JP7123517B1 - ブロードキャスト及びユニキャストでコンテンツを配信するコアシステム装置、端末、システム、プログラム及び方法 - Google Patents

ブロードキャスト及びユニキャストでコンテンツを配信するコアシステム装置、端末、システム、プログラム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のチャネルのコンテンツを、基地局を介して複数の端末へ配信する際に、ブロードキャストの受信品質が劣化した端末に対しても、リアルタイム型放送サービスを維持することができるコアシステム装置等を提供する。【解決手段】コアシステム装置は、端末から、ユーザ所望の視聴チャネルを受信する視聴チャネル受信手段と、受信した視聴チャネルが所定数以上となるコンテンツのみを、複数の端末へブロードキャストで放送するブロードキャスト配信手段と、ブロードキャストの受信品質が所定条件以下に劣化した端末から、当該チャネルのユニキャスト配信要求を受信した際に、当該端末へ当該チャネルのコンテンツを、ユニキャストで配信するユニキャスト配信手段とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、IP放送(Internet Protocol)におけるコアシステム装置の技術に関する。
コアシステム装置は、例えばMBMS(Multimedia Broadcast / Multicast Service)として機能する。MBMSは、例えばBMSC(Broadcast Multicast Service Center)としてのコンテンツサーバから複数のチャネルのコンテンツを受信する。そして、そのコンテンツを、基地局(eNodeB, gNodeB)を介して複数の端末(User Equipment)へ配信する。
従来、MBMSのベアラサービスとして、ファイル修復サーバとしてのHTTP(Hypertext Transfer Protocol)サーバのURI(Uniform Resource Identifier)を設定する技術がある(例えば特許文献1参照)。この技術によれば、端末は、MBMSのコアシステム装置から配信されたデータに欠損がある場合、コアシステム装置へ、SIP(Session Description Protocol)再勧誘メッセージを送信する。SIP再勧誘メッセージには、SDP(Session Description Protocol)オファーとURIを含み、ファイル修復セッションを開始する。そして、端末は、ファイル修復サーバとしてのHTTPサーバへ、欠損したセグメントID(IDentifier)を要求し、そのセグメントを受信することができる。
また、放送局と放送補完サーバとを備えた放送補完システムの技術もある(例えば非特許文献1参照)。この技術によれば、放送局は、コンテンツを、複数の端末へ向けてブロードキャストで同報的に放送する。また、放送補完サーバは、端末から、欠損したセグメントIDを受信した際に、そのセグメントを送信する。
特許第6113317号公報
IPTV技術のモバイルマルチメディア放送への展開、NTTサイバーソリューション研究所、[online]、[令和3年11月20日検索]、インターネット<URL:https://www.ntt.co.jp/journal/0910/files/jn200910022.pdf> 「MPEG-DASH」、NHK放送技術研究所、[online]、[令和3年11月20日検索]、インターネット<URL:https://www.ite.or.jp/contents/keywords/1701keyword.pdf> FLUTE - File Delivery over Unidirectional Transport、RFC3926、[online]、[令和3年11月20日検索]、インターネット<URL:https://datatracker.ietf.org/doc/html/rfc3926>
例えば、ケーブルテレビの事業を想定した場合、視聴環境の整備に際し、ユーザ宅への引込ケーブルの敷設が必要となる。例えば映像における4K放送や8K放送が普及するほど、特に集合住宅では棟内設備の広帯域化のための高額な改修費用が必要となってくる。そのために、ケーブルテレビの事業について、引込ケーブルに代えて、移動通信システムにおけるローカルIP放送が検討されている。ローカルIP放送として、例えば5Gや4Gを用いることによって、高い伝送品質を確保することもできる。このようなケーブルテレビの事業にも、非特許文献1及び特許文献1のようなIP放送の技術を適用することによって、放送局が、ブロードキャストでデータを放送することができる。
しかしながら、非特許文献1及び特許文献1の技術によれば、端末が、欠損データをIP補完するべく、放送補完サーバから欠損データをユニキャストで取得するものである。即ち、この技術は、ブロードキャストで配信されたコンテンツを、端末内で完全に蓄積した後で再生する「蓄積型放送サービス」に適用されるものである。そのために、端末は、コンテンツの再生について、リアルタイム性を問題とする必要がない。
これに対し、ケーブルテレビの事業の場合、端末として受信したコンテンツを即時に再生する「リアルタイム型放送サービス」を想定している。即ち、端末として、ブロードキャストで受信した欠損データを検知することができても、それを補完するシーケンスを実行する時間はない。
また、例えば基地局が集合住宅に向けてIP放送を提供する場合、一部のユーザ宅の端末における受信環境によっては、ブロードキャストの受信品質が劣化する場合もある。結局、リアルタイム型放送サービスにおけるIP放送の場合、一部の端末における受信環境に基づく多少のデータの欠損を甘受しなくてはならなくなっている。
