JP7132530B2 - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置およびプログラムに関する。
近年、情報処理装置の紛失・盗難等による情報漏洩を防止するため、遠隔操作機能を有する情報処理装置が開発されている。このような情報処理装置では、紛失や盗難が起こった場合でも、遠隔操作により情報処理装置をロック(例えば、OS(Operating System)の起動を不可)にしたり、情報処理装置に格納されているデータを消去したりすることができるので、情報漏洩を防止することが可能である。
関連技術としては、例えば、携帯端末装置の所有者を識別する個人認証処理によって本人を識別した場合に、携帯端末装置を情報保全処理するための遠隔操作情報を携帯端末装置に送信する技術が提案されている。
特開2006-303817号公報
しかし、上記のような遠隔操作機能を有する従前の情報処理装置では、遠隔操作によるロック/データ消去を行うために、電波で受信されるメッセージの待ち受け状態を常時維持しており、待ち受け状態における電力消費が増大するという問題がある。
1つの側面では、本発明は、電力消費の抑制を図った情報処理装置およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、情報処理装置が提供される。情報処理装置は、無線通信を行う通信部と、自装置の現在位置情報を取得し、現在位置情報と、事前に登録された自装置の事前位置情報とを照合し、現在位置情報と事前位置情報とが一致する場合は、通信部に対して電力の供給を停止して電波の受信をオフに設定する制御部とを有する。また、自装置の移動を検知するセンサ部をさらに備え、制御部は、電波の受信をオフに設定した直後の所定時間の範囲内にセンサ部で移動が検知された場合は、通信部への電力供給停止による電波の受信のオフの設定を継続する。
また、上記課題を解決するために、コンピュータに上記情報処理装置と同様の制御を実行させるプログラムが提供される。
1側面によれば、電力消費の抑制が可能になる。
情報処理装置の一例を説明するための図である。 情報処理装置の機能ブロックの一例を示す図である。 情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 情報処理装置の遠隔操作のシーケンスの一例を示す図である。 電波受信のオン/オフを設定する際の条件の一例を示す図である。 電波受信オン/オフ状態と電力供給/停止状態との対応関係の一例を示す図である。
以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は情報処理装置の一例を説明するための図である。情報処理装置10は、制御部11および通信部12を備える。通信部12は、アンテナ12aを通じて電波の送受信による無線通信を行う。
制御部11は、自装置(情報処理装置10)の位置情報にもとづいて、通信部12への電力の供給を停止して電波の受信をオフに設定する。なお、制御部11の機能は、例えば、情報処理装置10が備える図示しないプロセッサが、所定のプログラムを実行することによって実現することができる。
動作の流れについて説明する。
〔ステップS1〕制御部11は、通信部12による無線通信によって、自装置の現在位置情報を取得する。
〔ステップS2〕制御部11は、取得した現在位置情報と、ユーザにより事前に登録された自装置の事前位置情報とを照合する。
〔ステップS3〕制御部11は、現在位置情報と事前位置情報とが一致する場合、通信部12への電力の供給を停止して電波の受信をオフに設定する。
ここで、情報処理装置10の現在位置情報が事前位置情報に一致する場合、情報処理装置10は、ユーザによって事前に登録されている位置(自宅、職場等)に存在するので、この事前登録された位置に置かれている情報処理装置10から情報漏洩が行われる可能性は低い。
このような状態では、情報処理装置10に対して、情報漏洩防止のためのロック/データ消去を行うための遠隔操作は不要であるから、電波で受信される遠隔操作のメッセージの待ち受け状態を常時維持することも不要になる。
したがって、本発明の情報処理装置10では、現在位置情報と事前位置情報とが一致する場合、通信部12への電力の供給を停止して電波の受信をオフに設定する。
これにより、情報漏洩防止のためのロック/データ消去の遠隔操作が不要な状態では、通信部12への電力供給が停止され電波の受信がオフに設定されて、メッセージの待ち受け状態が解除されるので、情報処理装置10の電力消費を抑制することが可能になる。
<機能ブロック>
図2は情報処理装置の機能ブロックの一例を示す図である。情報処理装置10は、制御部11、通信モジュール12(以下、通信部を通信モジュールと呼ぶ)、記憶部13、操作部14、表示部15、周辺機器接続部16、電源部17、加速度センサ18、およびPCH(Platform Controller Hub)19を備える。
