JP7123609B2 - ベルト用肩パッド - Google Patents
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Description
本発明の請求項1記載のベルト用肩パッド11は、可撓性素材よりなり肩35に掛けるベルト15に沿って長い矩形状の基板部31とこの基板部31の長手方向に沿う両側の側板部33とにより長手方向に直交方向の断面が略コ字形状に形成される本体部25と、
前記基板部31に縦横に配列され膨出先端が前記肩35に当接する当接面41となり、且つこの当接面41の裏側が凹部43となる複数の凸部27と、
前記本体部25の少なくとも長手方向の両側に離間して設けられ、前記両側の側板部33のそれぞれから前記基板部31と平行に延出して延出先端同士が対向し前記基板部31との間に前記ベルト15を挿通する空間45を形成する舌片形状のベルト押さえ片29と、
を具備することを特徴とする。
ベルト用肩パッド11は、基板部31が面で密着せず、角錐台形状に形成した多数の凸部27によって肩35に接触するので、膨出先端同士が離間し、良好な通気性を確保できる。つまり、縦横に並んだ各突起部分が肩35に当たることになる。これにより、良好な排水性も確保される。また、多数の凸部27で構成され裏側が凹部43となる膨出形状とされることで、クッション性も備えている。
前記ベルト押さえ片29が、それぞれの前記両側の側板部33から同じ長さで延出して間隙47を有して対向することを特徴とする。
前記ベルト押さえ片29には、前記基板部31と反対側の面に膨出するリブ49が前記ベルト押さえ片29の長手方向に沿って形成されていることを特徴とする。
前記凸部27の前記当接面41には、前記凹部43へ通じる貫通孔51が形成されていることを特徴とする。
前記基板部31の前記ベルト押さえ片29に対向する部分には、前記凸部27の形成されていない開口部55が設けられていることを特徴とする。
また、ベルト押さえ片を、長手方向に離間して配置するので、肩ベルトに設けられたバックル等の金具や他の部材に干渉せずに取り付けることができる。
図1は本発明の実施形態に係るベルト用肩パッド11の取り付けられたフルハーネス型安全帯13が身体に装着された状態を表す正面図である。
本実施形態に係るベルト用肩パッド11は、例えばフルハーネス型安全帯13に用いることができる。フルハーネス型安全帯13は、肩ベルト15と、腿ベルト17とを備える。肩ベルト15は、使用者の背中に配置されるベルト分岐部材から上方に二股に分かれて延びて使用者の両肩を通り、使用者の前面側を両肩から下方に延びる。腿ベルト17は、一対の肩ベルト15の下端に取り付けられる。使用者の前面側を両肩から下方に延びる一対の肩ベルト15には、使用者の胸部分で連結される胸ベルト19を設けることができる。また、肩ベルト15には、胴ベルトホルダ21を介して胴ベルト23を連結することができる。
本実施形態に係るベルト用肩パッド11は、本体部25と、凸部27と、ベルト押さえ片29とを有する。
基板部31には、縦横に配列される複数の凸部27が形成される。本実施形態において、凸部27は、基板部31の長手方向中央の中央領域37と、中央領域37を挟む長手方向両側の一対の端部領域39に設けられる。凸部27は、肩ベルト15の長手方向を縦、肩ベルト15の幅方向を横とした場合、中央領域37においては縦横5×4の20個、それぞれの端部領域39においては2×4の8個ずつの合計36個が形成されている。なお、凸部27の数はこれに限定されない。
凸部27は、膨出先端が肩35に当接する当接面41となる。また、凸部27は、当接面41の裏側が図2,図3に示した凹部43となる。
ベルト押さえ片29は、本体部25の少なくとも延在方向の両側に設けられる。本実施形態では、図2に示したように、本体部25の延在方向の両側に2箇所、この2箇所の間に、さらに2箇所の合計4箇所に設けられている。ベルト押さえ片29は、両側の側板部33のそれぞれから基板部31と平行に延出して延出先端同士が対向する。つまり、ベルト押さえ片29は、1箇所に一対設けられる。図5に示すように、一対のベルト押さえ片29は、基板部31との間に肩ベルト15を挿通する空間45を形成する。なお、この空間45は、後述の開口部により開放される。ベルト押さえ片29は、延出先端を基板部31から離間する方向に変形させることにより、延出先端同士の間隙47を拡開して、この空間45に肩ベルト15を挿通可能にできる。
