JP7126579B2 - 生活空間機能を制御するためのシステム - Google Patents

Description

[0001] 本開示は、全体的にはデバイス・コントローラに関し、更に特定すれば、建築物機能(building function)の自動化を制御する方法および装置に関する。

[0002] 商業用または住居用建築物における既存の電気配線系統の改修は、困難である場合、および／または費用がかかる場合が多い。商業用または住居用建築物における電気配線系統は、通例、多数の電気回路を含み、主電源と建築物中にわたって固定位置に配置された電気接続箱との間に、電気配線が引き回されている。知らされている要望または予想される要望に基づいて、特定の電気接続箱は電力を直接利用できる(access)ように配線され（例えば、コンセント）、一方他の電気接続箱は、電力の利用が電気スイッチによって制御されるように配線される（例えば、照明またはスイッチが付いたコンセント）。電気配線は、通例、建築物の建築段階の間に敷設され、電気および建築物に関する規則にしたがって構造を支持するために固定され、仕上げ段階の間に被覆される。これに関して、変わりつつある必要性に応答して既存の配線系統を改修する場合、一般に、手が届く電気接続箱内における電気接続の些細な変更(alteration)、または新たは電気配線の敷設に限られるが、改装および／または再仕上げが必要となることが多い。

[0003] 更に、コンセントまたは主電源に接続されたスイッチのような既存の電気配線デバイスの機能の交換、修繕、または変更は、適正な配線構成に関する安全性の懸念および／または不確実さのために、職人によって行われることが多い。したがって、消費者にとってコンセントまたは主電源に接続されたスイッチを交換および／またはアップグレードするための安全で時間的に効率的な方法を提供することができれば、有利であろう。

[0004] 本開示の１つ以上の例示的な実施形態にしたがって、装置を開示する。例示的な一実施形態では、ユーザがアップグレード可能およびプログラム可能な生活空間機能制御装置(living space feature control apparatus)は、生活空間機能コントローラと、接続箱内に実質的に収容されこれに機械的に接続する接続箱コントローラ収納器(receiver)とを含む。例示的な一実施形態では、コントローラ収納器は、少なくともアクティブおよびインアクティブ状態を有するカバーと、生活空間機能制御のために、誘導的または電気的の内少なくとも１つで収納器を生活空間機能コントローラに接続する生活空間コントローラ・インターフェースとを含む。例示的な一実施形態では、コントローラ収納器は、生活空間機能コントローラを着脱可能に受け入れ、有効化し、動作制御のために、生活空間機能コントローラを収納器と保持するように構成されたロックを含む。他の例示的な実施形態では、生活空間機能コントローラは、ワイヤレスでアドレス可能に接続することができ、照明制御、音声制御、動き制御、オーディオ制御、セキュリティ制御、ビデオ制御、および天候制御の内少なくとも１つに対応する(provide)。他の例示的な実施形態では、
生活空間機能コントローラは、生活空間機能をワイヤレスでプログラミングするためのプログラマブル・ユーザ・インターフェースと、触覚（聴覚、視覚、接触）ユーザ制御、および少なくとも１つの生活空間機能のワイヤレス制御の内少なくとも１つとを含む。

[0005] 例示的な一実施形態では、生活空間機能コントローラは、異なる(differential)生活空間機能制御に対応するために道具を使用せずに交換可能であり、経時的にユーザ
の機能選択を記録することができる。他の例示的な実施形態では、生活空間機能コントローラは、ユーザ間で区別し、少なくとも部分的に、以前に記録したユーザ機能選択に基づいて、ユーザ機能選択を予測する。他の例示的な実施形態では、生活空間機能コントローラは、少なくとも窓の不透明度および窓の日よけに対する制御に対応する。他の例示的な実施形態では、生活空間機能コントローラは、選択可能なユーザ生活空間制御のために、コントローラおよび収納器を相互接続する回転式光エンコーダを含む。他の例示的な実施形態では、生活空間機能コントローラは、不正占有者(Unauthorized occupant)が検出さ
れたときに、占有ノイズ(occupancy noises)およびユーザが記録したノイズを、セキュリティ対策の一部として再生する。他の例示的な実施形態では、生活空間機能コントローラは、少なくとも３対のコントローラおよび収納器対を使用して、ハンド・ヘルド・デバイスまたは占有者の位置を特定するために、三角測量を行うことができる。他の例示的な実施形態では、生活空間機能コントローラは、建築物の占有された部屋への接続を能動的に維持するインターコム通信を実行する。

[0006] 本開示の多数の利点は、添付図面を参照することにより、当業者には一層深く理解することができよう。図面において、
図１は、本開示の１つ以上の実施形態による照明制御システム・スイッチのコンポーネント(component)のブロック図である。 図２は、本開示の１つ以上の実施形態によるデッド・フロント・ディスプレイの断面図である。 図３は、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、電気接続箱内に装着するように構成されたモジュール型制御ユニットの分解図である。 図４Ａは、本開示の１つ以上の実施形態による、バックプレート・コンタクトがエア・ギャップ・アクチュエータによって遮蔽された、バックプレートの等幅図である。 図４Ｂは、本開示の１つ以上の実施形態による、バックプレート・コンタクトが露出されたバックプレートの等幅図である。 図４Ｃは、本開示の１つ以上の実施形態によるデバイス制御アセンブリの背面側の等幅図である。 図４Ｄは、本開示の１つ以上の実施形態による、バックプレートに結合されたデバイス制御アセンブリの等幅図である。 図５は、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、電気接続箱内に装着するように構成されたモジュール型制御ユニットの分解図である。 図６Ａは、本開示の１つ以上の実施形態による、矩形凹部を含み、更に誘導コイルを含むバックプレートの等幅図である。 図６Ｂは、本開示の１つ以上の実施形態による、誘導コイルを含む矩形デバイス制御アセンブリの背面側の等幅図である。 図６Ｃは、本開示の１つ以上の実施形態による、円形凹部を含み、更に誘導コイルを含むバックプレートの等幅図である。 図６Ｄは、本開示の１つ以上の実施形態による、誘導コイルを含む円形デバイス制御アセンブリの背面側の等幅図である。 図７は、本開示の１つ以上の実施形態による、構成変更可能な(configurable)ネットワークの図である。 図８は、本開示の１つ以上の実施形態による、家屋内における構成変更可能なネットワークの図である。 図９Ａは、本開示の１つ以上の実施形態によるデッド・フロント・スイッチの「オフ」表示モードを示す。 図９Ｂは、本開示の１つ以上の実施形態によるデッド・フロント・スイッチの「調光」(Dimmer)表示モードを示す。 図９Ｃは、本開示の１つ以上の実施形態による、デッド・フロント・スイッチの「キーパッド」表示モードを示す。 図９Ｄは、本開示の１つ以上の実施形態による、デッド・フロント・スイッチの「通知」表示モードを示す。 図９Ｅは、本開示の１つ以上の実施形態によるＣＩＥ１９３１色空間色度図チャート(chromaticity diagram chart)を示す。 図９Ｆは、本開示の１つ以上の実施形態による、デッド・フロント・スイッチの「色選択」表示モードを示す。 図１０Ａは、本開示の１つ以上の実施形態による調光回路の図を示す。 図１０Ｂは、本開示の１つ以上の実施形態による、調光回路位相応答のグラフを示す。 図１０Ｃは、本開示の１つ以上の実施形態による、白熱光源を調光するときの線形化パターンのグラフ・プロットを示す。 図１１は、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、音声コマンドを記録し処理するステップのフロー・チャートを示す。 図１２は、本開示の１つ以上の実施形態による、能動型赤外線占有センサ・アセンブリのコンポーネントのブロック図を示す。 図１３は、本開示の１つ以上の実施形態による能動型赤外線占有センサ・アセンブリの前面を示す。 図１４は、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、部屋における占有者を検出するために占有センサ・アセンブリ・システムが辿るステップのフロー・チャートを示す。 図１５Ａは、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、静止前景画像から占有センサ・アセンブリ・システムによって識別された人のワイヤ・フレームを示す。 図１５Ｂは、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、静止前景画像から占有センサ・アセンブリ・システムによって取得された画像上に重畳された、図１４Ａに示すような、識別された人のワイヤ・フレームを示す。 図１５Ｃは、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、静止前景画像から占有センサ・アセンブリ・システムによって識別された人のワイヤ・フレームを示す。 図１５Ｄは、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、静止前景画像から占有センサ・アセンブリ・システムによって取得された画像上に重畳された、図１４Ｃに示すような、識別された人のワイヤ・フレームを示す。 図１５Ｅは、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、静止前景画像から占有センサ・アセンブリ・システムによって識別された人が身体の前方に腕を上げているところのワイヤ・フレームを示す。 図１５Ｆは、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、静止前景画像から占有センサ・アセンブリ・システムによって識別された人の前において、図１４Ｅにおける人の腕がある位置を示す。 図１５Ｇは、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、静止前景画像から占有センサ・アセンブリ・システムによって取得された画像上に重畳された、識別された人のワイヤ・フレームを示す。 図１５Ｈは、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、静止前景画像から占有センサ・アセンブリ・システムによって識別された画像内において、人の下半身(lower portion)が位置するエリアを示す。 図１６は、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、仕事から帰宅したときに占有者が辿る例示的な日課を示す。 図１７は、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、入口から家に入るときに占有者が行う例示的な日課を示す。 図１８は、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、ビーコンとして作用し占有者の位置を三角測量する３つの占有センサによるＢｌｕｅｔｏｏｔｈ無線の使用を示す。 図１９は、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、ビーコンが占有者の位置に対して曖昧な結果を識別したときに動作する(acting)占有センサによる三角測量のシナリオを示す。 図２０は、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、占有者に対して顔認識を実行するために、占有センサ・アセンブリ・システムが辿るステップのフロー・チャートを示す。 図２１は、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、家の照明を自動化する複数の占有センサ・アセンブリ・システムの例示的なシナリオを示す。 図２２は、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、家の照明を自動化するために占有センサ・アセンブリ・システムが実行するステップのフロー・チャートを示す。 図２３Ａは、本開示の１つ以上の実施形態による、動いている占有者に対するサーモパイル・アレイ・センサの例示的な出力を示す。 図２３Ｂは、本開示の１つ以上の実施形態による、静止する占有者に対するサーモパイル・アレイ・センサの例示的な出力を示す。 図２４は、本開示の１つ以上の実施形態による占有センサ・アセンブリ・システムのセンサのブロック図を示す。 図２５は、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、焦電赤外線センサがセンサ・アセンブリにおけるセンサの１つであるときに、占有センサ・アセンブリ・システムが部屋の占有状態を判定するために辿るステップのフロー・チャートを示す。 図２６は、本開示の１つ以上の実施形態による複数の占有センサ・アセンブリ・システムを利用する例示的なインターコム・システムを示す。 図２７は、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、ビデオをストリーミングすることができる占有センサ・アセンブリ・システムの構成を示す。 図２８は、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、複数の占有センサ・アセンブリ・システムの家庭用セキュリティ・システムの役割を果たす(act)能力、および採用することができる抑止対策を示す。

[0056] 本明細書において詳しく開示する発明の概念の少なくとも１つの実施形態を説明する前に、本発明の概念は、それらの応用において、以下の説明において明記し図面において図示するコンポーネントまたはステップまたは方法の構造(construction)および配置(arrangement)の詳細には限定されないことは理解されてしかるべきである。以下に続
く本発明の概念の実施形態の詳細な説明では、本発明の概念の一層完全な理解を得るために、多くの具体的な詳細について明記する。しかしながら、本明細書において開示する発明の概念は、これらの具体的な詳細がなくても実施できることは、本開示を利用できる当業者には明白であろう。他方において、周知の特徴については、本開示を不必要に複雑にすることを避けるために、詳しく説明しない場合もある。本明細書において開示する発明の概念は、他の実施形態も可能であり、種々の方法で実施または実行することができる。また、本明細書において採用する表現法および用語は、説明のために採用されたに過ぎず、限定と見なしてはならないことも理解されてしかるべきである。

[0057] これより、開示する主題について詳しく説明する。主題は添付図面に示されている。本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、建築物機能を自動化するデバイス・コントローラの構成変更可能なネットワークについて説明する。本開示の実施形態は、建築物において機能を実行するデバイス・コントローラのネットワークの形成を対象とする。本開示の更に他の実施形態は、デバイス・コントローラと１つ以上の負荷との対を形成し
、デバイス・コントローラが１つ以上の対をなす負荷を規制する(regulate)ことを対象とする。更に他の実施形態は、構成変更可能なネットワークにおいて、この構成変更可能なネットワーク上にある任意の他のデバイス・コントローラに接続された任意の負荷を規制するように構成されたデバイス・コントローラを対象とする。更に他の実施形態は、モジュール型デバイス・コントローラのネットワークを促進するために、主電源に電気的に接続されたバックプレートのネットワークを対象とする。更に他の実施形態は、建築物占有者の位置を監視し、建築物占有者の習慣を判定することを対象とする。本開示の更に他の実施形態は、予測した建築物占有者の習慣に基づいて、建築物機能を調整することを対象とする。本開示の別の実施形態は、システム設定値と一致するように建築物において実行される機能の自動化を対象とする。

[0058] ここで、建築物の電気配線系統は、通例、電力を電源（例えば、主電源）から、建築物中に配置された複数の電気接続箱に導くために、複数の電気回路を含むことを確認しておく。通例、電気配線を収容する電力ケーブルは、電気ヒューズ・ボックス（回路遮断器パネル）のような、しかしこれには限定されない配電パネルから複数の電気接続箱まで敷設される。更に、エンクロージャを設けることができ、その中で、電力ケーブルによって供給される電線に電気デバイスを接続する、またそうでなければ電気デバイスが電線を終端することによって、電気接続箱は、配電パネルと１つ以上の電気デバイスまたはデバイス・コントローラとの間における電気接続を更に容易にすることができる。加えて、電気接続箱は、電気デバイスを実装するための構造的支持体を設けることもできる。

[0059] 接続箱間におけるワイヤの構成のトポロジ、および接続箱間で敷設されるワイヤの本数は、接続箱内に設置される電気デバイスに予測される機能に応じて、変化することができる。更に、電気配線系統に付随する電力ケーブルは、通例、壁に付随するスタッド間、および建築物の天井に付随する根太間に敷設され、通例、建築および電気関連法規にしたがって固定される。したがって、電気ボックス間におけるワイヤの構成および本数の改修は、難しいおよび／または望ましくないこともある。

[0060] 本開示の実施形態は、電気配線系統に接続され、更に電気負荷の規制に対して制御するためにデータ通信可能に接続されたデバイス・コントローラの構成変更可能なネットワークを対象とする。これに関して、デバイス・コントローラ間におけるデータ通信は、電気配線系統に付随する有線電気接続の能力を補足および／または拡大して、負荷規制に対して完全にカスタム化可能な制御を行う。更に、本開示の実施形態は、デバイス・コントローラの構成変更可能なネットワークに追加のデバイス（例えば、日よけ、センサ、照明器具、電化製品等）を組み込むことに関する。別の実施形態は、システム設定にしたがって機能するように、組み込んだ追加のデバイス（例えば、センサ、照明器具、電化製品等）を調節することを含む。本開示の更に他の実施形態は、デバイス・コントローラの構成変更可能なネットワークの柔軟な改修のために、相互交換可能なデバイス制御アセンブリを有するモジュール型制御ユニットを対象とする。

