JP7139938B2 - バスバ締結構造 - Google Patents

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Description

本明細書が開示する技術は、バスバのリレーの端子へのボルトによる締結構造に関する。
電気自動車には、100ボルト以上の電圧が印加される様々な強電機器が搭載される。強電機器の例は、メインバッテリ、走行用のモータ、メインバッテリの電力を走行用のモータの駆動電力に変換する電力変換器などである。特許文献1に開示されている電気自動車は、メインバッテリの電力を複数の強電機器に分配するパワーディストリビューションモジュール(Power Distribution Module:以下、PDMと称する)を備えている。
大電力を分配するPDMなどの装置では、しばしば、バスバとリレーが用いられる。バスバは、内部抵抗の小さい細長の金属板(金属棒)であり、電力伝送に用いられる導体である。リレーは、2個の端子の間の導通と遮断を切り替えるデバイスである。
大電流を扱う場合、内部抵抗を下げるために断面積の大きいバスバが採用される。また、バスバをリレーの端子にしっかりと固定するために、バスバはボルトでリレーの端子に締結される。断面積が大きくなると剛性が高くなる。バスバの剛性が高いと、リレーの端子のボルト孔とバスバ先端のボルト孔の位置が相違したときに位置を調整することが難しくなる(剛性が低ければバスバを撓ませることでバスバのボルト孔を端子のボルト孔の位置に合わせることができる)。
特許文献2には、一列に並んだ複数のバッテリをバスバで接続する技術が開示されている。特許文献2の技術は、細長いレールにスライド可能に複数のバスバが連結されている。バスバをスライドさせることで、それぞれのバスバを、対応するバッテリの端子の位置へ調整することができる。
他方、バスバは内部抵抗が小さいとはいえ、大電流が流れると発熱する。特許文献3では、半導体モジュールに連結されたバスバに冷却器を当接させてバスバを冷却する技術が開示されている。
国際公開第2014/030445号 特開2015-138647号公報 特開2013-192367号公報
本明細書が開示する一つの技術は、バスバをリレーの端子へボルトで容易に締結することのできるバスバ締結構造を提供する。また、本明細書が開示する別の技術は、バスバの温度上昇を抑える構造を提供する。
本明細書が開示する一つのバスバ締結構造は、端子を有しているリレーと、バスバと、継手板と、ホルダを備えている。継手板は、一端に細長い第1連結孔が設けられており、他端がバスバに連結されている。第1連結孔を通過する第1ボルトが端子に固定されている。継手板は、第1板片と第2板片が交差しているL字形状をなしており、第1板片に第1連結孔が設けられており、第2板片に第2連結孔が設けられている。バスバに細長いバスバ側貫通孔が設けられている。バスバ側貫通孔を通過している第2ボルトが第2連結孔に締結されている。ホルダは、端子に対向するように配置されており、第2板片がバスバに対向するとともに第1板片が端子の表面に沿ってスライドするように継手板を支持している。継手板の第1連結孔が細長いので、バスバに連結されている継手板の位置が端子の位置からずれても第1ボルトを第1連結孔に挿通することができる。第1ボルトでバスバをリレーの端子に容易に締結することが可能となる。
本明細書が開示する別のバスバ締結構造では、リレーが固定されているベース板にバスバが押し付けられている。バスバの熱がベース板に拡散することでバスバの温度上昇が抑えられる。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
実施例のバスバ締結構造を説明する斜視図である。 実施例のバスバ締結構造を説明する斜視図である(分解図)。 図1のIII-III線に沿った断面図である。
図面を参照して実施例のバスバ締結構造2を説明する。図1に、バスバ締結構造2を説明する斜視図を示す。図2に、図1に示した部品の分解斜視図を示す。実施例のバスバ締結構造2は、バスバ20、30、120、130のそれぞれに、リレー10の端子11、12、111、112のそれぞれをボルトで締結する構造である。リレー10は、端子11と端子12の間の接続と遮断を切り替えることができるとともに、端子111と端子112の間の接続と遮断を切り替えることができる。
