JP7160568B2 - 釣竿 - Google Patents

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Description

本発明は、ダイヤカット模様を有する釣竿及び物品に関する。
下記特許文献1のように、本出願人はインクジェットによって釣竿の表面に装飾を施すことについて提案している。このようにインクジェットによって装飾層を形成すると、表面の凹凸が少なくなって装飾層を薄く形成できると共に軽量化でき、製作も容易になる。
特開2008-206415号公報
本発明は、幾何学模様を有する釣竿等の物品において趣味性を向上させることを課題とする。
幾何学模様としてダイヤカット模様がある。このダイヤカット模様の一つとして、四つの三角形に分割された矩形が連続して配置された模様があり、このダイヤカット模様をインクジェットによって釣竿の表面に形成することを検討した。そして、鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成させたものである。即ち、本発明に係る釣竿は、二本の対角線によって四つの三角形の領域に分割された矩形からなるダイヤカット模様がインクジェットにより竿体の表面に連続して形成されており、四つの三角形の領域のうち少なくとも一つの三角形の領域はグラデーションを有していることを特徴とする。
該釣竿は、ダイヤカット模様がインクジェットによって形成されているので、釣竿表面の装飾層を薄くでき、しかも、製造が容易である。そして、四つの三角形の領域のうち少なくとも一つの三角形の領域はグラデーションを有しているので、ダイヤカット模様の表現力が高まる。
特に、三角形の各領域は、互いに異なるグラデーションを有していることが好ましく、ダイヤカット模様の表現性がより一層高まる。特に、各領域のグラデーションが互いに異なることによって各領域が区画されると、領域間に境界線を引かなくても領域間の境界を視認できる。
特に、各領域のグラデーションは、変化率が互いに異なっていることが好ましく、グラデーションの変化率の相違によって四つの領域を容易に区画できる。
また、各領域のグラデーションは、矩形の辺に対するグラデーションラインの角度が互いに異なっていることが好ましく、グラデーションラインの相違によって四つの領域を容易に区画できる。
また、各領域は、矩形の二本の対角線の交点から矩形の各辺の所定箇所に向かって明度が変化するグラデーションを有していることが好ましい。矩形の二本の対角線の交点から矩形の各辺の所定箇所に向かって明度が低くなるグラデーションの場合には、矩形の各辺近傍から矩形の二本の対角線の交点に向かって徐々に突出しているように見える。逆に、矩形の二本の対角線の交点から矩形の各辺の所定箇所に向かって明度が高くなるグラデーションの場合には、矩形の各辺近傍から矩形の二本の対角線の交点に向かって徐々に凹んでいるように見える。そのため、凹凸感や立体感に富んだダイヤカット模様が得られる。
また、ダイヤカット模様は、二本の対角線によって四つの直角三角形の領域に分割された菱形からなり、菱形の鈍角部の頂点同士を結ぶ対角線が竿体の周方向に沿っており、直角三角形の各領域のグラデーションラインは、菱形の鋭角部の頂点同士を結ぶ対角線に対して45~90度の範囲にあることが好ましい。該構成では、竿体の周方向に沿った湾曲形状と相まって、立体感に富んだダイヤカット模様となる。
特に、直角三角形の各領域のグラデーションラインは、菱形の辺と直交する方向よりも、菱形の鈍角部の頂点同士を結ぶ対角線の方向に近いことが好ましく、竿体の周方向に沿った湾曲形状とダイヤカット模様とにより陰影が強くなって、より一層複雑な立体感が得られる。
また、本発明に係る釣竿は、二本の対角線によって四つの三角形の領域に分割された矩形からなるダイヤカット模様がインクジェットにより竿体の表面に連続して形成されており、矩形の二本の対角線の交点近傍における明度と矩形の各辺近傍における明度のうち、一方は高く、他方は低いことを特徴とする。
