JP7136725B2 - 超音波検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は超音波検査装置に関し、例えば、被検査体の内部欠陥を検出する超音波検査に好適な超音波検査装置に関する。
被検査体の内部欠陥の検出は、例えば超音波の照射により、音響インピーダンスの違いによる超音波の反射特性及び透過特性を利用することで行うことができる。被検査体に対する超音波検査技術として、特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1には、仮想球面の曲率と略同じ曲率の球面から成る超音波送受信面を夫々有する少なくとも二つの板状の振動子を備え、上記少なくとも二つの振動子の超音波送受信面は、互いに非接触な状態で上記仮想球面の大円上に離間配置され、一端の上記振動子における他端の上記振動子側のエッジは、上記大円の周方向に略垂直な方向に山と谷とが交互に形成された波目形状であることを特徴とする超音波プローブが記載されている。また、特許文献1には、超音波プローブと被検査体との間に空気を充填し、この状態で検査可能なことが記載されている。
特開2006-322789号公報(特に請求項1、段落0048参照)
ところで、本発明者らが検討したところ、上記特許文献1に記載の技術には、以下に示すように受信信号が弱くなるという課題が存在することがわかった。
図10は、特許文献1に示される従来の超音波プローブ900の断面図である。なお、説明の都合上、図10は、特許文献1に記載の構造から一部変更している。超音波プローブ900は、筐体910を備え、筐体910の内部に、バッキング920と、振動子930と、整合層940とを備える。振動子930には、リード線(図示しない)により、コネクタ950に接続される。コネクタ950はリード線960により電源装置(図示しない)に接続される。振動子面930a(送信面)を有する振動子930は、上記のように、球面により構成される。
振動子面930aから放出された超音波ビームUは、振動子面930aの法線ベクトル方向に向かう。従って、振動子面930aから放出された超音波ビームUは、振動子面930aを表面として含む球の中心(仮想中心。図示しない)に向かうように収束する。このため、振動子面930aの中心点A(開口から最も通り部分)から延びる線であって、超音波ビームUの中心線L1近傍では、超音波ビームUは、中心線L1に対する角度が比較的小さくなる方向に向かう。一方で、中心線L1からの距離が最も遠くなる振動子面930aの端部930bでは、超音波ビームUは、中心線L1に対する角度が最も大きくなる方向に向かう。
図11は、従来の超音波プローブ900において、振動子面930aから放出された超音波ビームUの進行方向を示す図である。振動子面930aから放出された超音波ビームUは、気相中を伝搬し、上記の仮想中心に向かう。しかし、超音波プローブ900による検査対象である被検査体800への入射により、超音波ビームUは屈折する。具体的には、図11に示すように、気相から入射角θ1で入射した超音波ビームUは、気相と被検査体800との界面で屈折し、被検査体800内では屈折角θ2の方向で進む。なお、入射角θ1及び屈折角θ2は、いずれも被検査体800表面の法線L2からの角度として定義する。法線L2は、上記図10に示す振動子面930aの中心点Aから延びる場合には、中心線L1と一致する。
ここで、入射角θ1と屈折角θ2との間には下記の関係が成立する。
Figure 0007136725000001
c1は気相中での音速、c2は被検査体800内での音速である。
式(1)からわかることは、音速c1とc2との変化が小さい界面の場合には、超音波ビームUの方向はあまり変化しない。しかし、音速変化が大きな界面では超音波ビームUの方向が大きく変化する。気相中の音速は、固体及び液体の音速よりも遅いので、気相と被検査体800との界面では屈折角θ2が大きくなる。
入射角θ1を増やすと屈折角θ2も増大する。屈折角θ2が90度に達する時の入射角θ1は、臨界角θ1cと定義される。入射角θ1が臨界角θ1cを超えると、超音波ビームUは被検査体800に入り込めなくなる。上記の定義により、臨界角θ1cは式(2)で求まる。
Figure 0007136725000002
典型例として,アルミニウム製の被検査体800(横波音速c2=3000m/s)を空気中(音速c1=340m/s)に置いたときの臨界角θ1cを式(2)から求めると、臨界角θ1cは6.5度になる。
