図1Aは、1つまたは複数の開示されている実施形態が実施されることが可能である例示的な通信システム100を示す図である。通信システム100は、コンテンツ、たとえば、音声、データ、ビデオ、メッセージング、放送などを複数の無線ユーザに提供する多元接続システムであることが可能である。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じてそのようなコンテンツにアクセスすることを可能にすることが可能である。たとえば、通信システム100は、1つまたは複数のチャネルアクセス方法、たとえば、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)、ゼロテールユニークワードDFT-Spread OFDM(ZT UW DTS-s OFDM)、ユニークワードOFDM(UW-OFDM)、リソースブロックフィルタードOFDM、フィルタバンクマルチキャリア(FBMC)などを採用することが可能である。
図1Aにおいて示されているように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、RAN104/113、CN106/115、公衆交換電話ネットワーク(PSTN)108、インターネット110、およびその他のネットワーク112を含むことが可能であるが、開示されている実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を想定していることが理解されるであろう。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、無線環境において動作および/または通信するように構成されている任意のタイプのデバイスであることが可能である。例として、WTRU102a、102b、102c、102d(これらのいずれも、「ステーション」および/または「STA」と呼ばれることが可能である)は、無線信号を送信および/または受信するように構成されることが可能であり、ユーザ機器(UE)、移動局、固定式または移動式の加入者ユニット、サブスクリプションベースユニット、ページャー、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポットまたはMi-Fiデバイス、インターネットオブシングス(IoT)デバイス、腕時計またはその他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、乗り物、ドローン、医療デバイスおよびアプリケーション(たとえば、遠隔手術)、工業デバイスおよびアプリケーション(たとえば、工業および/または自動化された処理チェーンのコンテキストにおいて動作するロボットおよび/またはその他の無線デバイス)、家庭用電子機器、商業および/または工業無線ネットワーク上で動作するデバイスなどを含むことが可能である。WTRU102a、102b、102c、および102dのいずれも、UEと言い換え可能に呼ばれることが可能である。
通信システム100は、基地局114aおよび/または基地局114bを含むことも可能である。基地局114a、114bのそれぞれは、1つまたは複数の通信ネットワーク、たとえば、CN106/115、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112へのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線にインタフェース接続するように構成されている任意のタイプのデバイスであることが可能である。例として、基地局114a、114bは、ベーストランシーバステーション(BTS)、Node-B、eNodeB、ホームNodeB、ホームeNodeB、gNB、NR NodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、無線ルータなどであることが可能である。基地局114a、114bは、それぞれ単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含むことが可能であることが理解されるであろう。
基地局114aは、RAN104/113の一部であることが可能であり、RAN104/113は、その他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)、たとえば、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどを含むことも可能である。基地局114aおよび/または基地局114bは、1つまたは複数のキャリア周波数上で無線信号を送信および/または受信するように構成されることが可能であり、それらのキャリア周波数は、セル(図示せず)と呼ばれることが可能である。これらの周波数は、認可されたスペクトル、認可されていないスペクトル、またはラ認可されたスペクトルと、認可されていないスペクトルとの組合せであることが可能である。セルは、比較的固定されることが可能である、または時間とともに変わることが可能である特定の地理的エリアへの無線サービスのためのカバレッジを提供することが可能である。セルは、セルセクタへとさらに分割されることが可能である。たとえば、基地局114aに関連付けられているセルは、3つのセクタへと分割されることが可能である。したがって一実施形態においては、基地局114aは、3つの送受信機、すなわち、セルのそれぞれのセクタごとに1つの送受信機を含むことが可能である。実施形態においては、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を採用することが可能であり、セルのそれぞれのセクタごとに複数の送受信機を利用することが可能である。たとえば、所望の空間方向において信号を送信および/または受信するためにビームフォーミングが使用されることが可能である。
基地局114a、114bは、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数と通信することが可能であり、エアインタフェース116は、任意の適切な無線通信リンク(たとえば、無線周波数(RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であることが可能である。エアインタフェース116は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立されることが可能である。
より具体的には、上述されているように、通信システム100は、多元接続システムであることが可能であり、1つまたは複数のチャネルアクセススキーム、たとえば、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどを採用することが可能である。たとえば、RAN104/113における基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)テレストリアルラジオアクセス(UTRA)などの無線技術を実施することが可能であり、この無線技術は、ワイドバンドCDMA(WCDMA)を使用してエアインタフェース115/116/117を確立することが可能である。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または発展型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含むことが可能である。HSPAは、高速ダウンリンク(DL)パケットアクセス(HSDPA)および/または高速ULパケットアクセス(HSUPA)を含むことが可能である。
実施形態においては、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTEアドバンスト(LTE-A)および/またはLTEアドバンストプロ(LTE-A Pro)を使用してエアインタフェース116を確立することが可能である発展型UMTSテレストリアルラジオアクセス(E-UTRA)などの無線技術を実施することが可能である。
実施形態においては、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、新無線(NR)を使用してエアインタフェース116を確立することが可能であるNR無線アクセスなどの無線技術を実施することが可能である。
実施形態においては、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実施することが可能である。たとえば、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、たとえばデュアル接続(DC)原理を使用して、LTE無線アクセスおよびNR無線アクセスをともに実施することが可能である。したがって、WTRU102a、102b、102cによって利用されるエアインタフェースは、複数のタイプの無線アクセス技術、および/または複数のタイプの基地局(たとえば、eNBおよびgNB)へ/から送られる送信によって特徴付けられることが可能である。
その他の実施形態においては、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、無線技術、たとえば、IEEE802.11(すなわち、無線フィディリティー(WiFi)、IEEE802.16(すなわち、ワールドワイドインターオペラビリティーフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000EV-DO、暫定標準2000(IS-2000)、暫定標準95(IS-95)、暫定標準856(IS-856)、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM)、エンハンストデータレートフォーGSMエボリューション(EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などを実施することが可能である。
図1Aにおける基地局114bは、たとえば、無線ルータ、ホームNodeB、ホームeNodeB、またはアクセスポイントであることが可能であり、局所的なエリア、たとえば、事業所、家庭、乗り物、キャンパス、工業施設、空中回廊(たとえば、ドローンによる使用のための)、車道などにおける無線接続を容易にするために、任意の適切なRATを利用することが可能である。一実施形態においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立するために、IEEE802.11などの無線技術を実施することが可能である。実施形態においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立するために、IEEE802.15などの無線技術を実施することが可能である。さらに別の実施形態においては、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ピコセルまたはフェムトセルを確立するために、セルラーベースのRAT(たとえば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)を利用することが可能である。図1Aにおいて示されているように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有することが可能である。したがって基地局114bは、CN106/115を介してインターネット110にアクセスすることを求められないことが可能である。
RAN104/113は、CN106/115と通信状態にあることが可能であり、CN106/115は、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数に提供するように構成されている任意のタイプのネットワークであることが可能である。データは、さまざまなサービス品質(QoS)要件、たとえば、別々のスループット要件、待ち時間要件、エラー許容範囲要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件などを有することが可能である。CN106/115は、コール制御、料金請求サービス、モバイルロケーションベースサービス、プリペイドコーリング、インターネット接続、ビデオ配信などを提供すること、および/またはハイレベルセキュリティー機能、たとえばユーザ認証を実行することが可能である。図1Aにおいては示されていないが、RAN104/113および/またはCN106/115は、RAN104/113と同じRATまたは異なるRATを採用しているその他のRANと直接または間接の通信状態にあることが可能であることが理解されるであろう。たとえば、CN106/115は、NR無線技術を利用していることが可能であるRAN104/113に接続されていることに加えて、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA、またはWiFi無線技術を採用している別のRAN(図示せず)と通信状態にあることも可能である。
CN106/115は、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/またはその他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしての役割を果たすことも可能である。PSTN108は、単純旧式電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話ネットワークを含むことが可能である。インターネット110は、一般的な通信プロトコル、たとえば、トランスミッション制御プロトコル(TCP)/インターネットプロトコル(IP)インターネットプロトコルスイートにおけるTCP、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、および/またはIPを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスからなるグローバルシステムを含むことが可能である。ネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されている有線通信ネットワークおよび/または無線通信ネットワークを含むことが可能である。たとえば、ネットワーク112は、RAN104/113と同じRATまたは異なるRATを採用することが可能である1つまたは複数のRANに接続されている別のCNを含むことが可能である。
通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102dのうちのいくつかまたはすべては、マルチモード機能を含むことが可能である(たとえば、WTRU102a、102b、102c、102dは、別々の無線リンクを介して別々の無線ネットワークと通信するために複数の送受信機を含むことが可能である)。たとえば、図1Aにおいて示されているWTRU102cは、セルラーベースの無線技術を採用することが可能である基地局114aと、およびIEEE802無線技術を採用することが可能である基地局114bと通信するように構成されることが可能である。
図1Bは、例示的なWTRU102を示すシステム図である。図1Bにおいて示されているように、WTRU102は、数ある中でも、プロセッサ118、送受信機120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取り外し不能メモリ130、取り外し可能メモリ132、電源134、グローバルポジショニングシステム(GPS)チップセット136、および/またはその他の周辺機器138を含むことが可能である。WTRU102は、実施形態との整合性を保持しながら、上述の要素の任意の下位組合せを含むことが可能であることが理解されるであろう。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連付けられている1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、その他の任意のタイプの集積回路(IC)、状態マシンなどであることが可能である。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、パワー制御、入力/出力処理、および/または、WTRU102が無線環境において動作することを可能にするその他の任意の機能を実行することが可能である。プロセッサ118は、送受信機120に結合されることが可能であり、送受信機120は、送信/受信要素122に結合されることが可能である。図1Bは、プロセッサ118および送受信機120を別々の構成要素として示しているが、プロセッサ118および送受信機120は、電子パッケージまたはチップにおいてともに統合されることが可能であることが理解されるであろう。
送信/受信要素122は、エアインタフェース116を介して、基地局(たとえば、基地局114a)に信号を送信するように、または基地局(たとえば、基地局114a)から信号を受信するように構成されることが可能である。たとえば、一実施形態においては、送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されているアンテナであることが可能である。実施形態においては、送信/受信要素122は、たとえば、IR信号、UV信号、または可視光信号を送信および/または受信するように構成されているエミッタ/検知器であることが可能である。さらに別の実施形態においては、送信/受信要素122は、RF信号および光信号の両方を送信および/または受信するように構成されることが可能である。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組合せを送信および/または受信するように構成されることが可能であることが理解されるであろう。
送信/受信要素122は、図1Bにおいては単一の要素として示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含むことが可能である。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を採用することが可能である。したがって、一実施形態においては、WTRU102は、エアインタフェース116を介して無線信号を送信および受信するために、2つ以上の送信/受信要素122(たとえば、複数のアンテナ)を含むことが可能である。
送受信機120は、送信/受信要素122によって送信されることになる信号を変調するように、および送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成されることが可能である。上述されているように、WTRU102は、マルチモード機能を有することが可能である。したがって送受信機120は、WTRU102が、たとえばNRおよびIEEE802.11などの複数のRATを介して通信することを可能にするために複数の送受信機を含むことが可能である。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(たとえば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットもしくは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合されることが可能であり、そこからユーザ入力データを受信することが可能である。プロセッサ118は、ユーザデータをスピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128へ出力することも可能である。加えて、プロセッサ118は、任意のタイプの適切なメモリ、たとえば、取り外し不能メモリ130および/または取り外し可能メモリ132からの情報にアクセスすること、およびそれらのメモリにデータを記憶することが可能である。取り外し不能メモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、ハードディスク、またはその他の任意のタイプのメモリストレージデバイスを含むことが可能である。取り外し可能メモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含むことが可能である。その他の実施形態においては、プロセッサ118は、WTRU102上に物理的に配置されていない、たとえば、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)上のメモリからの情報にアクセスすること、およびそのメモリにデータを記憶することが可能である。
