JP7168895B2 - 画像処理方法、画像処理装置、画像処理システムおよびプログラム - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、画像処理システムおよびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、無人航空機に搭載されたカメラにより撮影されたフレーム画像を合成する画像処理方法、画像処理装置、画像処理システムおよびプログラムに関する。
機器の小型化、精度向上およびバッテリ容量の増加などに伴い、アクションカメラに代表される小型カメラを用いたライブ配信が盛んに行われている。このような小型カメラでは、水平視野角が120°を超えるような超広角レンズが用いられることが多い。超広角レンズを用いることで、臨場感溢れる広範な映像(高臨場パノラマ映像)を撮影することができる。一方、超広角レンズにより広範な情報を1レンズ内に収めるため、レンズの周辺歪みにより情報量が多く失われてしまい、映像周辺ほど画像が荒くなるなど、画質の劣化が生じる。
上述したように、1台のカメラで高臨場パノラマ映像を高品質に撮影することは困難である。そこで、複数台の高精細カメラにより撮影した映像を結合することで、あたかも1台のカメラで風景を撮影したように見せる技術が開発されている(非特許文献1参照)。
非特許文献1に記載の技術では、各カメラは、広角レンズよりも狭い一定の範囲内をレンズに収める。各カメラにより撮影された映像を合成して得られるパノラマ映像は、広角レンズを用いた場合と比較して、隅々まで高精細なパノラマ映像となる。
このようなパノラマ映像合成においては、複数台のカメラは、ある点を中心として別々の方向に向かって撮影する。各カメラの映像をパノラマ映像として合成する際には、フレーム画像間の特徴点の対応関係を用いた射影変換(ホモグラフィ)が行われる。射影変換は、ある四角形(平面)を、四角形の辺の直進性を維持したまま別の四角形(平面)に移す変換である。ある特徴点からある特徴点への対応関係を複数用いることにより、射影変換を行うための変換パラメータが推定される。この変換パラメータを用いて射影変換を行うことで、フレーム画像群におけるカメラの向きによる歪みが取り除かれ、1つのレンズで撮影されたかのように1つの平面に射影することができ、違和感の無い合成を行うことができる(図1参照)。
一方、特徴点の対応関係の誤りなどにより変換パラメータが正しく推定されない場合、各カメラのフレーム画像間にずれが生じ、結合部分に不自然な線が生じたり、画像に矛盾が生じたりしてしまう。そのため、複数台のカメラによるパノラマ映像撮影は、カメラ群を接地して強固に固定した状態で行うのが一般的である。
「超ワイド映像合成技術」、[online]、[2019年5月27日検索]、インターネット<URL:http://www.ntt.co.jp/svlab/activity/pickup/qa53.html>
近年、数キログラム程度の小型の無人航空機(UAV:Unmanned Aerial Vehicle)が広く用いられるようになっている。例えば、無人航空機に搭載した小型のカメラなどによる撮影が一般化している。無人航空機は小型であることから、様々な場所で容易に撮影を行うことができるという特徴がある。
無人航空機による撮影は、被災地における迅速な情報収集などの公益用途向けにも利用が期待されていることから、広範な映像をできる限り高精細に撮影することが望ましい。そのため、非特許文献1に記載されているような複数台のカメラを用いて高臨場パノラマ映像を撮影する技術が望まれている。
無人航空機は、高度なモータ制御技術や測位技術などを用いて自身の位置を安定的に保とうとするが、突風などの外乱やモータ制御時の遅延や誤差などにより、僅かながら振動する。このような振動を吸収する機器としては、ジンバル機構がよく用いられる。
ジンバルは、1つの軸を中心として物体を回転させられる回転台の一種である。複数のジンバルを回転軸が直交するように取り付けると、内側の軸は外部からの回転の影響を受けなくなる。特に、3軸が直角に交わる場合、内側の軸は外部のあらゆる回転の影響を受けない。カメラが設置されるジンバルは、ジンバル雲台と呼ばれ、カメラ撮影を行う無人航空機の多くに採用されている。
無人航空機に採用されるジンバル雲台は、一台のカメラを搭載することを前提としており、その重心が軸の交点と一致するよう調整される。この調整により、ジンバルは、安定的にカメラの位置を固定でき、また、軸にモータを設けることによってカメラの姿勢制御も容易としている。
一方で、複数のカメラをジンバルに搭載する場合、複数のカメラが異なる方向を向くことや水平方向に並べられることから、ジンバル雲台は、重心が取りづらく、また、回転時のモーメントも大きくなる。そのため、無人航空機の振動をジンバルが十分に吸収できない場合がある。その場合、カメラごとに生じる振動に起因して、フレーム画像間にずれが生じてしまい、上述のように、結合部分に不自然な線や画の矛盾などが生じてしまう。フレーム画像間のずれを抑えるには、カメラ群を強固に固定する必要があるが、固定具などにより重量が増加することでモーメントが大きくなり、ジンバルによる素早い振動の吸収が難しくなる。モータによる姿勢制御を行っている場合、モーメントの増加によりモータが発振し、制御不能な状態に陥ることもある。ジンバルや無人航空機には、搭載可能重量が設定されるため、重量多寡により、そもそもカメラ群を強固に固定できない場合もあり得る。
