JP7151637B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及び情報処理装置の制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法及び情報処理装置の制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法及び情報処理装置の制御プログラムに関する。
サーバ装置は、CPUなどを含むサーバ装置の本体とは独立し動作するコンピュータサブシステムであるSVP(Service Processor)と呼ばれるプロセッサを搭載したSVPボードを有する場合がある。SVPは、サーバ制御ファームと呼ばれるサーバを制御するためのファームウェアを実行することで、システム制御機能、オペレータコンソール機能及び診断機能を実現する。SVPボードは、システム制御コントローラを介してサーバ装置の本体のCPUやメモリが搭載されたサーバボードと接続される。このシステム制御コントローラも、サーバ装置の本体とは独立して動作する。また、サーバボードには、IO(Input/Output)プロセッサなども搭載される。以下では、単にCPUと言った場合、サーバ装置の本体のCPUを指す。
サーバ制御ファームウェアのプログラムは、SVPボード上の不揮発性メモリに保存される。そして、不揮発性メモリからプログラムが読み込まれ、サーバ制御ファームウェアが起動する。
サーバ装置の制御の方式には以下の2つがある。1つは、サーバ制御ファームウェアが主体となって制御コマンドを実行しサーバを制御するコマンド実行方式である。また、他の1つは、サーバ装置が主となって、制御ファームウェアに対して割り込みを行い、サーバ制御ファームウェアに制御コマンドを実行させる割り込み方式である。サーバ制御ファームウェアは、制御コマンドの実行において、複数の制御コマンドをまとめてサーバ装置に対して実行することができる。そして、サーバ制御装置とサーバ装置とを繋ぐインタフェースは1つである場合が多い。このため、割り込み方式では、サーバ装置は、複数の制御コマンドをまとめてサーバ装置に処理させる場合、まとめられた制御コマンドを処理した後に、デバイスからの割り込みにより発生した制御コマンドを実行することになる。
コマンド方式の場合、I2C(inter-Integrated Circuit)及びJTAG(Joint Test Action Group)コマンドという2種類のインタフェースのコマンドが使用される。SVPは、制御コマンドのパケットを、PCIe(Peripheral Component Interconnect Express)を経由させて、システム制御インタフェース(SCI:Serial Communication Interface)へDMA(Direct Memory Access)転送する。システム制御コントローラは、SVPから送信された制御コマンドを受信して、サーバ装置の本体に対してコマンドを実行する。その後、システム制御コントローラは、コマンドの実行完了の通知をCPUから受信する。そして、システム制御コントローラは、DMAの完了をSVPファームフェアに通知する。SVPファームウェアは、DMAの完了の通知を受けて、コマンドの実行を終了する。
一方、割り込み方式の場合、故障通知による割り込み、並びに、CPU代行命令及びIO命令を用いたOSからの指示による割り込みの3種類の割り込みがある。故障通知はデバイス故障の通知であり、この通知を受けてSVPファームは通知に応じた処理を実行する。また、CPU代行命令は、OSからの命令をCPUに代わってシステム構成の取得などをSVPファームウェアに処理させる命令である。また、IO命令は、SVPボードに接続する端末にOSの画面を表示させるなどした上で、OSによるコンソールまたはプリンタ操作を受けてSVPファームウェアに処理させる命令である。
割り込み方式では、CPUは、システム制御割込を検出して、システム制御割込をシステム制御コントローラを介してSVPファームウェアに通知する。システム制御コントローラ及びSVPファームウェアは、システム制御割込の入力を受ける。SVPファームウェアは、システム制御割込を検出すると制御コマンドを実行してシステム制御割込の要因検知を行う。システム制御コントローラは、システム制御割込を専用の信号でSVPファームウェアに送信する。システム制御割込は専用の信号であるため、SVPファームウェアは、制御コマンドの実行中であってもシステム制御割込命令を検出できる。
なお、並列計算機において、複数のコマンドをまとめて1つのコマンドを受信して、並列計算機内に存在する論理処理装置毎にコマンドを分解して処理する従来技術がある。また、障害発生時に、障害情報を退避エリアに退避させた後に、障害報告を中央処理装置に通知して、中央処理装置からの指示に応じて障害情報を転送する従来技術がある。また、障害発生時に、システムへの影響度合いに応じてレベル分けして、重大な障害の通知を行う従来技術がある。また、DMA機構に障害が発生した場合に、障害が発生していないDMA機構に切り替えてデータ転送を行う従来技術がある。
特開平09-244893号公報 特開平05-28062号公報 特開平05-224996号公報 特開平04-235656号公報
しかしながら、システム制御コントローラに搭載されたDMAコントローラは1つである場合が多い。一方、システム制御割込を検出したSVPファームウェアは、直ぐに割込要因の検知を行うことが望ましい。割込要因の検知では、SVPファームウェアは、DMAコントローラから割込要因を取得する。この時、DMAコントローラが1つであるため、SVPファームウェアは、処理中の制御コマンドの実行完了後にシステム割込命令を実施することになる。特に、制御コマンドが複数まとめられて実行される場合、遅延が大きくなる可能性がある。そのため、SVPファームは、性能目標の達成が困難になるおそれがある。