図12は、従来の超音波プローブ900において、振動子面930aから放出され、被検査体800に入射する超音波ビームUを示す図である。図12では、図示の簡略化のために、上記の図10とは異なり振動子930のみが図示される。振動子面930aの曲率半径(球の半径)をR1とする。振動子面930aの中心点Aから径方向に距離rだけ離れた位置を点Bとすると、点Bから放出された超音波ビームUの入射角θ3は式(3)で求まる。
Figure 0007136725000003
例えば、曲率半径R1が20mmで、半径が10mmの振動子930を考える。この場合、r=10mmから放出した超音波ビームUの入射角θ3は、式(3)から30度である。このため、入射角θ3は、臨界角θ1c=6.5度を超えてしまう。
また、入射角θ3が臨界角θ1cに達する振動子面930aの中心点Aからの距離をrcとすると、以下の関係式が成り立つ。
Figure 0007136725000004
一例として、曲率半径R=20mm、振動子930の半径が10mmの振動子930を用いて、アルミニウムの被検査体800(横波音速c2が3000m/s)を空気中(音速340 m/s)に置いた場合を考える。この場合、rc=2.3mmと計算される。このため、振動子面930aが半径10mmであっても、r>rc=2.3mmの領域から放出した超音波ビームUは、臨界角θ1cを超えるため被検査体800に入り込めない。言い換えると、被検査体800に入射して受信信号に寄与し得るビームは5%に過ぎない。このため、従来の超音波検査装置では、受信信号が弱くなり、被検査体800の検査精度に課題がある。
本発明が解決しようとする課題は、検査精度を高めた超音波検査装置を提供することである。
本発明に係る超音波検査装置は、気体を介した被検査体への超音波ビームの入射により前記被検査体の検査を行う超音波検査装置であって、前記超音波ビームを放出する振動子面を有する振動子を備え、前記超音波ビームの中心線近傍から前記振動子面の法線ベクトル方向に延びる直線が、前記超音波ビームの前記中心線を含む交差平面に対し第1交差点において交差するとともに、前記振動子面の端部から前記振動子面の法線ベクトル方向に延びる直線が、前記交差平面に対し第2交差点において交差し、前記振動子面と前記中心線との交点である中心点から、前記超音波ビームの放出点から前記振動子面の法線ベクトル方向に延びる直線と前記交差平面との交差点迄の距離を、放出された前記超音波ビームの収束距離と定義したとき、前記振動子面は、前記中心点から前記第2交差点までの距離である前記収束距離としての第2収束距離が、前記中心点から前記第1交差点までの距離である前記収束距離としての第1収束距離よりも長くなるような凹面形状に構成されたことを特徴とする、超音波検査装置に関する。その他の解決手段は発明を実施するための形態において後記する。
本発明によれば、検査精度を高めた超音波検査装置を提供できる。
第1実施形態の超音波検査装置の模式図である。 超音波検査装置のブロック図である。 送信プローブの構造を示す断面図である 送信プローブの振動子面形状を説明する図である。 楕円率を変えたときに、振動子面全体に対する有効振動子領域の大きさ、即ち有効振動子領域比の変化を示すグラフである。 振動子面の形状をさらに具体的に説明する図である。 第2実施形態の振動子の断面形状を示す図である。 第3実施形態の超音波検査装置を示す図である。 第4実施形態の超音波検査装置を示す図である。 従来の超音波プローブの断面図である。 従来の超音波プローブにおいて、振動子面から放出された超音波ビームの進行方向を示す図である。 従来の超音波プローブにおいて、振動子面から放出され、被検査体に入射する超音波を示す図である
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態(本実施形態)を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限られず、例えば異なる実施形態同士を組み合わせたり、本発明の効果を著しく損なわない範囲で任意に変形したりできる。
また、同じ部材については同じ符号を付すものとし、重複する説明は省略する。図示の内容は、図示の都合上、本発明の効果を著しく損なわない範囲で実際の構成から変更することがある。
図1は、第1実施形態の超音波検査装置10の模式図である。超音波検査装置10は、気体を介した被検査体800への超音波ビームUの入射により被検査体800の検査を行うものである。図1には、紙面左右方向としてx軸、紙面直行方向としてy軸、紙面上下方向としてz軸を含む直交三軸の座標系を示している。
超音波検査装置10は、筐体14に固定されたスキャナ台11を備え、スキャナ台11には被検査体800が載置される。被検査体800は、空気等の気体よりも音速が速い材料で構成されたものであれば任意である。被検査体800は例えば固体材料であり、より具体的には例えば金属部材(例えば金属管等)である。
