JP7141521B2 - エアロゾル生成物品、エアロゾル生成装置及びエアロゾル生成システム - Google Patents

エアロゾル生成物品、エアロゾル生成装置及びエアロゾル生成システム Download PDF

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Description

本発明は、エアロゾルを生成するための装置及び方法に係り、さらに詳細には、エアロゾル生成装置に収容されるエアロゾル生成物品を所望温度に加熱するための装置及び方法に関する。
最近、伝統的なシガレットを克服する代替材に係わる需要が増加している。例えば、エアロゾル生成物品を燃焼させてエアロゾルを生成させる方法ではない、エアロゾル生成物品(例えば、シガレット)内のエアロゾル生成物質が加熱されることにより、エアロゾルを生成するエアロゾル生成装置に係わる需要が増加している。これにより、加熱式エアロゾル生成物品及び加熱式エアロゾル生成装置に係わる研究が活発に進められている。
通常、エアロゾル生成装置において、ヒータの位置は、エアロゾルの味に重要な影響を与えるようになる。したがって、エアロゾルの優秀な風味のために、エアロゾル生成物質を含むエアロゾル生成物品は過熱されてはならない。一方、エアロゾル生成物品内部で蒸気(例えば、霧化)の量を増加させるためには、エアロゾル生成物品は、相対的に高い温度によって加熱する必要がある。したがって、そのような衝突条件を満たし難い。
実施例を通じて解決しようとする課題は、上述した問題点を解決するためのエアロゾル生成物品、エアロゾル生成装置及びエアロゾル生成システムを提供することである。実施例を通じて解決しようとする課題が上述した課題に制限されるものではなく、言及されていない課題は、本明細書及び添付された図面から、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されるであろう。
本開示の一側面によれば、エアロゾル生成装置は、バッテリ及び前記バッテリから供給された電力によって熱を発生させるヒータを含み、エアロゾル発生物品は、前記エアロゾル生成装置に収容され、前記ヒータの加熱によってエアロゾルを生成し、前記エアロゾル生成物品は、加熱されれば、前記エアロゾルを生成する基材部と、前記基材部の下流末端に配置された媒質部と、前記基材部と前記媒質部それぞれの少なくとも一部を包み、前記ヒータの熱を伝達する熱伝導性ラッパと、を含み、前記ヒータは、前記エアロゾル生成物品を取り囲むように配置され、前記ヒータによって取り囲まれる前記基材部の表面積は、前記ヒータによって取り囲まれる前記媒質部の表面積よりも大きい。
ヒータによって取り囲まれる基材部の表面積に対するヒータによって取り囲まれる媒質部の表面積の比率は、0.5~0.9の範囲内である。
エアロゾル生成物品は、媒質部の下流末端に配置される冷却部をさらに含み、前記ヒータの下流末端は、前記エアロゾル生成物品の長手方向に前記冷却部から離隔されうる。
他の実施例に係わるエアロゾル生成システムにおいてヒータは、エアロゾル生成物品の少なくとも一部を取り囲み、誘導磁場を発生させるコイル、及びコイルとエアロゾル生成物品との間に配置され、誘導磁場によって熱を発生させる強磁性体(ferromagnetic substance)を含むサセプタを含み、サセプタは、前記基材部と前記媒質部それぞれの少なくとも一部を加熱するエアロゾル生成物品を取り囲むように配置され、前記サセプタによって取り囲まれる前記基材部の表面積は、前記サセプタによって取り囲む前記媒質部の表面積よりも大きくなる。
前記サセプタによって取り囲まれる基材部の表面積に対する前記サセプタによって取り囲まれる媒質部の表面積の比率は、0.5~0.9の範囲でもある。
エアロゾル生成物品は、前記媒質部の下流末端に配置される冷却部をさらに含み、前記サセプタの下流末端は、前記エアロゾル生成物品の長手方向に前記冷却部から離隔されうる。
前記基材部の上流末端は、エアロゾル生成物品の長手方向に前記サセプタの上流末端から離隔されうる。
エアロゾル生成物品は、前記冷却部の下流末端に配置されるマウスピース部をさらに含み、前記サセプタの下流末端と前記冷却部の上流末端との距離は、前記サセプタの上流末端と前記基材部の上流末端との距離よりも長くなる。
本開示のさらに他の側面によれば、エアロゾル生成物品は、加熱されるとき、エアロゾルを生成する基材部と、前記基材部の下流末端に配置される媒質部と、熱を伝達して前記基材部及び前記媒質部それぞれの少なくとも一部を覆い包む熱伝導性ラッパと、を含み、前記熱伝導性ラッパは、前記基材部を取り囲む第1ラッパ部及び前記媒質部を取り囲む第2ラッパ部を含み、第1ラッパ部分を通じて伝達する熱量は、第2ラッパ部分を通じて伝達する熱量よりも大きくなる。
また、第1ラッパ部分の厚さは、第2ラッパ部分の厚さよりも薄い。
また、第1ラッパ部分の面積は、第2ラッパ部分の面積よりも大きくなる。
また、第1ラッパ部分の熱伝導係数は、第2ラッパ部分の熱伝導係数よりも大きくなる。
本開示のさらに他の実施例によれば、エアロゾル生成装置は、加熱されるとき、エアロゾルを生成するエアロゾル生成物品を収容する空間と、バッテリと、前記バッテリによって供給された電力から熱を生成するヒータと、を含み、前記エアロゾル生成物品は、加熱されるとき、エアロゾルを生成する基材部、前記基材部の下流末端に配置される媒質部、及び前記基材部と前記媒質部それぞれの少なくとも一部を覆い包む熱伝導性ラッパを含み、前記ヒータは、前記エアロゾル生成物品を取り囲むように配置され、前記ヒータによって取り囲まれる基材部の表面積は、前記ヒータによって取り囲まれる媒質部の表面積よりも大きくなる。
また、ヒータは、エアロゾル生成物品の少なくとも一部を取り囲み、誘導磁場を発生させるコイル及びコイルとエアロゾル生成物品との間に配置され、誘導磁場によって熱を発生させる強磁性体(ferromagnetic substance)を含むサセプタを含んでもよい。
本開示の実施例によれば、エアロゾル発生物品の基材部及び媒質部は、互いに異なる温度に加熱し、特に基材部は、媒質部よりもさらに高い温度で加熱されうる。したがって、媒質部の過熱による端末が防止され、優秀な風味が提供されうる。また、基材部を高温に加熱することで、豊かな蒸気が生成されうる。
実施例による効果が上述した効果に制限されるものではなく、言及されていない効果は、本明細書及び添付図面から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されるであろう。
