JP7141064B2 - ブレース、建築物および接続ユニット - Google Patents
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Description
特許文献1においては、軸力を負担する鉄骨ブレースの外周に鋼管を座屈補剛材としてかぶせることにより座屈補剛することが記載されているが、ブレースを建築物の躯体に接続する際に、ブレースの長さ調整を行うことは記載されていない。
さらに、このブレースにおいては、中央管状部の両側の開口が閉塞部により塞がれている。このため、中央管状部の内部へのグラウトの充填度を向上させやすく、中央管状部の内部で硬化したグラウト硬化部が中央管状部から漏れ出ることも防止することができる。したがって、軸力部材に対する座屈拘束性能を向上させることができる。
第1のクレビス110は、第1の本体部(第1のクレビス本体部)150と、躯体2のガセットプレート530aに接続可能となるように第1のクレビス本体部150の一方側X1に設けられた第1の接続部160とを含む。第1のクレビス本体部150は、軸方向Xに延びる第1の柱状部230と、第1の柱状部230の軸方向Xの両端に形成された、第1の柱状部230よりも外径が大きい一対の第1の円盤状部240(241,242)と、第1の柱状部230および一対の第1の円盤状部240を軸方向Xに貫通することにより形成された円形状の内周面150aとを含む。円形状の内周面150aは、軸力部材90の端部91に対して軸方向Xに移動可能に連結されるようにねじ切られた雌ネジタイプの右ネジ部(第1のネジ部)130を含む。したがって、軸力部材90の端部91は、第1のネジ部130に対応するようにねじ切られた雄ネジタイプの右ネジ部91aを含む。
Claims (9)
- 軸方向に軸力を伝達する軸力伝達ユニットと、前記軸力伝達ユニットの座屈を拘束する座屈拘束ユニットと、前記軸力伝達ユニットを建築物の躯体に接続する接続ユニットとを備え、
前記座屈拘束ユニットは、前記軸方向に延びる管状部材を含み、
前記管状部材は、中央管状部と、前記中央管状部の前記軸方向の一方側の開口を塞ぐ第1の閉塞部と、前記中央管状部の前記軸方向の他方側の開口を塞ぐ第2の閉塞部と、前記中央管状部から前記第1の閉塞部を介して前記一方側に延びるとともに前記一方側に開口した第1の端部管状部と、前記中央管状部から前記第2の閉塞部を介して前記他方側に延びるとともに前記他方側に開口した第2の端部管状部とを含み、
前記軸力伝達ユニットは、前記中央管状部の内部から前記第1の閉塞部および前記第2の閉塞部を貫き前記第1の端部管状部の内部および前記第2の端部管状部の内部に突出するように配置された軸力部材を含み、
前記座屈拘束ユニットは、前記管状部材と前記軸力部材とが一体に回転するように前記中央管状部の内部に充填されたグラウト硬化部をさらに含み、
前記接続ユニットは、前記軸力部材の前記一方側の端部と前記躯体とを接続する第1のクレビスと、前記軸力部材の前記他方側の端部と前記躯体とを接続する第2のクレビスとを含み、
前記第1のクレビスは、前記軸力部材の前記一方側の端部に対して前記軸方向に移動可能に連結されるようにねじ切られた第1のネジ部を含み、
前記第2のクレビスは、前記軸力部材の前記他方側の端部に対して前記軸方向に移動可能に連結されるように前記第1のネジ部と逆向きにねじ切られた第2のネジ部を含む、ブレース。 - 前記第1のクレビスは、前記第1のネジ部を有する第1の本体部と、前記躯体に接続可能となるように前記第1の本体部の前記一方側に設けられた第1の接続部とを含み、
前記第2のクレビスは、前記第2のネジ部を有する第2の本体部と、前記躯体に接続可能となるように前記第2の本体部の前記他方側に設けられた第2の接続部とを含み、
前記第1の本体部は、前記第1の端部管状部の内周面に対して、前記軸方向に移動可能な状態にまで狭小化した隙間を隔てて対向する第1の対向部を含み、
前記第2の本体部は、前記第2の端部管状部の内周面に対して、前記軸方向に移動可能な状態にまで狭小化した隙間を隔てて対向する第2の対向部を含む、請求項1に記載のブレース。 - 前記第1の本体部は、当該第1の本体部の前記軸方向の全長にわたり形成された第1の円柱状部を含み、
前記第1の対向部は、前記第1の円柱状部の外周面を含み、
前記第2の本体部は、当該第2の本体部の前記軸方向の全長にわたり形成された第2の円柱状部を含み、
前記第2の対向部は、前記第2の円柱状部の外周面を含む、請求項2に記載のブレース。 - 前記第1の本体部は、前記軸方向に延びる第1の柱状部と、前記第1の柱状部の前記軸方向の両端に形成された、前記第1の柱状部よりも外径が大きい一対の第1の円盤状部とを含み、
前記第1の対向部は、前記一対の第1の円盤状部のそれぞれの外周面を含み、