超音波検査装置10は、振動子30(後記する)を備える送信プローブ100と、被検査体800を介して送信プローブ100とは反対側に配置されるとともに、送信プローブ100から放出された超音波ビームUを受信する受信プローブ200と、を備える。具体的には、超音波検査装置10は、筐体14を介してスキャナ台11に接続されたプローブ設置部12に、送信プローブ100を備える。プローブ設置部12がx軸及びy軸方向に移動することにより、送信プローブ100はスキャナ台11をx軸及びy軸方向に走査する。
同様に、超音波検査装置10は、筐体14を介してスキャナ台11に接続されたプローブ設置部13に、受信プローブ200を備える。プローブ設置部13が移動することにより、受信プローブ200はスキャナ台11をx軸及びy軸方向に走査する。送信プローブ100と受信プローブ200とは、被検査体800をはさんでx座標及びy座標を同一に保ちながら走査する。
送信プローブ100と被検査体800との間、及び受信プローブ200と被検査体800との間には空気等の気体である気相が介在する。言い換えると、超音波検査装置10は、送信プローブ100及び受信プローブ200のいずれも被検査体800に接触しない、非接触型の超音波検査装置である。
送信プローブ100は、詳細は後記するが、収束型の送信プローブである。一方で、受信プローブ200は、例えば球面側の振動子面(図示しない)を有する収束型の受信プローブであってもよく、例えば平面で構成される非収束型の受信プローブであってもよい。
図2は、超音波検査装置10のブロック図である。超音波検査装置10に備えられる制御装置150は、超音波検査装置10の駆動を制御するものである。制御装置150は、送信系統151と、受信系統152と、データ処理部153と、スキャンコントローラ154と、駆動部155と、位置計測部156とを備える。
送信系統151は、送信プローブ100への印加電圧を生成する系統である。送信系統151は、波形発生器151a及び出力アンプ151bを備える。波形発生器151aでバースト波信号が発生され、これが出力アンプ151bで増幅される。出力アンプ151bから出力された電圧は送信プローブ100に印加される。
受信系統152は,受信プローブ200から出力される受信信号を検出する系統である。受信プローブ200から出力された信号は、信号アンプ152bに入力されて増幅される。増幅された信号は、波形解析部152aに入力される。波形解析部152aでは、受信信号から内部欠陥に関する情報が抽出され、抽出された情報はデータ処理部153に送られる。
データ処理部153は、被検査体800の内部欠陥に関する情報を画像化するなど、取得した情報を所望の形態で処理する。本実施例においては、データ処理部153は、内部欠陥位置の画像化を行う。
スキャンコントローラ154は、上記のプローブ設置部12,13を駆動制御する。プローブ設置部12,13の駆動制御は、駆動部155を通じて行われる。また、スキャンコントローラ154は、位置計測部156を介して、送信プローブ100及び受信プローブ200の位置情報を計測する。
制御装置150では、データ処理部153は、スキャンコントローラ154から受け取る送信プローブ100及び受信プローブ200の位置情報を基にして、内部欠陥に関する情報をディスプレイ(図示しない)に表示する。ここでいう内部欠陥に関する情報は、例えば、内部欠陥位置及び大きさであり、これらを画像化したものである。
制御装置150は、いずれも図示はしないが、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、I/F(インターフェイス)等を備えて構成される。そして、制御装置150は、ROMに格納されている所定の制御プログラムがCPUによって実行されることにより具現化される。
図3は、送信プローブ100の構造を示す断面図である。図3は、図示の簡略化のために、放出される超音波ビームUの外郭のみを図示しているが、実際には、振動子面30aの全域に亘り、振動子面30aの法線ベクトル方向に多数の超音波ビームが放出される。
送信プローブ100は、超音波ビームUを収束するように構成される。これにより、被検査体800中の微小な内部欠陥を検出できる。送信プローブ100は、筐体15を備え、筐体15の内部に、バッキング20と、振動子30と、整合層40とを備える。振動子30には、リード線(図示しない)により、コネクタ50に接続される。コネクタ50はリード線60により電源装置(図示しない)に接続される。