まとめられた制御コマンドを論理処理装置毎に分割して処理する従来技術を用いても、制御コマンドの実行完了を待たずに割り込み要因の検知を行うことは困難である。また、故障通知はシステム制御割込の割込要因の一つであるが、中央処理装置からの指示に応じて障害情報を転送する従来技術や、レベルに応じて障害通知を行う従来技術では、制御コマンドとの関係は考慮されていない。そのため、これらの技術を用いても、割込要因の検知までの時間を短縮して処理性能を向上させることは困難である。また、DMA機構を2重化する従来技術においても、制御コマンドを実行中に割込要因の検知を行うことは考慮されておらず、割込要因の検知までの時間を短縮して処理性能を向上させることは困難である。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、処理性能を向上させる情報処理装置、情報処理装置の制御方法及び情報処理装置の制御プログラムを提供することを目的とする。
本願の開示する情報処理装置、情報処理装置の制御方法及び情報処理装置の制御プログラムの一つの態様において、情報処理装置は、制御部、インタフェース部及び情報処理部を有する。前記制御部は、以下の各部を備える。処理部は、1つの処理単位として実行順が決められた複数の第1制御コマンドを、第1制御コマンド毎に前記インタフェース部を介して前記情報処理部に実行させる。割込検出部は、前記情報処理部又は前記インタフェース部から発行された割り込みを検出する。コマンド生成部は、前記割込検出部により検出された割り込みの割込要因特定の処理を実行させる第2制御コマンドを生成する。処理順変更部は、前記コマンド生成部により生成された前記第2制御コマンドを未実行の前記第1制御コマンドに優先させて配置して前記実行順を変更する。
1つの側面では、本発明は、処理性能を向上させることができる。
図1は、情報処理システムのシステム構成図である。 図2は、制御コマンド入力時の処理の概要を表す図である。 図3は、割り込み発生時の処理の概要を表す図である。 図4は、各割り込みが発生するデバイスを表す図である。 図5は、実施例1に係る情報処理システムのブロック図である。 図6は、ディスクリプタの登録形式の一例を表す図である。 図7は、通常処理用ディスクリプタと割込通知用ディスクリプタの共有メモリへの格納状態を表す図である。 図8は、各割り込みの優先度を表す図である。 図9は、要因検知に使用するインタフェースを表す図である。 図10は、システム制御コントローラが有するディスクリプタレジスタの一例を表す図である。 図11は、SVPボードによる制御コマンドの処理のフローチャートである。 図12は、割り込み発生時の処理の詳細を表すフローチャートである。 図13は、実施例2に係る情報処理システムのブロック図である。
以下に、本願の開示する情報処理装置、情報処理装置の制御方法及び情報処理装置の制御プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する情報処理装置、情報処理装置の制御方法及び情報処理装置の制御プログラムが限定されるものではない。
図1は、情報処理システムのシステム構成図である。本実施例に係る情報処理システム100は、SVPボード1、サーバ装置2を有する。
サーバ装置2は、システム制御コントローラ21、サーバボード22及びIOデバイス23を有する。サーバボード22には、例えば、CPU221、メモリ222、IOプロセッサ223及びメモリコントローラ224が搭載される。以下では、CPU221、メモリ222、IOプロセッサ223及びメモリコントローラ224を含むサーバボード22上に搭載された各種デバイスを、制御対象デバイス200という。IOプロセッサ223には、図示しないがモニタやハードディスクなどが接続される。
ここで、本実施例では、SVPボード1は、サーバ装置2と別の装置として記載したが、SVPボード1はサーバ装置2に搭載されてもよい。情報処理システム100、又はSVPボード1を搭載した場合のサーバ装置2が、「情報処理装置」の一例にあたる。そして、SVPボード1が、「制御部」及び「制御装置」の一例にあたる。また、システム制御コントローラ21が、「インタフェース部」及び「インタフェース装置」の一例にあたる。さらに、サーバボード22が、「情報処理部」及び「演算処理装置」の一例にあたる。
制御対象デバイス200は、I2C又はJTAGを用いてシステム制御コントローラ21と通信を行う。制御対象デバイス200は、I2C又はJTAGを用いて制御コマンドが入力された場合、その制御コマンドで指示された処理を実行して応答をシステム制御コントローラ21へ返す。例えば、メモリコントローラ224は、システム制御コントローラ21からDMA転送で送信されたデータをメモリ222に格納する。また、制御対象デバイス200は、故障通知、CPU代行命令及びIO命令といった割り込みが発生した場合、割込通知をシステム制御コントローラ21へ出力する。
SVPボード1は、システム制御コントローラ21を介してサーバボード22に接続する。SVPボード1は、SVP11及びメモリ12を有する。また、SVPボード1は、図示しない端末装置などに接続される。SVP11は、サーバボード22に搭載されたCPU221やIOプロセッサ223などを外部から制御する。SVP11は、制御コマンドをシステム制御コントローラ21を介してサーバボード22へ入力することで、サーバボード22上のCPU221やIOプロセッサ223などの制御を行う。
また、SVP11は、CPU221が動作させたOSの画面を接続された端末装置の画面へ表示させるなどする。そして、SVP11は、端末装置に表示された画面対する入力をサーバ装置2へ出力することで、端末装置を用いたサーバ装置2の操作を実現させる。
