JP7151536B2 - 情報処理装置、カラープロファイル生成システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、カラープロファイル生成システム、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、情報処理装置、カラープロファイル生成システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
商用印刷等に用いられる印刷機は、例えば、Japan ColorやFogra、GRACoL等の業界標準規格の認証を取得することが求められる。このため、これらの規格を満たすように、カラーマネジメントシステム(CMS:Color Management System)で用いられるプロファイルを設計及び生成する必要がある。プロファイルの設計は、例えば、所定の規格が規定するターゲットに対して目標値を設定し、その目標値を所定の用紙に出力した結果を測色及び評価することで行われる。
他方で、異なる色特性の装置間の色合わせ(カラーマッチング)において、低彩度色域では出力装置固有の紙白を基準とする色変換を行い、低彩度以外の色域では入力装置の色再現域を採用する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、近年の新しい標準規格では、測色光源として、紫外線が含まれるM1で用いることが規定されている。
しかしながら、測色光源がM1であるため、蛍光増白剤を多く含む用紙(OBA(optical Brightening Agent)紙)を用いて測色を行う場合、主観で感じる色よりも青い色として測色されることがある。このため、無彩色近傍域にて黄色く色かぶりが発生する場合があった。
本発明の一実施形態では、上記の点に鑑みてなされたもので、蛍光特性の強い記録媒体でも、無彩色近傍域における色かぶりを抑制する目標値を設定することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一実施形態は、所定の第1プロファイルに規定された色を、蛍光特性を有する所定の記録媒体に再現するための第2プロファイルを生成する情報処理装置であって、紫外線が含まれる光源を用いた測色条件下で前記記録媒体を測色した測色値を前記記録媒体の白色値として取得する用紙白情報取得部と、前記用紙白情報取得部が取得した前記白色値に基づいて、前記白色値とは異なる白基準値を設定する白基準値設定部と、前記第1プロファイルで規定されるLab均等色空間における色値を第1目標値として取得する第1目標値取得部と、前記白基準値に基づいて、前記Lab均等色空間における色値を変換し、変換した色値を第2目標値として取得する第2目標値取得部と、前記第2目標値を、前記Lab均等色空間における所定の第1彩度未満の領域に対する目標値として設定する目標値設定部と、を有することを特徴とする。
蛍光特性の強い記録媒体でも、無彩色近傍域における色かぶりを抑制する目標値を設定することができる。
蛍光増白剤の含有量が異なる用紙の測色結果の一例を説明するための図である。 過補正により黄色く色かぶりが発生する場合の一例を説明するための図である。 カラーマネジメントシステムの一例を説明するための図である。 目標値設定の概要を説明するための図である。 第一の実施形態に係るプロファイル生成システムの全体構成の一例を示す図である。 第一の実施形態に係るプロファイル生成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 第一の実施形態に係るプロファイル生成装置の機能構成の一例を示す図である。 第一の実施形態に係るプロファイルの生成処理の一例を示すフローチャートである。 第一の実施形態に係る目標値の設定処理の一例を示すフローチャートである。 白基準値の設定方法の一例を説明するための図(その1)である。 白基準値の設定方法の一例を説明するための図(その2)である。 線形補間による目標値の補間の一例を説明するための図である。 第一の実施形態に係る最終的な目標値の設定処理の一例を示すフローチャートである。 線形補間の比率の一例を示す図である。 第1目標値、第2目標値、及び最終的な目標値の一例を示す図である。 第二の実施形態に係る目標値の設定処理の一例を示すフローチャートである。 第二の実施形態に係る最終的な目標値の設定処理の一例を示すフローチャートである。 有彩色域における最終目標値を第1目標値と第2目標値とから算出する場合の一例を説明するための図である。 対数関数補間の比率の一例を示す図である。 対数関数補間による目標値の補間の一例を説明するための図である。
以降では、本発明の第一の実施形態及び第二の実施形態について説明する。まず、第一の実施形態及び第二の実施形態の説明の前に、前提となる各種の用語や技術等について説明する。
<前提>
異なる画像出力装置間のカラーマッチングを行う場合、通常、XYZ三刺激値等の色値でマッチングを行う。一般に、測色器を用いて得られる色値は、D50の基準照明下における完全拡散板を測定した際の色値(X,Y,Z)=(96.42,100.0,82.49)を白とし、この白に対する相対的な値として算出される。今日のカラーマネジメントシステムにおけるデファクトスタンダードであるICC(International Color Consortium)プロファイルのフォーマットでは、完全拡散板の白に対する相対的な色値を「絶対的」、画像出力装置の白に対して相対的な値を「相対的」であると定義している。以降の各実施形態では、ICCに従い、測色器を用いて得られた完全拡散板の白に対する相対的な色値を「絶対的色値」、画像出力装置の白に対して相対的な色値を「相対的色値」と呼ぶ。
また、絶対的色値を用いて、或る画像出力装置の色を他の画像出力装置の色へ変換するカラーマッチングを行うと、当該或る画像出力装置(再現元の画像出力装置)の白の色味が当該他の画像出力装置(再現先の画像出力装置)で再現される。すなわち、再現元の画像出力装置の白の絶対的色値が再現先の画像出力装置の色域内に存在する場合、再現先画像出力装置の白に対して何等かの色を加えて再現元の画像出力装置の白が再現される。以降の各実施形態では、絶対的色値を用いた色変換を「絶対色変換」と呼ぶ。
ICCプロファイルでは、絶対的色値を相対的色値に変換して使用する。この相対的色値を使用することで、異なる画像出力装置の白は同じ色値を持つことになる。相対的色値を用いて、再現元の画像出力装置の色を再現先の画像出力装置の色へ変換するカラーマッチングを行う場合、再現元の画像出力装置の白は、再現先の画像出力装置の白として再現される。以降の各実施形態では、相対的色値を用いた色変換を「相対色変換」と呼ぶ。