一実施例に係わるエアロゾル生成システムを概略的に示す断面図である。 他の実施例に係わるエアロゾル生成システムを概略的に示す断面図である。 図1及び図2に示されたエアロゾル生成システムに収容されたエアロゾル生成物品の一実施例を示す分解図である。 図3に示されたエアロゾル生成物品が一実施例に係わるエアロゾル生成装置に収容されたエアロゾル生成システムを概略的に示す断面図である。 図3に示されたエアロゾル生成物品が他の実施例に係わるエアロゾル生成装置に収容されたエアロゾル生成システムを概略的に示す断面図である。
実施例において使用される用語は、実施例の機能を考慮しながら、可能な限り、現在広く使用される一般的な用語を選択したが、これは発明が属する技術分野の通常の知識を有する者の意図または判例、新たな技術の出現などによっても異なる。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合、当該発明の説明部分で詳細にその意味を記載する。したがって、実施例の説明で使用される用語は、単なる用語の名称ではない、その用語が有する意味と本発明の全般にわたる内容に基づいて定義されねばならない。
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、それは、特別に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含んでもよいということを意味する。また、明細書に記載された「…部」、「…モジュール」というような用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、それは、ハードウェアまたはソフトウェアによって具現されるか、あるいはハードウェアとソフトウェアとの結合によっても具現される。
ここで、使用されたように、要素のリストに先行する「少なくとも1つ」のような表現は、要素の全体リストを修飾するものであり、そのリストの個別要素を修飾するものではない。例えば、「a、b及びcのうち少なくとも1つ」という表現は、「a」単独、「b」単独、「c」単独、「a及びb」、「a及びc」、「b及びc」、または「a、b及びc」を含むもものと理解されねばならない。
ある要素や層が「上方に」、「上に」、「連結された」または「結合された」のように言及されるとき、その要素や層は、他の要素や層に直接的に上に(または直上に)連結されているか、または結合されており、または介入する要素または層が存在するように理解されうる。逆に、ある要素が他の要素または層に「直接的に上に」、「直上に」、「直接的に連結されて」または「直接的に結合されて」あると記載された場合、他の要素や層の介入がないということを意味する。明細書全般にわたって同じ参照符号は、同じ要素を意味する。
明細書全体において、エアロゾル生成装置は、ユーザの口を通じてユーザの肺に直接吸入可能なエアロゾルを発生させるために、エアロゾル生成物質を用いてエアロゾルを生成する装置でもある。例えば、エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物質を含むエアロゾル生成物品(例えば、シガレットまたはカートリッジ)と結合されるホルダ(holder)でもある。
明細書全体において「パフ」とは、ユーザの吸入を意味し、吸入とは、ユーザの口や鼻を通じてユーザの鼻腔内または肺に吸入するユーザの行動を意味することができる。
以下の実施例において、用語「上流」及び「下流」は、ユーザが喫煙物品を使用して空気を吸引する方向を基準として、エアロゾル生成物品を構成するセグメントの相対的な位置を示すために使用された用語である。エアロゾル生成物品は、上流端部(すなわち、空気流入部)及びそれに対向する下流端部(すなわち、空気流出部)を含む。エアロゾル生成物品の使用時、ユーザは、エアロゾル生成物品の下流端部を口にすることができる。下流端部は、上流端部の下流に位置してもよい。
図面では、説明の便宜上、構成要素がその大きさが誇張または縮小することができる。例えば、図面で示された各構成の大きさ及び厚さは、説明の便宜上、任意に示しており、本発明が必ずしも図示されたところに限定されない。
以下、添付図面に基づいて実施例について発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が発明の概念を理解できるように詳細に説明する。しかし、実施例は、複数の互いに異なる形態にも具現され、ここで説明する実施例に限定されない。
図1及び図2を参照して、エアロゾル生成装置及びエアロゾル生成物品を含むエアロゾル生成システムについて具体的に説明する。
図1は、一実施例に係わるエアロゾル生成システムを概略的に示す断面図である。
図1を参照すれば、エアロゾル生成システム100は、エアロゾル生成装置1及びエアロゾル生成物品2を含み、エアロゾル生成装置1は、バッテリ11、制御部12、ヒータ13を含む。
図1は、本実施例と特に関連したエアロゾル生成装置1の特定構成要素のみ示されている。したがって、他の構成要素がエアロゾル生成装置1にさらに含まれるということを本実施例に係わる技術分野で通常の知識を有する者であれば、理解できるであろう。
図1には、バッテリ11、制御部12、及びヒータ13が一列に配置されていると示されているが、それに限定されない。すなわち、エアロゾル生成装置1の設計によって、バッテリ11、制御部12、及びヒータ13の配置は、変更されうる。
エアロゾル生成物品2がエアロゾル生成装置1に挿入されれば、エアロゾル生成装置1は、ヒータ13を加熱する。エアロゾル生成物品2内のエアロゾル生成物質は、加熱されたヒータ13によって温度が上昇し、これにより、エアロゾルが生成される。生成されたエアロゾルは、エアロゾル生成物品2のフィルタを通じてユーザに伝達される。
必要によって、エアロゾル生成物品2がエアロゾル生成装置1に挿入されない場合にも、エアロゾル生成装置1は、ヒータ13を加熱することができる。
バッテリ11は、エアロゾル生成装置1の動作に用いられる電力を供給する。例えば、バッテリ11は、ヒータ13が加熱されるように電力を供給し、制御部12の動作に必要な電力を供給することができる。また、バッテリ11は、エアロゾル生成装置1に設けられたディスプレイ、センサー、モータなどの動作に必要な電力を供給することができる。例えば、バッテリ11は、リチウムイオンバッテリ、ニッケル系バッテリ(例えば、ニッケル金属ハイドライドバッテリ、ニッケルカドミウムバッテリ)、またはリチウム系バッテリ(例えば、リチウムコバルトバッテリ、リン酸鉄リチウムバッテリ、チタン酸リチウムバッテリまたはリチウムポリマーバッテリ)でもある。
