JP7171149B2 - vehicle seat - Google Patents
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Description
本開示は車両用シートに関し、例えば視界を遮るヘッドレストを備える車両用シートに適用可能である。 TECHNICAL FIELD The present disclosure relates to vehicle seats, and is applicable, for example, to vehicle seats that include a headrest that blocks visibility.
自動車の運転者とそれに相乗りする人、または相乗りする人同士を引き合わせるサービスであるライドシェアが始まっている。ライドシェアでは、他人同士が一台の乗り物に乗るため、パーソナル空間を確保したい場合がある。長距離夜行バスにおいて、ヘッドレストに照明を遮るため、ヘッドレストの前方空間を開閉可能に覆う遮光手段を取り付けているものがある(例えば、特開平2-6243号公報(特許文献1))。 Ride-sharing, a service that brings together car drivers and carpoolers, or carpoolers, has begun. In ride sharing, there are cases where it is desired to secure a personal space because different people ride in one vehicle. In some long-distance night buses, light shielding means for covering the space in front of the headrest in an openable and closable manner is attached to the headrest in order to block the illumination (for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2-6243 (Patent Document 1)).
しかし、特許文献1の構造では、遮光性、防音性に重点がおかれ、構造が複雑かつ、かさばる形状で、重量やコストに影響を与える。
本開示の課題は軽量簡易な構成で視野を遮ることができる車両用シートを提供することにある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
However, in the structure of
An object of the present disclosure is to provide a vehicle seat that can block the field of view with a lightweight and simple configuration.
Other problems and novel features will become apparent from the description of the specification and the accompanying drawings.
本開示のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、車両用シートは、シートクッションと、該シートクッションに支持されるシートバックと、該シートバックに支持されるヘッドレストと、を備える。該ヘッドレストは、ヘッドレスト本体と、該ヘッドレスト本体に取り付けられている目隠し部と、を備える。該目隠し部は、布に芯材を縫い込んで形成される。
A brief outline of a representative one of the present disclosure is as follows.
That is, a vehicle seat includes a seat cushion, a seat back supported by the seat cushion, and a headrest supported by the seat back. The headrest includes a headrest body and a blind part attached to the headrest body. The blind portion is formed by sewing a core material into cloth.
上記車両用シートによれば、部品点数を低減することができる。 According to the vehicle seat described above, the number of parts can be reduced.
以下、実施形態について、図面を用いて説明する。ただし、以下の説明において、同一構成要素には同一符号を付し繰り返しの説明を省略することがある。なお、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。 Embodiments will be described below with reference to the drawings. However, in the following description, the same components may be denoted by the same reference numerals, and repeated descriptions may be omitted. In addition, in order to make the description clearer, the drawings may schematically show the width, thickness, shape, etc. of each part compared to the actual embodiment, but this is only an example, and the interpretation of the present invention is not intended. It is not limited.
(車両用シート)
実施形態に係る車両用シートについて図1を用いて説明する。図1は実施形態に係る車両用シートを示す斜視図である。
(vehicle seat)
A vehicle seat according to an embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 1 is a perspective view showing a vehicle seat according to the embodiment.