PCH19には、制御部11、記憶部13、操作部14、表示部15および周辺機器接続部16が接続される。PCH19は、これらデバイスと接続するためのバスラインを集線してバス管理を行う。
制御部11は、運用制御部11aおよび電源制御部11bを含む。運用制御部11aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)であり、電源制御部11bは、例えば、PMU(Power Management Unit)である。
運用制御部11aは、情報処理装置10の主機能を担い、例えば、OSやアプリケーションにもとづいて情報処理装置10の運用制御を行う。電源制御部11bは、情報処理装置10の電源制御を行い、電源部17から出力される電力を各デバイスに供給または停止する制御を行う。
記憶部13は、ユーザにより事前に登録された情報処理装置10の事前位置情報、ユーザにより保存されたデータ、および装置運用に関する制御情報等を格納する。
操作部14は、タッチパネル等であり、ユーザからの情報入力処理を行う。表示部15は、LCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイであり、ユーザに対する情報表示出力処理を行う。
周辺機器接続部16は、情報処理装置10に周辺機器を接続して通信を行うためのインタフェース処理を行う。例えば、周辺機器接続部16は、USB(Universal Serial Bus)インタフェース処理を行う。
一方、制御部11内の電源制御部11bには、PCH19、電源部17、加速度センサ18(センサ部)および通信モジュール12が接続される。電源部17は、バッテリ機能を有して、電源制御部11bからの電源制御にもとづいて各デバイスに電力を供給する。加速度センサ18は、情報処理装置10の動き、傾きおよび振動等の移動(位置変化)を検知する。なお、加速度センサ18の消費電力は、通信モジュール12における電波オンの設定時のメッセージ待ち受け状態の消費電力よりも小さい。
通信モジュール12は、アンテナ12aを介した無線通信インタフェースを行う。例えば、通信モジュール12は、SIM(Subscriber Identity Module)から特定した加入者に対して、WWAN(Wireless Wide Area Network:無線広域通信ネットワーク)に接続して無線通信インタフェースを行う。
<ハードウェア構成>
図3は情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理装置10は、プロセッサ(コンピュータ)100によって全体制御されている。プロセッサ100は、制御部11の機能を有する。なお、図示していないが、電源部17および加速度センサ18は、プロセッサ100に接続される。
プロセッサ100には、バス103を介して、メモリ101、入出力インタフェース102およびネットワークインタフェース104が接続されている。
プロセッサ100は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ100は、例えば、CPU、PMU、FPGA(Field Programmable Gate Array)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはPLD(Programmable Logic Device)である。またプロセッサ100は、CPU、PMU、FPGA、MPU、DSP、ASIC、PLDのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
メモリ101は、記憶部13の機能を有し、情報処理装置10の主記憶装置として使用される。メモリ101には、プロセッサ100に実行させるOSのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、メモリ101には、プロセッサ100による処理に要する各種データが格納される。
メモリ101は、情報処理装置10の補助記憶装置としても使用され、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。メモリ101は、補助記憶装置として、フラッシュメモリやSSD(Solid State Drive)等の半導体記憶装置やHDD(Hard Disk Drive)等の磁気記録媒体を含んでもよい。