該構成の釣竿にあっては、ダイヤカット模様がインクジェットによって形成されているので、釣竿表面の装飾層を薄くでき、しかも、製造が容易である。そして、矩形の二本の対角線の交点近傍における明度が高く、矩形の各辺近傍における明度が低いと、矩形の二本の対角線の交点近傍が矩形の各辺近傍よりも突出しているように見え、立体感のあるダイヤカット模様となる。逆に、矩形の二本の対角線の交点近傍における明度が低く、矩形の各辺近傍における明度が高いと、矩形の二本の対角線の交点近傍が矩形の各辺近傍よりも凹んでいるように見え、この場合も立体感のあるダイヤカット模様となる。
また、本発明に係るダイヤカット模様を有する物品は、二本の対角線によって四つの三角形の領域に分割された矩形からなるダイヤカット模様がインクジェットにより表面に連続して形成されており、四つの三角形の領域のうち少なくとも一つの三角形の領域はグラデーションを有していることを特徴とする。
また、本発明に係るダイヤカット模様を有する物品は、二本の対角線によって四つの三角形の領域に分割された矩形からなるダイヤカット模様がインクジェットにより表面に連続して形成されており、矩形の二本の対角線の交点近傍における明度と矩形の各辺近傍における明度のうち、一方は高く、他方は低いことを特徴とする。
以上のように、ダイヤカット模様をインクジェットにより形成すると共にグラデーションを有することによって、表面の模様を薄く形成しつつデザインの表現力が向上し、釣竿や物品の趣味性が向上する。また、ダイヤカット模様をインクジェットにより形成すると共に、矩形の二本の対角線の交点近傍における明度と矩形の各辺近傍における明度のうち、一方を高くして他方を低くすることによって、表面の模様を薄く形成しつつデザインの表現性が向上し、釣竿や物品の趣味性が向上する。
本発明の一実施形態における釣竿の要部を示す正面図。 (a)~(c)は同釣竿のダイヤカット模様の菱形の形状を示す図。 同ダイヤカット模様の第一の例を示す図。 図3のダイヤカット模様の一つの菱形を示す拡大図。 図4のダイヤカット模様のグラデーションを方向を示し、(a)はグラデーションを等高線で示した図、(b)はグラデーションラインを示した図。 同ダイヤカット模様の第二の例を示す図。 図6のダイヤカット模様の一つの菱形を示す拡大図。 図7のダイヤカット模様のグラデーションを方向を示し、(a)はグラデーションを等高線で示した図、(b)はグラデーションラインを示した図。 同ダイヤカット模様の第三の例を示す図。 図9のダイヤカット模様の一つの菱形を示す拡大図。 図10のダイヤカット模様のグラデーションを方向を示し、(a)はグラデーションを等高線で示した図、(b)はグラデーションラインを示した図。 同ダイヤカット模様の第四の例を示す図。 図12のダイヤカット模様の一つの菱形を示す拡大図。 図13のダイヤカット模様のグラデーションを方向を示し、(a)はグラデーションを等高線で示した図、(b)はグラデーションラインを示した図。 同ダイヤカット模様の第五の例を示す図。 図15のダイヤカット模様の一つの菱形を示す拡大図。 図16のダイヤカット模様のグラデーションを方向を示し、(a)はグラデーションを等高線で示した図、(b)はグラデーションラインを示した図。 同ダイヤカット模様の第六の例を示す図。 図18のダイヤカット模様の一つの菱形を示す拡大図。 図19のダイヤカット模様のグラデーションを等高線で示した図。 同ダイヤカット模様の第七の例を示す図。 図21のダイヤカット模様の一つの菱形を示す拡大図。 図22のダイヤカット模様のグラデーションを等高線で示した図。 同ダイヤカット模様の第八の例を示す図。 図24のダイヤカット模様の一つの菱形を示す拡大図。 図25のダイヤカット模様のグラデーションを等高線で示した図。 同ダイヤカット模様の第九の例を示す図。 図27のダイヤカット模様の一つの菱形を示す拡大図。 図28のダイヤカット模様のグラデーションを等高線で示した図。