上記のような問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、無人航空機に搭載された複数のカメラを強固に固定しなくても、高精度なパノラマ画像を生成可能な画像処理方法、画像処理装置、画像処理システムおよびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像処理方法は、無人航空機に搭載された複数のカメラにより撮影されたフレーム画像を合成する画像処理方法であって、第1のカメラにより撮影された第1のフレーム画像および第2のカメラにより撮影された第2のフレーム画像を取得する取得ステップと、第1の時刻における前記第1のフレーム画像および前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像の差分値に基づいて、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像と前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像との間にずれが生じているか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにより前記ずれが生じていると判定された場合、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像に対する前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像のずれ量に基づいて、補正値を算出する算出ステップと、前記補正値に基づいて、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像および前記第2のフレーム画像を補正する補正ステップと、補正済みの第1のフレーム画像と補正済みの第2のフレーム画像とを合成する合成ステップと、を含む。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る画像処理装置は、無人航空機に搭載された複数のカメラにより撮影されたフレーム画像を合成する画像処理装置であって、第1の時刻における、第1のカメラにより撮影された第1のフレーム画像、および、前記第1の時刻における、第2のカメラにより撮影された第2のフレーム画像の差分値に基づいて、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像と前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像との間にずれが生じているか否かを判定するずれ判定部と、前記ずれ判定部により前記ずれが生じていると判定された場合、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像に対する、前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像のずれ量に基づいて、補正値を算出する補正値算出部と、前記補正値に基づいて、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像および前記第2のフレーム画像を補正するフレーム画像補正部と、補正済みの第1のフレーム画像と補正済みの第2のフレーム画像とを合成するフレーム画像補正部合成部と、を備える。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る画像処理システムは、無人航空機に搭載された複数のカメラにより撮影されたフレーム画像を合成する画像処理システムであって、第1のカメラにより撮影された第1のフレーム画像および第2のカメラにより撮影された第2のフレーム画像を取得するフレーム画像取得部と、第1の時刻における前記第1のフレーム画像および前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像の差分値に基づいて、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像と前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像との間にずれが生じているか否かを判定するずれ判定部と、前記ずれ判定部により前記ずれが生じていると判定された場合、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像に対する前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像のずれ量に基づいて、補正値を算出する補正値算出部と、前記補正値に基づいて、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像および前記第2のフレーム画像を補正するフレーム画像補正部と、補正済みの第1のフレーム画像と補正済みの第2のフレーム画像とを合成するフレーム画像合成部と、を備える。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、上記の画像処理装置として機能させる。
本発明に係る画像処理方法、画像処理装置、画像処理システムおよびプログラムによれば、無人航空機に搭載された複数のカメラを強固に固定しなくても、高精度なパノラマ画像を生成することができる。
射影変換によるフレーム画像の合成について説明するための図である。 本発明の一実施形態に係るパノラマ映像合成システムの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るパノラマ映像合成システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理方法について説明するためのフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
<画像処理システムの構成>
図2は、本発明の一実施形態に係るパノラマ映像合成システム(画像処理システム)1の構成例を示す図である。
図2に示すパノラマ映像合成システム1は、無人航空機2と、複数のカメラ3(図2では、2台のカメラ3a,3b)と、無線受信装置4と、計算機(画像処理装置)5と、表示装置6と、を備える。本実施形態に係るパノラマ映像合成システム1は、無人航空機2に搭載されたカメラ(第1のカメラ)3a、カメラ(第2のカメラ)3bにより撮影されたフレーム画像を合成することで、高臨場パノラマ映像を生成するものである。