[0061] 図１は、本開示の１つ以上の実施形態によるデバイス制御アセンブリ１１０を示すブロック図である。尚、ここで、本明細書において説明するデバイス制御アセンブリ１１０は、例示の目的のためだけに提示されるのであって、本開示を限定するように解釈してはならないことを注記しておく。更に、ここで、本開示に限って、「デバイス制御アセンブリ」および「生活空間機能コントローラ」という用語は相互交換可能に使用されることも注記しておく。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０はモジュール型制御ユニット１００および／または家庭用自動化製品内に含まれる。例えば、デバイス制御アセンブリ１１０は、照明スイッチ、調光器、またはキーパッドを含むこともできるが、これらに限定されるのではない。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は１つ以上の負荷デバイス１９０に接続される。尚、ここで、負荷デバイスは、任意の種類の負荷デバイスであってもよく、照明器具、換気扇、または電力を１つ以上の接続された電気デバイスに供給するように構成されたコンセントを含むが、これらに限定されるのではないことを注記しておく。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は電源１２２に結合される。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は照明制御システム１０８を含む。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は通信可能に１つ以上の入力デバイスに結合される。ある実施形態では、入力デバイスは、デバイス制御アセンブリ１１０に結合される任意のデバイスとすることができ、情報および／またはデータをデバイス制御アセンブリ１１０に供給する。例えば、１つ以上の入力デバイスは、マイクロフォン１２４、機械式スイッチ１２８、容量性スイッチ１６２、またはトラックパッド１８０を含むことができるが、これらに限定されるのではない。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリはＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）低エネルギ（ＢＬＥ）メッシュ回路(mesh circuitry)１７２を含む。ある実施形態では、容量性センサ１６２がトラックパッド１８０に結合される。ある実施形態では、抵抗性センサがトラックパッド１８０に結合される。ある実施形態では、トラックパッド１８０が検知回路および論理回路に結合され、タッチの位置および／またはタッチ・ジェスチャを検出する。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、制御ユニット・アセンブリ１０１におけるマイクロコントローラの汎用入力／出力プロセッサに通信可能に結合された機械式スイッチ１２８（例えば、ドーム・スイッチ(dome switch)等）からの入力を使用して、機械的作動(actuation)を検出することができる。ある実施形態では、機械式スイッチ１２８が押下されると、負荷デバイス１９０が切り替えられる(togged)（有効化される）。例えば、機械式スイッチ１２８が押下されると、照明がオフからオンになるように切り替えられる。例えば、機械式スイッチ１２８が押下されると、調光回路１６６が、照明負荷デバイス１９０の照明レベルを低下させるように調光器(light dimmer)１８４を作動させる。他の例として、機械式スイッチ１２８が押下されると、換気扇がオンからオフに切り替えられる。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、ディスプレイ１８２、マイクロフォン１２４用の穴、および１つ以上のスピーカ１２６を含む前面部を有する。ある実施形態では、マイクロフォン１２４および１つ以上のスピーカ１２６は、通信可能にオーディオ・コデック１６０に結合される。ある実施形態では、ＬＥＤドライバ１６４がディスプレイ１８２に結合される。ある実施形態では、ユーザ・インターフェース１１２がディスプレイ１８２に結合される。例えば、ユーザ・インターフェース１１２は、タッチ感応ディスプレイを含むことができるが、これに限定されるのではない。一実施形態では、ディスプレイはアクリルまたはガラスで製造される。ディスプレイ１８２は、当技術分野において視覚データを表すのに適していることが知られている任意の種類のディスプレイを含むことができる。例えば、ディスプレイ１８２は、液晶ディスプレイ、デッド・フロント・ディスプレイ(dead front display)、またはバックライト付きオーバーレイ・ディスプレイを含むことができるが、これらに限定されるのではない。

[0062] 図２は、本開示の１つ以上の実施形態によるデッド・フロント・ディスプレイ２４０を示す断面図である。ある実施形態では、ディスプレイ２４２は、デッドフロンティング(deadfronting)として知られる技法を使用して製造される。ある実施形態では、バックライト２４８は、１つ以上のＬＥＤ、１つ以上の光導体、１つ以上のレーザ、１つ以上のホモジナイザ(homogenizer)、１つ以上のフィルタ、または１つ以上のポラライザの
ような、しかしこれらには限定されない、照明を生成するのに適した１つ以上の光学素子を含むことができる。ある実施形態では、バックライト２４８は、白色、または特定色の光のような、しかしこれらには限定されない、任意の色の照明を生成することができる。ある実施形態では、バックライト２４８によって供給される照明の色は調節可能である。ある実施形態では、デッドフロンティング技法により、半透明メディア２４４上で不透明メディア２４６を使用して、画像を印刷することができる。ある実施形態では、半透明メディア２４４は、バックライト２４８によって照らされないときには、不透明に見える。ある実施形態では、不透明メディア２４６がバックライト２４８によって照らされるとき
、半カバー・レンズ２４２を通して透明メディアにおけるグラフィクスが見える。

[0063] 図３は、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、電気接続箱１０２内に装着するように構成されたモジュール型制御ユニット１００の分解図である。ある実施形態では、モジュール型制御ユニット１００は、電気接続箱１０２内に装着され、電気配線系統に電気接続を設けるように構成されたバックプレート１３０を含む。ある実施形態では、接続箱１０２およびバックプレート１３０は、接続箱コントローラ収納器(receiver)として構成される。ある実施形態では、モジュール型制御ユニット１００は、１つ以上の負荷デバイスを制御するデバイス制御アセンブリ１１０を含み、着脱可能にバックプレート１３０と結合するように構成される。更に、モジュール型制御ユニット１００は、電気接続箱１０２をカバーするように構成されたフェースプレート(faceplate)１０４も含むこ
とができる。これに関して、バックプレート１３０はデバイス制御アセンブリ１１０のために標準化された装着アセンブリを設けることができる。更に、デバイス・アセンブリ１１０は、バックプレート１３０を介して、電気配線系統に着脱可能におよび／または相互交換可能に接続することもできる。ある実施形態では、生活空間機能コントローラは、デバイス制御アセンブリ１１０と占有センサ・アセンブリ１２０５とを含む。ある実施形態では、生活空間機能コントローラ。

[0064] 本開示に限って言えば、負荷デバイス１１０は、電気配線系統に直接または間接的に取り付けられる任意のデバイスを含むことができる。例えば、負荷デバイス１１０は、照明器具または換気扇のような、しかしこれには限定されない、有線負荷を含むことができる。更に他の例として、負荷デバイス１１０はコンセント(electrical outlet)を
含むことができ、この中で負荷が着脱可能に接続されるのでもよい。

[0065] ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、デバイス制御アセンブリ１１０を移動、アップグレード、または交換し易くする。例えば、ユーザは、浴室に設置されている調光器を、寝室に設置されているスイッチと交換することができる。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、デバイス・コントローラから電気配線系統への安全で簡単な電気接続を特徴とする(feature)ように設計される。

[0066] ある実施形態では、バックプレーン１３０は、ＡＣ主電源(mains)に接続する
ためのワイヤ端子、およびＡＣコンセント、ＵＳＢ充電器のため、または異なる照明設置（一路、三路、および四路）を制御するための複数の配線構成を有する。ある実施形態では、バックプレーン１３０およびデバイス制御アセンブリ１１０は、デバイス制御アセンブリ１１０への接続が正しく導かれる(oriented)ように、連結させる(keyed)ことができ
る。

[0067] ある実施形態では、バックプレート１３０が既に接続箱１０２に設置されている場合、従前からの制御ユニットを使用することが望ましい場合もある。ある実施形態では、既存のＡＣコンセント・レセプタクル(AC outlet receptacle)または照明スイッチからのインターポーザ(interposer)が、交換可能なプラグを作るために使用されてもよい。例えば、インターポーザは、非デバイス制御アセンブリ・デバイスを装着し、既存のスイッチ端子から、バックプレート１３０における正しい接続にインターフェースするプラグに繋ぐ(make contact)ために使用される。

[0068] ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、家具を壁と面一に 据え付けることを可能にする埋め込みレセプタクルを含む。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリをバックプレート１３０内に挿入できるように、構築される。ある実施形態では、ユーザに接触可能なプラグの位置がバックプレート１３０へのインターフェースの位置と同じであるので、レセプタクルの深さは、バックプレート１３０のレセプタクル
の深さを生かすことができる。

[0069] ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、電気配線系統に接続されている１つ以上の負荷デバイスを作動、規制、またはそれ以外で制御するために、電気回路および／または機械コンポーネントを含む。例えば、デバイス制御アセンブリ１１０は、１つ以上の入力デバイス、１つ以上のボタン、機械式スイッチ、１つ以上の電気リレー、１つ以上のＭＯＳＦＥＴ（金属酸化物半導体電界効果トランジスタ）、または１つ以上のＴＲＩＡＣ（交流用トライオード）を含むことができるが、これらに限定されるのではない。これに関して、デバイス制御アセンブリ１１０は、トグル・スイッチ、調光スイッチ、交流（ＡＣ）コンセント、直流（ＤＣ）コンセント（例えば、ユニバーサル・シリアル・バス（ＵＳＢ）コンセント）、機械式スイッチ、または多機能キーパッドを含むことができるが、これらに限定されるのではない。加えて、デバイス制御アセンブリ１１０は、１つ以上のディスプレイ・デバイス、１つ以上のスピーカ、１つ以上のマイクロフォン、または１つ以上のセンサを含むことができるが、これらに限定されるのではない。

[0070] ある実施形態では、バックプレート１３０は、電気接続箱１０２を介して電気配線系統に電気的に接続するように構成される。例えば、バックプレート１３０は、電気接続箱１０２において終端する電気配線系統を介して、配電パネルに接続することができる。加えて、バックプレート１３０は、二導体電力ケーブル、三導体電力ケーブル、または四導体電力ケーブルのような、しかしこれらには限定されない、任意の数の導体を有する電力ケーブルを終端するように構成することもできる。尚、ここで、バックプレート１３０は、いずれの構成のいずれの電気配線系統とでも互換性を保てることを注記しておく。例えば、バックプレート１３０は、接地源(ground source)（例えば、「接地」ワイヤ
）に接続されたワイヤ、電源（例えば、「ホット」ワイヤ）に接続されたワイヤ、中立バー（例えば、「中立」ワイヤ）に接続されたワイヤ、または１本以上の追加のワイヤ（例えば、１本以上の「トラベラ」(traveler)ワイヤ）を受け入れるように構成することができるが、これらに限定されるのではない。更に、バックプレート１３０は、任意の規格(gauge)のワイヤを受け入れるように構成することができる。ある実施形態では、バックプ
レート１３０は、１４－ゲージ・ワイヤ（例えば、１４／２電力ケーブルまたは１４／３電力ケーブルから）を受け入れる。ある実施形態では、バックプレート１３０は１２－ゲージ・ワイヤ（例えば、１２／２電力ケーブルまたは１２／３電力ケーブルから）を受け入れる。尚、ここで、電気システムは、任意の数のスイッチまたは接続をコンポーネント間に含んでもよいことが認められる。したがって、以上の電気配線系統の説明は、単に例示の目的で提示したに過ぎず、限定として解釈してはならない。

[0071] バックプレート１３０は、電気接続箱１０２を介して、電気配線系統に電気的に接続することができる。ある実施形態では、バックプレート１３０は、ツイストオン・ワイヤ・コネクタ(twist-on wire connector)を介して、電気配線系統に接続するように
構成される。例えば、バックプレート１３０は、ツイストオン・ワイヤ・コネクタを介して電力ケーブルに接続するのに適した１本以上のワイヤを含むことができる。ある実施形態では、バックプレート１３０は、プッシュイン・ワイヤ・コネクタ(push-in wire connector)を介して電気配線系統に接続するように構成される。例えば、バックプレート１３０は、「ホット」ワイヤ、「中立」ワイヤ、「接地」ワイヤ、または「トラベラ」ワイヤのような、しかしこれらには限定されない、電力ケーブル内の導体に接続するために、１つ以上のプッシュイン・コネクタを含むことができる。

[0072] ある実施形態では、バックプレート１３０は、バックプレート１３０と電気配線系統との間の接続を変更せずに、デバイス制御アセンブリ１１０に相互交換可能に結合するように構成される。例えば、バックプレート１３０や電気配線ネットワークへの関連する電気接続を変更することなく、トグル・スイッチとして動作するように構成されたデ
バイス制御アセンブリ１１０を取り外し、調光スイッチとして動作するように構成されたデバイス制御アセンブリと交換することができる。これに関して、モジュール型制御ユニット１００は、電気配線系統および相互交換可能な機能ユニット（例えば、デバイス制御アセンブリ１１０）に接続される半永続的エレメント（例えば、１つ以上のねじによって電気接続箱１０２に取り付けられるバックプレート１３０）を設ける。

[0073] ある実施形態では、バックプレート１３０が電気配線アセンブリからの生電力(live power)に接続されている間に、デバイス制御アセンブリ１１０をバックプレート１３０に挿入すること、またはバックプレート１３０から取り外すこともできる。例えば、バックプレート１３０とデバイス制御アセンブリ１１０との間に形成された電気接続は、「ホット」ワイヤ接続を形成する前に、接地接続を形成するように構成することができる。

[0074] バックプレート１３０は、電気接続箱１０２内において１つ以上のデバイス位置を占有するように構成することができる。ある実施形態では、バックプレート１３０は、電気接続箱１０２内の１つの位置を占有するように構成される。このように、１つのバックプレート１３０を１－ギャング(gang)電気接続箱１０２に装着することができ、２つのバックプレート１３０を２－ギャング電気接続箱１０２に装着することができる等である。更に、１つ以上の追加デバイスと共に、バックプレート１３０を電気接続箱１０２に装着することもできる。例えば、バックプレート１３０および典型的な照明スイッチを２－ギャング電気接続箱１０２に装着することができる。ある実施形態では、バックプレート１３０は、電気接続箱１０２内部において２つ以上の位置を占有するように構成される。例えば、１つのバックプレート１３０が２つ以上のデバイス制御アセンブリ１１０を受け入れるように構成され、各デバイス制御アセンブリ１１０が電気接続箱１０２内において１つの位置を事実上占有するようにしてもよい。追加の例として、電気接続箱１０２内において２つ以上の位置を占めるバックプレート１３０は、任意のサイズの１つ以上のデバイス制御アセンブリ１１０を受け入れることもできる。これに関して、１つのデバイス制御アセンブリ１１０は事実上電気接続箱１０２のいずれの部分でも占有することができる。

[0075] ある実施形態では、モジュール型制御ユニット１００は、バックプレート１３０によってカバーされない電気接続箱１０２の部分、またはデバイス制御アセンブリ１１０をカバーするためにフェースプレート１０４を含む。ある実施形態では、フェースプレート１０４は、デバイス制御アセンブリ１１０の１つ以上のエレメントに到達できるように(provide access to)１つ以上の開口１０６を含む。例えば、フェースプレート１０４
は、デバイス制御アセンブリ１１０に付随する１つ以上のディスプレイ、１つ以上のスピーカ、１つ以上のマイクロフォン、１つ以上のアンテナ、または１つ以上のセンサに到達できるように、１つ以上の開口１０６を含むことができるが、これらに限定されるのではない。ある実施形態では、フェースプレート１０４は、電気接続箱１０２の露出部分をカバーしつつ、デバイス制御アセンブリ１１０の１つ以上のエレメントに到達可能にする。例えば、デバイス制御アセンブリ１１０および／または電気接続箱１０２に取り付けられたバックプレート１３０は、電気接続箱１０２の１つ以上のエリアを露出したままにしておくことができる。これに関して、フェースプレート１０４は、接続箱の１つ以上の露出されたエリアをカバーすることができる。

[0076] 図４Ａは、本開示の１つ以上の実施形態によるバックプレート１３０の等幅図である。ある実施形態では、バックプレート１３０およびデバイス制御アセンブリ１１０は、エア・ギャップ・アクチュエータ１４４によって結合される。ある実施形態では、エア・ギャップ・アクチュエータ１４４の位置は、１つ以上の隣接するエレメント（例えば、ケーシング１３２）に伴う摩擦によって維持される。ある実施形態では、反力が加えら
れなければ、エア・ギャップ・アクチュエータ１４４を閉鎖位置に留まらせるために、エア・ギャップ・アクチュエータ１４４に張力が（例えば、ばねによって）かけ続けられる。これに関して、閉鎖位置から開放位置までエア・ギャップ・アクチュエータ１４４を並進させるためには、力を加えなければならない。

