JP7152890B2 - 固体撮像素子、撮像装置及び撮像方法 - Google Patents

固体撮像素子、撮像装置及び撮像方法 Download PDF

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Description

本発明は、固体撮像素子、撮像装置及び撮像方法に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置に備えられる固体撮像素子の画素数は、増加する傾向にある。画素数の増加に伴い、画像データのデータ量が増加するため、画像データの読み出し速度が低下する要因となる。そこで、固体撮像素子内部で画像データのデータ量を圧縮処理により削減することで、読み出し速度の低下を抑制することが提案されている。
一方、特許文献1には、撮像素子の外部でRAW画像データを非可逆圧縮および伸張する信号処理部を有する撮像装置において、撮像感度が高い場合に、圧縮動作および伸張動作を行わないようにして、画質の劣化を防止することが開示されている。
特開2008-113070号公報
しかしながら、画像データの圧縮機能を有する固体撮像素子において、データ量の低減と画質低下の抑制とを両立させる技術は提案されていなかった。
本発明の目的は、画質を損なうことなく迅速に画像データを出力し得る固体撮像素子、撮像装置及び撮像方法を提供することにある。
実施形態の一観点によれば、固体撮像素子であって、複数の画素が行列状に配列された画素アレイと、画素アレイから、位相差検出を行うための位相差検出信号と、画像を生成するための画像信号とを読み出す読み出し手段と、読み出し手段によって画素アレイから読み出された信号に対して圧縮処理を施す圧縮処理手段と、読み出し手段によって読み出された位相差検出信号または画像信号を、固体撮像素子の外部へ出力する出力手段とを備え、圧縮処理手段により圧縮処理が施された位相差検出信号を、出力手段を介して出力する第1のモードと、圧縮処理手段によって圧縮処理が施されていない画像信号を、出力手段を介して出力する第2のモードとで動作可能であり、第1のモードで動作している場合、圧縮処理手段は、位相差検出信号に対して、固体撮像素子を備える撮像装置の設定に応じて異なる圧縮率の圧縮処理を施す、ことを特徴とする固体撮像素子によって達成される。
本発明によれば、画質を損なうことなく迅速に画像データを出力し得る固体撮像素子、撮像装置及び撮像方法を提供することができる。
第1実施形態による固体撮像素子を示すブロック図である。 第1実施形態による固体撮像素子の一部を示す回路図である。 第1実施形態による固体撮像素子を示す斜視図及び断面図である。 第1実施形態による固体撮像素子を示す断面図である。 第1実施形態による撮像装置を示すブロック図である。 第1実施形態による撮像装置の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態による固体撮像素子の動作を示すタイムチャートである。 第1実施形態による撮像装置に備えられた信号処理部において行われる伸長処理の例を示すフローチャートである。 第2実施形態による撮像装置の動作を示すフローチャートである。 実施形態による圧縮処理部の機能構成例を示すブロック図である。 実施形態による圧縮処理部の動作を示すフローチャートである。 第3実施形態による撮像装置の動作を示すフローチャートである。 第4実施形態による撮像装置の動作を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態について図面を用いて以下に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態を適宜組み合わせるようにしてもよい。
[第1実施形態]
第1実施形態による固体撮像素子及びその制御方法並びに撮像装置について図1乃至図8を用いて説明する。
図3(a)は、本実施形態による固体撮像素子を示す斜視図である。図3(a)に示すように、本実施形態による固体撮像素子506は、第1の半導体チップ(第1の半導体基板)10と第2の半導体チップ(第2の半導体基板)11とを有している。固体撮像素子506は、第2の半導体チップ11上に第1の半導体チップ10が積層された積層型のイメージセンサである。第1の半導体チップ10は、複数の画素(画素部)101が2次元マトリクス状、即ち、行列状に配列された画素アレイ306を有している。
画素アレイ306は、計測用画素と撮像画素とを含む。計測用画素としては、遮光部に位置する画素である遮光画素や、測距に用いられる画素である測距用画素が挙げられる。測距用画素は、その出力から例えば位相差検出方式による測距に用いる像信号を生成可能な画素であってよい。また、測距用画素は測距専用であってもよいし、撮像画素としても利用可能な画素であってもよい。
第1の半導体チップ10は、第2の半導体チップ11に対して光入射側に配置されている。即ち、第1の半導体チップ10は、第2の半導体チップ11に対して、光学像の受光側に位置している。第2の半導体チップ11には、後述する列走査回路113a、113b(図1参照)と、行走査回路112(図1参照)とを含む画素駆動回路(読み出し回路、読み出し部)等が形成されている。
また、第2の半導体チップ11には、メモリ117(フレームメモリ)、圧縮処理部118等も形成されている。本実施形態では、画素101が形成される第1の半導体チップ10と周辺回路が形成される第2の半導体チップ11とが別個になっているため、画素101の製造プロセスと周辺回路の製造プロセスとが分離されている。このため、本実施形態においては、配線の細線化や高密度化等が周辺回路等において実現され、固体撮像素子506の高速化、小型化、高機能化等が実現される。
図3(b)は、本実施形態による固体撮像素子を示す断面図である。図3(b)に示すように、第1の半導体チップ10と第2の半導体チップ11とには、それぞれ電極パッド(マイクロパッド)413,419が形成されている。第1の半導体チップ10に形成された電極パッド413と、第2の半導体チップ11に形成された電極パッド419とは、バンプ(マイクロバンプ)301等によって電気的に接続されている。バンプ301は、例えば半田によって形成されている。
図1は、本実施形態による固体撮像素子を示すブロック図である。本実施形態による固体撮像素子506は、撮像層として機能する第1の半導体チップ10と、回路層として機能する第2の半導体チップ11とを有している。
第1の半導体チップ10には、2次元マトリクス状に配列された複数の画素101を有する画素アレイ306が形成されている。また、各画素には原色ベイヤ配列に従って赤(R)、緑(Gr、Gb)、青(B)のいずれか1つのカラーフィルタが設けられている。
画素101は、水平方向(行方向)において、転送信号線103、リセット信号線104、行選択信号線105にそれぞれ接続されており、垂直方向(列方向)において、列信号出力線102a又は列信号出力線102bにそれぞれ接続されている。なお、列信号出力線102a、102bの接続先の画素101は、信号読み出し行によって異なっている。
