以下、本願の実施例の図面を参照しながら、本願の実施例の技術手段を明確且つ完全的に記載する。明らかに、記載する実施例は、本願の実施例の一部であり、全てではない。本願の実施例に基づき、当業者が創造性のある作業をすることなく為しえる全ての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属するものである。ここで、「及び/又は」は、連結対象の少なくとも1つを示す。
本開示の技術手段は、例えば、GSM(Global System of Mobile communication)システム、CDMA(Code Division Multiple Access)システム、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)システム、GPRS(General Packet Radio Service)システム、LTE(Long Term Evolution)/LTE-A(Long Term Evolution-advanced)システム、NB-IOT(Narrow Band Internet of Things)システム、MTC(Machine-Type Communication)システム、NR(New Radio)システムなどの様々な通信システムに応用できることが理解されるべきである。
移動端末(Mobile Terminal)、移動ユーザ機器などとも呼ばれるUE(User Equipment)は、無線アクセスネットワーク(例えばRAN(Radio Access Network))を介して1つ以上のコアネットワークと通信することができる。ユーザ機器は、移動電話(又は「セルラ」電話と呼ばれる)などの移動端末、及び、移動端末を有するコンピュータであり、例えば携帯型、ポケット型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型又は車載型のモバイルデバイスであり、無線アクセスネットワークと言語及び/又はデータを交換する。
ネットワーク機器は、端末機器に無線通信機能を提供するために無線アクセスネットワークに配備される装置である。前記ネットワーク機器は、基地局である。前記基地局は、GSM又はCDMAの基地局(BTS(Base Transceiver Station))であってもよく、WCDMAの基地局(NodeB)であってもよく、LTEの進化型基地局(eNB又はe-NodeB、evolutional Node B)及び5G基地局(gNB)であってもよい。
以下、本開示の各実施例の技術手段を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本開示の1つの実施例によるデータ伝送方法を示す。この方法は、ネットワーク機器に応用可能である。図1に示すように、この方法は、以下のステップを含む。
ステップ11において、第1パラメータに基づいてスクランブル系列を生成する。前記第1パラメータは、所定のアプリケーションシナリオ及び/又は上位層指示情報に基づいて決定される。
本開示の実施例において、前記第1パラメータは、スクランブル系列を生成するためのパラメータを指す。
例えば、第1パラメータは、2進数を生成するためのパラメータを含むが、それに限られない。この2進数は、通常、Gold系列を初期化してスクランブル系列を得るための2進数を指す。
前記所定のアプリケーションシナリオは、第1パラメータの決定に用いられる様々な所定のアプリケーションシナリオを含む。
例えば、前記所定のアプリケーションシナリオは、下記シナリオのうちの少なくとも1つを含む。
1.DCIが許可バンドで送信されるシナリオ:
このシナリオでは、第1パラメータが例えばRNTIを含むと決定できる。スクランブル識別が設定されている場合、第1パラメータが例えばRNTIとスクランブル識別を含むと決定することもできる。もちろん、スクランブル識別が設定されている場合、第1パラメータがRNTIと、スクランブル識別とは異なる他のパラメータを含むと決定することもできる。前記他のパラメータは、例えば、物理上り制御チャネルPUCCHリソースが位置する制御リソースセットCORESET識別、前記DCIが存在する探索空間search space識別、前記DCIを送信するためのスロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックス、前記DCIを送信するためのOFDMシンボルのインデックスのうちの少なくとも1つを含む。
2.DCIが無許可バンドで送信されるシナリオ:
このシナリオでは、第1パラメータが例えばRNTIを含むと決定できる。スクランブル識別が設定されている場合、第1パラメータが例えばRNTIとスクランブル識別を含むと決定することもできる。もちろん、スクランブル識別が設定されている場合、第1パラメータがRNTIと、スクランブル識別とは異なる他のパラメータ(前記の他のパラメータ)を含むと決定することもできる。
3.第1パラメータがスクランブル識別を含むシナリオ:
このシナリオでは、第1パラメータが例えばRNTIを含むと決定でき、又は、RNTIとスクランブル識別を含むと決定できる。もちろん、RNTI、スクランブル識別及び前記他のパラメータを含んでもよい。
4.第1パラメータがスクランブル識別を含まないシナリオ:
このシナリオでは、第1パラメータが例えばRNTIを含み、又は、RNTIとPCIを含み、又は、RNTI、PCI及び前記他のパラメータを含むと決定できる。
前記上位層指示情報は、第1パラメータの決定に用いられる様々な上位層指示情報を含む。
例えば、前記上位層指示情報は、バンド許可タイプの情報、スクランブル識別が設定されているかを示す情報、スクランブル識別が設定されている場合の少なくとも1つの前記第1パラメータの情報、スクランブル識別が設定されない場合の少なくとも1つの前記第1パラメータの情報のうちの少なくとも1つを含む。
[上位層指示情報に基づいて第1パラメータを決定する]というステップの具体的な実現方式について言えば、例えば、上位層指示情報が「バンド許可タイプの情報」を含み、且つこのバンド許可タイプの情報が具体的に「無許可バンド」であれば、スクランブル識別が設定されている場合、対応する第1パラメータは、RNTIとスクランブル識別であると決定される。又は、スクランブル識別が設定されている場合、対応する第1パラメータは、RNTI、スクランブル識別及び前記他のパラメータを含むと決定される。
上位層指示情報が「スクランブル識別が設定されているかを示す情報」を含み、且つこの情報により「スクランブル識別が設定されない」ことを示すのであれば、対応する第1パラメータが例えばRNTI、DCIの時間領域情報及びPCIを含むと決定できる。
上位層指示情報が「スクランブル識別が設定されているかを示す情報」を含み、且つこの情報により「スクランブル識別が設定されている」ことを示すのであれば、対応する第1パラメータが例えばRNTIとスクランブル識別を含むと決定できる。
上位層指示情報が「スクランブル識別が設定されている場合の少なくとも1つの前記第1パラメータの情報」を含むのであれば、対応する第1パラメータが例えばRNTIとスクランブル識別を含むと決定できる。又は、スクランブル識別が設定されている場合、対応する第1パラメータがRNTI、スクランブル識別及び前記他のパラメータを含むと決定できる。
上位層指示情報が「スクランブル識別が設定されていない場合の少なくとも1つの前記第1パラメータの情報」を含むのであれば、対応する第1パラメータが例えばRNTIとPCIを含むと決定できる。又は、第1パラメータがRNTI、PCI及び前記他のパラメータを含むと決定できる。
ネットワーク機器は、スクランブル系列を生成する前に、所定のアプリケーションシナリオ及び/又は上位層指示情報に基づいて、まず、具体的にどの第1パラメータでスクランブル系列を生成するかを決定する。
ネットワーク機器は、優先的に上位層指示情報に基づいて第1パラメータを決定できるが、この場合、所定のシナリオに基づいて第1パラメータを決定する必要がない。第1パラメータを決定するための上位層指示情報は、上位層指示情報の受信履歴であってもよい。
又は、ネットワーク機器は、まず所定のアプリケーションシナリオに基づいて第1パラメータを決定してもよい。所定のアプリケーションシナリオに基づいて、例えばこのシナリオとして「第1パラメータがスクランブル識別を含むシナリオ」であるとしか決定できず、第1パラメータがスクランブル識別を含む以外にどんなパラメータを含むかを決定できない場合、更に上位層指示情報に基づいて、スクランブル識別以外の他の第1パラメータを決定する。
もちろん、ネットワーク機器が所定のシナリオの情報から、スクランブル系列を生成するための各パラメータを決定できるのであれば、上位層指示情報に基づいて第1パラメータを決定することが必要でなくなる。
本開示の実施例において、第1パラメータが上位層指示情報に基づいて決定される場合、前記第1パラメータは、第1パラメータのうちの少なくとも1つが、前記上位層指示情報によってセルに基づいて設定される設定方式、第1パラメータのうち少なくとも1つが、前記上位層指示情報によって搬送波に基づいて設定される設定方式、第1パラメータのうち少なくとも1つが、前記上位層指示情報によって帯域幅タイプに基づいて設定される設定方式、第1パラメータのうちの少なくとも1つが、前記上位層指示情報によってCORESETに基づいて設定される方式の少なくとも一つの設定方式を満たす。
ここで、「第1パラメータのうちの少なくとも1つが、前記上位層指示情報によってセルに基づいて設定される」とは、上位層指示情報は、1つ又は複数のセル内の端末機器にDCIを送信する際に、スクランブル系列を生成するための第1パラメータのうちの少なくとも1つのパラメータをネットワーク機器に指示するように機能する。
「第1パラメータのうち少なくとも1つが、前記上位層指示情報によって搬送波に基づいて設定される」とは、上位層指示情報は、1つ又は複数の搬送波でDCIを送信する際に、スクランブル系列を生成するための第1パラメータのうちの少なくとも1つのパラメータをネットワーク機器に指示するように機能する。
「第1パラメータのうち少なくとも1つが、前記上位層指示情報によって帯域幅タイプに基づいて設定される」とは、上位層指示情報は、1つ又は複数のタイプの帯域幅でDCIを送信する際に、スクランブル系列を生成するための第1パラメータのうちの少なくとも1つのパラメータをネットワーク機器に指示するように機能する。
「第1パラメータのうちの少なくとも1つが、前記上位層指示情報によってCORESETに基づいて設定される」とは、上位層指示情報は、1つ又は複数のCORESETでDCIを送信する際に、スクランブル系列を生成するための第1パラメータのうちの少なくとも1つのパラメータをネットワーク機器に指示するように機能する。
本開示の実施例において、所定のシナリオを表すための識別を予め設定してネットワーク機器に保存する。この識別は、例えば001である場合、所定のシナリオとして、無許可タイプのバンドでDCIを送信することを示すが、識別が000であれば、所定のシナリオとして、許可タイプのバンドでDCIを送信することを示す。同様に、この識別は、011であってもよく、所定のシナリオとして、第1パラメータがスクランブル識別を含むシナリオである(この場合、バンドの許可タイプを区別しない)ことを示すが、識別が111であれば、所定のシナリオとして、第1パラメータがスクランブル識別を含まず、上記他のパラメータを含むことを示す(この場合でも、バンドの許可タイプを区別しない)。
所定のシナリオによっては、ネットワーク機器は、所定のシナリオにマッチするcinit
scrambleのスクランブル系列生成方式でcinit
scrambleを生成する。ここでいうスクランブル系列生成方式は、cinit
scrambleを生成するための第1パラメータ及びcinit
scrambleを生成するための式を含む。
本開示の実施例において、所定のシナリオにマッチするcinit
scrambleの計算式は、所定のシナリオを表す識別に関連付けられてネットワーク機器に保存される。これによって、所定のシナリオの識別に基づいて2進数cinit
scramble計算式を決定し、すなわち、所定のシナリオに基づいて、2進数cinit
scramble計算式を決定する。
上位層指示情報に基づいて第1パラメータを決定する場合について、上位層指示情報は、具体的に2進数cinit
scramble計算式の情報を更に含んでもよい。これによって、ネットワーク機器は、上位層指示情報に含まれるこの情報に基づいて、2進数cinit
scrambleを計算するために具体的にどの式を採用するかを決定する。具体的には、この情報は、式の唯一の識別である。ネットワーク機器は、式の唯一の識別とcinit
scrambleの計算式を関連付けて保存しておくことによって、上位層指示情報に含まれる式の唯一の識別に基づいて、保存された計算式から、この唯一の識別に対応する計算式を見つけ出し、更に第1パラメータに基づいて、見つけ出した計算式でcinit
scrambleを計算する。
以下、本開示の実施例における2進数を計算するための式を具体的に説明する。
上述のように、本開示の実施例でいう第1パラメータの具体的な内容は、複数のケースを有する。
ケース1:第1パラメータがRNTIを含む。
ケース2:スクランブル識別が設定されている場合、第1パラメータは、RNTIを含むほか、スクランブル識別を更に含む。
ケース2の場合、第1パラメータに基づいてスクランブル系列を生成することは、具体的には、まず、下記式[1]又は「2」に従ってcinit
scrambleを算出し、それから、算出したcinit
scrambleから前記スクランブル系列を生成する。
