JP7171431B2 - 遮蔽装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザを遮蔽する遮蔽装置に関するものである。
従来、レーザを遮蔽する遮蔽装置として、レーザを受光するレーザ受光装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。レーザ受光装置は、液体を液膜状に噴射して供給する液体供給部を備えている。この液膜は、レーザの光路を遮断しており、レーザが液膜に照射されることでレーザのパワー密度を低下させている。
特開2018-94587号公報
しかしながら、特許文献1のレーザ受光装置では、液膜に照射されたレーザの一部が、液膜の被照射面において反射してしまう場合がある。反射したレーザの一部は、照射されたレーザの光路と同一の光路を通って進む(戻る)ことで、レーザを発生させるレーザ発振器に照射される可能性がある。レーザ発振器に、反射したレーザが入射してしまうと、レーザ発振器が故障する等の不具合を発生させる恐れがある。
そこで、本発明は、レーザの反射による不具合を抑制しつつ、レーザの遮蔽を好適に行うことができる遮蔽装置を提供することを課題とする。
本発明の遮蔽装置は、レーザを内部に導入する開口が形成された筐体と、前記筐体内部において、導入された前記レーザに交差する液膜を形成する液体カーテンと、を備え、前記液膜は、少なくとも前記レーザが照射される面である被照射面が、前記レーザの照射方向に直交する直交面に対して傾斜する。
この構成によれば、被照射面がレーザの照射方向に直交する直交面に対して傾斜していることから、反射したレーザの一部が、照射されたレーザの光路と同一の光路を通って進む(戻る)ことを抑制することができる。このため、レーザを発生させるレーザ発振器に、反射したレーザが入射することを抑制することができ、レーザ発振器の故障等の不具合を抑制しつつ、レーザの遮蔽を好適に行うことができる。なお、被照射面は、直交面に対して傾斜していればよいことから、例えば、水平面内において傾斜させてもよいし、鉛直面内において傾斜させてもよい。
また、前記液体カーテンは、前記液膜の前記被照射面が、前記直交面の水平方向に対して傾斜した傾斜方向に延在する傾斜面となるように、前記液膜を形成することが、好ましい。
この構成によれば、被照射面が傾斜面となる液膜を形成すればよいため、液体カーテンを簡易な構成とすることができる。また、被照射面が傾斜面となる液膜を形成することで、反射したレーザがレーザ発振器に入射することを抑制することができる。
また、前記液体カーテンは、前記液膜の前記被照射面が、前記直交面の水平方向に対して湾曲する湾曲面となるように、前記液膜を形成することが、好ましい。
この構成によれば、被照射面が湾曲面となる液膜を形成することで、反射したレーザがレーザ発振器に入射することを抑制することができる。
また、前記液体カーテンは、前記液膜の前記被照射面が、前記直交面の水平方向に対して傾斜する第1の傾斜面と、前記直交面の水平方向に対して前記第1の傾斜面とは反対側に傾斜する第2の傾斜面と、を含むように、前記液膜を形成することが、好ましい。
この構成によれば、第1の傾斜面及び第2の傾斜面を水平方向に並べた液膜とすることで、液膜が形成される空間を小さくすることができる。また、被照射面が第1の傾斜面と第2の傾斜面とを含む液膜を形成することで、反射したレーザがレーザ発振器に入射することを抑制することができる。
また、前記液体カーテンは、前記液膜の前記被照射面が、前記第1の傾斜面と前記第2の傾斜面とが水平方向に亘って交互に連続する山谷形状となるように、前記液膜を形成することが、好ましい。
この構成によれば、液膜が形成される空間をより小さくすることができる。
また、前記照射方向において、前記液体カーテンの上流側の前記筐体内部に設けられ、導入された前記レーザに交差する散乱層を形成する散乱層形成部を、さらに備え、前記散乱層形成部により形成される散乱層は、前記レーザを散乱させることが、好ましい。
この構成によれば、散乱層においてレーザを散乱させてレーザのパワー密度を低下させることができる。このため、パワー密度が低下したレーザが液膜に照射されるため、被照射面で反射したレーザを、パワー密度の低いものとすることができる。また、被照射面で反射したレーザは、再び、散乱層を通過することで散乱されるため、よりパワー密度の低いものとすることができる。
また、前記散乱層形成部は、前記液膜の前記被照射面において反射した前記レーザに交差するように、前記散乱層を形成することが、好ましい。
この構成によれば、被照射面で反射したレーザが、液膜と散乱層との間から出射して、筐体の内壁に照射されることを抑制することができる。
また、前記レーザの周囲には、前記レーザの照射方向に沿ってアシストガスが流通しており、前記照射方向において、前記散乱層形成部の上流側の前記筐体内部に設けられ、導入された前記アシストガスに交差するガス膜を形成するガスカーテンを、さらに備え、前記ガスカーテンにより形成されるガス膜は、前記アシストガスの前記液膜への流通を遮蔽することが、好ましい。
