JP7135332B2 - フック - Google Patents
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Description
<フック>
本発明の一実施形態に係るフック1は、図1、図2に示すように、クレーンに接続される基端部2、この基端部2と一体で形成される鉤状部3及び先端部4を有する。具体的には、基端部2は、クレーン等に備えられたウインチから繰り出されるワイヤロープ等の先端に接続される。鉤状部3は、先端部4を基端部2側に向けてU字型に湾曲し、玉掛けワイヤロープや吊り環等を掛ける部分を形成すると共に、先端部4と基端部2との間にフック1の開口部を形成する。先端部4は終端に向かって先細りに形成される。図1では、先端部4が終端に向かって基端部2からの距離を増大しているが、先端部4の終端は、基端部2と並行で略垂直に形成されてもよいし、基端部2からの距離を減小するように形成されてもよい。
主外れ止め5は、一端が基端部2に回動可能に支持され、他端が先端部4近傍の湾曲内面に当接し、フック1の開口部を開閉する。本実施形態では、主外れ止め5は、図3に示すように、天面9及び一対の側面10を有し、一対の側面10の一端側に主外れ止め回転軸7を挿通する貫通孔を有する。また、一対の側面10の、一端及び他端間の中央より一端側に近い位置に、副外れ止め回転軸11を挿通する貫通孔を有する。
副外れ止め6は、主外れ止め5の開口12内を挿通し、副外れ止め回転軸11によって主外れ止め5に回動可能に支持される。具体的には、副外れ止め回転軸11は、主外れ止め5の一対の側面10と副外れ止め6とを貫通して、副外れ止め6を回動自在に支持する。また、副外れ止め回転軸11には、副ねじりばね15が嵌装されている。この副ねじりばね15は、副外れ止め6の第1端部16がフック1の先端部4の頂点に近接すると共に、第2端部17が鉤状部3で基端部2近傍の湾曲内側に近接するよう付勢する。これによって、フック1の外部のワイヤロープが、フック1の開口を封止する主外れ止め5を押圧してフック1内に進入することを防止することができる。なお、「近接」とは、副外れ止め6の両端(第1端部16及び第2端部17)が同時にフック本体1に当接することが好ましいものの、いずれか一方のみがフック本体1に当接して他方がフック本体1から僅かに離間する状態となり得ることを企図している。
以上のように、当該フック1は、副外れ止め6の第1端部16がフック1の先端部4の頂点に近接し、第1端部16の先端は、フック1の先端部4の頂点から外縁に突出しないため、フック1の外部にあるワイヤロープが副外れ止め6の第1端部16を押し下げて副外れ止め6と主外れ止め5との間に滑り込むことを防止することができると共に、フック1の外部のワイヤロープが副外れ止め6の第1端部16の先端を持ち上げることを防止することができる。よって、知恵の輪現象を効果的に防止することができる。
本発明の他の一実施形態に係るフック19は、図5に示すように、主外れ止め5と、この主外れ止め5に取り付けられる副外れ止め20とを備える。副外れ止め20の第2端部22には、第1端部21のフック1の先端部4の頂点への近接量を調整する調整部材23が配設されている。なお、上述した第一実施形態と同一の構成については、同一の符号を用いて説明を省略する。
副外れ止め20は、主外れ止め5の開口12内を挿通し、副外れ止め回転軸11によって主外れ止め5に回動可能に支持される。また、副外れ止め回転軸11には、副ねじりばね16が嵌装されている。副外れ止め20の第1端部21の幅は、先細りに形成されることが好ましい。また、第1端部21は、フック1の先端部4の頂点に係合する凹部24を有することが好ましい。
調整部材23は、副外れ止め20の第2端部22に含まれる。調整部材23は、第1端部21のフック1の先端部4の頂点への近接量を調整することができる。調整部材23が、フック1の鉤状部3で基端部2近傍の湾曲内側に当接するボルト25と、このボルト25に螺合した雌ねじ部26とを有し、ボルト25の進出位置によって第1端部21の上記頂点への近接量を調整できることが好ましい。具体的には、図6に示すように、副外れ止め20の第2端部22の幅方向の略中央にボルト25が螺合可能なネジ穴27を設け、このネジ穴27に雌ねじ部26を螺合させたボルト25が螺合されるとよい。このような構成とすることで、調整部材23を安価で簡易な構成とすることができ、上記近接量の調整も容易に行うことができる。
本実施形態の副外れ止め20は、第1端部21のフック1の先端部4の頂点への近接量を調整することができる調整部材23を備えるため、第1端部21をフック1の先端部4の頂点に当接させると共に、第2端部22のボルト25をフック1の鉤状部3で基端部2近傍の湾曲内側に当接させることができる。従って、副外れ止め20の両端を確実にフック1の先端部4及び鉤状部3に当接させることができるため、フック1の外部にあるワイヤロープがフック1内部に入り込むことをより確実に防止することができ、知恵の輪現象をより効果的に防止することができる。
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
2 基端部
3 鉤状部
4 先端部
5 主外れ止め
6,20 副外れ止め
7 主外れ止め回転軸
8 リブ
9 天面
10 側面
11 副外れ止め回転軸
12 開口
13 凹部(主外れ止め)
14 主ねじりばね
15 副ねじりばね
16,21 第1端部
17,22 第2端部
18,24 凹部(副外れ止め)
23 調整部材
25 ボルト
26 雌ねじ部
27 ネジ穴
Claims (8)
- 基端部と、
先端部と、
上記基端部から上記先端部にかけてU字型に湾曲する鉤状部と
を有するフックであって、
一端が上記基端部に回動可能に支持され、他端が上記先端部近傍の湾曲内面に当接し、上記鉤状部の開口部を開閉する主外れ止めと、