式1
式2
ここで、c
init
scrambleは、前記スクランブル系列を初期化するための2進数を示し、n
RNTIは、前記RNTIを示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
ケース2のスクランブル系列生成方式は、無許可バンドでPDCCHでDCIを送信する場合に適用できる。
以下、関連技術に存在する欠点の1つを紹介し、更に、ケース2のスクランブル系列生成方式の利点を対比解析する。
関連技術では、一定の時間領域情報に基づいてスクランブル系列を生成する方式が採用されている。具体的には、通常、下記式[3]のような式を用いて、スクランブル系列を初期化するための2進数cinitを計算し、その後、算出したcinitを用いて、スクランブル系列を生成する。
式3
ここで、c
initは、スクランブル系列を初期化するための2進数を示し、n
sは、LTEシステムで用いられるDCIを送信するための一定のサブフレームのインデックス(すなわち、一定の時間領域情報)を示し、Nは、セルNを示し、N
ID
cellは、セルNのPCIを示す。
上述したスクランブル系列初期化方式は、許可バンド(Licensed Frequency Band:LFB)でのデータ送受信に比較的適している。無許可バンド(Unlicensed Frequency Band:UFB)でデータ送受信を行うシナリオでは、そのシナリオで無線フレーム送信時点及び長さが動的に変化するため、DCIを送信するためのサブフレーム/スロットを予測することができず、すなわちnsを予測することができない。これは、PDCCHがアイドル状態であることをリッスンビフォートーク(Listen Before Talk:LBT)により検出するまで、スクランブル系列を初期化しておくことができず、LBTによるPDCCHがアイドル状態であることの検出を待ってからスクランブル系列の初期化を行うことになり、無許可バンドでのデータ送信遅延が大きくなる。
一方、本開示の実施例における上記式(1)又は(2)を用いると、PDCCHの時間領域情報に依存しないので、スクランブル系列を予め生成し、LBTによって一度、無許可バンドで使用可能なリソースが検出されると、DCIを迅速にスクランブルして送信でき、リソースが使用可能になることを待ってからスクランブル系列の生成を開始する必要がないので、無許可バンドでのデータ送信時間遅延を低減することができる。
ケース3:第1パラメータは、RNTIとスクランブル識別を含むほか、物理上り制御チャネルPUCCHリソースが位置する制御リソースセットCORESET識別、前記DCIが存在する探索空間search space識別、前記DCIを送信するためのスロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックス、前記DCIを送信するためのOFDMシンボルのインデックスのうちの少なくとも1つを更に含む。
ケース3の場合、第1パラメータが前記CORESET識別を含む場合、第1パラメータに基づいてスクランブル系列を生成することは、具体的には、下記式[4]に従ってcinit
scrambleを算出し、その後、算出したcinit
scrambleから前記スクランブル系列を生成する。
式4
ここで、c
init
scrambleは、前記スクランブル系列を初期化するための2進数を示し、n
RNTIは、前記RNTIを示し、n
ID
CORESETは、前記CORESET識別を示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
ケース3の場合、前記第1パラメータが前記search space識別を含む場合、第1パラメータに基づいてスクランブル系列を生成することは、具体的には、下記式[5]に従ってcinit
scrambleを算出し、その後、算出したcinit
scrambleから前記スクランブル系列を生成する。
式5
ここで、c
init
scrambleは、前記スクランブル系列を初期化するための2進数を示し、n
RNTIは、前記RNTIを示し、n
ID
SSは、前記search space識別を示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
ケース3の場合、前記第1パラメータが前記スロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックスと前記OFDMシンボルのインデックスを含む場合、第1パラメータに基づいてスクランブル系列を生成することは、具体的には、下記式[6]従ってcinit
scrambleを算出し、その後、算出したcinit
scrambleから前記スクランブル系列を生成する。
式6
ここで、c
init
scrambleは、前記スクランブル系列を初期化するための2進数を示し、n
RNTIは、前記RNTIを示し、n
sは、前記スロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックスを示し、lは、前記OFDMシンボルのインデックスを示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
ケース4:前記第1パラメータは、RNTIを含むほか、前記DCIの時間領域情報と、端末機器が在圏するセルの物理セル識別PCIとを更に含む。
ケース4の場合、第1パラメータに基づいてスクランブル系列を生成することは、具体的には、下記式[7]に従ってcinit
scrambleを算出し、その後、算出したcinit
scrambleから前記スクランブル系列を生成する。
式7
ここで、c
init
scrambleは、前記スクランブル系列を初期化するための2進数を示し、n
RNTIは、前記RNTIを示し、n
sは、前記DCIを送信するためのスロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックスを示し、lは、前記DCIを送信するためのOFDMシンボルのインデックスを示し、N
ID
cellは、前記PCIを示す。
ステップ12において、生成されたスクランブル系列で下り制御情報DCIをスクランブルする。
ステップ13において、スクランブルされたDCIを端末機器に送信する。
本開示の実施例において、端末機器側は、ネットワーク機器と同様に、所定のシナリオの情報に基づいて第2パラメータを決定する。所定のシナリオの情報及びcinit
scramble計算式は、対応付けられて端末機器に保存される。
もちろん、端末機器は、指示情報に基づいて第1パラメータを決定してもよい。ここでいう指示情報は、具体的に、ネットワーク機器が上位層指示情報及び/又は所定のシナリオの情報に基づいて決定してから端末機器に送信する。ネットワーク機器から端末機器に送信するこの指示情報は、具体的に第1パラメータ及びcinit
scramble計算式の識別を含む。端末機器は、cinit
scramble計算式の識別と、ローカルで保存されているcinit
scrambleの各計算式及び対応する式識別に基づいて、ローカルで保存されている計算式から、この指示情報に含まれる式の識別にマッチするcinit
scrambleの計算式を見つけ出す。
本開示の実施例において、DMRS系列でデータを伝送する方法を更に提供する。
具体的には、この方法は、ネットワーク機器に応用でき、図2に示す下記のステップを含む。
ステップ21において、第2パラメータに基づいてDMRS系列を生成する。前記第2パラメータは、DMRS系列を生成するためのパラメータを指す。第2パラメータは、所定のアプリケーションシナリオ及び/又は上位層指示情報に基づいて決定される。
所定のアプリケーションシナリオ及び/又は上位層指示情報に基づいて第2パラメータを決定する方式は、所定のアプリケーションシナリオ及び/又は上位層指示情報に基づいて第1パラメータを決定する方式とは似ているため、具体的な実現過程は、本開示の実施例でここまで記載した所定のアプリケーションシナリオ及び/又は上位層指示情報に基づいて第1パラメータを決定する過程を参照し、ここでは繰り返して記載しない。
ステップ22において、生成された前記DMRS系列を用いて端末機器にデータを送信する。
本開示の実施例において、第2パラメータが具体的にどのパラメータを含むかについても、複数のケースを有する。
ケース1:スクランブル識別が設定されている場合、前記第2パラメータは、前記スクランブル識別を含む。
ケース1の場合、下記式[8]でcinit
DMRSを算出し、その後、算出したcinit
DMRSからDMRS系列を生成する。
式8
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
ケース2:第2パラメータは、スクランブル識別を含むほか、物理上り制御チャネルPUCCHリソースが位置する制御リソースセットCORESET識別、前記DCIが存在する探索空間search space識別、前記DCIを送信するためのスロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックス、前記DCIを送信するためのOFDMシンボルのインデックスのうちの少なくとも1つを更に含む。
ケース2の場合、第2パラメータがスクランブル識別と前記CORESET識別を含む場合、下記式[9]でcinit
DMRSを算出し、その後、算出したcinit
DMRSからDMRS系列を生成する。
式9
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
ID
CORESETは、前記CORESET識別を示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
ケース2の場合、第2パラメータがスクランブル識別と前記search space識別を含む場合、下記式[10]でcinit
DMRSを算出し、その後、算出したcinit
DMRSからDMRS系列を生成する。
式10
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
ID
SSは、前記OFDMシンボルのインデックスを示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
ケース2の場合、第2パラメータがスクランブル識別と前記OFDMシンボルのインデックスを含む場合、下記式「11」でcinit
DMRSを算出し、その後、算出したcinit
DMRSからDMRS系列を生成する。
式11
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
RNTIは、前記RNTIを示し、n
sは、前記インデックスを示し、lは、前記OFDMシンボルのインデックスを示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
ケース3:前記第2パラメータは、具体的には、PCIとDMRSの時間領域情報を含む。
ケース3の場合、下記式[12]でcinit
DMRSを算出し、その後、算出したcinit
DMRSからDMRS系列を生成する。
式12
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
sは、前記DCIを送信するためのスロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックスを示し、lは、前記DMRS系列を送信するための所定のOFDMシンボルのインデックスを示し、N
ID
cellは、前記PCIを示す。
本開示の実施例において、端末機器側は、ネットワーク機器と同様に、所定のシナリオの情報に基づいて第2パラメータを決定する。所定のシナリオの情報及びcinit
DMRS計算式、式の識別は、上記記載と同様に、対応付けられて端末機器に保存される。
もちろん、端末機器は、指示情報に基づいて第2パラメータ及びcinit
DMRS計算式を決定してもよい。ここでいう指示情報は、具体的に、ネットワーク機器が上位層指示情報及び/又は所定のシナリオの情報に基づいて決定してから端末機器に送信する。ネットワーク機器から端末機器に送信するこの指示情報は、具体的に第2パラメータ及びcinit
DMRS計算式を含む。
本開示の実施例の第1種類のデータ送信方法に対応し、本開示の実施例は、端末機器に応用されるデスクランブル方法を更に提供する。この方法の具体的な実現過程は、明細書の図3を参照し、具体的には、以下のステップを含む。
ステップ31において、第1パラメータに基づいてスクランブル系列を生成する。前記第1パラメータは、所定のアプリケーションシナリオ又はネットワーク機器の指示情報に基づいて決定される。
第1パラメータの決定、第1パラメータに含まれる内容、及び第1パラメータに基づくスクランブル系列の生成について、いずれも上記の関連記載を参照し、ここでは繰り返して記載しない。
ステップ32において、受信したスクランブルされた下り制御情報DCIを、生成されたスクランブル系列でデスクランブルする。
本開示の実施例の第2種類のデータ送信方法に対応し、本開示の実施例は、端末機器に応用される復調方法を更に提供する。この方法の具体的なフローは、図4に示されており、以下のステップを含む。
ステップ41において、第2パラメータに基づいて復調参照信号DMRS系列を生成する。前記第2パラメータは、所定のアプリケーションシナリオ又はネットワーク機器の指示情報に基づいて決定される。
第2パラメータの決定、第2パラメータに含まれる内容、及び第2パラメータに基づくDMRS系列の生成について、いずれも上記の関連記載を参照し、ここでは繰り返して記載しない。