制御部12は、エアロゾル生成装置1の動作を全般的に制御する。具体的に、制御部12は、バッテリ11及びヒータ13だけではなく、エアロゾル生成装置1に含まれた他の構成の動作を制御し、制御部12は、エアロゾル生成装置1の構成それぞれの状態を確認し、エアロゾル生成装置1が動作可能な状態であるか否かを判断してもよい。
制御部12は、少なくとも1つのプロセッサを含む。プロセッサは、多数の論理ゲートのアレイとしても具現され、汎用的なマイクロプロセッサと該マイクロプロセッサで実行されるプログラムが保存されたメモリの組合わせによっても具現される。また、他の形態のハードウェアによっても具現されるということを、本実施例が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、理解できるであろう。
ヒータ13は、バッテリ11から供給された電力によって加熱され、エアロゾル生成装置1に挿入されたエアロゾル生成物品2を加熱することができる。エアロゾル生成物品2は、ユーザによってエアロゾル生成装置1に挿入されるが、挿入されたエアロゾル生成物品2は、ヒータ13と接触することができる。例えば、エアロゾル生成物品2がエアロゾル生成装置1に挿入されれば、ヒータ13は、エアロゾル生成物品2の外部に位置してもよい。したがって、加熱されたヒータ13は、エアロゾル生成物品2内のエアロゾル生成物質の温度を上昇させうる。
ヒータ13は、電気抵抗性ヒータでもある。例えば、ヒータ13には、導電性トラック(track)を含み、導電性トラックに電流が流れることにより、ヒータ13が加熱される。しかし、ヒータ13は、上述した例示によって限定されず、希望温度まで加熱される他の類型のヒータを含んでもよい。「希望温度」は、エアロゾル生成装置1に既に設定されている温度を意味し、ユーザによって設定される温度でもある。
他の実施例として、ヒータ13は、図2に示されたように、誘導加熱式ヒータでもあり、これについては後述する。
図1には、ヒータ13が管状であって、エアロゾル生成装置1の縦軸に沿ってエアロゾル生成物品を取り囲むように配置されると示されているが、ヒータ13の形状及び配置はそれに制限されない。例えば、ヒータ13は、板状加熱要素、針状加熱要素または棒状加熱要素を含み、加熱要素の形状によってエアロゾル生成物品の内部及び/または外部を加熱することができる。
また、エアロゾル生成装置1には、ヒータ13が複数個配置されてもよい。この際、複数個のヒータ13は、エアロゾル生成物品の内部に挿入されるように配置されてもよい。また、複数個のヒータ13は、エアロゾル生成物品の外部に配置されてもよい。また、複数個のヒータ13のうち、一部は、エアロゾル生成物品の内部に挿入されるように配置され、残りは、エアロゾル生成物品の外部に配置される。また、ヒータ13の形状は、図1に示された形状に限定されず、多様な形状にも作製される。
一方、エアロゾル生成装置1は、バッテリ11、制御部12及びヒータ13以外に他の構成をさらに含んでもよい。例えば、エアロゾル生成装置1は、視覚情報の出力が可能なディスプレイ及び/または触覚情報の出力のためのモータを含んでもよい。また、エアロゾル生成装置1は、少なくとも1つのセンサー(例えば、パフ感知センサー、温度感知センサー、エアロゾル生成物品挿入感知センサーなど)を含んでもよい。
また、エアロゾル生成装置1は、エアロゾル生成物品2が挿入された状態でも外部空気が流入されるか、内部気体が流出される構造を有してもよい。
図1には示されていないが、エアロゾル生成装置1は、別途のクレードルと結合されてもよい。例えば、クレードルは、エアロゾル生成装置1のバッテリ11の充電に用いられる。または、クレードルとエアロゾル生成装置1とが結合された状態でヒータ13が加熱されてもよい。
エアロゾル生成物品2は、一般的な燃焼型シガレットと類似してもいる。例えば、エアロゾル生成物品2は、エアロゾル生成物質を含む第1部分とフィルタなどを含む第2部分に区分されうる。または、エアロゾル生成物品2の第2部分にも、エアロゾル生成物質が含まれてもよい。例えば、顆粒またはカプセルの形態に作られたエアロゾル生成物質が第2部分に挿入されてもよい。
エアロゾル生成装置1の内部には、第1部分全体が挿入され、第2部分は、外部に露出されうる。または、エアロゾル生成装置1の内部に第1部分の一部だけ挿入される。そうではなければ、第1部分の全部及び第2部分の一部が挿入されてもよい。ユーザは、第2部分を口にした状態で、エアロゾルを吸い込むことができる。この際、エアロゾルは、外部空気が第1部分を通過することで生成され、生成されたエアロゾルは、第2部分を通過してユーザの口に伝達される。
一例として、外部空気は、エアロゾル生成装置1に形成された少なくとも1つの空気通路を通じて流入される。例えば、エアロゾル生成装置1に形成された空気通路の開閉及び/または空気通路の大きさは、ユーザによって調節されうる。これにより、霧化量、喫煙感などがユーザによって調節される。他の例として、外部空気は、エアロゾル生成物品2の表面に形成された少なくとも1つの孔(hole)を通じてエアロゾル生成物品2の内部に流入されてもよい。
図2は、他の実施例に係わるエアロゾル生成システムを概略的に示す断面図である。以下では、上述した説明と重複する範囲での詳細な説明は省略する。
図2を参照すれば、エアロゾル生成装置1は、エアロゾル生成物品を誘導加熱方式で加熱することで、エアロゾルを生成するためにコイル15及び加熱体としてサセプタ14を含んでもよい。誘導加熱方式は、外部磁場によって発熱する磁性体に周期的に方向が変わる交番磁場(alternating magnetic field)を印加して磁性体から熱を生成する方式を意味する。
磁性体に交番磁場が印加される場合、磁性体には、渦流損(eddy current loss)及びヒステリシス損(hysteresis loss)によるエネルギー損が発生し、損失されるエネルギーが熱エネルギーとして磁性体から放出される。磁性体に印加される交番磁場の振幅または周波数が大きいほど磁性体から多くの熱エネルギーが放出される。エアロゾル生成装置1は、磁性体に交番磁場を印加することで、磁性体から熱エネルギーを放出させうる。以後、磁性体から放出される熱エネルギーは、エアロゾル生成物品に伝達されうる。