以下、本発明の一実施形態に係るに釣竿について図面を参酌しつつ説明する。図1に本実施形態における釣竿の要部を示している。釣竿の構成は任意であって、釣糸ガイドを備えていない延べ竿であってもよいし、釣糸ガイドやリールシートを備えた構成であってもよい。また、一本の竿体から構成されてもよいし、二本以上の竿体から構成されてもよい。竿体1は、繊維強化樹脂製であって、中空状であっても中実状であってもよい。竿体1が中空状のもの、即ち、管状のものである場合、竿体1は、強化繊維にエポキシ樹脂等の合成樹脂を含浸させたプリプレグシートをマンドレルに巻回し加熱焼成することにより形成でき、その表面は各種の平滑化処理がなされる。
釣竿の竿体1の表面には装飾層2が形成されている。該装飾層2は竿体1の外周面の全体に亘って形成されていてもよいし、部分的に形成されていてもよい。装飾層2が、ダイヤカット模様のダイヤカット模様部3を有している。ダイヤカット模様部3は竿体1の全周に亘って形成されていてもよいし、全周のうち一部に形成されていてもよいが、図1には、全周のうちの一部に形成されたものを示している。尚、ダイヤカット模様部3の外縁が明確ではなくてもよく、ダイヤカット模様部3の周縁部においてダイヤカット模様が徐々に薄くなっていってもよい。ダイヤカット模様部3の外縁の形状も種々であってよく、本実施形態ではダイヤカット模様部3の外縁形状が竿体1の軸線方向に長い長方形状となっているが、それ以外の形状であってもよい。また、ダイヤカット模様部3の外縁が後述する菱形の対角線となっているが、外縁は菱形の辺であってもよい。また、ダイヤカット模様部3に中抜き部を設けてもよく、その中抜き部にロゴや各種の文字等を表示する表示部を設けてもよい。装飾層2の内側に下地層を設けてもよく、装飾層2の外側に透明な保護層を設けてもよい。装飾層2は、インクジェットにより形成されている。従って、ダイヤカット模様部3はインクジェットにより形成されている。インクジェットのインクとしては、UV硬化型のインクが好ましい。
ダイヤカット模様は、直角三角形の四つの領域11,12,13,14に分割された菱形からなる。以下、直角三角形の領域11,12,13,14を単に領域11,12,13,14といい、四つの領域11,12,13,14を第一から第四の領域11,12,13,14と称することがある。菱形は、四つの辺20と四つの頂点21,22を有しており、二本の対角線23,24によって四つの直角三角形に区画されている。ダイヤカット模様部3は、ダイヤカット模様が連続して形成されたものである。即ち、ダイヤカット模様は、菱形の四つの辺20を境界として連続的に配置されている。
菱形の縦横比は任意であって縦横比が1:1である正方形でなければよい。図2に縦横比を種々変化させた菱形の例を示している。菱形は、内角が鈍角である一対の鈍角部と、内角が鋭角である一対の鋭角部を有しており、一対の鈍角部は互いに対向し、一対の鋭角部は互いに対向している。二本の対角線23,24は、鈍角部の頂点21同士を結ぶ第一の対角線23と、鋭角部の頂点22同士を結ぶ第二の対角線24とからなる。尚、二本の対角線23,24の交点25を以下単に対角線交点25と称する。第一の対角線23の方向を縦方向とし、第二の対角線24の方向と横方向とすると、菱形の縦横比は、縦:横=第一の対角線23の長さ:第二の対角線24の長さとなる。図2(a)の菱形の縦横比は、縦:横=1:5であり、図2(b)の菱形の縦横比は、縦:横=2:5であり、図2(c)の菱形の縦横比は、縦:横=4:5である。縦横比は、縦:横=1:5~4:5とすることが好ましい。図1のダイヤカット模様は、図2(b)の菱形を用いている。竿体1のダイヤカット模様部3は、菱形の第一の対角線23が竿体1の周方向に沿っていて、菱形の第二の対角線24が竿体1の中心線の方向に沿っている。図1に、竿体1の軸線方向(中心線の方向)を符号Xで示し、竿体1の周方向を符号Yで示している。以下の例では、代表として、縦横比が縦:横=2:5である菱形を用いて説明する。
