JP7172787B2 - 評価装置、評価方法、及び評価プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、評価装置、評価方法、及び評価プログラムに関する。
最近、発達障がい者が増加傾向にあると言われている。発達障がいは、早期に発見し療育を開始することで症状を軽減し、社会に適応できる効果が高くなることがわかっており、客観的かつ効率的に発達障がいの可能性を評価可能な評価装置が求められている。
特許文献1には、発達障がいのうち、注意欠如・多動症(ADHD(Attention deficit hyperactivity disorder))の可能性を評価する手法が記載されている。この手法では、表示部の中央に第1画像を表示し、第1画像の周囲に第2画像を表示し、被験者には第1画像を見るように指示した上で、表示部における被験者の注視点を検出し、各画像に対応する領域に滞留する滞留時間に基づいてADHDの可能性を評価する。
特開2016-171849号公報
ADHDの被験者は、例えば多動性又は衝動性により注視点の移動が多くなる傾向にある。特許文献1記載の手法では、見るように指示した画像と他の画像との注視点の滞留時間を比較することにより、注視点の移動を間接的に評価することが可能であった。そこで、ADHDの特性に直接的に適合した評価を行うことが求められている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、ADHDの被験者特有の特性に対してより直接的に適合した評価を行うことができる評価装置、評価方法、及び評価プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る評価装置は、被験者の視線を検出する視線検出部と、被験者の視線の移動速度を算出する移動速度算出部と、算出された前記視線の移動速度に基づいて前記視線の移動速度の度数を算出し、前記視線の移動速度の度数分布を求める度数分布算出部と、前記度数分布のうち、所定速度未満である第1速度範囲に含まれる度数から求められる第1度数と、前記所定速度以上である第2速度範囲に含まれる度数から求められる第2度数とを比較する演算部と、前記演算部による比較結果に基づいて、前記被験者の評価データを求める評価部とを備える。
本発明に係る評価方法は、被験者の視線を検出することと、被験者の視線の移動速度を算出することと、算出された前記視線の移動速度に基づいて前記視線の移動速度の度数を算出し、前記視線の移動速度の度数分布を求めることと、前記度数分布のうち、所定速度未満である第1速度範囲に含まれる度数から求められる第1度数と、前記所定速度以上である第2速度範囲に含まれる度数から求められる第2度数とを比較することと、比較結果に基づいて、前記被験者の評価データを求めることとを含む。
本発明に係る評価プログラムは、被験者の視線を検出する処理と、被験者の視線の移動速度を算出する処理と、算出された前記視線の移動速度に基づいて前記視線の移動速度の度数を算出し、前記視線の移動速度の度数分布を求める処理と、前記度数分布のうち、所定速度未満である第1速度範囲に含まれる度数から求められる第1度数と、前記所定速度以上である第2速度範囲に含まれる度数から求められる第2度数とを比較する処理と、比較結果に基づいて、前記被験者の評価データを求める処理とをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、ADHDの被験者特有の特性に対してより直接的に適合した評価を行うことができる。
図1は、本実施形態に係る評価装置の一例を模式的に示す図である。 図2は、評価装置の一例を示す機能ブロック図である。 図3は、表示部に表示する評価用画像の一例を示す図である。 図4は、ADHDではない被験者について注視点の軌跡の一例を示す図である。 図5は、ADHDである被験者について注視点の軌跡の一例を示す図である。 図6は、サンプリングされた注視点の軌跡を示す図である。 図7は、注視点の移動速度を求める処理の一例を模式的に示す図である。 図8は、算出された度数分布の一例を示す図である。 図9は、算出された度数分布の一例を示す図である。 図10は、本実施形態に係る評価方法の一例を示すフローチャートである。 図11は、他の例に係る評価装置の構成を模式的に示す図である。
以下、本発明に係る評価装置、評価方法、及び評価プログラムの実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
