JP7158913B2 - スラット端金物の横ずれ規制片の曲げ装置及び曲げ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、スラットの端金物の横ずれ規制片の曲げ装置及び曲げ方法に関するものである。
長尺状のスラットを互いに回動可能に連結することで形成されるシャッターカーテンにおいて、一方のスラットの連結部に他方のスラットの連結部をスラットの長さ方向からスライドさせて差し入れることで連結する場合には、シャッターカーテンを形成するスラットの水平方向の横ずれを規制する手段として、いわゆるカシメ方式や端金物方式が用いられる。
重量シャッターのシャッターカーテンにおいては、通常、スラットの横ずれを防止するために端金物方式が採用される。端金物方式は、上下に隣接するスラットの連結部をスラット端部に設けた端金物の横ずれ規制片で覆うことで、スラットの横ずれを防止するものであるが、端金物が設けられたスラットを吊り込む際には、端金物の横ずれ規制片を曲げて横ずれ規制解除姿勢とすることで、スラットの長さ方向からの差し込みを可能とし、スラットを吊り込んだ後に、横ずれ規制解除姿勢にある横ずれ規制片を元の横ずれ規制姿勢に曲げ戻すことで、スラットの横ずれを防止するようにしている(特許文献1)。
重量シャッターは大開口部の開閉に用いられることから、スラットの寸法・重量も大きく、スラット端金物には大きな力が作用することから、端金物は頑丈な金属曲げ物から形成されており、現場における端金物の横ずれ規制片の曲げには相当の力を要する。従来、横ずれ規制片の曲げ作業には、図14に示すような長尺状の工具7を用いて、てこの原理を利用して曲げ作業を行っている。工具7は、頭部70と軸部71とからなり、頭部70は溝部72を備えている。
端金物2は上下に隣接する2枚のスラット1の横ずれを規制するものであることから、シャッターカーテンを形成する複数枚のスラット1において、1枚おきのスラット1の端部に設けられる。重量シャッターでは、耐風フックが一体化された端金物が採用される場合が多いが、端金物方式を採用する場合、端金物2が設けられたスラット1に隣接するスラット1の端部に耐風フック3が装着される場合が多い。この場合、端金物2の上側横ずれ規制片21の近傍に、隣接するスラット1の端部の耐風フック3が位置することから、工具7の可動(回動)範囲を制限してしまい、工具7を回動させることによる曲げ作業が困難となっていた。また、工具7には曲げ時に大きな力が作用するため、頭部70は頑丈に肉厚に形成されており、外形が大きくなることから、端金物2の上側横ずれ規制片21の上端と耐風フック3の下端の間の隙間G(図2参照)に頭部70を差し入れることすら困難な場合がある。
実公平6-35117号
本発明は、端金物を備えたスラットに隣接するスラットに耐風フックが設けられている場合であっても、スラットの端金物の横ずれ規制片の曲げを容易に行うことを可能とするスラットの端金物の曲げ装置及び曲げ方法を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するべく本発明が採用した技術手段は、
複数のスラットを互いに回動可能に連結してなるシャッターカーテンの上下に隣接するスラットの横ずれを規制する端金物の横ずれ規制片の曲げ装置であって、
前記横ずれ規制片に外嵌可能な溝部を備えた頭部と、
前記頭部と一体で第1軸に沿って延びる第1軸部と、
前記第1軸部に連結され、第1軸に直交する第2軸に沿って延びる第2軸部と、を備え、
前記第1軸は前記溝部の深さ方向に一致しており、前記第2軸部の当該第2軸部と前記第1軸部との連結部を支点とした回動により前記第1軸部及び前記頭部が第1軸回りに回転するように構成されている。
1つの態様では、前記端金物には、スラット端縁に対して前記横ずれ規制片よりも突出するフック部が設けてあり、前記溝部が前記横ずれ規制片に外嵌した状態で、前記第1軸部は前記フック部を越えて延びる長さ寸法を有しており、