リレー10は、例えば、バッテリと電力変換器の間の電気的接続を遮断するのに用いられる。この場合、バスバ20とバスバ120にバッテリの正極端と負極端が接続され、バスバ30と130に電力変換器の入力正極端と入力負極端が接続される。リレー10は大電流(例えば200アンペア以上)を許容することができる。それゆえ、バスバはボルトで端子にしっかりと締結される。バスバと端子のそれぞれにボルトを通す孔が設けられている。
バスバ20、30、120、130は、例えば内部抵抗の低い銅で作られている。さらに、バスバ20、30、120、130には大電流が流れ得るので、内部抵抗を下げるために断面積の大きい金属板(例えば銅板)が採用されている。そのため、バスバ20、30、120、130は剛性が高い。バスバ20をリレー10の端子11に締結する際、バスバ20のボルト孔の位置が予定位置よりもずれると、端子11のボルト孔に対するバスバ20のボルト孔の位置が合わなくなり、両者の締結が難しくなる。バスバ20の剛性が高くなければバスバ20を撓ませることでバスバ20のボルト孔の位置を調整することができる。しかしながら、バスバ20の剛性が高いため、バスバ20を撓ませてボルト孔の位置を調整することは難しい。また、バスバ20を強引に撓ませて端子11のボルト孔との位置を合わせると、バスバ20と端子11の締結部位に大きな応力が生じてしまう。実施例のバスバ締結構造2は、継手板40(後述)を介してバスバ20をボルトで端子11に締結する構造を採用する。具体的には、バスバ20をボルトで継手板40に締結し、継手板40を別のボルトで端子11に締結する。実施例のバスバ締結構造2は、端子11に対するバスバ20の位置がずれても両者を容易に連結することができる。他のバスバ30、120、130についても同様である。
バスバ20とバスバ120は、樹脂カバー3に支持されている。バスバ30とバスバ130は樹脂カバー4で支持されている。リレー10と樹脂カバー3、4は、ボルト99でベース板5に固定されている。
説明の都合上、バスバ20を第1バスバ20と称し、バスバ30を第2バスバ30と称する。リレー10の端子11を第1端子11と称し、端子12を第2端子と称する。また、図中の座標系の+Z方向を「上」と定義する。バスバ120の端子111への締結構造、及び、バスバ130の端子112への締結構造は、第1バスバ20の第1端子11への締結構造と同じなので、説明は省略する。
まず、第1バスバ20の第1端子11への締結構造2を説明する。バスバ締結構造2は、第1端子11を有しているリレー10と、第1バスバ20と、第1継手板40と、第1ボルト71で構成される。第1端子11、第1バスバ20、第1継手板40は、いずれも、導電性の金属、例えば銅で作られている。ボルト71は導電性を有しているが、銅よりも硬い鋼で作られている。
第1端子11は、リレー10の上面10aに設けられている。第1端子11の露出面は+Z方向を向いている。第1端子11には、ボルト締結孔11aが設けられている。
なお、第2端子12にも、ボルト締結孔12aが設けられている。図3に、ボルト締結孔11a、12aを通る垂直平面でカットした断面を示す。図3は、図1のIII-III線に沿ってカットした断面図である。以後、図1-図3を参照して締結構造2を説明する。図3では、理解を助けるために、第1継手板40をホルダ60(後述)から外した図を示してある。ホルダ60に保持された第1継手板40は仮想線で描かれている。また、図3では、電磁コイル、コア、可動板など、リレー10の内部構造の図示は省略してある。図3では、ボルト締結孔11aの下に配置されているナット15と、ボルト締結孔12aの下に配置されているナット16は描かれている。ボルト71は第1端子11のボルト締結孔11aとナット15に締結され、ボルト73は第2端子12のボルト締結孔12aとナット16に締結される。
第1バスバ20の一端21は、リレー10の側面10bに沿って図中のZ方向(上方)に延びている。第1バスバ20の一端21には、Z方向に細長いバスバ側貫通孔21aが設けられている。第1バスバ20の他端22は、図中の座標系の+X方向に延びている。他端22には、貫通孔22aが設けられている。例えば、バッテリから延びているバッテリバスバ(不図示)が第1バスバ20の他端22に接続される。第1バスバ20の他端22とバッテリバスバは、貫通孔22aを通るボルトによって締結される。なお、第2バスバ30の他端32にも貫通孔32aが設けられており、貫通孔32aを通るボルトにより、例えば電力変換器のバスバが締結される。リレー10が第1端子11と第2端子12の間の接続と遮断を切り替えることで、バッテリと電力変換器の間の導通と遮断が切り替えられる。
