発明の詳細な説明
〔関連出願の相互参照〕
本出願は、代理人整理番号US74539(以下、「US74539出願」と称する)を有する、「DC及びCAのためのセットアップ遅延の減少」と題する、2018年7月20日に出願された仮米国特許出願第62/701,016号の利益及び優先権を主張する。US74539出願の開示は、参照により本出願に完全に組み込まれる。
〔分野〕
本開示は一般に、無線通信に関し、より詳細には、次世代ワイヤレスネットワークにおける早期測定結果をレポートすることに関する。
〔背景〕
新しい無線(new radio:NR)において、ユーザ機器(user equipment:UE)は、(例えば電力節約のため)無線リソース制御(radio resource control:RRC)非アクティブ状態に頻繁に遷移してよい。UEがネットワーク(network:NW)からサスペンド設定を含む無線リソース制御(RRC)解放メッセージを受信するとき、UEは、RRC非アクティブ状態に遷移する。しかし、上りリンク(uplink:UL)及び/又は下りリンク(downlink:DL)送信が必要とされるとき、UEは、RRC接続再開手順をトリガすることによって、(例えばサービングセルへ)接続を再開してよい。UEがRRC接続状態に戻った後、NW(例えばサービングセル)は、新しい測定(例えば周波数間測定)を開始するために、測定設定をUEに送ってよい。UEが測定設定を受信した後、UEが測定を遂行し、測定結果をNWにレポートすることは、長時間を要することがある。一方、NWは、(必要に応じて)UEのためのデュアル接続(dual connectivity:DC)モード又はキャリアアグリゲーション(carrier aggregation:CA)モードをセットアップすることができるように測定結果を要求してよい。UEがUL/DL送信を容易にするためにDCモード及び/又はCAモードがUEのためにセットアップされる前でさえ、UEがUL/DL送信を終了し、RRC非アクティブ状態に戻る可能性があるため、測定結果のレポートにおける遅延は、ミリ波(mmW)帯域(又はより高い周波数)といった、特により高い周波数帯域において、無線リソースの利用率を劣化させる可能性がある。
次世代ワイヤレスネットワーク(例えばNR-E-UTRAデュアル接続(NR-E-UTRA Dual Connectivity:NE-DC)、次世代E-UTRA-NRデュアル接続(Next Generation E-UTRA-NR Dual Connectivity:NGEN-DC)、及びNR-NR DC状態、又はNR CA状態)において、DCモード(又はCAモード)に入るためのセットアップ時間遅延を減少することは、UEがRRC非アクティブ状態からRRC接続状態に遷移するときに、より高い周波数帯域(例えばmmW帯域)を介するデータ送信に有益である。
〔概要〕
本開示は、次世代無線ネットワークにおける早期測定(early measurement)結果をレポートすることを対象とする。
本出願の第1の態様において、ユーザ機器(UE)が測定結果をレポートするための方法が提供される。本方法は、UEにおいて、無線リソース制御(RRC)解放メッセージを受信してRRC非アクティブ状態に遷移すること、RRC非アクティブ状態にある間に測定を遂行すること、測定結果のための要求を含むRRC再開メッセージを、基地局から受信すること、及びRRC再開完了メッセージ内で測定結果を基地局に送信することを含む。
第1の態様の実装形態において、基地局から受信されたRRC解放メッセージは、測定設定を更に含み、測定を遂行することは、RRC解放メッセージにおいて受信した測定設定に基づいて測定を遂行することを含む。
第1の態様の別の実装形態は、測定を遂行する前に、ブロードキャストシステム情報を介して測定設定を受信することを更に含み、測定を遂行することは、測定設定に基づいて測定を遂行することを含む。
第1の態様の別の実装形態において、測定結果は、ビームレベル測定を含む。
第1の態様の別の実装形態において、ビームレベル測定は、少なくとも、最も強いビーム品質を有する少なくとも一つの最良のビームについての識別を含む。
第1の態様の別の実装形態において、ネットワークが最良のビーム以外の一つ以上のビームのための測定結果を必要とするとき、ビームレベル測定は、少なくとも当該一つ以上のビームについての識別を更に含む。
第1の態様の別の実装形態において、基地局は、UEから測定結果を受信した後に、UEに第1のRRC再構成メッセージを送ることによって、UEのためのデュアル接続(DC)モード及びキャリアアグリゲーション(CA)モードのうちの少なくとも一つをセットアップする。
第1の態様の別の実装形態は、測定結果に関係なく、以前のデュアル接続モードを再開するためのインジケータを基地局に送信することを更に含む。
第1の態様の別の実装形態は、RRC非アクティブ状態において測定を遂行する前に、RRC非アクティブ状態における測定に関連付けられたインジケータを含むブロードキャストシステム情報を受信することを更に含む。
本出願の第2の態様において、UEが提供される。UEは、UEが無線リソース制御(RRC)非アクティブ状態の間に、測定結果をレポートするためのコンピュータ実行可能命令を有する一つ以上の非一時的コンピュータ読み取り可能媒体と、一つ以上の非一時的コンピュータ読み取り可能媒体に結合され、コンピュータ実行可能命令を実行することにより、UEにおいて、RRC解放メッセージを受信してRRC非アクティブ状態に遷移し、RRC非アクティブ状態の間に、測定を遂行し、基地局から、測定結果のための要求を含むRRC再開メッセージを受信し、RRC再開完了メッセージ内で基地局に測定結果を送信するように構成された、少なくとも一つのプロセッサを含む。
〔図面の簡単な説明〕
例示的な開示の態様は、添付の図面と共に読まれるとき、以下の詳細な説明から最も良く理解される。様々な特徴は、一定の縮尺で描かれておらず、様々な特徴の寸法は、議論を明確にするために任意に増減されてよい。
図1は、本出願の例示的な実装形態による、UEがRRC非アクティブ状態にある間に、サービング基地局のための早期測定結果を準備するためにUEによって遂行される方法(又はプロセス)を示すフローチャートである。
図2は、本出願の例示的な実装形態による、UEによって早期測定を遂行すること、及び早期測定結果をサービングセルに提供することのための例示的な実装形態を示す図である。
図3は、本出願の例示的な実装形態による、UEがRRC非アクティブ状態にある間に、早期測定結果を準備し、要求に応じて結果をサービング基地局に送信するためにUEによって遂行される方法(又はプロセス)を示すフローチャートである。
図4は、本出願の例示的な実装形態による、早期測定結果を準備すること、及び送信することのための例示的な実装形態を示す図である。
図5は、本出願の例示的な実装形態による、早期測定結果を準備すること、及び送信することのための例示的な実装形態を示す図である。
図6は、本出願の例示的な実装形態による、UEのためのデュアル接続性(DC)/キャリアアグリゲーション(CA)モードをセットアップするための例示的な実装形態を示す図である。
図7は、本出願の例示的な実装形態による、UEのためのDC/CAモードをセットアップするための例示的な実装形態を示す図である。
図8は、本出願の様々な態様に従った、無線通信のためのノードのブロック図を示す。
〔詳細な説明〕
以下の説明は、本開示における例示的な実装形態に関連する特定の情報を格納する。本開示における図面及びそれらの添付の詳細な説明は、単に例示的な実装形態を対象としている。しかし、本開示は、これらの例示的な実装形態のみに限定されるものではない。本開示の他の変形及び実装形態は、当業者には想起されるであろう。特に断らない限り、複数の図中の同様の又は対応する要素は、同様の又は対応する参照番号によって示され得る。更に、本開示における図面及び例示は、ほとんどの場合、一定の縮尺ではなく、実際の相対的な寸法に対応することを意図していない。
一貫性及び容易な理解のために、同様の特徴は(いくつかの例において、図示されていないが)、例としての図において数字によって識別される。しかし、異なる実装形態における特徴は、他の点で異なっていてもよく、したがって、図面に示されるものに狭く限定されるものではない。
「一つの実装形態」、「一実装形態」、「例としての実装形態」、「様々な実装形態」、「いくつかの実装形態」、「本出願のいくつかの実装形態」などへの言及は、そのように説明された本出願の実装形態(複数可)が特定の特徴、構造、又は特性を含んでよいが、本出願のすべての可能な実装形態が特定の特徴、構造、又は特性を必ずしも含むわけではないことを示してよい。更に、「一つの実装形態において」又は「一実装形態において」、「一実装形態」という語句の繰り返し使用は、必ずしも同じ実装形態を指すわけではない。更に、「本出願」に関連する「実装形態」のような語句の使用は、本出願のすべての実装形態が特定の特徴、構造、又は特性を含まなければならないことを特徴付けることを決して意味せず、代わりに、「本出願の少なくともいくつかの実装形態」は、述べられた特定の特徴、構造、又は特性を含むことを意味すると理解されるべきである。「結合された」という用語は、直接的であろうと間接的であろうと、必ずしも物理的な接続に限定されるものではない。「含む」という用語は、利用される場合、「含んでいるが、必ずしもこれに限定されない」を意味し、特に、そのように記載された組合せ、群、系列及び等価物におけるオープンエンドの包含又はメンバーシップを意味する。
更に、説明及び非限定の目的のために、機能エンティティ、技法、プロトコル、標準などといった具体的な詳細が、説明される技術の理解を実現するために記載される。他の例において、不必要な詳細が、説明を不明瞭にしないために、周知の方法、技術、システム、アーキテクチャなどの詳細な説明は、省略される。
本明細書の「及び/又は」という用語は、関連するオブジェクトを記述するための関連関係のみであり、例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在し、A及びBが同時に存在し、及びBが単独で存在することを表すことができる、3つの関係が存在し得ることを表す。更に、本明細書で使用される文字「/」は、前者及び後者の関連するオブジェクトが「又は」関係にあることを一般に表す。
更に、「A、B、又はCのうちの少なくとも一つ」、「A、B、及びCのうちの少なくとも一つ」及び「A、B、C又はそれらの任意の組み合わせ」は、A、B、及び/又はCの任意の組み合わせを含み、複数のA、複数のB、又は複数のCを含んでよい。とりわけ、「A、B又はCの少なくとも一つ」、「A、B及びCの少なくとも一つ」及び「A、B、C又はそれらの任意の組み合わせ」は、任意の組み合わせであり、Aのみ、Bのみ、Cのみ、A及びB、A及びC、B及びC、又はA及びB及びCといった組み合わせは、一つ以上のA、B又はCのメンバー又はメンバーズを格納してよい。当業者に既知である又は後に既知となる、本開示を通して記述された様々な態様の要素に相当する全ての構造的及び機能的な物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されることが意図される。
