JP7170862B2 - 運転支援装置及び運転支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の運転支援を行う運転支援装置に関する。
近年、歩行者などの、車両の死角から車線への飛び出しについて通知を行う運転支援装置が様々に提案されている。例えば特許文献1には、車両と、車両が走行する車線上の先行車両との位置関係に基づいて、歩行者などが飛び出すリスクを予想し、当該リスクが高い場合に警報を行う技術が提案されている。
特開2010-72836号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、先行車両が存在しない場合には、車両が走行する車線の隣の車線が渋滞していても、上記リスクは低いままとなる。このため、このような場合には、車両の運転者は、歩行者などの飛び出しに常に高い注意を払わなければならず、運転者にとって運転の負担となっていた。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、先行車両が存在しない場合であっても車両の運転支援を適切に行うことが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る運転支援装置は、車両の位置と、道路内の車線の渋滞を示す渋滞情報とを取得する取得部と、取得部で取得された車両の位置及び渋滞情報と、道路に接続された接続道路の接続部分、及び、道路に接続された予め定められた施設の接続部分の少なくともいずれかの接続部分の位置を含む地図データとに基づいて、車両が走行している走行車線とともに一の道路内に含まれる周辺車線が渋滞している場合に、周辺車線から走行車線に移動体が飛び出す蓋然性を、一の道路上の一以上の地点について決定し、一以上の地点の蓋然性に基づいて車両における運転支援を行う制御部とを備える。
本発明によれば、車両が走行している走行車線とともに一の道路内に含まれる周辺車線が渋滞している場合に、周辺車線から走行車線に移動体が飛び出す蓋然性を、一の道路上の一以上の地点について決定し、一以上の地点の蓋然性に基づいて車両における運転支援を行う。このような構成によれば、先行車両が存在しない場合であっても車両の運転支援を適切に行うことができる。
本発明の目的、特徴、態様及び利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
実施の形態1に係る運転支援装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る運転支援装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る運転支援装置の動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る運転支援装置の動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る運転支援装置の動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る運転支援装置の動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る運転支援装置の動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る運転支援装置の動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る運転支援装置の動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る運転支援装置の動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る運転支援装置の動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る運転支援装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の変形例3に係る運転支援装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る運転支援装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る運転支援装置の動作を説明するための図である。 実施の形態3に係る運転支援装置の表示例を示す図である。 実施の形態3の変形例に係る運転支援装置の表示例を示す図である。 実施の形態3の変形例に係る運転支援装置の表示例を示す図である。 実施の形態4に係る運転支援装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係る運転支援装置の動作を示すフローチャートである。 その他の変形例に係る運転支援装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 その他の変形例に係る運転支援装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 その他の変形例に係るサーバの構成を示すブロック図である。 その他の変形例に係る通信端末の構成を示すブロック図である。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る運転支援装置1の構成を示すブロック図である。以下、運転支援装置1が搭載され、着目の対象となる車両を「自車両」と記載して説明する。
図1の運転支援装置1は、自車両の運転支援を実行する支援実行装置51を、有線または無線を介して制御する。支援実行装置51は、例えば、自車両とともに移動可能な通知装置、及び、自車両の自動運転を行う自動運転制御装置の少なくともいずれかを含む。なお、図1では、支援実行装置51は運転支援装置1の外部に設けられているが、これに限ったものではなく、運転支援装置1に備えられてもよい。
図1の運転支援装置1は、取得部11及び制御部12を備える。
取得部11は、自車両の位置を取得する。このような機能には、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機、自車両の各種センサ、及び、これらのインターフェースの少なくともいずれかが用いられる。