外部磁場によって発熱する磁性体は、サセプタ(susceptor)でもある。サセプタは、切片、薄片またはストリップなどの形状によってエアロゾル生成物品内に含まれる代わりに、エアロゾル生成装置1に配置されうる。例えば、サセプタ14は、エアロゾル生成装置1の内部に配置されうる。
実施例によれば、サセプタは、金属または炭素を含んでもよい。サセプタは、フェライト(ferrite)、強磁性合金(ferromagnetic alloy)、ステンレス鋼(stainless steel)及びアルミニウム(Al)のうち、少なくとも1つを含んでもよい。また、サセプタは、黒鉛(graphite)、モリブデン(molybdenum)、シリコンカーバイド(silicon carbide)、ニオブ(niobium)、ニッケル合金(nickel alloy)、金属フィルム(metal film)、ジルコニア(zirconia)のようなセラミック、ニッケル(Ni)やコバルト(Co)のような遷移金属、ホウ素(B)やリン(P)のような準金属のうち、少なくとも1つを含んでもよい。
他の実施例に係わるエアロゾル生成装置1の場合、サセプタ14は、エアロゾル生成装置1に含まれるヒータに含まれてもよい。サセプタ14がエアロゾル生成物品2の内部ではないエアロゾル生成装置1に配列されることで、多様な利点がある。例えば、サセプタ物質がエアロゾル生成物品の内部で均一に分布しない場合、エアロゾルと香味が不均一に発生する問題点が解決される。また、サセプタ14がエアロゾル生成装置1に備えられるので、誘導加熱によって発熱するサセプタ14の温度が直接測定されてエアロゾル生成装置1に提供され、それにより、サセプタ14の温度に対する精巧な制御が行われうる。
エアロゾル生成装置1は、サセプタ14に交番磁場を印加するコイル15を含んでもよい。すなわち、コイル15は、エアロゾル生成物品が収容される空間周囲に巻線され、サセプタ14に対応する位置に配置される。コイル15は、バッテリ11から電力を供給されうる。
エアロゾル生成装置1の制御部12は、コイル15に流れる電流を制御することで、磁場を発生させ、この磁場の影響によってサセプタ14に誘導電流が発生しうる。そのような誘導加熱は、ファラデーの誘導法則(Faraday's Law of induction)及びオームの法則(Ohm's Law)によって説明される公知された現象である。要するに、誘導加熱は、伝導体内の磁気誘導が変化する場合、変化される電場が伝導体内に生成される現象を意味する。
前述したように、電場が伝導体内に生成されることで、渦電流がオームの法則によって伝導体内に流れ、渦電流は、電流密度及び伝導体抵抗に比例する熱を発生させる。サセプタ14で発生した熱は、エアロゾル生成物質に伝達され、エアロゾル生成物質を気化させることで、エアロゾルを生成することができる。
すなわち、コイル15に電力が供給される場合、コイル15の内部に磁場が形成される。コイル15にバッテリ11から交流電流が印加される場合、コイル15の内部に形成される磁場は、周期的に方向が変わる。コイル15の内部に配置されるサセプタ14が交番磁場に露出される場合、これにより、サセプタ14が発熱してエアロゾル生成装置1に収容されるエアロゾル生成物品2が加熱されうる。
コイル15によって形成される交番磁場の振幅または周波数が変わる場合、エアロゾル生成物品2を加熱するサセプタ14の温度も変わる。制御部12は、コイル15に供給される電力を制御してコイル15によって形成される交番磁場の振幅または周波数を調整し、それにより、サセプタ14の温度が制御されうる。
一例示として、コイル15は、ソレノイド(solenoid)によっても具現される。ソレノイドを構成する導線の材質は、銅(Cu)でもある。但し、それに限定されるものではなく、低い比抵抗値を有し、高い電流が流れるようにする材質として、銀(Ag)、金(Au)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)、亜鉛(Zn)及びニッケル(Ni)のうち、いずれか1つ、または少なくとも1つを含む合金がソレノイドを構成する導線の材質にもなる。
一実施例において、エアロゾル生成装置1は、サセプタ14の温度を測定する温度センサー(図示せず)をさらに含んでもよい。温度センサーは、コイル15によって印加される磁場に影響を受けない種類のセンサーでもある。
エアロゾル生成装置1のバッテリ11は、コイル15が磁場を発生させるのに必要な電力を供給することができる。コイル15に供給される電力の大きさは、制御部12が生成した制御信号によって調節されうる。
エアロゾル生成装置1は、バッテリ11から供給される直流電流をコイル15に供給される交流電流に変換する変換部を含み、バッテリ11と制御部12との間に配置され、バッテリ11の電圧を一定に保持させるレギュレータ(regulator)を含んでもよい。
エアロゾル生成装置1の制御部12は、制御信号を生成して送信する方法を通じて、エアロゾル生成装置1に含まれているバッテリ11、コイル15、及びサセプタ14など構成要素の作動を総括的に制御することができる。例えば、制御部12は、バッテリ11の電力を用いてコイル15に電流を印加することができる。また制御部12は、コイル15に印加される電力のパルス幅を制御するパルス幅変調処理部をさらに含んでもよい。
図3は、図1及び図2に示されたエアロゾル生成システムに収容されたエアロゾル生成物品の一実施例を示す分解図である。
図3を参照すれば、エアロゾル生成物品2は、基材部21、媒質部22、冷却部23、及びマウスピース部24を含んでもよい。図1及び図2を参照して上述した第1部分は、基材部21及び媒質部22を含み、第2部分は、冷却部23及びマウスピース部24を含む。
図3に示された実施例では、基材部21の一側に媒質部22が配置されており、媒質部22の一側には、冷却部23が配置されており、冷却部23の一側にはマウスピース部24が配置されている。しかし、それぞれの基材部21、媒質部22、冷却部23及びマウスピース部24の配置順序は、それに制限されない。例えば、媒質部22の下流末端に基材部21が配置されてもよい。
一方、冷却部23及びマウスピース部24を含む第2部分をフィルタ部とも指称する。この際、冷却部23は、エアロゾルを冷却し、マウスピース部24は、エアロゾルに含まれる特定成分を濾過し、またフィルタ部には、他の機能を行う少なくとも1つのセグメントがさらに含まれてもよい。
