JP7113316B2 - 宅配ボックスの寸法測定装置 - Google Patents

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Description

本開示は、宅配ボックスの寸法測定装置に関する。
従来から、特許文献1に記載されているように、不特定の人が利用可能な公衆の場所に設置され、複数の収容室(収容部)を有する宅配ボックスが知られている。この宅配ボックスは、不特定の多数の人が宅配物を発送するために利用できる。発送人が、宅配ボックスの測定装置の収容部に宅配物を入れると、寸法測定装置により宅配物の寸法が測定される。これにより、二種類の大きさの宅配物収納部のうち、最適な宅配物収納部が選択され、その扉が自動的に開く。発送人はその宅配物収納部に宅配物を収納する。
特許文献2には、宅配物等の被測定物の寸法を測定する装置であって、被測定物を収容する収容室と、収容室内を撮像する撮像部と、撮像部で撮像された画像の情報に基づいて画像処理を行って被測定物の寸法を測定する画像処理部とを備える装置が記載されている。
特開2017-116482号公報 特開2017-150908号公報
特許文献2に記載された寸法測定装置によれば、被測定物の寸法を、撮像部で撮像した画像から自動で測定できる。このような寸法測定装置では、被測定物の寸法測定のために、被測定物を収容室の奥角に沿わせて置く必要がある。このとき、奥角の隅部に接する下面、及び左右2つの側面が同じ色で、同じ模様である場合に、同系色で同程度の模様の被測定物を収容室に配置した場合に、下面及び各側面の境界が認識されにくくなる。これにより、被測定物の精度のよい寸法計測を行うことが困難である。
本開示の目的は、収容室に収容された被測定物の寸法を高精度に測定できる宅配ボックスの寸法測定装置を提供することである。
本開示の宅配ボックスの寸法測定装置は、被測定物を出し入れ可能に収容する収容室と、収容室に奥角に添わせて収容される被測定物の画像を撮像する撮像部と、撮像部で撮像された画像の情報に基づいて画像処理を行ない被測定物の寸法を測定する画像処理部と、を備え、収容室の内部の下面部、及び奥角の隅部に接する左右2つの側面部は、色及び模様の少なくとも一方で、互いに異なっている。
本開示に係る宅配ボックスの寸法測定装置によれば、収容室に奥角に沿わせて被測定物を置いた状態で、画像処理部が、収容室の内部の下面部及び2つの側面部の少なくとも1つと被測定物との境界を認識しやすくなる。これにより、収容室に収容された被測定物の寸法を高精度に測定できる。
本開示の実施形態の寸法測定装置を備える宅配ボックスの斜視図である。 寸法測定装置の収容室の1例を示す斜視図である。 本開示の実施形態の寸法測定装置の構成図である。 図2に示す収容室を、図2とは異なる角度から見て模式的に示す斜視図である。 収容室に奥角に沿わせて被測定物を置いた状態を撮影した撮影画像を示す図である。 実施形態の被測定物の寸法測定の方法を示すフローチャートである。 実施形態の別例の寸法測定のための測定用画像の生成手順において生成された荷物なし画像(画像A)を示す図である。 実施形態の別例の寸法測定のための測定用画像の生成手順において生成された荷物あり画像(画像B)を示す図である。 図7の画像と図8の画像との差分から生成された画像(画像C)を示す図である。 図9の画像において、収容室内の3面の各画像からエッジを検出する方法を示す図である。 図10において、検出されたエッジを強調して示す図である。 図11において、被測定物付近の画像を拡大して示す図である。 実施形態の別例において、収容室の下面部を上から見た図である。 実施形態の別例において、収容室の下面部を上から見た図である。
以下、図面を用いて本開示の実施形態を説明する。以下で説明する形状及び個数は、説明のための例示であって、寸法測定装置を含む宅配ボックスの仕様に応じて適宜変更することができる。以下ではすべての図面において同等の要素には同一の符号を付して説明する。また、本文中の説明においては、必要に応じてそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