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取ることが可能であり、WTRU102におけるその他の構成要素への電力を分配および/または制御するように構成されることが可能である。電源134は、WTRU102に電力供給するための任意の適切なデバイスであることが可能である。たとえば、電源134は、1つまたは複数の乾電池(たとえば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li-ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含むことが可能である。
プロセッサ118は、GPSチップセット136に結合されることも可能であり、GPSチップセット136は、WTRU102の現在の位置に関する位置情報(たとえば、経度および緯度)を提供するように構成されることが可能である。WTRU102は、GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその情報の代わりに、基地局(たとえば、基地局114a、114b)からエアインタフェース116を介して位置情報を受信すること、および/または2つ以上の近隣の基地局から受信されている信号のタイミングに基づいてその位置を決定することが可能である。WTRU102は、実施形態との整合性を保持しながら、任意の適切な位置決定方法を通じて位置情報を取得することが可能であることが理解されるであろう。
プロセッサ118は、その他の周辺機器138にさらに結合されることが可能であり、その他の周辺機器138は、さらなる特徴、機能性、および/または有線接続もしくは無線接続を提供する1つまたは複数のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含むことが可能である。たとえば、周辺機器138は、加速度計、eコンパス、衛星送受信機、デジタルカメラ(写真および/またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビジョン送受信機、ハンドフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタルミュージックプレイヤ、メディアプレイヤ、ビデオゲームプレイヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実および/または拡張現実(VR/AR)デバイス、アクティビティトラッカなどを含むことが可能である。周辺機器138は、1つまたは複数のセンサを含むことが可能であり、それらのセンサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、方位センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、地理的位置センサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、バロメータ、ジェスチャセンサ、バイオメトリックセンサ、および/または湿度センサのうちの1つまたは複数であることが可能である。
WTRU102は、(たとえば、UL(たとえば、送信用)およびダウンリンク(たとえば、受信用)の両方に関して特定のサブフレームに関連付けられている)信号のうちのいくつかまたはすべての送信および受信が同時であることが可能である全二重無線機を含むことが可能である。全二重無線機は、ハードウェア(たとえば、チョーク)、またはプロセッサを介した(たとえば、別個のプロセッサ(図示せず)もしくはプロセッサ118を介した)信号処理を介して自己干渉を低減するおよび/または実質的になくすための干渉管理ユニット139を含むことが可能である。実施形態においては、WTRU102は、(たとえば、UL(たとえば、送信用)またはダウンリンク(たとえば、受信用)のいずれかに関して特定のサブフレームに関連付けられている)信号のうちのいくつかまたはすべての送信および受信のための半二重無線機を含むことが可能である。
図1Cは、実施形態によるRAN104およびCN106を示すシステム図である。上述されているように、RAN104は、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するためにE-UTRA無線技術を採用することが可能である。RAN104は、CN106と通信状態にあることも可能である。
RAN104は、eNode-B160a、160b、160cを含むことが可能であるが、RAN104は、実施形態との整合性を保持しながら、任意の数のeNode-Bを含むことが可能であることが理解されるであろう。eNode-B160a、160b、160cはそれぞれ、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するために1つまたは複数の送受信機を含むことが可能である。一実施形態においては、eNode-B160a、160b、160cは、MIMO技術を実施することが可能である。したがってeNode-B160aは、たとえば、WTRU102aに無線信号を送信するために、および/またはWTRU102aから無線信号を受信するために、複数のアンテナを使用することが可能である。
eNode-B160a、160b、160cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けられることが可能であり、無線リソース管理の決定、ハンドオーバの決定、ULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリングなどを取り扱うように構成されることが可能である。図1Cにおいて示されているように、eNode-B160a、160b、160cは、X2インタフェースを介して互いに通信することが可能である。
図1Cにおいて示されているCN106は、モビリティ管理エンティティ(MME)162、サービングゲートウェイ(SGW)164、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(またはPGW)166を含むことが可能である。上述の要素のうちのそれぞれは、CN106の一部として示されているが、これらの要素のうちのいずれかが、CNオペレータ以外のエンティティによって所有および/または運営されることが可能であることが理解されるであろう。
MME162は、S1インタフェースを介してRAN104におけるeNode-B162a、162b、162cのそれぞれに接続されることが可能であり、制御ノードとしての役割を果たすことが可能である。たとえば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラの活性化/非活性化、WTRU102a、102b、102cの最初の接続の間に特定のサービングゲートウェイを選択することなどを担当することが可能である。MME162は、RAN104と、GSMおよび/またはWCDMAなどのその他の無線技術を採用しているその他のRAN(図示せず)との間における切り替えを行うための制御プレーン機能を提供することが可能である。
SGW164は、S1インタフェースを介してRAN104におけるeNodeB160a、160b、160cのそれぞれに接続されることが可能である。SGW164は一般に、ユーザデータパケットをWTRU102a、102b、102cへ/WTRU102a、102b、102cから経路指定および転送することが可能である。SGW164は、その他の機能、たとえば、eNodeB間でのハンドオーバの間にユーザプレーンを固定すること、WTRU102a、102b、102cにとってDLデータが利用可能である場合にページングをトリガすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および記憶することなどを実行することが可能である。
SGW164は、PGW166に接続されることが可能であり、PGW166は、WTRU102a、102b、102cと、IP対応デバイスとの間における通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することが可能である。
CN106は、その他のネットワークとの通信を容易にすることが可能である。たとえば、CN106は、WTRU102a、102b、102cと、従来の地上通信線通信デバイスとの間における通信を容易にするために、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することが可能である。たとえば、CN106は、CN106とPSTN108との間におけるインタフェースとしての役割を果たすIPゲートウェイ(たとえば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことが可能であり、またはそうしたIPゲートウェイと通信することが可能である。加えて、CN106は、その他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することが可能であり、その他のネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されているその他の有線ネットワークおよび/または無線ネットワークを含むことが可能である。
WTRUは、図1A~図1Dにおいては無線端末として記述されているが、特定の代表的な実施形態においては、そのような端末は、通信ネットワークとの有線通信インタフェースを(たとえば、一時的にまたは永久に)使用することが可能であると想定される。
代表的な実施形態においては、その他のネットワーク112は、WLANであることが可能である。
インフラストラクチャ基本サービスセット(BSS)モードにおけるWLANは、BSS用のアクセスポイント(AP)と、APに関連付けられている1つまたは複数のステーション(STA)とを有することが可能である。APは、BSSとの間で出入りするトラフィックを搬送する配信システム(DS)または別のタイプの有線/無線ネットワークへのアクセスまたはインタフェースを有することが可能である。BSSの外部から生じるSTAへのトラフィックは、APを通じて着信することが可能であり、STAへ配信されることが可能である。STAからBSSの外部の宛先へ生じるトラフィックは、APへ送られて、それぞれの宛先へ配信されることが可能である。BSS内のSTAの間におけるトラフィックは、たとえば、ソースSTAがトラフィックをAPへ送ることが可能であり、APがそのトラフィックを宛先STAへ配信することが可能である場合には、APを通じて送られることが可能である。BSS内のSTAの間におけるトラフィックは、ピアツーピアトラフィックとみなされること、および/または呼ばれることが可能である。ピアツーピアトラフィックは、ダイレクトリンクセットアップ(DLS)を用いてソースSTAと宛先STAとの間において(たとえば、間において直接)送られることが可能である。特定の代表的な実施形態においては、DLSは、802.11e DLSまたは802.11zトンネルドDLS(TDLS:tunneled DLS)を使用することが可能である。独立BSS(IBSS)モードを使用するWLANは、APを有さないことが可能であり、IBSS内のまたはIBSSを使用するSTA(たとえば、STAのうちのすべて)は、互いに直接通信することが可能である。通信のIBSSモードは、本明細書においては、時には通信の「アドホック」モードと呼ばれることが可能である。
オペレーションの802.11acインフラストラクチャモードまたはオペレーションの同様のモードを使用する場合には、APは、プライマリチャネルなどの固定されたチャネル上でビーコンを送信することが可能である。プライマリチャネルは、固定された幅(たとえば、20MHzの幅の帯域幅)またはシグナリングを介した動的に設定される幅であることが可能である。プライマリチャネルは、BSSの動作チャネルであることが可能であり、APとの接続を確立するためにSTAによって使用されることが可能である。特定の代表的な実施形態においては、たとえば802.11システムにおいて、搬送波感知多重アクセス/衝突回避方式(CSMA/CA)が実施されることが可能である。CSMA/CAに関しては、APを含むSTA(たとえば、あらゆるSTA)は、プライマリチャネルを感知することが可能である。特定のSTAによってプライマリチャネルが感知/検知され、および/またはビジーであると決定された場合には、その特定のSTAは、引き下がることが可能である。1つのSTA(たとえば、1つのステーションのみ)が、所与のBSSにおいて任意の所与の時点で送信を行うことが可能である。
高スループット(HT)STAは、たとえば、プライマリ20MHzチャネルと、隣り合っているまたは隣り合っていない20MHzのチャネルとの組合せを介して、通信のために40MHzの幅のチャネルを使用して、40MHzの幅のチャネルを形成することが可能である。
超高スループット(VHT:Very High Throughput)STAは、20MHz、40MHz、80MHz、および/または160MHzの幅のチャネルをサポートすることが可能である。40MHzのチャネル、および/または80MHzのチャネルは、隣接している20MHzのチャネルを組み合わせることによって形成されることが可能である。160MHzのチャネルは、8つの隣接している20MHzのチャネルを組み合わせることによって、または2つの隣接していない80MHzのチャネル(これは、80+80構成と呼ばれることが可能である)を組み合わせることによって形成されることが可能である。80+80構成に関しては、データは、チャネル符号化の後に、セグメントパーサに通されることが可能であり、セグメントパーサは、そのデータを2つのストリームへと分割することが可能である。逆高速フーリエ変換(IFFT)処理、および時間ドメイン処理が、それぞれのストリーム上で別々に行われることが可能である。それらのストリームは、2つの80MHzのチャネル上にマップされることが可能であり、データは、送信側STAによって送信されることが可能である。受信側STAの受信機においては、80+80構成に関する上述のオペレーションは、逆にされることが可能であり、組み合わされたデータは、媒体アクセス制御(MAC)へ送られることが可能である。
オペレーションのサブ1GHzモードが、802.11afおよび802.11ahによってサポートされている。チャネル動作帯域幅、およびキャリアは、802.11afおよび802.11ahにおいては、802.11nおよび802.11acにおいて使用されるものに比べて低減される。802.11afは、TVホワイトスペース(TVWS)スペクトルにおける5MHz、10MHz、および20MHzの帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用する1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、および16MHzの帯域幅をサポートする。代表的な実施形態によれば、802.11ahは、マクロカバレッジエリアにおけるMTCデバイスなど、メータタイプ制御/マシンタイプ通信をサポートすることが可能である。MTCデバイスは、特定の能力、たとえば、特定のおよび/または限られた帯域幅に関するサポートを(たとえば、それらに関するサポートのみを)含む限られた能力を有することが可能である。MTCデバイスは、(たとえば、非常に長いバッテリ寿命を保持するために)しきい値を上回るバッテリ寿命を有するバッテリを含むことが可能である。
複数のチャネル、およびチャネル帯域幅、たとえば、802.11n、802.11ac、802.11af、および802.11ahをサポートすることが可能であるWLANシステムは、プライマリチャネルとして指定されることが可能であるチャネルを含む。プライマリチャネルは、BSSにおけるすべてのSTAによってサポートされている最大の共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有することが可能である。プライマリチャネルの帯域幅は、BSSにおいて動作しているすべてのSTAのうちで、最小の帯域幅動作モードをサポートしているSTAによって設定および/または制限されることが可能である。802.11ahの例においては、たとえAP、およびBSSにおけるその他のSTAが、2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、および/またはその他のチャネル帯域幅動作モードをサポートしても、1MHzモードをサポートする(たとえば、サポートするだけである)STA(たとえば、MTCタイプデバイス)に関しては、プライマリチャネルは、1MHzの幅であることが可能である。キャリア感知および/またはネットワーク割り当てベクトル(NAV)設定は、プライマリチャネルのステータスに依存することが可能である。プライマリチャネルが、たとえば、(1MHzの動作モードしかサポートしていない)STAがAPへの送信を行っていることに起因して、ビジーである場合には、利用可能な周波数帯域全体は、たとえそれらの周波数帯域の大部分がアイドルのままであって利用可能であることが可能であっても、ビジーとみなされることが可能である。
米国においては、802.11ahによって使用されることが可能である利用可能な周波数帯域は、902MHzから928MHzまでである。韓国においては、利用可能な周波数帯域は、917.5MHzから923.5MHzまでである。日本においては、利用可能な周波数帯域は、916.5MHzから927.5MHzまでである。802.11ahにとって利用可能な合計の帯域幅は、国コードに応じて6MHzから26MHzである。
図1Dは、実施形態によるRAN113およびCN115を示すシステム図である。上述されているように、RAN113は、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するためにNR無線技術を採用することが可能である。RAN113は、CN115と通信状態にあることも可能である。
