JP7114957B2 - 無線通信装置、プログラム及び時刻情報取得方法 - Google Patents

無線通信装置、プログラム及び時刻情報取得方法 Download PDF

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Description

この発明は、無線通信装置、プログラム及び時刻情報取得方法に関する。
従来、基準時刻に係る時刻情報を有する時刻マスタ装置から、ネットワークを介して時刻スレーブ装置により時刻情報を取得し、当該時刻情報に基づいて、時刻スレーブ装置の内部時刻と基準時刻との時刻ずれを算出して内部時刻を補正する時刻同期方法が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2014-96853号公報
しかしながら、上記従来の方法では、時刻情報の転送にかかる時間が長くなると、算出される時刻ずれに含まれる誤差が大きくなって時刻同期精度が低くなる。特に、時刻マスタ装置及び時刻スレーブ装置が無線LANといった無線ネットワークで接続される場合には、装置間の無線接続が確立されてからデータの転送レートが安定するまでの期間において、データの受信確認がなされずデータが再送される頻度が高くなるため、時刻情報の転送に長時間を要して時刻同期の精度が低くなりやすいという課題がある。
この発明の目的は、より高精度な時刻同期が可能な時刻情報を取得することができる無線通信装置、プログラム及び時刻情報取得方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る無線通信装置は、無線通信により情報の送信及び受信を行う送受信手段と、前記送受信手段により、基準時刻に係る時刻情報を有する時刻マスタ装置に対して所定の第1情報を送信する送信動作を行わせる送信制御手段と、前記送受信手段が前記第1情報を送信してから、前記時刻マスタ装置により前記第1情報に応じて送信された前記時刻情報を含む第2情報を前記送受信手段が受信するまでの送受信時間を取得する送受信時間取得手段と、前記送受信時間取得手段により取得された前記送受信時間が、当該送受信時間の短さに係る所定の送受信時間条件を満たすか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記送受信時間が前記送受信時間条件を満たすと判定された場合に、前記時刻マスタ装置から送信され前記送受信手段により受信された情報に含まれる前記時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、を備え、前記送信制御手段は、前記判定手段により前記送受信時間が前記送受信時間条件を満たすと判定された場合に、前記送受信手段により再度前記送信動作を行わせ、前記時刻情報取得手段は、前記再度の送信動作により送信された前記第1情報に応じて前記時刻マスタ装置から送信され、前記送受信手段により受信された前記第2情報に含まれる前記時刻情報を取得する、ことを特徴とする
た、本発明に係るプログラムは、無線通信により情報の送信及び受信を行う送受信手段を備えた無線通信装置に設けられたコンピュータを、前記送受信手段により、基準時刻に係る時刻情報を有する時刻マスタ装置に対して所定の第1情報を送信する送信動作を行わせる送信制御手段、前記送受信手段が前記第1情報を送信してから、前記時刻マスタ装置により前記第1情報に応じて送信された前記時刻情報を含む第2情報を前記送受信手段が受信するまでの送受信時間を取得する送受信時間取得手段、前記送受信時間取得手段により取得された前記送受信時間が、当該送受信時間の短さに係る所定の送受信時間条件を満たすか否かを判定する判定手段、前記判定手段により前記送受信時間が前記送受信時間条件を満たすと判定された場合に、前記時刻マスタ装置から送信され前記送受信手段により受信された情報に含まれる前記時刻情報を取得する時刻情報取得手段、として機能させ、前記送信制御手段は、前記判定手段により前記送受信時間が前記送受信時間条件を満たすと判定された場合に、前記送受信手段により再度前記送信動作を行わせ、前記時刻情報取得手段は、前記再度の送信動作により送信された前記第1情報に応じて前記時刻マスタ装置から送信され、前記送受信手段により受信された前記第2情報に含まれる前記時刻情報を取得する、ことを特徴とする
た、本発明に係る時刻情報取得方法は、無線通信により情報の送信及び受信を行う送受信手段を備えた無線通信装置が実行する時刻情報取得方法であって、前記送受信手段により、基準時刻に係る時刻情報を有する時刻マスタ装置に対して所定の第1情報を送信する送信動作を行わせる送信制御ステップと、前記送受信手段が前記第1情報を送信してから、前記時刻マスタ装置により前記第1情報に応じて送信された前記時刻情報を含む第2情報を前記送受信手段が受信するまでの送受信時間を取得する送受信時間取得ステップと、前記送受信時間取得ステップで取得された前記送受信時間が、当該送受信時間の短さに係る所定の送受信時間条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップで前記送受信時間が前記送受信時間条件を満たすと判定された場合に、前記時刻マスタ装置から送信され前記送受信手段により受信された情報に含まれる前記時刻情報を取得する時刻情報取得ステップと、を有し、前記送信制御ステップは、前記判定ステップで前記送受信時間が前記送受信時間条件を満たすと判定された場合に、前記送受信手段により再度前記送信動作を行わせ、前記時刻情報取得ステップは、前記再度の送信動作により送信された前記第1情報に応じて前記時刻マスタ装置から送信され、前記送受信手段により受信された前記第2情報に含まれる前記時刻情報を取得する、ことを特徴とする
本発明に従うと、より高精度な時刻同期が可能な時刻情報を取得することができるという効果がある。
無線通信システムの構成を示すブロック図である。 NTP(Network Time Protocol)による時刻同期方法を説明する図である。 時刻同期クライアント装置10及び時刻同期サーバ装置20の時刻同期動作のための機能構成を示すブロック図である。 パケットの再送を説明する図である。 フィルタ処理開始条件及び時刻同期開始条件の判定動作を説明する図である。 フィルタ処理の短縮効果を説明する図である。 時刻同期処理の制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の無線通信装置、プログラム及び時刻情報取得方法に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の無線通信システム1の構成を示すブロック図である。