以下の説明及び図面で、Rは、宅配ボックスに向かって見た場合の右側であり、Lは、同じく左側であり、Fは、宅配ボックスの正面側であり、Bは、宅配ボックスの裏側である。R及びLを結ぶ方向と、F及びBを結ぶ方向とは互いに直交する。
図1は、本開示の実施形態の寸法測定装置20を含む宅配ボックス12の斜視図である。図2は、寸法測定装置20の計測用収容室51の1例を示す斜視図である。宅配ボックス12は、不特定の人が利用可能な公衆の場所に設置され不特定の多数の人が宅配物を発送するために利用できる。
図1に示すように、宅配ボックス12は、略直方体状の外装体(本体)13、複数の宅配用収容室14a、14b、各宅配用収容室14の開口を開閉する扉15、寸法測定装置20、及び、操作パネル部16を含む。以下、寸法測定装置20は、測定装置20と記載する場合がある。宅配用収容室14a、14bは、外装体13の左側Lに上下に並んで配置され、荷物91(図2)を出し入れ可能に収容する箱状である。実施形態では、荷物91は、外形が直方体の宅配物である。荷物91は、被測定物に相当する。
扉15は、宅配用収容室14a、14bの正面側Fの開口を塞いでいる。扉15は、宅配ボックス12に取り付けられる片開き型であり、上下方向の軸(図示せず)を中心として揺動することで、宅配用収容室14a、14bの開口を開閉可能である。宅配用収容室14a、14bの扉15は、電気錠18(図3)で施錠される。電気錠18は、後述の操作表示部17におけるユーザの操作等によって解錠される。
なお、電気錠18は、バーコード、QRコード(登録商標)、スマートフォン等の携帯端末とのBluetooth(登録商標)等を用いた無線信号の送受信、電波または赤外線を用いたタッチレスキー、ICカード、テンキーでの入力等を用いて解除できる構成としてもよい。
また、宅配用収容室14a、14bの内部の底部には荷物センサ19(図2)が設けられる。荷物センサ19は、対応する宅配用収容室14a、14b内の宅配物等の荷物の有無を検知する。荷物センサ19は、例えば歪みゲージで構成される。歪みゲージは、金属抵抗材料を含み、金属抵抗材料は外部から圧縮力を加えられると縮み、その抵抗値は減少する。荷物センサ19の検知情報は、宅配ボックス12の制御装置30(図3)に送信される。
制御装置30は、該電気信号に基づいて宅配用収容室14内に配置された荷物の重量から、荷物の有無を検知し、荷物が検知された場合には荷物検知情報に変換する。荷物センサ19で検知された情報は、制御装置30ではなく、荷物センサ用制御部(図示せず)に送信されてもよい。この場合には、荷物センサ用制御部が、荷物センサ19の検知情報を荷物検知情報に変換する。荷物センサ19は、宅配用収容室14内に設けられ、赤外線センサ等の光センサによって宅配用収容室14内の荷物の有無を検出する構成であってもよい。
測定装置20は、外装体13の右側Rの下半部に配置され、計測用収容室51(図2)と、計測用収容室51の正面側Fの開口を開閉可能に塞ぐ扉52とを有する。この扉52の構成及び機能は、宅配用収容室14の扉15と同様である。
さらに、計測用収容室51の内部の底部には、重量測定部78(図2)が配置される。重量測定部78は、例えば上面に上下方向に移動可能な可動部を有し、可動部は、下側の固定部との間に弾性部材(図示せず)を有する。荷物91の重量が大きくなるほど、可動部は弾性部材の弾力に逆らって下側に移動する。これにより、可動部の上下方向の位置から荷物91の重量が測定される。測定された重量は、計測用収容室51の上部に露出するパネル部76に設けられた重量表示部77で表示される。重量表示部77は、例えば液晶表示部により構成される。可動部の上面が、計測用収容室51の底面に相当する。重量測定部78は、測定された重量が所定値以上の場合に、計測用収容室51に荷物91があることを検出する荷物センサとしても機能する。計測用収容室51の扉52は施錠しない構成としてもよい。測定装置20の構成は、後で詳しく説明する。
操作パネル部16は、外装体13において、測定装置20の上側に配置される。操作パネル部16には、操作表示部17、バーコードリーダ72、ICカードリーダ73、プリンタ74、及びセキュリティカメラ75が取り付けられる。