尚、図1や図2等では、菱形の各辺20や対角線23,24を模式的に実線で示しているが、菱形の各辺20や対角線23,24が模様としての線で描かれているのではなく、隣り合う領域11,12,13,14同士の色や濃度等が境界付近において互いに異なることにより、互いの境界を線として視認できればよい。菱形の少なくとも一つの領域11,12,13,14は、グラデーションを有していることが好ましく、グラデーションによって色が所定方向に変化していることが好ましい。グラデーションの変化の方向をグラデーションラインと称する。グラデーションは、単一色のグラデーションであってもよいし、互いに色相が異なる二つの色同士の間のグラデーションであってもよい。また、明度がグラデーションによって変化する構成であってもよい。菱形の各領域11,12,13,14がグラデーションを有していることが好ましい。その場合、各領域11,12,13,14のグラデーションは、変化率が互いに異なっているものとすることができ、また、各領域11,12,13,14のグラデーションは、菱形の辺20に対するグラデーションラインの角度が互いに異なっているものとすることもでき、これらを組み合わせたりすることもできる。何れにしても、菱形の各領域11,12,13,14がグラデーションを有している場合には、互いのグラデーションの種類が異なっていることが好ましく、このグラデーションの相違によって境界線を引かなくても直角三角形同士が区別して視認できるようにすることが好ましい。
尚、菱形の少なくとも一つの領域11,12,13,14は、インクのドット密度が大きい部分と、ドット密度が小さい部分とを有していることが好ましい。また、各領域11,12,13,14内のドット密度は均一ではないことが好ましい。菱形の対角線交点25近傍におけるドット密度が、菱形の各辺20近傍におけるドット密度よりも小さい構成や、逆に、菱形の対角線交点25近傍におけるドット密度が菱形の各辺20近傍におけるドット密度よりも大きい構成としてもよい。グラデーションによって対角線交点25から菱形の各辺20即ち直角三角形の斜辺に向けて徐々にドット密度が大きくなっていたり、逆に徐々に小さくなっていたりすることが好ましい。
菱形の各辺20や対角線23,24に線を描くことなく菱形を四つの領域11,12,13,14に区画する構成は種々であってよいが、領域11,12,13,14毎にグラデーションを変えることにより、菱形を四つの領域11,12,13,14に区分けすることが好ましい。グラデーションを変える方法としては、例えば、領域11,12,13,14毎にグラデーションの変化率を変える方法や、領域11,12,13,14毎に菱形の辺20に対するグラデーションの方向(向き)を変える方法等がある。以下、モノクロのグラデーションを例にして説明する。即ち、インク色が黒色の場合について説明するが、他の単一のインク色の場合も同様である。
図3~図5に、ダイヤカット模様の第一の例を示している。図3は、ダイヤカット模様が連続して配置されたダイヤカット模様部3を示し、図4は、そのダイヤカット模様を構成している一つの菱形を示している。図4のように、菱形の対角線交点25近傍における明度は、菱形の各辺20近傍における明度よりも高い。菱形の対角線交点25近傍におけるドット密度は、菱形の各辺20近傍におけるドット密度よりも小さい。従って、菱形の対角線交点25近傍の色は菱形の各辺20近傍よりも薄くなっている。
四つの領域11,12,13,14は、それぞれ対角線交点25から菱形の各辺20に向けてグラデーションによって明度が低くなっている。四つの領域11,12,13,14は、それぞれ対角線交点25から菱形の各辺20に向けてグラデーションによってドット密度が大きくなっている。四つの領域11,12,13,14のグラデーションが互いに異なることにより、菱形が四つの領域11,12,13,14に分割されている。グラデーションの変化率が各領域11,12,13,14毎に異なっている。具体的には、各領域11,12,13,14は対角線交点25において最もドット密度が小さく明度が高い。各領域11,12,13,14の対角線交点25におけるドット密度は互いに等しく明度は等しい。即ち、各領域11,12,13,14の明度の最高値は互いに等しい。但し、各領域11,12,13,14の明度の最高値が互いに異なっていてもよい。各領域11,12,13,14は、菱形の各辺20の所定箇所において最も明度が低くなっているが、明度の最低値は各領域11,12,13,14毎に異なっている。図4に示す例では、第一の領域11から第二の領域12、第三の領域13、そして第四の領域14と、順に明度の最低値が小さくなっている。従って、明度のグラデーションの変化率は、第一の領域11において最も小さく、第四の領域14において最も大きい。