第1継手板40は、第1板片41と第2板片42が直角に連結されているL字形状を有している。第1板片41と第2板片42は、ともに平板である。第1板片41には細長い第1連結孔41aが設けられている。第2板片42には第2連結孔42aが設けられている。第2連結孔42aは、第2板片42に取り付けられたナット43のネジ孔でもある。ナット43は、圧入により第2板片42に固定されている。
第1ボルト71が第1継手板40の第1連結孔41aを通り、第1端子11のボルト締結孔11aに締結される。第1継手板40は、第1ボルト71によって第1端子11に締結される。
第2ボルト72が第1バスバ20のバスバ側貫通孔21aを通り、第1継手板40の第2連結孔42a(すなわちナット43のネジ孔)に締結される。第2ボルト72によって第1バスバ20が第1継手板40に締結される。結局、第1バスバ20は、第1継手板40を介して、第1ボルト71と第2ボルト72によって、第1端子11にしっかりと締結される(連結される)。第1バスバ20が第1端子11に締結されることで、両者は導通する。
先に述べたように、第1継手板40は、第1連結孔41aを通る第1ボルト71によって、第1端子11に締結される。第1連結孔41aはX方向に長細い。それゆえ、第1端子11のボルト締結孔11aに対する第1連結孔41aのX方向の位置が予定位置からずれても、第1継手板40を第1端子11に締結させることができる。別言すれば、第1バスバ20のX方向の位置が予定位置から少しずれても、第1継手板40を介して第1バスバ20を第1端子11に容易に連結することができる。第1連結孔41aの長手方向の長さが、許容できる第1バスバ20のX方向のずれ量に相当する。
図1-図3に示されているように、第1バスバ20の一端21に設けられたバスバ側貫通孔21aは、図中の座標系のZ方向に細長い。それゆえ、第1継手板40の第2連結孔42aに対する第1バスバ20のZ方向の位置が予定位置からずれても、第1バスバ20を第1継手板40に締結させることができる。別言すれば、第1バスバ20のZ方向の位置が予定位置からずれても、第1継手板40を介して第1バスバ20を第1端子11に容易に締結することができる。バスバ側貫通孔21aの長手方向に長さが、許容できる第1バスバ20のZ方向のずれ量に相当する。
実施例のバスバ締結構造2では、X方向に細長い第1連結孔41aと、Z方向に細長いバスバ側貫通孔21aを備えることによって、第1バスバ20の位置が予定位置からX方向及び/又はZ方向にずれていても、第1バスバ20を撓ませることなく、第1バスバ20を第1端子11に容易に締結する(連結する)ことができる。
第2バスバ30は、第2継手板50を介して第2端子12に締結される。第2端子12は第1端子11と同様にボルト締結孔12aを備えている。
第2バスバ30は第1バスバ20と同様にZ方向に細長いバスバ側貫通孔31aを備えている。第2継手板50は、第1継手板40と同様に、第1板片51と第2板片52が直交するように連結されたL字形状をなしている。第2継手板50の第1板片51は第1継手板40の第1板片41と同様に、X方向に細長い第1連結孔51aを備えている。第2継手板50の第2板片52は第1継手板40の第2板片42と同様に、第2連結孔52aを備えている。第2連結孔52aは、第1継手板40の第2連結孔42aと同様に、第2板片52に取り付けられたナット53のネジ孔に相当する。上記の通り、第2端子12と第2バスバ30と第2継手板50は、第1端子11と第1バスバ20と第1継手板40と同じ構造を有している。それゆえ、第2バスバ30の位置が予定位置からX方向及び/又はZ方向にずれていても、第2バスバ30を撓ませることなく、第2バスバ30を第2端子12に容易に締結することができる。
第2バスバ30のバスバ側貫通孔31aを通るボルト74が第2継手板50の第2連結孔52aに固定される。ボルト74によって第2バスバ30が第2継手板50に締結される。第2継手板50の第1連結孔51aを通るボルト73が第2端子12のボルト締結孔12aに締結される。第2バスバ30は、第2継手板50と、ボルト73、74によって、第2端子12に締結される(連結される)。
第1継手板40と第2継手板50は、ホルダ60に支持されている。ホルダ60について説明する。ホルダ60は、絶縁性の樹脂で作られている。ホルダ60は、第1端子11と第2端子12に対向するように配置されている。