バス103に接続されている周辺機器としては、入出力インタフェース102およびネットワークインタフェース104がある。入出力インタフェース102は、操作部14、表示部15および周辺機器接続部16の各機能を有する。また、入出力インタフェース102は、キーボードやマウス等の情報入力装置を接続可能であって、情報入力装置から送られてくる信号をプロセッサ100に送信する。
さらに、入出力インタフェース102は、周辺機器を接続するための通信インタフェースとしても機能する。例えば、入出力インタフェース102は、レーザ光等を利用して、光ディスクに記録されたデータの読み取りを行う光学ドライブ装置を接続することができる。光ディスクには、Blu-rayDisc(登録商標)、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD-R(Recordable)/RW(Rewritable)等がある。
また、入出力インタフェース102は、メモリ装置やメモリリーダライタを接続することができる。メモリ装置は、入出力インタフェース102との通信機能を搭載した記録媒体である。メモリリーダライタは、メモリカードへのデータの書き込み、またはメモリカードからのデータの読み出しを行う装置である。メモリカードは、カード型の記録媒体である。
ネットワークインタフェース104は、通信モジュール12の機能を有し、ネットワークに接続してネットワークインタフェース制御を行う。ネットワークインタフェース104は、例えば、NIC(Network Interface Card)、無線LAN(Local Area Network)カード等を使用することもできる。ネットワークインタフェース104で受信されたデータは、メモリ101やプロセッサ100に出力される。
以上のようなハードウェア構成によって、情報処理装置10の処理機能を実現することができる。例えば、情報処理装置10は、プロセッサ100がそれぞれ所定のプログラムを実行することで本発明の処理を行うことができる。
情報処理装置10は、例えば、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、本発明の処理機能を実現する。情報処理装置10に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。
例えば、情報処理装置10に実行させるプログラムを補助記憶装置に格納しておくことができる。プロセッサ100は、補助記憶装置内のプログラムの少なくとも一部を主記憶装置にロードし、プログラムを実行する。
また、光ディスク、メモリ装置、メモリカード等の可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、例えば、プロセッサ100からの制御により、補助記憶装置にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ100が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
<動作フローチャート>
図4は情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。この動作は、例えば、ユーザが情報処理装置10の電源をオフにする処理中に行われる。
〔ステップS11〕運用制御部11aは、情報処理装置10の現在位置情報を取得する。具体的には、運用制御部11aは、GPS(Global Positioning System)で測位された情報処理装置10の現在位置の緯度・経度の情報を、通信モジュール12を介して取得する。
〔ステップS12〕運用制御部11aは、ステップS11で取得した現在位置情報と、情報処理装置10に事前に登録されている事前位置情報とを照合する。すなわち、運用制御部11aは、現在位置の緯度・経度の情報と、事前に登録されている位置の緯度・経度の情報とを照合する。
〔ステップS13〕運用制御部11aは、現在位置情報と事前位置情報とが一致するか否かを判定し、一致する場合はステップS14に処理が進み、不一致の場合はステップS17に処理が進む。
ここで、現在位置情報と事前位置情報とが一致するか否かは、例えば、位置情報の距離差によって判定される。具体的には、現在位置情報と事前位置情報との距離差が閾値未満の場合は、現在位置情報と事前位置情報とが一致と判定される(情報処理装置10の現在の位置は、事前に登録してある位置近傍に存在する)。
また、現在位置情報と事前位置情報との距離差が閾値以上の場合は、現在位置情報と事前位置情報とは不一致と判定される(情報処理装置10の現在の位置は、事前に登録してある位置から離れて存在する)。
〔ステップS14〕電源制御部11bは、通信モジュール12への電力供給を停止して、アンテナ12aを介した電波の受信をオフに設定する。