ステップ42において、受信したデータ信号を、生成されたDMRS系列で復調して、スクランブルされた下り制御情報DCIを得る。
本開示の実施例による技術手段により、関連技術に存在する問題をどのように解決するかを明確に理解してもらうために、以下、関連技術に用いられるスクランブル系列生成方式に存在する欠点を詳細に説明する。
欠点1:データ送信遅延が大きくする可能性がある。
上述したように、関連技術のスクランブル系列初期化方式は、許可バンド(Licensed Frequency Band:LFB)でのデータ送受信に比較的適している。無許可バンド(Unlicensed Frequency Band:UFB)でデータ送受信を行うシナリオでは、そのシナリオでの無線フレーム送信時点及び長さが動的に変化するため、DCIを送信するためのサブフレーム/スロットを予測することができず、すなわちnsを予測することができない。これは、PDCCHがアイドル状態であることをリッスンビフォートーク(Listen Before Talk:LBT)により検出するまで、スクランブル系列を初期化しておくことができず、LBTによるPDCCHがアイドル状態であることの検出を待ってからスクランブル系列の初期化を行うことになり、無許可バンドでのデータ送信遅延が大きくなる。
欠点2:データ送信のシナリオに応じて対応する系列生成方式を柔軟に採用することができない。
以上の欠点1について説明したように、従来技術に用いられるスクランブル系列生成方式では、無許可バンドでのデータ送信遅延を大きくするという欠点が存在する。しかしながら、現行の通信規格では、一定の時間領域情報に基づいてスクランブル系列を生成する方式しか提供されていないため、データ送信シナリオが「無許可バンドでのデータ送信」か「許可バンドでのデータ送信」かに関わらず、関連技術により区別をせずに一律に上記式[3]でcinitを算出し、上記欠点1の存在をもたらす。
このように、一定の1種類のスクランブル系列生成方式に基づいてスクランブル系列を生成するだけでは、複雑で変化の多いデータ送信シナリオのデータ送信要件を満たすことができなくなり、すなわち、データ送信シナリオが複雑で変化が多いという特徴を備えたNRシステムなどの通信システムの要件に応えることができなくなってきている。関連技術に対し、異なるデータ送信シナリオのデータ送信ニーズに柔軟に対応するための新しいデータ送信方式を提供することが強く望まれている。
本開示の実施例の方式によれば、所定のアプリケーションシナリオ及び/又は上位層指示情報に基づいて決定される第1パラメータに基づいてスクランブル系列を生成することができるため、本開示の実施例の方式は、スクランブル系列生成方式に制限されず、所定のアプリケーションシナリオ及び/又は上位層指示情報に柔軟に適応することができるので、異なるデータ送信シナリオでのデータ送信ニーズに柔軟に対応することができる。
当業者は、本開示の実施例における計算式を変形してもよく、例えば、その数の一部を変更してもよい。ただし、創造的な労働を伴うことなく、これらの計算式を変形して得られる他の計算方式は、本開示が提供するものと同一の発明概念に属するものと見なされるべきである。
実施例1
実施例1では、ネットワーク機器は、余剰最小システム情報(Remaining Minimum System Information:RMSI)を送信するためのCORESETであるRMSI CORESETを物理ブロードキャストチャネル(Physical Broadcast CHannel:PBCH)で設定しているものとする。
そして、設定されたこのRMSI CORESETを用いてDCIを送信する場合、ネットワーク機器は、スクランブル系列及びDMRS系列を生成するとき、以下の方式を採用することができる。スクランブル系列については、ネットワーク機器は、実際にスケジューリングされたデータに対応するRNTI、及びDCIを受信する端末機器が在圏するセルのPCIなどのパラメータ(前述の第1パラメータに相当)に基づいて、下記の式[13]を用いてcinit
scrambleを計算する。
式13
ここで、c
init
scrambleは、スクランブル系列を初期化するための2進数を示し、n
RNTIは、DCIを受信する端末機器のRNTIであって、実際にスケジューリングされたデータに対応するRNTIを示し、n
sは、DCIを送信するためのスロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックスを示し、lは、DCIを送信するためのOFDMシンボルのインデックスを示し、N
ID
cellは、端末機器が在圏するセルのPCIを示す。
その後、ネットワーク機器は、スクランブル系列を構成するためのGold系列をcinit
scrambleで初期化することによりスクランブル系列を得る。Gold系列を2進数で初期化してスクランブル系列を得るため、比較的熟練した関連技術を用いて実現できるので、ここではその説明を省略する。
なお、上記実際にスケジューリングされたデータは、例えば、RMSI、オープンシステムインターコネクト(Open System Interconnection:OSI)又はpaging等である。
スクランブル系列を生成した後、ネットワーク機器は、PDCCHを介して送信されるDCIを、スクランブル系列でスクランブルして、スクランブルされたDCIを得る。その後、ネットワーク機器は、スクランブルされたDCIをPDCCHを介して端末機器に送信する。端末機器が受信した前記スクランブルされたDCIをどのようにデスクランブルするかについては、後に説明され、ここでは詳しい説明は省略する。
DMRS系列に対して、ネットワーク機器は、PCI及びDMRSの時間領域情報に基づいて、CORESETのDMRS系列を生成する。例えば、ネットワーク機器は、具体的には、以下の式[14]に従ってcinit
DMRSを算出する。
式14
ここで、c
init
DMRSは、DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
sは、DCIを送信するためのスロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックスを示し、lは、DMRS系列を送信するための所定のOFDMシンボルのインデックスを示し、N
ID
cellは、端末機器が在圏するセルのPCIを示す。
その後、ネットワーク機器は、DMRS系列を構成するGold系列をcinit
DMRSで初期化することによりDMRS系列を得る。DMRS系列を構成するGold系列を2進数で初期化してDMRS系列を得るため、比較成熟した関連技術を用いて実現できるため、ここではその詳細な説明を省略する。
DMRS系列を生成した後に、ネットワーク機器は、生成したDMRS系列を用いて端末機器にデータを送信する。なお、端末機器がどのようにDMRS系列を生成し、それを用いてデータを復調するかについては、後で詳細に説明するが、ここではその説明を省略する。
ネットワーク機器が採用する上記の系列生成方式から分かるように、セル毎に、互いにPCIが異なるため、設定されたRMSI CORESETでDCIを送信する場合、異なるセルのPCIでそれぞれ生成されるDMRS系列が互いに異なり、異なるセルのPCIで生成されるスクランブル系列も互いに異なる。そのため、端末機器は、異なるセルの端末機器に送信するPDCCHを区別し、PDCCHを復調することに成功することができる。
以上は、実施例1においてネットワーク機器がPDCCHのスクランブル系列とDMRS系列をどのように生成するかについての説明である。以下、端末機器がPDCCHのスクランブル系列とDMRS系列をどのように生成するかについて説明する。
DMRS系列については、端末機器は、在圏セルのPCI及びDMRSの時間領域情報に基づいて、上記のcinit
DMRSを算出するための式に従ってcinit
DMRSを算出し、更にcinit
DMRSに基づいてPDCCHのDMRS系列を生成する。
その後、端末機器は、受信したスクランブルされたDCIを、このDMRS系列を用いて復調する。
スクランブル系列については、端末機器は、復調が必要なデータに対応するRNTIに基づいて、上記のcinit
scrambleを算出するための式に従ってcinit
scrambleを算出し、更にcinit
scrambleに基づいてPDCCHのスクランブル系列を生成する。
その後、端末機器は、復調に成功したスクランブルされたDCIを、このスクランブル系列を用いて復調する。
本実施例1では、更に、ネットワーク機器がPDCCH受信のための追加のCORESETを端末機器に設定し、且つこのCORESETに対し、対応するスクランブル識別を設定したと仮定する。
そして、ネットワーク機器は、このスクランブル識別に基づいて、以下の式[15]及び[16]のうちの1つに従ってcinit
scrambleを算出する。
式15
式16
ここで、c
init
scrambleは、スクランブル系列を初期化するための2進数を示し、n
RNTIは、RNTIを示し、n
IDは、スクランブル識別を示す。
更に、ネットワーク機器は、算出したcinit
scrambleに基づいてスクランブル系列を生成し、スクランブル系列でDCIをスクランブルしてからPDCCHを介して端末機器に送信する。
更に、ネットワーク機器は、スクランブル識別に基づいて、以下の式[17]に従ってcinit
DMRSを算出する。
式17
ここで、c
init
DMRSは、DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
IDは、スクランブル識別を示す。
更に、ネットワーク機器は、算出したcinit
DMRSに基づいてDMRS系列を生成し、DMRS系列によってデータを端末機器に送信する。
端末機器では、式cinit
DMRS=nIDでcinit
DMRSを算出し、更にcinit
DMRSに基づいてDMRS系列を生成する。これにより、端末機器は、受信したスクランブルされたDCIを、生成されたDMRSで復調する。
更に、端末機器は、対応する以下の式[18]及び[19]のうちの1つに従ってcinit
scrambleを算出し、更にcinit
scrambleに基づいてスクランブル系列を生成する。
式18
式19
端末機器は、復調に成功したスクランブルされたDCIを、このスクランブル系列を用いてデスクランブルする。
本発明の実施例1において、スクランブル識別を用いてスクランブル系列を生成する技術的効果は、以下である。CORESETに対して設定されたスクランブル識別がセルPCIに依存しないので、異なるPCIの隣接セルは、同じスクランブル識別を使用して同じスクランブル系列を生成する。従って、セルエッジにある端末機器にとって、このセルに対応するネットワーク機器は、DCIをこのスクランブル系列でスクランブルした後、スクランブルされたDCIをこのCORESETにより端末機器に送信する。また、このセルに対応するネットワーク機器は、DCIを、このセルの隣接セルのネットワーク機器に送信し、その結果、この隣接セルのネットワーク機器は、このスクランブル識別に基づいてこのスクランブル系列を生成することによってDCIをスクランブルした後、スクランブルされたDCIを、このCORESETにより端末機器に送信する。端末装置は、このようにして、2つのスクランブルされたDCIを受信し、その後、デスクランブルされたDCIを合成することによって、より完全なDCIデータを得る。よって、端末機器がセルエッジにある場合に存在するPDCCH受信の成功率が低いという問題を回避する。
また、以下では、関連技術に関し、式
又は
に基づいてスクランブル系列を生成する技術効果を説明する。
関連技術では、一定の時間領域情報に基づいてスクランブル系列を生成する方式が採用されている。具体的には、通常、スクランブル系列を初期化するための2進数cinitを下記式「20」で算出し、その後、算出したcinitを用いて、スクランブル系列を生成する。
式20
ここで、c
initは、スクランブル系列を初期化するための2進数を示し、n
sは、LTEシステムで用いられるDCIを送信するための一定のサブフレームのインデックス(すなわち、一定の時間領域情報)を示し、Nは、セルNを示し、N
ID
cellは、セルNのPCIを示す。
上述したスクランブル系列初期化方式は、許可バンド(Licensed Frequency Band:LFB)でのデータ送受信に比較的適している。無許可バンド(Unlicensed Frequency Band:UFB)でデータ送受信を行うシナリオでは、そのシナリオで無線フレーム送信時点及び長さが動的に変化するため、DCIを送信するためのサブフレーム/スロットを予測することができず、すなわちnsを予測することができない。これは、PDCCHがアイドル状態であることをリッスンビフォートーク(Listen Before Talk:LBT)により検出するまで、スクランブル系列を初期化しておくことができず、LBTによるPDCCHがアイドル状態であることの検出を待ってからスクランブル系列の初期化を行うことになり、無許可バンドでのデータ送信遅延が大きくなる。
一方、本発明の実施例では、式
又は
に基づいてスクランブル系列を生成するが、PDCCHの時間領域情報に依存しないので、スクランブル系列を予め生成し、LBTによって一度、無許可バンドで使用可能なリソースが検出されると、DCIを迅速にスクランブルして送信でき、リソースが使用可能になることを待ってからスクランブル系列の生成を開始する必要がないので、無許可バンドでのデータ送信時間遅延を低減することができる。