図5に、図4のダイヤカット模様の各領域11,12,13,14におけるグラデーションの方向(向き)を示している。図5(a)は、各領域11,12,13,14のグラデーションの方向を等高線により示しており、図5(b)は、各領域11,12,13,14のグラデーションの方向であるグラデーションライン31,32,33,34を矢印付きの一点鎖線で示している。ドット密度は、グラデーションライン31,32,33,34に沿って大きくなり、明度はグラデーションライン31,32,33,34に沿って低くなる。各領域11,12,13,14における菱形の辺20に対するグラデーションの方向は互いに等しく、各領域11,12,13,14において菱形の辺20に対するグラデーションライン31,32,33,34の角度は互いに等しい。各領域11,12,13,14のグラデーションライン31,32,33,34は、何れも対角線交点25から菱形の各辺20のうちの所定の点に向けて延びている。
第二の対角線24に対するグラデーションライン31,32,33,34の角度αは、45度である。従って、図5(a)のようにグラデーションの等高線は第二の対角線24に対して45度の角度に沿っている。図5(b)のように、第二の領域12において対角線交点25から辺20に対して垂線を引いたとき、その垂線が辺20と交わる点を点Pとすると、グラデーションライン32が辺20と交わる点Qは、点Pと鋭角部の頂点22との間に位置している。従って、辺20におけるドット密度は辺20の全長に亘って一定ではなく、明度は辺20の全長に亘って一定ではない。辺20におけるドット密度は、鈍角部の頂点21において最も小さく、鋭角部の頂点22において最も大きい。辺20における明度は、鈍角部の頂点21において最も高く、鋭角部の頂点22において最も低い。
図6~図8に、ダイヤカット模様の第二の例を示している。第二の例は、第一の例とはグラデーションの方向のみが異なっている。第二の例では、図8(a)のように、グラデーションの等高線は、菱形の辺20と平行であり、グラデーションライン31,32,33,34は、図8(b)のように菱形の辺20に対して直角である。従って、グラデーションライン31,32,33,34が辺20と交わる点Qは点Pと一致する。辺20におけるドット密度は全長に亘って一定であり、辺20における明度は全長に亘って一定である。第二の対角線24に対するグラデーションライン31,32,33,34の角度αは、45度を越える角度であって具体的には68.2度である。
図9~図11に、ダイヤカット模様の第三の例を示している。第三の例は、第一及び第二の例とはグラデーションの方向のみが異なっている。第三の例では、図11(a)のように、グラデーションの等高線は、第一の対角線23と平行であり、グラデーションライン31,32,33,34は、図11(b)のように第二の対角線24上に位置する。従って、グラデーションライン31,32,33,34が辺20と交わる点Qは鋭角部の頂点22と一致する。また、第二の対角線24に対するグラデーションライン31,32,33,34の角度αは、0度である。第一の領域11のグラデーションライン31と第三の領域13のグラデーションライン33は互いに一致し、第二の領域12のグラデーションライン32と第四の領域14のグラデーションライン34は互いに一致する。辺20におけるドット密度は、鈍角部の頂点21において最小となり、鋭角部の頂点22において最大となる。また、領域11,12,13,14におけるドット密度は対角線交点25を含めて第一の対角線23上において最小となる。辺20における明度は、鈍角部の頂点21において最も高くなり、鋭角部の頂点22において最も低くなる。明度は対角線交点25を含めて第一の対角線23上において最も高くなる。