〔ステップS15〕電源制御部11bは、電波の受信をオフに設定した直後に、所定時間(例えば、任意の数分間)の範囲内に加速度センサ18によって情報処理装置10の移動が検知されたか否かを判定する。
所定時間の範囲内に移動が検知された場合はステップS14に処理が戻り、所定時間の範囲内に移動が検知されない場合はステップS16に処理が進む。
〔ステップS16〕電源制御部11bは、所定時間の経過後に加速度センサ18によって情報処理装置10の移動が検知されたか否かを判定する。所定時間の経過後に移動が検知された場合はステップS17に処理が進み、所定時間の経過後に移動が検知されない場合はステップS14に処理が戻る。
〔ステップS17〕電源制御部11bは、通信モジュール12への電力供給を行って、アンテナ12aを介した電波の受信をオンに設定する。
ここで、上記の動作フローチャートにおいて、現在位置情報と事前位置情報とが一致する場合は、情報処理装置10は事前に登録した位置に存在するということである。この状態では、情報処理装置10の紛失や盗難等の可能性は低く、情報漏洩の可能性は低い。
例えば、情報処理装置10に事前に登録する事前位置情報を、ユーザの職場の位置としたときに、現在位置情報と事前位置情報とが一致すると判定されたとする。このことは、例えば、ユーザが情報処理装置10を職場の自席に置いてきたという状態が考えられるから、情報漏洩の可能性は低い。
したがって、このような状態では、情報処理装置10へのロック/データ消去の遠隔操作は不要である(遠隔操作のためのリモートの指示メッセージの受信は不要である)。よって、電源制御部11bによって、通信モジュール12への電力供給を停止し、アンテナ12aを介した電波の受信をオフさせる。
これにより、情報漏洩の防止のためのロック/データ消去の遠隔操作が不要な状態では、通信モジュール12への電力供給が停止され電波の受信がオフに設定されるので、情報処理装置10の電力消費を抑制することが可能になる(バッテリの電力消費を抑制できる)。
また、現在位置情報と事前位置情報とが不一致の場合は、情報処理装置10は事前に登録した位置には存在しない(離れて存在する)ということである。この状態では、情報処理装置10の紛失や盗難等の可能性があり、情報漏洩の可能性が高い。
例えば、情報処理装置10に事前に登録する事前位置情報を、ユーザの職場の位置としたとき、現在位置情報と事前位置情報とが不一致と判定されたとする。このことは、情報処理装置10は職場には存在せず、例えば、ユーザが出張先に置き忘れた、または盗難された等の状態が考えられるから、情報漏洩の可能性が高い。
したがって、このような状態では、情報処理装置10へのロック/データ消去の遠隔操作を実行できることが望ましい(遠隔操作のためのリモートの指示メッセージの受信を可能とさせる)。よって、電源制御部11bによって、通信モジュール12への電力供給を行って、アンテナ12aを介した電波の受信をオンに設定する。
これにより、ロック/データ消去の遠隔操作を要する状態では、通信モジュール12への電力供給が行われ電波の受信がオンに設定されて、通信モジュール12がメッセージの待ち受け状態に移行できるので、遠隔操作を実行することができ、情報処理装置10の情報漏洩の防止を図ることが可能になる。
一方、電波の受信のオフの設定直後の所定時間の範囲内に、加速度センサ18によって移動が検知された場合、情報処理装置10が移動したことは無視されて、電波の受信のオフの設定が継続される。
所定時間の範囲内の移動としては、例えば、情報処理装置10がユーザによって短時間のうちにロッカーに収納されたような状況が想定される。この場合、情報処理装置10が盗難等によって不正に移動されたものではない。
したがって、電波の受信のオフの設定直後における所定時間の範囲内の情報処理装置10の移動は、情報処理装置10の静止状態にあるとみなし、ロック/データ消去の遠隔操作を実行するための契機とならないように制御される。
すなわち、電源制御部11bは、電波の受信をオフに設定した直後の所定時間の範囲内に加速度センサ18で情報処理装置10の移動が検知された場合は、通信モジュール12への電力供給停止による電波の受信のオフの設定を継続する。これにより、情報処理装置10の移動が不正な移動でない場合(静止状態)では、電波の受信のオフの設定が行われるので、電力消費の抑制が可能になる。
さらに、電波の受信をオフに設定した後の所定時間の経過後に、加速度センサ18によって情報処理装置10の移動が検知された場合は、電波の受信がオンに設定される。所定時間経過後の移動としては、例えば、盗難等によって情報処理装置10が不正に持ち出された状況が想定される。
したがって、電波のオフの設定直後の所定時間の範囲内では情報処理装置10の移動は検知されず、所定時間の経過後に移動が検知された場合は、ロック/データ消去の遠隔操作が実行できるように制御される。
