JP7144704B2 - 耐g耐性向上装置、耐g耐性向上マスク及び耐g耐性向上方法 - Google Patents

耐g耐性向上装置、耐g耐性向上マスク及び耐g耐性向上方法 Download PDF

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Description

本発明は、耐G耐性向上装置、耐G耐性向上マスク及び耐G耐性向上方法に関する。
従来、飛行機のパイロットは、飛行機の旋回時等の遠心力がかかる場合に、視力低下、意識喪失、中枢神経障害等の異常状態になる場合があった。これらの異常状態(以下「低酸素脳状態」という。)は、飛行機の旋回によって生じる許容量を超えた遠心力が静脈還流量を減少させ、十分な酸素が脳に供給されなくなることによって引き起こされる。さらに高G環境では肺の血流が下部に偏り換気は上部に偏るなどの不均衡が生じ、より低酸素状態となりやすい。また頭部の体液量の減少や脳血流分布の乱れなどの複合的な要素も低酸素脳状態の原因となる。そこで、このような低酸素脳状態の発生を抑制しパイロットの遠心力への耐性(以下「耐G耐性」という。)を上げるため、飛行中のパイロットは気道内圧を調整するマスクを装着した上でフック呼吸を行う。気道内圧を調整するマスクは、呼気時にパイロットの気道内圧を陽圧にし、吸気時に圧を開放する機能を有する。フック呼吸は、声帯を閉じながら息を吐き出すことと、吐き出す時間よりも短い時間で息を吸い込むこととを繰り返す呼吸である。このように、気道内圧を調整するマスクとフック呼吸とによってパイロットの低酸素脳状態の発生が抑制される(非特許文献1及び2参照)。
James E. Whinnery, M.D., Ph.D. and Duane C. Murray, "Enhancing Tolerance to Acceleration (+Gz) Stress: The "Hook" Maneuver", [online]、[令和1年5月22日検索]、インターネット〈URL:https://apps.dtic.mil/dtic/tr/fulltext/u2/a231094.pdf> "パイロットの耐G性向上を目指して"、日本病態生理学会、[online]、[令和1年5月22日検索]、インターネット〈URL:http://byoutaiseiri.kenkyuukai.jp/images/sys%5Cinformation%5C20110304141052-81B83E59607896E5F806508E38B087CC28ECC3C9C242C4AE314ACAA1010C46FB.pdf>
このような方法では、パイロットは持続的な陽圧が印加された状態で呼吸(陽圧呼吸)する。持続的な陽圧呼吸においては、胸腔内に陰圧が生じにくいため、胸腔内への静脈還流が阻害され心拍出量並びに脳血流量が低下する。そのため、パイロットに低酸素脳状態が発生する場合があった。また、このような問題は、飛行機のパイロットに限らず、高G環境下で努力性呼吸を行うレーサーやダイバーに共通の課題であった。
上記事情に鑑み、本発明は、加速度によって生じる体への負担に対するユーザの耐性を向上させる技術を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、気道に陽圧が加えられた状態で呼吸を行うユーザに対して酸素を供給する主供給源から前記ユーザに供給される前記酸素の気圧を制御する主系統弁と、前記主供給源から供給される酸素よりも高濃度の酸素である高濃度酸素を含む補助気体を前記ユーザに供給する補助供給源から前記ユーザに供給される前記補助気体の気圧を制御する補助系統弁と、の動作を制御する弁制御部、を備え、前記弁制御部は、前記ユーザの呼吸の状態が呼気相から吸気相に変化した場合に、前記吸気相の時間よりも短い所定の時間だけ前記ユーザに前記補助気体を供給するように前記主系統弁及び前記補助系統弁の動作を制御する、耐G耐性向上装置である。
