ARグラス等の眼鏡型デバイスは、今後普及が進み、自動車等の乗物の運転中でも利用されることが想定される。しかし、運転中に、何のケアもすることなく眼鏡型デバイスがコンテンツを表示すると、運転に危険が発生する可能性がある。本実施形態に係る眼鏡型デバイス100は、装着者であるユーザ102が乗物の運転席に位置したことを認識して、コンテンツの表示を制限する機能を備える。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、システム10の一例を概略的に示す。システム10は、眼鏡型デバイス100を備える。眼鏡型デバイス100は、例えば、ARグラスであってよい。眼鏡型デバイス100は、眼鏡型デバイス100の撮像範囲に合わせたコンテンツを透明又は半透明のグラス上に表示することによって、現実空間にコンテンツが配置されている感覚をユーザ102に与えることが可能なデバイスであってよい。すなわち、眼鏡型デバイス100は、いわゆる透過型(シースルー型)のデバイスであってよい。眼鏡型デバイス100の撮像範囲は、眼鏡型デバイス100が備えるカメラの撮像範囲であってよい。眼鏡型デバイス100の撮像範囲は、眼鏡型デバイス100を装着しているユーザ102の視界に対応する範囲であってよい。眼鏡型デバイス100の撮像範囲は、例えば、ユーザ102の視界と実質的に同じ範囲であってよい。
システム10は、制御サーバ300を備える。制御サーバ300は、クラウド上に実現されてよい。制御サーバ300は、1つの装置によって実現されてよい。制御サーバ300は、複数の装置によって実現されてもよい。
制御サーバ300は、眼鏡型デバイス100によるコンテンツの表示を制御してよい。制御サーバ300は、ネットワーク20を介して眼鏡型デバイス100と通信してよい。
ネットワーク20は、クラウドを含む。ネットワーク20はインターネットを含んでよい。ネットワーク20は、移動体通信ネットワークを含んでよい。移動体通信ネットワークは、LTE(Long Term Evolution)通信方式、3G(3rd Generation)通信方式、5G(5th Generation)通信方式、6G(6th Generation)通信方式以降の通信方式のいずれに準拠していてもよい。ネットワーク20は、Wi-Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)通信方式に対応していてよい。ネットワーク20には、Wi-Fiアクセスポイントを介してアクセス可能であってよい。ネットワーク20には、その他無線通信全般を利用してアクセス可能であってよい。
制御サーバ300は、ネットワーク20に有線接続されていても、無線接続されていてもよい。眼鏡型デバイス100は、移動体通信、Wi-Fi通信、その他無線通信全般によって、ネットワーク20に接続されてよい。
制御サーバ300は、例えば、眼鏡型デバイス100の撮像範囲情報を、ネットワーク20を介して眼鏡型デバイス100から受信し、眼鏡型デバイス100の撮像範囲に合わせて、眼鏡型デバイス100にコンテンツを送信して表示させる。なお、撮像範囲に合わせたコンテンツの表示は、眼鏡型デバイス100が主体となって実行してもよい。例えば、眼鏡型デバイス100は、撮像範囲情報又は眼鏡型デバイス100の位置情報を制御サーバ300に送信して、撮像範囲又は位置に対応するコンテンツを制御サーバ300から受信し、眼鏡型デバイス100の撮像範囲に合わせてコンテンツを表示する。また、例えば、眼鏡型デバイス100は、予め、各位置に対応するコンテンツを制御サーバ300から受信しておき、眼鏡型デバイス100の撮像範囲に合わせてコンテンツを表示する。また、眼鏡型デバイス100は、制御サーバ300からコンテンツを受信するのではなく、自らが格納しているコンテンツを、撮像範囲に合わせて表示してもよい。眼鏡型デバイス100を装着しているユーザ102は、現実空間にコンテンツが配置されているような体験をすることができる。
眼鏡型デバイス100は、例えば、眼鏡型デバイス100の位置、向き、及び姿勢に基づいて、撮像範囲情報を生成する。眼鏡型デバイス100は、各種センサを備えてよく、各種センサを用いて、眼鏡型デバイス100の位置、向き、及び姿勢を特定してよい。
