JP7126562B2 - アップリンク参照信号の送信 - Google Patents

アップリンク参照信号の送信 Download PDF

Info

Publication number
JP7126562B2
JP7126562B2 JP2020558485A JP2020558485A JP7126562B2 JP 7126562 B2 JP7126562 B2 JP 7126562B2 JP 2020558485 A JP2020558485 A JP 2020558485A JP 2020558485 A JP2020558485 A JP 2020558485A JP 7126562 B2 JP7126562 B2 JP 7126562B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
uplink reference
terminal device
reference signals
transmit power
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020558485A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021521717A (ja
Inventor
アンドレアス ニルソン,
セバスチャン ファクサー,
ニクラス ウェルネルソン,
Original Assignee
テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル) filed Critical テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
Publication of JP2021521717A publication Critical patent/JP2021521717A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7126562B2 publication Critical patent/JP7126562B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/06TPC algorithms
    • H04W52/14Separate analysis of uplink or downlink
    • H04W52/146Uplink power control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0048Allocation of pilot signals, i.e. of signals known to the receiver
    • H04L5/0051Allocation of pilot signals, i.e. of signals known to the receiver of dedicated pilots, i.e. pilots destined for a single user or terminal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/24TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters
    • H04W52/245TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters taking into account received signal strength
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/34TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/36TPC using constraints in the total amount of available transmission power with a discrete range or set of values, e.g. step size, ramping or offsets
    • H04W52/367Power values between minimum and maximum limits, e.g. dynamic range
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/38TPC being performed in particular situations
    • H04W52/42TPC being performed in particular situations in systems with time, space, frequency or polarisation diversity
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0048Allocation of pilot signals, i.e. of signals known to the receiver
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/32TPC of broadcast or control channels
    • H04W52/325Power control of control or pilot channels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本明細書で提示される実施形態は、アップリンク参照信号を送信するための方法、端末デバイス、コンピュータプログラム、およびコンピュータプログラム製品に関する。本明細書で提示される実施形態はさらに、アップリンク参照信号の送信を開始するための方法、ネットワークノード、コンピュータプログラム、およびコンピュータプログラム製品に関する。
通信ネットワークにおいて、与えられた通信プロトコル、そのパラメータ、および通信ネットワークが配備される物理的環境に対して、良好な性能と容量を得るための課題があり得る。
一部の通信ネットワークは、時分割複信(TDD)のために配備されている。TDDの1つの利点は、(周波数分割複信(FDD))と比較して)TDDがネットワーク側(すなわち、ダウンリンク(DL))およびユーザ側(すなわち、アップリンク(UL))の両方で適用することができる相互関係/相反性(reciprocity)ベースのビームフォーミングを可能にすることである。相互関係ベースのDL送信端末デバイスの場合、ユーザ側の送信端末デバイスは、ネットワーク側のネットワークノードがネットワークノードと端末デバイスとの間の無線伝搬チャネルを推定するために使用することができるサウンディング参照信号(Sounding Reference Signal(SRS))を送信することができる。次いで、チャネル推定は、例えば、いわゆる固有ビームフォーミング(eigen-beamforming)を使用することによって、端末デバイスへの来るべきDL送信のための最適なプリコーディング重みを見つけるために、ネットワークノードにおいて使用され得る。SRSは好ましくは周波数選択プリコーディングおよび/または周波数選択スケジューリングを容易にするために、通信ネットワークの動作周波数帯域幅全体にわたるべきである。
相互関係に基づくDLビームフォーミングのためのシステム性能は、チャネル推定品質を劣化させる不十分な(poor)SRSカバレッジによって制限され得る。比較的高い周波数帯(例えば、ミリメートル波長(mmW)で、即ち、30GHz付近及びそれを超える)を利用する通信ネットワークにおいて、SRSのためのリンクバジェットは比較的高くなり得、部分的に、SRSのためのより高いキャリア周波数(経路損失がより高い)及びより大きな帯域幅(より少ないパワースペクトル密度(PSD)をもたらす)のために、比較的高くなり得る。
SRSリンクバジェットを改善するために、様々な方法が提案されている。1つの例は、周波数ホッピングであり、図1(a)に示されている。ここで、SRSは、異なる直交周波数分割多重化(OFDM)シンボルに対して、周波数において異なるリソースが割り当てられている。周波数ホッピングのために、周波数帯域の異なる部分は異なるOFDMシンボルでサウンディングされ、これはPSDがSRSのために増大することを意味する。別の例は、図1(b)に例示されているように、複数のOFDMシンボルにわたって同じSRSを繰り返すことである。ここで、SRSは、各OFDMシンボルに対して全周波数区間(間隔)でリソースが割り当てられており、それはますます多くのOFDMシンボルが復号されるにつれてSRSの処理利得を増加させるのであろう。さらに別の例は、ネットワークノードが周波数帯域のある部分でSRSのみを送信するように端末デバイスに通知することであり、これはSRSのPSDを増加させることになる。
SRS送信は、DL方向の無線伝搬チャネルが頻繁に推定され得るように、DL相互関係に基づく動作に適用され得る。SRS送信が周期的である場合、SRS送信は一般に、高レイヤ信号(無線リソース制御、RRCなど)を使用して構成され、したがって、例えば、高速フェージングを追跡するために、非常に迅速に更新することができない。しかしながら、ネットワークノードは、長期的なチャネル特性(たとえば、高いパスロス)に対抗するため、例えば図1(a)および1(b)に示されるものように、よりロバストなスキームにSRS送信を適応させることが可能であり得る。