エアロゾル生成装置1は、基材部21及び媒質部22それぞれの少なくとも一部を加熱してエアロゾルを生成し、生成されたエアロゾルは、冷却部23及びマウスピース部24を順に通過してユーザに伝達することができる。
基材部21は、エアロゾル内の水分を供給する保湿剤を含んでもよい。保湿剤は、グリセリン、プロピレングリコール(Propylene Glycol、PG)及び水を含んでもよい。また、保湿剤は、エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール及びオレイルアルコールのうち、少なくとも1つをさらに含んでもよい。
これにより、基材部21に含まれた保湿剤は、エアロゾル生成物品2の加熱時に発生するエアロゾル内の水分を適正レベルに保持することで、タバコ固有の味をマイルドにし、霧化量を豊富にすることができる。
また、基材部21は、液状組成物を保存することができる。例えば、液状組成物は、揮発性タバコ香成分を含むタバコ含有物質を含む液体でもあり、非タバコ物質を含む液体でもある。
例えば、液状組成物は、水、ソルベント、エタノール、植物抽出物、香料、香味剤、または、ビタミン混合物を含んでもよい。香料は、メントール、ペパーミント、スペアミントオイル、各種果物の香り成分などを含むが、それらに制限されるものではない。香味剤は、ユーザに多様な香味または風味を提供する成分を含んでもよい。ビタミン混合物は、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC及びビタミンEのうち、少なくとも1つが混合されたものでもあるが、それらに制限されるものではない。
図示されていないが、基材部21は、保湿剤及び/または液状組成物を含むように多孔性マトリックス構造でもある。多孔性マトリックス構造は、多孔性セラミックまたは、酢酸セルロースによっても作製される。その場合、保湿剤は、多孔性マトリックス構造の基材部21に含浸されうる。一方、基材部21の構造は、前述したところに制限されず、保湿剤及び/または液状組成物を含む構造であれば、制限なしに適用される。例えば、基材部21は、ハニカム(honey comb)構造でもある。
媒質部22は、タバコ媒質を含んでもよい。媒質部22のタバコ媒質から蒸気及び/またはエアロゾルが発生し、発生した蒸気及び/またはエアロゾルは、冷却部23及びマウスピース部24を通じてユーザに吸入されうる。
媒質部22は、再構成タバコシート、刻みタバコ、再構成タバコなどタバコ原料に基づく固体物質を含んでもよい。一実施例において、媒質部22は、しわが付いた再構成タバコシートに充填されうる。板状葉シートは、円筒軸に実質的に横方向に何回も巻き付けるか、折り曲げられるか、圧縮されるか、収縮されることで、しわが形成されうる。再構成タバコシートの谷間の距離などを調節することで、多孔度を調節することができる。
他の実施例において、媒質部22は、刻みタバコによっても充填される。ここで、刻みタバコは、タバコシート(または、スラリー板状葉シート)を細かく切断することで生成される。また、媒質部22は、複数のタバコストリングが互いに同じ方向(互いに平行に)またはランダムに合せられて形成される。具体的に、媒質部22は、複数のタバコストリングが合せられて形成され、エアロゾルが通過する縦方向の複数のチャネルが形成される。この際、タバコストリングの大きさ及び配列によって、縦方向のチャネルは、均一であっても、不均一であってもよい。
媒質部22のタバコ媒質は、上述した保湿剤をさらに含んでもよい。また、媒質部22は、風味剤及び/または有機酸(organic acid)のような他の添加物質を含んでもよい。例えば、風味剤は、甘草、ショ糖、果糖シロップ、イソ甘味剤(isosweet)、ココア、ラベンダ、シナモン、カルダモン、セロリ、フェヌグリーク、カスカリラ、白檀、ベルガモット、ゼラニウム、蜂蜜エッセンス、ローズオイル、バニラ、レモンオイル、オレンジオイル、ミントオイル、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、カモマイル、メントール、イランイラン、サルビア、スペアミント、生姜、コリアンダー、またはコーヒーなどを含んでもよい。
冷却部23は、ヒータ13が基材部21及び媒質部22を加熱することで生成されたエアロゾルを冷却させる。したがって、ユーザは、適当な温度に冷却したエアロゾルを吸い込むことができる。
冷却部23は、巻縮されたポリマーシートによっても形成される。ここで、ポリマーシートは、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタルレート(PET)、ポリ乳酸(PLA)、セルロースアセテート(CA)及びアルミニウムホイルからなる群から選択された材料によっても作製される。冷却部23が巻縮されたポリマーシートによって形成されることにより、冷却部23は、長手方向に延びる複数のチャネルを含んでもよい。ここで、チャネルは、気体(例えば、空気またはエアロゾル)が通過する通路を意味する。また、他の実施例において、冷却部23は、ポリ乳酸だけで作製されるか、他の分解性ポリマーとポリ乳酸とを組み合わせて作製されうる。
一方、冷却部23は、揮発性香味成分を含むスレッド(thread)が含まれてもよい。ここで、揮発性香味成分は、メントールでもあるが、それに制限されない。例えば、スレッドには、メントールが冷却部23に提供されるために、十分な量のメントールが充填されうる。
マウスピース部24は、酢酸セルロースフィルタでもある。例えば、マウスピース部24は、リセスフィルタによっても作製されるが、それに限定されない。
マウスピース部24を作製する過程で、マウスピース部24に加香液を噴射することで香味が発生するようにも作製される。または、加香液が塗布された別途の繊維をマウスピース部24の内部に挿入してもよい。基材部21及び/または媒質部22で生成されたエアロゾルは、冷却部23を通過することによって冷却され、冷却されたエアロゾルがマウスピース部24を通じてユーザに伝達される。したがって、マウスピース部24に加香要素が添加される場合、ユーザに伝達される香味の持続性が増進する効果が発生する。また、マウスピース部24には、少なくとも1つのカプセルが含まれてもよい。ここで、カプセルは、香料を含む内容液を被膜で覆い包んだ構造でもある。例えば、カプセルは、球状または円筒状の形状を有するが、それに限定されるものではない。