第2の半導体チップ11には、カラムADCブロック111が備えられている。カラムADCブロック111は、列信号出力線102a又は列信号出力線102bに接続されている。更に、第2の半導体チップ11には、各行の画素を走査する行走査回路112と、各列の画素を走査する列走査回路113a、113bとが備えられている。
更に、第2の半導体チップ11には、制御部509からの制御信号に基づいて、行走査回路112、列走査回路113a、113b、カラムADCブロック111、切り換えスイッチ116、121の動作タイミングをそれぞれ制御するタイミング制御回路114が備えられている。タイミング制御回路114は計測用画素の位置と種別とを記憶した不揮発性メモリを有し、スイッチ121の制御などに用いる。
更に、第2の半導体チップ11には、列走査回路113a、113bによって制御されるタイミングに従ってカラムADCブロック111からの信号を転送する水平信号出力線115a、115bが備えられている。第2の半導体チップ11は、更に、切り換えスイッチ116、121、メモリ117、圧縮処理部118、及び、パラレルシリアル変換部(P/S変換部)120を備えている。固体撮像素子506によって取得される画素信号(画像信号、画像データ)は、信号処理部507に出力される。固体撮像素子506は、制御部509によって制御される。
本実施形態では、画素101が形成される第1の半導体チップ10と周辺回路が形成される第2の半導体チップ11とが別個になっているため、画素101の製造プロセスと周辺回路の製造プロセスとが分離されている。このため、本実施形態においては、配線の細線化や高密度化等が周辺回路等において実現され、固体撮像素子506の高速化、小型化、高機能化等が実現される。
切り換えスイッチ116は、水平信号出力線115aを介して出力される画素信号と、水平信号出力線115bを介して出力される画素信号とを選択的に出力する。切り換えスイッチ116は、例えばタイミング制御回路114が制御する。
切り換えスイッチ121は、切り換えスイッチ116から出力される画像データをメモリ117またはP/S変換部120に出力する。切り換えスイッチ121は、例えばタイミング制御回路114が制御する。
メモリ117は、切り換えスイッチ121を介して供給される画素信号(画像データ)を一時的に記憶するフレームメモリである。
圧縮処理部118は、制御部509の制御に基づいて、メモリ117に保存された画像データに対して圧縮処理を適用する。圧縮処理は、画像データを符号化することによりデータ量を削減する処理である。本実施形態では、符号化効率(データ圧縮率)を高めるため、画像データを非可逆符号化する。圧縮処理が不要な場合には、切り換えスイッチ121をP/S変換部120に接続し、切り換えスイッチ116から供給される画像データをメモリ117に格納せずにP/S変換部120に直接供給する。
P/S変換部120は、スイッチ121またはメモリ117から入力される画像データに対してパラレル-シリアル変換を行う。P/S変換部120から出力されるシリアルの画像データは、固体撮像素子506から信号処理部507に送信される。
ここで、圧縮処理部118の構成および動作の一例について説明する。図10は、圧縮処理部118の機能構成例を示すブロック図である。圧縮処理部118は、量子化部1101、符号化部1102、量子化テーブル1103、符号化テーブル1104を備える。
量子化部1101は、画素データの差分値を求め、量子化テーブル1104を参照して差分値を量子化する回路である。圧縮処理部118は、例えば第2の半導体チップ11に設けられるFPGAなどを用いて実施することができる。量子化部1101は例えばスキャン方向に隣接する画素間の差分値を量子化することができるが、他の方法で求めた差分値を量子化してもよい。
量子化テーブル1103は、画素データの差分値を量子化する際に用いる量子化ステップを記憶したテーブルである。量子化ステップは一定値であってもよいし、差分値の大きさに応じた値であってもよい。
符号化テーブル1104は、出現頻度が高いデータほどビット数の少ない符号を割り当てるエントロピー符号化を実施するためのテーブルである。符号化部1102は、例えば量子化値を二値化し、ランレングス表記に変換した後、例えば符号化テーブル1104を参照してハフマン符号化することができる。
さらに、符号化部1102は、画素ごとの符号化データを出力する。符号化部1102は、量子化テーブルを特定する情報など、符号化データの復号に必要な情報を、符号化データのヘッダ情報に含める。信号処理部507は、符号化データのヘッダ情報に基づいて符号化データを復号する。
図11は、圧縮処理部118による圧縮処理に関するフローチャートである。ここでは、メモリ117に符号化対象のRAW画像データが既に格納されているものとする。
圧縮処理が開始されると、S1202において、量子化部1101は、予め定められた符号化ブロックサイズのRAW画像データをメモリ117から取得する。なお、後述する様に、メモリ117には読み出された全ての画像データが格納されるとは限らない。
そして、量子化部1101は、取得したRAW画像データについて、隣接画素間の差分値を算出する。なお、符号化ブロックが複数行にわたる場合には、最上行の左端の画素から水平方向に進み、右端に達すると次の行の左端から水平方向に進むラスタスキャン順に画素が並んでいるものとして、隣接画素間の差分値を算出することができる。
続いて、S1203において、量子化部1101はS1202で算出した差分値を、量子化テーブル1103に基づく量子化ステップを用いて量子化する。量子化ステップは差分値に依存しない一定値であってもよいし、差分値に応じた値であってもよい。量子化部1101は、量子化された差分値(量子化値)を符号化部1102に出力する。
次に、S1204において、符号化部1102が、量子化値を符号化する。上述の通り、例えば符号化部1102は、量子化値を2進数に変換したのち、符号化テーブル1104を参照してエントロピー符号化する。また、符号化部1102は、復号に必要な情報(符号化パラメータ)を符号化データのヘッダ情報に含める。
S1205において、符号化部1102は、符号化データをタイミング制御回路114からの指示に応じてP/S変換部120に出力する。圧縮処理部118は、以上の処理を符号化ブロックごとに繰り返し実行する。符号化ブロックの大きさは、符号化対象の画像データに応じて予め定めておくことができる。
次に、信号処理部507での復号処理の詳細について説明する。信号処理部507は、撮像素子506から出力される符号化データのヘッダ情報から符号化パラメータを取得する。そして、信号処理部507は、取得した符号化パラメータに基づいて符号化データを復号する。
なお、ここで説明した符号化および復号の方法は、画像データを非可逆符号化する方法の一例に過ぎない。例えば符号化ブロックごとにDCTなどの直交変換を適用してブロックを周波数成分ごとの係数に変換したのち、高周波成分の量化ステップを大きくした量子化を適用し、エントロピー符号化するなど、公知の任意の符号化方法を適用可能である。
