JP7173382B2 - 高さ調節機構及びこれを備えた投影装置 - Google Patents
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Description
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施するための第1実施形態を詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ符号を付している。
まず、図1を参照しながら第1本実施形態の投影装置1を詳細に説明する。
図1は、第1実施形態に係る投影装置1を示す斜視図である。
図2は、投影装置1に用いられる第1実施形態の高さ調節機構3を示す斜視図である。図3は、第1実施形態の高さ調節機構3を示す概略断面図、(a)第1実施形態の高さ調節機構3が組み付けられた状態であり、(b)第1実施形態の高さ調節機構3が分解された状態である。図4は、第1実施形態の高さ調節機構3の一部を構成する第2ねじボス部4を示す斜視図である。図5は、第1実施形態の第2ねじボス部4を示す平面図である。
このように構成される、第1実施形態の高さ調節機構3は、第1ケース11と、締結用ねじ部材5によって第1ケース11に組み合わされる第2ケース12とを備える本体ケース10の高さ又は傾きを調節するためのものであって、第1ケース11に設けられるとともに締結用ねじ部材5の第1雄ねじ部52と締結する第1雌ねじ部61を有する第1ねじボス部6と、第2ケース12に設けられる第2ねじボス部4とを備え、第2ねじボス部4は、締結用ねじ部材5の全体が通過可能に第2ケース12に延設される円筒状の本体部411を有し、本体部411の内周面に第2雌ねじ部412が形成された調節脚孔部41と、第1雄ねじ部52が貫通する貫通孔422を有する締結用ねじ部材孔部42と、略軸線O方向に沿って延在するように設けられ、軸線O方向の一端431及び他端432がそれぞれ調節脚孔部41及び締結用ねじ部材孔部42と連結される連結部43とを有し、第2雌ねじ部412と締結する第2雄ねじ部72が形成された調節脚7を更に備えるので、調節脚孔部41及び締結用ねじ部材孔部42を一体形成することで本体ケース10内の部品実装のスペースをより多く確保することができる。また、第1ケース11と第2ケース12とを固定する締結用ねじ部材5の頭部51は、調節脚7によって遮蔽されるため、ユーザは、第1ケース11と第2ケース12とを有する本体ケース10の分解方法が分からなくなり、本体ケース10が分解されるリスクを低減することができるとともに、本体ケース10の外観が向上される。
次に、図6から図8を参照しながら投影装置1に用いられる第2実施形態の高さ調節機構3を詳細に説明する。ただし、第1実施形態と相違する構成のみを説明し、第1実施形態と共通の構成については、第1実施形態と同じ符号を用いることにより、第1実施形態の説明を援用する。
次に、図9から図11を参照しながら投影装置1に用いられる第3実施形態の高さ調節機構3を詳細に説明する。ただし、第2実施形態と相違する構成のみを説明し、第2実施形態と共通の構成については、第2実施形態と同じ符号を用いることにより、第2実施形態の説明を援用する。
次に、図12から図14を参照しながら投影装置1に用いられる第4実施形態の高さ調節機構3を詳細に説明する。ただし、第3実施形態と相違する構成のみを説明し、第3実施形態と共通の構成については、第3実施形態と同じ符号を用いることにより、第3実施形態の説明を援用する。
第4実施形態では、屈曲部742は、端部414に引っ掛かるように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、第2雌ねじ部412に引っ掛かるように構成されてもよく、この場合、非雌ねじ部413は、溝部ではなく、第2実施形態と同様に本体部411の内周面の一部によって構成されるものである。
<請求項1>
第1ケースと、締結用ねじ部材によって前記第1ケースに組み合わされる第2ケースと、を備える本体ケースの高さ又は傾きを調節するための高さ調節機構であって、
前記第1ケースに設けられるとともに前記締結用ねじ部材の第1雄ねじ部と締結する第1雌ねじ部を有する第1ねじボス部と、
前記第2ケースに設けられる第2ねじボス部と、
を備え、
前記第2ねじボス部は、
前記締結用ねじ部材の全体が通過可能に前記第2ケースに延設される筒状の本体部を有し、前記本体部の内周面に第2雌ねじ部が形成された調節脚孔部と、