眼鏡型デバイス100は、測位センサを備えてよい。眼鏡型デバイス100は、例えば、GPS(Global Positioning System)センサ等のGNSS(Global Naviagtion Satellite System)センサを備える。眼鏡型デバイス100は、加速度センサを備えてよい。眼鏡型デバイス100は、ジャイロセンサを備えてよい。眼鏡型デバイス100は、カメラを備えてよい。眼鏡型デバイス100は、LiDAR(Light Detection and Ranging)を備えてよい。眼鏡型デバイス100は、その他のセンサを備えてもよい。眼鏡型デバイス100は、これらを複合的に利用することによって、撮像範囲情報を生成してよい。
眼鏡型デバイス100は、ユーザ102が乗物の運転席に位置していることを認識可能であってよい。図1に示す例では、ユーザ102が、自動車400の運転席410に位置している。本実施形態における乗物は、ユーザ102によって運転可能なものであればどのようなものであってもよく、例として、自動車400の他、自動二輪車、船、及び飛行機等が挙げられる。
眼鏡型デバイス100は、ユーザ102が乗物の運転席に位置したことに応じて、表示を通常モードから運転モードに切り替えてよい。運転モードにおいて、眼鏡型デバイス100は、コンテンツを自動的に非表示にしたり、簡略表示にしたり、表示位置を限定することによって、コンテンツの表示を制限してよい。
図2は、眼鏡型デバイス100の構成の一例を概略的に示す。眼鏡型デバイス100は、リム112及びテンプル118を有するフレーム110を備える。眼鏡型デバイス100は、眼鏡型デバイス100における各種制御を実行する制御装置200を備える。
図2における制御装置200の配置は一例であり、制御装置200は、フレーム110の他の位置に配置されてもよい。例えば、制御装置200は、フレーム110の外部に配置されてもよい。また、例えば、制御装置200は、テンプル118内に配置されてもよい。具体例として、制御装置200は、テンプル118の先端部、すなわち、モダンに配置されてもよい。制御装置200は、バッテリを備えてよい。制御装置200とバッテリは、別体として、フレーム110の別の位置に配置されてもよい。
眼鏡型デバイス100は、カメラ120を備えてよい。図2におけるカメラ120の配置は一例であり、カメラ120は、他の位置に配置されてもよい。
眼鏡型デバイス100は、センサ122を備えてよい。センサ122は、眼鏡型デバイス100の周囲の環境を特定するためのセンサであってよい。センサ122は、LiDARを含んでよい。センサ122は、測距センサを含んでもよい。図2では、センサ122がブリッジ114に配置されている場合を例示しているが、図2におけるセンサ122の配置は一例であり、センサ122は、他の位置に配置されてもよい。
眼鏡型デバイス100は、視線検出部124を備えてよい。視線検出部124は、眼鏡型デバイス100の装着者であるユーザ102の視線を検出する。視線検出部124は、例えば、ユーザ102の目を撮像して監視することによって、ユーザ102の視線を検出する。図2における視線検出部124の配置は一例であり、視線検出部124は、他の位置に配置されてもよい。
眼鏡型デバイス100は、マイク128を備えてよい。眼鏡型デバイス100は、眼鏡型デバイス100の装着者であるユーザ102の声を受け付ける。図2におけるマイク128の配置は一例であり、マイク128は、他の位置に配置されてもよい。
制御装置200は、測位センサを備えてよい。制御装置200は、加速度センサを備えてよい。制御装置200は、ジャイロセンサを備えてよい。制御装置200は、その他のセンサを備えてもよい。
制御装置200は、レンズ116への表示機能を備えてよい。レンズ116は、眼鏡型デバイス100の表示部の一例であってよい。レンズ116は、透明又は半透明のディスプレイであってよく、制御装置200は、レンズ116に各種表示を実行させてよい。すなわち、眼鏡型デバイス100は、透明又は半透明のディスプレイ型のデバイスであってよい。また、制御装置200が、レンズ116に対して表示を投影する機能を有してもよい。すなわち、眼鏡型デバイス100は、投影型のデバイスであってよい。
図3は、コンテンツの表示に制限をかけない場合の眼鏡型デバイス100によるコンテンツの表示例を概略的に示す。図3では、コンテンツの例として、コンテンツ132、コンテンツ134、コンテンツ136、コンテンツ142、及びコンテンツ144を図示している。
眼鏡型デバイス100は、現実世界のエリアに対応付けて登録された第1の種類のコンテンツを、当該エリアに対応するレンズ116上の位置に表示させてよい。第1の種類のコンテンツは、乗物の運転に関連するコンテンツと、乗物の運転に関連しないコンテンツとを含んでよい。
