JP7144150B2 - 車載電源分配装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車載電源分配装置に関する。
自動車などの車両においては、車体の様々な箇所に、例えばモータ、ヒータ、ランプのような負荷を有する電装品が多数搭載されている。これらの電装品はそれぞれが電源電力を必要とするので、車載バッテリー等の電源の出力と各電装品との間が一般的にはワイヤハーネスの電源線を介して互いに接続される。また、実際には接続する電装品の数が多く、これらが配置されている場所も分散している場合も多く、更に用途や種類毎に電装品を区別して接続する必要もあるので、車載バッテリー等の電源の出力は系統毎に複数に分岐され、系統毎に異なる電線を経由して、各電装品に電源電力が供給される。
例えば、特許文献1の図1に示されている構成においては、電気接続箱3の内部で電源線が4系統に分岐し、それぞれの系統の出力がワイヤハーネス2を経由して、負荷を含む複数のユニット1a、1b、1c、1dとそれぞれ接続されている。また、電気接続箱3の内部において、分岐した後の電源線の系統毎にそれぞれ独立したヒューズ5a、5b、5c、5dが設けてある。
特開2016-68796号公報
ところで、車両上においてワイヤハーネスなどの配電構造を簡素化したり重量を低減するためには、電源線等に、単純な形状を有する幹線を採用することが望ましい。そして、この幹線から分岐した電線を介して各負荷へ電力を供給することが想定される。また、その場合は例えばモジュール化されたグループ毎に系統を区分して、様々な箇所の電装品に電源電力を供給するために、電源を複数系統に分配する機能を有する配電ボックスを前記幹線上の複数箇所にそれぞれ設置することが必要になる。更に、各負荷の通電を制御する機能を有するモジュールドライバを、配電ボックスと各負荷との間に接続することが望ましい。
したがって、一般的に想定される構成として、例えば図5に示すような配電構造を採用することが考えられる。この構成においては、幹線50がその途中で配電ボックス51と接続され、配電ボックス51内の電源線56が幹線50の電源線と電気的に接続されている。また、電源線56の下流側は複数系統に分岐し、各系統の下流側に電源線57A、57B、57C、および57Dがそれぞれ接続されている。また、各系統の電源線57A、57B、57C、および57Dの上流側に、それぞれヒューズ58A、58B、58C、および58Dが接続されている。
配電ボックス51の4系統の出力は、それぞれ独立した電源線54を介してモジュールドライバ52A、52B、52C、および52Dと接続されている。モジュールドライバ52A、52B、52C、および52Dの出力側には、それぞれ独立した電源線55を介して負荷53A、53B、53C、および53Dが接続されている。
モジュールドライバ52A、52B、52C、および52Dの各々は、リレー52aおよびヒューズ52bを内蔵している。モジュールドライバ52A~52D内部の各リレー52aは、それぞれ負荷53A~53Dの通電のオンオフなどを制御可能にするために備わっている。
また、モジュールドライバ52A~52D内部の各ヒューズ52bは、それぞれ負荷53A~53Dの箇所に過電流が流れた場合に、電流を遮断することにより下流側の電源線55が異常発熱して断線などが生じるのを防止するために設けてある。一方、配電ボックス51内のヒューズ58A~58Dは、いずれも配電ボックス51の出力とモジュールドライバ52A~52Dの入力とを接続する電源線54が過電流により異常発熱して断線したり、発煙や発火が生じるのを防止するために設けてある。
つまり、図5の構成では、配電ボックス51の内部と、モジュールドライバ52A~52Dの内部とのそれぞれに、保護用のヒューズを配置する必要があり構造が複雑になる。そこで、例えば図5中のモジュールドライバ52A~52Dの機能を配電ボックス51に内蔵することが考えられる。その場合は、電源線54が不要になるのでヒューズ58A~58Dも不要になり、全体の構造を簡素化することができる。