[0077] ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、バックプレート１３０からケーシング内部にある電子コンポーネントに電気接続を行うために、１つ以上のコンタクト・パッド１１８を含む。これに関して、デバイス制御アセンブリ１１０を電気配線系統にバックプレート１３０を介して接続することもできる。コンタクト・パッド１１８は、デバイス制御アセンブリ１１０と、真鍮のような、しかしこれには限定されないバックプレート１３０との間で、電気接続を行うのに適していることが当技術分野において知られている任意の材料で形成することができる。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、デバイス制御アセンブリ１１０とバックプレート１３０との間で電気接続が形成されたときに、デバイス制御アセンブリ１１０をバックプレート１３０に固定するための１つ以上のロッキング機構(locking feature)１２０を含む。ある実施形態では、
バックプレート１３０は、電気配線アセンブリ（例えば、１本以上の電力ケーブル）と、挿入されたデバイス制御アセンブリ１１０の１つ以上のコンタクト・パッド１１８との間に１つ以上の電気接続を行うために、１つ以上のバックプレート・コンタクト１５２を含む。

[0078] ある実施形態では、バックプレート１３０は、エア・ギャップ・アクチュエータ１４４が開放状態にあるとき（例えば、バックプレート・コンタクト１５２がデバイス制御アセンブリ１１０のコンタクト・パッド１１８と接続している）にデバイス制御アセンブリ１１０をバックプレート１３０に固定するためのロッキング・レバー１４０を含む。ある実施形態では、バックプレート１３０は、エア・ギャップ・アクチュエータ１４４の移動を規制するように構成されたエア・ギャップ・アクチュエータ・ロック１４８を含む。ある実施形態では、エア・ギャップ・アクチュエータ・ロック１４８は、固定状態と解除状態との間で並進するように構成される。

[0079] ある実施形態では、ケーシング１３２は、デバイス制御アセンブリ１１０のバックプレート１３０に対する整合(alignment)を容易にするために１つ以上の連結機構(keyed feature)１５８を含む。例えば、１つ以上の連結機構１５８は、当技術分野において知られている任意のタイプのものでよい。例えば、１つ以上の連結機構１５８は、隆起機構、陥没機構、または溝を含むことができるが、これらに限定されるのではない。ある実施形態では、連結機構１５８は、固定状態においてエア・ギャップ・アクチュエータ・ロック１４８の高さ以上の高さを有する隆起機構である。これに関して、エア・ギャップ・アクチュエータ・ロック１４８は、１つ以上の対応する連結機構１５８（例えば、デバイス制御アセンブリ１１０上の連結機構）を有する物体に接続可能である。

[0080] 図４Ｂは、バックプレート・コンタクト１５２が露出されたときにおける、本開示の１つ以上の実施形態によるバックプレート１３０の等幅図である。ある実施形態では、バックプレートおよびデバイス制御アセンブリは電気接続を行う。例えば、バックプレートは、デバイス制御アセンブリ１１０上においてコンタクト・パッド１１８と電気接続を行うように構成されたバックプレート・コンタクト１５２を含む。

[0081] 図４Ｃは、結合タブ１６８を含むデバイス制御アセンブリ１１０の結合メカニズムを示すデバイス制御アセンブリ１１０の等幅背面図である。ある実施形態では、モジュール型制御ユニット１００のデバイス制御アセンブリ１１０は、バックプレート１３０と相互交換可能に結合するように構成される。例えば、結合タブ１６８は、バックプレート１３０の開口を通過して、デバイス制御アセンブリ１１０をバックプレート１３０に結
合するとき、エア・ギャップ・アクチュエータ・ロック１４８を作動させることができる。

[0082] ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、１つ以上の入力信号を受け入れるユーザ・インターフェース１１２を含む。例えば、ユーザ・インターフェース１１２は、タッチ感応ディスプレイを含むことができるが、これに限定されるのではない。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、１つ以上のセンサを収容するためにセンサ・パネル１１４を含む。例えば、センサ・パネルは、マイクロフォン１２４、スピーカ１２６、および／または占有センサ・アセンブリ１２０５を収容することができるが、これに限定されるのではない。ある実施形態では、ユーザ・インターフェース１１２および／またはセンサ・パネル１１４は、フェースプレート１０４の１つ以上の開口１０６を通して（例えば、ユーザに）露出される。

[0083] ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、１つ以上の電子コンポーネントおよび／または機械コンポーネント（例えば、ユーザ・インターフェース１１２およびディスプレイ１８２に関連するコンポーネント、負荷規制に関連するコンポーネント、センサ・パネル１１４内部にある１つ以上のセンサ等）を収納する(enclose)ケーシ
ング１１６を含む。ある実施形態では、ケーシング１１６は密閉した収納に対応する。更に、ケーシング１１６内部にある内容への接近は、１つ以上の着脱可能なパネル（図示せず）を介して行うことができる。

[0084] 図４Ｄは、本開示の１つ以上の実施形態による、バックプレート１３０に結合されたデバイス制御アセンブリ１１０の等幅図である。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、全ての電気接続（例えば、コンタクト・パッド１１８）が（例えば、ユーザには）触れることができないように、バックプレート１１０の開口１４２内にしっかりと嵌め込まれる。

[0085] ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、１つ以上の入力信号を受け入れるためにユーザ・インターフェース１１２を含む。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、１つ以上のセンサを収容するためにセンサ・パネル１１４を含む。例えば、センサ・パネルは、マイクロフォン１２４、スピーカ１２６、および／または占有センサを収容することができるが、それに限定されるのではない。ある実施形態では、ユーザ／インターフェース１１２および／またはセンサ・パネル１１４は、フェースプレート１０４の１つ以上の開口１０６を通して（例えば、ユーザに）露出される。

[0086] ある実施形態では、モジュール型制御ユニット１００は、バックプレート１３０とデバイス制御アセンブリ１１０との間における有線接続に適した１つ以上のコンポーネントを含むことができる。これに関して、バックプレート１３０とデバイス制御アセンブリ１１０との間で、データおよび／または電力を転送することができる。例えば、バックプレート１３０は、ロジック、メモリ、および通信送受信器を内蔵する(contain)こと
ができる。例えば、通信送受信器は、一線(one-wire)、Ｉ２Ｃ、ＳＰＩ、ＵＳＢ、またはシリアル通信インターフェースのような、しかしこれらには限定されない技法を使用してもよい。

[0087] 図４Ａから図４Ｄまでを参照すると、ある実施形態では、バックプレート１３０が、デバイス制御アセンブリ１１０を相互交換可能に受容するように構成されている。ある実施形態では、バックプレート１３０は、デバイス制御アセンブリ１１０を受容するために、部分的に閉じた開口１４２（例えば、空洞等）を形成するケーシング１３２を含む。ある実施形態では、バックプレート１３０は装着プレート１３４を含む。装着プレート１３４は、電気接続箱１０２（例えば、図３参照）上の対応する装着孔と整合するよう
に構成された１つ以上の装着孔１３６を含むことができる。更に、１つ以上の螺旋を１つ以上の装着孔１３６を通すことによって、バックプレート１３０を電気接続箱１０２に装着することもできる。これに関して、バックプレート１３０を半永続的に電気接続箱１０２に装着することもできる。

[0088] ある実施形態では、当技術分野において知られている任意のメカニズムによって装着プレート１３４をケーシング１３２に固定することもできる。例えば、１つ以上の螺旋１３８によって装着プレート１３４をケーシング１３２に固定するのでもよい。他の例として、１つ以上のキャッチ(catch)を使用して、装着プレート１３４をケーシング１
３２に固定するのでもよい。これに関して、装着プレート１３４はケーシング１３２上に「かちっと嵌る」のでもよい。更に他の例として、バックプレート１３０は、装着プレート１３４およびケーシング１３２が同じ材料の連続片で形成されるように、結合型(combined)装着プレート１３４およびケーシング１３２を含んでもよい。

[0089] 尚、ここで、モジュール型制御ユニット１００についての以上の説明は、例示の目的に限って示したのであり、限定と解釈してはならないことを注記しておく。例えば、モジュール型制御ユニット１００は、デバイス制御アセンブリ１１０およびフェースプレート１０４またはバックプレート１３０の任意の組み合わせを含むことができる。ある実施形態では、モジュール型制御ユニット１００はデバイス制御アセンブリ１１０とフェースプレート１０４とを含む。これに関して、デバイス制御アセンブリ１１０は、バックプレート１３０を用いずに、電気配線系統と接続するように構成される。ある実施形態では、モジュール型制御ユニット１００は、デバイス制御アセンブリ１１０とバックプレート１３０とを含む。このように、デバイス制御アセンブリ１１０は、バックプレート１３０と結合されたときに、電気接続箱を完全にカバーする。ある実施形態では、モジュール型制御ユニット１００は、電気配線系統に直接接続し、電気箱を完全にカバーするように構成されたデバイス制御アセンブリ１１０を含む。

[0090] 図５は、本開示の１つ以上の実施形態にしたがって、電気接続箱１０２内に装着するように構成されたモジュール型制御ユニット１００の分解図である。ある実施形態では、モジュール型制御ユニット１００は、バックプレート１３０を含む。バックプレート１３０は、電気接続箱１０２内部に装着し、電気配線系統への電気接続を設けるように構成された連結機構１５８を含む。ある実施形態では、モジュール型制御ユニット１００は、１つ以上の負荷デバイスを制御するデバイス制御アセンブリ１１０を含み、バックプレート１３０の連結機構１５８と着脱可能に結合するように構成される。

[0091] 図６Ａは、バックプレート１３０上に誘導コイル１７６と連結機構１５８とを含む矩形エンクロージャ・バックプレート１３０を示す等幅図である。ある実施形態では、モジュール型制御ユニット１００は、バックプレート１３０とデバイス制御アセンブリ１１０との間におけるデータ通信および／または電力転送に対応するために１つ以上の誘導コイルを含むことができる。尚、ここで、バックプレート１３０およびデバイス制御アセンブリ１１０内に配置された誘導コイルによって、電気的接触(contract)をなくし、デバイス制御アセンブリがバックプレート１３０内に挿入されていないときに遮蔽の必要性を排除することを注記しておく。ある実施形態では、バックプレート１３０は誘導コイル１７６(inductance coil)を含む。ある実施形態では、誘導コイル１７６は、バックプレ
ート１３０とデバイス制御アセンブリ１１０との間において誘導性電力転送を実行する。ある実施形態では、誘導コイル１７６は、通信可能にバックプレート１３０をデバイス制御アセンブリ１１０と結合する。ある実施形態では、バックプレート１３０は含む。

[0092] 図６Ｂは、矩形筐体１３２が形成され、誘導コイル１７８を含み、更にバックプレート１３０上に連結凹部１５０を含むデバイス制御アセンブリ１１０の背面側の等幅
図である。ある実施形態では、誘導コイル１７８は、バックプレート１３０とデバイス制御アセンブリ１１０との間において誘導電力転送を可能にする。ある実施形態では、誘導コイル１７８はバックプレート１３０から誘導電力転送を受ける。ある実施形態では、バックプレート１３０における誘導コイル１７６、およびデバイス制御アセンブリ１１０における誘導コイル１７８は、デバイス制御アセンブリ１１０およびバックプレート１３０を通信可能に結合する。

[0093] 図６Ｃは、円形エンクロージャ凹部上に誘導性コイル１７６と連結機構１５８とを含む円形エンクロージャ凹部バックプレート１３０を示す等幅図である。ある実施形態では、誘導コイル１７６は、デバイス制御アセンブリ１１０とバックプレート１３０との間において誘導電力転送を実行する。ある実施形態では、誘導コイル１７６は、バックプレート１３０をデバイス制御アセンブリ１１０と通信可能に結合する。ある実施形態では、バックプレート１３０は、光学式リーダ(optical reader)１５６上に載せられた透過性カバー・プレート１５４を含む。ある実施形態では、光学式リーダ１５６は、デバイス制御アセンブリ１１０上の光学マーク１５９を読み取る。例えば、円形デバイス制御アセンブリ１１０をバックプレート１３０内で回転させるに連れて、光学マーク１５９が光学リーダ１５６上を移動し走査される。

[0094] 図６Ｄは、円形筐体が形成されたデバイス制御アセンブリ１１０の背面側の等幅図である。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は誘導コイル１７８を含み、更に連結凹部１５０を含む。ある実施形態では、誘導コイル１７８はバックプレート１３０から誘導電力転送を受ける。ある実施形態では、バックプレート１３０における誘導コイル１７６およびデバイス制御アセンブリ１１０における誘導コイル１７８は、デバイス制御アセンブリ１１０およびバックプレート１３０を通信可能に結合する。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は回転式エンコーダを含む。ある実施形態では、回転式エンコーダは、リーダおよび指示マークを含む。エンコーダは、指示マークがエンコーダを横切って並進すると測定を行い、エンコーダは、位置、速度、および移動距離を含むがこれらに限定されない情報を判定することができる。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０およびバックプレート１３０は、光学エンコーダ、磁気エンコーダ、容量性エンコーダ、または光ファイバ・エンコーダの内の１つを含む。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、マスクド光学エンコーダ(masked optical encoder)またはフェーズド・アレイ光学エンコーダ(phased array optical encoder)を含む。

[0095] ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、デバイス制御アセンブリ１１０の筐体の背面部上に光学マーク１５９を含む。ある実施形態では、光学マークはデバイス制御アセンブリの筐体の背面部周囲に放射状に配された線分である。ある実施形態では、光学マーク１５９は、デバイス制御アセンブリ１１０の筐体の背面部の周囲に円形に配されたパターンである。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０はバックプレート１３０内において自由に回転することができる。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０が回転すると、バックプレート１３０における光学リーダ１５６上を光学マーク１５９が移動して、走査される。

[0096] 図７は、本開示の１つ以上の実施形態による構成変更可能なネットワーク７００の図である。尚、ここで、本明細書において説明するネットワーク７００は、単に例示の目的に限って示されるのであり、本開示を限定するように解釈してはならないことを注記しておく。ある実施形態では、このネットワークは、デバイス制御アセンブリ７０２～７１０と、１つ以上の負荷デバイス７２０～７４０を制御するように構成され、接続された移動体デバイス７１２（例えば、電話機、タブレット、ワイヤレス接続コンピュータ等）とを含む。

[0097] ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ７０２および７０４は、負荷デバイス７２０および７２２と物理的に対を形成され、三路スイッチとして動作するように構成される。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ７０６が負荷デバイス７２６～７３０と物理的に対を形成され、負荷デバイス７２６～７２８および負荷デバイス７３０を独立して動作させる多機能キーパッドとして動作するように構成される。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ７０８および７１０は、負荷デバイス７３２～７３６と物理的に対を形成され、三路スイッチとして動作するように構成される。更に、デバイス制御アセンブリ７０８は、常にオンでいるように構成され、このようにして、デバイス制御アセンブリ７０８だけが負荷デバイス７３２～７３６を制御する。ある実施形態では、負荷デバイス７２４、７３８、および７４０は、ワイヤレスでネットワーク７００に接続され、いずれのデバイス制御アセンブリ７０２～７１０とも物理的に対を形成されない。