乗物の運転に関連するコンテンツは、乗物の案内に関するコンテンツであってよい。自動車400の運転に関連するコンテンツは、例えば、交通標識、経路案内の矢印、及び飛び出しを警告するアイコン等であってよい。乗物の運転に関連しないコンテンツとは、キャラクタ、広告、及び物体の説明等であってよい。このようなコンテンツの登録は、制御サーバ300を利用してサービスを提供するサービス提供者によって行われてよい。コンテンツの登録は、制御サーバ300が提供するサービスに登録しているサービス登録者によって行われてもよい。制御サーバ300が提供するサービスには、任意の者が登録可能であってよい。コンテンツ132は、乗物の運転に関連するコンテンツの一例であってよい。コンテンツ134及びコンテンツ136は、乗物の運転に関連しないコンテンツの一例であってよい。
眼鏡型デバイス100は、現実世界のエリアには対応付けられていない第2の種類のコンテンツをレンズ116上の予め定められた位置に表示させてよい。第2の種類のコンテンツは、例えば、時刻情報、日付情報、電波状況、メール通知情報、及び着信通知情報等であってよい。コンテンツ142及びコンテンツ144は、第2の種類のコンテンツの例であってよい。
眼鏡型デバイス100を装着しているユーザ102は、各種コンテンツを閲覧することによって、現実世界に様々なコンテンツが配置されている状況を楽しんだり、各種情報を取得したりすることが可能になる。しかし、自動車400におけるフロントガラス411のように、ユーザ102が乗物の外を見る視界内に、コンテンツを数多く配置してしまうと、外部を確認しにくくなり、運転に危険が発生する可能性がある。
図4は、コンテンツの表示に制限をかけた場合の眼鏡型デバイス100によるコンテンツの表示例を概略的に示す。眼鏡型デバイス100は、ユーザ102が乗物の運転席に位置していると認識した場合に、コンテンツの表示を制限する。眼鏡型デバイス100は、ユーザ102が乗物の運転席に位置していると認識した場合に、運転モードに切り替えて、コンテンツの表示を制限してよい。
眼鏡型デバイス100は、第1の種類のコンテンツのうち、乗物の運転に関連するコンテンツの表示は制限せず、乗物の運転に関連しないコンテンツの表示を制限してよい。図4に示す例において、眼鏡型デバイス100は、乗物の運転に関連するコンテンツ132は表示し、乗物の運転に関連しないコンテンツ134及びコンテンツ136を非表示にしている。これにより、運転に対する重要度が高いコンテンツは表示しつつ、運転に対する重要度が低かったり、運転に対して何ら寄与しなかったりするコンテンツを非表示にすることができる。
眼鏡型デバイス100は、第2の種類のコンテンツを、乗物の内装に対応するレンズ116上の位置に表示させてよい。眼鏡型デバイス100は、カメラ120による撮像画像及びセンサ122による測定結果によって、乗物の内装を認識し得る。
図4では、眼鏡型デバイス100が、コンテンツ142をダッシュボード412に配置し、コンテンツ144を上部420に配置した場合を例示している。このように、第2の種類のコンテンツを乗物の内装に対応する位置に表示させることによって、ユーザ102が乗物の外を見る視界を妨げることを防止できる。
眼鏡型デバイス100は、表示対象の第2の種類のコンテンツが複数存在する場合に、予め定められた条件に従って、複数の第2の種類のコンテンツのそれぞれの配置を決定してよい。
例えば、眼鏡型デバイス100は、コンテンツを、コンテンツのリアルタイム性に応じた、乗物の内装に対応するレンズ116上の位置に表示させる。具体例として、眼鏡型デバイス100は、時刻情報及び着信通知情報のようにリアルタイム性がより高いコンテンツを、クラクション415、メータ416、及びメータ418のような、ユーザ102がより気づきやすい場所に位置するように、レンズ116上に表示する。また、眼鏡型デバイス100は、メール通知情報のように、リアルタイム性がより低いコンテンツを、ダッシュボード412及び上部420のような、ユーザ102がより気づきにくい場所に位置するように、レンズ116上に表示する。これにより、リアルタイム性がより高いコンテンツをユーザ102がより見やすい位置に表示させることができる。