また取得部11は、道路内の車線の渋滞を示す渋滞情報を取得する。このような機能には、例えば、VICS(Vehicle Information and Communication System)(登録商標)受信機、DSRC(Dedicate Short Range Communication)受信機、カメラ、自車両の周辺状況を検出する各種センサ、及び、これらのインターフェースの少なくともいずれかが用いられる。
制御部12は、取得部11で取得された自車両の位置及び渋滞情報と、地図データとに基づいて、自車両における運転支援を行う。
ここで、地図データは、道路に接続された接続道路の接続部分、及び、道路に接続された予め定められた施設の接続部分の少なくともいずれかの接続部分の位置(以下「接続部分位置」と記すこともある)を含む。ここでいう道路は、例えば、道路網を交差点などで複数に区分した部分に相当する。予め定められた施設は、例えば、スーパ、スポーツジム、テーマパークなどを含む。なお、地図データは、例えば、運転支援装置1に記憶された地図データであってもよいし、運転支援装置1の外部から運転支援装置1によって取得された地図データであってもよい。
以下、制御部12について詳細に説明する。まず、制御部12は、取得部11で取得された自車両の位置と、地図データとに基づいて、自車両が走行している走行車線と、当該走行車線とともに一の道路内に含まれる周辺車線とを特定する。以下、走行車線を含む一の道路を「走行道路」と記すこともある。なお、周辺車線は、例えば、走行道路の最も左側の車線及び最も右側の車線の少なくともいずれかを含む。
制御部12は、取得部11で取得された渋滞情報に基づいて、周辺車線が渋滞しているか否かを判定する。そして、制御部12は、周辺車線が渋滞していると判定した場合に、接続部分位置を含む地図データに基づいて、例えば、歩行者、自転車及び他車両などの移動体が周辺車線から走行車線に飛び出す蓋然性を、走行道路上の一以上の地点について決定する。制御部12は、例えば、蓋然性を決定すべき地点が接続部分位置に近いほど、当該地点の蓋然性を高くする。制御部12は、走行道路上の一の地点について蓋然性を決定してもよいし、走行道路上の連続的な複数の地点に相当する区間について蓋然性を決定してもよい。
制御部12は、決定した一以上の地点の蓋然性に基づいて支援実行装置51を制御することにより、自車両における運転支援を行う。
第1例として、支援実行装置51が通知装置を含む場合には、制御部12は、決定した一以上の地点の蓋然性に基づいて通知装置の通知制御を行う。これにより、蓋然性が高い地点において通知装置から運転者への通知を行うことができる。
第2例として、支援実行装置51が自動運転制御装置を含む場合には、制御部12は、決定した一以上の地点の蓋然性に基づいて自動運転制御装置を制御する。これにより、制御部12は、蓋然性に基づいて自動運転制御装置が用いる自車両の走行制御パラメータを変更することができ、例えば蓋然性が高い地点において自動ブレーキがすぐにかかるように制御することなどができる。
<実施の形態1のまとめ>
以上のような本実施の形態1に係る運転支援装置1によれば、取得された自車両の位置及び渋滞情報と、接続部分位置を含む地図データとに基づいて、周辺車線が渋滞している場合に、周辺車線から走行車線に移動体が飛び出す蓋然性を決定し、当該蓋然性に基づいて自車両における運転支援を行う。このような構成によれば、先行車両が存在しない場合であっても自車両の運転支援を適切に行うことができる。
<実施の形態2>
図2は、本発明の実施の形態2に係る運転支援装置1の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態2に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じまたは類似する参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
図2の運転支援装置1は、車内LAN(Local Area Network)などによって、表示装置51aと、GNSS受信機52aと、車両センサ52bと、周辺情報検出装置52cと通信可能に接続されている。
表示装置51aは、図1の支援実行装置51の概念に含まれる。表示装置51aは、自車両とともに移動可能であり、運転者に各種情報を表示する。表示装置51aには、例えば、液晶表示装置及びヘッドアップディスプレイなどが用いられる。表示装置51aは、自車両に固定された装置であってもよいし、自車両に持ち込まれた装置であってもよい。
GNSS受信機52aは、例えば自車両の緯度及び経度などの位置を検出する。車両センサ52bは、例えば自車両の速度及び加速度などの走行情報を検出する。
周辺情報検出装置52cは、渋滞情報に関連する周辺情報を検出したり、渋滞情報そのものを受信したりする。周辺情報検出装置52cは、例えば、VICS(登録商標)受信機、DSRC受信機、走行道路における他車両や障害物の状況を検出する検出装置(例えばカメラ、ミリ波レーダ、超音波センサ、及び、レーザレーダなど)の少なくともいずれかを含む。
次に図2の運転支援装置1について説明する。図2の運転支援装置1は、位置情報取得部11aと、渋滞情報取得部11bと、車線特定部12aと、渋滞判定部12bと、蓋然性決定部12cと、表示制御部12dと、地図データ記憶部13とを備える。なお、位置情報取得部11a、及び、渋滞情報取得部11bは、図1の取得部11の概念に含まれる。車線特定部12a、渋滞判定部12b、蓋然性決定部12c、及び、表示制御部12dは、図1の制御部12の概念に含まれる。地図データ記憶部13は、実施の形態1で説明した地図データを記憶している。
位置情報取得部11aは、GNSS受信機52aで検出された自車両の位置を取得する。この際、位置情報取得部11aは、車両センサ52bで検出された走行情報に基づいて自車両の位置を補正してもよいし、地図データ記憶部13に記憶された地図データを用いたマップマッチングにより自車両の位置を補正してもよい。
渋滞情報取得部11bは、周辺情報検出装置52cで検出された渋滞情報を取得する。
車線特定部12aは、位置情報取得部11aで取得された自車両の位置と、地図データ記憶部13に記憶された地図データとに基づいて、自車両が走行している走行車線と、当該走行車線とともに走行道路内に含まれる周辺車線とを特定する。
渋滞判定部12bは、渋滞情報取得部11bで取得された渋滞情報に基づいて、車線特定部12aで特定された周辺車線が渋滞しているか否かを判定する。例えば、渋滞情報が、走行道路における他車両や障害物の状況を示す情報である場合には、渋滞判定部12bは、周辺車線の他車両の速度が予め定められた閾値以下か否かに基づいて、周辺車線が渋滞しているか否かを判定する。また例えば、渋滞情報が、VICS(登録商標)受信機で受信された情報である場合には、渋滞判定部12bは、当該情報が周辺車線の渋滞を示しているか否かに基づいて、周辺車線が渋滞しているか否かを判定する。