図12~図14に、ダイヤカット模様の第四の例を示している。第四の例は、第一から第三の例とはグラデーションの方向のみが異なっている。第四の例では、図14(a)のようにグラデーションの等高線は、第二の対角線24に対する菱形の辺20の角度よりも小さい角度で第二の対角線24に対して傾斜している。図14(b)のように、グラデーションライン31,32,33,34が辺20と交わる点Qは、点Pと鈍角部の頂点21との間に位置している。辺20におけるドット密度は、鈍角部の頂点21において最大となり、鋭角部の頂点22において最小となる。辺20における明度は、鈍角部の頂点21において最も低くなり、鋭角部の頂点22において最も高くなる。第二の対角線24に対するグラデーションライン31,32,33,34の角度αは、45度を越える角度αであって具体的には85.5度であり、第二の例の68.2度よりも更に大きくて90度に近づいている。
図15~図17に、ダイヤカット模様の第五の例を示している。第五の例は、第一から第四の例とはグラデーションの方向のみが異なっている。第五の例では、図17(a)のようにグラデーションの等高線は第二の対角線24と平行であり、グラデーションライン31,32,33,34は、図17(b)のように第一の対角線23上に位置する。従って、グラデーションライン31,32,33,34が辺20と交わる点Qは鈍角部の頂点21と一致する。第一の領域11のグラデーションライン31と第二の領域12のグラデーションライン32は互いに一致し、第三の領域13のグラデーションライン33と第四の領域14のグラデーションライン34は互いに一致する。辺20におけるドット密度は、鋭角部の頂点22において最小となり、鈍角部の頂点21において最大となる。また、領域11,12,13,14におけるドット密度は対角線交点25を含めて第二の対角線24上において最小となる。辺20における明度は、鋭角部の頂点22において最も高くなり、鈍角部の頂点21において最も低くなる。明度は対角線交点25を含めて第二の対角線24上において最も高くなる。第二の対角線24に対するグラデーションライン31,32,33,34の角度αは、90度である。
以上のように、本実施形態における釣竿の竿体1の表面には、インクジェットによってダイヤカット模様部3が形成されているので、装飾層2を薄くすることができる。しかも、インクジェットによってダイヤカット模様部3以外の装飾層2の部分も含めて装飾層2を一回の印刷工程によって形成できるので、装飾層2の製造工程が容易になる。
また、対角線交点25近傍における明度が菱形の各辺20近傍の明度よりも高いので、対角線交点25近傍が菱形の各辺20近傍に対して竿体1の径方向外側に突出しているように見える。そのため、立体感のある装飾が得られる。特に、各領域11,12,13,14の明度が対角線交点25から各辺20に向かってグラデーションにより低くなっているので、対角線交点25を頂上とし各辺20を底辺として自然な感じで傾斜しているように見え、立体感がより一層高まる。
しかも、グラデーションの変化率が各領域11,12,13,14毎に異なっているので、各領域11,12,13,14の境界が明確となり、且つ、隣の菱形の領域11,12,13,14との間の境界も明確なものとなる。そのため、ダイヤカット模様の立体感がより一層増すことになる。
上述した第一から第五の例の中では、特に第一の例や第二の例において対角線交点25近傍の突出感が大きく顕著であって、対角線交点25を頂上とし各辺20を底辺とする四角錐のように見える。一方、第三の例では、ダイヤカット模様がシャープに見えるという特徴があって、境界が強調されて際立って見える。また、第四の例と第五の例では、各菱形が個々に魚の鱗のように第一の対角線23に沿って湾曲して盛り上がっているように見え、凹凸感に富んだ模様となる。