しかしながら、負荷53A~53Dが車両のオプション装備である場合を想定すると、オプション装備を搭載しない車両の場合には、負荷53A~53Dを制御するモジュールドライバ52A~52Dが不要であるにもかかわらず、これらの構成要素を配電ボックス51に内蔵しなければならない。つまり、配電ボックス51が使用されない無駄な機能を含むことになり、必要以上に部品コストが増え、小型化の妨げにもなる。また、種類が異なる車両毎に構成の異なる配電ボックス51を用意する場合には、配電ボックス51の品番および種類が増えるため、コスト低減の妨げになる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、下流側にオプション装備の負荷を選択的に接続する状況であっても、無駄になる可能性の高い機能を配電ボックスに内蔵することなく、部品数の削減や構造の簡略化が可能な車載電源分配装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る車載電源分配装置は、下記(1)~(4)を特徴としている。
(1) 車両上で入力側から供給される電源電力を複数系統に分配し、分配した電源電力を複数の負荷に系統毎に供給する車載電源分配装置であって、
少なくとも入力される電源電力を複数系統に分配する機能を搭載した配電ボックスと、
前記配電ボックスの出力端子と各負荷との間に配置され、前記負荷に供給する電源電力の通電を制御可能なスイッチングデバイスを内蔵した、複数のモジュールドライバと、
を備え、
前記複数のモジュールドライバの筐体および前記配電ボックスの筐体は、前記複数のモジュールドライバの筐体の一部分を、前記配電ボックスの筐体に対して着脱可能に連結するための嵌合部をそれぞれ装備し、
前記モジュールドライバの筐体と前記配電ボックスの筐体とを連結した状態で、前記配電ボックス内の電気回路の出力と、前記モジュールドライバ内の電気回路の入力とが電気的に接続され、
前記配電ボックスは、その内部に、上流側から前記電源電力が入力される単一の第1電源線と、前記第1電源線の下流側から分岐して複数の前記出力端子にそれぞれ独立して接続される複数の第2電線と、を備え、各前記第2電線には、ヒューズ及びリレーが介挿されておらず前記第1電源線には、リレーが介挿されている、
ことを特徴とする車載電源分配装置。
上記(1)に記載の車載電源分配装置によれば、複数のモジュールドライバを必要に応じて配電ボックスと接続できるので、オプション装備の有無や搭載数に応じて、不要なモジュールドライバの機能を削減できる。しかも、嵌合部により配電ボックスの筐体とモジュールドライバの筐体とを直結できるので、例えば前述の電源線54が不要になり、ヒューズ58A~58Dの機能も不要になる。したがって、必要な部品数を削減でき、小型化やコストの低減も可能になる。
(2) 前記モジュールドライバは、少なくとも、下流側に接続された負荷に過大な電流が流れるのを阻止するヒューズ機能を有する、
ことを特徴とする上記(1)に記載の車載電源分配装置。
上記(2)に記載の車載電源分配装置によれば、モジュールドライバが装備するヒューズ機能により、モジュールドライバと下流側の負荷とを接続する電源線等を過電流から保護することができる。また、ヒューズ機能をモジュールドライバ側に搭載することにより、実際に接続するオプション装備の数に応じた必要最小限の数のヒューズ機能以外の部品を削減できる。
(3) 前記モジュールドライバは、内蔵した前記スイッチングデバイスを制御して、前記ヒューズ機能を実現する、
ことを特徴とする上記(2)に記載の車載電源分配装置。
上記(3)に記載の車載電源分配装置によれば、同じスイッチングデバイスを通常の通電制御とヒューズ機能とで共用できるので、部品数の削減が可能になる。
(4) 前記配電ボックスは、前記嵌合部を複数箇所に有し、それぞれの前記嵌合部の近傍に、複数系統に分配されたそれぞれの電源電力を供給する前記出力端子が配置される、
ことを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の車載電源分配装置。
上記(4)に記載の車載電源分配装置によれば、配電ボックス上の互いに異なる箇所の嵌合部に複数のモジュールドライバを同時に接続することが可能になる。また、配電ボックスから各モジュールドライバに分配された電源電力を供給することが容易になる。