図1に示した2つの方法の一つの欠点は、SRS送信に複数のOFDMシンボルが必要であることである。これは、オーバーヘッド及び待ち時間(レイテンシ)を増加させる。
さらに、SRSのサウンディング帯域幅を減少させることは、ネットワークノードが周波数帯域の一部のチャネル推定値のみを有することにつながる。無線伝搬チャネルが周波数選択性であれば、発音周波数帯域が周波数帯域の比較的悪い部分に属する可能性があり、これはDL性能と同様に、SRSに対するリンクバジェットを減少させるのであろう。
したがって、改善されたチャネル推定を可能にするメカニズム(機構)が依然として必要である。
本明細書の実施形態の目的は、アップリンク参照信号の効率的な送信によって、改善されたチャネル推定を可能にすることである。
第1の態様によれば、アップリンク参照信号を送信するための方法が提示される。この方法は、端末デバイスによって実行される。方法はネットワークノードから、アップリンク参照信号の送信の設定を取得することを含む。設定は、アップリンク参照信号が送信されるべき第1の周波数区間(間隔)のインジケーション(指標/指示)を含む。方法は、第1の周波数区間についてのチャネル情報に基づいて、第1の周波数区間にわたってアップリンク参照信号を送信するために利用可能な送信電力を分配することを含む。方法は、分配された送信電力に従ってアップリンク参照信号を送信することを含む。
第2の態様によれば、アップリンク参照信号を送信するための端末デバイスが提示される。端末デバイスは、処理回路を備える。処理回路は、端末デバイスに、ネットワークノードから、アップリンク参照信号の送信の設定を取得するように構成される。設定は、アップリンク参照信号が送信されるべき第1の周波数区間のインジケーションを含む。処理回路は、第1の周波数区間についてのチャネル情報に基づいて、第1の周波数区間にわたってアップリンク参照信号を送信するために利用可能な送信電力を端末デバイスに分配させるように構成される。処理回路は、端末デバイスに、分配された送信電力に従ってアップリンク参照信号を送信させるように構成される。
第3の態様によれば、アップリンク参照信号を送信するための端末デバイスが提示される。端末デバイスは、アップリンク参照信号の送信の設定をネットワークノードから取得するように構成された取得モジュールを備える。設定は、アップリンク参照信号が送信されるべき第1の周波数区間のインジケーションを含む。端末デバイスは、第1の周波数区間についてのチャネル情報に基づいて第1の周波数区間にわたってアップリンク参照信号を送信するために利用可能な送信電力を分配するように構成された分配モジュールを備える。端末デバイスは、分配された送信電力に従ってアップリンク参照信号を送信するように構成された送信モジュールを備える。
第4の態様によれば、アップリンク参照信号を送信するためのコンピュータプログラムが提示され、このコンピュータプログラムは、端末デバイスの処理回路上で実行されると、端末デバイスに第1の態様による方法を実行させるコンピュータプログラムコードを含む。
第5の態様によれば、アップリンク参照信号の送信を開始するための方法が提示される。この方法は、ネットワークノードによって実行される。方法は端末デバイスに、端末デバイスからのアップリンク参照信号の送信の設定を提供することを含む。設定は、アップリンク参照信号が送信されるべき第1の周波数区間のインジケーションを含む。方法は、端末デバイスからアップリンク参照信号を受信することを含む。アップリンク参照信号は、第1周波数区間に対するチャネル情報に基づいて分配された、それぞれの(それらの)送信電力を有する。
第6の態様によれば、アップリンク参照信号の送信を開始するためのネットワークノードが提示される。ネットワークノードは、処理回路を備える。処理回路は端末デバイスに、端末デバイスからのアップリンク参照信号の送信の設定をネットワークノードに提供させるように構成される。設定は、アップリンク参照信号が送信されるべき第1の周波数区間のインジケーションを含む。処理回路は、ネットワークノードに端末デバイスからアップリンク参照信号を受信させるように構成される。アップリンク参照信号は、第1周波数区間に対するチャネル情報に基づいて分配された、それぞれの送信電力を有する。
第7の態様によれば、アップリンク参照信号の送信を開始するためのネットワークノードが提示される。ネットワークノードは、端末デバイスからのアップリンク参照信号の送信の設定を端末デバイスに提供するように構成された提供モジュールを備える。設定は、アップリンク参照信号が送信されるべき第1の周波数区間のインジケーションを含む。ネットワークノードは、端末デバイスからアップリンク参照信号を受信するように構成された受信モジュールを備える。アップリンク参照信号は、第1周波数区間に対するチャネル情報に基づいて分配された、それぞれの送信電力を有する。
第8の態様によれば、アップリンク参照信号の送信を開始するためのコンピュータプログラムが提示され、このコンピュータプログラムは、ネットワークノードの処理回路上で実行されると、ネットワークノードに第5の態様による方法を実行させるコンピュータプログラムコードを含む。
第9の態様によれば、第4の態様および第8の態様のうちの少なくとも1つによるコンピュータプログラムと、コンピュータプログラムが格納されるコンピュータ可読記憶媒体とを備えるコンピュータプログラム製品が提示される。コンピュータ可読記憶媒体は、一時的でないコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。
有利には、これらの方法、これらの端末デバイス、これらのネットワークノード、およびこれらのコンピュータプログラムは、アップリンク参照信号の効率的な伝送の手段によって、改善されたチャネル推定を効率的に可能にする。
有利には、これらの方法、これらの端末デバイス、これらのネットワークノード、およびこれらのコンピュータプログラムはオーバーヘッドシグナリングを低減し、待ち時間を低減することを可能にする。
チャネル情報に基づいてアップリンク参照信号を時間/周波数リソースに割り当てると、DL性能と同様にアップリンク参照信号のチャネル推定が改善される。
添付の実施形態の他の目的、特徴、および利点は、以下の詳細な開示、添付の従属請求項、ならびに図面から明らかになるのであろう。
一般に、特許請求の範囲において使用される全ての用語は本明細書において特に明確に定義されない限り、技術分野におけるそれらの通常の意味に従って解釈されるべきである。「a/an/the 要素、装置、構成要素、手段、モジュール、ステップ等」への全ての基準は特に明記しない限り、要素、装置、構成要素、手段、モジュール、ステップ等の少なくとも1つのインスタンスを指すものとしてオープンに解釈されるべきである。本明細書に開示された任意の方法のステップは、明示的に述べられていない限り、開示された正確な順序で実行される必要はない。
本発明の概念は、添付の図面を参照して、例として説明される:
図1は、SRSの送信のためにリソースをどのように割り当てるかの概略図を示す。 図2は、実施形態による通信ネットワークを示す概略図である。 図3は、実施形態による方法のフローチャートである。 図4は、実施形態による方法のフローチャートである。 図5は、実施形態によるアップリンク参照信号の送信のためのサブバンドへの送信電力の分配の概略図である。 図6は、実施形態によるアップリンク参照信号の送信のためのサブバンドへの送信電力の分配の概略図である。 図7は、一実施形態によるシグナリング図である。 一実施形態による端末デバイスの機能ユニットを示す概略図である。 一実施形態による端末デバイスの機能モジュールを示す概略図である。 図10は、一実施形態によるネットワークノードの機能ユニットを示す概略図である。 図11は、一実施形態によるネットワークノードの機能モジュールを示す概略図である。 図12は、一実施形態によるコンピュータ可読手段を備えるコンピュータプログラムプロダクトの一例を示す。
本発明の概念は、本発明の概念の特定の実施形態が示されている添付の図面を参照して、以下でより完全に説明される。しかしながら、本発明の概念は多くの異なる形態で具現化されてもよく、本明細書に記載された実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は本開示が完全かつ完全であり、本発明の概念の範囲を当業者に完全に伝えるように、例として提供される。説明全体を通して、同じ番号は同じ要素を指す。破線によって示される任意のステップまたは特徴は、任意(オプション)であるとみなされるべきである。
図2は、本明細書で提示される実施形態を適用することができる通信ネットワーク100を示す概略図である。通信ネットワーク100は第3世代(3G)電気通信ネットワーク、第4世代(4G)電気通信ネットワーク、または第5世代(5G)電気通信ネットワークとすることができ、適用可能な場合は、任意の3GPP電気通信標準をサポートする。