ここで、上述したように、例えばJapan ColorやFogra、GRACoL等の業界標準規格の認証を取得するためには、これらの規格が規定するターゲットに対して目標値を設定し、その目標値を所定の記録媒体(用紙)に出力した結果を測色及び評価することで行われる。言い換えれば、これらの規格が規定するターゲットを再現元として、再現先の画像出力装置で色が再現されるようにプロファイルが設計される。このプロファイルは、プリンタプロファイルとも称される。なお、ターゲットは、これらの規格を制定した団体等により配布されたプロファイルに設定されている。
そこで、以降の各実施形態では、一例として、Fogra51の規格が設定されたプロファイルをソースプロファイル、設計対象のプロファイルをアウトプットプロファイルとする。また、アウトプットプロファイルの設計に用いられる用紙(設計用紙)は蛍光特性を有する用紙(すなわち、蛍光増白剤を多く含む用紙)であり、設計に用いられる画像出力装置は任意の色特性を有する任意の装置である。したがって、以降の各実施形態において、ターゲットとはFogra51の規格が設定されたソースプロファイルが規定する絶対的色値、目標値とは設計用紙における出力結果(設計に用いられる画像出力装置の出力結果)が再現すべき絶対的色値とする。また、カラーマッチングのマッチング結果とは当該目標値の再現を試みた補正結果、白色点とは設計に用いられる画像出力装置の白の絶対的色値(白色値)とする。
ただし、ソースプロファイルは、Fogra51の規格が設定されたものに限られず、紫外線を含む光源による測色を規定している規格であれば任意の規格が設定されたプロファイルを用いることができる。
<蛍光増白剤の含有量が異なる用紙の測色結果>
また、上述したように、蛍光特性を有する用紙(OBA紙)を測色器で測色した場合、主観で感じる色よりも青い色として測色される場合がある。そこで、蛍光増白剤をほとんど含まない用紙Aと、蛍光増白剤を多く含む用紙Bとを2つの異なる光源(M0及びM1)下で測色器により測色した場合の測色結果をLab均等色空間のab座表面にプロットした結果を図1に示す。なお、M0は紫外線をほとんど含まない光源であり、M1は紫外線を含む光源である。
図1に示すように、M0光源下で測色した結果は用紙Aと用紙Bとでほぼ一致している一方で、M1光源下で測色した結果は用紙Bの方が用紙Aよりも青よりの色値となっている。他方で、蛍光増白剤は、紫外線を吸収して、目に見える青白い光(蛍光)に変えるため、見た目の白さが増す効果がある。これらにより、蛍光特性を有する用紙は、主観で感じる色よりも青い色として測色される場合がある。このため、従来技術では、無彩色近傍域にて黄色く色かぶりが発生する場合があった。
<黄色く色かぶりが発生する理由>
無彩色近傍域にて黄色く色かぶりが発生する理由について、一例として、シアンのカラーマッチングを行う場合について、図2を参照しながら説明する。図2は、過補正により黄色く色かぶりが発生する場合の一例を説明するための図である。
設計用紙上の再現色を点A、対応してFogra51で規定される色を点Fとする。また、この点Aの主観的な再現色を点Bとする。点A、点F及び点Bにおいて、ab平面におけるa座標値が最も大きい点が白色点である。一方で、a座標値が小さくなるにつれ再現色はシアン100%色に近付く。このとき、従来技術では、点Aの白色点を基準に軌跡Aのように目標値を設定した。すなわち、無彩色近傍では相対色変換後の色値である軌跡Aを目標値に設定し、有彩色付近では点F(ターゲット)を目標値に設定していた。なお、或る1つの色(例えば、1つのCMYK値を示すCMYKデータ)が与えられた場合、この色に対応する点Aと、点Bと、点Fとが1つずつ決まる。
しかしながら、蛍光特性を有する用紙のように見た目と色値(M1光源下での測色値)とに乖離がある場合、あたかも主観的な点Bの白色点を基準とした相対色変換になり、マッチング結果の見た目は軌跡Bになる。すなわち、例えば、ベタ付近ではインクが載るためターゲットに近い再現色となる一方で、紙地が露出するハイライトから中間の色域ではターゲットに対して過補正となる。これにより、紙地が露出するハイライトから中間の色域(無彩色近傍域)では、黄色く色かぶりが発生する。
<カラーマネジメントシステム>
ここで、本発明の各実施形態は、蛍光特性の強い用紙でも無彩色近傍域で上述した色かぶりが発生しないマッチング結果が得られるにように目標値を設定し、このマッチング結果を実現するアウトプットプロファイルを生成する場合について説明するものである。そこで、アウトプットプロファイルの設計に用いられるカラーマネジメントシステムの概略について、図3を参照しながら説明する。図3は、カラーマネジメントシステムの一例を説明するための図である。
図3に示すように、再現元の色データであるCMYKデータは、ソースプロファイルにより、相対的色値であるLabデータに変換される。例えば、ソースプロファイルがFogra51の規格が設定されたものである場合、CMYKデータは、Fogra51の白色点に対して相対色変換される。なお、ソースプロファイルは、例えば、CMYKデータに対してLabデータが対応付けられたルックアップテーブル(第1のLUT)である。CMYKデータからLabデータへは、当該第1のLUTを用いた公知の補間方法によって変換可能である。なお、CMYKデータは、例えば、XYZ表色系で表されたXYZデータに変換されても良い。
また、図3に示すように、変換対象の色データであるL´a´b´データは、アウトプットプロファイルにより、再現先の色データであるC´M´Y´K´データに変換される。なお、アウトプットプロファイルは、例えば、C´M´Y´K´データに対してL´a´b´データが対応付けられたルックアップテーブル(第2のLUT)である。C´M´Y´K´データからLabデータへは、当該第2のLUTを用いた公知の補間方法によって変換可能である。
ここで、ソースプロファイルによる変換とアウトプットプロファイルによる変換とは、ICCの定義に従い相対色変換となるため、ソースプロファイルにより変換されたLabデータは、そのままアウトプットプロファイルによる変換対象L´a´b´データとなる。
なお、CMYKデータ及びC´M´Y´K´データは、各チャネルが離散的な値を取るデータである。
[第一の実施形態]
以降では、本発明の第一の実施形態について説明する。本実施形態では、蛍光特性の強い用紙でも無彩色近傍域で色かぶりが発生しないマッチング結果が得られるように目標値に設定し、このマッチング結果を実現するアウトプットプロファイルを生成するプロファイル生成システム1について説明する。
<目標値設定の概要>
