JP7145717B2 - 建築物の構築方法 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物の構築方法に関するものである。
従来から、鉄筋コンクリート造のビル等の中高層建築物を建築する際には、鉄筋を設置し、鉄筋を囲むように型枠を設置し、型枠内にコンクリートを打設し、コンクリートが硬化したら、順次型枠を上昇させて、上階を構築していく方法が知られている(下記の特許文献1参照)。
また、成型機に型枠を取り付け、型枠内にコンクリートを打設して、コンクリートが硬化したら、成型機を前進させて、同一断面の構造物を水平方向に連続的に構築していくスリップフォーム工法も知られている。
上記の在来工法の他に、予め工場等でプレキャストコンクリート部材を製造しておいて、建築現場でプレキャストコンクリート部材どうしを連結する工法も知られている。
特開平4-213667号公報
しかしながら、型枠を次工程の箇所に移動させる際には、ジャッキや型枠移動装置を組み合わせたジャンプアップ工法や上記のスリップフォーム工法等の特殊工法を行わなければならない。また、プレキャストコンクリート部材どうしを連結するにはPC鋼材等を緊張させるプレストレス工法等の特殊工法が必要となる。いずれも専用の機械が必要になる等施工性が悪いという問題点がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、施工性が良い建築物の構築方法を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る建築物の構築方法は、プレキャストコンクリート部材を水平方向に隣り合うように配置し、隣り合うプレキャストコンクリート部材の間に該プレキャストコンクリート部材と接合して鉄筋を配筋するプレキャストコンクリート部材設置工程と、前記隣り合うプレキャストコンクリート部材の間に型枠を設置する型枠設置工程と、前記型枠及び前記隣り合うプレキャストコンクリート部材で囲まれた空間内にコンクリートを打設するコンクリート打設工程と、を備え、前記プレキャストコンクリート部材が柱型部材をなし、前記隣り合うプレキャストコンクリート部材の間に配置された鉄筋及びコンクリートが壁部材をなし、所定の階において前記プレキャストコンクリート部材設置工程から前記コンクリート打設工程までを行って前記所定の階の壁部材を施工した後に、上階において前記プレキャストコンクリート部材設置工程を行い、前記所定の階で使用した前記壁部材の施工用の前記型枠を、上階のプレキャストコンクリート部材に支持させて鉛直上方に移動させ、前記上階において前記型枠設置工程及び前記コンクリート打設工程を行って前記上階の壁部材を施工することを特徴とする。
このように構成された建築物の構築方法では、水平方向に隣り合って配置されたプレキャストコンクリート部材の間にコンクリートが打設される。コンクリートが打設される際には、プレキャストコンクリート部材における隣り合うプレキャストコンクリート部材側を向く面が型枠の役割を担う。よって、プレキャストコンクリート部材における隣り合うプレキャストコンクリート部材側を向く面側には型枠の設置が不要となるため、壁部材を施工性良く構築することができる。
また、成形されたプレキャストコンクリート部材を型枠とするため、現場で精度よく施工することができる。
また、所定の階で使用された型枠は、コンクリート打設後に、上階の作業で使用される。この際には、型枠を上階に設置されたプレキャストコンクリート部材に支持させて上方に移動させるため、型枠の移動作業を円滑に行うことができる。
また、本発明に係る建築物の構築方法では、前記プレキャストコンクリート部材設置工程は、前記プレキャストコンクリート部材の水平方向の一端部から突出する接合鉄筋に、前記鉄筋を配筋した鉄筋部を接合して合体部材を複数組み立てる合体部材組み立て工程と、第一の合体部材を設置する第一合体部材設置工程と、第二の合体部材の前記鉄筋部が前記第一の合体部材の前記鉄筋部側を向くように、前記第二の合体部材を設置する第二合体部材設置工程と、前記第一の合体部材の前記鉄筋部と前記第二の合体部材の前記鉄筋部とを接合する鉄筋部接合工程と、を備えることが好ましい。
このように構成された建築物の構築方法では、プレキャストコンクリート部材の接合鉄筋に鉄筋部の鉄筋を接合して合体部材を組み立てておく。この合体部材毎楊重すればよいため、高所での配筋作業が不要となり、作業性が良い。