以下の説明においては、三次元グローバル座標系を設定して各部の位置関係について説明する。所定面の第1軸と平行な方向をX軸方向とし、第1軸と直交する所定面の第2軸と平行な方向をY軸方向とし、第1軸及び第2軸のそれぞれと直交する第3軸と平行な方向をZ軸方向とする。所定面はXY平面を含む。
[評価装置]
図1は、本実施形態に係る評価装置100の一例を模式的に示す図である。本実施形態に係る評価装置100は、被験者の視線を検出し、検出結果を用いることで注意欠如・多動症(以下、ADHD(Attention deficit hyperactivity disorder)と表記する)についての評価を行う。評価装置100は、例えば被験者の瞳孔の位置と角膜反射像の位置とに基づいて視線を検出する方法、又は被験者の目頭の位置と虹彩の位置とに基づいて視線を検出する方法等、各種の方法により被験者の視線を検出することができる。
図1に示すように、評価装置100は、表示装置10と、画像取得装置20と、コンピュータシステム30と、出力装置40と、入力装置50と、入出力インターフェース装置60とを備える。表示装置10、画像取得装置20、コンピュータシステム30、出力装置40及び入力装置50は、入出力インターフェース装置60を介してデータ通信を行う。表示装置10及び画像取得装置20は、それぞれ不図示の駆動回路を有する。
表示装置10は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display:LCD)又は有機ELディスプレイ(organic electroluminescence display:OLED)のようなフラットパネルディスプレイを含む。本実施形態において、表示装置10は、表示部11を有する。表示部11は、画像等の情報を表示する。表示部11は、XY平面と実質的に平行である。X軸方向は表示部11の左右方向であり、Y軸方向は表示部11の上下方向であり、Z軸方向は表示部11と直交する奥行方向である。表示装置10は、ヘッドマウント型ディスプレイ装置であってもよい。表示装置10がヘッドマウント型ディスプレイ装置である場合、ヘッドマウントモジュール内に画像取得装置20のような構成が配置されることになる。
画像取得装置20は、被験者の左右の眼球EBの画像データを取得し、取得した画像データをコンピュータシステム30に送信する。画像取得装置20は、撮影装置21を有する。撮影装置21は、被験者の左右の眼球EBを撮影することで画像データを取得する。撮影装置21は、被験者の視線を検出する方法に応じた各種カメラを有する。例えば被験者の瞳孔の位置と角膜反射像の位置とに基づいて視線を検出する方式の場合、撮影装置21は、赤外線カメラを有し、例えば波長850[nm]の近赤外光を透過可能な光学系と、その近赤外光を受光可能な撮像素子とを有する。また、例えば被験者の目頭の位置と虹彩の位置とに基づいて視線を検出する方式の場合、撮影装置21は、可視光カメラを有する。撮影装置21は、フレーム同期信号を出力する。フレーム同期信号の周期は、例えば20[msec]とすることができるが、これに限定されない。撮影装置21は、例えば第1カメラ21A及び第2カメラ21Bを有するステレオカメラの構成とすることができるが、これに限定されない。
また、例えば被験者の瞳孔の位置と角膜反射像の位置とに基づいて視線を検出する方式の場合、画像取得装置20は、被験者の眼球EBを照明する照明装置22を有する。照明装置22は、LED(light emitting diode)光源を含み、例えば波長850[nm]の近赤外光を射出可能である。なお、例えば被験者の目頭の位置と虹彩の位置とに基づいて視線を検出する方式の場合、照明装置22は設けられなくてもよい。照明装置22は、撮影装置21のフレーム同期信号に同期するように検出光を射出する。照明装置22は、例えば第1光源22A及び第2光源22Bを有する構成とすることができるが、これに限定されない。
コンピュータシステム30は、評価装置100の動作を統括的に制御する。コンピュータシステム30は、演算処理装置30A及び記憶装置30Bを含む。演算処理装置30Aは、CPU(central processing unit)のようなマイクロプロセッサを含む。記憶装置30Bは、ROM(read only memory)及びRAM(random access memory)のようなメモリ又はストレージを含む。演算処理装置30Aは、記憶装置30Bに記憶されているコンピュータプログラム30Cに従って演算処理を実施する。
出力装置40は、フラットパネルディスプレイのような表示装置を含む。なお、出力装置40は、印刷装置を含んでもよい。入力装置50は、操作されることにより入力データを生成する。入力装置50は、コンピュータシステム用のキーボード又はマウスを含む。なお、入力装置50が表示装置である出力装置40の表示部に設けられたタッチセンサを含んでもよい。