また、例えば、眼鏡型デバイス100は、コンテンツを、コンテンツのサイズに応じた、乗物の内装に対応するレンズ116状の位置に表示させる。具体例として、眼鏡型デバイス100は、よりサイズが大きいコンテンツを、ダッシュボード412及び上部420のような、内装のうちの、より広い部分に位置するように、レンズ116上に表示する。また、眼鏡型デバイス100は、よりサイズが小さいコンテンツを、クラクション415、メータ416、及びメータ418のような、内装のうちの、より狭い部分に位置するように、レンズ116上に表示する。これにより、大きなコンテンツを狭い部分に表示して見にくくなったり、小さなコンテンツを広い部分に表示してスペースを無駄してしまったりする可能性を低減することができる。
図5は、眼鏡型デバイス100によるコンテンツ一覧150の表示例を概略的に示す。眼鏡型デバイス100は、非表示にしたコンテンツを記録しておいて、乗物の状況に基づいて、記録したコンテンツのコンテンツ一覧150を表示してよい。
眼鏡型デバイス100は、例えば、図5に示すように、自動車400が赤信号で停止したときに、それまでに記録したコンテンツのコンテンツ一覧150をレンズ116に表示する。そして、眼鏡型デバイス100は、ユーザ102による、コンテンツ一覧150内のコンテンツの選択を受け付けてよい。ユーザ102は、例えば、視線入力等を用いて、コンテンツを選択し、ボタン152を選択することによって、後で見るコンテンツを登録し得る。
眼鏡型デバイス100は、例えば、運転終了後等に、ユーザ102からの指示に従って、後で見るコンテンツとして登録したコンテンツを、当該コンテンツが対応付けて登録されたエリアに配置した3Dマップを表示する。そして、3Dマップ上で選択されたコンテンツが対応付けて登録されている現実世界のエリアが、眼鏡型デバイス100の撮像範囲に含まれたときにレンズ116上の当該エリアに対応する位置にコンテンツが表示された状況を再現した再現画像をレンズ116に表示させてよい。
図6は、眼鏡型デバイス100による再現画像160の表示例を概略的に示す。ここでは、後で見るコンテンツとして、コンテンツ134及びコンテンツ136が登録されている場合の再現画像160を例示する。
眼鏡型デバイス100は、現実世界画像162に、コンテンツ134及びコンテンツ136を重畳することによって、再現画像160を生成してよい。眼鏡型デバイス100は、例えば、現実世界画像162として、インターネット上から、コンテンツ134及びコンテンツ136が対応付けられているエリアの画像を取得してよい。また、眼鏡型デバイス100は、コンテンツ134及びコンテンツ136の表示を制限したときに、カメラ120によって撮像された画像を、現実世界画像162として用いてもよい。
図7は、制御装置200の機能構成の一例を概略的に示す。制御装置200は、格納部202、情報取得部204、サーバ通信部206、表示制御部208、表示制限部210、コンテンツ記録部212、及び選択受付部214を備える。
格納部202は、各種情報を格納する。格納部202は、例えば、時刻情報及び日付情報等を格納する。格納部202は、テキストデータ及び画像データ等の各種データを格納してよい。格納部202は、例えば、インターネットを介して受信した各種データを格納する。また、格納部202は、ネットワーク20を介して受信したメール及びメッセージなどのデータを格納する。
情報取得部204は、各種情報を取得する。情報取得部204は、取得した情報を格納部202に格納する。
情報取得部204は、ユーザ102によって入力された情報を取得してよい。情報取得部204は、例えば、フレーム110の任意の位置に配置されたボタン等の入力部を介した、ユーザ102による入力情報を取得する。また、情報取得部204は、例えば、マイク128を介して音声入力されたユーザ102による入力情報を取得する。また、情報取得部204は、例えば、ユーザ102が所有するスマートフォン等の携帯端末を介して、ユーザ102による入力情報を取得してもよい。眼鏡型デバイス100は、例えば、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)及びZigbee(登録商標)等の短距離無線通信方式を用いて、携帯端末と無線接続を確立してよい。
情報取得部204は、眼鏡型デバイス100が備える各種センサによって出力された情報を取得してよい。情報取得部204は、例えば、測位センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、カメラ120、及びセンサ122によって出力された情報を取得する。