[0098] ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ７０２～７１０は、１つ以上のデータ・パスウェイを経由してネットワーク７００内でワイヤレスに接続される。ある実施形態では、ネットワーク回路およびデバイス制御アセンブリ１１０の関連するネットワーク・ハードウェアは、メッシュ・ネットワーク・トポロジ（例えば、フラッド・メッシュ・トポロジ(flood mesh topology)）でＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）低エネルギ（ＢＬＥ）プロトコルによって接続するように構成される。ある実施形態では、ＢＬＥメッシュ・ネットワーク・プロトコルは、主にＢＬＥアドバータイジング・パケットを使用して主にネットワーク上でノード間においてメッセージを渡すために使用される。更に、移動体デバイス７１２ならびに負荷デバイス７２４、７３８、および７４０は、メッシュ・ネットワーク７００内にあるノードである。これに関して、メッシュ・ネットワーク上にある各ノードは、メッシュ・ネットワークの全てのノードが通信できるように（例えば、単一ホップまたはマルチホップ・パスを通じて）、メッシュ・ネットワーク・トラフィックを送信または再送信することができる。したがって、移動体デバイス７１２は、ネットワーク７００を通じて、負荷デバイス７３８および７４０と対を形成することができる。例えば、移動体デバイス７１２は、負荷デバイス７３８に到達するには不十分なデータ範囲７１８を有する場合もある。しかしながら、デバイス制御アセンブリ７０８はリピータとして（例えば、フラッド・メッシュ・ネットワークにおいて）役割を果たすことができる。これに関して、データ範囲７１６は、データ通信に対応するために、移動体デバイス７１２のデータ範囲７１８、および負荷デバイス７３８のデータ範囲７１４と重複する。ある実施形態では、各ノードは、ネットワークに関連する任意のデバイスとすることができる。例えば、ネットワーク・ノードは、デバイス制御アセンブリ１１０、携帯電話、タブレット、ガレージ・ドア・コントローラ、占有センサ・アセンブリ・システム１２００、ドア／窓センサ、温度センサ１２１２、湿度センサ１２１０、１つ以上の煙検出器１２１６、一酸化炭素検出器１２１４、またはその他のリモート・センサの内任意のものを含むことができる。ある実施形態では、ＢＬＥメッシュ・ネットワークに接続された全てのデバイスが、これらがデバイス制御アセンブリ１１０であるか否かには関係なく、メッシュ・ネットワークに含まれる。例えば、メッシュ・ネットワークは、デバイス制御アセンブリ１１０、携帯電話、タブレット、テレビジョン、照明器具、センサ、リモート・コントローラ、コンピュータ、ディスプレイ、またはマイクロフォンを含むことができるが、これらに限定されるのではない。

[0099] ある実施形態では、移動体デバイス７１２は、ネットワーク７００内部の負荷デバイス１９０との通信のために、デバイス制御アセンブリ（例えば、デバイス制御アセンブリ７０６）に接続する。これに関して、デバイス制御アセンブリ７０６は、移動体デバイス７１２とネットワーク７００上の任意のデバイスとの間でデータを伝達するためのブリッジとして動作することができる。

[00100] 尚、ここで、移動体デバイス７１２、または代わりに任意の接続されているデバイス（例えば、接続されているテレビジョン、接続されている電化製品、ウェアラブル・デバイス等）は、ネットワーク７００上で適正に通信するためにしかるべきハードウェアを含まなくてもよいことを注記しておく。しかしながら、デバイス制御アセンブリ（例えば、デバイス制御アセンブリ７０６）は、同時に、第１プロトコル（例えば、フラッド・メッシュ・プロトコル）上のネットワーク７００、および第２プロトコル（例えば、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）プロトコル）上で接続されているデバイスと接続し、この接続されているデバイスとネットワーク７００上の１つ以上のデバイスとの間におけるデータ通信のためのブリッジを設けることができる。

[00101] 尚、ここで、デバイス制御７０２アセンブリ７０２～７１０、移動体デバイ
ス７１２、および負荷デバイス７２０～７４０間では、構成変更可能なネットワーク７００を通じて、任意の数のデバイス対形成を行えることを注記しておく。したがって、以上の対形成についての説明は、例示の目的のみを意図しており、限定として解釈してはならない。

[00102] 図８は、本開示の１つ以上の実施形態による、家屋における構成変更可能な
ネットワークを示す家の間取り図８００である。尚、ここで、デバイス制御アセンブリ１１０が間取り図８００では壁に結合された半円として図示されていることを注記しておく。間取り図８００では、デバイス制御アセンブリ１１０はＤＣ１～ＤＣ１１で示され、壁に結合された半円によって表されている。間取り図８００では、ドアおよび窓センサはＳ１～Ｓ９で示され、ドアまたは窓の位置に結合された矩形によって表されている。間取り図８００は、メッシュ接続された照明器具を星型として図示し、メッシュ接続照明器具をＭＬ１～ＭＬ３で示す。間取り図８００は、電気的に接続された照明器具を、中央に孔がある星型として図示し、電気的に接続された照明器具をＥＣ１～ＥＣ１４で示す。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、種々の機能を実行するために、他のコンポーネントに結合される。例えば、デバイス制御アセンブリ１１０は、キーパッド、調光器、カラー・コントローラ、または照明スイッチとして機能することができる。他の例として、制御デバイス・アセンブリ１１０を、電気的に接続された光源、またはメッシュ・ネットワーク接続された光源に結合することもできる。他の例として、デバイス制御アセンブリ１１０を、負荷デバイス１９０に接続されている、メッシュ・ネットワーク接続されたデバイス制御アセンブリ１１０に結合することもできる。更に他の例として、メッシュ・ネットワーク接続されたデバイスまたはセンサにデバイス制御アセンブリ１１０を結合することもできる。更に他の例として、デバイス制御アセンブリ１１０を、以上の例の内任意のものにおいて、本明細書において説明したように、デバイスのグループに結合することもできる。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、照明スイッチとして機能し、結合されている負荷デバイスの状態を切り替える(toggle)。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、ランプの色、照明の色調を変化させるカラー・コントローラを含む。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、関連する負荷デバイス１９０の線形性パターンにしたがって、結合されている負荷デバイスの明るさを設定するための調光器として機能する。例えば、負荷デバイス１９０がデバイス制御アセンブリ１１０に結合されている場合、調光回路を使用して、配信されるエネルギが制限される。実例をあげると、交流用トライオード（ＴＲＩＡＣ）調光器を負荷デバイス１９０と結合し、このデバイスの照明レベルを下げることができる。ある実施形態では、メッシュ・ネットワークを通じて負荷デバイス１９０に結合されている制御デバイス・アセンブリ１１０は、メッシュ・ネットワーク・コマンドを、負荷デバイス１９０に関連する１つ以上のノードに送る。ある実施形態では、複数のデバイス制御アセンブリ１１０を同じ負荷デバイス１９０または負荷デバイス１９０のグループに結合することもできる。ある実施形態では、負荷デバイスに結合されているデバイス制御アセンブリ１１０は、他のデバイス制御アセンブリ１１０が同じ負荷デバイス１９０に結合されることを把握する。

[00103] ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０のメッシュ・ネットワー
クは、三路または四路スイッチとして機能する。尚、ここで、従前からの三路照明スイッチ構成は、２つの照明スイッチが１つの照明具または照明具のグループを調光する、または点灯するおよび消灯することを可能にするのでもよいことを注記しておく。また、ここで、従前からの四路スイッチは、２つよりも多いスイッチを三路構成に追加するために使用されてもよいことも注記しておく。更に、ここで、これら三路および四路スイッチは、スイッチを制御するために特殊な電気配線を必要とする場合もあり、電気配線は、改築がなければ、家庭の建築後変更されないのが通例であることも注記しておく。表１は、家の中の種々の空間に存在する可能性がある種々の負荷デバイス１９０を例示するための、対を形成するデバイスおよび照明Ｌ１～Ｌ２６の表である。ある実施形態では、２つのデバイス制御アセンブリ１１０が同じ負荷デバイス１９０に結合されれば、配線を更新することなく、三路スイッチ機能が得られる。例えば、三路スイッチ機能が表１に例示されており、Ｈ１ＡおよびＨ１Ｂにおける制御デバイス・アセンブリ１１０が、照明Ｌ６、Ｌ７、およびＬ１５に接続され、制御デバイス・アセンブリ１１０ ＬＲ１にメッシュ接続されている。制御デバイス・アセンブリ１１０ ＬＲ１は、光源１５に電気的に接続されている。実例をあげると、制御デバイス・アセンブリ１１０ Ｈ１ＡまたはＨ１Ｂを作動させると、全ての照明が同じ状態にあるのであれば、照明Ｌ６、Ｌ７、およびＬ１５の状態を切り替える。尚、ここで、照明１５は制御デバイス・アセンブリ１１０ Ｈ１Ａ、Ｈ１Ｂ、およびＬＲ１によって制御可能であるので、その状況は一層複雑であり、このようなスイッチの挙動を表２において説明することを注記しておく。

[00104] ある実施形態では、タッチ・ユーザ・インターフェースがデバイス制御アセ
ンブリ１１０の主要なユーザ・インターフェースである。表３は、異なるディスプレイ・モードを利用する異なる方法の例示的な図表(exemplary illustration)を示す。

[00105] ある実施形態では、デッドフロンティングおよびタッチ・ユーザ・インター
フェースによって、異なるユーザ・インターフェース・モードが有効になる(enabled)。
例えば、デバイス制御アセンブリ１１０のディスプレイ１８２は、オフ、調光、通知、色選択、およびキーパッドのモードで機能することができる。実例をあげると、各ディスプレイ・モードは、ユーザがデバイス制御アセンブリ１１０の異なる機能(feature)とイン
ターフェースすることを可能にし、表４は、ディスプレイ・モードに応じて、ユーザが制御対象負荷（ＬＵＣ）を制御するためにどのように制御デバイス・アセンブリ１１０と対話処理するかについて記述する。

図９Ａは、ディスプレイ／トラックパッド９０２の「オフ」ディスプレイ・モードを示すフェースプレートおよびディスプレイの正面輪郭図である。図９Ｂは、ディスプレイ／トラックパッド９０２の「調光」ディスプレイ・モード９０４を示すフェースプレートおよびディスプレイの正面輪郭図である。図９Ｃは、ディスプレイ／トラックパッド９０２の「キーパッド」ディスプレイ・モードを示すフェースプレートおよびディスプレイの正面輪郭図である。図９Ｄは、ディスプレイ／トラックパッド９０２の「通知」表示モードを示すフェースプレートおよびディスプレイの正面輪郭図であり、通知は、赤いバックラ
イト２４８によって照らされる三角形９０６として示される。ある実施形態では、ユーザは、ディスプレイ１８２上で点滅する形状と対話処理して（例えば、タップ、二重タップ等によって）、通知に応答することができる。例えば、三角形９０６は、ドア（例えば、ガレージ・ドア、正面ドア等）が開いているまたは施錠されていないことを示すために、赤く点滅することができる。応答して、ユーザは、ガレージ・ドアを閉める、または正面ドアに施錠する、そして通知をリセットする（例えば、三角形９０６を基準照明プロファイルに戻す）ために三角形９０６をタップすることができる。ある実施形態では、各形状が異なる通知（例えば、開いているドア、開いている窓、出損なった通話等）を示すことができる。更に、各形状は、任意の数の通知を示すために、任意の数の照明プロファイル（例えば、色および明暗度の組み合わせ）で照明することができる。図９Ｅは、フェースプレートおよびディスプレイの正面輪郭図であり、緑の波長９１２、青の波長９１４、および赤の波長９１６を有するＣＩＥ１９３１色空間色度図チャート９１０を図示する。図９Ｆは、フェースプレートおよびディスプレイの正面輪郭図であり、ディスプレイ／トラックパッド９０２上に重畳された１９３１ＣＩＥカラー・チャート９１０を含む、ディスプレイ／トラックパッド９０２の「色選択」表示モードを図示する。ある実施形態では、大まかなＣＩＥ１９３１色空間色度図チャート９１０が、ディスプレイ／トラックパッド９０２上に重畳され、緑の波長９１２を円形の画像上に位置付け、青の波長９１４を三角形の画像上に位置付け、赤の波長９１６を正方形の画像上に位置付ける。ある実施形態では、ユーザは、ディスプレイ／トラックパッド９０２上の大まかな１９３１ＣＩＥカラー・チャート９１０から、表示用の色を選択する。

[00106] ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、負荷デバイス１９０
に配信される電流量を制御する電子照明調光回路１００１を有する。例えば、ＴＲＩＡＣベースの調光回路は、要求調光レベルをＡＣ線位相角度に変換する。ある実施形態では、負荷デバイス１９０の要求調光レベルは、ユーザによって設定される。ある実施形態では、調光レベルは、デバイス制御アセンブリ１１０によって決定される。図１０Ａは、接地１００２に関するＡＣ線１００４の波形のゼロ交差１０１０を検出する調光回路１００１を示す回路図である。図１０Ｂは、図１０Ａによる波形位相角度１０１２の関連分析(associated analysis)を示すＡＣ波形位相図である。ある実施形態では、照明制御システム
１０８は、ゼロ交差１０１０を検出し、位相角１０１２に等しい時間遅延を計測し(count)、次いでＴＲＩＡＣ１００８のゲート１００６を駆動して、ＴＲＩＡＣ１００８を通過
するように電流を流させる。尚、ここで、ＴＲＩＡＣ１００８の調光器は、電気的に接続された負荷デバイス１９０のみに作用することを注記しておく。ある実施形態では、調光レベルは、位相角の代わりに、半サイクルの割合として表現することもできる。尚、ここで、ＡＣ線は、負荷デバイス１９０に入る平均電圧レベル１００３が低くなり、その結果、負荷デバイス１９０に対して調光効果が得られることを注記しておく。

[00107] ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、それが結合されてい
る負荷デバイス１９０の種類を検出することができる。例えば、デバイス制御アセンブリ１１０は、負荷デバイス１９０が、小型蛍光灯か、白熱灯か、または発光ダイオード（ＬＥＤ）か検出することができる。ある実施形態では、負荷デバイス１９０は、直接配線によって、デバイス制御アセンブリ１１０に接続される。ある実施形態では、負荷デバイス１９０は、磁気低電圧変圧器を介して、デバイス制御アセンブリ１１０に接続される。ある実施形態では、負荷デバイス１９０は、電子低電圧変圧器を介して、デバイス制御アセンブリ１１０に接続される。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、負荷デバイス１９０が調光可能か否か判定することができる。ある実施形態では、負荷デバイス１９０の種類は、負荷デバイス１９０を通過する電流を経時的に測定し、この電流レベルを既知の電流対時間の特性図(profile)と照合することによって、検出することができ
る。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０に接続されている負荷デバイス１９０が調光可能か否か判定するために、光センサを利用する。ある実施形態では、照明制
御システム１０８は、デバイス制御アセンブリ１１０に結合されている負荷デバイス１９０に合わせてチューニングされた線形化パターン１０２０を選択する。ある実施形態では、照明制御システム１０８は、調節される特定の負荷デバイス１９０のために選択された線形化パターン１０２０にしたがって、負荷デバイス１９０の照明レベルを調節する。図１０Ｃは、白熱灯負荷デバイス１９０に合わせた正規化照明曲線を示す照明デバイス照明レベル・プロット図である。尚、ここで、最適な線形化パターンは、負荷デバイスの種類によって変化することを注記しておく。更に、ここで、１つの種類の負荷デバイスに合わせた線形化パターンが、他の種類の負荷デバイスを線形化するためには機能しないことも注記しておく。ある実施形態では、線形化パターンは、各調光レベルにおいて生成される光の量を正規化する。例えば、負荷デバイスが増加しつつある量のエネルギを受光すると、これは、室内の照明レベルが一定に傾斜して増大していることが、ユーザによって観察される。尚、線形化がないと、負荷デバイス１９０の調光パターンは、非線形で暗くまたは明るくなる（１０２２）ことを注記しておく。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０に接続されている負荷デバイス１９０の種類が変更になったとき、負荷デバイス１９０に適用される線形化パターンも変更する。例えば、ＬＥＤ負荷デバイスが白熱灯と置き換えられた場合、デバイス制御アセンブリ１１０は、新たな負荷デバイス１９０を識別し、白熱灯に合った線形調光曲線を生成する線形化パターンを適用することができる。ある実施形態では、負荷デバイス１９０がデバイス制御アセンブリ１１０に挿入されたときに、この新たな負荷デバイス１９０について測定された電流プロパティによって、負荷デバイス１９０を識別することができる。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０を制御する携帯電話アプリケーションにおいて、負荷デバイス１９０の種類を選択するように、ユーザに促すことができる。ある実施形態では、光センサを使用して、負荷デバイスから出力される光を測定し、予測される光レベルを測定した光レベルと比較することによって、予測と一致するように光レベルを構成するために、調光割合に対して調節を行う。