無線通信システム1は、無線LANによる通信が可能な時刻同期クライアント装置10(無線通信装置)及び時刻同期サーバ装置20(時刻マスタ装置)を備えている。時刻同期サーバ装置20は、無線LAN接続における親機側の装置(アクセスポイント(AP))であり、時刻同期クライアント装置10は、当該アクセスポイントに対して無線LANによる接続を行う子機側の装置(ステーション(STA))である。
時刻同期クライアント装置10及び時刻同期サーバ装置20は、NTPの階層構造(Stratum)において上位下位の関係にあり、NTPによる時刻同期が可能となっている。すなわち、時刻同期クライアント装置10は、NTPの階層構造(Stratum)において時刻同期サーバ装置20の下位にあり、時刻同期クライアント装置10の内部時刻を、NTPによって時刻同期サーバ装置20の基準時刻に同期することが可能となっている。NTPによる時刻同期動作については、後に詳述する。
図1に示されるように、時刻同期クライアント装置10は、CPU11a(Central Processing Unit)、RAM11b(Random Access Memory)及び記憶部11cを有する制御部11と、通信部12(送受信手段)と、アンテナ13と、バス14などを備えている。制御部11の各部及び通信部12は、バス14を介して接続されている。
CPU11aは、記憶部11cに記憶されているプログラムP1を読み出してRAM11bに展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行することで、時刻同期クライアント装置10の各部の動作を制御する。
RAM11bは、例えば、揮発性のメモリであり、CPU11aにより読み出された各種のプログラムP1やデータを一時的に格納するワークエリアを有する。
記憶部11cは、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)といった、データの書き込み及び読み出しが可能な記憶装置を備え、プログラムP1や、設定データを含むファイル等を記憶する。記憶部11cには、ROM(Read Only Memory)が用いられても良い。
通信部12は、無線LANにより接続された外部装置(ここでは、時刻同期サーバ装置20)との間で、アンテナ13を介して無線通信により情報の送信及び受信を行う。通信部12は、例えばIEEE802.11b/g/nといった無線LAN規格に準拠した無線LANモジュール(チップセット)やネットワークインターフェースカードなどであり、アンテナ13が内蔵されていても良い。
時刻同期サーバ装置20は、CPU21a、RAM21b及び記憶部21cを有する制御部21と、通信部22と、アンテナ23と、バス24などを備えている。制御部21の各部及び通信部22は、バス24を介して接続されている。
CPU21aは、記憶部21cに記憶されているプログラムP2を読み出してRAM21bに展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行することで、時刻同期サーバ装置20の各部の動作を制御する。
RAM21bは、例えば、揮発性のメモリであり、CPU21aにより読み出された各種のプログラムP2やデータを一時的に格納するワークエリアを有する。
記憶部21cは、HDD、SSDといった、データの書き込み及び読み出しが可能な記憶装置を備え、プログラムP2や、設定データを含むファイル等を記憶する。記憶部21cには、ROMが用いられても良い。
通信部22は、無線LANにより接続された外部装置(ここでは、時刻同期クライアント装置10)との間で、アンテナ23を介して無線通信により情報の送信及び受信を行う。通信部22としては、通信部12と同様のものを用いることができる。
時刻同期クライアント装置10及び時刻同期サーバ装置20は、無線LANを介してデータの送受信を行う種々の電子機器により実現することができる。例えば、ノートPCやデスクトップPC、タブレット端末といった情報処理装置や、携帯電話機、デジタルカメラ、各種センサを搭載したウェアラブル装置などを時刻同期クライアント装置10や時刻同期サーバ装置20とすることができる。
次に、時刻同期クライアント装置10及び時刻同期サーバ装置20のNTPによる時刻同期動作、及び当該時刻同期動作のための機能構成について説明する。
図2は、NTPによる時刻同期方法を説明する図である。
NTPでは、まず時刻同期クライアント装置10から時刻同期サーバ装置20にクライアントパケット(第1情報)が送信され、当該クライアントパケットの受信に応じて時刻同期サーバ装置20から時刻同期クライアント装置10に対してサーバパケット(第2情報)が送信される。これらのクライアントパケット及びサーバパケットは、NTPのパケットフォーマットに従ったパケットデータである。
サーバパケットには、時刻同期サーバ装置20がクライアントパケットを受信した時刻t2、及び時刻同期サーバ装置20がサーバパケットを送信した時刻t3に係る時刻情報が含まれている。ここで、時刻t2及び時刻t3は、時刻同期サーバ装置20内の基準時刻で表されている。すなわち、サーバパケットには、基準時刻に係る時刻情報が含まれている。
時刻同期クライアント装置10では、時刻同期クライアント装置10がクライアントパケットを送信した時刻t1、及びサーバパケットを受信した時刻t4が取得される。ここで、時刻t1及び時刻t4は、時刻同期クライアント装置10における内部時刻で表されたものである。この内部時刻は、通常、基準時刻からのずれ(時刻ずれΔt)が生じている。
時刻同期クライアント装置10では、これらの時刻t1~時刻t4に基づいて、時刻同期クライアント10の内部時刻の、基準時刻からの時刻ずれΔtが以下の算出式(1)により算出される。
Δt={(t3+t2)-(t1+t4)}/2 …(1)
このような方法によれば、時刻同期クライアント装置10側でのサーバパケットの受信時刻(内部時刻)を、時刻同期サーバ装置20側でのサーバパケットの送信時刻(基準時刻)に合わせるような単純なプロトコルと比較して、装置間のパケットの転送時間や、時刻同期サーバ装置20におけるパケットの処理時間などを考慮した高精度な時刻同期を行うことができる。
また、以下では、クライアントパケットの送信からサーバパケットの受信までに要した時間(t4-t1)を、送受信時間Tと記す。