また、SVP11は、サーバボード22上のCPU221及びIOプロセッサ223などから発生した割込通知をシステム制御インタフェース21から受信して割り込みを検出する。割り込みを検出すると、SVP11は、サーバボードに対して制御コマンドを出力して割込要因の検知を行う。その後、SVP11は、検出した割込要因に応じた処理を実行する。割込要因の検知は、割込要因の刈取りと呼ばれる場合もある。
図2は、制御コマンド入力時の処理の概要を表す図である。SVPボード1では、SVP11がプログラムを実行することでSVPファームウェア13が動作する。SVPファームウェア13は、DMA処理部104を動作させる。DMA処理部104は、システム制御コントローラ21上のDMAコントローラ211に対して制御コマンドのパケットを発行するなどして、サーバボード22との間でのDMAによるデータの送受信を行わせる。DMA処理部104とDMAコントローラ211との間の通信は、I2C又はJTAGが用いられる。
DMAコントローラ211は、DMA処理部104から送信された制御コマンドを実行して、制御対象デバイス200上のメモリ222に対するDMA転送によるデータの送受信を実行する。そして、DMAコントローラ211は、DMA転送の完了をDMA処理部104に通知する。DMAコントローラ211と制御対象デバイス200との間の通信も、J2C又はJTAGが用いられる。
図3は、割り込み発生時の処理の概要を表す図である。割り込みの場合、制御対象デバイス200から割込通知が発行される。システム制御コントローラ21の割込検出部213が割込通知を受信して割り込みを検出し、受信した割込通知をSVPファームウェア13へ転送する。SVPファームウェア13により動作する割込検出部151は、割込通知を受信して割り込みを検出し、DMA処理部104に割り込みの発生を通知する。DMA処理部104は、割込要因の検知のための制御コマンドを生成して、DMAコントローラ211へ送信する。DMAコントローラ211は、受信した割込要因の検知のための制御コマンドを実行して制御対象デバイス200に対して割込要因の検知を実行する。
ここで、図4を参照して割り込みが発生するデバイスについて説明する。図4は、各割り込みが発生するデバイスを表す図である。
図4に示す統括管理機構は、CPU221、メモリ222、IOプロセッサ223及びメモリコントローラ224を統括管理して、システム制御コントローラ21による制御の仲介を行う。チャネルは、IOプロセッサ223に接続する各種IOデバイスを統括管理する管理機構である。また、ストレージ管理機構は、サーバ装置2に接続されたストレージ装置を管理する。
図4に示すように、故障通知は、システム制御コントローラ21、統括管理機構、CPU221、IOプロセッサ223、チャネル、メモリコントローラ224及びストレージ管理機構の全てから発行される。またOS代行命令は、CPU221から発行される。また、IO命令は、IOプロセッサ223から発行される。
次に、図5を参照して、本実施例に係るSVPボード1における割込処理の詳細について説明する。図5は、実施例1に係る情報処理システムのブロック図である。
SVPボード1は、コマンド処理部101、システム制御割込処理部102、ディスクリプタ再生成部103、DMA処理部104、切分部105、メモリ106及び完了検知部107を有する。コマンド処理部101及びシステム制御割込処理部102は、SVPファームウェア13のユーザ層で動作する。また、ディスクリプタ再生成部103、DMA処理部104、切分部105、メモリ106及び完了検知部107は、SVPファームウェア13のドライバ層で動作する。
コマンド処理部101は、端末装置から制御コマンドを受信する。この制御コマンドは、複数の制御コマンドをまとめた統合コマンドとしてコマンド処理部101に入力される。この統合コマンドに含まれる各制御コマンドが、「第1制御コマンド」の一例にあたる。そして、統合コマンドに含まれる全ての制御コマンドにより実行される処理をまとめたものが、「1つの処理単位」にあたる。
次に、コマンド処理部101は、DMAに使用するメモリを共有メモリ108として確保する。次に、コマンド処理部101は、共有メモリ108をディスクリプタ再生成部103に通知する。また、コマンド処理部101は、図6に示す形式の通常処理用ディスクリプタを生成する。その後、コマンド処理部101は、生成した共有メモリ108上の通常処理用ディスクリプタに統括コマンドを実行するためのディスクリプタ情報及びコマンドデータを登録する。図6は、ディスクリプタの登録形式の一例を表す図である。図6に示すように、ディスクリプタには、制御コマンドの個数、並びに、各制御コマンドの種別、コマンドデータアドレス及びデータ長が登録される。
この場合、コマンド処理部101は、通常処理用ディスクリプタを図7に示すように共有メモリ108に生成して登録する。図7は、通常処理用ディスクリプタと割込通知用ディスクリプタの共有メモリへの格納状態を表す図である。その後、コマンド処理部101は、共有メモリ108上のディスクリプタに登録された制御コマンドの実行を指示するドライバコールをコマンド処理部101へ出力する。
また、コマンド処理部101は、故障通知の割り込みが発生した場合、システム制御割込処理部102から割込要因の検知を実行する制御コマンドの入力を受ける。これに対して、CPU代行命令又はIO命令のいずれかの割り込みが発生した場合、システム制御割込処理部102は、メモリ106に格納された割込要因に応じた割込処理を実行する制御コマンドの入力を受ける。割込要因の通知が統合コマンドの処理中の場合、コマンド処理部101は、共有メモリ108に格納された通常処理用ディスクリプタに登録された統括コマンドの後に、システム制御割込処理部102から入力された制御コマンドを登録する。