無人航空機2は、重さ数キログラム程度の小型の無人飛行体であり、カメラ3a,3bが搭載される。
カメラ3a,3bは、それぞれ異なる方向に向かって撮影を行う。カメラ3a,3bにより撮影された映像の映像データは、無人航空機2から無線受信装置4に無線送信される。本実施形態においては、無人航空機2には2台のカメラ3a,3bが搭載される例を用いて説明するが、3台以上のカメラ3が無人航空機2に搭載されていてもよい。
無線受信装置4は、無人航空機2から無線送信された、カメラ3a,3bにより撮影された映像の映像データをリアルタイムに受信し、計算機5に出力する。無線受信装置4は、無線送信された信号を受信する機能を有する一般的な無線通信装置である。
計算機5は、無線受信装置4が受信した映像データに示される、カメラ3a,3bにより撮影された映像を合成して高臨場パノラマ映像を生成する。
表示装置6は、計算機5により生成された高臨場パノラマ映像を表示する。
次に、無人航空機2、無線受信装置4、計算機5および表示装置6の構成について図3を参照して説明する。
まず、無人航空機2の構成について説明する。
図3に示すように、無人航空機2は、フレーム画像取得部21と、フレーム画像送信部22とを備える。なお、図3においては、無人航空機2の構成の内、本発明に特に関連する構成のみを示し、例えば、無人航空機2が飛行するための構成については記載を省略している。
フレーム画像取得部21は、時刻t(第1の時刻)において、カメラ3aにより撮影されたフレーム画像f 3a(第1のフレーム画像)およびカメラ3bにより撮影されたフレーム画像f 3b(第2のフレーム画像)を取得し、フレーム画像送信部22へ出力する。また、フレーム画像取得部21は、時刻tよりも前の時刻である時刻t-1(第2の時刻)において、カメラ3aにより撮影されたフレーム画像ft-1 3aおよびカメラ3bにより撮影されたフレーム画像ft-1 3bを取得し、フレーム画像送信部22へ出力する。
フレーム画像送信部22は、フレーム画像取得部21から入力されるフレーム画像f 3a,f 3bを無線受信装置4へ無線送信する。また、フレーム画像送信部22は、フレーム画像取得部21から入力されたフレーム画像ft-1 3a,ft-1 3bを無線受信装置4へ無線送信する。本実施形態においては、フレーム画像送信部22が、各種のフレーム画像を、無線受信装置4へ無線送信する場合を一例に挙げて説明するが、フレーム画像送信部22は、各種のフレーム画像を、ケーブルなどを介して、計算機5へ送信してもよい。
次に、無線受信装置4の構成について説明する。無線受信装置4は、フレーム画像受信部41を備える。
フレーム画像受信部41は、無人航空機2から無線送信されてきたフレーム画像f 3a,f 3bを受信する。また、フレーム画像受信部41は、無人航空機2から送信されてきたフレーム画像ft-1 3a,ft-1 3bを受信する。フレーム画像受信部41は、フレーム画像f 3a,f 3bおよびフレーム画像ft-1 3a,ft-1 3bを、計算機5へ送信する。
次に、計算機5の構成について説明する。
図3に示すように、計算機5は、フレーム画像補正値算出部51と、フレーム画像補正部52と、フレーム画像合成部53と、を備える。フレーム画像補正値算出部51、フレーム画像補正部52およびフレーム画像合成部53の各機能は、計算機5が有するメモリに記憶されたプログラムを、プロセッサなどで実行することで実現可能である。本実施形態において、「メモリ」は、例えば、半導体メモリ、磁気メモリ又は光メモリなどであるが、これらに限られない。また、本実施形態において、「プロセッサ」は、汎用のプロセッサ、特定の処理に特化したプロセッサなどであるが、これらに限られない。
フレーム画像補正値算出部51は、ずれ判定部511と、補正値算出部512と、を備える。フレーム画像補正値算出部51は、無線受信装置4から入力されるフレーム画像f 3a,f 3bおよびフレーム画像ft-1 3a,ft-1 3bを取得する。また、フレーム画像補正値算出部51は、フレーム画像f 3aおよびフレーム画像f 3bを補正するための補正値C 3a,C 3bを算出し、算出した補正値C 3a,C 3bを、フレーム画像補正部52へ出力する。
ずれ判定部511は、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じているか否かを判定する。ずれ判定部511は、判定結果を、補正値算出部512へ出力する。
具体的には、まず、ずれ判定部511は、無線受信装置4から入力されるフレーム画像f 3a,f 3bに基づいて、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じているか否かを判定する。ずれ判定部511は、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの重複画像d 3a,d 3bにおいて、対応する画素における画素値の差の平均値Aを算出する。フレーム画像f 3aの一部である重複画像は、重複画像d 3aと表すことができる。フレーム画像f 3bの一部である重複画像は、重複画像d 3bと表すことができる。通常、パノラマ画像を生成する場合、上述のような射影変換に必要となる変換パラメータを推定するため、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとを、一定程度(例えば、20%程度)重複させる。平均値Aは、次式(1)のように表すことができる。
Figure 0007168895000001
iは、画素の位置を表している。Nは、画素の数を表している。pt,i 3aは、フレーム画像f 3aの一部である重複画像d 3aに含まれる画素の画素値を表している。pt,i 3bは、フレーム画像f 3bの一部である重複画像d 3bに含まれる画素の画素値を表している。