操作表示部17は、タッチパネルディスプレイ等により構成され、ユーザの操作による入力を受け付ける機能と、表示部の機能とを有する。操作表示部17には、例えば、メニュー画面が表示され、ユーザがメニュー画面で表示された複数の項目からタッチして選択したときに、制御装置30(図3)はその選択に応じた処理を実行する。例えば、メニュー画面には、寸法計測の開始のトリガーとなる「計測」が表示される。
バーコードリーダ72は、バーコードを有するユーザを特定するために設けられる。ICカードリーダ73は、決済部に相当する。例えばICカードリーダ73は、ユーザが持つICカードとの間で無線信号を送受信して電子マネーの決済を行う。なお、操作表示部17の代わりに、液晶ディスプレイ(LCD)により構成される表示部と、テンキー等により構成される操作部とを有する構成としてもよい。また、ICカードリーダの代わりに、決済部として、テンキーでクレジットカードの識別番号及びパスワードを入力することにより決済される構成としてもよい。
宅配用収容室14a、14bの扉15は、バーコードリーダ72で読み込まれたバーコード、またはICカードリーダ73で読み込まれたICカードにより、解錠される構成としてもよい。プリンタ74は、宅配物の発送人が操作表示部17等を操作して、発送料金を決済した際に、決済情報が印刷されるようにしてもよい。セキュリティカメラ75は、宅配ボックス12の付近での不審者の有無を監視するために用いられる。
宅配業者の顧客である宅配物の発送人が、宅配ボックス12を用いて宅配物の発送依頼を行う場合に、次のようにして行ってもよい。例えば、発送人が、宅配ボックス12の操作表示部17に表示されたメニュー画面から「計測」の表示部を選択すると、測定装置20内が撮像部23(図3)により自動的に撮像され、その後、測定装置20の扉52が自動で開く。発送人が計測用収容室51に宅配物を収容し扉52を閉じると、測定装置20が、宅配物を撮像部23により撮像する。そして、画像処理部32(図3)が、撮像部23で撮像された画像の情報に基づいて、宅配物の寸法を測定する。測定装置20で測定された寸法の測定結果等は、操作表示部17に表示される。
発送人は、操作表示部17を使って発送先の住所等を入力した後、計測用収容室51から宅配物を取り出す。なお、発送人が、操作表示部17ではなく、インターネットを用いた事前予約等により、発送先の住所等を事前登録できる構成としてもよい。そして、発送人は、操作表示部17を用いて宅配用収容室14a、14bの1つを選択する。これによって、選択された宅配用収容室14a、14bの扉15が解錠され、扉15が自動的に開くので、発送人は、その宅配用収容室14a、14bに宅配物を収容する。宅配用収容室14a、14bに宅配物が収容されたことは荷物センサ19で検知される。その後、操作表示部17で発送料金が表示されるので、発送人は、その発送料金をICカードリーダ73等で決済する。図1では、宅配ボックス12が1つの計測用収容室51を備える場合を示しているが、計測用収容室51は複数個としてもよい。
宅配物が決済された場合には、宅配ボックス12から通信ネットワークを介して宅配業者の端末装置、発送人の端末装置、及び管理サーバに宅配物の発送依頼の情報が通知される。そこで、宅配業者が宅配ボックス12の設置場所に行き、該当する宅配用収容室14a、14bの扉15をあけて、宅配用収容室14a、14bから宅配物を取り出し、発送先への配送作業を行う。
次に、測定装置20を詳しく説明する。図3は、測定装置20の構成図である。測定装置20は、上記の計測用収容室51及び扉52と、撮像部23と、制御装置30とを含んでいる。制御装置30は、画像処理部32を有する。
計測用収容室51は、荷物91を出し入れ可能に収容する箱状である。上記で説明したように、計測用収容室51の正面側Fの開口は扉52で塞がれる。計測用収容室51の扉52は、電気錠で施解錠され、その電気錠が操作表示部17(図1)におけるユーザの操作等によって解錠される構成としてもよい。
図4は、図2に示す計測用収容室51を、図2とは異なる角度から見て模式的に示す斜視図である。計測用収容室51は、底板部53と、3つの側壁部である右壁部54、左壁部55、及び後壁部56と、天板部57とにより囲まれた直方体状の空間である。計測用収容室51の正面側Fには、扉52で塞がれる開口59が形成される。底板部53、各壁部54,55,56、及び天板部57は、いずれも矩形状である。底板部53の上面は下面部53aである。下面部53aには、宅配物である荷物91が置かれる。