ここに示す車両用シート1は、例えば、車両の一種類である自動車の内部に設置される複数のシートのうちの1つである。なお、以下の説明では、車両用シート1を搭載する車両が水平面上に置かれた場合を基準として、鉛直方向を上下方向(UP,DW)と定義する。また、前後方向(FR,RR)は車両の前後方向に一致するように、左右方向(幅方向)は車両の幅方向に一致するように、定義される。FRは車両の前側方向であり、RRは車両の後側方向である。また、車両用シート1について、車両の後から見て右側(RH)、左側(LH)と呼んで説明する。
A
車両のフロアには、着座者の着座部を形成する車両用シート1が支持される。図1に示すように、車両用シート1は、座面を形成するシートクッション10と、該シートクッション10の後端部に傾動(回動)自在に支持されたシートバック20と、該シートバック20の上端部に支持されたヘッドレスト30とを備えて構成される。シートバック20は、着座者の背もたれ部を形成し、ヘッドレスト30は、着座者の頭部の拘束部を形成する。ヘッドレスト30は、着座者の左右の視界を遮る目隠し部32,33を備える。
A
(ヘッドレスト)
ヘッドレストについて図2~4を用いて説明する。図2は図1のヘッドレストを示す斜視図である。図3は図2のA-A線における断面図である。図4は図1のヘッドレストを示す上面図である。なお、図2は図1と異なり左前方からの斜視図である。図4は図面の下方向が前方向であり、図4には着座者の頭部も示している。
(headrest)
A headrest will be described with reference to FIGS. 2 is a perspective view showing the headrest of FIG. 1. FIG. FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line AA of FIG. 4 is a top view showing the headrest of FIG. 1. FIG. Note that FIG. 2 is a perspective view from the front left, unlike FIG. In FIG. 4, the downward direction of the drawing is the forward direction, and FIG. 4 also shows the head of the seated person.
図2に示すように、ヘッドレスト30は、ヘッドレスト本体31と、右側の目隠し部32および左側の目隠し部33と、で構成される。ヘッドレスト本体31は、ヘッドレストステー(不図示)と芯材(不図示)とカバーである表皮材(不図示)とクッション材(不図示)とで構成される。ヘッドレスト本体31の表皮材は織物、編み物、不織布、合成皮革または人工皮革等から形成される布である。ヘッドレスト本体31の表皮材はシートクッション10およびシートバック20の表皮材と同様な材質である。
As shown in FIG. 2, the
左右一対の目隠し部32,33は、例えば縫い糸によりヘッドレスト本体31の側面と後面との境界付近に取り付けられている。目隠し部32は、ワイヤ芯線34をロ字状もしくはコ字状に成形し、布35の縁を縫ってワイヤ芯線34を挿入して構成される。より具体的には、図3に示すように、布35の縁付近を折り返し、その折り返し部35aにワイヤ芯線34を通し、布35の着座者側の面35bおよび反対側の面35cを縫い糸36により固定する。布35は例えばヘッドレスト本体31の表皮材を形成する布と同様な材質の布であり、可視光線を透過しないものである。目隠し部33は目隠し部32と同様な構成である。図2では、目隠し部32,33がヘッドレスト本体31に取り付けられる部分の下端はヘッドレスト本体31の側面および後面の下端付近に位置し、上端はヘッドレスト本体31の側面および後面の上端よりも下に位置する。なお、目隠し部32,33がヘッドレスト本体31に取り付けられる部分の下端は、図1に示すように、ヘッドレスト本体31の側面および後面の下端よりも上に位置してもよい。
The pair of left and
図4に示すように、目隠し部32,33は可動可能であり、使用時には、ヘッドレスト本体31の側面の固定器37a,38aおよび目隠し部32,33の固定器37b,38bによって、目隠し部32,33はヘッドレスト本体31の側面に固定される。
As shown in FIG. 4, the
固定器37a,37bは、例えば、面ファスナやボタン、磁石等のように一方に対して他方が容易に着脱可能なものである。ここで、面ファスナは鉤状のとげ・突起が無数に付いた第一布と、細かい輪が無数についた第二布を2枚1組で使う布テープ・ファスナーであり、例えば固定器37aが第二布であり、固定器37bが第一布である。固定器38a,38bは固定器37a,37bと同様な構成である。
One of the
目隠し部32,33はヘッドレスト本体31の側面に沿って、ヘッドレスト本体31の後面と側面との境界付近から側面の前側端部よりも前方に延在する。なお、目隠し部32,33の前後方向の長さ、上下方向の長さおよび取付位置は、車両用シート1の着座者の視界に車両用シート1の右側または左側のシートの着座者が入らないように設定される。
また、非使用時は、図4の破線で示すように、目隠し部32,33は、ヘッドレスト本体31の後面に使用時と同様に固定器で固定されて格納される。なお、目隠し部32,33の未使用時の左右方向(使用時の前後方向)の長さは、ヘッドレスト本体31の後面の左右方向の長さよりも短くするが、ヘッドレスト本体31の後面に固定が可能な長さであればよい。
When not in use, as indicated by the dashed lines in FIG. 4, the
<変形例>
以下、代表的な変形例について、例示する。以下の変形例の説明において、上述の実施例にて説明されているものと同様の構成および機能を有する部分に対しては、上述の実施例と同様の符号が用いられ得るものとする。そして、かかる部分の説明については、技術的に矛盾しない範囲内において、上述の実施例における説明が適宜援用され得るものとする。また、上述の実施例の一部、および、変形例の全部または一部が、技術的に矛盾しない範囲内において、適宜、複合的に適用され得る。
<Modification>
Typical modified examples will be exemplified below. In the description of the modified examples below, the same reference numerals as in the above-described embodiment can be used for the portions having the same configuration and function as those described in the above-described embodiment. For the description of this part, the description in the above embodiment can be used as appropriate within a technically consistent range. Also, part of the above-described embodiments and all or part of the modifications can be applied in combination as appropriate within a technically consistent range.
