JP7146590B2 - 改修建物の外壁構造 - Google Patents

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本発明は、改修建物の外壁構造に関する。
従来、建物を改修する際に、建物の外壁を構成している既設の外装パネルの外側に胴縁等の枠材を取り付け、その上に鋼板パネルを固定した上で、新設の外装材を鋼板パネルの外側に取り付ける建物の外壁構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3151125号公報
建物の改修の際には耐震強度を強化させたいという要望がある。鋼板パネルは、外装パネルの外側の全域に取り付けられており、鋼板パネルが外装パネルを覆うように取り付けられることで、建物の強度は強化される。一方、鋼板パネルを取り付けると、取付の施工の手間及び材料の費用がかかる。既設の外装パネルが、例えば複数の窯業サイディングパネルを組み合わせたもののような場合、組み合わされた窯業サイディングパネルが地震の揺れによって横にずれてしまうという懸念があるため、耐震強度を確保しながら、施工の手間を低減することが望まれていた。
本発明は、改修建物の外壁構造(例えば、後述の改修建物の外壁構造1)であって、建物の躯体(例えば、後述の躯体2)と、前記躯体の外側において少なくとも上下に並んで配置される複数の既設の外装パネル(例えば、後述の窯業サイディングパネル3)と、前記既設の外装パネルの外側に上下方向に延びるように配置される枠材(例えば、後述の胴縁4)と、前記枠材の外側に取り付けられる新設の外装パネル(例えば、後述の金属サイディングパネル5)と、を有し、前記既設の外装パネルと前記枠材との間に、鋼板パネルを介在させずに、前記枠材は、前記既設の外装パネルのそれぞれに対して、複数箇所で前記枠材に固定される、改修建物の外壁構造に関する。
前記既設の外装パネル又は前記新設の外装パネルの上下方向に延びる側縁に沿って配置され、前記側縁と、前記既設の外装パネル又は前記新設の外装パネルの背面側に位置する前記躯体側の部材又は前記枠材と、に当接する留め具(例えば、後述の留め具6)をさらに有し、前記留め具は、前記躯体側の部材又は前記枠材に固定されることが好ましい。
本発明によれば、耐震強度を向上させつつ、施工手間及び工事費の削減が可能となる改修建物の外壁構造を提供することができる。
本実施形態の改修建物の外壁構造を示す斜視図である。 本実施形態の改修建物の外壁構造における新設の外装パネルを除いた状態を示し、(a)図は正面図であり、(b)図は平面図であり、(c)図は側面図であり、(d)図は、(c)図の一点鎖線の円で囲んだ部分の部分拡大図である。 本実施形態の改修建物の外壁構造における留め具を示し、(a)図は、留め具の側面図であり、(b)図は、留め具を取り付ける状態の説明図である。 改修建物の外壁構造が揺れた状態を示し(a)図は従来の改修建物の外壁構造が傾いた状態を示し、(b)図は、本実施形態の改修建物の外壁構造が傾いた状態を示す。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態の改修建物の外壁構造1を示す斜視図である。改修建物の外壁構造1は、建物の躯体2と、躯体2の外側に配置される既設の外装パネルとしての窯業サイディングパネル3と、枠材としての胴縁4と、新設の外装パネルとしての金属サイディングパネル5と、留め具6と、を有する。
建物の躯体2は、柱や梁等の建物の構造体である。図1に示すように、建物の躯体2は、既設の建物の基礎を構成している。
図2(a)は、改修建物の外壁構造1において、新設の金属サイディングパネル5を除いた状態の正面図を示し、図2(b)は平面図であり、図2(c)は側面図であり、図2(d)は、図2(c)の一点鎖線の円で囲んだ部分の部分拡大図である。
窯業サイディングパネル3は、既設の建物において外壁を構成していたパネルであり、図2(a)~図2(c)に示すように、躯体2の外側に複数取り付けられ、上下及び左右に並んで配置されている。窯業サイディングパネル3は、略長方形の板状の外壁材であり、躯体2の屋外側に固定される。窯業サイディングパネル3は、嵌合凹部31と、嵌合凸部32と、を有する。
なお、本明細書において上下方向とは、建物の天地方向を意味する。