蓋然性決定部12cは、周辺車線が渋滞していると渋滞判定部12bで判定された場合に、地図データに含まれる接続部分位置に基づいて、移動体が周辺車線から走行車線に飛び出す蓋然性を、走行道路上の区間について決定する。この蓋然性の決定については後で詳細に説明する。なお以下の説明では、この蓋然性を「侵入蓋然性」と記すこともある。また便宜上、走行道路のうち接続部分に対応する部分の侵入蓋然性などを、接続部分の侵入蓋然性などのように記載することもある。
表示制御部12dは、蓋然性決定部12cで決定された侵入蓋然性に基づいて表示装置51aの表示制御を行う。本実施の形態2では、表示制御部12dは、蓋然性決定部12cで決定された侵入蓋然性が予め定められた閾値よりも大きい場合に、表示装置51aに警告を表示させる制御を行う。
<蓋然性の決定>
以下、本実施の形態2に係る蓋然性決定部12cによる侵入蓋然性の決定について説明する。なお、蓋然性決定部12cの決定は、以下で説明する第1例~第5例に限ったものではなく、蓋然性決定部12cの決定には、後述する実施の形態2の変形例1~変形例4で説明する決定が適宜用いられてもよい。
<第1例>
図3は、蓋然性決定部12cによる侵入蓋然性の決定について第1例を説明するための図である。図3の一方側には、走行道路61及び自車両62などの位置関係が示され、他方側には、走行道路61上の自車両62前方の位置dに対する侵入蓋然性Pが示されている。また、移動体が移動する蓋然性が高い経路が破線の矢印によって示されている。
第1例では、走行道路61は、自車両62が走行している走行車線61aと、走行車線61aの右側に位置する周辺車線61bと、歩道61cとを含んでいる。走行道路61のうちの周辺車線61bは、接続道路である路地63aと接続部分63a1で接続されており、接続部分63a1は地点d2から地点d3に渡っている。そして、周辺車線61bは渋滞している。
このような第1例において、蓋然性決定部12cは、地図データから路地63aの接続部分63a1を取得し、接続部分63a1の侵入蓋然性Pを比較的高い値に決定する。なお、接続部分63a1の幅(d2-d3)が狭いほど自車両62の運転者は、接続部分63a1を認識しにくい。このため、蓋然性決定部12cは、接続部分63a1の幅(d2-d3)が狭いほど、接続部分63a1の侵入蓋然性Pが高くなるように、当該侵入蓋然性Pの値を変更してもよい。
蓋然性決定部12cは、接続部分63a1以外の地点の侵入蓋然性Pを、接続部分63a1の侵入蓋然性Pよりも低い値に決定する。例えば、蓋然性決定部12cは、接続部分63a1以外の地点が接続部分63a1から遠くなるほど、当該地点の侵入蓋然性Pを低くなるように決定する。図3の第1例では、地点d2,d3から、接続部分63a1以外の地点d1,d4にそれぞれ向かうにつれて侵入蓋然性Pが直線的に低くなっているが、これに限ったものではない。例えば、地点d2,d3から地点d1,d4にそれぞれ向かうにつれて、侵入蓋然性Pは、曲線的に低くなってもよいし、段階的または断続的に低くなってもよい。
以上のように第1例では、走行道路61の延在方向における接続部分63a1の位置に基づいて侵入蓋然性Pを決定する。なお、第1例では、地点d1と地点d2との間の距離(d1-d2)、及び、地点d3と地点d4との間の距離(d3-d4)は、同じ一定値(例えば5m)であるが、これに限ったものではない。例えば、距離(d1-d2)、及び、距離(d3-d4)のそれぞれは、接続部分63a1の幅(d2-d3)の2倍などのように変数であってもよい。
<第2例>
図4は、蓋然性決定部12cによる侵入蓋然性の決定について第2例を説明するための図である。図4では、図3と同様に走行道路61及び自車両62などの位置関係と、走行道路61上の自車両62前方の位置dに対する侵入蓋然性Pとが示されている。
図3の第1例では、周辺車線61bが、接続道路である路地63aと接続部分63a1で接続されていた。これに対して、図4の第2例では、周辺車線61bではなく、走行車線61aが、接続道路である路地63bと接続部分63b1で接続されている。なお、接続部分63b1は地点d6から地点d7に渡っている。
第2例においても、蓋然性決定部12cは、第1例と同様に、走行道路61の延在方向における接続部分63b1の位置に基づいて侵入蓋然性Pを決定する。ただし、走行道路61の幅方向に関して、図3の第1例では走行車線61aは接続部分63a1から比較的遠いが、図4の第2例では走行車線61aは接続部分63b1に比較的近い。この差異によれば、図3の位置関係よりも図4の位置関係の方が、歩行者などの移動体は走行車線61aのうちの接続部分63b1のより近い部分を横切ることが多いと推測される。
このことに鑑みて、第2例の距離(d5-d6)<第1例の距離(d1-d2)、及び、第2例の距離(d7-d8)<第1例の距離(d3-d4)が成り立つように、蓋然性決定部12cは、接続部分63b1以外の地点d5,d8を決定してもよい。つまり、蓋然性決定部12cは、接続道路の接続部分の位置に基づいて侵入蓋然性Pを決定する場合に、接続部分が走行道路61の延在方向においてどこにあるかだけでなく、接続部分が走行車線61a及び周辺車線61bのどちらにあるかをも考慮して侵入蓋然性Pを決定してもよい。もちろん場合によっては、第2例の距離(d5-d6)=第1例の距離(d1-d2)、及び、第2例の距離(d7-d8)=第1例の距離(d3-d4)としてもよい。
<第3例>
図5及び図6は、蓋然性決定部12cによる侵入蓋然性の決定について第3例を説明するための図である。図5及び図6では、図3と同様に走行道路61及び自車両62などの位置関係と、走行道路61上の自車両62前方の位置dに対する侵入蓋然性Pとが示されている。
第3例においても、蓋然性決定部12cは、第1例及び第2例と同様に、走行道路61における接続道路の接続部分の位置に基づいて侵入蓋然性Pを決定する。ただし、図6に示される路地63a,63bの接続部分63a1,63b1同士の間の距離(d3-d6)は、図5に示される路地63a,63bの接続部分63a1,63b1同士の間の距離(d3-d6)よりも短い。この差異によれば、図5の位置関係よりも図6の位置関係の方が、歩行者などの移動体は走行車線61aを横切ることが多いと推測される。