[00108] ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は音声コマンドを記録し、処理のために、これらを所定の音声サービスに送る。例えば、音声処理サービスは、Ｓｉｒ（登録商標）、Ｃｏｒｔａｎａ（登録商標）、またはＡｌｅｘａ（登録商標）とすることができる。実例をあげると、デバイス制御アセンブリ１１０は、「Deako（登録商標）」のようなキーワードを待ち受けることができ、ついで音声サービスにストリーミングを開始する。ある実施形態では、音声サービスは、音声ストリームを受信し、要求を処理し、ストリームの受信を確認する。図１１は、ユーザの音声ストリーム・プロセス要求が受信され、受け入れられたか否か、ユーザに通知するために実行されるステップを示すフロー・チャートである。ある実施形態では、承認（Ａｃｋ）または非承認（Ｎack）ルーチン１１００が、トーンを再生する、緑色の光を閃光させる、赤い光を閃光させることを含むがこれらには限定されない通知によって、ユーザに、彼らの音声ストリーム要求のステータスについて通知する。ある実施形態では、音声サービスは、デバイス制御デバイス１１０によって再生された音声応答をストリーミングし返す。ある実施形態では、コマンド・パケットがデバイス制御アセンブリ１１０によって、ユーザ・アクションとしてデコードされる。例えば、コマンド・パケットは、ユーザが家中にある全ての照明を消すように要求したことを、デバイス制御アセンブリ１１０に指示することができる。

[00109] ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、Ｗｉ－Ｆｉ回路１７０、またはインターネットに接続するためのデバイスを含む。例えば、デバイス制御アセンブリ１１０は、家庭用Ｗｉ－Ｆｉネットワークと通信するために、ブリッジまたはアクセス・ポイント・ハブを含むことができる。他の例として、アクセス・ポイント・ハブは、デバイス制御アセンブリ１１０内に統合すること、およびメッシュ・ネットワーク内に統合されることも可能である。実例をあげると、各デバイス制御アセンブリ１１０は、インターネットに接続するために、１つ以上のアクセス・ポイント・ハブを使用することもできる。他の実例をあげると、別個のアクセス・ポイント・ハブ・デバイスが、デバイス制御アセンブリ１１０のメッシュ・ネットワークおよびインターネットに接続することもできる。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、音声コマンドをローカルに処理する。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、マイクロフォンからのデータを処理して、音声コマンドを抽出する(pick out)。例えば、音声コマンドは、キーワードから始まり、コマンド命令が続くのでもよい。実例をあげると、キーワードは「Ｄeako（登録商標）」であってもよく、次いで、台所の照明を消すというようなコマンドが続く。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、話者を問わない音声認識ソフトウェアを使用して、発声された単語をテキスト文字列に変換する。ある実施形態では、自動音声認識ソフトウェアを採用することもできる（例えば、ＣＭＵ Ｓｐｈｉｎｘ（登録商標））。ある実施形態では、ディープ・ニューラル・ネットワーク（ＤＮＮ）手法を利用して音声を認識する。

[00110] ある実施形態では、口頭で発せられるキーワードがコマンドの唯一のアクションである。尚、ここで、キーワードが長いほど、音声認識システムにとって、識別するのが容易であり、間違えるコマンドが少なくなることを注記しておく。例えば、インターフェースの簡素化および音声認識精度の向上を達成するためには、”Deako（登録商標） Toggle Lights”というような長いキーワードを定めるとよい。実例をあげると、デバイス制御アセンブリ１１０によって”Deako（登録商標） Toggle Lights”が識別される毎に、照明の状態を切り替える。他の実例をあげると、デバイス制御アセンブリ１１０によってキーワード”Deako（登録商標） Toggle Lights”が識別され、照明がオンであった場合、デバイス制御アセンブリ１１０は照明をオフに切り替える。他の実例をあげると、デバイス制御アセンブリ１１０によってキーワード”Deako（登録商標） Toggle Lights”が識別され、照明がオフであった場合、デバイス制御アセンブリ１１０は、照明をオンに切り替える。ある実施形態では、負荷デバイス１９０が調光される場合、トグル・コマンドが与えられたときの調光レベルが維持される。例えば、負荷デバイス１９０が６０％オンのレベルにあり、トグル・コマンドが与えられた場合、負荷デバイスは６０％オフのレベルに設定される(configured)。

[00111] ある実施形態では、ユニバーサル・シリアル・バス（ＵＳＢ）ハブを、デバイス制御アセンブリ１１０のバックプレート１３０に結合することができる。例えば、１つ以上のＵＳＢ充電ポートが形成されたＵＳＢハブを、デバイス制御アセンブリ１１０のバックプレート１３０に差し込むことができる。ある実施形態では、ＵＳＢハブは、市販のデバイス（例えば、Ａｐｐｌｅ ｉＰａｄ（登録商標）、Ｓａｍｓｕｎｇ Ｇａｌａｘｙ（登録商標） Ｓ５電話機、またはＡｍａｚｏｎ Ｋｉｎｄｌｅ Ｆｉｒｅ（登録商標））を実装するためのメカニズムを有する。ある実施形態では、ＵＳＢハブに接続されている市販のデバイスに、デバイス制御アセンブリ１１０のＷｉ－Ｆｉ回路１７０の代わりに、ＢＬＥメッシュ・ネットワークとＷｉ－Ｆｉ接続との間をブリッジするようにデバイスを構成するアプリケーションを装備することができる。ある実施形態では、ＵＳＢハブがデバイス制御アセンブリ１１０を含む。

[00112] タブレット・ホルダはＤＢＰ内に差し込み、１つまたは複数のＵＳＢ充電ポートを有し、更に、Ａｐｐｌｅ ｉＰａｄ（登録商標）、Ｓａｍｓｕｎｇ Ｇａｌａｘｙ（登録商標） Ｓ５電話機、またはＡｍａｚｏｎ Ｋｉｎｄｌｅ Ｆｉｒｅ（登録商標）のような、市販のデバイスを装着するためのメカニズムを有する。これらのデバイスは、そのようにそれを構成するアプリケーションが装備されると、ＢＬＥメッシュ・ネットワークとＷｉＦｉとの間において、ＤＳＦ ＡＰ（図１６）またはＷｉＦｉ－ＢＬＥブリッジの代わりに、ブリッジとして使用することができる。また、タブレット・ホルダはＤＳＦも含むことができる。

[00113] 図１２は、デバイス制御アセンブリ１１０および能動型赤外線占有センサ・
アセンブリ１２０５を構成するコンポーネントを図示するブロック図である。ある実施形
態では、デバイス制御アセンブリ１１０は２つの部分に設計される。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、前面制御ユニット１２０１と背面電力ユニット１２０３とを含む。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０が占有センサ・アセンブリ１２０５を含む。ある実施形態では、制御ユニット１２０１が占有センサ・アセンブリ１２０５を含む。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ１２０５は、占有プロセッサ１２０２とセンサ・アセンブリ１２０８とを含む。ある実施形態では、電力ユニット１２０３は調光器１８４を含む。ある実施形態では、電力ユニット１２０３は、電力監視回路とＡＣ／ＤＣ電源とを含む。ある実施形態では、電力ユニット１２０３は電力線と通信回路とを含む。ある実施形態では、制御ユニット１２０１はリアル・タイム・クロック１２２２を含む。ある実施形態では、制御ユニット１２０１はＬＥＤダウン・ライト１２１８を含む。ある実施形態では、制御ユニット１２０１および電力ユニット１２０３は、制御ユニット１２０１と通信しこれに給電するために、ワイヤラインを通じて結合される。ある実施形態では、通信回路１２２０からの通信信号は、制御アセンブリの真正性を検証するために使用される。例えば、ある設備において、電力ユニット１２０３と一緒に動作するように設計されていない制御アセンブリには、給電されない。

[00114] ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０は、部屋が人によって占
有されている間、その部屋における照明を点けたままにする。ある実施形態では、部屋がもはや人によって占有されていないとき、デバイス制御アセンブリ１１０によってその部屋における照明は切られる。尚、ここで、従前からの部屋占有スイッチ検出システムは焦電赤外線（ＰＩＲ）センサを利用することを注記しておく。加えて、ＰＩＲセンサは、視野（ＦＯＶ）内に人がおり、更に検出するためには人が動くことが必要になるので、占有検出器としては信頼性が低いことも、ここで注記しておく。更に、ここで、センサからの距離が長くなる程、ＰＩＲセンサの検出有効性は低下することも注記しておく。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ１２０５は１つ以上のＩＲエミッタ１２０６を含む。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ１２０５はセンサ・アセンブリ１２０８を含む。ある実施形態では、センサ・アセンブリ１２０８はカメラを含む。ある実施形態では、カメラはＣＣＤセンサを含む。ある実施形態では、カメラはＣＭＯＳセンサを含む。尚、ここで、ＣＭＯＳセンサはＩＲ光だけでなく可視光波長の双方に感応することを注記しておく。ある実施形態では、センサ・アセンブリ１２０８はトライフィールド・レンズ（ＴＦＬ：tri-field lens)１２０９を含む。

[00115] 図１３は、占有センサ・アセンブリ・システム１２００の表面を図示するフ
ェースプレートおよびディスプレイの前面輪郭図である。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００はマイクロフォン１２４を含む。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ１２０５は占有プロセッサ１２０２を含む。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ１２０５は、人が静止していても、またはセンサ・アセンブリ１２０８の視野の外側においても、空間における占有者を検出する。

[00116] ある実施形態では、１つ以上のＩＲエミッタ１２０６がある時間期間ＩＲ光
で部屋を照明する。ある実施形態では、ＴＦＬ１２０９はミラー状の屈折面を形成するように構成された固体透過性材料で組み立てられる。ある実施形態では、ＴＦＬ１２０９は、画像センサ上に３つの異なるセクションを作り、外側のセクションは、中央セクションと比較して、１本の軸で映し出されるようにしている。ある実施形態では、ＴＦＬ１２０９におけるミラー１２０７は、ほぼ１８０度のＦＯＶを形成する(create) 。尚、ここで
、ＴＦＬ１２０９の外側セクションは、魚眼レンズにおけるように歪むことを注記しておく。ある実施形態では、マイクロフォン１２４は、空間における環境ノイズを聞き、このノイズが人による占有を示すか否か判定するために使用される。

[00117] ある実施形態では、占有プロセッサ１２０２は画像処理を実行する。ある実
施形態では、占有プロセッサ１２０２は占有検出および不在(vacancy)検出を実行する。
ある実施形態では、画像を変形し、ＴＦＬ１２０９による歪みを補償するために画像処理が使用される。図１４は、占有検出のステップを示す流れ図である。ある実施形態では、画像がカメラによって取得されるとき、部屋がＩＲ光によって照らされる。尚、ここで、ＩＲ照明は、現在の環境光レベルには関係なく、均一に部屋を見ることを可能にすることを注記しておく。ある実施形態では、ＣＭＯＳセンサは、１つ以上のＩＲエミッタ１２０６が空間を照明して画像をキャプチャし、そして照明せずに画像をキャプチャする。ある実施形態では、占有プロセッサは、２つの取得した画像の差を取ることによって、第３画像を判定する。例えば、この差は、２つの取得画像から取られ、１つの画像はＩＲエミッタ１２０６によって照らされている空間から取られ、他方の画像は、その空間が１つ以上のＩＲエミッタ１２０６によって照らされずに、取られたものである。ある実施形態では、占有プロセッサ１２０２は、環境光によるばらつきを受けずに、画像をレンダリングする。例えば、１つ以上のＩＲエミッタ１２０６によって照らされているときの空間、および１つ以上のＩＲエミッタ１２０６によって照らされていないときの空間から取り込まれた画像の差を取ることによって取得された画像には、環境光によるばらつきが生じない。ある実施形態では、背景および前景画像を判定するために画像処理が使用される。ある実施形態では、背景画像は未占有空間のビューである。ある実施形態では、前景画像を分析して占有を判定する。

[00118] ある実施形態では、ＩＲエミッタ１２０６をＣＭＯＳセンサの画像キャプチ
ャと同期して変調し、他のＩＲエミッタの効果を打ち消す。尚、ここで、リモート・コントローラ、動いている窓用日よけからの反射、および／または突然開くドアは、ＩＲエミッタとして作用することを注記しておく。図１５Ａから図１５Ｈまでは、識別マーキング(marking)およびワイヤ・フレームを含むセンサ画像の例であり、静止物体を識別するた
めの形状検出を示す。図１５Ａは、静止前景画像から占有センサ・アセンブリ・システム１２００によって識別された人を示すワイヤ・フレーム図である。図１５Ｂは、図１５Ａからの人のワイヤ・フレーム表現が重ね合わされた人の画像であり、占有センサ・アセンブリ・システム１２００によって取得された画像によって識別された人の識別を示す。図１５Ｃは、人のワイヤ・フレーム図であり、静止前景画像から占有センサ・アセンブリ・システム１２００によって識別された人を示す。図１５Ｄは、図１５Ｃからの人のワイヤ・フレーム表現が重ね合わされた人の画像であり、占有センサ・アセンブリ・システム１２００によって取得された画像によって識別された人の識別を示す。図１５Ｅは、重ね合わされたワイヤ・フレーム表現を含む人の画像であり、静止前景画像から占有センサ・アセンブリ・システム１２００によって識別された、腕を身体の前に上げている人を示す。

図１５Ｆは、占有センサ・アセンブリ・システム１２００によって識別された人の前において、図１５Ｅにおける人の腕が来る位置を示す分析画像である。図１５Ｇは、静止前景画像から占有センサ・アセンブリ・システム１２００によって識別および取得された人を示し、重ね合わされたワイヤ・フレーム表現を含む、人の画像である。図１５Ｈは、占有センサ・アセンブリ・システム１２００によって識別された画像内において、図１５Ｇにおける人の下半身が位置するエリアを示す分析画像である。ある実施形態では、動体を識別するために（即ち、人間の占有者とセンサ付近にいるペットまたは昆虫との間で判別を行う）、形状および動き検出が使用される。

[00119] ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム２０００を、占有検
出が望まれる任意の場所に結合することができる。例えば、占有センサ・アセンブリ・システム２０００を壁、天井、拱道、または郵便受けに結合することができる。尚、ここで、例示的な場所としての家庭の使用は例示を目的とするに過ぎず、本開示の限定としての使用ではないことを注記しておく。

[00120] 図１６は、人が家に入り、決まった手順を踏むというシナリオを例示するた
めに、人の家中における経路を示す間取り図１６００である。例えば、一日の終わりに人が仕事から帰宅して、家に入って決まった経路を進む。実例をあげると、人はドアＳ７から入り、点線で示す経路を辿る。間取り図１６００において、デバイス制御アセンブリ１１０は、ＤＣ１～ＤＣ１１で示され、壁に結合した半円で表されている。間取り図１６００では、ドアおよび窓センサは、Ｓ１～Ｓ９で示され、ドアまたは窓の位置に結合された矩形で表されている。間取り図１６００は、経路に沿った人による行動を、番号として含み、これらの行動の概要を状態表である表５において纏める。例えば、人がＳ７において家に入り、入口８１５を歩いて突っ切り、居間８１１を通り抜けて台所８０８に達し、ここでこの人は彼の鍵および財布を下に置く。この例を更に続けると、この人は台所８０８から第１廊下８１２を抜けて第１寝室８０２まで歩き、ここでこの人は彼のかばんを下におく。この例を更に続けると、この人は第１寝室８０２から、第１廊下８１２を抜けて、台所８０８にある冷蔵庫まで歩く。この例を更に続けると、この人は台所から出て、第１廊下８１２を通って居間８１１にあるソファ８１８まで歩いて行き、テレビジョン８１９をつける。

