JP7137218B2 - 電動弁 - Google Patents
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Description
本発明は電動弁に関し、特にストッパ機構の配置構成に関する。
自動車用空調装置は、一般に、圧縮機、凝縮器、膨張装置、蒸発器等を冷凍サイクルに配置して構成される。膨張装置としては、駆動部にステッピングモータを使用して弁開度の精密な制御を実現する電動膨張弁が採用されつつある。このような電動膨張弁は、シャフトの先端に支持された弁体を、ボディに設けられた弁座に着脱させる機構を有する。この着脱に際しては、ねじ送り機構を採用してロータの回転運動をシャフトの並進運動に変換する技術が提案されている。
このような電動膨張弁には、シャフトの並進運動を規制するために、ストッパ機構が設けられている。従来、ロータの回転軸と一体変位するストッパ部と、ボディに設けられたストッパ部とをロータの回転方向に係止させてストッパ機能を発揮させる電動膨張弁が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の電動膨張弁は、シャフトの上方への移動を規制する第1ストッパ部と、下方への移動を規制する第2ストッパ部とを近接配置している点で簡素な構造を実現している。しかし、シャフトの軸線方向においてロータとねじ送り機構の螺合部との間に両ストッパの配置スペースを確保する必要があるため、ロータの重心と支点とが離隔する。そのため、ロータが軸線に対して振れ回りやすくなる。この振れ回りは、シャフトの並進運動に影響を及ぼすおそれがある。このような問題は、電動膨張弁に限らず種々の用途に用いられる電動弁について同様に生じ得る。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電動弁のロータの振れ回りを抑制することにある。
本発明のある態様は電動弁である。この電動弁は、上流側から流体を導入する入口ポートと、下流側へ流体を導出する出口ポートと、入口ポートと出口ポートとを連通させる通路が設けられるボディと、通路に設けられる弁部を開閉する弁体と、弁体を弁部の開閉方向に駆動するためのロータを含むモータと、ロータに同軸状に支持され、弁体と一体変位可能なシャフトと、ロータの回転運動を並進運動に変換するねじ送り機構と、ロータの並進運動を規制するストッパ機構と、を備える。ねじ送り機構は、ボディに立設され、外周面に雄ねじ部が設けられるガイド部と、ロータの回転軸を構成する筒状体からなり、内周面に雄ねじ部と螺合する雌ねじ部が設けられ、ガイド部に外挿される態様で支持される被ガイド部と、を有する。ストッパ機構は、第1ストッパ機構および第2ストッパ機構を含む。第1ストッパ機構は、被ガイド部に設けられる第1ストッパ部と、ガイド部に設けられる第1係止面とを含み、モータの駆動により弁体が開弁方向に変位するとき、第1係止面が第1ストッパ部を係止することで、ロータの開弁方向への移動を規制する。第2ストッパ機構は、被ガイド部に設けられる第2ストッパ部と、ガイド部に設けられる第2係止面とを含む。モータの駆動により弁体が閉弁方向に変位するとき、第2係止面が第2ストッパ部を係止することで、ロータの閉弁方向への移動を規制する。第1係止面および第2係止面は、ねじ送り機構の螺合部と弁部との間に位置する。
この態様によると、2つのストッパ機構の各係止面をロータと螺合部との間ではなく、螺合部と弁部との間に配置したことで、ロータと螺合部との距離を短くすることができる。よって、ロータの回転駆動に起因するロータの振れ回りを抑制できる。
本発明によれば、ロータの振れ回りを抑制可能な電動弁を提供できる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。また、以下の実施形態およびその変形例について、ほぼ同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態における電動弁100の構造を表す断面図である。
本実施形態の電動弁100は、膨張装置として機能する電動膨張弁であり、ボディ200とモータユニット300とを組み付けて構成されている。ボディ200の内部には、弁部202が設けられている。
図1は、第1実施形態における電動弁100の構造を表す断面図である。
本実施形態の電動弁100は、膨張装置として機能する電動膨張弁であり、ボディ200とモータユニット300とを組み付けて構成されている。ボディ200の内部には、弁部202が設けられている。
ボディ200の側部には、凝縮器側から高温・高圧の流体を導入する導入ポート222、弁部202にて絞り膨張された低温・低圧の流体を蒸発器へ向けて導出する導出ポート224が設けられている。
ボディ200は、有底筒状の第1ボディ220と、円筒状の第2ボディ240と、円筒状の第3ボディ260と、を含む。第1ボディ220の上半部に、第2ボディ240が配設されている。第2ボディ240の下半部に、第3ボディ260が配設されている。第3ボディ260は、第1ボディ220の内方に位置する。第3ボディ260内部に弁部202が収容される。第2ボディ240の上部中央には、ガイド部材242(ガイド部)が立設されている。ガイド部材242は金属材料からなる切削加工品であり、ガイド部材242の軸線方向中央部の外周面には雄ねじ部244が形成されている。ガイド部材242の下端部は大径となっており、その大径部245が第2ボディ240の上部中央に同軸状に固定されている。第2ボディ240の内方には、モータユニット300のロータ320から延びるシャフト246が挿通されている。シャフト246の下端部は、弁部202を構成する弁体204を兼ねている。ガイド部材242はその内周面によりシャフト246を軸線方向に摺動可能に支持する一方、その外周面によりロータ320の回転軸326(被ガイド部)を回転摺動可能に支持する。
第1ボディ220の一方の側部には導入ポート222が設けられ、他方の側部には導出ポート224が設けられている。導入ポート222は流体を導入し、導出ポート224は流体を導出する。導入ポート222と導出ポート224は第3ボディ260内に形成される内部通路によって連通する。
第3ボディ260の側部には入口ポート262が設けられ、底部には出口ポート264が設けられている。入口ポート262は導入ポート222と連通し、出口ポート264は導出ポート224と連通する。入口ポート262と出口ポート264は、弁室266を介して連通している。第3ボディ260の内方には弁孔208が設けられ、その上端開口端縁により弁座210が形成されている。弁体204が弁座210に接離することで、弁部202の開度が調整される。