その後、コマンド処理部101は、完了検知部107から統合コマンドの処理完了の通知を受ける。そして、コマンド処理部101は、統括コマンドの後に登録したコマンドの実行を指示するドライバコールをコマンド処理部101へ出力する。
ディスクリプタ再生成部103は、共有メモリ108の通知をコマンド処理部101から受ける。そして、ディスクリプタ再生成部103は、図7に示すように共有メモリ108に割込処理用ディスクリプタを作成する。図7に示すように、割込処理用ディスクリプタは、共有メモリ108上に、通常処理用ディスクリプタとは異なるディスクリプタとして生成される。
図5に戻って説明を続ける。その後、ディスクリプタ再生成部103は、ドライバコールをコマンド処理部101から受ける。そして、ディスクリプタ再生成部103は、共有メモリ108に登録された通常処理用ディスクリプタを制御コマンド単位に細分化し、細分化した制御コマンド毎に順番にDMAの実行をDMA処理部104に指示する。
また、ディスクリプタ再生成部103は、デバイス特定のための制御コマンド、対象種別特定のための制御コマンド又は割込要因の検知のための制御コマンドの入力を再登録部152から受ける。統括コマンドを細分化して生成した各制御コマンドの実行中に再登録部152から入力を受けた場合、ディスクリプタ再生成部103は、共有メモリ108における割込処理用ディスクリプタを起動する。そして、ディスクリプタ再生成部103は、指定された処理を実行する制御コマンドを割込処理用ディスクリプタに登録して、次の処理で指定された処理を実行するコマンドを処理するようにディスクリプタを再生成する。そして、ディスクリプタ再生成部103は、割込処理用ディスクリプタに登録されたコマンド毎にDMAの実行をDMA処理部104に指示する。
ディスクリプタ再生成部103は、デバイス特定のための制御コマンド及び対象種別特定のための制御コマンドの入力を受けた場合、それらの制御コマンドの実行が完了するまで、共有メモリ108の統括コマンドが登録されたディスクリプタの処理を停止する。さらに、割込要因の検知のための制御コマンドの入力を受けた場合、ディスクリプタ再生成部103は、割込要因の検知処理が完了するまで、共有メモリ108の統括コマンドが登録されたディスクリプタの処理を停止する。すなわち、ディスクリプタ再生成部103は、統括コマンドを細分化して生成された制御コマンドの間に割込処理に関する各制御コマンドの処理が挟まれるようにディスクリプタを再生成する。この時、ディスクリプタ再生成部103は、通常処理用ディスクリプタのうちのどの制御コマンドまで処理が完了したかを記憶する。そして、ディスクリプタ再生成部103は、割込処理用ディスクリプタに登録された全てのコマンドの処理が完了すると、停止した位置から通常処理用のディスクリプタの処理を再開する。このディスクリプタ再生成部103が、「処理順変更部」の一例にあたる。
DMA処理部104は、コマンドとともにDMAの実行の指示をディスクリプタ再生成部103から受ける。そして、DMA処理部104は、システム制御コントローラ21上のDMAコントローラ211に対してディスクリプタレジスタを設定する。その後、DMA処理部104は、コマンドを実行する。DMA処理部104は、割込要因の検知のための制御コマンドを実行した場合、コマンドの実行により取得した割込要因をメモリ106に先読み要因として格納する。また、DMA処理部104は、デバイス特定のための制御コマンド及び対象種別特定のための制御コマンドに対する応答結果を切分部105の割込検出部151へ出力する。このDMA処理部104が、「処理部」の一例にあたる。
切分部105は、割り込みの優先処理を行うか否かの切り分けを行う。切分部105は、割込検出部151、再登録部152及び割込通知部153を有する。
割込検出部151は、優先度の高い割り込みと優先度の低い割り込みの種別を予め有する。図8は、各割り込みの優先度を表す図である。
例えば、割り込みの種別としては、故障通知、CPU代行命令及びIO命令が存在する。故障通知は、割込処理として大きなログをサーバボード22から取得する処理が行われるため時間が掛かる。このように、故障通知は故障情報のログ採取であるため、割込検出部151は、故障通知の優先度を低と記憶する。また、CPU代行命令の場合、割込処理としてサーバ装置2の起動時にストレージの情報などを取得してCPU221に送る処理などが実行される。この場合、応答時間に制限が設けられているため、なるべく早く応答をサーバ装置2へ送ることが望ましい。このように、CPU代行命令はOSの起動性能及びユーザ操作性能に影響するため、割込検出部151は、CPU代行命令の優先度を高と記憶する。また、IO命令は、ユーザの入力に応じた処理結果及びサーバ装置2の処理結果を端末装置とサーバ装置2との間で送受信する処理であり、即時性が求められる。このように、IO命令はユーザ操作性能に与える影響が大きいため、割込検出部151は、IO命令の優先度を超高と記憶する。
図5に戻って説明を続ける。割込検出部151は、システム制御コントローラ21の割込検出部213から割込通知の入力を受けて割り込みを検出する。そして、割込検出部151は、検出した割り込みが故障命令、CPU代行命令又はIO命令のいずれであるかを判定する。
ここで、割込検出部151による割り込みの判定処理について説明する。図9は、要因検知に使用するインタフェースを表す図である。図9に示すように、システム制御コントローラ21の割込用レジスタ(不図示)に格納された情報から、割り込みを発生させたデバイスがシステム制御コントローラ21か統括管理機構の配下の制御対象デバイス200かが判定可能である。また、I2Cを用いることで、統括管理機構及びその配下のCPU221、IOプロセッサ223、チャネル、メモリコントローラ224及びストレージ管理機構のいずれが割り込みを発生させたデバイスであるかが判定可能である。また、JTAGを用いることで、ストレージ管理機構が割り込みを発生させたデバイスであることが判定可能である。