図3は、時刻同期クライアント装置10及び時刻同期サーバ装置20の時刻同期動作のための機能構成を示すブロック図である。
時刻同期クライアント装置10の制御部11は、時刻同期クライアント制御部111と、サーバパケット受信部112と、クライアントパケット送信部113(送信制御手段)と、送受信時間取得部114(送受信時間取得手段)と、転送レート安定度判定部115(判定手段)と、フィルタ処理部116と、時刻情報抽出部117(時刻情報取得手段)と、内部時刻設定部118(時刻ずれ取得手段、時刻ずれ補正手段)と、を備える。
クライアントパケット送信部113は、外部からの時刻同期開始命令に応じて、通信部12により、クライアントパケットを送信する送信動作を行わせる。
サーバパケット受信部112は、時刻同期サーバ装置20から送信され通信部12により受信されたサーバパケットの情報を取得する。
送受信時間取得部は、通信部12によるクライアントパケットの送信からサーバパケットの受信までの送受信時間Tを取得する。
転送レート安定度判定部115は、サーバパケットが受信された場合に、当該サーバパケットに係る送受信時間Tに基づいて、時刻同期クライアント装置10と時刻同期サーバ装置20との間の無線LAN接続における転送レートの安定度を判定する。転送レートの安定度の判定方法については、後述する。
フィルタ処理部116は、送受信時間Tに基づいて、後述するフィルタ処理を実行する。
時刻情報抽出部117は、受信したサーバパケットから抽出された時刻同期サーバ装置20の基準時刻に係る時刻情報(時刻t2、t3)を抽出し、また、通信部12において、クライアントパケットの送信がなされた時刻(時刻t1)、及びサーバパケットの受信がなされた時刻(時刻t4)を取得する。
内部時刻設定部118は、時刻情報抽出部117により抽出された時刻情報に基づいて、時刻同期クライアント装置10の内部時刻の基準時刻からの時刻ずれΔtを算出し、当該時刻ずれΔtに基づいて内部時刻を補正する。
時刻同期クライアント制御部111は、サーバパケット受信部112、クライアントパケット送信部113、送受信時間取得部114、転送レート安定度判定部115、フィルタ処理部116、時刻情報抽出部117及び内部時刻設定部118の動作を統括制御する。
一方、時刻同期サーバ装置20の制御部21は、時刻同期サーバ制御部211と、クライアントパケット受信部212と、サーバパケット送信部213と、基準時刻生成部214と、時刻情報挿入部215と、を備える。
クライアントパケット受信部212は、時刻同期クライアント装置10から送信され通信部22により受信されたクライアントパケットの情報を取得する。
基準時刻生成部214は、時刻同期サーバ装置20内のフリーランカウンタ等の値に基づいて基準時刻(現在時刻)のデータを生成する。
時刻情報挿入部215は、基準時刻生成部214により生成された基準時刻のデータに基づいて、クライアントパケットを受信した時刻t2、及びサーバパケットを送信した時刻t3を、時刻同期サーバ装置20の時刻情報としてサーバパケットに挿入する。
サーバパケット送信部213は、通信部22により、時刻情報が挿入されたサーバパケットを送信させる。
時刻同期サーバ制御部211は、クライアントパケット受信部212、サーバパケット送信部213、基準時刻生成部214及び時刻情報挿入部215の動作を統括制御する。
次に、上記構成の時刻同期クライアント装置10及び時刻同期サーバ装置20による時刻同期動作の詳細について説明する。
時刻同期クライアント装置10において時刻ずれΔtの算出に用いられる上述の数式(1)は、クライアントパケットの転送に要する時間(t2-t1)(以下、上り転送時間と記す)と、サーバパケットの転送に要する時間(t4-t3)(以下、下り転送時間と記す)とが等しいことが前提となっており、上り転送時間と下り転送時間との差異が増大するに従って、算出される時刻ずれΔtに含まれる誤差が増大する。ここで、上り転送時間と下り転送時間との差異は、これらの各時間が長くなるほど(したがって、上り転送時間及び下り転送時間を含む送受信時間Tが長くなるほど)大きくなる傾向がある。
特に、無線LANによるデータ転送では、物理層におけるパケットの再送に起因して上り転送時間及び下り転送時間が大きくなりやすく、算出される時刻ずれΔtに含まれる誤差が大きくなりやすい。
具体的には、無線LAN接続では、パケットの送信側装置に対して、受信側装置からの受信確認のためのパケット(ACK)が送信されない場合には、送信側装置は、通信障害があったとみなしてパケットを再送するようになっている。このため、図4に示されるように、時刻同期クライアント装置10からのクライアントパケットの再送が繰り返されたり、時刻同期サーバ装置20からのサーバパケットの再送が繰り返されたりすると、上り転送時間(t2-t1)や下り転送時間(t4-t3)が長くなり、送受信時間Tが増大する。
このようなパケットの再送が生じる頻度は、装置間の無線LAN接続が確立された直後に高くなりやすく、時間経過とともにデータの転送レートが安定するに従って低下する。
このため、時刻ずれΔtの算出を行う場合には、クライアントパケット及びサーバパケットの送受信動作を複数回行って、当該複数回の送受信動作における送受信時間Tが所定の時刻同期開始条件を満たすまで待機し、当該時刻同期開始条件が満たされると判定された場合に時刻ずれΔtの算出を行う。
ここで、時刻同期開始条件は、送受信時間Tが安定して短くなった場合に満たされように定められる。具体的には、複数回の送受信動作のうち後に行われた送受信動作ほど重み付けが大きくなるように各送受信動作における送受信時間Tを加算するフィルタ処理を行い、当該フィルタ処理の出力(送受信時間Tの重み付け加算値)が所定の同期開始基準値(第2基準値)以下である場合に、時刻同期開始条件を満たすと判定される。同期開始基準値の具体的な値は、特には限られないが、例えば2msとすることができる。
このように、送受信時間Tが時刻同期開始条件を満たすまで低下してから時刻ずれΔtの算出を行うことで、時刻ずれΔtに含まれる誤差を小さくすることができる。
しかしながら、無線LAN接続が確立された直後のパケットの送受信時間Tは、パケットの再送が繰り返されることでしばしば非常に大きな値となる。このため、接続直後の送受信時間Tからフィルタ処理に掛けると、初期の大きな送受信時間Tの影響によってフィルタ処理の出力が小さくなりにくく、時刻同期開始条件が満たされるまでに長時間を要してしまうという問題がある。