右壁部54は、底板部53の右端から上方に延出される。後壁部56は、底板部53の後端から上方に延出される。左壁部55は、底板部53の左端から上方に延出される。後壁部56の計測用収容室51側の面は第1側面部56aである。右壁部54の計測用収容室51側の面は第2側面部54aである。
第1側面部56a、第2側面部54a及び下面部53aは、基準隅部58で交差する。第1側面部56a及び第2側面部54aは、基準隅部58に接する左右2つの側面部に相当する。基準隅部58は、計測用収容室51で荷物91を置く場合に、荷物91を押し込む位置であり、奥角に位置する。計測用収容室51では、奥角に沿わせて基準隅部58に合わせるように荷物91が置かれて、荷物91の下面、及び隣接する2つの側面との3面が、計測用収容室51の下面部53a、第1側面部56a、第2側面部54aにそれぞれほぼ接触する。このときの荷物91の位置が、寸法測定のために予め決定された所定位置である。
さらに、計測用収容室51の内面のうち、第1側面部56aと、第2側面部54aと、下面部53aとは、色及び模様の少なくとも一方で、互いに異なっている。これについて、図5を用いて、より具体的に説明する。図5は、計測用収容室51に奥角に沿わせて荷物91を置いた状態を撮影した撮影画像を示す図である。図5に示すように、第1側面部56aは、白色の一色である。一方、第2側面部54aは、黒色の一色である。下面部53aは、下地が白色で線が黒色の斜格子模様が表示されている。
図3、図4に示すように、撮像部23は、カメラ本体24と、照明装置25とを有する。カメラ本体24は、例えば計測用収容室51の開口側の上部における隅部であって、基準隅部58と対向する位置である左側Lの端部から荷物91を撮像するように、斜め下側に向けて配置される。カメラ本体24には、例えば画像を撮像するCCDカメラが用いられる。カメラ本体24は、画像を撮像するCMOSカメラであってもよい。カメラ本体24の動作は制御装置30により制御され、カメラ本体24は、計測用収容室51に収容される荷物91を撮像する。カメラ本体24で撮像された画像の情報は、制御装置30に送信される。カメラ本体24で撮像する画像はグレースケールでもよいし、カラーでもよい。画像がカラーの場合には、画像処理を行う際にグレースケール画像に変換する構成としてもよい。制御装置30は、例えば計測用収容室51の上端を構成する天板部57(図4)、または、図1に示す宅配ボックス12の操作表示部17の周辺に配置することができる。
照明装置25は、計測用収容室51の上部において、撮像部23の一部として、カメラ本体24に隣接してカメラ本体24と一体に配置される。照明装置25は、計測用収容室51の内部、特に下側部分を照明して明るくする。照明装置25は、制御装置30によりオンオフが制御される。照明装置25には、例えば白色LEDが用いられる。照明装置25には、蛍光灯や、電球や、他の色のLEDが用いられてもよい。なお、寸法測定装置は、撮像部23とは異なる装置として、計測用収容室51内を照明する照明装置が配置された構成としてもよい。
また、撮像部23は、計測用収容室51に荷物91が配置される前の状態で、予め下面部53a、第1側面部56a、第2側面部54aを撮像して、原画像を取得する。原画像の情報は、後述の制御装置30に送信され、制御装置30の記憶部35に記憶される。
図3に示すように、制御装置30は、例えばMCU(Micro Controller Unit)で構成される演算処理部31と、記憶部35とを含んで構成される。記憶部35は、RAM、ROM等であってもよい。演算処理部31は、記憶部35に予め記憶されたプログラム等を読み出して実行する機能を有する。記憶部35は、読み出したプログラムや処理データを一時的に記憶する機能と、制御プログラムや所定の閾値等を予め記憶する機能を有する。