本発明の車載電源分配装置によれば、下流側にオプション装備の負荷を選択的に接続する状況であっても、無駄になる可能性の高いヒューズなどの機能を配電ボックスに内蔵する必要がなくなり、部品数の削減や構造の簡略化が容易になる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、車載システムの接続形態の概要の一例を示す平面図である。 図2は、配電ボックスおよびモジュールドライバの外観の具体例を示す斜視図である。 図3は、配電ボックスおよびモジュールドライバを含むシステムの特徴的な構成例-1を示す電気回路図である。 図4は、配電ボックスおよびモジュールドライバを含むシステムの特徴的な構成例-2を示す電気回路図である。 図5は、配電ボックスおよびモジュールドライバを含むシステムの一般的に想定される構成例を示す電気回路図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<車載システムの接続形態の概要>
車載システムの接続形態の概要の一例を図1に示す。図1の例では、各構成要素の接続関係を車体の上方から視た平面におけるおおよそのレイアウトを表し、図1の上方が車体のフロント側、下側が車体のリア側に対応する。
図1の車載システムにおいては、車体上での電力伝送などに利用されるバックボーン幹線10がほぼT字形状に形成されている。このバックボーン幹線10は少なくとも1系統の電源線を含み、更に必要に応じてアース線や、通信線なども含むように構成される。
バックボーン幹線10は、車体の左右方向に延びる状態で配置された直線状部位10bと、車体の前後方向に延びる状態で配置された直線状部位10cとを含み、直線状部位10cの前方側の端部は、直線状部位10bの中央付近で直線状部位10bと連結されている。
また、バックボーン幹線10の端部10aは、電源線12を介して車載バッテリー11の正極側の端子と接続されている。図1の例では、車載バッテリー11の負極側は車体のアースと接続されている。
このバックボーン幹線10から分岐した状態で様々なケーブル等を接続できるように、複数の配電ボックス21、22、23、24、25が互いに分散した状態でバックボーン幹線10に接続してある。
例えば、図1に示した負荷15をバックボーン幹線10と接続する場合には、負荷15が属するモジュールの位置に最も近い場所に存在している配電ボックス24の下流側に負荷15を接続することになる。実際には、接続ケーブル17を用いて負荷15を接続する。更に、負荷15の通電制御を可能にするために、配電ボックス24と負荷15との間にモジュールドライバ16を接続する。
図1に示した例では、配電ボックス24とモジュールドライバ16とを接続する箇所において、配電ボックス24の筐体凹部24aと、モジュールドライバ16の筐体突出部16aとが着脱自在な状態で嵌合するような形状に形成されている。また、この嵌合部位を介して、配電ボックス24内の電源線24bからモジュールドライバ16に電源電力が供給される。
したがって、この例では配電ボックス24とモジュールドライバ16とを接続するための特別なケーブルは不要である。また、モジュールドライバ16の下流側と負荷15との間は接続ケーブル17を介して接続される。
<外観の具体例>
配電ボックスおよびモジュールドライバの外観の具体例を図2に示す。
図2に示した配電ボックス24は、複数のモジュールドライバ16A、16B、・・を接続できるように、4箇所の筐体凹部33A、33B、33C、および33Dを有している。また、筐体凹部33A~33Dに、それぞれ接続端子34A、34B、34C、および34Dが配置されている。また、これらの接続端子34A~34Dのそれぞれは、電源電力を供給するための少なくとも1つの電極を含んでいる。
一方、複数のモジュールドライバ16A、16Bの各々の筐体突出部16aは、筐体凹部33A~33Dと同等の寸法の突出形状を有している。したがって、図2に示すように、複数のモジュールドライバ16A、16Bの各々を、筐体凹部33A~33Dのいずれか1つに差し込んで嵌合させることができる。また、各モジュールドライバ16A、16Bの各々の筐体突出部16aの中に配置されている接続端子16fは、筐体突出部16aが筐体凹部33A~33Dのいずれかと嵌合したときに、接続端子34A~34Dのいずれかと接触し電気的に接続される。