変形例における目隠し部について図5を用いて説明する。図5は図3に対応する変形例における目隠し部の断面図である。 A blindfold part in a modified example will be described with reference to FIG. FIG. 5 is a sectional view of a blindfold part in a modified example corresponding to FIG.
図5に示すように、変形例では、実施形態の目隠し部32,33の芯材としてのワイヤ芯線34の代わりに樹脂板39を芯材として、布35に縫い込んで構成する。樹脂板39はシートのポケットの芯材に使われるような樹脂板であり、例えばポリプロピレンを約1.3倍に押出発泡成形した独立気泡構造のシート(PP1.3倍発泡シート)である。より具体的には、布35の縁付近を折り返し、その折り返し部35aに樹脂板39を通して、樹脂板39の着座者側の面の全体および反対面の縁付近を布35で覆い、布35の着座者側の面35bおよび反対側の面35cを縫い糸36により固定する。目隠し部33は目隠し部32と同様な構成である。
As shown in FIG. 5, in the modified example, a
本実施形態およびその変形例では、ヘッドレストはワイヤ芯線または樹脂芯材と布との組み合わせによる格納可能な左右一対の目隠し部を備え、当該目隠し部は面ファスナ等により固定可能とする構成とされる。太陽光の眩しさを抑えるサンバイザのように一定の可視光線の透過率を確保しながら紫外線等をカットしてまぶしさを軽減するために透明ないし半透明な板状の遮光体ではなく、布は可視光線を透過しないので、布を用いることにより、危害感無く左右の視界を遮ることができる。また、着座者のパーソナル感を得ることができる。また、布と芯材との組合せにより軽量簡易に構成できるので、上述した特許文献1の課題を解決することができる。さらに、事故等によりガラスが飛散したときの防護壁にもなり安全性に寄与することができる。
In this embodiment and its modification, the headrest is provided with a pair of left and right blindfolds that can be stored by combining a wire core or a resin core material with cloth, and the blindfolds are configured to be fixed by hook-and-loop fasteners or the like. . Unlike a sun visor that reduces the glare of sunlight, cloth is used instead of a transparent or semi-transparent plate-shaped light shielding body to reduce glare by cutting ultraviolet rays while securing a certain transmittance of visible light. Since it does not transmit visible light, the left and right vision can be blocked by using cloth without any sense of danger. In addition, it is possible to obtain a personal feeling of the seated person. Moreover, the combination of the cloth and the core material enables a lightweight and simple construction, so that the problem of
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態および変形例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態および変形例に限定されるものではなく、種々変更可能であることはいうまでもない。 The invention made by the present inventor has been specifically described above based on the embodiment and modifications, but it should be noted that the invention is not limited to the above-described embodiment and modifications, and can be variously modified. Not even.