RAN113は、gNB180a、180b、180cを含むことが可能であるが、RAN113は、実施形態との整合性を保持しながら、任意の数のgNBを含むことが可能であることが理解されるであろう。gNB180a、180b、180cはそれぞれ、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するために1つまたは複数の送受信機を含むことが可能である。一実施形態においては、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実施することが可能である。たとえば、gNB180a、180bは、gNB180a、180b、180cへ信号を送信するために、および/またはgNB180a、180b、180cから信号を受信するために、ビームフォーミングを利用することが可能である。したがってgNB180aは、たとえば、WTRU102aへ無線信号を送信するために、および/またはWTRU102aから無線信号を受信するために、複数のアンテナを使用することが可能である。実施形態においては、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーション技術を実施することが可能である。たとえば、gNB180aは、複数のコンポーネントキャリアをWTRU102a(図示せず)へ送信することが可能である。これらのコンポーネントキャリアのサブセットが、認可されていないスペクトル上にあることが可能であり、その一方で残りのコンポーネントキャリアが、認可されたスペクトル上にあることが可能である。実施形態においては、gNB180a、180b、180cは、協調マルチポイント(CoMP)技術を実施することが可能である。たとえば、WTRU102aは、gNB180aおよびgNB180b(および/またはgNB180c)から協調送信を受信することが可能である。
WTRU102a、102b、102cは、スケーラブルなニューメロロジ(numerology)に関連付けられている送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信することが可能である。たとえば、OFDMシンボル間隔および/またはOFDMサブキャリア間隔は、別々の送信、別々のセル、および/または無線送信スペクトルの別々の部分ごとに異なることが可能である。WTRU102a、102b、102cは、さまざまなまたはスケーラブルな長さのサブフレームまたは送信タイムインターバル(TTI)(たとえば、さまざまな数のOFDMシンボルおよび/または持続するさまざまな長さの絶対時間を含む)を使用して、gNB180a、180b、180cと通信することが可能である。
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロンの構成および/またはスタンドアロンではない構成でWTRU102a、102b、102cと通信するように構成されることが可能である。スタンドアロンの構成においては、WTRU102a、102b、102cは、その他のRAN(たとえば、eNode-B160a、160b、160cなど)にアクセスすることも伴わずに、gNB180a、180b、180cと通信することが可能である。スタンドアロンの構成においては、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数をモビリティアンカポイントとして利用することが可能である。スタンドアロンの構成においては、WTRU102a、102b、102cは、認可されていない帯域における信号を使用してgNB180a、180b、180cと通信することが可能である。スタンドアロンではない構成においては、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cと通信する/それらに接続する一方で、eNode-B160a、160b、160cなどの別のRANと通信すること/それらに接続することも可能である。たとえば、WTRU102a、102b、102cは、DC原理を実施して、1つまたは複数のgNB180a、180b、180cおよび1つまたは複数のeNode-B160a、160b、160cと実質的に同時に通信することが可能である。スタンドアロンではない構成においては、eNode-B160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのためのモビリティアンカとしての役割を果たすことが可能であり、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cにサービス提供するためのさらなるカバレッジおよび/またはスループットを提供することが可能である。
gNB180a、180b、180cのそれぞれは、特定のセル(図示せず)に関連付けられることが可能であり、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、デュアル接続、NRとE-UTRAとの間におけるインターワーキング、ユーザプレーン機能(UPF)184a、184bへのユーザプレーンデータの経路指定、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)182a、182bへの制御プレーン情報の経路指定などを取り扱うように構成されることが可能である。図1Dにおいて示されているように、gNB180a、180b、180cは、Xnインタフェースを介して互いに通信することが可能である。
図1Dにおいて示されているCN115は、少なくとも1つのAMF182a、182b、少なくとも1つのUPF184a、184b、少なくとも1つのセッション管理機能(SMF)183a、183b、および場合よってはデータネットワーク(DN)185a、185bを含むことが可能である。上述の要素のうちのそれぞれは、CN115の一部として示されているが、これらの要素のうちのいずれかが、CNオペレータ以外のエンティティによって所有および/または運営されることが可能であることが理解されるであろう。
AMF182a、182bは、N2インタフェースを介してRAN113におけるgNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数に接続されることが可能であり、制御ノードとしての役割を果たすことが可能である。たとえば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ネットワークスライシングに関するサポート(たとえば、別々の要件を伴う別々のPDUセッションを取り扱うこと)、特定のSMF183a、183bを選択すること、登録エリアの管理、NASシグナリングの終了、モビリティ管理などを担当することが可能である。ネットワークスライシングは、WTRU102a、102b、102cによって利用されているサービスのタイプに基づいてWTRU102a、102b、102cのためにCNサポートをカスタマイズするためにAMF182a、182bによって使用されることが可能である。たとえば、超高信頼低遅延(URLLC)アクセスに依存するサービス、拡張大容量モバイルブロードバンド(eMBB)アクセスに依存するサービス、マシンタイプ通信(MTC)アクセスに関するサービス等などの別々の使用ケースに関して、別々のネットワークスライスが確立されることが可能である。AMF162は、RAN113と、LTE、LTE-A、LTE-A Proなどのその他の無線技術、および/またはWiFiなどの非3GPPアクセス技術を採用しているその他のRAN(図示せず)との間において切り替えを行うための制御プレーン機能を提供することが可能である。
SMF183a、183bは、N11インタフェースを介してCN115におけるAMF182a、182bに接続されることが可能である。SMF183a、183bは、N4インタフェースを介してCN115におけるUPF184a、184bに接続されることも可能である。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択および制御し、UPF184a、184bを通じたトラフィックの経路指定を構成することが可能である。SMF183a、183bは、その他の機能、たとえば、UE IPアドレスを管理することおよび割り当てること、PDUセッションを管理すること、ポリシー施行およびQoSを制御すること、ダウンリンクデータ通知を提供することなどを実行することが可能である。PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース、イーサネットベースなどであることが可能である。
UPF184a、184bは、N3インタフェースを介してRAN113におけるgNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数に接続されることが可能であり、N3インタフェースは、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間における通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することが可能である。UPF184、184bは、その他の機能、たとえば、パケットを経路指定および転送すること、ユーザプレーンポリシーを施行すること、マルチホームドPDUセッションをサポートすること、ユーザプレーンQoSを取り扱うこと、ダウンリンクパケットをバッファリングすること、モビリティアンカリングを提供することなどを実行することが可能である。
CN115は、その他のネットワークとの通信を容易にすることが可能である。たとえば、CN115は、CN115とPSTN108との間におけるインタフェースとしての役割を果たすIPゲートウェイ(たとえば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことが可能であり、またはそうしたIPゲートウェイと通信することが可能である。加えて、CN115は、その他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供することが可能であり、その他のネットワーク112は、その他のサービスプロバイダによって所有および/または運営されているその他の有線ネットワークおよび/または無線ネットワークを含むことが可能である。一実施形態においては、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インタフェース、およびUPF184a、184bとDN185a、185bとの間におけるN6インタフェースを介して、UPF184a、184bを通じてローカルデータネットワーク(DN)185a、185bに接続されることが可能である。
図1A~図1D、および図1A~図1Dの対応する説明を考慮すると、WTRU102a~d、基地局114a~b、eNode-B160a~c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a~c、AMF182a~ab、UPF184a~b、SMF183a~b、DN185a~b、および/または本明細書において記述されているその他の任意のデバイスのうちの1つまたは複数に関連して本明細書において記述されている機能のうちの1つもしくは複数またはすべては、1つまたは複数のエミュレーションデバイス(図示せず)によって実行されることが可能である。エミュレーションデバイスは、本明細書において記述されている機能のうちの1つもしくは複数またはすべてをエミュレートするように構成されている1つまたは複数のデバイスであることが可能である。たとえば、エミュレーションデバイスは、その他のデバイスを検査するために、ならびに/またはネットワークおよび/もしくはWTRU機能をシミュレートするために使用されることが可能である。
エミュレーションデバイスは、ラボ環境において、および/またはオペレータネットワーク環境においてその他のデバイスの1つまたは複数の検査を実施するように設計されることが可能である。たとえば、1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、有線および/または無線通信ネットワーク内のその他のデバイスを検査するためにその通信ネットワークの一部として全体的にまたは部分的に実装および/または展開されている間に、1つもしくは複数のまたはすべての機能を実行することが可能である。1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、有線および/または無線通信ネットワークの一部として一時的に実装/展開されている間に、1つもしくは複数のまたはすべての機能を実行することが可能である。エミュレーションデバイスは、検査の目的のために別のデバイスに直接結合されることが可能であり、および/または無線通信を使用して検査を実行することが可能である。
1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、有線および/または無線通信ネットワークの一部として実装/展開されていない間に、すべての機能を含む1つまたは複数の機能を実行することが可能である。たとえば、エミュレーションデバイスは、1つまたは複数の構成要素の検査を実施するために、検査ラボラトリならびに/または展開されていない(たとえば、検査の)有線および/もしくは無線通信ネットワークにおける検査シナリオにおいて利用されることが可能である。1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、検査機器であることが可能である。直接RF結合、および/または、RF回路(たとえば、1つもしくは複数のアンテナを含むことが可能である)を介した無線通信が、データを送信および/または受信するためにエミュレーションデバイスによって使用されることが可能である。
指向性マルチギガビット(DMG)送信は、本明細書において記述されている実施形態において使用される際には、指向性ミリメートル波(mmW)送信を使用するIEEE802.11adによって指定されるWLAN送信と定義される。具体的には、DMGは、45GHzを上回るチャネル開始周波数を含む周波数帯域におけるオペレーションを指すことが可能である。DMGステーション(STA)は、本明細書において使用される際には、DMG物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)を送信および受信することが可能である無線送信機を有するSTAを指すことが可能である。
パーソナル基本サービスセット(PBSS:Personal Basic Service Set)は、本明細書において使用される際には、配信システム(DS:distribution system)へのアクセスが存在せず、PBSS内転送サービスが任意選択で存在する1つのPBSS制御ポイント(PCP:PBSS control point)を含むDMG基本サービスセット(BSS)を指すことが可能である。PBSS制御ポイント(PCP)は、本明細書において使用される際には、少なくとも1つのSTAを含み、かつPBSSのメンバーであるSTAによる無線媒体(WM)へのアクセスを調整するエンティティを指すことが可能である。パーソナル基本サービスセット(PBSS)制御ポイント(PCP)/アクセスポイント(AP)は、本明細書において使用される際には、PCPまたはAPのうちの少なくとも1つであるSTAを指すことが可能である。「PCP/AP」、「AP/PCP」という用語、またはそれらのいずれの変形も、本明細書においては、言い換え可能に使用されることが可能である。非PCP STAは、本明細書において使用される際には、PCPではないSTAを指すことが可能である。非PCP/非APステーション(STA)は、PCPではなく、かつAPでもないSTAを指すことが可能である。
図2は、本明細書において記述されているその他の実施形態のうちのいずれかとの組合せで使用されることが可能である例示的な物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)フォーマット(または物理レイヤフレームフォーマット)を示している。図2において示されているように、PHYモードに基づいて3つの異なるフレームフォーマット、すなわち、制御PHYフレーム205、シングルキャリアPHYフレーム210、およびOFDM PHYフレーム215がある。これらの802.11adフレーム205、210、215は、3つの部分、すなわち、プリアンブル220、222、224、ヘッダ230、232、234、およびデータフィールド240、242、244からなることが可能である。プリアンブル220、222、224は、受信機におけるフロントエンド同期において使用される、既知のデータパターンであることが可能である。フロントエンド同期は、時間、周波数、およびチャネル補正を含むことが可能である。ヘッダ230、232、234は、パケットの残り(すなわちペイロード)を復号する上で有用な情報を含むことが可能である。変調およびコーディングスキーム表示が、ヘッダ230、232、234によって搬送されることが可能である。
図2において示されているように、制御PHYフレーム205は、プリアンブル220、ヘッダ230、データフィールド240、および任意選択でビームフォーミングトレーニングサブフィールド250から構成されている。プリアンブル220は、パケット検知、自動利得制御(AGC:automatic gain control)、周波数オフセット推定、同期、フレームタイプの表示、およびチャネル推定のために使用されることが可能である。プリアンブルは、2つの部分、すなわち、ショートトレーニングフィールド(STF:Short Training field)およびチャネル推定フィールド(CEF:Channel Estimation field)からさらに構成されている。プリアンブル208に、ヘッダブロック230が続く。ヘッダ230は、送信されることになるPPDUの詳細を定義するいくつかのフィールドからなることが可能である。データフィールド240は、物理レイヤサービスデータユニット(PSDU)のペイロードデータからなることが可能である。
シングルキャリアPHYフレーム210は、プリアンブル222、ヘッダ232、データフィールド242、および任意選択でビームフォーミングトレーニングサブフィールド252から構成されている。プリアンブル222は、STFおよびCEFを含むことが可能である。プリアンブル222に、ヘッダブロック232は続く。ヘッダ232は、PSDUのペイロードデータおよび可能なパディングからなることが可能である。データは、ゼロを詰め込まれること、スクランブルされること、符号化されること、および変調されることが可能である。OFDM PHYフレーム215も、プリアンブル224、ヘッダ234、データフィールド244、および任意選択でビームフォーミングトレーニングサブフィールド254から構成されている。プリアンブル224は、STFおよびCEFを含むことが可能である。プリアンブル224に、ヘッダブロック234が続く。ヘッダ234は、送信されることになるPPDUの詳細を定義するいくつかのフィールドからなることが可能である。
フレーム205、210、215は、ビームフォーミングトレーニングのためのメカニズム(たとえば、発見および追跡把握)を容易にすることが可能である。ビームフォーミングトレーニングプロトコルは、2つのコンポーネント、すなわち、セクタレベルスイープ(SLS:sector level sweep)手順およびビームリファインメントプロトコル(BRP:beam refinement protocol)手順を含むことが可能である。SLS手順は、ビームフォーミングトレーニングを送信するために使用されることが可能であり、BRP手順は、ビームフォーミングトレーニングの受信、ならびに送信ビームおよび受信ビームの両方の繰り返しのリファインメントを可能にすることが可能である。