図2は、本実施形態による固体撮像素子の一部を示す回路図である。図2の上側は、画素101を示しており、図2の下側は、カラムADCブロック111を示している。
図2に示すように、画素101は、光電変換素子であるフォトダイオード201と、転送トランジスタ202と、リセットトランジスタ203と、増幅トランジスタ204と、選択トランジスタ205と、フローティングディフュージョン206とを有している。トランジスタ202~205としては、例えば、Nチャネル型のMOSFET(MOS Field-Effect Transistor)が用いられている。
転送トランジスタ202のゲートには、転送信号TRGを供給する転送信号線103が接続されている。リセットトランジスタ203のゲートには、リセット信号RSTを供給するリセット信号線104が接続されている。選択トランジスタ205のゲートには、行選択信号SELを供給する行選択信号線105が接続されている。
これらの信号線103~105は水平方向に延在しており、同一行に位置する画素101が同時に駆動される。これによって、ライン順次動作型のローリングシャッタ又は全行同時動作型のグローバルシャッタの動作を実現することができる。更に、選択トランジスタ205のソースには、列信号出力線102a又は列信号出力線102bが接続されている。
フォトダイオード201は、光電変換によって電荷を生成する。フォトダイオード201のアノード側は接地されており、フォトダイオード201のカソード側は転送トランジスタ202のソースに接続されている。転送トランジスタ202がON状態になると、フォトダイオード201の電荷がフローティングディフュージョン206に転送される。フローティングディフュージョン206には寄生容量が存在するため、フローティングディフュージョン206にはフォトダイオード201から転送された電荷が蓄積される。
増幅トランジスタ204のドレインには電源電圧Vddが印加され、増幅トランジスタ204のゲートはフローティングディフュージョン206に接続されている。増幅トランジスタ204のゲートの電位は、フローティングディフュージョン206に蓄積された電荷に応じた電位となる。
選択トランジスタ205は、信号が読み出される画素101を選択するためのものであり、選択トランジスタ205のドレインは、増幅トランジスタ204のソースに接続されている。また、選択トランジスタ205のソースは、列信号出力線102a又は列信号出力線102bに接続されている。
選択トランジスタ205がON状態になると、増幅トランジスタ204のゲートの電位に応じた出力信号が、列信号出力線102a又は列信号出力線102bに出力される。
リセットトランジスタ203のドレインには電源電圧Vddが印加され、リセットトランジスタ203のソースはフローティングディフュージョン206に接続されている。リセットトランジスタ203がON状態になることによって、フローティングディフュージョン206の電位は電源電圧Vddにリセットされる。
なお、ここでは、選択トランジスタ205と電源電圧Vddとの間に増幅トランジスタ204が位置している場合を例に説明したが、電源電圧Vddと増幅トランジスタ204との間に選択トランジスタ205を位置させるようにしてもよい。また、ここでは、画素101に4つのトランジスタ202~205が備えられている場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、増幅トランジスタ204と選択トランジスタ205とを兼用するようにしてもよい。
画素101から列信号出力線102a、102bを介して出力される画素信号は、カラムADCブロック111に伝送される。カラムADCブロック111には、比較器211と、アップダウンカウンタ212と、メモリ213と、DAC(デジタルアナログコンバータ)214とが備えられている。
比較器211は、一対の入力端子を有する。比較器211の一方の入力端子には、列信号出力線102a、102bが接続されている。比較器211の他方の入力端子には、DAC214が接続される。DAC214は、タイミング制御回路114から供給される基準信号に基づいて、信号レベルが時間の経過とともにランプ状に変化するランプ信号を出力する。
比較器211は、DAC214から供給されるランプ信号のレベルと、列信号出力線102a、102bから供給される画素信号のレベルとを比較する。タイミング制御回路114は、制御部509から供給される制御信号に基づいて、DAC214に基準信号を供給する。
比較器211は、画素信号のレベルがランプ信号のレベルより低い場合には、ハイレベルの信号を出力する。一方、比較器211は、画素信号のレベルがランプ信号のレベルより高い場合には、ローレベルの信号を出力する。アップダウンカウンタ212には、比較器211から出力される信号が供給される。
アップダウンカウンタ212は、比較器211から供給される信号がハイレベルである期間、又は、比較器211から供給される信号がローレベルである期間をカウントする。アップダウンカウンタ212によって行われるカウント処理によって、画素101から出力される画素信号はデジタル信号に変換される。なお、比較器211とアップダウンカウンタ212との間にアンド回路を設け、当該アンド回路にパルス信号を供給し、当該パルス信号の個数をアップダウンカウンタ212によりカウントさせるようにしてもよい。
メモリ213には、アップダウンカウンタ212から出力される信号が供給される。メモリ213には、アップダウンカウンタ212によりカウントされたカウント値が記憶される。なお、画素101をリセットした際の画素信号に基づいてリセットレベルに対応する第1のカウント値を取得し、所定の撮像時間が経過した後の画素信号に基づいた第2のカウント値を取得するようにしてもよい。そして、第1のカウント値と第2のカウント値との差分値をメモリ213に記憶させるようにしてもよい。メモリ213に記憶された画素信号は、列走査回路113a、113bから供給される信号に同期して、水平信号出力線115a、115bに伝送される。
図4は、本実施形態による固体撮像素子を示す断面図である。図4における下側は、光学像が入射される光照射面である。図4に示すように、第1の半導体チップ(撮像層)10は、例えばp型のシリコン基板403を有する。第2の半導体チップ(回路層)11は、例えばp型のシリコン基板405を有する。
第1の半導体チップ10のシリコン基板403内には、n型拡散領域407が形成されている。シリコン基板403の表面部(光入射面とは反対側の面)には、p+型拡散領域408が形成されている。n型拡散領域407とp+型拡散領域408とにより、フォトダイオード201が構成されている。
シリコン基板403上には、ゲート絶縁膜を介してゲート配線(ゲート電極)411が形成されている。ゲート配線411は、転送トランジスタ202、リセットトランジスタ203、増幅トランジスタ204、及び、選択トランジスタ205のゲート電極を構成する。