これに対し、本実施形態の時刻同期動作では、無線LAN接続が確立された直後に送受信されるクライアントパケット及びサーバパケットについてはダミーとして扱い、フィルタ処理の対象から外されるようになっている。そして、このダミークライアントパケット及びダミーサーバパケットの送受信動作に係る送受信時間Tが、送受信時間Tの短さに係る所定のフィルタ処理開始条件(送受信時間条件)を満たすと判定された場合に、以降のパケットの送受信動作に係る送受信時間Tからフィルタ処理に掛けられる。ここで、フィルタ処理開始条件は、無線LAN接続における転送レートの安定化によって、送受信時間Tが、フィルタ処理を十分に短縮できる値まで短くなった場合に満たされるように定められる。具体的には、フィルタ処理開始条件は、送受信時間Tが所定の安定度判定基準値(第1基準値)未満であること、とすることができる。この安定度判定基準値の具体的な値は、特には限られないが、例えば10msとすることができる。
このように、初期のパケットをダミーとしてフィルタ処理開始条件の判定に用い、十分に送受信時間Tが減少した段階でフィルタ処理を開始することで、フィルタ処理の処理時間、ひいては時刻同期処理の処理時間を短縮することができる。
ダミークライアントパケット及びダミーサーバパケットは、それぞれ通常のクライアントパケット及び通常のサーバパケットと同一のものとすることができる。なお、ユーザが通常のパケットとダミーのパケットとを識別したい場合には、NTPのパケットフォーマットにおける特定のフィールド(例えば、通常使用されない、うるう秒の追加に係る「Leap Indicator」など)の値を識別のために変更しても良い。
図5は、上述したフィルタ処理開始条件及び時刻同期開始条件の判定動作を説明する図である。
この図に示されるように、時刻同期動作の開始直後の送受信時間Tは、フィルタ処理には掛けずにフィルタ処理開始条件を満たすか否かの判定に用いられる。そして、送受信時間Tが10ms未満となった場合に、フィルタ処理開始条件が満たされる(すなわち、転送レートが安定している)と判定され、フィルタ処理開始条件判定期間が終了する。
続く同期開始条件判定期間では、一連の送受信時間T1、T2、…Tnがフィルタ処理に掛けられて、時刻同期開始条件を満たすか否かの判定に用いられる。そして、フィルタ処理の出力が同期開始基準値以下となった場合に、直近のパケットの送受信動作に係る時刻t1~t4に基づいて数式(1)により時刻ずれΔtが算出される。
図6は、本実施形態によるフィルタ処理の短縮効果を説明する図である。
この図では、時刻同期開始条件の判定期間におけるn回目の送受信時間を送受信時間Tnとし、送受信時間T1~Tnに対するフィルタ処理の出力をフィルタ出力Z(n)としている。また、ここでは、パケットの送受信時間Tが時間経過とともに30ms、10ms、8ms、3ms、1.5msと低下し、以降は1.5msで安定する例を用いて説明する。
図6のフィルタ処理では、以下の数式(2)によりフィルタ出力Z(n)が算出される。
Z(n)={Tn+Z(n-1)+Z(n-2)}/3 …(2)
ただし、
Z(1)=T1
Z(2)=(T2+2*T1)/3
である。
このようなフィルタ処理の出力は、複数回の送受信動作のうち、後に行われた送受信動作ほど重み付けが大きくなるように各送受信動作における送受信時間Tを加算したものとなる。
図6(a)は、本実施形態に対する比較例でのフィルタ出力Z(n)を示している。この比較例においては、フィルタ処理開始条件の判定を行わず、無線LAN接続直後の送受信時間Tからフィルタ処理に掛けている。この結果、比較例では、初期の大きな送受信時間T(送受信時間T1=30msや、送受信時間T2=10ms)の影響が残るため、フィルタ出力が同期開始基準値である2ms以下となるまでに17回のフィルタ処理を要している。
これに対し、図6(b)は、フィルタ処理開始条件の判定を行って、送受信時間Tが安定度判定基準値である10msを下回ったタイミングでフィルタ処理を開始する本実施形態の実施例である。この場合には、初期の大きな送受信時間Tがフィルタ処理に掛けられないことで、11回目のフィルタ処理でフィルタ出力が同期開始基準値である2ms以下まで低下する。すなわち、フィルタ処理開始条件の判定期間(送受信時間T1、T2)を加味しても、図6(a)の比較例に対してフィルタ処理の終了までに要する時間を短縮することができる。
図6(c)は、フィルタ処理開始条件の安定度判定基準値をさらに低く(ここでは、5ms)とした場合の実施例である。この場合には、より早期に、すなわち5回目のフィルタ処理で、フィルタ出力が同期開始基準値である2ms以下まで低下するため、フィルタ処理の処理時間をより短縮することができる。
次に、時刻同期処理の制御部11の各部による制御手順について説明する。
図7は、時刻同期処理の制御手順を示すフローチャートである。
時刻同期処理が開始されると、クライアントパケット送信部113は、ダミークライアントパケットを通信部12により送信させる(ステップS101:送信ステップ)。また、サーバパケット受信部112は、当該ダミークライアントパケットに応じて時刻同期サーバ装置20から送信されたダミーサーバパケットが通信部12により受信されると、当該ダミーサーバパケットの情報を取得する(ステップS102)。
送受信時間取得部114は、ステップS101のダミークライアントパケットの送信からステップS102のダミーサーバパケットの受信までの送受信時間Tを取得する(ステップS103:送受信時間取得ステップ)。また、転送レート安定度判定部115は、ステップS103で取得された送受信時間Tが10ms未満であるか否か(すなわち、フィルタ処理開始条件を満たすか否か)を判定する(ステップS104:判定ステップ)。送受信時間Tが10ms以上であると判定された場合には(ステップS104で“NO”)、制御部11は、処理をステップS101に戻す。
送受信時間Tが10ms未満であると判定された場合には(ステップS104で“YES”)、クライアントパケット送信部113は、クライアントパケットを通信部12により送信させる(ステップS105)。また、サーバパケット受信部112は、当該クライアントパケットに応じて時刻同期サーバ装置20から送信されたサーバパケットが通信部12により受信されると、当該サーバパケットの情報を取得する(ステップS106)。また、送受信時間取得部114は、ステップS105のクライアントパケットの送信からステップS106のサーバパケットの受信までの送受信時間Tを取得する(ステップS107)。