本発明の一態様は、上記の耐G耐性向上装置であって、前記吸気相において前記主供給源が供給する前記酸素の気圧は、前記呼気相において前記主供給源が供給する前記酸素の気圧よりも低い。
本発明の一態様は、上記の耐G耐性向上装置であって、前記ユーザの気道内圧を測定する圧センサ、をさらに備え、前記弁制御部は、前記圧センサの測定結果に基づいて、前記主系統弁及び前記補助系統弁の動作を制御する。
本発明の一態様は、上記の耐G耐性向上装置であって、前記圧センサの測定結果に基づいて、前記ユーザの呼吸の状態を判定する呼吸状態判定部、をさらに備え、前記弁制御部は、前記呼吸状態判定部の判定結果に基づいて、前記主系統弁及び前記補助系統弁の動作を制御する。
本発明の一態様は、上記の耐G耐性向上装置であって、前記ユーザが過呼吸の状態か否かを判定する過呼吸判定部、をさらに備え、前記補助気体は前記高濃度酸素及び二酸化炭素を含み、前記弁制御部は、前記過呼吸判定部によって前記ユーザが過呼吸の状態であると判定された場合に、前記吸気相の時間よりも短い所定の時間だけ前記ユーザに前記補助気体を供給するように前記主系統弁及び前記補助系統弁の動作を制御する。
本発明の一態様は、気道に陽圧が加えられた状態で呼吸を行うユーザの口を覆うマスク本体と、前記マスク本体内の気圧を測定する圧センサと、前記ユーザに対して酸素を供給する主供給源から前記ユーザに供給される前記酸素の気圧を制御する主系統弁と、前記主供給源から供給される酸素よりも高濃度の酸素である高濃度酸素を含む補助気体を前記ユーザに供給する補助供給源から前記ユーザに供給される前記補助気体の気圧を制御する補助系統弁と、を備え、前記主系統弁及び前記補助系統弁の動作は、前記圧センサの測定結果に基づき、前記ユーザの呼吸の状態が呼気相から吸気相に変化した場合に、前記吸気相の時間よりも短い所定の時間だけ前記ユーザに前記補助気体を供給するように動作する、耐G耐性向上マスクである。
本発明の一態様は、気道に陽圧が加えられた状態で呼吸を行うユーザに対して、酸素を供給する主供給源から前記ユーザに供給される前記酸素の気圧を制御する主系統弁と、前記主供給源から供給される酸素よりも高濃度の酸素である高濃度酸素を含む補助気体を前記ユーザに供給する補助供給源から前記ユーザに供給される前記補助気体の気圧を制御する補助系統弁と、の動作を制御する弁制御部、を備える耐G耐性向上装置が行う耐G耐性向上方法であって、前記弁制御部が、前記ユーザの呼吸の状態が呼気相から吸気相に変化した場合に、前記吸気相の時間よりも短い所定の時間だけ前記ユーザに前記補助気体を供給するように前記主系統弁及び前記補助系統弁の動作を制御する制御ステップ、を有する耐G耐性向上方法である。
本発明により、加速度によって生じる体への負担に対するユーザの耐性を向上させることが可能となる。
第1の実施形態の耐G耐性向上装置1の使用例を示す図。 第1の実施形態における制御部41の機能構成の一例を示す図。 第1の実施形態における酸素供給制御処理の流れの一例を示すフローチャート。 第1の実施形態におけるユーザ91の気道内圧の変化と、主ボンベ11及び補助ボンベ12が供給する気体の気圧の変化との実験結果の一例を示す図。 第2の実施形態の耐G耐性向上装置1aの使用例を示す図。 第2の実施形態における制御部41aの機能構成の一例を示す図。 第2の実施形態における過呼吸時弁制御処理の流れの一例を示すフローチャート。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の耐G耐性向上装置1の使用例を示す図である。ユーザ91は、マスクから持続的な陽圧を気道に与えられた状態で呼吸する。すなわち、ユーザ91はマスクによる加圧呼吸を行う。またユーザ91は、加圧呼吸下でフック呼吸を行う。フック呼吸は、声帯を閉じて努力性呼気相を延長し、気道内圧を陽圧に長く維持し、吸気相を短縮する呼吸である。すなわち、フック呼吸は、持続的な陽圧が印加された状態を長く維持する呼吸である。フック呼吸において、ユーザ91は陽圧下で声帯を閉じて持続的に息を吐き出す。陽圧下とは、酸素がユーザ91に供給されている状態である。フック呼吸において吸気相の時間は呼気相の時間よりも短い。呼気相が開始されてから吸気相を経て次の呼気相が開始されるまでの時間は、例えば、約3秒である。陽圧下で息を吐き出す場合、胸腔内への静脈還流が阻害される。
