JP7142483B2 - heating cooker - Google Patents
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Description
本発明は、加熱コイルと、加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路の駆動素子の熱を放熱するヒートシンクとを備えた加熱調理器に関する。
BACKGROUND OF THE
加熱コイルを備えた加熱調理器に対して、薄型化したいという要求がある。このような要求を背景として、高発熱素子及びこの高発熱素子が設置されたヒートシンクを、加熱コイルの外周に配置した加熱調理器が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この特許文献1は、加熱コイルとヒートシンクとに向かって、ファン装置から空気が吹き出される構造を開示している。
There is a demand to make a heating cooker equipped with a heating coil thinner. Against the background of such demands, there has been proposed a heating cooker in which a high-heat-generating element and a heat sink with the high-heat-generating element mounted thereon are arranged on the outer periphery of a heating coil (see, for example, Patent Document 1). This
特許文献1は、加熱コイルとヒートシンクとが平面視において重ならないように配置してヒートシンクの放熱面積を広くするなど、ヒートシンクの冷却性能を向上させるための提案をしている。しかし、特許文献1では、ファン装置からの冷却風をいかにして効率的に加熱コイル及びヒートシンクに導くかについて、具体的な考慮がなされていない。このため、特許文献1に記載の加熱調理器では、ファン装置からの冷却風が筐体内に拡散してしまい、ヒートシンクに適切に冷却風が供給されず、ヒートシンクが十分に冷却されないおそれがあった。そして、加熱コイル、ヒートシンク及びヒートシンクに設置された高発熱素子が冷却されない構造では、加熱調理器の薄型化も困難である。
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、加熱コイル及び加熱コイルの駆動素子に接続されたヒートシンクを冷却する性能を向上させる加熱調理器を提供するものである。 The present invention has been made against the background of the problems described above, and provides a heating cooker that improves the performance of cooling a heating coil and a heat sink connected to a driving element for the heating coil.
本発明に係る加熱調理器は、排気口が形成された第1筐体と、前記第1筐体の上に設けられたトッププレートと、前記トッププレートの下に設けられた加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路に含まれる駆動素子と、前記加熱コイルと上下に重ならない位置に設けられ、前記駆動素子に取り付けられたヒートシンクと、吹出口を有する送風機と、内部に流路を有し、前記流路に収容される前記ヒートシンクの少なくとも一部を上から覆う導風部とを備え、前記導風部の前記流路の出口は、前記排気口に接続されており、前記送風機、前記加熱コイル、前記ヒートシンク、及び前記排気口は、この順で直線上に配置されており、前記送風機の前記吹出口と前記流路の入口とは離間して配置され、前記直線上に、前記流路の入口及び前記流路の出口が配置されており、前記送風機の前記吹出口を出て前記第1筐体内に拡散した冷却風が、前記流路の入口に流入するように構成されているものである。 A heating cooker according to the present invention includes a first housing in which an exhaust port is formed, a top plate provided on the first housing, a heating coil provided under the top plate, and a drive element included in an inverter circuit that supplies high-frequency current to a heating coil; a heat sink provided at a position that does not overlap the heating coil and attached to the drive element; a blower having an outlet; an air guide section that has a passage and covers from above at least a part of the heat sink accommodated in the air passage, wherein an outlet of the air passage of the air guide section is connected to the exhaust port; The blower, the heating coil, the heat sink , and the exhaust port are arranged in this order on a straight line, and the blowout port of the blower and the inlet of the flow path are arranged apart from each other, and the straight line An inlet of the flow path and an outlet of the flow path are arranged above, and the cooling air diffused in the first housing from the outlet of the blower flows into the inlet of the flow path. It is composed of
本発明によれば、加熱コイル及びヒートシンクを冷却する性能を向上させることができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the performance which cools a heating coil and a heat sink can be improved.
以下、本発明に係る加熱調理器を、ビルトイン型の誘導加熱調理器に適用した場合の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本発明は、以下の各実施の形態に示す構成のうち、組合せ可能な構成のあらゆる組合せを含むものである。また、図面に示す加熱調理器は、本発明の加熱調理器が適用される機器の一例を示すものであり、図面に示された加熱調理器によって本発明の適用機器が限定されるものではない。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(たとえば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、これらは説明のためのものであって、本発明を限定するものではない。また、以下の説明において「上流側」、「下流側」というときには、冷却風の流れにおける上流側、下流側をいうものとする。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。なお、各図面では、各構成部材の相対的な寸法関係又は形状等が実際のものとは異なる場合がある。 DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS An embodiment in which a heating cooker according to the present invention is applied to a built-in induction heating cooker will be described below with reference to the drawings. The present invention is not limited to the following embodiments, and various modifications can be made without departing from the gist of the present invention. In addition, the present invention includes all possible combinations of the configurations shown in the following embodiments. Further, the heating cooker shown in the drawings is an example of equipment to which the heating cooker of the present invention is applied, and the applicable equipment of the present invention is not limited to the heating cooker shown in the drawings. . In addition, in the following description, terms representing directions (for example, “up”, “down”, “right”, “left”, “front”, “back”, etc.) are used as appropriate for ease of understanding. They are for illustrative purposes and are not intended to limit the invention. Further, in the following description, "upstream side" and "downstream side" refer to the upstream side and the downstream side in the flow of the cooling air. Also, in each figure, the same reference numerals denote the same or corresponding parts, which are common throughout the specification. In each drawing, the relative dimensional relationship, shape, etc. of each component may differ from the actual one.