この構成によれば、ガスカーテンは、アシストガスの液体カーテンへの流通を遮蔽することから、アシストガスにより液膜が揺れることを抑制できるため、液膜によるレーザのエネルギーの吸収を安定的に行うことができる。
また、前記レーザは、加工機械で用いられるkWオーダーの出力となる高出力レーザであることが、好ましい。
この構成によれば、集光性が低い高出力レーザであっても、反射した高出力レーザの一部が、レーザ発振器に入射することを抑制することができる。
図1は、実施形態1に係る遮蔽装置を側面から見たときの模式図である。 図2は、実施形態1に係る遮蔽装置を正面から見たときの模式図である。 図3は、実施形態1に係る遮蔽装置を上面から見たときの模式図である。 図4は、実施形態2に係る遮蔽装置を上面から見たときの模式図である。 図5は、実施形態3に係る遮蔽装置を上面から見たときの模式図である。 図6は、実施形態4に係る遮蔽装置を上面から見たときの模式図である。 図7は、実施形態5に係る遮蔽装置を側面から見たときの模式図である。 図8は、実施形態5に係る遮蔽装置を上面から見たときの模式図である。 図9は、実施形態6に係る遮蔽装置を側面から見たときの模式図である。 図10は、実施形態6に係る遮蔽装置を上面から見たときの模式図である。 図11は、実施形態7に係る遮蔽装置を側面から見たときの模式図である。 図12は、実施形態7に係る遮蔽装置を上面から見たときの模式図である。 図13は、実施形態8に係る遮蔽装置を側面から見たときの模式図である。 図14は、実施形態8に係る遮蔽装置を上面から見たときの模式図である。 図15は、実施形態9に係る遮蔽装置を上面から見たときの模式図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る遮蔽装置を側面から見たときの模式図である。図2は、実施形態1に係る遮蔽装置を正面から見たときの模式図である。図3は、実施形態1に係る遮蔽装置を上面から見たときの模式図である。
実施形態1に係る遮蔽装置10は、加工機械に設けられるものであり、加工機械において使用される加工用の高出力レーザL(以下、単にレーザLともいう)を遮蔽する装置となっている。ここで、遮蔽装置10によって遮蔽される高出力レーザLは、kWオーダーの出力となっており、レーザの照射エネルギーが大きいことから、遮蔽装置10は、高出力レーザLの照射エネルギーを効率よく吸収可能なものとなっている。また、レーザLの周囲には、レーザLの照射方向に沿ってアシストガスAGが流通している。このため、遮蔽装置10には、レーザLと共にアシストガスAGが導入される。また、高出力レーザLは、集光性の低いレーザとなっている。ここで、遮蔽装置10内において反射された高出力レーザLの一部が、高出力レーザLの出射方向における光路と同じ光路をたどった場合、高出力レーザLは、集光性の高いレーザと比べて分散し難いものとなっていることから、反射された高出力レーザLは、エネルギー密度が高いものとなる。このため、高出力レーザLを発生させるレーザ発振器には、エネルギー密度が高い反射された高出力レーザの一部が入射する可能性がある。
図1及び図2に示すように、遮蔽装置10は、筐体15と、水カーテン(液体カーテン)16と、レーザ受け板18と、水循環機構19と、を備えている。
筐体15は、方形の箱状に形成されており、その内部に、水カーテン16及びレーザ受け板18を収容している。筐体15は、その内部にレーザL及びアシストガスAGを導入する開口25が貫通形成され、開口25は、筐体15の側面に貫通形成されている。このため、開口25を介して筐体15内部に導入されるレーザLは、その照射方向が水平方向となる。また、筐体15は、内部の下部側が、水カーテン16で用いられる水(液体)を溜める水槽26となっている。この水槽26には、後述する水循環機構19が接続されている。
水カーテン16は、筐体15内部において、水膜(液膜)35を形成している。水カーテン16は、水を流出させる流出口が形成されたノズル31を含んで構成されている。ノズル31は、筐体15内部の天井に取り付けられており、所定の方向を長手方向として延在して設けられている。ノズル31の内部に供給される水は、ノズル31の長手方向に亘って行き渡る。ノズル31は、内部に供給された水を、ノズル31の下面側に設けられた流出口から流出させる。なお、水カーテン16では、水を用いたが、レーザLの照射エネルギーを吸収可能な液体であればいずれであってもよい。この水カーテン16に、水が供給されると、水は、ノズル31の長手方向に亘って行き渡り、流出口から流出する。流出口から流出した水は、レーザLの照射方向に交差する面を有する、カーテン状の水膜35となる。
水カーテン16により形成される水膜35には、レーザLが照射される。水膜35は、レーザLの照射エネルギーを吸収しており、鉛直方向の上方側から下方側に向かって流れる。つまり、水膜35は、筐体15内部の上部の天井側から、筐体15内部の下部の水槽26に向かって流れる。なお、水膜35の流速は、水膜35にレーザLが照射されることによって水が蒸発しないような流速となっており、また、ジェット流のような気泡が発生し易い流速とはなっておらず、気泡が発生し難い流速となっている。
レーザ受け板18は、水カーテン16により減衰したレーザLを受ける部材であり、例えば、金属を用いた金属板となっている。レーザ受け板18は、レーザLを受けることで、筐体15内部においてレーザLを遮蔽する。
