JP7115102B2 - 光/rf無線ハイブリッド通信システム、及び制御方法 - Google Patents

光/rf無線ハイブリッド通信システム、及び制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、RF無線リンクと光無線リンクのチャネルでデータを伝送する光/RF無線ハイブリッド通信システム、及びその制御方法に関する。
FTTH(Fiber-To-The-Home)やLTE(Long Term Evolution)を利用した高速インターネットサービスは日常生活において必要不可欠なツールとなっている。特に近年では、クラウド利用の普及やモバイル端末の利用拡大に伴いIPデータ通信だけではなくIoT(Internet of Things)/M2M(Machine to Machine)、4K/8K高精細映像配信サービス、オンライン動画配信サービス、SNSによる動画アップロード等、多種多様なアプリケーションやサービスが急速に普及してきた。さらに、ICTを活用したテレワークなど新しいワークスタイルが提案されており、今後もネットワークを利用したサービス需要が拡大していくものと考えられる。現在ではFTTHの普及に伴い、宅内まで安定した光ブロードバンドサービスが提供されている一方で、宅内環境においてもPC以外のマルチデバイスの活用やケーブル配線の取り回しの観点、上記で述べたサービス多様化の背景により高スループット化を実現する無線通信システムが求められている。
無線通信システムは、周波数領域の観点から3THzを境界として大きく2つに大別できる。3THz以下の周波数帯は、電波領域と呼ばれLTEや5G等のセルラ系やアンライセンス帯を利用した無線LANが挙げられる。この領域は研究開発が活発であり、利用する周波数帯の拡張や、高周波数帯の利用により高スループット化が実現できる。周波数帯の拡張については、例えば2.4GHz、及び5.2GHzの周波数帯を利用し、更に変調方式の多値化、サブキャリア間隔の制御、複数アンテナでデータの送受信を行うMIMO技術等の高度な技術を駆使することで高スループット化を実現する報告もある(非特許文献1)。また、高周波数帯の利用については、60GHz帯の利用が総務省により許可されており、近年ではIEEE802.11adなどの電波法に縛られないミリ波帯を活用した無線LAN規格が標準化されている。しかしながら、ミリ波帯のデバイスは消費電力やデバイスの高コスト化が懸念されており、今後のミリ波帯無線LAN規格の急速な普及はハードルが高いと考えられる。
一方で、3THz以上(30PHz以下)の周波数帯は、光波領域と呼ばれ赤外線通信や可視光を利用する方法や、近年では照明で利用されているLEDを高速変調させて送受信を行うLi-Fiが挙げられる。この領域は、周波数帯が高いため光強度変調直接検波(Intensity Modulation-Direct Detection: IM-DD)方式によるシンプルな送受信構成で比較的容易に高スループット化が実現可能である。研究レベルではインコヒーレント光であるLEDによるWDM(Wavelength Division Multiplexing)と、8PAMを用いた1m/4Gbpsの伝送実験や、コヒーレント光を用いた50GHz間隔の8波長DWDM(Dense WDM)による50m/320Gbpsの報告がある(非特許文献2、3)。
特表2005-506718号公報
山田 曉, 野島 大輔, 浅井 孝浩, "無線LAN関連システムの国際標準化動向", 電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン, No. 38, 秋号, p. 74-79, 2016. Mengjie Zhang, Meng Shi, Fumin Wang, Jiaqi Zhao, Yingjun Zhou, Zhixin Wang, Nan Chi, "4.05-Gb/s RGB LED-based VLC system utilizing PS-Manchester coded Nyquist PAM-8 modulation and hybrid time-frequency domain equalization", Proc OFC2017, W2A.42. Wen-Shing Tsai, Hai-Han Lu, Chung-Yi Li, Ting-Chieh Lu, Hung-Hsien Lin, Bo-Rui Chen, Chang-Jen Wu, "A 50 m/320 Gbps DWDM FSO communication", IEEE Photonics Conference (IPC), p. 43-44, 2016.
