JP7170523B2 - データ管理装置、データ管理方法、コンピュータプログラム及びデータ管理システム - Google Patents

データ管理装置、データ管理方法、コンピュータプログラム及びデータ管理システム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、データ管理装置、データ管理方法、コンピュータプログラム及びデータ管理システムに関する。
プラント等の監視制御システムでは、複数のセンサにおいて周期的に生成されるデータ(以下「センサデータ」という。)を長期間保存したいというニーズがある。また、蓄積されたセンサデータから所望のデータを効率良くするためには、各センサから収集されるセンサデータをデータベースで管理しておくことが望ましい。しかしながら、保存期間が長い場合、センサデータを記憶するデータベースの記憶領域が足りなくなることが懸念されるとともに、データの検索範囲が大きくなり検索にかかる時間が増大することが懸念される。ここで、データベースの記憶容量を削減する方法として、センサデータを可逆圧縮してデータベースに記録することが考えられるが、この場合、圧縮されたセンサデータの解凍が検索時に必要になるため、結果として検索にかかる時間が増大してしまう場合がある。このように従来のデータ管理方法では、データ検索の効率の低下を抑制しつつ、検索対象のデータを効率良く記録することができない場合があった。
特開2002-175319号公報
本発明が解決しようとする課題は、データ検索の効率の低下を抑制しつつ、検索対象のデータを効率良く記録することができるデータ管理装置、データ管理方法、コンピュータプログラム及びデータ管理システムを提供することである。
実施形態のデータ管理装置は、統計処理部と、検索部とを持つ。統計処理部は、継続的に取得される第1データであって、それぞれの識別情報である第1識別情報に対応づけて第1記憶部に記録される前記第1データが所定周期で取得されるごとに、その周期で取得された前記第1データの統計を示す第2データを生成し、生成した前記第2データを、前記第1データとの対応関係を示す情報である第2識別情報に対応づけて第2記憶部に記録する。検索部は、前記第2記憶部から所定の第2データを検索し、検索された前記第2データに対応づけられた第2識別情報と前記第1識別情報とに基づいて、前記第1記憶部から前記所定の第2データの生成に用いられた第1データを検索する。
第1の実施形態におけるデータ管理装置の適用例を示す図。 第1の実施形態のデータ管理装置1の機能構成の具体例を示す図。 第1の実施形態において第1識別情報が付加されたプラントデータの具体例を示す図。 第1の実施形態において第2識別情報が付加された統計データの具体例を示す図。 第1の実施形態のデータ管理装置1がプラントデータを取得して保存する処理の具体例を示すシーケンス図。 第1の実施形態のデータ管理装置1が検索キーに応じたプラントデータを取得する処理の具体例を示すシーケンス図。 第2の実施形態におけるデータ管理装置の適用例を示す図。 第2の実施形態のデータ管理装置1aがプラントデータを圧縮する処理の具体例を示す図。 第2の実施形態のデータ管理装置1aが検索キーに応じたプラントデータを取得する処理の具体例を示すシーケンス図。 第3の実施形態におけるデータ管理システムの構成例を示す図。 第3の実施形態のデータ管理システム100がプラントデータを取得して保存する処理の具体例を示すシーケンス図。 第3の実施形態のデータ管理システム100が検索キーに応じたプラントデータを取得する処理の具体例を示すシーケンス図。 第4の実施形態におけるデータ管理システムの構成例を示す図。 第4の実施形態のデータ管理システム100aがプラントデータを圧縮する処理の具体例を示すシーケンス図。 第4の実施形態のデータ管理システム100aが検索キーに応じたプラントデータを取得する処理の具体例を示すシーケンス図。
以下、実施形態のデータ管理装置、データ管理方法、コンピュータプログラム及びデータ管理システムを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態におけるデータ管理装置の適用例を示す図である。図1に示すデータ管理装置1は第1の実施形態におけるデータ管理装置の一例であり、各種プラント等の監視制御システム2から管理対象のデータを収集する機能を有する。例えば、監視制御システム2は、制御対象(図示せず)の監視又は制御を行う1つ以上の制御装置21と、制御対象の監視又は制御に関するデータ(以下「プラントデータ」という。)を取得して制御装置21に送信する1つ以上のセンサ22と、制御対象である1つ以上のアクチュエータ23と、を備える。図1は、1つ以上の制御装置21の一例として制御装置21-A及び21-Bを、1つ以上のセンサ22の一例としてセンサ22-A及び22-Bを、1つ以上のアクチュエータ23の一例としてアクチュエータ23-A及び23-Bを、それぞれ示している。
例えばセンサ22は、アクチュエータ23の監視又は制御に関する物理量を測定し、その測定値を示すデータをプラントデータとして制御装置21に送信する。制御装置21は、センサ22から受信されたプラントデータをデータ管理装置1に送信する。このようなプラントデータの送信は、所定の周期ごとに行われるのが一般的である。
データ管理装置1は、制御装置21から受信されるプラントデータを所定の態様で記録して蓄積するとともに、自装置に蓄積されているプラントデータから所定の条件を満たすプラントデータを取得する機能を有する。以下、データ管理装置1がプラントデータを所定の態様で記録して蓄積する機能を「データ管理機能」といい、自装置に蓄積されているプラントデータから所定の条件を満たすプラントデータを取得する機能を「データ検索機能」という。図1は、データ検索機能によって取得されたプラントデータがHMI(Human Machine Interface)3に提供される例を示している。
第1の実施形態のデータ管理装置1は、上記のデータ管理機能及びデータ検索機能を有することにより、データ検索の効率の低下を抑制しつつ、検索対象のデータを効率良く記録することができる。以下、このような効果を奏するデータ管理装置1の構成について詳細に説明する。
