JP7129350B2 - 操舵装置 - Google Patents
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請求項1に係る発明は、船のプロペラの後方に設けられた舵(2)を備える操舵装置において、
前記舵(2)の上部に上下方向に延在する舵軸(3)を設け、前記舵軸(3)における船内に延在した部位に、前記舵軸(3)の中心から所定の半径を有する円弧部が形成された第1係合部(10)を設け、該第1係合部(10)の円弧部に対向する位置に、矩形状に形成された第2係合部(20)を設け、前記第1係合部(10)の円弧部に、複数の第1歯(11)を形成し、前記第2係合部(20)の第1係合部(10)に対向する部位に、前記第1歯(11)と噛合う複数の第2歯(21)を形成し、前記第2係合部(20)の長手方向の一側側部に形成された第1連結軸(22)に第1シリンダ(26)の第1ロッド(26A)を回転自在に連結し、他側側部に形成された第2連結軸(23)に第2シリンダ(28)の第2ロッド(28A)を回転自在に連結し、前記第1シリンダ(26)のロッドカバー側と第2シリンダ(28)のロッドカバー側にオイルを吐出する第1ポンプ(30)と、該第1ポンプ(30)を迂回するする第1バイパス配管(34,35)に第1開閉バルブ(33)を設け、前記第1シリンダ(26)のヘッドカバー側と第2シリンダ(28)のヘッドカバー側にオイルを吐出する第2ポンプ(40)と、該第2ポンプ(40)を迂回する第2バイパス配管(44,45)に第2開閉バルブ(43)を設けたことを特徴とする操舵装置である。
次に、第1ポンプ30と第1電動機36を通常時に使用する部品とし、第2ポンプ40と第2電動機46を、第1ポンプ30や第1電動機36等の異常発生時に使用する緊急部品に設定した第1実施形態の駆動方法について説明する。
船内のステアリングを面舵側に操作した場合には、コントローラ50によって第1電動機36は右方向に回転し、第2電動機46は回転を停止する。また、コントローラ50によって、第1開閉バルブ33は閉鎖して配管34と配管35の連通が遮断し、第2開閉バルブ43は開放して配管44と配管45が連通する。
船内のステアリングを取舵側に操作した場合には、コントローラ50によって第1電動機36は左方向に回転し、第2電動機46は回転を停止する。また、コントローラ50によって、第1開閉バルブ33は閉鎖して配管34と配管35の連通が遮断し、第2開閉バルブ43は開放して配管44と配管45が連通する。
コントローラ50に第1ポンプ30や第1電動機36からの異常信号が入力された場合には、コントローラ50によって第1電動機36は回転を停止し、第2電動機46は右方向に回転する。また、コントローラ50によって、第1開閉バルブ33は閉鎖して配管34と配管35の連通が遮断し、第2開閉バルブ43も閉鎖して配管44と配管45の連通が遮断する。なお、コントローラ50によって第1電動機36の回転を停止し、第2電動機46を右方向に回転させることもできる。
次に、第2ポンプ40と第2電動機46を通常時に使用する部品とし、第1ポンプ30と第1電動機36を、第2ポンプ40や第2電動機46等の異常発生時に使用する緊急部品に設定した第2実施形態の駆動方法について説明する。
船内のステアリングを面舵側に操作した場合に、コントローラ50によって第1電動機36の回転を停止し、第2電動機46を左方向に回転させる。また、コントローラ50によって、第1開閉バルブ33を開放させて配管34と配管35を連通させ、第2開閉バルブ43を閉鎖させて配管44と配管45の連通を遮断する。
第1シリンダ26のピストンがロッドカバー側に移動する。第1シリンダ26のロッドカバー側に存在していたオイルは、第1開閉バルブ33を介し、詳細には、配管31、配管34、第1開閉バルブ33、配管35、及び配管32を介して第2シリンダ28のロッドカバー側に移動する。これにより、第1シリンダ26の第1ロッド26Aが引出され、第2シリンダ28の第2ロッド28Aが引込まれて、第2係合部20が右側に移動するので、第1係合部10が反時計方向に回転し、舵軸3を介して舵2を面舵側に回転させることができる。
船内のステアリングを取舵側に操作した場合に、コントローラ50によって第1電動機36の回転を停止し、第2電動機46を右方向に回転させる。また、コントローラ50によって、第1開閉バルブ33を開放させて配管34と配管35を連通させ、第2開閉バルブ43を閉鎖させて配管44と配管45の連通を遮断することもできる。
コントローラ50に第2ポンプ40や第2電動機46からの異常信号が入力された場合には、コントローラ50によって第1電動機36は左方向に回転し、第2電動機46は回転を停止する。また、コントローラ50によって、第1開閉バルブ33は閉鎖して配管34と配管35の連通が遮断し、第2開閉バルブ43も閉鎖して配管44と配管45の連通が遮断する。なお、コントローラ50によって第1電動機36を左方向に回転させ、第2電動機46の回転を停止させることもできる。
3 舵軸
10 第1係合部
11 第1歯
20 第2係合部
21 第2歯
22 左連結軸(第1連結軸)
23 右連結軸(第2連結軸)
26 第1シリンダ
26A 第1ロッド
28 第2シリンダ
28A 第2ロッド
30 第1ポンプ