したがって、モジュールドライバ16A、16Bの各々を、筐体凹部33A~33Dのいずれか1つに差し込めば、モジュールドライバ16A、16Bを配電ボックス24と一体化することができる。そのため、配電ボックス24と各モジュールドライバ16A、16Bとの間を接続する場合には、特別な接続ケーブルは不要である。
また、モジュールドライバ16A、16Bの下流側のコネクタ16eは、接続ケーブル17Aのコネクタ17aと接続することができる。したがって、接続ケーブル17Aなどを利用することにより、例えば図1に示した負荷15などをモジュールドライバ16A又は16Bの下流側に接続することができる。
<システムの特徴的な構成例-1>
配電ボックスおよびモジュールドライバを含むシステムの特徴的な構成例-1を図3に示す。
図3に示す構成においては、バックボーン幹線10がその途中で配電ボックス24と接続され、配電ボックス24内の電源線24bがバックボーン幹線10の電源線と電気的に接続されている。
また、電源線24bの下流側はリレー27を経由して、分岐部28で4つの系統に分岐し、各系統の下流側に電源線32A、32B、32C、および32Dがそれぞれ接続されている。つまり、バックボーン幹線10から供給される電源電力は、配電ボックス24の内部で4系統の電源線32A~32Dにそれぞれ分配される。なお、図3の構成において各系統の電源線32A~32Dにはヒューズが接続されていない。
図3の配電ボックス24の筐体には、図2に示したように系統毎に独立した4箇所の筐体凹部33A~33Dが存在している。また、図3に示したモジュールドライバ16A、16B、16C、16Dのそれぞれは、図2と同様に筐体凹部33A~33Dと嵌合可能な筐体突出部16aを有している。したがって、例えば図3に示したように、4つのモジュールドライバ16A~16Dを配電ボックス24の出力に直結し、配電ボックス24と一体化することができる。そのため、これらの間を接続するケーブルは不要である。
4つのモジュールドライバ16A~16Dの出力側は、それぞれ独立した接続ケーブル17A~17Dを介して負荷15A、15B、15C、および15Dと接続されている。また、モジュールドライバ16A~16Dの各々は、リレー16bおよびヒューズ16cを内蔵している。
モジュールドライバ16A~16D内部のリレー16bは、それぞれ負荷15A~15Dの通電のオンオフなどを制御可能にするために備わっている。また、モジュールドライバ16A~16D内部の各ヒューズ16cは、それぞれ負荷15A~15Dの箇所に過電流が流れた場合に、電流を遮断することにより下流側の接続ケーブル17A~17Dの電線が異常発熱して断線などが生じるのを防止するために設けてある。
図3に示したシステムにおいては、図5の構成に存在するヒューズ58A~58Dが不要になっている。すなわち、図3の構成においては配電ボックス24とモジュールドライバ16A~16Dとが直結されているので、これらの間を接続する電線(図5中の54)を保護する必要がない。
また、図3の構成においては、配電ボックス24とモジュールドライバ16A~16Dとを一体化することができるが、モジュールドライバ16A~16Dは配電ボックス24の外側に接続されるようになっているため、実際に接続する負荷15A~15Dの数に合わせて必要な数だけ接続することができる。したがって、負荷15A~15Dが例えば車両のオプション装備(例えばシートヒータなど)に相当するものである場合に、実際に搭載されたオプション装備の数に合わせて必要数だけモジュールドライバ16を接続することができる。つまり、使用されない余分なモジュールドライバ16の機能を配電ボックス24に装備する必要がないため、コストの低減や小型化が可能である。