ゲート配線411の両側のシリコン基板403内には、フローティングディフュージョン206を構成するn+型拡散領域409や、トランジスタのソース/ドレインを構成するn+型拡散領域410が形成されている。
ゲート配線411が形成されたシリコン基板403上には、例えば層間絶縁膜421と配線412とを含む多層配線構造404が形成されている。層間絶縁膜421は、例えばシリコン酸化膜によって形成されている。多層配線構造404の表面部には、電極パッド413が形成されている。電極パッド413は、例えば銅等によって形成されている。配線412や電極パッド413は、ビア414を介して適宜接続されている。
第2の半導体チップ11のシリコン基板405上には、ゲート絶縁膜を介してゲート配線417が形成されている。ゲート配線417の両側のシリコン基板405内には、トランジスタのソース/ドレインを構成するn+型拡散領域416が形成されている。
ゲート配線417が形成されたシリコン基板405上には、例えば層間絶縁膜422と配線418とを含む多層配線構造406が形成されている。層間絶縁膜422は、例えばシリコン酸化膜によって形成されている。多層配線構造406の表面部には、電極パッド419が形成されている。電極パッド419は、例えば銅等によって形成されている。配線418や電極パッド419は、ビア420を介して適宜接続されている。
電極パッド413と電極パッド419とは、バンプ301を介して電気的に接続されている。なお、ここでは、バンプ301を用いて電極パッド413と電極パッド419とを接続する場合を例に説明したが、バンプ301を用いることなく、電極パッド413と電極パッド419とを直接接続するようにしてもよい。
図5は、本実施形態による撮像装置を示すブロック図である。図5に示すように、撮像装置500は、撮像光学系516と、固体撮像素子506と、信号処理部507と、メモリ508、514と、制御部509と、操作部515と、表示部511と、記録媒体制御部510と、外部インターフェース部513を備えている。なお、ここでは、撮像装置500がデジタルカメラである場合を例に説明するが、撮像装置500はデジタルカメラに限定されるものではない。
撮像光学系516は、被写体からの光を固体撮像素子506に集光するためのレンズ部501を備えている。レンズ部501には、フォーカスレンズやズームレンズが含まれる。撮像光学系516は、シャッタ(メカニカルシャッタ)503と、絞り504と、レンズ駆動部(レンズ駆動機構)502と、シャッタ・絞り駆動部505とを更に備えている。撮像光学系516は、撮像装置500から着脱可能であってもよいし着脱不能であってもよい。
レンズ駆動部502は、制御部509からの制御信号に基づいて、レンズ部501を駆動する。シャッタ・絞り駆動部505は、制御部509からの制御信号に基づいて、シャッタ503及び絞り504を駆動する。撮像光学系516は、被写体の光学像を固体撮像素子506の撮像面に導く。絞り504は、固体撮像素子506の撮像面に達する光量を調整する。シャッタ503は、固体撮像素子506の撮像面に達する光の入射時間を制御する。
固体撮像素子506の撮像面には、2次元的に配置された複数の光電変換素子が設けられている。固体撮像素子506は、被写体の光学像を光電変換素子によって光電変換することにより、アナログの信号を生成する。また、固体撮像素子506は、生成したアナログの信号に対してゲイン調整を行い、ゲイン調整が施されたアナログの信号をデジタルの信号に変換するA/D変換を行う。こうして、固体撮像素子506は、R、Gr、GbおよびBの各色の画素データから構成されるRAW画素データを生成し、生成した画素データを信号処理部(画像処理部)507に送信する。ここで、RAW画像データは少なくとも一部が圧縮処理されている場合がある。
信号処理部507は、固体撮像素子506が生成するRAW画素データに対して各種の画像処理を行う。信号処理部507によって行われる画像処理としては、例えば、色補間処理、ノイズ軽減処理、ローパスフィルタ処理、シェーディング処理、ホワイトバランス処理などが挙げられる。信号処理部507は、各種の補正処理、圧縮処理などを画像データに対してさらに行い得る。また、信号処理部507は、圧縮処理部118によって圧縮処理が施された画像データを復号することができる。
制御部(システム制御部)509は、撮像装置500全体の制御を行うとともに各種演算処理を行う。制御部509は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ(ハードウェアプロセッサ)を備える。メモリ508は、RAM(Random Access Memory)等を備える。メモリ508は、画像データ等を一時的に記憶する。
メモリ514は、例えばROM(Read Only Memory)、RAM等を備える。メモリ514には、例えば、撮像装置500の各構成要素を制御するためのプログラムが記憶されている。CPUがメモリ514に記憶されたプログラムを実行することによって、撮像装置500全体が制御部509によって統括的に制御される。メモリ514は、制御部509のワークエリアとして用いられ得る。メモリ514には、撮像装置500の各種設定情報が記憶される。
記録媒体制御部510は、記録媒体512に対する画像データ等の書き込み及び読み出しを制御する。記録媒体512としては、例えば半導体メモリ等が挙げられる。記録媒体512は、撮像装置500から着脱可能であってもよいし着脱不能であってもよい。
表示部511は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイス(図示せず)と、当該表示デバイスに対するインタフェース(図示せず)とを備えている。表示部511は、画像データに応じた画像を、表示デバイスの表示画面に表示する。外部インターフェース部513は、コンピュータ等の外部機器との間で通信を行うための入出力インターフェースである。
操作部515は、例えば、レリーズボタン、電源ボタン、操作ボタン、レバー、ダイヤル、タッチパネル等を含む。操作部515の各々に対してユーザによって行われる操作に応じた信号が、制御部509に入力される。制御部509は、これらの信号に応じた制御を撮像装置500の各部に対して行う。レリーズボタンに対しては、2段階の押圧操作がユーザによって行われ得る。
レリーズボタンが半押しの状態になると、撮像準備動作である測光動作、測距動作などが開始される。レリーズボタンが全押しの状態になると、撮像動作が開始され、撮像によって得られる画像データが記録媒体512に記録される。ユーザは、操作ボタンを操作することによって、撮像装置500に対する各種設定を行い得る。ユーザは、電源ボタンを操作することによって、撮像装置500の電源をONまたはOFFにすることができる。