電波領域や光波領域の無線通信システムは、上記で述べた方法により高スループット化が期待できるが、各無線通信システムは無線リンクの通信状態の安定性の観点から以下が課題であると考える。
(電波領域の周波数帯利用による課題)
・マルチパスフェージングに起因する通信品質の劣化
・電波干渉によるスループットの低下
(光波領域の周波数帯利用による課題)
・障害物を介する伝搬が不可能(経路中に障害物があった場合に通信断)
これらの課題は、電波領域と光波領域の周波数帯を利用した無線通信システムが各々連携するハイブリッド無線通信システムによって課題の克服が可能である。具体的には、以下の通りである。
(電波領域の周波数帯利用による課題と解決手段)
・マルチパスフェージングに起因する通信品質の劣化
#(光波領域)指向性が極めて高いという特徴を利用
・電波干渉によるスループットの低下
#(光波領域)光波干渉によるクロストークが低いという特徴を利用
(光波領域の周波数帯利用による課題と解決手段)
・障害物を介する伝搬が不可能(経路中に障害物があった場合に通信断)
#(電波領域)回折効果や、利用周波数帯に依存するが電波の透過を利用
このように、電波領域や光波領域の何れかの無線通信システムのみを利用した場合、上記の課題により通信状態の不安定性が生じるが、互いのシステムのデメリット(上記の課題)をもう一方のメリットで補完することで、電波状態や通信帯域に左右されない安定した無線リンクを構築できる。また、上記ハイブリッド無線通信システムは、電波法の制限を受けない光波領域の周波数帯を利用することによる電波領域の周波数リソース確保の観点からも有効である。
このような電波領域と光波領域の周波数帯を利用したハイブリッド通信システムは既に提案がなされており、特許文献1はRF無線と光無線のハイブリッド通信リンクであって、天気予報、コントローラ内の天気装置、あるいは送受信パワーを監視する機能を具備することで、各リンク状態の良否を判断するものである。しかしながら、特許文献1は、各無線リンクの状態を送受信パワーから判断しているが、例えば、前記マルチパスフェージングは異経路の伝搬により信号同士が干渉し、受信強度を著しく変動させるため、結果としてスループットが低下することもあるし、電波/光波の到着時間差(伝送遅延変動)による波形歪(ジッタ―)による信号品質劣化も考えられるため、各リンクの送受信パワーだけでは、リンク状態の良否を判断できない。更に、特許文献1は、上記の手法でリンクの状態を判断した後、RF無線リンクか光無線リンクかを一意に決定し、利用することが示されている。これは、データ送信時にRF無線リンクか光無線リンクかのいずれか一方を利用することを示しており、先で述べた課題によるリンク状態の不安定性を解決するものではない。
そこで、本発明は、RF無線リンクと光無線リンクのリンク状態の不安定性を解決できる光/RF無線ハイブリッド通信システム、及び制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る光/RF無線ハイブリッド通信システムは、RF無線リンクと光無線リンクの双方のチャネルにて受信した信号品質からリンク状態の良否を判断し、その結果に基づき各々のリンクで伝送するデータの配分を決定することとした。
具体的には、発明に係る光/RF無線ハイブリッド通信システムは、RF無線リンクと光無線リンクのチャネルを用いてデータを伝送する光/RF無線ハイブリッド通信システムであって、
RF無線リンクのチャネルで伝送したデータの信号品質と光無線リンクのチャネルで伝送したデータの信号品質を測定する信号品質測定部と、
前記信号品質測定部が測定した信号品質に基づいて、前記RF無線リンクのチャネルと前記光無線リンクのチャネルで伝送するデータの振分配分を決定する振分判定部と、
前記振分判定部が決定した振分配分に基づき、伝送するデータを前記RF無線リンクのチャネルと前記光無線リンクのチャネルの双方またはいずれか一方に振り分けるスイッチ部と、
を備えることを特徴とする。
また、発明に係る制御方法は、RF無線リンクと光無線リンクのチャネルを用いてデータを伝送する光/RF無線ハイブリッド通信システムの制御方法であって、
RF無線リンクのチャネルで伝送したデータの信号品質と光無線リンクのチャネルで伝送したデータの信号品質を測定する信号品質測定手順と、
前記信号品質測定手順で測定した信号品質に基づいて、前記RF無線リンクのチャネルと前記光無線リンクのチャネルで伝送するデータの振分配分を決定する振分判定手順と、
前記振分判定手順で決定した振分配分に基づき、伝送するデータを前記RF無線リンクのチャネルと前記光無線リンクのチャネルの双方またはいずれか一方に振り分ける振り分け手順と、
を行うことを特徴とする。
本発明に係る光/RF無線ハイブリッド通信システム、及び制御方法は、データ送信時にRF無線リンクか光無線リンクかのいずれか一方に限定せず、RF無線リンクと光無線リンクの双方のチャネルにて受信した信号品質からリンク状態の良否を判断し、その結果に基づき各々のリンクで伝送するデータの配分を決定する。このため、外乱などの伝送状態に臨機応変にリンクを切り替えることができる。従って、本発明は、RF無線リンクと光無線リンクのリンク状態の不安定性を解決できる光/RF無線ハイブリッド通信システム、及び制御方法を提供することができる。
発明に係る光/RF無線ハイブリッド通信システムは、前記RF無線リンクのチャネルで伝送したデータの信号強度と前記光無線リンクのチャネルで伝送したデータの信号強度を測定し、測定した信号強度が所定の閾値より大きい場合、前記信号品質測定部に前記データの信号品質を測定させ、測定した信号強度が所定の閾値より小さい場合、前記信号品質測定部に前記データの信号品質を測定させずに、前記データの信号品質が特定品質と測定されたものと擬制する信号強度測定部をさらに備えることが好ましい。
また、発明に係る制御方法は、さらに