各領域11,12,13,14のグラデーションライン31,32,33,34の第二の対角線24に対する角度αは、第一の例が45度、第二の例が68.2度、第三の例が0度、第四の例が85.5度、第五の例が90度である。各領域11,12,13,14のグラデーションライン31,32,33,34の第二の対角線24に対する角度αが45~90度の範囲にあると、特に立体感に富んだダイヤカット模様となり、しかも、本実施形態のように第一の対角線23が竿体1の周方向に沿っていると、竿体1の湾曲形状と相まってダイヤカット模様の立体感がより一層増す。特に、第四の例のように、各領域11,12,13,14のグラデーションライン31,32,33,34が、菱形の辺20と直交する方向よりも更に第一の対角線23の方向に近いと、第一の対角線23が竿体1の周方向に沿っているので、ダイヤカット模様の凹凸感と竿体1の外周面の湾曲形状との相乗効果によって、複雑な立体感が得られる。この菱形の縦横比においては、各領域11,12,13,14のグラデーションライン31,32,33,34の第二の対角線24に対する角度αは、68.2度よりも大きく90度以下であることが好ましい。
尚、上記第一から第五の例は、各領域11,12,13,14のグラデーションの各辺20に対する方向が互いに等しい例であったが、各領域11,12,13,14のグラデーションの各辺20に対する方向が互い異なっていてもよい。以下に、各領域11,12,13,14のグラデーションの各辺20に対する方向が互い異なっている例を示す。
図18~図20に、ダイヤカット模様の第六の例を示している。第六の例では、図20のように、第一の領域11は、上記第一の例と同じグラデーションであり、第二の領域12は、上記第二の例と同じグラデーションであり、第三の領域13は、上記第三の例と同じグラデーションであり、第四の領域14は、上記第四の例と同じグラデーションである。
図21~図23に、ダイヤカット模様の第七の例を示している。第七の例では、図23のように、第一の領域11は、上記第四の例と同じグラデーションであり、第二の領域12は、上記第一の例と同じグラデーションであり、第三の領域13は、上記第二の例と同じグラデーションであり、第四の領域14は、上記第三の例と同じグラデーションである。
図24~図26に、ダイヤカット模様の第八の例を示している。第八の例では、図26のように、第一の領域11は、上記第三の例と同じグラデーションであり、第二の領域12は、上記第二の例と同じグラデーションであり、第三の領域13は、上記第四の例と同じグラデーションであり、第四の領域14は、上記第一の例と同じグラデーションである。
図27~図29に、ダイヤカット模様の第九の例を示している。第九の例では、図29のように、第一の領域11は、上記第二の例と同じグラデーションであり、第二の領域12は、上記第四の例と同じグラデーションであり、第三の領域13は、上記第一の例と同じグラデーションであり、第四の領域14は、上記第三の例と同じグラデーションである。
このように各領域11,12,13,14のグラデーションライン31,32,33,34の各辺20に対する方向を互いに異なるようにする構成であっても、多くの組み合わせが存在する。この第六から第九の例のように、グラデーションライン31,32,33,34の辺20に対する方向を各領域11,12,13,14毎に異なるようにした場合においても、対角線交点25近傍の突出感が際立って見え、立体感に富んだ模様となる。
尚、上記実施形態では、釣竿の竿体1を例に説明したが、例えばスピニングリールのスプールの外周面にダイヤカット模様部3を有する装飾層2を形成する場合にも適用可能である。このように対象となる物品は種々であってよく、特に、外周面を有する物品に好適であって、その外周面の周方向に菱形の第一の対角線23が沿うようにダイヤカット模様を形成すると、外周面の周方向に沿った湾曲形状とダイヤカット模様のグラデーションとの相乗効果により、陰影が強まり、ダイヤカット模様の立体感が高まって効果的である。但し、菱形の第二の対角線24が外周面の周方向に沿うようにしてもよく、第一の対角線23と第二の対角線24が外周面の周方向に対して傾斜した方向に沿うようにしてもよい。その他、対象物品は種々のものであってよく、ダイヤカット模様を施す部分も外周面ではない凸状又は凹状の湾曲面であってもよいし平坦面であってもよい。