図6は、本実施形態による撮像装置の動作を示すフローチャートである。操作部515を介して撮影の指示がユーザによって為されると、撮像装置500によって撮像が行われる。撮像が行われると、S601において、画素信号の読み出しが開始される。この後、S602に移行する。なお、画素アレイ306の画素信号をどのような順序で読み出すかは、制御部509からタイミング制御回路114に対して設定されているものとする。
S602において、タイミング制御回路114は、信号読み出し対象の画素が、遮光部に位置する画素、即ち、遮光画素であるか否かを判定する。この判定は、例えばタイミング制御回路114が有する不揮発性メモリ117に記憶された遮光画素の位置情報と、信号読み出し対象の画素の位置情報とを比較することにより行うことができる。
信号読み出し対象の画素が遮光画素であると判定された場合には(S602においてYES)、S603において、タイミング制御回路114はスイッチ121をメモリ117に接続する。これにより、遮光画素から読み出されてAD変換された信号、即ち、遮光画素データは、メモリ117に格納される。この後、処理はS604に移行する。信号読み出し対象の画素が遮光画素でないと判定された場合には(S602においてNO)、処理はS607に移行する。
S604において、タイミング制御回路114は、全ての遮光画素の信号読み出しが完了したか否か判定する。全ての遮光画素の信号読み出しが完了していない場合には(S604においてNO)、処理はS613に移行する。全ての遮光画素の信号読み出しが完了した場合には(S604においてYES)、処理はS605に移行する。
S605において、圧縮処理部118は、メモリ117内に記憶されている遮光画素信号に対して圧縮処理を適用し、タイミング制御回路114からの指示に応じてP/S変換部120に出力する。この後、処理はS606に移行する。
S606においては、圧縮処理が施された遮光画素データが、P/S変換部120を介して信号処理部507に出力される。この後、処理はS613に移行する。
信号読み出し対象の画素が遮光画素でない場合には(S602においてNO)、S607において、タイミング制御回路114は、信号読み出し対象の画素が測距用画素であるか否かを判定する。信号読み出し対象の画素が測距用画素である場合には(S607においてYES)、S608において、タイミング制御回路114は、スイッチ121をメモリに接続する。これにより、測距用画素から読み出されてAD変換された信号、即ち、測距画像データは、メモリ117に格納される。この後、処理はS609に移行する。
S609において、タイミング制御回路114は、予め設定されたエリア(焦点検出領域)内に位置する測距用画素の信号読み出しが完了したか否かを判定する。エリア内に位置する測距用画素の信号読み出しが完了した場合には(S609においてYES)、処理はS610に移行する。エリア内に位置する測距用画素の信号読み出しが完了していない場合には(S609においてNO)、処理はS613に移行する。
S610において、圧縮処理部118は、メモリ117内に格納されている測距信号に対して圧縮処理を適用し、タイミング制御回路114からの指示に応じてP/S変換部120に出力する。この後、処理はS611に移行する。S611においては、圧縮処理が施された測距画像データが、P/S変換部120を介して信号処理部507に出力される。この後、処理はS613に移行する。
信号読み出し対象の画素が測距用画素でない場合(S607においてNO)、当該画素は、撮像用の画素、即ち、撮像画素である。この場合、S612において、タイミング制御回路114は、スイッチ121をP/S変換部120に接続する。それにより、撮像画素から読み出された信号をAD変換した画像データは、メモリ117に記憶されることなく、P/S変換部120を介して信号処理部507に出力される。この後、処理はS613に移行する。
S613において、タイミング制御回路114は、画素アレイ306に備えられた全ての画素101の信号読み出しが完了したか否かを判定する。画素アレイ306に備えられた全ての画素110の信号読み出しが完了していない場合には(S613においてNO)、S602に戻り、上記と同様の動作が繰り返される。画素アレイ306に備えられた全ての画素101の信号読み出しが完了した場合には(S613においてYES)、図6に示す処理が完了する。
図7は、本実施形態による固体撮像素子の動作を示すタイムチャートである。図7の第1段目には、画素アレイ306から読み出される信号が示されている。図7に示すように、まず、遮光画素信号が読み出され、この後、画像信号及び測距信号が1行ずつ読み出される。
画像信号1、画像信号2、画像信号3、画像信号4は、画素アレイ306の第1番目、第2番目、第3番目、第4番目の行にそれぞれ位置する複数の撮像画素によって取得される信号である。測距信号1、測距信号2、測距信号3、測距信号4は、画素アレイ306の第1番目、第2番目、第3番目、第4番目の行にそれぞれ位置する複数の測距用画素によって取得される信号である。なお、ここでは、説明の簡略化のため、第1番目の行から第4番目の行まで読み出し処理を図示している。
まず、遮光画素信号が画素アレイ306から読み出される。画素アレイ306から読み出された遮光画素信号のうちの、画像用信号の基準レベルとして用いられる遮光画素信号が、メモリ117に格納される。この後、メモリ117に格納された遮光画素信号に対して、圧縮処理が施される。圧縮処理が施された遮光画素信号は、固体撮像素子506の外部に出力される。
遮光画素信号が画素アレイ306から読み出された後には、画素アレイ306の第1番目の行に位置する複数の撮像画素からの画素信号の読み出し、即ち、画像信号1の読み出しが行われる。画素アレイ306から読み出された画像信号1は、メモリ117に格納されることなく、圧縮処理も施されることなく、固体撮像素子506の外部に出力される。
画素アレイ306の第1番目の行に位置する複数の撮像画素から画素信号が読み出された後には、画素アレイ306の第1番目の行に位置する測距用画素からの画素信号の読み出しが行われる。即ち、測距信号1の読み出しが行われる。画素アレイ306から読み出された測距信号1は、メモリ117に格納される。そして、メモリ117に格納された測距信号1に対して圧縮処理が行われる。圧縮処理が施された測距信号1は、この段階では、固体撮像素子506の外部に出力されない。
画素アレイ306の第1番目の行に位置する測距用画素からの画素信号の読み出しが行われた後には、画素アレイ306の第2番目の行に位置する複数の撮像画素からの画素信号の読み出しが行われる。即ち、画像信号2の読み出しが行われる。画素アレイ306から読み出された画像信号2は、メモリ117に格納されることなく、圧縮処理も施されることなく、固体撮像素子506の外部に出力される。画像信号2の外部への出力に続いて、圧縮処理が施された測距信号1の外部への出力が行われる。
画素アレイ306の第2番目の行に位置する複数の撮像画素から画素信号が読み出された後には、画素アレイ306の第2番目の行に位置する測距用画素からの画素信号の読み出し、即ち、測距信号2の読み出しが行われる。画素アレイ306から読み出された測距信号2は、メモリ117に格納される。そして、メモリ117に格納された測距信号2に対して圧縮処理が行われる。圧縮処理が施された測距信号2は、この段階では、固体撮像素子506の外部に出力されない。