なお、図1に示す監視制御システム2は、データ管理装置1に対して管理対象データ(ここではプラントデータ)を送信する機能を有するシステム(又は装置)の一例であり、データ管理装置1に対して管理対象データを送信する主体が、制御対象の監視又は制御を行う機能を有することを限定するものではない。すなわち、データ管理装置1に対して管理対象データを送信する主体は、制御対象の監視又は制御を行うシステム(又は装置)以外のどのようなシステムであってもよい。
図2は、第1の実施形態のデータ管理装置1の機能構成の具体例を示す図である。データ管理装置1は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、プログラムを実行する。データ管理装置1は、プログラムの実行によって通信部101、設定情報記憶部111、プラントデータ記憶部112、統計データ記憶部113、プラントデータ入出力部121、サンプルデータ入力部122、統計処理部123、データ検索部124及び検索キー入力部125を備える装置として機能する。なお、データ管理装置1の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
通信部101は、データ管理装置1を制御装置21及びHMI3と通信可能に接続する通信インタフェースである。通信部101は、有線通信インタフェースであってもよいし、無線通信インタフェースであってもよい。
設定情報記憶部111、プラントデータ記憶部112及び統計データ記憶部113は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。設定情報記憶部111は、データ管理装置1の動作に必要な各種の設定情報を予め記憶している。プラントデータ記憶部112は、監視制御システム2から収集されるプラントデータを記録する。統計データ記憶部113は収集されたプラントデータの統計を示すデータ(以下「統計データ」という。)を記録する。
プラントデータ入出力部121は、通信部101を介して監視制御システム2からプラントデータを取得するとともに、取得したプラントデータを所定の態様でプラントデータ記憶部112に保存する機能を有する。具体的には、プラントデータ入出力部121は、受信されたプラントデータに対して、そのプラントデータが取得されたタイミング(以下「取得タイミング」という。)を識別するための第1識別情報を付加する。プラントデータ入出力部121は、第1識別情報を付加したプラントデータをサンプルデータ入力部122に出力するとともに、取得タイミングに関する時系列データとしてプラントデータ記憶部112に記憶させる。
サンプルデータ入力部122は、プラントデータ入出力部121から出力されるプラントデータを、繰り返し実行される各統計処理のサンプルとして統計処理部123に入力する機能を有する。具体的には、サンプルデータ入力部122は、所定時間が経過するごとに、その時間内に受信されたプラントデータを一組のサンプルデータとして統計処理部123に入力する。以下、サンプルデータ入力部122が統計処理部123に対してサンプルデータを入力する周期を「サンプリング周期」という。
統計処理部123は、統計データを生成し、生成した統計データを統計データ記憶部113に保存する機能を有する。具体的には、統計処理部123は、サンプリング周期で入力されるサンプルデータに対して統計処理を行うことにより、取得されたプラントデータについてセクションごとの統計データを生成する。ここで、セクションとは、典型的には1サンプリング周期以上の周期的期間であって統計データの保存周期に等しい。統計データは、セクションごとに行われてもよいが、本実施形態では処理効率の観点から、サンプリング周期ごとの第1統計処理、及びセクションごとの第2統計処理によって生成されるものとする。
なお、統計処理によって生成される統計データは、プラントデータのどのような統計を示すデータであってもよい。例えば、統計処理は、プラントデータの平均値や中間値、最大値、最小値等の統計値を求める処理であってもよい。統計処理によってどのような統計値を取得するかは、統計データの用途等に応じて任意に決定されてよい。また、統計処理部123はセクションごとの統計データに当該セクションの識別情報(以下「第2識別情報」という。)を付加して統計データ記憶部113に保存する。統計処理部123は、統計データの生成及び保存をセクションごとに行う。
データ検索部124は、指定された統計値に対応するプラントデータをプラントデータ記憶部112から取得する機能を有する。具体的には、データ検索部124は、まず、統計データ記憶部113に記憶されている統計データと、その統計データに付加されている第2識別情報と、を参照し、指定された統計値に対応するサンプリング期間を識別する(第1ステップ)。続いて、データ検索部124は、プラントデータ記憶部112に記憶されているプラントデータと、そのプラントデータに付加されている第1識別情報と、を参照し、第1ステップで識別されたサンプリング期間において取得されたプラントデータを識別する(第2ステップ)。データ検索部124は、第2ステップで識別されたプラントデータをプラントデータ記憶部112から取得する。このようなプラントデータの取得方法によれば、プラントデータの取得時に指定される統計値は、プラントデータ記憶部112に蓄積されているプラントデータから、所望のプラントデータを検索するための検索キーであるということができる。そのため、以下では、データ検索部124に対して指定される統計値を「検索キー」という。
検索キー入力部125は、データ検索部124に対して検索キーを入力する機能を有する。例えば、検索キー入力部125は、統計データ記憶部113に順次保存される統計データに基づいて監視制御対象であるアクチュエータ23の状態を監視し、所定の許容範囲を超える統計値が検出された場合にその統計値を検索キーとしてデータ検索部124に入力する。この結果、その統計値に対応するプラントデータがデータ検索部124によって取得される。このようにすれば、統計データに基づいて監視制御対象の大まかな監視を行い、必要に応じて詳細な確認を行うことができる。このような用途において、統計データは監視制御対象の大まかな状態変化を示すサマリデータであると言える。なお、このような場合に用いる統計値の典型例としては平均値が挙げられるが、統計処理によって求める統計値の種類は、監視項目や監視方法等に応じて適当に選択されるとよい。
