JP7174968B1 - 画像管理システム及び画像管理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
第1のカメラ画像に基づいて目印を設定する目印設定部と、
現場で取得した第2のカメラ画像中の前記目印を認識し、前記目印に対応する目印IDを設定する目印認識部と、
前記目印認識部により前記目印が認識された後に、前記現場の状況に関するユーザ入力を受け付けるユーザ入力受付部と、
前記目印IDと、前記ユーザ入力と、前記目印を含む第3のカメラ画像とを関連付けて記憶する記憶部と、
前記第3のカメラ画像と前記ユーザ入力とを対応して表示する報告書を生成する報告書生成部と
を備える画像管理システム。
前記第2のカメラ画像は、携帯端末で取得された動画であり、
前記第3のカメラ画像は、前記目印認識部により前記目印が認識されたときに、前記携帯端末により取得された静止画である
項目1に記載の画像管理システム。
前記ユーザ入力はテキスト情報又は音声情報である
項目1又は2に記載の画像管理システム。
前記ユーザ入力受付部は、前記現場の状況を示す画像情報上における前記目印の位置の指定をユーザから受け付ける構成となっている
項目1又は2に記載の画像管理システム。
前記目印設定部は、ユーザの指示に基づいて、既に登録済みの目印を前記目印として設定する構成となっている
項目1又は2に記載の画像管理システム。
目印を含む第1のカメラ画像を撮影し、前記第1のカメラ画像に基づいて前記目印を設定するステップと、
管理対象である現場を撮影した第2のカメラ画像を取得し、前記第2のカメラ画像中の前記目印を認識して、前記目印に対応する目印IDを設定するステップと、
前記目印が認識された後に、前記現場の状況に関するユーザ入力を受け付けるステップと、
前記目印IDと、前記ユーザ入力と、前記目印を含む第3のカメラ画像とを関連付けて記憶するステップと、
前記第3のカメラ画像と前記ユーザ入力とを対応して表示する報告書を生成するステップと
を備える画像管理方法。
項目6に記載の各ステップを携帯端末に実行させるための携帯端末用アプリ。
まず、システムの全体構成例を図1に基づいて説明する。このシステムは、ユーザ端末100とサーバ200とを用いる。ユーザ端末100とサーバ200とは、適宜なネットワーク回線、例えばインターネット300に接続されているものとする。
ユーザ端末100は、カメラ1と、アプリ(携帯端末用アプリ)2と、ディスプレイ3と、入力部4と、通信部5と、記憶部6とを備えている(図2参照)。
本実施形態では、カメラ1として、外部環境を動画及び静止画でそれぞれ撮影可能なものを用いる。そのようなカメラ1としては、一般のスマートフォンに既に搭載されたものを利用可能である。
アプリ2は、スマートフォン用のコンピュータプログラムとしてユーザ端末100に実装されたものである。本実施形態のアプリ2は、目印設定部21と、目印認識部22と、ユーザ入力受付部23と、報告書生成部24と、追加記録入力部25とを備えている(図3参照)。
入力部4は、本実施形態では、スマートフォンにおける通常の入力手段、例えばタッチパネルや各種ボタン類として実装されている。入力部4をマイクにより構成することもできる。
通信部5は、無線電話回線やWiFi(商標)のような適宜な回線を介して外部と通信するための機能要素である。通信部5についても、通常のスマートフォンに実装されているものを用いることができる。本実施形態のユーザ端末100は、通信部5、インターネット300を介してサーバ200と相互に通信できるようになっている。
記憶部6は、例えばスマートフォンに搭載されたメモリであり、例えば、スマートフォンの内蔵メモリや、外部メモリ(SDカードなど)である。本実施形態の記憶部6は、目印IDと、現地の状況に関するユーザ入力と、目印を含む第3のカメラ画像とを関連付けて記憶するようになっている。記憶部6の具体的な動作についても後述する。記憶部6の機能の全部又は一部を、ネットワークにより接続された外部の機器により実装する(例えばオンライン上のメモリとして実装する)ことは可能である。
以下、さらに図4を参照して、前記した本実施形態のシステムを用いた画像管理方法について説明する。