本実施形態に係る評価装置100は、表示装置10とコンピュータシステム30とが別々の装置である。なお、表示装置10とコンピュータシステム30とが一体でもよい。例えば評価装置100がタブレット型パーソナルコンピュータを含んでもよい。この場合、当該タブレット型パーソナルコンピュータに、表示装置、画像取得装置、コンピュータシステム、入力装置、出力装置等が搭載されてもよい。
図2は、評価装置100の一例を示す機能ブロック図である。図2に示すように、コンピュータシステム30は、表示制御部31と、注視点検出部32と、移動速度算出部33と、度数分布算出部34と、演算部35と、評価部36と、入出力制御部37と、記憶部38とを有する。コンピュータシステム30の機能は、演算処理装置30A及び記憶装置30B(図1参照)によって発揮される。なお、コンピュータシステム30は、一部の機能が評価装置100の外部に設けられてもよい。
表示制御部31は、評価用画像を表示部11に表示する。本実施形態において、評価用画像に含まれる対象物は、人物、動物等の生物であってもよいし、生物以外の対象物であってもよい。
注視点検出部32は、被験者の注視点の位置データを検出する。本実施形態において、注視点検出部32は、画像取得装置20によって取得される被験者の左右の眼球EBの画像データに基づいて、三次元グローバル座標系で規定される被験者の視線を視線ベクトルとして検出する。したがって、本実施形態において、注視点検出部32は、被験者の視線を検出する視線検出部の構成を含んでいる。注視点検出部32は、検出した被験者の視線ベクトルと表示装置10の表示部11との交点の位置データを、被験者の注視点の位置データとして検出する。つまり、本実施形態において、注視点の位置データは、三次元グローバル座標系で規定される被験者の視線ベクトルと、表示装置10の表示部11との交点の位置データである。注視点検出部32は、規定のサンプリング周期毎に被験者の注視点の位置データを検出する。このサンプリング周期は、例えば撮影装置21から出力されるフレーム同期信号の周期(例えば20[msec]毎)とすることができる。注視点検出部32は、検出した注視点の位置データを記憶部38に記憶させる。
移動速度算出部33は、視線の移動速度を算出する。本実施形態において、移動速度算出部33は、注視点検出部32において検出された注視点の移動速度を視線の移動速度として算出する。移動速度算出部33は、注視点検出部32によってサンプリングされる注視点毎に移動速度を算出する。移動速度算出部33は、まず、算出対象となる注視点と、当該注視点の直前にサンプリングされた注視点との間の距離を算出する。この場合、移動速度算出部33は、算出対象となる注視点の位置データと直前にサンプリングされた注視点の位置データとに基づいて、距離を算出する。移動速度算出部33は、距離を算出した後、算出した距離を上記のサンプリング周期で除算することにより、注視点の移動速度を算出する。移動速度算出部33は、算出結果を、移動速度データとして注視点と対応付けて記憶部38に記憶させる。
度数分布算出部34は、所定時間に上記のサンプリング周期で移動速度算出部33において算出された注視点の移動速度結果に基づいて視線の移動速度の度数(注視点の移動速度の度数)を算出し、視線の移動速度の度数分布を求める。本実施形態では、視線の移動速度の度数として、注視点の移動速度の度数を用いる。度数分布算出部34は、算出した度数分布を、度数分布データとして記憶部38に記憶させる。
演算部35は、求められた度数分布のうち、所定速度未満である第1速度範囲に含まれる視線の移動速度の度数から求められる第1度数と、所定速度以上である第2速度範囲に含まれる視線の移動速度の度数から求められる第2度数とを比較する。本実施形態において、演算部35は、第2度数を、例えば、所定速度以上であり第1速度範囲と等しい速度範囲の幅の第2速度範囲の第2度数として比較する。また、第1速度範囲と等しい速度範囲の幅としては、例えばリニア軸において等しい場合、つまり差分が等しい場合、また、例えば対数軸において等しい場合、つまり割合が等しい場合、等が挙げられる。本実施形態では、第2速度範囲の第2度数を所定速度以上であり第1速度範囲と等しい速度範囲の幅としたが、これに限定されず、第1度数と第2度数とを同じ条件で比較できればよい。演算部35は、例えば第1度数と第2度数との比を求める。第1度数と第2度数との比を求める場合として、例えば第1度数と第2度数とを同じ条件として比を求める場合が挙げられる。具体的には、第1度数に含まれる度数の合計値と第2度数に含まれる度数の合計値とから比を求める場合、第1度数及び第2度数の双方の度数の最大値同士から比を求める場合、第1度数及び第2度数の双方の度数の最小値同士から比を求める場合、第1度数に含まれる度数の平均値と第2度数に含まれる度数の平均値とから比を求める場合、等が挙げられる。ここで、第1速度範囲は、移動速度が最も遅い視線の移動速度を含む範囲である。本実施形態において、第1速度範囲は、移動速度が最も遅い注視点の移動速度を含む範囲である。演算部35は、例えば第1度数と第2度数との比較結果を比較データとして記憶部38に記憶する。また、演算部35は、表示部11に評価用画像が表示されてからの経過時間を検出するタイマと、評価用画像の再生時間を管理する管理タイマとを有する。