前記RF無線リンクのチャネルで伝送したデータの信号強度と前記光無線リンクのチャネルで伝送したデータの信号強度を測定する信号強度測定手順と、
測定した信号強度が所定の閾値より大きい場合、前記信号品質測定手順を行い、測定した信号強度が所定の閾値より小さい場合、前記信号品質測定手順を行わず、前記データの信号品質が特定品質と測定されたものと擬制する判断手順と、
を行うことが好ましい。
信号品質を測定する前段で各リンクの信号強度を測定する機構を設けることで,信号伝送の安定化とリンク情報生成までの処理を高速化することができる。
本発明に係る光/RF無線ハイブリッド通信システムは、
入力されたデータを所定長のデータに分割するDEMUX部と、
前記DEMUX部で分割されたデータに対して、前記振分判定部が決定した振分配分に基づく制御情報を付与する制御データ付与部と、
前記DEMUX部で分割され、前記RF無線リンクのチャネルまたは前記光無線リンクのチャネルを介して伝送されたデータを、当該データに付与された前記制御情報に基づき再結合するMUX部と
をさらに備え、
前記スイッチ部は、前記DEMUX部で分割されたデータを、当該データに付与された前記制御情報に基づき、前記RF無線リンクのチャネルまたは前記光無線リンクのチャネルに振り分けるように前記入力されたデータを伝送する。
また、発明に係る制御方法は、
入力されたデータを所定長のデータに分割するデータ分割手順と、
前記データ分割手順で分割されたデータに対して、前記振分判定手順で決定した振分配分に基づく制御情報を付与する制御データ付与手順と、
前記データ分割手順で分割され、前記RF無線リンクのチャネルまたは前記光無線リンクのチャネルを介して伝送されたデータを、当該データに付与された前記制御情報に基づき再結合するデータ結合手順と
を行い、
前記振り分け手順では、前記データ分割手順で分割されたデータを、当該データに付与された前記制御情報に基づき、前記RF無線リンクのチャネルまたは前記光無線リンクのチャネルに振り分けるようにデータの伝送制御を行う。
さらに、発明に係る光/RF無線ハイブリッド通信システムは、双方向通信のうち、一方向は、前記RF無線リンクと前記光無線リンクの双方のチャネルに振り分けてデータを伝送し、他方向は、前記RF無線リンクのみでデータを伝送することが好ましい。
また、発明に係る制御方法は、前記光/RF無線ハイブリッド通信システムが双方向通信を行う場合、一方向は、前記RF無線リンクと前記光無線リンクの双方のチャネルに振り分けてデータを伝送させ、他方向は、前記RF無線リンクのみでデータを伝送させることが好ましい。
親局と端末との双方向通信において下り方向のみを光/RF無線ハイブリッド通信とすることで、端末にアップロード用の光送信器を配置することが不要となり、低コスト化を図れる。
本発明は、RF無線通信方式と、光無線通信方式とが融合することで、無線伝送区間における電波領域の周波数リソース確保と高スループット化を実現するRF/光無線ハイブリッド通信方式において、RF無線リンクと光無線リンクの双方のチャネルにて受信した信号品質からリンク状態の良否を判断し、その結果に基づき各々のリンクで伝送するデータの配分を決定する。
従って、本発明は、RF無線リンクと光無線リンクのリンク状態の不安定性を解決できる光/RF無線ハイブリッド通信システム、及び制御方法を提供することができる。
本発明に係る光/RF無線ハイブリッド通信システムを説明する図である。 本発明に係る光/RF無線ハイブリッド通信システムが行うデータ分割及び制御データ付与を説明する図である。 本発明に係る光/RF無線ハイブリッド通信システムが行うデータの再結合を説明する図である。 本発明に係る光/RF無線ハイブリッド通信システムが利用するリンク情報の一例である。 本発明に係る光/RF無線ハイブリッド通信システムを説明する図である。 本発明に係る光/RF無線ハイブリッド通信システムを説明する図である。 本発明に係る光/RF無線ハイブリッド通信システムを説明する図である。 本発明に係る光/RF無線ハイブリッド通信システムの動作を説明する図である。 本発明に係る光/RF無線ハイブリッド通信システムが有する信号品質と対応するパラメータのテーブル例である。 本発明に係る光/RF無線ハイブリッド通信システムが有する管理情報DBのテーブル例である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
図1は、本実施形態の光/RF無線ハイブリッド通信システム301を説明する図である。光/RF無線ハイブリッド通信システム301は、RF無線リンク300と光無線リンク400のチャネルを用いてデータを伝送する光/RF無線ハイブリッド通信システムであって、
RF無線リンク300のチャネルで伝送したデータの信号品質と光無線リンク400のチャネルで伝送したデータの信号品質を測定する信号品質測定部230と、
信号品質測定部230が測定した信号品質に基づいて、RF無線リンク300のチャネルと光無線リンク400のチャネルで伝送するデータの振分配分を決定する振分判定部125と、
振分判定部125が決定した振分配分に基づき、伝送するデータをRF無線リンク300のチャネルと光無線リンク400のチャネルの双方またはいずれか一方に振り分ける振分部124と、
を備える。
図1及び以降の図において、符号1xxは親局100側に設置される装置/デバイスを表し、符号2xxは端末200側に設置される装置/デバイスを表している。符号300は、親局~端末間を電波領域の周波数帯(以下、RF無線周波数帯)を利用してデータを送受信するRF無線リンク、符号400は親局~端末間を光波領域の周波数帯を利用してデータを送受信する光無線リンクを各々示している。
符号110は中継局等の上位局から親局100へファイバ伝送路500を介して送信された下り方向の光信号を受信、もしくは端末200側から送信された上りデータを上位局へ光信号にて送信するための光送受信器を示す。符号120はアクセス制御部を示し、