また、本発明に係る建築物の構築方法では、前記建築物は、鉛直方向に延びる筒状をなす塔体であり、前記プレキャストコンクリート部材設置工程では、前記プレキャストコンクリート部材を前記塔体の周方向に沿って配置してもよい。
このように構成された建築物の構築方法では、塔体全体を施工性良く構築することができる。
本発明に係る建築物の構築方法によれば、施工性が良い。
本発明の一実施形態に係る建築物の構築方法により構築された建築物を示す平断面図である。 本発明の一実施形態に係る建築物の構築方法により構築される途中の建築物の一部を示す平断面図である。 本発明の一実施形態に係る建築物の構築方法の合体部材組み立て工程を説明する図であり、正面から見た状態を模式的に示し、(a)組み立て前を示し、(b)組み立て後を示している。 本発明の一実施形態に係る建築物の構築方法の合体部材組み立て工程を説明する平断面図であり、(a)組み立て前を示し、(b)鉄筋接合工程前を示している。 本発明の一実施形態に係る建築物の構築方法を説明する図であり、正面から見た状態を模式的に示している。 図5のA-A線断面図である。 図5のB-B線断面図である。 本発明の一実施形態に係る建築物の構築方法の型枠設置工程を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る建築物の構築方法の型枠設置工程を説明する図であり、(a)は平断面図であり、(b)は図9(a)のC-C断面図であり、プレキャストコンクリート部材の上端部を示している。 (a)~(e)は本発明の一実施形態に係る建築物の構築方法により構築された建築物の一例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る建築物の構築方法により構築された建築物について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る建築物を示す平断面図である。
図1に、本実施形態に係る建築物の構築方法により構築された建築物100を示す。建築物100は、鉛直方向に延びる筒状をなす塔体であり、平断面が略矩形状をなしている。なお、所定の階に床部材(不図示)が設置されていてもよい。以下の説明において、建築物100の一つの層を「階」と称して説明するが、本実施形態のような塔体では、「階」は「層」と同様の意味である。
まず、建築物100の構造について説明する。
建築物100は、塔体の周方向に沿って間隔を有して配置された柱型部材1と、隣り合う柱型部材1の間に配置された壁部材2と、を有している。本実施形態では、柱型部材1のスパンが、6~8m程度とされている。本実施形態では、柱型部材1は、四箇所の隅部(四隅)101に配置されている。
各柱型部材1の外面1a及び内面1bは、壁部材2の幅方向(水平方向の延在方向)に対して傾斜して形成されている。
図2は、本実施形態の建築物の構築方法により構築される途中の建築物100の一部を示す平断面図である。図2において、壁部材2は施工途中の状態を示している。
図1及び図2に示すように、各柱型部材1は、予め工場で製造されたプレキャストコンクリート部材10で構成されている。
図2に示すように、柱型部材1は、鉛直方向に延びる複数の縦筋11と、水平方向に延びる複数の横筋12と、複数の縦筋11を巻回するフープ筋13と、充填されたコンクリート部14と、を備えている。
壁部材2は、鉛直方向に延びる複数の縦筋21,33と、水平方向に延びる複数の横筋22,34及び連結筋34aと、複数の縦筋21を巻回するフープ筋23と、充填されたコンクリート部24(図1参照)と、を備えている。壁部材2の横筋12と壁部材2の横筋22とは、スリーブ継手等の周知の継手構造(不図示。以下同じ。)で接合されている。
次に、建築物100の構築方法を説明する。
(1階構築)
図3は、合体部材組み立て工程を説明する図であり、正面から見た状態を模式的に示し、(a)組み立て前を示し、(b)組み立て後を示している。図4は、合体部材組み立て工程を説明する平断面図であり、(a)組み立て前を示し、(b)鉄筋接合工程前を示している。
まず、プレキャストコンクリート部材設置工程のうち合体部材組み立て工程を行う。
図3(a)及び図4(a)に示すように、予め工場で製造されたプレキャストコンクリート部材10を用意する。プレキャストコンクリート部材10は、建築物100の隅部101(図1参照。以下同じ。)に配置されるものである。