[00121] 状態表５は、デバイス制御アセンブリ１１０毎に、簡略化した占有状態を示
す。間取り図１６００におけるデバイス制御アセンブリ１１０のメッシュ・ネットワークは、家中を動き回る人の行為(action)について遙かに多い情報を有する。何故なら、各デバイス制御アセンブリ１１０の占有センサ・アセンブリ１２０５は、物体が空間中を動き回る際に、物体を追跡するために撮像を使用するからである。

[00122] ある実施形態では、占有者アクション(occupant action)の占有状態は、入来（Ｎ）、退出（Ｘ）、静止（Ｓ）、および移動中（Ｍ）を含むが、これらに限定されるのではない。ある実施形態では、占有位置の占有状態は、床右（ＦＲ）、床左（ＦＬ）、床中央（ＦＭ）、右下（ＬＲ）、中央下（ＬＭ）、左下（ＬＬ）、右上（ＵＲ）、中央上（ＵＭ）、および左上（ＵＬ）を含むが、これらに限定されるのではない。ある実施形態では、占有状態ノイズ・タイプは、摺り足（ＳＦ：Shuffling Feet）、テレビジョン（ＴＶ）、会話（ＴＫ）、音楽（ＭＣ）、およびタイピング（ＴＰ）を含むが、これらに限定さ
れるのではない。ある実施形態では、状態を論ずるために使用される表記(convention)は、アクション－場所または可聴－ノイズ・タイプによって記述される。データのフレーム毎に、アクション状態(Action state)および１つ以上の可聴状態(Audible states)を取ることが可能である。

[00123] 間取り図１６００において、人が入口８１５においてアクション１を行い、
デバイス制御アセンブリ１１０が、人がセンサＦＯＶ（Ｎ－ＦＲ）の右から部屋に入り、アクション２によって右から（Ｍ－ＦＭ）部屋の中央まで進み、センサのＦＯＶの左側（Ｘ－ＦＬ）に出たことを検出するという例示的な場面例(exemplary illustration)について検討する。間取り図１６００におけるアクションの複合状態名および記述は、状態表６において見ることができる。

[00124] ある実施形態では、ネットワーク上にあるあらゆるノードが、継続的にどこ
に占有者がいるか、そして彼らがどこにいたかを把握する。例えば、各デバイス制御アセンブリ１１０は、データのフレーム毎に、ネットワーク上にあるあらゆる他のノードに状態データを伝達する。ある実施形態では、ネットワークは、典型的な占有者の行動パターンを学習することができる。例えば、寝室１の占有者は、朝起床して部屋を出て（Ｘ－ＦＲ）、廊下１ ８１２を歩いて行き（Ｎ－ＦＲ、Ｍ－ＦＭ、Ｘ－ＦＬ）、システムは、過去の行動に基づいて、この占有者が台所８０８に行くことを予測する。他の例として、寝室２ ８０４の占有者が部屋を出て（Ｘ－ＦＲ）、次いで廊下２ ８１４を歩いていく（Ｎ－ＦＲ、Ｍ－ＦＭ、Ｘ－ＦＭ）とき、システムは、この占有者が浴室８１６に行くことを予測する。

[00125] ある実施形態では、予測エンジンが再帰的ベイズ推定（ＲＢＥ）に基づくこ
ともでき、このデバイスでは、動的に加重された状態遷移モデル（ＳＴＭ）予測学習アルゴリズムを有するカルマン・フィルタが使用される。例えば、表９に示す観察モデル表に、経時的にあらゆるシステムについて入力し、ＳＴＭによって有効性を判断する。

[00126] 図１７は、人がガレージを通って家に入るシナリオを考慮することによる有
効性判断プロセスを示す間取り図１７００の略図である。この例では、廊下２Ａおよび廊下２Ｂのセンサがアクション１の間にこの人を捕らえ、この人は廊下２ ８１４を歩き続け、速度ベクトルがこの人に対して形成される。この例を続けると、この人はドアに接近
し、１００ｍｐｍ（毎秒メートル）で洗濯室８１０に進む。この例では、予測エンジンは、この人が次に入る確率が最も高い部屋を、ＳＴＭを使用して予測し、表７に示すように、参照表（ＬＵＴ）に入力する。

[00127] 表７の予測ＬＵＴは、人が、７５％の確率で廊下１ ８１４に行き、１０％
の確率で寝室２ ８０４に行き、１５％の確率で洗濯室８１０に行き、ガレージ８１７にはそれまでに行ったことないことを示す。このシステムが予測する次の状態は、Ｈ１ Ａに対するＮ－ＦＲ、およびＨ１ Ｂに対するＮ－ＦＭである。

[00128] 表８が示すように、予測システムは、ガレージ８１７に来る人は廊下１ ８
１４に入ることを予測する。ある実施形態では、次の占有状態が検出された後に、ＳＴＭ重みが更新される。例えば、この人が寝室２ ８０４に入った場合、ＳＴＭはこの移動を反映するように更新される。表９に示すように、ＳＴＭは観察された行動を使用し、廊下１ ８１４は、７４％の重み係数を示すように更新され、寝室８０４は、予測ＬＵＴに次回入力されるときに、１１％の重み係数を有する。

[00129] ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００は１つ以上のＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）ラジオ１２０４を含む。ある実施形態では、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）ラジオ１２０４はビーコンとして使用される。例えば、ビーコンはＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）ラジオ１２０４を使用して、そのビーコンの近くに立っている人の個人情報(identity)を判定する。ある実施形態では、３つ以上のビーコンがある空間において人を検知した場合、その人の位置を三角測量することができる。例えば、図１８は、どのように３つ以上のビーコンが、三角測量を使用して、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）対応デバイスを携行する人の正確な位置を判定することができるかを示す間取り図１８００の略図である。実例を挙げると、間取り図１８００に示すように、洗濯室８１０にいる人が、洗濯室８１０においてビーコンＡによって検知され、廊下１ ８１４にあるビーコンＡおよび浴室８０６にあるビーコンＡが、この人の位置を三角測量することを可能にする。

[00130] 図１９は、三角測量によってどのように占有者の可能な２つの場所を求める
ことができるかを示す間取り図１９００の略図である。例えば、間取り図１９００に示すような三角測量は、占有者が台所８０８または居間８１１にいることを示すことができる。ある実施形態では、ビーコンを使用して三角測量で求められたデバイスの位置は、占有センサ・アセンブリ・システム１２００によって有効性を判断することができる。例えば、間取り図１９００に示すように、人が２つのビーコン８０８Ａおよび８０８Ｂからほぼ等距離にあり、第３のビーコン８１１Ａが、他の２つのビーコンの合成ベクトルに対して平面である(planar to)とき、占有者の位置は、占有センサ・アセンブリ・システム１２
００によって有効性が判断される。間取り図１９００では、台所８０８および居間８１１にある占有センサ・アセンブリ・システム１２００からのデータは、占有者の正しい位置が台所であることを示す。ある実施形態では、ビーコン機能は、占有センサ・アセンブリ・システム１２００に、ユーザの識別を可能にする(provide)。ある実施形態では、ユー
ザの識別は、予測エンジンにおけるＳＴＭの重み付けを補強する(augment)ために使用さ
れる。

[00131] ある実施形態では、各占有センサ・アセンブリ・システム１２００は、顔お
よび／または指紋認識によって生物計量認証を実行する能力(capability)を有する。ある実施形態では、指紋認識は別のセンサによって行われる。ある実施形態では、顔認識は占有センサ・アセンブリ・システムによって行われる。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ１２０５および占有プロセッサ１２０２が、顔の特徴を検出し、デバイス制御アセンブリ１１０のユーザを認証するために使用される。ある実施形態では、顔認識機能(function)は、ＩＲエミッタ１２０６を使用して、顔のいずれかの側に影を作ることによって改良される(enhanced)。図２０は、認証の目的で顔を識別するために占有センサ・アセ
ンブリ・システムが実行するステップを示すフロー・チャートである。

[00132] ある実施形態では、メッシュ・ネットワークにおける各デバイス制御アセン
ブリ１１０の出力は、メッシュ・ネットワークにおける各デバイス制御アセンブリ１１０に格納されるデータのフレームとなる。ある実施形態では、メッシュ・ネットワーク全体にわたるデータが、定刻にリフレッシュされる。例えば、メッシュ・ネットワークにおけるデータは、５００ｍｓ毎に、または２Ｈｚレートでリフレッシュされるのでもよい。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリ１１０のメッシュ・ネットワーク全体にわたって記録されたデータのフレームは、デバイス制御アセンブリ１１０によって記録されたデータ集合の任意の組み合わせを含む。例えば、データのフレームは、占有、認証されたユーザ、ユーザの正確な場所、環境データ、および予測される次の状態に関する複合状態情報を含むことができる。ある実施形態では、予測される次の状態は、データ表の「時刻」列において「ｔ＋１」によって明記される。メッシュ・ネットワークのデータ・フレームの例示的な表を表１０に示す。

[00133] ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００は人々およ
び環境条件を検出する。例えば、占有センサ・アセンブリ・システム１２００は、占有センサ・アセンブリ・システム１２００が配置されている周囲エリアまたは部屋において、人々および環境条件を検出する。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００は、生物計量識別方法を使用して、占有者を識別し認証することができる。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００は占有者が次に何をするか予
測する。ある実施形態では、各占有センサ・アセンブリ・システム１２００が、データを認識し、接続されているメッシュ・ネットワークにおける他の全ての占有センサ・アセンブリ・システム１２００にこのデータを伝達することができる。

[00134] ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００は負荷デバ
イスと結合される。例えば、占有センサ・アセンブリ・システム１２００を電化製品と結合することができる。実例をあげると、占有センサ・アセンブリ・システム１２００を照明器具、セキュリティ・システム、または人のためにサービスを実行するその他の電化製品と結合することができる。図２１は、間取り図１６００の例に照明を追加した間取り図２１００であり、占有センサ・アセンブリ・システム１２００からのデータをどのように照明システムに応用するかについて示す。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００は、占有者が部屋にいるときに照明を点け、室内において占有者も活動も検出されないときタイマを始動させる。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００は、室内において活動も占有者も検出されないとき、カウント・ダウン・タイマを始動させる。ある実施形態では、タイマが終了したときに室内の照明を消す。ある実施形態では、タイマが所定の値に達したときに、室内の照明を消す。例えば、活動が記録されないままタイマが５分に達したとき、または室内に占有者が３分間いないとき、室内の照明を消す。表１１は、間取り図２１００の各部屋における照明挙動を示す。尚、ここで、表１１は、表５に載せた情報の全てを収容し、加えて付加デバイス１９０の状態を含むことを注記しておく。また、ここで、表１１は、三分調光器に基づく負荷デバイス１９０の状態も加えて示すことを注記しておく。

[00135] ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００のメッシュ
・ネットワークから記録されたデータを利用して、占有センサ・アセンブリ・システム１２００によって更に複合的な解決策も可能になる。例えば、表１０において定められたデータを利用して、更に複合的な解決策が可能になる。何故なら、このデータを利用することによって、表１２に示すような、予測照明システムの作成が可能になるからである。改良された解決策の結果を表１２に示し、以前のシステムに対する改良をグレーで協調する。

[00136] ある実施形態では、環境条件に適応するために、照明の状態を変更すること
ができる。例えば、照明の状態は、周囲光レベル、周囲温度、時刻(time of day)、緯度
、経度、および通日(day of the year)に適応するために変更することができる。実例を
あげると、表１２に示した例では、北緯４８°西経１２２°において、１月１０日、午後６時ＰＤＴである場合について検討する。ここでこの実例を続けるために、人が寝室１ ８０２に入る前に、占有センサ・アセンブリ・システム１２００は、廊下１ ８１２および寝室１ ８０２における周囲光レベル、寝室１ ８０２における温度を読み取り、太陽
の位置を認識しているという場合について検討する。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００は、環境条件および占有者の過去の行動に基づいて、照明レベルを計算する。図２２は、占有された部屋において照明レベルを自動的に調節および／または設定するための占有センサ・アセンブリ・システム１２００のステップを示すフロー・チャートである。

[00137] ある実施形態では、環境調節入力２２０８は、以前に占有されていた部屋の
照明レベル、予測された次の部屋における照明レベル、周囲温度、太陽の位置、および時刻に基づく。ある実施形態では、照明レベルは、自然光レベルに人工光レベルを加算した値として定義される全周囲光である。例えば、照明レベルは、自然光レベルに人工光レベルを加算した値である。ある実施形態では、フロー・チャート２２００におけるユーザ選好入力(user preference input)２２１０は、手作業による設定値の無視(override)によ
って行われる(come from)。ある実施形態では、ユーザ選好入力２２１０は、認証され占
有センサ・アセンブリ・システム１２００によって確認されたユーザの予め選択された好みで決められる(come from)。ある実施形態では、ユーザ選好入力２２１０はデフォルト
のプロファイル設定である。

[00138] ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００は、照明お
よび温度を能動的に管理するために、ブラインドおよびファサードを制御することができる。例えば、ユーザが投射機を使用するために部屋を暗くしたい場合、占有センサ・アセンブリ・システム１２００は、ユーザが人工光レベルを下げてブラインドを閉じることを可能にする。ある実施形態では、ユーザは、彼らの指をトラックパッド１８０上で下方にドラッグすることによって、部屋における照明を暗くすることができる。ある実施形態では、ブラインドおよび負荷デバイス１９０の照明(luminaries)の双方をトラックパッド１８０上で同時に制御することができる。例えば、ユーザは、彼らの指をトラックパッド１８０上で下方にドラッグすることによって室内の人工光レベルを下げることにより、全照明レベルを下げることができる。実例をあげると、ユーザが彼らの指をトラックパッド１８０上で下方にドラッグすることにより、部屋における照明器具からの人工光を薄暗くして(dim)、ブランドを閉じて太陽からの自然光の一部を遮断することができる。

[00139] ある実施形態では、ブラインドまたはファサードを占有について自動的に制
御することができる。例えば、夏の間１日の殆ど太陽が窓に当たるため、家内部の温度が上がる。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００は、部屋の周囲光、表面温度、および周囲温度を測定し、ブランドが上がっており家内部の温度が上がっているか否か検出することができる。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００が、ブラインドが開いている結果、家内部の温度が上がったことを検出した場合、占有センサ・アセンブリ・システム１２００はブランドを閉じる。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００は、占有者の行動を考慮して、ブラインドを閉めるべきか判断する。例えば、占有者が窓を開けた場合、占有センサ・アセンブリ・システム１２００は太陽を遮断するためにいくつかのブラインドを閉じることができる。

[00140] ある実施形態では、サーモパイル・センサがセンサのＦＯＶの絶対温度を測
定する。ある実施形態では、サーモパイル・アレイ（ＴＰＡ）および指向性レンズを使用して、格子によって分割された空間の温度を測定することができる。ある実施形態では、ＴＰＡ測定値をヒート・マップ格子で報告する。ヒート・マップ格子では、暗い格子位置ほど高い測定読み取り値を示す。図２３Ａは、ＴＰＡの出力を例示するための人の画像および関連するＴＰＡ画像である。図２３Ａでは、動いている人２３０２をＴＰＡによって撮像し、その結果をヒート・マップ格子２３０４で提示する、図２３Ｂは、ＴＰＡの出力を例示するための、人の画像および関連するＴＰＡ画像である。図２３Ｂでは、静止して
いる人２３０６をＴＰＡによって撮像し、結果をヒート・マップ格子２３０８で提示する。ある実施形態では、センサ・アセンブリ１２０８はＴＰＡだけを含む。ある実施形態では、センサ・アセンブリ１２０８は、占有センサ・アセンブリ・システム１２００の精度を更に高めるために、他のセンサに加えてＴＰＡも含む。例えば、センサ・アセンブリがＴＰＡおよびＣＭＯＳセンサを含むこともできる。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・１２０５からのレンズを使用してＦＯＶを拡大し、占有プロセッサ１２０２も画像を正規化するために使用され続ける。