図3は、本明細書において記述されているその他の実施形態のうちのいずれかとの組合せで使用されることが可能である例示的なDMGチャネルアクセススキームを示している。この例においては、ビーコンインターバル305が、ビーコンヘッダインターバル(BHI:beacon header interval)310およびデータ送信インターバル(DTI:data transmission interval)320を含むことが可能である。BHI310は、複数の指向的に送信されたフレームのスイープを使用して管理情報およびネットワークアナウンスのやり取りを容易にすることが可能である。BHI310は、ビーコン送信インターバル(BTI:beacon transmission interval)312、アソシエーションビームフォーミングトレーニング(A-BFT:association beamforming training)サブインターバル314、およびアナウンス送信インターバル(ATI:announcement transmission interval)316を含むことが可能である。BTI312は、1つまたは複数のDMGビーコンフレームが送信されることが可能であるアクセス期間であることが可能である。すべてのDMGビーコンフレームが、すべての非PCPおよび非AP STAによって検知できることが可能であるわけではない。さらに、すべてのビーコンインターバル305が、BTI312を含むことが可能であるわけではない。非AP STAでもある非PCP STAは、それがメンバーである基本サービスセット(BSS)のBTI312の間に送信を行わないことが可能である。
A-BFT314は、前のBTI312の間にDMGビーコンフレームを送信したSTAを用いてビームフォーミングトレーニングが実行されることが可能であるアクセス期間であることが可能である。A-BFT314の存在は、任意選択であることが可能であり、DMGビーコンフレームにおいてシグナリングされることが可能である。ATI316は、PCP/AP STAと非PCP/非AP STAとの間における要求/応答ベースの管理アクセス期間であることが可能である。ATI316の存在は、任意選択であることが可能であり、DMGビーコンフレームにおいてシグナリングされることが可能である。
DTI320は、STA間においてフレームのやり取りが実行されることが可能であるアクセス期間であることが可能である。ビーコンインターバルごとに単一のDTI320があることが可能であり、DTI320は、コンテンションベースのアクセス期間(CBAP:contention-based access periods)322、328、およびスケジュールされたサービス期間(SP)324、326を含むことが可能である。SLSはBHI310において実行されるので、DTI320においては、PCP/APおよびSTAは、基本的な通信リンクおよび情報のやり取りを可能にするために送信(Tx)方向および受信(Rx)方向を知っていると想定されることが可能であるが、より良好なリンク品質のために、特にデータ送信のために、このインターバルの間にビームリファインメントプロトコル(BRP)が実行されることが可能である。特定の状況においては、SP324、326およびCBAP322、328が、動的割り当てのために使用されることが可能であり、これは、PCP/APとの間でのチャネル時間のほぼリアルタイムでの予約を可能にするために使用されることが可能である。このタイプのアクセスは、SP324、326およびCBAP322、328に加えて使用されることが可能である。
図4は、本明細書において記述されているその他の実施形態のうちのいずれかとの組合せで使用されることが可能である、サービス期間の例示的な動的割り当てを示している。この例においては、動的割り当ては、ポーリング期間(PP)405および許可期間(GP)410を含むことが可能である。PP405の間に、PCP/AP420は、ポールフレーム(Poll)430、440をSTA425へ送り、データ送信にチャネル時間を割り当てるためのサービス期間要求フレーム(SPR)450、455を受信することが可能である。Pollフレーム430、440のそれぞれは、例としてショートビームフォーミングフレーム間間隔(SBIFS:Short Beamforming Interframe Space)435によって分離することが可能である。POllN440およびSPR1450は、例としてショートフレーム間間隔(SIF)持続時間445によって分離することが可能である。同様に、SPRフレーム450、455のそれぞれは、例としてSIF持続時間452によって分離することが可能である。受信されたSPRフレーム450、455に基づいて、PCP/AP420は、GP410の間にSTA425がその他のSTAと通信するためにチャネル時間を割り当てるための要求および送信許可フレーム(Grant)460、465を受け入れることが可能である。Grantフレーム460、465を受信した後に、STAは、Grantフレーム460、465に基づいて別のSTAへデータを転送すること415が可能である。Grantフレーム460、465は、例としてSBIFS持続時間470によって分離することが可能である。
図5は、本明細書において記述されているその他の実施形態のうちのいずれかとの組合せで使用されることが可能である例示的なポールフレームフォーマットを示している。図5において示されているように、ポールフレームは、フレーム制御フィールド505、持続時間フィールド510、受信機アドレス(RA)515、送信機アドレス(TA)520、応答オフセット525、およびフレームチェックシーケンス(FCS)530を含むことが可能である。フレーム御フィールド505は、プロトコルバージョン、タイプ、およびサブタイプなどの制御情報を含むことが可能である。フレーム制御フィールド505は、ポールフレームをどのようにして処理するかを理解するために後続のフィールドにとって必要な情報を提供することも可能である。持続時間フィールド510は、残りのポールフレーム送信の持続時間(マイクロ秒での)+すべての適切なフレーム間間隔(IFS:inter-frame space)+サービス期間要求(SPR)フレーム送信の持続時間を含むように設定されることが可能である。RAフィールド515は、ポールされているSTAの媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含むことが可能である。TAフィールド520は、PCPまたはAPのMACアドレスを含むことが可能である。応答オフセットフィールドは、ポールフレームに応答したSPRフレームが送信された場合にこのポールフレームの終わりの後にSIFSを開始するオフセット(1μsの単位での)を示すことが可能である。FCS530は、送信の間にフレームにおいて何らかのエラーが発生したかどうかを送信側STAおよび受信側STAが検証するために使用される特別なエラー検知コードを含むことが可能である。
図6は、本明細書において記述されているその他の実施形態のうちのいずれかとの組合せで使用されることが可能である例示的なサービス期間要求(SPR)フレームフォーマットを示している。図6において示されているように、SPRフレームは、フレーム制御フィールド605、持続時間フィールド610、受信機アドレス(RA)615、送信機アドレス(TA)620、動的割り当て情報625、ビームフォーミング(BF)制御フィールド630、およびフレームチェックシーケンス(FCS)635を含むことが可能である。SPRフレームがポールフレームに応答して送られた場合には、SPRフレームにおける持続時間フィールド610は、ポールフレームに含まれている持続時間フィールド510の値-ポールフレームに含まれている応答オフセットフィールド525の値×その単位-SIFS-SPRフレームを送信するのに要した時間に設定されることが可能である。SPRフレームがポールフレームに応答して送られず、SPまたは送信機会(TXOP)割り当て内で送信された場合には、持続時間フィールド610は、SPR送信時間を除いて割り当てに残された時間に設定されることが可能である。その他のすべてのケースにおいては、持続時間フィールド610は、0に設定されることが可能である。
動的割り当て情報フィールド625は、チャネル時間の割り当てを要求するために、いくつかのサブフィールド、たとえば、割り当てタイプ、ソースアソシエーション識別(Source AID)、宛先アソシエーション識別(Destination AID)、割り当て持続時間などを含むことが可能である。たとえば、Source AIDフィールドは、割り当てのソースであるSTAを識別することが可能である。Destination AIDフィールドは、割り当ての宛先であるSTAを識別することが可能である。動的割り当て情報フィールド625がSPRフレーム内で送信される場合には、割り当て持続時間サブフィールドは、マイクロ秒での要求された持続時間を含むことが可能である。ビームフォーミング(BF)制御フィールド630は、ビームフォーミングのためにアンテナおよびセクタを制御するために、いくつかのサブフィールド、たとえば、ビームフォーミングトレーニング、セクタの数、受信機DMGアンテナの数などを含むことが可能である。たとえば、ビームフォーミングトレーニングサブフィールドは、ソースDMG STAが割り当ての始まりにおいて宛先DMG STAとの間でビームフォーミングトレーニングを開始することを意図しているか否かを示すことが可能である。RAフィールド615は、PCPまたはAPのMACアドレスを含むことが可能である。TAフィールド620は、SP要求を送信するSTAのMACアドレスを含むことが可能である。SPRフレームにおけるフレーム制御フィールド605およびフレームチェックシーケンス(FCS)635は、図5において記述されているポールフレームにおけるそれらと同様の情報を含むことが可能である。
図7は、本明細書において記述されているその他の実施形態のうちのいずれかとの組合せで使用されることが可能である例示的な許可フレームフォーマットを示している。図7において示されているように、許可フレームは、フレーム制御フィールド705、持続時間フィールド710、受信機アドレス(RA)715、送信機アドレス(TA)720、動的割り当て情報725、ビームフォーミング(BF)制御フィールド730、およびフレームチェックシーケンス(FCS)735を含むことが可能である。許可フレームにおける持続時間フィールド710は、必要とされる場合には残りの許可フレームを送信するための時間(マイクロ秒での)、関連したIFS、2×SIFS、および、図6において記述されているSPRフレームにおける動的割り当て情報フィールド625において搬送される割り当て持続時間をカバーするように設定されることが可能である。許可フレームをブロードキャストするために、持続時間フィールド710は、すべての残りの許可フレームの持続時間+許可された時間(マイクロ秒での)をカバーするように設定されることが可能である。RAフィールド715は、SP許可を受信するSTAのMACアドレスを含むことが可能である。TAフィールド720は、許可フレームを送信したSTAのMACアドレスを含むことが可能である。
動的割り当て情報フィールド725が許可フレーム内で送信される場合には、割り当て持続時間サブフィールドは、マイクロ秒でのサービス期間(SP)またはコンテンションベースのアクセス期間(CBAP)割り当ての許可された持続時間を含むことが可能である。BF制御フィールド730が許可フレームにおいて送信される場合には、BF制御フィールドは、イニシエータが使用するセクタの総数を示すセクタ総数サブフィールドを含むことが可能である。許可フレームにおけるフレーム制御フィールド705およびフレームチェックシーケンス(FCS)735は、図5および図6において記述されているポールまたはSPRフレームにおけるそれらと同様の情報を含むことが可能である。
IEEE802.11ay標準は、IEEE802.11PHYレイヤおよびMACレイヤの両方に対する修正を含む。それは、(MACデータサービスAPにおいて測定された)少なくとも20ギガビット/秒の最大スループットをサポートすることができるオペレーションの少なくとも1つのモードを可能にし、その一方でSTAにおけるパワー効率を保持または改善することが可能である。802.11ay標準はまた、45GHzを上回る認可免除(license-exempt)帯域に関するオペレーションを定義し、その一方で、同じ帯域において動作する(たとえば、IEEE802.11adによって定義されているような)レガシDMG STAとの下位互換性および共存を確実にする。IEEE802.11ayは、シングルユーザ(SU)-MIMOおよびマルチユーザ(MU)-MIMOを含む多入力多出力(MIMO)送信を含むことも可能である。さらに、IEEE802.11ayは、チャネルボンディングおよびチャネルアグリゲーションを含むマルチチャネル送信をカバーすることが可能である。
チャネルボンディングまたはチャネルアグリゲーションは、2つ以上の無線デバイスの間におけるスループットを増やすために所与の周波数帯域内の2つの隣接しているまたは隣接していないチャネルが組み合わされる、IEEE802.11の実施態様において一般的に使用される慣行であることが可能である。たとえば、2つの隣接しているチャネルは、より高いサンプリングレートを使用してスループットを増やすためにワイドバンドチャネルボンディングを作成することが可能である。2つの隣接していないまたは隣接しているチャネルは、2xアグリゲーションなどのチャネルアグリゲーションを作成することが可能である。具体的には、2xアグリゲーションは、STAが、データを送信するための2つの802.11adチャネルを同時に感知および検知することを可能にする周波数キャリアアグリゲーションであることが可能である。チャネルボンディングとチャネルアグリゲーションとの間における違いは、チャネルボンディングにおいては、STAがデータを送信しているときに2つの隣接しているチャネルが単一の媒体として扱われることが可能であることであることが可能である。しかしながら、チャネルアグリゲーションにおいては、STAがデータを送信しているときに2つの隣接していないチャネルが2つの媒体として扱われることが可能である。
図8Aおよび図8Bは、本明細書において記述されているその他の実施形態のうちのいずれかとの組合せで使用されることが可能である、WLANにおける2つの例示的なチャネルボンディングデータ送信手順を示している。図8Aにおいては、送信機が、結合されることになるチャネル上で、独立した送信要求(RTS)フレーム805を用いて媒体を予約することが可能であり、受信機は、送信可(CTS)フレーム810を用いて応答することが可能である。送信機は次いで、チャネル結合されたデータ送信815を受信機へ送ることが可能である。結合の表示は、RTSフレーム805に、または送信されるデータフレーム815のプリアンブルに置かれることが可能である。受信機は、チャネル結合された肯定応答(BACK)820を用いて応答することが可能であり、送信機は、2つのコンテンションなしの終了フレーム(CF-END)825を用いて応答して、送信機会(TxOP)予約845を終了させることが可能である。図8Bにおいては、送信機は、結合されることになるチャネル上でCTS-to-selfフレーム830を用いて媒体を予約することが可能である。送信機は次いで、チャネル結合されたデータ送信835を受信機へ送ることが可能である。結合の表示は、CTS-to-selfフレーム830に、または送信されるデータフレーム835のプリアンブルに置かれることが可能である。受信機は、チャネル結合されたACK(BACK)840を用いて応答することが可能である。
図8Aおよび図8Bに関連して上述されている実施形態に関しては、完全なキャリアセンス(たとえば、物理および仮想)がプライマリチャネル上で保持されることが可能である。さらに、拡張DMG(EDMG)STAが、フレームをピアEDMG STAへ送信して、ピアSTAに対するチャネルボンディング送信を実行するという意図を示すことが可能である。これは、EDMG STAが、そのようなフレームを受信した後にのみ複数のチャネルを介して動作することを選ぶことを可能にし、したがって電力を節約することが可能である。複数のチャネルを使用する場合には、PCPまたはAPが、個々に別々のチャネルに割り当てられている複数のSTAへ同時に送信することが可能である。さらに、SPおよびスケジュールされたCBAPが、複数のチャネルにわたって、および/または結合されたチャネルにわたって割り当てられることが可能である。これらの割り当ては、プライマリチャネルを含むことを必要とされないことが可能である。別々のチャネルを介した割り当てが時間において重なっている場合には、そのような割り当てのソースおよび宛先が異なることが可能であり、そのような割り当てのために使用されるチャネルは、BSSの動作チャネルに限定されることが可能である。
図9は、本明細書において記述されているその他の実施形態のうちのいずれかとの組合せで使用されることが可能である、IEEE802.11ayにおける例示的なチャネライゼーションの図である。上述されているように、チャネルアグリゲーションまたはチャネルボンディングは、IEEE802.11ayによってサポートされることが可能である。そのようなチャネルアグリゲーションまたはチャネルボンディングは、2.16GHz+2.16GHzモード、4.32GHz+4.32GHzモード、またはそれらの任意の組合せを含むことが可能であるが、それらには限定されない。たとえば、2.16GHzの帯域幅における2つのチャネル(たとえば、#1および#2)910が、4.32GHzの帯域幅を有するチャネル(たとえば、#9)915を形成することが可能である。同様に、4.32GHzの帯域幅915におけるチャネルおよび2.16GHzの帯域幅910におけるチャネルが、6.48GHzの帯域幅を有するチャネル(たとえば、#17)920を形成することが可能である。加えて、4.32GHzの帯域幅における2つのチャネル(たとえば、#9および#11)915、または2.16GHzにおける1つのチャネル(たとえば、#1)910および6.48GHzにおける1つのチャネル(たとえば、#18)920が、8.64GHzの帯域幅におけるチャネル(たとえば、#25)925を形成することが可能である。チャネルボンディングに関しては、1つの波形が使用されることが可能であり、結合されたチャネルの中央に中心周波数が配置されることが可能である。チャネルアグリゲーションに関しては、個別の波形が個別のアグリゲートされたチャネル上で使用されることが可能であり、それぞれが自身の中心周波数を有することが可能である。
チャネルボンディングまたはチャネルアグリゲーションを実施するために、EDMGデバイスのためのPHYヘッダであるEDMG-Header-Aが、帯域幅、チャネルコーディング(たとえば、チャネルボンディングとチャネルアグリゲーションとの間を区別するための)、プライマリチャネルなどのフィールドを含むことが可能である。これらのフィールドは、RTS/CTSセットアップのための制御トレーラなどに含まれることが可能である。効率的なチャネルボンディングオペレーションのための帯域幅情報を搬送するために、複製されたRTS/CTSアプローチが使用されることが可能である。
上述されているように、IEEE802.11ayは、MIMOおよびマルチチャネル送信をサポートしている。しかしながら、ポーリング、要求、および許可手順(たとえば、IEEE802.11adに関して上述されているような)は、単一のチャネル上での単一のデータストリームの送信用に設計されており、MIMO/マルチチャネル送信をサポートしていない。たとえば、AP/STAが、ポールフレームを使用してSTAにポーリングを行うことが可能であり、STAは、送信時間の割り当てを要求するためにSPRフレームを用いて応答すると予想される。ポーリング期間は、2つのステップを含むことが可能である。第1のステップにおいては、AP/PCPが、次々とSTAにポーリングを行うことが可能であり、ポーリングフレームは、毎回単一のSTAへアドレス指定されることが可能である。第2のステップにおいては、STAは、前のポールフレームにおいて示されている所望の時間オフセットでSPRフレームを用いて応答することが可能である。別の例においては、ソースSTAと宛先STAとの間においてタイムスロットを割り当てるために、AP/PCPによって個別の許可フレームが送信されることが可能である。ソースSTAと宛先STAとの間における指向送信は、許可フレームに続くことが可能である。したがって、下位互換性を保持しながらMIMO/マルチチャネルと互換性のあるポーリング、要求、および許可手順を提供することによってIEEE802.11ayをサポートする方法および装置を有することが望ましいであろう。