当業者は、本開示に記載されている任意のネットワーク機能(複数可)又はアルゴリズム(複数可)がハードウェア、ソフトウェア、又はソフトウェア及びハードウェアの組み合わせによって実行されてもよいことを直ちに理解するだろう。説明される機能は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせであるモジュールに対応してよい。ソフトウェアの実装形態は、メモリ又は他の種類の記憶装置といったコンピュータ読み取り可能媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令を含んでよい。例えば、通信処理能力を有する一つ以上のマイクロプロセッサ又は汎用コンピュータは、対応する実行可能命令でプログラム化され、記載されているネットワーク機能(複数可)又はアルゴリズム(複数可)を実行してよい。マイクロプロセッサ又は汎用コンピュータは、特定用途向け集積回路(Applications Specific Integrated Circuitry:ASIC)、プログラマブルロジックアレイ、及び/又は一つ以上のデジタルシグナルプロセッサ(digital signal processor:DSPs)を用いて形成されてよい。本明細書に記載されている例としての実装形態のいくつかは、コンピュータ・ハードウェア上にインストールされ実行されるソフトウェアを指しているが、それでもなお、ファームウェアとして、又はハードウェアとして、又はハードウェアとソフトウェアの組合せとして実装される代替の例としての実装形態は、本開示の範囲内に十分にある。
コンピュータ読み取り可能媒体は、ランダムアクセスメモリ(random access memory:RAM)、読み取り専用メモリ(read only memory:ROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(erasable programmable read-only memory:EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory:EEPROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(compact disc read-only memory:CD ROM)、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置、又はコンピュータ読み取り可能命令を記憶することができる任意の他の同等の媒体が挙げられるが、これらに限定されない。
無線通信ネットワークアーキテクチャ(例えばロングタームエボリューション(long term evolution:LTE)システム、LTE-Advanced(LTE-A)システム、又はLTE-Advanced Proシステム)は、一般的に、少なくとも一つの基地局、少なくとも一つのUE、及びネットワークへの接続を提供する一つ以上の任意のネットワーク要素を含む。UEは、基地局によって確立された無線アクセスネットワーク(radio access network:RAN)によって、ネットワーク(例えばCN、エボルブドパケットコア(evolved packet core:EPC)ネットワーク、エボルブドユニバーサルテレストリアル無線アクセスネットワーク(Evolved Universal Terrestrial Radio Access network:E-UTRAN)、次世代コア(Next-Generation Core:NGC)、5Gコアネットワーク(5GC)、又はインターネット)と通信する。
なお、本出願において、UEは、移動局、携帯端末又はデバイス、ユーザ通信無線端末を含むが、これらに限定されない。例えば、UEは、携帯無線装置であってよく、携帯無線装置は、無線通信能力を有する携帯電話、タブレット、ウェアラブルデバイス、センサ、又は個人用デジタル補助装置(Personal Digital Assistant:PDA)を含むが、これらに限定されない。UEは、無線アクセスネットワークにおいて、一つ以上のセルと、エアーインターフェース上で、信号を送受信するよう構成されている。
基地局は、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(Universal Mobile Telecommunication System:UMTS)におけるようなノードB(node B:NB)、LTE-Aにおけるような進化型ノードB(evolved node B:eNB)、UMTSにおけるような無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller:RNC)、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーション(Global System for Mobile communications:GSM)/GSM EDGE無線アクセス・ネットワーク(GERAN)におけるような基地局コントローラ(Base Station Controller:BSC)、5GCに関連するE-UTRA基地局におけるようなng-eNB、5Gアクセス・ネットワーク(5G-AN)におけるような次世代ノードB(generation node B:gNB)、及びセル内の無線通信を制御し、無線リソースを管理することができる任意の他の装置を含んでよいが、これらに限定されない。基地局は、ネットワークへの無線インターフェースによって、一つ以上のUEにサービスを提供するために接続してよい。
基地局は、以下の無線アクセス技術(Radio Access Technologies:RATs)の少なくとも一つによる通信サービスを提供するために構成されてよい。マイクロ波アクセスのためのワールドワイド相互運用(Worldwide Interoperability for Microwave Access:WiMAX)、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM、しばしば2Gとして呼ばれる)、GSM EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN)、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service:GRPS)、基本広帯域コード分割多元アクセス(W-CDMA)に基づいたユニバーサルモバイル通信システム(UMTS、しばしば3Gとして呼ばれる)、高速パケットアクセス(High-Speed Packet Access:HSPA)、LTE、LTE-A、eLTE(進化型LTE、例えば5GCに接続したLTE)、NR(しばしば5Gとして呼ばれる)、及び/又はLTE-A Pro。しかしながら本出願の範囲は、上記のプロトコルに限定されるべきではない。
基地局は、無線アクセスネットワークを形成する複数のセルを使用して、特定の地理的エリアに無線カバレッジを提供するために動作可能である。基地局は、セルの動作をサポートする。各セルは、その無線カバレッジ内の少なくとも一つのUEにサービスを提供するために動作可能である。より具体的には、各セル(しばしばサービングセルと呼ばれる)は、その無線カバレッジ内の一つ以上のUEを提供するサービスを提供する(例えば各セルは、下りリンクをスケジュールし、下りリンク及び任意で上りリンクのパケット送信のために、その無線カバレッジ内の少なくとも一つのUEに下りリンクリソースを任意で上りリンクする)。基地局は、複数のセルによって、無線通信システムにおける一つ以上のUEと通信することができる。セルは、近接サービス(proximity service:ProSe)をサポートするために、サイドリンク(sidelink:SL)リソースを割り当ててよい。各セルは、他のセルと重複するカバレッジ領域を有してよい。MR-DC(多層無線ディアル接続)の場合、MCGのプライマリセル(primary cell:PCell)又はSCGのプライマリセカンダリセルは、スペシャルセル(special cell:SpCell)と呼ばれることがある。したがって、PCellは、MCGのSpCellを指してよく、PSCellはSCGのSpCellを指してもよい。MCGは、SpCellと、任意で一つ以上のセカンダリセル(secondary cells:SCells)を含み、MNに関連付けられたサービングセルのグループを含んでよい。SCGは、SpCell及び任意で一つ以上のSCellsを含んでいる、SNと関連付けられたグループのサービングセルを含んでよい。
上述したように、NRのためのフレーム構造は、高信頼性、高データ速度、及び低遅延性の要件を満たしながら、拡張モバイルブロードバンド(enhanced mobile broadband:eMBB)、大規模マシンタイプ通信(massive machine type communication:mMTC)、超高信頼通信、及び低遅延性通信(ultra-reliable communication and low latency communication:URLLC)といった様々な次世代(例えば5G)通信要件に対応するための柔軟な設定をサポートすることである。3GPPにおいて合意された直交周波数分割多重(orthogonal frequency-division multiplexing:OFDM)技術は、NR波形のための基準として提供してよい。適応サブキャリア間隔、チャンネル帯域幅、及びサイクリックプレフィックス(CP)といったスケーラブルなOFDMニューメロロジーは、使用されてもよい。更に、NRには(1)低密度パリティ検査(low-density parity-check:LDPC)符号及び(2)ポーラ符号の二つの符号化方法が考慮される。符号化方法の適応は、チャンネル条件及び/又はサービスアプリケーションに基づいて設定されてもよい。
更に、単一のNRフレームの送信時間隔TXにおいて、下りリンク(downlink:DL)送信データ、ガード期間、及び上りリンク(uplink:UL)送信データは、少なくとも含まれるべきであり、DL送信データ、ガード期間、及びガード期間のそれぞれの部分において、UL送信データはまた、例えばNRのネットワークダイナミクスに基づいて設定可能であるべきであることも考慮される。更に、サイドリンクリソースは、ProSeサービスに、NRフレーム内において提供されてもよい。