情報取得部204は、格納部202に格納されている情報を用いて、各種情報を生成してよい。情報取得部204は、生成した情報を格納部202に格納する。情報取得部204は、例えば、眼鏡型デバイス100の撮像範囲を示す撮像範囲情報を生成する。撮像範囲情報は、眼鏡型デバイス100の位置、眼鏡型デバイス100の姿勢、眼鏡型デバイス100の向き、及びカメラ120の画角情報を含んでよい。
サーバ通信部206は、制御サーバ300と通信する。サーバ通信部206は、ネットワーク20を介して、制御サーバ300と通信してよい。サーバ通信部206は、例えば、格納部202に格納されている情報を制御サーバ300に送信する。
サーバ通信部206は、情報取得部204が各種センサから取得した情報を制御サーバ300に送信してよい。サーバ通信部206は、眼鏡型デバイス100の位置情報を定期的に制御サーバ300に送信してよい。制御サーバ300は、眼鏡型デバイス100から位置情報を定期的に受信することによって、眼鏡型デバイス100の位置を追跡可能であってよい。また、サーバ通信部206は、情報取得部204が生成した撮像範囲情報を制御サーバ300に送信してよい。
サーバ通信部206は、制御サーバ300から各種情報を受信してよい。サーバ通信部206は、受信した情報を格納部202に格納する。サーバ通信部206は、例えば、制御サーバ300に送信した撮像範囲情報に対応するコンテンツを制御サーバ300から受信する。サーバ通信部206は、例えば、撮像範囲情報によって示される撮像範囲に含まれるエリアに対応するコンテンツを、制御サーバ300から受信する。また、サーバ通信部206は、例えば、撮像範囲情報によって示される撮像範囲に含まれる物体に対応するコンテンツを、制御サーバ300から受信する。
表示制御部208は、レンズ116への表示を制御する。表示制御部208は、格納部202に格納されているコンテンツを、レンズ116に表示させてよい。
表示制御部208は、例えば、第1の種類のコンテンツをレンズ116に表示させる。表示制御部208は、眼鏡型デバイス100の撮像範囲内のエリアに対応する第1の種類のコンテンツを、レンズ116に表示させてよい。表示制御部208は、コンテンツが、現実世界の特定の位置に固定されているような表示を提供すべく、眼鏡型デバイス100の位置、姿勢、及び向きの変化に応じて、レンズ116におけるコンテンツの表示位置を調整してよい。また、表示制御部208は、例えば、眼鏡型デバイス100の撮像範囲内の物体に対応するコンテンツを、レンズ116に表示させる。表示制御部208は、コンテンツが、現実世界における当該物体の付近に固定されているような表示を提供すべく、眼鏡型デバイス100の位置、姿勢、及び向きの変化に応じて、レンズ116における動的表示コンテンツの表示位置を調整してよい。
表示制御部208は、例えば、第2の種類のコンテンツをレンズ116に表示させる。表示制御部208は、時刻情報及び日付情報を予め定められたレンズ116の位置に表示させてよい。表示制御部208は、着信した場合に、着信通知情報をレンズ116上の予め定められた位置に表示させてよい。表示制御部208は、メールを受信した場合に、メール通知情報をレンズ116上の予め定められた位置に表示させてよい。
表示制限部210は、眼鏡型デバイス100を装着しているユーザ102が乗物の運転席に位置していると判定した場合に、表示制御部208によるコンテンツの表示を制限する。表示制限部210は、例えば、ユーザ102が乗物の運転席に位置していると判定した場合に、表示制御部208によるコンテンツの表示を禁止する。ユーザ102が乗物の運転席に位置していると表示制限部210が判定したことに応じて、眼鏡型デバイス100は、通常モードから運転モードに切り替わってもよい。
表示制限部210は、例えば、眼鏡型デバイス100と乗物に搭載されている通信装置との通信に基づいて、ユーザ102が乗物の運転席に位置しているかを判定する。例えば、乗物が自動車400である場合、表示制限部210は、眼鏡型デバイス100と、自動車400の本体又は車載機器との通信に基づいて、ユーザ102が乗物の運転席に位置しているか否かを判定する。具体例として、表示制限部210は、眼鏡型デバイス100と、自動車400の本体又は車載機器との通信接続が確立されている場合に、ユーザ102が自動車400の運転席410に位置していると判定する。