実施形態の第1のセットは、拡張ポールおよび要求手順を含む。実施形態の1つのセットにおいては、レガシポール/SPRおよび拡張ポール/SPR(EPoll/ESPR)は、時間において分離することが可能である。実施形態の別のセットにおいては、ポール/SPRおよびEPoll/ESPRは、周波数において、または空間ドメインにおいて分離することが可能である。これらの実施形態においては、「レガシ」は、IEEE802.11adまたは従来のWLAN標準に関連したあらゆるコンセプトまたは考えを指すことが可能であり、「拡張」は、IEEE802.11ayまたはより新しいWLAN標準に関連したあらゆるコンセプトまたは考えを指すことが可能である。たとえば、「レガシ」という用語は、DMGを指すことが可能であり、「拡張」という用語は、拡張DMG(EDMG)を指すことが可能である。拡張Poll、拡張SPR、および拡張Grantフレームは、IEEE802.11標準において定義されている媒体アクセス制御(MAC)フレームであることが可能である。
レガシPoll/SPRおよびEPoll/ESPRフレームが時間において分離する実施形態においては、レガシPollが最初に送信されて、EPollが続くことが可能である。レガシSPRが、EPollの後に送信されて、ESPRが続くことが可能である。あるいは、レガシPollおよびSPRが、EPollおよびESPRの後に送信されることが可能である。別の代替形態においては、ポーリング期間のはじめに、レガシPollおよびSPRを含むレガシポーリング期間が実行されることが可能である。レガシポーリング期間の後に、EPollおよびESPRを含む拡張ポーリングが実行されることが可能である。
EPollおよびESPRフレームは、MIMOおよびマルチチャネル能力に関する情報、ならびにMIMOおよびマルチチャネル送信に関する制御情報を含むことが可能である。この情報は、PCP/APとSTAとの間において、STAの間において、またはPCP/APの間においてやり取りされることが可能である。たとえば、PCP/APは、この情報に基づいてMIMOおよび/またはマルチチャネル送信のための割り当てをSTAに許可することが可能である。その後に、拡張許可フレームを用いて、送信機および受信機は、ビームペアリング情報およびその他のMIMOおよびマルチチャネル関連の情報を取得することが可能である。したがって、MIMOセットアップフレームおよび/またはマルチチャネルセットアップフレームは、EPollおよびESPRフレームに基づいて動的割り当てにおいて任意選択であることまたは省略されることが可能である。
図10は、第1の例示的な拡張ポールおよび要求手順を示している。この例においては、レガシPoll/SPR1030、1035、1055、1060、およびEPoll/ESPR1040、1045、1050、1065、1070、1075は、時間において分離することが可能であり、EPoll1040、1045、1050、およびESPR1065、1070、1075は、フレームにおいて個々にアドレス指定されることが可能である。図10において示されているように、PCP/AP1020が、コンテンションまたはスケジューリングによって媒体を取得することが可能であり、特定の条件が満たされた場合にポーリング期間(PP)1005を開始することが可能である。PP1005は、レガシPoll1030、1035、および拡張Poll1040、1045、1050を含むことが可能である。
PCP/AP1020は、レガシPPDUを使用してレガシPollフレーム1030、1035を送信することが可能である。レガシPollフレーム1030、1035は、xフレーム間間隔(xIFS)持続時間によって分離することが可能である。たとえば、xIFSは、ショートビームフォーミングフレーム間間隔(SBIFS)、ビームリファインメントプロトコルフレーム間間隔(BRPIFS)、ミディアムビームフォーミングフレーム間間隔(MBIFS)、ロングビームフォーミングフレーム間間隔(LBIFS)などであることが可能である。レガシPollフレーム1130、1135における応答オフセットフィールドは、時間におけるオフセットを示すことが可能であり、それは、EPollフレーム1040、1045、1050のために使用される持続時間を含むように計算されることが可能である。
最後のレガシPollフレーム(すなわちPoll N)1035の終わりのxIFS持続時間後に、PCP/AP1020は、EPollフレーム1040、1045、1050を送信することが可能である。たとえば、xIFSは、SBIFS、またはSBIFSよりもわずかに長い持続時間であることが可能である。EPollフレーム1040、1045、1050は、yIFS持続時間によって分離することが可能である。たとえば、yIFS持続時間は、SBIFSであることが可能であり、またはSBIFSよりもわずかに長いことが可能である。yIFS持続時間の例は、SBFS、BRPIFS、MBIFS、およびLBIFSを含むことが可能であるが、それらには限定されない。
EPoll MACフレーム1040、1045、1050は、STA1025へ個々にアドレス指定されることが可能である。このケースにおいては、EPoll MACフレーム1040、1045、1050のRAフィールドは、受信側STA1025のMACアドレスであることが可能である。それぞれのEPollフレーム1040、1045、1050は、応答オフセットフィールド、チャネルオフセットフィールド、応答アンテナ設定および/または応答セクタ設定および/または応答分極設定フィールド、ESPRフィールドなどを搬送することが可能である。応答オフセットフィールドは、時間におけるオフセット(たとえば、1μsの単位での)を示すことが可能である。オフセットは、EPollフレーム1040、1045、1050の終わりと、それらのそれぞれのESPRフレーム1065、1070、1075との間におけるタイムピリオドであることが可能である。たとえば、EPoll1フレーム1040に含まれているオフセットは、ESPR1フレーム1065がPCP/AP1020へ送信される必要があるタイムピリオドを示すことが可能である。チャネルオフセットフィールドは、EPollフレーム1040、1045、1050に含まれることが可能であり、それは、対応するESPRフレーム1065、1070、1075が送信されることが可能である1つまたは複数のチャネルを示すことが可能である。応答アンテナ設定、応答セクタ設定、および/または応答分極設定フィールドは、ESPRフレーム1065、1070、1075のためのアンテナ/セクタ/分極設定を示すことが可能である。実施形態においては、これらのアンテナ/セクタ/分極設定は、空間オフセットと呼ばれることが可能である。ESPRフィールドは、予想される応答フレームがSPR1055、1060であるか、またはESPRフレーム1065、1070、1075であるかを示すことが可能である。
EPollフレーム1040、1045、1050を搬送する物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)は、レガシPPDUまたは拡張PPDUであることが可能である。レガシPPDUは、プライマリチャネル上で単一のデータストリームを用いて送信されることが可能である。PCP/AP1020にとって複数のチャネルが利用可能である場合には、PPDUの送信は、位相回転を伴って、または伴わずにそれぞれのチャネル上で複製されることが可能である。拡張PPDUは、1つまたは複数のチャネル上で1つまたは複数のデータストリームを用いて送信されることが可能である。PPDUは、単一のデータ送信のために準全方向またはビーム形成された方向を使用して送信されることが可能であり、それは、PCP/AP1020とSTA1025との間において前もってトレーニングされておくことが可能である。
PCP/AP1020からPoll/EPollフレーム1030、1035、1040、1045、1050を受信したSTAは、SPRフレーム1055、1060またはESPRフレーム1065、1070、1075を、対応するPoll/EPollフレーム1030、1035、1040、1045、1050において示されているオフセット持続時間の後に送信することが可能である。レガシPoll1030、1035によってポーリングされることが可能であるSTA1025は、レガシSPRフレーム1055、1060を用いて応答することが可能である。EPollフレーム1040、1045、1050によってポーリングされることが可能であるSTA1025は、EPollフレーム1040、1045、1050において示されているESPRフィールドに応じて、レガシSPRフレーム1055、1060またはESPRフレーム1065、1070、1075のいずれかを用いて応答することが可能である。EPollフレーム1040、1045、1050におけるESPRフィールドが省略されている場合には、EPollフレーム1040、1045、1050に対する応答フレームは、ESPRフレーム1065、1070、1075であることが可能である。
SPRフレーム1055、1060は、単一のストリーム送信を使用してプライマリチャネル上でレガシPPDUにおいて搬送されることが可能である。SPRフレーム1055、1060は、準全方向またはビーム形成された方向を使用して送信されることが可能である。ESPRフレーム1065、1070、1075は、拡張デバイスによって完全に理解されることが可能であり、ESPRフレーム1065、1070、1075は、MIMO制御フィールド、マルチチャネル制御フィールド、MU/SU制御フィールド、変調およびコーディングスキーム(MCS)制御フィールド、動的割り当て情報フィールドなどを搬送することが可能である。
MIMO制御フィールドは、いくつかのサブフィールドを含むことが可能であり、ESPRフレーム1065、1070、1075、およびその他の制御または管理フレームのために使用されることが可能である。MIMO制御フィールドがESPRフレーム1065、1070、1075に含まれている場合には、MIMO制御フィールドは、MIMOがサポートされるサブフィールド、分極がサポートされるサブフィールド、データストリーム数サブフィールド、MIMOトレーニングサブフィールドなどを搬送することが可能である。MIMOがサポートされるサブフィールドは、MIMOがSTA1025によってサポートされているかどうかを示すことが可能である。分極がサポートされるサブフィールドは、分極がサポートされているかどうかを示すことが可能である。データストリーム数サブフィールドは、要求されている割り当てにおいて送信されることになるデータストリームの提案される数を示すことが可能である。MIMOトレーニングサブフィールドは、要求されている割り当てにおいてソースと宛先との間でアナログMIMO/ビームフォーミング(BF)トレーニングおよびデジタルMIMO/BFトレーニングが用意されているかどうかを示すことが可能である。
マルチチャネル制御フィールドは、いくつかのサブフィールドを含むことが可能であり、ESPRフレーム1065、1070、1075、およびその他の制御または管理フレームのために使用されることが可能である。マルチチャネル制御フィールドがESPRフレーム1065、1070、1075に含まれている場合には、そのフィールドは、チャネルアグリゲーションサブフィールド、チャネルごとのビームサブフィールドなどを搬送することが可能である。チャネルアグリゲーションサブフィールドは、チャネルアグリゲーションまたはチャネルボンディングがSTA1025によってサポートされているかどうかを示すことが可能である。チャネルごとのビームサブフィールドは、チャネルごとにサポートされている同時ビームの数を示すことが可能である。実施形態においては、このチャネルごとのビームサブフィールドは、MIMO制御サブフィールドに含まれることが可能である。
マルチユーザ/シングルユーザ(MU/SU)制御フィールドは、要求されている割り当てに関してMUまたはSUが提案および/またはサポートされているかどうかを示すことが可能である。MCS制御フィールドは、いくつかのサブフィールドを含むことが可能であり、ESPRフレーム1065、1070、1075、およびその他の制御または管理フレームのために使用されることが可能である。MCS制御フィールドがESPRフレーム1065、1070、1075に含まれている場合には、MCS制御フィールドは、MCSサブフィールド、空間時間ブロックコーディング(STBC:space time block coding)サブフィールド、空間ストリームの数サブフィールド、ショート/ロング低密度パリティチェック(LDPC)サブフィールドなどを搬送することが可能である。MCSサブフィールドは、要求されている割り当てにおいて使用されることになる提案されるMCSレベルを示すことが可能である。STBCサブフィールドは、STBCが提案および/またはサポートされているかどうかを示すことが可能である。空間ストリームの数サブフィールドは、要求されている割り当てに関して提案および/またはサポートされている空間ストリームの数を示すことが可能である。ショート/ロングLDPCサブフィールドは、要求されている割り当てに関する提案されているショートまたはロングLDPCコードを示すことが可能である。
動的割り当て情報フィールドは、MIMO制御およびマルチチャネル制御フィールドに基づいて計算されることが可能である。たとえば、2つのチャネルを用いたチャネルアグリゲーションを使用する2つのデータストリーム送信がMIMO制御およびマルチチャネル制御フィールドにおいて要求されている場合には、対応する割り当て持続時間は、4という係数を考慮に入れることが可能である。代替として、または追加として、割り当て持続時間フィールドは常に、1つのチャネル上での単一のストリーム送信に基づいて計算されることが可能である。このケースにおいては、PCP/AP1020は、割り当てられたデータストリームおよびチャネルに基づいて実際の持続時間を計算することが可能である。
ESPRフレーム1065、1070、1075を搬送するPPDUは、レガシPPDUまたは拡張PPDUであることが可能である。レガシPPDUは、プライマリチャネル上で単一のデータストリームを用いて送信されることが可能である。PCP/AP1020にとって複数のチャネルが利用できることが可能である場合には、PPDUの送信は、位相回転を伴って、または伴わずにそれぞれのチャネル上で複製されることが可能である。拡張PPDUは、1つまたは複数のチャネル上で1つまたは複数のデータストリームを用いて送信されることが可能である。PPDUは、単一のデータ送信のために準全方向またはビーム形成された方向を使用して送信されることが可能であり、それは、PCP/APとSTAとの間において前もってトレーニングされておくことが可能である。
上のパラグラフにおいて記述されているフィールドは、シャッフルされることが可能である(すなわち、1つのフィールドに関して定義されているサブフィールドが、別のフィールドに含まれることが可能であり、またはフィールドとしてESPRフレーム1065、1070、1075に直接含まれることが可能である)。
図11は、第2の例示的な拡張ポールおよび要求手順を示している。この例においては、レガシPoll/SPRフレーム1130、1135、1150、1155が、それぞれEPoll/ESPRフレーム1140、1141、1143、1145、1146、1148、1160、1165、1170の前に実行されることが可能である。レガシPoll/SPR1130、1135、1150、1155、およびEPoll/ESPR1140、1145、1160、1165、1170は、時間において分離しており、ESPRフレーム1160、1165、1170は、フレームにおいて個々にアドレス指定されることが可能である。EPollフレーム1340、1343、1341、1345、1346、1348は、ダウンリンク(DL)MU送信、たとえばMU-MIMOおよびマルチチャネルMU送信を使用して送信されることが可能である。
図10において記述されている実施形態と同様に、図11においては、PCP/AP1120が、コンテンションまたはスケジューリングによって媒体を取得することが可能であり、特定の条件が満たされた場合にポーリング期間(PP)1105を開始することが可能である。最後のレガシPollフレーム(すなわちPoll N)1135の終わりのxIFS持続時間後に、PCP/AP1120は、EPollフレーム1140、1141、1143、1145、1146、1148を送信することが可能である。EPoll MACフレーム1140、1141、1143、1145、1146、1148は、STA1125へ個々にアドレス指定されることが可能である。このケースにおいては、EPoll MACフレーム1140、1141、1143、1145、1146、1148のRAフィールドは、受信機1125のMACアドレスであることが可能である。それぞれのEPoll MACフレーム1140、1141、1143、1145、1146、1148は、上述されているような応答オフセットフィールド、チャネルオフセットフィールド、応答アンテナ設定および/または応答セクタ設定および/または応答分極設定フィールド、ならびにESPRフィールドを搬送することが可能である。あるいは、EPoll MACフレーム1140、1141、1143、1145、1146、1148は、STA1125のグループへアドレス指定されるグループであることが可能である。このケースにおいては、EPollフレーム1140、1141、1143、1145、1146、1148のRAフィールドは、マルチキャストMACアドレス、ブロードキャストMACアドレスなどであることが可能である。STA1125のグループは、EPoll MACフレーム1140、1141、1143、1145、1146、1148において指定されている情報に基づいて自身の応答を用意することが可能である。
個々にアドレス指定されるEPollフレーム1140、1141、1143、1145、1146、1148に関して上述されているフィールドに加えて、またはその代替として、グループでアドレス指定されるEPollフレーム1140、1141、1143、1145、1146、1148は、STAの数フィールドおよび1つまたは複数のSTA情報フィールドを含むことが可能である。STAの数フィールドは、EPollフレーム1140、1141、1143、1145、1146、1148によってアドレス指定されるSTAの数を示すことが可能である。STA情報フィールドは、STAがSPR/ESPRフレーム1150、1155、1160、1165、1170を送り返すための宛先アソシエーション識別子(AID)および時間/周波数/空間オフセット情報を示すことが可能である。EPollフレーム1140、1141、1143、1145、1146、1148において搬送されるSTA情報フィールドの数は、STAの数フィールドによって決定されることが可能である。時間/周波数/空間オフセット情報は、個々にアドレス指定されるEPoll MACフレーム1140、1141、1143、1145、1146、1148に関して記述されているのと同じであることが可能である。たとえば、時間オフセット情報は、応答オフセットフィールドにおいて示されているEPoll1,1フレーム1141とESPR1,1フレーム1160との間におけるタイムピリオドを指すことが可能である。周波数オフセットは、ESPRフレーム1160、1165、1170が送信される1つまたは複数のチャネルを指すことが可能である。空間オフセットは、応答アンテナ設定および/または応答セクタ設定および/または応答分極設定フィールドにおいて示されているアンテナ設定またはセクタ設定を指すことが可能である。