水循環機構19は、筐体15の水槽26に溜まった水を、水カーテン16に循環させる機構となっている。水循環機構19は、循環流路41と、循環流路41に設けられるポンプ42と、を有している。循環流路41は、その一方が筐体15の水槽26に接続され、その他方が水カーテン16のノズル31に接続されている。ポンプ42は、水槽26に溜まった水を、水カーテン16へ向けて圧送する。
次に、図3を参照して、水カーテン16により形成される水膜35について説明する。水膜35は、少なくともレーザLが照射される面である被照射面P1が、レーザLの照射方向に直交する直交面P2に対して傾斜している。具体的に、実施形態1において、水カーテン16は、水膜35の被照射面P1の全面が、直交面P2の水平方向に対して傾斜した傾斜方向に延在する傾斜面となるように、水膜35を形成している。つまり、水カーテン16のノズル31は、平面視において(鉛直方向の上方から見た面内において)、その長手方向が直交面P2に対して傾斜して配置されている。
このため、水カーテン16に、水が供給され、ノズル31の長手方向に亘って行き渡ると共に流出口から流出すると、流出口から流出した水は、レーザLの照射方向に対して傾斜する被照射面P1を有する水膜35となる。
上記の遮蔽装置10において、加工機械で使用される高出力レーザ等のレーザLが照射されると、照射されたレーザLは、レーザLの周囲のアシストガスAGと共に、筐体15の開口25を介して、筐体15内部に導入される。筐体15内部に導入されたレーザLは、水カーテン16により形成される水膜35と交差する。レーザLは、水膜35と交差することで、照射エネルギーが吸収されることで減衰する。また、レーザLの一部が水膜35の被照射面P1において反射した場合であっても、反射したレーザLは、レーザLの照射方向における光路とは異なる光路を進む。そして、水膜35において減衰したレーザLは、レーザ受け板18に入射し、レーザ受け板18により遮蔽される。
以上のように、実施形態1によれば、水膜35の被照射面P1がレーザLの照射方向に直交する直交面に対して傾斜していることから、反射したレーザLの一部が、照射されたレーザLの光路と同一の光路を通って進む(戻る)ことを抑制することができる。このため、集光性が低い高出力レーザであっても、水膜35の被照射面P1が直交面に対して傾斜しているため、レーザLを発生させるレーザ発振器に、反射したレーザLが入射することを抑制することができる。よって、レーザ発振器の故障等の不具合を抑制しつつ、レーザLの遮蔽を好適に行うことができる。
また、実施形態1によれば、被照射面P1が傾斜面となる水膜35を形成するために、水カーテン16の長手方向を傾けて配置すればよいため、簡易な構成とすることができる。
なお、実施形態1において、水膜35は、平面視(水平面内)において、被照射面P1が直交面P2に対して傾斜するように形成されたが、この構成に特に限定されない。被照射面P1は、直交面P2に対して傾斜していればよいことから、例えば、水膜35は、レーザの照射方向に沿った鉛直面内において、被照射面P1が直交面P2に対して傾斜するように形成されていてもよい。
[実施形態2]
次に、図4を参照して、実施形態2に係る遮蔽装置50について説明する。なお、実施形態2では、重複した記載を避けるべく、実施形態1と異なる部分について説明し、実施形態1と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図4は、実施形態2に係る遮蔽装置を上面から見たときの模式図である。
実施形態2の遮蔽装置50は、水カーテン51により形成される水膜53が、実施形態1の水膜35と異なっている。具体的に、実施形態2において、水カーテン51は、被照射面P1が湾曲面となるように、水膜53を形成している。湾曲面となる被照射面P1は、その全面において、レーザLの照射方向に直交する直交面P2に対して傾斜するように湾曲している。このような水膜53を形成するべく、水カーテン51のノズル52は、平面視において、その長手方向が湾曲して配置されている。
このため、水カーテン51に、水が供給され、ノズル52の長手方向に亘って行き渡ると共に流出口から流出すると、流出口から流出した水は、レーザLの照射方向に対して傾斜する湾曲面となる被照射面P1を有する水膜53となる。このため、レーザLの一部が水膜53の被照射面P1において反射した場合であっても、反射したレーザLは、レーザLの照射方向における光路とは異なる光路を進む。
以上のように、実施形態2によれば、被照射面P1が湾曲面となる水膜53を形成することで、反射したレーザLがレーザ発振器に入射することを抑制することができる。
[実施形態3]
次に、図5を参照して、実施形態3に係る遮蔽装置60について説明する。なお、実施形態3でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1及び2と異なる部分について説明し、実施形態1及び2と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図5は、実施形態3に係る遮蔽装置を上面から見たときの模式図である。