通信ネットワーク100は、送受信ポイント(TRP)400を介して、無線アクセスネットワーク110内の少なくとも1つの端末デバイス200へのネットワークアクセスを提供するように構成されたネットワークノード300を含む。無線アクセスネットワーク110は、コアネットワーク120に動作可能に接続される。コアネットワーク120は次に、インターネットのようなサービスネットワーク130に動作的に接続される。これにより、端末デバイス200は、TRP400およびネットワークノード300を介して、サービスネットワーク130のサービスにアクセスし、データを交換することが可能になる。
ネットワークノード300の例は、無線アクセスネットワークノード、無線基地局、基地局トランシーバステーション、ノードB、進化(evolved)ノードB、gノードB、アクセスポイント、およびアクセスノード、およびバックホールノードである。端末デバイス200の例は、無線デバイス、移動局、携帯電話、ハンドセット、無線ローカルループ電話、ユーザ機器(UE)、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ネットワーク搭載センサ、ネットワーク搭載車両、および、いわゆるモノのインターネット(Internet of Things)デバイスである。
ネットワークノード300は、TRP400を介して、ビーム140で端末デバイス200と通信するように構成され、端末デバイス200はビーム150でネットワークノード300と通信するように構成される。さらに、ネットワークノード300および端末デバイス200は、異なる形状および幅を有する様々なビームを使用して互いに通信するように構成され得、本明細書では一般に異なるビームパターンを有すると呼ばれる。
上述のように、改善されたチャネル推定を可能にするメカニズムが依然として必要とされている。したがって、本明細書の実施形態の目的は、アップリンク参照信号の効率的な送信によって、改善されたチャネル推定を可能にすることである。この点に関し、アップリンクリンクバジェットは特定のシナリオにおいて、および、いくつかの端末デバイス200に対して不十分であるため、端末デバイス200にとっては、PSD、従ってアップリンク参照信号の受信信号対干渉プラス雑音比(SINR)を増加させるために、アップリンク参照信号のための利用可能な送信電力を比較的狭い周波数区間(間隔)に集中させることが、有益であり得る。これは、例えば、アップリンク参照信号から導出されたチャネル推定が、相互関係ベースのDLビームフォーミングと共に使用するためのDLプリコーダ重みを決定するためにネットワークノード300によって使用される場合、典型的には高品質のチャネル推定を必要とするので、有益であり得る。これは、アップリンク参照信号から導出されたチャネル推定がULリンク適応のために使用される場合にも有益であり得る。
このように、本明細書に開示される実施形態は、アップリンク参照信号を送信し、アップリンク参照信号の送信を開始するメカニズムに関する。このようなメカニズムを得るために、端末デバイス200、端末デバイス200によって実行される方法、例えばコンピュータプログラムの形態のコードを含むコンピュータプログラム製品が提供され、端末デバイス200の処理回路上で実行されると、端末デバイス200に当該方法を実行させる。このようなメカニズムを得るために、ネットワークノード300、ネットワークノード300によって実行される方法、およびネットワークノード300の処理回路上で実行されるときにネットワークノード300に当該方法を実行させる、例えばコンピュータプログラムの形態のコードを含むコンピュータプログラム製品がさらに提供される。
ここで、一実施形態による端末デバイス200によって実行されるアップリンク参照信号を送信する方法を示す図3を参照する。
アップリンク参照信号は、端末デバイス200によって送信されるものとする。端末デバイス200は、したがって、ステップS102を実行するように構成されている:
S102:端末デバイス200は、ネットワークノード300から、アップリンク参照信号の送信の設定を取得する。設定は、アップリンク参照信号が送信されるべき第1の周波数区間のインジケーション(指標/指示)を含む。
アップリンク参照信号の送信のために(例えば、DL相互関係の動作のために)、ネットワークノード300は、端末デバイス200が(例えば、DL参照信号からの相互関係に基づいて)アップリンク参照信号を送信するために利用可能な送信電力を第1の周波数区間にわたってどのように分配するかをを選択することを可能にする。具体的には、端末デバイス200がステップS108を実行するように構成されている:
S108:端末デバイス200は、第1の周波数区間に対するチャネル情報に基づいて、第1の周波数区間にわたってアップリンク参照信号を送信するために利用可能な送信電力を分配する。
端末デバイス200は、アップリンク参照信号を送信する。具体的には、端末デバイス200がステップS110を実行するように構成されている:
S110:端末デバイス200は、分配された送信電力に従ってアップリンク参照信号を送信する。
ここで、端末デバイス200によって実行されるようなアップリンク参照信号を送信することのさらなる詳細に関連する実施形態が開示される。
端末デバイス200が第1の周波数区間にわたって送信電力を分配する方法は異なる場合がある。次に、それに関連する様々な実施形態を順に説明する。
いくつかの態様では、第1の周波数区間は、単一のサブバンドを含む。いくつかの態様では、端末デバイス200が第1の周波数区間の一部をどのように分配するかを決定するために、まず、広帯域参照信号がネットワークノード300から送信される。したがって、一実施形態によれば、端末デバイス200およびネットワークノード300は、アクティブなシステム帯域幅を有する通信システムにおいて互いに通信し、単一のサブバンドは、アクティブなシステム帯域幅の全体に及ぶ。これにより、端末デバイス300aは、アクティブなシステム帯域全体を音声化することができる。この点に関して、アクティブシステム帯域幅は、端末デバイスごとに構成することができ、ネットワークノード300が動作するように構成される帯域幅全体に及ぶ必要はない。いくつかの態様では、アクティブシステム帯域幅は、帯域幅部分(BWP)に対応する。BWPは、所与のキャリア上の所与のヌメロロジーの共通リソースブロックの連続するサブセットから選択される、物理リソースブロックの連続するセットとして定義することができる。
他の態様では、第1の周波数区間は、少なくとも2つのサブバンドを含む。例えば、設定は、候補サブバンドのセットのインジケーションを含むことができる。このように、第1の周波数区間は、アップリンク参照信号が送信されることが許される候補サブバンドのセットに分割され得る。すなわち、一実施形態によれば、第1の周波数区間は、候補サブバンドのセットを含み、端末デバイス300は、1つの単一のサブバンド上または2つ以上のサブバンド上のいずれかで送信電力を分配する。特に、第1の実施形態によれば、送信電力は、1つの単一サブバンドにわたってのみ分配される。同様に、第2の実施形態によれば、送信電力は、1つ未満のサブバンドにわたって分配される。さらに、第2の実施形態によれば、送信電力は、少なくとも2つのサブバンドのうちの少なくとも2つにわたって分配される。
後者の場合、送信電力が、連続したサブバンドにのみ分配されるという制約があるかもしれない。したがって、一実施形態によれば、少なくとも2つのサブバンドは連続している。さらに、少なくとも2つのサブバンドは、オーバーラップしておらず、同じサイズであってもよい。例えば、第1の周波数区間のインジケーションは、開始PRBインデックスk0と、連続するサブバンドのかずNを含み得る。ここで、各サブバンドはサブバンドサイズMを有する。いくつかの例では、Mは、最小SRS帯域幅粒度Mmin PRB(ここで、例えばMmin = 4)の倍数であり、ここでM = x・Mmin であり、xは整数である。別の実施形態によれば、少なくとも2つのサブバンドは不連続である。
いくつかの態様において、第2の周波数区間内での送信電力の均一な分配(分布)が存在する。すなわち、一実施形態によれば、送信電力は、第2の周波数区間内で均一に分配される。しかしながら、他の態様では、送信電力は、任意のサブバンドにおいて任意の電力レベルで分配されてもよい。したがって、送信電力は、異なるサブバンド上で異なるように分配され得る。これにより、端末デバイス200は、チャネルが強いサブバンドに、より大きなパワースペクトル密度を割り当てることができ、したがって、アップリンク参照信号送信と共に高速フェージングを追跡することができる。特に、一実施形態によれば、チャネル情報は、高いチャネル品質を有する周波数部分と、高い品質未満を有する周波数部分とを示し、送信電力は、第1の周波数区間内で、高いチャネル品質を有する周波数部分に、高い品質未満を有する周波数部分よりも多くの送信電力が割り当てられるように、分配される。
いくつかの態様では、端末デバイス200は、アップリンク参照信号の送信のための最大送信電力の情報を取得する。特に、一実施形態によれば、端末デバイス200は、(オプションの)ステップS104を実行するように構成される:
S104:端末デバイス200は、アップリンク参照信号の送信に使用される最大送信電力のインジケーションを取得する。次に、分配された送信電力は、最大送信電力に従って重み付けされる。
ステップS104が実行されると、ステップS108の前に実行される。