画素アレイ306の第2番目の行に位置する測距用画素からの画素信号の読み出しが行われた後には、画素アレイ306の第3番目の行に位置する複数の撮像画素からの画素信号の読み出し、即ち、画像信号3の読み出しが行われる。画素アレイ306から読み出された画像信号3は、メモリ117に格納されることなく、圧縮処理も施されることなく、固体撮像素子506の外部に出力される。画像信号3の外部への出力に続いて、圧縮処理が施された測距信号2の外部への出力が行われる。この後も、上記と同様にして処理が行われる。最終行に対する読み出しが完了すると、1フレーム分の読み出しが完了する。
なお、S605、S610においてそれぞれ行われる圧縮処理は、圧縮処理の対象となる信号の種類に応じて圧縮方式や圧縮率等を適宜設定し得る。遮光画素によって取得される遮光画素信号は、画像用信号の基準レベルとして用いられるものである。従って、複数の遮光画素信号の平均値が得られるような高圧縮率の圧縮処理を、遮光画素信号に対して施すようにしてもよい。
また、ここでは、測距用画素によって得られる画素信号を1行毎に圧縮する場合を例に説明した。位相差検出を横方向に行う場合には、測距用画素によって得られる画素信号を1行毎に圧縮するようにしても、特段の不都合は生じない。しかし、位相差検出を縦方向に行う場合には、測距用画素によって得られる画素信号を1行毎に圧縮すると、位相差検出に不利になる虞がある。従って、測距用画素によって得られる1フレーム分の画素信号をメモリ117に格納し終わった後に、当該画素信号に対して縦方向に亘る圧縮処理を施すようにしてもよい。
また、圧縮処理が施されたデータに対しては、信号処理部507において伸張処理を施す必要がある。図8は、本実施形態による撮像装置に備えられた信号処理部において行われる伸長処理の例を示すフローチャートである。ここでは、圧縮処理が施された画素信号を含む行である圧縮行と、圧縮処理が施された画素信号を含まない行である非圧縮行とが存在する場合を例に説明する。
圧縮行と非圧縮行とには、例えば異なる同期コードが付される。信号処理部507は、読み出し処理が行われた行が圧縮行であるのか非圧縮行であるのかを例えば同期コードに基づいて識別し得る。また、上述した様に、符号化データのヘッダ情報を参照することによっても圧縮処理されたデータなのか否かを判別することができる。
P/S変換部120を介して画素信号が信号処理部507に供給され始めると、S801において、信号処理部507は、当該画素信号が圧縮行の画素信号であるか否かを判定する。当該画素信号が圧縮行の画素信号である場合には(S801においてYES)、S802に移行する。
S802においては、信号処理部507が当該画素信号に対して伸張処理を施す。この後、S803に移行する。S803においては、信号処理部507は、伸張処理を施した画素信号をメモリ508に保存する。この後、S804に移行する。
一方、当該画素信号が圧縮行の画素信号でない場合には(S801においてNO)、S803において、信号処理部507は、当該画素信号に対して伸張処理を施すことなく、当該画素信号をメモリ508に保存する。この後、S804に移行する。
S804においては、全ての行の出力が完了したか否かを判定する。全ての行の出力が完了していない場合には(S804においてNO)、S801に戻り、上記と同様の処理が繰り返される。一方、全ての行の処理が完了した場合には(S804においてYES)、図8に示す処理が終了する。
なお、ここでは、信号処理部507において行われる処理が、圧縮行と非圧縮行とで異なる場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、信号処理部507において行われる処理を、領域毎に異ならせてもよいし、画素単位で異ならせてもよい。
このように、本実施形態によれば、固体撮像素子は第1のモードと第2のモードとで動作し得る。第1のモードでは、遮光画素や測距用画素によって取得されるとともに圧縮処理部118により圧縮処理が施された信号が、P/S変換部120を介して出力される。
第2のモードでは、撮像画素によって取得されるとともに圧縮処理部118によって圧縮処理が施されていない信号が、P/S変換部120を介して出力される。このように、本実施形態では、遮光画素や測距用画素によって取得された画素信号に対して圧縮処理が施される一方、撮像画素によって取得された画素信号に対しては圧縮処理が施されない。従って、本実施形態によれば、画質を損なうことなく迅速に画像データを出力することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態による固体撮像素子、撮像装置及び撮像方法について図9を用いて説明する。図1乃至図8に示す第1実施形態による固体撮像素子等と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
本実施形態は、固体撮像素子506の画素アレイ306に設けられた計測用画素が遮光画素だけであり、測距用画素がない場合の動作に関する。
図9は、本実施形態による撮像装置の動作を示すフローチャートである。図9において、S901からS906は図6のS601からS606と同一の処理である。また、S908は図6のS613と、S907は図6のS612とそれぞれ同一の処理である。
このように、固体撮像素子に測距用画素が設けられていない場合は、遮光画素を圧縮し、撮像画素を圧縮しないようにすればよい。本実施形態においても、画質を損なうことなく迅速に画像データを出力することができる。
[第3実施形態]
図12は、第3実施形態による撮像装置の動作を示すフローチャートである。本実施形態の撮像装置は第1実施形態で説明した図1の構成によって実施可能であるため、以下では撮像装置の動作についてのみ説明する。本実施形態においても第2実施形態と同様、固体撮像素子506には測距用画素が設けられていないものとする。
本実施形態では、計測用画素のデータと撮像画素のデータの両方を圧縮する。そして、圧縮処理部118が有する量子化テーブル1103に、データ圧縮率が異なる複数の量子化テーブルを用意し、圧縮するデータの種類に応じて選択的に用いることにより、計測用画素のデータの圧縮率を、撮像画素のデータの圧縮率よりも高くする。
図12において、図6と同じ動作を行うステップについては同じ符号を付し、説明を省略する。
S604において、全ての遮光画素のデータが読み出されたと判定されたとする。この場合、S1305において、圧縮処理部118は、メモリ117内に記憶されている遮光画素のデータ(遮光画素信号)に対して適用する圧縮処理に用いる量子化テーブルとして、第一の圧縮率のテーブルを選択する。ここで、第一の圧縮率は、第二の圧縮率よりも高く、データ削減量が多い。