なお、このような方法は検索キーを指定する方法の一例であって、検索キーの指定方法を限定するものではない。例えば、検索キーは、データ管理装置1に対するユーザの入力によって指定されてもよいし、データ管理装置1に予め記憶されている情報によって指定されてもよい。また、検索キーは他の装置から受信される情報によって指定されてもよい。
このように構成されるデータ管理装置1において、統計データ記憶部113、プラントデータ入出力部121、サンプルデータ入力部122及び統計処理部123は、逐次生成されるプラントデータに対して予め定められた統計処理を実行し続けるストリーム処理部として機能する。
図3は、第1の実施形態において第1識別情報が付加されたプラントデータの具体例を示す図である。例えば、第1識別情報が付加されたプラントデータは図3に示すプラントデータテーブルT1としてプラントデータ記憶部112に記録される。プラントデータテーブルT1は、セクションID、シーケンスID及び装置IDの組み合わせごとに1つのレコードを有し、各レコードは、セクションID、シーケンスID、装置ID、タイムスタンプ及びプラントデータ値の各値を有する。
プラントデータ値はデータ管理装置1に収集されたプラントデータの値を表す。タイムスタンプは、対応するプラントデータの取得タイミングを表す。ここで図3は、プラントデータ値と対応するタイムスタンプとがプラントデータとして取得され、各センサ22が各取得タイミングにおいてM(1以上の整数)個のプラントデータ値(値1~値M)を含むプラントデータを送信する場合の例を示している。
装置IDは、対応するプラントデータを生成した装置(ここではセンサ22であり、以下「データ生成装置」という。)の識別情報を表す。例えば、装置IDには、プラントデータを伝送するフレームのヘッダ部に記載される送信元のIP(Internet Protocol)アドレスやMAC(Media Access Control)アドレス等のアドレス情報を用いることができる。
シーケンスIDは、対応する装置IDによって識別されるデータ生成装置から受信されたプラントデータの受信順序を表す。具体的には、シーケンスIDはプラントデータの受信ごとに増加する数値である。例えば、シーケンスIDは、プラントデータが受信されるごとにインクリメントされる値によって表されてもよいし、受信されたプラントデータの累積データ量によって表されてもよい。このように、タイムスタンプに加えてシーケンスIDが識別情報として付与されることにより、例えばタイムスタンプが秒単位で取得される場合に、1秒よりも短い間隔で取得されるプラントデータの取得順序を識別することができる。また、シーケンスIDとともにタイムスタンプも保持することでシーケンスIDのオーバーフローした場合にも取得タイミングを識別することができる。
セクションIDは、統計データ記憶部113に保存される統計データの保存順序を表す。具体的には、セクションIDは、セクションごとに増加する数値である。例えば、セクションIDは、セクションごとにインクリメントされる値によって表されてもよいし、各セクションにおいて取得されるプラントデータの累積データ量によって表されてもよい。
なお、タイムスタンプは、必ずしもデータ生成装置においてプラントデータが生成されたタイミングを表すものである必要はない。例えば、タイムスタンプは、データ生成装置がデータ管理装置1にプラントデータを送信したタイミングを表してもよいし、データ管理装置1がプラントデータを受信したタイミングであってもよい。また、タイプスタンプが、データ管理装置1がプラントデータを受信したタイミングを表す場合、タイムスタンプの値は第1識別情報としてプラントデータに付加されてもよい。
図4は、第1の実施形態において第2識別情報が付加された統計データの具体例を示す図である。例えば、第2識別情報が付加された統計データは図4に示す統計データテーブルT2として統計データ記憶部113に記録される。統計データテーブルT2は、セクションID及び装置IDの組み合わせごとに1つのレコードを有し、各レコードは、セクションID、装置ID、タイムスタンプ及び統計データ値の各値を有する。
統計データ値は、対応するセクションについて取得された統計データの値を表す。ここで図4は、各データ生成装置が1回のデータ送信でM個のプラントデータ値(値1~値M)を送信する場合(図3参照)に、M個のプラントデータ値のそれぞれについて、データ生成装置ごと、かつセクションごとの統計値(統計値1~統計値M)が算出される場合の例を示している。
セクションID及び装置IDは、プラントデータテーブルT1におけるセクションID及び装置IDと同様であり、対応する統計データ値の算出に用いられたプラントデータが取得されたセクション、及び当該プラントデータを取得したデータ生成装置を表す。すなわち、統計データ値は、プラントデータテーブルT1において同じセクションID及び装置IDの値を持つレコードのプラントデータ値を用いて算出される。
タイムスタンプは、プラントデータテーブルT1におけるタイムスタンプと同様であり、基本的には、対応する統計データ値の算出に用いられたプラントデータが取得されたタイミングを表す。ただし、1セクションにおけるプラントデータの取得タイミングは複数存在することから、プラントデータテーブルT1におけるタイムスタンプの値は、複数存在する取得タイミングを代表するものであればよい。例えば、タイムスタンプは、1セクションにおいて最も早い又は遅い取得タイミングによって表されてもよいし、複数の取得タイミングの平均によって表されてもよい。また、統計データ値は、セクションごとのプラントデータの統計値を表すものであることから、タイムスタンプはセクションの開始時刻又は終了時刻、中間時刻などで表されてもよい。また、タイムスタンプは必ずしも1時刻によって表される必要はなく、各セクションの時間帯によって表されてもよい。
図4に示すレコードR21は、装置ID“0”で識別されるデータ生成装置がセクションID“0”で識別されるセクションにおいて生成したプラントデータを1組のサンプルデータとして、統計値1“15”をはじめとする統計データ値が算出されたことを表している。この場合、レコードR21が有する統計データ値の算出に用いられるプラントデータは、例えば図3に示すレコードR11及びR12(ともにセクションID“0”かつ装置ID“0”)によって表される。図4は、統計データ値が平均値である場合の例を示しており、レコードR11の値1“20”及びレコードR12の値“10”の平均値として統計値1の値“15”が算出された例を示している。