前記第2軸部と前記第1軸部との連結部は、前記フック部を越えた部位に位置している。
1つの態様では、前記第2軸部の長さ寸法は前記第1軸部の長さ寸法よりも長い。
1つの態様では、前記第1軸部と前記第2軸部は別体であって、
前記第2軸部の頭部には、前記第1軸部に第1軸回りの回転が規制された状態で外嵌する嵌合凹部が形成されている。
1つの態様では、前記第1軸部は、断面視多角形状(例えば、六角形)である。
1つの態様では、端金物の横ずれ規制片の曲げ装置の第1要素は、前記横ずれ規制片に外嵌可能な溝部を備えた頭部と、前記頭部と一体で第1軸に沿って延びる第1軸部と、を備え、前記第1軸は前記溝部の深さ方向に一致しており、前記第1軸部は、断面視多角形状(例えば、六角形)である。
1つの態様では、前記第1軸部と前記第2軸部は一体形成されている。
本発明が採用したスラット端金物の横ずれ規制片の曲げ方法は、
前記横ずれ規制片は、第1の姿勢にある時にスラットの横ずれを規制し、第2の姿勢にある時にスラットの横ずれ規制が解除され、
吊り込まれたスラット端部の端金物の横ずれ規制片は第2の姿勢にあり、
上記曲げ装置の前記溝部を、前記横ずれ規制片に、スラット長さ方向から外嵌させ、この時、前記第1軸部はスラット長さ方向に延びており、前記第2軸部はスラット長さ方向に直交する方向に延びており、
前記第2軸部を回動させることで、前記第1軸部及び前記頭部を第1軸回りに回転させて、第2の姿勢にある横ずれ規制片を曲げて第1の姿勢とするものである。
1つの態様では、第2の姿勢から第1の姿勢に曲げられた前記横ずれ規制片によって横ずれが規制される隣接するスラットの端部には耐風フックが設けてある。
本発明に係るスラット端金物の曲げ装置は、横ずれ規制片に外嵌可能な溝部を備えた頭部と、前記頭部と一体で第1軸に沿って延びる第1軸部と、前記第1軸部に連結され、第1軸に直交する第2軸に沿って延びる第2軸部と、を備え、前記第1軸は前記溝部の深さ方向に一致しており、前記第2軸部の当該第2軸部と前記第1軸部との連結部を支点とした回動により前記第1軸部及び前記頭部が第1軸回りに回転するように構成されており、スラット長さ方向から横ずれ規制片に外嵌させて、曲げ装置の可動範囲が制限されることなく、前記横ずれ規制片を曲げることができ、端金物を備えたスラットに隣接するスラットに耐風フックが設けられている場合であっても、スラットの端金物の横ずれ規制片の曲げを容易に行うことができる。
スラット端金物の曲げ装置の前記第1軸部と前記第2軸部を別体で構成するものでは、第1軸部の長さ寸法は、横ずれ規制片に外嵌した時に、フック部を越えた位置で第2軸部の嵌合凹部が嵌合できる程度の長さであればよく、第1軸部をコンパクトに設計することができ、従来のような長尺状の工具に比べて、取り扱いが良好である。また、第2軸部として既存の工具(例えば、スパナ)を採用することもできる。
重量シャッターのシャッターカーテンの一部省略部分正面図である。 図1の部分拡大図である。 図2の側面図である。 端部金具を示す図である。 スラットの吊り込みを説明する正面図である。 スラットの吊り込みを説明する側面図である。 第1実施形態に係るスラット端金物の曲げ装置の第1要素を示す図である。 第1実施形態に係るスラット端金物の曲げ装置を用いた曲げを説明する正面図である。 図8の部分拡大図である。 第1実施形態に係るスラット端金物の曲げ装置を用いた曲げを説明する側面図である。 本発明の第2実施形態に係るスラット端金物の曲げ装置を示す図である。 第2実施形態に係るスラット端金物の曲げ装置を用いた曲げを説明する正面図である。 左図は図12の部分拡大図、右図は、第2実施形態に係るスラット端金物の曲げ装置を用いた曲げを説明する側面図である。 従来のスラット端金物の横ずれ規制片の曲げを説明する図である。