図2に示すように、プレキャストコンクリート部材10の端面(隣り合うプレキャストコンクリート部材10側を向く面)10a,10bには、壁部材2が配置される。プレキャストコンクリート部材10の端面10a,10bは、水平方向のうち壁部材2の延在方向と直交する方向(壁部材2の壁厚方向)に沿うように形成されている。図3及び図4に示すように、プレキャストコンクリート部材10の横筋(接合鉄筋)12は、端面から突出している。
第一先組鉄筋(鉄筋部)31を用意する。第一先組鉄筋31は、壁部材2の一部であり、縦筋21と、横筋22と、フープ筋23と、を有している。
ヤード等で、プレキャストコンクリート部材10の横筋12と第一先組鉄筋31の横筋22とを接合した合体部材35を複数組み立てておく(図3(b)参照)。なお、図4(a)では、プレキャストコンクリート部材10の一方の端面10aにのみ第一先組鉄筋31を接合する図となっているが、他方の端面10bにも第一先組鉄筋31を接合しておく。
次に、プレキャストコンクリート部材設置工程のうち第一合体部材設置工程を行う。
クレーン等で合体部材(第一の合体部材)35を楊重して、一の隅部101に設置する。
次に、プレキャストコンクリート部材設置工程のうち第二合体部材設置工程を行う。
同様に、クレーン等で二つ目の合体部材(第二の合体部材)35を楊重して、先に設置した合体部材35と隣接する隅部101に設置する。この際に、隣り合って配置された合体部材35において、第一先組鉄筋31どうしは互いに近接配置されている。
図4(b)に示すように、第二先組鉄筋32を用意する。第二先組鉄筋32は、壁部材2の一部であるとともに、隣り合って配置された合体部材35の第一先組鉄筋31どうしを接合するものである。換言すると、図1に破線で示すように、第一先組鉄筋31は壁部材2の幅方向の両端部に配置され、第二先組鉄筋32は壁部材2の幅方向の中央に配置される。図4(b)に示すように、第二先組鉄筋32は、複数の縦筋33と、複数の横筋34と、連結筋34aと、を有している。連結筋34aは、壁部材2の幅方向にスライド可能とされている。
次に、プレキャストコンクリート部材設置工程のうち鉄筋部接合工程を行う。
クレーン等で第二先組鉄筋32を楊重して、隣り合って配置された合体部材35の第一先組鉄筋31の間に配置する。図2に示すように、第二先組鉄筋32の連結筋34aを第一先組鉄筋31側にスライドさせる。連結筋34aが、第二先組鉄筋32と第一先組鉄筋31とにまたがって配置するようにする。連結筋34aのスライド方向の先端部側を第一先組鉄筋31の横筋22等と連結し、連結筋34aのスライド方向の後端部側を第二先組鉄筋32の横筋34等と連結する。
なお、第二先組鉄筋32の横筋34と各第一先組鉄筋31の横筋22とを、重ね継手や機械式継手等の周知の継手構造(不図示。以下同じ。)で接合してもよい。
図5は、建築物の構築方法を説明する図であり、正面から見た状態を模式的に示している。図6は、図5のA-A線断面図である。図7は、図5のB-B線断面図である。なお、図5では、1階は構築後を示している。図6及び図7では、1階に設置されていた型枠39を二点鎖線で示している。
次に、型枠設置工程を行う。
図6及び図7に示すように、隣り合うプレキャストコンクリート部材10にまたがるように大型の型枠39を設置する。型枠39を、後工程で設置される壁部材2の壁厚方向の両側に設置する。
図8は、型枠設置工程を説明する図である。図9は、型枠設置工程を説明する図であり、(a)は平断面図であり、(b)は図9(a)のC-C断面図であり、プレキャストコンクリート部材の上端部を示している。
図8に示すように、型枠39の設置方法の一例として、プレキャストコンクリート部材10が離間して配置され、隣り合うプレキャストコンクリート部材10における型枠39の支持面10cどうしが水平方向に沿う直線状に配置されているものとして説明する。
図9(a)に示すように、型枠39の幅方向の各端部39aは、側圧押さえ装置40によりプレキャストコンクリート部材10側に押圧されている。側圧押さえ装置40は、装置本体41と、装置本体41に設けられプレキャストコンクリート部材10に固定される固定部材42と、型枠39をプレキャストコンクリート部材10側に押圧する押圧部材43と、を有している。押圧部材43は、装置本体41に対して、型枠39に近接離間する方向に摺動可能とされている。