耐G耐性向上装置1は、ユーザ91の呼気時に第1の気圧(以下「第1気圧」という。)の主気体を放出する。主気体は、具体的には、酸素である。耐G耐性向上装置1は、ユーザ91の吸気時に所定の時間(以下「ボーラス時間」という。)だけ第2の気圧(以下「第2気圧」という。)の補助気体を放出する。補助気体は、主気体よりも高い濃度の気体であってもよいし、異なる気体であってもよい。補助気体は、例えば、主気体よりも高い濃度の酸素であってもよい。補助気体は、例えば、高濃度酸素と二酸化炭素との混合気体であってもよい。耐G耐性向上装置1は、吸気時におけるボーラス時間以外の時間に、第1気圧及び第2気圧よりも低い第3の気圧(以下「第3気圧」という。)の主気体を放出する。耐G耐性向上装置1は、吸気時におけるボーラス時間以外の時間に、第1気圧、第2気圧及び第3気圧よりも低い第4の気圧(以下「第4気圧」という。)の補助気体を放出する。第4気圧は、約0の気圧である。以下、主気体が酸素であって、補助気体が高濃度酸素である場合を例に説明する。
耐G耐性向上装置1は、主ボンベ11、補助ボンベ12、耐G耐性向上マスク13及び弁制御装置14を備える。主ボンベ11は、主系統チューブ111を介して耐G耐性向上マスク13に主気体を供給する。補助ボンベ12は、補助系統チューブ112を介して耐G耐性向上マスク13に補助気体を供給する。主系統チューブ111は、中空の管であって管内を主気体が流れる。補助系統チューブ112は、中空の管であって管内を補助気体が流れる。
耐G耐性向上マスク13は、マスク本体300、圧センサ301、主系統弁302及び補助系統弁303を備える。マスク本体300は、ユーザ91の口を覆う。圧センサ301は、ユーザ91の気道内圧を測定する。例えば、圧センサ301は、マスク本体300内の気圧を気道内圧として測定する。圧センサ301の位置する場所はマスク本体300だけでなく、主系統チューブ111や、主系統チューブ111とマスク本体300とを接続するコネクタなどの気道と接続する経路上であればどこに位置してもよい。耐G耐性向上マスク13は、主系統弁302を介して主系統チューブ111に接続される。マスク本体300内には、主系統チューブ111を流れてきた主気体が流入する。耐G耐性向上マスク13は、補助系統弁303を介して補助系統チューブ112に接続される。マスク本体300内には、補助系統チューブ112を流れてきた補助気体が流入する。
主系統弁302は、弁制御装置14の制御によって動作する。主系統弁302は、弁制御装置14の制御によって動作し、耐G耐性向上マスク13に供給する主気体の気圧を制御する。補助系統弁303は、弁制御装置14の制御によって動作する。補助系統弁303は、弁制御装置14の制御によって動作し、耐G耐性向上マスク13に供給する補助気体の気圧を制御する。
弁制御装置14は、圧センサ301の測定結果に応じて、主系統弁302及び補助系統弁303の動作を制御する。弁制御装置14は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサとメモリとを備える制御部41を備え、プログラムを実行する。弁制御装置14は、プログラムの実行によって制御部41、記憶部42、通信部43及び入力部44を備える装置として機能する。
制御部41は、弁制御装置14の各機能部の動作を制御する。制御部41は、圧センサ301の測定結果に応じて、主系統弁302及び補助系統弁303の動作を制御する。制御部41は、通信部43を介して圧センサ301の測定結果を取得する。制御部41は、通信部43を介して主系統弁302及び補助系統弁303に制御信号を送信することで主系統弁302及び補助系統弁303の動作を制御する。