ずれ判定部511は、次式(2)を用いて、平均値Aが、第1閾値pl_threより大きく第2閾値pu_threより小さいか否かを判定する。ずれ判定部511は、平均値Aが、第1閾値pl_threより大きく第2閾値pu_threより小さい場合、疑義状態であると判定する。疑義状態とは、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じているか否かを、ずれ判定部511が確実に判定することができない状態を指す。
Figure 0007168895000002
ずれ判定部511は、平均値Aが、第1閾値pl_thre以下である場合、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じていないと判定する。第1閾値pl_threは、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが確実に生じていないと判定するための予め設定された下限閾値である。また、ずれ判定部511は、平均値Aが、第2閾値pu_thre以上である場合、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じていると判定する。第2閾値pu_threは、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが確実に生じていると判定するための予め設定された上限閾値である。
第1閾値pl_threおよび第2閾値pu_threは、任意に設定される値であるが、第2閾値pu_thre>第1閾値pl_threの関係を有する。
重複画像d 3aと重複画像d 3bとの間にずれが生じていない場合、重複画像d 3aに含まれる画素値pt,i 3aと重複画像d 3bに含まれる画素値pt,i 3bとが一致する数は、多くなる。パノラマ画像を生成する場合、複数のカメラは、ある点を中心として、各々異なる方向に向かって撮影を行うため、重複画像d 3aと重複画像d 3bとが、完全に一致することはない。従って、ずれ判定部511が、2つの閾値(第1閾値pl_thre、第2閾値pu_thre)を用いて、平均値Aが所定範囲を満たすか否かを判定することで、1つの閾値を用いて判定を行う場合と比較して、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じているか否かを高精度に判定することができる。
次に、ずれ判定部511は、疑義状態であると判定した場合、更に、異なる時刻の情報(例えば、時刻tよりも前の時刻である時刻t-1の情報)を加えて、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じているか否かを判定する。即ち、ずれ判定部511は、疑義状態であると判定した場合、無線受信装置4から入力されるフレーム画像f 3a,f 3bおよびフレーム画像ft-1 3a,ft-1 3bに基づいて、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じているか否かを判定する。同一時刻の情報(例えば、時刻tの情報)のみならず異なる時刻の情報を用いることで、ずれ判定部511は、疑義状態であっても、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じているか否かを高精度に判定することができる。
例えば、ずれ判定部511は、オプティカルフローなどを利用した公知の画像解析技術を用いて、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じているか否かを判定する。すなわち、ずれ判定部511は、フレーム画像ft-1 3aに含まれる所定の画素(第1画素)のフレーム画像f 3aに対する移動量、および、フレーム画像ft-1 3bに含まれる所定の画素(第2画素)のフレーム画像f 3bに対する移動量に基づいて、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じているか否かを判定する。
ずれ判定部511は、フレーム画像ft-1 3aに含まれる所定の画素の画素値と、フレーム画像f 3aに含まれる該所定の画素に対応する画素の画素値と、を結ぶオプティカルフローベクトルo 3a(第1のオプティカルフローベクトル)を算出する。フレーム画像f 3aに含まれる該所定の画素に対応する画素の画素値とは、フレーム画像ft-1 3aに含まれる所定の画素が、Δt(時刻t-1から時刻tまでの間)後に位置し、フレーム画像f 3aに含まれる画素の画素値を指す。また、ずれ判定部511は、フレーム画像ft-1 3bに含まれる所定の画素の画素値と、フレーム画像f 3bに含まれる該所定の画素に対応する画素の画素値と、を結ぶオプティカルフローベクトルo 3b(第2のオプティカルフローベクトル)を算出する。フレーム画像f 3bに含まれる該所定の画素に対応する画素の画素値とは、フレーム画像ft-1 3bに含まれる所定の画素が、Δt(時刻t-1から時刻tまでの間)後に位置し、フレーム画像f 3bに含まれる画素の画素値を指す。
ずれ判定部511は、次式(3)を用いて、平均値Aとオプティカルフローベクトルo 3aおよびオプティカルフローベクトルo 3bに基づく判定関数Oとの和が、第3閾値pf_threより大きいか否かを判定する。
Figure 0007168895000003
ずれ判定部511は、平均値Aと判定関数Oとの和が、第3閾値pf_thre以下である場合、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じていないと判定する。ずれ判定部511は、平均値Aと判定関数Oとの和が、第3閾値pf_threより大きい場合、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じていると判定する。第3閾値pf_threは、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じていないと判定するための予め設定された閾値である。第3閾値pf_threは、任意に設定される値である。