表示制限部210は、例えば、眼鏡型デバイス100のカメラ120によって撮像された撮像画像に基づいて、ユーザ102が乗物の運転席に位置しているかを判定する。例えば、乗物が自動車400である場合、表示制限部210は、フロントガラス411及びハンドル414の位置等を認識することによって、ユーザ102が自動車400の運転席410に位置していることを認識する。
表示制限部210は、例えば、乗物の運転席に設置された特定のオブジェクトを読み取ることによって、ユーザ102が乗物の運転席に位置していることを認識してもよい。この場合、乗物の運転席には、特定のQRコード(登録商標)やマーカ等が設定される。表示制限部210は、カメラ120によって撮像されたオブジェクトを認識することによって、ユーザ102が自動車400の運転席410に位置していることを認識してよい。
表示制限部210は、例えば、乗物のスマートキーと通信することによって、ユーザ102が乗物の運転席に位置しているかを判定してもよい。例えば、表示制限部210は、乗物が自動車400である場合、自動車400のスマートキーからアクティブの信号を受けとったときに、ユーザ102が自動車400の運転席410に位置していると判定してよい。
表示制限部210は、ユーザ102による入力に従って、ユーザ102が乗物の運転席に位置していることを認識してもよい。表示制限部210は、例えば、情報取得部204が取得した、ユーザ102による入力情報に従って、ユーザ102が乗物の運転席に位置していることを認識する。
表示制限部210は、上述した複数の手法のうちのいずれかの手法を組み合わせて、ユーザ102が運転席に位置することを認識してよい。なお、眼鏡型デバイス100は、表示制限部210によって、ユーザ102が乗物に乗っているが、運転席には位置していない場合、同乗者モードに切り替わってもよい。眼鏡型デバイス100は、同乗者モードでは、コンテンツの表示の制限をしなくてよい。
表示制限部210は、ユーザ102が乗物の運転席に位置していると判定した場合に、第1の種類のコンテンツをレンズ116上の、第1の種類のコンテンツが対応付けられているエリアに対応する位置に表示させ、第2の種類のコンテンツをレンズ116上の予め定められた位置に表示させてよい。表示制限部210は、ユーザ102が乗物の運転席に位置していると判定した場合に、第1の種類のコンテンツのうち、乗物の運転に関連するコンテンツの表示を制限せず、乗物の運転に関連しないコンテンツの表示を制限してよい。
コンテンツ記録部212は、表示制限部210によって表示が制限されたコンテンツを記録する。表示制御部208は、乗物の運転状況に基づいて、コンテンツ記録部212によって記録されたコンテンツをレンズ116上に表示させてよい。表示制御部208は、例えば、ユーザ102が運転席に位置する乗物が自動車である場合に、自動車が赤信号で停止したときに、コンテンツ記録部212によって記録されたコンテンツをレンズ116に表示させてよい。表示制御部208は、情報取得部204が取得した情報に基づいて、自動車が赤信号で停止したことを認識してよい。表示制御部208は、例えば、カメラ120による撮像画像を解析することによって、自動車が赤信号で停止したことを認識する。表示制御部208は、交通管理システムと通信することによって、自動車が赤信号で停止したことを認識してもよい。
選択受付部214は、表示制御部208によってレンズ116に表示された、コンテンツ記録部212によって記録されたコンテンツの選択を受け付ける。例えば、表示制御部208が、コンテンツ記録部212によって記録されたコンテンツのコンテンツ一覧をレンズ116に表示させ、選択受付部214は、コンテンツ一覧に対するユーザ102による選択を受け付ける。表示制御部208は、選択受付部214が選択を受け付けたコンテンツが対応付けて登録されている現実世界のエリアが眼鏡型デバイス100の撮像範囲に含まれたときにレンズ116上のエリアに対応する位置にコンテンツが表示された状況を再現した再現画像をレンズ116に表示させてよい。
表示制御部208は、選択受付部214が選択を受け付けたコンテンツを当該コンテンツが対応付けて登録されているエリアに配置した3Dマップを表示させ、3Dマップ上で選択されたコンテンツが対応付けて登録されている現実世界のエリアが眼鏡型デバイス100の撮像範囲に含まれたときにレンズ116上の当該エリアに対応する位置にコンテンツが表示された状況を再現した再現画像をレンズ116に表示させてよい。