記憶部42は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。記憶部42は弁制御装置14に関する各種情報を記憶する。記憶部42は、例えば、圧センサ301の測定結果を記憶する。記憶部42は、例えば、主系統弁302及び補助系統弁303の制御の履歴を記憶する。
通信部43は、弁制御装置14と圧センサ301とが無線又は有線を介して通信するための通信インタフェースを含んで構成される。通信部43は、弁制御装置14と主系統弁302とが無線又は有線を介して通信するための通信インタフェースを含んで構成される。通信部43は、弁制御装置14と補助系統弁303とが無線又は有線を介して通信するための通信インタフェースを含んで構成される。
入力部44は、タッチパネル等の入力装置を含んで構成される。入力部44は、これらの入力装置を自装置に接続するインタフェースとして構成されてもよい。入力部44は、自装置に対する開始指示及び終了指示の入力を受け付ける。開始指示は、制御部41による主系統弁302及び補助系統弁303の制御の開始を指示する。終了指示は、制御部41による主系統弁302及び補助系統弁303の制御の終了を指示する。入力部44は、入力された開始指示及び終了指示を制御部41に出力する。開始指示を取得した制御部41は、主系統弁302及び補助系統弁303の制御を開始する。終了指示を取得した制御部41は、主系統弁302及び補助系統弁303の制御を終了する。
図2は、第1の実施形態における制御部41の機能構成の一例を示す図である。制御部41は、開始判定部411、終了判定部412、測定結果取得部413、呼吸状態判定部414及び弁制御部415を備える。
開始判定部411は、入力部44に開始指示の入力があるか否かを判定する。開始判定部411は、開始指示の入力があると判定した場合に、測定結果取得部413、呼吸状態判定部414及び弁制御部415の動作を開始させる。終了判定部412は、入力部44に終了指示の入力があるか否かを判定する。終了判定部412は、終了指示の入力があると判定した場合に、測定結果取得部413、呼吸状態判定部414及び弁制御部415の動作を終了させる。以下、入力部44に開始指示が入力されてから入力部44に終了指示が入力されるまでに耐G耐性向上装置1が実行する処理を酸素供給制御処理という。測定結果取得部413は、圧センサ301の測定結果(以下「圧測定結果」という。)を取得する。
呼吸状態判定部414は、圧測定結果に基づいて、ユーザ91の呼吸の状態が呼気相から吸気相に変化したことを示す条件(以下「第1呼吸状態条件」という。)が満たされるか否かを判定する。第1呼吸状態条件は、例えば、気道内圧が予め定められた第1の時間だけ第1の気道内圧(以下「第1気道内圧」という。)であった後に所定の気圧だけ下がる、という条件であってもよい。第1気道内圧は、陽圧である。呼吸状態判定部414は、圧測定結果に基づいて、ユーザ91の呼吸の状態に関する条件であって吸気相から呼気相への変化に関する条件(以下「第2呼吸状態条件」という。)が満たされるか否かを判定する。第2呼吸状態条件は、例えば、気道内圧が予め定められた第2の時間だけ第2の気道内圧(以下「第2気道内圧」という。)であった後に所定の気圧だけ上がったという条件であってもよい。第2気道内圧は陰圧である。第2呼吸状態条件は、例えば、気道内圧が第2気道内圧である状態で予め定められた第2の時間が経過した、という条件であってもよい。以下、第2呼吸状態条件が、気道内圧が第2気道内圧である状態で予め定められた第2の時間が経過したという条件である場合を例に説明する。なお本記載の陽圧及び陰圧は必ずしも地上気圧(1気圧)を0基準とするものではなく、環境に合わせて相対的に基準を置いてもよい。例えば、陽圧及び陰圧は、キャビン内圧や呼吸装置の平均圧等を目安に設定されてもよい。