すなわち、電源制御部11bは、所定時間の経過後に加速度センサ18で情報処理装置10の移動が検知された場合は、通信モジュール12に電力を供給して電波の受信をオンに設定する。これにより、情報処理装置10が不正に移動されたような場合では、電波の受信のオンの設定が行われるので、情報漏洩を防止するための遠隔操作を実行することが可能になる。
<遠隔操作のシーケンス>
図5は情報処理装置の遠隔操作のシーケンスの一例を示す図である。図5では、例えば、情報処理装置10の出張先の置き忘れにユーザが気づき、ユーザが自身の携帯端末(スマートフォン等)から社内の管理サーバにアクセスして、管理サーバから情報処理装置10に向けてロック/データ消去の遠隔操作を行うときの流れを示している。
〔ステップS21〕管理サーバ20は、ユーザから送信された、情報処理装置10のロック/データ消去の遠隔操作を行うための指示メッセージを受信する。
〔ステップS22〕管理サーバ20は、受信したロック/データ消去の指示メッセージを情報処理装置10に送信する。例えば、指示メッセージは、SMS(Short Message Service)を利用して情報処理装置10にリモート送信することができる。
〔ステップS23〕情報処理装置10内の通信モジュール12は、指示メッセージを受信すると、受信フラグをアサートする。
〔ステップS24〕情報処理装置10内の電源制御部11bは、受信フラグを認識すると、情報漏洩防止のための処理を開始する。例えば、指示メッセージにもとづいて情報処理装置10の記憶部13に格納されているデータを消去する。または、情報処理装置10の操作を行えないようにロックする。このロックは、ロックを解除する指示メッセージを通信モジュール12から受信することでのみ解除できる。このとき、記憶部13に格納されているデータは消去されず保持されたままである。
また、このとき、電源制御部11bは、通信モジュール12を介してGPS測位を行って、情報処理装置10の現在の位置情報を取得する。
〔ステップS25〕電源制御部11bは、情報処理装置10のロック/データ消去の実行結果および取得した現在の位置情報を処理結果として通信モジュール12に送信する。
〔ステップS26〕通信モジュール12は、例えばSMSにより、処理結果を管理サーバ20にリモート送信して通知する。管理サーバ20に通知された処理結果は、ユーザの携帯端末から閲覧することができる。
<電波受信のオン/オフ設定の条件>
図6は電波受信のオン/オフを設定する際の条件の一例を示す図である。テーブルT1は、電波受信のオン/オフが行われるときの条件を示す一覧である。なお、図中の静止状態は、情報処理装置10が静止している状態を示し、電波の受信のオフの設定直後の所定時間内に情報処理装置10が移動した状態も静止状態に含まれる。また、図中の移動状態は、所定時間の経過後に情報処理装置10が移動した状態を示す。
情報処理装置10の現在位置情報と事前位置情報とが一致し、かつ情報処理装置10が静止状態にある場合、情報処理装置10の電波の受信はオフに設定される。情報処理装置10の現在位置情報と事前位置情報とが一致し、かつ情報処理装置10が移動状態にある場合、情報処理装置10の電波の受信はオンに設定される。
情報処理装置10の現在位置情報と事前位置情報とが不一致であり、かつ情報処理装置10が静止状態にある場合、情報処理装置10の電波の受信はオンに設定される。情報処理装置10の現在位置情報と事前位置情報とが不一致であり、かつ情報処理装置10が移動状態にある場合、情報処理装置10の電波の受信はオンに設定される。
<電波受信オン/オフ状態と電力供給/停止状態との対応関係>
図7は電波受信オン/オフ状態と電力供給/停止状態との対応関係の一例を示す図である。テーブルT2は、電波受信オン/オフ状態と電力供給/停止状態との対応関係を示す一覧である。
図6に示したような条件で電波の受信がオフに設定される場合、運用制御部11aおよびPCH19への電力の供給は停止状態であり、通信モジュール12への電力の供給は停止状態である。また、電源制御部11bおよび加速度センサ18への電力は供給状態にある。
なお、運用制御部11aへの電力供給は停止状態なので、OSの起動は停止する。また、PCH19への電力の供給は停止状態なので、OSに関連して動作するデバイス、例えば、PCH19に接続される操作部14、表示部15、周辺機器接続部16に対する電力供給も停止する。
一方、図6に示したような条件で電波の受信がオンに設定される場合、運用制御部11aおよびPCH19への電力の供給は停止状態である。また、電源制御部11b、加速度センサ18および通信モジュール12への電力は供給状態にある。
このように、電源制御部11bは、電波の受信のオフの設定時には、OSの起動を停止し、通信モジュール12およびOSに関連して動作するデバイスへの電力の供給を停止し、加速度センサ18には電力を供給する。