弁室266内部では、シャフト246の下部にEリング212が嵌着されている。Eリング212の上方にはばね受け214が設けられる。ガイド部材242の下方にもばね受け248が設けられ、2つのばね受け214、248の間には弁体204を弁部202の閉弁方向へ付勢するスプリング216が弁体204と同軸状に挿入されている。本実施形態においては、シャフト246の下端部が弁体204を兼ねているから、スプリング216はシャフト246をも閉弁方向へ付勢する。
次に、モータユニット300の構造を説明する。
モータユニット300は、ロータ320とステータ340とを含む三相ステッピングモータとして構成されている。モータユニット300は有底円筒状のキャン302を有し、そのキャン302の内方にロータ320、外方にステータ340を配置して構成される。
モータユニット300は、ロータ320とステータ340とを含む三相ステッピングモータとして構成されている。モータユニット300は有底円筒状のキャン302を有し、そのキャン302の内方にロータ320、外方にステータ340を配置して構成される。
ステータ340は、積層コア342とボビン344とを含む。積層コア342は、板状のコアが軸線方向に積層されて構成される。ボビン344には、コイル346が巻回されている。コイル346と、そのコイル346が巻回されているボビン344とをまとめて「コイルユニット345」という。コイルユニット345は、積層コア342に組みつけられている。
ステータ340は、モールド成形によってケース400と一体に設けられている。ケース400上端開口部には、蓋体440がインロー嵌合されている。ケース400と蓋体440とに囲まれた空間Sには、プリント配線基板420が配設される。コイル346は、プリント配線基板420と接続されている。ケース400には端子カバー部402が設けられており、外部電源からの電力をプリント配線基板420へと供給するための端子422を保護する。
第3ボディ260と第1ボディ220との間、第2ボディ240と第1ボディ220との間にはそれぞれ、環状のシール部材206、201が介装されている。この構成により、第1ボディ220と第3ボディ260との間のクリアランスおよび第2ボディ240と第1ボディ220との間のクリアランスを介した流体の漏れが防止される。また、第2ボディ240とケース400との間には、環状のシール部材203が介装されている。この構成により、第2ボディ240とケース400との間のクリアランスを介した外気(水分等)の侵入が防止される。
ロータ320は、円筒状のロータコア322と、ロータコア322の外周に沿って設けられたマグネット324を備える。ロータコア322は回転軸326に組み付けられている。マグネット324は、その円周方向に複数極に磁化されている。
回転軸326は、金属材料からなる切削加工品である。回転軸326は、金属材料を有底円筒状に一体成形して得られる。回転軸326は、その開口端を下にしてガイド部材242に外挿されている。回転軸326の内周面には雌ねじ部328が形成され、ガイド部材242の雄ねじ部244と噛合している。これらのねじ部によるねじ送り機構によって、ロータ320の回転運動が軸線方向への並進運動に変換される。ねじ送り機構における雌ねじ部328と雄ねじ部244の噛合箇所を「螺合部」という。回転軸326の開口端部近傍の構造について詳細は後述する。
シャフト246の上部は縮径され、その縮径部が回転軸326の底部を貫通している。縮径部の先端には、環状のストッパ330が固定されている。一方、縮径部の基端と回転軸326の底部との間には、シャフト246を下方(閉弁方向)に付勢するバックスプリング332が介装されている。このような構成により、弁部202の開弁時にはストッパ330が回転軸326の底部に係止される態様でシャフト246がロータ320と一体変位する。一方、弁部202の閉弁時には、弁体204が弁座210から受ける反力により、バックスプリング332が押し縮められる。この時のバックスプリング332の弾性反力により弁体204を弁座210に押し付けることができ、弁体204の着座性能(閉弁性能)を高められる。
図2は、電動弁100の全開状態を表す断面図である。
電動弁100は、回転軸326の並進運動を規制するストッパ機構を有する。ストッパ機構は、回転軸326の開口端部に設けられる突部、ガイド部材242の外周面に設けられる2つの突部およびストッパ部材500を備える。
回転軸326は、下部に内径が拡径された拡径部334を有する。拡径部334は、雌ねじ部328の直下から回転軸326の下端まで延在する。回転軸326の開口端部がロータ320の下方に突出し、その外周面に沿って環状の凹部336が設けられる。凹部336にはストッパ部材500が嵌合される。
電動弁100は、回転軸326の並進運動を規制するストッパ機構を有する。ストッパ機構は、回転軸326の開口端部に設けられる突部、ガイド部材242の外周面に設けられる2つの突部およびストッパ部材500を備える。
回転軸326は、下部に内径が拡径された拡径部334を有する。拡径部334は、雌ねじ部328の直下から回転軸326の下端まで延在する。回転軸326の開口端部がロータ320の下方に突出し、その外周面に沿って環状の凹部336が設けられる。凹部336にはストッパ部材500が嵌合される。
ガイド部材242の外周面には、雄ねじ部244のやや下方に第1突部250が突設されている。第1突部250の更に下方には、第2突部252が突設されている。第1突部250はガイド部材242の外周面から半径方向外向きに突出する態様で設けられる。第1突部250の高さは第2突部252の高さより低く設定されている。第1実施形態においては、第2突部252は大径部245の上端部を形成する。第1突部250と第2突部252は、ガイド部材242に一体成形される。第1突部250は回転軸326の並進運動における上死点を規定し、第2突部252は下死点を規定する。
モータユニット300の駆動によりねじ送り機構が作動し、回転軸326が上方へ動き始めると、シャフト246がロータ320と一体変位する。この変位により、弁体204が弁座210から離脱する。これにより、導入ポート222、入口ポート262、弁室266に導入されていた流体が出口ポート264、導出ポート224の順に通過して流出する。
図1に示すとおり、閉弁状態においては回転軸326の開口端部の一部が大径部245の上端部(図2における第2突部252)と当接する。一方、図2に示すとおり、全開状態においてはストッパ部材500の一部が第1突部250と当接する。この二つの当接態様によって回転軸326の下方(閉弁方向)および上方(開弁方向)への並進運動を規制する。当接態様について詳細は後述する。
次に、ストッパ部材500の構造を説明する。
