JP7162114B2 - 車両用灯具の制御装置および車両用灯具システム - Google Patents

車両用灯具の制御装置および車両用灯具システム Download PDF

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本発明は、車両の姿勢変化に対応して車両用灯具(例えば前照灯)による光の照射方向を制御する技術に関する。
乗員や積荷による車両のピッチ方向の姿勢変化に対応して前照灯による光の照射方向(光軸)を調整する制御(オートレベリング制御)が知られている。このようなオートレベリング制御によれば、車両の姿勢変化があった場合にも対向車両や先行車両などに対してグレアを与えることを防ぐことができる。
車両の走行中におけるオートレベリング制御を実現する先行技術は、例えば特許第5577080号公報(特許文献1)に開示されている。この特許文献1に開示される技術は、車両に設置した二軸加速度センサによって得られる車両の前後方向の加速度および上下方向の加速度を用いて所定の演算を行うことで傾斜角を求め、その傾きに基づいて光の照射方向を制御するというものである。また、特許第5787649号公報(特許文献2)に開示される技術は、車両に設置した加速度センサによって得られる車両の前後方向の加速度を第1軸に設定し、上下方向の加速度を第2軸に設定して各加速度の検出値をプロットして各検出値から直線を求め、その傾きに基づいて光の照射方向を制御するというものである。
ところで、車両に設置した加速度センサから出力される加速度には、重力加速度による加速度成分も含まれている。しかし、上記した先行技術では、この重力加速度による加速度成分について十分に考慮しているとはいえず、重力加速度による影響が強く出てしまって傾斜角の算出精度が低くなる場合が生じ得る。
特許第5577080号公報 特許第5787649号公報
本発明に係る具体的態様は、車両のピッチ方向の姿勢をより精度よく求めることが可能な技術を提供することを目的の1つとする。
[1]本発明に係る一態様の車両用灯具の制御装置は、少なくとも直交する二軸の加速度を検出可能な加速度センサからの出力に基づいて演算を行い、車両のピッチ方向の姿勢変化に応じて車両用灯具の光軸を可変に制御するための制御装置であって、前記制御装置は、前記車両の走行中において、前記加速度センサからの出力を用いて車両の上下方向及び前後方向の各々に対応付けられた加速度を所定時間毎に取得し、当該各加速度から重力加速度成分を除去することにより前記車両の上下方向に関連する第1加速度及び前記車両の前後方向に関連する第2加速度を求め、当該第1加速度及び第2加速度を用いて車両進行方向加速度を算出して、前記第1加速度又は前記第2加速度の何れか一方と前記車両進行方向加速度との相関関係から前記車両の姿勢角度を求める角度算出部と、前記角度算出部により求められた前記車両の姿勢角度に基づいて前記車両用灯具の光軸を制御するための制御信号を生成して当該車両用灯具へ供給する光軸設定部と、を含み、前記角度算出部は、前記加速度センサの出力に基づき、所定の計算式を用いて前記車両の上下方向及び前後方向の各々に対応する前記重力加速度成分を算出し、当該重力加速度成分を前記車両の上下方向及び前後方向の各々に対応付けられた前記各加速度から除去することにより前記第1加速度及び前記第2加速度を求める、車両用灯具の制御装置である。
[2]本発明に係る一態様の車両用灯具システムは、上記の制御装置と当該制御装置によって制御される車両用灯具を備える、車両用灯具システムである。
上記構成によれば、車両のピッチ方向の姿勢をより精度よく求めることが可能となる。
図1は、一実施形態の車両用灯具システムの構成を示すブロック図である。 図2は、ランプユニットの光軸制御の様子を模式的に示した図である。 図3は、加速度センサの設置状態を説明するための図である。 図4は、加速度センサの各軸と車両進行方向加速度の関係を拡大して示した図である。 図5は、角度算出部による統計処理の内容について説明するための図である。 図6は、車両用灯具システムの動作を説明するためのフローチャートである。