まず、本実施形態に係る目標値設定の概要について、図4を参照しながら説明する。図4は、目標値設定の概要を説明するための図である。
図4はab座標面を表しており、点Aは設計用紙上の再現色、点Bは主観的な再現色、点Fはターゲット(すなわち、Fogra51で規定される色)であり、点A、点F及び点Bにおいて、ab座標面におけるa座標値が最も大きい点が白色点である。
このとき、本実施形態では、点Bの白色点と点Aの白色点との延長線上に新たな白基準点Cを設定する。この白基準点Cは、点Aの白色点に対して点Bの白色点とほぼ対峙する座標(例えば、点Aの白色点に関して点Bの白色点と点対象となる座標又は当該座標の近傍にある座標)に設定する。
次に、最終的な目標値を設定する前処理として、2つ目標値(第1目標値及び第2目標値)を設定する。有彩色域では、ターゲット(点F)をそのまま第1目標値とする。一方で、無彩色近傍域では、ターゲット(点F)を白基準の色値を用いて白色変換した値を第2目標値とする。
そして、有彩色域と無彩色近傍域との中間域では、第1目標値と第2目標値とを用いて補間を行い、無彩色近傍域から有彩色域になるに従って第1目標値から第2目標値に移行するように最終的な目標値(以降、「最終目標値」とも表す。)を設定する。これの最終的な目標値が、蛍光特性の強い用紙でも無彩色近傍域で色かぶりが発生しないマッチング結果が得られる目標値である。
<第1目標値及び第2目標値>
ここで、第1目標値及び第2目標値を得る方法について説明する。なお、第2目標値を得るための色変換はXYZ表色系で行う。Lab表色系とXYZ表色系との間の色変換は公知技術を用いれば良い。
まず、ターゲットは、ソースプロファイルで規定されるXYZ三刺激値を、D50の基準照明下における完全拡散板を測定した際の色値(以降、「D50白」とも表す。)で除算した絶対的色値である。すなわち、ターゲット値(X,Y,Z)は、D50白のXYZ三刺激値を(XD50W,YD50W,ZD50W)、ソースプロファイルで規定されるXYZ三刺激値を(X,Y,Z)とした場合、以下の式1で表される。
(X,Y,Z)=(X/XD50W,Y/YD50W,Z/ZD50W
・・・(式1)
第1目標値(XOUT1,YOUT1,ZOUT1)は、有彩色域におけるターゲットがそのまま設定されるため、以下の式2で表される。
(XOUT1,YOUT1,ZOUT1)=(X,Y,Z
・・・(式2)
第2目標値(XOUT2,YOUT2,ZOUT2)は、ソースプロファイルで規定される白色点のXYZ三刺激値を(XSW,YSW,ZSW)、白基準(点C)の三刺激値を(X,Y,Z)とした場合、以下の式3で表される。
(XOUT2,YOUT2,ZOUT2)=(X・X/XSW,Y・Y/YSW,Z・Z/ZSW
・・・(式3)
以上により第1目標値及び第2目標値が得られる。なお、第1目標値と第2目標値とを用いて補間することで最終目標値を得る方法については後述する。
<プロファイル生成システム1の全体構成>
次に、本実施形態に係るプロファイル生成システム1の全体構成について、図5を参照しながら説明する。図5は、第一の実施形態に係るプロファイル生成システム1の全体構成の一例を示す図である。
図5に示すように、本実施形態に係るプロファイル生成システム1には、プロファイル生成装置10と、測色器20とが含まれる。プロファイル生成装置10と測色器20とは、例えば、USB(Universal Serial Bus)やネットワーク等を介して通信可能に接続される。
プロファイル生成装置10は、例えばPC(パーソナルコンピュータ)等であり、上述した目標値を設定し、設計対象の画像出力装置30のアウトプットプロファイルを生成する。そして、プロファイル生成装置10は、生成したアウトプットプロファイルを画像出力装置30に出力する。なお、アウトプットプロファイルの出力方法は限定されない。アウトプットプロファイルは、例えば、USBケーブルやネットワーク等を介して画像出力装置30に出力されても良いし、記録媒体等を介して画像出力装置30に出力されても良い。また、出力先は、必ずしも画像出力装置30でなくても良く、例えば、プロファイル生成装置10の補助記憶装置や他の装置等であっても良い。
なお、設計対象の画像出力装置30は、設計用紙に対してカラー画像を出力する任意の装置であり、例えば、カラーコピー機やカラープリンタ、複合機等が挙げられる。
測色器20は、設計対象の画像出力装置が設計用紙に出力したカラー画像(すなわち、カラー印刷物)を測色して、色値を得る機器である。なお、測色器20は、Fogra51の規格に従った測色条件の下で測色を行うものとする。
なお、図5に示すプロファイル生成システム1の構成は一例であって、他の構成であっても良い。例えば、プロファイル生成装置10は、複数台のコンピュータで構成されるシステムであっても良い。
<プロファイル生成装置10のハードウェア構成>
次に、本実施形態に係るプロファイル生成装置10のハードウェア構成について、図6を参照しながら説明する。図6は、第一の実施形態に係るプロファイル生成装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。
図6に示すように、本実施形態に係るプロファイル生成装置10は、入力装置11と、表示装置12と、外部I/F13と、RAM(Random Access Memory)14とを有する。また、本実施形態に係るプロファイル生成装置10は、ROM(Read Only Memory)15と、CPU(Central Processing Unit)16と、通信I/F17と、補助記憶装置18とを有する。これら各ハードウェアは、それぞれがバスBを介して通信可能に接続されている。
入力装置11は、例えばキーボードやマウス、タッチパネル等であり、ユーザが各種操作を入力するのに用いられる。表示装置12は、例えばディスプレイ等であり、プロファイル生成装置10の処理結果を表示する。なお、プロファイル生成装置10は、入力装置11及び表示装置12のうちの少なくとも一方を有していなくても良い。
外部I/F13は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体13a等がある。プロファイル生成装置10は、外部I/F13を介して、記録媒体13a等の読み取りや書き込み等を行うことができる。
記録媒体13aには、例えば、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(Secure Digital memory card)、USBメモリカード等がある。