S605において、圧縮処理部118は、量子化部1101における量子化において第一の圧縮率のテーブルを用いて圧縮処理を行い、P/S変換部120に圧縮処理後の遮光画素のデータを出力する。そして、S606において、P/S変換部120は、遮光画素のデータを信号処理部507に出力する。この後、処理はS613に移行する。
信号読み出し対象の画素が遮光画素でないと判定された場合(S602においてNO)、処理はS1308に移行する。本実施形態では測距用画素は存在しないため、S1308に移行する場合、信号読み出し対象の画素は撮像画素である。また、撮像画素のデータについても圧縮処理を適用するため、S1308において、タイミング制御回路114はスイッチ121をメモリ117に接続する。これにより、撮像画素のデータもメモリ117に格納される。
S1309において、タイミング制御回路114は、全ての撮像画素の信号読み出しが完了したか否か判定する。全ての撮像画素の信号読み出しが完了していない場合には(S1309においてNO)、処理はS613に移行する。全ての撮像画素の信号読み出しが完了した場合には(S1309においてYES)、処理はS1310に移行する。
S1310において、圧縮処理部118は、メモリ117内に記憶されている撮像画素のデータ(撮像画素信号)に対して適用する圧縮処理に用いる量子化テーブルとして、第二の圧縮率のテーブルを選択する。ここで、第二の圧縮率は、第一の圧縮率よりも低く、データ削減量が少ない。
そして、S1311において、圧縮処理部118は、量子化部1101における量子化において第二の圧縮率のテーブルを用いて圧縮処理を行い、P/S変換部120に圧縮処理後の撮像画素のデータを出力する。
そして、S1312において、P/S変換部120は、撮像画素のデータを信号処理部507に出力する。この後、処理はS613に移行する。
なお、S1305およびS1310において選択される量子化テーブルは、圧縮処理の対象となる信号の種類に応じた圧縮率が実現できるよう、実験などを通じて適切な量子化ステップが定められる。量子化を行うためのデータの前処理の方法を異ならせて圧縮率を異ならせてもよい。
遮光画素のデータは、撮像画素のデータの基準レベルとして用いられるものであり、撮像画素のデータよりも圧縮率を高めても画質に対する影響は少ない。従って、本実施形態では、遮光画素のデータについて、撮像画素のデータよりも圧縮率の高い圧縮処理を適用している。なお、同種の画像データについて、撮影の条件(例えば撮影感度や露出時間)によって圧縮率を変更してもよい。
[第4実施形態]
図13は、第4実施形態による撮像装置の動作を示すフローチャートである。本実施形態の撮像装置は第1実施形態で説明した図1の構成によって実施可能であるため、以下では撮像装置の動作についてのみ説明する。
本実施形態では、撮像画素のデータについては圧縮処理を行わず、計測用画素のデータを圧縮する。また、同種のデータについて、撮影モード(ここではMFモードかAFモードか)により圧縮率を異ならせる。
図13において、図6と同じ動作を行うステップについては同じ符号を付し、説明を省略する。なお、図13では遮光画素のデータについての処理を記載していないが、遮光画素のデータについては第1~第3実施形態のいずれかで説明したように圧縮処理されるものとする。
S607において、信号読み出し対象の画素が測距用画素でなければ、撮像画素であり、圧縮処理を行わずにS611以降の処理を実行する。
S609において、タイミング制御回路114により、エリア内の全ての測距用画素の信号読み出しが完了したと判定されると、処理はS1405に移行する。
S1405において、圧縮処理部118は、撮像装置500の測距モードがマニュアルフォーカスモード(MFモード)であるか、オートフォーカスモード(AFモード)であるかを判定する。そして、MFモードであれば処理はS1406へ、AFモードであれば処理はS1408へ移行する。
S1406において、圧縮処理部118は、メモリ117内に記憶されている測距用画素のデータ(測距用画素信号)に対して適用する圧縮処理に用いる量子化テーブルとして、第一の圧縮率のテーブルを選択する。ここで、第一の圧縮率は、第二の圧縮率よりも高く、データ削減量が多い。これは、MFモードの場合、AF処理に用いる測距情報が不要なためである。
S1407において、圧縮処理部118は、量子化部1101における量子化において第一の圧縮率のテーブルを用いて圧縮処理を行い、P/S変換部120に圧縮処理後の測距用画素のデータを出力する。そして、S611において、P/S変換部120は、撮像画素のデータを信号処理部507に出力する。この後、処理はS613に移行する。
一方、S1408において、圧縮処理部118は、メモリ117内に記憶されている測距用画素のデータ(測距用画素信号)に対して適用する圧縮処理に用いる量子化テーブルとして、第二の圧縮率のテーブルを選択する。ここで、第二の圧縮率は、第一の圧縮率よりも低く、データ削減量が少ない。これは、AFモードの場合、AF処理に用いる測距情報が必要なためである。
S1409において、圧縮処理部118は、量子化部1101における量子化において第二の圧縮率のテーブルを用いて圧縮処理を行い、P/S変換部120に圧縮処理後の測距用画素のデータを出力する。そして、S611において、P/S変換部120は、撮像画素のデータを信号処理部507に出力する。この後、処理はS613に移行する。
本実施形態では測距用画素のデータの圧縮率を、撮像装置の測距モードによって異ならせる例について説明したが、撮影の条件(例えば撮影感度や露出時間)によって圧縮率を変更してもよい。
[変形実施形態]
本発明の実施形態は上記実施形態に限定されるものではない。発明の要旨を逸脱しない範囲で変更または修正された上記実施形態も本発明の実施形態に含まれる。
例えば、上記実施形態では、撮像装置500がデジタルカメラである場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。即ち、本発明は、固体撮像素子が備えられたあらゆるデバイスに適用可能である。例えば、撮像装置は、携帯電話端末、携帯型の画像ビューワ、カメラを備えたテレビ、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤ、ゲーム機、又は、電子ブックリーダー等であってもよい。
また、本発明において、圧縮処理の対象とする計測用画素の種類や圧縮率の組み合わせに特に制限はない。また、画像の劣化が許容される範囲で撮像画素のデータを圧縮することができ、計測用画素のデータよりも撮像画素のデータに対する圧縮率が高くなってもよい。例えばライブビュー表示用の動画像の撮影時には、表示サイズが小さいうえ、各フレームの画質劣化は目に付きにくいため、圧縮率を高めることができる。一方でAF精度の劣化を抑制するため、測距用画素のデータの圧縮率は動画フレームに対する圧縮率より低くしてもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記録媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10…第1の半導体チップ、11…第2の半導体チップ、101…画素、117…メモリ、118…圧縮処理部、119…演算部、120…パラレルシリアル変換部、506…固体撮像素子、507…信号処理部。