割込検出部151は、システム制御コントローラ21の割込用レジスタを参照する。これにより、割込検出部151は、その割込通知がシステム制御コントローラ21から発行されたものか、サーバ装置2のCPU221、MAC及びIOプロセッサ223などの制御対象デバイス200から発行されたものかを判定する。システム制御コントローラ21から発行されたものの場合、割込検出部151は、システム制御コントローラ21から発行された故障通知と判定する。これに対して、制御対象デバイス200から発行された割り込みの場合、割込検出部151は、デバイス特定のための制御コマンドの発行を再登録部152へ依頼する。また、割込検出部151は、対象種別特定のための制御コマンドの発行を再登録部152に依頼する。割込検出部151は、送信した各制御コマンドに対する応答をDMA処理部104から受信する。そして、割込検出部151は、受信した応答から発生した割り込みが故障通知か否かを判定する。
図5に戻って説明を続ける。検出した割り込みが故障通知であり優先度が低い割り込みの場合、割込検出部151は、故障が発生したデバイスの情報とともに割込通知をメモリ106に登録する。その後、割込検出部151は、割り込みの発生を割込通知部153へ通知する。
これに対して、検出した割り込みがCPU代行命令又はIO命令であり優先度が高い割り込みの場合、割込検出部151は、割込要因の検知処理のための制御コマンドの生成を再登録部152に依頼する。
再登録部152は、制御対象デバイス200から発行された割り込みの場合、デバイス特定のための制御コマンドの発行及び対象種別特定のための制御コマンドの発行の依頼を割込検出部151から受ける。そして、再登録部152は、デバイス特定のための制御コマンド及び対象種別特定のための制御コマンドを生成する。その後、再登録部152は、生成したデバイス特定のための制御コマンド及び対象種別特定のための制御コマンドをディスクリプタ再生成部103へ出力する。
その後、割り込みが故障通知でなければ、再登録部152は、割込要因の検知処理の制御コマンドの生成の依頼を割込検出部141から受ける。次に、再登録部152は、割込要因の検知処理の制御コマンドを生成する。そして、再登録部152は、割込要因の検知処理の制御コマンドを再登録部152へ出力する。その後、再登録部152は、割込要因の検知処理の実行を割込通知部153に通知する。この再登録部152が、「コマンド生成部」の一例にあたる。
割込通知部153は、割り込みが故障通知の場合、割込通知の入力を割込検出部151から受ける。そして、割込通知部153は、割込通知をシステム制御割込処理部102へ出力する。
これに対して、割り込みがCPU代行命令又はIO命令の場合、割込通知部153は、割込要因の検知処理の実行の通知を再登録部152から受ける。そして、割込通知部153は、メモリ106に格納された割込要因に応じた割込処理の通知をシステム制御割込処理部102へ通知する。
完了検知部107は、実行が完了した制御コマンドの通知をDMA処理部104から受ける。そして、完了検知部107は、統括コマンドに含まれる全ての制御コマンドの実行が完了したか否かを判定する。統括コマンドに含まれる全ての制御コマンドの実行が完了した場合、統括コマンドの実行完了をコマンド処理部101へ通知する。
システム制御割込処理部102は、割り込みが故障通知の場合、割込通知の入力を割込通知部153から受ける。そして、システム制御割込処理部102は、割込要因の検知処理を実行する制御コマンドを生成してコマンド処理部101へ出力する。
これに対して、割り込みがCPU代行命令又はIO命令の場合、システム制御割込処理部102は、メモリ106に格納された割込要因に応じた割込処理の通知を割込通知部153から受ける。そして、システム制御割込処理部102は、メモリ106に格納された割込要因に応じた割込処理を実行する制御コマンドを生成してコマンド処理部101へ出力する。
システム制御コントローラ21は、DMAコントローラ211、I2Cコントローラ212及び割込検出部213を有する。
DMAコントローラ211は、1つの制御コマンドのコマンドデータアドレスの入力を受ける。そして、DMAコントローラ211は、自己が有するシステム制御ディスクリプタレジスタに図10に示すように制御コマンドの個数及びDMAディスクリプタ配置アドレスを設定する。図10は、システム制御コントローラが有するディスクリプタレジスタの一例を表す図である。本実施例では、1つの制御コマンド毎に処理が行われるので、個数は1である。また、図10のDMAディスクリプタ配置アドレスには、システム制御コントローラ21から見えるメモリアドレスが固定的に使用される。
DMAコントローラ211は、DMAディスクリプタ配置アドレスに格納されたデータを取得して、I2Cによるデータ転送をI2Cコントローラ212に指示する。また、DMAコントローラ211は、サーバボード22からDMAで送信されたデータをI2Cコントローラ212から取得する。そして、DMAコントローラ211は、取得したデータをDMA転送で指示されたメモリ106のアドレスに格納する。
I2Cコントローラ212は、データのI2Cによる転送の指示をDMAコントローラ211から受ける。そして、I2Cコントローラ212は、I2Cを用いてデータをサーバボード22の制御対象デバイス200へ送信する。また、I2Cコントローラ212は、サーバボード22のメモリコントローラ224から受ける。そして、I2Cコントローラ212は、取得したデータをDMAコントローラ211へ出力する。