式(3)の左辺の第1項は、平均値Aを表している。即ち、同一時刻(例えば、時刻t)でのフレーム画像f 3a,f 3bに基づくフレーム画像f 3aおよびフレーム画像f 3bの空間(画像平面)におけるずれ具合を表している。
式(3)の左辺の第2項は、判定関数Oを表している。即ち、異なる時刻(例えば、時刻t、時刻tよりも前の時刻である時刻t-1)での、フレーム画像f 3a,f 3bおよびフレーム画像ft-1 3a,ft-1 3bに基づくフレーム画像f 3aおよびフレーム画像f 3bの空間(画像平面)におけるずれ具合を表している。
ここで、判定関数Oは、次式(4)のように表すことができる。
Figure 0007168895000004
Figure 0007168895000005
なお、本実施形態では、ずれ判定部511が、疑義状態であると判定した場合、式(4)に示す判定関数Oを利用して、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じているか否かを判定する場合を一例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ずれ判定部511は、市販のデジタルカメラなどで一般的に用いられる手ブレ補正用の判定アルゴリズムなどを採用してもよい。
上述のように、まず、ずれ判定部511は、同一時刻(例えば、時刻t)での重複画像d 3a,d 3bに基づいて、疑義状態であること、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じていること、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じていないこと、の何れかを判定する。次に、ずれ判定部511は、疑義状態である場合、異なる時刻(例えば、時刻t、時刻tよりも前の時刻である時刻t-1)でのフレーム画像f 3a,f 3b,ft-1 3a,ft-1 3bに基づいて、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じているか否かを判定する。これにより、疑義状態でない場合には、高速且つ高精度な判定を行うことができ、疑義状態である場合であっても高精度な判定を行うことができる。
補正値算出部512は、ずれ判定部511から入力される判定結果が、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じているという判定結果であった場合、フレーム画像f 3aに対するフレーム画像f 3bのずれ量を算出する。そして、補正値算出部512は、フレーム画像f 3aに対するフレーム画像f 3bのずれ量に基づいて、フレーム画像f 3aおよびフレーム画像f 3bを補正するための補正値C 3a,C 3bを算出する。補正値算出部512は、算出した補正値C 3a,C 3bを、フレーム画像補正部52へ出力する。
一方、補正値算出部512は、ずれ判定部511から入力される判定結果が、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じていないという判定結果であった場合、フレーム画像f 3aに対するフレーム画像f 3bのずれ量を算出しない(フレーム画像f 3aに対するフレーム画像f 3bのずれ量をゼロと算出する)。なお、補正値算出部512は、フレーム画像f 3aに対するフレーム画像f 3bのずれ量がゼロの場合は、補正値を算出しない。
ずれ量とは、ずれが生じている画素の数、および、ずれが生じている方向を含むフレーム画像間の差分を表すベクトルを指す。補正値とは、ずれ量を補正するために使用される値であり、ずれ量とは異なる値を指す。例えば、ずれ量が、ある画像に対して別の画像が「右方向に1画素」ずれるという画像間の差分を表すベクトル指す場合、補正値は、別の画像をある画像に対して「左方向に1画素」戻すための値を指す。
例えば、補正値算出部512は、重複画像d 3a,d 3bにテンプレートマッチングなどの手法を適用して、フレーム画像f 3aに対するフレーム画像f 3bのずれ量を算出する。補正値算出部512は、ずれ判定部511が判定を行ったときと同様に、必要な画素の絶対量(情報量)が、重複画像d 3a,d 3bのみでは足らず、フレーム画像f 3aに対するフレーム画像f 3bのずれ量を算出できない場合がある。
このような状況は、例えば、判定式(5)、(6)を用いることにより判定できる。
Figure 0007168895000006
Figure 0007168895000007
Figure 0007168895000008
この場合、補正値算出部512は、重複画像d 3a,d 3bを含むフレーム画像全体の画素(情報)を用いて、フレーム画像f 3aに対するフレーム画像f 3bのずれ量を算出する。例えば、オプティカルフローなどを利用した公知の画像解析技術を用いて、時刻t-1における補正済みのフレーム画像ft-1 3a’に対するフレーム画像f 3aのオプティカルフローベクトルO 3a、および、時刻t-1における補正済みのフレーム画像ft-1 3b’に対するフレーム画像f 3bのオプティカルフローベクトルO 3b、を算出し、オプティカルフローベクトルO 3aとオプティカルフローベクトルO 3bとの差を用いて、フレーム画像f 3aに対するフレーム画像f 3bのずれ量を算出する。重複画像d 3a,d 3bのみを用いて、フレーム画像f 3aに対するフレーム画像f 3bのずれ量を算出する場合よりも、フレーム画像全体を用いて、フレーム画像f 3aに対するフレーム画像f 3bのずれ量を算出する場合の方が、より多くの画素(情報)を用いて、フレーム画像f 3aに対するフレーム画像f 3bのずれ量を算出することができるため、算出精度も高めることができる。