EPollフレーム1140、1141、1143、1145、1146、1148を搬送するPPDUは、拡張PPDUであることが可能である。EPollフレーム1140、1141、1143、1145、1146、1148が個々にアドレス指定されるケースにおいては、MU-PPDUが使用されることが可能である。たとえば、はじめに一般的なプリアンブルが送信されることが可能であり、ユーザ固有のプリアンブルおよびユーザ固有のデータ部分が続くことが可能である。MU-MIMOが使用される場合には、それぞれのSTAのためのデータ部分は、空間署名において搬送されることが可能である。マルチチャネルMU送信が使用される場合には、それぞれのSTAのためのデータ部分は、1つまたは複数のチャネルにおいて搬送されることが可能である。EPollフレームが1140、1141、1143、1145、1146、1148グループでアドレス指定されるケースにおいては、複数のSTAへアドレス指定された同じEPollフレーム1140、1141、1143、1145、1146、1148は、すべての空間署名およびチャネルを使用して搬送されることが可能である。たとえば、同じフレームが、1つまたは複数の空間ビームを使用して送信されることが可能であり、複数のチャネル上で位相回転を伴って、または伴わずに繰り返されることが可能である。PPDUは、単一のデータ送信のために準全方向またはビーム形成された方向を使用して送信されることが可能であり、それは、PCP/AP1120とSTA1125との間において前もってトレーニングされておくことが可能である。
図11において示されている実施形態と同様に、図11においては、PCP/AP1120からPoll/EPollフレーム1130、1135、1140、1141、1143、1145、1146、1148を受信したSTA1125は、SPR1150、1155またはESPRフレーム1160、1165、1170を、対応するPoll/EPollフレーム1130、1135、1140、1141、1143、1145、1146、1148において示されているオフセット持続時間の後に送信することが可能である。レガシPollフレーム1130、1135によってポーリングされることが可能であるSTA1125は、レガシSPRフレーム1150、1155を用いて応答することが可能である。EPollフレーム1140、1141、1143、1145、1146、1148によってポーリングされることが可能であるSTA1125は、EPollフレーム1140、1141、1143、1145、1146、1148において示されているESPRフィールドに応じて、レガシSPRフレーム1150、1155またはESPRフレーム1160、1165、1170のいずれかを用いて応答することが可能である。EPollフレーム1140、1141、1143、1145、1146、1148におけるESPRフィールドが省略されている場合には、EPollフレーム1140、1141、1143、1145、1146、1148に対する応答は、ESPRフレーム1160、1165、1170であることが可能である。SPRフレーム1150、1155およびESPRフレーム1160、1165、1170は、図11において記述されているSPRフレーム1155、1160およびESPRフレーム1165、1170、1175と同じであることが可能であり、したがって、それらのフレームの詳細は、ここでは繰り返されない。
図11において示されている実施形態のケースと同様に、図11においては、ESPRフレーム1160、1165、1170を搬送するPPDUは、プライマリチャネル上で単一のデータストリームを用いて送信されるレガシPPDU、または1つもしくは複数のチャネル上で1つもしくは複数のデータストリームを用いて送信される拡張PPDUであることが可能である。レガシPPDUに関して、PCP/AP1120にとって複数のチャネルが利用できることが可能である場合には、PPDUの送信は、位相回転を伴って、または伴わずにそれぞれのチャネル上で複製されることが可能である。PPDUは、単一のデータ送信のために準全方向またはビーム形成された方向を使用して送信されることが可能であり、それは、PCP/AP1120とSTA1125との間において前もってトレーニングされておくことが可能である。
図10において示されている実施形態と同様に、図11においては、上述されているフィールドおよびサブフィールドは、シャッフルされることが可能である(すなわち、1つのフィールドに関して定義されているサブフィールドが、別のフィールドに含まれることが可能であり、またはフィールドとしてESPRフレーム1065、1070、1075に直接含まれることが可能である)。
図12は、第3の例示的な拡張ポールおよび要求手順を示している。この例においては、レガシポールフレーム1230、1235、およびSPRフレーム1250、1255が、それぞれEPollフレーム1240、1241、1243、1245、1246、1248、およびESPRフレーム1260、1261、1263、1265、1266、1268の前に実行されることが可能である。レガシポール/SPR1230、1235、1250、1255、およびEPoll/ESPR1240、1241、1243、1245、1246、1248、1260、1261、1263、1265、1266、1268フレームは、時間において分離することが可能である。EPollフレーム1240、1241、1243、1245、1246、1248、およびESPRフレーム1260、1261、1263、1265、1266、1268の両方は、MU送信、たとえばMU-MIMOおよびマルチチャネルMU送信を使用して送信されることが可能である。
図12において示されている実施形態に関する方法およびフレーム構造は、下記の例外を除いて、図11において記述されている方法およびフレーム構造と同じまたは同様である。図12においては、2つ以上のSTA1225がEPollフレーム1240、1241、1243、1245、1246、1248を同じ時間オフセットで受信できることが可能である。このケースにおいては、2つ以上のSTA1225が、MU送信を同時に使用して(すなわち、UL MU送信)ESPRフレーム1260、1261、1263、1265、1266、1268を送信することが可能である。加えて、PCP/AP1220は、1つのフィールド(たとえば、MU ESPRフィールド)を使用してSTA1225に潜在的なUL MU送信を示すことが可能である。その他のUL-MU送信関連の情報、たとえば、来たるアップリンク送信のPLCPヘッダ(たとえば、レガシヘッダまたは拡張ヘッダ)に含まれることになる情報が、ここで示されることが可能である。そのような情報は、たとえば、MCS、空間ストリームの数(Nss)、LDPCコードワードサイズ、帯域幅(BW)、チャネルアグリゲーション、ガードインターバル(GI)/サイクリックプレフィックス(CP)長さ、PHYレイヤサービスデータユニット(PSDU)長さ、適用されるSTBCなどを含むことが可能である。ESPRフレーム1260、1261、1263、1265、1266、1268を搬送するPPDUに関しては、拡張PPDUが1つまたは複数のチャネル上で1つまたは複数のデータストリームを用いて送信される場合には、その拡張PPDUは、MU送信に含まれることが可能であり、そのPPDU送信は、EPollフレーム1240、1241、1243、1245、1246、1248に続くことが可能である。
図10、図11、および図12において記述されている実施形態のうちのすべてにおいて、Poll、EPoll、SPR、およびESPRフレームにおける持続時間フィールドは、全期間をカバーするように設定されることが可能である。たとえば、合計でN個の送信されるレガシPollおよびM個のEPollのうちのそれぞれのレガシPollフレームi内の持続時間フィールドは、下記の方程式(1)によって計算されることが可能である。
Duration_i = Duration_of_Poll_transmission_i,N + Duration_of_EPoll_transmission + Offset_of_SPR_transmission_N + Offset_of_ESPR_transmission_M. Equation (1)
M個のEPollのうちのそれぞれのEPollフレームi内の持続時間フィールドは、下記の方程式(2)によって計算されることが可能である。
Duration_i = Duration_of_EPoll_transmission_i,M + Offset_of_SPR_transmission_N + Offset_of_ESPR_transmission_M. Equation (2)
合計でN個の送信されるレガシSPRおよびM個のESPRのうちのそれぞれのレガシSPRフレームi内の持続時間フィールドは、下記の方程式(3)によって計算されることが可能である。
Duration_i = Duration_of_SPR_transmission_i,N + Offset_of_ESPR_transmission_M. Equation (3)
M個のESPRのうちのそれぞれのESPRフレームi内の持続時間フィールドは、下記の方程式(4)によって計算されることが可能である。
Duration_i = Duration_of_ESPR_transmission_i,M. Equation (4)
上記の方程式のうちのそれぞれにおいて、Duration_of_xxx_transmission_i,kは、i番目のフレームの終わりからk番目のフレームの終わりまでの持続時間(途中にあるすべてのフレーム間間隔およびアンテナ切り替え時間を考慮した)を指すことが可能である。Duration_of_EPoll_transmissionは、最後のレガシPollフレームの終わりから最後のEPollフレームの終わりまでの持続時間を指すことが可能である。さらに、Offset_of_SPR_transmission_jは、下記の方程式(5)によって計算されることが可能である。
Offset_of_SPR_transmission1 = Poll_SPR_space
Offset_of_SPR_transmissionj = Offset_of_SPR_transmissionj-1+floor(TXTIME(SPRj)+SIFS,aTSFResolution)+1 , Equation (5)
この場合、Poll_SPR_spaceは、PCP/APによって送信される最後のEPollフレームの終わりと、非PCP/非AP STAによる第1のレガシSPRフレームの予想される開始時間との間におけるタイムインターバルであることが可能である。
Offset_of_ESPR_transmission_jは、下記の方程式(6)によって計算されることが可能である。
Offset_of_ESPR_transmission1 = Poll_ESPR_space
Offset_of_ESPR_transmissionj = Offset_of_ESPR_transmissionj-1+floor(TXTIME(ESPRj)+xlFS,aTSFResolution)+1 , Equation (6)
この場合、Poll_ESPR_spaceは、非PCP/非AP STAによって送信される最後のSPRフレームの終わりと、非PCP/非AP拡張STAによる第1のESPRフレームの予想される開始時間との間におけるタイムインターバルであることが可能である。
下位互換性のあるポーリング期間設計の実施形態においては、レガシPollおよびレガシSPRフレームの両方に、EPollおよびESPRフレームが続くことが可能である。図13は、レガシポーリング期間に、拡張ポーリング期間が続くPP1305を伴う例示的な拡張ポールおよび要求手順を示している。図13において示されているように、PP1305のレガシポーリング期間(すなわちレガシPollおよびSPRフレーム1330、1335、1340、1345)が、PP1305の拡張ポーリング期間(すなわちEPollおよびESPRフレーム1350、1355、1360、1365、1370、1375)の前に実行されることが可能である。GP1310およびデータ転送期間1315が、PP1305に続くことが可能である。この例においては、EPollフレーム1350、1355、1360、およびESPRフレーム1365、1370、1375は、フレームにおいて個々にアドレス指定されることが可能である。加えて、DL EPoll送信およびUL ESPR送信は、シングルユーザ(SU)送信を使用することが可能である。しかしながら、これは、マルチユーザ(MU)送信用に容易に拡張されることが可能である。図13において示されている実施形態に関するフレーム構造およびフィールドは、図10~図12において記述されているフレーム構造およびフィールドと同じまたは同様であることが可能である。
図13において記述されている実施形態においては、Poll、SPR、EPoll、およびESPRフレームにおける持続時間フィールドは、全期間をカバーするように設定されることが可能である。たとえば、合計でN個の送信されるレガシPollおよびM個のEPollのうちのそれぞれのレガシPollフレームi内の持続時間フィールドは、下記の方程式(7)によって計算されることが可能である。
Duration_i = Duration_of_Poll_transmission_i,N + duration_of_EPoll_transmission + Offset_of_SPR_transmission_N + Offset_of_ESPR_transmission_M. Equation (7)
さらに、合計でM個のEPollのうちのそれぞれのEPollフレームi内の持続時間フィールドは、下記の方程式(8)によって計算されることが可能である。
Duration_i = Duration_of_EPoll_transmission_i,M + Offset_of_ESPR_transmission_M. Equation (8)
そして合計でN個の送信されるレガシSPRおよびM個のESPRのうちのそれぞれのレガシSPRフレームi内の持続時間フィールドは、下記の方程式(9)によって計算されることが可能である。
Duration_i = Duration_of_SPR_transmission_i,N + Duration_of_EPoll_transmission +Offset_of_ESPR_transmission_M. Equation (9)
M個のESPRのうちのそれぞれのESPRフレームi内の持続時間フィールドは、下記の方程式(10)によって計算されることが可能である。
Duration_i = Duration_of_ESPR_transmission_i,M. Equation (10)
これらの方程式(7)~(10)においては、表記は、上記の方程式(1)~(6)と同じまたは同様であることが可能である。
下位互換性のあるポーリング期間および許可期間設計の別の実施形態においては、レガシポーリング期間(PP)および許可期間(GP)に、拡張PPおよびGPが続くことが可能である。図14は、拡張データ転送1430が続く拡張PP14120および拡張GP1425の前に、レガシデータ転送1414が続くレガシPP1405およびレガシGP1410が実行される例示的な拡張ポール要求手順を示している。この例においては、EPollおよびESPRフレームは、フレームにおいて個々にアドレス指定されることが可能である。拡張PP1420は、SU送信またはMU送信を使用することが可能である。この例においては、レガシPollおよびGrantフレームにおける持続時間フィールドは、レガシPP1405およびGP1410をカバーするように設定されることが可能であり、その一方で、拡張PollおよびGrantフレームにおける持続時間フィールドは、拡張PP1420およびGP1425をカバーするように設定されることが可能である。代替として、または追加として、レガシPoll/Grantフレームおよび拡張Poll/Grantフレームにおける持続時間フィールドは、全期間をカバーするように設定されることが可能である。図14において示されている実施形態に関するフレーム構造およびフィールドは、図10~図13において記述されているフレーム構造およびフィールドと同じまたは同様であることが可能である。
図10~図14に関して上述されている手順のうちのすべてに関して、EMinPPDurationが、動的割り当ての一部として、拡張PPおよびGPの最小持続時間を示すことが可能であり、マイクロ秒で指定されることが可能である。EMinPPDurationは、レガシPPおよびGPの最小持続時間を示すことが可能であるMinPPDuration以上であることが可能である。PCP/APに関連付けられている間に、拡張STAは、そのローカルEdot11MinPPDuration変数の値を、それがそのPCP/APからこの要素を受信したときのこのフィールドの値でオーバーライドすることが可能である。拡張STAは、それぞれのSP/CBAPの始まりからEdot11MinPPDurationに関してアウェイク状態にあることが可能であり、それは、動的割り当てのために使用されることが可能である。
実施形態においては、レガシPoll/SPRフレームおよびEPoll/ESPRフレームは、周波数において、または空間ドメインにおいて分離することが可能である。この実施形態においては、PCP/APは、複数のチャネルを取得または利用することが可能である。たとえば、レガシPollフレームは、プライマリチャネル上で送信されることが可能であり、EPollフレームは、チャネルのうちの残りの上で送信されることが可能である。SPR/ESPRフレームは、Poll/EPollフレームの後に送信されることが可能である。SPRフレームは、プライマリチャネル上で送信されることが可能であり、ESPRフレームは、チャネルのうちの残りの上で送信されることが可能である。レガシPollおよびEPollフレームならびにレガシSPRおよびESPRフレームの同時送信が同期されることが可能である。
レガシポール/SPRおよびEPoll/ESPRフレームが周波数において、または空間ドメインにおいて分離する別の実施形態においては、PCP/APは、PPにおいてMU-MIMO送信を使用することが可能である(すなわち、複数のユーザが、空間ドメインにおいて分離することが可能である)。レガシPollフレームは、1つの空間ストリームを介して送信されることが可能であり、EPollフレームは、残りの空間ストリーム上で送信されることが可能である。SPR/ESPRフレームは、Poll/EPollフレームの後に送信されることが可能である。SPRフレームは、1つの空間ストリーム上で送信されることが可能であり、ESPRフレームは、空間ストリームのうちの残りの上で送信されることが可能である。レガシPollおよびEPollフレーム、ならびにレガシSPRおよびESPRフレームの同時送信が同期されることが可能である。
図15は、同時レガシPollおよびEPoll送信を伴う例示的な拡張ポールおよび要求手順を示している。1つのタイムスロットにおいて、レガシPollフレーム1531、1536が、プライマリチャネルまたは1つの空間ストリームを介して送信されることが可能であり、その一方で、EPollフレーム1530、1531、1535、1538が、その他のチャネル(たとえば、セカンダリチャネル)および/またはその他の空間ストリームを介して送信されることが可能である。たとえば、ポーリング期間(PP)1505の間に、レガシSTA1525が、プライマリチャネルを介してレガシPollフレーム1531、1536を受信することが可能であり、拡張STA1525が、セカンダリチャネルを介してEPollフレーム1530、1533、1538を受信することが可能である。この例においては、PCP/AP1520が、コンテンションまたはスケジューリングによって媒体を取得することが可能である。PCP/AP1520は、特定の条件が満たされた場合にポーリング期間を開始することが可能である。ポーリング期間は、レガシPollフレーム1531、1536、および拡張Pollフレーム1530、1533、1535、1538を含むことが可能である。