更に、基地局から一定のエリアに滞在する端末へ向けて放送される電波帯域には、制限がある。同一のコンテンツについて、異なる無線変調方式(MCS(Modulation and Cording Scheme))で複数放送することも難しい。
これに対し、本願の発明者は、複数のチャネルのコンテンツを、基地局を介して複数の端末へ配信する際に、ブロードキャストの受信品質が劣化した端末に対しても、リアルタイム型放送サービスを維持することができないか、と考えた。
そこで、本発明は、複数のチャネルのコンテンツを、基地局を介して複数の端末へ配信する際に、ブロードキャストの受信品質が劣化した端末に対しても、リアルタイム型放送サービスを維持することができるコアシステム装置、端末、システム、プログラム及び方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、複数のチャネルのコンテンツを配信するコアシステム装置と、当該コンテンツを基地局を介して受信する端末とを有するリアルタイム型放送サービスのシステムであって、
コアシステム装置は、
チャネル毎に、複数の端末へブロードキャストで放送可能なブロードキャスト配信手段と、
チャネル毎に、ユニキャスト配信要求を送信した端末へ、ユニキャストで配信可能なユニキャスト配信手段と、
チャネル毎にブロードキャストフラグ及びユニキャストフラグを記述したチャネルリストについて、ブロードキャストで配信中のチャネルにおけるブロードキャストフラグをセットする適応配信制御手段と、
ャネルリストを、複数の端末へ配信するチャネルリスト配信手段と
を有し、
端末は、
チャネル毎に、ブロードキャストで受信可能なブロードキャスト受信手段と、
コアシステム装置から受信したチャネルリストについて、視聴チャネルのブロードキャストフラグがセットされている場合、最初は、当該チャネルを、ブロードキャスト受信手段で受信し始めるように制御すると共に、ブロードキャストの受信品質が所定条件以下に劣化したか否かを判定する適応受信制御手段と、
適応受信制御手段によって真と判定された際に、視聴チャネルのユニキャスト配信要求をコアシステム装置へ送信し、コアシステム装置から、当該視聴チャネルのコンテンツを、ユニキャストで受信するユニキャスト受信手段と
を有し、チャネルリストを用いてブロードキャストとユニキャストとを適応的に切り替えることを特徴とする。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
チャネルリストは、ユニキャストフラグとして、ユニキャスト配信数を記述し、
コアシステム装置の適応配信制御手段は、ユニキャストで配信中のチャネルにおけるユニキャスト配信数を更新するように制御する
ことも好ましい。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
コアシステム装置の適応配信制御手段は、チャネルリストにおける同一のチャネルユニキャスト配信数が所定条件を満たした際に、ブロードキャストで配信するべく、ブロードキャスト配信手段へ指示す
ことも好ましい。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
コアシステム装置の適応配信制御手段は、所定条件として、
同一のチャネルのユニキャスト配信数が所定数以上、又は、
同一のチャネルのユニキャスト配信数に応じたユニキャスト配信帯域が、基地局から端末に対する放送帯域に対して所定割合以上
ことも好ましい。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
コアシステム装置と端末との間は、基地局を介した移動通信システムにおけるローカルIP放送に基づくものであり、
コンテンツは、MPEG-DASH(Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)に基づくものである
ことも好ましい。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
当該コアシステム装置は、MBMS(Multimedia Broadcast / Multicast Service)として機能し、
当該コアシステム装置のブロードキャスト配信手段は、FLUTE(File Delivery over Unidirectional Transport)又はROUTE(Real-time Object Delivery over Unidirectional Transport)に基づくものである
ことも好ましい。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
端末の適応受信制御手段は、
ブロードキャストのコンテンツにおけるセグメントが欠損した場合、真と判定し、
ブロードキャストのコンテンツにおけるセグメントが所定時間継続して欠損しなかった場合、偽と判定する
ことも好ましい。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
端末の適応受信制御手段は、偽と判定した際に、ユニキャストの受信からブロードキャストの受信へ切り替えるべく、ブロードキャスト受信手段へ指示する
ことも好ましい。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
コアシステムのチャネルリスト配信手段は、チャネルリストを、C(Control)プレーンのコネクションを介して端末へ配信する
