JP7129648B2 - 推定装置及び推定方法 - Google Patents

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本開示は、生体に無線信号を照射し、その反射信号を受信して生体の正面が向いている方向である生体方向を推定する推定装置及び推定方法に関する。
特許文献1には、ベッド上の生体に対して電磁波を照射し、その反射波に含まれる心拍及び呼吸の振動を検出することで、生体が仰向けであるかうつ伏せであるかを推定する装置が開示されている。
また、特許文献2には、災害救助の現場において瓦礫の山に向けて電磁波を照射し、その反射波から生存者の有無を検出する装置が開示されている。
特開2014-207935号公報 特開平11-6874号公報
しかしながら、従来技術では、生体の方向をより細かい分解能で推定することができない。
上記目的を達成するために、本開示に係る推定装置は、生体の正面が向いている方向である生体方向を推定する推定装置であって、前記生体を含む所定範囲を囲んで配置されるM個(Mは3以上)の送信アンテナ素子を用いて前記所定範囲にM個の送信信号を送信する送信部と、前記所定範囲の周囲を囲んで配置されるN個(Nは2以上)の受信部であって、前記生体によって前記M個の送信信号が反射、透過または散乱された信号を含む受信信号を、前記N個の受信部のそれぞれが有する受信アンテナ素子を用いて、それぞれが所定期間受信するN個の受信部と、回路と、を備え、前記回路は、前記M個の送信アンテナ素子が送信したM個の前記送信信号にそれぞれが対応するMセットあるN個の前記受信信号のセット毎に、当該セットに含まれるN個の受信信号に基づいて、大きい値ほど、振幅が大きく、かつ、より規則的な波形であることを示す特徴量を算出し、前記算出により得られたM個の前記特徴量を互いに比較することで、前記M個の特徴量のうちで最大となる第1特徴量に対応する第1送信アンテナ素子を特定し、特定した前記第1送信アンテナ素子に基づく所定の方向を前記生体方向として推定する。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示に係る推定装置によれば、生体の正面が向いている方向である生体方向の推定において、推定した生体方向の分解能及び精度を向上させることができる。
図1は、実施の形態における推定装置の一例を示す構成図である。 図2は、実施の形態における回路の機能構成の一例を示すブロック図である。 図3は、実施の形態における受信波形の極大値高さの総和の算出方法について説明するための図である。 図4は、図5に示す間取りの部屋で生体の方向推定を行った結果を示す一例である。 図5は、生体の方向推定を行った部屋の間取りを示す図である。 図6は、図5の状況において生体が東側を向いているときに、テレビに注意が向いているとの判断結果を示す表示の一例である。 図7は、実施の形態における推定装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態における推定装置による試験で観測された、正面方向の送信アンテナのチャネル応答の絶対値を示す図である。 図9は、実施の形態における推定装置による試験で観測された、側面方向の送信アンテナのチャネル応答の絶対値を示す図である。 図10は、実施の形態における推定装置による試験で観測された、背面方向の送信アンテナのチャネル応答の絶対値を示す図である。 図11は、8つのチャネル応答の絶対値から特徴量を計算した結果の一例を示す図である。 図12は、図11の結果を二次関数で近似した例を示す図である。
(本発明の基礎となった知見)
電磁波を利用した生体の方向推定に関する従来技術について、発明者らは詳細な検討を行った。特許文献1の方法では、生体に電磁波を照射してその反射波を受信したとき、受信信号の変化量が閾値以上ならば仰向け、閾値未満ならばうつ伏せという判定を行うことが開示されている。しかしながら、この方法では、生体の正面が向いているおおよその方向は推定可能であるが、介護で必要とされるような離床動作に伴う体の正面の方向の変化といった、細かな体の正面の方向を推定することができない。