バッファ部121、
データを分割するDEMUX部122、
分割したデータにRF無線リンク、もしくは光無線リンクへデータを振分けるための制御データを付与する制御データ付与部123、
前記制御データ付与部123にて付与された制御データをもとにRF無線リンク、もしくは光無線リンクへのデータの振分けを行うSW部124、
RF無線リンク、もしくは光無線リンクへのデータの振分配分比を決定する振分判定部125、及び
RF無線リンクと光無線リンクの信号品質状態に応じてあらかじめ計算された振分配分比率のテーブルが格納されている管理情報DB部126、
によって構成される。
また、符号130は多重された上りデータと、振分判定に用いるリンクの状態を表すリンク情報を分離するためのデータ分離部を示す。符号140はRF無線リンク側の送受信器、符号150は光無線リンク側の送信器を示す。
符号210は無線リンク300側の送受信器、符号220は光無線リンク400側の光受信器、符号230はRF無線リンク側の受信器と光無線リンク側の光受信器から出力される信号の一部をタップし、各々受信した信号の信号品質を測定する信号品質測定部を示す。信号品質測定部230はRF無線側信号測定部231と光無線側信号測定部232から構成される。
符号240は信号品質測定部230にて測定された測定値からリンク情報を生成するリンク情報生成部を示す。符号250はバッファ部を示す。符号260はRF無線リンクと光無線リンクの各々を利用して受信した受信データをアクセス制御部120のDEMUX部122で分割されたルールに従いデータを再構築するMUX部を示している。
次にデータ、及び、制御用データの流れを示す。ファイバ伝送路500を介して親局100へ送信されたデータは、光信号として光送受信器110にて受信され、電気信号へと変換される。変換された信号はバッファ部121にてバッファリング処理され、DEMUX部122において予め決められたデータ長に分割される。図2-1は分割前のデータ列、図2-2は分割後のデータ列である。データ分割長はアクセス制御部においてパラメータとして設定されるものとし、入力されたデータ長が分割データ長の整数倍とならない場合はDEMUX部122においてパディング処理を施す。
制御データ付与部123ではDEMUX部122において分割されたデータの先頭部分に制御データを付与する。図2-3は制御データを付与されたデータ列の一例である。制御データは、RF無線リンクと光無線リンクのリンク振分情報と、分割されたデータのアドレス(例えば、データ1のk番目)が記されたデータ識別情報によって構成される。RF無線リンクと光無線リンクの振分配分比は振分判定部125から出力されるリンク振分配分比情報をもとに決定される。例えば、RF無線リンク30%、光無線リンク70%など動的に振分配分比を決定することができる。具体的には、図2-1のような1つのデータ列が図2-2のように分割され、分割されたデータのうち30%がRF無線リンクに、70%が光無線リンクに振り分けられる。データを振り分ける際に、振分配分比に応じ、一方のリンクに偏らないように振り分ける。例えば、2つのデータを光無線リンクに振り分けた後に1つのデータをRF無線リンクに振り分ける。
このように、制御データを付与されたデータは、SW部124において、リンク振分情報に基づき、RF無線リンクと光無線リンクへと配分される。RF無線側送受信器140と光無線側送信器150はそれぞれRF無線リンク300と光無線リンク400を介して、SW部124で振分けられたデータを端末200へ伝送する。
伝送されたデータは端末200内のRF無線側送受信器210、及び、光無線側受信器220において、電気信号へ変換されたのち、識別再生等を経て受信処理される。ここで、RF無線側送受信器210、及び、光無線側受信器220から出力された信号の一部をデバイダ等によりタップし、信号品質測定部230にて信号品質の測定を行う。RF無線側送受信器210からの出力信号はRF無線側信号品質測定部231にて、光無線側受信器220からの出力信号は光無線側信号品質測定部232にて信号品質が測定される。
測定する各リンクの信号品質としては、例えば、
信号電力対雑音電力比(SNR:Signal to Noise ratio)、
搬送波電力対雑音電力比(CNR:Carrier to Noise Ratio)、
変調誤差比(MER:Modulation Error Ratio)、
エラー・ベクトル振幅(EVM:Error-Vector Magnitude)、
相対コンスタレーションエラー(RCE:Relative Constellation Error)、
ビット誤り率(BER:Bit Error Rate)、
フレーム誤り率(FER: Frame Error Rate)
などが挙げられる。
信号品質の測定値はリンク情報生成部240へ入力される。リンク情報生成部240では、下り方向のRF無線リンクや光無線リンクを介して伝送された信号の信号品質と測定パラメータの双方が記載されるリンク情報が生成される。リンク情報は、Nビットのフィールドを持ち、例えば、図4に示すように、RF無線リンクと光無線リンクの信号品質をそれぞれ5bit、信号品質の測定パラメータ情報を3bitのbit列として表すことができる。
図9は、図4のリンク情報に記載される信号品質と各測定パラメータでの測定値の詳細、及び、それらの対応関係である。例えば、CNRをパラメータとした場合、リンク情報に記載される測定パラメータは001として設定できる。また、例えば、CNRが40dB以上である場合は、信号品質として00000がリンク情報に記載される。従って、図4に示すリンク情報は測定パラメータとしてCNRを用いており、RF無線リンクのCNRは38≦CNR[dB]<39の範囲にあり、光無線リンクのCNRは39≦CNR[dB]<40の範囲にあることを示している。ここで、リンク情報におけるbit長は、信号品質の精度や測定パラメータ数に応じて可変とし、また、各測定パラメータや信号品質のbitの割り当ては任意とする。