このことに鑑みて、蓋然性決定部12cは、路地63a,63bの接続部分63a1,63b1同士の間の距離(d3-d6)が短いほど、接続部分63a1,63b1の侵入蓋然性Pを高くしてもよい。つまり、蓋然性決定部12cは、走行道路61の両側に接続された路地63a,63bの接続部分63a1,63b1同士の間の距離(d3-d6)にも基づいて侵入蓋然性Pを決定してもよい。
また、蓋然性決定部12cは、第1例(図3)及び第2例(図4)のように、路地63aのみまたは路地63bのみが走行道路61の片側に接続されている場合の侵入蓋然性Pよりも、第3例(図6)のように路地63a及び路地63bが走行道路61の両側に接続されている場合の侵入蓋然性Pを高くしてもよい。また、なお、図6の侵入蓋然性Pのグラフの形状は、図3の侵入蓋然性Pのグラフの形状と図4の侵入蓋然性Pのグラフの形状との和に対応してもよい。
<第4例>
図7は、蓋然性決定部12cによる侵入蓋然性の決定について第4例を説明するための図である。図7では、図3と同様に走行道路61及び自車両62などの位置関係と、走行道路61上の自車両62前方の位置dに対する侵入蓋然性Pとが示されている。
第4例においても、蓋然性決定部12cは、第1例及び第2例と同様に、走行道路61における接続道路の接続部分位置に基づいて侵入蓋然性Pを決定する。ただし、図3の第1例では、周辺車線61bは、走行車線61aの右側に位置する対向車線であり、かつ渋滞していた。これに対して、図7の第4例では、周辺車線61bは、走行車線61aの左側に位置し、走行車線61aを走行する車両に優先的に追い越される車線であり、かつ渋滞している。この差異によれば、図3に示される双方向に車両が走行する位置関係よりも図7に示される片方向に車両が走行する位置関係の方が、歩行者などの移動体は油断して走行車線61aを横切ることが多いと推測される。
このことに鑑みて、蓋然性決定部12cは、渋滞している周辺車線61bが走行車線61aの左側にある場合には、渋滞している周辺車線61bが走行車線61aの右側にある場合よりも、侵入蓋然性Pを高くしてもよい。つまり、蓋然性決定部12cは、渋滞している周辺車線61bが走行車線61aの左側であるか右側であるかにも基づいて侵入蓋然性Pを決定してもよい。
なお、図8のように周辺車線61bが、走行車線61aの車両に優先的に追い越される車線だけでなく、対向車線を含んでいる場合には、歩行者などの移動体は複数の車線を横切ることは大変危険であると判断して走行車線61aを横切ることが少ないと推測される。このことに鑑みて、つまり、蓋然性決定部12cは、走行道路61の車線の数にも基づいて侵入蓋然性Pを決定してもよい。
<第5例>
図9、図10及び図11は、蓋然性決定部12cによる侵入蓋然性の決定について第5例を説明するための図であり、図3と同様に走行道路61及び自車両62などの位置関係と、走行道路61についての侵入蓋然性Pとを示す図である。
第1例~第4例では、蓋然性決定部12cは、路地などの接続道路の接続部分の位置に基づいて侵入蓋然性を決定した。第5例では、蓋然性決定部12cは、道路に接続された接続道路の接続部分位置の代わりに、道路に接続された予め定められた施設の接続部分の位置を、侵入蓋然性の決定に用いる。
図9では、走行道路61のうちの走行車線61aは、予め定められた施設であるスーパ64aと接続部分64a1で接続されており、接続部分64a1は地点d22から地点d23に渡っている。なお、図9の位置関係は、図4の第2例の路地63bをスーパ64aに置換した位置関係と同様である。
このような図9の例において第2例と同様に、蓋然性決定部12cは、走行道路61における予め定められた施設の接続部分の位置に基づいて侵入蓋然性Pを決定する。例えば、蓋然性決定部12cは、地図データからスーパ64aの接続部分64a1を取得し、接続部分64a1の侵入蓋然性Pを比較的高い値に決定する。そして、蓋然性決定部12cは、接続部分64a1以外の地点d21,d24などの侵入蓋然性Pを、接続部分64a1の侵入蓋然性Pよりも低い値に決定する。
図10の位置関係は、図6の第3例の路地63bをスーパ64aに置換した位置関係と同様である。このような図10の例において第3例と同様に、蓋然性決定部12cは、走行道路61の両側に接続された路地63aの接続部分63a1とスーパ64aの接続部分64a1との間の距離にも基づいて侵入蓋然性Pを決定してもよい。
図11の位置関係は、図3の第1例から図7の第4例への変更と同様の変更、つまり走行車線61aの位置と周辺車線61bの位置との変更などを、図9の位置関係に行ったものと同様である。このような図11の例において第4例と同様に、蓋然性決定部12cは、渋滞している周辺車線61bが走行車線61aの左側であるか右側であるかにも基づいて侵入蓋然性Pを決定してもよい。
<動作>
図12は、本実施の形態2に係る運転支援装置1の動作を示すフローチャートである。
まずステップS1にて、位置情報取得部11aは自車両の位置を取得し、渋滞情報取得部11bは渋滞情報を取得する。
ステップS2にて、車線特定部12aは、位置情報取得部11aで取得された自車両の位置と、地図データ記憶部13に記憶された地図データとに基づいて、走行車線と周辺車線とを特定する。
ステップS3にて、渋滞判定部12bは、渋滞情報取得部11bで取得された渋滞情報に基づいて、車線特定部12aで特定された周辺車線が渋滞しているか否かを判定する。周辺車線が渋滞していると判定された場合には処理がステップS4に進み、周辺車線が渋滞していないと判定された場合には処理がステップS1に戻る。
ステップS4にて、蓋然性決定部12cは、地図データに含まれる接続部分位置に基づいて、移動体が周辺車線から走行車線に飛び出す侵入蓋然性を、走行道路上の区間について決定する。
ステップS5にて、表示制御部12dは、蓋然性決定部12cで決定された侵入蓋然性が予め定められた閾値よりも大きいか否かを判定する。侵入蓋然性が閾値よりも大きいと判定された場合には処理がステップS6に進み、侵入蓋然性が閾値以下であると判定された場合には処理がステップS1に戻る。
ステップS6にて、表示制御部12dは、表示装置51aに警告を表示させる制御を行う。この制御により、表示装置51aは警告を表示する。その後、図12の動作が終了する。
<実施の形態2のまとめ>
以上のような本実施の形態2に係る運転支援装置1によれば、上述した第1例~第5例のように侵入蓋然性を決定するので、侵入蓋然性を適切化することができる。また本実施の形態2によれば、侵入蓋然性が予め定められた閾値よりも大きい場合に、表示装置51aに警告を表示させる制御を行うので、運転者の運転の負担を軽減することができる。
<実施の形態2の変形例1>