制御装置30が、プログラムを実行することによって、本開示における装置、システム、または方法の主体の機能が実現される。演算処理部31は、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。例えば、演算処理部は、CPUであってもよい。演算処理部は、半導体集積回路(IC)、又はLSI(large scale integration)を含む1つまたは複数の電子回路で構成されてもよい。複数の電子回路は、1つのチップに集積されてもよいし、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に備えられていてもよい。記憶部として、光ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体が用いられてもよい。制御装置30には、記憶部として外部記憶装置が接続されてもよい。プログラムは、記録媒体に予め格納されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
制御装置30は、インターフェイス36も含んでいる。演算処理部31には、インターフェイス36を介して、操作表示部17(図1)が接続される。演算処理部には、インターフェイスを介して、パーソナルコンピュータ(PC)、入力装置、ディスプレイであるモニターのうち、少なくとも1つが接続されてもよい。
さらに、演算処理部31は、画像処理部32を含む。画像処理部32は、寸法測定部34を有する。寸法測定部34は、カメラ本体24で撮像された画像の情報に基づいて画像処理を行い、計測用収容室51(図2)に収容された荷物91の寸法を測定する。
図6は、実施形態における寸法測定の方法を示すフローチャートである。以下では、図1~5の符号を用いて説明する。ステップS10では、ユーザが計測用収容室51に荷物91を入れず扉52を閉じた状態で、操作表示部17のメニュー画面で「計測」の表示部を選択する。
これによって、制御装置30は、ステップS11において、その選択の操作をトリガーとして、撮像部23により計測用収容室51を撮影させ、その撮影画像により図7に示す荷物なし画像である画像Aを取得する。
次いで、図6のステップS12において、ユーザは、計測用収容室51の下面部53b上の基準隅部58(図4)の付近に、第1側面部56aと第2側面部54aとにほぼ接触するように、すなわち奥角に沿って、荷物91を置く。これによって、重量測定部78は、荷物91があることを検出し、その検出信号が制御装置30に送信される。
そして、ステップS13において、荷物91があることが検出された状態で扉52が閉められたときに、制御装置30が撮像部23により計測用収容室51と荷物91とを撮影させる。そして、制御装置30は、その撮影画像により、図8に示す荷物あり画像である画像Bを取得する。図8では、計測用収容室51に、ほぼ白色の直方体状の荷物91が配置された場合を示している。
その後、図6のステップS14において、制御装置30は、画像Aと画像Bとの差分から、図9に示すように、計測用収容室51及び荷物91のうち荷物91だけがある画像Cを作成する。画像Cでは、第1側面部56a、第2側面部54a及び下面部53aのそれぞれの面に沿うように形成された3つの矩形枠81,82,83が表示される。例えば3つの矩形枠81,82,83は、赤、青、緑等、互いに色が異なる実線により描かれる。矩形枠81,82,83は、制御装置30の画像処理部32が、荷物91の外形のエッジの位置を決定するために用いられる。
次いで、図6のステップS15において、第1側面部56a、第2側面部54a、下面部53aに対応する矩形枠81,82,83の面内の各画像で、画像内の変化部分を見つけてエッジを検出する。図10は、図9の画像Cにおいて、計測用収容室内の3面の各画像からエッジを検出する方法を示す図である。
画像処理部32は、第1側面部56a(図7)及び第2側面部54a(図7)に対応する2つの矩形枠81,82のそれぞれの面内において、複数の第1走査線E1、及び複数の第2走査線E2を用いて、荷物91から遠い側のエッジA2、A6から荷物91付近のエッジA4、A7に向けて、エッジA1の長さ方向に沿ってピクセルを走査する。そして、画像処理部32は、2つの矩形枠81,82のそれぞれの面内のそれぞれで画像内の輝度が変わる等の変化部分を見つけて、その位置を荷物のエッジT8a、T2aとして検出する。