評価部36は、演算部35における比較結果に基づいて、被験者の評価データを求める。評価部36は、演算部35において第1度数と第2度数との比が求められる場合、当該比に基づいて被験者の評価データを求める。
入出力制御部37は、画像取得装置20及び入力装置50の少なくとも一方からのデータ(眼球EBの画像データ、入力データ等)を取得する。また、入出力制御部37は、表示装置10及び出力装置40の少なくとも一方にデータを出力する。入出力制御部37は、被験者に対する課題をスピーカ等の出力装置40から出力してもよい。
記憶部38は、上記の位置データ、移動速度データ、度数分布データ、比較データ及び評価データを記憶する。また、記憶部38は、被験者の視線を検出する処理と、被験者の視線の移動速度を算出する処理と、算出された視線の移動速度に基づいて視線の移動速度の度数を算出し、視線の移動速度の度数分布を求める処理と、度数分布のうち、所定速度未満である第1速度範囲に含まれる度数から求められる第1度数と、所定速度以上である第2速度範囲に含まれる度数から求められる第2度数とを比較する処理と、比較結果に基づいて、被験者の評価データを求める処理とをコンピュータに実行させる評価プログラムを記憶する。
[評価方法]
次に、本実施形態に係る評価方法について説明する。本実施形態に係る評価方法では、上記の評価装置100を用いることにより、被験者のADHDの可能性について評価する。
図3は、表示部11に表示する評価用画像Eの一例を示す図である。図3に示すように、表示制御部31は、評価用画像Eを表示部11に表示する。評価用画像Eに含まれる対象物は、人物、動物等の生物であってもよいし、生物以外の対象物であってもよい。本実施形態では、教師と生徒とがいる教室が例として示されているが、これに限定されない。また、本実施形態において、評価用画像Eは、1つの画像を用いる場合を例に挙げて説明するが、これに限定されない。評価用画像Eは、例えば分割された複数の画像であってもよい。
図4は、ADHDではない被験者について注視点Pの軌跡Qの一例を示す図である。図4に示すように、ADHDではない被験者は、注視点Pを移動させる頻度が少なく、注視点Pの移動があったとしても、例えば図4に示すように、人物の顔や手などを注視するため視線の停留時間が長くなる傾向にある。
図5は、ADHDである被験者について注視点Pの軌跡Rの一例を示す図である。図5に示すように、ADHDである被験者は、衝動的に注視点Pを移動させる傾向にあり、注視点Pの移動の頻度も高い傾向にある。ADHDである被験者は、評価用画像Eが表示される期間において注視点の移動が多くなり、注視点を停止させることが少ない傾向にある。
そこで、本実施形態では、被験者の注視点の移動速度を検出し、移動速度の度数分布を求め、例えば停止している注視点等、移動速度が他と比べて小さくなる注視点の移動速度の度数の割合を算出し、算出結果に基づいて被験者を評価するものである。
注視点検出部32は、評価用画像Eが表示される期間において、規定のサンプリング周期(例えば20[msec])毎に、被験者の注視点Pの位置を検出する。図6は、サンプリングされた注視点Pの軌跡Qを示す図である。図6は、上記の図4に示す例と対応している。移動速度算出部33は、注視点検出部32において検出された注視点の移動速度を視線の移動速度として算出する。移動速度算出部33は、注視点検出部32によってサンプリングされる注視点毎に移動速度を算出する。
図7は、注視点の移動速度を求める処理の一例を模式的に示す図である。図7では、4つの注視点(n-1個目、n個目、n+1個目、n+2個目)を例として説明する。図7に示すように、移動速度算出部33は、算出対象となる注視点と、当該注視点の直前にサンプリングされた注視点との間の距離を算出する。例えば、n+1個目の注視点が算出対象となる場合、直前にサンプリングされた注視点であるn個目の注視点との間の距離を算出する。この場合、移動速度算出部33は、n+1個目の注視点の位置データと、n個目の注視点の位置データとに基づいて、距離を算出する。図7の例では、表示部11上の平面における距離であるため、距離Lnは、