ことも好ましい。
本発明によれば、複数のチャネルのコンテンツを配信するコアシステム装置と、当該コンテンツを基地局を介して受信する端末とを有するリアルタイム型放送サービスのコンテンツ配信方法であって、
コアシステム装置が、チャネル毎にブロードキャストフラグ及びユニキャストフラグを記述したチャネルリストについて、ブロードキャストで配信可能なチャネルにおけるブロードキャストフラグをセットする第1のステップと、
コアシステム装置が、チャネルリストを、複数の端末へ配信する第2のステップと、
コアシステム装置が、チャネル毎に、複数の端末へブロードキャストで放送する第3のステップと、
端末が、コアシステム装置から受信したチャネルリストについて、視聴チャネルのブロードキャストフラグがセットされている場合、最初は、当該チャネルを、ブロードキャストで受信し始めるように制御すると共に、ブロードキャストの受信品質が所定条件以下に劣化したか否かを判定する第4のステップと、
端末が、第4のステップについて、視聴チャネルのユニキャスト配信要求をコアシステム装置へ送信する第5のステップと、
コアシステム装置が、ユニキャスト配信要求を送信した端末へ、視聴チャネルをユニキャストで配信する第6のステップと、
端末が、当該視聴チャネルのコンテンツを、ユニキャストで受信する第7のステップと
を実行し、チャネルリストを用いてブロードキャストとユニキャストとを適応的に切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、複数のチャネルのコンテンツを、基地局を介して端末へ配信するリアルタイム型放送サービスのコアシステム装置であって、
チャネル毎に、複数の端末へブロードキャストで放送可能なブロードキャスト配信手段と、
チャネル毎に、ユニキャスト配信要求を送信した端末へ、ユニキャストで配信可能なユニキャスト配信手段と、
チャネル毎にブロードキャストフラグ及びユニキャストフラグを記述したチャネルリストについて、ブロードキャストで配信中のチャネルにおけるブロードキャストフラグをセットする適応配信制御手段と、
チャネルリストを、複数の端末へ配信するチャネルリスト配信手段と
を有し、チャネルリストを用いてブロードキャストとユニキャストとを適応的に切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、複数のチャネルのコンテンツを配信するリアルタイム型放送サービスのコアシステム装置から、当該コンテンツを基地局を介して受信する端末であって、
チャネル毎に、ブロードキャストで受信可能なブロードキャスト受信手段と、
コアシステム装置から受信したチャネルリストについて、視聴チャネルのブロードキャストフラグがセットされている場合、最初は、当該チャネルを、ブロードキャスト受信手段で受信し始めるように制御すると共に、ブロードキャストの受信品質が所定条件以下に劣化したか否かを判定する適応受信制御手段と、
適応受信制御手段によって真と判定された際に、視聴チャネルのユニキャスト配信要求をコアシステム装置へ送信し、コアシステム装置から、当該視聴チャネルのコンテンツを、ユニキャストで受信するユニキャスト受信手段と
を有し、チャネルリストを用いてブロードキャストとユニキャストとを適応的に切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、複数のチャネルのコンテンツを、基地局を介して端末へ配信するリアルタイム型放送サービスのコアシステム装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
チャネル毎に、複数の端末へブロードキャストで放送可能なブロードキャスト配信手段と、
チャネル毎に、ユニキャスト配信要求を送信した端末へ、ユニキャストで配信可能なユニキャスト配信手段と、
チャネル毎にブロードキャストフラグ及びユニキャストフラグを記述したチャネルリストについて、ブロードキャストで配信中のチャネルにおけるブロードキャストフラグをセットする適応配信制御手段と、
チャネルリストを、複数の端末へ配信するチャネルリスト配信手段と
してコンピュータを機能させ、チャネルリストを用いてブロードキャストとユニキャストとを適応的に切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、複数のチャネルのコンテンツを配信するリアルタイム型放送サービスのコアシステム装置から、当該コンテンツを基地局を介して受信する端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
チャネル毎に、ブロードキャストで受信可能なブロードキャスト受信手段と、
コアシステム装置から受信したチャネルリストについて、視聴チャネルのブロードキャストフラグがセットされている場合、最初は、当該チャネルを、ブロードキャスト受信手段で受信し始めるように制御すると共に、ブロードキャストの受信品質が所定条件以下に劣化したか否かを判定する適応受信制御手段と、
適応受信制御手段によって真と判定された際に、視聴チャネルのユニキャスト配信要求をコアシステム装置へ送信し、コアシステム装置から、当該視聴チャネルのコンテンツを、ユニキャストで受信するユニキャスト受信手段と
してコンピュータを機能させ、チャネルリストを用いてブロードキャストとユニキャストとを適応的に切り替えることを特徴とする。
本発明のコアシステム装置、端末、システム、プログラム及び方法によれば、複数のチャネルのコンテンツを、基地局を介して複数の端末へ配信する際に、ブロードキャストの受信品質が劣化した端末に対しても、リアルタイム型放送サービスを維持することができる。