このように、生成されたリンク情報はRF無線側送受信器210に入力され、RF無線リンク300を介して、親局100に送信される。
一方、RF無線側送受信器210、及び、光無線側受信器220から出力されたデータの一部はバッファ部250においてバッファリング処理された後MUX部260において再結合される。図3に再結合の一例を示す。まず、図3-1のようにデータ識別情報をもとに到着したデータを配列し、その後、制御データを削除する。図3-2のようにデータ間には制御データを付与したビット分の間隔が生じるため、バッファリング処理等を用いて図3-3のように各データ間隔を調整する。RF無線リンク又は光無線リンクでデータの欠落が生じた場合、欠落したデータ部分をNULLパディング等によって補完することでデータ長の変化を回避する。このように、MUX部250で再結合されたデータは端末200から出力される。
本実施形態では、上り方向(端末200から親局100への方向)のデータ送信にはRF無線リンクのみを利用する。光無線リンク側を下り方向のみに限定することで、端末200にアップロード用の光送信器を不要とし、低コスト化を図ることができる。また、総務省の総トラヒック報告からもあるように、アップロードトラヒックはダウンロードトラヒックの1/5程度であり、アップロード側はRF無線リンクのみで十分であるためである。
端末200内もしくは、端末200外部にて生成された上り方向のデータは、RF無線側送受信器210により、親局100へRF無線リンク300を介して送信される。この時、上り方向のデータは、リンク情報生成部240から出力されるリンク情報と共に多重されて親局100へ送信される。親局100のRF無線側送受信器140にて受信処理されたデータに対して、データ分離部130で、上り方向のデータとリンク情報を分離する処理が施される。ここで、データ分離部130において分離されたリンク情報は、振分判定部125に入力される。
振分判定部125は、リンクの振分配分比を指定するリンク振分配分比情報を生成する。このリンク振分配分比情報は、管理情報DB部126においてデータベース化されたリンクの信号品質に応じて最適となる振分配分比に従って生成される。例えば、管理情報DBは、図10に示すような、リンク情報とリンクの振分配分比のテーブルを測定パラメータ毎に保持する。振分判定部125は、入力されたリンク情報に対応するリンクの振分配分比を当該テーブルに基づき決定する。振分判定部125は、決定した配分比をリンク振分配分比情報として制御データ付与部123へ出力する。制御データ付与部123は、入力されたリンク振分配分比情報に応じたリンク振分情報を下りデータに付与する。
なお、図9で示したテーブルにおいて、信号品質の値と各測定パラメータの測定値との対応関係を、同一の信号品質の値に対しては信号品質が各測定パラメータ間で互いに等価となるように設定しておけば、図10で示したテーブルは、各測定パラメータで共通に使用することが可能となり、測定パラメータ毎に保持する必要がなくなる。この場合、図4に示したリンク情報において、測定パラメータの情報は省略することができる。
データ分離部130において分離された上り方向のデータは、光送受信器110に入力される。光送受信器110ではデータ分離部130からの電気信号を光信号へと変換し、上位ネットワークへと光ファイバ伝送路500を介して伝送される。
このように光/RF無線ハイブリッド通信システム301は、RF無線周波数帯を利用したRF無線通信方式と、光領域の周波数帯を利用した光無線通信方式とを融合し、双方のチャネルを介して受信した信号の信号品質からリンク状態の良否を判断し、リンクの振分配分比を親局において決定する。光/RF無線ハイブリッド通信システム301は、RF無線リンクと光無線リンクの振分けを動的に行うため、電波状態や通信帯域に左右されない安定した無線通信を提供し、無線伝送区間における電波領域の周波数リソース確保と更なる高スループット化を実現することができる。
なお、本実施形態では、リンク情報を上り信号に重畳し、データ分離部130でリンク情報と上りデータを分離するインバウンド方式の構成を説明した。一方、リンク情報と上り信号とを別の周波数を利用するアウトバウンド方式においても、データ分離部130の代わりに特定の周波数を透過/ブロックするバンドパスフィルタを用いることで同様の効果が得られる。
(実施形態2)
図5は、本実施形態の光/RF無線ハイブリッド通信システム302を説明する図である。光/RF無線ハイブリッド通信システム302と図1の光/RF無線ハイブリッド通信システム301との相違点は、振分判定部と管理情報DB部の配置位置である。つまり、光/RF無線ハイブリッド通信システム302は、端末200に振分判定部225と管理情報DB部226を有し、親局100には振分判定部125と管理情報DB部126を有さない。光/RF無線ハイブリッド通信システム302は、端末側で振分判定を行い、RF無線信号に多重してリンク振分配分比情報を親局側へフィードバックする。
次にデータ、及び、制御用データの流れを示す。ファイバ伝送路500を介して親局100へ送信されたデータは、光信号として光送受信器110にて受信され、電気信号へと変換される。変換された信号はバッファ部121にてバッファリング処理され、DEMUX部122において、データは分割される。データの分割方法は実施形態1と同様である。
制御データ付与部123ではDEMUX部122において分割されたデータの先頭部分に制御データを付与する。制御データの構成は図2と同じとする。RF無線リンクと光無線リンクの振分配分比は振分判定部225から出力されるリンク振分配分比情報をもとに決定される。