実施形態3の遮蔽装置60は、水カーテン61により形成される水膜63が、実施形態1の水膜35と異なっている。具体的に、実施形態3において、水カーテン61は、被照射面P1が、直交面P2の水平方向に対して傾斜する第1の傾斜面P1aと、直交面P2の水平方向に対して第1の傾斜面P1aとは反対側に傾斜する第2の傾斜面P1bとを含むように、水膜63を形成している。2つの傾斜面P1a、P1bは、端部同士が接することで、水膜63の被照射面P1は、V字形状に形成されている。このような水膜63を形成するべく、水カーテン61のノズル62は、平面視において、直交面P2に対して傾斜する第1の長手方向に延在する第1の部位62aと、直交面P2に対して傾斜する第2の長手方向に延在する第2の部位62bとを含む。そして、第1の部位62aの第1の長手方向における端部と、第2の部位62bの第2の長手方向における端部とが連通して配置されることで、V字形状となるノズル62となる。
このため、水カーテン61に、水が供給され、ノズル62の第1の長手方向及び第2の長手方向に亘って水が行き渡ると共に流出口から流出する。すると、流出口から流出した水は、レーザLの照射方向に対して傾斜する2つの傾斜面P1a、P1bを含むV字形状の被照射面P1を有する水膜63となる。このため、レーザLの一部が水膜63の被照射面P1において反射した場合であっても、反射したレーザLは、レーザLの照射方向における光路とは異なる光路を進む。
以上のように、実施形態3によれば、被照射面P1が、第1の傾斜面P1a及び第2の傾斜面P1bを含むV字形状の水膜63を形成することで、水膜63を屈曲させることができる分、水膜63が形成される空間を小さくすることができる。また、被照射面P1がV字形状となる水膜63を形成することで、反射したレーザLがレーザ発振器に入射することを抑制することができる。
[実施形態4]
次に、図6を参照して、実施形態3に係る遮蔽装置70について説明する。なお、実施形態4でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1から3と異なる部分について説明し、実施形態1から3と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図6は、実施形態4に係る遮蔽装置を上面から見たときの模式図である。
実施形態4の遮蔽装置70は、水カーテン71により形成される水膜73が、実施形態1の水膜73と異なっている。具体的に、実施形態4において、水カーテン71は、被照射面P1が、直交面P2の水平方向に対して傾斜する第1の傾斜面P1aと、直交面P2の水平方向に対して第1の傾斜面P1aとは反対側に傾斜する第2の傾斜面P1bとを含むように、水膜63を形成している。2つの傾斜面P1a、P1bは、水平方向に亘って交互に連続するように形成されることで、水膜73の被照射面P1は、山谷形状に形成されている。このような水膜73を形成するべく、水カーテン71のノズル72は、平面視において、直交面P2に対して傾斜する第1の長手方向に延在する第1の部位72aと、直交面P2に対して傾斜する第2の長手方向に延在する第2の部位72bとを含む。そして、第1の部位72aと第2の部位72bとは、水平方向に交互に配置されると共に連通して配置されることで、水平方向に山谷形状となるノズル72となる。
このため、水カーテン71に、水が供給され、ノズル72の第1の長手方向及び第2の長手方向に亘って水が行き渡ると共に流出口から流出する。すると、流出口から流出した水は、レーザLの照射方向に対して傾斜する傾斜面を含む山谷形状の被照射面P1を有する水膜73となる。このため、レーザLの一部が水膜73の被照射面P1において反射した場合であっても、反射したレーザLは、レーザLの照射方向における光路とは異なる光路を進む。
以上のように、実施形態4によれば、被照射面P1が、第1の傾斜面P1a及び第2の傾斜面P1bを含む山谷形状の水膜73を形成することで、水膜73を複数屈曲させることができる分、水膜73が形成される空間をより小さくすることができる。また、被照射面P1が山谷形状となる水膜73を形成することで、反射したレーザLがレーザ発振器に入射することを抑制することができる。
[実施形態5]
次に、図7及び図8を参照して、実施形態5に係る遮蔽装置80について説明する。なお、実施形態5でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1から4と異なる部分について説明し、実施形態1から4と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図7は、実施形態5に係る遮蔽装置を側面から見たときの模式図である。図8は、実施形態5に係る遮蔽装置を上面から見たときの模式図である。
実施形態5の遮蔽装置80は、実施形態1から4の遮蔽装置10,50,60,70に加えて、散乱層83を形成する散乱層形成部81をさらに備えた装置となっている。なお、図8では、図6に示す遮蔽装置70において、散乱層83を形成した場合を示している。