さらに、いくつかの態様では、サブバンドに対する可能な電力レベルがゼロまたはPmax/Lに制約される。ここで、Pmaxは、アップリンク参照信号の送信電力であり、Lは、アップリンク参照信号送信のために選択されたサブバンドの数である。特に、一実施形態によれば、第1周波数区間における周波数帯域のセットに対してのみ非ゼロとなるように送信電力が分配される。周波数帯域のセットは、第2の周波数区間を定義することができる。第2の周波数区間は、連続していてもよい。
アップリンク参照信号は、サブキャリア上で送信され得る。次いで、アップリンク参照信号は、第2の周波数区間内に適合する(フィットする(fitting))数と同じ数のサブキャリアを使用して送信され得る。
いくつかの態様では、端末デバイス200は、アップリンク参照信号が送信されるべき第2の周波数区間についてネットワークノード300に通知する。特に、一実施形態によれば、端末デバイス200は、(オプションの)ステップS106を実行するように構成される:
S106:端末デバイス200は、アップリンクの参照信号を送信する前に、第2の周波数区間をネットワークノード300に通知する。
ステップS106が実行されると、ステップS108の前に実行される。
一実施形態によれば、送信電力は、関数に従って分配される。非限定的な例として、シーケンス
Figure 0007126562000001
によって定義されるアップリンク参照信号の物理リソース
Figure 0007126562000002
へのマッピングは、文書3GP TS38.211のセクション6.4.1.4.3の表記に従う以下の式によって説明される:
Figure 0007126562000003
この式では、βSRS(m)は、サブバンドmに対する電力スケーリングを示し、Mは、サブバンドサイズであり、k’は、送信コム上の相対サブキャリアインデックスであり、l’は、スロット内の相対OFDMシンボルインデックスであり、k0は、SRS周波数割り当ての周波数開始位置であり、l0は、OFDMシンボル開始位置であり、piは、SRSアンテナポートであり、Napは、SRSリソース内のSRSアンテナポートの数であり、MRS sc,bは、周波数割り当て内のサブキャリアの数であり、KTCは、送信コムサイズである。
上述のように、送信電力は、第1の周波数区間に対するチャネル情報に基づいて分配される。チャネル情報は一般に、端末デバイス200とネットワークノード300との間の無線伝搬チャネルの特性に関する。これら特性は、典型的には端末デバイス200とネットワークノード300との間の相互関係である。端末デバイス200がチャネル情報を取得するための様々な方法があり得る。第1の実施形態によれば、チャネル情報は、ネットワークノード300から取得される。第2の実施形態によれば、チャネル情報は、端末デバイス200自身によって推定される。一例として、端末デバイス200は、チャネル状態情報参照信号(CSI-RS)上のようなダウンリンク参照信号に対して測定を行うことによって、チャネル情報を推定することができる。いくつかの態様では、推定に基づいてダウンリンク参照信号が上位レイヤ設定および/またはダウンリンク制御情報(DCI)を介して定義される。ダウンリンク参照信号は、例えば、セル固有、デバイス固有、またはアップリンク参照信号固有であってもよい。他の態様では、端末デバイス200がこの目的のために使用するデフォルトのダウンリンク参照信号がある。
アップリンク参照信号があるSINR目標に到達するための、ULリンクバジェット、従って適切な周波数区間は、典型的には大部分が遅いフェージングチャネル特性に依存し、それは、かなりゆっくりと変化し得る。したがって、アップリンク参照信号の送信のために割り当てられる所望の周波数区間は、比較的長い時間にわたってほぼ同じであり得る。しかし、端末デバイス200に向かうある無線伝搬チャネルに対して、周波数帯域のどの部分が最も強いかは、より速く変化するチャネルフェージング特性であり、より急速に変化し得る。無線伝搬チャネルが現在最も強くなっているアップリンク参照信号の送信電力を集中させることが有益である場合があるので、アップリンク参照信号が割り当てられる周波数区間を、そのように変更されるような第1の周波数区間よりも速い順序で変更することが有益である場合がある。
アップリンク参照信号の各発生(occurrence)が送信される前に、第1の周波数区間についての新しいチャネル情報を得ることによって、端末デバイス200は、第1の周波数区間にわたる送信電力の分配を新しいチャネル情報に適応させることができる。いくつかの態様において、第1の周波数区間にわたる送信電力の分配は、したがって、アップリンク参照信号の異なる送信から変化する。すなわち、一実施形態によれば、アップリンク参照信号は、送信発生時に送信され、2つの隣接する送信発生時に送信されるアップリンク参照信号は、互いに異なる送信電力分布(分配)を有する。
アップリンク参照信号に対する送信発生を決定するための異なる方法があり得る。いくつかの態様では、ネットワークノード300は、アップリンク参照信号をいつ送信するかについて端末デバイス200に指示する。具体的には、一実施形態によれば、ステップS102で取得された設定は、端末デバイス200がアップリンク参照信号を送信するためのインジケーションをさらに含み、アップリンク参照信号はその後、ステップS110で、それに応答して(すなわち、ステップS102でインジケーションを取得したことに応答して)送信される。
アップリンク参照信号には、さまざまな種類がある。一例によれば、アップリンク参照信号は、サウンディング参照信号(SRS)である。次に、使用するSRSは、ネットワークノード300によって設定されたSRSリソースのセットから選択され得る。分配された送信電力に従ったSRSの送信は、ネットワークノード300によってトリガされ得る。これにより、端末デバイス200があるSRSを送信することがトリガされると、端末デバイス200は、第1の周波数区間についてのチャネル情報に基づいて分配されたその送信電力でSRSを送信することができることを知る。さらに、端末デバイス200がチャネル情報を推定するために、どのダウンリンク参照信号を測定すべきかを端末デバイス200が知るように、あるダウンリンク参照信号を、SRS、またはSRSのセットに関連付けることができる。
ここで、一実施形態による、ネットワークノード300によって実行されるアップリンク参照信号の送信を開始するための方法を示す図4を参照する。
上述したように、ステップS102において、端末デバイス200は、アップリンク参照信号の送信の設定を取得する。したがって、ネットワークノード300は、ステップS202を実行するように構成される:
S202:ネットワークノード300は、端末デバイス200からのアップリンク参照信号の送信の設定を端末デバイス200に提供する。設定は、アップリンク参照信号が送信されるべき第1の周波数区間のインジケーションを含む。
上述したように、ステップS110において、端末デバイス200は、アップリンク参照信号を送信する。アップリンク参照信号は、ネットワークノード300によって受信されると仮定される。したがって、ネットワークノード300は、ステップS208を実行するように構成される:
S208:ネットワークノード300は、端末デバイス200からアップリンク参照信号を受信する。アップリンク参照信号は、第1周波数区間に対するチャネル情報に基づいて分配されたそれぞれの(それらの)送信電力を有する。
ここで、ネットワークノード300によって実行されるアップリンク参照信号の送信を開始することのさらなる詳細に関連する実施形態を開示する。
上述したように、いくつかの態様において、端末デバイス200は、アップリンク参照信号の送信のための最大送信電力の情報を得る。したがって、一実施形態によれば、ネットワークノード300は、(オプションの)ステップS204を実行するように構成される:
S204:ネットワークノード300は、端末デバイス200に対して、アップリンク参照信号の送信に用いる最大送信電力のインジケーションを提供する。
この点で、異なる制御ループを使用して、端末デバイス200がどれだけの送信電力を使用すべきかを定義することができる。開ループ送信電力制御のために、ネットワークノード300は、端末デバイス200が送信電力を決定するために使用するパラメータ値をシグナリングすることができる。閉ループ送信電力制御の場合、ネットワークノード300は、端末デバイス200に送信電力を増減するように指示することができる。
ステップS204が実行されると、ステップS208の前に実行される。
さらに上述したように、いくつかの態様において、送信電力のみが、第2の周波数区間内で非ゼロとなるように分配される。次に、ネットワークノード300が第2の周波数区間を決定するための異なる方法が存在し得る。
いくつかの態様によれば、上述したように、端末デバイス200は、アップリンク参照信号が送信されるべき第2の周波数区間についてネットワークノード300に通知することができる。したがって、一実施形態によれば、ネットワークノード300は、(オプションの)ステップS206を実行するように構成される:
S206:ネットワークノード300は、アップアップリンク参照信号を受信する前に、端末デバイス200から第2の周波数区間の通知を取得する。
ステップS206が実行されると、ステップS208の前に実行される。