本実装形態のいくつかの態様において、NW(例えば基地局)は、UEが無線リソース制御(RRC)非アクティブ状態にある間、UEが測定手順(複数可)を遂行してよいように、測定設定(例えば無線リソース管理(RRM)測定設定)をUEに提供してよい。(例えば同じ又は異なる基地局への)接続を再開すると、UEは、(レポート基準が満たされると仮定して)測定設定に基づいて準備された測定レポートをサービング基地局に送ってよい。その後、サービング基地局は、(接続が再開された後に)第1のRRC構成メッセージをUEに送ることによって、UEのためのDCモード又はCAモードをセットアップしてよい。その結果、UEは、UEがRRC接続状態に戻った後、DC(又はCA)モードにおいてUL/DL送信を遂行することができてよい。
図1は、本出願の例示的な実装形態による、UEがRRC非アクティブ状態にある間に、サービング基地局のための早期測定結果を準備するためにUEによって遂行される方法(又はプロセス)100を示すフローチャートである。プロセス100は、本実装形態のいくつかにおいて、アクション110において、UEで、測定設定(例えば非アクティブ(RRM)測定設定、又は早期測定設定)を受信し、受信した測定設定を記憶することによって開始してよい。上述したように、UEのためのDC又はCAモードをより高速にセットアップするために、UEは、UEが非アクティブ状態にある間、最初に早期測定を遂行し、次いで、早期測定結果をサービングセルに提供しなければならない場合がある。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、UEが接続状態にある間、UEがサービングセルから受信してよい早期測定設定に基づいて早期測定を遂行してよい。
本実装形態のいくつかの態様において、UEは、RRC非アクティブ状態に入るためにUEに命令するためのサスペンド設定を含んでよいRRC解放メッセージにおいて、早期測定設定(又は非アクティブ測定設定)を受信してよい。本実装形態のいくつかの他の態様において、UEは、RRC解放メッセージ以外の特定のRRCメッセージにおいて、早期測定設定を受信してよい。本実装形態の更に他の態様において、UEは、(専用信号によってではなく)ブロードキャストシステム情報内で非アクティブ(RRM)測定設定(又は早期測定設定)を受信してよい。本実装形態のいくつかの態様において、早期測定のためのインジケータが存在する、又は「真」(又は「1」)にセットされている場合、UEは非アクティブ(又は早期の)測定設定に基づいて測定を遂行してよい。非アクティブ(又は早期の)測定設定は、本実装形態のいくつかにおいて、セルレベル及び/又はビームレベル測定を遂行するための設定を含んでよい。例えば非アクティブ(RRM)測定設定は、セルレベル測定、又はビームレベル測定を伴うセルレベル測定にセットしてよく、一つのビーム(例えば最良/最強ビーム)又はいくつかの異なるビームに関する識別及び品質情報を含んでよい。例えば、非アクティブ(RRM)測定設定は、セルレベル測定、又はビームレベル測定を伴うセルレベル測定にセットしてよく、一つのビーム(例えば最良/最強ビーム)若しくはいくつかの異なるビームについての識別を含んでよい。
早期測定設定を受信し、記憶した後、UEは、アクション120において、早期測定のためのインジケータが受信されたかどうかを判定してよい。本実装形態のいくつかの態様において、本インジケータは、早期測定設定を含む同じRRC解放メッセージ内にあってもよい。本実装形態の一態様において、早期測定設定を含むRRC解放メッセージを受信することは、それ自体でUEに早期測定を遂行させるための指示であり、別個のインジケータは必要とされない。本実装形態のいくつかの他の態様において、インジケータは、別のブロードキャストシステム情報を介して受信されてよい。
早期測定(を遂行すること)のためのインジケータが(例えばRRCリリースメッセージといった専用信号によって、又はブロードキャストシステム情報によって)受信されることを判定した後、アクション130において、UEは、早期測定を遂行してよい。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、UEがRRC非アクティブ状態にある間に、格納された非アクティブ測定設定に基づいて早期測定を遂行してよい。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、RRC接続再開手順を初期化したとき(例えばRAプリアンブルを送った後)、又はRRC接続再開手順を初期化する前の特定のタイミング(スロット/シンボル)に、早期測定を遂行してよい。本実装のいくつかの態様において、UEは、UEの実装形態に基づいて(例えばターゲットサービスタイプ又は電力条件に基づいて)早期測定を遂行してよい。例えば超高信頼性低遅延性通信(URLLC)サービスをサポートすることを目標とする非アクティブUEの場合、UEは、非アクティブ測定設定に基づいて早期測定を遂行してよい。別の例として、低電力を有するUEは、非アクティブ測定設定に基づいた早期測定を遂行しないことがある。その後、プロセス100は、終了してよい。
本実装形態のいくつかにおいて、図2を参照して以下でより詳細に説明するように、RRC接続再開手順がトリガされると、UEは、早期測定の実行に基づいて準備された利用可能な測定結果を、現在のサービングセル(又は基地局)に提供してよい。その結果、現在のサービングセルは、UEのためのDCモード(又はCAモード)をより高速にセットアップしてよい。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、測定結果が利用可能であることをサービングセルに示すために、サービングセルにインジケータを送ってよい。本実装形態のいくつかにおいて、測定結果の利用可能性に関するインジケータを送ることに加えて、又はその代わりに、UEは、UEが同じ場所(又は同じエリア内)に留まっている、又はRRC非アクティブ状態に入った後に静止したままであることを示すために、インジケータをサービングセルに送ってよい。いくつかのそういった実装形態において、サービングセルは、RRC非アクティブ状態の間、そういったインジケータを受信し、同じエリア内に留まっていることを判定した後に、(新規DCモードをセットアップする代わりに)以前のDC(又はCA)モードを再開してよい。
本実装形態のいくつかにおいて、UEがある期間内にキャンプされたセル(例えばそれらのIDsを用いる)を示してよいモビリティの履歴(例えばUEのロケーションの履歴を含むリスト)を更に送ってよい。UEが同じ場所(又は同じエリア内)に留まっているかどうか、又は静止したままであるかどうかを判定することは、NWの命令(複数可)、又はUEの実装形態に依存してよい。本実装形態のいくつかの態様において、UEは、(サービングセルにモビリティ履歴リストを送らなくても)DCモード又はCAモードが再開され得ることをサービングセルに示すためにインジケータを送ってよい。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、RRCメッセージにおいて、DCモード再開のために、ターゲットプライマリセル(Primary Cell:PCell)及び/又はターゲットプライマリセカンダリセル(Primary Secondary Cell:PSCell)に関連する情報を送ってよい。同様に、本実装形態のいくつかにおいて、UEは、RRCメッセージにおいて、CAモード再開のために、ターゲットPCell及び関連付けられたセカンダリセル(複数可)に関連する情報を送ってよい。
本実装形態のいくつかにおいて、UEは、利用可能な早期測定結果を、自律的に(例えばNWからなにも命令を受信することなく)、又はサービング基地局からの要求(又は指令)に基づいて、提供してよい。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、どの利用可能な測定結果をレポートすべきか、及び/又はどの利用可能な測定結果が有効であるかを、自律的に、又はNW(例えばサービング基地局)から受信された指令に基づいて判定してよい。
図2は、本出願の例示的な実装形態による、UEによって早期測定を遂行すること、及び早期測定結果をサービングセルに提供することのための例示的な実装形態を示す図200である。図2に示すように、ダイアグラム200は、UE210、現在のサービング基地局220、様々な時点において、互いに、及び他のネットワークエンティティとデータ(例えばメッセージ、シグナリングなど)を交換することができる(他のネットワークエンティティの中で)直前のサービング基地局230を含んでよい。二つの異なる基地局として示されているが、現在のサービング基地局220及び直前のサービング基地局230は、同じ基地局であってもよいことに留意されたい。
上述したように、本実装形態のいくつかにおいて、サービング基地局が非アクティブ状態に入るためにUEに指令するために、UEへのサスペンド設定を含んでよいRRC解放メッセージを送ってよい。非アクティブ(又はRRC非アクティブ)状態は、UEがCM-CONNECTED状態のままであってよく、NG-RANに通知することを要求されることなく、次世代RAN(NG-RAN)によって設定された領域(例えばRAN通知領域又はRNA)内を移動することができる状態であってよい。
RRC非アクティブ状態において、直前のサービング基地局(例えばgNBノード又はeNBノード)は、UEコンテキスト及びUE関連のNG接続を、サービングアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function:AMF)及びユーザプレーン機能(User Plane Function:UPF)として保持してよい。RRC解放メッセージのサスペンド設定は、完全な非アクティブ-無線ネットワーク一時識別子(Inactive-Radio Network Temporary Identity:I-RNTI)又は短いI-RNTI(RRC接続再開手順の再開IDとして使用されてもよい)の値、RNA情報、及び/又は他の関連情報が含まれてよい。高速セットアップ(すなわち高速DC及び/又はCAモードセットアップ)のために、直前のサービング基地局は、UEがRRC非アクティブ状態で遂行するために、又はRRC接続再開手順を初期化した(例えばRAプリアンブルを送った)ときに、又はRRC接続再開手順を初期化する前の特定のタイミング(スロット/シンボル)に、又はUEの実装形態に基づいて(例えばターゲットサービスタイプ又は電力条件に基づいて)、非アクティブ測定設定を配信してもよい。
非アクティブ測定設定は、本実装形態のいくつかにおいて、セルレベル及び/又はビームレベル測定のための設定であってよい。例えば非アクティブ測定設定は、セルレベル測定、又は、ビームレベル測定を伴うセルレベル測定にセットされてよい。一旦、RRC接続再開手順がトリガされると、UEは、受信された非アクティブ測定設定に基づいて利用可能な測定結果を提供してよく、その結果、現在のサービング基地局は、UEのためのDCモード(又はCAモード)をより高速にセットしてよい。