図7及び図8に示すように、実施形態5の遮蔽装置80において、散乱層形成部81は、筐体15内部において、散乱層83を形成している。散乱層83は、例えば、霧または気泡含有液膜である。気泡含有液膜としては、例えば、気泡を含むカーテン状の水膜である。つまり、散乱層形成部81は、レーザを散乱する散乱物質として水を用いている。実施形態5では、散乱層形成部81は、散乱層83として、霧を形成している。このため、散乱層形成部81は、水を散布して霧を形成するノズル82を有している。
ノズル82は、図7において、筐体15内部の天井に取り付けられており、所定の方向を長手方向として延在して設けられている。ノズル82は、内部に供給された水を噴射することで、霧となる散乱層83を形成する。なお、散乱層形成部81では、水を用いたが、レーザLの照射エネルギーを散乱可能な液体であればいずれであってもよい。形成された散乱層83は、レーザLの照射方向に交差して形成される。
ここで、水カーテン71と散乱層形成部81とは、レーザLの照射方向に並んで配置されており、水カーテン71が、散乱層形成部81に対して照射方向の下流側に配置されている。換言すれば、散乱層形成部81が、水カーテン71に対して照射方向の上流側に配置されている。
上記の遮蔽装置80において、レーザLが、筐体15の開口25を介して、筐体15内部に導入されると、筐体15内部に導入されたレーザLは、散乱層形成部81により形成される散乱層83と交差する。散乱層83を通過したレーザLは、散乱されることで、照射エネルギーが減衰し、この後、水カーテン71により形成される水膜73と交差する。レーザLは、水膜73と交差することで、照射エネルギーが吸収されることでさらに減衰する。また、レーザLの一部が水膜73の被照射面P1において反射した場合であっても、反射したレーザLは、レーザLの照射方向における光路とは異なる光路を進む。また、反射したレーザLは、再び散乱層83と交差することで、照射エネルギーがより減衰する。そして、水膜73において減衰したレーザLは、レーザ受け板18に入射し、レーザ受け板18により遮蔽される。
以上のように、実施形態5によれば、散乱層83においてレーザLを散乱させてレーザLのパワー密度を低下させることができる。このため、パワー密度が低下したレーザLが水膜73に照射されるため、被照射面P1で反射したレーザを、パワー密度の低いものとすることができる。また、被照射面P1で反射したレーザLは、再び、散乱層83を通過することで散乱されるため、よりパワー密度の低いものとすることができる。
[実施形態6]
次に、図9及び図10を参照して、実施形態6に係る遮蔽装置85について説明する。なお、実施形態6でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1から5と異なる部分について説明し、実施形態1から5と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図9は、実施形態6に係る遮蔽装置を側面から見たときの模式図である。図10は、実施形態6に係る遮蔽装置を上面から見たときの模式図である。
実施形態6の遮蔽装置85は、実施形態1から5の遮蔽装置10,50,60,70,80に加えて、ガス膜36を形成するガスカーテン17をさらに備えた装置となっている。なお、図10では、図8に示す遮蔽装置80において、ガス膜36を形成した場合を示している。
ガスカーテン17は、筐体15内部において、ガス膜36を形成している。ガスカーテン17は、ガスを噴射する1以上の噴射ノズル37を有している。噴射ノズル37は、図9において、筐体15内部の天井に取り付けられる例を示しており、また、図10において、筐体15内部の側面に取り付けられる例を示している。噴射ノズル37は、噴射するガスの流れ方向が一方向となるように設けられる。このため、噴射ノズル37を複数設ける場合には、噴射されるガス同士が対向する方向とならないように、複数の噴射ノズル37が配置される。ガスカーテン17で用いられるガスは、例えば、空気または不活性ガスである。このガスカーテン17に、ガスが供給されると、ガスは、噴射ノズル37から噴射される。噴射されたガスは、レーザLの照射方向に直交する面を有するガス膜36となる。
ガスカーテン17により形成されるガス膜36には、レーザLの周囲にあるアシストガスAGが噴き当たる。ガス膜36は、噴き当たるアシストガスAGの散乱層83及び水膜35への流入を抑制している。このガス膜36は、図9において、鉛直方向の上方側から下方側に向かって流れ、図10において、水平方向の一方側から他方側に向かって流れる。つまり、ガス膜36は、図9において、筐体15内部の上部の天井側から、筐体15内部の下部の水槽26に向かって流れ、図10において、筐体15内部の一方の側面から、筐体15内部の他方の側面に向かって流れる。
また、水カーテン16と散乱層形成部81とガスカーテン17とは、レーザLの照射方向に並んで配置されており、上流側から、ガスカーテン17、散乱層形成部81、水カーテン16の順に配置されている。換言すれば、レーザLの照射方向において、下流側から、水カーテン16、散乱層形成部81、ガスカーテン17の順に配置されている。