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る加熱調理器100が設置されたキッチン家具200の斜視図である。図1に示すように、加熱調理器100は、キッチン家具200に組み込まれて使用される。キッチン家具200は、作業台として使用される平板状のキッチン天板201を有し、このキッチン天板201の上に、加熱調理器100のトッププレート1が露出している。キッチン家具200には、加熱調理器100の下側の位置に、収納庫202が設けられている。なお、本明細書において加熱調理器100の「前面」、キッチン家具200の「前面」というときには、加熱調理器100またはキッチン家具200の使用者と対向する面をいい、図1の例では収納庫202の扉側が、「前面」である。
FIG. 1 is a perspective view of
本実施の形態の加熱調理器100は、第1筐体10(図2参照)の中にグリル加熱庫を備えておらず、この第1筐体10がキッチン天板201に形成された開口に挿入されて、加熱調理器100がキッチン家具200に据え付けられる。なお、加熱調理器100の、キッチン天板201の開口に挿入される部分の厚みは、キッチン天板201の厚み203以下であることが望ましい。ここで、加熱調理器100の、キッチン天板201の開口に挿入される部分の厚みとは、本実施の形態ではトッププレート1の周囲に設けられた枠の裏面と第1筐体10(図2参照)の底の外表面との間の距離である。加熱調理器100の、キッチン天板201の開口に挿入される部分の厚みが、キッチン天板201の厚み203よりも大きいと、収納庫202の高さに制限が加わり、収納庫202の収納量を低減させてしまうからである。また、収納庫202内の収納物と加熱調理器100とが接触してしまうおそれもある。なお、キッチン家具の業界標準においては、キッチン天板201の前端の厚みは、40mmである。したがって、加熱調理器100の、キッチン天板201の開口に挿入される部分の厚みは、40mm以下とするのが望ましい。このようにすることで、収納庫202の収納量を確保し、また、収納庫202の収納物と加熱調理器100との接触を抑制できる。
図2は、実施の形態1に係る加熱調理器100の斜視図である。加熱調理器100は、第1筐体10を有し、この第1筐体10の上には被加熱物である調理容器が載置されるトッププレート1が設けられている。トッププレート1には、本実施の形態では2つの加熱口2が設けられている。なお、加熱口2の数は限定されず、1つあるいは3つ以上の加熱口2が設けられていてもよい。
FIG. 2 is a perspective view of the
加熱調理器100の後側には、第1筐体10からの排気を流出させる筐体排気口4(図4参照)の上を覆う排気口カバー5が設けられている。排気口カバー5には、通風可能な開口が設けられている。排気口カバー5に設けられる開口は、例えば、排気口カバー5の幅と同じかやや小さい幅のスリット状の開口とすることができる。
An
加熱調理器100の前側には、使用者からの操作入力を受け付ける操作部6が設けられている。操作部6は、たとえば、押しボタン、ダイヤルスイッチ、静電容量式タッチスイッチ等で構成される。トッププレート1の手前側には、表示部7が設けられている。表示部7は、液晶ディスプレイやLED等の視覚的に情報を報知する装置を有し、加熱調理器100の火力、タイマーの時間等の動作状態や、使用者が操作部6で入力するための選択肢、使用者への警告及び注意喚起の報知を行う。
An
図3は、実施の形態1に係る加熱調理器100の下側からの斜視図である。第1筐体10は、底板101を有する。また、第1筐体10は、四方の側壁として、前板102と、後板103(図6参照)と、左右一対の側板104を有し、これらで平面形状が矩形の箱形を成している。底板101には、底板101の前後方向の中心よりも前の位置に、筐体吸気口3が設けられている。筐体吸気口3は、本実施の形態では加熱口2と同数、すなわち2個設けられている。本実施の形態の筐体吸気口3は、底板101に形成された複数の穴で構成されているが、筐体吸気口3を構成する穴の数及び形状は図示のものに限定されない。
FIG. 3 is a perspective view from below of the
第1筐体10の後部には、カバー106が取り付けられている。カバー106は、第1筐体10の後板103(図6参照)を、後板103との間に空間を介して後方から覆う部材である。カバー106は、第1筐体10と概ね同じかやや小さい左右幅を有し、第1筐体10の高さと概ね同じ高さを有する。カバー106の底面には、排水口8が形成されている。排水口8は、第1筐体10内に浸入した吹きこぼれ液等の液体を、第1筐体10から排出するための開口である。本実施の形態の排水口8は、カバー106の左右端のそれぞれに設けられているが、排水口8の数及び位置は図示のものに限定されない。
A
図4は、実施の形態1に係る加熱調理器100の、トッププレート1及び排気口カバー5が取り外された状態の斜視図である。第1筐体10の中には、加熱口2と同数の加熱コイル9が設けられている。加熱コイル9は、第1筐体10内において左右に並んで配置されている。第1筐体10内には、前側から順に、送風機13と、加熱コイル9と、ヒートシンク12とが、配置されている。ヒートシンク12は、駆動素子11に熱的に接続されており、駆動素子11からの熱を放出する機能を有する。ヒートシンク12の少なくとも一部は、導風部14によって上から覆われている。送風機13、ヒートシンク12及び導風部14は、加熱コイル9の底面よりも下に配置されている。ヒートシンク12は、加熱コイル9と上下に重ならない位置に設けられている。
FIG. 4 is a perspective view of the
ここで、説明の便宜上、加熱コイル9、送風機13、導風部14、ヒートシンク12及びヒートシンク12に熱的に接続された駆動素子11をまとめて、ユニットと称する。本実施の形態では、第1筐体10内の左側に第1ユニットが、右側に第2ユニットが、並んで配置されており、第1ユニットと第2ユニットとは、それらを構成する部品の基本的な構造が同じである。さらに、送風機13及び導風部14は、第1ユニットと第2ユニットとで同一形状である。第1ユニットと第2ユニットを構成する部品を同一のものとすることで、製造コストの低減につながる。なお、本実施の形態では、第1ユニットと第2ユニットを構成する部品を説明するときには、第1ユニットのものであるか第2ユニットのものであるかを区別せずに説明する。ここで、第1ユニットと第2ユニットを構成する部品のすべてが同じ構造でなくてもよく、たとえば、2つの加熱口2同士で最大出力を異ならせる場合には、2つの加熱コイル9及び駆動素子11の仕様を異ならせてもよい。
Here, for convenience of explanation, the
左右方向における第1ユニットと第2ユニットとの間には、電源基板25と、制御基板26とが設けられている。本実施の形態では、制御基板26が前側、電源基板25が後側に位置するようにして、制御基板26と電源基板25とが前後に並んで配置されている。電源基板25は、駆動基板18を含む加熱調理器100の電気部品に電源を供給する回路が実装された基板である。制御基板26は、操作部6及び表示部7に接続され、操作部6からの入力に基づいて、表示部7並びに駆動基板18及び電源基板25に実装された回路を制御する。
A
第1筐体10の上端には、外側に向かって張り出すフランジ105が設けられている。第1筐体10の後側に位置するフランジ105には、第1筐体10内と連通する筐体排気口4が設けられている。筐体排気口4は、本実施の形態では加熱口2と同数、すなわち2個設けられている。本実施の形態の筐体排気口4は、左右方向に長い矩形の一つの穴で構成されているが、筐体排気口4を構成する穴の数及び形状は図示のものに限定されない。筐体排気口4から流出した第1筐体10内の空気は、排気口カバー5(図2、図5、図9参照)に設けられた開口を介して、排気される。なお、筐体排気口4及び排気口カバー5(図2、図5、図9参照)に設けられた開口の幅は、同等に近いのが好ましい。より好ましくは、排気口カバー5(図2、図5、図9参照)に設けられた開口の幅は、筐体排気口4の幅よりも大きいのが好ましい。このようにすることで、筐体排気口4から排気口カバー5の開口に至る排気の圧力損失が低減される。
A
図5は、実施の形態1に係る加熱調理器100の内部構造を説明する背面側斜視図である。図5は、トッププレート1、排気口カバー5及びフランジ105が取り外された状態の加熱調理器100を示している。カバー106の中には、2つの庇107が左右に並べて配置されている。庇107は、庇107の上側に位置する筐体排気口4から液体が浸入した際に、その液体をより後方へ導くための部材である。庇107は、カバー106の前側の壁に取り付けられており、その上面が前から後ろに向かって下降している。庇107の上に滴下した液体は、庇107の上面に導かれて、カバー106の後方に落下し、カバー106に形成された排水口8(図3参照)から流出する。
FIG. 5 is a back side perspective view for explaining the internal structure of the
図6は、実施の形態1に係る加熱調理器100の内部構造を説明する斜視図である。図6は、図5から、加熱コイル9、右側の送風機13及び右側の導風部14が取り外された状態を示している。