まず、ユーザ端末100のアプリ2を起動する。すると、アプリ2の目印設定部21は、カメラ1を起動し、撮影可能な状態とする。この状態で、ユーザは、その現場にふさわしい目印を用意して、カメラ1により撮影する。本実施形態における目印は、何らかの形状あるいは色彩を有し、かつ、対象物の近傍に配置可能なものであればよい。目印の例としては、付箋のように対象物に付着可能なラベル、指棒の先端部、ユーザの指先などが考えられるが、これらには制約されない。ただし、目印としては、カメラ画像から目印を識別できるような特徴(例えば形状上あるいは色彩上の特徴)を有することが望ましい。
ついでユーザは、現場を点検し、注目個所(つまり何らかの指摘を行うべき個所)に目印を配置する。図6に、地盤40上に家屋50と立木60が存在する現場の例を示す。この状態で例えば、家屋の2か所(例えば修繕が必要な個所)に目印71及び72を配置する。また例えば、敷地外に立木60が存在し、その枝の先端が敷地内に侵入している場合において、その侵入している部分S(図6参照)に目印(図示せず)を配置することができる。例えば指棒(図示せず)の先端に目印を備えておいて、その目印を部分Sに配置するようにすれば、目印の付着が難しい対象物や高所であっても目印の配置が容易になる。
目印認識部22は、動画である現場画像中の目印を認識し、この目印に対応する目印IDを設定する。例えば、目印を認識する都度、目印IDを設定する構成とすることができる。また例えば、目印認識部22は、1枚の現場画像に複数の目印が含まれる場合において、目印IDを設定すべき目印をユーザ入力により選択させる構成であってもよい。動画中の画像特徴を認識する手法についても従来から知られているので、これについての詳しい説明は省略する。
目印認識部22による目印認識後、あるいは、目印ID設定後に、ユーザ入力受付部23は、現場の状況に関するユーザ入力を受け付ける。具体的には、目印認識部22は、ユーザ端末100のディスプレイ3にテキスト入力窓を表示し、入力部4を介したユーザによる情報入力(例えば修繕履歴のような管理情報の入力)を可能にする。あるいは、目印認識部22は、ユーザ端末100の入力部4が備えるマイク(図示せず)をオンとし、音声を用いたユーザの情報入力を可能にする。入力されたユーザ情報は記憶部6に保持される。ここで音声による情報入力を用いた場合、適宜な音声認識技術を用いて、認識されたテキスト情報をユーザ情報として用いることもできる。
ついで、ユーザ入力受付部23は、現場を表す画像情報を取得する。画像情報とは、建物や敷地を表した図面(間取り図や配置図など)、あるいはインターネット上の地図アプリからダウンロードした地図画像であるが、これらには制約されず、現場を表す画像であればよい。例えば、画像情報としては、ユーザ端末100のカメラ1によりその場で撮影した画像であってもよい。またこれらの画像情報は、あらかじめユーザ端末100の記憶部6に格納されていたものであってよいし、インターネット300を介してサーバ200からダウンロードされたものであってもよい。
ついで、報告書生成部24は、注目画像(第3のカメラ画像)13とユーザ入力とを対応して表示する報告書8(図10参照)を生成する。この報告書8は、前記した1~3の目印番号に対応する(1)~(3)の番号と、ユーザが入力したテキスト情報81a~83aと、注目画像(第3のカメラ画像)13へのリンク81b~83bとが対応して表示されている。このようにリンクを張ることも、この明細書では「画像を表示する」という意味で用いる。リンク81b~83bをタップ等の適宜な手段で指定すると、注目画像13を記憶部6あるいはサーバ200から読みだしてディスプレイ3に表示することができる。
ついで、本実施形態の報告書生成部24は、報告書8そのもの、あるいは報告書8を生成するためのデータ一式を、適宜に生成された物件IDに関連付けてサーバ200に格納する。これにより報告書8の内容を複数のユーザで共有することができる。例えば報告書8を複数のユーザで閲覧し、必要の都度追記することもできる。報告書8としては、例えばPDFファイルである。報告書8へのアクセス権限あるいは編集権限をユーザ別に設定しておくこともできる。このようにすると、例えば、ユーザの特性に合わせて、特定期間の閲覧のみ可能とするとか、編集を可能とするなど、細かい管理が可能になる。なお、報告書8をサーバ200でなくユーザ端末100の記憶部6に格納してもよい。