また、特許文献2には、生体に電磁波を照射したとき、生体の正面での反射波の波形には、生体の他の面での反射波形と比較して振幅が大きく、かつ、規則的であるという知見が開示されている。しかしながら、特許文献2には、振幅が大きく、かつ、規則的であるということを定量的に測定する方法は開示されておらず、生体の正面が向いている詳細な方向を知るためには、ユーザが得られた反射波形を目視し経験を踏まえて生体の正面が向いている詳細な方向を判断する必要がある。
発明者らは、以上の課題に対して研究を重ねた結果、推定装置により推定された生体の正面が向いている生体方向の分解能及び精度を向上させるには、特許文献1のように1方向から送信信号を送信し、その反射波を受信するだけでなく、生体の周囲に複数のアンテナを設置し様々な方向から送信波を送信し、かつ、様々な方向にて反射波、透過波または散乱波を受信することで生体の特徴をより多く補足する事が重要であると考えた。また、特許文献2に開示されている生体正面による反射波形の特徴、つまり、振幅が大きく、かつ、規則的であるということを、定量的に評価できる特徴量を用いることが重要であると考えた。
この結果、発明者らは、以下のような推定装置及び推定方法を発明するに至った。
すなわち、本開示に係る推定装置は、生体の正面が向いている方向である生体方向を推定する推定装置であって、前記生体を含む所定範囲を囲んで配置されるM個(Mは3以上)の送信アンテナ素子を用いて前記所定範囲にM個の送信信号を送信する送信部と、前記所定範囲の周囲を囲んで配置されるN個(Nは2以上)の受信部であって、前記生体によって前記M個の送信信号が反射、透過または散乱された信号を含む受信信号を、前記N個の受信部のそれぞれが有する受信アンテナ素子を用いて、それぞれが所定期間受信するN個の受信部と、回路と、を備え、前記回路は、前記M個の送信アンテナ素子が送信したM個の前記送信信号にそれぞれが対応するMセットあるN個の前記受信信号のセット毎に、当該セットに含まれるN個の受信信号に基づいて、大きい値ほど、振幅が大きく、かつ、より規則的な波形であることを示す特徴量を算出し、前記算出により得られたM個の前記特徴量を互いに比較することで、前記M個の特徴量のうちで最大となる第1特徴量に対応する第1送信アンテナ素子を特定し、特定した前記第1送信アンテナ素子に基づく所定の方向を前記生体方向として推定する。
これによれば、所定範囲の周囲に配置されたM個の送信アンテナ素子から送信されたM個の送信信号に対応するM個の特徴量のうち最大の第1特徴量に対応する送信アンテナ素子に基づく所定の方向を生体方向として判定する。このように、送信アンテナ素子および受信アンテナ素子を所定範囲の周囲に配置することで推定した生体方向の分解能及び精度を向上させることができる。
例えば、前記回路は、前記MセットあるN個の受信信号のセット毎に、当該セットに含まれるN個の受信信号に基づく第1受信波形のDC(Direct Current)成分を、前記第1受信波形から除去することにより得られる第2受信波形から前記特徴量を算出してもよい。
これにより、受信信号から、生体の識別には不要な成分であるDC成分を抑制することができ、生体識別を効率よく行うことができる。
例えば、前記回路は、前記第2受信波形の極大値高さの総和を前記特徴量として算出してもよい。
例えば、前記回路は、前記第2受信波形の時間方向の分散を前記特徴量として算出してもよい。
例えば、前記回路は、前記第2受信波形を周波数領域変換することで得られる関数の所定の周波数範囲での積分値を前記特徴量として算出してもよい。
例えば、前記回路は、特定された前記第1送信アンテナ素子の前記所定範囲に対する第1方向と、前記第1送信アンテナ素子に対応する前記第1特徴量と、前記M個の送信アンテナ素子のうちで前記第1送信アンテナ素子から所定距離以内の範囲に配置されている2以上の第2送信アンテナ素子の前記所定範囲に対する2以上の第2方向と、前記2以上の第2送信アンテナ素子にそれぞれが対応する2以上の第2特徴量とに対して、上に凸の曲線を有する近似関数であって、前記所定範囲に対する方向と前記特徴量との関係を示す近似関数による近似を行うことで得られた近似曲線が最大値を取る方向を前記生体方向として推定してもよい。