FIG. 6 is a perspective view illustrating the internal structure of cooking-by-
送風機13は、ファン131と、ファン131を収容するケーシング132とを有する。本実施の形態のファン131は遠心ファンであり、ケーシング132はファン131の外周を囲むスクロールケーシングである。ケーシング132の下面には、吸込口133が形成され(図12参照)、ケーシング132の後側には吹出口134が形成されている。本実施の形態のファン131は平面視で時計回り(右回り)に回転し、吹出口134はケーシング132の左側に設けられている。送風機13は、その吸込口133が、第1筐体10の底板101に形成された筐体吸気口3と対向するようにして、第1筐体10内に設置されている。
The
送風機13の吹出口134の開口面は、第1筐体10の底板101と直交する向きである。この送風機13の上側に配置される加熱コイル9(図4、図5参照)は、その底面が吹出口134の開口面を含む面と交差するようにして、配置される。送風機13の吹出口134は、加熱コイル9(図4、図5参照)の中心よりも前側に配置されている。
The opening surface of the
導風部14は、前後方向に延びる概ね直線状の流路を内部に有する。導風部14に設けられた流路には、本実施の形態では、収容されるヒートシンク12の数と同数の入口が設けられている。本実施の形態では、導風部14には、第1入口141と第2入口142とが設けられている。第1入口141及び第2入口142は、送風機13の吹出口134と対向している。なお、これ以降の説明において、第1入口141と第2入口142とを区別して説明する必要のないときには、単に導風部14の入口、あるいは流路140の入口、と称する。導風部14は、駆動基板18に実装された駆動素子11及びこの駆動素子11に熱的に接続されたヒートシンク12を、上方から覆う。導風部14は、たとえば合成樹脂又は金属で構成される。図6の例では、ヒートシンク12のすべてが導風部14によって上方から覆われているが、ヒートシンク12の一部、たとえば前側部分が、導風部14の流路の外に出ていてもよい。
The
駆動素子11は、加熱コイル9に高周波電流を供給するインバータ回路に含まれる、スイッチング素子などの発熱量の大きい素子である。駆動素子11は、たとえばIGBT及びダイオードブリッジを含む。
The
第1筐体10の後板103には、排気口21が形成されている。排気口21は、送風機13と同数、すなわち2個設けられている。排気口21は、第1筐体10の内側と外側とを連通させる開口である。排気口21は、冷却風の第1筐体10からの実質的に唯一の出口である。本実施の形態では、第1筐体10の後板103にカバー106が取り付けられているため、排気口21は、第1筐体10の内側とカバー106内に形成された排気風路20とを連通させている。本実施の形態の排気口21は、左右方向に長い矩形の一つの穴で構成されているが、排気口21を構成する穴の数及び形状は図示のものに限定されない。また図6の例では、排気口21の一部が、第1筐体10の後板103の内面に配置された閉塞板144によって塞がれている。
An
送風機13からの冷却風は、大まかには、導風部14内に流入し、導風部14に接続された排気口21を介してカバー106内の排気風路20に流入する。そして、筐体排気口4(図4)及び排気口カバー5(図5、図9参照)に設けられた開口を介して第1筐体10の外部に流出する。
The cooling air from the
図7は、実施の形態1に係る加熱調理器100の、導風部14及び駆動基板18の背面側斜視図である。本実施の形態の導風部14に設けられた流路140は、出口143を有する。導風部14の流路140は、図6で示したように第1入口141と第2入口142という2つの入口を有し、図7に示すように1つの出口143を有する。第1入口141及び第2入口142から流入した空気は、導風部14内の流路で合流し、出口143から流出する。
FIG. 7 is a rear side perspective view of the
駆動基板18は、基板ケース19に収容されている。基板ケース19は、たとえば合成樹脂で構成され、駆動基板18が載置される底とその周囲を囲む周壁とを有している。
The
図8は、実施の形態1に係る導風部14の下側からの斜視図である。導風部14の内部には、一対の側壁146及びこの側壁146間を接続する上壁147で囲まれた流路140が形成されている。この流路140の中に、ヒートシンク12及び駆動素子11が収容される(図6参照)。流路140は、第1入口141及び第2入口142から出口143に至るまで、直線的である。
FIG. 8 is a perspective view from below of the
出口143は、第1筐体10に設置されたときに、排気口21に接続される(図6参照)。出口143の開口の形状は、排気口21と同じであるか、あるいは排気口21よりも小さい形状である。本実施の形態では、出口143は排気口21よりも大きく、排気口21の領域のうち、出口143が排気口21に接続されたときに出口143の外側に位置する部分は、閉塞板144によって覆われる(図6参照)。すなわち排気口21と導風部14の出口143とは、概ね気密に接続される。
The
流路140内において、第1入口141と第2入口142との間には、第1遮蔽部145が設けられている。第1遮蔽部145の構成については後述する。
A
図9は、実施の形態1に係る加熱調理器100のトッププレート1が取り外された状態の平面図である。図10は、実施の形態1に係る加熱調理器100の、送風機13を通る横断面模式図である。図10において破線で示す幅W11及び幅W21は、送風機13の吹出口134の開口幅を示している。また、破線で示す幅W12及び幅W22は、導風部14の流路140の入口の幅を示している。本実施の形態では、第1入口141と第2入口142とが設けられているため、第1入口141と第2入口142の最も遠い端部同士の間の幅を、幅W12又は幅W22としている。
FIG. 9 is a plan view of
図9に示すように、第1ユニットの送風機13、加熱コイル9及び導風部14は、前側から後側に向かって、この順で直線上に配置されている。また、第2ユニットの送風機13、加熱コイル9及び導風部14も、前側から後側に向かって、この順で直線上に配置されている。
As shown in FIG. 9, the
図10に示すように、第1ユニットの送風機13の吹出口134の幅W11を直線的に延長した領域の半分以上が、流路140の幅W12の領域と重なっている。また、第2ユニットの送風機13の吹出口134の幅W21を直線的に延長した領域のすべてが、流路140の幅W22と重なっている。より詳しくは、幅W21を直線的に延長した領域は、流路140の幅W22の範囲に収まっている。このような配置とすることで、送風機13の吹出口134から直線的に吹き出された冷却風は、その多くが直進し、第1入口141又は第2入口142を介して流路140に流入することができる。送風機13から導風部14の流路140まで冷却風が直線的に流れることで、冷却風の圧力損失が少なくなる。このため、冷却風量が相対的に増加され、流路140内に配置されるヒートシンク12の冷却性能を高めることができる。また、送風機13の騒音が低減される。
As shown in FIG. 10 , more than half of the linearly extended area of the width W11 of the
図11は、実施の形態1に係る導風部14の近傍の構造を説明する模式図である。図11は、導風部14及び導風部14の下側に配置される部品を正面視した状態を示している。導風部14の流路140内には、ヒートシンク12が収容されている。ヒートシンク12は、板状の複数のフィン121を備えている。複数のフィン121は、互いに間隔をあけて配置されている。フィン121は、平板面が前後方向に沿うようにして配置されている。すなわち、フィン121の平板面の延びる方向と、流路140の入口(第1入口141及び第2入口142)と出口143とを結ぶ方向(図10参照)とは、一致している。このため、流路140内を流れる冷却風は、フィン121の平板面に沿って流れ、フィン121を効率的に冷却する。
FIG. 11 is a schematic diagram illustrating the structure in the vicinity of the
フィン121の下側に、駆動素子11が熱的に接続されている。冷却風が隣接するフィン121同士の間を通過すると、駆動素子11からの熱は、フィン121を介して、フィン121同士の隙間を通る冷却風に放出される。これにより、駆動素子11が冷却される。
The
本実施の形態では、導風部14内に2つのヒートシンク12が配置されている。2つのヒートシンク12同士の間には、第1遮蔽部145が設けられている。第1遮蔽部145は、隣り合うヒートシンク12同士の間を冷却風が流れるのを防ぐ部材である。図11に示す第1遮蔽部145は、板状の部材であり、その平板面が冷却風の流れに対向するように配置されている。第1遮蔽部145は、2つのヒートシンク12の間の空間を塞いでいる。なお、本実施の形態では、第1遮蔽部145が、導風部14を構成する部材の一部で形成されている例を示すが、導風部14とは別部材で第1遮蔽部145が構成されていてもよい。
In this embodiment, two
図11において、隣り合うフィン121とフィン121との間の距離を、距離G1で示している。また、ヒートシンク12の上端、すなわちフィン121の上端と導風部14の上壁147の内面との間の距離を、距離G2で示している。また、最も側壁146に近い位置にあるフィン121と側壁146の内面との間の距離を、距離G3で示している。距離G2及び距離G3は、距離G1よりも短い。すなわち、ヒートシンク12と導風部14の内面との間の距離(G2及びG3)は、フィン121同士の間の距離G1よりも短い。このため、流路140に流入した冷却風は、ヒートシンク12と導風部14の内面との間を流れにくくなり、冷却風は専らフィン121とフィン121との間を流れる。ヒートシンク12と導風部14の内面との隙間を冷却風が流れたとしても、その冷却風による駆動素子11の冷却効果は限定的である。しかし、図12のような距離G1、G2、G3の寸法関係を採用することで、駆動素子11の冷却に効果的な、フィン121とフィン121との間を冷却風がより多く流れるため、駆動素子11の冷却効果を高めることができる。