図3は、ストッパ部材500の外観を表す図である。(A)は側面図、(B)は底面図、(C)は斜視図である。
図3は、ストッパ部材500の外観を表す図である。(A)は側面図、(B)は底面図、(C)は斜視図である。
ストッパ部材500は、ばね材からなる。ストッパ部材500は、板材を打ち抜いて得られた帯状部分を曲げ加工し、クリップ状に成形して得られる。ストッパ部材500は、弧状の嵌合部502、平面視U字状の連結部504、ガイド部505を含む。ストッパ部材500は、連結部504の両端部から嵌合部502が延出し、嵌合部502における連結部504とは反対側の端部からガイド部505が延在する。ストッパ部材500は、連結部504の二等分線Lを基準として、概ね対称構造を有する(後述する突起部508を除く)。
嵌合部502は2つの弧状の嵌合部材503からなる。2つの嵌合部材503は、二等分線Lを基準として対称な位置に配設される。2つの嵌合部材503は、同一の内接円を有する。嵌合部502の内接円(嵌合部材503の内接円)の曲率は、凹部336の底部における曲率と等しい。ガイド部505は、2つのガイド部材507からなる。これらのガイド部材507は、嵌合部材503との接続点から互いに近接する方向へ延出し、途中で互いに離接する方向へ延出する形状となっている。ガイド部505における2つのガイド部材507が最短距離となる部分(近接方向から離接方向へと変化する部分)を「狭部N」という。
ストッパ部材500はさらに、突出部506を備える。突出部506は側面視L字状をなしており、連結部504から下方へ突出し、さらに嵌合部502の内接円中心軸方向へと延在する。突出部506の延在方向は、二等分線Lの延在方向と同一となっている。突出部506の先端部はテーパ形状となっている。また、突出部506の先端部端面は曲率を有する。突出部506は先端部の側面に突起部508を備える。突起部508は突出部506から周方向に延在する。
図4は、回転軸326にストッパ部材500を組み付ける場合の、ストッパ部材500近傍を表す部分拡大図である。
回転軸326の下端は段差を有する形状となっている。段差は、段部338と突部327を含む。段部338は回転軸326の下端面から凹状に形成されている。段部338は回転軸326の回転方向(回転軸326の周方向)に延在している。段部338には突出部506が径方向に挿通される。突出部506は、回転方向において段部338の範囲だけ可動となる。突部327は回転軸326の下端面から凸状に形成されている。突部327は第1突部250との間に突出部506を挟み込む。すなわち、突部327において、突出部506と対向する部分は「挟持部」として機能する。また、その反対側の部分は第2突部252との「係止部」として機能する(詳細は後述する)。
回転軸326の下端は段差を有する形状となっている。段差は、段部338と突部327を含む。段部338は回転軸326の下端面から凹状に形成されている。段部338は回転軸326の回転方向(回転軸326の周方向)に延在している。段部338には突出部506が径方向に挿通される。突出部506は、回転方向において段部338の範囲だけ可動となる。突部327は回転軸326の下端面から凸状に形成されている。突部327は第1突部250との間に突出部506を挟み込む。すなわち、突部327において、突出部506と対向する部分は「挟持部」として機能する。また、その反対側の部分は第2突部252との「係止部」として機能する(詳細は後述する)。
ストッパ部材500は、突出部506を嵌合部502の下方に位置させた状態で、回転軸326に組み付けられる。凹部336に嵌合部502が嵌着される。
拡径部334の内周面とガイド部材242の外周面とには隙間が存在する。突出部506の先端がこの隙間に位置する。すなわち、突出部506は回転軸326の内周面から径方向内向きへ突出する。また、突出部506の先端面とガイド部材242の外周面との間には、クリアランスが設けられる。このため、ストッパ部材500はガイド部材242の周りを回転軸326の回転方向に可動となる。
回転軸326の並進運動のある時点(詳細は後述)において、突出部506が第1突部250によって回転軸326の回転方向に係止される。この時、突出部506において、第1突部250が当接する面と反対側の面には、突部327(「挟持部」として機能する)が当接する。突部327は突出部506を回転軸326の回転方向に押圧して第1突部250との間に挟みこむ。
突部327の内周面とガイド部材242の外周面との間には、突起部508が挿入される。すなわち、突起部508は突部327の内周面とガイド部材242の外周面とによって径方向に挟まれる。この構造とすることにより、ストッパ部材500が径方向外向きの力を受けた場合であっても、突起部508が突部327の内周面に当接して突部327の内方にとどまることができる。よって、ストッパ部材500は回転軸326から抜け落ちなくなる。突起部508は、ストッパ部材500が回転軸326から抜け落ちないための「引掛り部」ともいえる。
ここで、図4を示しながら回転軸326、ガイド部材242、ストッパ部材500の組み付け方法を説明する。
まず、回転軸326の内方にガイド部材242の先端を挿入する。雄ねじ部244と雌ねじ部328とが螺合し(図1参照)、ガイド部材242が回転軸326に挿入されていく。第1突部250と拡径部334との間には隙間が存在する。この隙間が存在することによって、第1突部250を拡径部334の内方に挿入できる。第1突部250が段部338より上方にまで挿入された後、回転軸326にストッパ部材500を径方向に嵌合させる。その際には、まず、ガイド部505の端部が凹部336の底部にあてがわれ、凹部336に沿ってガイド部505と嵌合部502が順次嵌着されていく。ガイド部505の狭部Nは凹部336の底部に沿って広がり、底部を乗り越える。狭部Nが凹部336の底部を通り過ぎると、ばね力によって狭部Nの広がりが解消されていく。凹部336の底部が嵌合部502と同心状となる位置にまで嵌着されて、凹部336への嵌合部502の嵌合が完了する。段部338には突出部506が挿通される。突起部508は突部327とガイド部材242の間に挿入され、突出部506は突部327と第1突部250との間に挟持される。このようにして回転軸326、ガイド部材242、ストッパ部材500の組み付けが完了する。