また、画像処理部32は、下面部53a(図7)に対応する矩形枠83の面内において、複数の第3走査線E3、及び複数の第4走査線E4を用いて、荷物91から遠い側のエッジA9、A8から荷物91付近のエッジA7、A4に向けて、エッジA4、A7の長さ方向に沿ってピクセルを走査する。そして、画像処理部32は、矩形枠83の面内において、画像内の輝度が変わる等の変化部分を見つけて、その位置を荷物のエッジT5a、T4aとして検出する。
これとともに、画像処理部32は、荷物91について検出されたエッジT2a、T4a、T5a、T8aと、エッジT2a、T4a、T5a、T8aに隣接する部分との明度差に基づいて、荷物91と計測用収容室51の面との境界線を表すエッジを認識する。
図11は、図10において、荷物91について検出されたエッジT2a、T4a、T5a、T8aを強調して示す図である。図12は、図11において、荷物91付近の画像を拡大して示す図である。画像処理部32は、上記の荷物91のエッジを認識する際に、光の反射により計測用収容室の下面部に表れる荷物91の反射像92の線93(図12)と、計測用収容室51の下面部及び荷物91の実物との境界線との区別を行うために閾値を設定する。そして、画像処理部32は、撮像部23で撮像された画像のエッジとエッジに隣接する部分との明度の差が閾値を越えた場合に、エッジが荷物91の境界線を表すものと認識する。
図6のステップS16において、検出されたエッジから直方体の荷物91のエッジを決定し、それにより、測定用画像の生成が完了する。そして、ステップS17において、画像処理部32は、この測定用画像のエッジに基づいて荷物91の寸法を測定する。
このとき、例えば、検出されたエッジから算出される荷物91の外形と、事前に作成された3つの矩形枠81,82,83の各エッジの間の実際の寸法との比例関係から荷物91の寸法が測定されてもよい。
図12では、明度の違いを斜格子部D1と、斜線部D2と、砂地部D3と、斜格子部D1の内側の無地部D4とにより模式的に示している。斜格子部D1が最も暗く、斜線部D2、砂地部D3、無地部D4の順に明るくなり、無地部D4で最も明るくなっている。斜格子部D1の外側の無地部D5は、斜格子部D1と同様に最も暗くなっている。図面の簡略化のために、無地部D5は斜格子部としていない。また、斜格子部D1の内側の無地部D4と砂地部D3との明度の差は、砂地部D3と斜格子部D1との明度の差より大きくなっている。図12では、下面部に対応する矩形枠83の面内に光の反射により荷物91の反射像92の線93が表れている。
撮像部23で撮像された画像のエッジとエッジに隣接する部分との明度の差として、反射像92の線93を挟む両側の明度差は閾値を越えないが、荷物91の右下端のエッジT4aを挟む両側の明度差は閾値を越える。これにより、画像処理部32は、エッジT4aが荷物91の実際の境界線を表すものと認識する。
一方、画像処理部32がこのような認識を行わない場合には、反射像92の線93を、荷物91の境界を表すエッジと誤って認識する可能性がある。この場合には、線93を用いて生成された測定用画像が、実際の荷物の外形を表さず、その測定用画像を用いて荷物の寸法を計測するときに、その計測精度が悪化する。図6にその手順を示した本例の構成によれば、このような不都合を防止でき、荷物91の寸法の測定精度を向上できる。
なお、図12では、荷物91の左上端のエッジT8aの両側はいずれも最も暗い部分となっており、明度差が小さいため、エッジT8aを、荷物91の境界を表すエッジと認識しにくい可能性がある。一方、荷物91の右上端のエッジT2aの両側の明度差は大きくなっており、エッジT2aを精度よく検出できるので、エッジT2aと計測用収容室のエッジA1との交点、及び計測用収容室のエッジA4との平行関係等から、エッジT8aを計算で求めやすい。
特に、本例の構成では、荷物91がほぼ白色である一方、第2側面部54a(図7)が黒色であり、荷物91との境界であるエッジT2aが目立ちやすくなる。これにより、画像処理部32が、荷物の実際の境界を表すエッジT2aを認識しやすくなる。このため、測定用画像のエッジを用いて荷物91の寸法を測定するときに、その寸法を高精度に測定できる。