なお、図3においては省略してあるが、実際には各モジュールドライバ16A~16D内のリレー16bを制御するために更に電気回路を付加する必要がある。このようなリレー16bを制御する電子制御ユニット(ボデーECU)は、例えば配電ボックス24に内蔵されるか又は外側に接続される。各モジュールドライバ16A~16D内のリレー16bと電子制御ユニットとを接続する回路は、筐体凹部33A~33Dと筐体突出部16aとの嵌合部を経由して接続されるようにしてもよいし、別系統の電線により接続されてもよい。
<システムの特徴的な構成例-2>
配電ボックスおよびモジュールドライバを含むシステムの特徴的な構成例-2を図4に示す。図4に示したシステムの構成は、図3に示した構成の変形例である。また、図4において図3と同一の構成要素は同一の符号を付けて示してある。
図4に示したシステムにおいては、配電ボックス24Bの出力側に4つのモジュールドライバ16E、16F、16G、および16Hが連結されている。これらのモジュールドライバ16E~16Hは、図3の場合と同様に、筐体突出部16aで配電ボックス24Bに直結される。
図4のモジュールドライバ16E~16Hは、半導体スイッチ素子16dを内蔵している。具体的には、半導体スイッチ素子16dとしてMOS型のスイッチングトランジスタ(FET)を採用している。
図4中の各半導体スイッチ素子16dは、図3中のリレー16bおよびヒューズ16cの両者と同等の機能を果たすことができる。すなわち、半導体スイッチ素子16dはリレーと比べて応答速度が速いので、負荷15A~15Dの通電制御にも利用できるし、過電流の遮断のために利用することもできる。したがって、モジュールドライバ16E~16Hにおいてはヒューズ16cは不要である。
なお、各半導体スイッチ素子16dをヒューズとして機能させるために、下流の各負荷15A~15D側に流れる過電流を検知して各半導体スイッチ素子16dを遮断するための制御回路が必要になるが、この制御回路は各モジュールドライバ16E~16Hに内蔵するか、又は電子制御ユニット側に配置することが想定される。
なお、図4に示した配電ボックス24Bは半導体スイッチ素子27Bを内蔵しているが、この半導体スイッチ素子27Bは省略することも可能である。すなわち、半導体スイッチ素子27Bのオンオフで実現する機能と同じ処理を、モジュールドライバ16E~16H内の半導体スイッチ素子16dで代わりに行うことが可能である。
なお、図2~図4に示した例では配電ボックス24の構造及び動作について説明しているが、図1に示した他の配電ボックス21、22、23、25についても配電ボックス24と同様に構成できる。
また、図2に示した例では各モジュールドライバ16A、16Bの筐体突出部16aと、配電ボックス24の筐体凹部33A~33Dとが嵌合することにより、これらが一体化するように構成してある。一方、モジュールドライバ16A、16Bが比較的小型、軽量の場合には、例えば接続端子16fと接続端子34A~34Dとの凹凸形状だけでこれらが嵌合し筐体が一体化するように構成することもできる。いずれにしても、図5中に示した電源線54を不要にすることで、配電ボックス24内にヒューズを配置する必要がなくなる。
ここで、上述した本発明の実施形態に係る車載電源分配装置の特徴をそれぞれ以下[1]~[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 車両上で入力側から供給される電源電力を複数系統に分配し、分配した電源電力を複数の負荷に系統毎に供給する車載電源分配装置であって、
少なくとも入力される電源電力を複数系統に分配する機能を搭載した配電ボックス(24)と、
前記配電ボックスの出力端子(接続端子34A~34D)と各負荷(15A~15D)との間に配置され、前記負荷に供給する電源電力の通電を制御可能なスイッチングデバイス(リレー16b、又は半導体スイッチ素子16d)を内蔵した、複数のモジュールドライバ(16A~16F)と、
を備え、
前記複数のモジュールドライバの筐体および前記配電ボックスの筐体は、前記複数のモジュールドライバの筐体の一部分を、前記配電ボックスの筐体に対して着脱可能に連結するための嵌合部(筐体凹部33A~33D、筐体突出部16a)をそれぞれ装備し、
前記モジュールドライバの筐体と前記配電ボックスの筐体とを連結した状態で、前記配電ボックス内の電気回路の出力と、前記モジュールドライバ内の電気回路の入力とが電気的に接続される、