前記第2の本体部は、前記軸方向に延びる第2の柱状部と、前記第2の柱状部の前記軸方向の両端に形成された、前記第2の柱状部よりも外径が大きい一対の第2の円盤状部とを含み、
前記第2の対向部は、前記一対の第2の円盤状部のそれぞれの外周面を含む、請求項2に記載のブレース。 - 前記第1の端部管状部は、前記軸力部材に引張力が作用した際に前記第1の対向部を覆う第1の被覆部を含み、
前記第2の端部管状部は、前記軸力部材に引張力が作用した際に前記第2の対向部を覆う第2の被覆部を含む、請求項2~4のいずれか一項に記載のブレース。 - 前記座屈拘束ユニットは、前記第1の端部管状部の前記一方側の開口を塞ぐ第1の端部閉塞部と、前記第2の端部管状部の前記他方側の開口を塞ぐ第2の端部閉塞部とを含み、
前記第1の端部閉塞部は、前記第1のクレビスを、前記軸方向に移動可能な状態にまで狭小化した隙間を隔てて貫通させる第1の貫通孔を含み、
前記第2の端部閉塞部は、前記第2のクレビスを、前記軸方向に移動可能な状態にまで狭小化した隙間を隔てて貫通させる第2の貫通孔を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載のブレース。 - 請求項1~6のいずれか一項に記載のブレースと、前記ブレースが前記接続ユニットを介して接続された前記躯体とを備える、建築物。
- 軸方向に軸力を伝達するとともに座屈拘束ユニットにより座屈が拘束される軸力伝達ユニットを建築物の躯体に接続する接続ユニットであって、
前記座屈拘束ユニットは、前記軸方向に延びる管状部材を含み、
前記管状部材は、中央管状部と、前記中央管状部の前記軸方向の一方側の開口を塞ぐ第1の閉塞部と、前記中央管状部の前記軸方向の他方側の開口を塞ぐ第2の閉塞部と、前記中央管状部から前記第1の閉塞部を介して前記一方側に延びるとともに前記一方側に開口した第1の端部管状部と、前記中央管状部から前記第2の閉塞部を介して前記他方側に延びるとともに前記他方側に開口した第2の端部管状部とを含み、
前記軸力伝達ユニットは、前記中央管状部の内部から前記第1の閉塞部および前記第2の閉塞部を貫き前記第1の端部管状部の内部および前記第2の端部管状部の内部に突出するように配置された軸力部材を含み、
前記座屈拘束ユニットは、前記管状部材と前記軸力部材とが一体に回転するように前記中央管状部の内部に充填されたグラウト硬化部をさらに含み、
当該接続ユニットは、前記軸力部材の前記一方側の端部と前記躯体とを接続する第1のクレビスと、前記軸力部材の前記他方側の端部と前記躯体とを接続する第2のクレビスとを含み、
前記第1のクレビスは、前記軸力部材の前記一方側の端部に対して前記軸方向に移動可能に連結されるようにねじ切られた第1のネジ部を含み、
前記第2のクレビスは、前記軸力部材の前記他方側の端部に対して前記軸方向に移動可能に連結されるように前記第1のネジ部と逆向きにねじ切られた第2のネジ部を含む、接続ユニット。 - 座屈拘束ユニットにより座屈が拘束される軸力伝達ユニットを建築物の躯体に接続する接続ユニットであって、
前記軸力伝達ユニットは、軸方向に軸力を伝達する軸力部材を含み、
前記座屈拘束ユニットは、前記軸力部材を覆うとともに前記軸力部材を一体に回転させる管状部材を含み、
当該接続ユニットは、前記軸力部材の前記軸方向の一方側の端部と前記躯体とを接続する第1のクレビスと、前記軸力部材の前記軸方向の他方側の端部と前記躯体とを接続する第2のクレビスとを含み、
前記第1のクレビスは、前記軸力部材の前記一方側の端部に対して前記軸方向に移動可能に連結されるようにねじ切られた第1のネジ部を有する第1の本体部と、前記躯体に接続可能となるように前記第1の本体部の前記一方側に設けられた第1の接続部とを含み、
前記第2のクレビスは、前記軸力部材の前記他方側の端部に対して前記軸方向に移動可能に連結されるように前記第1のネジ部と逆向きにねじ切られた第2のネジ部を有する第2の本体部と、前記躯体に接続可能となるように前記第2の本体部の前記他方側に設けられた第2の接続部とを含み、
前記第1の本体部は、前記軸方向に延びる第1の柱状部と、前記第1の柱状部の前記軸方向の両端に形成された、前記第1の柱状部よりも外径が大きい一対の第1の円盤状部とを含み、
前記第2の本体部は、前記軸方向に延びる第2の柱状部と、前記第2の柱状部の前記軸方向の両端に形成された、前記第2の柱状部よりも外径が大きい一対の第2の円盤状部とを含み、
前記一対の第1の円盤状部は、前記管状部材の内周面に対して、前記軸方向に移動可能な状態にまで狭小化した隙間を隔ててそれぞれ対向する外周面を含み、
前記一対の第2の円盤状部は、前記管状部材の内周面に対して、前記軸方向に移動可能な状態にまで狭小化した隙間を隔ててそれぞれ対向する外周面を含む、接続ユニット。
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