側圧押さえ装置40を用いて、型枠39をプレキャストコンクリート部材10に取り付ける場合には、固定部材42をプレキャストコンクリート部材10に固定する。押圧部材43を型枠39に近接する方向に移動させて、型枠39をプレキャストコンクリート部材10側に押圧する。
図9(b)に示すように、型枠39の上端部を、荷重受け部材46でプレキャストコンクリート部材10の上端部10uに固定しておく。
次に、コンクリート打設工程を行う。
両側の型枠39及び隣り合うプレキャストコンクリート部材10の端面10a,10bで囲まれた空間内に、コンクリートを打設する。コンクリートが硬化すれば壁部材2のコンクリート部24が形成される。1階における他の箇所も同様にして、柱型部材1及び壁部材2を構築する。
(2階構築)
図5に示すように、2階において、上記と同様に、プレキャストコンクリート部材設置工程(合体部材組み立て工程、第一合体部材設置工程、第二合体部材設置工程及び鉄筋部接合工程)を行う。なお、図5では、2階の鉄筋部接合工程が行われる前を示している。合体部材35を、1階の合体部材35の直上に設置する。プレキャストコンクリート部材10の上下の縦筋11(図2参照。以下同じ。)は、スリーブ継手等の周知の継手構造(不図示。以下同じ。)で接合する。また、上下の第一先組鉄筋31の縦筋21どうしや上下の第二先組鉄筋32の縦筋33どうしは、重ね継手等の周知の継手構造(不図示。以下同じ。)で接合する。
また、図5では、3階以上の階でも、プレキャストコンクリート部材設置工程のうち、合体部材組み立て工程、第一合体部材設置工程及び第二合体部材設置工程を行っている。
次に、型枠移動工程を行う。
1階で使用した型枠39(図6及び図7の二点鎖線参照。以下同じ。)の幅方向の両端部を、2階に設置したプレキャストコンクリート部材10で支持させて、型枠39を2階に楊重機械を用いて移動する。
次に、1階で行った作業と同様に、型枠設置工程及びコンクリート打設工程を行い、2階部分が完成する。なお、3階以上もある場合には、2階と同様に行う。
このように構成された建築物100では、水平方向に隣り合って配置されたプレキャストコンクリート部材10の間にコンクリートが打設される。コンクリートが打設される際には、プレキャストコンクリート部材10における隣り合うプレキャストコンクリート部材10側を向く面10a,10bが型枠の役割を担う。よって、プレキャストコンクリート部材10の面10a,10b側には型枠の設置が不要となるため、壁部材2を施工性良く構築することができる。また、コンクリート部14材は塔体の四隅に配置されているため、塔体全体を施工性良く構築することができる。
また、成形されたプレキャストコンクリート部材10を型枠39とするため、現場で精度よくコンクリート部24を施工することができる。
また、下階で使用された型枠39は、コンクリート打設後に、上階の作業で使用される。この際には、型枠39を上階に設置されたプレキャストコンクリート部材10に支持させて上方に移動させるため、型枠39の移動作業を円滑に行うことができる。
また、プレキャストコンクリート部材10の水平方向の一端部に鉄筋部を接合して合体部材35を組み立てておいて、合体部材35毎楊重すればよいため、高所での配筋作業が不要となり、作業性が良い。
なお、上述した実施の形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記に示す実施形態では、平断面が閉じた塔体を例に挙げて、塔体の外周全てに上記の建築物の構築方法を適用する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限られない。建築物の一部分にのみ上記の建築物の構築方法を適用してもよい。また、建築物の形状を適宜設定可能である。建築物が鉛直方向に延びる四角筒状をなし、プレキャストコンクリート部材は四隅(四箇所の隅部)に配置されていてもよい。プレキャストコンクリート部材は、さらに壁部材の真中に1箇所や、壁部材に間隔を有して複数箇所に配置されていてもよい。また、建築物が鉛直方向に延びる円筒状をなし、プレキャストコンクリート部材は周方向に間隔を有して複数箇所に配置されていてもよい。また、建築物が鉛直方向に延びる三角筒状をなし、プレキャストコンクリート部材は三箇所の隅部に配置されていてもよい。プレキャストコンクリート部材は、さらに壁部材の真中に1箇所や、壁部材に間隔を有して複数箇所に配置されていてもよい。