図5は、第1の実施形態のデータ管理装置1がプラントデータを取得して保存する処理の具体例を示すシーケンス図である。まず、データ管理装置1において、プラントデータ入出力部121が通信部101を介してデータ生成装置と通信することにより、データ生成装置からデータ取得間隔ごとに送信されるプラントデータを取得する(ステップS101)。プラントデータ入出力部121は、取得したプラントデータに第1識別情報を付加してプラントデータ記憶部112及びサンプルデータ入力部122に出力する(ステップS102及びS103)。ステップS103においてプラントデータ入出力部121から出力されたプラントデータは、プラントデータ記憶部112に保存される(ステップS104)。
なお、第1識別情報の生成に必要になるセクションIDの値は、統計処理部123により、第2統計処理の実行に応じて適切に管理されるものとする。同様に、第1識別情報の生成に必要となるシーケンスIDは、プラントデータ入出力部121によって、プラントデータの取得に応じて適切に管理されるものとする。
また、ステップS101~S103の各処理は、データ取得間隔ごとに繰り返し実行されるものとし、繰り返し実行される各処理を、それぞれの符号に付した文字列「-n」(nは連番)によって識別するものとする。例えば図5では、繰り返して4回実行されるステップS101が、実行順の連番「-n」を付したS101-1~S101-4によって表されている。なお、このような繰り返し処理の識別方法は、後述する他の処理についても同様であるものとする。また、図中の破線で示した処理は、ステップS101-1よりも前の処理で取得されたプラントデータに関する処理を表している。
一方、ステップS102においてプラントデータ入出力部121から出力されたプラントデータは、その時点のサンプリング周期の間、サンプルデータ入力部122に保持される。サンプルデータ入力部122は、サンプリング周期が終了したタイミングで保持しているプラントデータを1組のサンプルデータとして統計処理部123に入力する(ステップS105)。
続いて、統計処理部123が、ステップS105においてサンプルデータ入力部122から出力されたサンプルデータに対する第1統計処理を実行する(ステップS106)。統計処理部123は、サンプリング周期で入力されるサンプルデータごとに第1統計処理を行うことにより、各サンプリング周期におけるプラントデータの統計値を生成し、蓄積する。ここで、第1統計処理においてどのような統計値を取得するかを示す情報は設定情報として予め設定情報記憶部111に記憶されているものとする。また、第1統計処理は、統計処理部123が設定情報に基づく各種演算を行うことによって実現されてもよいし、他の機能部に統計値の取得を指示することによって実現されてもよい。例えば、平均値を求める場合、設定情報により次の式(1)に示す演算式が示される。
Figure 0007170523000001
式(1)において、例えばiは1組のサンプルデータに含まれるプラントデータのシーケンスIDを表し、nはその最大数を表す。また例えば、jはサンプリング周期の序数を表す。xはプラントデータ値を表し、yはx1j、x2j、…、xnjの平均値を表す。統計処理部123は、サンプリング周期ごとに入力されるサンプルデータに対して式(1)の演算式を実行することによりサンプリング周期ごとの統計値を算出する。
また、例えば、プラントデータ記憶部112がプラントデータテーブルT1に関するデータベース機能を有する場合、第1統計処理はプラントデータ記憶部112に対するクエリの発行によって実現されてもよい。例えばクエリには、SQL(Structured English Query Language)等のデータベース言語を用いてもよい。この場合、プラントデータ記憶部112に対して発行されるSQLを示す情報が設定情報として予め設定情報記憶部111に記憶される。
さらに、統計処理部123は、各セクションの終了タイミングにおいて、それぞれのセクションで蓄積したサンプリング周期ごとの統計値をサンプルとして第2統計処理を行うことによりセクションごとの統計データを生成し、生成した統計データを統計データ記憶部113に出力する(ステップS107)。そして、ステップS107において統計処理部123から出力された統計データが、統計データ記憶部113に保存される(ステップS108)。このような処理により、データ生成装置から取得されるプラントデータについて、セクションごとの統計データが生成され、統計データ記憶部113に蓄積される。
図6は、第1の実施形態のデータ管理装置1が検索キーに応じたプラントデータを取得する処理の具体例を示すシーケンス図である。ここではまず、検索キー入力部125が、統計データの監視中に、閾値を超える統計値を検出したと仮定する(ステップS201)。この場合、検索キー入力部125は、検出した統計値を第1の検索キーとしてデータ検索部124に入力する(ステップS202)。データ検索部124は、入力された統計値を第1の検索キーとして統計データ記憶部113に蓄積されている統計データを検索し(ステップS203)、その検索結果に基づいて第1の検索キーを含む統計データの生成に用いられたプラントデータが取得されたセクションと、当該プラントデータを生成したデータ生成装置と、当該プラントデータの(凡その)取得タイミングと、を識別する(ステップS204)。
例えば、図4の例において統計値1“15”が第1の検索キーとして入力された場合、データ検索部124は統計データテーブルT2を参照し、統計値1の値が“15”であるレコードR1を選択する。データ検索部124は、選択したレコードR1からセクションID、装置ID及びタイムスタンプの各値を取得することにより、第1の検索キーに対応するセクション、データ生成装置及び取得タイミングを識別する。
なお、ここで第1の検索キーを含む統計データが複数存在する場合には、検索結果として複数の統計データが取得される可能性があるが、本実施形態のように統計データによって制御対象の監視を行う場合には、そのうちの最も新しい統計データが検索結果として選択されてもよい。