弁制御部415は、入力部44に開始指示が入力されたと開始判定部411が判定した場合に、第1気圧制御を実行する。第1気圧制御は、主系統弁302及び補助系統弁303の動作を制御することで、主ボンベ11が供給する主気体の気圧を第1気圧に制御し、補助ボンベ12が供給する補助気体の気圧を第4気圧に制御する制御である。弁制御部415は、第1呼吸状態条件が満たされるまで第1気圧制御を実行する。
弁制御部415は、第1呼吸状態条件が満たされた場合に、第2気圧制御を実行する。第2気圧制御は、主系統弁302及び補助系統弁303の動作を制御することで、主ボンベ11が供給する主気体の気圧を第3気圧に制御し、補助ボンベ12が供給する補助気体の気圧を第2気圧に制御する制御である。第2気圧制御は、ボーラス時間だけ実行される制御である。
弁制御部415は、第2気圧制御の実行後から第2呼吸状態条件が満たされるまで第3気圧制御を実行する。第3気圧制御は、主系統弁302及び補助系統弁303の動作を制御することで、主ボンベ11が供給する主気体の気圧を第3気圧に制御し、補助ボンベ12が供給する補助気体の気圧を第4気圧に制御する制御である。弁制御部415は、第2呼吸状態条件が満たされた場合に、第1気圧制御を実行する。このように、弁制御部415は、呼吸状態判定部414の判定結果に基づいて主系統弁302及び補助系統弁303の動作を制御する。
図3は、第1の実施形態における酸素供給制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
開始判定部411が、入力部44に開始指示の入力があるか否かを判定する(ステップS101)。入力部44に開始指示の入力が無い場合(ステップS101:NO)、ステップS101の処理に戻る。一方、入力部44に開始指示の入力がある場合(ステップS101:YES)、弁制御部415は、第1気圧制御を開始する(ステップS102)。測定結果取得部413が圧測定結果を取得する(ステップS103)。呼吸状態判定部414が、圧測定結果に基づいて、第1呼吸状態条件が満たされるか否かを判定する(ステップS104)。第1呼吸状態条件が満たされない場合(ステップS104:NO)、ステップS103の処理に戻る。なお、第1気圧制御は、ステップS103及びステップS104の実行中も継続して実行されている。
第1呼吸状態条件が満たされる場合(ステップS104:YES)、弁制御部415はボーラス時間だけ第2気圧制御を実行する(ステップS105)。ステップS105の次に、弁制御部415は第3気圧制御の実行を開始する(ステップS106)。測定結果取得部413が圧測定結果を取得する(ステップS107)。呼吸状態判定部414が、圧測定結果に基づいて、第2呼吸状態条件が満たされるか否かを判定する(ステップS108)。第2呼吸状態条件が満たされない場合(ステップS108:NO)、ステップS107の処理に戻る。なお、第2気圧制御は、ステップS107及びステップS108の実行中も継続して実行されている。
第2呼吸状態条件が満たされる場合(ステップS108:YES)、終了判定部412が、入力部44に終了指示の入力があるか否かを判定する(ステップS109)。入力部44に終了指示の入力が無い場合(ステップS109:NO)、ステップS102の処理に戻る。すなわち、第1気圧制御の実行が開始される。入力部44に終了指示の入力がある場合(ステップS109:YES)、酸素供給制御処理が終了する。なお、ステップS109の処理は、必ずしもステップS108の処理の次に実行される必要は無く、ステップS101以降であれば、どのタイミングで実行されてもよい。
図4は、第1の実施形態の耐G耐性向上装置1を使用するユーザ91の気道内圧の変化と、主ボンベ11及び補助ボンベ12が供給する気体の気圧の変化との実験結果の一例を示す図である。図4において、ユーザ91の呼吸の状態は、フック呼吸を行っているユーザ91の呼吸の状態を示す。