制御データを付与されたデータは、SW部124において、リンク振分情報に基づき、RF無線リンクと光無線リンクのそれぞれへと配分される。RF無線側送受信器140と光無線側送信器150ではRF無線リンク300と光無線リンク400のそれぞれを介して、SW部124から振分けられたデータを端末200へ伝送する。
伝送されたデータは端末200内のRF無線側送受信器210、及び、光無線側受信器220において、電気信号へ変換されたのち、識別再生等を経て受信処理される。ここで、RF無線側送受信器210、及び、光無線側受信器220から出力された信号の一部が信号品質測定部230に入力され、信号品質の測定が行われる。RF無線側送受信器210からの出力信号はRF無線側信号品質測定部231にて、光無線側受信器220からの出力信号は光無線側信号品質測定部232にて信号品質が測定される。各リンクの信号品質の測定の詳細は実施形態1で説明したものと同様とする。
信号品質の測定値はリンク情報生成部240へ入力される。リンク情報生成部240では下り方向のRF無線リンクや光無線リンクを介して伝送された信号の信号品質と測定パラメータが記載されるリンク情報が生成される。リンク情報の詳細は実施形態1で説明したものと同様とする。リンク情報は振分判定部225へ入力される。
振分判定部225では、リンクの振分配分比を指定するリンク振分配分比情報を生成する。このリンク振分配分比情報の詳細は実施形態1で説明したものと同様とする。生成されたリンク振分配分比情報はRF無線側送受信器210に入力され、RF無線リンクを介して、親局100に送信される。
RF無線側送受信器210、及び、光無線側受信器220から出力された信号はバッファ部250にてバッファリング処理された後MUX部260において再結合される。再結合の処理は実施例1において示したものと同じとする。再結合されたデータは端末200から出力される。
本実施形態でも、上り方向のデータ送信にはRF無線リンクのみを利用することが好ましい。
端末200内もしくは、端末200外部にて生成された上り方向のデータは、RF無線側送受信器210により、親局100へRF無線リンク300を介して送信される。この時、先に述べたように、上り方向のデータは、振分判定部225から出力されるリンク振分配分比情報と共に多重されて親局100へ送信されている。親局100のRF無線側送受信器140にて受信処理されたデータに対して、データ分離部130で、上り方向のデータとリンク振分配分比情報を分離する処理が施される。ここで、データ分離部130において分離されたリンク振分配分比情報は、制御データ付与部123に入力され、リンク振分配分比情報に応じたリンク振分情報が下り方向のデータに付与される。
データ分離部130において分離された上り方向のデータは、光送受信器110に入力される。光送受信器110ではデータ分離部130からの電気信号を光信号へと変換し、上位ネットワークへと光ファイバ伝送路500を介して伝送される。
このように光/RF無線ハイブリッド通信システム302は、RF無線周波数帯を利用したRF無線通信方式と、光領域の周波数帯を利用した光無線通信方式とを融合し、双方のチャネルを介して受信した信号の信号品質からリンク状態の良否を判断し、リンクの振分配分比を端末側において決定する。光/RF無線ハイブリッド通信システム302も、RF無線リンクと光無線リンクの振分けを動的に行うため、実施形態1で説明した光/RF無線ハイブリッド通信システム301と同様の効果を得られる。
また、実施形態1で説明した光/RF無線ハイブリッド通信システム301と同様に、光/RF無線ハイブリッド通信システム302もインバウンド方式とアウトバウンド方式に対応できる。アウトバウンド方式の場合、データ分離部130の代わりに特定の周波数を透過/ブロックするバンドパスフィルタを用いる。
(実施形態3)
図6は、本実施形態の光/RF無線ハイブリッド通信システム303を説明する図である。光/RF無線ハイブリッド通信システム303と図1の光/RF無線ハイブリッド通信システム301との相違点は、振分判定部と管理情報DB部の配置位置である。つまり、光/RF無線ハイブリッド通信システム303は、振分判定部610と管理情報DB部620を外部判定部600として親局100や端末200の外部に配置し、親局100には振分判定部125と管理情報DB部126を有さない。光/RF無線ハイブリッド通信システム303は、外部判定部600において振分判定を行い、リンク振分配分比情報を親局側へフィードバックする。
次にデータ、及び、制御用データの流れを示す。ファイバ伝送路500を介して親局100へ送信されたデータは、光信号として光送受信器110にて受信され、電気信号へと変換される。変換された信号はバッファ部121にてバッファリング処理され、DEMUX部122において、データは分割される。データの分割方法は実施形態1と同様である。
制御データ付与部123ではDEMUX部122において分割されたデータの先頭部分に制御データを付与する。制御データの構成は図2と同じとする。RF無線リンクと光無線リンクの振分配分比は振分判定部610から出力されるリンク振分配分比情報をもとに決定される。
制御データを付与されたデータは、SW部124において、リンク振分情報に基づき、RF無線リンクと光無線リンクのそれぞれへ、配分される。RF無線側送受信器140と光無線側送信器150ではRF無線リンク300と光無線リンク400のそれぞれを介して、SW部124から振分けられたデータを端末200へ伝送する。
端末200内での処理は実施形態1で説明した処理と同じである。端末200は、生成したリンク情報を上り方向のデータに多重し、RF無線側送受信器210からRF無線リンクを介して、親局100に送信する。
本実施形態でも、上りの方向のデータ送信にはRF無線リンクのみを利用することが好ましい。