図2のアクション240において、直前のサービング基地局230は、RRC解放メッセージを送ってよく、これは、RRC非アクティブ状態に入るためにUEに命令するためのUE210のためのサスペンド設定を含んでよい。本実装形態のいくつかの態様において、RRC解放メッセージは、セルレベル及び/又はビームレベルの早期測定結果を準備するためにUEによって使用される非アクティブ測定設定を含んでよい。非アクティブ測定設定は、本実装形態のいくつかにおいて、適用されるべき測定オブジェクト及びそれに関連する測定イベント(複数可)をUE210に指示してよい。例えば直前のサービング基地局230は、(3GPP技術仕様(例えばTS38.331)として定義されているように、測定イベントA1を使用することによって)セル(例えばセル#1)の品質が依然として所与の閾値を上回る早期測定を遂行するためにUE210に依頼してよい。セル#1は、RNA中に設定されたセルの一つであってもよく、PCell(又はCAの場合にはSCell)であってもよい。逆に、セル#1は、DCの場合にPSCellとして追加され得るセルのうちの一つであってよい。
3GPP TS 38.331で定義されたA2、A3、A4、A5、及びA6といった、3GPPで定義された他の測定イベントは、本実装形態のいくつかにおいて、非アクティブ測定設定のために使用されてよい。他の新しい測定事象は、この説明から除外されないことに留意されたい。非アクティブ測定設定は、通常の測定設定(接続モードで使用される)に使用されるものと比較して、異なるレイヤ3フィルタリング期間(例えばより短い)を使用するために設定されてよい。本実装形態のいくつかにおいて、非アクティブ測定設定は、特定の測定オブジェクト及び/又は特定の測定イベントの基準を示してよい。例えばUEのモビリティ状態が高い場合、UEは、早期測定を実行する必要がない場合がある。別の例として、UEは、そのセル品質が所与の閾値よりも高いターゲットセルをUEが検出した場合に、あるセルに対して早期測定を実行することのみを必要としてよい。
図2に戻ると、アクション242において、非アクティブ測定設定(及びサスペンド設定)を含むRRC解放メッセージを受信した後(アクション240において)、UE210は、RRC非アクティブ状態に入ってよい。アクション244において、UE210は、RRC解放メッセージにおいて受信された非アクティブ測定設定に基づいて早期測定を遂行してよい。上述したように、本実装形態のいくつかの態様において、UE210は、RRC解放メッセージの代わりに、又はRRC解放メッセージに加えて、ブロードキャストシステム情報を介して非アクティブ測定設定を受信してよいことに留意されたい。
UEは、異なる実装形態において、異なる基準に基づいて(受信された測定設定に基づいて)非アクティブ(早期の)測定の遂行を開始してよい。図1を参照して上述したように、UEは、基地局からインジケータを受信すると、早期測定の遂行を開始してよい。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、基地局からインジケータを受信することを必要とせずに、早期測定自体を遂行すべきかどうかを判定してよい。例えば、UEは、電力状態、モビリティ状態などといったUEの現在の状態に基づいて早期測定を遂行するか否かを判定してよい。本実装形態のいくつかにおいて、UEがいつ早期測定の実行を開始すべきか、例えばいつUEがPCellと見なされ得るセルを検出又は再選択するかを判定してよい。本実装形態のいくつかの態様において、RRC接続再開がトリガされるとき、UEは、非アクティブ(早期の)測定の遂行を開始してよい。
アクション246において、UE210は、(例えばUL又はDLデータ送信が要求されるとき)RRC接続再開手順をトリガしてよい。UE210は、アクション248において、サービング基地局220との接続を開始するために、選択されたRAリソース上のランダムアクセス(RA)プリアンブルを現在のサービング基地局220に送信してよい。アクション250において、UE210は、現在のサービング基地局220からRAプリアンブルに対応するRA応答(RAR)を受信してよい。アクション252において、UE210は、再開ID(記憶された完全なるI-NRTIから導出される、又はNW設定に基づいて記憶された短いI-RNTIから導出される)を搬送するRRC再開要求メッセージを基地局220に送ってよい。
本実装形態の一態様において、アクション252において送られたRRC再開要求メッセージは、早期測定結果の利用可能性のためのインジケータを搬送してよい。いくつかのそのような実装形態において、早期測定結果の利用可能性のためのインジケータが存在するか、又は「真」(又は「1」)にセットされている場合、UEは、非アクティブ測定設定を受信し、非アクティブ測定設定に基づいて早期測定結果を準備したことを意味する。図2に示されたものといった、本実装形態のいくつかの他の態様において、アクション252において、送られたRRC再開要求メッセージは、測定結果の利用可能性に関するインジケータを全く搬送しない。すなわち、UEが非アクティブ測定設定で設定され、(現在利用可能である)測定結果を準備している場合であっても、本実装形態のいくつかにおいて、早期測定結果の利用可能性のためのインジケータをRRC再開要求メッセージに含める必要はない。本実装形態のいくつかにおいて、現在のサービング基地局220は、UE210がUE210に送られた非アクティブ測定設定に基づいて準備された特定の利用可能な測定結果を有すると常に仮定してよい。本実装形態の一態様において、図4を参照して以下で説明するように、早期測定結果の利用可能性に関するインジケータは、特定のRRCメッセージによって(例えばRRC再開完了メッセージによって)搬送されてよい。
UE210が直前のサービング基地局(例えば直前のサービング基地局230)以外のサービング基地局(例えば現在のサービング基地局220)にアクセスする場合、現在のサービング基地局220は、XnAP回収UEコンテキスト手順をトリガして、直前のサービング基地局230からUE210のコンテキストを回収してよく、また、直前のサービング基地局230からのデータの潜在的な回復のためのトンネル情報を含んでいるデータ転送手順をトリガしてもよい。したがって、アクション254において、現在のサービング基地局220は、(例えば現在のサービング基地局220が再開IDに含まれる基地局アイデンティティを解決することができる場合に)UEコンテキストを提供するための要求を直前のサービング基地局230に送ってよい。アクション256において、直前のサービング基地局230は、(例えば直前のサービング基地局が有効なUEコンテキストを有する場合に)UEコンテキストを用いて現在のサービング基地局を提供してよい。
アクション252において、UE210からRRC再開要求メッセージを受信した後、現在のサービング基地局220は、RRC非アクティブ状態からRRC接続状態に遷移するためにUE210に命令してよい。UEをRRC非アクティブ状態から接続状態に移動するために、現在のサービング基地局220は、アクション258において、RRC再開メッセージをUE210に送ってよい。本実装形態のいくつかにおいて、UE210に送るRRC再開メッセージが事前測定(又は早期測定)結果のためのインジケータ(例えばレポート指示)を搬送してよい。
アクション260において、現在のサービング基地局220からRRC再開メッセージを受信した後、UE210は、RRC再開メッセージを介して受信した設定を適用し、RRC再開完了メッセージを現在のサービング基地局220に送り返してよい。受信したRRC再開メッセージ内に事前測定した結果のレポート指示が存在する、又は「真」にセットされている場合、UE210は、本実装形態のいくつかにおいて、RRC再開完了メッセージ内に(非アクティブ測定設定に基づいた)利用可能な測定結果を含んでもよい。他のいくつかの実装形態において、UE210は、RRC再開完了メッセージ以外の異なるRRCメッセージ内に利用可能な(及び/又は有効である)測定結果を含んでよい。利用可能な測定結果は、本実装形態のいくつかにおいて、セルレベル測定結果及び/又はビームレベル測定結果を含んでよい。例えばUE210は、特定のセルに関連付けられたセルレベル測定結果を、特定のセルに関連する最良のビームデータ(例えば最強の品質を有するビームに関する識別及び品質データ)と共に、現在のサービング基地局220にレポートしてよい。測定結果、例えばレポートすべきビームの数、レポートすべき測定量などを、どのようにレポートするかは、受信された非アクティブ測定設定に基づくこと、事前定義されたルールに基づくこと、(例えばシステム情報ブロックを介して送信された)ブロードキャストシステム情報に基づくこと、及び/又はUEの実装形態に基づいてよい。
RRC再開完了メッセージにおいて利用可能な測定結果を受信した後、アクション262において、現在のサービング基地局220は、それに応じて、UEのためのDCモード又はCAモードをセットするかどうかを判定してよい。本実装形態のいくつかにおいて、現在のサービング基地局220は、AMFへの経路切り替え手順を実行してもよく、直前のサービング基地局230におけるUEリソースの解放をトリガしてもよい。アクション264において、現在のサービング基地局220は、UE210がDC(又はAC)でセットアップされるべきであると判定した場合、現在のサービング基地局220は、UE210のためのDCモード又はCAモードをセットするためにRRC再構成を送ってよい。本実装形態のいくつかにおいて、直前のサービング基地局230は、(アクション240において)RRC解放メッセージに非アクティブ測定設定を含まなくてもよい。いくつかのそのような実装形態において、事前測定された結果の利用可能性のためのインジケータをセットするかどうかはUE210の実装形態次第である。例えば、UE210は、RRC非アクティブ状態において、早期測定を遂行することに基づいて準備された、いくつかの測定結果を有してもよく、この測定結果を参照のためにサービング基地局220に提供してもよい。
上述したように、本実装形態のいくつかにおいて、(例えば図2のアクション252において)RRC再開要求メッセージ内に、事前測定した結果の利用可能性のためのインジケータをRRC再開要求メッセージに含める(又はRRC再開要求メッセージによって搬送する)ことができない。更に、本実装形態のいくつかにおいて、(例えば図2のアクション258において)RRC再開メッセージ内に、事前測定した結果の利用可能性のためのレポートインジケータを含める(又はRRC再開メッセージによって搬送する)ことができない。UE210は、本実装形態のいくつかの態様において、(例えば図2のアクション260において)RRC再開完了メッセージ中の非アクティブ測定設定に基づいた利用可能な測定結果を単に搬送してよい。本実装形態のいくつかにおいて、UE210は、UEの受信された上りリンク許可が利用可能な測定結果の全てを収容するのに十分でない場合、(例えばその実装形態に基づいて)自動的に測定結果を含んでよい。本実装形態のいくつかの他の態様において、UE210は、受信された上りリンク許可が利用可能な測定結果の全てを収容するのに十分でない場合、定義されたルールのセットに基づいた測定結果を含んでよい。例えば定義されたルールのセットは、含まれるべきより高い優先順位を有する最新の測定結果を特定するルールを含んでよい。別の例として、定義されたルールは、ターゲットセルに関連する測定結果(接続を要求するために再開要求メッセージを送信するため)を特定するルールを含んでよく、含まれるべきより高い優先順位を有してよい。