前記第1雄ねじ部が貫通する貫通孔を有する締結用ねじ部材孔部と、
略軸線方向に沿って延在するように設けられ、軸線方向の一端及び他端がそれぞれ前記調節脚孔部及び前記締結用ねじ部材孔部と連結される連結部と、
を有し、
前記第2雌ねじ部と締結する第2雄ねじ部が形成された調節脚を更に備える
ことを特徴とする高さ調節機構。
<請求項2>
前記調節脚は、前記第2雄ねじ部よりも一端側に設けられる頭部と、前記第2雄ねじ部よりも他端側に設けられ径方向に突出する突出部と、を有し、
前記締結用ねじ部材孔部は、前記調節脚孔部及び前記連結部によって支持される
ことを特徴とする請求項1に記載の高さ調節機構。
<請求項3>
前記本体部の内周面の前記連結部と対応する位置は、第2雌ねじ部が形成されていない非雌ねじ部である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の高さ調節機構。
<請求項4>
前記突出部は、フックであり、
前記フックは、前記非雌ねじ部を通過可能であって、前記第2雌ねじ部に引っ掛かることが可能に構成される
ことを特徴とする請求項2に記載の高さ調節機構。
<請求項5>
前記突出部は、フックであり、
前記非雌ねじ部は、前記調節脚孔部の内周面から径方向に凹むように形成される溝部によって構成され、
前記フックは、前記溝部を通過可能であって、前記本体部の端部における前記溝部が形成されていない領域に引っ掛かることが可能に構成される
ことを特徴とする請求項2に記載の高さ調節機構。
<請求項6>
前記連結部は、前記第2雄ねじ部が前記第2雌ねじ部に締結された状態において、前記フックと干渉しないように設けられる
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の高さ調節機構。
<請求項7>
前記突出部は、屈曲機構であり、
前記屈曲機構は、アンカー用ねじの第3雄ねじ部と締結する第3雌ねじ部と、前記第3雌ねじ部に対し前記第3雄ねじ部をねじ込んだ後、前記アンカー用ねじを緩める方向に回転させることで径方向に広がるように屈曲する屈曲部と、を有し、
前記屈曲部は、屈曲しない状態で前記本体部を通過可能であって、屈曲した状態で前記第2雌ねじ部に引っ掛かることが可能に構成される
ことを特徴とする請求項2に記載の高さ調節機構。
<請求項8>
前記突出部は、屈曲機構であり、
前記非雌ねじ部は、前記調節脚孔部の内周面から径方向に凹むように形成される溝部によって構成され、
前記屈曲機構は、アンカー用ねじの第3雄ねじ部と締結する第3雌ねじ部と、前記第3雌ねじ部に対し前記第3雄ねじ部をねじ込んだ後、前記アンカー用ねじを緩める方向に回転させることで径方向に広がるように屈曲する屈曲部と、を有し、
前記屈曲部は、屈曲しない状態で前記本体部を通過可能であって、屈曲した状態で前記本体部の端部に引っ掛かることが可能に構成される
ことを特徴とする請求項2に記載の高さ調節機構。
<請求項9>
前記連結部は、前記第2雄ねじ部が前記第2雌ねじ部に締結された状態において、前記屈曲部と干渉しないように設けられる
ことを特徴とする請求項7又は8に記載の高さ調節機構。
<請求項10>
請求項1から9までのいずれか1項に記載の高さ調節機構を備える投影装置。
10 本体ケース
11 第1ケース
111 第1パネル
112 正面パネル
113 右側面パネル
114 背面パネル
12 第2ケース
121 第2パネル
21 キー/インジケータ部
22 投影画像調整部
23 吸気孔
24 光出射部
25 排気孔
3 高さ調節機構
4 第2ねじボス部
41 調節脚孔部
411 本体部
412 第2雌ねじ部
413 非雌ねじ部
414 端部
415 突出領域
42 締結用ねじ部材孔部
421 ボス本体
422 貫通孔
423 フランジ
43 連結部
431 一端
432 他端
5 締結用ねじ部材
51 頭部
52 第1雄ねじ部
6 第1上ねじボス部
61 第1雌ねじ部
7 調節脚
71 頭部
72 第2雄ねじ部
73 フック(突出部)
74 屈曲機構(突出部)
741 第3雌ねじ部
742 屈曲部
743 第1屈曲板
743a 一端
743b 他端
744 第2屈曲板
744a 一端
744b 他端
75 クッション材
8 アンカー用ねじ
81 第3雄ねじ部
Claims (14)
- 第1ケースと、締結用ねじ部材によって前記第1ケースに組み合わされる第2ケースと、を備える本体ケースの高さ又は傾きを調節するための高さ調節機構であって、