周辺情報検出装置52cが、自車両周辺を検出する上記検出装置を含むように構成されている場合に、渋滞情報取得部11bは、周辺車線のうち接続部分に対応する部分の渋滞として、例えば図3の車両B4及び車両B5の位置を取得してもよい。そして、蓋然性決定部12cは、周辺情報検出装置52cで取得された車両B4及び車両B5の位置にも基づいて侵入蓋然性を決定してもよい。
また、車両B4と接続部分63a1との間の距離(車両B4側の距離)が、車両B5と接続部分63a1との間の距離(車両B5側の距離)よりも小さい場合には、歩行者などの移動体は車両B5近くで走行車線61aを横切ることが多いと推測される。一方、車両B4側の距離が、車両B5側の距離よりも大きい場合には、歩行者などの移動体は車両B4近くで走行車線61aを横切ることが多いと推測される。
このことに鑑みて、車両B4側の距離が車両B5側の距離よりも小さい場合には、蓋然性決定部12cは、距離(d3-d4)<距離(d1-d2)が成り立つように、地点d1,d4を決定してもよい。一方、車両B4側の距離が車両B5側の距離よりも大きい場合には、蓋然性決定部12cは、距離(d3-d4)>距離(d1-d2)が成り立つように、地点d1,d4を決定してもよい。
以上のような本変形例1に係る運転支援装置1によれば、侵入蓋然性を適切化することができる。
<実施の形態2の変形例2>
地図データは、道路の構造を含んでもよい。そして、蓋然性決定部12cは、走行道路の構造にも基づいて侵入蓋然性を決定してもよい。
例えば、道路の構造が、道路がカーブを有するか否かを含み、かつ、地図データの走行道路がカーブを有する場合には、蓋然性決定部12cは、当該走行道路のうちカーブが存在する区間の侵入蓋然性を高くしてもよい。例えば、道路の構造が、道路に含まれる歩道の数が減少するか否かを含み、かつ、地図データの走行道路に含まれる歩道の数が減少する場合には、蓋然性決定部12cは、当該走行道路のうち歩道の数が減少する地点の侵入蓋然性を高くしてもよい。
また地図データは、接続道路の属性及び構造を含んでもよい。そして、蓋然性決定部12cは、接続道路の属性及び構造にも基づいて侵入蓋然性を決定してもよい。
例えば、接続道路の属性が、接続道路が幼稚園や小学校などと接続されている否かを含み、かつ、地図データの接続道路が幼稚園や小学校などと接続されている場合には、蓋然性決定部12cは、当該接続道路の侵入蓋然性を高くしてもよい。
例えば、接続道路の構造が、接続道路と道路との接続角度を含む場合には、蓋然性決定部12cは、接続角度に基づいて当該接続道路の侵入蓋然性を決定してもよい。具体的には、図3の路地63aが右下から左上の方向に延在した状態で走行道路61と接続されていた場合には、歩行者などの移動体は接続部分63a1の下側から走行車線61aを横切るよりも接続部分63a1の上側から走行車線61aを横切ることが多いと推測される。このような場合に、蓋然性決定部12cは、距離(d3-d4)>距離(d1-d2)が成り立つように、地点d1,d4を決定してもよい。
また地図データは、予め定められた施設の属性を含んでもよい。そして、蓋然性決定部12cは、予め定められた施設の属性にも基づいて侵入蓋然性を決定してもよい。
例えば、予め定められた施設の属性が、幼稚園、小学校及び中学校を含む場合には、蓋然性決定部12cは、幼稚園の侵入蓋然性>小学校の侵入蓋然性>中学校の侵入蓋然性となるように侵入蓋然性を決定してもよい。
以上のような本変形例2に係る運転支援装置1によれば、侵入蓋然性を適切化することができる。
<実施の形態2の変形例3>
図13は、本変形例3に係る運転支援装置1の構成を示すブロック図である。図13の運転支援装置1の構成は、図2の運転支援装置1の構成に、走行情報取得部11cを追加した構成と同様である。なお、走行情報取得部11cは、図1の取得部11の概念に含まれる。
走行情報取得部11cは、自車両が走行している日時、及び、自車両が走行している位置の天候の少なくともいずれかを含む走行情報を取得する。走行情報取得部11cには、例えば、タイマー、及び、インターネットに接続可能な通信装置などが用いられる。
蓋然性決定部12cは、走行情報取得部11cで取得された走行情報にも基づいて侵入蓋然性を決定してもよい。例えば、走行情報に含まれる日時が夕方などの帰宅時間帯である場合には、蓋然性決定部12cは侵入蓋然性を全体的に高くしてもよい。例えば、走行情報に含まれる天候が雨、雪、霧などである場合には、蓋然性決定部12cは侵入蓋然性を全体的に高くしてもよい。
以上のような本変形例3に係る運転支援装置1によれば、侵入蓋然性を適切化することができる。
<実施の形態2の変形例4>
周辺情報検出装置52cが、上記検出装置を含むように構成されている場合に、渋滞情報取得部11bは、渋滞している周辺車線に存在する移動体を取得してもよい。このような移動体としては、例えば、渋滞している周辺車線から走行車線を通過しようとして様子をうかがっている歩行者などが想定される。蓋然性決定部12cは、渋滞情報取得部11bが移動体を取得したか否かにも基づいて侵入蓋然性を決定してもよい。例えば、蓋然性決定部12cは、渋滞情報取得部11bが移動体を取得した場合に侵入蓋然性を高くしてもよい。
以上のような本変形例4に係る運転支援装置1によれば、侵入蓋然性を適切化することができる。
<実施の形態3>
図14は、本発明の実施の形態3に係る運転支援装置1の構成を示すブロック図である。図14の運転支援装置1の構成は、図2の運転支援装置1の表示装置51aとしてヘッドアップディスプレイ51bが用いられている。以下、本実施の形態3に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じまたは類似する参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
本実施の形態3に係るヘッドアップディスプレイ51bは、自車両の運転席から視認される1以上の虚像を、自車両外の景色に重ねて表示することが可能となっている。つまり、ヘッドアップディスプレイ51bは、あたかも現実世界の3次元空間に実在するように自車両の運転者に見える仮想的な虚像を表示することが可能となっている。なお、虚像の位置は、自車両の特定位置(例えば運転席またはフロントガラス)を原点などの基準にした3次元座標空間における位置である。3次元座標空間が極座標空間である場合、虚像の位置は、例えば、虚像の方向である虚像方向と、虚像までの距離である虚像距離とによって規定される。なお、以下の説明では、ヘッドアップディスプレイ51bが表示する虚像を、オブジェクトと記すこともある。
図15は、本実施の形態3に係る表示制御部12dの表示制御を説明するための図であり、図16は、図15の場合に行われる表示装置51aの表示例を示す図である。