図示されていないが、エアロゾル生成物品2は、前端プラグをさらに含んでもよい。前端プラグは、基材部21の上流端部側に位置してもよい。前端プラグは、基材部21が外部に離脱することを防止し、喫煙中に基材部21から液状化されたエアロゾルがエアロゾル生成装置1に流れて行くことを防止することができる。
エアロゾル生成物品2は、ラッパ25によっても包装される。例えば、基材部21は、第1ラッパ251によって包装され、媒質部22は、第2ラッパ252によっても包装される。また、冷却部23は、第3ラッパ234によって包装され、マウスピース部24は、第4ラッパ235によっても包装される。
また、熱伝導性ラッパ253は、第1ラッパ251及び第2ラッパ252を覆い包む。すなわち、エアロゾル生成物品2の基材部21及び媒質部22は熱伝導性ラッパ253によってさらに包装されうる。
熱伝導性ラッパ253は、基材部21及び媒質部22それぞれの少なくとも一部を覆い包んでいる。例えば、熱伝導性ラッパ253は、アルミニウムホイルのような金属ホイルでもあるが、それに限定されるものではない。例えば、熱伝導性ラッパ253は、アルミニウム、白金、ルテニウムなどの常磁性体によって製造される。基材部21及び媒質部22を覆い包む熱伝導性ラッパ253は、ヒータ13によって基材部21及び媒質部22に伝達される熱を均一に分散させ、基材部21及び媒質部22に加えられる熱伝導率を向上させ、それにより、基材部21及び媒質部22で生成されるエアロゾルの風味が向上しうる。
基材部21内に含まれた物質を気化させるための温度は、媒質部22内に含まれた物質を気化させるための温度よりも高いことが望ましい。例えば、使用時、基材部21の適正温度は、約180℃~約200℃でもあり、媒質部22の適正温度は、約150℃~約170℃でもある。
したがって、熱伝導性ラッパ253は、基材部21を覆い包む第1ラッパ部分253a及び媒質部22を覆い包む第2ラッパ部分253bを含んでもよい。そのような場合、第1ラッパ部分253aを通じて伝達される熱の量は、第2ラッパ部分253bを通じて伝達される熱の量よりもさらに大きくなる。
例えば、熱伝導性ラッパ253の第1ラッパ部分253aの厚さは、第2ラッパ部分253bの厚さよりも薄い。他の例示として、第1ラッパ部分253aが基材部21を覆い包む面積は、第2ラッパ部分253bが媒質部22を覆い包む面積よりも大きくなる。さらに他の例示として、第1ラッパ部分253aの熱伝導係数が第2ラッパ部分253bの熱伝導係数よりも大きくなる。そのために熱伝導性ラッパ253の第1ラッパ部分253a及び第2ラッパ部分253bは互いに異なる材質でもある。一方、第1ラッパ部分253a及び第2ラッパ部分253bの構成は、前述したところに制限されるものではなく、多様な変形実施が可能である。
第5ラッパ256は、熱伝導性ラッパ253、第3ラッパ254、及び第4ラッパ255の外郭に覆い包まれうる。すなわち、エアロゾル生成物品2の基材部21、媒質部22、冷却部23、及びマウスピース部24は、第5ラッパ256によってさらに包装されうる。
第1ラッパ251、第2ラッパ252、及び第5ラッパ256は、一般的な巻紙によっても作製される。例えば、第1ラッパ251、第2ラッパ252、及び第5ラッパ256は、多孔質巻紙または無多孔質巻紙でもある。また、第3ラッパ254及び第4ラッパ255は、ハード巻紙によっても作製される。
第5ラッパ256は、所定の物質が内添されうる。ここで、所定の物質の例としては、シリコンが該当する。但し、本開示の実施例は、それに限定されない。例えば、シリコンは、耐熱性、耐酸化性、各種薬品に対する抵抗性、撥水性、及び電気絶縁性などの特性を有する。但し、シリコンではないにしても、上述した特性を有する物質であれば、制限なしに、第5ラッパ256に塗布(または、コーティング)されうる。
第5ラッパ256は、エアロゾル生成物品2が燃焼される現象を防止することができる。例えば、基材部21及び媒質部22がヒータ13によって加熱されれば、エアロゾル生成物品2が燃焼される可能性がある。具体的に、基材部21及び媒質部22に含まれた物質のうち、いずれか1つの発火点以上に温度が上昇する場合、エアロゾル生成物品2が燃焼される。このような場合にも、第5ラッパ256は、不燃性物質を含むので、エアロゾル生成物品2が燃焼される現象が防止されうる。
また、第5ラッパ236は、エアロゾル生成物品2で生成される物質によるエアロゾル成装置1の汚染を防止することができる。ユーザのパフによって、エアロゾル生成物品2内で液体物質が生成される。例えば、エアロゾル生成物品2で生成されたエアロゾルが外部空気によって冷却されることで、液体物質(例えば、水分など)が生成される。第5ラッパ236が基材部21、媒質部22、冷却部23、及びマウスピース部24を包装することにより、エアロゾル生成物品2内で生成された液体物質がエアロゾル生成物品2の外部への漏れが防止される。したがって、エアロゾル生成装置1の内部がエアロゾル生成物品2で生成された液体物質によって汚染される現象が防止されうる。
図4は、図3に示されたエアロゾル生成物品が一実施例に係わるエアロゾル生成装置に収容されたエアロゾル生成システムを概略的に示す断面図である。
図4を参照すれば、エアロゾル生成装置1のヒータ13は、エアロゾル生成物品10がエアロゾル生成装置1内に挿入されるとき、エアロゾル生成物品2の基材部21と媒質部22の少なくとも一部に直面するように配置されうる。例えば、ヒータ13は、エアロゾル生成物品2の基材部21と媒質部22それぞれの少なくとも一部を取り囲むように配置される。したがって、ータ13は、基材部21と媒質部22それぞれの少なくとも一部を加熱することができる。エアロゾル生成装置1のヒータ13から発生した熱は、熱伝導性ラッパ253の第1ラッパ部分253aを通じて基材部21に伝達されうる。また、エアロゾル生成装置1のヒータ13から発生した熱は、熱伝導性ラッパ253の第2ラッパ部分253bを通じて媒質部22に伝達されうる。
図4において示されたヒータ13の長さは、基材部21と媒質部22の長さとの和よりも短く図示されているが、それに制限されず、ヒータ13の長さは、基材部21と媒質部22の長さとの和と同一でもある。一方、ヒータ13の長さは、ヒータ13がエアロゾル生成物品2に沿って延びる長さを意味する。基材部21と媒質部22は、熱伝導性ラッパ253によって覆い包まれるので、ヒータ13の長さを、基材部21と媒質部22の長さとの和よりも短いか、同一にしても、十分な熱が基材部21と媒質部22に伝達され、よってヒータ13で消費する電力の量を減少させうる。