ことを特徴とする車載電源分配装置。
[2] 前記モジュールドライバは、少なくとも、下流側に接続された負荷に過大な電流が流れるのを阻止するヒューズ機能(ヒューズ16c、又は半導体スイッチ素子16d)を有する、
ことを特徴とする上記[1]に記載の車載電源分配装置。
[3] 前記モジュールドライバは、内蔵した前記スイッチングデバイス(半導体スイッチ素子16d)を制御して、前記ヒューズ機能を実現する、
ことを特徴とする上記[2]に記載の車載電源分配装置。
[4] 前記配電ボックス(24)は、前記嵌合部(筐体凹部33A~33D)を複数箇所に有し、それぞれの前記嵌合部の近傍に、複数系統に分配されたそれぞれの電源電力を供給する前記出力端子(接続端子34A~34D)が配置される(図2参照)、
ことを特徴とする上記[1]乃至[3]のいずれかに記載の車載電源分配装置。
10 バックボーン幹線
10a 端部
10b,10c 直線状部位
11 車載バッテリー
12 電源線
15,15A,15B,15C,15D 負荷
16,16A,16B,16C,16D モジュールドライバ
16a 筐体突出部
16b リレー
16c ヒューズ
16d,27B 半導体スイッチ素子
16e コネクタ
16f 接続端子
17,17A,17B,17C,17D 接続ケーブル
17a コネクタ
21,22,23,24,24B,25 配電ボックス
24a,33A,33B,33C,33D 筐体凹部
24b 電源線
27 リレー
28 分岐部
32A,32B,32C,32D 電源線
34A,34B,34C,34D 接続端子
50 幹線
51 配電ボックス
52A,52B,52C,52D モジュールドライバ
52a リレー
52b ヒューズ
53A,53B,53C,53D 負荷
54,55,56 電源線
57A,57B,57C,57D 電源線
58A,58B,58C,58D ヒューズ

Claims (4)

  1. 車両上で入力側から供給される電源電力を複数系統に分配し、分配した電源電力を複数の負荷に系統毎に供給する車載電源分配装置であって、
    少なくとも入力される電源電力を複数系統に分配する機能を搭載した配電ボックスと、
    前記配電ボックスの出力端子と各負荷との間に配置され、前記負荷に供給する電源電力の通電を制御可能なスイッチングデバイスを内蔵した、複数のモジュールドライバと、
    を備え、
    前記複数のモジュールドライバの筐体および前記配電ボックスの筐体は、前記複数のモジュールドライバの筐体の一部分を、前記配電ボックスの筐体に対して着脱可能に連結するための嵌合部をそれぞれ装備し、
    前記モジュールドライバの筐体と前記配電ボックスの筐体とを連結した状態で、前記配電ボックス内の電気回路の出力と、前記モジュールドライバ内の電気回路の入力とが電気的に接続され、
    前記配電ボックスは、その内部に、上流側から前記電源電力が入力される単一の第1電源線と、前記第1電源線の下流側から分岐して複数の前記出力端子にそれぞれ独立して接続される複数の第2電線と、を備え、各前記第2電線には、ヒューズ及びリレーが介挿されておらず前記第1電源線には、リレーが介挿されている、
    ことを特徴とする車載電源分配装置。
  2. 前記モジュールドライバは、少なくとも、下流側に接続された負荷に過大な電流が流れるのを阻止するヒューズ機能を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載電源分配装置。
  3. 前記モジュールドライバは、内蔵した前記スイッチングデバイスを制御して、前記ヒューズ機能を実現する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の車載電源分配装置。
  4. 前記配電ボックスは、前記嵌合部を複数箇所に有し、それぞれの前記嵌合部の近傍に、複数系統に分配されたそれぞれの電源電力を供給する前記出力端子が配置される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車載電源分配装置。
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