図4(A)は、フック呼吸を行っているユーザ91の気道内圧の時間変化を表す。図4(A)のグラフの縦軸は、気道内圧を示す。図4(A)のグラフの横軸は、時刻を示す。図4(B)のグラフの縦軸は、補助気体の気圧を示す。図4(B)のグラフの横軸は、時刻を示す。図4(C)のグラフの縦軸は、主気体の気圧を示す。図4(C)のグラフの横軸は、時刻を示す。
図4は、時刻t1においてユーザ91の気道内圧が上昇することを示す。図4において、時刻t1から時刻t2までの時間におけるユーザ91の呼吸の状態は呼気相である。すなわち、時刻t1から時刻t2までの時間において、ユーザ91は、声帯を閉じて持続的に息を吐き出している。時刻t1から時刻t2までの時間における気道内圧は陽圧である。図4は、時刻t1から時刻t2まで第1気圧制御が実行されていることを示す。
図4は、時刻t2において、ユーザ91の気道内圧が減少することを示す。図4は、時刻t2において、第1呼吸状態条件が満たされて、第2気圧制御が開始されることを示す。図4は、時刻t2から時刻t3まで第2気圧制御が実行されていることを示す。時刻t2から時刻t3までの時間はボーラス時間の一例である。図4は、時刻t3から時刻t4まで第3気圧制御が実行されていることを示す。図4は、時刻t4において、ユーザ91の気道内圧が上昇することを示す。図4は、時刻t4において、第2呼吸状態条件が満たされて、第1気圧制御が開始されることを示す。図4において、時刻t2から時刻t4までの時間におけるユーザ91の呼吸の状態は吸気相である。すなわち、ユーザ91は、時刻t2から時刻t4までの時間において息を吸っている。時刻t2から時刻t4までの時間における気道内圧は陰圧である。
図4において、時刻t4から時刻t5までの時間では、ユーザ91の呼吸の状態は呼気相である。すなわち、時刻t4から時刻t5までの時間において、ユーザ91は、声帯を閉じて持続的に息を吐き出している。図4は、時刻t4から時刻t5まで第1気圧制御が実行されることを示す。時刻t4から時刻t5までの時間における気道内圧は陽圧である。
図4は、時刻t5において、ユーザ91の気道内圧が減少することを示す。図4は、時刻t5において、第1呼吸状態条件が満たされて、第2気圧制御が開始されることを示す。図4は、時刻t5から時刻t6まで第2気圧制御が実行されていることを示す。時刻t5から時刻t6までの時間はボーラス時間の一例である。図4は、時刻t6から時刻t7まで第3気圧制御が実行されていることを示す。図4は、時刻t7において、ユーザ91の気道内圧が上昇することを示す。図4は、時刻t7において、第2呼吸状態条件が満たされて、第1気圧制御が開始されることを示す。図4において、時刻t5から時刻t7までの時間におけるユーザ91の呼吸の状態は吸気相である。すなわち、ユーザ91は、時刻t5から時刻t7までの時間において息を吸っている。時刻t5から時刻t7までの時間における気道内圧は陰圧である。
図4において、時刻t7から時刻t8までの時間では、ユーザ91の呼吸の状態は呼気相である。すなわち、時刻t7から時刻t8までの時間において、ユーザ91は、声帯を閉じて持続的に息を吐き出している。図4は、時刻t7から時刻t8まで第1気圧制御が実行されることを示す。図4は、時刻t8において、ユーザ91の気道内圧が減少することを示す。図4は、時刻t8において、第1呼吸状態条件が満たされて、第2気圧制御が開始されることを示す。図4は、時刻t8から時刻t9まで第2気圧制御が実行されていることを示す。時刻t8から時刻t9までの時間はボーラス時間の一例である。時刻t7から時刻t8までの時間における気道内圧は陽圧であり、時刻t8から時刻t9までの時間における気道内圧は陰圧である。