割込検出部213は、サーバボード22上の制御対象デバイス200から割込通知の入力を受けて、割り込みの発生を検出する。そして、割込検出部213は、割込通知が統括管理機構、ストレージ管理機構又はシステム制御コントローラ21のいずれから発生したかを示す情報を自己が有するレジストリに書き込む。そして、割込検出部213は、割込通知をSVPボード1の割込検出部151へ出力する。
次に、図11を参照して、SVPボード1による制御コマンドの処理の全体的な流れについて説明する。図11は、SVPボードによる制御コマンドの処理のフローチャートである。
コマンド処理部101は、端末装置から入力された複数の制御コマンドをまとめた統合コマンドを受信する。コマンド処理部101は、共有メモリ108を確保して、統合コマンドが登録された通常処理用ディスクリプタを生成(ステップS1)。
ディスクリプタ再生成部103は、共有メモリ108からディスクリプタの順番に応じて通常処理用ディスクリプタ又は割込処理用ディスクリプタから制御コマンドを1つずつ読み出す。この場合、割り込みを処理するコマンドを含めたディスクリプタの再構成を行っていれば、ディスクリプタ再生成部103は、割込処理用ディスクリプタに登録された制御コマンドを優先して処理する。DMA処理部104は、ディスクリプタ再生成部103が読み込んだ制御コマンドを取得して、システム制御コントローラ21のディスクリプタレジスタに読み出した制御コマンドを設定する(ステップS2)。
DMA処理部104は、DMAコントローラ211にDMA転送の実行を指示する。DMAコントローラ211は、ディスクリプタレジスタに格納された情報を用いて、I2Cコントローラ212を介して制御対象デバイス200に対してDMA転送を実行する(ステップS3)。
切分部105は、システム制御コントローラ21の割込検出部213からの割込通知の有無により割り込みを検出したか否かを判定する(ステップS4)。割り込みを検出した場合(ステップS4:肯定)、切分部105は、割り込みの切り分けを実行し、切り分け結果に応じて割込要因の検知処理の制御コマンドを生成する。そして、ディスクリプタ再生成部103は、切分部105から取得した割込要因の検知処理の制御コマンドを加えてディスクリプタの再生成を実行する(ステップS5)。その後、ディスクリプタ再生成部103は、ステップS2へ戻る。
これに対して、割り込みを検出しない場合(ステップS4:否定)、ディスクリプタ再生成部103は、統合コマンドの実行が完了したか否かを判定する(ステップS6)。具体的には、統合コマンドに含まれる全ての制御コマンドの実行が完了した場合に、ディスクリプタ再生成部103は、統合コマンドの実行が完了したと判定する。
統合コマンドの実行が完了していない場合(ステップS6:否定)、ディスクリプタ再生成部103は、ステップS2へ戻る。これに対して、統合コマンドの実行が完了した場合(ステップS6:肯定)、コマンド処理部101は、処理を完了して応答を端末装置へ返す。
次に、図12を参照して、割り込み発生時の詳細な処理の流れについて説明する。図12は、割り込み発生時の処理の詳細を表すフローチャートである。
割込検出部151は、割り込みを検出したか否かを判定する(ステップS11)。割り込みを検出していない場合(ステップS11:否定)、割込検出部151は、割り込みを検出するまで待機する。
これに対して、割り込みを検出した場合(ステップS11:肯定)、割込検出部151は、システム制御コントローラ21の割込用レジスタを確認してシステム制御コントローラ21が発行した割り込みか、サーバボード22上の統括管理機構が発行した割り込みかを判定する。システム制御コントローラ21が発行した割り込みの場合、割込検出部151は、割り込みが故障通知と判定する。これに対して、サーバボード22上の統括管理機構が発行した割り込みの場合、割込検出部151は、デバイス特定及び対象種別特定のための制御コマンドの生成を再登録部152に依頼する。再登録部152は、デバイス特定及び対象種別特定のための制御コマンドを生成してディスクリプタ再生成部103へ出力する。ディスクリプタ再生成部103は、デバイス特定及び対象種別特定のための制御コマンドを加えて共有メモリ108のディスクリプタを再生成する。そして、ディスクリプタ再生成部103及びDMA処理部104は、デバイス特定のための制御コマンド及び対象種別特定の制御コマンドを処理する。その後、割込検出部151は、デバイス特定のための制御コマンド及び対象種別特定の制御コマンドの応答結果をDMA処理部104から取得する。そして、割込検出部151は、取得した応答結果を用いて割り込みが、故障検知、CPU代行命令又はIO命令のいずれであるかを判定する。以上の処理により、割込検出部151は、割り込みの種別を判定する(ステップS12)。
次に、割込検出部151は、検出した割り込みの優先度が低であるか否かを判定する(ステップS13)。本実施例では、割り込みが故障通知であれば、割込検出部151は、割り込みの優先度が低であると判定する。
割り込みの優先度が低でない場合(ステップS13:否定)、割込検出部151は、割込要因の検知のための制御コマンドの生成を再登録部152に依頼する。再登録部152は、割込検出部151からの依頼を受けて、割込要因の検知処理のための制御コマンドを生成する(ステップS14)。
次に、再登録部152は、生成した割込要因の検知処理のための制御コマンドをディスクリプタ再生成部103へ出力する。そして、再登録部152は、割込要因の検知処理の実行を割込通知部153へ通知する。ディスクリプタ再生成部103は、再登録部152から入力された割込要因の検知処理のための制御コマンドを共有メモリ108上の割込処理用ディスクリプタに登録する。そして、ディスクリプタ再生成部103は、統合コマンドに含まれる実行中の制御コマンドと次の制御コマンドとの間に、割込要因の検知処理のための制御コマンドを割り込ませてディスクリプタを再生成する(ステップS15)。