これによれば、最大となる第1特徴量と、第1特徴量に対応する第1送信アンテナ素子の近隣の2以上の第2送信アンテナ素子に対応する2以上の第2特徴量と、第1送信アンテナ素子及び2以上の第2送信アンテナ素子の所定範囲に対する第1方向及び2以上の第2方向を用いて、近似関数による近似を行うことで、さらに細かな分解能での方向推定ができる。
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータで読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
以下、本開示の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態における推定装置の構成の一例を示す構成図である。
図1に示すように、推定装置10は、8個の送受信部20A~20Hと、回路40とを備える。推定装置10は、ヒト等の生体100を含む所定範囲A1に対して送受信部20A~20Hより送信信号を送信し、送受信部20A~20Hにて生体100で反射、透過または散乱された信号を含む受信信号を受信する。推定装置10は、送受信部20A~20Hにより受信された受信信号を、回路40において処理することで、生体100の正面が向いている方向である生体方向を推定する。
8個の送受信部20A~20Hのそれぞれは、1個のアンテナ素子30A~30Hを有する。送受信部20A~20Hは、それぞれ、アンテナ素子30A~30Hを用いて所定範囲A1に送信信号を送信する。これにより、アンテナ素子30A~30Hは、具体的には、ヒトなどの生体100に対して、マイクロ波を送信信号として発射する。送受信部20A~20Hは、アンテナ素子30A~30Hから、無変調の送信信号を送信してもよいし、変調処理が行われた送信信号を送信してもよい。変調処理が行われる場合、送受信部20A~20Hは、変調処理を行うための回路を含んでいてもよい。アンテナ素子30A~30Hは、所定範囲A1の周囲の位置、つまり、所定範囲A1の外側の位置に所定範囲A1を囲んで配置される。例えば、アンテナ素子30A~30Hは、それぞれ、所定範囲A1に対して、異なる8方向の位置に配置される。異なる8方向とは、例えば、所定範囲A1の中心の位置を中心にして360°を8等分することで定められる方向である。8個の送受信部20A~20Hは、それぞれ、アンテナ素子30A~30Hとともに所定範囲A1を囲んで配置されていてもよい。また、8個の送受信部20A~20Hは、アンテナ素子30A~30Hとは異なる位置に配置されていてもよい。
なお、所定範囲A1とは、推定装置10が生体100の方向を推定するために予め定められた範囲の空間である。
送受信部20A~20Hのそれぞれは、生体100によって送受信部20A~20Hからの送信信号が反射、透過または散乱された信号を含む受信信号を、それぞれが有するアンテナ素子30A~30Hを用いて、所定期間受信する。送受信部20A~20Hのそれぞれは、受信信号を周波数変換し、低周波信号に変換してもよい。また、送受信部20A~20Hのそれぞれは、受信信号に復調処理を行ってもよい。送受信部20A~20Hのそれぞれは、周波数変換および/または復調処理することにより得られた信号を回路40に出力する。送受信部20A~20Hのそれぞれは、受信信号を処理するための回路を含んでいてもよい。
また、アンテナ素子30A~30Hは、送信アンテナ素子及び受信アンテナ素子を兼用する構成であるが、これに限らずに、送信アンテナ素子及び受信アンテナ素子は別体の構成であってもよい。また、送信アンテナ素子及び受信アンテナ素子が別体の構成である場合、送信アンテナ素子の数と受信アンテナ素子の数とは互いに異なっていてもよい。送信アンテナ素子は、8個に限らずに、例えば、M個(Mは3以上)であればよい。受信アンテナ素子は、8個に限らずに、例えば、N個(Nは2以上)であればよい。また、送受信部20A~20Hは、送信信号を送信する送信部と、受信信号を受信する受信部とが一体の構成であるが、送信部及び受信部が別体の構成であってもよい。