本実装形態のいくつかの態様において、いくつかの利用可能な測定結果が最初に受信された上りリンク許可において送信されない場合、UEは、別のRRCシグナリングにおいて、自律的に、又はNW要求に基づいて、利用可能な測定結果を送ってよい。本実装形態のいくつかにおいて、UEがXバイト未満(Xは、設定可能であるか、又は固定値である可能性がある1以上の実数である)である上りリンク許可を受信した場合、UEは、測定結果がRRC再開完了メッセージに含まれることを要求されないと見なすことがある。本実装形態のいくつかにおいて、UEがYバイト以下(Yは、設定可能な、又は固定値である可能性がある1以上の実数である)である上りリンク許可を受信した場合、UEは、測定結果がRRC再開完了メッセージに含まれることを要求されないと見なす場合がある。
図3は、本出願の例示的な実装形態による、UEがRRC非アクティブ状態にある間に早期測定結果を準備し、要求に応じて結果をサービング基地局に送信するためにUEによって遂行される方法(又はプロセス)300を示すフローチャートである。本実装形態のいくつかにおいて、プロセス300は、サービスを提供する基地局からRRC解放メッセージを受信することによって、アクション310で開始してもよい。基地局は、非アクティブ状態に入るためにUEに指示するためにRRC解放メッセージを送ってもよい。上述したように、RRC解放メッセージは、UEがRRC非アクティブ状態にある間に、UEが早期測定を遂行してよい早期測定設定(又は非アクティブ測定設定)を更に含んでよい。
アクション320において、UEは、UEがRRC非アクティブ状態にある間、早期測定の遂行を開始してよい。すなわち、RRC解放メッセージを受信した後、UEは、非アクティブ状態に遷移してよく、非アクティブ状態の間に、(例えば一定の時間間隔において、基地局からインジケータを受信すると、UEの設定に基づいて、など)一つ以上の測定手順を実行してよい。本実装形態のいくつかにおいて、非アクティブUEは、(例えばRRC解放メッセージを介して、ブロードキャストシステム情報によって、など)ネットワークから以前に受信され、UE(例えばUEのローカルストレージ)に格納された設定に基づいて一つ以上の測定手順を遂行してよい。
アクション330において、UEは、早期測定結果のための要求を(例えばサービング基地局から)受信してよい。本実装形態のいくつかの態様において、要求は、RRC再開メッセージによって受信されてよい。すなわち、UEが接続状態(例えばRRC非アクティブ状態から)に遷移し戻ることを判定した後、UEは、RRC再開要求メッセージを基地局に送ってよい。その後、基地局は(例えば早期測定結果のための要求を搬送するRRC再開メッセージを送ることによって)基地局がUEのRRC再開要求メッセージに応答するとき、早期測定結果のための要求を送ってよい。本実装形態のいくつかの他の態様において、早期測定結果のための要求は、RRC再開メッセージ以外のRRCメッセージによって受信されてよい。例えば本実装形態の一態様において、基地局は、UEがRRC接続状態に入る後(すなわちUEがRRC再開完了メッセージを基地局に送った後)、別の専用信号(例えばRRCメッセージ)内で早期測定結果のための要求を送信してよい。更にいくつかの他の実装形態において、UEは、ブロードキャストシステム情報によって、早期測定結果のための要求を受信してよい。
アクション340において、UEは、基地局から早期測定結果のための要求を受信する後、測定結果を(サービング基地局に)送信してよい。本実装形態のいくつかの他の態様において、UEがRRC再開メッセージを受信する後、利用可能な測定結果をRRC再開完了メッセージ内で送信してよい。本実装形態のいくつかの他の態様において、利用可能な測定結果は、RRC再開完了メッセージ以外の(専用信号)メッセージによって送られてよい。上述したように、利用可能な測定結果は、非アクティブ測定設定及び/又はレポート設定に基づいて(例えばRRC再構成再開メッセージにおいて)準備されてよい。
利用可能な測定結果は、本実装形態のいくつかにおいて、セルレベル測定及び/又はビームレベル測定値を含んでよい。例えばUEは、特定のセルの最良のビーム(例えば最強の品質を有するビーム)と共に、特定のセルのセルレベル測定結果をレポートしてよい。本実装形態のいくつかにおいて、UEに送られるレポート設定は、いくつかの特定のセルの測定結果のみをレポートするためにUEに指示してよい。例えば、UEの現在のサービング基地局は、サービング基地局によって制御されるセルの測定結果についてのみ知る必要があってよい。本実装形態のいくつかの態様において、レポート設定は、DCモードにおける候補PSCellであり得るいくつかの特定のセルの測定結果をレポートするためにUEに指示してよい。本実装形態のいくつかにおいて、測定結果のコンテンツ(例えばビームの数、測定量など)は、受信された非アクティブ測定設定に基づいても、レポート設定に基づいても、事前定義されたルールのセットに基づいても、(例えばシステム情報ブロックを介して送信された)ブロードキャスト情報に基づいても、又はUEの実装形態に基づいてもよい。測定結果を基地局にレポートした後、プロセス300は、終了してよい。
図4は、本出願の例示的な実装形態による、早期測定結果を準備し、送信するための例示的な実装形態を示すダイアグラム400である。図4に示すように、ダイアグラム400は、UE410、現在のサービング基地局420、様々な時点において、互いに通信し、他のネットワークエンティティと通信する(他のネットワークエンティティの中で)直前のサービング基地局430を含んでよい。二つの異なる基地局として示されているが、現在のサービング基地局420及び直前のサービング基地局430は、同じ基地局であってもよいことに留意されたい。図4に示すアクション440~450、454、及び456はそれぞれ、上述したように、図2のアクション240~250、254、及び256と同様である。
しかしながら、図4に示すように、事前測定(又は早期測定)結果の利用可能性に関するインジケータは、RRC再開完了メッセージ内で搬送される。本実装形態のいくつかにおいて、現在のサービング基地局が利用可能である事前測定結果のインジケータを受信するとき、現在のサービング基地局は、事前測定結果要求メッセージをUEに送ってよい。事前測定結果要求メッセージを受信すると、本実装形態のいくつかにおいて、UEは、事前測定結果レポートメッセージをサービング基地局に送り返してよい。事前測定結果は、UEが直前のサービング基地局から受信した、又はブロードキャストシステム情報において受信した非アクティブ測定設定に基づいて準備された利用可能な測定結果を含んでよい。
本実装形態のいくつかにおいて、UE410は、アクション452において、再開ID(例えば記憶されたI-RNTIから導出された)を搬送してよいRRC再開要求メッセージを送ってよい。図に示されるように、RRC再開要求メッセージは、早期測定結果の利用可能性についての任意のインジケータもまだ搬送しない。アクション458において、現在のサービング基地局420は、RRC接続再開手順において、UE410をRRC非アクティブ状態からRRC接続状態に移動してよい。UE410を非アクティブ状態から接続状態に移動するために、現在のサービング基地局420は、(アクション458において)RRC再開メッセージをUE410に送ってよい。
アクション460において、RRC再開メッセージを受信すると、UE410は、メッセージ内の設定を適用し、RRC再開完了メッセージを現在のサービング基地局420に送り返してよい。RRC再開完了メッセージは、本実装形態のいくつかにおいて、事前測定結果の利用可能性のインジケータを搬送してよい。予め測定された結果の利用可能性のインジケータが存在する(又は「真」にセットされる)場合、UE410は、非アクティブ測定設定を受信し、非アクティブ測定設定に基づいて利用可能な測定結果を準備したことを意味する。本実装形態のいくつかにおいて、UEが非アクティブ測定設定で設定されている場合であっても、及びUEが利用可能な測定結果を準備した場合であっても、事前測定結果の利用可能性に関するインジケータをRRC再開完了メッセージ内に含めることは必須ではない。現在のサービング基地局420は、UE410が非アクティブ測定設定に基づいて利用可能な測定結果を有すると常にみなしてもよい。
アクション462において、現在のサービング基地局420は、事前測定結果要求メッセージをUE410に送ってよい。本実装形態のいくつかにおいて、事前測定結果要求メッセージは、UEが非アクティブ測定設定に基づいて全ての利用可能な測定結果をレポートしなければならないこと、又は利用可能な測定結果を可能な限りレポートしなければならないことを示すための1ビットメッセージであってよい。本実装形態のいくつかにおいて、UE410は、受信された上りリンク許可が利用可能な測定結果の全てを収容するのに十分であるかどうかに関する決定に基づいた測定結果を含んでよい。本実装形態のいくつかにおいて、UE410は、受信された上りリンク許可が利用可能な測定結果の全てを収容するのに十分でない場合、(事前)定義されたルールのセットに基づいた測定結果を含んでよい。例えば(事前)定義されたルールは、最新の測定結果が含まれるべきより高い優先順位を有することを指定するルールを含んでよい。別の例として、ルールのセットは、(接続を要求するために再開要求メッセージを送信するための)ターゲットセルに関連する測定結果がより高い優先度を含んでよい、というルールを含んでよい。本実装形態のいくつかにおいて、いくつかの利用可能な測定結果が最初に受信された上りリンク許可において送信されない場合、UE410は、別のRRC信号において(例えば自動的に、又はNW要求に基づいて)利用可能な測定結果を送ってよい。
事前測定結果要求メッセージを受信すると、アクション464において、UEは、非アクティブ測定設定に基づいた利用可能な測定結果を含んでよい事前測定結果レポートメッセージを送ってよい。上述したように、本実装形態のいくつかにおいて、利用可能な測定結果は、セルレベル測定及び/又はビームレベル測定を含んでよい。例えばUEは、セルの最良のビーム(例えば最も強い品質を有するビーム)と共に、セルのセルレベル測定結果をレポートしてよい。測定結果のコンテンツ(例えばビームの数、測定量など)は、受信された非アクティブ測定設定、事前定義されたルール、ブロードキャスト情報(例えばシステム情報ブロックを介して送信される)、又はUEの実装形態に基づいてよい。