振動子30は、超音波ビームUを放出する振動子面30a(送信面)を有する。振動子面30aは、二点鎖線で示す従来の球面の振動子930とは異なり、中央が凹む凹面形状(上に凸の面形状)であり、かつ、非球面の振動子面30aを有する。これにより、被検査体800に入る超音波ビームUを増やし、超音波検査装置10による検出精度を向上できる。
振動子面30aは、中心点Aから離れるほど(後記する端部30bに近づくほど)、収束距離(後記する)が長くなるように構成される。このような振動子面30aは、例えば、中心線L1の垂直方向に長軸を有する回転楕円体の表面(断面視で楕円面)である。
なお、振動子面30aは、図示のような回転楕円体の表面に限られず、詳細は後記するが、超音波ビームUの放出位置が振動子面30aの外側になるほど、振動子面法線ベクトル(超音波ビームUの放出ベクトル方向)の収束距離が長くなる形状であればよい。具体的には例えば、図3に示す振動子面30aと振動子面930aとの間に形成されるような面であってもよい。
また、振動子30は、中心線L1の方向視で円形である。ただし、振動子30の当該方向視における形状は円形に限られず、例えば矩形、楕円形等であってもよい。
バッキング20は、印加電圧を停止した後に、振動子30の機械振動を減衰させるものである。
振動子30は、電気を機械的振動に変換する圧電素子で構成される。圧電素子は、例えばPZTである。振動子30は、柱状に分割した圧電素子を2次元的に配置して、その隙間を樹脂で埋めた構造を有する例えばコンポジット型の振動子でもよい。本実施例では、振動子30はコンポジット型の振動子である。
整合層40は、振動子30の機械的振動を送信プローブ100の外部に効率的に伝達するものであり、例えば全域に亘って同じ厚さで構成される。振動子30の材料、及び送信プローブ100外部の材料の音響インピーダンスを考慮して、整合層40の音響インピーダンスが調整される。特に、気相に超音波を取り出す空中超音波の場合、気体の音響インピーダンスは固体及び液体よりも小さいため、整合層40の材料として音響インピーダンスが小さな材料を用いことが好ましい。なお、整合層40は、通常、超音波ビームUの放出方向に影響せず、超音波ビームUの放出方向は、上記のように振動子面30aの法線ベクトル方向である。
図4は、送信プローブ100の振動子面30a形状を説明する図である。上記のように振動子面30aは回転楕円体表面に限定されないが、一例として、上記図3の振動子面30aが回転楕円体表面で構成された場合を図4に例示する。振動子面30aを構成する回転楕円体の楕円の長軸長さを2a、短軸長さを2bとする。また、図4には、比較例として、焦点距離Rをbと等しくした従来の球形の振動子面930aも併記する。
超音波ビームUは、振動子面30a,930aの法線ベクトルの方向に、振動子面30a,930aから放出される。楕円の法線ベクトルの方向と楕円の微分との関係式を用いると、中心点Aからの距離rだけ離れた点B1から放出されるビームが被検査体800に入射する入射角θ1は、式(5)で関係付けられる。
Figure 0007136725000005
入射角θ1が、全反射を生じる閾値となる臨界角θ1cになるときの放出位置rcは、式(6)で求まる。
Figure 0007136725000006
nは、回転楕円体の長軸長さを短軸長さで除して得られる楕円率であり、以下の式(7)を満たす数である。なお、上記のように、b=Rである。
Figure 0007136725000007
振動子面30a,930aのうち、超音波ビームUの入射角θ1が臨界角θ1c未満になる領域を「有効振動子領域」と定義する。本実施形態のような回転楕円体面の場合、中心点Aからの距離rがrc未満となる振動子面30aの領域が、有効振動子領域になる。有効振動子領域の外側では、被検査体800との界面で全反射が起こるために、超音波ビームUは被検査体800に入り込むことができない。この結果、受信プローブ300での受信信号強度が低下し、検査精度が低下する。
図5は、楕円率nを変えたときに、振動子面30a,930a全体に対する有効振動子領域の大きさ、即ち有効振動子領域比の変化を示すグラフである。グラフ中、黒丸は楕円率1.5、黒三角は楕円率2、黒四角は楕円率2.5のプロットである。また、白抜きの丸は楕円率1(即ち半径a=bの円)のプロットであり、球面である従来の振動子面930aを示すプロットである。このグラフは、振動子30,930の直径を20mmにして解析したものである。グラフ横軸は曲率半径Rであり、回転楕円面である振動子面30aでは、短軸長さbをRと等しくしている(即ちR=b)。