図2(d)に示すように、嵌合凹部31及び嵌合凸部32は、窯業サイディングパネル3の短手方向の側縁の上端及び下端に形成される。嵌合凹部31及び嵌合凸部32は、複数の窯業サイディングパネル3を上下方向に隣接させたときに互いに嵌合して「あいじゃくり」と呼ばれる嵌合部を形成する。
胴縁4は、窯業サイディングパネル3の外側表面に、金属サイディングパネル5を取り付けるために配置される。胴縁4は、建物の上下方向に沿って延びる長い縦木枠材であり、左右方向に互いに間を空けて窯業サイディングパネル3にねじ7により止められる。このとき、図2(a)及び図2(c)に示すように、胴縁4は、一枚の窯業サイディングパネル3に、胴縁4に沿って間を空けて三箇所で固定される。このとき、窯業サイディングパネル3と胴縁4との間に、鋼板パネル(図示せず)等は介在されない。
ねじ7は、既設の外装パネル3の上端及び下端から上下方向の中央側に向かって50mm前後離れた位置と、窯業サイディングパネル3の上下方向の中心から上方に30mm前後ずれた位置に留められる。ねじ7は、上下に隣接する窯業サイディングパネル3同士の嵌合部を挟んで、上下方向の一方及び他方に配置される。図2(c)では省略して図示しているが、図2(d)に示すように、窯業サイディングパネル3は、既設の状態で躯体2に釘8等で固定されている。ねじ7は、既設の釘8を避けて止められる。また、図2(a)に示すように、ねじ7は、窯業サイディングパネル3の幅方向の一方及び他方に配置される一本の胴縁4それぞれの上に、二列留めてもよい。
金属サイディングパネル5は、胴縁4の外側に取り付けられる。金属サイディングパネル5は、表面に外壁を構成する意匠的な模様や凹凸が形成された矩形状のパネルであり、アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板(ガルバリウム鋼板(登録商標))により構成されている。金属サイディングパネル5は、複数の金属サイディングパネル5を上下方向に隣接させたときに、上端及び下端に設けられた一方の凹部に他方の凸部が嵌合するように形成されており、互いに嵌合して接合される(図3(b)参照)。
図3(a)は、留め具6の側面図である。留め具6は、金属サイディングパネル5の上下方向に沿う側面に沿う第1面61と、金属サイディングパネル5の背面に沿う第2面62とを有する略L字型の金具であり、第2面62から突出して胴縁4に差し込み可能なピン部63が形成されている。第1面61と第2面62とは、略直交する方向に延びて端部で接合されている。図3(b)に示すように、留め具6は、上下に隣接する金属サイディングパネル5同士が嵌合する部分の側面に第1面61を当接させた状態で、第2面62から延びるピン部63を胴縁4に差し込んで固定される。
図4(a)は、従来の改修建物の外壁構造9が傾いた状態を示し、図4(b)は、本実施形態の改修建物の外壁構造1が傾いた状態を示す。図4(a)に示すように、従来、改修建物の外壁構造9は、地震等で横に揺れる強い力が加わると、釘8等で固定されていても、既設の窯業サイディングパネル91や新設の金属サイディングパネル92が大きく左右にスライドし、胴縁93から外れるほど互いにずれてしまう懸念がある。しかし、図4(b)に示すように、本実施形態の改修建物の外壁構造1では、ねじ7が一枚の窯業サイディングパネル3に上下に三箇所留められているので、窯業サイディングパネル3が左右に移動することが防止される。さらに、上下に隣接する金属サイディングパネル5の嵌合部の側面に当接させた状態で、胴縁4に固定する留め具6が配置されている。金属サイディングパネル5が揺れて移動しても、留め具6の第1面61が受け止めて支持する。
本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
本実施形態では、改修建物の外壁構造1を、建物の躯体2と、躯体2の外側において少なくとも上下に並んで配置される複数の窯業サイディングパネル3と、窯業サイディングパネル3の外側に上下方向に延びるように配置される胴縁4と、胴縁4の外側に取り付けられる金属サイディングパネル5と、を含んで構成した。また、窯業サイディングパネル3と胴縁4との間に、鋼板パネルを介在させずに、胴縁4を、窯業サイディングパネル3のそれぞれに対して、複数箇所で固定した。