また、図10に建築物の平断面を示しているが、図10(a)に示すように、2つの円筒形状111を連結させつつ、連結部分112が中心側に凹んでいるような形状であってもよい。図10(b)に示すように、四角筒状114をなすとともに平断面で各辺の中央115が建築物の中心側に向かって凹んでいるような形状であってもよい。また、図10(c)に示すように、平断面で、径の異なる2個の半円形状118,119が同心状に配置され、端部どうしが直線120で連結されたような形状であってもよい。また、図10(d)に示すように、平断面で直線状に形成されていてもよい。また、図10(e)に示すように、筒状をなす塔体の一部が欠損したような開断面であってもよい。平断面で略多角形をなすとともに一部の辺に相当する部分が設けられてない形状をなしている。角に相当する部分にプレキャストコンクリート部材10Aが配置され、辺に相当する部分に壁部材2Aが配置されている。図10(a)~(e)のいずれにおいても、プレキャストコンクリート部材10Aが周方向に間隔を有して配置され、隣り合うプレキャストコンクリート部材10Aの間に壁部材2Aが配置されている。
また、上記に示す実施形態では、下階で使用した型枠39を、上階のプレキャストコンクリート部材10に支持させて上方に移動させているが、本発明はこれに限られない。型枠を上階に移動させる方法は適宜選択可能であり、上階のプレキャストコンクリート部材10を支持させなくてもよい。
また、上記に示す実施形態では、予めプレキャストコンクリート部材10に鉄筋部を接合して合体部材35を組み立てておいて、合体部材35を所定の箇所に設置しているが、本発明はこれに限られない。プレキャストコンクリート部材を設置した後に、プレキャストコンクリート部材に壁部材の鉄筋を接合する方法であってもよい。
1…柱型部材
2…壁部材
10…プレキャストコンクリート部材
31…第一先組鉄筋(鉄筋部)
32…第二先組鉄筋
35…合体部材
39…型枠
100…建築物
101…隅部

Claims (3)

  1. プレキャストコンクリート部材を水平方向に隣り合うように配置し、隣り合うプレキャストコンクリート部材の間に該プレキャストコンクリート部材と接合して鉄筋を配筋するプレキャストコンクリート部材設置工程と、
    前記隣り合うプレキャストコンクリート部材の間に型枠を設置する型枠設置工程と、
    前記型枠及び前記隣り合うプレキャストコンクリート部材で囲まれた空間内にコンクリートを打設するコンクリート打設工程と、を備え、
    前記プレキャストコンクリート部材が柱型部材をなし、
    前記隣り合うプレキャストコンクリート部材の間に配置された鉄筋及びコンクリートが壁部材をなし、
    所定の階において前記プレキャストコンクリート部材設置工程から前記コンクリート打設工程までを行って前記所定の階の壁部材を施工した後に、上階において前記プレキャストコンクリート部材設置工程を行い、前記所定の階で使用した前記壁部材の施工用の前記型枠を、上階のプレキャストコンクリート部材に支持させて鉛直上方に移動させ、前記上階において前記型枠設置工程及び前記コンクリート打設工程を行って前記上階の壁部材を施工することを特徴とする建築物の構築方法。
  2. 前記プレキャストコンクリート部材設置工程は、
    前記プレキャストコンクリート部材の水平方向の一端部から突出する接合鉄筋に、前記鉄筋を配筋した鉄筋部を接合して合体部材を複数組み立てる合体部材組み立て工程と、
    第一の合体部材を設置する第一合体部材設置工程と、
    第二の合体部材の前記鉄筋部が前記第一の合体部材の前記鉄筋部側を向くように、前記第二の合体部材を設置する第二合体部材設置工程と、
    前記第一の合体部材の前記鉄筋部と前記第二の合体部材の前記鉄筋部とを接合する鉄筋部接合工程と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の建築物の構築方法。
  3. 前記建築物は、鉛直方向に延びる筒状をなす塔体であり、
    前記プレキャストコンクリート部材設置工程では、前記プレキャストコンクリート部材を前記塔体の周方向に沿って配置することを特徴とする請求項1または2に記載の建築物の構築方法。
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