Claims (9)

  1. 固体撮像素子であって、
    複数の画素が行列状に配列された画素アレイと、
    前記画素アレイから、位相差検出を行うための位相差検出信号と、画像を生成するための画像信号とを読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段によって前記画素アレイから読み出された信号に対して圧縮処理を施す圧縮処理手段と、
    前記読み出し手段によって読み出された前記位相差検出信号または前記画像信号を、前記固体撮像素子の外部へ出力する出力手段とを備え、
    前記圧縮処理手段により圧縮処理が施された前記位相差検出信号を、前記出力手段を介して出力する第1のモードと、前記圧縮処理手段によって圧縮処理が施されていない前記画像信号を、前記出力手段を介して出力する第2のモードとで動作可能であり、
    前記第1のモードで動作している場合、前記圧縮処理手段は、前記位相差検出信号に対して、前記固体撮像素子を備える撮像装置の設定に応じて異なる圧縮率の圧縮処理を施す、
    ことを特徴とする固体撮像素子。
  2. 前記位相差検出信号は、前記画素アレイ内の計測用画素によって得られることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 前記画素アレイは、第1の半導体チップに形成され、
    前記圧縮処理手段及び前記出力手段は、前記第1の半導体チップと異なる第2の半導体チップに形成され、
    前記第1の半導体チップと前記第2の半導体チップとが積層されていることを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像素子。
  4. 前記固体撮像素子が前記第1のモードで動作しており、前記撮像装置の設定がマニュアルフォーカスモードである場合、前記圧縮処理手段は、前記位相差検出信号に対して、前記撮像装置の設定がオートフォーカスモードである場合よりも高い圧縮率の圧縮処理を施すことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  5. 固体撮像素子であって、
    複数の画素が行列状に配列された画素アレイと、
    前記画素アレイから、位相差検出を行うための位相差検出信号と、画像を生成するための画像信号とを読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段によって前記画素アレイから読み出された信号に対して圧縮処理を施す圧縮処理手段と、
    前記読み出し手段によって読み出された前記位相差検出信号または前記画像信号を、前記固体撮像素子の外部へ出力する出力手段とを備え、
    前記圧縮処理手段により第1の圧縮率で圧縮処理が施された前記位相差検出信号を、前記出力手段を介して出力する第1のモードと、前記圧縮処理手段によって前記第1の圧縮率よりも低い第2の圧縮率で圧縮処理が施された前記画像信号を、前記出力手段を介して出力する第2のモードとで動作し得る
    ことを特徴とする固体撮像素子。
  6. 複数の画素が行列状に配列された画素アレイと、前記画素アレイから、位相差検出を行うための位相差検出信号と、画像を生成するための画像信号とを読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段によって前記画素アレイから読み出された信号に対して圧縮処理を施す圧縮処理手段と、前記読み出し手段によって読み出された前記位相差検出信号または前記画像信号を外部へ出力する出力手段とを備える固体撮像素子であって、前記圧縮処理手段により圧縮処理が施された前記位相差検出信号を、前記出力手段を介して出力する第1のモードと、前記圧縮処理手段によって圧縮処理が施されていない前記画像信号を、前記出力手段を介して出力する第2のモードとで動作し得る固体撮像素子と、
    前記圧縮処理手段によって圧縮処理が施された信号を復号する信号処理手段と
    を有し、
    前記固体撮像素子が前記第1のモードで動作している場合、前記圧縮処理手段は、前記位相差検出信号に対して、前記固体撮像素子を備える撮像装置の設定に応じて異なる圧縮率の圧縮処理を施すことを特徴とする撮像装置。
  7. 複数の画素が行列状に配列された画素アレイを有する固体撮像素子によって実行される撮像方法であって、
    前記画素アレイから、位相差検出を行うための位相差検出信号と、画像を生成するための画像信号とを読み出すステップと、
    第1のモードにおいて、圧縮処理が施された前記位相差検出信号を、前記固体撮像素子の外部に出力するステップと、
    第2のモードにおいて、圧縮処理が施されていない前記画像信号を、前記固体撮像素子の外部に出力するステップと
    を有し、
    前記第1のモードにおいて、前記位相差検出信号に施された前記圧縮処理の圧縮率は、前記固体撮像素子を備える撮像装置の設定に応じて異なることを特徴とする撮像方法。
  8. 複数の画素が行列状に配列された画素アレイと、前記画素アレイから、位相差検出を行うための位相差検出信号と、画像を生成するための画像信号とを読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段によって前記画素アレイから読み出された信号に対して圧縮処理を施す圧縮処理手段と、前記読み出し手段によって読み出された前記位相差検出信号または前記画像信号を外部へ出力する出力手段とを備える固体撮像素子であって、前記圧縮処理手段により第1の圧縮率で圧縮処理が施された前記位相差検出信号を、前記出力手段を介して出力する第1のモードと、前記圧縮処理手段により前記第1の圧縮率より低い第2の圧縮率で圧縮処理が施された前記画像信号を、前記出力手段を介して出力する第2のモードとで動作し得る固体撮像素子と、
    前記圧縮処理手段によって圧縮処理が施された信号を復号する信号処理手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  9. 複数の画素が行列状に配列された画素アレイを有する固体撮像素子によって実行される撮像方法であって、
    前記画素アレイから、位相差検出を行うための位相差検出信号と、画像を生成するための画像信号とを読み出すステップと、
    第1のモードにおいて、第1の圧縮率で圧縮処理が施された前記位相差検出信号を、前記固体撮像素子の外部に出力するステップと、
    第2のモードにおいて、前記第1の圧縮率よりも低い第2の圧縮率で圧縮処理が施された前記画像信号を、前記固体撮像素子の外部に出力するステップと
    を有することを特徴とする撮像方法。
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