本発明におけるシステム構成図である。 本発明におけるコアシステム装置の基本的な機能構成図である。 本発明のコアシステム装置から配信されるコンテンツを表す説明図である。 本発明における端末の機能構成図である。 チャネルリストを用いたコアシステム装置及び端末の機能構成図である。 本発明における端末数に対する放送帯域の表すグラフである。
以下では、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明におけるシステム構成図である。
図1によれば、ケーブルテレビのネットワークシステムをIP放送に適用したシステムである。このシステムによれば、コンテンツサーバ1と、コアシステム装置2と、基地局3と、端末4とを有する。コアシステム装置2と端末4との間は、基地局3を介した移動通信システムにおけるローカルIP放送に基づくものである。
<コンテンツサーバ1>
コンテンツサーバ1は、コアシステム装置2へ、複数のチャネルのコンテンツ(セグメント系列)を送信する。コアシステム装置2がMBMSである場合、コンテンツサーバ1はBMSCとして機能する。
コンテンツサーバ1は、コンテンツ(セグメント系列)を、例えばMPEG-DASH(Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)に基づいて、コアシステム装置2へ送信する(例えば非特許文献2参照)。
MPEG-DASHとは、インターネット上におけるアダプティブなHTTP(HyperText Transport Protocol)ストリーミングのプロトコルである。これによって、別途の動画配信サーバを要することなく、Webサイトの高速化・大規模化に利用されるCDN(Contents Delivery Network)をそのまま適用できる。また、アダプティブストリーミングによって、動的に映像品質を切替えることができ、安定した配信を実現する。
図2は、本発明におけるコアシステム装置の基本的な機能構成図である。
図3は、本発明のコアシステム装置から配信されるコンテンツを表す説明図である。
<コアシステム装置2>
コアシステム装置2は、リアルタイム型放送サービスに基づくものであって、コンテンツサーバ1から受信した複数のチャネルのコンテンツを、基地局3を介して複数の端末4へ配信する。本発明の特徴として、コアシステム装置2は、MBMSとして機能する。
コアシステム装置2は、コンテンツサーバ1から、以下のようなプロトコルスタックで、コンテンツを受信する。
MPEG-DASH
HTTP
TCP
IP(ユニキャスト) ->コアシステム装置2向け
図2によれば、コアシステム装置2は、視聴チャネル受信部20と、ブロードキャスト配信部21と、ユニキャスト配信部22とを有する。特に、コアシステム装置2が、ブロードキャスト配信部21とユニキャスト配信部22との両方を一体的に備えて、リアルタイム型放送サービスを提供することに特徴がある。これら機能構成部は、コアシステム装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。また、これら機能構成部の処理の流れは、コアシステム装置のコンテンツ配信方法として理解できる。
[視聴チャネル受信部20]
視聴チャネル受信部20は、端末4から、ユーザ所望の「視聴チャネル」を受信する。視聴チャネルは、端末4との間でC(Control)プレーンのコネクションに基づいて受信されるものであってもよい。受信した視聴チャネルは、ブロードキャスト配信部21へ指示される。
[ブロードキャスト配信部21]
ブロードキャスト配信部21は、視聴チャネル受信部20からの指示に応じて、視聴チャネルが所定数以上となるコンテンツを、複数の端末4へブロードキャストで配信する。
例えば所定数=1と設定することによって、端末4のユーザによって視聴されていないチャネルのコンテンツを、ブロードキャストで配信しないようにすることができる。
また、例えば所定数=2と設定することによって、端末4の1人のユーザのみによって視聴されているチャネルのコンテンツは、ブロードキャストで配信しないようにすることができる。
更に、例えば所定数=5と設定することによって、端末4のユーザが5人以上、視聴を所望しない限り、チャネルのコンテンツを、ブロードキャストで配信しないようにすることができる。即ち、端末4のユーザが4人までは、ユニキャストで配信するように制御することができる。
ブロードキャスト配信部21は、以下のようなプロトコルスタックで、基地局3へ配信する。
MPEG-DASH
FLUTE(AL-FEC)
UDP
IP(ブロードキャスト)->端末4向け
UDP
IP(マルチキャスト) ->基地局3向け
ブロードキャスト配信部21は、MBMSのFLUTE(File Delivery over Unidirectional Transport)又はROUTE(Real-time Object Delivery over Unidirectional Transport)に基づいて、コンテンツを配信する。
FLUTEやROUTEは、片方向伝送プロトコルを介したファイル伝送を規定したものある(例えば非特許文献3参照)。この技術は、数秒単位のセグメント系列で伝送され、リアルタイムに再生される。セグメントのバッファリングによって数秒の遅延が生じることとなるが、標準的ブラウザによって動画再生がサポートされている。尚、ユーザの嗜好等に合わせたコマーシャル動画の差し替えも容易となっている。
[ユニキャスト配信部22]