他の態様によれば、ネットワークノード300aは、第1の周波数区間のどの部分が端末デバイス200によって選択されたかを検出するために、検出アルゴリズムを実行する。具体的には、一実施形態によれば、ネットワークノード300は、(オプションの)ステップS210を実行するように構成される:
S210:ネットワークノード300は、第2の周波数区間を決定するためにチャネル検出を実行する。
ステップS210が実行されると、ステップS208の後に実行される。
チャネル検出は、、ネットワークノード300が、アップリンク参照信号が送信された第2の周波数区間を決定するために、第1の周波数区間(異なるサブバンドの場合など)において、参照信号受信電力などの電力を測定することを含んでもよい。チャネル検出は、追加的にまたは代替的に、ネットワークノード300が、異なるサブバンドなどの第1の周波数区間の異なる部分についてチャネル推定誤差を計算することを含んでもよい。
ネットワークノード300が、ステップS208においてアップリンク参照信号を受信すると、異なる方法で動作することができる。
いくつかの態様では、ネットワークノード300は、チャネル推定の目的のために、受信されたアップリンク参照信号を利用する。具体的には、一実施形態によれば、ネットワークノード300は、(オプションの)ステップS212を実行するように構成される。
S212:ネットワークノード300は、受信したアップリンク参照信号に基づいてチャネル推定を実行する。
いくつかの態様では、ネットワークノード300は、端末デバイス200へのダウンリンクビームフォーミングを実行するときにチャネル推定を利用する。特に、一実施形態によれば、ネットワークノード300は(オプションの)ステップS214およびS216を実行するように構成される。
S214:ネットワークノード300は、チャネル推定に基づいてビームフォーミング重みを選択する。
ビームフォーミング重みは、DLプリコーダ重みであってもよい。
S216:ネットワークノード300は、端末デバイス200へのダウンリンク送信中にビームフォーミング重みを適用する。
図5は、周波数の関数としてのRSRPに関して、チャネル状態500の第1のセットを概略的に示す。図5の例示的な例では、端末デバイス200は、11のサブバンド510のセットにおける1つのサブバンド520を選択することによって、アップリンク参照信号の送信電力を分配することである。サブバンド510のセットは、第1の周波数区間540をカバーする。選択されたサブバンド520は、チャネル状態500が最も高いRSRPを有するサブバンドである。したがって、この例では、端末デバイス200は、所定の候補サブバンドのセット510から1つの全サブバンド520を選択する。所定の候補サブバンド510を使用することによって、端末デバイス200がアップリンク参照信号の送信のために選択した第1の周波数区間540の一部のネットワークノード300での検出がより容易になる。
図6は、周波数の関数としてのRSRPに関して、チャネル状態600の第2のセットを概略的に示す。図6の例示的な例では、端末デバイス200は、チャネル状態500が閾値RSRP値640を上回るRSRP値を有する10個のサブバンドのセット610において、それらのサブバンド620a、620bの部分630a、630bのみに、アップリンク参照信号の送信電力を分配することになる。サブバンドのセット610は、第1の周波数区間640をカバーする。さらに、この例では、部分630aのRSRPは部分630bのRSRPよりも高いので、部分630aには部分630bよりも多くの送信電力が割り当てられる。この例では、アップリンク参照信号が送信される実際に選択された周波数区間は、したがって、2つの部分630a、630bを含み、各部分630a、630bは、周波数に関して、1つのサブバンド全体620a、620bよりもより短い。このようにして、ネットワークノード300は、例えば、各候補サブバンド610について平均RSRPおよび/または平均チャネル推定誤差を算出することができ、RSRPがある閾値を超える場合、および/または、チャネル推定誤差が1つまたは複数のサブバンド620a、620bについてある閾値未満である場合、ネットワークノード300は、アップリンク参照信号が送信される部分630a、630bの1つ以上は、この1つまたは複数のサブバンド620a、620b内にあると仮定することができる。
ここで、上述した実施形態の少なくともいくつかに基づいて、アップリンク参照信号を送信し、それを開始するための1つの特定の実施形態が、図7のシグナリング図を参照して詳細に開示される。
S301:端末デバイス200は、SRSがアクティブシステム帯域幅全体をカバーするデフォルト構成、例えば、図1(a)または図1(b)のようなデフォルト構成に従って、SRSをネットワークノード300に向けて送信する。
S302:ネットワークノード300は、SRSリンクバジェットが(例えば、チャネル推定誤差を分析することによって)不十分すぎて、相互関係ベースのDLビームフォーミングに適切に使用できないことを検出する。
S303:ネットワークノード300は、新しいSRS送信を用いて端末デバイス200を設定し、端末デバイス200は、第1の周波数区間にわたってSRSの送信電力をどのように分配するかを(例えば、DL参照信号からの相互関係に基づいて)決定することができる。
S304:ネットワークノード300は、SRSの送信の設定を端末デバイス200に提供する。ステップS304を実施する1つの方法は、ステップS102およびステップS202を実行することである。
S305:端末デバイス200は、第1の周波数区間に対するチャネル情報に基づいて、第1の周波数区間にわたってSRSを送信するために利用可能な送信電力を分配する。ステップS305を実施する1つの方法は、ステップS108を実行することである。
S306:端末デバイス200は、分配された送信電力に従ってSRSを送信する。ステップS306を実施する1つの方法は、ステップS110およびステップS208を実行することである。
S307:ネットワークノード300は、SRSの位置を推定するために、送信電力が第1の周波数区間にわたってどのように分配されるかを決定するために、チャネル検出を実行する。ステップS307を実施する1つの方法は、ステップS210を実行することである。
S308:ネットワークノード300は、受信されたSRSに基づいてチャネル推定を実行し、チャネル推定に基づいて相互関係ベースのDLビームフォーミングのためのビームフォーミング重みを選択する。ステップS308を実施する1つの方法は、ステップS212およびステップS214を実行することである。
S309:ネットワークノード300は、ビームフォーミング重みを適用しながら、端末デバイス200へのDL送信を行う。ステップS309を実施する1つの方法は、ステップS216を実行することである。
図8は、一実施形態による端末デバイス200の構成要素を、いくつかの機能ユニットに関して概略的に示す。処理回路210は、(図12に示すように)例えば記憶媒体230の形式でコンピュータプログラム製品1210aに記憶されたソフトウェア命令を実行することができる、適切な中央演算処理装置(CPU)、マルチプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)などのうちの1つまたは複数の任意の組合せを使用して提供される。処理回路210はさらに、少なくとも1つの特定用途向け集積回路(ASIC)、またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)として提供されてもよい。
特に、処理回路210は先に開示したように、端末デバイス200に動作のセット、すなわちステップS102~S110を行わせるように構成される。例えば、記憶媒体230は動作のセットを記憶することができ、処理回路210は端末デバイス200に動作のセットを実行させるために、記憶媒体230から動作のセットを取り出すように構成されることができる。動作のセットは、実行可能命令のセットとして提供されてもよい。したがって、処理回路210は、本明細書で開示される方法を実行するように構成される。
記憶媒体230はまた、例えば、磁気メモリ、光メモリ、ソリッドステートメモリ、または遠隔に取り付けられたメモリのいずれか1つ、またはそれらの組合せとすることができる永続的記憶装置を含むことができる。
端末デバイス200は、通信ネットワーク100の他のエンティティ、ノード、機能、および装置と通信するための通信インターフェース220をさらに備えることができる。したがって、通信インターフェース220は、アナログおよびデジタル構成要素を備える1つまたは複数の送信機および受信機を備えることができる。
処理回路210は例えば、通信インターフェース220および記憶媒体230にデータおよび制御信号を送信することによって、通信インターフェース220からデータおよびレポートを受信することによって、ならびに記憶媒体230からデータおよび命令を取り出すことによって、端末デバイス200の一般的な動作を制御する。端末デバイス200の他の構成要素、ならびに関連する機能は、本明細書で提示される概念を曖昧にしないために省略される。