まず、回転軸326の内方にガイド部材242の先端を挿入する。雄ねじ部244と雌ねじ部328とが螺合し(図1参照)、ガイド部材242が回転軸326に挿入されていく。第1突部250と拡径部334との間には隙間が存在する。この隙間が存在することによって、第1突部250を拡径部334の内方に挿入できる。第1突部250が段部338より上方にまで挿入された後、回転軸326にストッパ部材500を径方向に嵌合させる。その際には、まず、ガイド部505の端部が凹部336の底部にあてがわれ、凹部336に沿ってガイド部505と嵌合部502が順次嵌着されていく。ガイド部505の狭部Nは凹部336の底部に沿って広がり、底部を乗り越える。狭部Nが凹部336の底部を通り過ぎると、ばね力によって狭部Nの広がりが解消されていく。凹部336の底部が嵌合部502と同心状となる位置にまで嵌着されて、凹部336への嵌合部502の嵌合が完了する。段部338には突出部506が挿通される。突起部508は突部327とガイド部材242の間に挿入され、突出部506は突部327と第1突部250との間に挟持される。このようにして回転軸326、ガイド部材242、ストッパ部材500の組み付けが完了する。
回転軸326とガイド部材242を組み付ける際には、第1突部250を回転軸326の内方に挿入する必要がある。このため、回転軸326の内径(拡径部334の内径)はガイド部材242の軸線を中心とする第1突部250の外接円の径よりも大きく設定されている。一方で、第1突部250を使用して回転軸326の上方(開弁方向)への並進運動を規制するためには、第1突部250と回転軸326とがいずれかの部分で回転方向に当接する必要がある。本実施形態においては、回転軸326とガイド部材242を組み付けて第1突部250を回転軸326の内方に挿入した後に、ストッパとして機能するストッパ部材500を組み付ける。ストッパは回転軸326の内径よりも径方向内向きへ突出する。この構造とすることで、回転軸326とガイド部材242の組み付けをスムーズに行える。また、開弁作動時におけるストッパ機構が機能する。よって、ストッパ機構を有する電動弁100の組み付け性を向上させることができる。
ストッパ部材500の組み付けに際しては、ガイド部505を設けることで嵌合部502を凹部336にスムーズに嵌合できる。また、突出部506の先端部がテーパ形状となっているため、突出部506を段部338にスムーズに挿通することができる。
図5は、電動弁100が閉弁状態から全開状態へと遷移する動作過程を表す図である。(A)は閉弁状態、(B)は閉弁状態から少し開いた状態、(C)は全開状態から少し閉じている状態、(D)は全開状態をそれぞれ表す。
図6は、ストッパ機構が作動した状態におけるストッパ部材500近傍を下方から見た状態を表す横断面図である。(A)は閉弁状態を表し、(B)は全開状態を表す。
図6は、ストッパ機構が作動した状態におけるストッパ部材500近傍を下方から見た状態を表す横断面図である。(A)は閉弁状態を表し、(B)は全開状態を表す。
ストッパ部材500近傍の動作について説明する。
弁部202が閉弁状態のとき、回転軸326、ガイド部材242およびストッパ部材500の位置関係は図5(A)、図6(A)に示すとおりとなる。すなわち、第2突部252と突部327(「係止部」として機能する)とが回転軸326の回転方向に当接することで、回転軸326の下方への移動が規制される。弁部202(図1参照)が開いていく過程では(図5(B)、(C))、第2突部252と突部327とが離れ、回転軸326の軸線方向への移動が可能となる。弁部202が全開状態になると(図5(D)、図6(B))、第1突部250と突出部506とが当接し、回転軸326の上方への移動が規制される。弁部202の閉弁状態から全開状態になるまでの回転軸326の並進運動に際しては、突部327と突出部506は一体となって移動する。
弁部202が閉弁状態のとき、回転軸326、ガイド部材242およびストッパ部材500の位置関係は図5(A)、図6(A)に示すとおりとなる。すなわち、第2突部252と突部327(「係止部」として機能する)とが回転軸326の回転方向に当接することで、回転軸326の下方への移動が規制される。弁部202(図1参照)が開いていく過程では(図5(B)、(C))、第2突部252と突部327とが離れ、回転軸326の軸線方向への移動が可能となる。弁部202が全開状態になると(図5(D)、図6(B))、第1突部250と突出部506とが当接し、回転軸326の上方への移動が規制される。弁部202の閉弁状態から全開状態になるまでの回転軸326の並進運動に際しては、突部327と突出部506は一体となって移動する。
図5(D)、図6(B)に示すとおり、突出部506を「第1ストッパ部820」、第1突部250における突出部506との当接面を「第1係止面830」という。第1ストッパ部820と第1係止面830を含み、回転軸326の上方への移動を規制するストッパ機構を「第1ストッパ機構」という。第1係止面830が第1ストッパ部820を係止することで、回転軸326の開弁方向への移動を規制する。また、図5(A)、図6(A)に示すとおり、突部327を「第2ストッパ部800」、第2突部252における突部327との当接面を「第2係止面810」という。第2ストッパ部800と第2係止面810を含み、回転軸326の下方への移動を規制するストッパ機構を「第2ストッパ機構」という。第2係止面810が第2ストッパ部800を係止することで、回転軸326の閉弁方向への移動を規制する。
以上説明したように、第1実施形態によれば、回転軸326とガイド部材242を組み付けた後にストッパ部材500を組み付ける。ガイド部材242の軸線を中心とする第1突部250の外接円の径よりも拡径部334の内径が大きい。また、拡径部334は回転軸326の下端にまで延在している。これにより、回転軸325をガイド部材242にスムーズに外挿させることができる。また、突出部506が回転軸325の内周面から径方向内向きへ突出する。これにより、開弁作動時において第1突部250と突出部506とが回転軸326の回転方向に当接可能となる。よって、開弁作動時における回転軸326の開弁方向への並進運動を規制できる。
第1実施形態によれば、閉弁状態において、第1突部250は回転軸326の内方に位置する。また、閉弁状態から全開状態へと遷移する際、第1突部250は回転軸326の内方を、回転軸326の下端(開口端)に近づくように相対変位する。そして全開状態においては、第1突部250の位置は突出部506を係止する位置となる。言い換えれば、ロータ320の並進方向位置(ロータ320の駆動状態)に応じて、第1係止面830の少なくとも一部が拡径部334の内方に包含される。第1係止面830がロータ320の回転軸326に潜り込む態様となるため、ロータ320と第1ストッパ機構および第2ストッパ機構を合わせた軸線方向長さを小さくできる。よって、電動弁100の軸線方向への長さを短くできる。
第1実施形態によれば、第1係止面830および第2係止面810が螺合部と弁部202との間に位置する。また、軸線方向においてねじ送り機構の螺合部とロータ320が同じ高さ位置に設けられている。よって、ロータ320の重心と支点との距離を短くでき、ロータ320の回転駆動によるロータ320の振れ回りを抑制できる。