次に、回路40の機能的な構成について説明する。
図2は、実施の形態における回路の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
回路40は、算出部41と、比較部42と、方向推定部43とを有し、推定装置10を動作させる各種処理を実行する。回路40は、例えば、制御プログラムを実行するプロセッサと、当該制御プログラムを実行するときに使用するワークエリアとして用いられる揮発性の記憶領域(主記憶装置)とにより構成される。揮発性の記憶領域は、例えば、RAM(Randdom Access Memory)である。また、回路40は、推定装置10を動作させる各種処理を実行する専用回路により実現されてもよい。つまり、回路40は、ソフトウェア処理を実行する回路として実現されてもよいし、ハードウェア処理を実行する回路として実現されてもよい。
回路40は、送受信部20A~20Hのそれぞれから取得した信号を揮発性の記憶領域に所定期間、一時的に記憶する。回路40は、当該信号の位相および振幅を揮発性の記憶領域所定期間、一時的に記憶してもよい。なお、回路40は、不揮発性の記憶領域を有していてもよく、当該信号を不揮発性の記憶領域に所定期間、一時的に記憶してもよい。
以降、回路40を構成する算出部41、比較部42および方向推定部43による各処理について順に説明する。
まず、算出部41で行う特徴量の算出について説明する。
算出部41は、回路40の記憶領域に記憶している受信信号を用いて、受信信号の伝搬チャネルH(t)を算出する。
ここで、M個の送信アンテナ素子とN個の受信アンテナ素子とで構成されるMIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)アレーアンテナを生体100の周囲に配置した場合に得られる伝搬チャネルH(t)は、以下の式1で表される。
Figure 0007129648000001
式1において、hijはj番目の送信アンテナからi番目の受信アンテナの複素チャネル応答を示し、tは観測時間を示す。
次に、算出部41は、以下の式2で表される、受信信号の伝搬チャネルから、生体100の識別に不要な成分であるDC成分を除去したDC除去チャネルを算出する。算出部41は、MセットあるN個の受信信号のセット毎に、当該セットに含まれるN個の受信信号に基づく第1受信波形のDC成分を、第1受信波形から除去することにより第2受信波形、つまり、DC除去チャネルを得る。算出部41は、算出したDC除去チャネルを回路40の記憶領域に記憶してもよい。
ここで、受信信号のDC除去チャネルc(t)は、以下の式3及び式4に示されるように、伝搬チャネルの各成分から、各成分の測定時間平均で算出されるDC成分が減算されることで算出される。
Figure 0007129648000002
Figure 0007129648000003
Figure 0007129648000004
ここで、Nはスナップショット数を示し、Fはサンプリング周波数を示し、Tは測定時間を示す。
なお、DC成分の除去方法は、式3の右辺で表される方法に限らない。例えば、生体100の居ない無人の所定範囲A1において得た伝搬チャネルを減算することでDC成分を除去してもよい。
算出部41は、次にアンテナ素子30A~30H毎のN個のDC除去チャネルをもとに、送信アンテナ素子毎に、当該送信アンテナに対応する第2受信波形について、大きい値ほど、振幅が大きく、かつ、より規則的な波形であることを示す特徴量を算出する。算出部41が算出する特徴量は、例えば、受信波形の極大値高さの総和、受信波形の絶対値の和、受信波形の分散、及び、受信波形を周波数領域変換して得られる関数の所定の周波数範囲での積分値の少なくともいずれか1つである。