RAM14は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリである。ROM15は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリである。ROM15には、例えば、OS(Operating System)設定やネットワーク設定等が格納されている。
CPU16は、ROM15や補助記憶装置18等からプログラムやデータをRAM14上に読み出して処理を実行する演算装置である。
通信I/F17は、プロファイル生成装置10が他の装置(例えば、測色器20等)と通信を行うためのインタフェースである。
補助記憶装置18は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等であり、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。補助記憶装置18に格納されているプログラムやデータには、例えば、OS、当該OS上において各種機能を実現するアプリケーションソフトウェア、プロファイル生成装置10が有する各機能を実現するプログラム等がある。
本実施形態に係るプロファイル生成装置10は、図6に示すハードウェア構成を有することにより、後述する各種処理を実現することができる。
<プロファイル生成装置10の機能構成>
次に、本実施形態に係るプロファイル生成装置10の機能構成について、図7を参照しながら説明する。図7は、第一の実施形態に係るプロファイル生成装置10の機能構成の一例を示す図である。
図7に示すように、本実施形態に係るプロファイル生成装置10は、データ入力部101と、測色値取得部102と、目標値設定部103と、色予測部104と、アウトプットプロファイル生成部105と、データ出力部106とを有する。これら各部は、プロファイル生成装置10にインストールされた1以上のプログラムがCPU16に実行させる処理により実現される。
また、本実施形態に係るプロファイル生成装置10は、ソースプロファイル記憶部130と、アウトプットプロファイル記憶部140とを有する。これら各部は、例えば、補助記憶装置18を用いて実現可能である。なお、ソースプロファイル記憶部130及びアウトプットプロファイル記憶部140の少なくとも一方が、プロファイル生成装置10とネットワークを介して接続される記憶装置等を用いて実現されていても良い。
データ入力部101は、入力となるCMYKデータを取得する。測色値取得部102は、所定の測色条件下で測色器20が測色した測色値を取得する。
目標値設定部103は、カラーマッチングにおける目標値を設定する。ここで、目標値設定部103には、ターゲット情報取得部111と、用紙白情報取得部112と、白基準値設定部113と、第1目標値取得部114と、第2目標値取得部115と、最終目標値設定部116(目標値設定部の一例)とが含まれる。
ターゲット情報取得部111は、ソースプロファイル記憶部130に格納されているソースプロファイル1000から、カラーマッチングにおけるターゲットを取得する。用紙白情報取得部112は、設計用紙の白色点を取得する。白基準値設定部113は、白色点を考慮した白基準点(すなわち、図4で説明した点C)を設定する。第1目標値取得部114は、第1目標値を取得する。第2目標値取得部115は、第2目標値を取得する。
最終目標値設定部116は、第1目標値及び第2目標値から最終目標値を生成及び設定する。ここで、最終目標値設定部116には、彩度算出部121と、補間部122とが含まれる。彩度算出部121は、第2目標値の彩度を算出する。補間部122は、第2目標値の彩度に応じて、有彩色域と無彩色近傍域との中間の色域における目標値を補間する。なお、最終目標値は、絶対的色値であるLabデータである。
色予測部104は、画像出力装置30で出力したカラー印刷物の色値を予測する。アウトプットプロファイル生成部105は、ソースプロファイル1000を用いて相対色変換された相対的色値と、最終目標値であるLabデータに対応する相対的色値とを対応付けることで、アウトプットプロファイル2000を生成する。生成されたアウトプットプロファイル2000は、アウトプットプロファイル記憶部140に格納される。
データ出力部106は、アウトプットプロファイル記憶部140に格納されたアウトプットプロファイル2000を出力する。
<アウトプットプロファイルの生成処理>
次に、第一の実施形態に係るアウトプットプロファイルの生成処理について、図8を参照しながら説明する。図8は、第一の実施形態に係るプロファイルの生成処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS101:データ入力部101は、入力となるCMYKデータを取得する。CMYKデータは、CMYK色空間の格子点で表される。プロファイルはLUTで構成されるため、データ入力部101は、例えば、8ビット、9スライス格子点のCMYK値(C,M,Y,K)=(0,0,0,0),(0,0,0,32),・・・,(0,0,0,255),(0,0,32,0),・・・,(255,255,255,255)で構成されるCMYKデータを取得する。
ステップS102:次に、目標値設定部103は、データ入力部101により取得されたCMYKデータに対して目標値(最終目標値)を設定する。これらの最終目標値は、CMYKデータに含まれる各CMYK値(相対的色値)にそれぞれ対応するLab値(絶対的色値)で構成されるLabデータで表される。なお、目標値の設定処理の詳細については後述する。
ステップS103:次に、色予測部104は、Labデータに対応するC´M´Y´K´データを取得する。すなわち、アウトプットプロファイル生成部105は、Labデータに含まれる各Lab値をそれぞれC´M´Y´K´値に変換して、C´M´Y´K´データを取得する。言い換えれば、色予測部104は、絶対的色値(Lab値)を相対的色値(C´M´Y´K´値)に変換する。
ステップS104:次に、色予測部104は、ソースプロファイル記憶部130に格納されているソースプロファイル1000に関する相対的色値を取得する。すなわち、色予測部104は、ソースプロファイル1000により、データ入力部101が取得したCMYKデータを構成する各CMYK値を相対色変換して、相対的色値を取得する。
ステップS105:次に、アウトプットプロファイル生成部105は、上記のステップS104で取得された相対的色値毎に、この相対的色値と、この相対的色値の変換元のCMYK値に対応するC´M´Y´K´値(相対的色値)とを対応付けてアウトプットプロファイル2000を生成する。そして、アウトプットプロファイル生成部105は、生成したアウトプットプロファイル2000をアウトプットプロファイル記憶部140に格納する。