フィルタ処理部116は、ステップS107で取得された送受信時間T(及び、2回目以降の処理においては、前回までのフィルタ出力)に基づいて、上述の数式(2)に従ってフィルタ出力Z(n)を算出するフィルタ処理を実行する(ステップS108)。
時刻情報抽出部117は、フィルタ処理の結果(フィルタ出力Z(n))が2ms以下であるか否か(すなわち、時刻同期開始条件を満たすか否か)を判定し(ステップS109)、フィルタ出力Z(n)が2ms以下であると判定された場合には(ステップS109で“YES”)、最後に送受信されたクライアントパケット及びサーバパケットに係る時刻t1~t4を抽出する。そして、内部時刻設定部118は、抽出された時刻t1~t4に基づいて、数式(1)に従って時刻同期クライアント装置10の内部時刻の時刻ずれΔtを算出し、当該時刻ずれΔtが0となるように内部時刻を補正する(ステップS110:時刻情報取得ステップ)。
なお、ステップS110の処理では、算出された時刻ずれΔtが所定時間を越えている場合にのみ内部時刻を補正し、時刻ずれΔtが所定時間以内である場合には内部時刻の補正を省略するようにしても良い。
フィルタ出力Z(n)が2msより大きいと判定された場合には(ステップS109で“NO”)、時刻情報抽出部117は、処理をステップS105に戻す。
ステップS110の処理が終了すると、制御部11は、時刻同期処理を終了させる。
以上のように、本実施形態の無線通信装置としての時刻同期クライアント装置10は、無線通信により情報の送信及び受信を行う通信部12と、制御部11と、を備え、制御部11は、通信部12により、基準時刻に係る時刻情報を有する時刻マスタ装置としての時刻同期サーバ装置20に対してクライアントパケット(第1情報)を送信する送信動作を行わせ(送信制御手段)、通信部12がクライアントパケットを送信してから、時刻同期サーバ装置20によりクライアントパケットに応じて送信されたサーバパケット(第2情報)を通信部12が受信するまでの送受信時間Tを取得し(送受信時間取得手段)、取得された送受信時間Tが、当該送受信時間Tの短さに係る所定のフィルタ処理開始条件(送受信時間条件)を満たすか否かを判定し(判定手段)、送受信時間Tがフィルタ処理開始条件を満たすと判定された場合に、時刻同期サーバ装置20から送信され通信部12により受信された情報に含まれる時刻情報を取得する(時刻情報取得手段)。
このような構成によれば、フィルタ処理開始条件を満たすか否かの判定によって、パケットの再送頻度が低下してパケットの転送レートが安定しているか否かを判定することができ、転送レートが安定してパケットの送受信時間Tが十分に短くなった状況下において、時刻同期に用いる時刻情報を取得することができる。このようにして取得された時刻情報に基づいて、時刻同期クライアント装置10の内部時刻と基準時刻との時刻ずれΔtを算出することで、時刻ずれΔtに含まれる誤差を低減させることができる。よって、上記構成によれば、より高精度な時刻同期が可能な時刻情報を取得することができる。
また、制御部11は、送受信時間Tが所定の第1基準値未満である場合に当該送受信時間Tがフィルタ処理開始条件を満たすと判定する(判定手段)。これにより、送受信時間Tと第1基準値との大小関係を比較する簡易な処理でフィルタ処理開始条件を満たすか否か(すなわち、転送レートが安定しているか否か)の判定を行うことができる。
また、クライアントパケットは、時刻同期サーバ装置20から当該無線通信装置に時刻情報を送信するように要求するための情報であり、サーバパケットは、時刻情報を含む情報であり、制御部11は、通信部12により受信されたサーバパケットに含まれる時刻情報を取得する(時刻情報取得手段)。このような構成によれば、時刻情報の取得に用いられるパケットをダミーとして用いて、転送レートの安定度の判定に用いることができる。すなわち、時刻同期のためのプロトコルにおいて実行されるパケットの転送動作を、レートの安定度の判定にそのまま利用することができるため、簡易にフィルタ処理開始条件を満たすか否かの判定を行うことができる。
また、制御部11は、送受信時間Tがフィルタ処理開始条件を満たすと判定された場合に、通信部12により再度送信動作を行わせ(送信制御手段)、当該送信動作により送信されたクライアントパケットに応じて時刻同期サーバ装置20から送信され、通信部12により受信されたサーバパケットに含まれる時刻情報を取得する(時刻情報取得手段)。これによれば、より確実に、パケットの送受信時間Tが十分に短くなった状況下において、時刻同期に用いる時刻情報を取得することができる。
また、制御部11は、送受信時間Tがフィルタ処理開始条件を満たすと判定された場合に、通信部12により送信動作を複数回行わせ(送信制御手段)、複数回の送信動作の各々について送受信時間Tを取得し(送受信時間取得手段)、複数回の送信動作に対応する複数の送受信時間Tが所定の時刻同期開始条件を満たす場合にサーバパケットに含まれる時刻情報を取得する(時刻情報取得手段)。具体的には、制御部11は、複数の送受信時間Tをフィルタ処理に掛けた結果が所定の時刻同期開始条件を満たす場合に時刻情報を取得する。これによれば、送受信時間Tが時刻同期開始条件を満たすまでさらに低下してから時刻ずれΔtの算出が行われるため、時刻ずれΔtに含まれる誤差をさらに小さくすることができる。また、初期のパケットをダミーとしてフィルタ処理開始条件の判定に用い、フィルタ処理開始条件が満たされた後に(すなわち、十分に送受信時間Tが減少した段階で)フィルタ処理を開始することで、フィルタ処理の処理時間、ひいては時刻同期処理の処理時間を短縮することができる。
また、制御部11は、複数回の送信動作のうち後に行われた送信動作ほど重み付けが大きくなるように複数回の送信動作の各々に対応する送受信時間Tを加算した値が、所定の第2基準値以下である場合に、複数の送受信時間Tが時刻同期開始条件を満たすと判定する(時刻情報取得手段)。このようなフィルタ処理によれば、送受信時間Tが安定して短くなっているか否かを簡易な処理で判定することができる。また、このようなフィルタ処理では、送受信時間Tが大きいタイミングからフィルタ処理に掛けると、フィルタ処理の結果が第2基準値以下に低下するまでに長時間を要してしまうが、本実施形態のように、送受信時間Tが大きい初期のパケットをダミーとしてフィルタ処理開始条件の判定に用い、フィルタ処理開始条件が満たされた後に(すなわち、十分に送受信時間Tが減少した段階で)フィルタ処理を開始することで、フィルタ処理の処理時間、ひいては時刻同期処理の処理時間を短縮することができる。