In FIG. 11, the distance between
図12は、実施の形態1に係る加熱調理器100の、前後方向における縦断面模式図である。図12では、送風機13の吹出口134を通る断面を示している。図12に示す破線矢印は、冷却風の流れを概念的に示したものである。筐体吸気口3、送風機13の吸込口133、吹出口134、加熱コイル9、導風部14の第2入口142、ヒートシンク12、導風部14の出口143、及び排気口21は、トッププレート1に垂直な一つの断面上にある。すなわち、前後方向に延びる直線上に、これらの構成が配置されている。
FIG. 12 is a longitudinal cross-sectional schematic diagram of the
図12を参照して、冷却風の流れを説明する。送風機13のファン131が回転すると、筐体吸気口3に対向するようにして配置された送風機13の吸込口133から、ケーシング132内に空気が吸い込まれる。本実施の形態では筐体吸気口3は第1筐体10の前後方向の中心よりも前に配置されているため、キッチン家具200の外側にある比較的低い室温の空気が筐体吸気口3から吸い込まれやすい。筐体吸気口3及び吸込口133から吸い込まれた比較的低温の空気は、ファン131によって冷却風として吹出口134から送出される。
The flow of cooling air will be described with reference to FIG. When the
ファン131の吹出口134から出た冷却風は、実質的に第1筐体10からの唯一の出口である排気口21に向かって流れる。吹出口134から出た冷却風は、第1筐体10内に拡散しながら流れるが、上記のように吹出口134と排気口21とは直線上にあるため、吹出口134から排気口21に向かって冷却風が概ね直進することになる。拡散しながら流れる冷却風は、排気口21に至るまでの過程において、駆動基板18の上に配置されている加熱コイル9に衝突して、熱伝達によって加熱コイル9を冷却する。このとき、加熱コイル9の周囲に配置されるフェライト等の部品も併せて冷却される。加熱コイル9及びその周辺部品が冷却されることで、加熱コイル9及びその周辺部品の温度上昇に伴う機能低下及び損傷が抑制される。
The cooling air emitted from the
拡散しながら後方へ向かって流れる冷却風は、実質的に第1筐体10からの唯一の冷却風の出口である排気口21の上流側に位置する導風部14に向かう。そして、冷却風は、導風部14の第2入口142を介して導風部14内に流入し、導風部14内のヒートシンク12を冷却する。送風機13から送出された冷却風は、後方へ向かって拡散しながら流れ、最終的にはすべて導風部14の流路140内を通過し、流路140内を通過する過程でヒートシンク12を冷却する。冷却風のすべてが、ヒートシンク12の冷却に用いられるので、ヒートシンク12の冷却効率を高めることができる。ヒートシンク12が冷却されることで、ヒートシンク12に熱的に接続された駆動素子11が冷却され、駆動素子11の温度上昇による機能低下及び損傷が抑制される。
The cooling air flowing rearward while diffusing is substantially directed to the
ヒートシンク12を冷却した冷却風は、導風部14の出口143及び排気口21を介して、第1筐体10の外へ出る。第1筐体10の外側であって排気口21と対向する位置には、カバー106が設けられている。排気風路として機能するこのカバー106の中を通った冷却風は、筐体排気口4及び排気口カバー5に形成された開口を介して加熱調理器100の外へ流出する。
The cooling air that has cooled the
本実施の形態によれば、筐体吸気口3、送風機13の吸込口133、吹出口134、加熱コイル9、導風部14の入口(第1入口141及び第2入口142)、ヒートシンク12、導風部14の出口143、及び排気口21は、直線上に配置されている。このため、送風機13の吹出口134から送出された冷却風は、吹出口134から出た後に拡散しても、導風部14の入口に集まって導風部14内の流路140に流入する。そして、流路140内のヒートシンク12の周囲を冷却風が通過する。このように、送風機13から送出された冷却風のすべてが、排気口21から出る前に導風部14内のヒートシンク12の周囲を通過するため、ヒートシンク12を効果的に冷却することができる。また、送風機13から導風部14に至る冷却風の風路上に、加熱コイル9が配置されている。このため、送風機13から導風部14に向かう冷却風によって、加熱コイル9が効果的に冷却される。このように、ヒートシンク12及び加熱コイル9を冷却する性能が向上するので、加熱調理器100の特に第1筐体10を薄型化することができる。
According to the present embodiment, the
図10で示したように、吹出口134と導風部14の入口(第1入口141及び第2入口142)とは、幅方向においても少なくとも一部が重複している。より好ましくは、正面視された状態において、吹出口134の幅の半分以上の領域が、導風部14の入口と重なっている。このため、送風機13の吹出口134から送出された冷却風は、直線的に導風部14内に流入する。吹出口134から導風部14に至るまでの冷却風の圧力損失が抑制されるため、ヒートシンク12に供給される冷却風量が増加し、ヒートシンク12を冷却する冷却性能が高まる。冷却性能が高まることで、送風機13の騒音を低減させることができる。また、送風機13の吹出口134と導風部14の入口(図12では第2入口142)との上下方向の位置関係をみると、両者はその高さ方向において少なくとも一部が重複している。吹出口134が正面視された状態において、吹出口134の開口面の半分以上の領域が、導風部14の入口(第1入口141及び第2入口142)と重なっているのが好ましい。このようにすることで、吹出口134から導風部14に至るまでの冷却風の圧力損失を抑制する効果が高まる。
As shown in FIG. 10, the
また、本実施の形態では、導風部14内に複数のヒートシンク12が並列に配置されている。そして、隣り合うヒートシンク12同士の間は、第1遮蔽部145によって塞がれている。したがって、ヒートシンク12とヒートシンク12との間には冷却風が流れず、冷却風はヒートシンク12それぞれのフィン121の周囲のみを流れる。ヒートシンク12の冷却に効果的な領域を冷却風が流れるため、ヒートシンク12の冷却効果を高めることができる。第1遮蔽部145は、合成樹脂等の電気的絶縁性の高い材料で構成されるのが好ましい。このようにすることで、隣り合うヒートシンク12とヒートシンク12との電気的絶縁性が高められ、短絡等の不具合が軽減されて加熱調理器100の品質及び信頼性が高まる。
Moreover, in the present embodiment, a plurality of
また、本実施の形態では、導風部14の流路140には、収容される2つのヒートシンク12と同数の入口(第1入口141及び第2入口142)が設けられ、一つの出口143が設けられている。そして、流路140のうち、ヒートシンク12の下流側の部分は、出口143に連なる一つの流路として形成されている。このため、複数のヒートシンク12それぞれの周囲を通過した冷却風は、ヒートシンク12の下流側において合流し、出口143を介して流路140から流出する。ヒートシンク12を通過した後の流路140の断面積が相対的に広くなるため、ヒートシンク12の通過後は冷却風の風速が低くなり、冷却風の圧力損失が低減される。
Further, in the present embodiment, the
実施の形態2.
本実施の形態では、実施の形態1で説明した構成に対し、導風効果を高めるための部材をさらに加えた構成例を説明する。本実施の形態では、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
In the present embodiment, a configuration example will be described in which a member for enhancing the wind guide effect is added to the configuration described in the first embodiment. In this embodiment, differences from the first embodiment will be mainly described.
図13は、実施の形態2に係る加熱調理器100の、トッププレート1が取り外された状態の斜視図である。図14は、実施の形態2に係る導風部14の下側からの斜視図である。本実施の形態の加熱調理器100には、第2遮蔽部15が設けられている。第2遮蔽部15は、ヒートシンク12の下側に取り付けられる駆動素子11(図11参照)の前側に設けられ、駆動素子11を送風機13の吹出口134に対して覆う部材である。送風機13からの冷却風の流れ方向において、駆動素子11の上流側に、第2遮蔽部15が設けられている。第2遮蔽部15は、本実施の形態では平板状の部材であり、平板面の一方が送風機13側、他方が駆動素子11側を向くようにして配置されている。なお、本実施の形態の第2遮蔽部15は、導風部14と一体の部材として設けられているが、第2遮蔽部15は導風部14とは別の部材として設けられていてもよい。
FIG. 13 is a perspective view of
図15は、実施の形態2に係る加熱調理器100の内部構造を説明する斜視図である。図15は、図13から、操作部6、表示部7、加熱コイル9、フランジ105及び排気口カバー5が取り外された状態を示している。図16は、実施の形態2に係る加熱調理器100の、内部構造を説明する平面図である。図16は、図15の平面図である。図17は、実施の形態2に係る加熱調理器100の、前後方向における縦断面模式図である。図17は、図16のA-A位置における加熱調理器100の断面である。
FIG. 15 is a perspective view illustrating the internal structure of
送風機13の吹出口134には、第2導風部16が設けられている。第2導風部16は、送風機13の吹出口134から送出される冷却風を方向付けるための部材である。第2導風部16は、第1壁161と、第2壁162と、第3壁163とを有する。
A second