曲率半径Rが30mmの場合を考える。振動子930のように、球面の振動子面930aの場合(白抜きの丸)、有効振動子領域比は11%しかない。即ち、振動子面930aのうち、11%しか受信信号に寄与しない。これが、従来技術では空中超音波の受信信号が、収束型の送信プローブを用いた際に特に減少する理由である。これに対して、非球面(例えば楕円面)の振動子面30aの場合、楕円率nが1.5(黒丸)の場合で60%に改善し、楕円率nが2(黒三角)及び2.5(黒四角)の場合には、100%に達する。即ち、受信信号が増大することがわかる。従って、有効振動子領域比を向上させる観点からは、楕円率は大きいことが好ましいことがわかる。
ただし、楕円率が大きくなりすぎると、振動子面30aから放出した超音波ビームUが収束するまでの距離が長くなる。このため、被検査体800の内部で超音波ビームUが十分に収束せず、微細な内部欠陥を検出できない可能性がある。そこで、振動子面30aが回転楕円体の表面である場合に、楕円率は1.5以上2.5以下であることが好ましい。
図6は、振動子面30aの形状をさらに具体的に説明する図である。振動子面30aは、上記のように、例えば回転楕円体の表面により構成される。ここで、振動子面30aについて、端部30b同士(点DD間の距離)をL6とする。また、振動子面30aのうち、最も奥まった部分の点Aから、最も外側の点Dまでの中心線L1方向の長さをL7とする。そして、振動子面30aは、中心線L1方向の長さL7が、中心線L1に垂直な方向の長さよりも短くなっている。振動子面30aをこのように構成することで、振動子面30aの例えば曲面を緩やかにできる。これにより、振動子面30aの位置によって被検査体800への入射角が極端に変化することを抑制できる。
振動子面30aから放出された超音波ビームUは、上記のように振動子面30aの法線ベクトル方向に向かう。例えば、振動子面30aの中心点Aから端部30bの点Dまでの中心線L1の垂直方向長さをL2とすると、中心点Aから距離L3の位置にある点Cからは、振動子面30aの法線ベクトルを示す振動子面法線ベクトルV1の方向に超音波ビームUが放出する。なお、L3は例えばL2の0.1倍であり、点Cは中心点Aの近傍と定義できる。また、振動子面30aの端部30bの点Dからは、振動子面法線ベクトルV2の方向に超音波ビームUが放出する。なお、振動子面30aでは、振動子面30aの法線ベクトル方向は、超音波ビームUの放出方向を示す超音波ビームUの放出ベクトル方向と一致する。
点C及び点Dから放出した超音波ビームUは、振動子面30aの中心線L1を含む平面である交差平面F1と交差する。従って、点C及び点Dのそれぞれから振動子面30aの法線ベクトル方向に延びる直線が、交差平面F1と交差する。図示の例では、交差平面F1は、紙面垂直な方向に延在するが、交差平面F1は、超音波ビームUの放出ベクトルを含まなければどの向きにとってもよい。振動子面法線ベクトルV1,V2の延長線(図中の破線)は超音波ビームUの経路である。
ここで、振動子面法線ベクトルV1,V2の延長線と交差平面F1とが交差する点をビーム交差点という。そうすると、超音波ビームUの中心線L1近傍である点Cから振動子面法線ベクトルV1方向に延びる直線が、超音波ビームUの中心線L1を含む交差平面F1に対し点E(第1交差点)において交差する。また、振動子面30aの端部30bである点Dから振動子面法線ベクトルV2方向に延びる直線が、交差平面F1に対し点F(第2交差点)において交差する。
また、上記のように、振動子面30aの法線ベクトル方向は、超音波ビームUの放出方向を示す超音波ビームUの放出ベクトル方向と一致する。そのため、超音波ビームUの中心線L1近傍である点Cから超音波ビームUの放出ベクトル方向に放出された超音波ビームUは、超音波ビームUの中心線L1を含む交差平面F1に対し点E(第1交差点)において交差する。また、振動子面30aの端部30bである点Dから超音波ビームUの放出ベクトル方向に放出された超音波ビームUは、交差平面F1に対し点F(第2交差点)において交差する。
ビーム交差点(点E、F)と振動子面30aの中心点Aとの距離を収束距離と定義する。そうすると、点Cから放出された超音波ビームUの収束距離は点AE間の距離L4である。また、点Dから放出された超音波ビームUの収束距離は点AF間の距離L5である。
ここで、従来の形状である球面の振動子面930aの場合、超音波ビームUの収束距離は、振動子面930aのどの位置から放出されたときであっても、球の半径と等しい。従って、超音波ビームUの収束距離は、放出位置によらず一定である。これに対して、本実施形態の振動子面30aは、振動子面30aと中心線L1との交点である中心点Aから点F(第2交差点)までの距離L5(第2距離)が、中心点Aから点E(第1交差点)までの距離L4(第1距離)よりも長くなるような凹面形状に構成される。