当業者は、本開示の実施例におけるPDCCHに依存しない時間領域情報の計算式を変形してもよく、例えば、そのうちのいくつかの数値を変更することなどが可能である。ただし、創造的な労働を伴うことなく、これらの計算式を変形して得られる他の計算方式は、本開示が提供するものと同一の発明概念に属するものと見なされるべきである。
実施例2
実施例2では、ネットワーク機器は、PDCCHを受信するために、端末機器に対して複数のCORESETを設定し、更に、前記複数のCORESETのそれぞれに対してスクランブル識別を設定したと仮定する。ただし、異なるCORESETに対してそれぞれ設定されるスクランブル識別は、互いに異なる。
そして、スクランブル識別が設定されている場合、ネットワーク機器は、以下のようにしてスクランブル系列を生成する。まず、下記の式[21]に従って、スクランブル系列を初期化するための2進数cinit
scrambleを算出する。
式21
ここで、この式における各パラメータの意味は、前述の通りであり、ここでその説明は省略する。
又は、下記式[22]に従って、スクランブル系列を初期化するための2進数cinit
scrambleを算出する。
式22
この式における記号の意味は、上記式における記号と同義であるため、説明を省略する。
算出されたcinit
scrambleに基づいて、ネットワーク機器は、PDCCHのスクランブル系列を構成するためのGold系列を初期化して、PDCCHのスクランブル系列を得る。
得られたPDCCHのスクランブル系列に基づいて、ネットワーク機器は、DCIをスクランブルし、スクランブルされたDCIを得、スクランブルされたDCIを、PDCCHを介して端末機器に送信する。
以下、端末機器側のデスクランブル過程について説明する。
端末機器は、対応的に上記式を用いて、スクランブル系列を初期化するための2進数cinit
scrambleを算出し、算出されたcinit
scrambleに基づいて、PDCCHのスクランブル系列を構成するGold系列を初期化して、PDCCHのスクランブル系列を得る。
端末機器は、得られたPDCCHのスクランブル系列に基づいて、PDCCHを介してネットワーク機器から送信されたスクランブルされたDCIをデスクランブルしてDCIを得る。
なお、端末機器とネットワーク機器は、スクランブルされたDCIの正確なデスクランブルを実現するために、同じ2進数cinit
scrambleの計算式を用いる。
本発明の実施例2において、PDCCHのスクランブル系列がスクランブル識別に基づいて生成され、互いに異なるCORESETに対して設定されたスクランブル識別が互いに異なるため、異なるCORESETを用いてDCIを送信する際に用いられるスクランブル系列が異なる。よって、端末機器は、受信されたPDCCHがどのCORESET内のものかを区別して該当の後続動作を行うことができる。
実施例3
実施例3において、ネットワーク機器は、PDCCH1と表記されるPDCCHを受信するために、端末機器に対して1つのCORESETを設定したと仮定する。また、このPDCCH1に関連するRNTIをRNTI1と表記することとする。
そして、スクランブル識別が設定されている場合、ネットワーク機器は、以下のようにしてスクランブル系列を生成する。まず、スクランブル系列を初期化するための2進数cinit
scrambleを、例えば、以下の式[23]に従って算出する。
式23
パラメータの意味は、前述の通りであるので、繰り返して記載しない。
算出されたcinit
scrambleに基づいて、ネットワーク機器は、PDCCH1のスクランブル系列を構成するためのGold系列を初期化して、PDCCH1のスクランブル系列を得る。
ネットワーク機器は、得られたPDCCH1のスクランブル系列に基づいて、端末機器にPDCCH1を介して送信されるDCIをスクランブルしてスクランブルされたDCIを得、スクランブルされたDCIを端末機器にPDCCH1を介して送信する。
以下、端末機器がスクランブルされたDCIのデスクランブルをどのように実現するかを説明する。
まず、端末機器(UE)は、端末機器に対しネットワーク機器が設定したPDCCH1を受信するためのCORESETにおいてPDCCH1をブラインド検出する。
なお、UEは、自局宛のPDCCH1を検出したり、他の端末機器宛のPDCCH2を検出したり、ネットワーク側からのノイズをPDCCHとして検出したりするブラインド検出の場合がある。以下、これら3つの可能性のあるケースについてそれぞれ説明する。
ケース1:UEは、自身に送信したPDCCH1をPDCCHとして検出する。
このような場合、UEは、ネットワーク機器が採用したcinit
scramble計算方式と同じ方式で、cinit
scrambleを算出する。具体的には、実施例3の上記式を参照する。その後、UEは、算出されたcinit
scrambleに基づいてスクランブル系列を生成する。
UEが生成するスクランブル系列は、PDCCH1を介して送信されるDCIをスクランブルするネットワーク機器と同じスクランブル系列であるため、UEは、自分が生成したスクランブル系列を用いて、PDCCH1を介して送信されたスクランブルされたDCIをデスクランブルすることに成功する。
DCIが具体的にdata1+CRC1であると仮定すると、ここでCRC1は、このPDCCH1に関連するRNTIでスクランブルされている。すると、UEは、スクランブルされたDCIを自己生成されたスクランブル系列でデスクランブルに成功した後、更に、デスクランブルされたDCIに含まれるCRC1が位置するbitを自己のRNTIでCRCデスクランブルして元のCRCを得、元のCRCを更に検査する。CRC検査が成功した場合、UEに送信された情報をUEが受信したことを示し、そうでない場合、受信に失敗したことを示す。
ケース2:UEは、他の端末機器に送信したPDCCH2をPDCCHとして検出する。ここで、UEと他の端末機器とは、同一セル内にある。
PDCCH2が送信するDCIが、具体的にdata2+CRC2であると仮定すると、CRC2は、このPDCCH2に関連するRNTI(RNIT2と表記する)でスクランブルされている。そして、ネットワーク機器とUEは、関連技術に用いられるスクランブル系列生成方式でスクランブル系列を生成し、具体的に下記式[24]でcinitを生成し、更にcinitに基づいて初期化系列を生成する。
式24
このPDCCH2によってUEに送信されるCRC2部分は、エアインターフェース(air-interface)ノイズの影響により誤りが生じる可能性がある。このような場合、UEは、自分のRNTI(RNTI1と表記する)に基づいてCRC2をデスクランブルし、「CRC検査成功」の結果を得ることも可能である。そして、更に、ネットワーク機器からこのUEと前記他の端末機器とにそれぞれ送信するDCIに用いるスクランブル系列は、すべて同一NID
cellで生成されるため、UEは、スクランブル系列を用いてDCIをデスクランブルすることにより、デスクランブルされた、元々前記他の端末に送信したDCIを得る。よって、DCIの誤検出を招き、false alarmの上昇を招く。
一方、本開示の実施例の方式を用いると、ネットワーク機器は、スクランブル識別とPDCCH2に関するRNTI2に基づいて、例えば、
に従ってPDCCH2のスクランブル系列を生成する。一方、UEは、スクランブル識別とPDCCH1に関するRNTI1に基づいて、例えば、この式
に従ってPDCCH1のスクランブル系列を生成する。このように、UEが生成したPDCCH1のスクランブル系列とPDCCH2のスクランブル系列が異なるようになり、UEは、PDCCH2で送信されたDCIに対してデスクランブルすることができなくなる。UEは、自分のRNTI1でCRC2をデスクランブルして「CRC検査成功」の結果を得たとしても、PDCCH2のスクランブル系列でスクランブルされたDCIに対してPDCCH1のスクランブル系列でデスクランブルすることができない。よって、UEは、受信したこのDCIが自分に送信された情報ではないと判断することができる。
関連技術に対して本開示の実施例の方式を用いることにより、false alarmの上昇を招くことなくDCIの誤検出を回避することができることが分かる。
ケース3:UEは、ネットワーク側からのノイズや文字化けをPDCCHとして検出する。
ケース3については、ノイズや文字化けに対して、ネットワーク機器は、スクランブル処理を行わない。また、関連技術によっては、ネットワーク機器は、data及びCRCを含むDCI全体をスクランブルせずに、RNTIを用いてCRCをスクランブルするだけである。従って、関連技術によれば、UEは、RNTIを用いてCRCをデスクランブルするだけである。
ところで、スクランブルされなかったノイズや文字化けをUEが受信した後、UEが上記関連技術に従って、RNTIを用いてそのノイズや文字化けの下位16ビット(すなわちCRCデフォルト位置ビット)をデスクランブルすると、エアインターフェース・ノイズの影響により、UEは、CRC検査成功の結果を得る可能性がある。
本開示の実施例の方式を用いると、ネットワーク機器は、RNTIでCRCをスクランブルするだけでなく、スクランブル系列を用いてdataとCRCを含むDCIを全体的にスクランブルする。すなわち、二重スクランブル方式を用いる。従って、UEは、ノイズや文字化けを受信すると、それに応じて、スクランブル系列を生成してノイズや文字化け全体をデスクランブルし、デスクランブルに成功すれば、RNTIを用いてCRCをデスクランブルする。
本開示の実施例の方式によれば、UEがノイズや文字化けを受信した場合、UEは、スクランブル系列を用いてノイズや文字化け全体をデスクランブルする。ノイズや文字化けは、スクランブルされないことが多いため、UEがスクランブル系列を用いて得たデスクランブル結果は、一般にCRC検査に成功できず、誤検出が発生する確率が大きく低下する。
なお、関連技術によれば、DCI全体をスクランブルするのではなく、CRCのみをスクランブルし、スクランブルされたCRCがDCIの下位16ビットに位置するので、CRCをデスクランブルする場合、UEは、DCIを全て復号し終えてから、DCIがCRC検査に成功するか否かを判断できるようになる。完全に復号すると、受信遅延が大きくなる。
本開示の実施例の方式では、Gold系列に基づいてスクランブル系列が生成されるため、スクランブル系列の長さは、DCIの長さと一致する。よって、スクランブルされたDCIの下位16ビットにおけるCRCのためのRNTIの情報は、DCIの下位16ビットから、DCIの長さと一致し、例えばDCIのビット数Mと同じMビットになる。これにより、RNTIの情報がMビットを有するという作用をもたらす。
従って、スクランブルされたDCIを、端末が誤ったスクランブル系列を用いてデスクランブルする場合、デスクランブルエラーのビットは、関連技術の下位16ビットから、下位16ビットの前に「前倒し」されることに相当する。一旦デスクランブルエラーが発見されると、UEは、DCIをすべて復号済みにすることなく、前もって復号を終了する。このように、本開示の実施例による「二重スクランブル」を用いることにより、関連技術のように全て復号し終わってからCRC検査成功か否かの判断ができるようになる場合に比べて、受信遅延を少なくすることができる。
実施例4
実施例4では、ネットワーク機器は、PDCCH1と表記されたPDCCHを受信するために、UE(UE1と表記される)に対して1つのCORESETを設定したと仮定する。また、このPDCCH1に関連するRNTIをRNTI1と表記することとする。
そして、スクランブル識別が設定されている場合、ネットワーク機器は、以下のようにしてスクランブリング系列を生成する。まず、スクランブル系列を初期化するための2進数cinit
scrambleを例えば以下の式[25]に従って算出する。
式25
パラメータの意味は、前述の通りであるので、ここでは繰り返して記載しない。
算出されたcinit
scrambleに基づいて、ネットワーク機器は、PDCCH1のスクランブル系列を構成するためのGold系列を初期化して、PDCCH1のスクランブル系列を得る。その後、ネットワーク機器は、UE1に送信されるDCI(DCI1と表記する)をPDCCH1のスクランブル系列でスクランブルする。
ネットワーク機器がUE1に対して設定されたこのCORESETには、このPDCCH1に加えて、他のPDCCH、例えば別のUE(UE2と表記する)にDCIを送信するためのPDCCH2が存在し、このPDCCH2によって伝送されるDCI(DCI2と表記する)は、data2+CRC2であり、且つDCI2は、上記スクランブル識別及びRNTI2に従って、上記式に従ってPDCCH2のスクランブル系列を生成すると仮定する。
そして、UE1は、CORESETにおいてPDCCH1をブラインド検出する場合、UEが自分のPDCCH1を受信すると、前記スクランブル識別とRNTI1に基づいて、PDCCH1のスクランブル系列を上記式に従って生成し、スクランブルされたDCI1に対するデスクランブルに成功する。
ここで、スクランブルされたDCI1を復調するために用いられるDMRS系列は、例えば、式cinit
DMRS=nIDに従って算出されたcinit
DMRSに基づいて生成される。
UE1は、更に、デスクランブルされたDCI1に対してCRC検査を行い、DCI1におけるdataは、CRC検査に成功して、受信が完了する。
一方、UE1がUE2のPDCCH2をブラインド検出した場合、UE1のRNTI1とUE2のRNTI2との違いにより、UE1が生成するスクランブル系列がDCI2をスクランブルするためのスクランブル系列と異なる。そのため、UE1は、スクランブルされたDCI2のデスクランブルに成功することができず、受信失敗と判断する。