ステップS106:最後に、データ出力部106は、アウトプットプロファイル記憶部140に格納されたアウトプットプロファイル2000を出力する。
以上により、本実施形態に係るプロファイル生成装置10によりアウトプットプロファイル2000が生成される。このとき、本実施形態に係るプロファイル生成装置10は、後述する目標値設定により、蛍光特性の強い用紙でも無彩色近傍域で色かぶりが発生しないマッチング結果を実現するアウトプットプロファイル2000(すなわち、主観と乖離なくターゲットを再現するアウトプットプロファイル2000)を生成することができる。
<目標値の設定処理>
以降では、上記のステップS102の目標値の設定処理の詳細について、図9を参照しながら説明する。図9は、第一の実施形態に係る目標値の設定処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS201:ターゲット情報取得部111は、ターゲットとして、データ入力部101が取得したCMYKデータに含まれるCMYK値に対応する絶対的色値(Lab値)を取得する。ターゲット情報取得部111は、例えば、ソースプロファイル1000により、当該CMYK値を絶対色変換することで、当該CMYK値に対応する絶対的色値を取得すれば良い。なお、ターゲット情報取得部111は、例えば、ソースプロファイル1000と共に絶対的色値が補助記憶装置18等に記憶されている場合には、この絶対的色値を用いても良い。
ステップS202:用紙白情報取得部112は、設計用紙の白色点を取得する。すなわち、まず、ソースプロファイル1000で規定されている測色条件の下で設計用紙を測色器20が測色した測色値を測色値取得部102により取得する。そして、用紙白情報取得部112は、測色値取得部102が取得した測色値(絶対的色値であるLab値)を取得して、この測色値を白色点とする。これにより、CMYKデータに含まれる各CMYK値に対して、設計用紙の白色点(例えば図4における点A)の情報が得られる。なお、ソースプロファイル1000で規定されている測色条件の下で測色した設計用紙の白色点は、予めソースプロファイル記憶部130に記憶されていても良い。
なお、Fogra51の規格が設定されたソースプロファイル1000である場合、測色光源としてM1を用いて設計用紙が測色される。
ステップS203:白基準値設定部113は、白色点を考慮した白基準点を設定する。なお、上記のステップS202で説明した方法で白色点が取得されるため、白色点を考慮するとは、設計用紙の蛍光特性を考慮することを意味する。
白基準点(例えば図4における点C)の座標(すなわち、白基準値)は、主観によって設定されても良いが、以下の方法1又は方法2によって設定しても良い。
(方法1)
方法1は、異なる測色条件下で測色した2つの情報を用いて白基準値を設定する方法である。
蛍光特性は、測色光源M2で測色した色値と、測色光源M1で測色した色値との差分で表すことができる。なお、測色光源M2は、紫外線が含まれない測色光源である。
図10に示すように、測色光源M1で設計用紙を測色することで得た白色点を点A(M1)、測色光源M2で同一の設計用紙を測色することで得た白色点を点A(M2)とする。また、点A(M1)の座標を(L,a,b)、白基準である点Cの座標(白基準値)を(L,a,b)、ab座標面における原点から点A(M1)までの距離をl、原点から点A(M2)までの距離をlとする。更に、b軸と、点A(M1)と原点とを結ぶ線分との角度をθとすると、白基準値(L,a,b)は、以下の式4で表される。
=L,a=a+Δa,b=b-Δb
・・・(式4)
ここで、Δa=((l-l)/α)・sinθ,Δb=((l-l)/α)・cosθ,θ=tan-1(abs(a)/abs(b))である。
なお、αはパラメータであり、abs(・)は絶対値を表す。
すなわち、点Cは、原点と点A(M1)とを結ぶ直線の延長線上、もしくは図10中の色相近傍θ±Δηの青い色域方向に設定される。αとしては、設計用紙の種類や特性等に応じて任意の値を設定することができるが、例えば、8.0から10.0の間に設定することが好ましい。蛍光特性は、距離lと距離lとの差分の大きさとほぼ比例するため、蛍光特性の大きさに応じた補正量Δa及びΔbを設定することが可能である。また、Δηも設計用紙の種類や特性等に応じて設定することができるが、例えば3.0から5.0(degree)等が好ましい。
(方法2)
方法2は、測色光源M1で測色した設計用紙の白色点と、ターゲットの白色点からの距離とに応じて白基準値を設定する方法である。
図11に示すように、測色光源M1で設計用紙を測色することで得た白色点を点A(M1)、ターゲットの白色点を点Fとする。また、点A(M1)の座標を(L,a,b)、白基準である点Cの座標(白基準値)を(L,a,b)、点Fの座標を(L,a,b)とすると、白基準値(L,a,b)は、以下の式5で表される。
=L,a=a+Δa,b=b+Δb
・・・(式5)
ここで、Δa=(a-a)/β,Δb=(b-b)/βである。
なお、βはパラメータである。
すなわち、点Cは、点Fと点A(M1)とを結ぶ直線の延長線上の青い色域方向に設定される。βとしては、設計用紙の種類や特性等に応じて任意の値を設定することができるが、例えば、3.0から4.0の間に設定することが好ましい。見た目が白い紙であれば、蛍光特性は、点Fと点Aとの間の距離にほぼ比例するため、蛍光特性の大きさに応じた補正量Δa及びΔbを設定することが可能である。なお、方法2では、方法1と比べて、測色光源M2で測色する環境がない場合に特に有効である。
これにより、CMYKデータに含まれる各CMYK値に対して、白基準点(例えば図4における点C)の値(白基準値)が得られる。
ステップS204:第1目標値取得部114は、第1目標値を取得する。すなわち、第1目標値取得部114は、データ入力部101が取得したCMYKデータに含まれるCMYK値に対応する絶対的色値(すなわち、ターゲット)を上記の式2により第1目標値として取得する。なお、式2は、XYZ三刺激値であるため、絶対的色値(Lab値)を公知の手法によってXYZ三刺激値に変換すれば良い。ただし、第1目標値の設定にあたっては、絶対的色値をそのまま第1目標値とすれば良いため、XYZ三刺激値への変換を行わなくても良い。これにより、CMYKデータに含まれる各CMYK値に対して、第1目標値(Xout1,Yout1,Zout1)が得られる。