アクション466において、事前測定結果レポートメッセージ内の非アクティブ測定設定に基づいた利用可能な測定結果を受信した後、現在のサービング基地局420は、受信された結果に基づいて、UE410のためにDCモード又はCAモードをセットするかを決定してよい。現在のサービング基地局420は、(例えばAMFへの)経路切り替え手順を遂行してよく、直前のサービング基地局430におけるUEリソースの解放をトリガしてよいことに留意されたい。
アクション468において、現在のサービング基地局420は、UE410のためのDCモード又はCAモードをセットするために、RRC再構成メッセージをUE410に送ってよい。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、非アクティブ測定設定に基づいた任意の利用可能な測定結果(複数可)が存在する場合、別のRRCメッセージ(例えばRRC再開完了メッセージ以外)における事前測定結果の利用可能性に関するインジケータを含んでよい。
いくつかの実装形態において、事前測定された結果の利用可能性のインジケータをセットするかどうかは、UE410の実装形態に依存してよい。例えば本実装形態の一態様において、UE410は、RRC非アクティブ状態にある間に準備されるいくつかの測定結果を有してよく、それらの結果を、事前に利用可能性のあるインジケータを送ることなく、現在のサービング基地局420に提供してよい。すなわち、本実装形態のいくつかにおいて、UEによって送られるRRC再開完了メッセージに、事前に測定された結果の利用可能性のあるインジケータがなく、基地局からの事前測定結果要求メッセージもなくてもよい。本実装形態のいくつかの態様において、UEは、非アクティブ測定設定に基づいた利用可能性のある測定結果がある場合、事前測定結果レポートメッセージを基地局に送ってよい。
本実装形態のいくつかにおいて、UEは、(例えば受信された上りリンク許可が全ての利用可能性のある測定結果を収容するのに十分ではない場合)UEの決定に基づいた測定結果を含んでよい。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、(例えば受信された上りリンク許可が利用可能性のある測定結果の全てに十分ではない場合)定義されたルールに基づいた測定結果を含んでよい。例えば定義されたルールは、最新の測定結果がより高い優先順位を含んでよいこと、又は定義されたルールが(接続を要求するための再開要求を送信するための)ターゲットセルに関連する測定結果がより高い優先順位を含んでよいことである。本実装形態のいくつかにおいて、いくつかの利用可能な測定結果が最初に受信された上りリンク許可において送信されない場合、UEは、別の専用シグナリングにおいて、利用可能な測定結果を自動的に(又はNW要求に基づいて)送ってよい。
本実装形態のいくつかにおいて、UEがXバイト未満(Xは1以上の数)である上りリンク許可を受信する場合、UEは、(事前測定結果レポートメッセージに含めるために)測定結果が要求されていないとみなしてよい。数Xは、(例えばNWによって)設定可能であるか、又は固定値であってよい。本実装形態のいくつかにおいて、UEがYバイト以下(Yは0以上の数)である上りリンク許可を受信する場合、UEは、測定結果レポートメッセージに測定結果を含める必要がないとみなしてよい。Yは、設定可能な数、又は固定値である。
図5は、本出願の例示的な実装形態による、早期測定結果を準備し、送信するための例示的な実装形態を示すダイアグラム500である。図5に示すように、ダイアグラム500は、UE510、現在のサービング基地局520、及び、様々な時点において、互いに通信し、他のネットワークエンティティと通信する(他のネットワークエンティティの中で)直前のサービング基地局530を含んでよい。二つの異なる基地局として示されているが、現在のサービング基地局520及び直前のサービング基地局530は、同じ基地局であってもよいことに留意されたい。図5に示すアクション540~550、554、556、562、及び564はそれぞれ、上述したように、図2のアクション240~250、254、256、262、及び264と同様である。
図5に示すように、図2との差は、アクション552、558、及び560である。すなわち、図2に示されるアクション252とは異なり、アクション552において、UE510によって基地局520に送られるRRC再開要求メッセージは、事前測定結果が基地局520への送信に利用可能であることを基地局520に指示すためのインジケータを搬送してよい。加えて、現在のサービング基地局520は、アクション558において、本実装形態のいくつかにおける事前測定結果のためのレポート設定を搬送してよいRRC再開メッセージを送ってよい。事前測定された結果のためのそういったレポート設定によって、現在のサービング基地局520は、どの事前測定された結果がレポートするために必要とされるかをUE510に指示してよい。したがって、(非アクティブ測定設定に基づいて準備された)利用可能な測定結果の全ては、基地局520にレポートされる必要はない。事前測定結果のレポート設定を含むRRC再開メッセージを受信すると、UE510は、特に要求された利用可能な測定結果をRRC再開完了メッセージに含んでよく、アクション560において、RRC再開完了メッセージを、基地局520に送信してよい。
より具体的に、アクション552においてUE510からRRC再開要求メッセージを受信した後、現在のサービング基地局520は、アクション558においてUE510をRRC非アクティブ状態からRRC接続状態に移動してよい。UE510をRRC非アクティブ状態から接続状態に移動するため、現在のサービング基地局520は、RRC再開メッセージをUE510に送ってよく、RRC再開メッセージは、事前測定された結果のためのレポート設定を搬送してよい。アクション560において、RRC再開メッセージを受信した後、UE510は、メッセージ内の設定を一つ以上の測定手順に適用し、RRC再開完了メッセージを現在のサービング基地局520に送り返してよい。事前測定された結果のためのレポート設定が受信されたRRC再開メッセージ内に存在する場合、UE510は、非アクティブ測定設定に基づいた(基地局520によって要求された)利用可能な測定結果、及び/又はRRC再構成再開メッセージ内のレポート設定を含んでよい。
上述したように、利用可能な測定結果は、セルレベル測定及び/又はビームレベル測定を含んでよい。例えばUEは、特定セルの一つ以上のビーム(例えば最も強い品質を有するビーム(複数可))についての結果を使って、又は使わずに、特定セルについてのセルレベル測定結果をレポートしてよい。本実装形態のいくつかにおいて、レポート設定は、いくつかの特定のセルのための測定結果のみをレポートするためにUEに指示してよい。例えば、現在のサービング基地局は、サービング基地局によって制御されるセルのための測定結果のみを必要としてよい。本実装形態のいくつかにおいて、レポート設定は、DCモードのための候補PSCellsであるいくつかの特定のセルの測定結果をレポートするためにUEに指示してよい。
本実装形態のいくつかにおいて、UEは、受信された上りリンク許可が利用可能な測定結果の全てを収容するのに十分ではないかどうかに基づいた測定結果を含んでよい。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、受信された上りリンク許可が全ての利用可能な測定結果を収容するのに十分でない場合、定義されたルールに基づいた測定結果を含んでよい。例えば定義されたルールは、最新の測定結果であってよく、最新の測定結果は、含まれるべきより高い優先順位を有してよく、又は(接続を要求するための再開要求を送信するための)ターゲットセルに関連する測定結果は、含まれるべきより高い優先度を有してもよい、というものであってもよい。本実装形態のいくつかにおいて、いくつかの利用可能な測定結果が最初に受信された上りリンク許可において送信されない場合、UEは、(自動的に又はNW要求に基づいて)別のRRCシグナリングにおいて、利用可能な測定結果を送ってよい。
上述したように、本実装形態のいくつかにおいて、図5のアクション552とは異なり、RRC再開要求メッセージにおいて事前測定結果の利用可能性のためのインジケータを含まなくてよい。本実装形態のいくつかにおいて、(図5のアクション558に示すよう)事前測定結果のレポート設定もなくてよい。本実装形態のいくつかの態様において、UEは、(例えばRC再開要求メッセージを介して)基地局に任意のインジケータを送ることなく、又は(例えばRRC再開メッセージを介して)基地局から任意のレポート設定を受信することなく、RRC再開完了メッセージ内で、非アクティブ測定設定に基づいた利用可能な測定結果を搬送してよい。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、受信された上りリンク許可が利用可能な測定結果の全てを収容するのに十分ではないかどうかに基づいた測定結果を含んでよい。
本実装形態のいくつかの態様において、非アクティブ測定設定は、特定のエリア(例えばセル、RNAなど)内の全てのメンバ(例えばUEs)に共通に適用されてよい。本実装形態のいくつかにおいて、非アクティブ測定設定は、特定のシステム情報ブロック(SIB)を介してシグナリングされてよい。本実装形態のいくつかにおいて、UEがサスペンド手順中に非アクティブ測定設定を受信しない場合、UEは、非アクティブ測定設定を獲得し、その有効性を識別するためにSIBを受信しようと試みてよい。その後、UEは、同じエリア内を移動しながら非アクティブ測定を遂行することができる。本実装形態のいくつかの態様において、値タグ及びエリアID(w.r.t.、一つのSI)は、非アクティブ測定設定の有効性チェックを容易にするために使用されてもよい。例えばRNA中のセルメンバは、関連する測定システム情報シグナリングのために同じエリアIDを使用してよい。
いくつかの本実装形態の実装形態において、現在のサービング基地局は、RRC再開メッセージ内で、事前測定結果メッセージを送ってよく、事前測定結果のためのレポート設定を含んでいる事前測定結果要求メッセージをUEに送ってよい。RRC再開メッセージを受信すると、UEは、メッセージ内の設定を適用し、RRC再開完了メッセージを現在の基地局に送り返すことができる。事前測定された結果のためのレポート設定が受信されたRRC再開メッセージ内に存在する場合、UEは、非アクティブ測定設定及び/又はレポート設定に基づいた利用可能な測定結果を、RRC再開完了メッセージに含んでよい。本実装形態のいくつかにおいて、レポート設定は、いくつかの特定のセルの測定結果のみをレポートするためにUEに指示してよい。例えば現在のサービング基地局は、サービング基地局のみによって制御されるセルの測定結果のみを必要としてよい。本実装形態のいくつかにおいて、レポート設定は、DCモードのための候補PSCellsであるいくつかの特定のセルの測定結果をレポートするためにUEに指示してよい。本実装形態のうちのいくつかにおいて、UEは、(例えば非アクティブ測定設定に基づいた利用可能な測定結果(複数可)があるとき)別のRRCメッセージにおいて、利用可能な事前測定結果のためのインジケータを含んでよい。