なお、関連技術によれば、DCI全体をスクランブルするのではなく、CRCのみをスクランブルし、スクランブルされたCRCがDCIの下位16ビットに位置するので、CRCをデスクランブルする場合、UEは、DCIを全て復号し終えてから、DCIがCRC検査に成功するか否かを判断できるようになる。完全に復号すると、受信遅延が大きくなる。
本開示の実施例の方式では、Gold系列に基づいてスクランブル系列が生成されるため、スクランブル系列の長さは、DCIの長さと一致する。よって、スクランブルされたDCIの下位16ビットにおけるCRCのためのRNTIの情報は、DCIの下位16ビットから、DCIの長さと一致し、例えばDCIのビット数Mと同じMビットになる。これにより、RNTIの情報がMビットを有するという作用をもたらす。
従って、スクランブルされたDCIを、端末が誤ったスクランブル系列を用いてデスクランブルする場合、デスクランブルエラーのビットは、関連技術の下位16ビットから、下位16ビットの前に「前倒し」されることに相当する。一旦デスクランブルエラーが発見されると、UEは、DCIをすべて復号済みにすることなく、前もって復号を終了する。このように、本開示の実施例による「二重スクランブル」を用いることにより、関連技術のように全て復号し終わってからCRC検査成功か否かの判断ができるようになる場合に比べて、受信遅延を少なくすることができる。
本願の実施例は、図5に示すネットワーク機器500を提供する。このネットワーク機器は、所定のアプリケーションシナリオ及び/又は上位層指示情報に基づいて決定される第1パラメータに基づいてスクランブル系列を生成するための系列生成ユニット501と、生成されたスクランブル系列で下り制御情報DCIをスクランブルするためのスクランブルユニット502と、スクランブルされた前記DCIを端末機器に送信するための送信ユニット503とを含む。
選択可能に、一部の実施例において、前記第1パラメータは、無線ネットワーク一時識別RNTIを含む。
選択可能に、一部の実施例において、スクランブル識別が設定されている場合、前記第1パラメータは、前記スクランブル識別を更に含む。
選択可能に、一部の実施例において、系列生成ユニット501は、具体的には、下記式[26]と式[27]の1つに従ってcinit
scrambleを算出することと、算出したcinit
scrambleから前記スクランブル系列を生成することとに用いられる。
式26
式27
ここで、c
init
scrambleは、前記スクランブル系列を初期化するための2進数を示し、n
RNTIは、前記RNTIを示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、第1パラメータは、物理上り制御チャネルPUCCHリソースが位置する制御リソースセットCORESET識別、前記DCIが存在する探索空間search space識別、前記DCIを送信するためのスロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックス、前記DCIを送信するためのOFDMシンボルのインデックスのうちの少なくとも1つを更に含む。
選択可能に、一部の実施例において、前記第1パラメータが前記CORESET識別を含む場合、系列生成ユニット501は、具体的には、下記式[28]に従ってcinit
scrambleを算出することと、算出したcinit
scrambleから前記スクランブル系列を生成することとに用いられる。
式28
ここで、c
init
scrambleは、前記スクランブル系列を初期化するための2進数を示し、n
RNTIは、前記RNTIを示し、n
ID
CORESETは、前記CORESET識別を示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第1パラメータが前記search space識別を含む場合、系列生成ユニット501は、具体的には、下記式[29]に従ってcinit
scrambleを算出することと、算出したcinit
scrambleから前記スクランブル系列を生成することとに用いられる。
式29
ここで、c
init
scrambleは、前記スクランブル系列を初期化するための2進数を示し、n
RNTIは、前記RNTIを示し、n
ID
SSは、前記search space識別を示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第1パラメータが前記スロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックスと前記OFDMシンボルのインデックスを含む場合、系列生成ユニット501は、具体的には、下記式[30]に従ってcinit
scrambleを算出することと、算出したcinit
scrambleから前記スクランブル系列を生成することとに用いられる。
式30
ここで、c
init
scrambleは、前記スクランブル系列を初期化するための2進数を示し、n
RNTIは、前記RNTIを示し、n
sは、前記スロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックスを示し、lは、前記OFDMシンボルのインデックスを示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第1パラメータは、前記DCIの時間領域情報と、前記端末機器が在圏するセルの物理セル識別PCIとを更に含む。
選択可能に、一部の実施例において、第1パラメータに基づいてスクランブル系列を生成するための系列生成ユニット501は、具体的には、下記式[31]に従ってcinit
scrambleを算出することと、算出したcinit
scrambleから前記スクランブル系列を生成することとに用いられる。
式31
ここで、c
init
scrambleは、前記スクランブル系列を初期化するための2進数を示し、n
RNTIは、前記RNTIを示し、n
sは、前記DCIを送信するためのスロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックスを示し、lは、前記DCIを送信するためのOFDMシンボルのインデックスを示し、N
ID
cellは、前記PCIを示す。
選択可能に、一部の実施例において、系列生成ユニット501は、更に、所定のアプリケーションシナリオ及び/又は上位層指示情報に基づいて決定される第2パラメータに基づいて復調参照信号DMRS系列を生成することに用いられる。送信ユニット503は、更に、前記DMRS系列を用いて前記端末機器にデータを送信することに用いられる。
選択可能に、一部の実施例において、スクランブル識別が設定されている場合、前記第2パラメータは、前記スクランブル識別を含む。
選択可能に、一部の実施例において、系列生成ユニット501は、具体的には、下記式[32]に従ってcinit
DMRSを算出することと、算出したcinit
DMRSから前記DMRS系列を生成することとに用いられる。
式32
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第2パラメータは、物理上り制御チャネルPUCCHリソースが位置する制御リソースセットCORESET識別、前記DCIが存在する探索空間search space識別、前記DCIを送信するためのスロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックス、前記DCIを送信するためのOFDMシンボルのインデックスのうちの少なくとも1つを更に含む。
選択可能に、一部の実施例において、前記第2パラメータが前記CORESET識別を含む場合、系列生成ユニット501は、具体的には、下記式[33]に従ってcinit
DMRSを算出することと、算出したcinit
DMRSから前記DMRS系列を生成することとに用いられる。
式33
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
ID
CORESETは、前記CORESET識別を示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第2パラメータが前記search space識別を含む場合、系列生成ユニット501は、具体的には、下記式[34]に従ってcinit
DMRSを算出することに用いられる。
式34
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
ID
SSは、前記OFDMシンボルのインデックスを示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第2パラメータが前記インデックスと前記OFDMシンボルのインデックスを含む場合、系列生成ユニット501は、具体的には、下記式[35]に従ってcinit
DMRSを算出することに用いられる。
式35
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
RNTIは、前記RNTIを示し、n
sは、前記インデックスを示し、lは、前記OFDMシンボルのインデックスを示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第2パラメータは、具体的には、PCIとDMRSの時間領域情報を含む。
選択可能に、一部の実施例において、系列生成ユニット501は、具体的には、下記式[36]に従ってcinit
DMRSを算出することと、算出したcinit
DMRSから前記DMRS系列を生成することとに用いられる。
式36
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
sは、前記DCIを送信するためのスロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックスを示し、lは、前記DMRS系列を送信するための所定のOFDMシンボルのインデックスを示し、N
ID
cellは、前記PCIを示す。
選択可能に、一部の実施例において、送信ユニット503は、更に、前記第2パラメータを前記端末機器に送信することに用いられる。
選択可能に、一部の実施例において、送信ユニット503は、更に、前記第1パラメータを決定するための第1パラメータ指示情報を前記端末機器に送信することに用いられる。前記第1パラメータ指示情報は、前記所定のシナリオ及び/又は前記上位層指示情報に基づいて決定される。
選択可能に、一部の実施例において、前記所定のシナリオは、具体的には、DCIが許可バンドで送信されるシナリオ、DCIが無許可バンドで送信されるシナリオ、第1パラメータがスクランブル識別を含むシナリオ、第1パラメータがスクランブル識別を含まないシナリオの少なくとも1つを含み、前記上位層指示情報は、具体的には、バンド許可タイプ、スクランブル識別が設定されるか否か、スクランブル識別が設定されている場合の少なくとも1つの前記第1パラメータ、スクランブル識別が設定されない場合の少なくとも1つの前記第1パラメータの少なくとも1つを含む。
選択可能に、一部の実施例において、前記第1パラメータは、前記第1パラメータのうちの少なくとも1つが、前記上位層指示情報によってセルに基づいて設定される設定方式、前記第1パラメータのうち少なくとも1つが、前記上位層指示情報によって搬送波に基づいて設定される設定方式、前記第1パラメータのうち少なくとも1つが、前記上位層指示情報によって帯域幅タイプに基づいて設定される設定方式、前記第1パラメータのうちの少なくとも1つが、前記上位層指示情報によってCORESETに基づいて設定される方式の少なくとも一つの設定方式を満たす。
本願の実施例は、図6に示すネットワーク機器600を提供する。このネットワーク機器は、所定のアプリケーションシナリオ及び/又は上位層指示情報に基づいて決定される第2パラメータに基づいて復調参照信号DMRS系列を生成するための系列生成ユニット601と、前記DMRS系列を用いて前記端末機器にデータを送信するための送信ユニット602とを含む。
選択可能に、一部の実施例において、スクランブル識別が設定されている場合、前記第2パラメータは、前記スクランブル識別を含む。
選択可能に、一部の実施例において、系列生成ユニット601は、具体的には、下記式[37]に従ってcinit
DMRSを算出することに用いられる。
式37
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第2パラメータは、物理上り制御チャネルPUCCHリソースが位置する制御リソースセットCORESET識別、前記DCIが存在する探索空間search space識別、前記DCIを送信するためのスロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックス、前記DCIを送信するためのOFDMシンボルのインデックスのうちの少なくとも1つを更に含む。
選択可能に、一部の実施例において、前記第2パラメータが前記CORESET識別を含む場合、系列生成ユニット601は、具体的には、下記式[38]に従ってcinit
DMRSを算出することと、算出したcinit
DMRSから前記DMRS系列を生成することとに用いられる。
式38
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
ID
CORESETは、前記CORESET識別を示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第2パラメータが前記search space識別を含む場合、系列生成ユニット601は、具体的には、下記式[39]に従ってcinit
DMRSを算出することに用いられる。
式39