以下、生成した報告書8に追加入力する場合の手順を、図11に基づいて説明する。
まず、ユーザはアプリ2の追加記録入力部25を、タップその他の入力に基づいて起動する。アプリ2は物件IDの情報を入力するための入力窓を開き、ユーザからの入力を受け付ける。
次いで追加記録入力部25は、物件IDから検索された報告書8をユーザ端末100(あるいはサーバ200)から読み出し、さらに、入力部4を介して、ユーザからの追加の入力を受け付ける。この場合の入力方式は前記のステップSA-6と同様でよい。初期の入力と追加の入力とが異なるデータ形式(例えばテキストに代えて音声)であってもよい。より具体的には、ユーザは、当該報告書8における目印のいずれかを指定し、その目印に関連する追加情報を入力する。新たな目印に関する情報を追加してもよい。
ついで、追加記録入力部25は、追加情報の内容を記録するとともに、それに基づいて報告書8を更新し、サーバ200(あるいはユーザ端末100)に保存する。また、必要に応じて報告書8を前記と同様にして出力する。
2 アプリ(携帯端末用アプリ)
21 目印設定部
22 目印認識部
23 ユーザ入力受付部
24 報告書生成部
25 追加記録入力部
3 ディスプレイ
4 入力部
5 通信部
6 記憶部
7・71・72 目印
8 報告書
81a~83a テキスト情報
81b~83b リンク
85 物件番号
86 リンク
11 目印登録用画像(第1のカメラ画像)
12 現場画像(第2のカメラ画像)
13 注目画像(第3のカメラ画像)
40 地盤
50 家屋
60 立木
100 ユーザ端末
200 サーバ
300 インターネット
S 部分
P 画像情報
Claims (7)
- 第1のカメラ画像に基づいて目印を設定する目印設定部と、
現場で取得した第2のカメラ画像中の前記目印を認識し、前記目印に対応する目印IDを設定する目印認識部と、
前記目印認識部により前記目印が認識された後に、前記現場の状況に関するユーザ入力を受け付けるユーザ入力受付部と、
前記目印IDと、前記ユーザ入力と、前記目印を含む第3のカメラ画像とを関連付けて記憶する記憶部と、
前記第3のカメラ画像と前記ユーザ入力とを対応して表示する報告書を生成する報告書生成部と
を備える画像管理システム。 - 前記第2のカメラ画像は、携帯端末で取得された動画であり、
前記第3のカメラ画像は、前記目印認識部により前記目印が認識されたときに、前記携帯端末により取得された静止画である
請求項1に記載の画像管理システム。 - 前記ユーザ入力はテキスト情報又は音声情報である
請求項1又は2に記載の画像管理システム。 - 前記ユーザ入力受付部は、前記現場の状況を示す画像情報上における前記目印の位置の指定をユーザから受け付ける構成となっている
請求項1又は2に記載の画像管理システム。 - 前記目印設定部は、ユーザの指示に基づいて、既に登録済みの目印を前記目印として設定する構成となっている
請求項1又は2に記載の画像管理システム。 - 請求項1に記載の画像管理システムを用いて行われる画像管理方法であって、
前記目印設定部が、 前記第1のカメラ画像に基づいて前記目印を設定するステップと、
前記目印認識部が、現場で取得された 前記第2のカメラ画像中の前記目印を認識して、前記目印に対応する目印IDを設定するステップと、
前記ユーザ入力受付部が、前記目印認識部により 前記目印が認識された後に、前記現場の状況に関するユーザ入力を受け付けるステップと、
前記記憶部が、 前記目印IDと、前記ユーザ入力と、前記目印を含む第3のカメラ画像とを関連付けて記憶するステップと、
前記報告書生成部が、 前記第3のカメラ画像と前記ユーザ入力とを対応して表示する報告書を生成するステップと
を備える画像管理方法。 - 請求項6に記載の各ステップを携帯端末に実行させるための携帯端末用アプリ。
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