ホルダ60は、第1継手板40の第1板片41が第1端子11に対向するとともに、第2板片42が第1バスバ20に対向するように第1継手板40を支持している。また、ホルダ60は、第1板片41が第1端子11の表面に沿ってX方向にスライドするように第1継手板40を支持している。具体的には、ホルダ60は第1板片41の断面とほぼ同じ大きさの貫通孔63を有しており、その貫通孔63に第1継手板40の第1板片41が挿通される。第1継手板40の第1板片41は、貫通孔63の中でX方向にスライドすることができる。第1板片41(すなわち第1継手板40)は、図中の座標系のX方向にスライド可能である。
また、ホルダ60は、第2板片42に対向する位置に窪み64を有しており、その窪み64に、第1継手板40のナット43が収容される。ナット43は窪み64に遊嵌しており、ナット43は第1継手板40のスライドを妨げない。第1継手板40は、第1板片41が貫通孔63を通っているとともに、ナット43が窪み64に収まっていることで、ホルダ60にしっかりと支持される。
ホルダ60は、大きな開口部61を有している枠形状をなしている。ホルダ60は、開口部61を通して第1端子11が露出するように、リレー10の上面10aに配置されている。また、第1継手板40の第1板片41が開口部61から見えている。開口部61を通して第1ボルト71で第1継手板40の第1板片41を第1端子11に締結することができる。
先に述べたように、第1継手板40の第1連結孔41aは、図中の座標系のX方向に細長い。そして、第1継手板40は、ホルダ60に対してX方向にスライド可能である。図3の矢印Aが、第1継手板40のスライド方向を示している。第1継手板40の位置がX方向にて予定位置よりもずれていても、第1継手板40をX方向にスライドさせることで、第1継手板40を第1ボルト71で第1端子11に容易に締結することができる。
先に述べたように、第2板片42が第1板片41に対して直交している。第2板片42は、X方向を向いており、第1バスバ20と対向している。第1継手板40がスライドすると、第2板片42が第1バスバ20に対して進退する。従って、第1バスバ20と第1端子11のX方向の位置のずれは、第1継手板40がX方向にスライドすることで調整することができる。第1継手板40がX方向にスライドすることで、第1バスバ20のX方向の位置に関わらずに、第1継手板40の第2板片42が第1バスバ20に当接することができる。
第1バスバ20の一端21が第1継手板40の第2板片42に対向している。その一端21に、細長いバスバ側貫通孔21aが設けられている。バスバ側貫通孔21aは、Z方向に細長い。従って、第1継手板40(すなわち第1端子11)の位置に対して第1バスバ20がZ方向にずれていても、細長いバスバ側貫通孔21aを通して第2ボルト72で第1バスバ20を第1継手板40に容易に締結することができる。
リレー10と第1バスバ20は、第1継手板40で連結されるのに先立ってベース板5に固定される。すなわち、第1バスバ20を支持している図示カバー3がボルト99でベース板5に固定される。ベース板5に固定された第1バスバ20の位置が予定された位置からずれている場合がある。一方、第1継手板40がX方向にスライド可能にホルダ60に保持されている。第1バスバ20の位置が予定された位置からずれていても、第1継手板40の位置を調整することで、第1バスバ20を第1端子11に容易に連結することができる。
リレー10の第2端子12と第2バスバ30と第2継手板50とホルダ60の関係は、第1端子11と第1バスバ20と第1継手板40とホルダ60の関係と同じである。従って第2バスバ30は、X方向および/またはZ方向の位置が予定位置からずれていても、第2継手板50、ボルト73、74によって、容易に第2端子12に締結することができる。また、第2継手板50は、ホルダ60に支持されている。ホルダ60に設けられた貫通孔63aに第2継手板50の第1板片51が挿通されるとともに、窪み64aにナット53が遊嵌する。第2継手板50はX方向にスライド可能にホルダ60に支持されている。
リレー10の上面10aに、第1端子11と第2端子12が配置されている。上面10aには、第1端子11と第2端子12を隔てる壁13が設けられている。ホルダ60の壁13に対向する箇所に溝62が設けられている。リレー10の壁13がホルダ60の溝62に嵌合している。壁13が溝62に嵌合することによって、ホルダ60の位置が定まる。また、図3によく示されているように、壁13は、スライドする第1継手板40と第2継手板50の間に位置しており、両者が短絡することを防止する。