本実装形態のいくつかにおいて、RRC再開完了メッセージ内の事前測定結果の利用可能性のインジケータは、なくてもよく、事前測定結果要求メッセージは、なくてもよい。UEは、非アクティブ測定設定に基づいて準備された任意の利用可能な測定結果がある場合、事前測定結果レポートメッセージを単に送ってよい。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、受信された上りリンク許可が利用可能な測定結果の全てを収容するのに十分ではないかどうかに基づいた測定結果を含んでよい。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、受信された上りリンク許可が全ての利用可能な測定結果に十分でない場合、定義されたルールに基づいた測定結果を含んでよい。例えば定義されたルールは、最新の測定結果であってよく、最新の測定結果は、より高い優先順位を有してよく、又は(接続を要求するための再開要求を送信するための)ターゲットセルに関連する測定結果は、より高い優先順位を有してもよい、としてよい。
本実装形態のいくつかにおいて、いくつかの利用可能な測定結果が最初に受信された上りリンク許可で送信されない場合、UEは、別のRRCシグナリング内で利用可能な測定結果を送ってよい。本実装形態のいくつかにおいて、UEがXバイト未満である上りリンク許可を受信する場合、UEは、測定結果が事前測定結果レポートメッセージ(ここでXは、設定可能であるか、又は1以上の固定値である)に含まれる必要がないとみなしてよい。本実装形態のいくつかの態様において、UEがYバイト以下である上りリンク許可を受信した場合、UEは、測定結果が事前測定結果レポートメッセージ(ここで、Yは設定可能であるか、又は0より大きい固定値である)に含まれる必要がないとみなしてよい。
本実装形態のうちのいくつかにおいて、UEは、いかなる早期測定結果を基地局にレポートすることなく、又は早期測定結果を基地局にレポートすることに加えて、格納されたDC設定又はCA設定を再開する(又は再開しない)ために、現在のサービング基地局にのみ通知してよい。すなわち、UEは、以前のDCモード又は以前のCAモードを再開することを現在のサービング基地局に指示してよい一つ以上のインジケータ(例えば専用シグナリング)を含んでよい。
図6は、本出願の例示的な実装形態による、UEのためのデュアル接続性(dual connectivity:DC)/キャリアアグリゲーション(carrier aggregation:CA)モードを設定するための例示的な実装形態を示すダイアグラム600である。図6に示すように、ダイアグラム600は、UE610、現在のサービング基地局620、様々な時点において、互いに通信し、他のネットワークエンティティと通信する(他のネットワークエンティティの中で)直前のサービング基地局630を含んでよい。二つの異なる基地局として示されているが、現在のサービング基地局620及び直前のサービング基地局630は、同じ基地局であってもよいことに留意されたい。図6に示すアクション642、646~650、654、及び656はそれぞれ、上述したように、図2のアクション242、246~250、254、及び256と類似している。
図6に示すように、アクション640において、直前のサービング基地局630は、高速セットアップDCモード及び/又はCAモードのための再開基準(又は基準)とともにサスペンド設定を含むRRC解放メッセージをUE610に送ってよい。本実装形態のいくつかにおいて、再開基準は、格納されたDC設定及び/又はCA設定を再開するための基準を指示してよい。一例として、セル#1及びセル#2がそれぞれ、格納されたDC設定の潜在的なPCell及び潜在的なPSCellである場合、再開基準は、セル#1及びセル#2のセル品質の閾値をセットしてよい。次にセル#1のセル品質が定義された閾値を上回り、セル#2のセル品質が定義された閾値を上回る場合、UE610は、格納されたDC設定が再開されてもよいことを現在のサービング基地局620に通知するためのインジケータを送ってもよい。本実装形態のいくつかにおいて、再開基準は、DCモード及び/又はCAモードのために監視されるセルのリストを指示してもよい。
本実装形態のいくつかにおいて、UE610は、DCモードを再開するために、(例えば直前のサービング基地局630から受信された再開基準において)PCell(複数可)及びPSCell(複数可)ペアを受信してよい。本実装形態のいくつかにおいて、UE610は、CAモード再開のために、(例えば直前のサービング基地局630から受信された再開基準において)セルのグループを受信してよい。本実装形態のいくつかにおいて、再開基準は、(現在のサービング基地局620に)UE610がそれ自体を静止しているUEである、とみなす方法を指示してよい。本実装形態の一態様において、そういった考慮は、非アクティブ状態に入る前にUEが接続されるセルのセル品質(例えば基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)など)の変動に基づいてよい。UEが、UEを静止していると判定した場合、UEは、DCモード再開、又はCAモード再開に関連する一つ以上のインジケータを「真」としてセットしてよく、又はDCモード再開、又はCAモード再開のためのインジケータ(複数可)をRRCメッセージ内に含んでよい。本実装形態のいくつかにおいて、直前のサービング基地局630は、RRC解放メッセージ内に再開基準を含めなくてもよい。いくつかのそういった実装形態において、DCモード再開又はCAモード再開のためのインジケータ(複数可)をセットするかどうかは、UEの実装形態次第であってよい。
アクション644において、本実装形態のいくつかにおいて、UE610は、アクション640において受信された再開基準に基づいて測定を遂行してよい。本実装形態のいくつかにおいて、UE610は、直前のサービング基地局630から受信した再開基準に基づいて測定を実行するか否かを判定してよい。例えばUE610は、UEの電力状態、UEのモビリティ状態などに基づいて測定を遂行することを決定してよい。本実装形態のいくつかにおいて、UE610は、受信された再開基準のための測定手順(複数可)の遂行をいつ開始すべきかを判定してよい(例えばUEはセルが離れていることを検出したとき、UEは、測定手順の遂行を開始してよい)。本実装形態のいくつかにおいて、UE610は、RRC接続再開がトリガされるか、又はトリガされているとき、受信された再開基準のための一つ以上の測定手順を遂行することを開始してよい。
アクション652において、UE610は、(格納されたI-RNTIから導出される)再開ID、及びDCモード再開、又はCAモード再開のためのインジケータを搬送するRRC再開要求メッセージを、現在のサービング基地局620に送ってよい。DCモード再開のためのインジケータが存在する(又は「真」にセットされる)場合、DCのための再開基準が満たされ、UE側の記憶されたDC設定が再開されてよいことを意味し、同様に、CAモード再開のためのインジケータが存在する(又は「真」にセットされる)場合、CAのための再開基準が満たされ、UE側の記憶されたCA設定が再開されてよいことを意味する。本実装形態のいくつかにおいて、UE610は、DCモード再開のためのターゲットPCell及びターゲットPSCellに関する関連情報を、他の(例えば以下の)RRCメッセージ(複数可)内で送ってよい。本実装形態のいくつかにおいて、UE610は、他の(例えば以下の)RRCメッセージ(複数可)、CAモードレジュームのために、ターゲットPCell及び関連するセカンダリセル(複数可)に関する関連情報を、他の(例えば以下の)RRCメッセージ(複数可)内で送ってもよい。本実装形態のいくつかにおいて、DCモード再開のためのインジケータ及び/又はCAモード再開のためのインジケータは、RRC再開要求メッセージの再開原因に含まれてよい。すなわち、DCモード再開のインジケータは、再開原因の一つであってもよい。同様に、CAモード再開のインジケータは、再開原因の一つであってもよい。
アクション658において、現在のサービング基地局620がRRC再開要求メッセージにおいてDCモード再開又はCAモード再開のためのインジケータ(複数可)を受信するとき、基地局620は、本実装形態のいくつかにおいて、UEのためのDCモード又はCAモードをセットするかどうかを判定してよい。現在の基地局は、AMFへの経路切り替え手順を遂行してよく、直前のサービング基地局630においてUEリソースの解放をトリガしてもよいことに留意されたい。
アクション660において、RRC再開要求メッセージを受信した後、現在のサービング基地局620は、現在の実装形態のいくつかにおいて、RRC非アクティブ状態からRRC接続状態にUE610を移動してよい。UE610をRRC非アクティブ状態から接続状態に移動するために、現在のサービング基地局620は、RRC再開メッセージを送ってよく、RRC再開メッセージは、UE610をDCモード又はCAモードに直接セットしてよい。アクション662において、RRC再開メッセージを受信した後、UE610は、メッセージ内で受信した設定を適用し、RRC再開完了メッセージを現在のサービング基地局620に送り返してよい。
本実装形態のいくつかにおいて、直前のサービング基地局630は、RRC解放メッセージ(例えばアクション640)内に再開基準を含めなくてもよい。いくつかのそういった実装形態において、DCモード再開及び/又はCAモード再開のためのインジケータ(複数可)をセットするかどうかはUE610の実装形態次第であってよい。すなわち、UE610は、格納されたDC設定が再開されてよい、とみなす場合、UEは、本実装形態のいくつかにおいて、DCモード再開のためのインジケータを現在のサービング基地局620に送ってよい。同様に、UE610は、記憶されたCA設定が再開されてよい、と見なす場合、UEは、本実装形態のいくつかにおいて、CAモード再開のためのインジケータを、現在のサービング基地局620に送ってよい。
更に、本実装形態の一態様において、UE610は、格納されたDC設定を再開させてよい、と判定した場合、UE610は、DCモード再開のための有用な(利用可能である)測定結果を、参照のために現在のサービング基地局620に送ってよい。同様に、UE610は、格納されたCA設定が再開されてよい、とみなす場合、UE610は、CAモード再開のための利用可能な測定結果を、参照のために現在のサービング基地局620に送ってよい。