ステップS205:第2目標値取得部115は、第1目標値に対応する第2目標値を取得する。すなわち、第2目標値取得部115は、上記のステップS203で設定した白基準値と、ソースプロファイル1000が規定する白点の座標値とを用いて、上記の式3により第2目標値として取得する。なお、上記のステップS203で設定した白基準値は、絶対的色値(Lab値)であるため、公知の手法によってXYZ三刺激値に変換すれば良い。また、ソースプロファイル1000が規定する白点の座標値は、XYZ三刺激値であればそのまま用いれば良く、Lab値であれば公知の手法によってXYZ三刺激値に変換すれば良い。これにより、CMYKデータに含まれる各CMYK値に対して、第2目標値(Xout2,Yout2,Zout2)が得られる。
ステップS206:最終目標値設定部116は、第1目標値及び第2目標値から最終目標値を生成及び設定する。最終目標値は、無彩色近傍域と有彩色域との間の中間の色域では第1目標値及び第2目標値を用いた線形補間により最終目標値を生成し、無彩色近傍域及び有彩色域では最終目標値としてそれぞれ第1目標値及び第2目標値を採用することで最終目標値を生成する。
ここで、線形補間によって最終目標値を生成及び設定する場合について、図12を参照しながら説明する。図12は、線形補間による目標値の補間の一例を説明するための図である。
図12に示すように、彩度がC未満の領域では、最終目標値設定部116は、第2目標値を最終目標値する。また、彩度がC以上の領域では、最終目標値設定部116は、第1目標値を最終目標値とする。他方で、彩度がC以上かつC未満の中間域では、最終目標値設定部116は、第1目標値と第2目標値との線形補間値(第3目標値)を最終目標値とする。
<最終的な目標値の設定処理>
以降では、上記のステップS206の最終目標値を設定する処理の詳細について、図13を参照しながら説明する。図13は、第一の実施形態に係る最終的な目標値の設定処理の一例を示すフローチャートである。なお、最終目標値を(Lout,aout,bout)とする。
ステップS301:まず、最終目標値設定部116は、第2目標値と、この第2目標値に対応する第1目標値を取得する。なお、第2目標値に対応する第1目標値とは、第2目標値の算出に用いたCMYK値と同一のCMYKにより算出された第1目標値のことである。
ステップS302:次に、最終目標値設定部116は、公知の手法によって第1目標値及び第2目標値をそれぞれLab値に変換する。以降では、Lab値に変換された第1目標値を(Lout1,aout1,bout1)、第2目標値を(Lout2,aout2,bout2)と表す。
ステップS303:次に、最終目標値設定部116は、彩度算出部121により、第2目標値の彩度を算出する。第2目標値の彩度xは、以下の式6により算出することができる。
x=√((aout2+(bout2) ・・・(式6)
ステップS304:次に、最終目標値設定部116は、彩度xがC未満であるか否かを判定する。
ステップS305:上記のステップS304で彩度xがC未満であると判定された場合、最終目標値設定部116は、Lout=Lout1=Lout2,aout=aout2,bout=bout2とする。すなわち、最終目標値設定部116は、最終目標値として、第2目標値を設定する。
ステップS306:上記のステップS304で彩度xがC未満でないと判定された場合、最終目標値設定部116は、彩度xがC以上であるか否かを判定する。
ステップS307:上記のステップS306で彩度C以上であると判定された場合、最終目標値設定部116は、Lout=Lout1=Lout2,aout=aout1,bout=bout1とする。すなわち、最終目標値設定部116は、最終目標値として、第1目標値を設定する。
ステップS308:上記のステップS306で彩度xがC以上でないと判定された場合、最終目標値設定部116は、補間部122により、Lout=Lout1=Lout2,aout=R・aout1+(R-1)・aout2,bout=R・bout1+(R-1)・bout2とする。すなわち、最終目標値設定部116は、補間部122により、第1目標値と第2目標値とを線形補間して最終目標値を生成及設定する。
上記のRは、R=(1/(C-C))x-(C・(C-C))である。すなわち、Rは、線形補間の比率であり、図14に示すようなグラフで表される。
ここで、彩度C及びCの設定例について以下の(1)及び(2)で説明する。
(1)彩度C
彩度Cは無彩色域の境界付近に設定される。具体的には、ソースプロファイル1000が規定するグレー色域の境界に設定する。
例えば、まず、最終目標値設定部116は、(C,M,Y,K)=(16.16,16,0),(32.32,32,0),(48.48,48,0),・・・,(N.N,N,0)の各CMYK値により構成されるCMYKデータを取得する。なお、Nは任意に決定して良いが、例えば、N=128程度が好ましい。
次に、最終目標値設定部116は、ソースプロファイル1000を用いて、これらのCMYK値を絶対色変換して、絶対的色値であるLab値を得る。これらのLab値を(Lc16,ac16,bc16),(Lc32,ac32,bc32),(Lc48,ac48,bc48),・・・,(LcN,acN,bcN)とする。次に、最終目標値設定部116は、これらのLab値の彩度Cc16,Cc32,Cc48,・・・,CcNを以下の式7により得る。なお、M=c16,c32,c48,・・・cNである。
=√((a+(b) ・・・(式7)
そして、最終目標値設定部116は、これらの彩度Cc16,Cc32,Cc48,・・・,CcNをのうちの最大値をCとする。
(2)彩度C
彩度Cは有彩色域の境界に設定しても良いが、一例として、ターゲットとの色差を考慮して設定する場合を説明する。
一般的に、アウトプットプロファイル2000の設計品質は、ターゲットとの色差で判断される。つまり、図12等に示す最終目標値(目標値)がターゲットに近い方が、その目標値を用いて設計したアウトプットプロファイル2000とターゲットとの色差も小さくなり品質が向上する。しかし、或る最終目標値とターゲットとの色差が、所望の設計目標以上であった場合であっても、無彩色近傍域(すなわち、彩度C以下の領域)の最終目標値は、第2目標値から変更することはできない。よって、設定されているCをより低い値に再設定し、最終目標値がターゲットと一致する色範囲を増やす必要がある。なお、設計による色差が上乗せされることを考慮すると、最終目標値とターゲットとの色差は設計目標の半分程度が好ましい。
ステップS309:最終目標値設定部116は、全ての第2目標値(及び、この第2目標値に対応する第1目標値)を取得したか否かを判定する。取得されていない第2目標値が存在する場合、最終目標値設定部116は、ステップS301に戻る。一方で、全ての第2目標値が取得された場合、最終目標値設定部116は、処理を終了する。これにより、最終目標値が設定される。ここで、一例として、12個の色相上における第1目標値(ターゲット)、第2目標値、及び最終目標値を図15に示す。