親局100のRF無線側送受信器140にて受信処理されたデータに対して、データ分離部130で、上り方向のデータとリンク情報を分離する処理が施される。ここで、データ分離部130において分離されたリンク情報は、外部判定部600の振分判定部610へ入力される。
振分判定部610は、リンクの振分配分比を指定するリンク振分配分比情報を生成する。生成されるリンク振分配分比情報の詳細は実施形態1で説明したものと同様とする。このリンク振分配分比情報は、管理情報DB部620においてデータベース化される各リンクの信号品質に応じて最適となる振分配分比が、端末にて生成されたリンク情報をもとに照合判定され、生成される。生成されたリンク振分配分比情報は親局100内の制御データ付与部123に送られ、リンク振分配分比情報に応じたリンク振分情報が下りデータに付与される。
データ分離部130において分離された上り方向のデータは、光送受信器110に入力される。光送受信器110ではデータ分離部130からの電気信号を光信号へと変換し、上位ネットワークへと光ファイバ伝送路500を介して伝送される。
このように光/RF無線ハイブリッド通信システム303は、RF無線周波数帯を利用したRF無線通信方式と、光領域の周波数帯を利用した光無線通信方式とを融合し、双方のチャネルを介して受信した信号の信号品質からリンク状態の良否を判断し、リンクの振分配分比を親局や端末以外の外部リソースにおいて決定する。光/RF無線ハイブリッド通信システム303も、RF無線リンクと光無線リンクの振分けを動的に行うため、実施形態1で説明した光/RF無線ハイブリッド通信システム301と同様の効果を得られる。
また、実施形態1で説明した光/RF無線ハイブリッド通信システム301と同様に、光/RF無線ハイブリッド通信システム303もインバウンド方式とアウトバウンド方式に対応できる。アウトバウンド方式の場合、データ分離部130の代わりに特定の周波数を透過/ブロックするバンドパスフィルタを用いる。
(実施形態4)
実施形態1から3では各リンクの信号品質から、リンク状態の良否を判断することでRF無線リンクと光無線リンクの振分けを動的に行うことが可能になり、電波状態や通信帯域に左右されない安定した無線通信システムを実現する具体例を述べた。本実施形態では、信号品質を測定する前段で各リンクの信号強度を測定する機構を設けることで、信号伝送の安定化とリンク情報生成までの処理を高速化することを説明する。
図7は、本実施形態の光/RF無線ハイブリッド通信システム304を説明する図である。光/RF無線ハイブリッド通信システム304は、図1の光/RF無線ハイブリッド通信システム301の端末200に信号強度測定部270をさらに備える。
信号強度測定部270は、RF無線リンク300のチャネルで伝送したデータの信号強度と光無線リンク400のチャネルで伝送したデータの信号強度を測定し、
測定した信号強度が所定の閾値より大きい場合、信号品質測定部230に前記データの信号品質を測定させ、測定した信号強度が所定の閾値より小さい場合、信号品質測定部230に前記データの信号品質を測定させずに、前記データの信号品質が特定品質と測定されたものと擬制する。
図8は、光/RF無線ハイブリッド通信システム304が行う制御データ付与処理から振り分け判定処理までの一連の処理を説明するフロー図である。制御データを付与されたデータは、リンク振分情報を元にRF無線と光無線のそれぞれのリンクに振り分けられる(ステップS02)。振り分けられたデータは、RFまたは光無線送信処理が施され、それぞれのリンクを介して伝送される。伝送された信号はRFまたは光無線受信処理が施される(ステップS03)。
受信処理をされた信号の一部は信号強度測定部270で信号強度測定処理され(ステップS04)、閾値以上の信号強度が測定された場合(ステップS04にて“Yes”)、信号品質測定部230で信号品質測定処理が実施される(ステップS05)。一方、信号強度が閾値以下である場合(ステップS04にて“No”)、信号品質測定部230で信号品質測定処理は実施されず、リンク情報生成部240へその結果が伝送される。
リンク情報生成部240は測定された信号品質を元にリンク情報を生成する(ステップS06)。ここで、リンク情報生成部240は、信号品質処理が実施されなかった場合、生成されるリンク情報として、例えば、図9で示したテーブルにおいて、信号品質が最悪の場合のものと同等のものを生成する。
生成されたリンク情報は実施形態1で説明したように、RF無線の上り信号に重畳され親局側へ送信される(ステップS07)。親局側では受信処理後、データ分離処理によって、リンク情報はデータと分離される(ステップS08)。分離されたリンク情報をもとに振分判定処理が行われ、リンク振分配分比情報が生成され(ステップS09)、リンク振分配分比情報に応じたリンク振分情報が制御情報として下り信号のデータへ付与される(ステップS01)。
このように、信号強度測定を、信号品質測定を行う前段において実施することで、測定に時間のかかる信号品質測定を極力回避し、速応的にリンク情報を生成することができる。また、信号強度測定と信号品質測定を組み合わせることで、より高い精度で信号の状態を把握することができ、安定的な信号伝送を実現することができる。
(発明の効果)
本発明は、ネットワークサービスの多様化やエンドユーザのライフスタイルの変化を背景に電波領域の周波数帯を利用したRF無線通信方式と、光波領域の周波数帯を利用した光無線通信方式とが融合することで、無線伝送区間における電波領域の周波数リソース確保と高スループット化を実現するRF/光無線ハイブリッド通信方式であって、RF無線リンクと光無線リンクの双方のチャネルにて受信した信号品質からリンク状態の良否を判断し、その結果に基づき各々のリンクで伝送するデータの配分を決定する振分方法を提供することで、電波状態や通信帯域に左右されない安定した無線通信システムを実現することができる。
100:親局
110:光送受信器
120:アクセス制御部
121:バッファ部
