト81,81の他端側の端部同士を接続する。接続部材83の両端部は、それぞれ、ネジ811により、ガイドポスト81の他端部に固定されている。
2つのバネ部材82,82は、図8に示すように、それぞれ、ガイドポスト81に外装されるコイル状に形成される。バネ部材82は、基板664の第2面664bと接続部材83との間において伸縮可能に配置される。バネ部材82は、フォースセンサ665に許容荷重以上の荷重が掛かった場合に、フォースセンサ665に掛かった荷重を吸収する側への基板664の移動を許容しつつ、フォースセンサ665に許容荷重未満の荷重が掛かった場合に、フォースセンサ665が検出位置に位置するように基板664を付勢する。
これにより、フォースセンサ665に許容荷重以上の荷重が掛かった場合にフォースセンサ665に掛かった荷重を吸収する側への基板664の移動を許容することで、フォースセンサ665に許容荷重以上(所定値以上)の荷重が掛かることを抑制できる。本実施形態においては、バネ部材82のバネ定数は、フォースセンサ665に許可荷重未満の荷重が掛かった場合には縮小せずに、フォースセンサ665に許容荷重以上の荷重が掛かった場合のみに縮小される値が設定される。
以上のように構成される荷重吸収部80においては、クランプユニット60にチューブを配置する場合、チューブをユニット本体61と蓋部62との間に配置する際に、フォースセンサ665に許容荷重以上の荷重が掛かった場合に、バネ部材82より基板664の厚さ方向への荷重を吸収できる。そのため、フォースセンサ665に許容荷重以上(所定値以上)の荷重が掛かることを抑制できる。よって、フォースセンサ665の破損を防げる。
また、クランプユニット60の通常の使用状態において、フォースセンサ665に掛かる荷重は許容荷重未満の荷重であるため、荷重吸収部80のバネ部材82は縮小しない。つまり、通常の使用状態においては、荷重吸収部80のバネ部材82は縮小せずに、フォースセンサ665が検出位置に位置するように保持されるため、フォースセンサ665は、チューブからの圧力による荷重を正常に検出できる。これにより、荷重吸収部80は、通常の使用状態において、フォースセンサ665によるチューブからの圧力による荷重の検出には影響を与えない。
よって、クランプユニット60の通常の使用状態において、蓋部62の閉鎖時に、蓋部62が動脈側ライン21を構成するチューブをフォースセンサ665側に押さえ付けることで、フォースセンサ665がチューブからの圧力による荷重を検出して、荷重を電圧値として出力する。荷重検出部66により検出された検出値は、制御装置50に送信されて、チューブが閉塞しているか否かが判定される。チューブが閉塞する場合としては、例えば、血液回路の接続後において鉗子を外し忘れた場合や、治療中の返血時の血栓による針先の詰まりや、脱血/透析時の針先の血管壁への張り付きや、脱血/透析/返血時の血管状態による血流量不足などを挙げることができる。
動脈側気泡センサ押さえ部材674は、図3及び図6に示すように、蓋部62の閉鎖時において、ユニット本体61に配置される動脈側気泡センサ受け部材672に対向して配置され、動脈側ライン21を構成するチューブを押さえる。動脈側気泡センサ押さえ部材674の内部には、超音波受信部673が配置される。動脈側気泡センサ受け部材672の内部には、超音波発振部671が配置される。超音波受信部673及び超音波発振部671は、動脈側気泡センサ67を構成する。動脈側気泡センサ67は、動脈側ライン21の内部を流通する液体中に含まれる気泡の有無を検知するセンサである。なお、超音波受信部673を動脈側気泡センサ受け部材672の内部に配置すると共に、超音波発振部671を動脈側気泡センサ押さえ部材674の内部に配置するように構成してもよい。
蓋部62の閉鎖時に、動脈側気泡センサ押さえ部材674(図3参照)は、動脈側ライン21を構成するチューブを動脈側気泡センサ受け部材672側に押し当てる。超音波受信部673は、超音波発振部671から発生される超音波が動脈側ライン21を構成するチューブ内に流れる液体に照射されることで、液体と気泡の透過率の差を検出して気泡の有無を検知する。