その後、ディスクリプタ再生成部103及びDMA処理部104は、割込要因の検知及び解析用の制御コマンドのDMA転送を実行する(ステップS16)。
そして、DMA処理部104は、割り込ませた制御コマンドの完了を検知する(ステップS17)。
次に、DMA処理部104は、割込要因の検知及び解析用の制御コマンドの実行結果として取得した先読み要因をメモリ106に保持する(ステップS18)。再登録部152は、割込要因の検知処理の実行を割込通知部153に通知する。
これに対して、割り込みの優先度が低の場合(ステップS13:肯定)、割込検出部151は、故障通知を発行したデバイスの情報及び割込通知をメモリ106に保持する(ステップS19)。その後、割込検出部151は、割り込み発生を割込通知部153に通知する。
割込通知部153は、割り込みの発生をシステム制御割込処理部102に通知する(ステップS20)。システム制御割込処理部102は、メモリ106から故障通知を発行したデバイスの情報及び割込通知、又は、先読み要因をメモリ106から取得する(ステップS21)。
システム制御割込処理部102は、故障通知を発行したデバイスの情報及び割込通知、又は、先読み要因に基づく割込処理を実行するための制御コマンドを生成してコマンド処理部101へ出力する。コマンド処理部101は、通常処理用ディスクリプタにシステム制御割込処理部102から取得した制御コマンドを登録する。その後、統合コマンドが完了すると、コマンド処理部101は、完了検知部107から統合コマンドの完了の通知を受ける。そして、コマンド処理部101は、通常処理用ディスクリプタに登録したシステム制御割込処理部102から取得した制御コマンドの実行をディスクリプタ再生成部103に指示する。ディスクリプタ再生成部103は、コマンド処理部101からの指示を受けて、通常処理用ディスクリプタに登録された割込処理を実行する制御コマンドをDMA処理部104とともに実行して、割り込みの処理を実行する(ステップS22)。
以上に説明したように、本実施例に係るSVPは、1つにまとめられた制御コマンドを細分化して1つずつ実行し、それらの制御コマンドの実行中に割り込みを検出した場合、割り込みの優先度に応じて制御コマンドの間に割込要因の検知処理を挟んで実行する。これにより、1つにまとめられた制御コマンドの全ての実行の完了を待つことなく割込要因の検知を実行することができ、割り込みを処理する際の処理性能を向上させることができる。
また、システム制御コントローラのDMAコントローラが故障した場合、1つにまとめられた制御コマンドの全ての完了を待ってから割り込みを処理すると、ドライバによる異常検出が遅れてしまい、実行する制御コマンドに対する応答が遅れることやリトライが困難になる場合が考えられる。これに対して、本実施例に係るSVPは、異常検出を迅速に行うことができ、障害対応を迅速に行え、システムの安定性を向上することができる。
図13は、実施例2に係る情報処理システムのブロック図である。本実施例に係るシステム制御コントローラ21は、DMAコントローラ211に加えてもう一つのDMAコントローラ214を有する。本実施例に係る情報処理システムは、通常処理用ディスクリプタに登録された制御コマンドを処理するためのDMAコントローラ211と、割込処理用ディスクリプタに登録された制御コマンドを処理するためのDMAコントローラ214を有することが実施例1と異なる。以下の説明では、実施例1と同様の各部の動作は説明を省略する。
DMA処理部104は、通常処理用ディスクリプタに登録された制御コマンドの処理をDMAコントローラ211に実行させる。そして、割込検出部151が割り込みを検出し、その割り込みの優先度が低でなければ、DMA処理部104は、DMAコントローラ211を停止させる。そして、DMA処理部104は、割込処理用ディスクリプタに登録された制御コマンドの処理をDMAコントローラ214に実行させる。その後、割込処理用ディスクリプタに登録された制御コマンドの処理が完了すると、DMA処理部104は、DMAコントローラ211に処理を再開させる。
ここで、DMAコントローラ211の動作の停止及び開始は、以下のような方法で制御可能である。例えば、システム制御コントローラ21にDMAコントローラ211及び214の停止及び開始を行わせるDMAコントローラ用レジスタが配置される。そして、DMA処理部104は、システム制御コントローラ21が有するDMAコントローラ用レジスタにDMAコントローラ211のそれぞれの動作を停止又は開始させるレジスタに値を書き込むことで、動作の停止及び開始を制御する。
システム制御コントローラ21は、DMAコントローラ211及び214を有する。DMAコントローラ211は、DMA処理部104からのDMA実行の指示を受けて、通常処理用ディスクリプタに登録された制御コマンドを順次処理する。そして、DMAコントローラ211は、DMA処理部104からの動作停止指示を受けて動作を停止する。この時、DMAコントローラ211は、通常処理用ディスクリプタに登録された制御コマンドのうちどこまで処理が完了したかを記憶する。その後、DMAコントローラ211は、DMA処理部104からの動作再開指示を受けて動作を再開し、記憶した処理が完了した制御コマンドの次の制御コマンドから処理を再開する。
DMAコントローラ214は、DMA処理部104からのDMA実行の指示を受けて、割込処理用ディスクリプタに登録された制御コマンドを順次処理する。このDMAコントローラ211が、「第1制御部」の一例にあたる。また、DMAコントローラ214が、「第2制御部」の一例にあたる。