胴縁4が、窯業サイディングパネル3に複数箇所で固定されるので、ねじ7を一本で留めた場合と比べて回転せずに、窯業サイディングパネル3に揺れに対する耐力が生じる。また、複数の窯業サイディングパネル3のそれぞれが複数箇所で固定されることで、外壁全体に揺れに対する耐力が生じ、耐震強度が向上する。具体的には、胴縁4を窯業サイディングパネル3に複数箇所で固定することで、地震で建物が横に揺れた場合でも、窯業サイディングパネル3が横にずれて移動することが防止される。そして、窯業サイディングパネル3の移動幅が小さくなると、外壁自体の揺れが小さくなる。このため、鋼板パネルを窯業サイディングパネル3の外側に取り付けなくとも、胴縁4のすぐ上に金属サイディングパネル5のような外装仕上げ材を施工できることとなり、施工手間及び工事費の削減が可能となる。
また、本実施形態では、金属サイディングパネル5の上下方向に延びる側縁に沿って配置され、側縁と、金属サイディングパネル5の背面側に位置する胴縁4とに当接する留め具6をさらに含んで構成し、留め具6を、胴縁4に固定した。これにより、金属サイディングパネル5が地震等で横にずれることが防止されるので、確実及び簡易に耐震強度を向上させることができ、施工手間及び工事費の削減が可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、ねじ7は一枚の窯業サイディングパネル3内で三箇所に留められているが、二箇所以上であれば、何箇所でもよい。ねじが一本では窯業サイディングパネルが回転するように移動する可能性があるが、一枚の窯業サイディングパネルを二箇所以上留めることで、外壁全体に揺れに対する耐力が生じる。
また、上記実施形態では、既設の外装パネルは窯業サイディングパネル3であり、新設のサイディングパネルは金属サイディングパネル5であるが、これに限られない。パネル同士が嵌合により上下に連結されるものであれば、本実施形態の改修建物の外壁構造が好適に用いられる。
また、上記実施形態では、留め具6は、改修建物の外壁構造1において、新設の金属サイディングパネル5の側面に配置されている。しかし、留め具6は、既設の窯業サイディングパネル3が上下に隣接する嵌合部の側面に配置し、留め具6の第2面を躯体2又は躯体2側の部材に固定してもよい。さらに、留め具6は、金属サイディングパネル5及び窯業サイディングパネル3の両方の側縁に配置されてもよい。
また、留め具6については、必ずしも改修建物の外壁構造1に用いなくてもよい。留め具6は、新設の建物の外壁構造において窯業サイディングパネルや金属サイディングパネル、その他のパネルの嵌合部の側縁に配置してもよい。
また、上記実施形態では、枠材として長い縦木枠材の胴縁4を例に説明しているが、これに限られない。上下(縦)方向に延びて新設の外装パネルが固定できる枠材であればよく、強度があればより好ましい。他の枠材によっても、本実施形態の改修建物の外壁構造が好適に用いられる。
1 改修建物の外壁構造
2 躯体
3 窯業サイディングパネル(既設の外装パネル)
4 胴縁(枠材)
5 金属サイディングパネル(新設の外装パネル)
6 留め具

Claims (2)

  1. 改修建物の外壁構造であって、
    建物の躯体と、
    前記躯体の外側において少なくとも上下に並んで配置される複数の既設の外装パネルと、
    前記既設の外装パネルの外側に上下方向に延びるように配置される枠材と、
    前記枠材の外側に取り付けられ、上下方向に並ぶとともに互いに嵌合して配置される複数の新設の外装パネルと、
    前記新設の外装パネルの上下方向に延びる側縁に沿って、上下方向に間を空けて配置され、前記側縁と、前記新設の外装パネルの背面側に位置する前記枠材と、に当接する留め具と、を備え、
    前記既設の外装パネルと前記枠材との間に、鋼板パネルを介在させずに、
    前記枠材は、前記既設の外装パネルのそれぞれに対して、複数箇所で固定され、
    前記留め具は、前記新設の外装パネルが嵌合する部分の前記側縁に当接させた状態で、前記枠材に固定される、改修建物の外壁構造。
  2. 前記留め具は、前記新設の外装パネルの前記側縁に沿う第1面と、前記新設の外装パネルの背面に沿う第2面と、を有する略L字型の形状を有するとともに、前記第2面から突出して前記枠材に差し込み可能なピン部を有し、前記枠材に固定される、請求項1に記載の改修建物の外壁構造。
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