図1は、一実施形態の車両用灯具システムの構成を示すブロック図である。図1に示す車両用灯具システムは、制御部11、加速度センサ12、2つのランプユニット13を含んで構成されている。この車両用灯具システムは、図2に模式的に示すように、走行中における各ランプユニット13による光照射方向(光軸)aを車両のピッチ方向の姿勢変化に応じて可変に制御するものである。
制御部11は、車両用灯具システムの動作を制御するものであり、角度算出部20、光軸設定部21を含んで構成されている。この制御部11は、例えばCPU、ROM、RAM等を備えるコンピュータシステムにおいて所定の制御プログラムを実行させることによって実現される。
加速度センサ12は、少なくとも互いに直交する2つの軸の加速度を検出可能なセンサであり、車両内の所定位置に設置されている。この加速度センサ12は、例えば1つの軸を車両の前後方向に対応付け、他の1つの軸を車両の上下方向に対応付けて設置される。
各ランプユニット13は、車両前部の所定位置に設置されており、車両前方へ光を照射するための光源や反射鏡等を有して構成されている。各ランプユニット13は、車両のピッチ方向にて光軸aを上下に調整するための光軸調整部22を有している。各光軸調整部22は、例えば各ランプユニット13の光源の向きを上下に調整するアクチュエータを有しており、制御部11から与えられる制御信号に基づいて動作する。
角度算出部20は、車両に設けられた車速センサ(図示せず)から得られる車速と、加速度センサ12から得られる加速度に基づいて、車両のピッチ方向における姿勢を示す情報である姿勢角度(車両角度)を算出する。
光軸設定部21は、角度算出部20によって算出される姿勢角度に基づいて、各ランプユニット13の光軸aを制御するための制御信号を生成し、各ランプユニット13へ出力する。
図3は、加速度センサの設置状態を説明するための図である。図3(A)に示すように、本実施形態では説明の簡略化のために、加速度センサ12の第1軸であるX軸が車両の前後方向(水平方向)と一致し、第2軸であるY軸が車両の上下方向(垂直方向)と一致するように加速度センサ12が設置されているものとする。また、図3(A)においてAの符号を付したベクトルで示されているのは車両の進行方向に沿った方向の加速度であり、以後、「車両進行方向加速度A」と呼ぶ。
図3(B)は、乗員や積荷などの影響で車両の後部が相対的に下がり前部が相対的にあがるように姿勢変化した状態を示す(紙面左側が進行方向)。この場合、車両の走行中において図示のように加速度センサ12のX軸、Y軸は車両の姿勢変化に伴って傾くが、車両進行方向加速度Aは傾かずに、車両の位置する路面と平行になる。この関係を拡大して示したのが図4である。図示のように、路面と水平な方向と車両の前後方向とのなす角度θが車両の姿勢角度に対応する。なお、この関係は、路面が水平である場合のみならず路面が傾いている場合にも同じである(図示省略)。
図4に示すように、加速度センサ12によるセンサ出力は、車両進行方向加速度Aと重力加速度Gの合成ベクトルとなる。このセンサ出力の内訳、すなわちX軸とY軸の各成分は以下のように表せる。
X=-Gsinθ-Acosθ
Y=+Gcosθ-Asinθ
上記したX軸とY軸の各成分から、重力加速度Gによる成分を除去した場合の各成分をX、Yとすると、これらは以下のように表せる。
=-Acosθ
=-Asinθ
これより、車両進行方向加速度Aは以下のように表せる。なお、「SQRT」とは、平方根を意味するものとする。
A=SQRT(X +Y
また、角度θは、車両進行方向加速度Aと、重力成分を除去したセンサ出力のY軸成分Yを用いて以下のように表せる。
sinθ=Y/A
これにより、角度θは、逆正弦関数により以下のように表せる。
θ=sin-1(Y/A)
これより、例えば、図5に示すように、車両進行方向加速度Aを第1軸、重力成分を除去したセンサ出力のY軸成分Yを第2軸に対応付けたとすれば、それらAとYの関係を示す直線の傾き(Y/A)に基づいて、角度θを求めることができる。なお、直線近似してその傾きを求めるのではなく、各値のプロット1つずつからYとAの比率(Y/A)を求め、それに基づいて角度θを求めた上で、各プロットに対応する複数の角度θの平均値を求め、その平均値を角度θとしてもよい。