動脈側下流チューブ押さえ部602の押さえ凸部602bは、蓋部62の閉鎖時において、ユニット本体61に配置される収容凹部602aに対向して配置され、クランプユニット60における動脈側ライン21を流通する液体の下流側(図3における上方側)において、動脈側ライン21を構成するチューブを押さえる。
次に、蓋部62の閉鎖時に、本体側静脈側チューブ配置部612及び蓋部側静脈側チューブ配置部622に設けられる構成について説明する。
図3に示すように、蓋部62の閉鎖時において、本体側静脈側チューブ配置部612及び蓋部側静脈側チューブ配置部622に沿って、静脈側上流チューブ押さえ部603、静脈側気泡センサ68、静脈側クランプ部69及び静脈側下流チューブ押さえ部604が配置される。本実施形態においては、静脈側上流チューブ押さえ部603、静脈側気泡センサ68、静脈側クランプ部69及び静脈側下流チューブ押さえ部604は、クランプユニット60において、上流側から下流側(図1及び図3における上方側から下方側)に向かって、この順に並んで配置されている。
本体側静脈側チューブ配置部612は、図3に示すように、ユニット本体61の内面に配置される。本体側静脈側チューブ配置部612には、静脈側ライン22を構成するチューブを流通する液体の上流側から下流側(図3の上方側から下方側)に向かって順に、静脈側上流チューブ押さえ部603の収容凹部603a、静脈側気泡センサ68の超音波発振部681が内部に収容された静脈側気泡センサ受け部材682、静脈側クランプ部69の静脈側可動クランプ部691、静脈側下流チューブ押さえ部604の収容凹部604aが並んで配置される。
蓋部側静脈側チューブ配置部622は、蓋部62の内面に配置され、蓋部62の閉鎖時に本体側静脈側チューブ配置部612に対向して配置される。蓋部側静脈側チューブ配置部622には、静脈側ライン22を構成するチューブを流通する液体の上流側から下流側(図3の上方側から下方側)に向かって順に、静脈側上流チューブ押さえ部603の押さえ凸部603b、静脈側気泡センサ68の超音波受信部683が内部に収容された静脈側気泡センサ押さえ部材684、静脈側クランプ部69の静脈側クランプ受け部692、静脈側下流チューブ押さえ部604の押さえ凸部604bが並んで配置されている。
静脈側上流チューブ押さえ部603の押さえ凸部603bは、蓋部62の閉鎖時に、ユニット本体61に配置される収容凹部603aに対向して配置され、クランプユニット60における静脈側ライン22を流通する液体の上流側(図3における上方側)において、静脈側ライン22を構成するチューブを押さえる。
静脈側気泡センサ押さえ部材684は、蓋部62の閉鎖時において、ユニット本体61に配置される静脈側気泡センサ受け部材682に対向して配置され、静脈側ライン22を構成するチューブを押さえる。静脈側気泡センサ押さえ部材684の内部には、超音波受信部683が配置される。静脈側気泡センサ受け部材682の内部には、超音波発振部681が配置される。超音波受信部683及び超音波発振部681は、静脈側気泡センサ68を構成する。静脈側気泡センサ68は、静脈側ライン22の内部を流通する液体中に含まれる気泡の有無を検知するセンサである。なお、超音波受信部683を静脈側気泡センサ受け部材682の内部に配置すると共に、超音波発振部681を静脈側気泡センサ受け部材684の内部に配置するように構成してもよい。
蓋部62の閉鎖時に、静脈側気泡センサ押さえ部材684(図3参照)は、静脈側ライン22を構成するチューブを静脈側気泡センサ受け部材682側に押し当てる。超音波受信部683は、超音波発振部681から発生される超音波が静脈側ライン22を構成するチューブ内に流れる液体に照射されることで、液体と気泡の透過率の差を検出して気泡の有無を検知する。
静脈側クランプ受け部692は、蓋部62の閉鎖時において、ユニット本体61に配置される静脈側可動クランプ部691に対向して配置される。静脈側クランプ受け部692及び静脈側可動クランプ部691は、静脈側クランプ部69を構成し、静脈側ライン22を構成するチューブを挟んで保持する。