ユニキャスト配信部22は、ブロードキャストの受信品質が所定条件以下に劣化した端末4から、当該チャネルのユニキャスト配信要求を受信した際に、当該端末4へ当該チャネルのコンテンツを、ユニキャストで配信する。
ユニキャスト配信部22は、以下のようなプロトコルスタックで、基地局3へ配信する。
MPEG-DASH
HTTP
TCP
IP(ユニキャスト) ->端末4向け
TCP
IP(ユニキャスト) ->基地局3向け
前述したように、ブロードキャストもユニキャストも両方とも、最上位層ではMPEG-DASHのセグメント系列として配信される。コンテンツのセグメント長を比較的短くすることによって、リアルタイム型放送サービスに対応できるようにしたものである。
<基地局3>
基地局3は、コアシステム装置2から受信したコンテンツを、移動通信システムのローカルIP放送として、複数の端末4へ放送する。
各基地局は、MCE(Multi-Cell Multicast Coordination Entity)によって無線リソースが指定され、コンテンツを同期させる。そして、各基地局は、MBSFN(MBMS Single Frequency Network)送信方式によって同報的にコンテンツを放送する。
図4は、本発明における端末の機能構成図である。
<端末4>
端末4は、コアシステム装置2から配信されたコンテンツを、基地局3を介して受信する。このとき、端末4は、基地局3から受信した電波についてRF(Radio Frequency)合成し、コンテンツをユーザに対して再生する。
端末4は、視聴チャネル送信部40と、ブロードキャスト受信部41と、ユニキャスト受信部42と、適応受信制御部43と、コンテンツ再生部44とを有する。これら機能構成部は、端末4に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。また、これら機能構成部の処理の流れは、端末のコンテンツ受信方法として理解できる。
[視聴チャネル送信部40]
視聴チャネル送信部40は、コアシステム装置2へ、ユーザ所望の視聴チャネルを送信する。視聴チャネルは、端末4との間で、C(Control)プレーンのコネクションに基づいて送信されるものであってもよい。
[ブロードキャスト受信部41]
ブロードキャスト受信部41は、コアシステム装置2から、視聴チャネルに応じたコンテンツを、ブロードキャストで受信する。受信したコンテンツは、コンテンツ再生部44へ出力される。
[ユニキャスト受信部42]
ユニキャスト受信部42は、適応受信制御部43からの指示に応じて、ユニキャストの受信へ切り替えられた際に、視聴チャネルの「ユニキャスト配信要求」をコアシステム装置2へ送信する。これによって、コアシステム装置2から、当該視聴チャネルのコンテンツを、ユニキャストで受信する。受信したコンテンツは、コンテンツ再生部44へ出力される。
[適応受信制御部43]
適応受信制御部43は、ブロードキャストの受信品質が所定条件以下に劣化したか否かを判定する。
受信品質は、例えば以下のように判定する。
・ブロードキャストのコンテンツにおけるセグメントが欠損した場合、「真」と判定する。
・ブロードキャストのコンテンツにおけるセグメントが所定時間継続して欠損しなかった場合、「偽」と判定する。
そして、適応受信制御部43は、「真」と判定した際に、ブロードキャストの受信からユニキャストの受信へ切り替えるべく、ユニキャスト受信部42へ指示する。
また、適応受信制御部43は、「偽」と判定した際に、ユニキャストの受信からブロードキャストの受信へ切り替えるべく、ブロードキャスト受信部41へ指示する。
このように、適応受信制御部43は、ブロードキャストとユニキャストとを適応的に切り替えることができる。
前述した特許文献1及び非特許文献2に記載の技術によれば、ブロードキャストにおけるコンテンツのセグメントの欠損によって、そのセグメントのみをユニキャストによって補完するものである。
これに対し、本発明によれば、ブロードキャストにおけるコンテンツのセグメントの欠損を検知することによって、その後、そのコンテンツをユニキャストによって受信するように切り替えるものである。
ここで、ユニキャスト受信部42によってコンテンツを受信中であっても、ブロードキャスト受信部41では同じコンテンツを受信可能となっている。即ち、「サイマルキャスト放送(simulcast)」の配信状態となる。コアシステム装置2は、同一のコンテンツを、ブロードキャストとユニキャストとの両方で配信することとなる。
図5は、チャネルリストを用いたコアシステム装置及び端末の機能構成図である。
<コアシステム装置2>
コアシステム装置2は、「チャネルリスト」を作成する。チャネルリストとは、チャネル毎に、ブロードキャスト(BC)フラグ及びユニキャスト(UC)フラグを記述したものである。尚、ここでは、端末4のユーザ所望の視聴チャネルであるか否かに拘わらず、全てのチャネルがリスト化されているとする。
(チャネルID)(BCフラグ)(UCフラグ)
ch1 1 0 (ブロードキャスト配信のみ)
ch2 1 1 (サイマルキャスト状態)
ch3 0 1 (ユニキャスト配信のみ)
ch4 0 0 (視聴ユーザ無し)
・・・ ・・・ ・・・
ch1のコンテンツは、コアシステム装置2からブロードキャストで配信中であって、受信品質の劣化によるユニキャストの配信は全く無いことを意味する。
ch2のコンテンツは、コアシステム装置2からブロードキャストで配信中であって、受信品質の劣化によるユニキャストでも配信中であることを意味する。
ch3のコンテンツは、コアシステム装置2からブロードキャストで配信していないが、端末4からの視聴要求によってユニキャストで配信中であることを意味する。