[00141] 図２４は、１つ以上のセンサを含むことができるセンサ・アセンブリ１２０
８のブロック図である。ある実施形態では、センサ・アセンブリ１２０８はＣＭＯＳセンサとＴＰＡとを含む。ある実施形態では、センサ・アセンブリ１２０８はＴＰＡのみを含む。ある実施形態では、センサ・センブリ１２０８はＣＭＯＳセンサとＰＩＲセンサとを含む。尚、ここで、ＰＩＲセンサをＣＭＯＳセンサと共に使用すると、占有センサ・アセンブリ・システム１２００の精度を高めることができることを注記しておく。また、ここで、ＰＩＲセンサは動きだけを検出し、これはＣＭＯＳセンサの長所(strength)であるが、検知エレメントの利得または温度変化に対する感度を高めることによって、長距離においてＰＩＲセンサを一層効果的にできることも注記しておく。ある実施形態では、センサ・アセンブリ１２０８にＰＩＲセンサを含ませることによって、他のセンサから偽陽性を解消するのに役立つ。ある実施形態では、ＰＩＲセンサは、活動を検出することができ更にＣＭＯＳセンサの短い距離を補うことができる長距離センサを、占有センサ・アセンブリ・システムに与える。尚、ここで、距離延長は、長距離において暖かい動体の動きを拾い上げるには重要であり、ＣＭＯセンサが動きの検出を停止したときに、占有を維持するために使用されることを注記しておく。

[00142] 図２５は、ＰＩＲセンサによる占有状態を示すフロー・チャートである。あ
る実施形態では、フロー・チャート２５００によって示されるシステムは、占有センサ・アセンブリ・システム１２００における全てのコンピューティング(computing)を実行す
る。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００とは別個のプロセッサが計算(computations)を実行する。例えば、ローカル・ハブを利用して計算を実行することもできる。他の例として、クラウド・サービスを利用して計算を実行することもできる。

[00143] ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００は家中にインターコムを形成する(create)。ある実施形態では、インターコムは、マイクロフォン１２４、コマンド・インターフェース、トラックパッド１８０、メッシュ・ネットワーク、占有センサ・アセンブリ１２０５、およびスピーカ１２６を利用する。ある実施形態では、インターコムのコマンド・インターフェースは、音声コマンド、制御パネル、携帯電話、またはユニバーサル・リモコン(universal remote)の内少なくとも１つを含む。ある実施形態では、インターコムの１つの占有センサ・アセンブリ・システム１２００から別のものへの「コール」は、トラックパッドの既定部分を押下することによって開始することができる。ある実施形態では、インターコムの１つの占有センサ・アセンブリ・システム１２００から別のものへの「コール」は、音声コマンドを発声する(state)ことによって開始することができる。例えば、「Deako（登録商標） call rooms」という音声コマンドを発声すると、家中でインターコムが起動される。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００にワイヤレスでまたはワイヤラインを介して接続されたデバイス・アプリケーションを介して、インターコムを確立することもできる。

[00144] ある実施形態では、一旦「コール」が開始されると、人は占有センサ・アセ
ンブリ・システム１２００に話しかけ、システム１２００が音声をディジタル化して、データをメッシュ・ネットワークに流す(stream)。ある実施形態では、音声ストリームは、
家内にある全ての占有センサ・アセンブリ・システム１２００に入手可能である。ある実施形態では、音声ストリームは占有されている部屋にのみブロードキャストされる。ある実施形態では、本システムは、照明が点いている部屋にのみブロードキャストする。図２６は、人が家中を移動する際のデバイス制御アセンブリ１１０のインターコム機能を示す間取り図２６００である。例えば、間取り図２６００では、人１ ８２０が台所８０８におり、朝食のために占有する人(occupants Person)２ ８２２および人３ ８２２にコールする。この例を続けると、各部屋にある占有センサ・アセンブリ・システム１２００はこのメッセージに対して注意を向けるが、寝室２ ８０４およびガレージ８１７にあるデバイス制御アセンブリだけが音声ストリームをブロードキャストする。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００は、寝室２ ８０４およびガレージ８１７における照明を制御し、既定のパターンで照明を変化させることによって、占有者にインターコムのメッセージを通知することができる。例えば、占有センサ・アセンブリ・システム１２００は、パルス状調光効果を有するように照明を構成することができ、または照明が色を変化させることができる。

[00145] ある実施形態では、家内の該当する空間全域において使用された占有センサ・アセンブリ・システム１２００は、ユーザに自由に部屋間を歩かせて、アクティブなインターコム接続を維持する。例えば、図２６において、人８２０は、点線で示すように、異なる空間に移動することができ、人８２０が移動すると、アクティブな占有センサ・アセンブリ・システム１２００が追従する。実例をあげると、台所８０８の占有センサ・アセンブリ・システム１２００は、人８２０が去ったことを検出し、Ｈ１ＡおよびＨ１Ｂ占有センサ・アセンブリ・システム１２００は、人が廊下１ ８１２にいることを検出する。アクション２において、Ｈ１Ｂはアクティブな占有センサ・アセンブリ・システム１２００となり、人８２０が寝室１ ８０２に入り、ＢＲ１がアクティブな占有センサ・アセンブリ・システム１２００になるまで、人８２０の音声をネットワークの残り部分に流す。この実例は、コールが終了し、その時点で発信元(initiator)がインターコムを終えたときに完結する。ある実施形態では、ユーザは、インターコムを終了するためには、トラックパッド上の既定の領域にタッチする。ある実施形態では、ユーザはキーワードを発声し、インターコムが終了する。例えば、ユーザが「Deako（登録商標） End Call」と言うのでもよく、するとインターコムは終了する。

[00146] ある実施形態では、音声ストリームを移動体デバイスに結合し、家の外側からコールを発することができる。ある実施形態では、音声ストリームを移動体デバイスに結合して、スピーカフォンとして作用させることができる。例えば、人が「Deako（登録商標） Call Dave」と言うことができ、デーブ(Dave)がデバイス制御アセンブリ１１０のネットワークがカバーする空間内にいる場合、デバイス制御アセンブリはその空間に呼び出しをかける。他の例として、人がデーブを呼び出すために音声コマンドを開始したが、デーブが家にいない場合、デバイス制御アセンブリ１１０は音声コマンドを処理し、デーブとの電話を開始するように、その人の移動体デバイスにコマンドを送る。ある実施形態では、デバイス制御アセンブリは「両手が自由になる」スピーカフォンとして作用する。

[00147] ある実施形態では、家内の該当する空間全域において使用される１つ以上の占有センサ・アセンブリ・システム１２００を人が利用して、移動体デバイスからＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）経由でインターコム・コールを開始することができる。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００は、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）リピータとして作用して、移動体デバイスのＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）無線の範囲を拡大する。例えば、人が台所８０８にある占有センサ・アセンブリ・システム１２００に接続し、移動体デバイスのＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）接続を使用して、電話(phone call)を開始することができる。ここで、この例を続けると、移動体デバイスを台所８０８内において、人は図２６において点線で示す経路を辿り続け、台所８０８を離れて廊下１ ８１２に移動すると、台所８０８における占有センサ・アセンブリ・システム１２００のスピーカフォン機能が、廊下１ ８１２の占有センサ・アセンブリ・システム１２００に移転される(transfer)。この例を更に続けると、人は寝室１ ８０２に移動すると、寝室１ ８１２にある占有センサ・アセンブリ・システム１２００が、台所８０８にある占有センサ・アセンブリ・システム１２００を介して、スピーカフォンとして作用する。ある実施形態では、ハンドセット、移動体デバイス、またはその他の周辺デバイスのＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）範囲を拡大することができる。

[00148] 図２７は、デバイス制御アセンブリ１１０のビデオをストリーミングする能
力を示すために、占有センサ・アセンブリ・システム１２００およびＷｉＦｉ接続を含むデバイス制御アセンブリ１１０のブロック図２７００を示す。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００におけるＣＭＯＳセンサが、各占有センサ・アセンブリ・システム１２００からネットワークへのオーディオ／ビデオ・ストリームを形成する(create)ことができる。ある実施形態では、ネットワーク端末が、占有センサ・アセンブリ・システム１２００からのオーディオ／ビデオ・ストリームにアクセスすることができる。ある実施形態では、ネットワーク端末が、１つ以上のコンピュータ、携帯電話、ビデオ腕時計(video watch)、タブレット、テレビジョン、またはヘッドセットを含む。例
えば、占有センサ・アセンブリ・システム１２００が部屋において眠っている子供のノイズを監視し、オーディオ・フィードを携帯電話に送信することができる。

[00149] ある実施形態では、占有データをビデオ・ストリームに結合して、既定の時
間期間記録することを可能にする。例えば、人がいつも決まって特刻に家を出て帰宅する場合、この不在期間中、監視の痕跡として占有センサ・アセンブリ・システム１２００によってビデオ・ストリームを記録することができる。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００が顔認識を使用して、誰が建築物に入ったか、そして彼らが建築物内部のどこにいるか判定することができる。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００に結合された端末は、新たな入来者(entrant)を警戒する。あ
る実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００に結合された端末に、新たな入来者に対してどのように応答するかについての選択肢を与える。例えば、新たな入来者が家の占有者と知り合いである場合、この入来者へのインターコム接続を開始することができ、またはこの入来者に家屋への入場を付与することができる。他の例として、新たな入来者が占有センサ・アセンブリ・システム１２００には未知である場合、家の占有者に警告を送り、警報を発するまたは新たな入来者を出迎えるための選択肢を用意することができる。

[00150] ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００のネットワークは、窓またはドアを通る侵入(entry)を監視するセンサを含む。図２８は、窓およびドア上にセンサがある占有センサ・アセンブリ・システムのネットワークを示す間取り図２８００である。間取り図２８００は、壁、ドア、および窓上の矩形シンボルによって、監視センサを図示する。ある実施形態では、窓およびドア侵入センサは、動きを検出するために加速度計を使用する。ある実施形態では、ドアおよび／または窓の現在の状態を検出するために、磁気テープおよびセンサを使用する。例えば、磁気テープは、ドアまたは窓が開いているかまたは閉じているか検出することができる。他の例として、磁気テープは、窓またはドアが施錠されているかまたは開錠されているか検出することができる。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００のネットワークは、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）を使用して、ドアおよび／またはウィンドウ・センサに通信可能に結合される。ある実施形態では、窓およびドア・センサを含む占有センサ・アセンブリ・システム１２００のネットワークは、セキュリティ・システムとしてセキュリティ・システム・コントローラと共に使用される。ある実施形態では、セキュリティ・システム・コントローラには、占有センサ・アセンブリ・システム１２００のネットワークによって、最終的な占有者が建築物を離れていることを知らされ、セキュリティ・システム・コントローラはセキュリティ・システムの「動作準備を整える」(arm)。

[00151] ある実施形態では、セキュリティ・システムの動作準備が整えられ、窓およ
び／またはドア・センサが有効化された場合、セキュリティ・システム・コントローラは、正規ユーザに警告する。ある実施形態では、窓および／またはドア・センサが有効化されると、占有センサ・アセンブリ・システム１２００のネットワークは、有効化された窓および／またはドア・センサに最も近い占有センサ・アセンブリ・システム１２００による監視を開始する。ある実施形態では、監視痕跡をキャプチャし、今後の使用のためにサーバ上に格納する。ある実施形態では、監視足跡をキャプチャし、今後の使用のためにローカル電子デバイス上に格納する。ある実施形態では、新たな入来者には、ある時間期間セキュリティ・システムを解除することが許される。例えば、新たな候補者(new applicant)は、セキュリティ・システム制御を使用してセキュリティ・システムを解除すること
ができる。他の例として、新たな入来者は、生物計量認証を使用して、セキュリティ・システムを解除することができる。ある実施形態では、セキュリティ・システムの動作準備が整えられた後所定の時間量以内に解除されない場合、セキュリティ・システム・コントローラは「抑止対策」を開始する。例えば、セキュリティ・システムの動作準備が整えられて２０秒以内に、占有者にシステムを解除することを許可する。ある実施形態では、セキュリティ・システムの抑止対策は、家の他の部分において照明を点けることを含む。ある実施形態では、セキュリティ・システムの抑止対策は、占有センサ・アセンブリ・システム１２００から音響を再生することを含む。例えば、図２８において、人が正面のドアから入り、ドア・センサを有効化すると、セキュリティ・システム・コントローラに解除タイマを始動するように促す。この例を続けると、入口８１５にある占有センサ・アセンブリ・システム１２００は、占有者を検出し、セキュリティ・システム・コントローラは、入口８１５における占有者の位置に基づいて、セキュリティ・システムが解除されていない場合、仮想台所活動(virtual kitchen activity)を抑止対策として使用することを決定する。他の例として、セキュリティ・システムが動作状態にある(armed)間に入口８１
５において占有者が特定された場合、抑止対策は、廊下１ ８１２において照明を点けること、または台所の占有センサ・アセンブリ・システム１２００またはＨ１Ａ廊下の占有センサ・アセンブリ・システム１２００によって居間８１１において音を再生することを含むことができる。ある実施形態では、台所８０８における抑止対策の音響は、台所の活動を真似たものである。例えば、台所活動音は、水を流す、皿を洗う、冷蔵庫のドアを開く、動作中の電子レンジ、ストーブ・タイマの音、または生ゴミ処理機の動作音を含むが、これらに限定されるのではない。ある実施形態では、抑止対策が開始されてから既定の時間量の後セキュリティ・システムが動作状態になる場合、セキュリティ・システムは、全ての正規ユーザに乱入事件(break-in event)を警告する「警報対策」(alarm measures)を開始する。ある実施形態では、警報対策は、セキュリティ会社と契約することである。ある実施形態では、警報対策は、家にある占有センサ・アセンブリ・システム１２００のスピーカ１２６から、うるさい警報ベル音を生成することである。更に他の実施形態では、警報対策は、家における照明を連続的に閃光させることである。

[00152] ある実施形態では、窓および／またはドア侵入センサは、バッテリ、センサ
、およびＢＬＥラジオ(radio)を含む。ある実施形態では、侵入センサは加速度計と磁気
センサとを含む。ある実施形態では、加速度計は動きを検出する。ある実施形態では、磁気センサは窓および／またはドアの状態を検出する。ある実施形態では、磁気センサは、窓が施錠されているか否か検出する。例えば、錠がかかっているか否かセンサが検出することができるように、磁気センサを施錠メカニズムおよび施錠メカニズム上の１片の磁気テープに十分に近づけて配置する。ある実施形態では、磁気センサは、ドアが開いているかまたは閉じているか検出する。例えば、ドア上に磁気センサを配置し、磁気センサに十分近づけてドア枠上に磁気テープを配置して、ドアが閉じたときを検知し、更にドアが開
いたときを検知する。ある実施形態では、センサが、動きを検出するための磁気センサおよびテープまたは加速度計を使用して、ドアおよび／または窓の状態変化を検出したとき、センサは建築物の占有センサ・アセンブリ・システム１２００のネットワークに警告する。ある実施形態では、占有センサ・アセンブリ・システム１２００のネットワークは、セキュリティ・システム・コントローラによって規定される通りに、対応策を講ずる。