図9は、一実施形態による端末デバイス200の構成要素を、いくつかの機能モジュールに関して概略的に示す。図9の端末デバイス200は、いくつかの機能モジュールと、ステップS102を実行するように構成された取得モジュール210aと、ステップS108を実行するように構成された分配モジュール210dと、ステップS110を実行するように構成された送信モジュール210eとを備える。図9の端末デバイス200は、ステップS104を実行するように構成された取得モジュール210b、およびステップS106を実行するように構成された通知モジュール210cのいずれかなど、いくつかのオプションの機能モジュールをさらに備えることができる。一般的に、各機能モジュール210a~210eは、ハードウェアまたはソフトウェアで実施することができる。好ましくは、1つ以上または全ての機能モジュール210a~210eがおそらく通信インターフェース220および/または記憶媒体230と協働して、処理回路210によって実装されてもよい。したがって、処理回路210は記憶媒体230から、機能モジュール210a~210eによって提供される命令をフェッチし、これらの命令を実行するように構成されてもよく、それによって、本明細書で開示される端末デバイス200の任意のステップを実行する。
図10は、いくつかの機能ユニットに関して、一実施形態によるネットワークノード300の構成要素を概略的に示す。処理回路310は(図12に示すように)コンピュータプログラム製品1210bに、例えば記憶媒体330の形式で記憶されたソフトウェア命令を実行することができる、適切な中央演算処理装置(CPU)、マルチプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)などのうちの1つまたは複数の任意の組合せを使用して提供される。処理回路310はさらに、少なくとも1つの特定用途向け集積回路(ASIC)、またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)として提供されてもよい。
特に、処理回路310は上述のように、ネットワークノード300に動作のセット、すなわちステップS202~S216を実行させるように構成される。例えば、記憶媒体330は動作のセットを記憶することができ、処理回路310は、記憶媒体330から動作のセットを取り出して、ネットワークノード300に動作のセットを実行させるように構成することができる。動作のセットは、実行可能命令のセットとして提供されてもよい。したがって、処理回路310は、本明細書で開示される方法を実行するように構成される。
記憶媒体330はまた、例えば、磁気メモリ、光メモリ、ソリッドステートメモリ、または遠隔に取り付けられたメモリのいずれか1つ、またはそれらの組合せとすることができる永続的記憶装置を含むことができる。
ネットワークノード300は、通信ネットワーク100の他のエンティティ、ノード、機能、およびデバイスと通信するための通信インターフェース320をさらに備えることができる。したがって、通信インターフェース320は、アナログおよびデジタル構成要素を備える1つまたは複数の送信機および受信機を備えることができる。
処理回路310は例えば、通信インターフェース320および記憶媒体330にデータおよび制御信号を送信することによって、通信インターフェース320からデータおよびレポートを受信することによって、ならびに記憶媒体330からデータおよび命令を取り出すことによって、ネットワークノード300の一般的な動作を制御する。ネットワークノード300の他の構成要素、ならびに関連する機能は、本明細書で提示される概念を曖昧にしないために省略される。
図11は、いくつかの機能モジュールに関して、一実施形態によるネットワークノード300の構成要素を概略的に示す。図11のネットワークノード300は、いくつかの機能モジュールと、ステップS202を実行するように構成された提供モジュール310aと、ステップS108を実行するように構成された受信モジュール310dとを備える。図11のネットワークノード300は、ステップS204を実行するように構成された提供モジュール310b、ステップS206を実行するように構成された取得モジュール310c、ステップS210を実行するように構成されたチャネル検出モジュール310e、ステップS212を実行するように構成されたチャネル推定モジュール310f、ステップS214を実行するように構成された選択モジュール310g、ステップS216を実行するように構成された適用モジュール310hのうちの任意のものなど、いくつかの任意選択の機能モジュールをさらに備えることができる。
一般的には、各機能モジュール310a~310hは、ハードウェアまたはソフトウェアで実施することができる。好ましくは、1つ以上または全ての機能モジュール310a~310hがおそらく通信インターフェース320および/または記憶媒体330と協働して、処理回路310によって実装されてもよい。したがって、処理回路310は記憶媒体330から、機能モジュール310a~310hによって提供される命令をフェッチし、これらの命令を実行するように構成され、それによって、本明細書で開示されるネットワークノード300の任意のステップを実行することができる。
ネットワークノード300は、スタンドアロンデバイスとして、または少なくとも1つのさらなるデバイスの一部として提供され得る。例えば、ネットワークノード300は、無線アクセスネットワーク110のノード(図2の例示的な例のように)またはコアネットワーク120のノード内に設けられてもよい。あるいは、ネットワークノード300の機能性が少なくとも2つのデバイス、すなわちノード間で分配されてもよい。これらの少なくとも2つのノードまたはデバイスは、同じネットワーク部分(無線アクセスネットワーク110またはコアネットワーク120など)の一部であってもよく、または少なくとも2つのそのようなネットワーク部分の間に分散されてもよい。一般的に言えば、リアルタイムで実行されることが必要とされる命令は、リアルタイムで実行されることが必要とされない命令よりもTRP400に動作的に近いデバイスまたはノードにおいて実行され得る。
したがって、ネットワークノード300によって実行される命令の第1の部分は第1のデバイスにおいて実行されてもよく、ネットワークノード300によって実行される命令の第2の部分は第2のデバイスにおいて実行されてもよく、本明細書で開示される実施形態はネットワークノード300によって実行される命令が実行されてもよい任意の特定の数のデバイスに限定されない。したがって、本明細書で開示される実施形態による方法は、クラウド計算環境に存在するネットワークノード300によって実行されるのに適している。したがって、単一の処理回路310が図10に示されているが、処理回路310は複数の装置またはノードの間で分散させることができる。図11の機能モジュール310a~310hおよび図12のコンピュータプログラム1220bについても同様である。
図12は、コンピュータ可読手段1230を備えるコンピュータプログラム製品1210a、1210bの一例を示す。このコンピュータ可読手段1230上に、コンピュータプログラム1220aを格納することができ、このコンピュータプログラム1220aは通信インターフェース220および記憶媒体230などの、処理回路210およびそれに動作可能に結合されたエンティティおよびデバイスに、本明細書で説明する実施形態による方法を実行させることができる。したがって、コンピュータプログラム1220aおよび/またはコンピュータプログラム製品1210aは、本明細書で開示する端末デバイス200の任意のステップを実行するための手段を提供することができる。このコンピュータ可読手段1230上に、コンピュータプログラム1220bを格納することができ、このコンピュータプログラム1220bは通信インターフェース320および記憶媒体330などの、処理回路310およびそれに動作可能に結合されたエンティティおよびデバイスに、本明細書で説明する実施形態による方法を実行させることができる。したがって、コンピュータプログラム1220bおよび/またはコンピュータプログラム製品1210bは、本明細書で開示するネットワークノード300の任意のステップを実行するための手段を提供することができる。
図12の例では、コンピュータプログラム製品1210a、1210bがCD(コンパクトディスク)またはDVD(デジタル汎用ディスク)またはBlu-Rayディスクのような光ディスクとして図示されている。コンピュータプログラム製品1210a、1210bはまた、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM)、または電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)のようなメモリとして、より詳細には、USB(ユニバーサルシリアルバス)メモリまたはコンパクトなフラッシュメモリのようなフラッシュメモリのような外部メモリの装置の不揮発性記憶媒体として具現化することができる。したがって、コンピュータプログラム1220a、1220bはここでは図示された光ディスク上のトラックとして概略的に示されているが、コンピュータプログラム1220a、1220bはコンピュータプログラム製品1210a、1210bに適した任意の方法で格納することができる。
本発明の概念は主に、いくつかの実施形態を参照して上述された。しかしながら、当業者には容易に理解されるように、上記に開示されたもの以外の他の実施形態も、添付の特許請求の範囲によって定義されるように、本発明の概念の範囲内で等しく可能である。