第1バスバ20と第2バスバ30の冷却について説明する。図3に示されているように、第1バスバ20の下面23は樹脂カバー3から露出している。先に述べたように、樹脂カバー3はボルト99でベース板5に固定されている。従って第1バスバ20は、ボルト99によって、ベース板5に押し付けられている。第1バスバ20とベース板5の間には、絶縁性の伝熱材6が挟まれている。第1バスバ20は、伝熱材6を挟んでベース板5に押し付けられている。第1バスバ20がベース板5に押し付けられていることによって、第1バスバ20の熱がベース板5へ拡散し、第1バスバ20の温度上昇が抑制される。絶縁性の伝熱材6は、第1バスバ20とベース板5の短絡を防止する。伝熱材6は、たとえばシリコン樹脂で作られている。
第2バスバ30の下面33も、樹脂カバー4から露出している。樹脂カバー4もボルト99でベース板5に固定されている。第2バスバ30は、ボルト99によって、伝熱材6を挟んでベース板5に押し付けられている。第2バスバ30の熱もベース板5へ拡散するので、第2バスバ30の温度上昇も抑えられる。
バスバ120は、継手板140、ボルト171、172を介してリレー10の端子111に締結される。バスバ130は、継手板150、ボルト173、174を介してリレー10の端子112に締結される。図2ではボルト71-74、171-174の図示は省略した。
継手板140、継手板150は、ホルダ160に支持される。ホルダ160は、端子111、112の間に設けられた壁113に嵌合し、その位置が定まる。壁113は、継手板140と継手板150が短絡することを防止する。バスバ120、130も、伝熱材を挟んでベース板5に押し付けられており、温度上昇が抑制される。
実施例で説明したバスバ締結構造2のいくつかの特徴を以下に列挙する。
(1)バスバ締結構造2は、第1端子11を有しているリレー10と、第1バスバ20と、第1継手板40を備えている。第1端子11は、リレー10の一面(上面10a)に設けられている。第1継手板40の一端に細長い第1連結孔41aが設けられており、他端が第1バスバ20に連結されている。第1連結孔41aを通過する第1ボルト71によって、第1継手板40(第1バスバ20)が第1端子11に締結されている。細長い第1連結孔41aを備えることで、第1連結孔41aの長手方向の位置誤差があっても第1バスバ20を第1端子11に締結することができる。
(2)第1継手板40は、第1板片41と第2板片42が交差しているL字形状をなしている。第1板片41と第2板片42は板状である。第1板片41に第1連結孔41aが設けられており、第2板片42に第2連結孔42aが設けられている。第1バスバ20の第2板片42に対向する部位(一端21)には、第1連結孔41aの長手方向(図中のX方向)と直交する方向に細長いバスバ側貫通孔21aが設けられている。バスバ側貫通孔21aを通過している第2ボルト72によって、第1バスバ20が第2連結孔42aに締結されている。細長い第1連結孔41aとバスバ側貫通孔21aは、それぞれの長手方向が直交するように配置されている。細長いバスバ側貫通孔21aの長手方向と、細長い第1連結孔41aの長手方向が直交することで、第1端子11に対する第1バスバ20の2方向の位置誤差があっても、第1バスバ20を第1端子11に容易に締結することができる。
(3)バスバ締結構造2は、さらに、ホルダ60を備えていてもよい。ホルダ60は、第1端子11に対向するように配置されている。ホルダ60は、第1継手板40の第2板片42が第1バスバ20に対向するとともに第1板片41が第1端子11の表面に沿ってスライドするように第1継手板40を支持している。ホルダ60は、ボルト71、72で固定する前の第1継手板40の位置を定める。
(4)第2連結孔42aには第2ボルト72が固定されるナット43が取り付けられていてもよい。ホルダ60にナット43を収容する窪み64が設けられている。
(5)バスバ締結構造2は、さらに、第1バスバ20と同じ構造を有している第2バスバ30と、第1継手板40と同じ構造を有している第2継手板50を備えていてもよい。リレー10の一面(上面10a)に第1端子11とともに第2端子12が露出している。第1バスバ20はリレー10の側面10bに沿って、上面10aの法線方向へ延びている。第2バスバ30は、側面10bの反対側の側面10cに沿って、上面10aの法線方向へ延びている。別言すれば、第1バスバ20と第2バスバ30は、リレー10に隣接配置されており、第1端子11と第2端子12の並び方向(図中のX方向)でリレー10を挟んで互いに対向するように配置されている。