Ln={(X座標の差分)+(Y座標の差分)1/2
として表される。n-1個目の注視点とn個目の注視点との距離、及びn+1個目の注視点とn+2個目の注視点との距離についても同様である。なお、移動速度算出部33は、1個目にサンプリングされた注視点については、比較対象が存在しないため、移動速度を算出しない。
移動速度算出部33は、距離を算出した後、算出した距離を上記のサンプリング周期で除算することにより、注視点の移動速度を算出する。つまり、移動速度Vnは、
Vn=Ln/(サンプリング周期)
として表される。移動速度算出部33は、算出結果を、移動速度データとして注視点と対応付けて記憶部38に記憶させる。
度数分布算出部34は、移動速度算出部33の算出結果に基づいて注視点の移動速度の度数を算出し、移動速度の度数分布を求める。図8及び図9は、算出された度数分布の一例を示す図である。なお、図8は、図4に示すADHDではない被験者についての度数の一例を示す。また、図9は、図5に示すADHDである被験者の度数の一例を示す。図8及び図9において、横軸が移動速度を示し、縦軸が度数を示す。
ADHDではない被験者は、注視点Pを移動させる頻度が少なく、人物の顔や手などを注視するため注視点の停留時間が長くなる傾向にある。このため、図8に示すように、移動速度が速い注視点Pの移動速度の度数に比べて、移動速度が遅い注視点Pの移動速度の度数が高くなっている。
一方、ADHDである被験者は、多くの物を注視するため注視点Pを移動させる傾向にある。このため、ADHDである被験者は、評価用画像Eが表示される期間において注視点を移動させる頻度が高くなり、注視点を停止させることが少ない傾向にある。このため、図9に示すように、移動速度が遅い注視点Pの移動速度の度数が、ADHDではない被験者に比べて低くなっている。
そこで、演算部35は、求められた度数分布のうち、所定速度(例えば、図8及び図9の速度Va)未満である第1速度範囲R1に含まれる視線の移動速度の度数から求められる第1度数と、所定速度Va以上である第2速度範囲R2に含まれる視線の移動速度の度数から求められる第2度数とを比較する。本実施形態において、演算部35は、第2度数を、所定速度Va以上であり第1速度範囲R1と等しい速度範囲の幅の第2速度範囲R2の第2度数として比較する。第1速度範囲R1は、移動速度が最小となる注視点の速度(Vmin)を含む範囲である。本実施形態において、第1速度範囲R1は、0以上、所定速度Va未満である。第2速度範囲R2は、所定速度Va以上、所定速度Vb未満である。ただし、Vb=2・Vaである。つまり、第1速度範囲R1と第2速度範囲R2とは、互いに等しい速度範囲の幅Vaの範囲となっている。なお、第1速度範囲R1と等しい速度範囲の幅としては、上記のようにリニア軸において等しい場合、つまり差分が等しい場合であってもよいし、例えば対数軸において等しい場合、つまり割合が等しい場合であってもよい。第1度数は、第1速度範囲R1に含まれる注視点Pの移動速度の度数の総和である。第2度数は、第2速度範囲R2に含まれる注視点Pの移動速度の度数の総和である。
演算部35は、第1度数と第2度数とを比較する際、例えば第1度数と第2度数との比を求める。第1度数と第2度数との比を求める場合として、例えば第1度数及び第2度数の双方の度数の合計値同士で比を求める場合、第1度数及び第2度数の双方の度数の最大値同士で比を求める場合、第1度数及び第2度数の双方の度数の最小値同士で比を求める場合、第1度数及び第2度数の双方の度数の平均値同士で比を求める場合、等が挙げられる。図8に示す例では、第1度数の方が第2度数に比べて高い値となるため、比は1よりも大きい値となる。図9に示す例では、第1度数と第2度数とはほぼ等しい値となるため、比は1に近い値となる。
評価部36は、演算部35における比較結果に基づいて、被験者の評価データを求める。評価部36は、演算部35において求められた比に基づいて、被験者の評価データを求める。この場合、評価値ANSは、
ANS=(第1度数)/(第2度数)
とすることができる。
評価部36は、評価値ANSの値が所定の閾値K以上か否かを判断することで評価データを求めることができる。例えば評価値ANSが閾値K以上である場合、移動速度が速い注視点Pの移動速度の度数に比べて、移動速度が遅い注視点Pの移動速度の度数が高く、注視点Pを移動させる頻度が少ないとして、被験者がADHDである可能性が低いと評価することができる。また、評価値ANSが閾値K未満である場合、移動速度が遅い注視点Pの移動速度の度数が、ADHDではない被験者に比べて低く、注視点Pを移動させる頻度が高いとして、被験者がADHDである可能性が高いと評価することができる。