図1に示すように、シャッターカーテンSは、吊り下げられた状態において、長尺状のスラット1を上下方向に連結することで形成されている。スラット1は、板状(図示の態様では波板であるが、これには限定されない)の本体部10と、本体部10の上側でスラット長さ方向に延びる湾曲状の上側連結部11と、下側でスラット長さ方向に延びる湾曲状の下側連結部12を備え、上下に隣接する2枚のスラット1の上側のスラット1の下側連結部12に、下側のスラット1の上側連結部11を連結(いわゆるインターロック連結)させることで、シャッターカーテンSを形成する。上下に隣接するスラット1は互いにある程度の回転が許容された状態で連結されており、シャッターカーテンSが開口部上方に設けた巻取シャフト(図示せず)に巻き取られる時には、上下に隣接する2枚のスラットは、側面視において折れ曲がるような姿勢となる。
シャッターカーテンSのスラット1の長さ方向端部には、1枚おきに端金物2が取り付けられている。図4に示すように、端金物2は、スラット1の本体部10の長さ方向端部に固定(典型的には溶接)されるベース20と、ベース20の幅方向(スラット1に固定された状態において、スラット1の長さ方向)の先端側において、スラット1の長さ方向の端部13の外側に隣接して、上側に延びる上側横ずれ規制片21と、下側に延びる下側横ずれ規制片22と、スラット1の長さ方向の端部13の外側に少し離間して位置して、ベース20の幅方向の先端からベース20に対して立ち上がり状に湾曲するフック部23とを備えている。
図3に示すように、端金物2の上側横ずれ規制片21は、端金物2が設けられたスラット1の上側連結部11と当該スラット1の上側に隣接するスラット1の下側連結部12の連結部の両方に外側から近接対向しており、端金物2の下側横ずれ規制片22は、端金物2が設けられたスラット1の下側連結部12と当該スラット1の下側に隣接するスラット1の上側連結部11の連結部の両方に外側から近接対向しており、端金物2が設けられたスラット1と、当該スラット1の上下に隣接するスラット1との間の横ずれを規制している。
端金物2が取り付けられないスラット1の長さ方向端部には、耐風フック3が設けられる。すなわち、シャッターカーテンSのスラット1の長さ方向端部には、1枚おきに耐風フック3が取り付けられている。耐風フック3は、スラット1の本体部10の長さ方向端部に固定(典型的には溶接)されるベース30と、スラット1の長さ方向の端部13の外側に少し離間して位置して、ベース30の幅方向の先端からベース30に対して立ち上がり状に湾曲するフック部31とを備えている。図2、図9、図13に示すように、耐風フック3のフック部31の下端と端金物2の上側横ずれ規制片21の上端との間の空間は狭い隙間Gとなっている。端金物2のフック部23、耐風フック3のフック部31は、シャッターカーテンSの幅方向両端部がガイドレール(図示せず)内に受け入れられた状態において、シャッターカーテンSに大きな面圧が作用した場合に、ガイドレール内の被係止部に係止して面圧に対抗するようになっている。
スラット1は、一方のスラット1の上側連結部11(下側連結部12)に他方のスラット下側連結部12(上側連結部11)をスラットの長さ方向からスライドさせて差し入れることで連結する。本実施形態では、工場において、2枚のスラット1を連結してなるスラットペアPが用意されて現場に搬入され、現場において、複数のスラットペアPを連結することでシャッターカーテンSを形成する。
スラットペアPは、上側の端金物付きスラット1と、下側の耐風フック付きスラット1から構成されている。スラットペアPは、例えば、工場において、長さ方向の一端にのみ端金物2を溶接した端金物付きスラット1と、長さ方向の両端に耐風フック3を溶接した耐風フック付きスラット1を用意し、端金物付きスラット1の下側連結部12に耐風フック付きスラット1の上側連結部11をスラット長さ方向からスライドして差し込み、端金物付きスラット1の他端に端金物2を溶接することで製作される。
図示の態様では、2枚のスラット1からなるスラットペアPを工場で製作しているが、3枚以上のスラットセットを工場で製作して、現場において、3枚以上のスラットセットを連結してシャッターカーテンを形成してもよい。また、スラットペアPにおいて、端金物付きスラット1と耐風フック付きスラット1の連結を逆(上側に耐風フック付きスラット1、下側に端金物付きスラット1)にしてもよい。