Claims (24)

  1. 1つ以上のアップリンク参照信号を送信するための方法であって、前記方法は、端末デバイスによって実行され、前記方法は、
    前記端末デバイスが、ネットワークノードか、参照信号の設定情報を取得することであって、前記設定情報は、前記1つ以上のアップリンク参照信号が送信されるべき第1の周波数区間のインジケーションを含む、ことと、
    前記端末デバイスが、前記第1の周波数区間に対するチャネル情報に基づいて、前記1つ以上のアップリンク参照信号を送信するために利用可能な送信電力を、前記第1の周波数区間にわたって分配することと
    前記端末デバイスが、前記分配された送信電力に従って前記1つ以上のアップリンク参照信号を送信することをみ、
    前記第1の周波数区間が、第1の部分と、前記第1の部分とオーバーラップしない第2の部分とを含み、
    前記端末デバイスが前記送信電力を分配することが、
    (i)前記端末デバイスが、前記第1の周波数区間の前記第1の部分のための第1の送信電力を決定することと、
    (ii)前記端末デバイスが、前記第1の周波数区間の前記第2の部分のための第2の送信電力を決定することと、を含み、前記第1の送信電力は前記第2の送信電力と異なり、前記第1の送信電力と前記第2の送信電力はいずれもゼロではなく、
    前記端末デバイスが、前記分配された送信電力に従って前記1つ以上のアップリンク参照信号を送信することが、
    (i)前記端末デバイスが、前記第1の周波数区間の前記第1の部分で第1のアップリンク参照信号を送信するために前記第1の送信電力を用いることと、
    (ii)前記端末デバイスが、前記第1の周波数区間の前記第2の部分で前記第1のアップリンク参照信号または第2のアップリンク参照信号を送信するために前記第2の送信電力を用いることと、を含む、方法。
  2. 前記第1の周波数区間は、連続する少なくとも2つの周波数サブバンドを含前記送信電力は、前記少なくとも2つの周波数サブバンドのうちの少なくとも2つにわたって分配される請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の周波数区間は少なくとも2つの周波数サブバンドを含み、
    前記送信電力は、1つの単一の周波数サブバンドにわたってのみ分配される、請求項に記載の方法。
  4. 前記第1の周波数区間は、単一の周波数サブバンドを含み、
    前記端末デバイスおよび前記ネットワークノードは、アクティブシステム帯域幅を有する通信システムにおいて互いに通信し、前記単一の周波数サブバンドは、前記アクティブシステム帯域幅の全体に及ぶ、請求項1に記載の方法。
  5. 前記端末デバイスが、前記第1の周波数区間における特定の周波数帯域のセットを選択することをさらに有し、
    前記送信電力は、前記端末デバイスによって選択された前記第1の周波数区間における前記特定の周波数帯域のセットに対してのみ非ゼロとなるように分配される、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1の周波数区間における前記特定の周波数帯域のセットは連続している、請求項に記載の方法。
  7. 前記1つ以上のアップリンク参照信号を送信する前に、前記端末デバイスが、前記第の周波数区間における前記特定の周波数帯域のセットを特定する情報を含んだメッセージを前記ネットワークノードに送信することをさらに含む、請求項に記載の方法。
  8. 前記1つ以上のアップリンク参照信号は、前記第の周波数区間における前記特定の周波数帯域のセットに適合する数と同じ数のサブキャリアを使用して送信される、請求項に記載の方法。
  9. 前記1つ以上のアップリンク参照信号を送信するために使用されるべき最大送信電力のインジケーションを取得することをさらに含み、前記分配された送信電力は、前記最大送信電力に従って重み付けされる、請求項1に記載の方法。
  10. 前記チャネル情報は、高いチャネル品質を有する周波数部分と、前記高いチャネル品質未満を有する周波数部分とを示し、前記送信電力は、前記第1の周波数区間内で、前記高いチャネル品質未満を有する周波数部分よりも高いチャネル品質を有する周波数部分により多くの送信電力が割り当てられるように分配される、請求項1に記載の方法。
  11. 前記1つ以上のアップリンク参照信号は、送信発生時に送信され、2つの隣接する送信発生時に送信される前記1つ以上のアップリンク参照信号は互いに異なる送信電力を有する、請求項1に記載の方法。
  12. 前記1つ以上のアップリンク参照信号は、サウンディング参照信号(SRS)であり、
    前記SRSは、前記ネットワークノードによって設定されたSRSリソースのセットから選択され、前記分配された送信電力に従った前記SRSの送信は、前記ネットワークノードによってトリガされる、請求項1に記載の方法。
  13. 前記第1の周波数区間の前記第1の部分に関する第1のチャネル状態値を取得することと、
    前記第1の周波数区間の前記第2の部分に関する第2のチャネル状態値を取得することと、をさらに含み、
    前記第1の送信電力を決定することが、前記第1のチャネル状態値に基づいて前記第1の送信電力を決定することを含み、
    前記第2の送信電力を決定することが、前記第2のチャネル状態値に基づいて前記第2の送信電力を決定することを含む、請求項1に記載の方法。
  14. 前記第1のチャネル状態値に基づいて前記第1の送信電力を決定することが、前記第1のチャネル状態値をチャネル状態閾値と比較することを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記第1の周波数区間が、2つ以上の周波数サブバンドのセットを含み、
    前記方法が、
    前記端末デバイスが、前記1つ以上のアップリンク参照信号の前記送信のための前記周波数サブバンドのセットのサブセットを選択することと、
    前記端末デバイスが、前記1つ以上のアップリンク参照信号を送信する前に、メッセージを前記ネットワークノードに送信することをさらに含み、前記メッセージは、前記端末デバイスが前記1つ以上のアップリンク参照信号の前記送信のために選択した前記周波数サブバンドのセットの前記サブセットを示す、請求項1に記載の方法。
  16. 前記1つ以上のアップリンク参照信号の前記送信のための前記周波数サブバンドのセットのサブセットを選択することが、前記端末デバイスが、前記周波数サブバンドのセットからただ1つの周波数サブバンドだけを選択することを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 1つ以上のアップリンク参照信号の送信を開始するための方法であって、前記方法は、ネットワークノードによって実行され、前記方法は、
    端末デバイスに、参照信号の設定情報を提供することであって、前記設定情報は、前記1つ以上のアップリンク参照信号が送信されるべき第1周波数区間のインジケーションを含む、ことと、
    前記端末デバイスから前記1つ以上のアップリンク参照信号を受信することであって、前記1つ以上のアップリンク参照信号は、前記第1周波数区間に対するチャネル情報に基づく第1の送信電力および第2の送信電力を有し、
    前記第1の送信電力は前記第2の送信電力と異なり、前記第1の送信電力と前記第2の送信電力はいずれもゼロではなく、
    前記第1の周波数区間が、2つ以上の周波数サブバンドのセットを含み、
    前記方法は、前記ネットワークノードが、前記1つ以上のアップリンク参照信号を受信する前に、前記端末デバイスによって送信されるメッセージを受信することをさらに含み、前記メッセージは、前記端末デバイスが前記1つ以上のアップリンク参照信号の前記送信のために選択した前記周波数サブバンドのセットのサブセットを示す、方法。
  18. 端末デバイスに、前記1つ以上のアップリンク参照信号の送信に用いる最大送信電力のインジケーションを提供することをさらに含む、請求項17に記載の方法。
  19. 記第1の送信電力および前記第2の送信電力が前記周波数サブバンドの前記示されるサブセットに含まれる周波数サブバンドについてのみ非ゼロになるように分配される、請求項17に記載の方法。
  20. 前記受信した1つ以上のアップリンク参照信号に基づいてチャネル推定を実行することと、
    前記チャネル推定に基づいてビームフォーミング重みを選択することと、
    前記端末デバイスへのダウンリンク送信中にビームフォーミング重みを適用することと、をさらに含む、請求項17に記載の方法。
  21. 1つ以上のアップリンク参照信号を送信するための端末デバイスであって、前記端末デバイスは、処理回路を備え、前記処理回路は、前記端末デバイスに
    ネットワークノードか、参照信号の設情報を取得することであって、前記設定情報は、前記1つ以上のアップリンク参照信号が送信されるべき第1の周波数区間のインジケーションを含む、ことと、
    前記第1の周波数区間に対するチャネル情報に基づいて、前記1つ以上のアップリンク参照信号を送信するために利用可能な送信電力を、前記第1の周波数区間にわたって分配することと、
    前記分配された送信電力に従って前記1つ以上のアップリンク参照信号を送信すること、を行わせるように構成され
    前記第1の周波数区間が、第1の部分と、前記第1の部分とオーバーラップしない第2の部分とを含み、
    前記端末デバイスは、
    (i)前記端末デバイスが、前記第1の周波数区間の前記第1の部分のための第1の送信電力を決定することと、
    (ii)前記端末デバイスが、前記第1の周波数区間の前記第2の部分のための第2の送信電力を決定することと、を含むプロセスを実行することによって前記送信電力を分配するように構成され、
    前記第1の送信電力は前記第2の送信電力と異なり、前記第1の送信電力と前記第2の送信電力はいずれもゼロではなく、
    前記端末デバイスは、
    (i)前記第1の周波数区間の前記第1の部分で第1のアップリンク参照信号を送信するために前記第1の送信電力を用いることと、
    (ii)前記第1の周波数区間の前記第2の部分で前記第1のアップリンク参照信号または第2のアップリンク参照信号を送信するために前記第2の送信電力を用いることと、を含むプロセスを実行することによって前記分配された送信電力に従って前記1つ以上のアップリンク参照信号を送信するように構成される、端末デバイス。
  22. 1つ以上のアップリンク参照信号の送信を開始するためのネットワークノードであって、前記ネットワークノードは処理回路を有し、前記処理回路は、前記ネットワークノードに
    端末デバイスに前記端末デバイスからの前記1つ以上のアップリンク参照信号の送信の設定情報を提供することであって、前記設定情報は、前記1つ以上のアップリンク参照信号が送信されるべき第1周波数区間のインジケーションを含む、ことと、
    前記端末デバイスから前記1つ以上のアップリンク参照信号を受信することを行わせるように構成され、前記1つ以上のアップリンク参照信号は、前記第1周波数区間に対するチャネル情報に基づく第1の送信電力および第2の送信電力を有し、
    前記第1の送信電力は前記第2の送信電力と異なり、前記第1の送信電力と前記第2の送信電力はいずれもゼロではなく、
    前記第1の周波数区間が、2つ以上の周波数サブバンドのセットを含み、
    前記ネットワークノードは、前記1つ以上のアップリンク参照信号を受信する前に、前記端末デバイスによって送信されるメッセージを受信するように動作可能であり、前記メッセージは、前記端末デバイスが前記1つ以上のアップリンク参照信号の前記送信のために選択した前記周波数サブバンドのセットのサブセットを示す、ネットワークノード
  23. 端末デバイスが有するコンピュータに、請求項1から16のいずれか1項に記載された方法を実行させるためのコンピュータプログラム。
  24. ネットワークノードが有するコンピュータに、請求項17から20のいずれか1項に記載された方法を実行させるためのコンピュータプログラム。
JP2020558485A 2018-05-04 2018-05-04 アップリンク参照信号の送信 Active JP7126562B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/EP2018/061632 WO2019210981A1 (en) 2018-05-04 2018-05-04 Transmission of uplink reference signals