122:DEMUX部
123:制御データ付与部
124:SW部(振分部)
125:振分判定部
126:管理情報DB部
130:データ分離部
140:RF無線側送受信器
150:光無線側送信器
200:端末
210:RF無線側送受信器
220:光無線側受信器
225:振分判定部
226:管理情報DB部
230:信号品質測定部
231:RF無線側信号品質測定部
232:光無線側信号品質測定部
240:リンク情報生成部
250:バッファ部
260:MUX部
270:信号強度測定部
300:RF無線リンク
301~304:光/RF無線ハイブリッド通信システム
400:光無線リンク
500:ファイバ伝送路
600:外部判定部
610:振分判定部
620:管理情報DB部

Claims (6)

  1. RF無線リンクと光無線リンクのチャネルを用いてデータを伝送する光/RF無線ハイブリッド通信システムであって、
    前記RF無線リンクのチャネルで伝送したデータの信号強度と前記光無線リンクのチャネルで伝送したデータの信号強度を測定する信号強度測定部と、
    測定された前記信号強度に応じて、前記RF無線リンクのチャネルで伝送したデータの信号強度以外の信号品質と前記光無線リンクのチャネルで伝送したデータの信号強度以外の信号品質を測定する信号品質測定部と、
    測定された前記信号強度以外の信号品質に基づいて、前記RF無線リンクのチャネルと前記光無線リンクのチャネルで伝送するデータの振分配分を決定する振分判定部と、
    前記振分判定部が決定した振分配分に基づき、伝送するデータを前記RF無線リンクのチャネルと前記光無線リンクのチャネルの双方またはいずれか一方に振り分けるスイッチ部と、
    を備え
    前記信号強度測定部が測定したデータの信号強度が所定の閾値より大きい場合、前記信号品質測定部に当該データの前記信号強度以外の信号品質を測定させ、前記信号強度測定部が測定したデータの信号強度が所定の閾値より小さい場合、前記信号品質測定部に当該データの前記信号強度以外の信号品質を測定させずに、当該データの前記信号強度以外の信号品質が最悪品質と測定されたものと擬制する
    ことを特徴とする光/RF無線ハイブリッド通信システム。
  2. 入力されたデータを所定長のデータに分割するDEMUX部と、
    前記DEMUX部で分割されたデータに対して、前記振分判定部が決定した振分配分に基づく制御情報を付与する制御データ付与部と、
    前記DEMUX部で分割され、前記RF無線リンクのチャネルまたは前記光無線リンクのチャネルを介して伝送されたデータを、当該データに付与された前記制御情報に基づき再結合するMUX部と
    をさらに備え、
    前記スイッチ部は、前記DEMUX部で分割されたデータを、当該データに付与された前記制御情報に基づき、前記RF無線リンクのチャネルまたは前記光無線リンクのチャネルに振り分けることを特徴とする請求項に記載の光/RF無線ハイブリッド通信システム。
  3. 双方向通信のうち、一方向は、前記RF無線リンクと前記光無線リンクの双方のチャネルに振り分けてデータを伝送し、他方向は、前記RF無線リンクのみでデータを伝送することを特徴とする請求項1又は2に記載の光/RF無線ハイブリッド通信システム。
  4. RF無線リンクと光無線リンクのチャネルを用いてデータを伝送する光/RF無線ハイブリッド通信システムの制御方法であって、
    前記RF無線リンクのチャネルで伝送したデータの信号強度と前記光無線リンクのチャネルで伝送したデータの信号強度を測定する信号強度測定手順と、
    測定された前記信号強度に応じて、前記RF無線リンクのチャネルで伝送したデータの信号強度以外の信号品質と前記光無線リンクのチャネルで伝送したデータの信号強度以外の信号品質を測定する信号品質測定手順と、
    測定された前記信号強度以外の信号品質に基づいて、前記RF無線リンクのチャネルと前記光無線リンクのチャネルで伝送するデータの振分配分を決定する振分判定手順と、
    前記振分判定手順で決定した振分配分に基づき、伝送するデータを前記RF無線リンクのチャネルと前記光無線リンクのチャネルの双方またはいずれか一方に振り分ける振り分け手順と、
    を行い、
    前記信号強度測定手順で測定されたデータの信号強度が所定の閾値より大きい場合、前記信号品質測定手順で当該データの前記信号強度以外の信号品質を測定し、前記信号強度測定手順で測定されたデータの信号強度が所定の閾値より小さい場合、前記信号品質測定手順で当該データの前記信号強度以外の信号品質を測定せず、当該データの前記信号強度以外の信号品質が最悪品質と測定されたものと擬制する
    ことを特徴とする制御方法。
  5. 入力されたデータを所定長のデータに分割するデータ分割手順と、
    前記データ分割手順で分割されたデータに対して、前記振分判定手順で決定した振分配分に基づく制御情報を付与する制御データ付与手順と、
    前記データ分割手順で分割され、前記RF無線リンクのチャネルまたは前記光無線リンクのチャネルを介して伝送されたデータを、当該データに付与された前記制御情報に基づき再結合するデータ結合手順と
    を行い、
    前記振り分け手順では、前記データ分割手順で分割されたデータを、当該データに付与された前記制御情報に基づき、前記RF無線リンクのチャネルまたは前記光無線リンクのチャネルに振り分けることを特徴とする請求項に記載の制御方法。
  6. 前記光/RF無線ハイブリッド通信システムが双方向通信を行う場合、
    一方向は、前記RF無線リンクと前記光無線リンクの双方のチャネルに振り分けてデータを伝送させ、他方向は、前記RF無線リンクのみでデータを伝送させることを特徴とする請求項4又は5に記載の制御方法。
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