フレーム画像補正部52は、フレーム画像補正部52から入力される補正値C 3a,C 3bに基づいて、フレーム画像f 3a,f 3bを補正する。フレーム画像補正部52は、補正済みのフレーム画像f 3a’および補正済みのフレーム画像f 3b’を生成し、フレーム画像合成部53に出力する。
フレーム画像合成部53は、フレーム画像補正部52から入力された補正済みのフレーム画像f 3a’とフレーム画像補正部52から入力された補正済みのフレーム画像f 3b’とを合成する。フレーム画像合成部53は、補正済みのフレーム画像f 3a’と補正済みのフレーム画像f 3b’とが合成された画像を表示装置6に出力する。
表示装置6は、フレーム画像表示部61を備える。フレーム画像表示部61は、補正済みのフレーム画像f 3a’と補正済みのフレーム画像f 3b’とが合成された画像を表示する。
本実施形態に係るパノラマ映像合成システム1では、無人航空機2の振動に起因して、複数のカメラ3a,3bにより撮影されたフレーム画像間に生じるずれを高精度に検出する。これにより、フレーム画像間に生じるずれを解消するための補正値を高精度に算出することができるため、複数のカメラ3a,3bを強固に固定しなくても、高精度なパノラマ画像を生成することができる。
<画像処理方法>
次に、本発明の一実施形態に係る画像処理方法について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS11:フレーム画像受信部41は、時刻tにおいて、カメラ3aにより撮影されたフレーム画像f 3aおよびカメラ3bにより撮影されたフレーム画像f 3bを取得する。
ステップS12:ずれ判定部511は、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの重複画像d 3a,d 3bにおいて、対応する画素における画素値の差の平均値Aが、第1閾値pl_threより大きく第2閾値pu_threより小さいか否かを判定する。ずれ判定部511は、平均値Aが、第1閾値pl_threより大きく第2閾値pu_threより小さい場合、ステップS13の処理を行う。ずれ判定部511は、平均値Aが、第1閾値pl_thre以下又は第2閾値pu_thre以上である場合、ステップS14の処理を行う。
ステップS13:ずれ判定部511は、平均値Aと判定関数Oとの和が、第3閾値pf_threより大きいか否かを判定する。ずれ判定部511は、平均値Aと判定関数Oとの和が、第3閾値pf_threより大きい場合、ステップS15の処理を行う。ずれ判定部511は、平均値Aと判定関数Oとの和が、第3閾値pf_thre以下である場合、ステップS17の処理を行う。
ステップS14:ずれ判定部511は、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの重複画像d 3a,d 3bにおいて、対応する画素における画素値の差の平均値Aが、第2閾値pu_thre以上であるか否かを判定する。ずれ判定部511は、平均値Aが、第2閾値pu_thre以上である場合、ステップS15の処理を行う。ずれ判定部511は、平均値Aが、第2閾値pu_threより小さい場合、ステップS18の処理を行う。
ステップS15:補正値算出部512は、フレーム画像f 3aに対するフレーム画像f 3bのずれ量に基づいて、フレーム画像f 3aおよびフレーム画像f 3bを補正するための補正値C 3a,C 3bを算出する。
ステップS16:フレーム画像補正部52は、補正値C 3a,C 3bに基づいて、フレーム画像f 3a,f 3bを補正し、補正済みのフレーム画像f 3a’および補正済みのフレーム画像f 3b’を生成する。
ステップS17:フレーム画像合成部53は、補正済みのフレーム画像f 3a’と補正済みのフレーム画像f 3b’とを合成する。
ステップS18:フレーム画像合成部53は、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとを合成する。
このように、本実施形態に係る画像処理方法は、カメラ3aにより撮影されたフレーム画像およびカメラ3bにより撮影されたフレーム画像を取得する取得ステップと、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの重複画像d 3a,d 3bにおいて、対応する画素における画素値の差の平均値Aが、第1閾値pl_threより大きく第2閾値pu_threより小さい場合、平均値A、フレーム画像f 3a,f 3b、および、フレーム画像ft-1 3a,ft-1 3bに基づいて、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じているか否かを判定する判定ステップと、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じている場合、フレーム画像f 3aに対するフレーム画像f 3bのずれ量に基づいて、補正値C 3a,C 3bを算出する算出ステップと、補正値C 3a,C 3bに基づいて、フレーム画像f 3a,f 3bを補正する補正ステップと、補正済みのフレーム画像f 3a’と補正済みのフレーム画像f 3b’とを合成する合成ステップと、を含む。
本実施形態に係る画像処理方法によれば、まず、同一時刻での重複画像d 3a,d 3bに基づいて、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じているか否かを判定し、疑義状態である場合、同一時刻でのフレーム画像f 3a,f 3bおよび異なる時刻でのフレーム画像ft-1 3a,ft-1 3bに基づいて、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じているか否かを判定する。これにより、フレーム画像f 3aとフレーム画像f 3bとの間にずれが生じているか否かを高精度に判定することができるため、フレーム画像f 3aおよびフレーム画像f 3bを補正するための補正値C 3a,C 3bを高精度に算出することができる。即ち、無人航空機2に搭載された複数のカメラ3a,3bを強固に固定しなくても、高精度なパノラマ画像を生成可能な画像処理方法を実現できる。