また、制御部11は、取得された時刻情報に基づいて、時刻同期クライアント装置10の内部時刻の基準時刻からの時刻ずれΔtを取得する(時刻ずれ取得手段)。これによれば、より誤差の少ない時刻ずれΔtを取得することができる。
また、制御部11は、時刻同期クライアント装置10の内部時刻での通信部12によるクライアントパケットの送信時刻(時刻t1)及びサーバパケットの受信時刻(時刻t4)と、基準時刻での時刻同期サーバ装置20によるクライアントパケットの受信時刻(時刻t2)及びサーバパケットの送信時刻(時刻t3)と、を時刻情報として取得し(時刻情報取得手段)、取得された時刻情報に基づいて、内部時刻の基準時刻からの時刻ずれΔtを取得する(時刻ずれ取得手段)。これにより、時刻同期クライアント装置10側でのサーバパケットの受信時刻(内部時刻)を、時刻同期サーバ装置20側でのサーバパケットの送信時刻(基準時刻)に合わせる単純なプロトコルと比較して、装置間のパケットの転送時間や、時刻同期サーバ装置20におけるパケットの処理時間などを考慮した高精度な時刻同期を行うことができる。
また、制御部11は、取得された内部時刻の時刻ずれΔtを補正する(時刻ずれ補正手段)。これにより、時刻同期クライアント装置10と時刻同期サーバ装置20との間で高精度な時刻同期を行うことができる。
また、制御部11は、取得された時刻ずれΔtが所定時間を越える場合に、内部時刻の時刻ずれΔtの補正を行う(時刻ずれ補正手段)。これによれば、時刻ずれΔtが小さい場合に時刻ずれΔtの補正処理(時刻同期処理)を省略することで、必要以上に制御部11の処理負担が増大するのを抑制することができる。
また、クライアントパケット及びサーバパケットは、NTPのパケットフォーマットに従ったパケットデータである。これにより、NTPにおけるパケットの送受信動作を利用して転送レートの安定度を判定することができ、また、NTPによる高精度な時刻同期を行うことができる。
また、本実施形態のプログラムP1は、通信部12を備えた時刻同期クライアント装置10に設けられたコンピュータとしての制御部11を、通信部12により、基準時刻に係る時刻情報を有する時刻同期サーバ装置20に対してクライアントパケットを送信する送信動作を行わせる送信制御手段、通信部12がクライアントパケットを送信してから、時刻同期サーバ装置20によりクライアントパケットに応じて送信されたサーバパケットを通信部12が受信するまでの送受信時間Tを取得する送受信時間取得手段、送受信時間取得手段により取得された送受信時間Tが、当該送受信時間Tの短さに係る所定のフィルタ処理開始条件を満たすか否かを判定する判定手段、判定手段により送受信時間Tがフィルタ処理開始条件を満たすと判定された場合に、時刻同期サーバ装置20から送信され通信部12により受信された情報に含まれる時刻情報を取得する時刻情報取得手段、として機能させる。このようなプログラムに従って時刻同期クライアント装置10を動作させることで、パケットの再送頻度が低下してパケットの転送レートが安定し、パケットの送受信時間Tが十分に短くなった状況下において、時刻同期に用いる時刻情報を取得することができる。よって、より高精度な時刻同期が可能な時刻情報を取得することができる。
また、本実施形態の時刻取得方法は、通信部12により、基準時刻に係る時刻情報を有する時刻同期サーバ装置20に対してクライアントパケットを送信する送信動作を行わせる送信ステップ、通信部12がクライアントパケットを送信してから、時刻同期サーバ装置20によりクライアントパケットに応じて送信されたサーバパケットを通信部12が受信するまでの送受信時間Tを取得する送受信時間取得ステップ、送受信時間取得ステップにおいて取得された送受信時間Tが、当該送受信時間Tの短さに係る所定のフィルタ処理開始条件を満たすか否かを判定する判定ステップ、判定ステップにおいて送受信時間Tがフィルタ処理開始条件を満たすと判定された場合に、時刻同期サーバ装置20から送信され通信部12により受信された情報に含まれる時刻情報を取得する時刻情報取得ステップ、を含む。このような方法によれば、パケットの再送頻度が低下してパケットの転送レートが安定し、パケットの送受信時間Tが十分に短くなった状況下において、時刻同期に用いる時刻情報を取得することができる。よって、より高精度な時刻同期が可能な時刻情報を取得することができる。
以上の説明では、本発明に係るプログラムP1のコンピュータ読み取り可能な媒体として記憶部11cのHDD、SSDを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリや、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、フィルタ処理開始条件を、送受信時間Tが所定の安定度判定基準値(上記実施形態では、10ms)未満であること、とする例を用いて説明したが、これに限られない。フィルタ処理開始条件は、送受信時間Tが安定度判定基準値を所定回数(例えば2回)連続して下回ること、などとしても良い。
また、上記実施形態では、送受信時間Tがフィルタ処理開始条件を満たした場合にさらにフィルタ処理を行い、その後フィルタ出力が所定値以下となった段階で時刻ずれΔtを算出する例を用いて説明したが、これに限られない。例えば、送受信時間Tがフィルタ処理開始条件を満たした場合に、フィルタ処理を省略して、次のクライアントパケット及びサーバパケットの送受信動作に係る時刻t1~時刻t4に基づいて時刻ずれΔtを算出しても良い。あるいは、送受信時間Tがフィルタ処理開始条件を満たした場合に、直近で既に送受信されているクライアントパケット及びサーバパケットの送受信動作に係る時刻t1~時刻t4に基づいて時刻ずれΔtを算出しても良い。
また、上記実施形態では、フィルタ処理開始条件の判定のために、NTPのパケットフォーマットに従ったクライアントパケット及びサーバパケットと同一内容のパケットデータを使用する例を挙げて説明したが、これに限られない。フィルタ処理開始条件の判定に用いるデータは、時刻同期クライアント装置10から送信されて時刻同期サーバ装置20により受信される任意のフォーマットのクライアントデータ、及び時刻同期サーバ装置20において当該クライアントデータが受信された直後に送信される任意のフォーマットのサーバデータを用いることができる。したがって、基準時刻に係る時刻情報が含まれていないデータをフィルタ処理開始条件の判定に用いても良い。