また、上記のように、振動子面30aの法線ベクトル方向は、超音波ビームUの放出方向を示す超音波ビームUの放出ベクトル方向と一致する。そのため、本実施形態の振動子面30aは、振動子面30aと中心線L1との交点である中心点Aから点F(第2交差点)までの距離L5(第2距離)が、中心点Aから点E(第1交差点)までの距離L4(第1距離)よりも長くなるような凹面形状に構成される。
このように、振動子面30aを凹形状に構成し、かつ、振動子面30aの中心近傍から放出された振動子面法線ベクトルV1の収束距離と比べて、振動子面30aの端部30bの点Dからの振動子面法線ベクトルV2の収束距離を長くすることで、従来の球状振動子面930aと比べ、被検査体800への入射角θ1を小さくできる。これにより、被検査体800の臨界角θ1c未満の振動子領域を増加でき、有効振動子領域比(図5参照)を大きくできる。この結果、受信信号を大きくでき、超音波検査の検査精度を高めることができる。
また、超音波ビームUの放出位置が振動子面30aの外側になるほど、振動子面法線ベクトルの収束距離が長くなる形状にすることで、従来の球状の振動子面930aと比べ、被検査体800への入射角を小さくできる。これにより、臨界角θ1c以下の振動子領域を増加でき、有効振動子領域比(図5参照)を大きくできる。この結果、受信信号を大きくでき、超音波検査の検査精度を高めることができる。
距離L4及び距離L5の相対的な大きさは特に制限されない。例えば、距離L5(第2距離)は、距離L4(第1距離)の1.5倍以上5倍以下の長さにすることができる。
また、振動子面30aは、上記の図3等に示したように、外側に向かって中心線L1方向に膨らむような傾斜を有する。従って、振動子面30aは、振動子面30aと超音波ビームUの中心線L1との交点である中心点Aから端部30bに向かって、中心線L1に対する交差角が小さくなるように構成される。ここでいう交差角は、振動子面30aの法線ベクトル方向に延びる直線と被検査体800の表面との交差角である。
例えば、図示の例では、超音波ビームU中心線L1の近傍である点Cで振動子面30aの法線ベクトルV1方向に延びる直線が、点Eにおいて、中心線L1に対して交差角θ4(第1交差角)で被検査体800(図6では図示しない)の表面と交差する。なお、交差角θ4は、被検査体800への入射角でもある。また、振動子面30aの端部30bの点Dで振動子面30aの法線ベクトルV2方向に延びる直線が、点Fにおいて、中心線L1に対して交差角θ5(第2交差角)で被検査体800の表面と交差する。なお、交差角θ5は、被検査体800への入射角でもある。このとき、交差角θ5は交差角θ4よりも小さく、交差角θ4、θ5はいずれも被検査体800の臨界角未満である。
従って、振動子面30aは、交差角θ4(第1交差角)及び交差角θ5(第2交差角)が被検査体800の臨界角未満になるような凹面形状に構成される。これにより、被検査体800に入る超音波ビームUを増やすことができ、超音波検査装置10による検出精度を向上できる。また、交差角θ4を交差角θ5よりも小さくすることで、超音波ビームUが入りにくくなる端部30bの側においても被検査体800に入る超音波ビームUを増やすことができる。これにより、超音波検査装置10による検出精度を向上できる。
なお、被検査体800の臨界角は、被検査体800の材質等によって異なる。そこで、特に端部30b(図6参照)の形状は、被検査体800の材質等によって求められる臨界角に基づき、変更することが好ましい。
図7は、第2実施形態の振動子301の断面形状を示す図である。振動子301は、上記送信プローブ100の振動子30(図3等参照)に代えて、送信プローブ100に備えられることができる。
上記の振動子30は、凹形状の曲面のみで構成されていた。しかし、図7に示す振動子301の振動子面301aは、凹面形状である点は同じであるが、曲面と平面とを組み合わせることで構成されている。具体的には、振動子301は、例えば球面により構成される曲面302aを有する曲面部302と、曲面部302から外側に向かって延びる平面303aを有する平面部303とを備える。曲面部302は、曲面部302の端部から法線ベクトル方向に延びる直線の、中心線L1に対する交差角が被検査体800での臨界角未満となるように構成される。平面部303は、曲面部302での当該交差角と同じ大きさの交差角(即ち臨界角未満)になるように構成される。
そして、振動子301においても、上記振動子30と同様に、例えば、振動子面301aの中心線L1近傍から放出された振動子面法線ベクトルの収束距離と比べて、振動子面301aの端部301bからの振動子面法線ベクトルの収束距離が長くなっている。このようにすることで、被検査体800に入る超音波ビームUを増やすことができる。これにより、超音波検査の検査精度を高めることができる。