[00153] ある実施形態では、生活空間機能(feature)制御装置は、アップグレード可能でありプログラミング可能である。ある実施形態では、生活空間機能コントローラは、接続箱コントローラ収納器(receiver)を含む。ある実施形態では、接続箱コントローラ収納器は、実質的に内部に接続箱１０２を収容し、これに対する機械的接続を行う。ある実施形態では、接続箱コントローラ収納器は、接続箱１０２に引かれているＡＣ線および中立線の内少なくとも１つに電気的に接続される。ある実施形態では、接続箱コントローラ収納器は、少なくともアクティブおよびインアクティブ状態が設定され、接続箱コントローラ収納器への電気接続を機械的に遮蔽するカバーを含む。ある実施形態では、接続箱コントローラ収納器は、選択的に、生活空間機能コントローラに、機能制御を行わせる(provide)。ある実施形態では、アクティブ状態にある接続箱コントローラ・カバーは、接続箱
コントローラが接続箱コントローラ収納器に結合されていないとき、電気コンタクトを遮蔽する。ある実施形態では、接続箱コントローラ収納器は、生活空間機能制御のために、誘導的または電気的の少なくとも一方で接続箱コントローラ収納器を生活空間機能コントローラと接続するための生活空間機能コントローラ・インターフェースを含む。ある実施形態では、接続箱コントローラ収納器は、生活空間機能コントローラを着脱可能に受け入れ、有効化し、動作制御のために、接続箱コントローラ収納器によって保持するように構成されたロックを含む。ある実施形態では、生活空間機能コントローラは、ワイヤレスでアドレス可能な接続機能(connectivity)、ならびに照明制御、音声制御、動き制御、オーディオ制御、セキュリティ制御、ビデオ制御、および天候制御の内少なくとも１つに対応する。一実施形態では、接続箱コントローラ収納器は、生活空間機能をワイヤレスでプログラミングするためのプログラマブル・ユーザ・インターフェースを含む。ある実施形態では、接続箱コントローラ収納器は、少なくとも１つの生活空間機能の触覚ユーザ制御インターフェースおよびワイヤレス制御インターフェースの内少なくとも１つを含む。

[00154] ある実施形態では、生活空間機能コントローラは、異なる(differential)生
活空間機能制御に対応するために、道具を使用せずに、交換可能である。ある実施形態では、生活空間機能コントローラは、経時的なユーザの機能選択を記録するためにレコーダを含む。ある実施形態では、生活空間機能コントローラは、２人のユーザを検出し、少なくとも２人のユーザの選択を区別する(differentiate)ユーザ検出器を含む。ある実施形
態では、生活空間機能コントローラは、ユーザの近接および時間の内少なくとも１つによって、以前に記録されたユーザの機能選択(user feature selection)に少なくとも部分的に基づいて、ユーザの機能選択を予測する予測器(predictor)を含む。ある実施形態では
、生活空間機能コントローラは、窓の不透明度および窓の日よけの内少なくとも１つの制御に対応する。ある実施形態では、生活空間機能コントローラは、選択可能なユーザの生活空間制御のために、前記コントローラを前記収納器と相互接続する回転式光エンコーダを含む。ある実施形態では、生活空間機能コントローラは、少なくともいずれかの生活空間が占有されていないとき、再生用の占有ノイズまたはユーザが記録した占有ノイズの内少なくとも１つであるが、それに限定されないノイズを再生するための音響再生装置(sound playback)を含む。ある実施形態では、生活空間機能コントローラは、生活構内における占有者の位置を三角測量するために少なくとも３対のコントローラ／収納器対を含む。ある実施形態では、生活空間機能コントローラは、少なくとも部分的に１つ以上の占有ユーザの移動体デバイスの位置を判定することによって、占有者の位置を判定する。ある実施形態では、生活空間機能コントローラは、オーディオ通信構成を含み、２つ以上の生活空間機能コントローラがオーディオ信号を取得し、送信し、再生する。ある実施形態では
、少なくとも２つ以上の生活空間機能コントローラが、能動的に、占有者が在室する部屋間におけるオーディオ信号通信を維持する。

[00155] 本明細書において説明した方法は全て、方法の実施形態の１つ以上のステッ
プの結果をメモリに格納するステップを含むことができる。結果は、本明細書において説明した結果の内任意のものを含むことができ、当技術分野において周知である任意の方法で格納することができる。記憶媒体は、本明細書において説明した任意の記憶媒体、または当技術分野において周知である任意の他の適した記憶媒体を含むことができる。例えば、メモリ媒体は非一時的メモリ媒体を含むことができる。追加的な例として、メモリ媒体は、リード・オンリ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ、フラッシュ・メモリ、磁気または光メモリ・デバイス（例えば、ディスク）、磁気テープ、ソリッド・ステート・ドライブ等を含むことができるが、これらに限定されるのではない。更に、メモリ媒体を共通のコントローラ筐体内に、１つ以上のプロセッサと共に収容することもできる。ある実施形態では、メモリ媒体は、１つ以上のプロセッサおよびコントローラの物理的位置に関して離れて位置してもよい。結果を格納した後、記憶媒体においてこの結果にアクセスし、本明細書において説明した方法またはシステムの実施形態の内任意のものによって使用し、ユーザへの表示のためにフォーマットし、他のソフトウェア・モジュール、方法、またはシステム等によって使用することができる。更に、結果は、「永続的に」、「半永続的に」、一時的に、またはある時間期間だけ格納することもできる。例えば、記憶媒体はランダム・アクセス・メモリ（ＲＡＭ）でもよく、結果は必ずしも記憶媒体に無期限に存続しなくてもよい。

[00156] 本明細書において説明した主題は、他のコンポーネント内に収容された、ま
たは接続された異なるコンポーネントを示すこともある。尚、このような図示したアーキテクチャは単なる例示に過ぎず、実際には同じ機能を達成する多くの他のアーキテクチャを実現できることは理解されてしかるべきである。概念的な意味では、同じ機能を達成するためのコンポーネントの構成(arrangement)はいずれも、所望の機能が達成されるよう
に、効果的に「関連付けられる」。したがって、特定の機能を達成するために本明細書において組み合わされた２つのコンポーネントはいずれも、アーキテクチャや仲介するコンポーネントには関係なく、所望の機能が達成されるように、互いに「関連付けられた」と見なすことができる。同様に、そのように関連付けられた２つのコンポーネントはいずれも、所望の機能を達成するために、互いに「接続」または「結合」されていると見なすこともでき、更に、そのように関連付けることができる２つのコンポーネントはいずれも、所望の機能を達成するために互いに「結合可能」であると見なすことができる。具体的な結合可能な例には、物理的に嵌合可能および／または物理的に相互作用可能なコンポーネント、および／またはワイヤレスで相互作用可能および／またはワイヤレスで相互作用するコンポーネント、および／または論理的に相互作用するおよび／または論理的に相互作用可能なコンポーネントが含まれるが、これらに限定されるのではない。

[00157] 更に、本発明は添付した請求項によって定められることは理解されてしかる
べきである。総じて、本明細書において使用される用語、特に添付した請求項（例えば、添付した請求項の本体）において使用される用語は、通常、「開いた」用語として意図されることは、当業者には理解されよう（例えば、「含んでいる」(including)という用語
は、「含んでいるが限定されない」と解釈されてしかるべきであり、「有する」(having)という用語は、「少なくとも…を有する」と解釈されてしかるべきであり、「含む」(includes)という用語は、「含むが限定されない」と解釈されてしかるべきである等）。更に、導入された請求項の記載（introduced claim recitation）において特定の数が意図さ
れる場合、そのような意図は当該請求項中に明確に記載されるはずであり、そのような記載がない場合は、そのような意図も存在しないことは、当業者には理解されよう。例えば、理解を促すために、後続の添付する請求の範囲では、「少なくとも１つの（at least o
ne）」および「１つ以上の（one or more）」という導入句を使用し、請求項記載を導入
することがある。しかしながら、このような語句の使用は、「a」または「an」という不
定冠詞によって請求項記載を導入した場合に、たとえ同一の請求項内に、「１つ以上の」または「少なくとも１つの」という導入句と「a」または「an」という不定冠詞との両方
が含まれても、このような導入された請求項記載を含むいずれの特定の請求項も、そのような記載事項を１つのみ含む発明に限定されることが暗示されるという解釈をしてはならない（例えば、「a」および／または「an」は、通例、「少なくとも１つの」または「１
つ以上の」を意味すると解釈されてしかるべきである）。これは、請求項記載を導入するために使用される定冠詞の使用にも同様に当てはまる。加えて、導入された請求項記載において特定の数が明示されている場合であっても、そのような記載は、通例、「少なくとも」記載された数を意味するように解釈されるべきであることは、当業者には理解されよう（例えば、他に修飾語のない、単なる「２つの記載事項」という記載がある場合、この記載は、通例、「少なくとも」２つの記載事項、または「２つ以上の」記載事項を意味する）。更に、「Ａ、ＢおよびＣ等の内少なくとも１つ」に類する表記が使用される場合、そのような構造は、通常、当業者がその表記を理解するであろう意味で意図されている（例えば、「Ａ、Ｂ、およびＣの内少なくとも１つを有するシステム」は、Ａのみ、Ｂのみ、Ｃのみ、ＡとＢの両方、ＡとＣの両方、ＢとＣの両方、および／またはＡとＢとＣの全て等を有するシステムを含むがこれに限定されない）。「Ａ、Ｂ、またはＣ等の内少なくとも１つ」に類する表記が使用される場合、そのような構造は、通常、当業者がその表記を理解するであろう意味で意図されている（例えば、「Ａ、Ｂ、またはＣの内少なくとも１つを有するシステム」は、Ａのみ、Ｂのみ、Ｃのみ、ＡとＢの両方、ＡとＣの両方、ＢとＣの両方、および／またはＡとＢとＣの全て等を有するシステムを含むがこれに限定されない）。更に、２つ以上の選択可能な用語を表す実質的にあらゆる離接語および／または離接句は、説明文内であろうと、請求の範囲内であろうと、あるいは図面内であろうと、それらの用語の内の１つ、それらの用語の内のいずれか、またはそれらの用語の両方を含む可能性を意図すると理解されてしかるべきであることが、当業者には理解されよう。例えば、「ＡまたはＢ」という句は、「ＡまたはＢ」または「ＡおよびＢ」の可能性を含むことが理解されよう。

[00158] 尚、本開示、およびその付随する利点の多くが以上の説明から理解されるこ
とを確信し、開示した主題から逸脱することなく、またその重要な利点の全てを犠牲にすることなく、コンポーネントの形態、構造、および配列において種々の変更が可能であることは明らかであろう。説明した形態は、説明に供するに過ぎず、以下の請求項がこのような変更を包含し含む(encompass and include)ことを意図する。更に、本開示は添付し
た請求項によって定められることも理解されよう。

[00159] 最後に、本明細書において使用される場合、「一実施形態」(one embodiment)または「ある実施形態」(some embodiments)と記載するときはいずれも、その実施形態
と関連付けて説明された特定のエレメント、特徴、構造、または特性が、本明細書において開示された発明の概念の少なくとも１つの実施形態に含まれることを意味する。本明細書における種々の場所で「ある実施形態において」(in some embodiments)という語句が
現れるときは、必ずしも全てが同じ実施形態を指しているのではなく、開示された発明の概念の実施形態が、本明細書において明示的に説明されたまたは本質的に存在する特徴の１つ以上を、あるいは２つ以上のこのような特徴のサブコンビネーションの任意の組み合わせを、本開示において必ずしも明示的に説明されていないまたは本質的に存在しない場合もある任意の他の特徴と共に含むことができる。

Claims (12)

1. モジュール型制御ユニットのネットワークであって、
   互いにデータ通信可能に構成された２以上のデバイス制御アセンブリと、
   前記２以上のデバイス制御アセンブリのいずれかと結合するように構成された２以上のバックプレートであって、前記２以上のバックプレートの各々は、１または複数の電気接続箱に装着するように構成され、更に、前記１または複数の電気接続箱内の電気配線に接続するように構成され、前記２以上のバックプレートのうちの各バックプレートは、
   前記２以上のデバイス制御アセンブリのうちのいずれかのデバイス制御アセンブリを受け入れるための空洞を提供する筐体と、
   前記１または複数の電気接続箱のうちの１つの電気接続箱の前記電気配線に接続するように構成された１組のバックプレート電気コンタクトと、
   カバーであって、前記カバーは、ユーザによって閉鎖位置へ並進したときに前記１組のバックプレート電気コンタクトを前記空洞から遮蔽するように構成され、前記カバーは、更に、前記ユーザによって開放位置へ並進したときに前記１組のバックプレート電気コンタクトを前記空洞へ露出するように構成される、カバーと、
   を備える、２以上のバックプレートと、
   を備えるモジュール型制御ユニットのネットワーク。
2. 前記２以上のデバイス制御アセンブリのうちの１つのデバイス制御アセンブリが前記空洞に挿入されていない場合に前記カバーを前記閉鎖位置に維持するように構成されたロックを更に備え、前記ユーザにより前記デバイス制御アセンブリを前記空洞に挿入することによって、前記ロックは、前記１組のバックプレート電気コンタクトを前記デバイス制御アセンブリ上の１組のデバイス制御アセンブリ電気コンタクトに接続するために、前記カバーが前記ユーザによって前記開放位置に並進することを可能にする、請求項１に記載のモジュール型制御ユニットのネットワーク。
3. 前記２以上のデバイス制御アセンブリは、スイッチ、調光器、コンセント、センサ、または制御パネルのうちの少なくとも１つを含む、請求項１に記載のモジュール型制御ユニットのネットワーク。
4. 前記２以上のデバイス制御アセンブリのうちの１つまたは複数は、１又は複数の電気負荷を規制するように構成される、請求項１に記載のモジュール型制御ユニットのネットワーク。
5. 前記２以上のデバイス制御アセンブリのうちの第１デバイス制御アセンブリは、電気負荷を規制するように構成される、請求項１に記載のモジュール型制御ユニットのネットワーク。
6. 前記第１デバイス制御アセンブリは、前記電気負荷への電流または電圧のうちの少なくとも１つの規制を通じて前記電気負荷を規制するように構成される、請求項５に記載のモジュール型制御ユニットのネットワーク。
7. 前記第１デバイス制御アセンブリは、前記電気負荷とデータ通信可能に構成され、前記第１デバイス制御アセンブリは、前記電気負荷とのデータ通信に基づいて前記電気負荷を規制する、請求項５に記載のモジュール型制御ユニットのネットワーク。
8. 前記第１デバイス制御アセンブリは、前記２以上のデバイス制御アセンブリのうちの第２デバイス制御アセンブリに対するユーザ入力に応答した前記第２デバイス制御アセンブリからのデータ通信に基づいて前記電気負荷を規制するように構成される、請求項５に記載のモジュール型制御ユニットのネットワーク。
9. 前記第２デバイス制御アセンブリは、前記第２デバイス制御アセンブリと前記電気負荷との対に基づいて前記第１デバイス制御アセンブリを介して前記電気負荷を動作させるように構成される、請求項８に記載のモジュール型制御ユニットのネットワーク。
10. 前記第２デバイス制御アセンブリは、付加的な電気負荷を規制するように構成される、請求項８に記載のモジュール型制御ユニットのネットワーク。
11. 前記２以上のデバイス制御アセンブリは、メッシュ・トポロジ、フラッド・メッシュ・トポロジ、スター・トポロジ、リング・トポロジ、ライン・トポロジ、ツリー・トポロジ、またはバス・トポロジのうちの少なくとも１つを含むワイヤレス・ネットワーク・トポロジを介して互いにデータ通信可能に構成される、請求項１に記載のモジュール型制御ユニットのネットワーク。
12. 前記２以上のバックプレートのうちの少なくとも１つは、対応するバックプレート接続箱電気コネクタが対応する前記電気接続箱内の前記電気配線を介して電力を供給するように接続されたときに、前記２以上のデバイス制御アセンブリのうちの少なくとも１つと結合または結合解除するように構成される、請求項１に記載のモジュール型制御ユニットのネットワーク。

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