まず、算出部41が特徴量として受信波形の極大値高さの総和を算出する場合について説明する。
図3は、受信波形の極大値高さの総和の算出方法について説明するための図である。
はじめに、算出部41は、対象となる波形、ここでは、第2受信波形であるの極大値を検出する。図3では、極大値は、三角の点P2で示されている。次に、点P2から水平に線を引き、波形と交わるか、信号の左端または右端に到達するまで左右に伸ばすことで、左右それぞれについて、2つの区間R1、R2が特定される。そして、2つの区間R1、R2のそれぞれの区間内での信号の最小値である点P1、P2が特定される。そして、二つの間隔の最小値である点P1、P3のうち高い方の点P3を基準レベルとし、基準レベルから極大値までの垂直距離を極大値高さとして決定する。この極大値高さを、送信アンテナ素子に対応するDC除去チャネルの受信波形の全ての極大値について算出し、全極大値の極大値高さの総和を計算することで、j番目の送信アンテナ素子に対応する特徴量s(j)が得られる。ここで、算出部41は、雑音による受信波形の乱れによる影響を緩和するため、極大値高さが閾値以下の極大値を極大値高さの総和に含めずに特徴量を算出してもよい。
また、算出部41は、N個のDC除去チャネルの絶対値の和を特徴量s(j)として算出してもよい。この場合、算出部41は、以下の式5を用いて特徴量s(j)を算出する。
Figure 0007129648000005
また、算出部41は、M個の送信アンテナ素子ごとの伝搬チャネルのDC除去チャネルの受信波形の分散を特徴量s(j)として算出してもよい。この場合、算出部41は、以下の式6を用いて特徴量s(j)を算出する。
Figure 0007129648000006
ここで、var_kは、変数kに対する分散を示す。
また、算出部41は、M個の送信アンテナ素子毎の伝搬チャネルのDC除去チャネルの受信波形を周波数領域変換して得られる関数Fの所定の周波数範囲での積分値を特徴量s(j)として算出してもよい。この場合、算出部41は、以下の式7を用いて特徴量s(j)を算出する。
Figure 0007129648000007
算出部41はこの3種類の特徴量のうち、少なくとも1つの特徴量を算出し、算出した少なくとも1つの特徴量を比較部42へ出力する。
比較部42は、算出部41での算出により得られたM個の送信アンテナ素子に対応するM個の特徴量を互いに比較することで、M個の特徴量のうち最大となる第1特徴量に対応する第1送信アンテナ素子を特定する。
方向推定部43は、比較部42で特定された第1送信アンテナ素子に基づく所定の方向を生体100の正面が向いている方向である生体方向として推定する。最も単純な例では、方向推定部43は、M個の特徴量のうちで最大である第1特徴量に対応する第1送信アンテナ素子が位置する所定範囲A1に対する方向を生体方向として推定し、推定した方向を推定結果として出力する。
また、方向推定部43は、次の方法を用いることで、送信アンテナ素子が位置する所定範囲A1に対する方向以外の方向、例えば、2つの送信アンテナ素子の間の位置への方向を生体方向として推定してもよい。具体的には、方向推定部43は、比較部42において特定された第1送信アンテナ素子の所定範囲A1に対する第1方向と、第1送信アンテナ素子に対応する第1特徴量と、M個の送信アンテナ素子のうちで第1送信アンテナ素子から所定距離以内の範囲に配置されている2以上の第2送信アンテナ素子の所定範囲A1に対する2以上の第2方向と、2以上の第2送信アンテナ素子にそれぞれが対応する2以上の第2特徴量とに対して、近似関数を適用することで得られた近似曲線が最大値を取る方向を生体方向として推定してもよい。なお、方向推定部43は、例えば、2以上の第2送信アンテナ素子として、第1送信アンテナ素子に隣接して配置される、つまり、両隣に配置される2つの送信アンテナ素子を特定してもよい。また、近似関数は、上に凸の曲線を有する近似関数であって、所定範囲A1に対する方向と特徴量との関係を示す近似関数である。