以上により、本実施形態に係るプロファイル生成装置10は、蛍光特性の強い用紙でも無彩色近傍域で色かぶりが発生しないマッチング結果が得られる目標値(最終目標値)を設定することができる。これにより、本実施形態に係るプロファイル生成装置10は、当該マッチング結果を実現するアウトプットプロファイル2000を生成することができる。
[第二の実施形態]
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。第二の実施形態では、蛍光特性が特に強い用紙の場合について説明する。蛍光特性が特に強い用紙である場合、第一の実施形態で説明した図9のステップS203(白基準値の設定)やステップS204(第1目標値)、ステップS206(最終的な目標値の設定)を変更することで、蛍光特性が特に強い印刷用紙でも、無彩色近傍域における色かぶりが発生しない目標値を設定することができるようになる。
なお、第二の実施形態では、主に、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の構成要素については、その説明を省略する。
<目標値の設定処理>
以降では、第二の実施形態に係る目標値の設定処理の詳細について、図16を参照しながら説明する。図16は、第二の実施形態に係る目標値の設定処理の一例を示すフローチャートである。なお、図16のステップS201~ステップS202、ステップS204~ステップS205は、図9と同様であるため、その説明を省略する。
ステップS401:白基準値設定部113は、白色点を考慮した白基準点を設定する。ここで、設計用紙の蛍光特性が強い場合、第一の実施形態のように、白基準点の値(白基準値)を数値的に決定するよりも、主観で決定する方が良い場合がある。蛍光特性が強い用紙ほど見た目と測色値との乖離度が大きいためである。
そこで、例えば、上記の式5で互いにβを異ならせた複数の白基準値を準備し、それぞれの白基準値を用いて得た目標値(最終目標値)に対してマッチングを行い、マッチング結果から高評価のものを選出する。そして、選出したマッチング結果に対応する白基準値を白基準値として採用し、白基準値設定部113は、この採用した白基準値を設定する。なお、高評価なマッチング結果とは、無彩色域近傍にて色かぶりが発生しない(又は、最も色かぶりが少ない)マッチング結果のことである。
ステップS402:最終目標値設定部116は、第1目標値及び第2目標値から最終目標値を生成及び設定する。ここで、設計用紙の蛍光特性が強い場合、ハイライト域や無彩色域近傍のみならず、有彩色域においても見た目と測色値との乖離が発生することがある。すなわち、有彩色域においても測色光源M1を用いた場合の測色値が、見た目の感覚(主観)よりも青い値となる場合がある。このような場合、有彩色域において、ターゲット(第1目標値)を最終目標値としてマッチングを行うと、有彩色域でも黄色っぽい色味となってしまう。このため、第二の実施形態では、有彩色域における最終目標値を、第1目標値よりも青よりになるように設定する。
<最終的な目標値の設定処理>
以降では、上記のステップS402の最終目標値を設定する処理の詳細について、図17を参照しながら説明する。図17は、第二の実施形態に係る最終的な目標値の設定処理の一例を示すフローチャートである。図17のステップS301~ステップS306及びステップS309は、図13と同様であるため、その説明を省略する。
ステップS501:ステップS306で彩度C以上であると判定された場合、最終目標値設定部116は、Lout=Lout1=Lout2,aout=r・aout1+(r-1)・aout2,bout=r・bout1+(r-1)・bout2とする。ここで、r=0.0以上1.0未満に設定する。蛍光特性の強い用紙ほどrを小さく設定する。すなわち、最終目標値設定部116は、有彩色域における最終目標値として、第1目標値よりも青よりの値を設定する。有彩色域において、第1目標値よりも青よりの値に最終目標値を設定した場合の図18に示す。図18に示すように、有彩色域では、第1目標値よりも青よりの位置に最終目標値が設定される。
ステップS502:ステップS306で彩度xがC以上でないと判定された場合、最終目標値設定部116は、補間部122により、第1目標値と第2目標値とを線形補間して最終目標値を生成及設定する。ここで、上記のステップS501のように、有彩色域における最終目標値を変更した場合、線形補間の比率Rも変更する。
具体的には、最終目標値設定部116は、補間部122により、R=r・((1/(C-C))x-(C・(C-C)))として、Lout=Lout1=Lout2,aout=R・aout1+(R-1)・aout2,bout=R・bout1+(R-1)・bout2とする。
以上により、設計用紙の蛍光特性が特に強い場合における最終目標値が設定される。ここで、上記のステップS502では、有彩色域における最終目標値の変更に応じてRを変更したが、ターゲットに対して理論的な色差が生ずる場合がある。色精度を数値的に評価したり、認証を取得したりする場合は理論的な色差は小さい方が好ましい。このため、上記のステップS502で、Rとして、例えば、
Figure 0007151536000001
を用いて、補間部122により、対数関数補間を行っても良い。このRは対数関数補間の比率であり、図19に示すようなグラフで表される。図20に示すように、線形補間を用いた場合と比較して、対数関数補間を用いることで高彩度域になるにつれ、第1目標値に早い段階で収束できていることがわかる。このため、対数関数補間を用いることで、ターゲットに対する理論的な色差を線形補間と比較して小さくすることができる。この場合、最終目標値設定部116は、彩度がC以上かつC未満の中間域において、対数関数補間を行うことで得られた補間値を第3目標値として設定する。
以上により、本実施形態に係るプロファイル生成装置10は、蛍光特性が特に強い用紙でも無彩色近傍域で色かぶりが発生しないマッチング結果が得られる目標値(最終目標値)を設定することができる。
本発明は、具体的に開示された上記の各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 プロファイル生成システム
10 プロファイル生成装置
20 測色器
30 画像出力装置
101 データ入力部
102 測色値取得部
103 目標値設定部
104 色予測部
105 アウトプットプロファイル生成部
111 ターゲット情報取得部
112 用紙白情報取得部
113 白基準値設定部
114 第1目標値取得部
115 第2目標値取得部
116 最終目標値設定部