このように構成された第1の実施形態の耐G耐性向上装置1は、フック呼吸を行うユーザ91の呼吸の吸気相において呼気相において供給されている酸素よりも高濃度の酸素をボーラス時間だけ供給する。このため、耐G耐性向上装置1は、胸腔内への静脈還流が阻害されていない状態でユーザ91に高濃度の酸素を供給することができる。そのため、耐G耐性向上装置1は、フック呼吸を行うユーザ91の胸腔内への静脈還流の阻害による脳血流量の低下を抑制し、加速度によって生じる体への負担に対するユーザ91の耐性を向上させることができる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態の耐G耐性向上装置1aの使用例を示す図である。耐G耐性向上装置1aは、弁制御装置14に代えて弁制御装置14aを備える点で耐G耐性向上装置1と異なる。弁制御装置14aは、制御部41に代えて制御部41aを備える点で、弁制御装置14と異なる。制御部41aは、CPU等のプロセッサとメモリとを備える。耐G耐性向上装置1aが備える補助ボンベ12は、高濃度酸素と二酸化炭素との混合気体である。
以下、耐G耐性向上装置1が備える各機能部と同様の機能をもつものについては、図1と同じ符号を付すことで説明を省略する。
図6は、第2の実施形態における制御部41aの機能構成の一例を示す図である。制御部41aは、過呼吸判定部416を備える点と、弁制御部415に代えて弁制御部415aを備える点とで、制御部41と異なる。以下、制御部41が備える各機能部と同様の機能を備えるものについては、図2と同じ符号を付すことで説明を省略する。
過呼吸判定部416は、圧測定結果に基づいて、ユーザ91が過呼吸の状態か否かを判定する。過呼吸判定部416は、圧測定結果に基づいて、ユーザ91が過呼吸の状態であることを判定できれば、どのようにしてユーザ91が過呼吸の状態であるか否かを判定してもよい。例えば、過呼吸判定部416は、所定の時間内に陽圧と陰圧との変化が所定の回数以上発生したことを圧測定結果が示す場合に、ユーザ91が過呼吸であると判定する。
弁制御部415aは、第1の実施形態における弁制御部415が実行する処理にくわえて、さらに、過呼吸時弁制御処理を実行する。過呼吸時弁制御処理は、過呼吸判定部416によってユーザ91が過呼吸であると判定された場合、第2気圧制御を実行する処理である。第1の実施形態における弁制御部415が実行する処理は、図3のフローチャートに示す酸素供給制御処理を含む。
図7は、第2の実施形態における過呼吸時弁制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。過呼吸時弁制御処理は、繰り返し実行される。測定結果取得部413が圧測定結果を取得する(ステップS201)。過呼吸判定部416が、圧測定結果に基づいて、ユーザ91が過呼吸の状態であるか否かを判定する(ステップS202)。ユーザ91が過呼吸の状態であると判定された場合(ステップS202:YES)、弁制御部415aは、ボーラス時間だけ第2気圧制御を実行する(ステップS203)。一方、ユーザ91が過呼吸の状態ではないと判定された場合(ステップS202:NO)、過呼吸時弁制御処理は終了する。
このように構成された第2の実施形態の耐G耐性向上装置1aは、ユーザ91が過呼吸の状態であるか否かを判定し、ユーザ91が過呼吸である場合にユーザ91の呼吸が吸気相である時に二酸化炭素を供給する。そのため、耐G耐性向上装置1aは、過呼吸の状態にあるユーザ91を過呼吸で無い状態にすることができる。
(変形例)
1回の第2呼吸制御においてユーザ91に供給することが望ましい補助気体の量は医学的に決まっている。また、補助気体の望ましい濃度も医学的に決まっている。そのため、ボーラス時間にも望ましい時間があり、ボーラス時間は1秒以内が望ましい。特に、ボーラス時間は略0.3秒であることが望ましい。
なお、主ボンベ11は主供給源の一例である。なお、補助ボンベ12は補助供給源の一例である。
なお、耐G耐性向上装置1の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…耐G耐性向上装置、 11…主ボンベ、 12…補助ボンベ、 13…耐G耐性向上マスク、 14、14a…弁制御装置、 41、41a…制御部、 42…記憶部、 43…通信部、 111…主系統チューブ、 112…補助系統チューブ、 300…マスク本体、 301…圧センサ、 302…主系統弁、 303…補助系統弁、 411…開始判定部、 412…終了判定部、 413…測定結果取得部、 414…呼吸状態判定部、 415、415a…弁制御部、 416…過呼吸判定部