なお、上記の例では、曲面のみで構成された振動子30(図3等)、及び、曲面及び平面で構成された振動子301を例示したが、例えば、振動子を平面のみで構成するようにしてもよい。また、例えば、上記の例では、いずれも中心線L1を回転対称軸とする回転対称体を例示したが、例えば図3及び図7での紙面において、左半分及び右半分で形状を変える等、軸対称になっていなくてもよい。
図8は、第3実施形態の超音波検査装置10Aを示す図である。上記の図1~図7では、送信プローブ100に備えられる振動子30について説明した。第3実施形態の超音波検査装置10Aは、上記受信プローブ200に代えて、以下で説明する収束型の受信プローブ201を備える。受信プローブ201は、超音波ビームUを受信する受信振動子面231aを有する収束型の受信振動子(図示しない)を備える。
なお、図8では、受信振動子で受信する超音波ビームUの受信中心線L8及び受信中心線L8を含む受信交差平面L8のほか、上記の中心線L1及び中心線L1を図示している。受信中心線L8は、受信振動子面231aの中心点Hを通り、図示の例では、中心線L1と一致する。
超音波検査装置10Aに備えられる受信振動子は、上記の超音波検査装置10に備えられる振動子30と同様の構成を有する。具体的には、超音波検査装置10Aでは、受信する超音波ビームUの受信中心線L8近傍の点Jから受信振動子面231aの法線ベクトル方向に延びる直線が、超音波ビームUの受信中心線L8を含む受信交差平面F8に対し点K(第3交差点)において交差する。また、超音波検査装置10Aでは、受信振動子面の端部の点Iから受信振動子面231aの法線ベクトル方向に延びる直線が、受信交差平面F8に対し点M(第4交差点)において交差する。そして、受信振動子面231aは、受信振動子面231aと受信中心線L8との交点である中心点Hから点M(第4交差点)までの距離(第4距離)が、中心点Hから点K(第3交差点)までの距離(第3距離)よりも長くなるような凹面形状に構成される。
このような受信プローブ201を備える超音波検査装置10Aによれば、被検査体800から気相中に出る超音波ビームUについても、全反射による制限を緩和でき、効率よく受信できる。これにより、超音波検査の検査精度を高めることができる。
図9は、第4実施形態の超音波検査装置10Bを示す図である。超音波検査装置10Bに備えられる受信プローブ202は、非収束型の受信プローブである。従って、図示はしないが、受信プローブ202は、超音波ビームUを受信する受信振動子面を有する非収束型の受信振動子を備える。
非収束型の受信プローブ202を用いることで、送信プローブ100に対する受信プローブ200の位置合わせ精度を緩和できる。これにより、送信プローブ100に対する受信プローブ200の位置合わせを容易にでき、かつ、受信信号低下を抑制できる。特に、この場合においても、送信プローブ100が収束型の送信プローブであるため、被検査体800の内部欠陥を画像化する際の解像度を確保できる。
10 超音波検査装置
100 送信プローブ
10A 超音波検査装置
10B 超音波検査装置
11 スキャナ台
12 プローブ設置台
13 プローブ設置台
14 筐体
15 筐体
150 制御装置
151 送信系統
151a 波形発生器
151b 出力アンプ
152 受信系統
152a 波形解析部
152b 信号アンプ
153 データ処理部
154 スキャンコントローラ
155 駆動部
156 位置計測部
20 バッキング
200 受信プローブ
201 受信プローブ
202 受信プローブ
231a 受信振動子面
30 振動子
300 受信プローブ
301 振動子
301a 振動子面
301b 端部
302 曲面部
302a 曲面
303 平面部
303a 平面
30a 振動子面
30b 端部
40 整合層
50 コネクタ
60 リード線
800 被検査体
900 超音波プローブ
910 筐体
920 バッキング
930 振動子
930a 振動子面
930b 端部
940 整合層
950 コネクタ
960 リード線
E 点(ビーム交差点、第1交差点)
F 点(ビーム交差点、第2交差点)
L1 中心線
L4 距離(第1距離)
L5 距離(第2距離)
U 超音波ビーム
V1 振動子面法線ベクトル、超音波ビームの放出ベクトル
V2 振動子面法線ベクトル、超音波ビームの放出ベクトル
θ1c 臨界角
θ4 交差角(第1交差角)
θ5 交差角(第2交差角)

Claims (11)