現場においてスラットペアPを吊り込む際には、既に巻取シャフト(図示せず)から吊下されているスラット1の下端(スラットペアPの下側の耐風フック付きスラット1の下側連結部12)に、吊り込もうとしているスラットペアPの上端(スラットペアPの上側の端金物付きスラット1の上側連結部11)を、スラット長さ方向からスライドして差し込むが(図5、図6参照)、スラットペアPを差し込む前に、スラット1の長さ方向の一側の端金物2の上側横ずれ規制片21を曲げて横ずれ規制解除姿勢としておくことで、スラットペアPの吊り込みを可能としている。横ずれ規制解除姿勢の上側横ずれ規制片21´を図6に示す。上側横ずれ規制片21´は、側面視において、端金物2が設けられたスラット1の上側連結部11から離間した位置にあり、上側に隣接するスラット1の下側連結部12に対する当該上側連結部11のスラット長さ方向からの連結を許容できるようになっている。
巻取シャフト(図示せず)から吊下されているスラット1の下端にスラットペアPを完全にスライドさせて吊り込んだ後で、横ずれ規制解除姿勢の上側横ずれ規制片21´を曲げ戻して、横ずれ規制姿勢とする。横ずれ規制解除姿勢の上側横ずれ規制片21´の曲げ戻し作業は、スラット1が吊下された状態で行われる。重量シャッターのスラット1は相当の重量を有し、吊下されたスラット1には垂直方向に自重が作用することで安定した垂直姿勢が得られるため、吊下状態での曲げ作業が可能である。なお、上側の耐風フック付きスラット1と下側の端金物付きスラット1からスラットペアPを形成する場合には、上側横ずれ規制片21に代えて下側横ずれ規制片22の曲げ作業を行うことになる。
本実施形態に係るスラット端金物の曲げ装置は、主として、横ずれ規制解除姿勢の上側横ずれ規制片21´を横ずれ規制姿勢に曲げ戻すことに用いられる。もちろん、横ずれ規制姿勢の上側横ずれ規制片21の横ずれ規制解除姿勢への曲げ作業や下側横ずれ規制片22の曲げ作業(必要な場合)に用いることもできる。図7~図10は、スラット端金物の曲げ装置の第1実施形態を示し、図11~図13は、スラット端金物の曲げ装置の第2実施形態を示す。
第1実施形態に係るスラット端金物の曲げ装置は、第1要素4と第2要素5から構成されている。図7に示すように、第1要素4は、頭部40と軸部41とからなり、頭部40には上側横ずれ規制片21に外嵌可能な溝部42が形成されている。図10に示すように、第2要素5は、頭部50と軸部51とからなり、頭部50には第1要素4の軸部41に回転を規制する状態で嵌合される嵌合凹部52を備えている。第1要素4と第2要素5が連結された状態において、第1要素4の軸部41は、第1軸Xに沿って延びており、第2要素5の軸部51は、第1軸Xに直交する第2軸Yに沿って延びている。第1要素4の軸部41の長さ方向(すなわち、第1軸X)は、溝部42の深さ方向と一致している。第2要素5の軸部51の長さ寸法は、第1要素4の軸部41の長さ寸法よりも長い。
第1要素4の溝部42は、上側横ずれ規制片21を挟み込むように外嵌する溝幅を有している。すなわち、溝部42の溝幅は、上側横ずれ規制片21の厚さより僅かに大きい寸法を有している。頭部40(溝部42を挟んで対向する部位)は、曲げに作用する力に耐えることができるように肉厚に形成されている。第1要素4の軸部41は断面視6角形であり、軸部41の周面は被嵌合部を形成している。第2要素5としてスパナを用いることが可能である。なお、第2要素5の嵌合凹部52が第1要素4の軸部41に第1軸X回りの回転が規制された状態で外嵌でき、第2要素5の回動力を第1要素4の軸部41に伝達して軸部41及び頭部40を第1軸X回りに回転できるものであれば、軸部41の断面形状や嵌合凹部52の形状は限定されない。なお、本明細書において、軸部とは、ある軸に沿って延びる要素であることを意味し、軸部は棒状要素や円柱要素に限定されるものではなく、例えば、フラットバーのような要素であってもよく、軸部の形状(特に断面形状)は限定されない。