ch4のコンテンツは、視聴中の端末4が存在せず、コアシステム装置2から全く配信していないことを意味する。
尚、他の実施形態として、チャネルリストには、端末4からのユーザ所望の視聴チャネルのみを含むものであってもよい。この場合、ブロードキャストフラグ又はユニキャストフラグの少なくとも一方は、セット(1)されていることを前提とする。
図5によれば、コアシステム装置2は、図2と比較して、適応配信制御部23と、チャネルリスト配信部24とを更に有する。
[適応配信制御部23]
適応配信制御部23は、同一のチャネルにおけるユニキャスト配信数が所定条件を満たした際に、ユニキャストの配信からブロードキャストの配信へ切り替えるべく、ブロードキャスト配信部21へ指示する。
適応配信制御部23は、「所定条件」として以下のいずれかになった際に、当該チャネルのコンテンツを、ユニキャストの配信からブロードキャストの配信へ切り替えるべく、ブロードキャスト配信部21へ指示する。
・同一のチャネルのユニキャスト配信数が所定数以上、又は、
・同一のチャネルのユニキャスト配信数に応じたユニキャスト配信帯域が、基地局3から端末4に対する放送帯域に対して所定割合以上
ここで、「所定数=1」とした場合、同一のチャネルについて、ユニキャスト配信数が2となった場合、ブロードキャスト配信部21へ切り替える。勿論、所定数=1に限らず、基地局3からの放送帯域に応じて例えば所定数=10のように設定することによって、同一のチャネルのユニキャストが9本まで配信されるようにすることができる。
尚、ブロードキャスト配信部21は、コンテンツが配信されていないチャネルであっても、ユニキャスト配信数が所定数以上となった際に、ブロードキャストの配信を開始する。
また、適応配信制御部23は、「チャネルリスト」について、ブロードキャストで配信中のチャネルにおけるブロードキャストフラグをセット(1)する。
尚、チャネルリストは、ユニキャストフラグに代えて、「ユニキャスト配信数」を記述してもよい。適応配信制御部23は、ユニキャストで配信中のチャネルにおけるユニキャスト配信数を更新するように制御することによって、チャネルリストのみで、ブロードキャストの配信又はユニキャストの配信を制御することができる。
[チャネルリスト配信部24]
チャネルリスト配信部24は、チャネルリストを、複数の端末へ配信する。チャネルリストは、コアシステム装置2と端末4との間で、C(Control)プレーンのコネクションを介して配信されるものであってもよい。
図5によれば、端末4の適応受信制御部43は、コアシステム装置2から、「チャネルリスト」を受信する。
[適応受信制御部43]
適応受信制御部43は、端末4のユーザ所望の視聴チャネルについて、チャネルリストに記述された状態を検索する。
適応受信制御部43は、チャネルリストについて、ユーザの視聴所望チャネルのブロードキャストフラグがセット(1)されている場合、当該チャネルのコンテンツを、ブロードキャスト受信部41で受信し始めるように制御する。ユーザの視聴所望チャネルのブロードキャストフラグがリセット(0)されている場合、当該チャネルのコンテンツを、ユニキャスト受信部42で受信し始めるように制御する。ユニキャスト受信部42は、そのチャネルのユニキャスト配信要求を、コアシステム装置2へ送信することとなる。
適応受信制御部43は、チャネルリストについて、視聴チャネルのブロードキャストフラグがセット(1)されている場合、最初は、当該チャネルのコンテンツを、ブロードキャスト受信部41で受信し始めるように制御する。勿論、ブロードキャストフラグがリセット(0)からセット(1)へ更新されたチャネルについても、ブロードキャスト受信部41によって受信するべく制御する。
また、チャネルリストのブロードキャストフラグがセット(1)されているチャネルについては、受信品質が劣化しない限り、ブロードキャスト受信部41によって受信し続けるように制御する。
一方で、ブロードキャストの受信品質が劣化した場合、そのチャネルについてユニキャスト受信部42によって受信するように制御する。
前述したように、コアシステム装置2の適応配信制御部23と、端末4の適応受信制御部43とは、チャネルリストを介して、ブロードキャストとユニキャストとを適応的に切り替えることができる。
図6は、本発明における端末数に対する放送帯域の表すグラフである。
図6のグラフによれば、横軸に「端末数」、縦軸に「放送帯域(Mbps)」が表されている。
(L1)基地局3からの端末4へ向けて、放送帯域1450Mbpsとする。
(L21:破線)全てのチャネルのコンテンツのうち、90%をユニキャストで配信した場合を表す。この場合、端末数250程度で、放送帯域1450Mbpsを超えてしまう。
(L22:破線)全てのチャネルのコンテンツのうち、60%をユニキャストで配信した場合を表す。この場合、端末数370程度で、放送帯域1450Mbpsを超えてしまう。
(L23:破線)全てのチャネルのコンテンツのうち、30%をユニキャストで配信した場合を表す。この場合、端末数730程度で、放送帯域1450Mbpsを超えてしまう。
(L31:実線)全てのチャネルのコンテンツのうち、90%を本発明のように適応制御したものである。この場合、端末数が増えても、放送帯域1450Mbps一杯使用する一方で、それを超えないように制御されている。
(L32:実線)全てのチャネルのコンテンツのうち、60%を本発明のように適応制御したものである。この場合、端末数が増えても、放送帯域1000Mbps以下に抑えられるように制御されている。この場合、放送帯域を十分に利用できていない。