本実施の形態3では地図データにおいて、移動体の属性が、接続部分と対応付けられている。移動体の属性は、例えば、歩行者、自転車及び他車両のいずれかを示す。例えば図15の例では、接続部分63a1には「歩行者」が移動体の属性として対応付けられ、接続部分63b1には「他車両」が移動体の属性として対応付けられている。
表示制御部12dは、侵入蓋然性が閾値よりも大きい走行道路上の地点を求める。図15の例では、表示制御部12dは、侵入蓋然性Pが閾値thよりも大きい走行道路上の地点d41から地点d42の区間と、地点d43から地点d44の区間とを求める。以下、地点d41から地点d42の区間に対する表示制御について説明するが、地点d43から地点d44の区間に対する表示制御も以下の説明と同様である。
表示制御部12dは、閾値との比較によって求めた地点に近い接続部分を求め、当該接続部分に対応する移動体の属性を、ヘッドアップディスプレイ51bに表示させる。図15の例では、表示制御部12dは、求めた地点d41から地点d42の区間に近い接続部分63a1を求め、接続部分63a1に対応付けられた「歩行者」をヘッドアップディスプレイ51bに表示させる。これにより、図16に示すように、ヘッドアップディスプレイ51bは、歩行者をディフォルメで示すオブジェクト67aを表示する。
また、表示制御部12dは、閾値との比較によって求めた地点に近い接続部分を求め、当該接続部分の位置における接続道路及び施設の少なくともいずれかを、ヘッドアップディスプレイ51bに表示させる。図15の例では、表示制御部12dは、求めた地点d41から地点d42の区間に近い接続部分63a1を求め、接続部分63a1の位置における路地63aを示す文字をヘッドアップディスプレイ51bに表示させる。この際、表示制御部12dは、路地63aの図形のオブジェクトもヘッドアップディスプレイ51bに表示させる。これにより、図16に示すように、ヘッドアップディスプレイ51bは、路地への注意を促す文字のオブジェクト67bと、路地の図形のオブジェクト67cとを表示する。
なお、表示制御部12dは、自車両の運転席から見た現実の地点であって、侵入蓋然性が閾値よりも大きい走行道路上の地点に対応する現実の地点に、オブジェクトをヘッドアップディスプレイ51bに表示させる。これにより、図16に示すように、ヘッドアップディスプレイ51bは、地点d41から地点d42の範囲に対応する現実の範囲に、オブジェクト67a,67b,67cを表示する。なお、この表示を行う際には、オブジェクト67a,67b,67cの虚像の距離及び方向の両方が制御されてもよいし、オブジェクト67a,67b,67cの虚像の方向のみが制御されてもよい。
<実施の形態3のまとめ>
以上のような本実施の形態3に係る運転支援装置1によれば、侵入蓋然性が閾値よりも大きい走行道路上の地点を求め、当該地点に近い接続部分を求め、当該接続部分に対応する移動体の属性を、ヘッドアップディスプレイに表示させる。このような構成によれば、運転者はどのような移動体が飛び出すかを事前に把握することができる。
また本実施の形態3によれば、侵入蓋然性が閾値よりも大きい走行道路上の地点を求め、当該地点に近い接続部分を求め、当該接続部分の位置における接続道路及び施設の少なくともいずれかを、ヘッドアップディスプレイに表示させる。このような構成によれば、移動体が飛び出す原因が接続道路及び施設のいずれであるかを、運転者は事前に把握することができる。
また本実施の形態3によれば、自車両の運転席から見た現実の地点であって、侵入蓋然性が閾値よりも大きい走行道路上の地点に対応する現実の地点に、オブジェクトをヘッドアップディスプレイ51bに表示させる。このような構成によれば、運転者はどのあたりから移動体が飛び出すかを事前に把握することができる。
<実施の形態3の変形例>
図17及び図18に示すように、表示制御部12dは、自車両の運転席から見た現実の地点であって、侵入蓋然性が閾値よりも大きい走行道路上の地点に対応する現実の地点に、侵入蓋然性を示すオブジェクトをヘッドアップディスプレイ51bに表示させてもよい。図17では、弧状のオブジェクト68aの数が多いほど侵入蓋然性が大きいことを示し、図18では、矢印状のオブジェクト68bの長さが大きいほど侵入蓋然性が大きいことを示している。
なお、図17及び図18の例では、渋滞情報取得部11bは、周辺車線のうち接続部分に対応する部分の渋滞として、例えば周辺車線上の各車両の位置、つまり図3の車両B4及び車両B5のような位置を取得し、表示制御部12dは、車両同士の間にオブジェクト68a,68bを表示している。ただし、侵入蓋然性を示すオブジェクトをヘッドアップディスプレイ51bに表示させることができるのであれば、図17及び図18の表示に限ったものではない。
<実施の形態4>
図19は、本発明の実施の形態4に係る運転支援装置1の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態4に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じまたは類似する参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
図19の運転支援装置1は、図2の表示装置51aの代わりに、自動運転制御装置51cと接続されている。また、図19の運転支援装置1は、図2の表示制御部12dの代わりに、パラメータ調整部12eを備えている。自動運転制御装置51cは、図1の支援実行装置51の概念に含まれ、パラメータ調整部12eは、図1の制御部12の概念に含まれる。
自動運転制御装置51cは、自車両の走行を制御するための走行制御パラメータを変更する。ここでいう自車両の走行は、運転支援された運転者による走行であってもよいし、自動運転による走行であってもよい。
パラメータ調整部12eは、蓋然性決定部12cで決定された侵入蓋然性に基づいて、自動運転制御装置51cの走行制御パラメータを調整することによって、自車両の走行制御を行う。例えば、パラメータ調整部12eは、侵入蓋然性が大きい地点では、自動ブレーキがすぐにかかるように制御する。
<動作>
図20は、本実施の形態4に係る運転支援装置1の動作を示すフローチャートである。図20の動作は、図12のステップS6をステップS7に変更した動作と同様である。ステップS7にて、パラメータ調整部12eは、自動運転制御装置51cの走行制御パラメータを調整することによって、自車両の走行制御を行う。その後、図20の動作が終了する。