このように、方向推定部43では、近似関数が最大値をとる方向を生体方向として推定するため、送信アンテナ素子の数を増やすことなく生体方向の分解能を向上させることができる。また、方向推定部43は、所定の回数分の推定結果を記憶しておき、その平均値を最終的な生体方向とすることで、受信波形に含まれる雑音の影響を軽減することができる。
なお、推定装置10は、さらに、推定された生体の方向を表示する表示部50を備えていてもよい。図4は図5に示す間取りの部屋60で生体の方向推定を行った結果を示す一例である。部屋60は、所定範囲A1の一例である。この例に示すように生体の向きを表示する方法には例えば生体の正面の向いている方角を表示する方法や、生体を示すアイコンを回転させる方法などがある。
また、生体の正面が向いている方向はその生体の注意が向いている、または生体の意図の向いている方向である可能性が高い。そのため、前記表示部50は、前述した生体の方向を表示する代わりに、注意を向けているものや意図の向いている対象を表示してもよい。図6は図5の状況において生体が東側を向いているときに、テレビに注意が向いているとの判断結果を示す表示の一例である。この場合、推定装置10では、部屋60において、方向と、部屋60の当該方向側に配置されている物体の種類とが関連付けられた情報を記憶しており、当該情報を用いて、推定した生体が推定した方向から生体が向いている方向に対応する物体の種類を、生体の注意の向いている対象として表示部50に表示させる。
また、表示部50が生体の注意が向いている対象を表示する代わりに、機器または照明の遠隔制御を行ってもよい。例えば、生体の注意の向いている方向の照明を点灯して良好な視界を提供することができたり、音声入力による操作が可能な機器が複数存在する場合に、ユーザがどの機器を操作しようとしているかを判断し、適切な機器のみを操作したりすることができる。
図7は、実施の形態における推定装置10の動作の一例を示すフローチャートである。
推定装置10では、生体100を所定範囲A1内に配置した状態で、アンテナ素子30A~30Hが所定範囲に送信信号を送信する(S11)。つまり、推定装置10では、8個の送受信部20A~20Hにより各アンテナ素子30A~30Hを用いて8個の送信信号を、生体100を含む所定範囲A1に送信する。
次に、送受信部20A~20Hは、8個のアンテナ素子30A~30Hを用いて、生体100によって送信信号が反射、透過または散乱された信号を含む受信信号を所定期間受信する(S12)。
次に、算出部41は、送受信部20A~20Hにより受信された受信信号に基づく第1受信波形のDC成分を、第1受信波形から除去する(S13)。これにより、8個の送信アンテナ素子が送信した8個の送信信号にそれぞれが対応する8セットある8個の受信信号のセット毎の8個の第1受信波形からDC成分が除去されるため、8個のセット毎に8個の第2受信波形が得られる。
算出部41は、8個のセット毎に得られた8個の第2受信波形から、特徴量を算出する(S14)。算出部41は、受信波形の極大値高さの総和、受信波形の絶対値の和、受信波形の分散、及び、受信波形を周波数領域変換して得られる関数の所定の周波数範囲での積分値の少なくとも1つを特徴量として算出する。
比較部42は、算出部41での算出により得られた8個の特徴量を互いに比較することで、8個の特徴量のうちで最大となる第1特徴量に対応する第1送信アンテナ素子を特定する(S15)。
方向推定部43は、比較部で特定された第1送信アンテナ素子に基づく所定の方向を生体方向として推定する(S16)。
発明者らは推定装置10の検証のために試験を行った。試験では、送受信部20A~20Hに相当する送受信機を8台用いた。この8台の送受信機は、生体100を中心として0.5mの半径、かつ、45度間隔で円形に並べて配置されている。ここで8個の送受信機のそれぞれが有する送信アンテナ素子は、1素子から構成され、方形パッチアンテナである。また、8台の送受信機のそれぞれが有する受信アンテナ素子は、1素子から構成され、方形パッチアンテナである。また、床面から受信アンテナ素子が設置される位置までの高さは0.86mである。送信アンテナ素子は、受信アンテナ素子のマイクロ波の1波長真上に配置されている。