表示制限部210は、ユーザ102が乗物の運転席に位置していると判定した場合に、第2の種類のコンテンツの表示位置を制限してよい。例えば、表示制限部210は、第2の種類のコンテンツを、予め定められたレンズ116上の位置ではなく、乗物の内装に対応するレンズ116上の位置に表示させる。
表示制限部210は、複数の第2の種類のコンテンツのそれぞれを、コンテンツのリアルタイム性に応じた乗物の内装に対応するレンズ上の位置に表示させてよい。表示制限部210は、複数の第2の種類のコンテンツのそれぞれを、コンテンツのサイズに応じた乗物の内装に対応するレンズ116上の位置に表示させてよい。
表示制限部210は、ユーザ102が乗物の運転席に位置していると判定した場合に、位置していないと判定した場合と比較して、コンテンツの透過率を高くするように表示制御部208を制御してもよい。これにより、コンテンツを視認可能のままとしつつ、コンテンツによって乗物の外が確認しづらくなる程度を低減することができる。
表示制限部210は、ユーザ102が乗物の運転席に位置していると判定した場合に、表示制御部208に、眼鏡型デバイス100を外すことを推奨するメッセージをレンズ116に表示させてもよい。表示制御部208は、例えば、「運転時はグラスを外してください」等のメッセージをレンズ116に表示させる。これにより、そもそも運転時に眼鏡型デバイス100を利用しないように促すことができる。表示制限部210は、メッセージを表示したにもかかわらず、眼鏡型デバイス100が外されなかった場合、表示制御部208によるコンテンツの表示を制限してよい。
図1から図7を用いて説明した実施形態では、眼鏡型デバイス100のユーザ102が乗物の運転席に位置した場合に、コンテンツの表示を制限する機能を眼鏡型デバイス100が備える場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、制御サーバ300が備えてもよい。制御サーバ300は、制御装置の一例であってよい。
図8は、制御サーバ300の機能構成の一例を概略的に示す。制御サーバ300は、格納部302、情報取得部304、表示制御部308、表示制限部310、コンテンツ記録部312、及び選択受付部314を備える。
格納部302は、各種情報を格納する。格納部302は、眼鏡型デバイス100に配信するコンテンツを格納してよい。格納部302は、現実世界の各エリアに対応付けて登録されたコンテンツを格納してよい。
情報取得部304は、各種情報を取得する。情報取得部304は、取得した情報を格納部302に格納する。情報取得部304は、眼鏡型デバイス100から各種情報を受信してよい。情報取得部304は、情報取得部204と同様に、ユーザ102によって眼鏡型デバイス100に入力された情報を眼鏡型デバイス100から受信してよい。情報取得部304は、眼鏡型デバイス100が備える各種センサによって出力された情報を眼鏡型デバイス100から受信してよい。
情報取得部304は、格納部302に格納されている情報を用いて、各種情報を生成してよい。情報取得部304は、生成した情報を格納部302に格納する。情報取得部304は、例えば、眼鏡型デバイス100の撮像範囲を示す撮像範囲情報を生成する。撮像範囲情報は、眼鏡型デバイス100の位置、眼鏡型デバイス100の姿勢、眼鏡型デバイス100の向き、及びカメラ120の画角情報を含んでよい。
表示制御部308は、眼鏡型デバイス100によるコンテンツの表示を制御する。表示制御部308は、格納部302に格納されているコンテンツを眼鏡型デバイス100に送信して、眼鏡型デバイス100に表示させてよい。
表示制御部308は、表示制御部208と同様に、第1の種類のコンテンツを眼鏡型デバイス100に表示させてよい。表示制御部308は、表示制御部208と同様に、第2の種類のコンテンツを眼鏡型デバイス100に表示させてよい。
表示制限部310は、眼鏡型デバイス100を装着しているユーザ102が乗物の運転席に位置していると判定した場合に、表示制御部308によるコンテンツの表示を制限する。表示制限部310は、表示制限部210と同様に、眼鏡型デバイス100を装着しているユーザ102が乗物の運転席に位置しているか否を判定してよい。表示制限部310は、表示制限部210と同様に、ユーザ102が乗物の運転席に位置していると判定した場合に、表示制御部308によるコンテンツの表示を制限してよい。