ホルダ60は、第1端子11と第2端子12に対向するとともに、第1バスバ20と第2バスバ30の間に配置されている。ホルダ60は、第1継手板40の第2板片42が第1バスバ20に対向するとともに第1板片41が端子の並び方向にスライドするように第1継手板40を支持している。ホルダ60は、第2継手板50の第2板片52が第2バスバ30に対向するとともに第1板片51が端子の並び方向にスライドするように第2継手板50を支持している。ホルダ60は、締結前の第1継手板40と第2継手板50を、それぞれの締結予定位置に保持する。
(6)リレー10の上面10aに、第1端子11と第2端子12を隔てる壁13が設けられている。壁13は、ホルダ60に設けられた溝62に嵌合している。壁13は、ホルダ60の位置を決めるとともに、第1継手板40と第2継手板50の短絡を防止する。
(7)リレー10が固定されているベース板5に第1バスバ20と第2バスバ30が押し付けられている。第1バスバ20とベース板5の間、及び、第2バスバ30とベース板5の間には、絶縁性の伝熱材6が挟まれている。バスバ20、30の熱がベース板5に拡散し、バスバ20、30の温度上昇が抑えられる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:バスバ締結構造
3、4:樹脂カバー
5:ベース板
6:伝熱材
10:リレー
11、12、111、112:端子
11a、12a:ボルト締結孔
13、113:壁
15、16:ナット
20、30、120、130:バスバ
21a、31a:バスバ側貫通孔
22a、32a:貫通孔
40、50、140、150:継手板
41、51:第1板片
41a、51a:第1連結孔
42、52:第2板片
42a、52a:第2連結孔
43、53:ナット
60:ホルダ
71、72、73、74、99、171、172、173、174:ボルト

Claims (6)

  1. 端子を有しているリレーと、
    バスバと、
    一端に細長い第1連結孔が設けられており、他端が前記バスバに連結されている継手板と、
    ホルダと、
    を備えており、
    前記第1連結孔を通過する第1ボルトが前記端子に固定されており、
    前記継手板は、第1板片と第2板片が交差しているL字形状をなしており、前記第1板片に前記第1連結孔が設けられており、前記第2板片に第2連結孔が設けられており、
    前記バスバに細長いバスバ側貫通孔が設けられており、
    前記バスバ側貫通孔を通過している第2ボルトが前記第2連結孔に締結されており、
    前記ホルダは、前記端子に対向するように配置されており、前記第2板片が前記バスバに対向するとともに前記第1板片が前記端子の表面に沿ってスライドするように前記継手板を支持している、
    バスバ締結構造。
  2. 前記第2連結孔には前記第2ボルトが固定されるナットが取り付けられており、前記ホルダに前記ナットを収容する窪みが設けられている、請求項に記載のバスバ締結構造。
  3. 前記バスバと同じ構造を有している別のバスバと、前記継手板と同じ構造を有している別の継手板を備えており、
    前記リレーの前記端子が露出している一面に別の端子が備えられており、
    前記バスバは、前記リレーに隣接配置されており、前記一面の法線方向に沿って延びており、
    前記別のバスバは、前記端子と前記別の端子の並び方向で前記リレーを挟んで前記バスバと対向するように配置されており、
    前記ホルダは、前記端子と前記別の端子に対向するとともに、前記バスバと前記別のバスバの間に配置されており、
    前記ホルダは、前記継手板の前記第2板片が前記バスバに対向するとともに前記第1板片が前記並び方向にスライドするように前記継手板を支持しているとともに、前記別の継手板の第2板片が前記別のバスバに対向するとともに前記別の継手板の第1板片が前記並び方向にスライドするように前記別の継手板を支持している、
    請求項に記載のバスバ締結構造。
  4. 前記リレーは、前記一面に、前記端子と前記別の端子を隔てる壁を有しており、当該壁が前記ホルダに嵌合している、請求項に記載のバスバ締結構造。
  5. 前記リレーが固定されているベース板に前記バスバが押し付けられている、請求項1からのいずれか1項に記載のバスバ締結構造。
  6. 前記バスバと前記ベース板の間に絶縁性の伝熱材が挟まれている、請求項に記載のバスバ締結構造。
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