また、NTP以外の時刻同期のプロトコル、例えば、時刻同期クライアント装置10側でのサーバパケットの受信時刻(内部時刻)を、時刻同期サーバ装置20側でのサーバパケットの送信時刻(基準時刻)に合わせるプロトコルなどにおいて本発明を適用しても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
無線通信により情報の送信及び受信を行う送受信手段と、
前記送受信手段により、基準時刻に係る時刻情報を有する時刻マスタ装置に対して所定の第1情報を送信する送信動作を行わせる送信制御手段と、
前記送受信手段が前記第1情報を送信してから、前記時刻マスタ装置により前記第1情報に応じて送信された第2情報を前記送受信手段が受信するまでの送受信時間を取得する送受信時間取得手段と、
前記送受信時間取得手段により取得された前記送受信時間が、当該送受信時間の短さに係る所定の送受信時間条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記送受信時間が前記送受信時間条件を満たすと判定された場合に、前記時刻マスタ装置から送信され前記送受信手段により受信された情報に含まれる前記時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、
を備えることを特徴とする無線通信装置。
<請求項2>
前記判定手段は、前記送受信時間が所定の第1基準値未満である場合に当該送受信時間が前記送受信時間条件を満たすと判定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
<請求項3>
前記第1情報は、前記時刻マスタ装置から当該無線通信装置に前記時刻情報を送信するように要求するための情報であり、
前記第2情報は、前記時刻情報を含む情報であり、
前記時刻情報取得手段は、前記送受信手段により受信された前記第2情報に含まれる前記時刻情報を取得する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信装置。
<請求項4>
前記送信制御手段は、前記判定手段により前記送受信時間が前記送受信時間条件を満たすと判定された場合に、前記送受信手段により再度前記送信動作を行わせ、
前記時刻情報取得手段は、当該送信動作により送信された前記第1情報に応じて前記時刻マスタ装置から送信され、前記送受信手段により受信された前記第2情報に含まれる前記時刻情報を取得する、
ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
<請求項5>
前記送信制御手段は、前記判定手段により前記送受信時間が前記送受信時間条件を満たすと判定された場合に、前記送受信手段により前記送信動作を複数回行わせ、
前記送受信時間取得手段は、前記複数回の送信動作の各々について前記送受信時間を取得し、
前記時刻情報取得手段は、前記複数回の送信動作に対応する複数の前記送受信時間が所定の時刻同期開始条件を満たす場合に前記第2情報に含まれる前記時刻情報を取得する、
ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
<請求項6>
前記時刻情報取得手段は、前記複数回の送信動作のうち後に行われた送信動作ほど重み付けが大きくなるように前記複数回の送信動作の各々に対応する前記送受信時間を加算した値が、所定の第2基準値以下である場合に、前記複数の送受信時間が前記時刻同期開始条件を満たすと判定することを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
<請求項7>
前記時刻情報取得手段により取得された前記時刻情報に基づいて、当該無線通信装置の内部時刻の前記基準時刻からの時刻ずれを取得する時刻ずれ取得手段を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の無線通信装置。
<請求項8>
前記時刻情報取得手段は、当該無線通信装置の内部時刻での前記送受信手段による前記第1情報の送信時刻及び前記第2情報の受信時刻と、前記基準時刻での前記時刻マスタ装置による前記第1情報の受信時刻及び前記第2情報の送信時刻と、を前記時刻情報として取得し、
当該無線通信装置は、前記時刻情報取得手段により取得された前記時刻情報に基づいて、前記内部時刻の前記基準時刻からの時刻ずれを取得する時刻ずれ取得手段を備えることを特徴とする請求項3から6のいずれか一項に記載の無線通信装置。
<請求項9>
前記時刻ずれ取得手段により取得された前記内部時刻の前記時刻ずれを補正する時刻ずれ補正手段を備えることを特徴とする請求項7又は8に記載の無線通信装置。
<請求項10>
前記時刻ずれ補正手段は、前記時刻ずれ取得手段により取得された前記時刻ずれが所定時間を越える場合に、前記内部時刻の前記時刻ずれの補正を行うことを特徴とする請求項9に記載の無線通信装置。
<請求項11>
前記第1情報及び前記第2情報は、NTPのパケットフォーマットに従ったパケットデータであることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の無線通信装置。
<請求項12>
無線通信により情報の送信及び受信を行う送受信手段を備えた無線通信装置に設けられたコンピュータを、
前記送受信手段により、基準時刻に係る時刻情報を有する時刻マスタ装置に対して所定の第1情報を送信する送信動作を行わせる送信制御手段、
前記送受信手段が前記第1情報を送信してから、前記時刻マスタ装置により前記第1情報に応じて送信された第2情報を前記送受信手段が受信するまでの送受信時間を取得する送受信時間取得手段、
前記送受信時間取得手段により取得された前記送受信時間が、当該送受信時間の短さに係る所定の送受信時間条件を満たすか否かを判定する判定手段、
前記判定手段により前記送受信時間が前記送受信時間条件を満たすと判定された場合に、前記時刻マスタ装置から送信され前記送受信手段により受信された情報に含まれる前記時刻情報を取得する時刻情報取得手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
<請求項13>
無線通信により情報の送信及び受信を行う送受信手段を備えた無線通信装置における時刻取得方法であって、
前記送受信手段により、基準時刻に係る時刻情報を有する時刻マスタ装置に対して所定の第1情報を送信する送信動作を行わせる送信ステップ、
前記送受信手段が前記第1情報を送信してから、前記時刻マスタ装置により前記第1情報に応じて送信された第2情報を前記送受信手段が受信するまでの送受信時間を取得する送受信時間取得ステップ、