<実施の形態4のまとめ>
以上のような本実施の形態4に係る運転支援装置1によれば、侵入蓋然性に基づいて自車両の走行制御を行うので、運転者の運転の負担を軽減することができる。
<その他の変形例>
上述した図1の取得部11及び制御部12を、以下「取得部11等」と記す。取得部11等は、図21に示す処理回路81により実現される。すなわち、処理回路81は、車両の位置と、渋滞情報とを取得する取得部11と、取得部11で取得された車両の位置及び渋滞情報と、道路に接続された接続道路の接続部分、及び、道路に接続された予め定められた施設の接続部分の少なくともいずれかの接続部分の位置を含む地図データとに基づいて、周辺車線が渋滞している場合に、周辺車線から走行車線に移動体が飛び出す蓋然性を、走行道路上の一以上の地点について決定し、一以上の地点の蓋然性に基づいて車両における運転支援を行う制御部12と、を備える。処理回路81には、専用のハードウェアが適用されてもよいし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサが適用されてもよい。プロセッサには、例えば、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)などが該当する。
処理回路81が専用のハードウェアである場合、処理回路81は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。取得部11等の各部の機能それぞれは、処理回路を分散させた回路で実現されてもよいし、各部の機能をまとめて一つの処理回路で実現されてもよい。
処理回路81がプロセッサである場合、取得部11等の機能は、ソフトウェア等との組み合わせにより実現される。なお、ソフトウェア等には、例えば、ソフトウェア、ファームウェア、または、ソフトウェア及びファームウェアが該当する。ソフトウェア等はプログラムとして記述され、メモリに格納される。図22に示すように、処理回路81に適用されるプロセッサ82は、メモリ83に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、運転支援装置1は、処理回路81により実行されるときに、車両の位置と、渋滞情報とを取得するステップと、取得された車両の位置及び渋滞情報と、道路に接続された接続道路の接続部分、及び、道路に接続された予め定められた施設の接続部分の少なくともいずれかの接続部分の位置を含む地図データとに基づいて、周辺車線が渋滞している場合に、周辺車線から走行車線に移動体が飛び出す蓋然性を、走行道路上の一以上の地点について決定し、一以上の地点の蓋然性に基づいて車両における運転支援を行うステップと、が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ83を備える。換言すれば、このプログラムは、取得部11等の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ83は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、そのドライブ装置等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
以上、取得部11等の各機能が、ハードウェア及びソフトウェア等のいずれか一方で実現される構成について説明した。しかしこれに限ったものではなく、取得部11等の一部を専用のハードウェアで実現し、別の一部をソフトウェア等で実現する構成であってもよい。例えば、取得部11については専用のハードウェアとしての処理回路81、インターフェース及びレシーバなどでその機能を実現し、それ以外についてはプロセッサ82としての処理回路81がメモリ83に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
以上のように、処理回路81は、ハードウェア、ソフトウェア等、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
また、以上で説明した運転支援装置1は、PND(Portable Navigation Device)及びナビゲーション装置及びDMS(Driver Monitoring System)装置などの車両装置と、携帯電話、スマートフォン及びタブレットなどの携帯端末を含む通信端末と、車両装置及び通信端末の少なくとも1つにインストールされるアプリケーションの機能と、サーバとを適宜に組み合わせてシステムとして構築される運転支援システムにも適用することができる。この場合、以上で説明した運転支援装置1の各機能あるいは各構成要素は、前記システムを構築する各機器に分散して配置されてもよいし、いずれかの機器に集中して配置されてもよい。
図23は、本変形例に係るサーバ91の構成を示すブロック図である。図23のサーバ91は、通信部91aと制御部91bとを備えており、車両92の車両装置93と無線通信を行うことが可能となっている。
取得部である通信部91aは、車両装置93及び他のサーバと無線通信を行うことにより、車両装置93で取得された車両92の位置と、他のサーバで取得された渋滞情報とを受信する。
制御部91bは、サーバ91の図示しないプロセッサなどが、サーバ91の図示しないメモリに記憶されたプログラムを実行することにより、図1の制御部12と同様の機能を有している。つまり、制御部91bは、通信部91aで受信された車両92の位置及び渋滞情報と、道路に接続された接続道路の接続部分、及び、道路に接続された予め定められた施設の接続部分の少なくともいずれかの接続部分の位置を含む地図データとに基づいて、周辺車線が渋滞している場合に、周辺車線から走行車線に移動体が飛び出す蓋然性を、走行道路上の一以上の地点について決定し、一以上の地点の蓋然性に基づいて車両における運転支援を行うための制御信号を生成する。そして、通信部91aは、制御部91bで生成された制御信号を車両装置93に送信する。このように構成されたサーバ91によれば、実施の形態1で説明した運転支援装置1と同様の効果を得ることができる。