静脈側クランプ部69は、図3及び図7に示すように、ユニット本体61に配置される静脈側可動クランプ部691と、ユニット本体61に配置され静脈側可動クランプ部691を駆動するソレノイド693と、蓋部62に配置される静脈側クランプ受け部692と、を有する。静脈側クランプ受け部692は、蓋部62の内面から突出して形成され、幅方向Hに延びる。
静脈側可動クランプ部691は、先端が幅方向Hに延びる平面状に形成されると共にチューブ配置部が延びる方向に切断した断面において先端側の幅が狭い台形状に形成される。静脈側可動クランプ部691の後端には、ソレノイド693の出力軸693aが、進退可能に接続されている。静脈側可動クランプ部691は、ソレノイド693の出力軸693aの進退により、静脈側ライン22を構成するチューブを、静脈側可動クランプ部691の先端及び静脈側クランプ受け部692の先端で挟み込んでクランプし、又は、静脈側ライン22を開閉する。
以上のように構成される静脈側クランプ部69は、血液透析装置1の通常動作時に、静脈側可動クランプ部691及び静脈側クランプ受け部692により、ユニット本体61と蓋部62との間に配置される静脈側ライン22を構成するチューブをクランプする。
また、静脈側クランプ部69は、静脈側気泡センサ68または動脈側気泡センサ67による気泡の検出結果に応じて制御される。静脈側クランプ部69は、静脈側気泡センサ68または動脈側気泡センサ67により気泡が所定量よりも多く検出された場合に、静脈側可動クランプ部691を進出させて、静脈側ライン22を構成するチューブを押し潰して、静脈側ライン22の流路を閉鎖することで、静脈側気泡センサ68よりも上流側において、チューブの内部を流通する液体の送液を停止させる。
静脈側下流チューブ押さえ部604の押さえ凸部604bは、蓋部62の閉鎖時において、ユニット本体61に配置される収容凹部604aに対向して配置され、クランプユニット60における静脈側ライン22を流通する液体の下流側(図3における下方側)において、静脈側ライン22を構成するチューブを押さえる。
以上のように構成されるクランプユニット60は、動脈側ライン21を構成するチューブ及び静脈側ライン22を構成するチューブをユニット本体61に配置した状態で、蓋部62を閉鎖するだけで、クランプユニット60においてチューブを確実にクランプすることができる。
制御装置50は、情報処理装置(コンピュータ)により構成されており、制御プログラムを実行することにより、透析装置1の動作を制御する。制御装置50は、各種工程の制御プログラムを実行することにより、血液透析装置1の動作を制御して運転する。具体的には、制御装置50は、血液回路20及び透析液回路30に配置された各種のポンプやクランプ、並びにヒータ40等の動作を制御して、血液透析装置1により行われる各種工程(プライミング工程、脱血工程、透析工程、補液工程、返血工程等)を実行する。
以上説明した本実施形態の血液透析装置1によれば、以下のような効果を奏する。
(1)荷重検出部66を、ユニット本体61と、ユニット本体61に取り付けられた基板664と、基板664に配置され、チューブからの圧力による荷重を検出するフォースセンサ665と、ユニット本体61を開閉する蓋部62と、蓋部62によりユニット本体61を閉じて蓋部62とフォースセンサ665との間にチューブが配置された状態において、フォースセンサ665に所定値以上の荷重が掛かった場合に、フォースセンサ665を介して基板664に掛かった荷重を吸収する荷重吸収部80と、を備えて構成した。
そのため、チューブをユニット本体61と蓋部62との間に配置する際に、フォースセンサ665に許容荷重以上の荷重が掛かることを抑制できる。そのため、許容荷重未満の荷重が基板664に掛かった場合にチューブからの圧力によるフォースセンサ665の荷重の検出には影響を与えずに、フォースセンサ665に許容荷重以上の荷重が掛かることを抑制できる。これにより、フォースセンサ665の破損を抑制できる。