121 彩度算出部
122 補間部
130 ソースプロファイル記憶部
140 アウトプットプロファイル記憶部
1000 ソースプロファイル
2000 アウトプットプロファイル
特許第4541772号公報

Claims (13)

  1. 所定の第1プロファイルに規定された色を、蛍光特性を有する所定の記録媒体に再現するための第2プロファイルを生成する情報処理装置であって、
    紫外線が含まれる光源を用いた測色条件下で前記記録媒体を測色した測色値を前記記録媒体の白色値として取得する用紙白情報取得部と、
    前記用紙白情報取得部が取得した前記白色値に基づいて、前記白色値とは異なる白基準値を設定する白基準値設定部と、
    前記第1プロファイルで規定されるLab均等色空間における色値を第1目標値として取得する第1目標値取得部と、
    前記白基準値に基づいて、前記Lab均等色空間における色値を変換し、変換した色値を第2目標値として取得する第2目標値取得部と、
    前記第2目標値を、前記Lab均等色空間における所定の第1彩度未満の領域に対する目標値として設定する目標値設定部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記目標値設定部は、少なくとも前記Lab均等色空間における色値に基づいて、前記Lab均等色空間における所定の第2彩度以上の領域に対する目標値として前記第1目標値を設定する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1目標値と前記第2目標値とに基づいて、前記Lab均等色空間における前記第1彩度以上かつ前記第2彩度未満の領域に対する第3目標値を補間する補完部をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記補完部は、
    前記第1目標値と前記第2目標値とに基づいて、前記Lab均等色空間における前記第1彩度以上かつ前記第2彩度未満の領域に対する前記第3目標値を、線形補間又は対数関数補間により補間することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記目標値設定部は、前記第1目標値と前記第2目標値と前記第3目標値とを前記第2プロファイルを生成するための目標値に設定する、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1目標値取得部は、前記第1目標値として、前記Lab均等色空間における色値と該Lab均等色空間における色値とを変換した値とを結ぶ線分上の値を取得する、ことを特徴とする請求項2乃至5の何れか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記第2彩度は、前記第1プロファイルに規定されたグレー近傍域の境界を表す彩度である、ことを特徴とする請求項2乃至6の何れか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記白基準値設定部は、
    前記Lab均等色空間のab座標平面における原点又は前記第1プロファイルが規定する紙色を前記Lab均等色空間内の座標値に変換した色値のいずれか一方と、前記記録媒体の紙白値とを結ぶ線分の延長線上の座標、もしくは前記延長線からの色相差が閾値未満に属する座標を前記白基準値として取得する、ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記白基準値設定部は、
    紫外線が含まれる第1光源を用いた測色条件下で前記記録媒体を測色した第1測色値と、紫外線が含まれない第2光源を用いた測色条件下で前記記録媒体を測色した第2測色値との差に基づいて、前記白基準値を取得する、ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記白基準値設定部は、
    複数の前記白基準値を取得し、取得した複数の前記白基準値それぞれに基づく前記目標値を前記記録媒体に再現した結果を用いて、該結果の中から選択された結果に対応する白基準を取得する、ことを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の情報処理装置。
  11. 請求項1乃至10の何れか一項に記載の情報処理装置と、画像出力装置とを備えるカラープロファイル生成システムであって、
    前記画像出力装置は、前記情報処理装置が生成した前記第2プロファイルに基づいて、画像出力を実行することを特徴とするカラープロファイル生成システム。
  12. 所定の第1プロファイルに規定された色を、蛍光特性を有する所定の記録媒体に再現するための第2プロファイルを生成する情報処理装置が、
    紫外線が含まれる光源を用いた測色条件下で前記記録媒体を測色した測色値を前記記録媒体の白色値として取得する用紙白情報取得手順と、
    前記用紙白情報取得手順で取得した前記白色値に基づいて、前記白色値とは異なる白基準値を設定する白基準値設定手順と、
    前記第1プロファイルで規定されるLab均等色空間における色値を第1目標値として取得する第1目標値取得手順と、
    前記白基準値に基づいて、前記Lab均等色空間における色値を変換し、変換した色値を第2目標値として取得する第2目標値取得手順と、
    前記第2目標値を、前記Lab均等色空間における所定の第1彩度未満の領域に対する目標値として設定する目標値設定手順と、
    を実行することを特徴とする情報処理方法。
  13. 所定の第1プロファイルに規定された色を、蛍光特性を有する所定の記録媒体に再現するための第2プロファイルを生成する情報処理装置に、
    紫外線が含まれる光源を用いた測色条件下で前記記録媒体を測色した測色値を前記記録媒体の白色値として取得する用紙白情報取得手順と、
    前記用紙白情報取得手順で取得した前記白色値に基づいて、前記白色値とは異なる白基準値を設定する白基準値設定手順と、
    前記第1プロファイルで規定されるLab均等色空間における色値を第1目標値として取得する第1目標値取得手順と、
    前記白基準値に基づいて、前記Lab均等色空間における色値を変換し、変換した色値を第2目標値として取得する第2目標値取得手順と、
    前記第2目標値を、前記Lab均等色空間における所定の第1彩度未満の領域に対する目標値として設定する目標値設定手順と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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