図7は、比較例に係るストッパ部材600を電動弁100に使用する場合の、ストッパ部材600近傍を下方から見た断面図である。(A)は、ストッパ部材600が回転軸326に正しく嵌着されている状態を表す図である。(B)は、ストッパ部材600が回転軸326から抜け落ちかけている状態を表す図である。
図7(A)、(B)において、実線矢印は開弁作動時の回転軸326の回転方向を示す。点線矢印は、ストッパ部材600の移動方向を示す。
図7(A)、(B)において、実線矢印は開弁作動時の回転軸326の回転方向を示す。点線矢印は、ストッパ部材600の移動方向を示す。
ストッパ部材600においては、突出部506の先端部にストッパ部材500における突起部508(図3参照)に対応する部分が設けられていない。全開状態において、突出部506は第1突部250によって回転軸326の回転方向に係止される。突部327は第1突部250との間に突出部506を挟み込む態様で、突出部506に当接する。全開状態となった後も、モータユニット300の駆動によって、回転軸326が開弁作動時の回転方向(図7(A)、(B)における実線矢印が示す方向)へ回転しようとする。回転軸326によるこの回転の力は、突部327が突出部506を第1突部250へと押し付ける力になる。突出部506の先端部はテーパ形状を有している。このため、突部327から受ける押圧力と第1突部250から受ける反力によって、突出部506は半径方向外向き(図7(A)、(B)における点線矢印が示す方向)へと押し出す力を受ける。この押し出し力によって、ストッパ部材600は回転軸326から抜け落ちてしまう。なお、ストッパ部材600のばね力が大きい場合には、凹部336に嵌合部502がとどまることができる。ストッパ部材600のばね力が大きい場合にはストッパ部材600のように引掛り部が設けられない態様であってもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態は、ストッパ部材700の形状が第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図8は、第2実施形態におけるストッパ部材700を電動弁100に使用する場合の電動弁100の断面図である。(A)は、閉弁状態を表し、(B)は、全開状態を表す。
第2実施形態は、ストッパ部材700の形状が第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図8は、第2実施形態におけるストッパ部材700を電動弁100に使用する場合の電動弁100の断面図である。(A)は、閉弁状態を表し、(B)は、全開状態を表す。
回転軸326の開口端部の外周面には、凹部337が設けられる。ストッパ部材700は凹部337に嵌合して、回転軸326の開口端部に嵌着される。ストッパ部材700の構造について詳細は後述する。
閉弁状態において、突部327が第2突部252によって回転軸326の回転方向に係止される。この構造によって回転軸326の閉弁方向(下方向)への移動が規制される。全開状態においては、ストッパ部材700の突出部706(後述)と第1突部250とが回転軸326の回転方向に当接する。この構造によって回転軸326の開弁方向(上方向)への移動が規制される。
図9はストッパ部材700の外観を表す図である。(A)は側面図、(B)は斜視図、(C)は平面図である。
ストッパ部材700は、角板形状の嵌合部702a、702b、702c(まとめて「嵌合部702」という)、円板状の連結部704、角板形状の突出部706を有する。嵌合部702は、板状の嵌合端部708と板状の架橋部710を有する。嵌合端部708は連結部704と平行に配設される。架橋部710は嵌合端部708と連結部704の内周面とを架橋し、嵌合端部708を連結部704に接続する。嵌合部702は連結部704の内周面から連結部704の内接円中心に向かう方向に延出する。嵌合部702は120度の間隔で周方向に3つ配設されている。連結部704は、嵌合部702と突出部706とを接続する。突出部706は、板状のストッパ部712と板状の架橋部714を有する。ストッパ部712は連結部704と平行に配設される。架橋部714はストッパ部712と連結部704の内周面とを架橋する。連結部704とストッパ部712の高さは、連結部704と嵌合端部708の高さよりも大きい。突出部706は、連結部704の内周面から連結部704の内接円中心に向かう方向に延出する。突出部706は、嵌合部702bと180度の間隔で設けられる。
ストッパ部材700は、角板形状の嵌合部702a、702b、702c(まとめて「嵌合部702」という)、円板状の連結部704、角板形状の突出部706を有する。嵌合部702は、板状の嵌合端部708と板状の架橋部710を有する。嵌合端部708は連結部704と平行に配設される。架橋部710は嵌合端部708と連結部704の内周面とを架橋し、嵌合端部708を連結部704に接続する。嵌合部702は連結部704の内周面から連結部704の内接円中心に向かう方向に延出する。嵌合部702は120度の間隔で周方向に3つ配設されている。連結部704は、嵌合部702と突出部706とを接続する。突出部706は、板状のストッパ部712と板状の架橋部714を有する。ストッパ部712は連結部704と平行に配設される。架橋部714はストッパ部712と連結部704の内周面とを架橋する。連結部704とストッパ部712の高さは、連結部704と嵌合端部708の高さよりも大きい。突出部706は、連結部704の内周面から連結部704の内接円中心に向かう方向に延出する。突出部706は、嵌合部702bと180度の間隔で設けられる。
図10は、ストッパ部材700を電動弁100に使用する場合のストッパ部材700近傍の斜視図である。(A)は閉弁状態を表し、(B)は全開状態を表す。
図11は、ストッパ機構が作動した状態におけるストッパ部材700近傍を下方から見た横断面図である。(A)は閉弁状態を表し、(B)は全開状態を表す。
図10(A)、図11(A)に示すとおり、閉弁状態においては、突部327が第2突部252と突出部706との間に挟みこまれる。すなわち、突部327(係止部、第2ストッパ部800)が第2突部252の係止面(第2係止面810)によって回転軸326の回転方向に係止される。この構成によって回転軸326の閉弁方向への移動が規制される。また、図10(B)、図11(B)に示すとおり、全開状態においては、突出部706が第1突部250と突部327(挟持部)との間に挟みこまれる。すなわち、突出部706(第1ストッパ部820)が第1突部250の係止面(第1係止面830)によって回転軸326の回転方向に係止される。この構成によって、回転軸326の開弁方向への移動が規制される。