上記主外れ止めの他端を、上記先端部近傍の湾曲内面に向けて付勢する主外れ止め付勢部材と、
第1端部が上記先端部の頂点に近接し、第2端部が上記鉤状部で基端部近傍の湾曲内側に近接する副外れ止めと、
上記副外れ止めの第1端部を、上記先端部の頂点に向けて付勢する副外れ止め付勢手段と
を備え、
上記副外れ止めが、上記主外れ止めの一端及び他端間の中央より一端側に近い位置で回動可能に支持され、
上記副外れ止めの第1端部の先端が、上記先端部の頂点から外縁に突出せず、
上記副外れ止めの第2端部に、上記第1端部の上記頂点への近接量を調整する調整部材が配設されていることを特徴とするフック。 - 上記調整部材が、上記鉤状部で基端部近傍の湾曲内側に当接するボルトと、このボルトに螺合した雌ねじ部とを有し、上記ボルトの進出位置によって上記第1端部の上記頂点への近接量を調整する請求項1に記載のフック。
- 基端部と、
先端部と、
上記基端部から上記先端部にかけてU字型に湾曲する鉤状部と
を有するフックであって、
一端が上記基端部に回動可能に支持され、他端が上記先端部近傍の湾曲内面に当接し、上記鉤状部の開口部を開閉する主外れ止めと、
上記主外れ止めの他端を、上記先端部近傍の湾曲内面に向けて付勢する主外れ止め付勢部材と、
第1端部が上記先端部の頂点に近接し、第2端部が上記鉤状部で基端部近傍の湾曲内側に近接する副外れ止めと、
上記副外れ止めの第1端部を、上記先端部の頂点に向けて付勢する副外れ止め付勢手段と
を備え、
上記副外れ止めが、上記主外れ止めの一端及び他端間の中央より一端側に近い位置で回動可能に支持され、
上記副外れ止めの第1端部の先端が、上記先端部の頂点から外縁に突出せず、
上記基端部が、上記主外れ止めを回動するための主外れ止め回動軸を挿通する貫通孔が形成されたリブを有し、
上記主外れ止めの上記一端側に近い位置に上記副外れ止めを回動するための副外れ止め回動軸を挿通する貫通孔が形成されていることを特徴とするフック。 - 上記主外れ止めの他端の幅が、上記先端部近傍の湾曲内面に当接する上記鉤状部の幅より狭い請求項1、請求項2又は請求項3に記載のフック。
- 上記副外れ止めの第1端部の幅が、上記主外れ止めに支持される部分の幅より狭い請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のフック。
- 上記副外れ止めの第2端部の幅が、上記主外れ止めに支持される部分の幅より狭い請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のフック。
- 上記主外れ止めの他端が、上記先端部近傍の湾曲内面に当接する上記鉤状部に係合する凹部を有する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のフック。
- 上記副外れ止めの第1端部が、上記先端部の頂点に係合する凹部を有する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のフック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018027029A JP7135332B2 (ja) | 2018-02-19 | 2018-02-19 | フック |
Applications Claiming Priority (1)
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JP7135332B2 true JP7135332B2 (ja) | 2022-09-13 |
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Family Applications (1)
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JP2018027029A Active JP7135332B2 (ja) | 2018-02-19 | 2018-02-19 | フック |
Country Status (1)
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001253679A (ja) | 2000-03-08 | 2001-09-18 | Hitachi Joei Tech Co Ltd | 安全装置付きフック |
JP2003002574A (ja) | 2001-06-25 | 2003-01-08 | Toshiba Mach Co Ltd | 親子クレーン用フック |
JP2015020897A (ja) | 2013-07-23 | 2015-02-02 | 福山鍛鋼造機株式会社 | フック外れ止め装置 |
US20150329330A1 (en) | 2012-12-20 | 2015-11-19 | Konecranes Plc | Lifting hook and safety latch for lifting hook |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5610785Y2 (ja) * | 1977-12-16 | 1981-03-11 | ||
JPS5986409U (ja) * | 1982-12-02 | 1984-06-11 | 株式会社ス−パ−ツ−ル | 安全フツク |
-
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- 2018-02-19 JP JP2018027029A patent/JP7135332B2/ja active Active
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