(L33:実線)全てのチャネルのコンテンツのうち、30%を本発明のように適応制御したものである。この場合、端末数が増えても、放送帯域600Mbps以下に抑えられるように制御されている。この場合、放送帯域を十分に利用できていない。
図6によれば、基地局3からの放送帯域は、L31のように制御されることが最も適切となる。
以上、詳細に説明したように、本発明のコアシステム装置、端末、システム、プログラム及び方法によれば、複数のチャネルのコンテンツを、基地局を介して複数の端末へ配信する際に、ブロードキャストの受信品質が劣化した端末に対しても、リアルタイム型放送サービスを維持することができる。
前述した本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
1 コンテンツサーバ
2 コアシステム装置
20 視聴チャネル受信部
21 ブロードキャスト配信部
22 ユニキャスト配信部
23 適応配信制御部
24 チャネルリスト配信部
3 基地局
4 端末
40 視聴チャネル送信部
41 ブロードキャスト受信部
42 ユニキャスト受信部
43 適応受信制御部
44 コンテンツ再生部

Claims (14)

  1. 複数のチャネルのコンテンツを配信するコアシステム装置と、当該コンテンツを基地局を介して受信する端末とを有するリアルタイム型放送サービスのシステムであって、
    コアシステム装置は、
    チャネル毎に、複数の端末へブロードキャストで放送可能なブロードキャスト配信手段と、
    チャネル毎に、ユニキャスト配信要求を送信した端末へ、ユニキャストで配信可能なユニキャスト配信手段と、
    チャネル毎にブロードキャストフラグ及びユニキャストフラグを記述したチャネルリストについて、ブロードキャストで配信中のチャネルにおけるブロードキャストフラグをセットする適応配信制御手段と、
    ャネルリストを、複数の端末へ配信するチャネルリスト配信手段と
    を有し、
    端末は、
    チャネル毎に、ブロードキャストで受信可能なブロードキャスト受信手段と、
    コアシステム装置から受信したチャネルリストについて、視聴チャネルのブロードキャストフラグがセットされている場合、最初は、当該チャネルを、ブロードキャスト受信手段で受信し始めるように制御すると共に、ブロードキャストの受信品質が所定条件以下に劣化したか否かを判定する適応受信制御手段と、
    適応受信制御手段によって真と判定された際に、視聴チャネルのユニキャスト配信要求をコアシステム装置へ送信し、コアシステム装置から、当該視聴チャネルのコンテンツを、ユニキャストで受信するユニキャスト受信手段と
    を有し、チャネルリストを用いてブロードキャストとユニキャストとを適応的に切り替えることを特徴とするシステム。
  2. チャネルリストは、ユニキャストフラグとして、ユニキャスト配信数を記述し、
    コアシステム装置の適応配信制御手段は、ユニキャストで配信中のチャネルにおけるユニキャスト配信数を更新するように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. コアシステム装置の適応配信制御手段は、チャネルリストにおける同一のチャネルユニキャスト配信数が所定条件を満たした際に、ブロードキャストで配信するべく、ブロードキャスト配信手段へ指示す
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のシステム
  4. コアシステム装置の適応配信制御手段は、所定条件として、
    同一のチャネルのユニキャスト配信数が所定数以上、又は、
    同一のチャネルのユニキャスト配信数に応じたユニキャスト配信帯域が、基地局から端末に対する放送帯域に対して所定割合以上
    とすることを特徴とする請求項に記載のシステム
  5. コアシステム装置と端末との間は、基地局を介した移動通信システムにおけるローカルIP放送に基づくものであり、
    コンテンツは、MPEG-DASH(Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)に基づくものである
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のシステム
  6. 当該コアシステム装置は、MBMS(Multimedia Broadcast / Multicast Service)として機能し、
    当該コアシステム装置のブロードキャスト配信手段は、FLUTE(File Delivery over Unidirectional Transport)又はROUTE(Real-time Object Delivery over Unidirectional Transport)に基づくものである
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のシステム
  7. 端末の適応受信制御手段は、
    ブロードキャストのコンテンツにおけるセグメントが欠損した場合、真と判定し、
    ブロードキャストのコンテンツにおけるセグメントが所定時間継続して欠損しなかった場合、偽と判定する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のシステム
  8. 端末の適応受信制御手段は、偽と判定した際に、ユニキャストの受信からブロードキャストの受信へ切り替えるべく、ブロードキャスト受信手段へ指示する
    ことを特徴とする請求項7に記載のシステム
  9. コアシステムのチャネルリスト配信手段は、チャネルリストを、C(Control)プレーンのコネクションを介して端末へ配信する