図7は、本出願の例示的な実装形態による、UEのためのDC/CAモードをセットアップするための例示的な実装形態を示すダイアグラム700である。図7に示すように、ダイアグラム700は、UE710、現在のサービング基地局720、様々な時点において、互いに通信し、他のネットワークエンティティと通信する(他のネットワークエンティティの中で)直前のサービング基地局730を含んでよい。二つの異なる基地局として示されているが、現在のサービング基地局620及び直前のサービング基地局630は、同じ基地局であってもよいことに留意されたい。図7に示すアクション740~750、754、及び756はそれぞれ、上述したように、図6のアクション640~650、654、及び656と同様である。
アクション752において、UE710は、再生ID(記憶されたI-RNTIから導出される)を現在のサービング基地局720に搬送するRRC再生要求メッセージを送ってよい。UEからRRC再開要求メッセージを受信した後、現在のサービング基地局720は、UE710を現在の非アクティブ状態からRRC接続状態に移動してよい。UE710をRRC非アクティブ状態から接続状態に移動するために、現在のサービング基地局720は、アクション758において、RRC再開メッセージをUE710に送ってよい。
RRC再開メッセージを受信した後、アクション760において、UE710は、メッセージで受信した設定を適用し、RRC再開完了メッセージを現在のサービング基地局720に送り返してよい。UE710が基地局720に送るRRC再開完了メッセージは、DCモード再開又はCAモード再開のための一つ以上のインジケータ(複数可)を含んでよい。DCモード再開のインジケータが存在する、又は「真」にセットされている場合、DCの再開基準が満たされ、UE側の記憶されたDC設定が再開されてよいことを意味する。逆に、CAモード再開のインジケータが存在する、又は「真」にセットされている場合、CAの再開基準が満たされ、UE側の記憶されたCA設定が再開されてよいことを意味する。
本実装形態のいくつかにおいて、UE710は、RRC再開完了メッセージ又は以下のRRCメッセージ内で、DCモード再開のためのターゲットPCell及びターゲットPSCellに関する関連情報を含んでもよい。本実装形態のいくつかにおいて、UEは、RRC再開要求メッセージ又は以下のRRCメッセージ内で、ターゲットPCellに関する関連情報及びCAモード再開のための関連するセカンダリセルを含んでよい。
アクション762において、RRC再開完了メッセージ内のDCモード再開又はCAモード再開のためのインジケータを受信した後、現在のサービング基地局720は、それに応じてUE710のためのDCモード又はCAモードをセットするかどうかを決定してよい。現在のサービング基地局720は、AMFへの経路切り替え手順を遂行してよく、直前のサービング基地局730におけるUE710のリソースの解放をトリガしてもよいことに留意されたい。
最後に、アクション764において、現在のサービング基地局720は、UE710のDCモード又はCAモードをセットするために、RRC再構成メッセージをUE710に送ってよい。本実装形態のいくつかにおいて、UE710は、再開基準に基づいた利用可能な測定結果がある場合、DCモード再開又はCAモード再開のための一つ以上のインジケータを別のRRCメッセージ内に含んでよい。本実装形態のいくつかにおいて、直前のサービング基地局730は、RRC解放メッセージ(例えばアクション740内)に再開基準を含めなくてよい。いくつかのそのような実装形態において、DCモード再開又はCAモード再開のためのインジケータ(複数可)をセットするかどうかはUE710の実装形態次第であってよい。
図8は、本出願の様々な態様による、無線通信のためのノードのブロックダイアグラムを示す。図8に示すように、ノード800は、トランシーバ820、プロセッサ826、メモリ828、一つ以上のプレゼンテーション部品834、及び少なくとも一つのアンテナ836を含んでよい。ノード800はまた、無線周波数(RF)スペクトル帯域モジュール、基地局通信モジュール、ネットワーク通信モジュール、及びシステム通信管理モジュール、入力/出力(I/O)ポート、I/Oコンポーネント、電源(図8には明示的に示されていない)を含んでよい。これらのコンポーネントのそれぞれは、一つ以上のバス840を介して、直接的又は間接的に互いに通信してよい。
送信機822及び受信機824を有するトランシーバ820は、時間及び/又は周波数リソース分割情報を送信及び/又は受信するために構成されてよい。いくつかの実装形態において、トランシーバ820は、使用可能、使用不可能、及び柔軟に使用可能なサブフレーム及びスロット形態を含んでいるが、これらに限定されない、異なるタイプのサブフレーム及びスロットで送信するために構成されてよい。トランシーバ820は、データを受信し、シグナリングを制御するために構成されてよい。
ノード800は、様々なコンピュータ読み取り可能媒体を含んでよい。コンピュータ読み取り可能媒体は、ノード800によってアクセス可能であり、揮発性及び不揮発性媒体、リムーバブル及び非リムーバブル媒体の両方を含む、任意の利用可能な媒体とすることができる。限定ではなく例として、コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含んでよい。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能命令、他データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータといった情報を記憶するための任意の方法又は技術で実装される、揮発性及び不揮発性、リムーバブル及び非リムーバブル媒体の両方を含む。
コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ又は他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(digital versatile disks:DVD)又は他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置又は他の磁気記憶装置を含む。コンピュータ記憶媒体は、伝播データ信号を含まない。通信媒体は、一般的に、コンピュータ読み取り可能命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータを、搬送波又は他のトランスポート機構などといった変調データ信号で具現化し、任意の情報配信媒体を含む。「変調されたデータ信号」という用語は、その特性のうちの一つ以上が信号内に情報を符号化するためにセット又は変更された信号を意味する。限定ではなく例として、通信媒体は、有線ネットワーク又は直接有線接続などといった有線媒体、音響、RF、赤外線、及び他の無線媒体などといった無線媒体を含む。上記のいずれかの組合せも、コンピュータ読み取り可能媒体の範囲内に含まれるべきである。
メモリ828は、揮発性及び/又は不揮発性メモリの形態のコンピュータ記憶媒体を含んでよい。メモリ828は、リムーバブル、非リムーバブル、又はそれらの組み合わせであってもよい。例示的なメモリは、ソリッドステートメモリ、ハードドライブ、光ディスクドライブなどを含む。図8に示すように、メモリ828は、コンピュータ読み取り可能なコンピュータ実行可能命令832(例えばソフトウェアコード)を記憶することができ、これは、実行されたとき、プロセッサ826に、例えば、図1から図8を参照して、本明細書に記載される様々な機能を遂行させるために構成される。別の方法として、命令832がプロセッサ826によって直接実行可能ではなく、ノード800(例えばコンパイルされ実行されるとき)に本明細書に記載される様々な機能を遂行させるために構成されてもよい。
プロセッサ826は、インテリジェントハードウェアデバイス、例えば、中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなどを含んでよい。プロセッサ826は、メモリを含んでもよい。プロセッサ826は、メモリ828から受信したデータ830及び命令832、並びにトランシーバ820、ベースバンド通信モジュール、及び/又はネットワーク通信モジュールを介した情報を処理してよい。プロセッサ826はまた、コアネットワークへの送信のために、アンテナ836を介してネットワーク通信モジュールに送信するためにトランシーバ820に送られる情報を処理してよい。
一つ以上のプレゼンテーション部品834は、人又は他のデバイスにデータ表示を提示する。例えば一つ以上のプレゼンテーション部品834は、表示デバイス、スピーカー、印刷部品、振動部品等を含む。
上記の説明から、様々な技術は、それらの概念の範囲から逸脱することなく、本出願に記載された概念を実装するために使用されることができることが明らかである。更に、概念は、特定の実装形態を特に参照して説明されてきたが、当業者はこれらの概念の範囲から逸脱することなく、形態及び詳細において変更を行うことができることを認識することができる。したがって、説明された実装形態はすべての点において、例示的なものであり、限定的なものではないと考慮されるべきである。また、本出願は、上述の特定の実装形態に限定されるものではなく、本開示の範囲から逸脱することなく、多くの再構成、修正、及び置換が可能であることを理解されたい。
図1は、本出願の例示的な実装形態による、UEがRRC非アクティブ状態にある間に、サービング基地局のための早期測定結果を準備するためにUEによって遂行される方法(又はプロセス)を示すフローチャートである。
図2は、本出願の例示的な実装形態による、UEによって早期測定を遂行すること、及び早期測定結果をサービングセルに提供することのための例示的な実装形態を示す図である。
図3は、本出願の例示的な実装形態による、UEがRRC非アクティブ状態にある間に、早期測定結果を準備し、要求に応じて結果をサービング基地局に送信するためにUEによって遂行される方法(又はプロセス)を示すフローチャートである。
図4は、本出願の例示的な実装形態による、早期測定結果を準備すること、及び送信することのための例示的な実装形態を示す図である。
図5は、本出願の例示的な実装形態による、早期測定結果を準備すること、及び送信することのための例示的な実装形態を示す図である。
図6は、本出願の例示的な実装形態による、UEのためのデュアル接続性(DC)/キャリアアグリゲーション(CA)モードをセットアップするための例示的な実装形態を示す図である。
図7は、本出願の例示的な実装形態による、UEのためのDC/CAモードをセットアップするための例示的な実装形態を示す図である。
図8は、本出願の様々な態様に従った、無線通信のためのノードのブロック図を示す。