なお、上述の計算機5において行われる処理は、無人航空機2において行われてもよい。
実施形態では特に触れていないが、計算機5として機能するコンピュータが行う各処理を実行するためのプログラムが提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMあるいはDVD-ROMなどの記録媒体であってもよい。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨および範囲内で、多くの変更および置換が可能であることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形および変更が可能である。例えば、実施形態の構成図に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
1 パノラマ映像合成システム
2 無人航空機
3a カメラ(第1のカメラ)
3b カメラ(第2のカメラ)
4 無線受信装置
5 計算機(画像処理装置)
6 表示装置
21 フレーム画像取得部
22 フレーム画像送信部
41 フレーム画像受信部
51 フレーム画像補正値算出部
511 ずれ判定部
512 補正値算出部
52 フレーム画像補正部
53 フレーム画像合成部
61 フレーム画像表示部

Claims (10)

  1. 無人航空機に搭載された複数のカメラにより撮影されたフレーム画像を合成する画像処理方法であって、
    第1のカメラにより撮影された第1のフレーム画像および第2のカメラにより撮影された第2のフレーム画像を取得する取得ステップと、
    第1の時刻における前記第1のフレーム画像および前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像の差分値に基づいて、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像と前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像との間にずれが生じているか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより前記ずれが生じていると判定された場合、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像に対する前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像のずれ量に基づいて、補正値を算出する算出ステップと、
    前記補正値に基づいて、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像および前記第2のフレーム画像を補正する補正ステップと、
    補正済みの第1のフレーム画像と補正済みの第2のフレーム画像とを合成する合成ステップと、を含む、画像処理方法。
  2. 前記判定ステップは、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像と前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像との差分値に対して、閾値を用いてずれの有無を判定できないと判断する場合、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像および前記第2のフレーム画像と、前記第1の時刻とは異なる第2の時刻における前記第1のフレーム画像および前記第2のフレーム画像とに基づいて、前記ずれが生じているか否かを判定する、請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記算出ステップは、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像と前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像の想定されるずれ量が、閾値を用いて正しく求められないと判断する場合、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像および前記第2のフレーム画像と、前記第1の時刻とは異なる第2の時刻における前記第1のフレーム画像および前記第2のフレーム画像とに基づいて、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像に対する前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像のずれ量を算出する、請求項1に記載の画像処理方法。
  4. 無人航空機に搭載された複数のカメラにより撮影されたフレーム画像を合成する画像処理装置であって、
    第1の時刻における、第1のカメラにより撮影された第1のフレーム画像、および、前記第1の時刻における、第2のカメラにより撮影された第2のフレーム画像の差分値に基づいて、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像と前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像との間にずれが生じているか否かを判定するずれ判定部と、