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のシステム。
  10. 複数のチャネルのコンテンツを配信するコアシステム装置と、当該コンテンツを基地局を介して受信する端末とを有するリアルタイム型放送サービスのコンテンツ配信方法であって、
    コアシステム装置が、チャネル毎にブロードキャストフラグ及びユニキャストフラグを記述したチャネルリストについて、ブロードキャストで配信可能なチャネルにおけるブロードキャストフラグをセットする第1のステップと、
    コアシステム装置が、チャネルリストを、複数の端末へ配信する第2のステップと、
    コアシステム装置が、チャネル毎に、複数の端末へブロードキャストで放送する第3のステップと、
    端末が、コアシステム装置から受信したチャネルリストについて、視聴チャネルのブロードキャストフラグがセットされている場合、最初は、当該チャネルを、ブロードキャストで受信し始めるように制御すると共に、ブロードキャストの受信品質が所定条件以下に劣化したか否かを判定する第4のステップと、
    端末が、第4のステップについて、視聴チャネルのユニキャスト配信要求をコアシステム装置へ送信する第5のステップと、
    コアシステム装置が、ユニキャスト配信要求を送信した端末へ、視聴チャネルをユニキャストで配信する第6のステップと、
    端末が、当該視聴チャネルのコンテンツを、ユニキャストで受信する第7のステップと
    を実行し、チャネルリストを用いてブロードキャストとユニキャストとを適応的に切り替えることを特徴とするコンテンツ配信方法。
  11. 複数のチャネルのコンテンツを、基地局を介して端末へ配信するリアルタイム型放送サービスのコアシステム装置であって、
    チャネル毎に、複数の端末へブロードキャストで放送可能なブロードキャスト配信手段と、
    チャネル毎に、ユニキャスト配信要求を送信した端末へ、ユニキャストで配信可能なユニキャスト配信手段と、
    チャネル毎にブロードキャストフラグ及びユニキャストフラグを記述したチャネルリストについて、ブロードキャストで配信中のチャネルにおけるブロードキャストフラグをセットする適応配信制御手段と、
    チャネルリストを、複数の端末へ配信するチャネルリスト配信手段と
    を有し、チャネルリストを用いてブロードキャストとユニキャストとを適応的に切り替えることを特徴とするコアシステム装置。
  12. 複数のチャネルのコンテンツを配信するリアルタイム型放送サービスのコアシステム装置から、当該コンテンツを基地局を介して受信する端末であって、
    チャネル毎に、ブロードキャストで受信可能なブロードキャスト受信手段と、
    コアシステム装置から受信したチャネルリストについて、視聴チャネルのブロードキャストフラグがセットされている場合、最初は、当該チャネルを、ブロードキャスト受信手段で受信し始めるように制御すると共に、ブロードキャストの受信品質が所定条件以下に劣化したか否かを判定する適応受信制御手段と、
    適応受信制御手段によって真と判定された際に、視聴チャネルのユニキャスト配信要求をコアシステム装置へ送信し、コアシステム装置から、当該視聴チャネルのコンテンツを、ユニキャストで受信するユニキャスト受信手段と
    を有し、チャネルリストを用いてブロードキャストとユニキャストとを適応的に切り替えることを特徴とする端末。
  13. 複数のチャネルのコンテンツを、基地局を介して端末へ配信するリアルタイム型放送サービスのコアシステム装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
    チャネル毎に、複数の端末へブロードキャストで放送可能なブロードキャスト配信手段と、
    チャネル毎に、ユニキャスト配信要求を送信した端末へ、ユニキャストで配信可能なユニキャスト配信手段と、
    チャネル毎にブロードキャストフラグ及びユニキャストフラグを記述したチャネルリストについて、ブロードキャストで配信中のチャネルにおけるブロードキャストフラグをセットする適応配信制御手段と、
    チャネルリストを、複数の端末へ配信するチャネルリスト配信手段と
    してコンピュータを機能させ、チャネルリストを用いてブロードキャストとユニキャストとを適応的に切り替えることを特徴とするプログラム。
  14. 複数のチャネルのコンテンツを配信するリアルタイム型放送サービスのコアシステム装置から、当該コンテンツを基地局を介して受信する端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
    チャネル毎に、ブロードキャストで受信可能なブロードキャスト受信手段と、
    コアシステム装置から受信したチャネルリストについて、視聴チャネルのブロードキャストフラグがセットされている場合、最初は、当該チャネルを、ブロードキャスト受信手段で受信し始めるように制御すると共に、ブロードキャストの受信品質が所定条件以下に劣化したか否かを判定する適応受信制御手段と、
    適応受信制御手段によって真と判定された際に、視聴チャネルのユニキャスト配信要求をコアシステム装置へ送信し、コアシステム装置から、当該視聴チャネルのコンテンツを、ユニキャストで受信するユニキャスト受信手段と
    してコンピュータを機能させ、チャネルリストを用いてブロードキャストとユニキャストとを適応的に切り替えることを特徴とするプログラム。
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