第1実施形態に係るスラット端金物の曲げ装置を用いた、横ずれ規制解除姿勢の上側横ずれ規制片21´を横ずれ規制姿勢に曲げ戻す作業について説明する。いま、吊り込まれたスラット1の一方の端部の端金物2の上側横ずれ規制片21´は横ずれ規制解除姿勢(図6参照)にあるとする。図8、9に示すように、曲げ装置の第1要素4の溝部42を、上側横ずれ規制片21´に、スラット長さ方向(図9の矢印方向)から外嵌させる。この時、第1要素4の軸部41の第1軸Xはスラット長さ方向に延びている。
第1要素4の軸部41は、端金物2のフック部23、耐風フック3のフック部31を超えて、スラット1の端部13から離間するように延びている。第1要素4の軸部41には、端金物2のフック部23、耐風フック3のフック部31を超えた部位において、第2要素5の嵌合凹部52が第1軸X回りの回転が規制された状態で嵌合されており、第2要素5の軸部51の第2軸Yは、スラット長さ方向(第1軸X)に直交する方向に延びている。
第2要素5の軸部51を、第1要素4との嵌合部を支点として回動させることで、第1要素4の軸部41及び頭部40を第1軸X回りに回転させて、横ずれ規制解除姿勢の上側横ずれ規制片21´を曲げ戻して横ずれ規制姿勢の上側横ずれ規制片21とする(図10参照)。この時、第2要素5の回動範囲には障害物は無いため、上側横ずれ規制片21´の曲げ戻しの作業性が良い。
図11に示すように、第2実施形態に係るスラット端金物の曲げ装置6は、上側横ずれ規制片21に外嵌可能な溝部62を備えた頭部と一体で第1軸Xに沿って延びる第1軸部60と、第1軸部60と一体で第1軸Xに直交する第2軸Yに沿って延びる第2軸部61と、を備え、第1軸Xは溝部62の深さ方向に一致しており、第2軸部61の当該第2軸部61と第1軸部60との連結部を支点とした回動により頭部を含む第1軸部60が第1軸X回りに回転するように構成されている。図示の態様では、第2軸部61の長さ方向両端に第1軸部60が設けられており、溝部62を備えた頭部が2つ設けられている。例えば、各頭部の溝部62の幅を異ならしめることで、1つの折り曲げ装置6で異なる厚さの横ずれ規制片の曲げ作業を行うことができる。また、各頭部の溝部62が延びる方向(第2軸Yに対する角度)を異ならしめてもよい。図示の態様では、両方の溝部62が第2軸Yに対して90度で延びているが、例えば、一方の溝部62を第2軸Yに対して斜めに延びるようにしてもよい。こうすることで、溝部62を上側横ずれ規制片21´に外嵌させた時に、より力をかけ易い第2軸部61の姿勢を選択することができる。なお、同様に、第1実施形態の第1要素4の軸部41の長さ方向両端に頭部40を一体形成してもよい。
第2実施形態に係るスラット端金物の曲げ装置6を用いた、横ずれ規制解除姿勢の上側横ずれ規制片21´を横ずれ規制姿勢に曲げ戻す作業について説明する。いま、吊り込まれたスラット1の一方の端部の端金物2の上側横ずれ規制片21´は横ずれ規制解除姿勢(図6参照)にあるとする。図12、図13左図に示すように、曲げ装置6の溝部62を、上側横ずれ規制片21´に、スラット長さ方向(図13左図の矢印方向)から外嵌させる。この時、第1軸部60の第1軸Xはスラット長さ方向に延びており、第2軸部の第2軸Yはスラット長さ方向に直交する方向に延びている。
曲げ装置6の第1軸部60は、端金物2のフック部23、耐風フック3のフック部31を超えて、スラット1の端部13から離間するように延びており、第1軸部60には、端金物2のフック部23、耐風フック3のフック部31を超えた部位において、第2軸部61がスラット長さ方向(第1軸X)に直交する方向に延びており、第2軸部61を、第1軸部60との連結部を支点として回動させることで、頭部を含む第1軸部60を第1軸X回りに回転させて、横ずれ規制解除姿勢の上側横ずれ規制片21´を曲げ戻して横ずれ規制姿勢の上側横ずれ規制片21とする(図13右図)。この時、第2軸部61の回動範囲には障害物は無いため、上側横ずれ規制片21´の曲げ戻しの作業性が良い。