PCP/AP1520は、複数のチャネルを介して、および/または複数の空間ストリームを介して、レガシPollフレーム1531、1536をレガシSTA1525へ、および拡張Pollフレーム1530、1533、1535、1538を、拡張STA1525へ同時に送信することが可能である。MU-MIMO送信が使用される場合には、レガシPollフレーム1531、1536は、レガシPPDUによって搬送されることが可能であり、それは、PPDUの始まりから1つの空間ストリームを介して送信されることが可能である。拡張Pollフレーム1530、1533、1535、1538は、拡張PPDUまたはレガシPPDUによって搬送されることが可能であり、それらは、空間ストリームのうちの残りを介して送信されることが可能である。マルチチャネル送信が使用される場合には、レガシPollフレーム1531、1536は、レガシPPDUによって搬送されることが可能であり、それは、プライマリチャネルを介して送信されることが可能である。拡張Pollフレーム1530、1533、1535、1538は、拡張PPDUまたはレガシPPDUによって搬送されることが可能であり、それらは、チャネルのうちの残り(たとえばセカンダリチャネル)を介して送信されることが可能である。実施形態においては、拡張Pollフレーム1530、1533、1535、1538は、拡張PPDUまたはレガシPPDUによって搬送されることが可能であり、それらは、プライマリチャネルを介して送信されることが可能である。レガシPollフレーム1531、1536は、レガシPPDUによって搬送されることが可能であり、それは、チャネルのうちの残り(たとえばセカンダリチャネル)を介して送信されることが可能である。
レガシPollフレーム1531、1536、およびEPollフレーム1530、1533、1535、1538は、別々のフレームフォーマットおよび別々の長さを有することが可能であるが、レガシPollフレーム1531、1536、およびEPollフレーム1530、1533、1535、1538の送信は、同期されることが可能である。言い換えれば、送信を同時に終了させるために、パディングが必要とされることが可能である。MU送信の終わりのxIFS持続時間後に、PCP/AP1520は、レガシPollフレーム1531、1536、およびEPollフレーム1530、1533、1535、1538の別のセットをSTA1525の別のセットへ送信することが可能である。
EPollフレーム1530、1533、1535、1538は、個々にアドレス指定されることが可能であり、応答オフセットフィールド、チャネルオフセットフィールド、応答アンテナ設定、応答セクタ設定、および/または応答分極設定フィールド、ESPRフィールドなどを搬送することが可能である。応答オフセットフィールドは、時間におけるオフセット(たとえば、1μsの単位での)を示すことが可能である。オフセットは、EPollフレーム1530、1533、1535、1538の終わりと、送信されることになるPollフレーム1531、1536に応答したESPRフレーム1545、1550との間におけるタイムピリオドであることが可能である。チャネルオフセットフィールドは、EPollフレーム1530、1533、1535、1538に含まれることが可能であり、Pollフレーム1531、1536に応答したESPRフレーム1545、1550が送信されることが可能である1つまたは複数のチャネルを示すことが可能である。応答アンテナ設定、応答セクタ設定、および/または応答分極設定フィールドは、Pollフレーム1531、1536に応答したESPRフレーム1545、1550のためのアンテナ/セクタ/分極設定を示すことが可能である。ESPRフィールドは、予想される応答フレームがSPRフレーム1540であるか、またはESPRフレーム1545、1550であるかを示すことが可能である。
PCP/AP1520からPoll/EPollフレーム1530、1531、1533、1535、1536、1538を受信したSTA1525は、SPRフレーム1540またはESPRフレーム1545、1550を、対応するPoll1531、1536またはEPollフレーム1530、1533、1535、1538において示されているオフセット持続時間の後に送信することが可能である。レガシポールフレーム1531、1536によってポーリングされるSTA1525は、レガシSPRフレーム1540を用いて応答することが可能である。EPollフレーム1530、1533、1535、1538によってポーリングされるSTA1520は、EPollフレーム1530、1533、1535、1538において示されているESPRフィールドに応じて、レガシSPRフレーム1540またはESPRフレーム1545、1550のいずれかを用いて応答することが可能である。EPollフレーム1530、1533、1535、1538におけるESPRフィールドが省略されている場合には、EPollフレーム1530、1533、1535、1538に対する応答は、ESPRフレーム1545、1550であることが可能である。
SPRフレーム1540は、単一のストリーム送信を使用してプライマリチャネル上でレガシPPDUにおいて搬送されることが可能である。SPRフレーム1540は、準全方向またはビーム形成された方向を使用して送信されることが可能である。
ESPRフレーム1545、1550は、拡張デバイスによって完全に理解されることが可能である。ESPRフレーム1545、1550は、MIMO制御フィールド、マルチチャネル制御フィールド、MU/SU制御フィールド、MCS制御フィールド、動的割り当て情報フィールドなどを搬送することが可能である。MIMO制御フィールドは、いくつかのサブフィールドを含むことが可能であり、ESPRフレーム1545、1550、およびその他の制御または管理フレームのために使用されることが可能である。MIMO制御フィールドがESPRフレーム1545、1550に含まれている場合には、そのフィールドは、MIMOがサポートされるサブフィールド、分極がサポートされるサブフィールド、データストリーム数サブフィールド、MIMOトレーニングサブフィールドなどを搬送することが可能である。MIMOがサポートされるサブフィールドは、MIMOがSTA1525によってサポートされているかどうかを示すことが可能である。分極がサポートされるサブフィールドは、分極がサポートされているかどうかを示すことが可能である。データストリーム数サブフィールドは、要求されている割り当てにおいて送信されることになるデータストリームの提案される数を示すことが可能である。MIMOトレーニングサブフィールドは、要求されている割り当てにおいてソースと宛先との間でアナログMIMO/BFトレーニングおよびデジタルMIMO/BFトレーニングが用意されているかどうかを示すことが可能である。
マルチチャネル制御フィールドは、いくつかのサブフィールドを含むことが可能であり、ESPRフレーム1545、1550、およびその他の制御または管理フレームのために使用されることが可能である。マルチチャネル制御フィールドがESPRフレーム1545、1550に含まれている場合には、そのフィールドは、チャネルアグリゲーションサブフィールド、チャネルごとのビームサブフィールドなどを搬送することが可能である。チャネルアグリゲーションサブフィールドは、チャネルアグリゲーションまたはチャネルボンディングがサポートされているかどうかを示すことが可能であり、チャネルごとのビームサブフィールドは、チャネルごとにサポートされている同時ビームの数を示すことが可能である。代替として、または追加として、このサブフィールドは、MIMO制御サブフィールドに含まれることが可能である。
MU/SU制御フィールドは、要求されている割り当てに関してMUまたはSUが提案および/またはサポートされているかどうかを示すことが可能である。MCS制御フィールドは、いくつかのサブフィールドを含むことが可能であり、ESPRフレーム1545、1550、およびその他の制御または管理フレームのために使用されることが可能である。MCS制御フィールドがESPRフレーム1545、1550に含まれている場合には、そのフィールドは、MCSサブフィールド、STBCサブフィールド、空間ストリームの数サブフィールド、ショート/ロングLDPCサブフィールドなどを搬送することが可能である。MCSサブフィールドは、要求されている割り当てにおいて使用されることになる提案されるMCSレベルを示すことが可能である。STBCサブフィールドは、STBCが提案されているかどうかを示すことが可能である。空間ストリームの数サブフィールドは、要求されている割り当てに関して提案されている空間ストリームの数を示すことが可能である。ショート/ロングLDPCサブフィールドは、要求されている割り当てに関する提案されているショートまたはロングLDPCコードを示すことが可能である。
動的割り当て情報サブフィールドは、MIMO制御およびマルチチャネル制御フィールドに基づいて計算されることが可能である。たとえば、2つのデータストリーム送信が、2つのチャネルのアグリゲーションを伴ってMIMO制御およびマルチチャネル制御フィールドにおいて要求されている場合には、対応する割り当て持続時間は、4という係数を考慮に入れることが可能である。あるいは、割り当て持続時間フィールドは常に、1つのチャネル上での単一のストリーム送信に基づいて計算されることが可能である。そのケースにおいては、PCP/AP1520は、割り当てられたデータストリームおよびチャネルに基づいて実際の持続時間を計算することが可能である。
ESPRフレーム1545、1550を搬送するPPDUは、レガシPPDUまたは拡張PPDUであることが可能である。レガシPPDUは、プライマリチャネル上で単一のデータストリームを用いて送信されることが可能である。拡張PPDUは、1つまたは複数のチャネル上で1つまたは複数のデータストリームを用いて送信されることが可能である。PCP/AP1520にとって複数のチャネルが利用できることが可能である場合には、PPDUの送信は、位相回転を伴って、または伴わずにそれぞれのチャネル上で複製されることが可能である。PPDUは、単一のデータ送信のために準全方向またはビーム形成された方向を使用して送信されることが可能であり、それは、PCP/AP1520とSTA1525との間において前もってトレーニングされておくことが可能である。
上述されているフィールドおよびサブフィールドは、シャッフルされることが可能である(すなわち、1つのフィールドに関して定義されているサブフィールドが、別のフィールドに含まれることが可能であり、またはフィールドとしてESPRフレーム1545、1550に直接含まれることが可能である)。
図16は、同時レガシPoll/SPRおよびEPoll/ESPR送信を伴う例示的な拡張ポールおよび要求手順を示している。具体的には、レガシPoll/SPRフレーム1631、1636、1641、1646が、プライマリチャネルまたは1つの空間ストリームを介して送信されることが可能であり、その一方で、EPoll/ESPRフレーム1630、1633、1635、1638、1640、1643、1645、1648が、その他のチャネルおよび/またはその他の空間ストリームを介して送信されることが可能である。ポーリング期間(PP)1605の間に、レガシSTA1625が、プライマリチャネルを介してレガシPollフレーム1631、1636を受信することが可能であり、拡張STA1625が、セカンダリチャネルを介してEPollフレーム1630、1633、1638を受信することが可能である。詳細な手順は、図15において示され図15に関して記述されている手順と同様であることが可能である。さらに、図16において示されている実施形態に関するフレーム構造およびフィールドは、図15において記述されているフレーム構造およびフィールドと同じまたは同様であることが可能である。
図17は、非対称チャネル割り当てを伴う例示的な拡張ポールおよび要求手順を示している。非対称チャネル割り当ては、マルチチャネル送信に伴って可能にされることが可能である。たとえば、プライマリチャネルは、STAのペア(たとえば、STA1およびSTA2)の間においてSP/CBAP1705に割り当てられることが可能であり、チャネルのうちの残りは、動的割り当てのために使用されることが可能である。
PCP/AP1725が、1つまたは複数のSPを複数のチャネルにわたって割り当てることが可能である。プライマリチャネル上のSPは、STA1およびSTA2に割り当てられることが可能である。セカンダリチャネル上のSPは、ソースおよび宛先AIDを伴ってブロードキャストされることが可能であり、ひいては、それは、動的割り当てのために使用されることが可能である。拡張STA1730は、STA1およびSTA2に加えて、(それらは、動的割り当て用に意図されることが可能である、)セカンダリチャネル上で受信モードにとどまることが可能である。PCP/AP1725は、セカンダリチャネル上で動的割り当てを開始することが可能である。PCP/AP1725は、EPollフレーム1735、1740をSTA1730へ送信することを開始することが可能であり、ポーリングされていたSTA1730は、ESPRフレーム1745、1750を用いて応答することが可能である。PCP/AP1730は次いで、Grant期間(GP)1715の間に、拡張Grant(EGrant)フレームをいくつかのSTA1730へ送信することが可能であり、データ送信1720が続くことが可能である。
図17において示されている例においては、SPは、プライマリチャネル上で非PCT/非AP STAのペアに割り当てられることが可能である。したがってPCP/AP1725は、PCP/AP1725側において半二重無線機が想定される場合には、セカンダリチャネル上で制限を伴わずに送信および受信を行うことが可能である。PCP/AP1725において二重無線機が想定される場合には、プライマリチャネル上での送信は、PCP/AP1725と非PCP/非AP STAとの間にあることが可能である。
図18は、複数のチャネル上での動的なSP割り当ての例を示している。この例においては、許可期間1810およびデータ転送サービス期間1815が、複数のチャネルにおけるオペレーション用に拡張されることが可能である。たとえば、PP1805においては、STA1 1825は、自身がSTA2 1830と通信することを要求していることをSPRフレームにおいて示しており、E STA3 1835は、自身がE STA4 1840と通信することを要求していることをSPRフレームにおいて示している。E STA3 1835およびE STA4 1840は、EDMG STAであることが可能であり、STA1 1825およびSTA2 1830は、DMGまたはEDMG STAであることが可能である。GP1810においては、図18において示されているように、L/EGrantフレーム1845、1855、およびEGrantフレーム1850、1860は、別々のチャネル上で、STA1 1825およびE STA3 1835、ならびにSTA2 1830およびE STA4 1840へ並列して送られることが可能である。STA1825、1830、1835、1840は、許可フレーム1845、1850、1855、1860が、それ自体のMACアドレスにマッチするRAを伴って受信されるチャネルに基づいて、割り当てられたチャネル(データ転送1865、1870用の)を黙示的に得ることが可能である。代替として、または追加として、割り当てられたチャネルは、EGrantフレーム1850、1860において黙示的にシグナリングされることが可能である。このケースにおいては、割り当てられたチャネルは、EGrantフレーム1850、1860を搬送するチャネルと同じであること、または異なることが可能である。さらに、EGrantフレーム1850、1860は、複数のチャネルを割り当てることが可能であり、チャネルボンディングまたはアグリゲーションが割り当てにおいて使用されることになるかどうかを示すことが可能である。データ転送サービス期間1815において、STA1825、1830、1835、1840は、図18において示されているように、割り当てられたチャネルおよび持続時間を使用して、データ転送1865、1870、および肯定応答1875、1880を実行することが可能である。
ブロードキャストされたAIDに等しい宛先およびソースAIDの両方を伴う、または1に等しいCBAPのみのフィールドを伴うスケジュールされたSP/CBAPにおいては、チャネルアクセスは、プライマリチャネルを含むことを必要とすることが可能である。しかしながら、これは、動的割り当てがそのようなSP/CBAPにおいて実行される場合には、EGrantフレーム1850、1860によって許可された割り当てに当てはまらないことが可能である。
別々のチャネル上での時間割り当ては、等しい持続時間であることを必要とされることが可能であり、それによってAPまたはPCP/AP1820は、複数のチャネル上でその後のGP1810を同時に開始することが可能である。プライマリチャネルまたはセカンダリチャネルのいずれかの上での割り当てを伴うEDMG STA1835、1840が、APまたはPCP/AP1820によって制御されないその他のSTAのアクセスを防止するために、動的割り当ての終わりまでその送信に対してパディングを行うことが必要とされることが可能である。
APまたはPCP/AP1820は、PP1805またはGP1810が発生することが可能であるSPまたはCBAPにおいて特定の持続時間においてプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの両方をモニタするようにEDMG STA1835、1840を構成することが可能である。この構成は、事前に複数のチャネルをモニタする目的でSTA1825、1830、1835、1840を準備するためにチャネルボンディングウェイクアップと同様のセットアップフレームを用いて行われることが可能である。PP1805においては、Poll/SPRフレームが、別々のチャネル上で別々のSTA1825、1830、1835、1840へ/から並列して送られることが可能であるが、APまたはPCP/AP1820は、任意のチャネルにおけるSPRフレームの受信の始まりと、その他の任意のチャネルにおけるPollフレームの送信の終わりとの間において適切な間隔が保持されるように応答オフセットを設定することを必要とするであろう。