  1. 気体を介した被検査体への超音波ビームの入射により前記被検査体の検査を行う超音波検査装置であって、
    前記超音波ビームを放出する振動子面を有する振動子を備え、
    前記超音波ビームの中心線近傍から前記振動子面の法線ベクトル方向に延びる直線が、前記超音波ビームの前記中心線を含む交差平面に対し第1交差点において交差するとともに、前記振動子面の端部から前記振動子面の法線ベクトル方向に延びる直線が、前記交差平面に対し第2交差点において交差し、
    前記振動子面と前記中心線との交点である中心点から、前記超音波ビームの放出点から前記振動子面の法線ベクトル方向に延びる直線と前記交差平面との交差点迄の距離を、放出された前記超音波ビームの収束距離と定義したとき、前記振動子面は、前記中心点から前記第2交差点までの距離である前記収束距離としての第2収束距離が、前記中心点から前記第1交差点までの距離である前記収束距離としての第1収束距離よりも長くなるような凹面形状に構成された
    ことを特徴とする、超音波検査装置。
  2. 気体を介した被検査体への超音波ビームの入射により前記被検査体の検査を行う超音波検査装置であって、
    前記超音波ビームを放出する振動子面を有する振動子を備え、
    前記超音波ビームの中心線近傍から前記超音波ビームの放出ベクトル方向に放出された前記超音波ビームは、前記超音波ビームの前記中心線を含む交差平面に対し第1交差点において交差するとともに、前記振動子面の端部から前記超音波ビームの放出ベクトル方向に放出された前記超音波ビームは、前記交差平面に対し第2交差点において交差し、
    前記振動子面と前記中心線との交点である中心点から、前記振動子面から放出される前記超音波ビームと前記交差平面との交差点迄の距離を、放出された前記超音波ビームの収束距離と定義したとき、前記振動子面は、前記中心点から前記第2交差点までの距離である前記収束距離としての第2収束距離が、前記中心点から前記第1交差点までの距離である前記収束距離としての第1収束距離よりも長くなるような凹面形状に構成された
    ことを特徴とする、超音波検査装置。
  3. 前記第2収束距離は、前記第1収束距離の1.5倍以上5倍以下の長さである
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の超音波検査装置。
  4. 前記振動子面は、前記中心点から前記振動子面の端部に近づくほど、前記収束距離が長くなるように構成された
    ことを特徴とする、請求項1~3の何れか1項に記載の超音波検査装置。
  5. 前記振動子面は非球面である
    ことを特徴とする、請求項1~の何れか1項に記載の超音波検査装置。
  6. 前記振動子面は、前記中心線方向の長さが、前記中心線に垂直な方向の長さよりも短くなっている
    ことを特徴とする、請求項1~の何れか1項に記載の超音波検査装置。
  7. 前記振動子面は回転楕円体の表面である
    ことを特徴とする、請求項1~の何れか1項に記載の超音波検査装置。
  8. 前記回転楕円体の長軸長さを短軸長さで除して得られる楕円率は、1.5以上2.5以下である
    ことを特徴とする、請求項に記載の超音波検査装置。
  9. 前記超音波検査装置は、
    前記振動子を備える送信プローブと、
    前記被検査体を介して前記送信プローブとは反対側に配置されるとともに、前記送信プローブから放出された前記超音波ビームを受信する受信プローブと、を備える
    ことを特徴とする、請求項1~の何れか1項に記載の超音波検査装置。
  10. 前記受信プローブは、前記超音波ビームを受信する受信振動子面を有する収束型の受信振動子を備え、
    受信する前記超音波ビームの受信中心線近傍から前記受信振動子面の法線ベクトル方向に延びる直線が、前記超音波ビームの前記受信中心線を含む受信交差平面に対し第3交差点において交差するとともに、前記受信振動子面の端部から前記受信振動子面の法線ベクトル方向に延びる直線が、前記受信交差平面に対し第4交差点において交差し、
    前記受信振動子面は、前記受信振動子面と前記受信中心線との交点である中心点から前記第4交差点までの第4距離が、前記中心点から前記第3交差点までの第3距離よりも長くなるような凹面形状に構成された
    ことを特徴とする、請求項に記載の超音波検査装置。
  11. 前記受信プローブは、前記超音波ビームを受信する受信振動子面を有する非収束型の受信振動子を備える
    ことを特徴とする、請求項に記載の超音波検査装置。
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