図24は、本変形例に係る通信端末96の構成を示すブロック図である。図24の通信端末96は、通信部91aと同様の通信部96aと、制御部91bと同様の制御部96bとを備えており、車両97の車両装置98と無線通信を行うことが可能となっている。なお、通信端末96には、例えば車両97の運転者が携帯する携帯電話、スマートフォン、及びタブレットなどの携帯端末が適用される。このように構成された通信端末96によれば、実施の形態1で説明した運転支援装置1と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態及び各変形例を自由に組み合わせたり、各実施の形態及び各変形例を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、本発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、本発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 運転支援装置、11 取得部、12 制御部、51a 表示装置、51b ヘッドアップディスプレイ、61 走行道路、61a 走行車線、61b 周辺車線、62 自車両、63a,63b 路地、63a1,63b1,64a1 接続部分、64a スーパ、67a,67b,67c,68a,68b オブジェクト。

Claims (19)

  1. 車両の位置と、道路内の車線の渋滞を示す渋滞情報とを取得する取得部と、
    前記取得部で取得された前記車両の位置及び前記渋滞情報と、道路に接続された接続道路の接続部分、及び、道路に接続された予め定められた施設の接続部分の少なくともいずれかの接続部分の位置を含む地図データとに基づいて、前記車両が走行している走行車線とともに一の道路内に含まれる周辺車線が渋滞している場合に、前記周辺車線から前記走行車線に移動体が飛び出す蓋然性を、前記一の道路上の一以上の地点について決定し、前記一以上の地点の前記蓋然性に基づいて前記車両における運転支援を行う制御部と
    を備える、運転支援装置。
  2. 請求項1に記載の運転支援装置であって、
    前記運転支援は、前記車両とともに移動可能な通知装置の通知制御を含む、運転支援装置。
  3. 請求項1に記載の運転支援装置であって、
    前記運転支援は、前記車両の走行制御を含む、運転支援装置。
  4. 請求項1に記載の運転支援装置であって、
    前記制御部は、
    前記周辺車線のうち前記接続部分に対応する部分の渋滞にも基づいて前記蓋然性を決定する、運転支援装置。
  5. 請求項1に記載の運転支援装置であって、
    前記制御部は、
    渋滞している前記周辺車線が前記走行車線の左側であるか右側であるかにも基づいて前記蓋然性を決定する、運転支援装置。
  6. 請求項1に記載の運転支援装置であって、
    前記地図データは前記接続道路の属性及び構造の少なくともいずれかを含み、
    前記制御部は、
    前記属性及び前記構造の少なくともいずれかにも基づいて前記蓋然性を決定する、運転支援装置。
  7. 請求項1に記載の運転支援装置であって、
    前記制御部は、
    前記一の道路の両側に接続された前記接続道路の前記接続部分同士の間の距離にも基づいて前記蓋然性を決定する、運転支援装置。
  8. 請求項2に記載の運転支援装置であって、
    前記通知装置は表示装置を含み、
    前記制御部は、
    前記蓋然性が予め定められた閾値よりも大きい場合に、前記表示装置に警告を表示させる制御を行う、運転支援装置。
  9. 請求項8に記載の運転支援装置であって、
    前記表示装置はヘッドアップディスプレイを含む、運転支援装置。
  10. 請求項9に記載の運転支援装置であって、
    前記移動体の属性が、前記接続部分と対応付けられ、
    前記制御部は、
    前記蓋然性が前記閾値よりも大きい前記一の道路上の前記地点を求め、当該地点に近い前記接続部分を求め、当該接続部分に対応する前記移動体の属性を、前記ヘッドアップディスプレイに表示させる、運転支援装置。
  11. 請求項9に記載の運転支援装置であって、
    前記制御部は、
    前記蓋然性が前記閾値よりも大きい前記一の道路上の前記地点を求め、当該地点に近い前記接続部分を求め、当該接続部分の前記位置における前記接続道路及び前記施設の少なくともいずれかを、前記ヘッドアップディスプレイに表示させる、運転支援装置。
  12. 請求項11に記載の運転支援装置であって、
    前記制御部は、
    求めた前記接続部分の前記位置における前記接続道路及び前記施設の少なくともいずれかのオブジェクトを、前記ヘッドアップディスプレイに表示させる、運転支援装置。
  13. 請求項9に記載の運転支援装置であって、
    前記制御部は、
    前記車両の運転席から見た現実の地点であって、前記蓋然性が前記閾値よりも大きい前記一の道路上の前記地点に対応する現実の地点に、オブジェクトを前記ヘッドアップディスプレイに表示させる、運転支援装置。
  14. 請求項13に記載の運転支援装置であって、
    前記オブジェクトは前記蓋然性の大きさを示す、運転支援装置。
  15. 請求項1に記載の運転支援装置であって、
    前記地図データは道路の構造を含み、
    前記制御部は、
    前記一の道路の構造にも基づいて前記蓋然性を決定する、運転支援装置。
  16. 請求項1に記載の運転支援装置であって、
    前記取得部は、
    渋滞している前記周辺車線に存在する移動体をさらに取得し、
    前記制御部は、
    前記取得部が前記移動体を取得したか否かにも基づいて前記蓋然性を決定する、運転支援装置。
  17. 請求項1に記載の運転支援装置であって、
    前記地図データは前記施設の属性を含み、
    前記制御部は、
    前記属性にも基づいて前記蓋然性を決定する、運転支援装置。
  18. 請求項1に記載の運転支援装置であって、
    前記取得部は、
    前記車両が走行している日時、及び、前記車両が走行している位置の天候の少なくともいずれかを含む走行情報をさらに取得し、
    前記制御部は、
    前記走行情報にも基づいて前記蓋然性を決定する、運転支援装置。
  19. 取得部が、車両の位置と、道路内の車線の渋滞を示す渋滞情報とを取得し、
    制御部が、前記取得部で取得された前記車両の位置及び前記渋滞情報と、道路に接続された接続道路の接続部分、及び、道路に接続された予め定められた施設の接続部分の少なくともいずれかの接続部分の位置を含む地図データとに基づいて、前記車両が走行している走行車線とともに一の道路内に含まれる周辺車線が渋滞している場合に、前記周辺車線から前記走行車線に移動体が飛び出す蓋然性を、前記一の道路上の一以上の地点について決定し、前記一以上の地点の前記蓋然性に基づいて前記車両における運転支援を行う、運転支援方法。
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