本実施形態の車両用灯具システムでは、加速度センサ12のセンサ出力に基づき、所定の計算式によりX軸、Y軸それぞれにおける重力加速度Gによる重力成分Xg、Ygを予め算出しておき、これらを用いて、加速度センサ12のセンサ出力のX、Y軸の各成分から重力成分を除去(減算)する。そして、重力成分の除かれた各成分X、Yに基づいて上記した計算式により車両進行方向加速度Aを算出し、この車両進行方向加速度Aと重力成分の除かれたY軸成分Yに基づいて上記した計算式により角度θを求め、この角度θに基づいて光軸調整を行っている。以下、この動作についてフローチャートを参照しながら説明する。
図6は、車両用灯具システムの動作を説明するためのフローチャートである。ここでは、主に制御部11による処理内容が示されている。なお、ここに示す各処理ブロックは、相互に矛盾を生じない限りにおいて順番を入れ替えることも可能である。
角度算出部20は、加速度センサ12から出力されるX、Y加速度を取得してこれらの値に移動平均処理を行う(ステップS10)。例えば、加速度センサ12から出力されるX、Y加速度を1ms毎に取得してそれらの値に移動平均処理が行われる。
また、角度算出部20は、移動平均処理で得られるX、Y加速度の各値を100ms毎に取得するとともに(ステップS11)、車両に搭載された車速センサ(図示略)から得られる車速Sを100ms毎に取得する(ステップS12)。なお、各加速度および車速を取得する時間間隔の100msは一例であり、限定されない。各加速度を取得する時間間隔と車速を取得する時間間隔とが異なる長さであってもよい。
次に、角度算出部20は、現在の車速Sと、1つ前の機会に取得された車速Sn-1の差分(S-Sn-1)の値が所定の基準値(一例として0.1km/h)より大きいか否かを判定する(ステップS13)。すなわち、差分がプラスならば加速、マイナスならば減速と推定される。差分の値が基準値以下である場合は、車速の変化が少なく安定している状態といえ、差分の値が基準値より大きい場合には車速の変化が大きい状態(加速中もしくは減速中)であるといえる。
差分(S-Sn-1)の値が所定の基準値以下である場合には(ステップS13;NO)、角度算出部20は、以下に示す計算式を用いて、加速度センサ12のX軸、Y軸それぞれにおける重力加速度Gによる重力成分Xg、Ygを算出する(ステップS14)。
Xg=0.03X+0.97Xgn-1
Yg=0.03Y+0.97Ygn-1
ただし、Xgn-1、Ygn-1は、1つ前の機会に算出された重力成分Xg、Ygを表すものとする。
なお、実際の路面走行においては車速変化0.1km/h以下であったとしても若干の加速度変化や振動による影響などで重力値以外の値が加速度センサ12の出力に含まれてしまう。重力成分の変化したままのデータを用いて後述する統計処理を行うと誤差成分となって傾斜角算出に悪影響を与える。そのため、これらの余分なノイズである値(G値とする)をカットすることが望まれる。本実施形態においては、所定の係数aを用いてG値に相当する成分を除去しており、所定の係数aを一例として0.03とし、Xgn-1、Ygn-1に用いる係数を(1-a)としている。係数aの数値は、実験結果に基づいて定めたものである。なお、係数aを差分(S-Sn-1)の値に応じて変更してもよい。例えば、差分が0.05km/h~0.1km/hのときには0.02とするなど、差分が小さくなるに従って係数が大きくなるように、例えば0.01~0.04の間で係数aの数値を可変に設定することができる。
次に、角度算出部20は、算出した重力成分Xg、Ygを図示しないメモリに記憶させるとともに(ステップS15)、ステップS12において取得した車速の値を車速Sn-1としてメモリに記憶させる(ステップS16)。
一方、上記した差分(S-Sn-1)の値が所定の基準値より大きい場合には(ステップS13;YES)、角度算出部20は、以下に示す計算式を用いて、重力成分の減算された各成分X、Yを求める(ステップS17)。