続いて、データ検索部124は、ステップS203において識別したセクション、データ生成装置及び取得タイミングを第2の検索キーとしてプラントデータ記憶部112に蓄積されている統計データを検索することにより、第1の検索キーとして入力された統計値に対応するプラントデータを取得する(ステップS205)。データ検索部124は、取得したプラントデータを検索キー入力部125に出力する(ステップS206)。そして、データ検索部124が出力したプラントデータ検索キー入力部125によって取得される(ステップS207)。
このように構成された第1の実施形態のデータ管理装置1は、プラントデータの統計データを生成する統計処理部123と、統計データの検索と、プラントデータの検索との2段階の検索処理によって、指定された統計値(第1の検索キー)に対応するプラントデータを取得するデータ検索部124と、を備えることにより、データ検索の効率の低下を抑制しつつ、検索対象のデータを効率良く記録することが可能となる。
なお、第1の実施形態では、統計処理部123が、各セクションの終了タイミングにおいて、それぞれのセクションで蓄積したサンプリング周期ごとの統計値をサンプルとして第2統計処理を行うことによりセクションごとの統計データを生成する場合について説明したが、各セクションで取得されるプラントデータの統計データはこのような方法以外の方法で生成されてもよい。例えば、サンプルデータ入力部122がプラントデータのサンプリングを行わず、取得したプラントデータをその都度統計処理部123に出力する場合、統計処理部123はそのセクションでその時点までに取得済みのプラントデータをサンプルとする統計処理をプラントデータの入力の都度実行するように構成されてもよい。例えば、あるセクションにおいて、2個目のプラントデータが入力された場合、統計処理部123は1個目と2個目のプラントデータをサンプルとする統計処理を実行する。統計処理部123は、このような統計処理をプラントデータの入力の都度実行した結果、当該セクションで最も遅く生成された統計データを統計データ記憶部113に記録してもよい。このような統計データの生成方法によれば、監視対象をよりリアルタイムに近い形で監視することが可能となる。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態におけるデータ管理装置の適用例を示す図である。図7に示すデータ管理装置1aは第2の実施形態におけるデータ管理装置の一例である。データ管理装置1aは、データ検索部124に代えてデータ検索部124aを備える点、圧縮データ記憶部114及びデータ圧縮部126をさらに備える点で第1の実施形態におけるデータ管理装置1aと異なる。その他の構成については第1の実施形態と同様であるため、図7では同様の構成には図2と同じ符号を付すことにより説明を省略する。
圧縮データ記憶部114は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。圧縮データ記憶部114は、圧縮されたプラントデータ(以下「圧縮データ」という。)を記録する。
データ圧縮部126は、プラントデータ記憶部112に蓄積されているプラントデータのうち、アクセス頻度が低いものを圧縮して圧縮データ記憶部114に保存するとともに、圧縮元のプラントデータをプラントデータ記憶部112から削除する機能を有する。
データ検索部124aは、指定された第1の検索キーに対応するプラントデータを取得する機能を有する点では第1の実施形態におけるデータ検索部124と同様であるが、データ圧縮部126の圧縮開始通知に応じて、プラントデータ記憶部112に記憶されているプラントデータに対して行った検索の回数を管理する機能をさらに有する点で第1の実施形態におけるデータ検索部124と異なる。
例えば、データ検索部124aは、各プラントデータに対して行った検索の回数を示すデータ(以下「検索履歴データ」という。)を検索の実行に応じて更新することで各プラントデータの検索回数を管理する。検索データはどのような形式のデータであってもよいが、ここでは、各プラントデータに付加されている第1識別情報と、第1識別情報によって一意に特定されるプラントデータの検索回数とを対応づけたデータであるものとする。また、検索履歴データはデータ管理装置1aにおいてどのように保持されてもよいが、ここでは設定情報記憶部111に記憶されるものとする。
図8は、第2の実施形態のデータ管理装置1aがプラントデータを圧縮する処理の具体例を示すシーケンス図である。ここでは、簡単のため図8に示す処理の開始時点において、プラントデータ記憶部112には圧縮対象となるプラントデータが存在している状態を仮定する。まず、データ圧縮部126がデータ検索部124aに対して圧縮開始通知を行う(ステップS301)。この圧縮開始通知は、予め定められたタイミングで実行される。
続いて、データ検索部124aがデータ圧縮部126の圧縮開始通知に応じて検索履歴データを取得する(ステップS302)。データ検索部124aは、取得した検索履歴データをデータ圧縮部126に出力する(ステップS303)。
続いて、データ圧縮部126がデータ検索部124aから取得した検索履歴データに基づいて圧縮対象とするプラントデータを決定する(ステップS304)。例えば、データ圧縮部126は、検索履歴データによって示されるプラントデータのうち、検索回数が閾値未満であるプラントデータを圧縮対象として決定する。データ圧縮部126は、圧縮対象として決定したプラントデータをプラントデータ記憶部112から取得する(ステップS305)。なお、閾値は、一定期間におけるアクセス頻度の閾値や、解凍処理に要したの時間等に応じて決定されてもよい。
データ圧縮部126は、取得したプラントデータを圧縮し(ステップS306)、圧縮したプラントデータ(以下「圧縮データ」という。)に、そのプラントデータの識別情報を付加して圧縮データ記憶部114に保存する(ステップS307)。以下、圧縮データに付加される識別情報を「第3識別情報」という。例えば、第3識別情報は圧縮対象のプラントデータに付加された第1識別情報であってもよい。データ圧縮部126は、圧縮データの保存を完了すると、プラントデータ記憶部112から圧縮対象のプラントデータを削除する(ステップS308)。