前記第1ケースに設けられるとともに前記締結用ねじ部材の第1雄ねじ部と締結する第1雌ねじ部を有する第1ねじボス部と、
前記第2ケースに設けられる第2ねじボス部と、
を備え、
前記第2ねじボス部は、前記第1雄ねじ部が貫通する貫通孔を有する締結用ねじ部材孔部を有する
ことを特徴とする高さ調節機構。 - 前記第1ねじボス部は、前記締結用ねじ部材によって前記第2ねじボス部の前記締結用ねじ部材孔部と締結される
ことを特徴とする請求項1に記載の高さ調節機構。 - 前記第1ねじボス部は、前記第1ケースと一体成形される
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の高さ調節機構。 - 前記第1ケースの第1パネルから前記第1パネルに対向する前記第2ケースの第2パネルに向かって突出する略円錐筒状に設けられており、その内周面に前記締結用ねじ部材5の前記第1雄ねじ部と締結する第1雌ねじ部を有している
ことを特徴とする請求項3に記載の高さ調節機構。 - 前記締結用ねじ部材の頭部は、前記第2ねじボス部内に設けられており、前記頭部の外径は、前記第1雄ねじ部の外径よりも大きく形成されている
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の高さ調節機構。 - 前記第2ねじボス部の内周面に形成された第2雌ねじ部と締結する第2雄ねじ部が形成された調節脚を更に備える
ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の高さ調節機構。 - 前記調節脚は、前記第2雄ねじ部よりも一端側に設けられる頭部と、前記第2雄ねじ部よりも他端側に設けられ径方向に突出する突出部と、を有し、
前記締結用ねじ部材孔部は、調節脚孔部及び連結部によって支持される
ことを特徴とする請求項6に記載の高さ調節機構。 - 前記突出部は、フックであり、
前記フックは、前記第2ねじボス部の内周面の非雌ねじ部を通過可能であって、前記第2雌ねじ部に引っ掛かることが可能に構成される
ことを特徴とする請求項7に記載の高さ調節機構。 - 前記突出部は、フックであり、
前記第2ねじボス部の内周面の非雌ねじ部は、前記調節脚孔部の内周面から径方向に凹むように形成される溝部によって構成され、
前記フックは、前記溝部を通過可能であって、前記第2ねじボス部の端部における前記溝部が形成されていない領域に引っ掛かることが可能に構成される
ことを特徴とする請求項7に記載の高さ調節機構。 - 前記非雌ねじ部は、前記第2雄ねじ部が前記第2雌ねじ部に締結された状態において、前記フックと干渉しないように設けられる
ことを特徴とする請求項8又は9に記載の高さ調節機構。 - 前記突出部は、屈曲機構であり、
前記屈曲機構は、アンカー用ねじの第3雄ねじ部と締結する第3雌ねじ部と、前記第3雌ねじ部に対し前記第3雄ねじ部をねじ込んだ後、前記アンカー用ねじを緩める方向に回転させることで径方向に広がるように屈曲する屈曲部と、を有し、
前記屈曲部は、屈曲しない状態で前記第2ねじボス部の本体部を通過可能であって、屈曲した状態で前記第2雌ねじ部に引っ掛かることが可能に構成される
ことを特徴とする請求項7に記載の高さ調節機構。 - 前記突出部は、屈曲機構であり、
前記非雌ねじ部は、前記調節脚孔部の内周面から径方向に凹むように形成される溝部によって構成され、
前記屈曲機構は、アンカー用ねじの第3雄ねじ部と締結する第3雌ねじ部と、前記第3雌ねじ部に対し前記第3雄ねじ部をねじ込んだ後、前記アンカー用ねじを緩める方向に回転させることで径方向に広がるように屈曲する屈曲部と、を有し、
前記屈曲部は、屈曲しない状態で前記第2ねじボス部の本体部を通過可能であって、屈曲した状態で前記本体部の端部に引っ掛かることが可能に構成される
ことを特徴とする請求項8又は9に記載の高さ調節機構。 - 前記非雌ねじ部は、前記第2雄ねじ部が前記第2雌ねじ部に締結された状態において、前記屈曲部と干渉しないように設けられる
ことを特徴とする請求項12に記載の高さ調節機構。 - 請求項1から13までのいずれか1項に記載の高さ調節機構を備える投影装置。
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JP2014170093A (ja) | 2013-03-04 | 2014-09-18 | Seiko Epson Corp | 筐体用カバーおよびプロジェクター |
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