上記の遮蔽装置85において、レーザL及びアシストガスAGが、筐体15の開口25を介して、筐体15内部に導入されると、筐体15内部に導入されたレーザL及びアシストガスAGは、先ず、ガスカーテン17により形成されるガス膜36と交差する。アシストガスAGは、ガス膜36と交差することで、水膜35及び散乱層83への流通が阻まれる。一方で、レーザLは、ガス膜36を通過する。ガス膜36を通過したレーザは、散乱層形成部81により形成される散乱層83と交差する。散乱層83を通過したレーザLは、散乱されることで、照射エネルギーが減衰し、この後、水カーテン71により形成される水膜73と交差する。レーザLは、水膜73と交差することで、照射エネルギーが吸収されることでさらに減衰する。また、レーザLの一部が水膜73の被照射面P1において反射した場合であっても、反射したレーザLは、レーザLの照射方向における光路とは異なる光路を進む。また、反射したレーザLは、再び散乱層83と交差することで、照射エネルギーがより減衰する。そして、水膜73において減衰したレーザLは、レーザ受け板18に入射し、レーザ受け板18により遮蔽される。
以上のように、実施形態6によれば、ガスカーテン17は、アシストガスAGの水カーテン16及び散乱層形成部81への流通を遮蔽することから、アシストガスAGにより水膜35及び散乱層83が揺れることを抑制できるため、水膜35及び散乱層83によるレーザのエネルギーの吸収及び散乱を安定的に行うことができる。
[実施形態7]
次に、図11及び図12を参照して、実施形態7に係る遮蔽装置90について説明する。なお、実施形態7でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1から6と異なる部分について説明し、実施形態1から6と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図11は、実施形態7に係る遮蔽装置を側面から見たときの模式図である。図12は、実施形態7に係る遮蔽装置を上面から見たときの模式図である。
実施形態7の遮蔽装置90は、実施形態1から6の遮蔽装置10,50,60,70,80,85における水カーテン16の水膜35を、レーザLの照射方向において複数並べて配置した装置となっている。なお、図12では、図10に示す遮蔽装置85において、水膜35を複数並べて形成した場合を示している。
実施形態7の水カーテン91は、レーザLの照射方向において、上流側に設けられたノズル31aと、ノズル31aの下流側に設けられたノズル31bとを含んで構成されている。水カーテン91のノズル31aは、被照射面P1が直交面P2の水平方向に対して傾斜する第1の傾斜面P1aを含む水膜35aを、複数形成している。水カーテン91のノズル31bは、被照射面P1が直交面P2の水平方向に対して傾斜する第2の傾斜面P1bを含む水膜35bを、複数形成している。複数の水膜35bは、水平方向において、複数の水膜35aの間にそれぞれ位置するように配置されている。
このため、水カーテン91に、水が供給され、ノズル31a及びノズル31bから水が流出する。すると、ノズル31aから流出した水は、レーザLの照射方向に対して傾斜する傾斜面P1aとなる被照射面P1を有する水膜35aとなる。この水膜35aは、複数形成され、水平方向に並べて形成される。また、ノズル31bから流出した水は、レーザLの照射方向に対して傾斜する傾斜面P1bとなる被照射面P1を有する水膜35bとなる。この水膜35bは、複数形成され、水平方向に並べて形成されると共に、複数の水膜35aの間にそれぞれ位置するように形成される。このため、レーザLの一部が水膜63の被照射面P1において反射した場合であっても、反射したレーザLは、レーザLの照射方向における光路とは異なる光路を進む。
以上のように、実施形態7によれば、ノズル31aにより被照射面P1が第1の傾斜面P1aとなる水膜35aを水平方向に並べて複数形成すると共に、ノズル31bにより被照射面P1が第2の傾斜面P1bとなる水膜35bを水平方向に並べて複数形成することで、反射したレーザLがレーザ発振器に入射することを抑制することができる。
[実施形態8]
次に、図13及び図14を参照して、実施形態8に係る遮蔽装置100について説明する。なお、実施形態8でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1から7と異なる部分について説明し、実施形態1から7と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図13は、実施形態8に係る遮蔽装置を側面から見たときの模式図である。図14は、実施形態7に係る遮蔽装置を上面から見たときの模式図である。
実施形態8の遮蔽装置100は、実施形態7の遮蔽装置90における水カーテン16の水膜35aと水膜35bとの間に、散乱層83bをさらに形成した装置となっている。
実施形態8の散乱層形成部81は、レーザLの照射方向において、ガスカーテン17と水カーテン91のノズル31aとの間に設けられたノズル82aと、水カーテン91のノズル31aとノズル31bとの間に設けられたノズル82bとを含んで構成されている。