また、下面部53a(図7)が斜格子模様であり、これによっても荷物91との境界であるエッジT4a、T5aが比較的目立ちやすくなる。このため、画像処理部32が、荷物91の実際の境界を表すエッジT4a、T5aを認識しやすくなる。したがって、これによっても、測定用画像のエッジを用いて荷物91の寸法を測定するときに、その寸法を高精度に測定できる。
なお、画像処理部32で処理する画像は、カラー画像であっても、グレースケール画像であってもよい。グレースケール画像の場合でも、例えば荷物91と計測用収容室内の側面部または下面部とが、色及び模様の少なくとも一方で違いがあれば、画像処理部32で荷物91のエッジを認識しやすくなり、その違いが大きくなるほどエッジをより認識しやすくなる。また、測定用画像が生成された後、エッジの歪が原画像を用いて補正されるようにしてもよい。このとき、予め下面部、第1側面部、及び第2側面部に直線部を含むマーカーが描かれており、そのマーカー等を用いて画像における歪が補正されるようにしてもよい。
上記のように荷物91の寸法測定が行われた後は、図6のステップS18において、制御装置30は荷物91の寸法の測定結果を、操作表示部17に表示させる。制御装置30は、その寸法の測定結果を用いて、荷物91の発送料金を算出してもよい。また、その寸法の測定結果を用いて荷物91の容積が算出されてもよい。
図13、図14は、実施形態の別例の2例において、計測用収容室の下面部53b、53cを上から見た図である。図13に示す下面部53bは、複数の黒地の正方形と、複数の白地の正方形との組み合わせからなる市松模様となっている。図13に示す下面部53cは、それぞれのエッジA4,A7~A9に平行または直角な複数の直線からなる格子模様となっている。図13、図14の各例において、その他の構成及び作用は、図1~図12の構成と同様である。
計測用収容室内の基準隅部58で交わる3面の色、模様は、上記の各例に限定するものではなく種々の形態を採用できる。例えば、色は、白、黒に限定せず、赤、青、黄色等の種々の色を採用できる。模様も、砂地模様、平行線模様、曲線模様等、種々の模様を採用できる。また、基準隅部58で交わる3面のうち、2面または3面は、互いに色と模様との両方で異なるようにしてもよい。また、基準隅部58で交わる3面のうち、2面は互いに補色となる色、すなわち180度色相が異なる色としてもよい。
12 宅配ボックス、13 外装体、14a,14b 宅配用収容室、15 扉、16 操作パネル部、17 操作表示部、18 電気錠、19 荷物センサ、20 寸法測定装置(測定装置)、23 撮像部、24 カメラ本体、25 照明装置、30 制御装置、31 演算処理部、32 画像処理部、34 寸法測定部、35 記憶部、36 インターフェイス、51 計測用収容室、52 扉、53 底板部、53a,53b,53c 下面部、54 右壁部、54a 第2側面部、55 左壁部、56 後壁部、56a 第1側面部、57 天板部、58 基準隅部、81,82,83 矩形枠、91 荷物、92 反射像、93 線。

Claims (2)

  1. 被測定物を出し入れ可能に収容する収容室と、
    前記収容室に奥角に添わせて収容される前記被測定物の画像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部で撮像された画像の情報に基づいて画像処理を行ない前記被測定物の寸法を測定する画像処理部と、を備え、
    前記収容室の内部の下面部、及び奥角の隅部に接する左右2つの側面部は、色及び模様の少なくとも一方で、互いに異なっており、
    前記下面部、及び前記左右2つの側面部の1つには模様があり、残りの2つは互いに異なる色の1色であり、
    前記下面部及び前記左右2つの側面部の2つの一方は黒色の一色であり、他方は白色の一色であるか、または前記下面部及び前記左右2つの側面部の2つは、それぞれ一色であり、互いに補色となる色である、
    宅配ボックスの寸法測定装置。
  2. 請求項1に記載の宅配ボックスの寸法測定装置において、
    前記模様は、斜格子模様、または市松模様、または格子模様である、
    宅配ボックスの寸法測定装置。
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