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
ID
SSは、前記OFDMシンボルのインデックスを示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第2パラメータが前記スロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックスと前記OFDMシンボルのインデックスを含む場合、系列生成ユニット601は、具体的には、下記式[40]に従ってcinit
DMRSを算出することに用いられる。
式40
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
RNTIは、前記RNTIを示し、n
sは、前記スロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックスを示し、lは、前記OFDMシンボルのインデックスを示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第2パラメータは、PCIとDMRSの時間領域情報を含む。
選択可能に、一部の実施例において、系列生成ユニット601は、具体的には、下記式[41]に従ってcinit
DMRSを算出することと、算出したcinit
DMRSから前記DMRS系列を生成することとに用いられる。
式41
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
sは、前記DCIを送信するためのスロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックスを示し、lは、前記DMRS系列を送信するための所定のOFDMシンボルのインデックスを示し、N
ID
cellは、前記PCIを示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記送信ユニット602は、更に、前記第2パラメータを前記端末機器に送信することに用いられる。
選択可能に、一部の実施例において、前記所定のシナリオは、具体的には、DCIが許可バンドで送信されるシナリオ、DCIが無許可バンドで送信されるシナリオ、第1パラメータがスクランブル識別を含むシナリオ、第1パラメータがスクランブル識別を含まないシナリオの少なくとも1つを含み、前記上位層指示情報は、具体的には、バンド許可タイプ、スクランブル識別が設定されるか否か、スクランブル識別が設定されている場合の少なくとも1つの前記第1パラメータ、スクランブル識別が設定されない場合の少なくとも1つの前記第1パラメータの少なくとも1つを含む。
本願の実施例は、図7に示す端末700を提供する。この端末機器は、所定のアプリケーションシナリオ又はネットワーク機器の指示情報に基づいて決定される第1パラメータに基づいてスクランブル系列を生成するための系列生成ユニット701と、受信したスクランブルされた下り制御情報DCIを、生成されたスクランブル系列でデスクランブルするためのデスクランブルユニット702とを含む。
選択可能に、一部の実施例において、前記第1パラメータは、無線ネットワーク一時識別RNTIを含む。
選択可能に、一部の実施例において、スクランブル識別が設定されている場合、前記第1パラメータは、前記スクランブル識別を更に含む。
選択可能に、一部の実施例において、系列生成ユニット701は、具体的には、下記式[42]と式[43]の1つに従ってcinit
scrambleを算出することと、算出したcinit
scrambleから前記スクランブル系列を生成することとに用いられる。
式42
式43
ここで、c
init
scrambleは、前記スクランブル系列を初期化するための2進数を示し、n
RNTIは、前記RNTIを示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、第1パラメータは、物理上り制御チャネルPUCCHリソースが位置する制御リソースセットCORESET識別、前記DCIが存在する探索空間search space識別、前記DCIを送信するためのスロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックス、前記DCIを送信するためのOFDMシンボルのインデックスのうちの少なくとも1つを更に含む。
選択可能に、一部の実施例において、前記第1パラメータが前記CORESET識別を含む場合、系列生成ユニット701は、下記式[44]に従ってcinit
scrambleを算出することと、算出したcinit
scrambleから前記スクランブル系列を生成することとに用いられる。
式44
ここで、c
init
scrambleは、前記スクランブル系列を初期化するための2進数を示し、n
RNTIは、前記RNTIを示し、n
ID
CORESETは、前記CORESET識別を示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第1パラメータが前記search space識別を含む場合、系列生成ユニット701は、下記式[45]に従ってcinit
scrambleを算出することと、算出したcinit
scrambleから前記スクランブル系列を生成することとに用いられる。
式45
ここで、c
init
scrambleは、前記スクランブル系列を初期化するための2進数を示し、n
RNTIは、前記RNTIを示し、n
ID
SSは、前記search space識別を示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第1パラメータが前記スロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックスと前記OFDMシンボルのインデックスを含む場合、系列生成ユニット701は、具体的には、下記式[46]に従ってcinit
scrambleを算出することと、算出したcinit
scrambleから前記スクランブル系列を生成することとに用いられる。
式46
ここで、c
init
scrambleは、前記スクランブル系列を初期化するための2進数を示し、n
RNTIは、前記RNTIを示し、n
sは、前記スロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックスを示し、lは、前記OFDMシンボルのインデックスを示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第1パラメータは、前記DCIの時間領域情報と、前記端末機器が在圏するセルの物理セル識別PCIとを更に含む。
選択可能に、一部の実施例において、系列生成ユニット701は、具体的には、下記式[47]に従ってcinit
scrambleを算出することと、算出したcinit
scrambleから前記スクランブル系列を生成することとに用いられる。
式47
ここで、c
init
scrambleは、前記スクランブル系列を初期化するための2進数を示し、n
RNTIは、前記RNTIを示し、n
sは、前記DCIを送信するためのスロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックスを示し、lは、前記DCIを送信するためのOFDMシンボルのインデックスを示し、N
ID
cellは、前記PCIを示す。
選択可能に、一部の実施例において、系列生成ユニット701は、所定のアプリケーションシナリオ又はネットワーク機器の指示情報に基づいて決定される第2パラメータに基づいて復調参照信号DMRS系列を生成することに用いられる。この端末機器は、受信したデータ信号を前記DMRS系列で復調し、前記スクランブルされたDCIを得るためのデスクランブルユニットを更に含む。
選択可能に、一部の実施例において、スクランブル識別が設定されている場合、前記第2パラメータは、具体的には、前記スクランブル識別を含む。
選択可能に、一部の実施例において、系列生成ユニット701は、具体的には、下記式[48]に従ってcinit
DMRSを算出することに用いられる。
式48
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第2パラメータは、物理上り制御チャネルPUCCHリソースが位置する制御リソースセットCORESET識別、前記DCIが存在する探索空間search space識別、前記DCIを送信するためのスロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックス、前記DCIを送信するためのOFDMシンボルのインデックスのうちの少なくとも1つを更に含む。
選択可能に、一部の実施例において、前記第2パラメータが前記CORESET識別を含む場合、系列生成ユニット701は、具体的には、下記式[49]に従ってcinit
DMRSを算出することと、算出したcinit
DMRSから前記DMRS系列を生成することとに用いられる。
式49
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
ID
CORESETは、前記CORESET識別を示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第2パラメータが前記search space識別を含む場合、系列生成ユニット701は、具体的には、下記式[50]に従ってcinit
DMRSを算出することに用いられる。
式50
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
ID
SSは、前記OFDMシンボルのインデックスを示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第2パラメータが前記インデックスと前記OFDMシンボルのインデックスを含む場合、系列生成ユニット701は、具体的には、下記式[51]に従ってcinit
DMRSを算出することに用いられる。
式51
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
RNTIは、前記RNTIを示し、n
sは、前記インデックスを示し、lは、前記OFDMシンボルのインデックスを示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第2パラメータは、具体的には、PCIとDMRSの時間領域情報を含む。
選択可能に、一部の実施例において、系列生成ユニット701は、具体的には、下記式[52]に従ってcinit
DMRSを算出することと、算出したcinit
DMRSから前記DMRS系列を生成することとに用いられる。
式52
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
sは、前記DCIを送信するためのスロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックスを示し、lは、前記DMRS系列を送信するための所定のOFDMシンボルのインデックスを示し、N
ID
cellは、前記PCIを示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第1パラメータがネットワーク機器の指示情報に基づいて決定される場合、この端末機器は、前記第2パラメータを含む指示情報をネットワーク機器から受信するための受信ユニットを更に含む。
選択可能に、一部の実施例において、前記所定のシナリオは、具体的には、DCIが許可バンドで送信されるシナリオ、DCIが無許可バンドで送信されるシナリオ、第1パラメータがスクランブル識別を含むシナリオ、第1パラメータがスクランブル識別を含まないシナリオの少なくとも1つを含む。
選択可能に、一部の実施例において、前記第1パラメータは、前記第1パラメータのうちの少なくとも1つが、前記上位層指示情報によってセルに基づいて設定される設定方式、前記第1パラメータのうち少なくとも1つが、前記上位層指示情報によって搬送波に基づいて設定される設定方式、前記第1パラメータのうち少なくとも1つが、前記上位層指示情報によって帯域幅タイプに基づいて設定される設定方式、前記第1パラメータのうちの少なくとも1つが、前記上位層指示情報によってCORESETに基づいて設定される方式の少なくとも一つの設定方式を満たす。
本願の実施例は、図8に示す端末機器800を提供する。この端末機器は、所定のアプリケーションシナリオ又はネットワーク機器の指示情報に基づいて決定される第2パラメータに基づいて復調参照信号DMRS系列を生成するための系列生成ユニット801と、受信したデータ信号を前記DMRS系列で復調して、前記スクランブルされたDCIを得るための復調ユニット802とを含む。
選択可能に、一部の実施例において、スクランブル識別が設定されている場合、前記第2パラメータは、具体的には、前記スクランブル識別を含む。
選択可能に、一部の実施例において、系列生成ユニット801は、具体的には、下記式[53]に従ってcinit
DMRSを算出することに用いられる。
式53
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第2パラメータは、物理上り制御チャネルPUCCHリソースが位置する制御リソースセットCORESET識別、前記DCIが存在する探索空間search space識別、前記DCIを送信するためのスロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックス、前記DCIを送信するためのOFDMシンボルのインデックスのうちの少なくとも1つを更に含む。