散乱層形成部81のノズル82aは、内部に供給された水を噴射することで、霧となる散乱層83aを形成する。形成された散乱層83aは、レーザLの照射方向に交差して形成される。また、散乱層形成部81のノズル82bは、内部に供給された水を噴射することで、霧となる散乱層83bを形成する。形成された散乱層83bは、レーザLの照射方向に交差して形成される。このように、遮蔽装置100では、レーザLの照射方向において、上流側から順に、ガス膜36、散乱層83a、水膜35a、散乱層83b、水膜35bを形成している。
上記の遮蔽装置85において、レーザL及びアシストガスAGが、筐体15の開口25を介して、筐体15内部に導入されると、筐体15内部に導入されたレーザL及びアシストガスAGは、先ず、ガスカーテン17により形成されるガス膜36と交差する。アシストガスAGは、ガス膜36と交差することで、水膜35a,35b及び散乱層83a,83bへの流通が阻まれる。一方で、レーザLは、ガス膜36を通過する。ガス膜36を通過したレーザは、散乱層形成部81により形成される散乱層83aと交差する。散乱層83aを通過したレーザLは、散乱されることで、照射エネルギーが減衰し、この後、水カーテン71により形成される水膜35aまたは散乱層bと交差する。レーザLは、水膜35aまたは散乱層bと交差することで、照射エネルギーが吸収または散乱されることでさらに減衰する。散乱層bを通過したレーザLは、水カーテン71により形成される水膜35bと交差する。また、レーザLの一部が水膜35a,35bの被照射面P1において反射した場合であっても、反射したレーザLは、レーザLの照射方向における光路とは異なる光路を進む。また、反射したレーザLは、再び散乱層83a,83bと交差することで、照射エネルギーがより減衰する。そして、水膜73において減衰したレーザLは、レーザ受け板18に入射し、レーザ受け板18により遮蔽される。
以上のように、実施形態8によれば、散乱層形成部81のノズル82aにより散乱層83aを形成すると共に、ノズル82bにより散乱層83bを形成することで、レーザLを散乱させて、レーザLのパワー密度をより低下させることができる。
[実施形態9]
次に、図15を参照して、実施形態9に係る遮蔽装置110について説明する。なお、実施形態9でも、重複した記載を避けるべく、実施形態1から8と異なる部分について説明し、実施形態1から8と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図15は、実施形態9に係る遮蔽装置を上面から見たときの模式図である。
実施形態9の遮蔽装置110は、実施形態5から8の遮蔽装置80,85,90,100において形成された散乱層83が、水膜73を囲い込む形状となるように形成する装置となっている。なお、図15では、図8に示す遮蔽装置80において、水膜73を囲い込む形状に、散乱層113を形成した場合を示している。
実施形態9の遮蔽装置110において、散乱層形成部111は、筐体15内部において、散乱層113を形成している。散乱層113は、レーザLの照射方向に交差する中央の部位と、中央の部位の両側に設けられると共に中央の部位と水膜73との間に設けられる両外側の部位とを含んでおり、平面視において、凹形状に形成されている。このため、散乱層形成部111は、水膜73の被照射面P1において反射したレーザLがいずれの方向に反射しても、反射したレーザLに交差するように、散乱層113を形成する。
散乱層形成部111は、水を散布して凹形状の散乱層113を形成するノズル112を有している。ノズル112は、所定の方向を長手方向として延在して設けられる中央のノズルと、中央のノズルの両側に設けられると共にレーザLの照射方向に延在して設けられる両外側のノズルとを含んでいる。ノズル112は、内部に供給された水を噴射することで、霧となる凹形状の散乱層113を形成する。
上記の遮蔽装置110において、レーザLが、筐体15の開口25を介して、筐体15内部に導入されると、筐体15内部に導入されたレーザLは、散乱層形成部111により形成される散乱層113と交差する。散乱層113を通過したレーザLは、散乱されることで、照射エネルギーが減衰し、この後、水カーテン71により形成される水膜73と交差する。レーザLは、水膜73と交差することで、照射エネルギーが吸収されることでさらに減衰する。また、レーザLの一部が水膜73の被照射面P1において反射した場合であっても、反射したレーザLは、レーザLの照射方向における光路とは異なる光路を進む。また、反射したレーザLは、何れの方向に反射しても、再び散乱層113と交差することで、照射エネルギーがより減衰する。そして、水膜73において減衰したレーザLは、レーザ受け板18に入射し、レーザ受け板18により遮蔽される。
以上のように、実施形態9によれば、散乱層113においてレーザLを散乱させてレーザLのパワー密度を低下させることができる。このため、パワー密度が低下したレーザLが水膜73に照射されるため、被照射面P1で反射したレーザを、パワー密度の低いものとすることができる。また、被照射面P1で反射したレーザLは、再び、散乱層113を通過することで散乱されるため、よりパワー密度の低いものとすることができる。
なお、実施形態9では、凹形状の散乱層113としたが、反射したレーザLが交差する散乱層113であればよく、例えば、水膜73から突出する凸となる湾曲形状の散乱層113として形成してもよい。