33 第1開閉バルブ
34 配管(第1バイパス配管)
35 配管(第1バイパス配管)
40 第2ポンプ
43 第2開閉バルブ
44 配管(第2バイパス配管)
45 配管(第2バイパス配管)
Claims (6)
- 船のプロペラの後方に設けられた舵(2)を備える操舵装置において、
前記舵(2)の上部に上下方向に延在する舵軸(3)を設け、
前記舵軸(3)における船内に延在した部位に、前記舵軸(3)の中心から所定の半径を有する円弧部が形成された第1係合部(10)を設け、
該第1係合部(10)の円弧部に対向する位置に、矩形状に形成された第2係合部(20)を設け、
前記第1係合部(10)の円弧部に、複数の第1歯(11)を形成し、
前記第2係合部(20)の第1係合部(10)に対向する部位に、前記第1歯(11)と噛合う複数の第2歯(21)を形成し、
前記第2係合部(20)の長手方向の一側側部に形成された第1連結軸(22)に第1シリンダ(26)の第1ロッド(26A)を回転自在に連結し、他側側部に形成された第2連結軸(23)に第2シリンダ(28)の第2ロッド(28A)を回転自在に連結し、
前記第1シリンダ(26)のロッドカバー側と第2シリンダ(28)のロッドカバー側にオイルを吐出する第1ポンプ(30)と、該第1ポンプ(30)を迂回するする第1バイパス配管(34,35)に第1開閉バルブ(33)を設け、
前記第1シリンダ(26)のヘッドカバー側と第2シリンダ(28)のヘッドカバー側にオイルを吐出する第2ポンプ(40)と、該第2ポンプ(40)を迂回する第2バイパス配管(44,45)に第2開閉バルブ(43)を設けたことを特徴とする操舵装置。 - 前記舵軸(3)の軸心視において、前記第2係合部(20)を他側方向に最大移動した場合には、前記舵軸(3)が反時計方向に60度以上回転し、前記第2係合部(20)を一側方向に最大移動した場合には、前記舵軸(3)が時計方向に60度以上回転する請求項1記載の操舵装置。
- 前記第1ポンプ(30)が正常に駆動する正常時には、前記第2ポンプ(40)を停止し、前記第1開閉バルブ(33)を閉じて第1バイパス配管(34,35)の連通を遮断し、前記第2開閉バルブ(43)を開いて第2バイパス配管(44,45)を連通して、前記第1ポンプ(30)から第1シリンダ(26)又は第2シリンダ(28)にオイルを吐出する構成とした請求項1記載の操舵装置。
- 前記第1ポンプ(30)が停止する異常時には、前記第1ポンプ(30)を停止し、前記第1開閉バルブ(33)を閉じて第1バイパス配管(34,35)の連通を遮断し、前記第2開閉バルブ(43)を閉じて第2バイパス配管(44,45)の連通を遮断して、前記第2ポンプ(40)から第1シリンダ(26)又は第2シリンダ(28)にオイルを吐出する構成とした請求項3記載の操舵装置。
- 前記第2ポンプ(40)が正常に駆動する正常時には、前記第1ポンプ(30)を停止し、前記第1開閉バルブ(33)を開いて第1バイパス配管(34,35)を連通し、前記第2開閉バルブ(43)を閉じて第2バイパス配管(44,45)の連通を遮断し、前記第2ポンプ(40)から第1シリンダ(26)又は第2シリンダ(28)にオイルを吐出する構成とした請求項1記載の操舵装置。
- 前記第2ポンプ(40)が停止する異常時には、前記第2ポンプ(40)を停止し、前記第1開閉バルブ(33)を閉じて第1バイパス配管(34,35)の連通を遮断し、前記第2開閉バルブ(43)を閉じて第2バイパス配管(44,45)の連通を遮断して、前記第1ポンプ(30)から第1シリンダ(26)又は第2シリンダ(28)にオイルを吐出する構成とした請求項5記載の操舵装置。
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JP2019012704A JP7129350B2 (ja) | 2019-01-29 | 2019-01-29 | 操舵装置 |
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JP2019012704A JP7129350B2 (ja) | 2019-01-29 | 2019-01-29 | 操舵装置 |
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JP2020121574A JP2020121574A (ja) | 2020-08-13 |
JP7129350B2 true JP7129350B2 (ja) | 2022-09-01 |
Family
ID=71991943
Family Applications (1)
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JP2019012704A Active JP7129350B2 (ja) | 2019-01-29 | 2019-01-29 | 操舵装置 |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2019
- 2019-01-29 JP JP2019012704A patent/JP7129350B2/ja active Active
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