なお、プラントデータの圧縮処理を行う間隔は、典型的には統計データの保存間隔(セクション)より長い時間に設定されるとよい。例えば、プラントデータの圧縮処理は、1週間や1日、又は1乃至数時間の単位で行われてもよい。また、プラントデータの圧縮は、同じ装置IDを持つプラントデータごとに行われるものとする。また、第3識別情報は、圧縮データのファイル名として付与されてもよい。さらに、ファイル名にはタイムスタンプが含まれてもよい。この場合、例えば、圧縮処理を行う間隔を1日とすると、同じ日付のファイル名を持つ圧縮データが装置IDごとに生成される。
図9は、第2の実施形態のデータ管理装置1aが検索キーに応じたプラントデータを取得する処理の具体例を示すシーケンス図である。なお、図9において、第1の実施形態と同様の処理には図6と同じ符号を付すことにより説明を省略する。また、図6では、統計データの監視中に閾値を超える統計値が検出されたときに、その統計値を第1の検索キーとしてプラントデータを取得する場合を想定したが、この場合、検出された統計値は新たに取得されたものであるため基本的にはプラントデータ記憶部112に保存される。そのため、このような想定においてはプラントデータは基本的にプラントデータ記憶部112から取得されることになる。図9では、プラントデータが圧縮データ記憶部114から取得される場合も想定し、ステップS201を記載していない。
所望のプラントデータが圧縮データ記憶部114から取得される状況としては、傾向分析などで過去のプラントデータを必要とする場合等が考えられる。このような場合、例えば、プラントデータを取得する対象の期間が第1の検索キーとして指定される(ステップS202)。この第1の検索キーに基づいて統計データを検索することにより対象のセクションを識別し、識別したセクションIDを第2の検索キーとしてプラントデータ記憶部112からプラントデータを取得する流れはステップS203~S205と同様である。
続いて、データ検索部124aは、ステップS205においてプラントデータの検索に成功したか否かを判定する(ステップS401)。プラントデータの検索に成功しなかった場合(ステップS401-NO)、データ検索部124aはステップS205と同様の第2の検索キーを指定して圧縮データ記憶部114から対応する圧縮データを取得し(ステップS402)し、取得した圧縮データを解凍する(ステップS403)。
このように構成された第2の実施形態のデータ管理装置1aは、検索回数の少ないプラントデータを圧縮して保存するデータ圧縮部126を備えることにより、データ検索の効率の低下を抑制しつつ、検索対象のデータを効率良く記録することが可能となる。
(第3の実施形態)
図10は、第3の実施形態におけるデータ管理システムの構成例を示す図である。図10に示すデータ管理システム100は第3の実施形態におけるデータ管理システムの一例である。データ管理システム100は、第1の実施形態におけるデータ管理装置1の各機能を、ネットワークNを介して通信可能に接続された第1データ管理装置10と第2データ管理装置20とに分散した構成を有する。なお、図10では、紙面の都合上、プラントデータを生成する監視制御システム2、及び監視制御システム2との通信に係るデータ管理装置の構成を省略している。また、図10には、2台の第1データ管理装置10-A及び10-Bを備えるデータ管理システム100の構成が示されているが、データ管理システム100が備える第1データ管理装置10の数は1台であってもよいし、3台以上であってもよい。
具体的には、データ管理システム100は、第1データ管理装置10側に第1の実施形態と同様の設定情報記憶部111、プラントデータ記憶部112、プラントデータ入出力部121、サンプルデータ入力部122及び統計処理部123を備え、第2データ管理装置20側に第1の実施形態と同様の設定情報記憶部111、統計データ記憶部113及びデータ検索部124を備える。なお、第1データ管理装置10の設定情報記憶部111には少なくともサンプルデータ入力部122及び統計処理部123の動作に必要な設定情報が記憶されればよく、第2データ管理装置20の設定情報記憶部111には少なくともデータ検索部124の動作に必要な設定情報が記憶されればよい。
その他、第1データ管理装置10は、第2データ管理装置20と通信するための通信部102(第1通信部の一例)を備え、第2データ管理装置20は、第1データ管理装置10と通信するための通信部201(第2通信部の一例)と、統計データ記憶部113に対する統計データの入出力、及び第1データ管理装置10の統計処理部123との間で統計データを送受信する統計データ入出力部202と、を備える。
図11は、第3の実施形態のデータ管理システム100がプラントデータを取得して保存する処理の具体例を示すシーケンス図である。なお、図11において、第1の実施形態と同様の処理には図5と同じ符号を付すことにより説明を省略する。第3の実施形態は、図5におけるステップS107の処理が第1データ管理装置10側のステップS107aと第2データ管理装置20側のステップS107bとに分散して実行される点で第1の実施形態と異なる。
具体的には、第1データ管理装置10において、統計処理部123が、生成した統計データを第2データ管理装置20に送信する(ステップS107a)。続いて、第2データ管理装置20において、統計データ入出力部202が、第1データ管理装置10から統計データを受信し(ステップS107b)、受信した統計データを統計データ記憶部113に保存する(ステップS108)。
図12は、第3の実施形態のデータ管理システム100が検索キーに応じたプラントデータを取得する処理の具体例を示すシーケンス図である。なお、図12において、第1の実施形態と同様の処理には図6と同じ符号を付すことにより説明を省略する。第3の実施形態は、図6におけるステップS205の処理が第2データ管理装置20側のステップS205aと第1データ管理装置10側のステップS205b及びS205cとに分散して実行される点で第1の実施形態と異なる。
具体的には、第2データ管理装置20において、データ検索部124が第1データ管理装置10に第2の検索キーを送信する(ステップS205a)。続いて、プラントデータ入出力部121が、第2の検索キーに基づいてプラントデータ記憶部112に蓄積されている統計データを検索することにより、第1の検索キーに対応するプラントデータを取得する(ステップS205b)。プラントデータ入出力部121は、取得したプラントデータを第2データ管理装置20に送信する(ステップS205c)。