    前記ずれ判定部により前記ずれが生じていると判定された場合、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像に対する、前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像のずれ量に基づいて、補正値を算出する補正値算出部と、
    前記補正値に基づいて、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像および前記第2のフレーム画像を補正するフレーム画像補正部と、
    補正済みの第1のフレーム画像と補正済みの第2のフレーム画像とを合成するフレーム画像補正部合成部と、を備える、画像処理装置。
  5. 前記ずれ判定部は、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像と前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像との差分値に対して、閾値を用いてずれの有無を判定できないと判断する場合、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像および前記第2のフレーム画像と、前記第1の時刻とは異なる第2の時刻における前記第1のフレーム画像および前記第2のフレーム画像とに基づいて、前記ずれが生じているか否かを判定する、請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記補正値算出部は、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像と前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像の想定されるずれ量が、閾値を用いて正しく求められないと判断する場合、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像および前記第2のフレーム画像と、前記第1の時刻とは異なる第2の時刻における前記第1のフレーム画像および前記第2のフレーム画像とに基づいて、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像に対する前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像のずれ量を算出する、請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 無人航空機に搭載された複数のカメラにより撮影されたフレーム画像を合成する画像処理システムであって、
    第1のカメラにより撮影された第1のフレーム画像および第2のカメラにより撮影された第2のフレーム画像を取得するフレーム画像取得部と、
    第1の時刻における前記第1のフレーム画像および前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像の差分値に基づいて、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像と前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像との間にずれが生じているか否かを判定するずれ判定部と、
    前記ずれ判定部により前記ずれが生じていると判定された場合、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像に対する前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像のずれ量に基づいて、補正値を算出する補正値算出部と、
    前記補正値に基づいて、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像および前記第2のフレーム画像を補正するフレーム画像補正部と、
    補正済みの第1のフレーム画像と補正済みの第2のフレーム画像とを合成するフレーム画像合成部と、を備える、画像処理システム。
  8. 前記ずれ判定部は、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像と前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像との差分値に対して、閾値を用いてずれの有無を判定できないと判断する場合、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像および前記第2のフレーム画像と、前記第1の時刻とは異なる第2の時刻における前記第1のフレーム画像および前記第2のフレーム画像とに基づいて、前記ずれが生じているか否かを判定する、請求項7に記載の画像処理システム。
  9. 前記補正値算出部は、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像と前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像の想定されるずれ量が、閾値を用いて正しく求められないと判断する場合、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像および前記第2のフレーム画像と、前記第1の時刻とは異なる第2の時刻における前記第1のフレーム画像および前記第2のフレーム画像とに基づいて、前記第1の時刻における前記第1のフレーム画像に対する前記第1の時刻における前記第2のフレーム画像のずれ量を算出する、請求項7に記載の画像処理システム。
  10. コンピュータを、請求項4から6のいずれか一項に記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。
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