凸部27の当接面41には、凹部43へ通じる貫通孔51が形成されている。凸部27は、当接面41が作業服表面53に当接する。従って、当接面41は、貫通孔51で作業服表面53を開放する。これにより、基板部31が平坦面である場合に比べ、蒸れを緩和することができる。また、貫通孔51は、ベルト用肩パッド11の使用時に、凹部43に進入した雨水を、作業服表面側へ排出することもできる。
基板部31は、ベルト押さえ片29に対向する部分に、凸部27の形成されていない開口部55が設けられている。また、基板部31は、長手方向の両端が平板部57となる。この平板部57には、肩ベルト15が載置される。開口部55は、それぞれの平板部57と端部領域39との間、それぞれの端部領域39と中央領域37との間の合計4箇所に設けられる。つまり、ベルト押さえ片29の数と一致する。基板部31は、この開口部55を介してベルト押さえ片29が下面側に表出する。
本実施形態に係るベルト用肩パッド11では、本体部25、凸部27、及びベルト押さえ片29の全てが、可撓性素材により一体に成形できる。ベルト用肩パッド11は、従来構造で設けられていた面ファスナーやフックボタンを取り付けたり、係止舌片や通孔を縫製したりする手間、すなわち製造工程が省ける。そのため、製造が容易となり、量産が可能となる。すなわち、単一素材での一体成形品であり、安価に生産できる。
使用時、ベルト用肩パッド11は、肩ベルト15からの反力が、基板部31を介して肩35へ加わる。基板部31は、縦横に配列された複数の凸部27の当接面41で肩35に当たる。それぞれの凸部27は、上記のように、可撓性素材により薄肉で基板部31と一体成形されるので空洞部分を備えた凸構造とされクッション性を有する。このため、肩ベルト15からの反力による応力が集中する部分の凸部27は、潰れる方向に変形する。凸部27は、変形量が各所で様々に変化することにより、肩35に加わる反力の集中を緩和することができる。また、可撓性素材からなる本体部25は、全体が肩35に沿って変形しやすい。特に各凸部27が角錐台形状とされることで、隣り合う凸部27同士での干渉が凸部27先端に向けて起こらず、肩35などの曲面に沿って本体部25が変形しやすくなる。その結果、ベルト15が直に肩に当たらず痛みをやわらげ、良好な装着性が得られるようになる。さらに、基板部31は、角錐台形状に形成した複数の凸部27で肩35に当たるので、滑り止めともなる。
15…ベルト(肩ベルト)
25…本体部
27…凸部
29…ベルト押さえ片
31…基板部
33…側板部
35…肩
41…当接面
43…凹部
45…空間
47…間隙
49…リブ
51…貫通孔
55…開口部
Claims (5)
- 可撓性素材よりなり肩に掛けるベルトに沿って長い矩形状の基板部とこの基板部の長手方向に沿う両側の側板部とにより長手方向に直交方向の断面が略コ字形状に形成される本体部と、
前記基板部に縦横に配列され膨出先端が前記肩に当接する当接面となり、且つこの当接面の裏側が凹部となる複数の凸部と、
前記本体部の少なくとも長手方向の両側に離間して設けられ、前記両側の側板部のそれぞれから前記基板部と平行に延出して延出先端同士が対向し前記基板部との間に前記ベルトを挿通する空間を形成する舌片形状のベルト押さえ片と、
を具備することを特徴とするベルト用肩パッド。 - 請求項1記載のベルト用肩パッドであって、
前記ベルト押さえ片が、それぞれの前記両側の側板部から同じ長さで延出して間隙を有して対向することを特徴とするベルト用肩パッド。 - 請求項1または2記載のベルト用肩パッドであって、
前記ベルト押さえ片には、前記基板部と反対側の面に膨出するリブが前記ベルト押さえ片の長手方向に沿って形成されていることを特徴とするベルト用肩パッド。 - 請求項1~3のいずれか1つに記載のベルト用肩パッドであって、
前記凸部の前記当接面には、前記凹部へ通じる貫通孔が形成されていることを特徴とするベルト用肩パッド。 - 請求項1~4のいずれか1つに記載のベルト用肩パッドであって、
前記基板部の前記ベルト押さえ片に対向する部分には、前記凸部の形成されていない開口部が設けられていることを特徴とするベルト用肩パッド。
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JP2018079931A Active JP7123609B2 (ja) | 2018-04-18 | 2018-04-18 | ベルト用肩パッド |
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Patent Citations (4)
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