コンテンツ記録部312は、コンテンツ記録部212と同様に、表示制限部310によって表示が制限されたコンテンツを記録してよい。表示制御部308は、表示制御部208と同様に、乗物の運転状況に基づいて、コンテンツ記録部312によって記録されたコンテンツを眼鏡型デバイス100に表示させてよい。
選択受付部314は、選択受付部214と同様に、表示制御部308によって眼鏡型デバイス100に表示された、コンテンツ記録部312によって記録されたコンテンツの選択を受け付けてよい。表示制御部308は、表示制御部208と同様に、選択受付部314が選択を受け付けたコンテンツが対応付けて登録されている現実世界のエリアが眼鏡型デバイス100の撮像範囲に含まれたときにレンズ116上のエリアに対応する位置にコンテンツが表示された状況を再現した再現画像を眼鏡型デバイス100に表示させてよい。表示制御部308は、表示制御部208と同様に、選択受付部314が選択を受け付けたコンテンツを当該コンテンツが対応付けて登録されているエリアに配置した3Dマップを眼鏡型デバイス100に表示させ、3Dマップ上で選択されたコンテンツが対応付けて登録されている現実世界のエリアが眼鏡型デバイス100の撮像範囲に含まれたときにレンズ116上の当該エリアに対応する位置にコンテンツが表示された状況を再現した再現画像を眼鏡型デバイス100に表示させてよい。
表示制限部310は、表示制限部210と同様に、ユーザ102が乗物の運転席に位置していると判定した場合に、第2の種類のコンテンツの表示位置を制限してよい。表示制限部310は、表示制限部210と同様に、ユーザ102が乗物の運転席に位置していると判定した場合に、位置していないと判定した場合と比較して、コンテンツの透過率を高くするように表示制御部310を制御してもよい。表示制限部310は、表示制限部210と同様に、ユーザ102が乗物の運転席に位置していると判定した場合に、表示制御部308に、眼鏡型デバイス100を外すことを推奨するメッセージを眼鏡型デバイス100に表示させてよい。
図9は、制御装置200又は制御サーバ300として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200を、本実施形態に係る装置の1又は複数の「部」として機能させ、又はコンピュータ1200に、本実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、本実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、及びグラフィックコントローラ1216を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、記憶装置1224、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。記憶装置1224は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ1200はまた、ROM1230及びキーボード又はタッチパネルのような入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続されている。
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示されるようにする。
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。記憶装置1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをUSBポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
プログラムは、ICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供されてよい。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、記憶装置1224、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU1212は、記憶装置1224、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウェアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
本実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。