図15、図16及び図17に示すように、第1壁161は、吹出口134から後方すなわち導風部14に向かって延びる板状の部材である。第1壁161の平板面は、上に向いている。図17に示すように、第1壁161の下端は、吹出口134の下縁に接続されている。第1壁161の上面は、吹出口134から離れるほど上昇している。本実施の形態では、このような第1壁161を備えているため、吹出口134から送出される冷却風は、第1壁161の上面に導かれて、上方に向かって進む。このため、吹出口134よりも上方にある加熱コイル9に向かう冷却風が形成され、加熱コイル9の冷却効率を高めることができる。冷却風は、加熱コイル9の底面に対して交差する向きで衝突するので、冷却風の衝突噴流熱伝達の効果により、加熱コイル9の冷却効率が高まる。
As shown in FIGS. 15, 16 and 17, the
吹出口134の開口面に対して、第1壁161の上面がなす角度を、図17ではθで表している。角度θは、45度以下であることが好ましい。このように構成することで、第1壁161の上面に導かれる冷却風が、加熱コイル9の底面に衝突する角度は、水平よりも垂直により近づく。したがって、冷却風の衝突噴流熱伝達の効果が高まり、加熱コイル9の冷却効率を高めることができる。
The angle formed by the upper surface of the
図15及び図16に示すように、第2壁162は、上下に起立し、吹出口134の側方の縁から後方すなわち導風部14に向かって延びる板状の部材である。第2壁162の前端、すなわち冷却風の流れ方向において上流側の端部は、吹出口134の左右の縁のうち、第1筐体10の左右の中心に近い方の縁に接続されている。図16に示すように平面視の状態において、第2壁162は、吹出口134から離れるほど、第1筐体10の中心に近い方の縁の外側に向かって傾斜している。すなわち第2壁162は、吹出口134から送出される冷却風を、吹出口134の幅の範囲内よりも外側に導く。
As shown in FIGS. 15 and 16 , the
本実施の形態では、第1筐体10内において左右の側板104に近い位置に、第1ユニットと第2ユニットが配置されている。このため、第1筐体10内の左右の中心付近は、熱がこもりやすい。しかし、本実施の形態では第2壁162によって送風機13からの冷却風が第1筐体10内の左右の中心付近に導かれるため、この中央付近の熱を冷却風で排出することができる。なお、実施の形態1と同様に、実質的に第1筐体10内からの冷却風の唯一の出口は、導風部14の出口143に接続された排気口21である。したがって、第2壁162によって第1筐体10の中央に導かれた冷却風も、導風部14に集まって排気口21から流出する。
In the present embodiment, the first unit and the second unit are arranged at positions near the left and
図15及び図16に示すように、第3壁163は、上下に起立し、吹出口134の側方の縁から後方すなわち導風部14に向かって延びる板状の部材である。第3壁163の前端、すなわち冷却風の流れ方向において上流側の端部は、吹出口134の左右の縁のうち、第1筐体10の側板104に近い方の縁に接続されている。図16に示すように平面視の状態において、第3壁163は、吹出口134から後方に向かってまっすぐに延びている。第3壁163は、第1筐体10の側板104と概ね平行である。送風機13から送出された冷却風は、第3壁163に導かれて直進する。このため、吹出口134と対向する位置にある導風部14及び導風部14内のヒートシンク12に、冷却風を圧力損失の少ない状態で供給することができる。
As shown in FIGS. 15 and 16 , the
図17に示すように、冷却風の流れ方向において駆動素子11の上流側には、第2遮蔽部15が設けられている。第2遮蔽部15は、駆動素子11を、送風機13の吹出口134に対して覆っている。このため、送風機13から送出された冷却風は、駆動素子11が設置された空間、すなわちヒートシンク12の下側には流入しない。このように、第2遮蔽部15を設けることで、駆動素子11の冷却への寄与度合いが低い冷却風の流れを抑制し、ヒートシンク12という駆動素子11の冷却に寄与する部品により多くの冷却風を供給することができる。このため、効率よく駆動素子11が冷却される。
As shown in FIG. 17, a
実施の形態3.
本実施の形態は、加熱庫50を備えた点が、実施の形態1、2と異なる。本実施の形態では、実施の形態1、2との相違点を中心に説明する。また、本実施の形態では、平面視で左右に配置された第1ユニット及び第2ユニットを構成する部材のうちの一部の部材は、構造又は配置が第1ユニットと第2ユニットとで異なる。第1ユニットと第2ユニットとで異なる構成を有するものを区別して説明するため、第1ユニットに属するものには添え字Aを付け、第2ユニットに属するものには添え字Bを付ける。また、本実施の形態は、実施の形態1、2のそれぞれと組み合わせることができる。
This embodiment differs from
図18は、実施の形態3に係る加熱調理器100が設置されたキッチン家具200の斜視図である。図18に示すように、加熱調理器100は、キッチン家具200に組み込まれたときにキッチン天板201よりも下側となる位置に、加熱庫50を備える。加熱庫50は、前面側に扉51を有し、加熱庫50内には加熱装置を備える。加熱装置の具体例としては、抵抗発熱体、誘導加熱コイル、マイクロ波加熱装置、又は過熱水蒸気が挙げられる。加熱庫50は、たとえば、グリル庫、電子レンジ、あるいは炊飯器として利用されうる。また、加熱庫50の左側には操作部28を備え、右側には操作部29を備える。操作部28及び操作部29は、加熱庫50における操作指示を入力するための装置である。
FIG. 18 is a perspective view of
図19は、実施の形態3に係る加熱調理器100の内部構造を説明する斜視図である。図19は、トッププレート1及び排気口カバー5が取り外された状態の加熱調理器100を示している。第1筐体10の下側には、加熱庫50を収容した第2筐体40が設けられている。第2筐体40の前部には、第2筐体吸気口41が形成されている。また、第2筐体40の前側には、操作部28及び操作部29の周囲を覆う操作部カバー42が取り付けられている。
FIG. 19 is a perspective view illustrating the internal structure of cooking-by-
本実施の形態では、第1ユニットの送風機13Aと第2ユニットの送風機13Bとを区別して表している。また、第1ユニットには、ダクト30Aが設けられ、第2ユニットには、ダクト30Bが設けられている。これらの構造及び配置については後述する。
In this embodiment, the
図20は、実施の形態3に係る加熱調理器100の、内部構造を説明する斜視図である。図20は、図19から加熱コイル9、第1筐体10の上側の部品及び操作部カバー42が取り外された状態を示している。第2筐体吸気口41は、第2筐体40の上板401と前板402の双方に、設けられている。本実施の形態の第2筐体吸気口41は、複数の丸穴で構成されているが、第2筐体吸気口41を構成する穴の数及び形状は、図示のものに限定されない。前述の図19に示した操作部カバー42は、前板402に形成された第2筐体吸気口41との間に隙間が形成されるようにして取り付けられ、この隙間及び第2筐体吸気口41を介して、空気が第2筐体40の中に吸い込まれる。前板402は、操作部カバー42で覆われるため、第2筐体吸気口41の総開口面積を大きくしても外観を損なうことがない。このため、第2筐体吸気口41の総開口面積を大きくして吸気に伴う圧力損失を低減することができ、かつ加熱調理器100の前面側の意匠性を高めることができる。
FIG. 20 is a perspective view illustrating the internal structure of
送風機13Aと送風機13Bとは、基本的な構造は同じであるが、設置された向きが異なる。具体的には、送風機13Aの吹出口134Aは、実施の形態1及び実施の形態2と同様に導風部14と対向するように開口している。他方、送風機13Bの吹出口134Bは、吹出口134Aに対して平面視において90度左側に回転させた向きで、開口している。すなわち、吹出口134Bは、後ではなく左を向いている。
The
送風機13Aの吹出口134Aには、ダクト30Aが接続されている。ダクト30Aは、送風機13Aからの冷却風を、第1ユニットの導風部14に導く。送風機13Bの吹出口134Bには、ダクト30Bが接続されている。ダクト30Bは、送風機13Bからの冷却風を、第2ユニットの導風部14に導く。ダクト30Aとダクト30Bとは、冷却風を導風部14に導くという機能においては同じであるが、その形状が異なっている。
A
ダクト30Aの第1端部301Aは、送風機13Aの吹出口134Aの一部に接続され、第2端部302Aは、導風部14の第1入口141及び第2入口142と対面する位置に配置されている。より詳しくは、第2端部302Aは、導風部14の第1入口141及び第2入口142の下側部分と対面する位置に配置されている。第2端部302Aの高さ位置は、導風部14の入口の上端よりも低い位置にある。ダクト30Aの流路は、第1端部301Aから導風部14に向かって後方へ直線状に延び、導風部14の手前側において幅方向に広がる形状を有している。第2端部302Aの幅は、導風部14の幅と概ね等しい。したがって、送風機13Aの吹出口134Aから送出され、第1端部301Aからダクト30A内に流入した冷却風は、ダクト30A内を流れ、第2端部302Aから流出する。第2端部302Aから流出した冷却風は、対向する位置にある導風部14の入口から導風部14内に流入する。
A