Claims (7)

  1. 気道に陽圧が加えられた状態で呼吸を行うユーザに対して酸素を供給する主供給源から前記ユーザに供給される前記酸素の気圧を制御する主系統弁と、前記主供給源から供給される酸素よりも高濃度の酸素である高濃度酸素を含む補助気体を前記ユーザに供給する補助供給源から前記ユーザに供給される前記補助気体の気圧を制御する補助系統弁と、の動作を制御する弁制御部、
    を備え、
    前記弁制御部は、前記ユーザの呼吸の状態が呼気相から吸気相に変化した場合に、前記吸気相の時間よりも短い所定の時間だけ前記ユーザに前記補助気体を供給するように前記主系統弁及び前記補助系統弁の動作を制御する、
    耐G耐性向上装置。
  2. 前記吸気相において前記主供給源が供給する前記酸素の気圧は、前記呼気相において前記主供給源が供給する前記酸素の気圧よりも低い、
    請求項1に記載の耐G耐性向上装置。
  3. 前記ユーザの気道内圧を測定する圧センサ、
    をさらに備え、
    前記弁制御部は、前記圧センサの測定結果に基づいて、前記主系統弁及び前記補助系統弁の動作を制御する、
    請求項1又は2に記載の耐G耐性向上装置。
  4. 前記圧センサの測定結果に基づいて、前記ユーザの呼吸の状態を判定する呼吸状態判定部、
    をさらに備え、
    前記弁制御部は、前記呼吸状態判定部の判定結果に基づいて、前記主系統弁及び前記補助系統弁の動作を制御する、
    請求項3に記載の耐G耐性向上装置。
  5. 前記ユーザが過呼吸の状態か否かを判定する過呼吸判定部、
    をさらに備え、
    前記補助気体は前記高濃度酸素及び二酸化炭素を含み、
    前記弁制御部は、前記過呼吸判定部によって前記ユーザが過呼吸の状態であると判定された場合に、前記吸気相の時間よりも短い所定の時間だけ前記ユーザに前記補助気体を供給するように前記主系統弁及び前記補助系統弁の動作を制御する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の耐G耐性向上装置。
  6. 気道に陽圧が加えられた状態で呼吸を行うユーザの口を覆うマスク本体と、
    前記マスク本体内の気圧を測定する圧センサと、
    前記ユーザに対して酸素を供給する主供給源から前記ユーザに供給される前記酸素の気圧を制御する主系統弁と、
    前記主供給源から供給される酸素よりも高濃度の酸素である高濃度酸素を含む補助気体を前記ユーザに供給する補助供給源から前記ユーザに供給される前記補助気体の気圧を制御する補助系統弁と、
    を備え、
    前記主系統弁及び前記補助系統弁の動作は、前記圧センサの測定結果に基づき、前記ユーザの呼吸の状態が呼気相から吸気相に変化した場合に、前記吸気相の時間よりも短い所定の時間だけ前記ユーザに前記補助気体を供給するように動作する、
    耐G耐性向上マスク。
  7. 気道に陽圧が加えられた状態で呼吸を行うユーザに対して酸素を供給する主供給源から前記ユーザに供給される前記酸素の気圧を制御する主系統弁と、前記主供給源から供給される酸素よりも高濃度の酸素である高濃度酸素を含む補助気体を前記ユーザに供給する補助供給源から前記ユーザに供給される前記補助気体の気圧を制御する補助系統弁と、の動作を制御する弁制御部、を備える耐G耐性向上装置が行う耐G耐性向上方法であって、
    前記弁制御部が、前記ユーザの呼吸の状態が呼気相から吸気相に変化した場合に、前記吸気相の時間よりも短い所定の時間だけ前記ユーザに前記補助気体を供給するように前記主系統弁及び前記補助系統弁の動作を制御する制御ステップ、
    を有する耐G耐性向上方法。
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