前述したように、基材部21内に含まれた物質を気化させるための温度は、媒質部22内に含まれた物質を気化させるための温度よりも高いことが望ましい。したがって、基材部21を媒質部22よりも高温に加熱させるために、ヒータ13によって取り囲まれる基材部21の表面積は、ヒータ13によって取り囲まれる媒質部22の表面積よりも大きくなる。例えば、ヒータ13によって取り囲まれる基材部21の表面積に対するヒータ13によって取り囲まれる媒質部22の表面積の比率は、0.5~0.9の範囲でもあり、望ましくは、0.6~0.8の範囲でもある。これにより、媒質部22の過熱による焦げ味が予防される。また、基材部21を高温に加熱させうるので、十分な蒸気が生成されうる。
また、基材部21が媒質部22よりもさらに高い温度に加熱されるので、ユーザに過度な熱が伝達されることを防止するように、基材部21は、媒質部22に対して上流側に配置されることが望ましい。これは、基材部21に対して下流側に位置した媒質部22をさらに低い温度に加熱することで、冷却部23に流入されるエアロゾルの温度を減少させうるので、エアロゾルの冷却効果が上昇しうる。
また、ヒータ13は、高温に加熱されるので、冷却部23の素材が熱によって変形されることを防止し、ユーザと熱源間の距離を確保するために、ヒータ13の下流側端部は、エアロゾル生成物品1の長手方向に冷却部23から離隔して配置されうる。この際、基材部21の上流側端部とヒータ13の上流側端部との距離dは、冷却部23の上流側端部とヒータ13の下流側端部との距離dよりも短い。したがって、ヒータ13と冷却部23を確実に離隔させることにより、冷却部23の素材が過度な熱を伝達されることを防止し、ヒータ13が基材部21の広い部分を取り囲むようにすることで、基材部21に十分な熱を伝達させうる。
図5は、図3に示されたエアロゾル生成物品が他の実施例に係わるエアロゾル生成装置に収容されたエアロゾル生成システムを概略的に示す断面図である。
図5を参照すれば、エアロゾル生成装置1のサセプタ14及びコイル15は、エアロゾル生成物品2の基材部21及び媒質部22の位置に対応する位置に配置される。また、サセプタ14は、エアロゾル生成物品2の基材部21及び媒質部22それぞれの少なくとも一部を取り囲むように配置されて基材部21及び媒質部22の少なくとも一部を加熱することができる。
サセプタ14の長さは、基材部21と媒質部22の長さの和よりも短いと図示されているが、それに制限されず、サセプタ14の長さは、基材部21と媒質部22の長さの和と同一でもある。基材部21と媒質部22は、熱伝導性ラッパ253によって覆い包まれるので、サセプタ14の長さを基材部21と媒質部22の長さの和よりも短いか、同一にしても、十分な熱が基材部21と媒質部22に伝達されうる。したがって、サセプタ14及びコイル15を通じて消費される電力の量を減少させうる。
図5は、コイル15がエアロゾル生成物品2が収容される空間の底から媒質部22の下流端部まで延びることを示す。但し、本開示は、それに制限されない。例えば、コイル15は、基材部21の上流端部から媒質部22の下流端部まで延長させうる。他の例示として、コイル15は、サセプタ14と同じ長さを有すると共に、サセプタ14に対応する位置に配置されてもよい。
一方、図5において示された実施例は、エアロゾル生成物品を誘導加熱方式で加熱するエアロゾル生成システムに関する実施例である。したがって、ヒータによる直接加熱方式に関する実施例である図4の実施例と比較して、ヒータ13がサセプタ14及びコイル15を含むことを除いては類似している。サセプタ14が基材部21を取り囲む面積は、サセプタ14が媒質部22を取り囲む面積よりも大きくなる。例えば、サセプタ14が基材部21を取り囲む面積に対するサセプタ14が媒質部22を取り囲む面積の比率は、0.5~0.9の範囲でもあり、望ましくは、0.6~0.8の範囲でもある。
また、サセプタ14の下流側端部は、エアロゾル生成物品2の長手方向に冷却部23から離隔して配置されうる。この際、基材部21の上流側端部とサセプタ14の上流側端部との距離dは、冷却部23の上流側端部とサセプタ14の下流側端部との距離dよりも短い。
一方、図4及び図5には、示されていないが、実施例によるエアロゾル生成装置1は、エアロゾル生成物品2の収容如何を感知することができるセンサーをさらに含んでもよい。センサーは、ヒータ13またはサセプタ14の両端部に配置される。この際、ヒータ13またはサセプタ14がセンサーが配置された領域まで延びる場合、センサーの感知領域が遮断され、センサーの敏感度が減少しうる。したがって、ヒータ13またはサセプタ14の両端部は、基材部21の上流端部と媒質部22の端部からエアロゾル生成物品2の長手方向にそれぞれ離隔されることが望ましい。
図1及び図2の制御部12のようなブロック図によって表現されるコンポーネント、要素、モジュール、またはユニット(総じて、この段落の「構成」)のうち、少なくとも1つは、実施例によって上述したそれぞれの機能を行う多様な数のハードウェア、ソフトウェア、及び/またはファームウェア構造によっても具現される。例えば、そのような構成のうち、少なくとも1つは、メモリ、プロセッサ、論理回路、ルックアップテーブル(look-uptable)のような直接的な回路構造を使用することができる。それが1つ以上のマイクロプロセッサまたは他の制御機構の制御を通じてそれぞれの機能を行うことができる。また、そのような構成のうち、少なくとも1つは、特に1つ以上のマイクロプロセッサまたは他の制御機構によっても実行され、特定の論理機能を行うための1つ以上の遂行指示を含むモジュール、プログラム、またはコードの部分によっても具現される。さらに、そのような構成のうち、少なくとも1つは、それぞれの機能を行う中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサのようなプロセッサによって含蓄されるか、含まれる。そのような構成の2以上は、1つ以上の単一構成に結合され、結合された2以上の構成の全動作または機能を行うことができる。また、これらコンポーネントのうち、少なくとも1つの機能の少なくとも一部は、これら構成のうち、他の構成によっても実行される。また、バス(bus)は、ブロック図に示されていないが、構成を通じる通信は、バスによっても行われる。例示的な実施例の機能的な側面は、1つ以上のプロセッサで実行されるアルゴリズムによっても具現される。また、ブロックまたは処理段階によって表現された構成は、電子配列、信号処理及び/または制御、データ処理などのための任意の数の関連技術を用いることができる。