例えば、実施形態では、目隠し部は左右両方設ける例を説明したが、着座者の左右何れか一方の隣に車両用シートがない場合は、目隠し部は左右何れか一方のみに設けるようにしてもよい。 For example, in the embodiment, an example in which blindfold portions are provided on both the left and right sides has been described. good.
1・・・車両用シート
10・・・シートクッション
20・・・シートバック
30・・・ヘッドレスト
31・・・ヘッドレスト本体
32・・・右側の目隠し部
33・・・左側の目隠し部
34・・・ワイヤ芯線(芯材)
35・・・布
39・・・樹脂板(芯材)
35...
Claims (6)
前記シートクッションに支持されるシートバックと、
前記シートバックに支持されるヘッドレストと、
を備え、
前記ヘッドレストは、
ヘッドレスト本体と、
第一面と該第一面とは反対側の第二面とを有し、着座者の視界を遮る布と、該布の縁に取り付けられている芯材と、該芯材を前記布に固定する第一縫い糸と、前記布の前記第一面側に取り付けられている第一固定器とを有する目隠し部と、
前記目隠し部を前記ヘッドレスト本体の側面と後面との境界に可動可能に取り付ける第二縫い糸と、
前記ヘッドレスト本体の側面に取り付けられている第二固定器と、
を備え、
前記芯材はワイヤ芯線であり、
前記目隠し部は、少なくとも隣に車両用シートがある側に設けられ、使用時には、前記第一固定器および前記第二固定器で前記ヘッドレスト本体の側面に固定され、
前記第一固定器および前記第二固定器は前記目隠し部が取り付けられている位置から離間して設けられる車両用シート。 seat cushion and
a seat back supported by the seat cushion;
a headrest supported by the seat back;
with
The headrest is
headrest body,
A cloth that has a first surface and a second surface opposite to the first surface and blocks the view of a seated person, a core material attached to the edge of the cloth, and the core material attached to the cloth a blinding portion having a first securing thread and a first retainer attached to the first side of the fabric ;
a second sewing thread movably attaching the blindfold portion to the boundary between the side surface and the rear surface of the headrest body;
a second fixator attached to a side surface of the headrest body;
with
The core material is a wire core wire,
The blindfold part is provided at least on the side of the vehicle seat next to it, and is fixed to the side surface of the headrest body by the first fixing device and the second fixing device when in use,
A vehicle seat in which the first fixing device and the second fixing device are provided apart from a position where the blindfold part is attached .
前記ワイヤ芯線はロ字状またはコ字状であり、前記布の折り返し部に設けられる車両用シート。The wire core wire is square-shaped or square-shaped, and the vehicle seat is provided at the folded portion of the cloth.
前記目隠し部は、非使用時には、前記布の前記第二面側を前記ヘッドレスト本体の後面に対向させて固定器で前記ヘッドレスト本体の後面に固定される車両用シート。The blindfold part is fixed to the rear surface of the headrest main body by a fixing device with the second surface side of the cloth facing the rear surface of the headrest main body when not in use.
前記目隠し部は前後方向の長さ、上下方向の長さおよび取付位置は、着座者の視界に前記隣の車両用シートの着座者が入らないように設定される車両用シート。A vehicle seat in which the length in the longitudinal direction, the length in the vertical direction, and the installation position of the blindfold are set so that the occupant of the adjacent vehicular seat does not come into the field of view of the occupant.
前記ヘッドレスト本体は、カバーである表皮材を有し、当該表皮材は前記目隠し部の前記布と同じ材質の布である車両用シート。The vehicle seat, wherein the headrest main body has a skin material that is a cover, and the skin material is a cloth made of the same material as the cloth of the blindfold portion.
前記目隠し部が前記ヘッドレスト本体に取り付けられる部分の上端は前記ヘッドレスト本体の側面および後面の上端よりも下に位置する車両用シート。 In the vehicle seat according to claim 1,
A vehicle seat in which the upper end of a portion where the blindfold is attached to the headrest body is positioned below the upper ends of the side and rear surfaces of the headrest body .
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