ここで、図8は、生体100の正面方向に位置する送信アンテナ素子が送信信号を送信した場合のチャネル応答の絶対値|H(t)|を示す。図9は、生体100の側面方向に位置する送信アンテナ素子が送信信号を送信した場合のチャネル応答の絶対値|H(t)|を示す。図10は、生体100の背面方向に位置する送信アンテナ素子が送信信号を送信した場合のチャネル応答の絶対値|H(t)|を示す。
図8~図10を比較すると、正面から送信している|H(t)|のみ、振幅が大きく、かつ、規則的な波形が観測されていることが分かる。これらの8つのチャネル応答の絶対値から特徴量を計算した結果の一例を図11に示す。この場合、特徴量が最大となる第1送信アンテナ素子は2番であり、生体の正面は、45°の方向を向いていると判定される。つまり、比較部42は、第1送信アンテナ素子として2番の送信アンテナ素子を特定する。また、特徴量の最大値をとる送信アンテナ及びその近隣の送信アンテナの特徴量を用いて関数による近似を行うことでさらに細かな分解能での方向推定ができる。
図12は、図11の結果を二次関数で近似した例を示す図である。
この場合、方向推定部43は、第1送信アンテナ素子として特定された2番の送信アンテナ素子に対応する方向である45°と、その特徴量0.88とを抽出する。また、方向推定部43は、2番の送信アンテナ素子に隣接する1番の送信アンテナ素子に対応する方向である0°と、その特徴量0.79とを抽出する。また、方向推定部は、2番の送信アンテナ素子に隣接する3番の送信アンテナ素子に対応する方向である90°と、その特徴量0.15とを抽出する。つまり、方向推定部43は、3つの(「送信アンテナ素子に対する方向」、「特徴量」)の組み合わせである、P11(0°、0.79)、P12(45°、0.88)、及び、P13(90°、0.15)の3点を二次関数で近似することにより得られる曲線の極大値を示すP14に対応する方向、例えば30°を生体方向として推定することができる。
(効果など)
本実施の形態に係る推定装置10によれば、M個の送信アンテナ素子から送信されたM個の送信信号に対応するM個の特徴量のうち最大の第1特徴量に対応する送信アンテナ素子に基づく所定の方向を生体方向として判定する。このように、送信アンテナ素子および受信アンテナ素子を所定範囲の周囲に配置することで推定した生体方向の分解能及び精度を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る推定装置10によれば、最大となる第1特徴量と、第1特徴量に対応する第1送信アンテナ素子の近隣の2以上の第2送信アンテナ素子に対応する2以上の第2特徴量と、第1送信アンテナ素子及び2以上の第2送信アンテナ素子の所定範囲に対する第1方向及び2以上の第2方向を用いて、近似関数による近似を行うことで得られる所定の方向を生体方向として推定するため、さらに細かな分解能での方向推定ができる。
また、本実施の形態に係る推定装置10は、マイクロ波などの無線信号を用いて、ヒト等の生体100の正面が向いている方向を推定することができる。つまり、本実施の形態に係る推定装置10は、カメラ等で撮像した画像に対して画像解析することなくヒト等の生体100の生体方向を推定できるため、ヒトのプライバシーを保護した状態で、ヒトの生体方向の推定を行うことができる。
上記実施の形態に係る推定装置10の、送信部の機能と、受信部の機能とを入れ替えた装置を推定装置として採用してもよい。
本発明は、無線信号を利用した生体の方向を推定する推定装置に利用でき、特に、生体の方向に応じた制御を行う家電機器、高齢者の起き上がりや寝返りを検知して見守りを行うシステムなどに利用できる。
10 推定装置
20A~20H 送受信部
30A~30H アンテナ素子
40 回路
41 算出部
42 比較部
43 方向推定部
50 表示部
100 生体

Claims (7)

  1. 生体の正面が向いている方向である生体方向を推定する推定装置であって、