以上に説明したように、本実施例に係るSVPは、システム制御コントローラの一方の通常処理用ディスクリプタに登録された制御コマンドを処理させ、他方に割込処理用ディスクリプタに登録された制御コマンドを処理させる。このように2つDMAコントローラを用いても優先度の高い割込処理を統合コマンドに含まれる制御コマンドに優先させて処理させることができ、割り込みを処理する際の処理性能を向上させることができる。
また、システム制御コントローラが有する2つのDMAコントローラの一方に障害が発生した場合、他方のDMAコントローラで処理を継続することができ、システムの冗長性を確保することができる。
また、以上の説明では、割り込みの優先度が高い場合に割込要因の検知を統括コマンドに含まれる制御コマンドに先んじて処理したが、割込要因の検知を行う割り込みの選択はこれに限らない。いずれの割り込みであっても、統括コマンドに含まれる制御コマンドの処理を中断して、先に割込要因の検知を実行してもよい。また、優先度が超高であるIO命令の場合に割込要因の検知を行う構成にしてもよい。
1 SVPボード
2 サーバ装置
11 SVP
12 メモリ
21 システム制御コントローラ
22 サーバボード
23 IOデバイス
100 情報処理システム
101 コマンド処理部
102 システム制御割込処理部
103 ディスクリプタ再生成部
104 DMA処理部
105 切分部
107 完了検知部
108 共有メモリ
200 制御対象デバイス
211 DMAコントローラ
212 I2Cコントローラ
213 割込検出部
214 DMAコントローラ
221 CPU
222 メモリ
223 IOプロセッサ
224 メモリコントローラ

Claims (6)

  1. 制御部、インタフェース部及び情報処理部を有する情報処理装置であって、
    前記制御部は、
    1つの処理単位として実行順が決められた複数の第1制御コマンドを、前記第1制御コマンド毎に分割した状態で個別に前記インタフェース部を介して前記情報処理部に実行させる処理部と、
    前記情報処理部又は前記インタフェース部から発行された割り込みを検出する割込検出部と、
    前記割込検出部により検出された割り込みの割込要因特定の処理を実行させる第2制御コマンドを生成するコマンド生成部と、
    前記コマンド生成部により生成された前記第2制御コマンドを未実行の前記第1制御コマンドに優先させて配置して前記実行順を変更する処理順変更部と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記割込検出部は、検出した前記割り込みの優先度を判定し、前記優先度を基に割り込みを選択して前記コマンド生成部に前記第2制御コマンドを生成させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記インタフェース部は、制御コマンドを処理する第1制御部及び第2制御部を備え、
    前記処理部は、前記第1制御コマンド及び前記第2制御コマンドを前記実行順に実行させる際に、前記第1制御コマンドを実行させる場合前記第1制御部に前記制御コマンドを処理させ、前記第2制御コマンドを実行させる場合、前記第1制御部の動作を停止させて、前記第2制御部に処理を実行させ、前記第2制御コマンドの実行が完了すると、前記第1制御部の動作を再開させて前記第1制御コマンドを実行させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 複数の第1制御コマンドを含む統合コマンドを取得して、前記統合コマンドに含まれる全ての前記第1制御コマンドを1つの前記処理単位として実行順に記憶領域に登録する登録部をさらに備え、
    前記処理部は、前記記憶領域に1つの処理単位として登録された複数の第1制御コマンドを実行順に個々に取得し、前記インタフェース部を介して前記情報処理部に順次実行させる
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  5. 制御装置、インタフェース装置及び演算処理装置を有する情報処理装置の制御方法であって、
    前記制御装置は、
    1つの処理単位として実行順が決められた複数の第1制御コマンドを、前記第1制御コマンド毎に分割した状態で個別に前記インタフェース装置を介して前記演算処理装置に実行させ、
    前記演算処理装置又は前記インタフェース装置から発行された割り込みを検出し、
    検出した割り込みの割込要因特定の処理を実行させる第2制御コマンドを生成し、
    生成した第2制御コマンドを未実行の前記第1制御コマンドに優先させて配置して前記実行順を変更し、
    変更した前記実行順で前記第1制御コマンド及び前記第2制御コマンドを実行する
    ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  6. 制御装置、インタフェース装置及び演算処理装置を有する情報処理装置の制御プログラムであって、
    1つの処理単位として実行順が決められた複数の第1制御コマンドを、前記第1制御コマンド毎に分割した状態で個別に前記インタフェース装置を介して前記演算処理装置に実行させ、
    前記演算処理装置又は前記インタフェース装置から発行された割り込みを検出し、
    検出した割り込みの割込要因特定の処理を実行させる第2制御コマンドを生成し、
    生成した第2制御コマンドを未実行の前記第1制御コマンドに優先させて配置して前記実行順を変更し、
    変更した前記実行順で前記第1制御コマンド及び前記第2制御コマンドを実行する
    処理を前記制御装置に実行させることを特徴とする情報処理装置の制御プログラム。
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