=X-Xg
=Y-Yg
次に、角度算出部20は、算出した各成分X、Yを用いて、以下に示す計算式を用いて車両進行方向加速度Aを算出する(ステップS18)。
A=SQRT(X +Y
次に、角度算出部20は、重力成分の減算されたY軸成分Y、車両進行方向加速度Aの各値を統計処理用にバッファへ格納する(ステップS19)。
次に、角度算出部20は、バッファに格納したY軸成分Y、車両進行方向加速度Aの各値を用いて、車両の姿勢角度を算出する(ステップS20)。具体的には、例えばY軸成分Yと車両進行方向加速度Aの各値をプロットして(図5参照)、それらの関係を直線近似してその傾き(Y/A)を求め、この傾きを用いて以下の計算式によって角度θを求める。
θ=sin-1(Y/A)
車両の姿勢角度θが算出されると、制御部11の光軸設定部21は、この姿勢角度θに基づいて、各ランプユニット13の光軸aを制御するための制御信号を生成し、各ランプユニット13へ出力する(ステップS21)。各ランプユニット13では、光軸設定部21から与えられる制御信号に基づいて光軸調整部22により光軸調整が行われる。その後、上記したステップS16へ移行し、それ以降の処理が行われる。
以上のような実施形態によれば、車両のピッチ方向の姿勢をより精度よく求めることが可能な車両用灯具システムの制御技術が得られる。
詳細には、上記した先行技術のように車両前後方向加速度と車両上下方向加速度をプロットして用いる場合には、車両進行方向加速度Aのベクトル方向を求めることはできるが、その場合、車両進行方向加速度Aのスカラー値は未知数となる。その結果、弱い加速度と強い加速度がかかった時の重み付けが変わらないことになり、誤差成分が強く出る弱い加速度の時の影響が強く出てしまい角度θの算出精度が低くなる。それに対して本実施形態では、重力成分を除去して角度θを求めている。このとき、最小二乗法などの直線近似では、大多数のサンプル範囲から外れた数値ほど相対的に強い影響(重み)を与える特性があるが、本実施形態では、スカラー値を失わないことで、強い車両進行方向加速度Aがかかった時の値のみを、重みのある位置にプロットすることができる。この結果、角度θの算出精度が向上する。
さらに、本実施形態では車両進行方向加速度Aと加速度センサ12の1つの軸(Y軸)との関係に基づいて角度θを算出しているので、加速度センサ12の初期位置が分かっていれば、加速度センサの取付けを必ずしもX軸加速度が車両の前後方向と一致し、且つ、Y軸加速度を上下方向と一致させるように取り付ける必要がない。従って、加速度センサを車両に対して取り付ける際の精度を高めることなく取り付けを実施でき、総じて取付けの低コスト化を図って車両姿勢角度を求めることができる。
なお、本発明は上記した実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々に変形して実施をすることが可能である。例えば、上記した実施形態では、加速度センサ12のX軸が車両の前後方向と一致し、Y軸が車両の上下方向と一致するように車両に設けている場合を例示していたが、前述したようにX軸、Y軸は車両の前後方向、上下方向から傾いて配置されていてもよいから、車両でなくランプユニットや制御部に設けることも可能である。本発明においては、車両に対する取り付け方向にバラツキを生じたとしても姿勢角度を求めることができ得る。従って、車両に取り付けるランプユニットに設けた場合であっても、車両前後方向加速度は車速センサの信号を用いて算出しているので、その精度に影響を受けることなく車両姿勢角度を算出することができる。また、加速度センサをランプユニットや制御部等に一体に設ければ、別個に車両に取り付ける必要がなく、取り付け作業を低減して低コスト化を図ることができる。
また、上記した実施形態では加速度センサ12の1つの軸としてY軸を用いていたが、X軸を用いてもよい。その場合には、角度θは、車両進行方向加速度Aと、重力成分を除去したセンサ出力のX軸成分Xを用いて以下のように表せる。