また、ダイヤカット模様が二本の対角線23,24によって四つの直角三角形の領域11,12,13,14に分割された菱形からなるものについて説明したが、ダイヤカット模様は種々の矩形であってよく、例えば対角線同士が直交しない平行四辺形や、向かい合った辺同士が平行ではない凧形等、種々の矩形であってよい。また、上記例とは逆に、対角線交点25近傍の明度が低く各辺20近傍の明度が高くなるグラデーションによって、対角線交点25近傍が凹んでいるように見せてもよい。モノクロではなく複数のインク色を用いて種々の色の模様としてもよく、その場合でも上述のように明度を変化させることが好ましい。また、明度ではなく、色相等を対角線交点25から各辺20に向けてグラデーションによって変化させてもよい。グラデーションラインが対角線交点25を通っていなくてもよい。
1 竿体
2 装飾層
3 ダイヤカット模様部
11 直角三角形の領域(第一の領域)
12 直角三角形の領域(第二の領域)
13 直角三角形の領域(第三の領域)
14 直角三角形の領域(第四の領域)
20 辺
21 鈍角部の頂点
22 鋭角部の頂点
23 第一の対角線
24 第二の対角線
25 交点
31 グラデーションライン
32 グラデーションライン
33 グラデーションライン
34 グラデーションライン
X 竿体の軸線方向(中心線の方向)
Y 竿体の周方向
α 第二の対角線に対するグラデーションラインの角度

Claims (10)

  1. 鈍角部の頂点同士を結び竿体の周方向に沿う第一対角線及び前記鈍角部より小さい角度の鋭角部の頂点同士を結ぶ第二対角線によって、四つの直角三角形である、第一領域、前記第一領域と直角三角形の一辺を共有する第二領域、前記第二領域と直角三角形の一辺を共有する第三領域、および、前記第三領域と直角三角形の一辺を共有する第四領域に分割された菱形を有し、且つ、前記菱の頂点及び辺を隣同士で共有するように前記菱が連続配置されたダイヤカット模様を備え、
    前記第一領域は、インクジェットにより形成される第一グラデーションを有し、
    前記第二領域は、インクジェットにより形成され、第一グラデーションと異なる第二グラデーションを有する、釣竿。
  2. 前記第三領域は、前記第一グラデーションおよび前記第二グラデーションと異なる第三グラデーションを有する請求項1に記載の釣竿。
  3. 前記第四領域は、前記第一グラデーション、前記第二グラデーション、および前記第三グラデーションと異なる第四グラデーションを有する請求項2記載の釣竿。
  4. 前記第一グラデーション、前記第二グラデーション、前記第三グラデーションおよび前記第四グラデーションは、前記菱形の辺に対するグラデーションラインの角度が互いに異なっている請求項3に記載の釣竿。
  5. 前記第一グラデーション、前記第二グラデーション、前記第三グラデーションおよび前記第四グラデーションは、前記第一対角線と前記第二対角線の交点から前記菱形の各辺の所定箇所に向かって明度が変化している請求項3に記載の釣竿。
  6. 前記第一グラデーション、前記第二グラデーション、前記第三グラデーションおよび前記第四グラデーションのグラデーションラインは、前記第一対角線に対して45~90度の範囲にある請求項3に記載の釣竿。
  7. 前記第一グラデーション、前記第二グラデーション、前記第三グラデーションおよび前記第四グラデーションのグラデーションラインは、前記菱形の辺と直交する方向よりも、前記第一対角線の方向に近い請求項6記載の釣竿。
  8. 前記第一対角線と前記第二対角線の交点近傍における明度と前記菱形の各辺近傍における明度のうち、一方は高く、他方は低い、請求項1に記載の釣竿。
  9. 前記竿体は、外周面の全周のうちの一部のみに、前記ダイヤカット模様が配置された模様部を有し、
    前記ダイヤカット模様は、前記模様部の周縁部において徐々に薄くなる、請求項1乃至8の何れか1項に記載の釣竿
  10. 前記模様部は、前記竿体の軸線方向に長い長方形状である請求項9に記載の釣竿
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