また、評価部36は、評価値ANSの値を記憶部38に記憶させておくことができる。例えば、同一の被験者についての評価値ANSを累積的に記憶し、過去の評価値と比較した場合の評価を行ってもよい。例えば、評価値ANSが過去の評価値よりも高い値となった場合、ADHDの症状が前回の評価に比べて改善されている旨の評価を行うことができる。また、評価値ANSの累積値が徐々に高くなっている場合等には、ADHDの症状が徐々に改善されている旨の評価を行うことができる。
本実施形態において、評価部36が評価データを出力した場合、入出力制御部37は、評価データに応じて、例えば「被験者はADHDである可能性が低いと思われます」の文字データや、「被験者はADHDである可能性が高いと思われます」の文字データ等を出力装置40に出力させることができる。また、入出力制御部37は、同一の被験者についての評価値ANSが過去の評価値ANSに比べて高くなっている場合、「ADHDの症状が改善されています」等の文字データ等を出力装置40に出力することができる。
次に、本実施形態に係る評価方法の一例について、図10を参照しながら説明する。図10は、本実施形態に係る評価方法の一例を示すフローチャートである。本実施形態に係る評価方法において、図10に示すように、まず表示制御部31は、表示部11に評価用画像Eを表示する(ステップS101)。次に、注視点検出部32は、注視点検出を開始する(ステップS102)。注視点検出部32は、所定のサンプリング周期(例えば20[msec]毎)で注視点をサンプリングする(ステップS103)。その後、演算部35は、所定時間が経過したか否かの判定を行う(ステップS104)。ステップS104の所定時間は、評価に必要な時間である。所定時間は、評価に必要な時間が確保できる範囲において、任意に設定可能である。所定時間が経過してないと判定された場合(ステップS104のNo)、ステップS103以降の処理を繰り返し行う。所定時間が経過したと判定された場合(ステップS104のYes)、注視点検出部32は、注視点検出を停止する(ステップS105)。
次に、移動速度算出部33は、サンプリングされた注視点に基づいて、注視点の移動速度を算出する。移動速度算出部33は、1個目にサンプリングされた注視点については、比較対象が存在しないため、移動速度を算出しない(ステップS106)。移動速度算出部33は、2個目以降のn+1個目の注視点と、その直前にサンプリングされたn個目の注視点との距離Lnを求め(ステップS107)、距離Lnに基づいて移動速度Vnを求める(ステップS108)。移動速度算出部33は、注視点の個数が所定の個数Nに到達したか否かを判定する(ステップS109)。ステップS109において、注視点の所定の個数Nについては、上記の所定時間においてサンプリングされた注視点の個数である。注視点の個数が所定の個数Nに到達していないと判定された場合(ステップS109のNo)、ステップS107以降の処理を繰り返し行う。注視点の個数が所定の個数Nに到達したと判定された場合(ステップS109のYes)、度数分布算出部34は、移動速度Vnに基づいて移動速度Vnの度数分布を算出する(ステップS110)。度数分布が算出された場合、演算部35は、度数分布のうち所定速度未満である第1度数と所定速度以上である第2度数とを求めて比較する(ステップS111)。ステップS111において、演算部35は、例えば第1度数と第2度数との比を求める。その後、評価部36は、第1度数と第2度数との比較結果に基づいて、評価値ANSを求める(ステップS112)。
評価部36は、評価値ANSが閾値(K)以上であるか否かを判定する(ステップS113)。評価値ANSが閾値以上ではない(閾値未満)場合(ステップS113のNo)、評価部36は、注視点Pを移動させる頻度が多い傾向にあるとして、被験者がADHDである可能性が高いと評価した後(ステップS114)、処理を終了する。評価値ANSが閾値以上である場合(ステップS113のYes)、評価部36は、注視点Pを移動させる頻度が少ないとして、被験者がADHDである可能性が低いと評価した後(ステップS115)、処理を終了する。
以上のように、本実施形態に係る評価装置100は、被験者の注視点Pを検出する注視点検出部32と、被験者の注視点Pの移動速度を算出する移動速度算出部33と、算出された視線の移動速度に基づいて注視点Pの移動速度の度数を算出し、視線の移動速度の度数分布を求める度数分布算出部34と、度数分布のうち、所定速度未満である第1速度範囲R1に含まれる度数から求められる第1度数と、所定速度以上である第2速度範囲R2に含まれる度数から求められる第2度数とを比較する演算部35と、演算部35による比較結果に基づいて、被験者の評価データを求める評価部36とを備える。