θ=cos-1(X/A)
また、上記した実施形態ではランプユニットの光源の向きをアクチュエータで調整していたが、光軸調整方法はこれに限られない。例えば、ランプユニットの光源が複数の発光素子をマトリクス状に配列した構成を有するような場合であれば、姿勢角度に応じて、点灯させる発光素子の行を上下に可変させることによっても、オートレベリング制御を実現することができる。
11:制御部
12:加速度センサ
13:ランプユニット
20:角度算出部
21:光軸設定部
22:光軸調整部

Claims (7)

  1. 少なくとも直交する二軸の加速度を検出可能な加速度センサからの出力に基づいて演算を行い、車両のピッチ方向の姿勢変化に応じて車両用灯具の光軸を可変に制御するための制御装置であって、
    前記制御装置は、
    前記車両の走行中において、前記加速度センサからの出力を用いて車両の上下方向及び前後方向の各々に対応付けられた加速度を所定時間毎に取得し、当該各加速度から重力加速度成分を除去することにより前記車両の上下方向に関連する第1加速度及び前記車両の前後方向に関連する第2加速度を求め、当該第1加速度及び第2加速度を用いて車両進行方向加速度を算出して、前記第1加速度又は前記第2加速度の何れか一方と前記車両進行方向加速度との相関関係から前記車両の姿勢角度を求める角度算出部と、
    前記角度算出部により求められた前記車両の姿勢角度に基づいて前記車両用灯具の光軸を制御するための制御信号を生成して当該車両用灯具へ供給する光軸設定部と、
    を含み、
    前記角度算出部は、
    前記加速度センサの出力に基づき、所定の計算式を用いて前記車両の上下方向及び前後方向の各々に対応する前記重力加速度成分を算出し、当該重力加速度成分を前記車両の上下方向及び前後方向の各々に対応付けられた前記各加速度から除去することにより前記第1加速度及び前記第2加速度を求める、
    車両用灯具の制御装置。
  2. 前記角度算出部は、前記第1加速度又は前記第2加速度の何れか一方と前記車両進行方向加速度との相関関係に基づいて直線近似を行うことによって当該直線の傾きを求め、当該傾きに基づいて前記車両の姿勢角度を求める、
    請求項1に記載の車両用灯具の制御装置。
  3. 前記角度算出部は、前記傾きの逆正弦関数に基づいて前記車両の姿勢角度を求める、
    請求項1又は2に記載の車両用灯具の制御装置。
  4. 前記車両の上下方向及び前後方向の各々に対応付けられた加速度が加速度センサによって検出される、
    請求項1~3の何れか1項に記載の車両用灯具の制御装置。
  5. 前記角度算出部は、
    2つの時期における車速の差分の値が基準値以下である場合に前記所定の計算式を用いて前記車両の上下方向及び前後方向の各々に対応する前記重力加速度成分を算出し、
    前記差分の値が基準値より大きい場合に、前記重力加速度成分を前記車両の上下方向及び前後方向の各々に対応付けられた前記各加速度から除去することにより前記第1加速度及び前記第2加速度を求め、当該第1加速度及び第2加速度を用いて車両進行方向加速度を算出して、前記第1加速度又は前記第2加速度の何れか一方と前記車両進行方向加速度との相関関係から前記車両の姿勢角度を求める、
    請求項1~4の何れか1項に記載の車両用灯具の制御装置。
  6. 前記所定の計算式は、第1時期に得られた前記車両の上下方向及び前後方向の各々に対応する前記各加速度に対して第1係数を乗算した値から、前記第1時期より以前の第2時期に得られた前記車両の上下方向及び前後方向の各々に対応する前記各加速度に対して第2係数を乗算した値を減じるものであり、かつ、前記第1係数が前記第2係数よりも小さく、前記第1係数と前記第2係数の和が1である、
    請求項1~5の何れか1項に記載の車両用灯具システム。
  7. 請求項1~6の何れか1項に記載の制御装置と当該制御装置によって制御される車両用灯具を備える、車両用灯具システム。
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