図11は、ストッパ機構が作動した状態におけるストッパ部材700近傍を下方から見た横断面図である。(A)は閉弁状態を表し、(B)は全開状態を表す。
図10(A)、図11(A)に示すとおり、閉弁状態においては、突部327が第2突部252と突出部706との間に挟みこまれる。すなわち、突部327(係止部、第2ストッパ部800)が第2突部252の係止面(第2係止面810)によって回転軸326の回転方向に係止される。この構成によって回転軸326の閉弁方向への移動が規制される。また、図10(B)、図11(B)に示すとおり、全開状態においては、突出部706が第1突部250と突部327(挟持部)との間に挟みこまれる。すなわち、突出部706(第1ストッパ部820)が第1突部250の係止面(第1係止面830)によって回転軸326の回転方向に係止される。この構成によって、回転軸326の開弁方向への移動が規制される。
図11(A)、(B)に示すとおり、ストッパ部材700においては、嵌合部702bと突出部706とが180度の間隔で設けられている。これにより、全開状態において、突出部706に対し回転軸326から外れる方向への力が働いたとしても、嵌合部702bが回転軸326に押し付けられる。したがって、ストッパ部材700が回転軸326から外れずにすむ。
[第3実施形態]
第3実施形態は、回転軸326の構造が第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図12は、第3実施形態における電動弁100のストッパ部材500近傍を表す断面図である。(A)は閉弁状態を表し、(B)は全開状態を表す。
図13は、回転軸326とガイド部材242を組み付ける動作過程を表す図である。図13(A)-(E)は、ストッパ部材500近傍を下方から見た横断面図であり、動作過程の各時点を順に示す。図13(A)-(E)における実線矢印は組み付け時の回転軸326の回転方向を示す。点線矢印は、ストッパ部材500の移動方向を示す。
第3実施形態は、回転軸326の構造が第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図12は、第3実施形態における電動弁100のストッパ部材500近傍を表す断面図である。(A)は閉弁状態を表し、(B)は全開状態を表す。
図13は、回転軸326とガイド部材242を組み付ける動作過程を表す図である。図13(A)-(E)は、ストッパ部材500近傍を下方から見た横断面図であり、動作過程の各時点を順に示す。図13(A)-(E)における実線矢印は組み付け時の回転軸326の回転方向を示す。点線矢印は、ストッパ部材500の移動方向を示す。
図12(A)、(B)に示すように、第3実施形態においては、回転軸326の拡径部335が第1実施形態の拡径部334より大径となっている。第3実施形態における回転軸326とガイド部材242との組み付けは、予め回転軸326にストッパ部材500を嵌合させてから行う。この組み付けに際しては、ストッパ部材500と雄ねじ部244が干渉しないようにする必要がある。このため、第3実施形態においては、拡径部335を大径とし、ストッパ部材500が雄ねじ部244に当たらないようにしている。
図13(A)-(E)に示すとおり、第1突部250における突出部506(第1ストッパ部820)との係止面(第1係止面830)とは反対側の面に、スロープ部254が設けられる。スロープ部254は、ガイド部材242の外周面と第1突部250の周縁部とを連続させる。スロープ部254は、第3実施形態における回転軸326とガイド部材242とを組み付ける際に使用される。以下、図13(A)-(E)を示しながらこの組み付けについて説明する。
回転軸326には予めストッパ部材500が組み付けられている。まず、回転軸326の下端(図1参照)が第1突部250の位置になるまで回転軸326をガイド部材242に外挿していく(図13(A))。外挿を続けると、突起部508がスロープ部254に当接する(図13(B))。突起部508がスロープ部254に当接してなおも外挿を続けると、突出部506がスロープ部254に沿って第1突部250の外周面に乗り上げる(図13(C))。さらに外挿を続けると、突出部506が第1突部250を乗り越える(図13(D))。最後に回転軸326とストッパ部材500を、ガイド部材242に外挿させる方向とは逆の方向に回転させると、突部327と突出部506とが回転方向に当接する。突出部506は突部327(挟持部)と第1突部250の間に挟持される(図13(E))。
図4に関連して説明したとおり、第1実施形態においては、回転軸326とガイド部材242とを組み付けた後にストッパ部材500を組み付けた。第3実施形態においては、スロープ部254を備えることで、ストッパ部材500を予め回転軸326に組み付けたまま、回転軸326とガイド部材242とを組み付けることができる。よって、電動弁100の組み付け性を向上させることができる。
[第4実施形態]
第4実施形態は、第2突部350の位置が第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図14は、第4実施形態における電動弁100のストッパ部材500近傍を表す断面図である。(A)は閉弁状態を表し、(B)は全開状態を表す。
第4実施形態は、第2突部350の位置が第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図14は、第4実施形態における電動弁100のストッパ部材500近傍を表す断面図である。(A)は閉弁状態を表し、(B)は全開状態を表す。
第4実施形態においては、拡径部334の基端が段状の突部となっている。第4実施形態においては、突出部506が第1突部348、拡径部334の基端の突部が第2突部350となる。図14(A)に示すとおり、閉弁状態においては、第2突部350(第2ストッパ部800)とガイド部材242の第1突部250の係止面(第2係止面810)とが回転軸325の回転方向に当接する。これにより、閉弁作動時においては、回転軸325の閉弁方向への並進運動が規制される。また、図14(B)に示すとおり、全開状態においては、第1突部348(第1ストッパ部820)とガイド部材242の第1突部250の係止面(第1係止面830)とが回転方向に当接する。これにより、開弁作動時においては、回転軸325の開弁方向への並進運動が規制される。この構成により、回転軸325の並進運動を適切に規制することができる。
[第5実施形態]