本実施形態に係る評価方法は、被験者の注視点Pを検出することと、被験者の注視点Pの移動速度を算出することと、算出された視線の移動速度に基づいて注視点Pの度数を算出し、視線の移動速度の度数分布を求めることと、度数分布のうち、所定速度未満である第1速度範囲R1に含まれる度数から求められた第1度数と、所定速度以上である第2速度範囲R2に含まれる度数から求められた第2度数とを比較することと、比較結果に基づいて、被験者の評価データを求めることとを含む。
本実施形態に係る評価プログラムは、被験者の注視点Pを検出する処理と、被験者の注視点Pの移動速度を算出する処理と、算出された視線の移動速度に基づいて注視点Pの度数を算出し、視線の移動速度の度数分布を求める処理と、度数分布のうち、所定速度未満である第1速度範囲R1に含まれる度数から求められた第1度数と、所定速度以上である第2速度範囲R2に含まれる度数から求められた第2度数とを比較する処理と、比較結果に基づいて、被験者の評価データを求める処理とをコンピュータに実行させる。
ADHDの被験者は、例えば多動性又は衝動性により、評価期間においては注視点の移動が多くなり、ADHDではない被験者に比べて、注視点を停留または停止させることが少ない傾向にある。本実施形態では、このようなADHDの被験者の特性に鑑みて、被験者の注視点の移動速度を検出し、移動速度の度数分布を求め、移動速度が遅い注視点の移動速度の度数の割合を算出し、算出結果に基づいて被験者を評価するものである。これにより、ADHDの特性に直接的に適合した評価を行うことができるため、被験者を高精度に評価することができる。
本実施形態に係る評価装置100において、演算部35は、第1度数と第2度数との比を求め、評価部36は、比に基づいて被験者の評価データを算出する。これにより、移動速度が遅い注視点の移動速度の度数の割合を容易かつ高精度に算出できる。
本実施形態に係る評価装置100において、第1速度範囲R1は、移動速度が最も遅い視線の移動速度を含む範囲であり、第2速度範囲R2は、第1速度範囲R1と等しい速度範囲の幅である。これにより、移動速度が遅い注視点の移動速度の度数の割合を容易かつ高精度に算出できる。
本実施形態に係る評価装置100において、任意の対象物を注視するように被験者に指示をした後、移動速度の評価を開始するようにしてもよい。これにより、ADHDの被験者とADHDではない被験者の移動速度の差が顕著に現れるため、被験者を高精度に評価することができる。
本実施形態に係る評価装置100において、表示部11と、被験者の視線と表示部11との交点である注視点Pの位置を検出する注視点検出部32と、表示部11に評価用画像Eを表示する表示制御部31とを更に備え、移動速度算出部33は、注視点Pの移動速度を視線の移動速度として求め、度数分布算出部34は、注視点Pの移動速度の度数を視線の移動速度の度数として求める。これにより、表示部11に評価用画像Eを表示した状態で注視点Pの移動速度を求めることができる。
図11は、他の例に係る評価装置100Aの構成を模式的に示す図である。図11に示すように、評価装置100Aは、上記実施形態に記載の評価装置100と比べた場合、表示部11が設けられない構成である。この場合、コンピュータシステム30においては、注視点検出部32が、被験者の視線ベクトルを算出する視線検出部の機能を発揮する。または、注視点検出部32に代えて、被験者の視線ベクトルを算出する視線検出部が設けられてもよい。以下、注視点検出部32が視線ベクトルを算出する場合を例に挙げて説明する。
この構成において、注視点検出部32は、所定のサンプリング周期で被験者の視線ベクトルを検出する。移動速度算出部33は、所定の周期毎に検出される視線ベクトルの変位に基づいて、移動速度を算出する。例えば、図11に示すように、算出対象となる視線ベクトルE2と、当該視線ベクトルE2の直前にサンプリングされた視線ベクトルE1との変位Veを求める。移動速度算出部33は、変位Veの距離を算出し、算出結果をサンプリング周期で除算することにより、移動速度を求めることが可能となる。なお、他の処理については、上記実施形態と同様である。これにより、表示部11が設けられない構成においても、被験者の評価を高精度に行うことができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。例えば、上記各実施形態では、評価装置100を、ADHDである可能性を評価する評価装置として用いる場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、評価装置100は、認知機能障害および脳機能障害である可能性の評価や視覚認知機能の評価など、ADHDである可能性の評価以外の評価装置として用いてもよい。