選択可能に、一部の実施例において、前記第2パラメータが前記CORESET識別を含む場合、系列生成ユニット801は、具体的には、下記式[54]に従ってcinit
DMRSを算出することと、算出したcinit
DMRSから前記DMRS系列を生成することとに用いられる。
式54
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
ID
CORESETは、前記CORESET識別を示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第2パラメータが前記search space識別を含む場合、系列生成ユニット801は、具体的には、下記式[55]に従ってcinit
DMRSを算出することに用いられる。
式55
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
ID
SSは、前記OFDMシンボルのインデックスを示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第2パラメータが前記スロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックスと前記OFDMシンボルのインデックスを含む場合、系列生成ユニット801は、具体的には、下記式[56]に従ってcinit
DMRSを算出することに用いられる。
式56
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
RNTIは、前記RNTIを示し、n
sは、前記スロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックスを示し、lは、前記OFDMシンボルのインデックスを示し、n
IDは、前記スクランブル識別を示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第2パラメータは、具体的には、PCIとDMRSの時間領域情報を含む。
選択可能に、一部の実施例において、系列生成ユニット801は、具体的には、下記式[57]に従ってcinit
DMRSを算出することと、算出したcinit
DMRSから前記DMRS系列を生成することとに用いられる。
式57
ここで、c
init
DMRSは、前記DMRS系列を初期化するための2進数を示し、n
sは、前記DCIを送信するためのスロットの無線フレーム内又は無線サブフレーム内のインデックスを示し、lは、前記DMRS系列を送信するための所定のOFDMシンボルのインデックスを示し、N
ID
cellは、前記PCIを示す。
選択可能に、一部の実施例において、前記第2パラメータがネットワーク機器の指示情報に基づいて決定される場合、この端末機器800は、系列生成ユニット801が第2パラメータに基づいて前記DMRS系列を生成する前に、前記第2パラメータを前記指示情報を前記ネットワーク機器から受信するための受信ユニットを更に含む。
選択可能に、一部の実施例において、前記所定のシナリオは、具体的には、DCIが許可バンドで送信されるシナリオ、DCIが無許可バンドで送信されるシナリオ、第1パラメータがスクランブル識別を含むシナリオ、第1パラメータがスクランブル識別を含まないシナリオの少なくとも1つを含む。
図9を参照する。図9は、本開示の実施例に応用されるネットワーク機器の構造図である。このネットワーク機器は、図2に示す実施例の方法の詳細を実現可能であり、同一の効果を奏することもできる。図9に示すように、ネットワーク機器900は、プロセッサ901と、トランシーバ902と、メモリ903と、ユーザインタフェース904と、バスインタフェースとを含む。本開示の実施例において、ネットワーク機器900は、メモリ903に記憶されてプロセッサ901で動作するコンピュータプログラムを更に含む。コンピュータプログラムがプロセッサ901によって実行されると、所定のアプリケーションシナリオ及び/又は上位層指示情報に基づいて決定される第1パラメータに基づいてスクランブル系列を生成するステップと、生成されたスクランブル系列でDCIをスクランブルするステップと、スクランブルされたこのDCIを端末機器に送信するステップとが実現される。
図9において、バスアーキテクチャは、任意数の相互接続するバスとブリッジを含み、具体的に、プロセッサ901をはじめとする1つ又は複数のプロセッサとメモリ903をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。バスアーキテクチャは、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類の他の回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。バスインタフェースにより、インタフェースが提供される。トランシーバ902は、複数の部品であってもよく、即ち送信機と受信機を含み、伝送媒体で他の各種類の機器と通信するユニットとして提供される。ユーザ端末によっては、ユーザインタフェース904は、内部接続や外部接続する機器のインタフェースであってもよい。接続する機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティックなどを含むが、それらに限られない。
プロセッサ901は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する。メモリ903は、プロセッサ901による操作実行時に使用されるデータを記憶できる。
ネットワーク機器900は、前記図2に示す実施例のネットワーク機器によって実現される各プロセスを実現可能であり、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に提供する。このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記図2の方法の実施例の各プロセスが実現され、且つ同一の技術効果を奏することができるので、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。ここで、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、リードオンリーメモリROM(Read Only Memory)、ランダムアクセスメモリRAM(Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなど等である。
図10を参照する。図10は、本開示の実施例に応用されるネットワーク機器の構造図である。このネットワーク機器は、図2に示す実施例の方法の詳細を実現可能であり、同一の効果を奏することもできる。図10に示すように、ネットワーク機器1000は、プロセッサ1001と、トランシーバ1002と、メモリ1003と、ユーザインタフェース1004と、バスインタフェースとを含む。本開示の実施例において、ネットワーク機器1000は、メモリ1003に記憶されてプロセッサ1001で動作するコンピュータプログラムを更に含む。コンピュータプログラムがプロセッサ1001によって実行されると、所定のアプリケーションシナリオ及び/又は上位層指示情報に基づいて決定される第2パラメータに基づいて復調参照信号DMRS系列を生成するステップと、このDMRS系列を用いてこの端末機器にデータを送信するステップとが実現される。
図10において、バスアーキテクチャは、任意数の相互接続するバスとブリッジを含み、具体的に、プロセッサ1001をはじめとする1つ又は複数のプロセッサとメモリ1003をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。バスアーキテクチャは、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類の他の回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。バスインタフェースにより、インタフェースが提供される。トランシーバ1002は、複数の部品であってもよく、即ち送信機と受信機を含み、伝送媒体で他の各種類の装置と通信するユニットとして提供される。ユーザ端末によっては、ユーザインタフェース1004は、内部接続や外部接続する機器のインタフェースであってもよい。接続する機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティックなどを含むが、それらに限られない。
プロセッサ1001は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する。メモリ1003は、プロセッサ1001による操作実行時に使用されるデータを記憶できる。
ネットワーク機器1000は、前記図2に示す実施例のネットワーク機器によって実現される各プロセスを実現可能であり、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に提供する。このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記図2の方法の実施例の各プロセスが実現され、且つ同一の技術効果を奏することができるので、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。ここで、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、リードオンリーメモリROM(Read Only Memory)、ランダムアクセスメモリRAM(Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなど等である。
図11は、本開示の他の実施例の端末機器のブロック図である。図11に示す端末機器1100は、少なくとも1つのプロセッサ1101と、メモリ1102と、少なくとも1つのネットワークインタフェース1104と、ユーザインタフェース1103を含む。端末1100における各構成部品は、バスシステム11011を介して結合される。バスシステム11011は、これらの構成部品の間の接続と通信に用いられることが理解できる。バスシステム11011は、データバスの他に、電源バス、制御バス及び状態信号バスを更に含む。ただし、明確に説明するために、図11において、各種類のバスをすべてバスシステム11011として表記している。
ここで、ユーザインタフェース1103は、ディスプレイ、キーボード又はポインティングデバイス(例えばマウス、トラックボール(track ball))、タッチパネル又はタッチスクリーンなどを含む。
本開示の実施例におけるメモリ1102は、揮発性メモリ又は非揮発性メモリであり、又は、揮発性メモリと非揮発性メモリの両方を含む。非揮発性メモリは、ROM(Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、EEPROM(Electrically EP ROM)又はフラッシュメモリである。揮発性メモリは、RAM(Random Access Memory)であり、外部のキャッシュに用いられる。多くの形態のRAMが使用可能であるが、その例として、例えばSRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、SDRAM(Synchronous DRAM)、DDRSDRAM(Double Data Rate SDRAM)、ESDRAM(Enhanced SDRAM)、SLDRAM(Synchlink DRAM)、DRRAM(Direct Rambus RAM)が挙げられるが、それらに限られない。本開示の実施例に記載のシステム及び方法におけるメモリ1102は、これらに限られず、これら及びこれら以外の任意の適合する種類のメモリを含むとする。
一部実施例において、メモリ1102には、実行可能なモジュール又はデータ構造、又はそれらのサブセット、又は、それらの拡張セットであるオペレーションシステム11021とアプリケーションプログラム11022が記憶されている。
ここで、オペレーションシステム11021は、フレーム層、コアライブラリ層、駆動層など各種類のシステムプログラムを含み、各種類のベーシックサービスの実現及びハードウェアに基づくタスクの処理に用いられる。アプリケーションプログラ11022は、メディアプレイヤー(Media Player)、ブラウザ(Browser)など各種類のアプリケーションプログラムを含み、各種類のアプリケーションサービスの実現に用いられる。本開示の実施例における方法を実現するプログラムは、アプリケーションプログラム11022に含まれる。
本開示の実施例において、端末機器1100は、メモリ1102に記憶されてプロセッサ1101で動作するコンピュータプログラムを更に含む。コンピュータプログラムがプロセッサ1101によって実行されると、所定のアプリケーションシナリオ又はネットワーク機器の指示情報に基づいて決定される第1パラメータに基づいてスクランブル系列を生成するステップと、受信したスクランブルされたDCIを、生成されたスクランブル系列でデスクランブルするステップとが実現される。