    前記生体を含む所定範囲を囲んで配置されるM個(Mは3以上)の送信アンテナ素子を用いて前記所定範囲にM個の送信信号を送信する送信部と、
    前記所定範囲の周囲を囲んで配置されるN個(Nは2以上)の受信部であって、前記生体によって前記M個の送信信号が反射、透過または散乱された信号を含む受信信号を、前記N個の受信部のそれぞれが有する受信アンテナ素子を用いて、それぞれが所定期間受信するN個の受信部と、
    回路と、を備え、
    前記回路は、
    前記M個の送信アンテナ素子が送信したM個の前記送信信号にそれぞれが対応するMセットあるN個の前記受信信号のセット毎に、当該セットに含まれるN個の受信信号に基づいて、大きい値ほど、振幅が大きく、かつ、より規則的な波形であることを示す特徴量を算出し、
    前記算出により得られたM個の前記特徴量を互いに比較することで、前記M個の特徴量のうちで最大となる第1特徴量に対応する第1送信アンテナ素子を特定し、
    特定した前記第1送信アンテナ素子に基づく所定の方向を前記生体方向として推定する
    推定装置。
  2. 前記回路は、前記MセットあるN個の受信信号のセット毎に、当該セットに含まれるN個の受信信号に基づく第1受信波形のDC(Direct Current)成分を、前記第1受信波形から除去することにより得られる第2受信波形から前記特徴量を算出する
    請求項1に記載の推定装置。
  3. 前記回路は、前記第2受信波形の極大値高さの総和を前記特徴量として算出する
    請求項2に記載の推定装置。
  4. 前記回路は、前記第2受信波形の時間方向の分散を前記特徴量として算出する
    請求項2に記載の推定装置。
  5. 前記回路は、前記第2受信波形を周波数領域変換することで得られる関数の所定の周波数範囲での積分値を前記特徴量として算出する
    請求項2に記載の推定装置。
  6. 前記回路は、特定された前記第1送信アンテナ素子の前記所定範囲に対する第1方向と、前記第1送信アンテナ素子に対応する前記第1特徴量と、前記M個の送信アンテナ素子のうちで前記第1送信アンテナ素子から所定距離以内の範囲に配置されている2以上の第2送信アンテナ素子の前記所定範囲に対する2以上の第2方向と、前記2以上の第2送信アンテナ素子にそれぞれが対応する2以上の第2特徴量とに対して、上に凸の曲線を有する近似関数であって、前記所定範囲に対する方向と前記特徴量との関係を示す近似関数による近似を行うことで得られた近似曲線が最大値を取る方向を前記生体方向として推定する
    請求項1から5のいずれか1項に記載の推定装置。
  7. 生体の正面が向いている方向である生体方向を推定する推定装置が実行する推定方法であって、
    前記推定装置は、
    前記生体を含む所定範囲を囲んで配置されるM個(Mは3以上)の送信アンテナ素子を用いて前記所定範囲にM個の送信信号を送信する送信部と、前記所定範囲の周囲を囲んで配置されるN個(Nは2以上)の受信部と、回路と、を備え、
    前記推定方法では、
    前記M個の送信アンテナ素子を用いて、前記生体を含む前記所定範囲に前記送信信号を送信し、
    前記N個の受信部が有する前記N個の受信アンテナ素子を用いて、前記生体によって前記送信信号が反射、透過または散乱された信号を含む受信信号を所定期間受信し、
    前記M個の送信アンテナ素子が送信したM個の前記送信信号にそれぞれが対応するMセットあるN個の前記受信信号のセット毎に、当該セットに含まれるN個の受信信号に基づいて、大きい値ほど、振幅が大きく、かつ、より規則的な波形であることを示す特徴量を算出し、
    前記算出により得られたM個の前記特徴量を互いに比較することで、前記M個の特徴量のうちで最大となる第1特徴量に対応する第1送信アンテナ素子を特定し、
    特定した前記第1送信アンテナ素子に基づく所定の方向を前記生体方向として推定する
    推定方法。
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