E…評価用画像、E1,E2…視線ベクトル、EB…眼球、P…注視点、Q,R…軌跡、R1…第1速度範囲、R2…第2速度範囲、ANS…評価値、Ln…距離、Ve…変位、Vn…移動速度、10…表示装置、11…表示部、20…画像取得装置、21…撮影装置、21A…第1カメラ、21B…第2カメラ、22…照明装置、22A…第1光源、22B…第2光源、30…コンピュータシステム、30A…演算処理装置、30B…記憶装置、30C…コンピュータプログラム、31…表示制御部、32…注視点検出部(視線検出部)、33…移動速度算出部、34…度数分布算出部、35…演算部、36…評価部、37…入出力制御部、38…記憶部、40…出力装置、50…入力装置、60…入出力インターフェース装置、100,100A…評価装置

Claims (6)

  1. 複数の注視対象物を表示する表示部と、
    被験者の視線を検出する視線検出部と、
    被験者の視線の移動速度を算出する移動速度算出部と、
    算出された前記視線の移動速度に基づいて前記視線の移動速度の度数を算出し、前記視線の移動速度の度数分布を求める度数分布算出部と、
    前記度数分布のうち、所定速度未満である第1速度範囲に含まれる度数から求められる第1度数と、前記所定速度以上である第2速度範囲に含まれる度数から求められる第2度数とを比較する演算部と、
    前記演算部による比較結果に基づいて、前記被験者の評価データを求める評価部と
    を備え
    前記評価部は、前記第1度数の値が前記第2度数の値よりも所定倍以上大きい値の場合に前記被験者がADHDである可能性が低く、前記第1度数の値が前記第2度数の値に対し所定倍以上大きい値ではない場合に前記被験者がADHDである可能性が高いと評価する
    評価装置。
  2. 前記第1速度範囲は、前記移動速度が最も遅い前記視線の前記移動速度を含む範囲である
    請求項1に記載の評価装置。
  3. 前記視線検出部での視線の検出は、所定の周期での視線ベクトルとして検出し、
    前記移動速度は、前記所定の周期毎に検出される前記視線ベクトルの変位に基づいて算出される
    請求項1又は請求項に記載の評価装置。
  4. 記被験者の視線と前記表示部との交点である注視点の位置を検出する注視点検出部を更に備え、
    前記移動速度算出部は、前記注視点の移動速度を前記視線の移動速度として求める
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載の評価装置。
  5. 複数の注視対象物を表示することと、
    被験者の視線を検出することと、
    被験者の視線の移動速度を算出することと、
    算出された前記視線の移動速度に基づいて前記視線の移動速度の度数を算出し、前記視線の移動速度の度数分布を求めることと、
    前記度数分布のうち、所定速度未満である第1速度範囲に含まれる度数から求められる第1度数と、前記所定速度以上である第2速度範囲に含まれる度数から求められる第2度数とを比較することと、
    比較結果に基づいて、前記第1度数の値が前記第2度数の値よりも所定倍以上大きい値の場合に前記被験者が前記視線を移動させる頻度が少ないと評価し、前記第1度数の値が前記第2度数の値に対し所定倍以上大きい値ではない場合に前記被験者が前記視線を移動させる頻度が多いと評価する評価データを求めることと
    行う評価方法。
  6. 被験者の視線を検出する処理と、
    被験者の視線の移動速度を算出する処理と、
    算出された前記視線の移動速度に基づいて前記視線の移動速度の度数を算出し、前記視線の移動速度の度数分布を求める処理と、
    前記度数分布のうち、所定速度未満である第1速度範囲に含まれる度数から求められる第1度数と、前記所定速度以上である第2速度範囲に含まれる度数から求められる第2度数とを比較する処理と、
    比較結果に基づいて、前記被験者の評価データを求める処理と
    をコンピュータに実行させ
    前記評価データを求める処理では、前記第1度数の値が前記第2度数の値よりも所定倍以上大きい値の場合に前記被験者がADHDである可能性が低く、前記第1度数の値が前記第2度数の値に対し所定倍以上大きい値ではない場合に前記被験者がADHDである可能性が高いと評価する
    評価プログラム。
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