JP7119656B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
(1)トロイド状でありかつ内腔を有する主部、
及び
(2)この内腔に配置された制音部
を有する。この制音部は、第一スポンジと第二スポンジとを有する。この第二スポンジの発泡倍率R2は、第一スポンジの発泡倍率R1と異なっている。
図1には、空気入りタイヤ2が示されている。このタイヤ2は、主部4と制音部6とを備えている。主部4は、トロイド状である。主部4は、内腔8を有している。この内腔8に、制音部6が配置されている。
図3は、本発明の他の実施形態に係る空気入りタイヤの制音部30が示された断面図である。図3には、タイヤの回転軸を含む平面に沿った制音部30の断面が示されている。図3において、上側はタイヤの半径方向外側であり、下側はタイヤの半径方向内側であり、左右方向はタイヤの軸方向である。
図4は、本発明のさらに他の実施形態に係る空気入りタイヤの制音部44が示された断面図である。図4には、タイヤの回転軸を含む平面に沿った制音部44の断面が示されている。図4において、上側はタイヤの半径方向外側であり、下側はタイヤの半径方向内側であり、左右方向はタイヤの軸方向である。
図5は、本発明のさらに他の実施形態に係る空気入りタイヤの制音部58が示された断面図である。図5には、タイヤの回転軸を含む平面に沿った制音部58の断面が示されている。図5において、上側はタイヤの半径方向外側であり、下側はタイヤの半径方向内側であり、左右方向はタイヤの軸方向である。
図1に示されたタイヤを製作した。このタイヤのサイズは、「215/60R16 95H LM5」である。このタイヤは、図2に示された制音部を有している。この制音部は、第一スポンジ及び第二スポンジを有している。第一スポンジの発泡倍率R1は、24である。第二スポンジの発泡倍率R2は、36である。第二スポンジの断面積S2の第一スポンジの断面積S1に対する比(S2/S1)は、5/5である。
第一スポンジの発泡倍率R1及び第二スポンジの発泡倍率R2を下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2-4及び比較例1のタイヤを得た。
比(S2/S1)を下記の表2及び3に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例5-10のタイヤを得た。
発泡倍率が40である単一のスポンジから制音部を形成した他は実施例1と同様にして、比較例2のタイヤを得た。発泡倍率が20である単一のスポンジから制音部を形成した他は実施例1と同様にして、比較例3のタイヤを得た。
図3に示される構造を有する制音部を形成した他は実施例1と同様にして、実施例11のタイヤを得た。図4に示される構造を有する制音部を形成した他は実施例1と同様にして、実施例12のタイヤを得た。図5に示される構造を有する制音部を形成した他は実施例1と同様にして、実施例13のタイヤを得た。
ドラム式走行試験機を準備した。この試験機は、その表面に高さが15mmである突起を有するドラムを備えている。タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を230kPaとした。このタイヤをドラム式走行試験機に装着し、6.2kNの縦荷重をタイヤに負荷した。このタイヤを、80km/hの速度にて、ドラム上を走行させた。制音部の破損を目視で確認し、下記の基準に基づいて格付けした。
5:走行距離が10,000kmの時点で破損なし
4:走行距離が8,000kmの時点で破損あり
3:走行距離が6,000kmの時点で破損あり
2:走行距離が4,000kmの時点で破損あり
1:走行距離が2,000kmの時点で破損あり
この結果が、下記の表1-4に示されている。
タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を230kPaとした。このタイヤを乗用車に装着した。この乗用車をアスファルト路面上で走行させた。走行の速度は、60km/hであった。運転席に設置されたマイクロフォンでノイズを測定し、格付けを行った。この結果が、下記の表1-4に示されている。
4・・・主部
6、30、44、58・・・制音部
10・・・トレッド部
16、32、46、60・・・第一スポンジ
18、34、48、62・・・第二スポンジ
20、36、50・・・ベース
22、38、52・・・突条
24、40、54、64・・・谷
26、42、56、66・・・山
Claims (5)
- トロイド状でありかつ内腔を有する主部、
及び
上記内腔に配置された制音部
を備えており、
上記制音部が、第一スポンジと第二スポンジとを有しており、
上記第二スポンジの発泡倍率R2が上記第一スポンジの発泡倍率R1よりも大きく、
上記第一スポンジが、板状のベースと2つの突条とを有しており、
それぞれの突条が、上記ベースよりもタイヤ半径方向内側に位置しており、
上記第一スポンジのタイヤ半径方向内側面が上記第二スポンジで覆われることで、上記制音部に、それぞれが上記突条を含む2つの山と、これらの山に挟まれた谷とが形成されている、空気入りタイヤ。 - 上記第二スポンジの発泡倍率R2の、上記第一スポンジの発泡倍率R1に対する比(R2/R1)が、1.10以上である請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- タイヤ回転軸を含む平面における、上記第二スポンジの断面積S2の、上記第一スポンジの断面積S1に対する比(S2/S1)が、1/9以上9/1以下である請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
- 上記第二スポンジが上記第一スポンジと接合されている請求項1から3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 上記第一スポンジの基材及び上記第二スポンジの基材がポリウレタンである請求項1から4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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JP2018126601A JP7119656B2 (ja) | 2018-07-03 | 2018-07-03 | 空気入りタイヤ |
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JP2018126601A JP7119656B2 (ja) | 2018-07-03 | 2018-07-03 | 空気入りタイヤ |
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JP2020006714A JP2020006714A (ja) | 2020-01-16 |
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ID=69150066
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JP2018126601A Active JP7119656B2 (ja) | 2018-07-03 | 2018-07-03 | 空気入りタイヤ |
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Citations (5)
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WO2005058616A1 (ja) | 2003-12-16 | 2005-06-30 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | 低騒音空気入りタイヤ |
JP2008080846A (ja) | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | タイヤ騒音低減装置及び空気入りタイヤ |
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JP2019034623A (ja) | 2017-08-14 | 2019-03-07 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
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2018
- 2018-07-03 JP JP2018126601A patent/JP7119656B2/ja active Active
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