あるいは、EDMG STA1835、1840が、動的割り当てが使用されることが可能であるSP/CBAPにおいてプライマリチャネルをモニタすることを必要とされるだけであることが可能である。それは、それが、EDMG STA1835、1840へアドレス指定されているプライマリチャネル上で送られたPollフレーム、またはマルチチャネル送信を示すEDMGヘッダ-Aを伴ってプライマリチャネル上で送られたフレームを受信した場合には、プライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの両方の上で動作するように切り替わることが可能である。EDMG STA1835、1840へアドレス指定されているプライマリチャネル上でPollフレームが送られるシナリオに関しては、Pollフレームは、プライマリチャネル上で送られることが可能であり、セカンダリチャネル上で複製されることが可能であり、その一方で、EDMG STA1835、1840からのSPRまたはESPRフレームは、セカンダリチャネル上で送られることが可能である。Pollフレームは、STA1825、1830、1835、1840がそのPollフレームに応答するためにはどのセカンダリチャネルを使用するべきかを示すであろう。フレームが、マルチチャネル送信を示すEDMGヘッダ-Aを伴ってプライマリチャネル上で送られるシナリオに関しては、そのフレームは、EDMG STA1835、1840へアドレス指定されているPollフレームであることが可能であり、またはそうでないことも可能であるが、EDMG STA1835、1840によって受信されることを必要とすることが可能である。EDMG STA1835、1840へ送信されたPollフレームは、セカンダリチャネル上でのみ受信されることが可能である。EDMG STA1835、1840は、それが、いずれの受信されたポールフレームにおいてもアドレス指定されていない場合には、プライマリチャネルをモニタすることへ切り替えて戻ることが可能である。このケースにおいては、Pollフレームは、周波数分割多元接続(FDMA)PPDUにおいて送信されることが可能である。
別々のチャネルが別々のSTAに割り当てられているいずれの時点においても、APに設定されている宛先AIDを1つの割り当てのみが有することが可能であることが必要とされることが可能である。APに設定されている宛先AIDを有する動的割り当てがプライマリチャネルを含まなければならないことが必要とされることが可能である。たとえば、宛先としてのAPを有する割り当てがプライマリチャネルを含まない場合には、APがセカンダリチャネル上で受信を行っているときに、プライマリチャネルの割り当てが、プライマリチャネル上での割り当てられるソースまたは宛先STAのいずれかによって切り捨てられることが可能であることが可能である。このケースにおいては、APは、SP切り捨ての後に、かつセカンダリチャネル上でのデータ転送が終了される前にプライマリチャネル上で受信されたフレームに応答することができないことが可能である。
別々のSTAに対する許可フレームが別々のチャネル上で同時に送信される場合には(たとえば、図18において示されているように)、宛先としてのAPを有する割り当てを搬送するGrantフレームの持続時間は、その他のチャネル上でのGrantフレーム送信の持続時間をカバーするために通常よりも長く設定されることを必要とすることが可能であり、それによってAPへのデータ転送は、すべてのチャネル上でGrantプロセスが終了されるまで開始しないことが可能である。
ブロードキャストされたAIDに等しい宛先およびソースAIDの両方を伴う、または1に等しいCBAPのみのフィールドを伴うスケジュールされたSP/CBAPにおいては、チャネルアクセスは、プライマリチャネルを含むべきである。これは、コンテンションベースのアクセスに参加しているSTAが、プライマリチャネル上で完全なクリアチャネル評価(CCA:full clear channel assessment)およびネットワーク割り当てベクトル(NAV)手順を実行することを必要とされるだけであることが可能であることに起因して、必要とされることが可能である。
プライマリおよびセカンダリチャネルが動的割り当てにおいて別々のSTAに割り当てられていることに伴って、動的割り当てに参加していないEDMG STAは、(1)プライマリチャネル上での動的に割り当てられたSPが切り捨てられた場合、(2)STAが、プライマリチャネル上で割り当てられたSTAのペアの間における指向送信を聞き取っていない場合、および/または(3)STAが、PIFS持続時間の間にセカンダリチャネル上で送信機からの聞き取りを行っていない場合には、プライマリおよびセカンダリチャネルの両方の上でチャネルアクセスを実行することが可能である。これがプライマリチャネルに影響を与えないことが可能である間に(完全なCCAおよびNAV手順が実行されるので)、セカンダリチャネル上の受信側STAが干渉されることが可能である。
Grantフレームがセカンダリチャネル上で動的なSPを割り当てた後に、かつプライマリチャネル上でデータ転送が発生する前に、データ転送用のアンテナ構成を使用して、セカンダリチャネル上で割り当てられたソースSTAと宛先STAとの間においてプライマリチャネル上でショートフレームのやり取りが実行されることが可能である。フレームのやり取りは、持続時間設定を搬送することが可能であり、それによって、動的割り当てに参加していないEDMG STAは、NAVを設定すること、およびセカンダリチャネル上で動的なSPの持続時間の間にチャネルアクセスを実行しないことが可能である。このショートフレームのやり取りは、前のGP(これは、ショートフレームをやり取りするSTAペアのためにセカンダリチャネル上で動的なSPを割り当てることも可能である)と、プライマリチャネルデータ転送を割り当てる後のGPとの間にあることが可能である。あるいは、このショートフレームのやり取りは、(たとえば、図18において示されているように)すべてのチャネルにSPを割り当てるGPのすぐ後に、ただしプライマリチャネル上でのデータ転送の前にあることが可能である。このケースにおいては、プライマリチャネル上で送られる許可フレームの持続時間は、データ転送をショートフレームのやり取りの後まで遅延させるために、より長い値に設定されることを必要とすることが可能である。
セカンダリチャネル上での動的なSPの終了時間は、プライマリチャネル上での動的なSPの終了時間よりも小さくなるように(割り当て持続時間を介して)設定されることが可能である。別々のセカンダリチャネル上で割り振られたSTAペアは、同じ持続時間情報を搬送する同じフレームを用いて、プライマリチャネル上で同時にショートフレームのやり取りを実行することが可能である。
レガシSTAおよび/または拡張STAの間における送信は、レガシGrantフレームによって許可されることが可能であり、その一方で、拡張STAの間における送信は、拡張Grantフレーム(EGrant)によって許可されることが可能である。EGrantフレームは、複数のチャネルを介した送信またはMIMOを使用する送信を割り当てるために使用されることが可能である。EGrantフレームは、MIMOまたは複数のチャネルを介した送信をセットアップするための必要な情報(たとえば、アナログビーム/セクタ情報、ビーム/セクタ割り当て情報、デジタルプリコーディングスキーム、またはチャネル割り当て)を搬送することが可能である。
図19は、第1の例示的な許可手順を示している。この例においては、PCP/APが、SPまたはCBAPを介して動的割り当てを実行することが可能である。PCP/APは、PP1905の間にSTAに対してポーリングを行い、STAから要求を受信することが可能である(このステップは、任意選択であることが可能である)。以前に送信されたアップリンク要求に基づいて、PCP/APは、時間リソースをSTAに割り当てることが可能である。GP1910の間に1つまたは複数のレガシGrantフレームが送信されることが可能であり、データ転送期間1915の間にレガシデータ送信が続くことが可能である。次いで、拡張STAにリソースを割り当てるために、eGP1920の間に1つまたは複数のEGrantフレームが送信されることが可能である。データ転送期間1925においてデータ送信が続くことが可能である。ここでは、eGP1920によって割り当てられるデータ送信は、レガシデータ送信および/または拡張データ送信であることが可能である。
図20は、第2の例示的な許可手順を示している。図20において示されている手順は、図19の手順と同様であるが、ただし、第2の例示的な許可手順においては、PP2005の後に、eGP2010および対応するデータ転送期間2015が、GP2020および対応するデータ転送期間2015の前に実行されることが可能である。
図21は、eGP2110および対応するDLデータ転送期間2215内の例示的な下位互換送信を示している。この例においては、PCP/AP2120が、PP2105の間に前もって送信されていたPollフレームまたはEPollフレームを伴って、または伴わずにeGP2110を開始することが可能である。さらに、eGP2110においては、レガシGrantフレーム2135およびEGrantフレーム2136の両方が同時に送信されることが可能である。たとえば、Grantフレーム2135およびEGrantフレーム2136は、複数のチャネルを介して同時に送信されることが可能である。このケースにおいては、E STA2 2130などの拡張デバイスが、すべてのチャネルをモニタすること、および非プライマリチャネルを介して送信されたEGrantフレーム2136を受信すると予想することが可能である。あるいは、PCP/AP2120は、E STA2 2130が以前にPoll/SPRフレームまたはEPoll/ESPRフレームを通じて送信時間を要求した同じチャネル上でE STA2 2130へEGrantフレーム2136を送信することが可能である。したがって、いずれのケースにおいても、拡張STA(たとえば、E STA2 2130)は、それが以前にSPRフレームまたはESPRフレームを送信したチャネルをモニタすることが可能である。実施形態においては、Grantフレーム2135およびEGrantフレーム2136は、MIMOを使用して複数のストリームを介して送信されることが可能である。上述の手順は、レガシSTA(たとえば、STA1 2125)および拡張STA(たとえば、E STA2 2130)の共存を伴って実施されることが可能であることに留意されたい。いくつかの実施形態においては、それは、(1)レガシSTA(たとえば、STA1 2125)を、拡張STA(たとえば、E STA2 2130)と、(2)レガシGrantフレーム2135をEGrantフレーム2136と、(3)レガシデータフレーム2140を、拡張データフレーム2141と、および(4)レガシACK2145を、拡張ACK2150と置き換えることによって、拡張STA(たとえば、E STA2 2130)に対して使用されることが可能である。
上述されているGrantフレーム2135およびEGrantフレーム2136の送信は、そろえられることが可能である。たとえば、必要な場合には、送信が等しい持続時間を有するようにさせるために、パケットがパディングされることが可能である。
実施形態においては、eGP2110の間にEGrantフレーム2136のみが送信されることが可能である。このケースにおいては、情報を複数のSTA2125、2130へ搬送する同じEGrantフレーム2136が、MIMOストリームおよび/または複数のチャネルを介して繰り返されることが可能である。代替として、または追加として、ユーザ固有のEGrantフレーム2136が、複数の空間ストリームおよび/または複数のチャネルを介して送信されることが可能である。
Grantフレーム2135またはEGrantフレーム2136のxIFS持続時間後に、データ送信期間(またはデータ転送期間)2115が続くことが可能である。データ送信2115は、レガシデータフレーム(すなわちData1)2140および拡張データフレーム(すなわちeData2)2141送信から構成されることが可能である。レガシデータフレーム2140および拡張データフレーム2141は、Grantフレーム2135およびEGrantフレーム2136のための送信と同様にMIMOまたは複数のチャネルを介して送信されることが可能である。
データ送信のxIFS持続時間後に、STA2125、2130は、肯定応答フレーム(すなわちACK1およびeACK2)2145、2150をPCP/AP2120へ返信することが可能である。実施形態においては、STA2125、2130は、肯定応答フレーム2145、2150を、MIMOまたは複数のチャネルを介して同時に送信することが可能である。別の実施形態においては、STA2125、2130は、ポールベースのスキームを使用して肯定応答フレーム2145、2150を送信することが可能である。第1のポールは省略されることが可能である。なぜなら、DLデータ送信が第1のポールとして扱われることが可能であるからである。
図22は、eGP2210および対応するULデータ転送期間2215内での例示的な下位互換送信を示している。手順またはeGP2210は、図21において記述されている例と同じまたは同様であることが可能である。たとえば、eGP2210の間に、Grantフレーム2235およびEGrantフレーム2240が、上述されているように複数のチャネルまたは複数の空間ストリームを介して送信されることが可能である。しかしながら、対応するデータ送信、Data 1 2245、およびeData2250は、複数の空間ストリームおよび/または複数のチャネルを介したULマルチユーザ送信であることが可能である。MU ACK2255が、STA2225、2230へのULデータ送信のための肯定応答としてPCP/AP2220によって送信されることが可能である。
図23は、制御トレーラ2345を使用したeGP2310内での例示的な下位互換送信を示している。この例においては、PCP/AP2325が、Grantフレーム2340を複数のSTA2330、2335へ送信することが可能である。STAのうちの1つは、レガシSTA(すなわちSTA1)2330であることが可能であり、残りのSTAは、拡張STA(すなわちE STA2)2335であることが可能である。レガシSTA2330は、レガシGrantフレーム2340および制御トレーラ2345を受信することが可能であるが、それは、レガシGrantフレーム2340を復号することのみが可能である。拡張STA2335は、レガシGrantフレーム2340および制御トレーラ2345を受信することも可能であり、データ転送期間2320の間に両方を復号することが可能である。レガシGrantフレーム2340は、MACボディーにおいて送信されることが可能であり、その一方で制御トレーラ2345は、それに付加されることが可能である。制御トレーラ2345は、拡張STA2335に関する割り当て情報およびMIMO/マルチチャネルセットアップ情報を含むことが可能である。具体的には、制御トレーラ2345は、チャネルアグリゲーション、帯域幅、チャネル番号、SU/MU MIMO、アンテナ構成などに関するいくつかのフィールドを含むことが可能である。
図24は、STAがMIMOおよびマルチチャネル送信を実行することを可能にする例示的な動的割り当て手順を示している。図24において示されているように、ステップ2410において、STAは、STAからのMIMOおよび/またはマルチチャネル送信を可能にするための時間オフセット、チャネルオフセット、アンテナ設定、およびセクタ設定を含むポールフレームをアクセスポイント(AP)から受信することが可能である。ポールフレームは、応答オフセットフィールド、チャネルオフセットフィールド、応答アンテナ設定フィールド、応答セクタ設定フィールドなどを含む拡張ポールフレームであることが可能である。応答オフセットフィールドは、ポールフレームとSPRフレームとの間におけるタイムピリオドを示す時間オフセットを含むことが可能である。具体的には、STAは、応答オフセットフィールドにおいて示されている持続時間の後にポールフレームに応答してSPRフレームを送信することが可能である。チャネルオフセットフィールドは、ポールフレームに応答してSPRフレームが送信される1つまたは複数のチャネルを示すチャネルオフセットを含むことが可能である。応答アンテナ設定フィールドは、ポールフレームに応答してSPRフレームが送信されるアンテナ構成を示すアンテナ設定を含むことが可能である。応答セクタ設定フィールドは、SPRフレームが送信されるアンテナのセクタを示すセクタ設定を含むことが可能である。
ステップ2420において、STAは、ポールフレームに基づいてサービス期間要求(SPR)フレームをAPへ送信することが可能である。SPRフレームは、MIMO制御フィールド、マルチチャネル制御フィールド、MU/SU制御フィールド、割り当て持続時間フィールドなどを含む拡張SPRフレームであることが可能である。MIMO制御フィールドは、STAがMIMOをサポートしているかどうかを示すためのMIMOがサポートされるサブフィールドを含むことが可能である。MIMO制御フィールドは、要求されている割り当てにおいて使用されることになるデータストリームの提案される数を示すためのデータストリーム数サブフィールドをさらに含むことが可能である。マルチチャネル制御フィールドは、STAがチャネルアグリゲーションまたはチャネルボンディングをサポートしているかどうかを示すためのチャネルアグリゲーションサブフィールドを含むことが可能である。MU/SU制御フィールドは、STAが、要求されている割り当てに関してMUまたはSUをサポートしているかどうかを示すことが可能である。割り当て持続時間フィールドは、マルチチャネルを伴う複数のデータストリームまたは単一のチャネルを伴う単一のデータストリームに基づいて計算されることが可能である。SPRフレームは、ポールフレームにおいて示されているチャネルオフセットに基づいて単一のまたは複数のデータストリームを用いて送信されるPPDUにおいて搬送されることが可能である。PPDUは、ポールフレームにおいて示されているアンテナおよびセクタ設定に基づいて準全方向またはビーム形成された方向を使用して送信されることが可能である。
ステップ2430において、STAは、許可期間の間にAPから許可フレームを受信することが可能である。許可フレームは、STAがMIMO送信およびマルチチャネル送信を実行することを可能にするためのアンテナ構成およびマルチチャネル割り当てを含む拡張許可フレームであることが可能である。許可フレームは、レガシ許可フレームと、そのレガシ許可フレームに付加されている制御トレーラとを含むことが可能である。実施形態においては、許可フレームは、データフィールドと、そのデータフィールドの後に挿入されている制御トレーラとを含むPPDUを含むことが可能である。MIMOおよびマルチチャネル送信のためのアンテナ構成およびマルチチャネル割り当ては、制御トレーラにおいて搬送されることが可能である。ステップ2440において、STAは、許可フレームにおけるアンテナ構成およびマルチチャネル割り当てに基づいてMIMOおよび/またはマルチチャネルを使用してその他のSTAまたはAPへデータを送信することが可能である。
特徴および要素が特定の組合せで上述されているが、それぞれの特徴または要素は、単独で、またはその他の特徴および要素との任意の組合せで使用されることが可能であることを当技術分野における標準的な技術者なら理解するであろう。加えて、本明細書において記述されている方法は、コンピュータまたはプロセッサによって実行するためにコンピュータ可読媒体に組み込まれているコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実施されることが可能である。コンピュータ可読媒体の例は、(有線接続または無線接続を介して送信される)電子信号、およびコンピュータ可読ストレージ媒体を含む。コンピュータ可読記憶媒体の例は、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよび取り外し可能ディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびに、CD-ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含むが、それらには限定されない。WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数送受信機を実施するために、ソフトウェアに関連付けられているプロセッサが使用されることが可能である。