第5実施形態は、ストッパ部材500を設けない点で第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図15は、第5実施形態における電動弁100のストッパ機構近傍を示す部分拡大断面図である。(A)は弁作動状態を示し、(B)は閉弁状態を示し、(C)は開弁状態を示す。
第5実施形態においては、回転軸352の開口端部の一部が軸線方向へ突出してストッパ部840を構成する。ストッパ部840は、第1ストッパ部と第2ストッパ部を兼ねる。ストッパ部840は、回転軸352の開口端部の突出部を曲げ加工して得られる。ストッパ部840の成形について詳細は後述する。
第5実施形態は、ストッパ部材500を設けない点で第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図15は、第5実施形態における電動弁100のストッパ機構近傍を示す部分拡大断面図である。(A)は弁作動状態を示し、(B)は閉弁状態を示し、(C)は開弁状態を示す。
第5実施形態においては、回転軸352の開口端部の一部が軸線方向へ突出してストッパ部840を構成する。ストッパ部840は、第1ストッパ部と第2ストッパ部を兼ねる。ストッパ部840は、回転軸352の開口端部の突出部を曲げ加工して得られる。ストッパ部840の成形について詳細は後述する。
閉弁状態において、ストッパ部840における回転方向の一方の端面が第2突部252の係止面(第2係止面810)によって係止される。この構造によって、回転軸352の閉弁方向(下方向)への移動が規制される。また、全開状態において、ストッパ部840における回転方向の他方の端面が第1突部250の係止面(第1係止面830)によって係止される。この構造によって、回転軸352の開弁方向(上方向)への移動が規制される。
図16は、ストッパ部840の成形工程を表す概念図である。図16(A)-(C)はいずれも第2ボディ240にキャン302が組み付けられる前の状態を示す。(A)は雄ねじ部244と雌ねじ部328とを噛合させ始めた状態、(B)はストッパ部840の加工前の状態、(C)は加工後の状態を表す。図16(B)、(C)に図示された矢印は、工具900の挿入方向を示す。
まず、雄ねじ部244と雌ねじ部328を噛合して、回転軸352をガイド部材242に組み付けていく。図16(B)のように、回転軸352の開口端部の突出部354を軸線方向において第1突部250と第2突部252の間の高さに位置させた後、ロータ320と第2ボディ240との間に工具900を挿入する。突出部354の下端部に工具900を当接させた後、工具900を回転軸352の径方向へ押圧することで、突出部354が曲げ加工される(図16(C))。曲げ加工後の突出部354がストッパ部840となる。ストッパ部840は、回転軸352の開口端部における「曲がり部」ともいえる。
まず、雄ねじ部244と雌ねじ部328を噛合して、回転軸352をガイド部材242に組み付けていく。図16(B)のように、回転軸352の開口端部の突出部354を軸線方向において第1突部250と第2突部252の間の高さに位置させた後、ロータ320と第2ボディ240との間に工具900を挿入する。突出部354の下端部に工具900を当接させた後、工具900を回転軸352の径方向へ押圧することで、突出部354が曲げ加工される(図16(C))。曲げ加工後の突出部354がストッパ部840となる。ストッパ部840は、回転軸352の開口端部における「曲がり部」ともいえる。
第5実施形態においては、回転軸352の開口端部における曲がり部をストッパ部840とした。このような構成にすることで、ストッパ部材を不要とできるため、電動弁100における部品点数を削減できる。また、ストッパ部840は回転軸352と一体に成形されているため、回転軸352におけるストッパ部840の位置管理がしやすくなる。
第5実施形態においても、第1係止面830および第2係止面810が螺合部と弁部202との間に位置する。また、軸線方向においてねじ送り機構の螺合部とロータ320が同じ高さ位置に設けられている。よって、ロータ320の重心と支点との距離を短くでき、ロータ320の回転駆動によるロータ320の振れ回りを抑制できる。
第5実施形態においても、ロータ320の並進方向位置(ロータ320の駆動状態)に応じて第1突部250(第1係止面830)が拡径部334の内方に位置する。すなわち、第1係止面830がロータ320の回転軸352に潜り込む態様となるため、ロータ320と第1ストッパ機構および第2ストッパ機構とを合わせた軸線方向長さを小さくできる。よって、電動弁100の軸線方向への長さを短くできる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はその特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
上記第1~4実施形態では、回転軸の下端に段部を設けた。変形例においては、ストッパ部材の突出部を回転軸の内周面より径方向内向きに設けることが可能な構造であればよい。例えば、回転軸の開口端部近傍に、突出部を径方向に挿通する孔部を設けてもよい。また、ストッパ部材の軸線方向の位置に応じて、回転軸の他の部分に孔部を設けてもよい。
上記第1~4実施形態では、突部と第2突部とが当接することで回転軸の並進運動を規制するとした。変形例においては、回転軸の開口端部のうち、突部とは別の箇所が第2突部とロータの回転方向に当接するとしてもよい。この場合においても、回転軸の軸線方向への移動が規制できる。
上記第1~4実施形態では、突部とガイド部材との間に突起部が径方向に挟まれる態様とした。変形例においては、回転軸の開口端部のうち、突部とは別の箇所とガイド部材との間に突起部を挿入するとしてもよい。この場合においても、ストッパ部材の回転軸からの抜け落ちを防止できる。
上記第5実施形態では、ストッパ部840が第1ストッパ部と第2ストッパ部を兼ねるとした。変形例においては、ストッパ部を2つ設けてもよい。すなわち、回転軸の開口端部から軸線方向へ突出する部分(突出部)を互いに離隔する位置に2つ設け、それぞれに対して曲げ加工を施してもよい。そして、突出部を曲げ加工した部分(ストッパ部)のうち、一方を第1ストッパ部、他方を第2ストッパ部として、ストッパ部840の機能を回転軸の上方への移動時と下方への移動時とで分けて構成してもよい。
上記実施形態では、弁体が弁座に着脱し、閉弁状態においては弁部が完全閉となる電動弁を説明した。変形例においては、いわゆるスプール弁のように弁体が弁孔に挿抜され、閉弁状態において流体の微小漏れを許容するものであってもよい。
上記実施形態では、上記電動弁を電動膨張弁として構成したが、膨張機能を有しない開閉弁や流量制御弁として構成してもよい。