ダクト30Bの第1端部301Bは、送風機13Bの吹出口134Bに接続され、第2端部302Bは、導風部14の入口と対面する位置に配置されている。より詳しくは、第2端部302Bは、導風部14の入口の下側部分と対面する位置に配置されている。第2端部302Bの高さ位置は、導風部14の入口の上端よりも低い位置にある。ダクト30Bの流路は、第1端部301Bから直線状に延び、概ね90度曲がり、導風部14に向かって後方へ直線状に延び、導風部14の手前側において幅方向に広がる形状を有している。第2端部302Bの幅は、導風部14の幅と概ね等しい。なお、後述の図24で示すように、ダクト30Bは、第1端部301Bと第2端部302Bとの間において、冷却風の一部を分流させる構成を有している。送風機13Bの吹出口134Bから送出され、第1端部301Bからダクト30B内に流入した冷却風は、ダクト30B内を概ね90度曲がった方向に進み、第2端部302Bから流出する。第2端部302Bから流出した冷却風は、対向する位置にある導風部14の入口から導風部14内に流入する。ダクト30B内に曲がった流路を構成する壁のうち、流路の曲げ中心から遠い側の側壁は、曲面で構成されている。ダクト30Bの曲がりを曲面で構成することで、流路を流れる冷却風の圧力損失を低減することができる。圧力損失を低減することで、送風機13Bの騒音を低減することができる。
A
図21は、実施の形態3に係る加熱調理器100の下側からの斜視図である。第1筐体10は、実施の形態1と同じ構成である。前述の図20に示した第2筐体40は、この第1筐体10の下側に取り付けられる。第1筐体10の下側に第2筐体40を設けなければ、構造的には実施の形態1、2で示した薄型のビルトイン加熱調理器を得ることもできる。このため、実施の形態1、2のような薄型の加熱調理器100と、実施の形態3の加熱庫50を備えた加熱調理器100の、両方を製造する場合であっても、第1筐体10を共用できるため、製造コストを低減することができる。
FIG. 21 is a perspective view from below of the
カバー106は、実施の形態1とは異なり、下面に開口108を有する。この開口108は、カバー106内に形成される排気風路20と、第2筐体40の内部とを連通させるためのものである。第2筐体40からの排気は、この開口108を介してカバー106内の排気風路20に流入する。カバー106は、第1筐体10に対してねじ等によって着脱可能に取り付けられるのが好ましい。このようにすることで、第2筐体40が取り付けられる場合(本実施の形態)と、第2筐体40が取り付けられない場合(実施の形態1、2)とで、共通の第1筐体10を用いながら必要な排気を実現することができる。
Unlike the first embodiment,
図22は、実施の形態3に係る第2筐体40の斜視図である。加熱庫50の後部には、加熱庫排気ダクト52が設けられている。加熱庫排気ダクト52は、加熱庫50内と連通し、加熱庫50内の排気を外部に導く。加熱庫排気ダクト52は、カバー106の開口108(図21参照)を介して、排気風路20と連通する。
22 is a perspective view of the
第2筐体40の前側には、左右に吸気風路43が設けられている。吸気風路43は、第2筐体40の第2筐体吸気口41と連通し、第2筐体吸気口41から吸い込まれた冷却風の一部を、第1筐体10の筐体吸気口3(図21参照)に導く。本実施の形態の吸気風路43は、底と、この底から起立する壁によって囲まれた空間である。第2筐体40の吸気風路43により導かれる冷却風は、専ら第1筐体10内の冷却に用いられる。なお、図22に符号41aで示すように、第2筐体40の側面にも第2筐体吸気口41aを設けてもよい。
図23は、実施の形態3に係る加熱調理器100の内部構造を説明する平面図である。図23は、トッププレート1及び排気口カバー5が取り外された状態の加熱調理器100を示している。左側の送風機13Aと右側の送風機13Bとは、基本的な構造は同じであるが、配置されている向きが異なる。右側の送風機13Bは、平面視で反時計回り(左回り)に、送風機13Aを90度回転させたのと同じ向きである。
FIG. 23 is a plan view illustrating the internal structure of
ダクト30Aの冷却風の出口である第2端部302Aの幅は、導風部14の入口の幅と概ね等しい。また、ダクト30Bの冷却風の出口である第2端部302Bの幅は、導風部14の入口の幅と概ね等しい。このため、第2端部302A又は第2端部302Bから流出した冷却風は、導風部14の幅方向の全体に流入する。したがって、導風部14内に配置されるヒートシンク12の幅方向に亘って冷却風が供給され、ヒートシンク12がむらなく冷却される。
The width of the
また、ダクト30Aの冷却風の出口である第2端部302Aと、導風部14の第1入口141及び第2入口142とは、近接しており、より好ましくは接触している。このように、第2端部302Aと、導風部14の第1入口141及び第2入口142との間の隙間を少なくすることで、第2端部302Aから流出した冷却風が導風部14内に流入するまでに拡散しにくい。ここで、第2端部302Aから流出した冷却風が拡散すると、拡散した冷却風は周囲からの伝熱によって高温化し、そうなると導風部14内に流入する冷却風も高温化してヒートシンク12の冷却効率が低下してしまう。しかし、本実施の形態によれば、第2端部302Aと導風部14との間で冷却風の拡散が抑制されるので、ダクト30Aによって導かれた低温の冷却風が導風部14内に供給される。したがって、導風部14内に配置されるヒートシンク12の冷却効率を高めることができる。このことは、ダクト30Bの第2端部302Bについても同様に当てはまる。
In addition, the
図24は、実施の形態3に係る加熱調理器100の、横断面模式図である。図24は、ダクト30A及びダクト30Bを通る水平断面を示している。前述したように、右側の送風機13Bは、送風機13Aを基準にすると反時計回りに90度回転させた向きであるが、このような構成を採用しているのは、送風機13Bを第1筐体10の右側の側板104に寄せるのが目的である。送風機13Bを右側の側板104に寄せることで、送風機13Bの吸込口133B(図28参照)も右側の側板104に近づく。そうすると、吸込口133Bと連通する筐体吸気口3及び第2筐体吸気口41も、右側の側板104に近い位置に形成することができる。第2筐体吸気口41を、右側の側板104に近い位置に配置すると、第2筐体40内の左右の中央付近への部品の配置の自由度が高まる。このため、第2筐体40の左右の中央付近に、左右幅の広い加熱庫50を配置することも可能になる。
FIG. 24 is a schematic cross-sectional view of cooking-by-
送風機13Aの吹出口134Aには、第2導風部16Aが設けられている。実施の形態1の第2導風部16は、吹出口134の幅方向の全体に亘って設けられていたが、本実施の形態の第2導風部16Aは、吹出口134Aの幅方向の一部に設けられている。図24に示されるように、吹出口134Aの幅方向の一部にダクト30Aの第1端部301Aが接続され、残りの部分に第2導風部16Aが接続されている。
A second
第2導風部16Aは、その幅が実施の形態1の第2導風部16と比べて短い。しかし、第2導風部16Aの第1壁161A、第2壁162A及び第3壁163Aの構造及び機能は、実施の形態1の第2導風部16の第1壁161、第2壁162及び第3壁163と同じである。
The width of the second
送風機13Aの吹出口134Aから送出された冷却風の一部は、ダクト30A内を流れ、他の一部は、第2導風部16Aに導かれてダクト30Aの外側を流れる。
A part of the cooling air sent from the
第2導風部16Bの第1壁161B、第2壁162B及び第3壁163Bの構造及び機能は、第2導風部16Aの第1壁161A、第2壁162A及び第3壁163Aの構造及び機能と同じである。第2導風部16Bは、接続対象が、第2導風部16Aと異なる。具体的には、ダクト30Bは、直線状の流路の一部から分岐した第3端部303Bを有している。第3端部303Bは、ダクト30B内を流れる冷却風を、第2導風部16Bに導く開口である。第2導風部16Bは、ダクト30Bの第3端部303Bに接続されている。
The structures and functions of the
送風機13Bの吹出口134Bから送出された冷却風はダクト30B内を流れ、冷却風の一部はそのままダクト30B内を流れ、他の一部は第2導風部16Bに導かれてダクト30Bの外側を流れる。
The cooling air sent out from the
図25は、実施の形態3に係る加熱調理器100の、ダクト30Aを通る位置における前後方向の縦断面模式図である。図25は、図24のB-B位置における加熱調理器100の断面を示している。図25において、冷却風の流れを破線矢印で概念的に示している。送風機13Aが動作すると、上板401及び前板402に設けられた第2筐体吸気口41に空気が吸い込まれる。第2筐体吸気口41から吸い込まれた空気は、吸気風路43及び筐体吸気口3を介して送風機13Aに吸い込まれる。送風機13Aに吸い込まれた空気は、冷却風として送風機13Aから送出される。送風機13Aから送出された冷却風は、ダクト30Aを通って後方へ直進し、第2端部302A及び第1入口141を介して導風部14内に流入する。導風部14内に流入した冷却風の作用は、実施の形態1で述べたとおりである。第2筐体吸気口41を介して、加熱調理器100の前面側の比較的低温の空気を吸い込むことができ、この低温の空気で第1筐体10内を効率よく冷却できる。
FIG. 25 is a schematic vertical cross-sectional view of the
また、本実施の形態の加熱調理器100の、キッチン天板201の開口に挿入される部分の厚みD1は、キッチン天板201の厚み203以下であることが望ましい。本実施の形態における厚みD1は、トッププレート1の周囲に設けられた枠の裏面と第1筐体10の底の外表面との間の距離である。なお、キッチン家具の業界標準においては、キッチン天板201の厚みは、40mmである。したがって、加熱調理器100の、キッチン天板201の開口に挿入される部分の厚みは、40mm以下とするのが望ましい。
Moreover, it is desirable that the thickness D1 of the portion of the
図26は、実施の形態3に係る加熱調理器100の、第2導風部16Aを通る位置における前後方向の断面模式図である。図26は、図24のC-C位置における加熱調理器100の断面を示している。図26において、冷却風の流れを破線矢印と塗りつぶし矢印で概念的に示している。送風機13Aが動作すると、上板401及び前板402に設けられた第2筐体吸気口41に空気が吸い込まれる。第2筐体吸気口41から吸い込まれた空気は、吸気風路43及び筐体吸気口3を介して送風機13Aに吸い込まれる。送風機13Aに吸い込まれた空気は、冷却風として送風機13Aから送出される。送風機13Aから送出された冷却風は、吹出口134Aを出て、第2導風部16Aの第1壁161Aの上面に導かれて、上方に向かって進む。上方へ向かう冷却風は、加熱コイル9に衝突して加熱コイル9を冷却し、後方に向かって進む。