1 スラット
2 端金物
21 上側横ずれ規制片
21´ 横ずれ規制解除姿勢の上側横ずれ規制片
22 下側横ずれ規制片
3 耐風フック
4 スラット端金物の曲げ装置の第1要素
40 頭部
41 軸部
42 溝部
5 スラット端金物の曲げ装置の第2要素
50 頭部
51 軸部
52 嵌合凹部
6 スラット端金物の曲げ装置
60 第1軸部
61 第2軸部
62 溝部
X 第1軸
Y 第2軸

Claims (5)

  1. 複数のスラットを互いに回動可能に連結してなるシャッターカーテンの上下に隣接するスラットの横ずれを規制する端金物の横ずれ規制片の曲げ装置であって、
    前記横ずれ規制片は、スラットの長さ方向の端部の外側に隣接して、上側あるいは下側に延びており、インターロック連結部まで達する高さを備えており、
    前記横ずれ規制片に外嵌可能な溝部を備えた頭部と、
    前記頭部と一体で第1軸に沿って延びる第1軸部と、
    前記第1軸部に連結され、第1軸に直交する第2軸に沿って延びる第2軸部と、を備え、
    前記溝部は、溝幅、深さ、長さによって規定されており、前記頭部は、前記溝部の長さ方向に沿った高さを備えており、
    前記第1軸部は断面視六角形の棒状要素ないし円柱要素であり、前記頭部の高さ寸法は、前記第1軸の軸径と略同じ寸法を有しており、前記頭部の高さ全体に亘って前記溝部が形成されており、前記溝部は、前記横ずれ規制片の厚さより僅かに大きい溝幅を備え、前記溝部は、前記横ずれ規制片の略全高に外嵌する長さを備えており、
    前記第1軸は前記溝部の深さ方向に一致しており、前記第2軸部の当該第2軸部と前記第1軸部との連結部を支点とした回動により前記第1軸部及び前記頭部が第1軸回りに回転するように構成されている、
    スラット端金物の横ずれ規制片の曲げ装置。
  2. 前記端金物には、スラット端縁に対して前記横ずれ規制片よりも突出するフック部が設けてあり、前記溝部が前記横ずれ規制片に外嵌した状態で、前記第1軸部は前記フック部を越えて延びる長さ寸法を有しており、
    前記第2軸部と前記第1軸部との連結部は、前記フック部を越えた部位に位置している、
    請求項1に記載のスラット端金物の横ずれ規制片の曲げ装置。
  3. 前記第1軸部と前記第2軸部は別体であって、
    前記第1軸部は断面視六角形の棒状要素であり、当該第1軸部の周面が全長に亘って被嵌合部を形成しており、
    前記第2軸部の頭部には、前記第1軸部に第1軸回りの回転が規制された状態で外嵌する嵌合凹部が形成されている、
    請求項1、2いずれか1項に記載のスラット端金物の横ずれ規制片の曲げ装置。
  4. 請求項1~3いずれか1項に記載の曲げ装置を用いたスラット端金物の横ずれ規制片の曲げ方法であって、
    前記横ずれ規制片は、第1の姿勢にある時にスラットの横ずれを規制し、第2の姿勢にある時にスラットの横ずれ規制が解除され、
    吊り込まれたスラット端部の端金物の横ずれ規制片は第2の姿勢にあり、
    前記曲げ装置の前記溝部を、前記横ずれ規制片に、スラット長さ方向から外嵌させ、この時、前記横ずれ規制片の略全高が前記溝部内に位置しており、前記第1軸部はスラット長さ方向に延びており、前記第2軸部はスラット長さ方向に直交する方向に延びており、
    前記第2軸部を回動させることで、前記第1軸部及び前記頭部を第1軸回りに回転させて、第2の姿勢にある横ずれ規制片を曲げて第1の姿勢とする、
    スラット端金物の横ずれ規制片の曲げ方法。
  5. 第2の姿勢から第1の姿勢に曲げられた前記横ずれ規制片によって横ずれが規制される隣接するスラットの端部には耐風フックが設けてある、
    請求項4に記載のスラット端金物の横ずれ規制片の曲げ方法。
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