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021521717A JP2021521717A (ja) 2021-08-26
JP7126562B2 true JP7126562B2 (ja) 2022-08-26

Family

ID=62116877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020558485A Active JP7126562B2 (ja) 2018-05-04 2018-05-04 アップリンク参照信号の送信

Country Status (7)

Country Link
US (2) US11184859B2 (ja)
EP (1) EP3788823A1 (ja)
JP (1) JP7126562B2 (ja)
PH (1) PH12020551714A1 (ja)
RU (1) RU2763293C1 (ja)
WO (1) WO2019210981A1 (ja)
ZA (1) ZA202006291B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10945752B2 (en) 2019-03-20 2021-03-16 Covidien Lp Tissue resecting instrument including a rotation lock feature
EP4173210A1 (en) * 2020-06-25 2023-05-03 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Förderung Der Angewandten Forschung E.V. Flexible srs sounding for nr systems

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009060662A (ja) 2008-10-23 2009-03-19 Hitachi Ltd 無線通信システム及びその送信電力並びにデータレート制御方法
US20110098054A1 (en) 2009-04-23 2011-04-28 Qualcomm Incorporated Sounding reference signal for coordinated multi-point operation
US20130322280A1 (en) 2012-06-05 2013-12-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Uplink channel sounding and channel state information estimation in mobile communication systems with multiple antennas
WO2017160052A2 (en) 2016-03-14 2017-09-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for transmitting sounding reference signals in communication systems

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4852616B2 (ja) * 2005-11-09 2012-01-11 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 無線通信ネットワークにおける無線資源の選択
CN102668663A (zh) * 2009-12-21 2012-09-12 诺基亚公司 资源分配
JP2011205177A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Sumitomo Electric Ind Ltd 基地局装置
CN104518845B (zh) 2013-09-27 2020-08-04 中兴通讯股份有限公司 一种时分双工系统中测量参考信号功率控制参数配置方法和系统
KR102258289B1 (ko) * 2014-05-22 2021-05-31 삼성전자 주식회사 이차원 배열 안테나를 사용하는 이동통신 시스템에서의 채널 피드백의 생성 및 전송 방법 및 장치
CN105934893B (zh) * 2014-12-30 2019-10-01 华为技术有限公司 一种传输信号的方法和设备
CN107408964B (zh) * 2015-03-10 2021-05-25 瑞典爱立信有限公司 用于控制无线电传输的方法、设备和介质
KR20180009776A (ko) * 2015-06-23 2018-01-29 후지쯔 가부시끼가이샤 무선 통신 제어 방법, 무선 통신 시스템, 수신 장치 및 송신 장치
EP3342219B1 (en) * 2015-08-25 2019-05-08 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (PUBL) Uplink pilot reference signals
EP3400669A1 (en) * 2016-01-06 2018-11-14 Nokia Solutions and Networks Oy B-ifdma configuration for unlicensed band operation
CN106961408B (zh) * 2016-01-11 2020-04-24 中兴通讯股份有限公司 一种上行信号发送方法和装置
CN107466486B (zh) * 2017-07-07 2021-10-01 北京小米移动软件有限公司 干扰协调方法及装置、基站和用户设备
KR102373485B1 (ko) * 2017-08-25 2022-03-11 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템에서 채널 피드백을 위한 장치 및 방법

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009060662A (ja) 2008-10-23 2009-03-19 Hitachi Ltd 無線通信システム及びその送信電力並びにデータレート制御方法
US20110098054A1 (en) 2009-04-23 2011-04-28 Qualcomm Incorporated Sounding reference signal for coordinated multi-point operation
US20130322280A1 (en) 2012-06-05 2013-12-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Uplink channel sounding and channel state information estimation in mobile communication systems with multiple antennas
WO2017160052A2 (en) 2016-03-14 2017-09-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for transmitting sounding reference signals in communication systems
JP2019513326A (ja) 2016-03-14 2019-05-23 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 通信システムでサウンディング基準信号を送信する装置及び方法

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Ericsson,Remaining issues on SRS [online],3GPP TSG RAN WG1 Meeting #92 R1-1802756, [検索日 2021.12.02],インターネット <URL:https://www.3gpp.org/ftp/TSG_RAN/WG1_RL1/TSGR1_92/Docs/R1-1802756.zip>,2018年02月17日,p.1-4
InterDigital, Inc.,Remaining issues on beam management [online],3GPP TSG RAN WG1 Meeting#91 R1-1720630, [検索日 2021.12.02],インターネット <URL:https://www.3gpp.org/ftp/TSG_RAN/WG1_RL1/TSGR1_91/Docs/R1-1720630.zip>,2017年11月18日,p.1-13
Sony,Considerations on SRS design [online],3GPP TSG RAN WG1 NR Ad-Hoc#2 R1-1710855, [検索日 2021.12.02],インターネット <URL:https://www.3gpp.org/ftp/TSG_RAN/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1706/Docs/R1-1710855.zip>,2017年06月16日,p.1-3

Also Published As

Publication number Publication date
RU2763293C1 (ru) 2021-12-28
US11184859B2 (en) 2021-11-23
US11849403B2 (en) 2023-12-19
US20220070790A1 (en) 2022-03-03
JP2021521717A (ja) 2021-08-26
WO2019210981A1 (en) 2019-11-07
PH12020551714A1 (en) 2021-07-26
EP3788823A1 (en) 2021-03-10
ZA202006291B (en) 2022-01-26
CN112042237A (zh) 2020-12-04
US20200305087A1 (en) 2020-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7157845B2 (ja) 多入力多出力無線システムのためのサウンディング基準信号の電力制御
CN111386734B (zh) 通信方法、通信装置和系统
US8457062B2 (en) Uplink power control in a TDD communication system
CN109842926B (zh) 一种功率控制的方法、装置及系统
CN113273251B (zh) 用于探测参考信号传输和接收的设备、网络和方法
CN108112065B (zh) 发送功率的确定、信令配置方法及装置、终端、基站
CN109997389B (zh) 终端装置、基站装置以及通信方法
KR20170007293A (ko) 비면허 대역에서의 파워 제어
CN105934893A (zh) 一种传输信号的方法和设备
US11849403B2 (en) Transmission of uplink reference signals
EP3574690A1 (en) Beam based uplink (ul) power control
CN113796022A (zh) 实现波束参考信令的方法、无线设备和网络节点
WO2014077742A1 (en) Methods and apparatus for reference signal antenna mapping configuration
JP7232768B2 (ja) 端末、基地局、送信方法及び受信方法
CN107710802B (zh) 在控制节点和服务无线电节点中使用的方法及相关设备
CN112042237B (zh) 上行链路参考信号的发送
Wang et al. Radio resource management for uplink carrier aggregation in LTE-Advanced
JP2024069496A (ja) 多入力多出力無線システムのためのサウンディング基準信号の電力制御

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201207

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20210303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220722

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220816

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7126562

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150