これにより、電波の受信のオフの設定時では、電源制御部11bおよび加速度センサ18に対して電力が供給され、その他のデバイスには電力が供給されないので、遠隔操作を不要とする状態における電力消費の抑制が可能になる。
上記で説明した本発明の情報処理装置10の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。この場合、情報処理装置10が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶部、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等がある。磁気記憶部には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ等がある。光ディスクには、CD-ROM/RW等がある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto Optical disk)等がある。
プログラムを流通させる場合、例えば、そのプログラムが記録されたCD-ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶部に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶部に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶部からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。
また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。また、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP、ASIC、PLD等の電子回路で実現することもできる。
以上、実施の形態を例示したが、実施の形態で示した各部の構成は同様の機能を有する他のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。さらに、前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
10 情報処理装置
11 制御部
12 通信部
12a アンテナ

Claims (5)

  1. 無線通信を行う通信部と、
    自装置の現在位置情報を取得し、前記現在位置情報と、事前に登録された前記自装置の事前位置情報とを照合し、前記現在位置情報と前記事前位置情報とが一致する場合は、前記通信部に対して電力の供給を停止して電波の受信をオフに設定する制御部と、
    を備え、
    前記自装置の移動を検知するセンサ部をさらに備え、
    前記制御部は、前記電波の受信をオフに設定した直後の所定時間の範囲内に前記センサ部で前記移動が検知された場合は、前記通信部への電力供給停止による前記電波の受信のオフの設定を継続する、
    報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記現在位置情報と前記事前位置情報とが不一致の場合は、前記通信部に電力を供給して前記電波の受信をオンに設定する請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、前記所定時間の経過後に前記センサ部で前記移動が検知された場合は、前記通信部に電力を供給して前記電波の受信をオンに設定する請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、前記電波の受信のオフの設定時、OS(Operating System)の起動を停止し、前記通信部および前記OSに関連して動作するデバイスへの電力の供給を停止し、前記自装置の移動を検知するセンサ部には電力を供給する請求項1記載の情報処理装置。
  5. コンピュータに、
    自装置の現在位置情報を取得し、
    前記現在位置情報と、事前に登録された前記自装置の事前位置情報とを照合し、
    前記現在位置情報と前記事前位置情報とが一致する場合は、無線通信を行う通信部に対して電力の供給を停止して電波の受信をオフに設定
    前記電波の受信をオフに設定した直後の所定時間の範囲内に、前記自装置の移動を検知するセンサ部で前記移動が検知された場合は、前記通信部への電力供給停止による前記電波の受信のオフの設定を継続する、
    処理を実行させるプログラム。
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