上記実施形態では、弁体とシャフトが一体成形されている態様を説明した。変形例においてはこれに限らず、弁体とシャフトとが別部材であり、一体変位可能であってもよい。この場合には、弁体とシャフトとが構造的に一体であってもよい。あるいは、弁体とシャフトとが一体変位可能であり、かつ、相対変位可能であってもよい。例えば、特開2016-205584号公報に記載の電動弁のように、開弁時においては弁体とシャフトとが一体変位可能であって、閉弁作動時においては相対変位可能であってもよい。
上記実施形態では、ストッパ部が第1突部または第2突部に回転方向に係止される態様を説明した。変形例においては、ストッパ部と係止面とをロータの軸線方向に当接させる構成としてもよい。例えば、第1実施形態(図5)において、突出部506の上面を第1突部250の下面に係止させて第1ストッパ機構としてもよい。また、突出部506の下面を第2突部252の上面に係止させることで、第2ストッパ機構としてもよい。このような係止態様となるように、ストッパ部材500における突出部506の位置関係を設定してもよい。また、第5実施形態(図15)において、ストッパ部840を回転軸352の内周面に対して直角に折り曲げ、その上面と下面をそれぞれ第1突部250と第2突部252に係止させてもよい。第2~4実施形態においても同様である。
上記実施形態では、第1突部と第2突部がガイド部材に一体成形されるとした。変形例においては、第1突部または第2突部をガイド部材と一体に固定される別部材によって構成してもよい。
上記実施形態では、第1ボディ220、第2ボディ240および第3ボディ260を電動弁のボディとし、モータユニット300をこれら3つのボディに固定する構成を電動弁として例示した。変形例においては、第2ボディ240と第3ボディ260を電動弁のボディ(バルブボディ)とし、モータユニット300を第2ボディ240および第3ボディ260に固定させて「電動弁」としてもよい。この場合には、第1ボディ220は「配管ボディ」を構成する。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
100 電動弁、200 ボディ、202 弁部、203 シール部材、204 弁体、206 シール部材、208 弁孔、210 弁座、212 Eリング、214 ばね受け、216 スプリング、220 第1ボディ、222 導入ポート、224 導出ポート、240 第2ボディ、242 ガイド部材、244 雄ねじ部、245 大径部、246 シャフト、248 ばね受け、250 第1突部、252 第2突部、254 スロープ部、260 第3ボディ、262 入口ポート、264 出口ポート、266 弁室、300 モータユニット、302 キャン、320 ロータ、322 ロータコア、324 マグネット、325 回転軸、326 回転軸、327 突部、328 雌ねじ部、330 ストッパ、332 バックスプリング、334 拡径部、335 拡径部、336 凹部、337 凹部、338 段部、340 ステータ、342 積層コア、344 ボビン、345 コイルユニット、346 コイル、348 第1突部、350 第2突部、400 ケース、402 端子カバー部、420 プリント配線基板、422 端子、440 蓋体、500 ストッパ部材、502 嵌合部、503 嵌合部材、504 連結部、505 ガイド部、506 突出部、507 ガイド部材、508 突起部、600 ストッパ部材、700 ストッパ部材、702 嵌合部、704 連結部、706 突出部、708 嵌合端部、710 架橋部、712 ストッパ部、714 架橋部、800 第2ストッパ部、810 第2係止面、820 第1ストッパ部、830 第1係止面、840 ストッパ部、900 工具、L 二等分線、N 狭部、S 空間。
Claims (5)
- 上流側から流体を導入する入口ポートと、下流側へ流体を導出する出口ポートと、前記入口ポートと前記出口ポートとを連通させる通路が設けられるボディと、
前記通路に設けられる弁部を開閉する弁体と、
前記弁体を前記弁部の開閉方向に駆動するためのロータを含むモータと、
前記ロータに同軸状に支持され、前記弁体と一体変位可能なシャフトと、
前記ロータの回転運動を並進運動に変換するねじ送り機構と、
前記ロータの並進運動を規制するストッパ機構と、
を備え、
前記ねじ送り機構は、
前記ボディに立設され、外周面に雄ねじ部が設けられるガイド部と、
前記ロータの回転軸を構成する筒状体からなり、内周面に前記雄ねじ部と螺合する雌ねじ部が設けられ、前記ガイド部に外挿される態様で支持される被ガイド部と、
を有し、
前記ストッパ機構は、第1ストッパ機構および第2ストッパ機構を含み、
前記第1ストッパ機構は、
前記被ガイド部に設けられる第1ストッパ部と、
前記ガイド部に設けられる第1係止面と
を含み、
前記モータの駆動により前記弁体が開弁方向に変位するとき、前記第1係止面が前記第1ストッパ部を係止することで、前記ロータの開弁方向への移動を規制し、
前記第2ストッパ機構は、
前記被ガイド部に設けられる第2ストッパ部と、
前記ガイド部に設けられる第2係止面と
を含み、
前記モータの駆動により前記弁体が閉弁方向に変位するとき、前記第2係止面が前記第2ストッパ部を係止することで、前記ロータの閉弁方向への移動を規制し、
前記第1係止面および前記第2係止面は、前記ねじ送り機構の螺合部と前記弁部との間に位置することを特徴とする電動弁。 - 前記被ガイド部には、前記雌ねじ部と離隔した位置に拡径部が設けられ、
前記拡径部は、前記ボディの側に開放され、
前記第1係止面は、前記ロータの駆動状態に応じて前記拡径部の内方に位置することを特徴とする請求項1に記載の電動弁。 - 前記モータの駆動により前記弁体が開弁方向に変位するとき、前記第1係止面が前記第1ストッパ部を回転方向に係止することで、前記ロータの開弁方向への移動を規制し、
前記モータの駆動により前記弁体が閉弁方向に変位するとき、前記第2係止面が前記第2ストッパ部を回転方向に係止することで、前記ロータの閉弁方向への移動を規制することを特徴とする請求項1または2に記載の電動弁。 - 前記第1ストッパ部および前記第2ストッパ部は、前記被ガイド部の開口端部から前記ロータの軸線方向に突出する、前記開口端部における曲がり部であることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の電動弁。
- 前記第1ストッパ部は、前記被ガイド部の開口端部に着脱可能に設けられるストッパ部材を含むことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の電動弁。
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