FIG. 26 is a schematic cross-sectional view in the front-rear direction of the
後方に向かって進んだ冷却風は、導風部14の入口のうち、ダクト30Aの上端よりも上側から、導風部14内に流入する。本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、冷却風の第1筐体10からの実質的に唯一の出口は、導風部14に接続された排気口21(図6参照)である。したがって、吹出口134Aから流出して拡散しながら第1筐体10内を流れた冷却風は、導風部14の入口の上部に集まって導風部14内に流入する。
The cooling air traveling rearward flows into the
図25及び図26で説明したように、送風機13Aから送出された冷却風のすべてが、排気口21から出る前に導風部14内のヒートシンク12の周囲を通過するため、ヒートシンク12を効果的に冷却することができる。また、導風部14内に流入してヒートシンク12を冷却する冷却風のうち、ダクト30A内を通る冷却風は、加熱コイル9の周囲を流れていない比較的低温の冷却風である。したがって、ヒートシンク12を、より効率的に冷却することができる。なお、図25及び図26で示した、ダクト30A及び第2導風部16Aから導風部14内に流入する冷却風の作用は、ダクト30B及び第2導風部16Bから導風部14内に流入する冷却風にも当てはまる。
As described with reference to FIGS. 25 and 26, all of the cooling air sent from the
さらに本実施の形態の第2筐体40の内部には、第2送風機53が設けられている。本実施の形態の第2送風機53は、その吸込口531が第2筐体吸気口41と対向する位置に設けられている。このため、第2送風機53に吸い込まれる空気の圧力損失が低減される。第2送風機53は、本実施の形態では遠心ファンを有している。
Further, a
図27は、実施の形態3に係る加熱調理器100の、加熱庫50を通る位置における前後方向の縦断面模式図である。図27は、図24のD-D位置における加熱調理器100の断面を示している。図26及び図27を参照して、第2送風機53の構造及び機能を説明する。第2送風機53の吹出口532は、図27に示すように、第2筐体40の左右の中心側に向いて開口している。また、図26に示すように、吸気風路43は、第1筐体10の筐体吸気口3と上下に対向する位置に設けられている。
FIG. 27 is a schematic vertical cross-sectional view of the
第2送風機53が動作すると、図26に塗りつぶし矢印で示すように、第2筐体40の前板402と操作部カバー42との間に形成された隙間から、上板401及び前板402に設けられた第2筐体吸気口41に空気が吸い込まれる。第2筐体吸気口41から吸い込まれた空気は、図27に塗りつぶし矢印で示すように第2送風機53の吹出口532から送出され、加熱庫50の上側を流れて加熱庫50及びその周囲を冷却する。また、図示されていないが、第2送風機53からの冷却風は、加熱庫50の底と第2筐体40の底との間の空間を流れ、加熱庫50及びその周囲を冷却する。このように、加熱庫50及びその周囲に冷却風を送ることで、加熱庫50から第1筐体10及び第2筐体40への伝熱による温度上昇を抑制して、加熱調理器100の動作の安定と熱による劣化を軽減することができる。
When the
図28は、実施の形態3に係る加熱調理器100の、送風機13Bを通る位置における前後方向の縦断面模式図である。図28は、図24のE-E位置における加熱調理器100の断面を示している。図28では、冷却風の流れを矢印で概念的に示している。送風機13Bが動作すると、上板401及び前板402に設けられた第2筐体吸気口41に空気が吸い込まれる。第2筐体吸気口41から吸い込まれた空気は、吸気風路43及び筐体吸気口3を介して送風機13Bに吸い込まれる。送風機13Bに吸い込まれた空気は、冷却風として送風機13Bから送出される。送風機13Bから送出される冷却風の作用は、図25及び図26を参照して述べたとおりである。
FIG. 28 is a schematic vertical cross-sectional view of the
本実施の形態では、第1筐体10の下側に、加熱庫50を有する第2筐体40を設けた。このため、トッププレート1の上での加熱調理に加え、加熱庫50内での加熱調理も可能となり、使用者の利便性が向上する。
In this embodiment, the
なお、実施の形態1~3では、2つのユニット(加熱コイル9、駆動素子11、ヒートシンク12、送風機13及び導風部14)を設けた例を説明したが、ユニットの数は1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
In
なお、実施の形態1~3では、時計回り(右回り)に回転する遠心式の送風機13を例に説明したが、反時計回り(左回り)に回転する送風機を採用することもできる。その場合には、上記した送風機13、送風機13A及び送風機13B並びにダクト30A及びダクト30B左右の配置が逆になる。
In the first to third embodiments, the
1 トッププレート、2 加熱口、3 筐体吸気口、4 筐体排気口、5 排気口カバー、6 操作部、7 表示部、8 排水口、9 加熱コイル、10 第1筐体、11 駆動素子、12 ヒートシンク、13 送風機、13A 送風機、13B 送風機、14 導風部、15 第2遮蔽部、16 第2導風部、16A 第2導風部、16B 第2導風部、18 駆動基板、19 基板ケース、20 排気風路、21 排気口、25 電源基板、26 制御基板、28 操作部、29 操作部、30A ダクト、30B ダクト、40 第2筐体、41 第2筐体吸気口、41a 第2筐体吸気口、42 操作部カバー、43 吸気風路、50 加熱庫、51 扉、52 加熱庫排気ダクト、53 第2送風機、100 加熱調理器、101 底板、102 前板、103 後板、104 側板、105 フランジ、106 カバー、107 庇、108 開口、121 フィン、131 ファン、132 ケーシング、133 吸込口、133B 吸込口、134 吹出口、134A 吹出口、134B 吹出口、140 流路、141 第1入口、142 第2入口、143 出口、144 閉塞板、145 第1遮蔽部、146 側壁、147 上壁、161 第1壁、161A 第1壁、161B 第1壁、162 第2壁、162A 第2壁、162B 第2壁、163 第3壁、163A 第3壁、163B 第3壁、200 キッチン家具、201 キッチン天板、202 収納庫、203 厚み、301A 第1端部、301B 第1端部、302A 第2端部、302B 第2端部、303B 第3端部、401 上板、402 前板、531 吸込口、532 吹出口。 REFERENCE SIGNS LIST 1 top plate 2 heating port 3 housing intake port 4 housing exhaust port 5 exhaust port cover 6 operating unit 7 display unit 8 drain port 9 heating coil 10 first housing 11 driving element 12 heat sink 13 fan 13A fan 13B fan 14 air guide part 15 second shield part 16 second air guide part 16A second air guide part 16B second air guide part 18 drive substrate 19 Board case 20 Exhaust air passage 21 Air outlet 25 Power supply board 26 Control board 28 Operation unit 29 Operation unit 30A Duct 30B Duct 40 Second housing 41 Second housing intake port 41a 2 housing inlet, 42 operation unit cover, 43 intake air passage, 50 heating chamber, 51 door, 52 heating chamber exhaust duct, 53 second blower, 100 heating cooker, 101 bottom plate, 102 front plate, 103 rear plate, 104 side plate, 105 flange, 106 cover, 107 eaves, 108 opening, 121 fin, 131 fan, 132 casing, 133 suction port, 133B suction port, 134 outlet, 134A outlet, 134B outlet, 140 flow path, 141 third 1 inlet, 142 second inlet, 143 outlet, 144 blocking plate, 145 first shielding part, 146 side wall, 147 upper wall, 161 first wall, 161A first wall, 161B first wall, 162 second wall, 162A second 2 walls, 162B second wall, 163 third wall, 163A third wall, 163B third wall, 200 kitchen furniture, 201 kitchen top plate, 202 storage, 203 thickness, 301A first end, 301B first end , 302A second end, 302B second end, 303B third end, 401 upper plate, 402 front plate, 531 inlet, 532 outlet.