このように構成された第3の実施形態のデータ管理システム100は、プラントデータを蓄積するとともに、プラントデータの統計データを生成する第1データ管理装置10と、第1データ管理装置10において生成された統計データを蓄積するとともに、指定された検索キーに対応する統計データを検索する第2データ管理装置20と、を備えることにより、データ検索の効率の低下を抑制しつつ、検索対象のデータを効率良く記録することが可能となる。このような構成によれば、データ管理システム100を、第1データ管理装置10をクライアントとし、第2データ管理装置20をサーバとするクラウドシステムとして構成することができる。
(第4の実施形態)
図13は、第4の実施形態におけるデータ管理システムの構成例を示す図である。図13に示すデータ管理システム100aは第4の実施形態におけるデータ管理システムの一例である。データ管理システム100aは、第1データ管理装置10に代えて第1データ管理装置10aを備える点、第2データ管理装置20に代えて第2データ管理装置20aを備える点で第3の実施形態におけるデータ管理システム100と異なる。
第1データ管理装置10aは、プラントデータ入出力部121に代えてプラントデータ入出力部121aを備える点、第2の実施形態と同様の圧縮データ記憶部114及びデータ圧縮部126を備える点、で第3の実施形態における第1データ管理装置10と異なる。プラントデータ入出力部121aは、第3の実施形態におけるプラントデータ入出力部121と同様の機能に加え、圧縮データ記憶部114から第3の検索キーに対応する圧縮データを取得する機能を有する。
第2データ管理装置20aは、データ検索部124に代えてデータ検索部124aを備える点で第3の実施形態における第2データ管理装置20と異なる。データ検索部124aは、第3の実施形態におけるデータ検索部124と同様の機能に加え、第1データ管理装置10aから取得された圧縮データを解凍する機能を有する。
図14は、第4の実施形態のデータ管理システム100aがプラントデータを圧縮する処理の具体例を示すシーケンス図である。なお、図14において、第2の実施形態と同様の処理には図8と同じ符号を付すことにより説明を省略する。第4の実施形態は、ステップS301における圧縮開始通知と、ステップS303における検索履歴データの出力とが、ネットワークNを介した通信によって実現される点で第2の実施形態と異なる。
具体的には、第1データ管理装置10aにおいて、データ圧縮部126が第2データ管理装置20aに圧縮開始通知を送信する(ステップS301a)。また、第2データ管理装置20aにおいて、データ検索部124aが第1データ管理装置10aに検索履歴データを送信する(ステップS303a)。
図15は、第4の実施形態のデータ管理システム100aが検索キーに応じたプラントデータを取得する処理の具体例を示すシーケンス図である。なお、図15において、第2の実施形態と同様の処理には図9と同じ符号を付すことにより説明を省略する。第4の実施形態は、図9におけるステップS402の処理が第2データ管理装置20a側のステップS402aと第1データ管理装置10a側のステップS402b及びS402cとに分散して実行される点で第3の実施形態と異なる。
具体的には、第2データ管理装置20aにおいて、データ検索部124aが第1データ管理装置10aに第3の検索キーを送信する(ステップS402a)。続いて、プラントデータ入出力部121aが、第3の検索キーに基づいて圧縮データ記憶部114に蓄積されている圧縮データを検索することにより、第1の検索キーに対応する圧縮データを取得する(ステップS402b)。プラントデータ入出力部121aは、取得した圧縮データを第2データ管理装置20aに送信する(ステップS402c)。
このように構成された第4の実施形態のデータ管理システム100aは、検索回数の少ないプラントデータを圧縮して保存する第1データ管理装置10aを備えることにより、データ検索の効率の低下を抑制しつつ、検索対象のデータを効率良く記録することが可能となる。このような構成によれば、データ管理システム100aを、第1データ管理装置10aをクライアントとし、第2データ管理装置20aをサーバとするクラウドシステムとして構成することができる。
なお、上記の各実施形態において、プラントデータは、監視制御システム2が備える多様なセンサやアクチュエータなどから取得されるデータであってよい。例えば、プラントデータは、制御対象の温度、湿度、濃度、水位、水量、流量、圧力、回転数、重量、電圧、電流等の計測値や、運転中、停止中、異常発生、故障発生等の動作状態や異常状態などであり、1分、1秒、又は1秒以下の単位で生成されるデータであってよい。また、統計処理は、例えば、論理和や論理積などのビット演算をする処理、平均値や最大値、最小値などを算出する処理であり、複数のプラントデータの共分散や相関係数などであってもよい。統計処理は、1組のサンプルデータが入力され次第速やかに実行される。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、継続的に取得されるプラントデータ(第1データの一例)を、それぞれの識別情報である第1識別情報に対応づけて記憶するプラントデータ記憶部(第1記憶部の一例)と、前記プラントデータがサンプリング周期(所定周期の一例)で取得されるごとにその周期で取得された前記プラントデータの統計を示す統計データ(第2データの一例)を生成する統計処理部と、前記統計データを、前記プラントデータとの対応関係を示す情報である第2識別情報に対応づけて記憶する統計データ記憶部(第2記憶部の一例)と、前記統計データ記憶部から所定の統計データを検索し、検索された前記統計データに対応づけられた第2識別情報と前記第1識別情報とに基づいて、前記プラントデータ記憶部から前記所定の統計データの生成に用いられたプラントデータを検索するデータ検索部(検索部の一例)と、を持つことにより、データ検索の効率の低下を抑制しつつ、検索対象のデータを効率良く記録することができるデータ管理装置、データ管理方法、コンピュータプログラム及びデータ管理システムを提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,1a…データ管理装置、101…通信部、111…設定情報記憶部、112…プラントデータ記憶部、113…統計データ記憶部、114…圧縮データ記憶部、121,121a…プラントデータ入出力部、122…サンプルデータ入力部、123…統計処理部、124,124a…データ検索部、125…検索キー入力部、126…データ圧縮部、2…監視制御システム、21,21-A,21-B…制御装置、22,22-A,22-B…センサ、23,23-A,23-B…アクチュエータ、3…HMI(Human Machine Interface)、100,100a…データ管理システム、10,10-A,10-B,10a…第1データ管理装置、102…通信部、20,20a…第2データ管理装置、201…通信部、202…統計データ入出力部、T1…プラントデータテーブル、T2…統計データテーブル