(2)荷重吸収部80は、基板664を厚さ方向に貫通して配置され基板664を厚さ方向に移動可能に支持する棒状のガイドポスト81と、フォースセンサ665に所定値以上の荷重が掛かった場合にフォースセンサ665に掛かった荷重を吸収する側への基板664の移動を許容しつつ、フォースセンサ665に所定値未満の荷重が掛かった場合にフォースセンサ665が検出位置に位置するように基板664を付勢するバネ部材82と、を有する。そのため、許容荷重以上の荷重がフォースセンサ665に掛かった場合に、ガイドポスト81により基板664が厚さ方向に移動可能にガイドされた状態で、バネ部材82より基板664の厚さ方向への荷重を吸収することができる。これにより、簡易な構成で、フォースセンサ665に掛かる荷重を吸収できる。
(3)2組のバネ部材82及びガイドポスト81は、基板664の面方向におけるフォースセンサ665が配置された部分を挟んだ2箇所に配置される。これにより、フォースセンサ665を挟んだ2箇所において、2組のバネ部材82及びガイドポスト81により、基板664の厚さ方向への荷重を吸収できる。よって、フォースセンサ665に掛かる荷重を安定して吸収させることができる。
(4)荷重吸収部80は、2つのガイドポスト81を接続する接続部材83を更に有する。これにより、2つのガイドポスト81の平行状態を保つことができ、2つのガイドポスト81にガイドされる基板644を厚さ方向にスムーズに移動させることができる。これにより、フォースセンサ665に掛かる荷重を安定して吸収させることができる。
以上、本発明の血液透析装置の好ましい各実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態においては、ガイドポスト81(ガイド部材)及びバネ部材82(付勢部材)を2組で構成したが、これに限定されず、1組又は3組以上で構成してもよい。
また、前記実施形態においては、接続部材83により、2つのガイドポスト81を接続するように構成したが、接続部材83を備えなくてもよい。
また、前記実施形態においては、フォースセンサ665(荷重検出センサ)を実装した基板644をユニット本体61の外面に配置したが、これに限定されない。例えば、ユニット本体61の内面に窪んだ部分を形成し、ユニット本体61の内面の窪んだ部分に、フォースセンサ665(荷重検出センサ)を実装した基板644を配置してもよい。
1 血液透析装置(透析装置)
61 ユニット本体
62 蓋部
66 荷重検出部(閉塞検知装置)
80 荷重吸収部
81 ガイドポスト(ガイド部材)
82 バネ部材(付勢部材)
83 接続部材
664 基板
665 フォースセンサ(荷重検出センサ)

Claims (5)

  1. ユニット本体と、
    前記ユニット本体に取り付けられた基板と、
    前記基板に配置され、チューブからの圧力による荷重を検出する荷重検出センサと、
    前記ユニット本体を開閉する蓋部と、
    前記蓋部により前記ユニット本体を閉じて前記蓋部と前記荷重検出センサとの間に前記チューブが配置された状態において、前記荷重検出センサに所定値以上の荷重が掛かった場合に、前記荷重検出センサを介して前記基板に掛かった荷重を吸収する荷重吸収部と、を備え
    前記荷重吸収部は、前記荷重検出センサに所定値以上の荷重が掛かった場合に前記荷重検出センサに掛かった荷重を吸収する側への前記基板の移動を許容しつつ、前記荷重検出センサに所定値未満の荷重が掛かった場合に前記荷重検出センサが検出位置に位置するように前記基板を付勢する付勢部材を有する閉塞検知装置。
  2. 前記荷重吸収部は、前記基板を厚さ方向に貫通して配置され前記基板を厚さ方向に移動可能に支持する棒状のガイド部材を有する請求項1に記載の閉塞検知装置。
  3. 前記付勢部材は、2つのバネ部材で構成され、
    前記ガイド部材は、2つ設けられ、
    前記バネ部材及び前記ガイド部材を1組として、2組の前記バネ部材及び前記ガイド部材は、前記基板の面方向における前記荷重検出センサが配置された部分を挟んだ2箇所に配置される請求項2に記載の閉塞検知装置。
  4. 前記荷重吸収部は、前記2つのガイド部材を接続する接続部材を更に有する請求項3に記載の閉塞検知装置。
  5. 請求項1~4のいずれかに記載の閉塞検知装置を備え、
    前記ユニット本体と前記蓋部との間にチューブを配置することでチューブをクランプするクランプユニット。
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