Claims (15)
前記第1筐体の上に設けられたトッププレートと、
前記トッププレートの下に設けられた加熱コイルと、
前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路に含まれる駆動素子と、
前記加熱コイルと上下に重ならない位置に設けられ、前記駆動素子に取り付けられたヒートシンクと、
吹出口を有する送風機と、
内部に流路を有し、前記流路に収容される前記ヒートシンクの少なくとも一部を上から覆う導風部とを備え、
前記導風部の前記流路の出口は、前記排気口に接続されており、
前記送風機、前記加熱コイル、前記ヒートシンク、及び前記排気口は、この順で直線上に配置されており、
前記送風機の前記吹出口と前記流路の入口とは離間して配置され、前記直線上に、前記流路の入口及び前記流路の出口が配置されており、前記送風機の前記吹出口を出て前記第1筐体内に拡散した冷却風が、前記流路の入口に流入するように構成されている
加熱調理器。 a first housing in which an exhaust port is formed;
a top plate provided on the first housing;
a heating coil under the top plate;
a drive element included in an inverter circuit that supplies a high-frequency current to the heating coil;
a heat sink provided at a position not vertically overlapping the heating coil and attached to the drive element;
a blower having an air outlet;
an air guide section having a flow path inside and covering from above at least a portion of the heat sink accommodated in the flow path;
an outlet of the flow path of the air guide section is connected to the exhaust port;
The blower, the heating coil, the heat sink , and the exhaust port are arranged in this order on a straight line ,
The outlet of the blower and the inlet of the flow path are arranged apart from each other, the inlet of the flow path and the outlet of the flow path are arranged on the straight line, and the outlet of the blower exits. cooling air diffused into the first housing by the
heating cooker.
請求項1記載の加熱調理器。 The heating cooker according to claim 1, wherein a half or more of the width of the outlet of the blower overlaps with the inlet of the flow path when viewed from the front.
前記送風機の前記吹出口の下縁には、前記吹出口から前記導風部に向かう方向に延び、前記吹出口から離れるほど上面が上昇する第1壁が設けられている
請求項1又は請求項2に記載の加熱調理器。 The bottom surface of the heating coil is arranged so as to intersect a plane including the opening surface of the blower outlet of the blower,
A first wall is provided at a lower edge of the blower outlet of the blower, the first wall extending in a direction from the blower outlet toward the air guide section, and having an upper surface that rises as the distance from the blower outlet increases. 2. The heating cooker according to 2.
請求項3記載の加熱調理器。 The heating cooker according to claim 3, wherein the angle formed by the upper surface of the first wall with respect to the opening surface of the outlet is 45 degrees or less.
前記ダクトの出口は、前記導風部の前記入口に対面する位置に設けられている
請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の加熱調理器。 A duct connected to a part of the outlet of the blower,
The heating cooker according to any one of claims 1 to 4, wherein the outlet of the duct is provided at a position facing the inlet of the air guide section.
請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の加熱調理器。 A side edge of the blower opening of the blower has a side surface extending in a direction from the blower opening toward the air guide portion and inclined outward from the side edge as the distance from the blower opening increases in plan view. The heating cooker according to any one of claims 1 to 5, further comprising a second wall having a
隣接する前記ヒートシンク同士の間の空間を塞ぐ第1遮蔽部が設けられている
請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の加熱調理器。 A plurality of the heat sinks are accommodated in parallel in the flow path of the air guide section,
The heating cooker according to any one of claims 1 to 6, further comprising a first shielding portion that closes a space between the adjacent heat sinks.
前記導風部の前記流路は、
前記複数のヒートシンクのそれぞれに対向する複数の前記入口と、
一つの前記出口とを有する
請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の加熱調理器。 A plurality of the heat sinks are accommodated in parallel in the flow path of the air guide section,
The flow path of the air guide section is
a plurality of said inlets facing each of said plurality of heat sinks;
The heating cooker according to any one of claims 1 to 6, further comprising one said outlet.
請求項1~請求項8のいずれか一項に記載の加熱調理器。 The heating cooker according to any one of claims 1 to 8, further comprising a second shielding portion that covers the upstream side of the driving element in the flow direction of air from the blower.
前記フィンと前記導風部の内面との間の距離は、隣接する前記フィン同士の間の距離よりも小さい
請求項1~請求項9のいずれか一項に記載の加熱調理器。 the heat sink comprises a plurality of spaced apart fins;
The heating cooker according to any one of claims 1 to 9, wherein the distance between the fins and the inner surface of the air guide section is smaller than the distance between the adjacent fins.
前記第1筐体の前記吸気口を通る前記トッププレートに垂直な断面のうち少なくとも一つの断面上に、前記第1筐体の前記吸気口、前記送風機の吸込口、前記送風機の前記吹出口、前記加熱コイル、前記ヒートシンク、前記流路の前記入口、前記流路の前記出口及び前記排気口が配置されている
請求項1~請求項10のいずれか一項に記載の加熱調理器。 An intake port is formed in the first housing,
The air intake of the first housing, the air intake of the blower, and the air outlet of the air blower are formed on at least one of cross sections perpendicular to the top plate passing through the air intake of the first housing. , the heating coil, the heat sink, the inlet of the channel, the outlet of the channel, and the exhaust port are arranged.
請求項1~請求項11のいずれか一項に記載の加熱調理器。 The heating cooker according to any one of claims 1 to 11, wherein the distance between the lower surface of the top plate and the outer surface of the bottom of the first housing is 40 mm or less.
前記排気口が形成された前記第1筐体の前記側壁の外側には、前記排気口を外側から覆うカバーが設けられ、
前記カバーの底には、排水口が形成されている
請求項1~請求項12のいずれか一項に記載の加熱調理器。 The exhaust port is formed in one of the four side walls of the first housing,
A cover that covers the exhaust port from the outside is provided on the outside of the side wall of the first housing in which the exhaust port is formed,
The heating cooker according to any one of claims 1 to 12, wherein a drain port is formed in the bottom of the cover.
前記カバーの底には、前記第2筐体の内部と連通する開口が形成されている
請求項13に記載の加熱調理器。 A second housing connected to the lower side of the first housing and containing a heating device therein,
14. The heating cooker according to claim 13, wherein an opening communicating with the inside of the second housing is formed in the bottom of the cover.
前記第1ユニットと前記第2ユニットとが、前記第1筐体内に並べて配置されており、前記第1ユニットと前記第2ユニットとの間に、前記駆動素子が実装されていない基板を備えた
請求項1~請求項14のいずれか一項に記載の加熱調理器。 A first unit and a second unit comprising the heating coil, the drive element, the heat sink, the blower, and the air guide section,
The first unit and the second unit are arranged side by side in the first housing, and a substrate on which the driving element is not mounted is provided between the first unit and the second unit. The heating cooker according to any one of claims 1 to 14.
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