また、実施形態1から9において、水膜35,53,63,73及び散乱層83において、十分にレーザLを減衰可能であれば、レーザ受け板18を省いた構成であってもよい。
10 遮蔽装置
15 筐体
16 水カーテン
17 ガスカーテン
18 レーザ受け板
19 水循環機構
25 開口
26 水槽
31 ノズル
35 水膜
36 ガス膜
37 噴射ノズル
41 循環流路
42 ポンプ
50 遮蔽装置(実施形態2)
51 水カーテン
52 ノズル
53 水膜
60 遮蔽装置(実施形態3)
61 水カーテン
62 ノズル
63 水膜
70 遮蔽装置(実施形態4)
71 水カーテン
72 ノズル
73 水膜
80 遮蔽装置(実施形態5)
81 散乱層形成部
82 ノズル
83 散乱層
85 遮蔽装置(実施形態6)
90 遮蔽装置(実施形態7)
91 水カーテン
100 遮蔽装置(実施形態8)
110 遮蔽装置(実施形態9)
111 散乱層形成部
112 ノズル
113 散乱層
P1 被照射面
P2 直交面
L レーザ
AG アシストガス

Claims (8)

  1. 照射方向が水平方向となるレーザを内部に導入する開口が形成された筐体と、
    前記筐体内部において、導入された前記レーザに交差する液膜を形成する液体カーテンと、を備え、
    前記液体カーテンは、前記筐体内部の天井に設けられると共に所定の方向を長手方向として延在して設けられるノズルを有し、
    前記液膜は、
    前記ノズルから液体が鉛直方向の上方側から下方側に向かって流出することで形成され、
    前記液体カーテンは、
    前記レーザが照射される面である前記液膜の被照射面が、前記レーザの照射方向に直交する直交面内における水平方向に対して傾斜するように、前記鉛直方向から見た面内において、前記ノズルの長手方向が、前記直交面に対して傾斜して配置されている遮蔽装置。
  2. 照射方向が水平方向となるレーザを内部に導入する開口が形成された筐体と、
    前記筐体内部において、導入された前記レーザに交差する液膜を形成する液体カーテンと、を備え、
    前記液体カーテンは、前記筐体内部の天井に設けられると共に所定の方向を長手方向として延在して設けられるノズルを有し、
    前記液膜は、
    前記ノズルから液体が鉛直方向の上方側から下方側に向かって流出することで形成され、
    前記液体カーテンは、
    前記レーザが照射される面である前記液膜の被照射面が、前記レーザの照射方向に直交する直交面内における水平方向に対して湾曲する湾曲面となるように、前記鉛直方向から見た面内において、前記ノズルの長手方向が、前記直交面に対して湾曲して配置されている遮蔽装置。
  3. 照射方向が水平方向となるレーザを内部に導入する開口が形成された筐体と、
    前記筐体内部において、導入された前記レーザに交差する液膜を形成する液体カーテンと、を備え、
    前記液体カーテンは、前記筐体内部の天井に設けられると共に所定の方向を長手方向として延在して設けられるノズルを有し、
    前記液膜は、
    前記ノズルから液体が鉛直方向の上方側から下方側に向かって流出することで形成され、
    前記液体カーテンは、
    前記レーザが照射される面である前記液膜の被照射面が、前記レーザの照射方向に直交する直交面内における水平方向に対して傾斜する第1の傾斜面と、前記直交面内における水平方向に対して前記第1の傾斜面とは反対側に傾斜する第2の傾斜面と、を含むように、前記鉛直方向から見た面内において、前記ノズルの長手方向が、前記直交面に対して傾斜する第1の長手方向に延在する第1の部位と、前記直交面に対して傾斜する第2の長手方向に延在する第2の部位とを含んでいる遮蔽装置。
  4. 前記液体カーテンは、前記液膜の前記被照射面が、前記第1の傾斜面と前記第2の傾斜面とが水平方向に亘って交互に連続する山谷形状となるように、前記液膜を形成する請求項に記載の遮蔽装置。
  5. 前記照射方向において、前記液体カーテンの上流側の前記筐体内部に設けられ、導入された前記レーザに交差する散乱層を形成する散乱層形成部を、さらに備え、
    前記散乱層形成部により形成される散乱層は、前記レーザを散乱させる請求項1からのいずれか1項に記載の遮蔽装置。
  6. 前記散乱層形成部は、前記液膜の前記被照射面において反射した前記レーザに交差するように、前記散乱層を形成する請求項に記載の遮蔽装置。
  7. 前記レーザの周囲には、前記レーザの照射方向に沿ってアシストガスが流通しており、
    前記照射方向において、前記散乱層形成部の上流側の前記筐体内部に設けられ、導入された前記アシストガスに交差するガス膜を形成するガスカーテンを、さらに備え、
    前記ガスカーテンにより形成されるガス膜は、前記アシストガスの前記液膜への流通を遮蔽する請求項またはに記載の遮蔽装置。
  8. 前記レーザは、加工機械で用いられるkWオーダーの出力となる高出力レーザである請求項1からのいずれか1項に記載の遮蔽装置。
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