以上、本発明による実施例を基準に本発明の構成と特徴を説明したが、本発明は、それに限定されず、本発明の思想と範囲内で多様に変更または変形可能であるということは、本発明が属する技術分野の当業者に明白であり、よって、そのような変更または変形が特許請求の範囲に属するということを明らかにしておく。

Claims (15)

  1. エアロゾル生成システムにおいて、
    バッテリ及び前記バッテリから供給された電力によって熱を発生させるヒータを含むエアロゾル生成装置と、
    前記エアロゾル生成装置に収容され、前記ヒータの加熱によってエアロゾルを生成するエアロゾル生成物品と、を含み、
    前記エアロゾル生成物品は、
    加熱されれば、前記エアロゾルを生成し、保湿剤及び/または液状組成物を含む基材部と、
    タバコ媒質を含み、前記基材部の下流末端に配置された媒質部と、
    前記基材部と前記媒質部それぞれの少なくとも一部を包み、前記ヒータの熱を伝達する熱伝導性ラッパと、を含み、
    前記ヒータは、前記エアロゾル生成物品を取り囲むように配置され、前記ヒータによって取り囲まれる前記基材部の表面積は、前記ヒータによって取り囲まれる前記媒質部の表面積よりも大きい、エアロゾル生成システム。
  2. 前記ヒータによって取り囲まれる前記基材部の表面積に対する前記ヒータによって取り囲まれる前記媒質部の表面積の比率は、0.5~0.9の範囲である、請求項1に記載のエアロゾル生成システム。
  3. 前記エアロゾル生成物品は、前記媒質部の下流末端に配置された冷却部をさらに含み、
    前記ヒータの前記下流末端は、前記エアロゾル生成物品の長手方向に冷却部から離隔して配置された、請求項2に記載のエアロゾル生成システム。
  4. 前記エアロゾル生成物品は、前記冷却部の下流末端に配置されたマウスピース部をさらに含み、
    前記ヒータの前記下流末端と前記冷却部の上流末端との距離は、前記ヒータの上流末端と前記基材部の上流末端との距離よりも大きい、請求項3に記載のエアロゾル生成システム。
  5. 前記ヒータは、前記エアロゾル生成物品の少なくとも一部を取り囲み、誘導磁場を発生させるコイルと、
    前記コイルと前記エアロゾル生成物品との間に配置され、前記誘導磁場によって熱を発生させる強磁性体(ferromagnetic substance)を含むサセプタと、を含み、
    前記サセプタは、前記エアロゾル生成物品を取り囲むように配置され、前記基材部及び前記媒質部それぞれの少なくとも一部を加熱し、
    前記サセプタによって取り囲まれる前記基材部の表面積は、前記サセプタによって取り囲まれる前記媒質部の表面積よりも大きい、請求項1に記載のエアロゾル生成システム。
  6. 前記サセプタによって取り囲まれる前記基材部の表面積に対する前記サセプタによって取り囲まれる前記媒質部の表面積の比率は、0.5~0.9の範囲である、請求項5に記載のエアロゾル生成システム。
  7. 前記エアロゾル生成物品は、前記媒質部の下流末端に配置された冷却部をさらに含み、
    前記サセプタの下流末端は、前記エアロゾル生成物品の長手方向に前記冷却部から離隔して配置された、請求項6に記載のエアロゾル生成システム。
  8. 前記基材部の上流末端は、前記エアロゾル生成物品の長手方向に前記サセプタの上流末端から離隔された、請求項7に記載のエアロゾル生成システム。
  9. 前記エアロゾル生成物品は、前記冷却部の下流末端に配置されたマウスピース部をさらに含み、
    前記サセプタの前記下流末端と前記冷却部の上流末端との距離は、前記サセプタの前記上流末端と前記基材部の前記上流末端との距離よりも大きい、請求項8に記載のエアロゾル生成システム。
  10. 前記熱伝導性ラッパは、前記基材部を覆い包む第1ラッパ部分及び前記媒質部を覆い包む第2ラッパ部分を含み、
    前記第1ラッパ部分を介した熱伝達量は、前記第2ラッパ部分を介した熱伝達量よりも大きい、請求項1に記載のエアロゾル生成システム。
  11. 加熱されれば、エアロゾルを生成し、保湿剤及び/または液状組成物を含む基材部と、
    タバコ媒質を含み、前記基材部の下流末端に配置された媒質部と、
    前記基材部と前記媒質部それぞれの少なくとも一部を包み、熱を伝達する熱伝導性ラッパと、を含み、
    前記熱伝導性ラッパは、前記基材部を覆い包む第1ラッパ部分及び前記媒質部を覆い包む第2ラッパ部分を含み、
    前記第1ラッパ部分を介した熱伝達量は、前記第2ラッパ部分を介した熱伝達量よりも大きい、エアロゾル生成物品。
  12. 前記第1ラッパ部分の面積は、前記第2ラッパ部分の面積よりも大きい、請求項11に記載のエアロゾル生成物品。
  13. 前記第1ラッパ部分の熱伝導係数は、前記第2ラッパ部分の熱伝導係数よりも大きい、 請求項11に記載のエアロゾル生成物品。
  14. 加熱されれば、エアロゾルを生成するエアロゾル生成物品を収容する空間と、
    バッテリと、
    前記バッテリから供給された電力によって熱を発生させるヒータと、を含み、
    前記エアロゾル生成物品は、加熱されれば、前記エアロゾルを生成し、保湿剤及び/または液状組成物を含む基材部、タバコ媒質を含み、前記基材部の下流末端に配置される媒質部、及び前記基材部と前記媒質部それぞれの少なくとも一部を覆い包む熱伝導性ラッパを含み、
    前記ヒータは、前記エアロゾル生成物品を取り囲むように配置され、前記ヒータによって取り囲まれる前記基材部の表面積は、前記ヒータによって取り囲まれる前記媒質部の表面積よりも広い、エアロゾル生成装置。
  15. 前記ヒータは、前記エアロゾル生成物品の少なくとも一部を取り囲み、誘導磁場を発生させるコイルと、
    前記コイルと前記エアロゾル生成物品との間に配置され、誘導磁場によって熱を発生させる強磁性体(ferromagnetic substance)を含むサセプタと、を含む、請求項14に記載のエアロゾル生成装置。
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