前記送受信時間取得ステップにおいて取得された前記送受信時間が、当該送受信時間の短さに係る所定の送受信時間条件を満たすか否かを判定する判定ステップ、
前記判定ステップにおいて前記送受信時間が前記送受信時間条件を満たすと判定された場合に、前記時刻マスタ装置から送信され前記送受信手段により受信された情報に含まれる前記時刻情報を取得する時刻情報取得ステップ、
を含むことを特徴とする時刻情報取得方法。
1 無線通信システム
10 時刻同期クライアント装置(無線通信装置)
11 制御部
12 通信部(送受信手段)
20 時刻同期サーバ装置(時刻マスタ装置)
21 制御部
22 通信部
111 時刻同期クライアント制御部
112 サーバパケット受信部
113 クライアントパケット送信部(送信制御手段)
114 送受信時間取得部(送受信時間取得手段)
115 転送レート安定度判定部(判定手段)
116 フィルタ処理部
117 時刻情報抽出部(時刻情報取得手段)
118 内部時刻設定部(時刻ずれ取得手段、時刻ずれ補正手段)
211 時刻同期サーバ制御部
212 クライアントパケット受信部
213 サーバパケット送信部
214 基準時刻生成部
215 時刻情報挿入部
P1、P2 プログラム
T 送受信時間

Claims (6)

  1. 無線通信により情報の送信及び受信を行う送受信手段と、
    前記送受信手段により、基準時刻に係る時刻情報を有する時刻マスタ装置に対して所定の第1情報を送信する送信動作を行わせる送信制御手段と、
    前記送受信手段が前記第1情報を送信してから、前記時刻マスタ装置により前記第1情報に応じて送信された前記時刻情報を含む第2情報を前記送受信手段が受信するまでの送受信時間を取得する送受信時間取得手段と、
    前記送受信時間取得手段により取得された前記送受信時間が、当該送受信時間の短さに係る所定の送受信時間条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記送受信時間が前記送受信時間条件を満たすと判定された場合に、前記時刻マスタ装置から送信され前記送受信手段により受信された情報に含まれる前記時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、
    を備え、
    前記送信制御手段は、前記判定手段により前記送受信時間が前記送受信時間条件を満たすと判定された場合に、前記送受信手段により再度前記送信動作を行わせ、
    前記時刻情報取得手段は、前記再度の送信動作により送信された前記第1情報に応じて前記時刻マスタ装置から送信され、前記送受信手段により受信された前記第2情報に含まれる前記時刻情報を取得する、
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記判定手段は、前記送受信時間が所定の第1基準値未満である場合に当該送受信時間が前記送受信時間条件を満たすと判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記時刻情報取得手段により取得された前記時刻情報に基づいて、当該無線通信装置の内部時刻の前記基準時刻からの時刻ずれを取得する時刻ずれ取得手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記第1情報及び前記第2情報は、NTPのパケットフォーマットに従ったパケットデータである、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の無線通信装置。
  5. 無線通信により情報の送信及び受信を行う送受信手段を備えた無線通信装置に設けられたコンピュータを、
    前記送受信手段により、基準時刻に係る時刻情報を有する時刻マスタ装置に対して所定の第1情報を送信する送信動作を行わせる送信制御手段、
    前記送受信手段が前記第1情報を送信してから、前記時刻マスタ装置により前記第1情報に応じて送信された前記時刻情報を含む第2情報を前記送受信手段が受信するまでの送受信時間を取得する送受信時間取得手段、
    前記送受信時間取得手段により取得された前記送受信時間が、当該送受信時間の短さに係る所定の送受信時間条件を満たすか否かを判定する判定手段、
    前記判定手段により前記送受信時間が前記送受信時間条件を満たすと判定された場合に、前記時刻マスタ装置から送信され前記送受信手段により受信された情報に含まれる前記時刻情報を取得する時刻情報取得手段、
    として機能させ、
    前記送信制御手段は、前記判定手段により前記送受信時間が前記送受信時間条件を満たすと判定された場合に、前記送受信手段により再度前記送信動作を行わせ、
    前記時刻情報取得手段は、前記再度の送信動作により送信された前記第1情報に応じて前記時刻マスタ装置から送信され、前記送受信手段により受信された前記第2情報に含まれる前記時刻情報を取得する、
    ことを特徴とするプログラム。
  6. 無線通信により情報の送信及び受信を行う送受信手段を備えた無線通信装置が実行する時刻情報取得方法であって、
    前記送受信手段により、基準時刻に係る時刻情報を有する時刻マスタ装置に対して所定の第1情報を送信する送信動作を行わせる送信制御ステップと、
    前記送受信手段が前記第1情報を送信してから、前記時刻マスタ装置により前記第1情報に応じて送信された前記時刻情報を含む第2情報を前記送受信手段が受信するまでの送受信時間を取得する送受信時間取得ステップと、
    前記送受信時間取得ステップで取得された前記送受信時間が、当該送受信時間の短さに係る所定の送受信時間条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記送受信時間が前記送受信時間条件を満たすと判定された場合に、前記時刻マスタ装置から送信され前記送受信手段により受信された情報に含まれる前記時刻情報を取得する時刻情報取得ステップと、
    を有し、
    前記送信制御ステップは、前記判定ステップで前記送受信時間が前記送受信時間条件を満たすと判定された場合に、前記送受信手段により再度前記送信動作を行わせ、
    前記時刻情報取得ステップは、前記再度の送信動作により送信された前記第1情報に応じて前記時刻マスタ装置から送信され、前記送受信手段により受信された前記第2情報に含まれる前記時刻情報を取得する、
    ことを特徴とする時刻情報取得方法。
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