上記の本開示の図3に示す実施例に開示される方法は、プロセッサ1101に応用可能であり、又はプロセッサ1101によって実現される。プロセッサ1101は、信号処理能力を有するICチップである。実現プロセスにおいて、上記方法の各ステップは、プロセッサ1101におけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の指令によって遂行される。上記プロセッサ1101は、汎用プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)又は他のプログラマブル論理デバイス、分離ゲート又はトランジスタ論理デバイス、分離ハードウェアコンポーネントであり、本開示の実施例に開示される各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現し又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ又は任意の通常プロセッサなどである。本開示の実施例に開示される方法のステップは、直接ハードウェアの復号プロセッサによって実行されて遂行されるか、復号プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されて遂行される。ソフトウェアモジュールは、RAM、フラッシュメモリ、ROM、PROM又はEEPROM、レジスタなど本分野の周知の記憶媒体に位置する。当該記憶媒体は、メモリ1102に位置する。プロセッサ1101は、メモリ1102における情報を読み取って、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを遂行する。具体的に、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、コンピュータプログラムがプロセッサ1101によって実行されると、上記図3に示す方法の実施例の各ステップが実現される。
本開示の実施例に記載のこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はそれらの組み合わせによって実現される。ハードウェアによる実現について、処理ユニットは、1つ又は複数のASIC(Application Specific Integrated Circuits)、DSP(Digital Signal Processing)、DSPD(DSP Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、それ以外の本開示に記載の機能を実行するための電子ユニット又はそれらの組み合わせで実現される。
ソフトウェアによる実現について、本開示の実施例に記載の機能を実行するモジュール(例えばプロセス、関数など)によって本開示の実施例に記載の技術を実現することができる。ソフトウェアコードは、メモリに保存されてプロセッサによって実行される。メモリは、プロセッサの中又はプロセッサの外部で実現することができる。
端末機器1100は、前記図3に示す実施例の端末機器によって実現される各プロセスを実現可能であり、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。
選択可能に、本開示の実施例は、プロセッサ1110と、メモリ1102と、メモリ1102に記憶されて前記プロセッサ1110で動作するコンピュータプログラムを含む端末機器を更に提供する。このコンピュータプログラムがプロセッサ1110によって実行されると、上記図3の方法の実施例の各プロセスが実現され、且つ同一の技術効果を奏することができるので、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に提供する。このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記図3の方法の実施例の各プロセスが実現され、且つ同一の技術効果を奏することができるので、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。ここで、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、リードオンリーメモリROM(Read Only Memory)、ランダムアクセスメモリRAM(Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなど等である。
図12は、本開示の他の実施例の端末機器のブロック図である。図12に示す端末機器1100は、少なくとも1つのプロセッサ1101と、メモリ1102と、少なくとも1つのネットワークインタフェース1104と、ユーザインタフェース1103を含む。端末1100における各構成部品は、バスシステム11011を介して結合される。バスシステム11011は、これらの構成部品の間の接続と通信に用いられることが理解できる。バスシステム11011は、データバスの他に、電源バス、制御バス及び状態信号バスを更に含む。ただし、明確に説明するために、図12において、各種類のバスをすべてバスシステム11011として表記している。
ここで、ユーザインタフェース1103は、ディスプレイ、キーボード又はポインティングデバイス(例えばマウス、トラックボール(track ball))、タッチパネル又はタッチスクリーンなどを含む。
本開示の実施例におけるメモリ1102は、揮発性メモリ又は非揮発性メモリであり、又は、揮発性メモリと非揮発性メモリの両方を含む。非揮発性メモリは、ROM(Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、EEPROM(Electrically EP ROM)又はフラッシュメモリである。揮発性メモリは、RAM(Random Access Memory)であり、外部のキャッシュに用いられる。多くの形態のRAMが使用可能であるが、その例として、例えばSRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、SDRAM(Synchronous DRAM)、DDRSDRAM(Double Data Rate SDRAM)、ESDRAM(Enhanced SDRAM)、SLDRAM(Synchlink DRAM)、DRRAM(Direct Rambus RAM)が挙げられるが、それらに限られない。本開示の実施例に記載のシステム及び方法におけるメモリ1102は、これらに限られず、これら及びこれら以外の任意の適合する種類のメモリを含むとする。
一部実施例において、メモリ1102には、実行可能なモジュール又はデータ構造、又はそれらのサブセット、又は、それらの拡張セットであるオペレーションシステム11021とアプリケーションプログラム11022が記憶されている。
ここで、オペレーションシステム11021は、フレーム層、コアライブラリ層、駆動層など各種類のシステムプログラムを含み、各種類のベーシックサービスの実現及びハードウェアに基づくタスクの処理に用いられる。アプリケーションプログラ11022は、メディアプレイヤー(Media Player)、ブラウザ(Browser)など各種類のアプリケーションプログラムを含み、各種類のアプリケーションサービスの実現に用いられる。本開示の実施例における方法を実現するプログラムは、アプリケーションプログラム11022に含まれる。
本開示の実施例において、端末機器1100は、メモリ1102に記憶されてプロセッサ1101で動作するコンピュータプログラムを更に含む。コンピュータプログラムがプロセッサ1101によって実行されると、所定のアプリケーションシナリオ又はネットワーク機器の指示情報に基づいて決定される第2パラメータに基づいて復調参照信号DMRS系列を生成するステップと、受信したデータ信号を前記DMRS系列で復調して、スクランブルされたDCIを得るステップとが実現される。
上記の本開示の図4に示す実施例に開示される方法は、プロセッサ1101に応用可能であり、又はプロセッサ1101によって実現される。プロセッサ1101は、信号処理能力を有するICチップである。実現プロセスにおいて、上記方法の各ステップは、プロセッサ1101におけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の指令によって遂行される。上記プロセッサ1101は、汎用プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)又は他のプログラマブル論理デバイス、分離ゲート又はトランジスタ論理デバイス、分離ハードウェアコンポーネントであり、本開示の実施例に開示される各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現し又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ又は任意の通常プロセッサなどである。本開示の実施例に開示される方法のステップは、直接ハードウェアの復号プロセッサによって実行されて遂行されるか、復号プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されて遂行される。ソフトウェアモジュールは、RAM、フラッシュメモリ、ROM、PROM又はEEPROM、レジスタなど本分野の周知の記憶媒体に位置する。当該記憶媒体は、メモリ1102に位置する。プロセッサ1101は、メモリ1102における情報を読み取って、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを遂行する。具体的に、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、コンピュータプログラムがプロセッサ1101によって実行されると、上記図4に示す方法の実施例の各ステップが実現される。
本開示の実施例に記載のこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はそれらの組み合わせによって実現される。ハードウェアによる実現について、処理ユニットは、1つ又は複数のASIC(Application Specific Integrated Circuits)、DSP(Digital Signal Processing)、DSPD(DSP Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、それ以外の本開示に記載の機能を実行するための電子ユニット又はそれらの組み合わせで実現される。
ソフトウェアによる実現について、本開示の実施例に記載の機能を実行するモジュール(例えばプロセス、関数など)によって本開示の実施例に記載の技術を実現することができる。ソフトウェアコードは、メモリに保存されてプロセッサによって実行される。メモリは、プロセッサの中又はプロセッサの外部で実現することができる。
端末機器1100は、前記図4に示す実施例の端末機器によって実現される各プロセスを実現可能であり、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。
選択可能に、本開示の実施例は、プロセッサ1110と、メモリ1102と、メモリ1102に記憶されて前記プロセッサ1110で動作するコンピュータプログラムを含む端末機器を更に提供する。このコンピュータプログラムがプロセッサ1110によって実行されると、上記図4の方法の実施例の各プロセスが実現され、且つ同一の技術効果を奏することができるので、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に提供する。このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記図4の方法の実施例の各プロセスが実現され、且つ同一の技術効果を奏することができるので、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。ここで、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、リードオンリーメモリROM(Read Only Memory)、ランダムアクセスメモリRAM(Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなど等である。
なお、本明細書において、「含む」や「含有する」又はそれ以外のあらゆる変形用語は、非排他的に含むことを意味する。よって、一連の要素を含むプロセス、方法、モノ又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確に列挙されていない他の要素を更に含み、又はこのようなプロセス、方法、モノ又は装置に固有の要素を更に含む。特に限定されない限り、「…を1つ含む」の表現によって限定される要素について、当該要素を含むプロセス、方法、モノ又は装置に他の同一要素の存在を除外しない。
以上の実施形態の記載から、上記実施例の方法が、ソフトウェアに必須の汎用ハードウェアプラットフォームの形態で実現され、もちろんハードウェアによっても実現されてもよく、多くの場合では前者がより好適な実施形態であることは、当業者にとって自明である。このような理解に基づき、本開示の技術手段の実質的又は従来技術に貢献した部分は、ソフトウェアプロダクトの形式で現れる。当該コンピュータソフトウェアプロダクトは、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、本開示の各実施例の方法を1台の移動端末(携帯電話、コンピュータ、サーバー、空調機又はネットワークデバイスなど)に実行させるいくつかの指令を含む。
以上、本開示の実施例を図面に基づいて記載したが、本開示は、上記の具体的な実施形態に限定されるものではない。上記の具体的な実施形態は、例示的なものであり、限定的なものではない。本開示のヒントを受け、当業者が本開示の趣旨及び特許請求の範囲から逸脱することなくなしえる多くの形態は、すべて本開示の保護範囲に含まれる。