Claims (8)

  1. 継続的に取得される第1データであって、それぞれの識別情報である第1識別情報に対応づけて第1記憶部に記録される前記第1データが所定周期で取得されるごとに、その周期で取得された前記第1データの統計を示す第2データを生成し、生成した前記第2データを、前記第1データとの対応関係を示す情報である第2識別情報に対応づけて第2記憶部に記録する統計処理部と、
    前記第2記憶部から所定の第2データを検索し、検索された前記第2データに対応づけられた第2識別情報と前記第1識別情報とに基づいて、前記第1記憶部から前記所定の第2データの生成に用いられた第1データを検索する検索部と、
    を備えるデータ管理装置。
  2. 前記第1記憶部に記憶されている第1データのうち圧縮対象となる第1データを前記第2データに基づいて決定し、前記圧縮対象として決定された第1データを圧縮する圧縮部と、
    前記圧縮部によって生成される第1データの圧縮データを、前記第1データとの対応関係を示す情報である第3識別情報に対応づけて記憶する第3記憶部と、
    をさらに備える
    請求項1に記載のデータ管理装置。
  3. 前記圧縮部は、前記検索部による前記第1データの検索回数に基づいて前記圧縮対象を決定する、
    請求項2に記載のデータ管理装置。
  4. 継続的に取得される第1データを、それぞれの識別情報である第1識別情報に対応づけて第1記憶部に記録する第1記録ステップと、
    前記第1データが所定周期で取得されるごとに、その周期で取得された前記第1データの統計を示す第2データを生成する統計処理ステップと、
    前記第2データを、前記第1データとの対応関係を示す情報である第2識別情報に対応づけて第2記憶部に記録する第2記録ステップと、
    前記第2記憶部から所定の第2データを検索し、検索された前記第2データに対応づけられた第2識別情報と前記第1識別情報とに基づいて、前記第1記憶部から前記所定の第2データの生成に用いられた第1データを検索する検索ステップと、
    を有するデータ管理方法。
  5. 継続的に取得される第1データを、それぞれの識別情報である第1識別情報に対応づけて第1記憶部に記録する第1記録ステップと、
    前記第1データが所定周期で取得されるごとに、その周期で取得された前記第1データの統計を示す第2データを生成する統計処理ステップと、
    前記第2データを、前記第1データとの対応関係を示す情報である第2識別情報に対応づけて第2記憶部に記録する第2記録ステップと、
    前記第2記憶部から所定の第2データを検索し、検索された前記第2データに対応づけられた第2識別情報と前記第1識別情報とに基づいて、前記第1記憶部から前記所定の第2データの生成に用いられた第1データを検索する検索ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
  6. 第2データ管理装置と通信するための第1通信部と、
    継続的に取得される第1データであって、それぞれの識別情報である第1識別情報に対応づけて第1記憶部に記録される前記第1データが所定周期で取得されるごとに、その周期で取得された前記第1データの統計を示す第2データを生成する統計処理部と、
    を備える第1データ管理装置と、
    前記第1データ管理装置と通信するための第2通信部と、
    前記第2データが、前記第1データとの対応関係を示す情報である第2識別情報に対応づけて記録される第2記憶部から所定の第2データを検索し、検索された前記第2データに対応づけられた第2識別情報と前記第1識別情報とに基づいて、前記第1記憶部から前記所定の第2データの生成に用いられた第1データを検索する検索部と、
    を備える前記第2データ管理装置と、
    を備えるデータ管理システム。
  7. 継続的に取得される第1データであって、それぞれの識別情報である第1識別情報に対応づけて第1記憶部に記録される前記第1データが所定周期で取得されるごとに、その周期で取得された前記第1データの統計を示す第2データを生成する統計処理部を備える第1データ管理装置と通信するための第2通信部と、
    前記第2データが、前記第1データとの対応関係を示す情報である第2識別情報に対応づけて記録される第2記憶部から所定の第2データを検索し、検索された前記第2データに対応づけられた第2識別情報と前記第1識別情報とに基づいて、前記第1記憶部から前記所定の第2データの生成に用いられた第1データを検索する検索部と、
    を備えるデータ管理装置。
  8. 自装置と通信するための第2通信部と、第2データが、第1データとの対応関係を示す情報である第2識別情報に対応づけて記録される第2記憶部から所定の第2データを検索し、検索された前記第2データに対応づけられた第2識別情報と第1識別情報とに基づいて、第1記憶部から前記所定の第2データの生成に用いられた第1データを検索する検索部と、を備える第2データ管理装置と通信するための第1通信部と、
    継続的に取得される前記第1データであって、それぞれの識別情報である前記第1識別情報に対応づけて前記第1記憶部に記録される前記第1データが所定周期で取得されるごとに、その周期で取得された前記第1データの統計を示す前記第2データを生成する統計処理部と、
    を備えるデータ管理装置。
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